令和 2年 6月 定例会(第2回)令和2年第2回市川三郷町議会定例会(第1日目) 1.議事日程 令和2年6月2日 午前10時00分開議 於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 報告第1号 令和元年度市川三郷町
一般会計繰越明許費繰越計算書 報告第2号 令和元年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書 報告第3号 令和元年度市川三郷町
上水道事業会計予算繰越計算書 日程第4 議案第50号 市川三郷町税条例中改正について 議案第51号 市川三郷町税条例中改正について 議案第52号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について 議案第53号 市川三郷町都市計画税条例中改正について 議案第54号 市川三郷町介護保険条例中改正について 議案第55号 市川三郷町町営住宅設置および管理条例中改正について 議案第56号 令和2年度市川三郷町一般会計補正予算(第4号) 議案第57号 令和2年度市川三郷町
国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 議案第58号 令和2年度市川三郷町
介護保険特別会計補正予算(第1号) 議案第59号 令和2年度市川三郷町
訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第1号) 議案第60号 令和2年度市川三郷町
簡易水道特別会計補正予算(第1号) 議案第61号 令和2年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号) 議案第62号 令和2年度市川三郷町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第5 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(13名) 1番 秋山豊彦 2番 笠井辰生 3番 齋藤美佐 4番 丹澤 孝 5番 小川好一 6番 高尾 貫 7番 笠井雄一 9番 有泉 希 10番 松野清貴 11番 三神貞雄 12番 村松武人 13番 秋山詔樹 14番 一瀬 正 3.欠席議員(1名) 8番 川崎充朗 4.会議録署名議員 2番 笠井辰生 3番 齋藤美佐 4番 丹澤 孝 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(22名) 町長 久保眞一 政策秘書課長 一瀬 浩 防災課長 塩沢正也 総務課長 石原千秀 財政課長 薬袋和幸 町民課長 武田真一 税務課長 芦沢 正 いきいき健康課長 望月和仁 つむぎの湯所長 内藤 勝 福祉支援課長 渡邉まゆみ 保育課長 渡辺浩志 農林課長 望月順二 商工観光課長 林 茂一 生活環境課長 丹沢宏友 土木整備課長 井上靖彦 まちづくり推進課長 渡辺 潤 会計管理者 保坂秀樹 三珠支所長 窪田正彦 六郷支所長 木村竹実 教育長 渡井 渡 教育総務課長 望月利偉 生涯学習課長 森川規彦 6.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名) 議会事務局長 海沼良明 議会事務係長 進藤陽子 議会書記 芦沢順司 議会書記 櫻井 茂 議会書記 望月恵美 開会 午前10時00分
◎議会事務局長(海沼良明君) おはようございます。 開会にあたりまして、あいさつを交わしたいと思います。 ご起立ください。 相互に礼。 ご着席ください。
○議長(高尾貫君) マスクの着脱をお許しいただきたいと思います。 おはようございます。 開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位には、公私極めて多忙のところ、本定例会にご出席賜り、厚く御礼を申し上げます。 県内においても、新型コロナウイルス感染に伴う緊急事態が解除されておりますが、それ以降も感染者が確認されております。本町におきましても、延べ13回の感染症対策本部会議が開催され、その都度、決定事項については、町内放送等を通じて報告をいただいているところでございます。引き続き、三密を含む、新たな生活様式など、ガイドラインに基づいた自粛要請に応えてまいりたいと思います。 さて、市川三郷町議会におきましては、地球温暖化防止、省エネルギー対策から、本定例会と9月定例会を軽装期間とし、本会議、委員会を上着、ネクタイは非着用でよいこととしますので、ご協力をお願いし、開会のあいさつといたします。 なお、一部報道機関から議場内での冒頭のみでの写真撮影許可の申し出がありましたので、これを許可しましたので、ご了承願います。 また、第8番、川崎充朗君より、本日、所用のため欠席する旨の届け入れがされておりますので、ご了承願います。 ただいまから、令和2年第2回市川三郷町議会定例会を開会します。 本日の会議を開きます。 3月定例会以降の諸般の報告は、お手元に配布したとおりであります。 続いて、一部事務組合議会の報告を組合議会議員に求めます。 はじめに、三郡衛生組合議会の報告をお願いします。 第11番、三神貞雄君。
◆11番議員(三神貞雄君) 議長の命により、三郡衛生組合の議会報告をいたします。 令和2年三郡衛生組合議会第1回定例会は、3月27日に開会され、本町からは、一瀬正議員、笠井辰生議員、齊藤美佐議員と私、三神が出席しました。 本定例会に提出された議案は、条例改正2件、指定金融機関の指定1件、令和2年度当初予算3件の計6件でありました。 それでは内容について報告いたします。 まず、職員給与条例の一部改正につきましては、人事院および県人事委員会の勧告に伴い、給与条例の一部を改正するものでありました。 次に、非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、会計年度任用職員による報酬等の見直しに伴い条例の一部を改正するものでありました。 次に、指定金融機関の指定については、地方自治法に基づき、議会の議決を経る必要があることから議案提出がされたものでありました。 次に、令和2年度当初予算について報告いたします。 一般会計予算につきましては、歳入歳出予算総額を2,604万6千円、前年度より194万4千円の増で、例規集構築費が増額の主な要因でありました。 主な歳入は、分担金2,422万6千円で、本町の分担金は400万3,520円で負担割合は16.5%であります。 主な歳出は、総務費2,475万8千円で歳出総額の95%であります。 次に、
し尿処理事業特別会計予算につきましては、予算総額は2億6,606万5千円で、前年度とほぼ同規模でありました。 主な歳入は、分担金2億4,584万4千円であり、本町の分担金は3,976万3,511円で、負担割合は全体の16.2%であります。 主な歳出は、し尿処理場費2億6,504万5千円で、本年度の主な工事は貯留槽の
地下室フロア塗床防食補修工事4,110万円でありました。 次に、火葬事業特別会計予算につきましては、予算総額1億9,414万3千円、前年度に比べ1,438万6千円の増額で、大規模改修による実施設計ならびに長寿命化計画の策定費用を計上したことが増額の主な要因であります。 主な歳入は、分担金1億6,101万2千円であり、本町の分担金は1,946万6,351円で、負担割合は全体の12.1%であります。 主な支出は、火葬場費1億1,811万3千円、財政調整基金費7,503万円で、基金費は今後の大規模改修に備えての積立てであります。 提出された6案件は、いずれも原案のとおり可決されました。 以上、三郡衛生組合議会の報告とさせていただきます。
○議長(高尾貫君) 次に、峡南広域行政組合議会の報告をお願いします。 第10番、松野清貴君。
◆10番議員(松野清貴君) 議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 令和2年峡南広域行政組合議会第1回定例会は、3月24日に開会され、本町からは秋山議員と村松議員と私、松野が出席しました。 提出された議案は、条例制定1件、条例改正1件、令和元年度補正予算3件、令和2年度予算3件であり、いずれも原案どおり可決され、議案審査の結果は次のとおりでありました。 まず、条例制定の件では、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、関係条例の一部改正を行うためのものでありました。 次に、峡南広域行政組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例中改正の件は、職員の夏季休暇について、山梨県および関連する一部事務組合との付与日数の標準化を図るため改正を行うものでありました。 続いて、令和元
年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第3号)では、歳入歳出それぞれ2,797万3千円を減額するもので、歳入では、組合費負担金、町電算システム負担金等を減額し、繰越金を追加するものでありました。 歳出では、各事業における不用額の減額が主なもので、減額分の一部は各町に返還し、残額を財政調整基金等に積み立てるものでありました。 次に、令和元
年度峡南広域行政組合介護保険特別会計補正予算(第3号)では、歳入歳出それぞれ651万円を追加するもので、歳入では、介護保険収入、繰越金等を増額し、介護保険事業収入の減額を行い、歳出では、不用額の減額のほか、基金に積み立てを行うものでありました。 次に、令和元
年度峡南広域行政組合峡南ふるさと市町村圏特別会計補正予算(第2号)では、歳入歳出それぞれ328万3千円を追加するもので、歳入については財産収入、繰越金を追加し、歳出については基金に積み立てを行うものでありました。 続いて、令和2年度
峡南広域行政組合一般会計予算では、歳入歳出予算の総額を18億1,325万7千円とするもので、歳入の主なものは分担金及び負担金で、歳入全体の90.8%を占めています。 歳出の主なものは人件費をはじめとする経常経費となっており、その他、主な事業としては、消防施設費において、救助工作車の更新が予定されております。 次に、令和2年度
峡南広域行政組合介護保険特別会計予算では、予算の総額を2億1,580万5千円とするもので、歳入の主なものは、介護保険収入で、全体の84.3%を占めています。 歳出の主なものは、特別養護老人ホーム等の運営費でありました。 次に、令和2年度
峡南広域行政組合峡南ふるさと市町村圏特別会計予算では、予算の総額を672万1千円とするもので、歳入の主なものは、財産収入、基金繰入金等で、歳出の主なものは、総合パンフレットの修正他、組合のネットワーク維持費などでありました。 以上で、峡南広域行政組合の報告を終わります。
○議長(高尾貫君) 続いて、
中巨摩地区広域事務組合議会の報告をお願いします。 第5番、小川好一君。
◆5番議員(小川好一君) 議長の命により、
中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 令和2年
中巨摩地区広域事務組合議会3月定例会は、3月26日に開会され、本町からは高尾議員と私、小川が出席いたしました。 本定例会に提出された議案は、条例改正1件、令和元年度補正予算5件、令和2年度当初予算6件、同意案件1件の合計13議案でありました。 それでは、主な内容について報告いたします。 まず、職員給与条例中改正については、人事院および県人事委員会の勧告に伴い、給与条例の一部を改正するものでありました。 次に、令和元年度補正予算について報告いたします。 一般会計補正予算(第2号)は237万2千円を追加するもので、歳入は財産収入と繰越金を増額し、歳出では一般管理費における人件費の減額を基金へ積み立てるものでありました。 次に、
ごみ処理事業特別会計補正予算(第2号)では9,931万3千円を増額するもので、歳入は使用料及び手数料の減額と、繰入金と繰越金、諸収入の増額を、歳出では、人件費と需用費、委託料等の減額を、基金へ積み立てるものでありました。 次に、
老人福祉事業特別会計補正予算(第2号)」は34万6千円を増額するもので、歳入は、繰越金等を増額し、歳出では、人件費と光熱水費等の減額を、基金に積み立てるものでありました。 続きまして、令和2年度当初予算について報告いたします。 令和2年度一般会計の予算額は5,682万7千円で前年度と比べ246万6千円の増額となりました。 主なものは、歳入で負担金が331万8千円等の増加、歳出では総務費246万6千円の増額でありました。 次に、
ごみ処理事業特別会計予算は、予算額16億409万4千円で、前年度と比べ3億3,408万2千円の増額となりました。 主なものは、歳入で負担金が3,279万2千円の増加および基金繰入金3億円の増額で、歳出では、ごみ処理管理費3億3,408万1千円の増額等でありました。増額の最大の要因は、中央制御室のDCS更新工事の3億5,450万円で、前回更新工事より10年を過ぎ、残り11年を支障なく処理するためとの説明でありました。 次に、
勤労青年センター事業特別会計予算は、予算額5,103万8千円で前年度と比べ363万2千円の増額でありました。 主なものは、歳入で負担金が343万円の増額、歳出では勤労青年センター管理費が363万2千円の増額でありました。 次に、公平委員会委員の選任については、1名の任期が満了したため、新たに中央市の河西忠衛氏の選任が同意されました。 提案された議案は13件で、いずれも原案どおり可決同意されました。 以上、
中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。
○議長(高尾貫君) 続いて、峡南衛生組合議会の報告をお願いします。 第1番、秋山豊彦君。
◆1番議員(秋山豊彦君) 議長の命によりまして、峡南衛生組合議会の報告をいたします。 令和2年第1回峡南衛生組合議会定例会は、3月26日に開会され、本町からは川崎議員と私が出席いたしました。 本定例会に提出されました案件は、令和元年度補正予算1件、令和2年度当初予算1件の計2件でありました。 まず、令和元年度一般会計補正予算(第3号)につきまして、報告いたします。 歳入歳出それぞれ621万4千円を追加するもので、主な歳入は、繰越金の減額433万円および前年度繰越金1,178万3千円の追加でありました。 主な歳出は、衛生費および南部総務費等の不用額814万1千円を減額し、財政調整基金へ1,435万5千円を追加し積立てるものでありました。 次に、令和2年度一般会計予算について、報告いたします。 歳入歳出総額は5億931万2千円、前年度に比べ2,561万3千円の減で、生ごみ処理事業の終了が主な減額の要因でありました。 主な歳入は、分担金及び負担金4億3,706万7千円で、本町の負担額は4,975万6千円、全体の11.4%でありました。 歳出の主な増減額は、総務費で会計年度任用職員の減に伴い542万5千円の減、衛生費で生ごみ処理事業終了に伴い3,502万7千円の減、および南部総務費では、雑排水槽防触塗装修繕費等として1,629万9千円の増との説明がありました。 提出されました2案件は、いずれも原案どおり可決されました。 また、議案採決後には、議長および副議長の辞職に伴い選挙が行われ、新議長に本町の川崎議員がなり、新副議長に早川町の米山久志議員がそれぞれ就任されました。 以上で、峡南衛生組合議会の報告といたします。
○議長(高尾貫君) 続いて、
峡南医療センター企業団議会の報告をお願いします。 第9番、有泉希君。
◆9番議員(有泉希君) 議長の命により、
峡南医療センター企業団議会の報告をいたします。 令和2年
峡南医療センター企業団議会第1回定例会は、3月25日に開会され、本町からは丹澤議員、松野議員、村松議員、そして私、有泉が出席しました。 審議された2案件は、いずれも原案のとおり、可決されました。 それでは、議案について報告いたします。 地方公務員及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例についてでは、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、所要の改正をするものでありました。 次に、令和2年度企業団会計予算で、業務の予定量として、病院事業では2病院の合計として病床数は248床、年間入院患者数は5万2,560人で、年間外来患者数は12万1,740人などとするものでありました。 介護老人保健事業では、2老健の合計として、入所定員170人、通所定員42人、年間入所者数5万8,400人、年間通所者数8,646人などとするものでありました。 収益的収入及び支出では2病院の合計額として、病院事業収益においては、39億7,704万円、病院事業費用は39億2,898万2千円、2老健の合計額として介護老人保健施設事業収益においては9億1,680万円、介護老人保健施設事業費用は9億6,229万6千円とするものでありました。 資本的収入及び支出では、2病院の合計額として、病院事業資本的収入及び支出とも3億9,906万6千円、2老健の合計額として、
介護老人保健施設事業資本的収入及び支出とも7,741万円とするものでありました。 以上、
峡南医療センター企業団議会第1回定例会の報告といたします。
○議長(高尾貫君) 続いて、
山梨西部広域環境組合議会の報告をお願いします。 第4番、丹澤孝君。
◆4番議員(丹澤孝君) 議長の命により、
山梨西部広域環境組合議会の報告をいたします。 令和2年第1回
山梨西部広域環境組合定例会は、3月30日に開会されました。 まず、議長・副議長の選挙があり、議長に中央市の福田清美議員、副議長に甲斐市の長谷部集議員がそれぞれ選出されました。 本定例会に提出された案件は、議員提出議案3件、専決処分案件21件、条例案件21件、予算案件1件、人事案件5件の計51案件でありました。 それでは、内容について報告いたします。 まず、議員提出議案についてであります。 組合議会会議規則の制定について、組合議会傍聴規則の制定について、および管理者の専決事項の指定についての3件については、組合議会における手続きや規律、議会の傍聴に関する規則のほか、管理者において専決できる事項を指定しておく必要があるため、組合議会議員全員で提出したものであり、いずれも原案のとおり可決されました。 次に専決処分案件についてであります。 議案第1号から議案第21号につきましては、山梨西部広域環境組合の設置に伴い組合議会が成立していなかったため、組合事務局の設置条例をはじめ、監査委員に関する条例、公平委員会の設置条例、職員定数条例、職員給与条例、職員の懲戒、分限、勤務時間、旅費、休暇に関わる条例などを、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分をしたものです。 専決処分案件のうち、令和元年度一般会計予算について説明いたします。 予算の総額は1,318万4千円で、職員4名分の人件費や各種リース料、4月より新たな事務所となりました中央市立旧田富つくし児童館の改修工事費が主な内訳であります。 専決処分案件の21案件は、いずれも原案のとおり承認されました。 次に、条例案件についてであります。 議案第22号から議案第41号および議案第43号につきましては、給与条例の一部改正をはじめ、情報公開条例、個人情報保護条例、行政不服審査会条例、手数料条例、組合議員・監査委員・公平委員の報酬及び費用弁償に関する条例、財政調整基金条例などが提案されました。 続いて、予算案件であります。 令和2年度一般会計予算についてであります。 予算の総額は、1億7,232万円で、職員11名分の人件費や財務会計システム等の使用料、公用車をはじめとする各種機器のリース料のほか、各種計画の策定業務委託料等が主な内訳であります。 条例案件21件および予算案件1件は、いずれも原案のとおり可決されました。 続いて同意案件であります。 監査委員の選任につき同意を求めることについては、北杜市より早川昌三氏および、南アルプス市の矢崎俊秀氏の選任が同意されました。 また、公平委員会委員の選任につき同意を求めることについては、韮崎市より藤原芳洋氏、早川町より望月公八氏、富士川町より川手貞良氏の選任が同意されました。 同意案件の5件は、いずれも原案のとおり同意されました。 以上、
山梨西部広域環境組合議会の報告とさせていただきます。
○議長(高尾貫君) 以上で、報告を終わります。 日程に入ります。
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○議長(高尾貫君)
△日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定によって、 第2番 笠井辰生君 第3番 齋藤美佐さん 第4番 丹澤 孝君 以上、3名を指名いたします。
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○議長(高尾貫君)
△日程第2 会期の決定を議題とします。 本件については、議会運営委員会において協議がされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第9番 有泉希君。
◆議会運営委員長(有泉希君) 議長の命により、議会運営委員会の報告をいたします。 令和2年第2回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、去る5月22日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日6月2日から12日までの11日間とします。この間、6日、7日を休会日とし、4日、5日、9日、10日、11日を予備日とします。 本日は、この後、報告第1号から報告第3号までの3件の繰越計算書の報告を行います。 次に、議案第50号から議案第62号までを一括上程、説明・質疑を行った後、各常任委員会へ付託いたします。 続いて、一般質問を行います。 一般質問は4人が行います。 次に、3日、8日の2日間を各常任委員会の審査日にあて、3日を総務厚生常任委員会、8日を教育土木常任委員会とし、いずれも午前9時から開議することとします。 続いて、12日の最終日を本会議とし、付託案件についての委員長報告を行うことといたします。 また、追加議案が提出されました場合には日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布した日程のとおりであります。 以上、議会運営委員会の報告といたします。
○議長(高尾貫君) お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告どおり、決定することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から6月12日までの11日間に決定いたしました。
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○議長(高尾貫君)
△日程第3 報告第1号 令和元年度市川三郷町
一般会計繰越明許費繰越計算書、報告第2号 令和元年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書、報告第3号 令和元年度市川三郷町
上水道事業会計予算繰越計算書の報告についてを議題とします。 執行部の報告を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、令和2年市川三郷町議会第2回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多用の中、ご出席を賜り、ここに定例会が開会できますことに厚くお礼を申し上げます。 また、平素、町行政の推進に深いご理解と、ご協力をいただいておりますことに、併せて感謝を申し上げます。 はじめに、新型コロナウイルスについてでありますが、5月25日、緊急事態宣言が継続されていました、東京、神奈川、埼玉、千葉の首都圏1都3県と北海道が解除となり、全国47都道府県で全面解除となりました。 4月7日、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言を発出、4月16日、特定警戒都道府県に4月7日、緊急事態宣言発出の7都府県に北海道、茨城、石川、岐阜、愛知、京都を加えた13都道府県に発出、同4月16日、緊急事態宣言を対象地域を拡大し、山梨県など全都道府県に発出、4月7日の緊急事態宣言発出から49日で全面解除となりました。 新型コロナウイルスは感染力の強い未知なるウイルスであり、治療薬、ワクチンがない以上、周期的な感染再拡大を防ぐ備えの再構築が急務であると思います。 屋内、屋外施設の制限緩和、自粛緩和につきましても、町のガイドラインに沿って、段階的緩和といたします。県等をまたぐ移動は引き続き自粛継続となります。 県は、5月28日、新たに男女4人の感染を確認したことを公表しておりますが、61例目40代女性、この方は再陽性ということで、感染者数にはカウントされておりません。 62例目60代女性、63例目男子中学生、64例目男子高校生であります。62例目60代女性は、5月26日、市川三郷病院を受診しております。この方は町民の方ではございません。 その後、親族お二人、病院での同じ時間帯の受診者23人と、その後23人、医療従事者46人、計94人、5月31日、PCR検査の結果、全員陰性でありました。 残りの約30人の職員につきましては、昨日、6月1日、PCR検査を実施しておりまして、先ほど電話で確認いたしましたが、結果は明日出るということでございます。 それから、もう1つご報告ですが、定額給付金の状況について、ご報告申し上げます。 基準日は4月27日でございますが、5月19日から申請を受け付けておりまして、人口、これは住民基本台帳からの人口ですが1万5,597人、申請、昨日現在ですが1万4,003人、率で89.78%、残り1,594人、世帯数では6,672世帯、申請5,872世帯、88.01%、残り800世帯であります。8月18日までの期限でございます。 それからもう1つ報告申し上げます。 今年、10月10日開催予定の第32回神明の花火大会は、中止とさせていただきます。新型コロナウイルス感染症は国難であり、強い感染力、未知なるウイルスから命を守ることを第一とし、さらに感染再拡大第2波への警鐘もあり、昨日、6月1日の実行委員会で決定いたしましたので、ご報告申し上げます。 本日、ご提案申し上げます案件は、報告3件、条例改正6件、令和2年度市川三郷町一般会計・特別会計補正予算7件の16案件であります。 それでは、報告第1号からご説明申し上げます。 報告第1号 令和元年度市川三郷町
一般会計繰越明許費繰越計算書 本件は、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越明許費繰越計算書のとおり報告いたします。 報告第2号 令和元年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書 本件は、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越明許費繰越計算書のとおり報告いたします。 報告第3号 令和元年度市川三郷町
上水道事業会計予算繰越計算書 本件は、地方公営企業法第26条第2項但し書きの規定により、予算繰越計算書のとおり報告いたします。 以上でございます。 よろしくお願い申し上げます。
○議長(高尾貫君) ただいまの報告について、質疑はありますか。 14番、一瀬正君。
◆14番議員(一瀬正君) 町長の報告の中にもありましたが、5月26日に市川三郷病院でのコロナ感染患者が受診されていた件なんですが、いろいろな情報や噂が飛び交っています。患者のこと、市川三郷病院のことについて、もう少し詳しくご説明いただきたいと思います。 この、まず第1に、この患者さんは何科を受診されておられる方かが1点。それから2点目に、休診となっている外来診療科があると聞いているんですが、それはどうなのかについて教えてください。 それから、3点目として、外来で受診された方が、病院の中へ入って、はじめてコロナ感染者がいたということを知ったということで、検査を病院の中でなくて、外でしてもらえないかと言って、たまたまその方、中にいらっしゃるようだけど、玄関をピンポンしたんですが、なかなか出てこなくて、そして入ったら玄関を開けておいてくださいということで、マスクをされていまして、聞いたら、実はこういう事情でと、今の話をしたみたいな、病院の中に入って、感染者がいたということで、私は2週間はこういう状況でいようと、心配しているんですよというようなことなんです。 本当に対応がきちんとしていかなければならないと、議員は何でも知っているかに、質問を町民はしてくるんです。そういう中で、いくつかを考えたんですが、先ほどの説明の中にもあったから、今言ったような点について、教えていただけたらと思います。
○議長(高尾貫君) 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) その受診された方について、最近誹謗中傷がかなりSNS等を含めて、かなりひどい状況も片方でありますから、どこまでその話をしていいのかなという点はあるんですが、困ったなという思いです。 ただ、1つ反省点ね、一瀬議員がご指摘の反省点は、その方がPCR検査を富士川病院のほうで受けて、検査結果が出る前に、本町、市川三郷病院を受診されたということですね。だから、本当は富士川病院でPCR検査を受けたということが、市川三郷病院に分かっていれば、結果が出るまでお待ちいただくか、対応ができたと思うんですが、病院間のそこがきちんとできていなかった点は反省点としてあるのではないかと思っております。 それから、診療科目に今言った一緒に病院の中におられた方は、23人、濃厚接触者といわれた方が、ご親族お二人と、病院の直接濃厚接触者といわれた方が23人と、病院の従事者10人いて、35人が最初、保健所の判断で濃厚接触者となりまして、すぐにPCR検査を受けた結果、その方々は全員陰性だったんですが、その後の受診されている方23人と、残りの病院従事者、看護師職員含めて、全体で94人報告させてもらいますが、全員陰性で、残り30人の検査は今受けておりまして、先ほど電話で確認したら、まだ結果が出ないということで、明日、総務厚生常任委員会のときにはご報告できるかなと思っているんですが、そんな状況でございます。 それから、診療科目については、今、確認を取らせていただいております。ご報告申し上げます。
○議長(高尾貫君) いいですか。 そういうことで、診療科目は後ほどということでご理解をいただきたいと思います。 ただいまの報告について、質疑を終わります。
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○議長(高尾貫君)
△日程第4 議案第50号から議案第62号までの13議案を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 総務課長、石原千秀君。
◎総務課長(石原千秀君) 市川三郷病院の診療科目ですが、常勤医のいる科は外来診療をしているということで、内科、外科、泌尿器科、眼科になります。その他の科につきましては、常勤医が薬の処方のみ対応をしているという状況です。
○議長(高尾貫君) 12番、村松武人君。
◆12番議員(村松武人君) 今、一瀬議員が言ったのは、何科の患者さんですかということですので、それはたぶん執行機関では言えないと思いますが、それだけちょっと言えない理由があると思うんです。個人情報の問題とか、いろいろなことがありますので、何科の患者さんということが言えない場合があると思うんですよね。
○議長(高尾貫君) 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 公表する場合の、県もそうですけども、本人の承諾が得られてはじめて公表しているんですね。承諾がない場合には、その所在地も、だいたい何十代の女性、生活圏がどこという範囲で、それより詳しくは、本人の同意がないとなかなか公表していないというのが現状で、その60代の女性と申し上げましたから、何科ということになると、ある程度分かってしまうような状況もあるかと思って、ちょっと慎重になっているところでございます。
○議長(高尾貫君) そういうご答弁でございます。 引き続きまして、提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 提案理由の説明を申し上げます。 議案第50号 市川三郷町税条例中改正について 議案第51号 市川三郷町税条例中改正について 議案第52号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について 議案第53号 市川三郷町都市計画税条例中改正について 一括して提案理由の説明をいたします。 地方税法等の一部を改正する法律等が施行されたことに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第54号 市川三郷町介護保険条例中改正について 介護保険法施行令等の一部を改正されたことに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第55号 市川三郷町営住宅設置および管理条例中改正について 町営住宅の入居手続きに必要な連帯保証人の確保が困難とならないよう、連帯保証人の住所要件を緩和するため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第56号 令和2年度市川三郷町一般会計補正予算(第4号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ1,817万7千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ108億5,718万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は、変更2件であります。 議案第57号 令和2年度市川三郷町
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は事業勘定では、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ65万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ18億4,909万8千円とするものであります。 直営診療施設勘定では、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ24万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,638万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第58号 令和2年度市川三郷町
介護保険特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ612万1千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ21億7,268万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第59号 令和2年度市川三郷町
訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ10万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,434万円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第60号 令和2年度市川三郷町
簡易水道特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ112万9千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億4,078万5千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第61号 令和2年度市川三郷町
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ6万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ10億1,618万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第62号 令和2年度市川三郷町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ167万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億4,951万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 よろしくお願い申し上げます。
○議長(高尾貫君) これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件については、議会運営委員長の報告にもありましたように、所轄の委員会に審査を付託いたします。 したがって、ここでは大綱的な質疑をお願いいたします。 これより質疑に入ります。 (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、各常任委員会に審査を付託いたします。 これに異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員会に審査を付託することに決定しました。 ここで暫時休憩いたします。 再開は11時15分とします。 休憩 午前11時01分
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○議長(高尾貫君) 再開いたします。
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○議長(高尾貫君)
△日程第5 一般質問を行います。 第3番、齋藤美佐さんほか3名から通告がありましたので、順次発言を許します。 第3番、齋藤美佐さんの質問から入ります。 第3番、齋藤美佐さん、一般質問を許します。
◆3番議員(齋藤美佐君) 手話言語条例の町ですので、毎回はじめの自己紹介のみ、手話でさせていただきます。 3番、齋藤美佐です。 よろしくお願いいたします。 まずは、新型コロナウイルスで、影響を受けているすべての国民に対しての特別定額給付金ですが、本町では5月29日から、毎週金曜日に給付が始まり、喜びのお声を伺っております。 ほかの市町と比べても、比較的早い段階からの給付、また円滑に進んでいる陰には、担当してくださっておられる職員の皆さまの奮闘のおかげと感謝を申し上げます。 町独自の、さまざまな支援事業に対しましても、感謝を申し上げます。 また、医療従事者の方々へ、敬意と感謝の気持ちを表すブルーライトアップも好評です。新型コロナに対する警戒心を緩めてはいけないという気にもさせてくれるので、しばらくの間の点灯は評価するところであり、重ねて感謝を申し上げます。 それでは、一般質問に移らせていただきます。 GIGAスクール構想およびオンライン学習について。 文部科学省が進めるGIGAスクール構想は、義務教育を受ける児童生徒のために1人1台の学習用パソコンと高速ネットワーク環境などを整備する5年間構想の計画のことで、昨年12月よりですが、教育におけるICTを基盤とした先端技術等の効果的な活用が求められております。 そんな中、新型コロナウイルスの感染拡大で小中学校や高校などの休校が長期化する中、町内の保護者さんから学力低下を心配する声が多く、オンライン学習の導入を望む声が高まっております。 学校再開においても、新しい生活様式を踏まえての学校生活の形が始まっておりますが、今後、子どもたちの学びをどう保証していくのか、子どもの学ぶ機会を確保し、学力の維持・向上につなげる取り組みを進める必要があると思います。 休校の間、子どもたちは学校から出されたプリントなどの課題に取り組んでいるケースが多いと思いますが、十分に理解が進まないことが現状なのではないでしょうか。学校が再開した後、授業についていけるかと心配する保護者さんの、声も多く聞かれます。 今後、第2波、3波の恐れも懸念されておりますので、こうした不安に応えるためには、休校中であっても、教師から直接教わることができる環境づくりに知恵を絞ることが重要だと考えます。 さらなるICTの、充実が期待される中、2020年度の国の補正予算には小中学校での1人1台のパソコンなど端末整備を前倒しする予算が盛り込まれております。それを踏まえて4点、質問させていただきます。 1.家庭におけるWi-Fi環境とコンピューター端末の保有状況について。 2.通信ネットワークの整備計画について。 3.インターネット接続に必要なモバイルルーターを家庭に貸し出す支援策は。 4.オンライン学習導入の考えは。
○議長(高尾貫君) 教育長、渡井渡君。
◎教育長(渡井渡君) 齋藤美佐議員の一般質問にお答えします。 GIGAスクール構想およびオンライン学習についての1点目、家庭におけるWi-Fi環境とコンピューター端末、パソコン・タブレットの保有状況についてでありますが、本年5月1日に各学校長に依頼し、調査していただいたところ、820のご家庭のうち780のご家庭、95.1%から回答をいただきました。Wi-Fi等接続環境にあるコンピューター端末、パソコン・タブレットを保有しているのは570のご家庭で73.1%となります。 2点目の、通信ネットワークの整備計画についてでありますが、本年度、高速通信ネットワーク整備工事設計監理業務委託を既に発注し、管内10校の無線LAN構築と電源キャビネット設置についての調査・設計を行っております。設計終了後に整備工事を行い令和3年2月末までに整備を完了する予定となっております。 1人1台端末機の整備としましては、本議会におきまして小学5年生・6年生、中学1年生の400台分を予算要求しております。さらに令和5年度までに整備予定であった残りの学年、小学1年生から4年生、中学2年生・3年生の約600台分についても国の方針により前倒しとなったため、今年度中に整備をする予定でおります。 3点目の、インターネット接続に必要なモバイルルーターを家庭に貸し出す支援策についてでありますが、オンライン授業を行う場合に、インターネット環境にないご家庭につきましては、モバイルルーター等接続機器が必要となります。しかし、接続機器を貸与した場合、通信費用の負担等課題がいくつかあると考えますので、さらに研究を進めていきたいと考えております。 4点目の、オンライン学習導入の考えはについてでありますが、本町においては、動画配信による授業を実施した学校もあります。また、休校期間中に、国・県の動画配信を使った家庭学習を各学校とも進めてまいりました。 オンライン学習につきましては、モバイルルーターの貸し出し以外にもインターネット接続時のセキュリティー面の問題、学校における準備等実施するにあたり解決しなければならない諸課題がいくつかあります。 しかし、オンライン授業の重要性・必要性は理解しておりますので、新型コロナウイルス感染の第2波、第3波が来て再び休校することも想定し、費用面についても考慮しながら研究を進めていきたいと考えております。 以上、答弁といたします。
○議長(高尾貫君) ほかに質問ありますか。 齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) 公明党が推進するGIGAスクール構想は、本来、2023年までが目標地点でありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校に伴い、小中学生に1人1台のパソコンや、タブレット端末などを整える予算が前倒しをされ、情報通信技術を活用したオンライン学習が一気に注目されるようになりました。 本町でも、今、ご答弁いただきました、この6月議会の補正予算で小学校5年、6年と、中学1年生に関して、400台分を計上していただき、またそのほかの小中学生にも今年度中600台というご答弁をいただきまして、ありがとうございます。 文部科学省は、学びを補償するための予算として、ICT技術者の配置の経費も助成をいたします。また、通信環境が整わないご家庭へのモバイルルーターの貸与や、学校側が使用するカメラなどの通信装置も支援するとのことであります。 ご答弁いただきました保有状況ですけど、73.1%とのことでございましたが、残りの25%ほどのご家庭については、どのような対応をされますでしょうか。
○議長(高尾貫君) 教育総務課長、望月利偉君。
◎教育総務課長(望月利偉君) 残りの家庭ということで、200数世帯になるかと思われますが、オンライン授業等を支援する、実施する場合につきましては、端末を保有していない世帯へ端末機器の貸し出し、またインターネット接続環境にない世帯につきましては、やはりモバイルルーター等の貸し出しを考えております。 こちらは、先ほどありました400台、こちらにつきましても、学校からの持ち帰りを可能とするような形で考えておりまして、活用のルール等を作成し、セキュリティーの確保や、長時間の利用による健康面の影響も配慮するように、学校にお願いしてまいります。 以上、答弁といたします。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) 先月の27日には、光ファイバー回線整備の補助事業を拡充ということで回線に接続できない学校など、地域の回線整備を加速させるための予算案も閣議決定をいたしました。 学校への、ICT環境整備は、教育の質向上につながると期待をされております。校内での双方向型の一斉授業や、子ども一人ひとりの状況に応じた個別学習、ネットや、さっきも市川南小、中でもYouTubeが配信をされておりますけども、動画を活用した授業などが可能になります。仮に、災害や感染症の発生といった、緊急時の臨時休校があっても、児童生徒が端末を持ち帰れることによって、オンライン学習もできるようになります。 先行して、整備に取り組んでいた自治体は、コロナ禍に役立てることができたということです。長崎県対馬市は、18年5月から市立中の全生徒にタブレット端末の貸与をはじめ、同市立中学校のうち、鶏知中学校では、3月の臨時休校中、学校側は1日4時間分の課題を自宅にいる生徒の端末に送信、生徒は課題に取り組み、その解答用紙などの画像を教員に送り、採点してもらうそうで、生徒の毎日の健康観察も端末を通して行っているとのことです。 同校の校長先生は、30人以上のクラスでも、先生が課題を出すと生徒からすぐに返信があり、一人ひとりの学習状況を円滑に把握できている。多くの教員が、ICTの利便性を再確認したと語っておられたとのことです。 本町でも、学校再開となり、にぎやかになってうれしい限りでございますが、新型コロナウイルスとの戦いは長期戦が予想されており、第2波、3波に備えるためにも、早急な整備が求められるかと思います。予算枠は設けられましたので、本町でもそのへんをうまく使っていただきたいと思います。円滑な実施を後押しするため、文科省は自治体などからの相談に対応するICT活用教育アドバイザー事務局を設置し、ICT環境整備のサポートに全力を挙げております。ハード面の整備をすると同時に、教師が指導する力も高めていかなくてはなりません。 先生方には感謝しかありませんが、先生方のITリテラシー、ITの知識を向上させる取り組みとして、本町でICT支援人材の配備について、どのようにお考えでしょうか。
○議長(高尾貫君) 教育総務課長、望月利偉君。
◎教育総務課長(望月利偉君) オンライン授業の実施するための学校の準備ということでICT支援員の方につきましては、サポート役として活用が期待されます。それですので、学校現場とよく相談をしまして、必要に応じて対応してまいります。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) ありがとうございます。 一方、先ほどのご答弁の中にもありましたけれども、通信費の負担が大きいとの心配もございます。そこで、冒頭申し上げました20年度第1次補正予算に盛り込んだ、地方創生臨時交付金は、自治体の判断でICTの環境整備や、通信費でも使えるようにしたとのことです。アドバイザー事務局が課題を聞き取りしながら解決し、GIGAスクール構想の実現を急ぎたいと文科省でも前倒しに対しては積極的であります。 この通信費のことも含め、最後、教育長にオンライン学習を見据えた展望について、お伺いをしたいと思います。
○議長(高尾貫君) 教育長、渡井渡君。
◎教育長(渡井渡君) これからの学校教育におきまして、ICTを活用した学習活動というのは、教育活動というのは非常に重要だというふうに認識をしております。その中で、GIGAスクール構想が進んでいるわけですけれども、それらを活用しながら、特に今回の休校措置においては、動画配信ですとか、オンライン授業の重要性とか、有効性が非常に明らかになってまいりましたので、いくつか課題もあるわけですけれども、先ほどの通信費の問題も含めまして、そういうものを解決しながら、さらに研究を進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(高尾貫君) 3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 第2波、3波に備えて、本町でも早急にオンライン学習の取り組みが進んでいくことを願い、次の質問に移らせていただきます。 コロナ禍における災害対応について。 今までに経験したことのない未知のウイルスと戦っている中の災害は、当然起きて欲しくありませんが、激甚化する災害に対して、避難所における新型コロナウイルス感染防止策の備えが叫ばれております。 梅雨などによる出水期を控え、密閉・密集・密接の3密回避など、命を守るための避難が感染を広げることにならないように備えていかなければなりません。 昨年10月の台風19号による大雨では、本町でも、380人の方が5カ所の避難所に避難をいたしましたが、本庁舎は狭くて溢れたり、避難所開設が暗くなってからで、ひとり暮らしの高齢者が来られなくなったり等の課題が残りました。今回はさらに災害と感染の両面から身を守ることを最優先で考えなければなりません。このことを踏まえ、次の5点についてお伺いいたします。 1.避難所の分散避難はどのように考えているか。 2.コロナ禍における防災教育を早急にすべきではないか。 3.避難所における応急的電気供給について伺いたい。 4.今後の防災会議等に女性委員の複数登用をすべきではないか。 5.避難所としての、現市川高校の活用方法を伺いたい。
○議長(高尾貫君) 答弁を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) コロナ禍における災害対応についてについてでありますが、1点目、避難所の分散避難はどのように考えているかにつきましては、コロナウイルス感染症を踏まえた避難方法でありますが、密閉・密集・密接の3密を避け、国の指針等を考慮し、基本的には分散避難が望ましいと考えております。まずは、親戚、友人、知人宅、または宿泊施設等など、広域的な事前自主避難場所の確保、またはご自宅の安全確認ができるのであれば、在宅避難も併せて検討をお願いいたします。 しかしながら、危険箇所区域内対象の方、ご高齢者等の方は、まずは災害から命を守るために、躊躇なく避難行動を実施していただきたいと考えております。 2点目の、コロナ禍における防災教育を早急にすべきではないかにつきましては、現在のところ、コロナウイルス感染症終息を急務としている中ではありますが、ご質問の防災教育につきましては、学校教育や社会教育の中で非常に重要なことと考えております。 今後は、防災知識の普及・啓発等を進めながら、感染症等を含む、あらゆる災害に適切に対応する能力の基礎を培うことを目的とし、あらゆる教育活動を通して、基本的な防災知識の育成に努めてまいります。 3点目の、避難所における応急的電力供給につきましては、近年大規模災害による長期にわたる停電が全国で多発しております。このような災害から町民の皆さまの大切な生命・財産を守るためには、非常用発電機は非常に重要な設備であると考えております。本年度、町では避難所の防災機能強化を図るため、非常用発電機を配備してまいります。 4点目の、今後の防災会議等に女性委員の複数登用をすべきにつきましては、国の防災基本計画の中には、男女双方の視点に配慮した防災を進めることは重要とされております。また、防災に関する政策方針の決定過程および、防災現場における女性の参画を拡大し、男女共同参画の視点を取り入れた防災体制を確立をする必要があると明記されております。本町においても、女性の視点からさまざまなご意見をいただきながら、防災会議等などに参画等を検討してまいります。 5点目の、避難所としての市川高校の活用方法につきましては、先に、2009年、平成21年に山梨県が策定した、県立高等学校整備基本構想の一環により、峡南地域の市川、増穂商業、峡南の3つの高校が統合となり、本年、新青洲高校が開校となりました。 ご質問の現市川高校は、既に避難所としての協定は締結しておりますが、現在、新設高校整備事業途中であり、新体育館建築のため、現市川高校につきましては、本年度中の解体決定となっておりますので、今後は協定内容の協議を進めてまいります。 以上、答弁といたします。
○議長(高尾貫君) ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) ご答弁ありがとうございます。 新型コロナウイルスは、昨年末に中国武漢で確認され、感染力も強く世界中が危機感を持って対応する状況になりました。先ほど、町長のご答弁にございました分散避難でございますけど、1例といたしまして、茨城県の南西部地域の取手市では、先週の日曜日に新型コロナウイルス感染症防止策を取り入れた避難所運営訓練を市内中学校で実施いたしました。 本町におかれましても、新型コロナウイルスを考慮した対策等がありましたら、具体的にお聞かせください。
○議長(高尾貫君) 防災課長、塩沢正也君。
◎防災課長(塩沢正也君) 齋藤議員のご質問は、具体的な内容ということですが、他県では訓練等を行っていることは確認しての状況ではございますが、本町につきましても、早期のコロナの対策の感染症を踏まえた出水期の時期、台風等の出水期に対応した避難所の運営および設置についての避難所の運営班、チームミーティングにより4月24日金曜日より第1回の会議を開催しております。この会議につきましては、毎月10課20名のチームにより避難所の運営ミーティングを行っております。 また、町民の皆さまに対しては、「広報いちかわみさと」につきましては、6月号1ページを使いまして、先ほど町長が申し上げました基本的な国の指針であります分散避難ということを明記した広報を町民の皆さまに周知している状況でございます。 以上です。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) ありがとうございます。 避難所運営委員会などでのご検討をまた引き続きお願いをしたいと思います。 関連でございますけど、群馬県の榛東村というところで、災害時の避難所開設や、初期運営に必要な備品一式をまとめた、避難所開設キットというのを導入していると、新聞記事で見たことがありました。その開設キットには、使用マニュアルをはじめ、案内標識やマスク、懐中電灯などを収納、発災後3時間程度の行動を想定し、避難所の速やかな開設と円滑な運営に役立てられるとのことですが、本町での導入はいかがでしょうか。 また、感染症などの対応に段ボールベッドの備蓄はいかがでしょうか。
○議長(高尾貫君) 防災課長、塩沢正也君。
◎防災課長(塩沢正也君) ただいまのご質問ですが、新型コロナウイルス感染症対策に向けて、避難所の対応につきましては、先ほど申し上げました避難所運営班のチームミーティングの中でも協議をさせていただきながら、防災アドバイザー、山下先生にも相談をしながら、昨年と同様、拠点を5カ所に避難所を開設する計画になっております。 5カ所につきましては、先ほど他県で申し上げました、お聞きしました、感染症防止キットと同様のものですね、本町につきましては、飛沫防止のシートを、非接触型の検温体温計などを各箇所には配備をすでにしておる状況でございます。 また、段ボールベッドにつきましては、今年の1月に開館になりました生涯学習センターを建築に当たりまして、防災機能班ということで、避難所としての生涯学習センターをどのように運営していくという班の中で、健康相談コーナーとかを開設する際には、段ボールベッド等が必要ということの検討課題を協議いたしました。その中で、すでに段ボールベッドにつきましては、生涯学習センターのほうに2床配備している状況でございます。また、図書館を開設するにあたって、段ボールの再利用をいたしまして、540個の段ボールにて段ボールベッドの製作をできるようなものの配備をしているところでございます。 以上です。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) 避難所開設の際に、検温とか、健康状態を確認ということで、検温探知機もあるということでよろしいということですね。 あと1つ、実際の避難所ですけど、このコロナ禍において、1人何平方メートルとかあったら教えてください。
○議長(高尾貫君) 防災課長、塩沢正也君。
◎防災課長(塩沢正也君) 通常避難所の室内における1人の避難所の面積というのは6平方メートルでございます。約1.8坪くらいになりますが、このコロナの感染症の対策としましては、距離をとるということで、その2分の1、昨年度は5カ所で881名の収容を台風の時点では計画をしておきました。実際、見えていただいた方は、370名ほどということで、今年のコロナの対応につきましては、2分の1の440名という収容の計画をしているところでございます。 以上です。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) ありがとうございます。 次に、コロナ禍における防災教育のことですけど、人類は紀元前の昔からさまざまな感染症と戦ってきました。1例でございますが、1918年スペイン風邪が大流行をし、世界で4千万人以上の方がお亡くなりになったことなどがございます。私自身も感染症を含む防災教育は、非常に重要と考えております。このコロナ禍で、学校が再開した今こそ、今だからこそできる防災教育があると思いますが、具体的にどのように検討をされておりますでしょうか。
○議長(高尾貫君) 教育総務課長、望月利偉君。
◎教育総務課長(望月利偉君) 今回、教育面ということでございますけど、また学校が今始まりまして、その中で今回のコロナの関係は、授業の中でも取り上げていくような形をとっていきたいと考えております。 こちらは、東日本大震災の際、釜石の奇跡ということでよく言われております。子どもたちが率先して内容を伝えることで、大人たちを救ったということがあったということでございます。 今回のコロナにつきましても、このような本当に大災害といっても過言ではないような状況の中で、子どもたちがこのコロナを学校の中で十分に学び、危険等々、またその対処方法、そういうこともすべて学校と協力させてもらって、その授業も取り入れていただく中で、大人に対して普及啓発、手洗いの重要性等々、子どもから大人へということの教育をしていければと考えております。 以上です。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) 引き続き、あらゆる災害の教育活動をお願いをいたします。 関連になりますが、先日、全戸配布で届きました風水害地震対策ガイドブックについて、少々お伺いしたいと思います。 私も、一読をさせていただきましたが、非常に分かりやすく、たくさん明記されておりました。タイムラインのことも載っていて、去年の3月議会で、私も質問させていただいた内容で、本当にありがたく思っております。 家庭での防災教育の一環としての活用ができると考えますけど、この点、いかがでしょうか。
○議長(高尾貫君) 防災課長、塩沢正也君。
◎防災課長(塩沢正也君) 齋藤議員のご質問でございますが、防災課より全戸配布をさせていただいております風水害地震対策ガイドブックにつきましては、先月より8千部を作成いたしまして、先月末より全戸配布の手続きを取っている状況でございます。 風水害地震対策ガイドブックの中につきましては、タイムライン、避難スイッチ、避難情報、持ち出し品、または地震発生時の対応など、安全対策などの掲載がされております。18ページでカラー刷りとなっております。その中には、先ほど齋藤議員がおっしゃるとおり、マイタイムラインというものが記入例、または実際に発災した時には、発災する前、水害等の前には、ご家庭でお子さんと一緒にマイタイムラインを作りながら、防災教育の一環として活用していただきたいと考えております。 以上です。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) ありがとうございます。 次に、避難所における応急的な電力供給についてですけども、本年度配備ということで、町長よりご答弁いただきました。ありがとうございます。 昨年の千葉県の災害などで長期にわたり停電となり、不便な生活を余儀なくされたことが記憶にございます。また、まだ屋根にはブルーシートでの生活を余儀なくされているところもございます。 本年度は、配備台数など、具体的に本年度の配備台数が分かりましたらお聞かせください。
○議長(高尾貫君) 防災課長、塩沢正也君。
◎防災課長(塩沢正也君) 本年度につきましては、先ほど町長からご説明がございました災害から町民の皆さまの大切な生命、財産を守るためには、防災機能強化を図る一環のために、本年度、ハイブリッド式の非常用発電機を5台購入いたします。合計金額につきましては、316万2千円でございます。 以上です。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) ありがとうございます。 非常時につきまして、電源等は本当に重要でありますので、早期の配備をお願いしたいと思います。 また、今後の計画などございましたら、お聞かせください。
○議長(高尾貫君) 防災課長、塩沢正也君。
◎防災課長(塩沢正也君) 議員の質問であります今後の予定でございますが、全体的には拠点となる避難所に200人から900人収容できる拠点となる避難所に、全体では45台の配備を計画しております。今年度と同様、来年も5台ずつの配備の計画をしている状況であります。 以上です。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) ありがとうございます。 次に、今後の防災会議に女性委員の複数を登用すべきではないかということですけども、女性の災害時におけるご意見は非常に大切であると、私も女性の立場からいろいろと感じることがございますので、さまざまな団体などによりご意見をお聞き願いたいと思います。 そこで、本町は、今後、女性の意見ということで、どのように考えておりますでしょうか。
○議長(高尾貫君) 防災課長、塩沢正也君。
◎防災課長(塩沢正也君) 議員の質問であります防災会議に女性委員さんを登用するという内容ですが、町では防災訓練等の中で民生委員の皆さまの中には女性の方もおいでになります。また特に、日赤奉仕団の方、食生活改善の委員さんの皆さまの女性を各訓練でありますが、意見をいただきながら、今後の防災会議に向けての意見をいただきながら反映をしてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) ありがとうございます。 今、ちょっと聞き漏らしたかもしれないんですけど、女性消防隊など、職員などで構成される女性消防隊がありますけど、その女性消防隊などはいかがでしょうか。
○議長(高尾貫君) 防災課長、塩沢正也君。
◎防災課長(塩沢正也君) 先ほどの中には入っておりません。先ほどは民生委員、日赤奉仕団、食改の方ですが、議員のご指摘にあります女性消防隊につきましては、本町の市川三郷町消防団の中におりまして、平成23年からの隊員の構成になっておりまして、おおむね9年ほど経過しております。 今年につきましては、12名の若手の女性の職員から構成しておる女性消防隊でもありますが、先ほど説明がありました避難所運営のチームミーティングの中の構成員にも入っております。そういう中に向けても意見をいただきながら、防災女性委員の意見として活用していきたいと考えております。 以上です。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) 頼もしい女性消防隊の職員の方々にも、ぜひご活躍していただきたいと思います。 避難所としての、現市川高校の活用方法を伺いたいについてですけど、現市川高校は、耐震補強工事も完了していて、感染症対策を考慮した避難所としての活用を願っていたところであります。新設高校の建て替え計画ということにつきましては理解をしたところではありますけど、残念に思いました。 市川大門地区の避難所は、旧町民会館、体育館は解体し、無くなりましたので、新青洲高校との協議が必要と考えますが、いつごろまで協議をする予定でありますでしょうか。その部分をお聞かせください。
○議長(高尾貫君) 防災課長、塩沢正也君。
◎防災課長(塩沢正也君) 現市川高校の避難所としての活用ということでございますが、先ほど議員もお話がありましたとおり、今月入札、年度内の解体ということで、体育館を建てるために解体という予定になっております。 市川高校につきましては、平成21年2月に1号、2号館、4階建てについて、災害時における施設等の使用に関する協定を締結しておりました。ご指摘の、新青洲高校との協議につきましては、今月、来月、6月、7月をめどに協議を早急に進めてまいり、最終的には協定の締結に向けていきたいと考えております。 以上です。
○議長(高尾貫君) 第3番、齋藤美佐さん。
◆3番議員(齋藤美佐君) ぜひ協定の締結をよろしくお願いしたいと思います。 現在、新型コロナウイルス感染症を踏まえた避難所の検討等を進めていただいており、本当に感謝申し上げます。 今後の台風、またいつ起こるか分からない大規模地震等や、感染症流行時の災害対応に万全を期すことをお願いして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。
○議長(高尾貫君) ここで、暫時休憩とします。 再開は、13時ちょうどにします。 お願いいたします。 休憩 午後12時03分
----------------------------------- 再開 午後1時01分
○議長(高尾貫君) 第14番、一瀬正君の一般質問を許します。 第14番、一瀬正君。
◆14番議員(一瀬正君) これより一般質問を行います。 最初に、新型コロナウイルス終息後の小規模事業者はじめ、住民への町独自の財政および生活支援の施策について質問します。 新型コロナウイルス感染の心配は、連日続いています。そして、いつ終息するのか先が見えません。そういう中で、町民は毎日悩み、苦しみながら生活しています。その町民を守り、支援するのが町政の仕事です。久保町長は、18歳までの子ども1人につき1万円の支給、中学生の給食費を6月から3カ月間無料にするなどの、町独自の支援を打ち出しました。 また、町の商工会は町内飲食店のテイクアウトおよび出前を紹介したチラシの配布をしてくれました。私の店も恩恵を受けることができました。住民のもっとも身近な行政として、今やらなくてはならないことは、医療、福祉、暮らしへのきめ細かい支援のための情報交流支援策、支援方法の検討を全職員でやることではないでしょうか。 私も、会社勤めを6年間経験しました。入社したてのころ、担当課外の私を新商品開発プロジェクトに加えて、若い者の意見に耳を傾けてくれた思い出があります。 今まで、体験したことがない新型コロナウイルス被害です。町民を被害から守るための財政だけではなく、あらゆる面での支援策の検討と、実践が必要です。それには、町民の声に耳を傾けるとともに、役場職員全員が一丸となっての論議が必要と考えます。 私が心配しているのは、新型コロナウイルス終息後の町の状況です。現時点での産業経済の状況以上に、コロナ終息後が懸念されます。最悪な状態を想定し、最善の施策の検討が、今必要と考えます。 本町は、紙、花火、はんこ、そして大塚人参、甘々娘、野沢菜、桃など、全国を販路にした商いの町です。そして稼いだお金で楽しんでもらえる飲食店が数多くある町です。 今回の新型コロナウイルスによる花火、飲食業などは被害甚大です。新型コロナウイルス終息後の小規模事業者はじめ、住民への町独自の財政および生活支援の施策の実施が緊急に求められると考えます。 そのためには先送りせず、対応施策の検討を早急に始めるべきだと考えますが、町長の見解をお尋ねします。
○議長(高尾貫君) 答弁を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 一瀬正議員の一般質問にお答えします。 新型コロナウイルス終息後の小規模事業者はじめ住民への町独自の財政および生活支援施策についてでありますが、新型コロナウイルスは、まさに未知のウイルスであり、その影響は計り知れません。これまでにも、全課長会議17回、関係課対策会議12回、感染症対策本部会議13回開催し、またこのほかにも安全衛生委員会を実施するなど、職員挙げて対応を協議してまいりました。「うつらないこと、うつさないこと」を大原則として、町民の皆さまに町が大きなクラスターなどの発生源にならないよう懸命に努力をしてきているところです。 しかし、市川三郷病院のことや、紙一重というか、幸運としか言いようがないような状況もあります。 また、町内の医師会からのご助言もいただく中で対応を検討しており、その中では、「緊急事態宣言が解除されたこれからが、まさに慢性期に入るので、気を緩めることはできない」とのご指導をいただいており、なお一層、感染拡大防止に向けて対応を検討しているところであります。 町内の事業者の皆さま方への影響も、商工会や金融機関からの聞き取りをはじめ、個人事業主さん方が発信するSNSなどの情報交流からも厳しい現実がヒシヒシと伝わってきており、国の子育て支援策への町独自の1万円上乗せの子育て支援事業や、マスク配布事業などを、第一弾として取り組んでまいりました。 この新型コロナウイルスは、長期間にわたってさまざまな日常生活に色濃く影響することが予測されるため、支援策は継続していく必要を感じております。 先月22日の第2回臨時会においても表明しましたとおり、支援策第2弾として、町民皆さまにお一人1万円の商品券を配布し、町内において消費していただくことで、壊滅的ともいえるダメージを受けておられる商店の皆さまや個人事業主の皆さまが事業継続していただけるための支援、そして町民皆さまの生活支援に繋がるよう、これからお示しをさせていただく予定でおります。 国のご提示いただける感染症対策臨時交付金は現在1億円あまりでありますが、町といたしましては、行政全般にわたる支援策も視野にエントリーをさせていただいておりますので、国の予算でお認めいただける追加支援が採択されるようであれば、いち早く皆さまに還元できるように、職員一丸となって取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。
○議長(高尾貫君) ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。
◆14番議員(一瀬正君) 新たな支援策も、今、答弁の中で示されました。ぜひ努力をしていただきたいと思います。 新型コロナウイルス問題は、先が見えない、これまでに経験をしたことのない状況下にあるわけです。町民のもっとも身近な行政が先を見つめ、後手後手にならないためにはどうするか、どうしたらよいのか、全職員の英知を寄せ合い取り組むことが大事だと思います。私、自分の経験を話したというのは、どうしても幹部職員だけのいろいろなアイデアを出し合うことが多いんですね、どうしても官庁というところは。私が会社に入った時にびっくりしたのは、入ったばかりの私を、新製品の検討プロジェクトに加えたということであって、私が意見を言うと、それも取り入れてくれながらやったという経験があるだけに、この今まで経験していない大きな問題の中では、ぜひ若い人たちを、全職員の英知を寄せ合うということが必要だろうと思います。 第1回、第2回とコロナ対策のために臨時議会が開かれましたが、もっと早い協議と、もっと早い取り組み、そして英知を寄せ合う努力が足りなかったと、考えたのは、私だけではないと思います。 今回の質問の中に、私の経験を書き込んだのは、18歳から24歳まで勤めていた、先ほど申しましたような会社では若い私の提案を、経営改革に取り入れ、実績を作ることができたということからです。 神明の花火大会も中止になり、今、花火業界は各種の催しが中止になって、大変な状況です。その中で、懸命な努力が業界ではされております。昨晩は花火の打ち上げがありましたが、今朝のNHKの全国放送で、全国の業界が1つになって、若手の人たちががんばっておられる様子が伝えられました。その中で、マルゴーの斉木さんも登場して、決意を語っておられました。 本当にこういうような業界が、全国を相手の業界があるだけに、本当に行政とそういう産業が、幹部職員だけではなく、すべての役場職員が英知を出し合い、町民の命と財産、そして産業を守り育てるための緊急時に考えるまちづくり対策が、今は求められていると思います。 そう考えるわけですが、この点について、町長、どのように考えておられるか、再度お尋ね申し上げます。
○議長(高尾貫君) 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) いろいろな支援策、施策を考えていく中で、例えばデータをしっかり自分で持っていて、全町民の皆さまや、ご商売なさっている方々に公正公平で、限りなく公正公平でなければならないと思っています。商工会の情報や、金融機関の情報や、経済センサスのようないろいろな資料も基に、いろいろ分析したり、何がどういう手当をすれば公正公平を期すことができるか、十分でないにしても、できる限り公正公平にできないかということで、特に最初の金融機関の関係の話を伺ったところでは、飲食観光業が壊滅的ですという話をいただきました。そこに、手当をしたいという思いもあったんですが、全体の数字や何かを持つと、もう少し違った手立てがないだろうかということで、お一人1万円で町内で消費をしていただくことが、より公平だろうということで、その道を選びました。 神明の花火の関係を含めて、花火業界の話をいただきましたけれども、町もこういう状況の中で中止をさせていただきましたけれども、業者の皆さまにしてみれば、神明の花火大会はあるものと考えて、花火玉を作り置きしてくださっているわけですね。だから中止しましただけでは申し訳ないという思いがありますから、どれだけどういうことができるか分かりませんが、何か手を打つ必要があるということは、考えております。 いろいろなこと、いろいろな提案、今、議員からいただきましたので、それは本当にそのとおりだろうというように私も考えますので、全職員を挙げて、十分な対応ができないと思いますけども、できる限りの支援策を講じてまいりたいと考えております。
○議長(高尾貫君) 第14番、一瀬正君。
◆14番議員(一瀬正君) ぜひご尽力をいただきたいと思います。 次の質問に移ります。 2番目の質問です。 新型コロナウイルス感染防止のために、閉鎖されている公共施設の開所への対応は、どのような方針なのか質問します。 町の図書館は、5月14日から予約した本の貸し出しが始まりましたが、新型コロナ感染防止で、公共施設の多くが閉鎖されています。終息が見えない現在では、いつ解除できるかは不明という状況です。PCR検査の大規模化や、薬の開発など、早急に進められていますが、終息は今の時点では見られません。 しかし、子どもやお年寄りにとってグラウンドや公民館などは、元気づくりの場所でもあります。密閉、密集、密接の3密を避けることは、感染防止必要であることは承知していますが、公共施設が長期間利用できないことによるマイナス面も大きいことも事実です。 私がこの質問をしようと考えたのは、現時点では終息が見えないが、運動場、生涯学習センター、地区公民館等は、3密が生じない規制と消毒の徹底、利用時間の特例などを設け、開所できる状況を町民に知らせ、利用に供することが大事だと考えたからです。 新型コロナウイルス感染防止のために閉鎖されている公共施設の開所への対応は、どのような方針なのかお尋ねします。
○議長(高尾貫君) 答弁を求めます。 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 新型コロナウイルス感染防止のために閉鎖されている公共施設の開所への対応はどのような方針かについてでありますが、町施設の休館・利用休止等の判断は、新型コロナウイルス感染症対策本部会議で決定しております。 判断にあたっては、国から発せられた「緊急事態宣言」や、県からの「緊急事態措置」「協力要請」等に沿った運用による感染拡大防止と、利用者の安全を主眼に決定してきました。 5月9日に再開した図書館の予約本の貸出から、屋外施設の貸出等、制限付ではありますが、順次再開し、今後の生涯学習館や地区公民館などの屋内施設の再開を見据えて準備をしております。再開の継続には、感染拡大防止の取り組みが重要でありますので、施設ごとに作成した感染防止対策、ガイドラインに沿った運用をするとともに、利用者にもお守りいただくよう周知していきます。 以上、答弁といたします。
○議長(高尾貫君) ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。
◆14番議員(一瀬正君) 2番目のこの質問を提出したのが、私、5月11日だったんですが、この5月11日以降、状況が次々に変化する中で、書き直そう、書き直そうと思っていたことが何回かありました。しかし、休館はさらに続き、続き、続きという、今度は開館になりますよ、いや、休館になりますよというような状況がずっと続いてきております。 それどころか、現状は原稿を仕上げた時とほとんど変化がない状況です。それどころか、市川三郷病院を受診された方が感染したとのことで、本当に大変な状況にあります。しかし、今、休館している公共施設は、町民にとって健康づくり、交流する場として必要な施設であるわけです。ただただ休館ではなくて、どうしたら感染を防ぎながら開館できるかを考える、そういうきめ細かい分析と対応策が、私は必要だと思います。 当分の間、休館ではだめです。これからの公共施設活用のための対応策と方針について、再度お尋ねします。お答えください。
○議長(高尾貫君) 総務課長、石原千秀君。
◎総務課長(石原千秀君) 現在の各施設の状況なんですが、県からは依然として6月1日から18日まで、協力要請が出されております。その中では、生涯学習館、あるいは公民館等の集会場においては、休業等の協力要請を行う施設ということで、民間の施設においても、それぞれ個別に使用停止の解除をしていただいて、営業を始めている状況なんですが、町の所有している施設においても、その施設ごとのガイドラインをつくって、県へ提出することによって、それを守って使用する中で、利用可能になる施設と、もう1つは適切な感染防止の徹底をするということで、使える施設の2つに分かれております。 今回、6月1日からは、ガイドラインを該当の施設ではつくりまして、県へ提出して利用を再開しようというところでありました。ただ、5月28日に県内で4例の発症、それから市川三郷病院の患者さんもかかわる事例が発生したということで、様子を見ようということで、その使用の再開を一時止めたところであります。 またこの様子を見て、対策本部会議を開く中で、ガイドラインはできておりますので、様子を見て再開の判断をしていくことになると思います。
○議長(高尾貫君) 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 直接には治療薬、ワクチンが今現在ない以上は、周期的にこの感染拡大は起こるとみるべきです。 経済の活動や、いろいろな再開のことも重要だと認識しておりますが、まずそのコロナウイルスを抑え込む、京大の山中伸弥教授は、共存という言葉、本当にウイルスをまったくなくすということはできないから、共存するという表現に変えてきていらっしゃいますけど、そのウイルスとのことがしっかりめどがつくということがとても大事で、例えば災害時に避難勧告を出しても、空振りになってしまったと。でも空振りでもいいから、避難勧告は出すべきではないですけれども、慎重に、やはりリスクの高いほうをしっかり見て対応するということが、とても重要だろうと思います。 それから、経済回復につきましては、経済の専門家の先生方は、3年はかかる。3年でもまだ回復するかどうか分からないというくらい、非常に大きなダメージであります。ですから急がずそこはしっかり、むしろ対応すべきだというふうに考えているところでございます。
○議長(高尾貫君) 2番、笠井辰生君。
◆2番議員(笠井辰生君) まさに長期戦が考えられるわけなんですが、この3年間、もしこの状態が続くとしたら、経済が人々を痛めてしまう。殺してしまうことになりかねません。コロナで死ぬか、経済で死ぬか、そのくらい深刻な状況であろうと思います。 この日本医師会のCOVID-19有識者会議の資料で、元東大総長の小宮山先生が、全体像の現状の仮説として、新型コロナウイルスは治療薬がないが、医療体制の十分なところでは、インフルエンザと同程度の致死率であり、感染者数の推察に対して、現在、無駄な自粛が多すぎる可能性がある。以上のことを踏まえ、下期のような対策が望ましいと考えられる。均一に接触確率を減らそうという過度な基本政策を修正し、医療施設や介護施設、家庭での高齢者などの防護に資源を集中し、一般社会は速やかな活動再開に向かうべき。 持久戦を確保した長期的な戦略のため、マスクや消毒薬、PCR検査、医療体制、生活必需品、ライフライン、その他重要物資のサプライチェーンを確保することに力を入れるべきであると。このようにおっしゃられています。 県の施設、ピュア総合や、ピュア峡南は、5月26日からすでに使えますし、県民文化ホールや青少年センターの貸館も6月12日、今日から使えるようになっているはずです。 また、先日、市川三郷病院を受診された方の行動圏が市川三郷町と中央市というように公表されたと思いますが、中央市の豊富中央公民館や、玉穂総合会館も6月1日、昨日から利用再開されているはずです。 そして、町内みたまの湯は、6月1日から待望の再開をしています。民間では、きちんとガイドラインを用意して対策して、施設を再開できていることが、町にはできないということでしょうか。お尋ねします。
○議長(高尾貫君) 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 各施設のガイドラインは、それぞれ提出をいただいて読みました。いずれにしても、直すべきところがたくさんありまして、今いったん戻して、再度整備をして、間もなくガイドラインがつくられます。 それを見ながら、段階的に制限緩和をしていきたいと。だから長いこと休館とか、利用しないという、できないということではなくて、整い次第段階的に緩和していきたいと。 慎重にも慎重に取り組んでいるところでございます。 国民総評論家みたいになっている今で、どの方の話を聞けば正しいかどうか、ただ、行政責任という観点からすると、しっかりそこは対応していかなければ、万が一クラスターや感染者が出た時には、やはり行政責任は問われることになりますから、それは慎重を期して取り組んでいくということで、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(高尾貫君) 第2番、笠井辰生君。
◆2番議員(笠井辰生君) 行政責任を問われるといいますと、例に挙げていいのか分かりませんが、北九州市ですね、感染者がたくさん出ているということで、今朝方のネットニュースの文春オンラインですけれども、拝見しましたら、今発覚している方は、実は5月10日とか以前から症状を訴えていたと。ただ、その人たちにしっかりとPCR検査をするという体制ができなかったと。それがそちらの県の問題なのか、市の問題なのかは分かりませんが、その結果として、今、このように患者さんが発覚してしまっている。それは、やはり何らかの行政の問題は後から振り返ってと言いますか、どうしてこういうことになったかという調査をしなければいけないと思いますが、現状で安全に振りすぎますと、町民生活の改革がますます遅れてしまう。県の施設で再開し、隣の市の施設で再開しているのに、なぜ、私たちの町では再開ができないのか。 先週、市川三郷病院を受診された方のPCR陽性が判明しましたと。感染はやむをえません。誰もがかかりえます。基礎疾患のある方とのことで、当該患者さんには重症化されないように祈るばかりですけど、県の発表を見る限り、現状では症状は食欲不振とだけありました。 加えて、病院の同時間帯の患者さん、医療従事者の方々たちもPCR検査を受けられたということはご説明を伺いました。全員陰性を確認とも、今朝のご説明で伺いました。これは、病院が感染のリスクにしっかりと対策をとり、院内感染が起こらぬよう、日ごろより対応してくださっている成果であると、私は原稿に準備してきたんですけれども、どうも午前中のお話も伺いますと、そうではない、あたふたした面もあったようなところで、ちょっと拍子抜けといいますか、感じておるところなんですけれども、ともあれ、病院は、外来を縮小しながらも、診療を継続してくださっていますのに、感染された方が立ち寄ったわけでもないであろう源氏の館や、歌舞伎のふるさと会館、印章資料館のロックアウト、利用の締め出しが続くという、この目的、目指す効果がどうしても分からないんですけれども。
○議長(高尾貫君) 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) あくまでも慎重に、慎重に対応しております。 それから、新型コロナウイルスは亡くなった方のご家族や、近親者の話を聞きますと、とても恐ろしいウイルスである。怖いウイルスであるということです。だから命を第一に考えるということを最優先にしなければならない実態があるわけです。 いつまでも休館のままでいくとかということではありませんので、ガイドラインが整備、間もなくされますから、それに沿って、段階的に再開をしていくということを決めておりますので、今しばらくご理解をいただきたいというように思っております。
○議長(高尾貫君) 第2番、笠井辰生君。
◆2番議員(笠井辰生君) 私が心配いたしますのは、社会生活をこうして私たち営む以上、感染症のリスクは絶対にゼロにはできません。この不安をむやみに募らせますと、他人にも過剰な自制を強要する自粛警察、あるいはコロナ自警団といわれるような方々や、行動が増えかねないと思います。 過度の施設のロックアウト、封鎖は、感染された方をかえって悪者にしかねないと、私は思うんですが、そういう状況をつくってはいけないはずですが、午前中のお話の中でも、すでに一部誹謗中傷が起きてしまっているということも伺いました。町が行うべきは、ロックアウト、利用者の排除ではなくて、施設の安全安心な利用のための対策と対応を丁寧にとることなのではありませんか。 例えば、重症化する方は、無自覚の肺炎、サイレント低酸素症が急激に悪化するとの報道もあります。肺や心臓の機能低下は、血中の酸素飽和度から数秒で検出できるようです。こうしたパルスオキシメーターですとか、先ほど議会事務局の前にもありましたが、非接触の体温計ですとか、こういった機器を町内各公共施設に常備して使う方が利用する前に確認する。そういった準備をすることが、町としての対策なのではないかと。 そして、利用者の方には3密を避け、手洗いをこまめに、近距離の会話ではマスクを着用などの徹底をしっかり求める。利用者を信用できない。町民を信頼できないということではないとは思いますが、町としての対策、対応とはこういうことをすべきなのかと思うんです。 地区公民館などで、不特定多数が集まるわけではない、仲間内の文化活動で、参加者の検温や、体調に十分注意をして、手洗いや消毒を念入りに行い、適宜休憩を取り、感染に十二分に注意して、施設を利用したいというサークル活動に対してもロックアウト、利用の排斥を続ける必要があるのでしょうか。 また、屋外スポーツでの感染例は、寡聞にして知らないんですけれども、今、グラウンドで仲間内でソフトの試合や、サッカーのミニゲームすら禁止されている理由をお尋ねします。
○議長(高尾貫君) 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 医療関係者とか、専門家でないですよね。だからそういう感覚で、自分の考えを発言するというのは、これは議員としての発言の自由がありますから、それはそれでいいと思いますが、私どもは、執行者として、西八代郡の医師会の先生方や、そういうある程度医療の関係者の、そういう助言や、指導を受けながら、徐々に、段階的に再開していくということをとっているんです。 だから、くどいようですが、ずっとそのままやるのではなくて、今の現状はこうだから、間もなく再開されることになりますけれども、少しご辛抱くださいと申し上げているので、ずっとこれからも閉鎖したままでいきますとは、一言も言っておりません。 今の状況は、専門家の方々のご意見や、ご助言をいただきながら、段階的にガイドラインに沿って、再開、緩和をしていくということを申し上げているわけでございまして、ぜひそれは理解していただきたいと思います。
○議長(高尾貫君) 2番、笠井辰生君。
◆2番議員(笠井辰生君) ありがとうございます。 その段階的は、何を段階的に今、判断を待っていらっしゃるんでしょうか。 つまり、すでに使えるというものがあれば、いろいろ利用する段取りも、予定も立てられますけれども、いつ再開できるか分からない。また、一度再開になったものが、キャンセルになるような状況であれば、何一つ文化活動ができない。文化活動、例えば楽器を使う人たちであれば、そこで楽器演奏とかの利用とか、ビジネスにつながる。商売、物が動かないと、そういっためどが立たない状態で、ただ待て、ただ待てというように、私には聞こえます。 ガイドラインは、例えば再開した後の、このように利用するというガイドラインではないかと、私は理解しているんですけれども、そのガイドラインはすでにできているというように、先ほどの答弁では、返答がありませんでしたでしょうか。
○議長(高尾貫君) 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 再質問の中で、何回も申し上げているんですが、ガイドラインはまだ、成案としてはできておりません。最初提出されたガイドラインを一通り目を通しましたら、十分でない点がたくさんありましたので、もう一度関係課へ戻して、今最終的な成案づくりをしております。 それができたら、そのガイドラインに沿って再開をしていくということです。
○議長(高尾貫君) 2番、笠井辰生君。
◆2番議員(笠井辰生君) スピード感を持って、対応をしていただければと願います。 そして、神明の花火ですね、昨日の朝刊で、花火業界の苦境が報じられた後、昼に神明の花火の中止の報道が流れました。5月25日の緊急事態宣言の全国的解除に合わせ、政府の示した基本的対処方針からは、多数の集まる祭りやイベントも8月以降は全面再開とあったと思うんですけど、10月10日の花火の開催中止は残念でなりません。ただ、もともと大きな規模のイベントですから、縮小とか、形を変えての開催は難しいのであろうということも、推察できるところであります。 もともと屋外ですから、密にならないように、来場を禁止するとか、スポンサーについてはクラウドファンディングで個人を中心にインターネットで映像とメッセージを配信するとか、こういう時だからこそ、町の看板産業の1つである花火を支えるとともに、花火で全国に元気を届けることができるとよいんですけれども、代替の花火イベントを町で支援するような考えはございませんか。
○議長(高尾貫君) 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 検討していきたいと思っています。 いずれにしましても、花火業者さま、2社ありますけれども、神明の花火大会を予定して玉づくりをしてくださっていたと思います。 ですから、中止だけでは、非常に町として責任が果たせたかどうかという気持ちも大きくあります。何らかの形で、そういう機会が作れればということで、実は、検討はいくつかの案がありまして、これはまたここで申し上げる段階ではないですけれども、検討はして、何項目かこういうことができそうだというのは、考えております。 いずれ議会のほうにはご報告、お示しはできるかと思っておりますが、今の段階では申し上げあることはできませんけれども、考えております。
○議長(高尾貫君) 第2番、笠井辰生君。
◆2番議員(笠井辰生君) ぜひ、前向きにご検討いただければと思います。 あと、町内商品券を準備されているということについて、配布の時期と利用期間について、今、分かることがありましたら教えてください。
○議長(高尾貫君) 町長、久保眞一君。
◎町長(久保眞一君) 12日の議会の最終日にご提案させていただき、議決いただけましたら、すぐにかかりますが、7月の上旬には、各戸へお渡しできるのではないかと思っております。 ちなみに、隣町の富士川町は、非常に発表が早かったんですが、やはり6月の下旬くらいということですから、本町と1週間くらいの違いで、何とか対応ができるのではないかというふうに考えています。できるだけ議決をいただきましたら、急いで対応できるように努力してまいります。
○議長(高尾貫君) 2番、笠井辰生君。
◆2番議員(笠井辰生君) ぜひ、地域経済の活気につなげられればと願っております。 あと、再開している学校の、再開後の対応としまして、今もし、町内小中学校に通うお子さんの感染がお一人判明した場合の対応はどのようになりますでしょうか。
○議長(高尾貫君) 教育総務課長、望月利偉君。
◎教育総務課長(望月利偉君) 今の質問に答えますが、当然、感染者が出た場合につきましては、県のガイドラインに沿いまして対応しているわけなんですけど、一度感染者ということで確認された時点では、一度やはり休校という形を取らせていただきます。保健所等に入っていただく中で、濃厚接触者も特定させていただきまして、その濃厚接触者も含めた検査が終了した時点で、また学校につきましては再開を目指していきたいと考えております。 当然、その感染者および濃厚接触者につきましては、当然その既定の日数を欠席という形で対応をしていただきます。
○議長(高尾貫君) 2番、笠井辰生君。
◆2番議員(笠井辰生君) ありがとうございます。 28日に県内で陽性が判明した中学生は、新聞報道からは校門前の検温で37度3分ほどの発熱を検出してそのまま帰宅。学校に濃厚接触者はいない模様ということでした。こんなふうに、水際といいますか、インフルエンザやノロウイルスの対策で、学校の先生方には本当にさまざまなノウハウがありますので、そういった点では安心してお任せしたいですし、学校の先生方にもし判明したとしても、子どもたちに判明したとしても、なるべくピンポイントでの休校等の対応から、早期の再開を目指していただければと願っております。 最後になりますが、学校再開後の留意点について、これは日本小児科学会の資料です。ガイドラインということで、感染対策を徹底した上での学校再開であっても、誰もが感染する可能性はあります。感染者や関係者が責められることのない社会を築きましょう。そして、休園、休校が、子どもや保護者、社会に及ぼした影響、それは例えば子どもの教育の遅れ、生活習慣の乱れ、運動不足、それによる体重増加、栄養の偏り、食生活、食環境の変化、家庭内での虐待、保育所、幼稚園の福祉活動の低下、保護者の就労困難、失業、祖父母などの高齢者との接触機会の増加など、これはそのまま子どもたちでなく、高齢者、家にこもりがちな高齢者の皆さまに対してのガイドラインになろうかと思います。 なるべく早く、この町の施設等が利用でき、このウイルスと共存する社会の中で、新しい生活様式というんですか、そういった形ができ、進められますよう祈るものであります。 以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(高尾貫君) ご苦労さまでした。 これをもって、第2番、笠井辰生君の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。 大変ご苦労さまでございました。 散会 午後3時47分...