佐賀市議会 2020-12-18
令和 2年11月定例会−12月18日-10号
令和 2年11月定例会−12月18日-10号令和 2年11月定例会
令和2年12月18日(金) 午前10時00分 開議
出 席 議 員
┌────────────┬────────────┬────────────┐
│ 1.中 村 宏 志 │ 2.御 厨 洋 行 │ 3.西 岡 真 一 │
│ 5.富 永 明
美 │ 6.久 米 勝 也 │ 7.山 下 伸 二 │
│ 8.野 中 康 弘 │ 9.永 渕 史 孝 │ 10.宮 崎 健 │
│ 11.松 永 幹 哉 │ 12.村 岡 卓 │ 13.野 中 宣 明 │
│ 14.白 倉 和 子 │ 15.川 副 龍之介 │ 16.久 米 勝 博 │
│ 17.重 松 徹 │ 18.山 口 弘 展 │ 19.堤 正 之 │
│ 20.川原田 裕 明 │ 21.松 永 憲 明 │ 22.山 田 誠一郎 │
│ 23.中 山 重 俊 │ 24.武 藤 恭 博 │ 25.福 井 章 司 │
│ 26.千 綿 正 明 │ 27.重 田 音 彦 │ 28.中 野 茂 康 │
│ 29.平 原 嘉 徳 │ 30.江 頭 弘
美 │ 31.川 崎 直 幸 │
│ 32.池 田 正 弘 │ 33.嘉 村 弘 和 │ 34.山 下 明 子 │
│ 35.黒 田 利 人 │ 36.西 岡 義 広 │
│
└────────────┴────────────┴────────────┘
地方自治法第121条による出席者
佐賀市長 秀 島 敏 行 副市長 伊 東 博 己
副市長 白 井 誠 総務部長 池 田 一 善
企画調整部長 大 串 賢 一 経済部長 梅 崎 昭 洋
農林水産部長 碇 正 光 建設部長 干 潟 隆 雄
環境部長 森 清 志
市民生活部長 三 島 洋 秋
保健福祉部長 大 城 敬 宏
子育て支援部長 今 井 剛
地域振興部長 古 賀 臣 介 佐賀駅
周辺整備構想推進室長
武 藤 英 海
交通局長 志 満 篤 典
上下水道局長 田 中 泰 治
教育長 中 村 祐二郎 教育部長 百 崎 芳 子
選挙管理委員会事務局長 中 村 純 士
農業委員会事務局長 古 賀 康 生
監査委員 力 久 剛
会計管理者 成 富 典 光
○
川原田裕明 議長
おはようございます。これより本日の会議を開きます。
△発言の取消し
○
川原田裕明 議長
お諮りします。
富永明美議員から12月7日の市政一般に対する質問での発言について、お手元の資料に記載している部分を取り消したいとの申出がありましたので、日程に追加、議題とし、直ちに採決したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よって、本件を日程に追加、議題とし、直ちに採決することに決定しました。
それでは、採決します。
本件については申出どおり許可したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よって、本件については申出
どおり発言の取消しを許可することに決定しました。
△
特別委員会中間報告・質疑
○
川原田裕明 議長
次に、日程により
特別委員会の
中間報告を議題とします。
佐賀駅
周辺整備調査特別委員会から
中間報告の申出があっていますので、委員長からの報告を許可します。
◎山下伸二 佐賀駅
周辺整備調査特別委員長
おはようございます。それでは、本委員会に付託された諸種調査について、さきの定例会以降に開催した委員会の概要を報告いたします。
初めに、
先進地視察について報告します。
11月4日、5日の2日間で、広島県広島市及び兵庫県姫路市で
先進地視察を行いました。11月4日に視察を行った広島市では、広島駅から
マツダスタジアムまでの
歩行者用道路として、ペデストリアンデッキ及び歩道が整備されています。視察では、市の担当者から整備に至った経緯や現在の
整備状況、市民、
NPO法人やJR西日本との連携状況、市民への
情報発信等について説明を受けた後、実際に
マツダスタジアムから広島駅までを歩いて視察しました。
翌日の5日に視察を行った姫路市では、姫路駅と姫路城を結ぶ
大手前通りについて、市の担当者から再整備に至った背景や
整備スケジュール、
大手前通り再
整備コンセプトやゾーニングなどの説明を受けた後、
大手前通りの現地視察を行いました。歩道には、企業等が管理する市民花壇や休憩のためのベンチ、
ウッドデッキなどが設置されていました。また、当日は、姫路市の紹介動画を見ながら移動する
観光サービスである自動運転の一人乗りロボ「RakuRo(ラクロ)」の
社会実験が行われており、その状況を視察しました。
次に、11月16日に開催した第7回の委員会の主な概要について御報告いたします。
この日の委員会では、佐賀駅
南口暫定駐車場の運営状況、旧
西友駐車場敷地の開発、市道三溝線の整備、佐賀
駅前広場の整備、
コムボックス来店者の動向、その他関連事項の6つの項目について調査を行いました。
執行部からは、旧
西友駐車場敷地の開発については、
民間開発誘導等支援業務委託の
業者選定のため、公募型の
プロポーザルを実施し、
契約業者を
株式会社日本総合研究所に決定した。年内には業者と調整を行い、できる限り早い時期から
サウンディング調査で手を挙げた
事業者等へのヒアリングを始めたい。
市道三溝線の整備については、当初、北側から順次工事を行うことを予定していたが、
アパホテル北側の電線の地中化を行うこととしたため、まずは地中化が終わっている南側から工事を行うこととした。この工事は8月24日に着工し、
JR佐賀駅側から順次、
歩道拡幅工事を行っている。また、10月28日に
地元自治会、近隣の事業者、学校、警察、県等が参加する三溝線を活かした
まちづくり検討会を開催し、舗装材などの
整備内容の確認、植栽の位置、道路の愛称などについての議論を行った。
佐賀
駅前広場の整備については、まず、交差点の改良を含む
北口広場整備工事を9月23日に着工し、来年3月末までの工期を予定している。現在は車両を全面的に閉鎖して工事を行っており、工事の進捗率は10月末時点で18.2%である。また、
タクシー乗り場などの屋根の設置工事、
北口広場植栽工事の
業者選定のため、
公募型プロポーザルを実施し、
契約業者をそれぞれ
松尾建設株式会社佐賀支店、
株式会社久保造園に決定した。
北口広場の工事終了後、すぐに
南口広場の工事に移行し、できる限り早い完了を目指していきたい。
南口広場については、10月12日に開催した
駅前広場等整備活用検討会議で、水を活用した
整備方法や、駅と
コムボックスをつなぐ屋根の整備についての議論が行われた。
コムボックスへの来店者の動向については、JAへの聞き取りによれば、Aコープには1日平均二千数百人の来店者があっている。
コムボックス全体については、来店者への
アンケート調査を行っており、約1,300人の回答があっている。その結果を見ると、来店者の交通手段は、
自家用車利用が62%、
バス利用者が9%であった。
コムボックスに市が関わっているのは、市内に散在する
買物弱者を減らしていくという大きな目的のためであることから、
バス利用者が増えるよう、PRに努めていきたい。
次に、その他関連事項として、
県道佐賀停車場線の
道路空間について、令和元年度に開催した
有識者会議や市民参加型のワークショップにおいて、南口の
駅前広場から駅前まちかど広場までの
道路空間を一体のものとして考えていく必要があるとの意見が数多く出されたため、県と市で
道路空間の在り方について協議を始めた。検討の進め方としては、県が
交通量調査等を行い、市が歩道空間を広げる効果を確認するための
社会実験を行いたいと考えている。駅北側の市道三溝線は、歩きやすくなる、歩きたくなる道を目指していることから、南についても同じ方向性での
空間づくりを行いたいといった趣旨の説明がありました。
これらの説明に対し、委員より、駅北側のホテル横の交差点については、高校生などの通行が多い7時から8時までの間、北側から来た車が左折する場合、横断者を待つ必要があるため、直進と左折を同じレーンにすれば渋滞が発生することが懸念される。道路の配備については、
社会実験の結果を踏まえ、1車線にして
右折レーンだけをつくるとのことだが、
左折レーンをつくる必要はないのかとの質問があり、執行部より、実際、車線を減らして
社会実験を行ったが、渋滞が顕著に発生したという結果は出ていないため、その結果に基づき、今回の
道路整備を計画した。
右折専用レーンを設けること以外、現状と大きく変わることはないと思われるため、運用の中で工夫を行いたいとの答弁がありました。
さらに、委員より、三溝線を活かした
まちづくり検討会の中で、
左折レーンの必要性についての意見はなかったのかとの質問があり、執行部より、
左折レーンをつくるべきではないかという意見は当然なかった。検討会の中では、高校の先生から
交通マナーを遵守するよう指導していきたいとの話もいただいており、今後は学校とも連携し、混雑緩和に向けて取り組んでいきたいとの答弁がありました。
また、委員より、佐賀
駅前広場の駐車場について、障がい者用の駐車場を
北口広場、
南口広場にそれぞれ1台ずつ設置するとのことだが、それが障がい者のニーズに十分応えたものなのか、非常に疑問である。今後、台数を増やすなどの検討の余地はないのかとの質問があり、執行部より、この駐車場の位置づけとしては、長時間の駐車ではなく、駅を利用される方の送迎等の短時間の駐車を想定している。多くの駐車場があったほうがいいことは理解しているが、
駅前広場の広さからして、十分な駐車場のスペースが確保できないため、短時間の駐車を対象とする駐車場としたい。その中で必要な障がい
者用駐車場として、県の条例に基づき1台ずつを整備する計画であるとの答弁がありました。
これに対し、委員より、佐賀駅
南口暫定駐車場に設置された障がい
者用駐車場5台分も県の条例に基づく台数と考えていいのかとの質問があり、執行部より、駐車場の運営を開始した後、旧西友の駐輪場跡を舗装して、全体の
駐車台数を増やすなどを行っているため、確認させてほしいとの答弁があったことから、後日、正副委員長で報告を受けた後、委員会としてどのように取り扱うかを決定することといたしました。また、その他の事項で報告があった
県道佐賀停車場線については、今後、
南口広場と一体的な整備がなされることから、本委員会の調査事項に追加することで調整を行うことを確認いたしました。
次に、12月8日に開催した第8回の委員会の主な概要について報告いたします。
この日の委員会は、前回の委員会で確認するとされていた佐賀駅
南口暫定駐車場にある障がい
者用駐車場について、報告を受ける必要があると判断したため、委員会を開催したものです。
執行部からは、佐賀駅
南口暫定駐車場の全体の
駐車可能台数は、開設時は260台であったため、佐賀県
ユニバーサルデザイン施設整備基準に基づき、障がい
者用駐車場5台を設置した。しかしながら、その後、段階的に
駐車可能台数が増え、現在351台の駐車が可能となっており、県の基準に基づいて計算を行った結果、障がい
者用駐車場が1台不足することが判明した。そのため、実際に現場を確認し、利用者の利便性を勘案した上で、今回、既存の5台分とは別に、2台分の障がい
者用駐車場を新たに設置したとの説明がありました。
これに対し、委員より、利用者の利便性を考えれば、今回増設した2台分の場所に既存の分もまとめて設置したほうがいいのではないかとの質問があり、執行部より、当初から設置していた5台分の場所が特に使い勝手が悪いとは思っていない。既存の場所に1台増設することも検討したが、増設するスペースが取りにくいこともあったため、最も適した場所を選定し、増設した。あくまで
暫定駐車場であり、現状のままで運用したいとの答弁がありました。
また、委員より、
北口広場及び
南口広場に設置される障がい
者用駐車場は1台であるため、障がい者がJRを利用される場合などは、佐賀駅
南口暫定駐車場を利用されることとなる。利用者が不便さを感じることがないよう、動線や設置場所については研究を行ってほしいといった意見が出されました。
佐賀駅
南口暫定駐車場については、暫定とはいいながらも、
駐車台数が増えた段階で全体的な運用の見直しが必要であったと思います。そのため、駐車場の運用については、引き続き本委員会の中で議論していくことといたしました。
また、今後の委員会の進め方について
委員間討議を行い、次回の委員会は執行部と調整を行った上で開催することといたしました。
以上をもちまして、佐賀駅
周辺整備調査特別委員会の
中間報告を終わります。
○
川原田裕明 議長
これよりただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。よって、
委員長報告に対する質疑を終わります。
△
委員長報告・
委員長報告の省略・質疑
○
川原田裕明 議長
次に、日程により第110号から第116号、第118号から第140号、以上の議案を一括して議題とします。
令和2年12月18日
佐賀市議会
議長 川原田 裕 明 様
総務委員会
委員長 松 永 幹 哉
総務委員会審査報告書
本委員会に付託された事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、
佐賀市議会会議規則第110条の規定により報告します。
記
┌──────┬───────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名
│ 審査結果 │
├──────┼───────────┼─────┤
│第110号議案 │令和2年度佐賀市一般会 │ 可 決 │
│ │計
補正予算(第9号)中、
│ │
│ │第1条(第1表)歳入全款、
│ │
│ │歳出2款(1項18目を除く
│ │
│ │)、4款1項6目、10款5項2
│ │
│ │目、6項、第2条(第2表)
│ │
│ │2款1項富士山村
広場法面│ │
│ │復旧事業、2項、10款、
│ │
│ │第3条(第3表)
市民活動応│ │
│ │援事業、
勧興公民館建設│ │
│ │事業、東京2020
オリンピ│ │
│ │ック聖火リレー運営経 │ │
│ │費、第4条(第4表)
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第120号議案 │佐賀市
公民館条例の一部│ 可 決 │
│ │を改正する
条例 │ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第121号議案 │佐賀市教育に関する
事務│ 可 決 │
│ │の職務権限の特例に関す
│ │
│ │る条例等の一部を改正す
│ │
│ │る条例
│ │
┌──────┬───────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名
│ 審査結果 │
├──────┼───────────┼─────┤
│第110号議案 │令和2年度佐賀市一般会 │ 可 決 │
│ │計
補正予算(第9号)中、
│ │
│ │第1条(第1表)歳出6款、
│ │
│ │7款、11款1項、第2条(第
│ │
│ │2表)6款、11款1項
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第114号議案 │令和2年度佐賀市自動車 │ 可 決 │
│ │運送事業会計補正予算 │ │
│ │(第1号)
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第118号議案 │佐賀市
工場等立地奨励条│ 可 決 │
│ │例の一部を改正する
条例│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第123号議案 │佐賀市
文化交流プラザの│ 可 決 │
│ │指定管理者の指定につい
│ │
│ │て
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第124号議案 │大和町松梅地区
活性化施│ 可 決 │
│ │設の
指定管理者の指定に
│ │
│ │ついて
│ │
└──────┴───────────┴─────┘
令和2年12月18日
佐賀市議会
議長 川原田 裕 明 様
建設環境委員会
委員長 山 田 誠一郎
建設環境委員会審査報告書
本委員会に付託された事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、
佐賀市議会会議規則第110条の規定により報告します。
記
┌──────┬───────────┬─────┐
│ 議案番号 │ 件 名
│ 審査結果 │
├──────┼───────────┼─────┤
│第110号議案 │令和2年度佐賀市一般会 │ 可 決 │
│ │計
補正予算(第9号)中、
│ │
│ │第1条(第1表)歳出4款(1
│ │
│ │項を除く)、8款、11款2
│ │
│ │項、第2条(第2表)8款、
│ │
│ │11款2項、第3条(第3表)
│ │
│ │佐嘉神社境内公衆便所解
│ │
│ │体事業、可燃ごみ収集委
│ │
│ │託料、不燃ごみ収集委託
│ │
│ │料、資源物収集委託料
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第125号議案 │松原公園の
指定管理者の│ 可 決 │
│ │指定について
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第126号議案 │佐賀市徐福長寿館の指定│ 可 決 │
│ │管理者の指定について
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第127号議案 │山中キャンプ場の
指定管│ 可 決 │
│ │理者の指定について
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第128号議案 │吉野山キャンプ場の指定│ 可 決 │
│ │管理者の指定について
│ │
├──────┼───────────┼─────┤
│第138号議案 │市道路線の認定について│ 可 決 │
└──────┴───────────┴─────┘
○
川原田裕明 議長
議案を付託した常任委員会からそれぞれお手元のとおり審査報告書が提出されていますので、委員長の口頭での報告を求めます。
◎松永幹哉 総務委員長
おはようございます。それでは、当委員会に付託されました議案の審査概要について報告します。
第110号議案 令和2年度佐賀市一般会計
補正予算(第9号)中、歳出2款1項1目一般管理費のうち、公用EV導入事業1,111万8,000円について、委員より、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して導入するとのことだが、電気自動車(EV)を導入することが交付金の趣旨に適合していると言えるのかとの質問があり、執行部より、国が示した交付金に関する資料に基づいて事業内容を決定しており、災害時の非常用電源として活用できるため、災害に強いまちづくりを進める上で有効であると考えている。また、市として「ゼロカーボンシティさがし」を表明し、脱炭素社会を目指す取組を進めることとしており、公用車についても例外ではないため、導入することとしたとの答弁がありました。
また、委員より、各課でこの交付金を活用した様々な事業が取り組まれているが、交付金の趣旨に適合しているかについて、財政課はどのように確認しているのかとの質問があり、執行部より、この交付金は各自治体の判断により、地域の実情に応じて必要な取組を行ってほしいという性質を有しており、国が示した交付金に関する資料に基づき、各課から出された事業の査定を行っている。配分額には上限があり、できるだけ有効に活用できるよう配慮しているとの答弁がありました。
また、委員より、この交付金で実施した事業について、国へ報告する必要はないのかとの質問があり、執行部より、この交付金の活用については、国へ事業計画書を提出して認められるものであり、これまで議案として提出した事業及び今回の事業も同様であるとの答弁がありました。
また、委員より、災害時の非常用電源として電気自動車を活用することを想定しているとのことだが、どのような災害を想定しているのか。また、利用方法はどう考えているかとの質問があり、執行部より、大雨や台風などで避難所を含むエリアが停電した場合に利用することを想定している。新型コロナウイルス感染症の影響で、以前と比べて多くの避難所を開設しなければならない状況が生じており、発電機の準備もしているが、電源として幅広く使用できるものと考えているとの答弁がありました。
次に、同議案中、歳出2款1項2目広報広聴費のうち、シティプロモーション事業650万円について、委員より、移住を希望する方へ向けたプロモーション動画の発信を行うとのことだが、どのような内容を想定しているかとの質問があり、執行部より、東京圏を主なターゲットとして発信したいと考えており、ウェブ広告や大型ビジョンを利用した広告等を想定しているとの答弁がありました。
また、委員より、事業費650万円の積算内訳はとの質問があり、執行部より、ウェブ広告が200万円、交通広告が200万円、大型ビジョン等の広告が200万円、ポスター、チラシが50万円で積算しており、
プロポーザル方式で委託業者を決定したいとの答弁がありました。
また、委員より、発信するプロモーション動画の製作費はとの質問があり、執行部より、税込み349万8,000円であるとの答弁がありました。
これに対し、委員より、発信する動画の製作費と比較して倍近い金額であり、金額的に高いように思うがどうかとの質問があり、執行部より、都市圏におけるプロモーションであり、ある程度思い切った事業展開を図るべきであると考えているとの答弁がありました。
また、委員より、当初からプロモーション動画の発信を東京圏に向けて行う想定だったのかとの質問があり、執行部より、当初の段階では具体的な内容まで想定していなかったが、新型コロナウイルス感染症の影響で移住の機運が高まっており、今回発信するプロモーション動画を使って移住者を増やす取組を行っていきたいとの答弁がありました。
これに対し、委員より、事業を行う際は、東京圏の多くの人々に見てもらえるような内容となるよう情報収集を十分に行い、不人気な動画を発信することにならないようにしていただきたいとの意見がありました。
次に、第121号議案 佐賀市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例等の一部を改正する条例について、委員より、公民館の所管を教育委員会から市長部局へ移すことで、期待される効果は何かとの質問があり、執行部より、市長部局へ移すことで他の政策との連携が図りやすくなり、公民館で実施する社会教育活動の推進や地域のまちづくりの拠点としての機能向上が期待できると考えているとの答弁がありました。
また、委員より、これから専門職主事が減っていく中で、さらに社会教育活動を推進するためには、専門職としての資格を持つ公民館主事が今後も必要であると考えるがどうかとの質問があり、執行部より、現在、社会教育主事の資格を保有している職員が公民館以外も含め51名いる。また、今後も必要に応じて社会教育主事の資格を持つ会計年度任用職員の募集を行うとともに、社会教育主事に必要な研修を積極的に行い、人材の育成を図っていきたい。また、公民館事業は、教育委員会が作成している社会教育の指針に基づいて行っており、実施計画に基づく事業の評価について、これまでと同様に教育委員会と連携して行う考えであるとの答弁がありました。
また、委員より、市長部局に移すことによって、公民館で働く職員の業務に変更が生じるのではないかとの質問があり、執行部より、市長部局へ移しても公民館の役割は変わらないため、職員の業務に変更は生じないとの答弁がありました。
これに対し、委員より、公民館は、もともと社会教育法の規定に基づき教育委員会の所管として設置され、市長部局から独立した社会教育の拠点であるが、市長部局へ移すことにより社会教育の考え方に影響は出ないのかとの質問があり、執行部より、公民館は社会教育施設であり、所管を市長部局へ移しても、その位置づけを変更するつもりはない。一方で、現在の公民館は社会教育の場だけではなく、地域コミュニティの場としての役割も大きくなっており、新しく公民館に設置している地域活動室では、まちづくり協議会や自治会等、様々な方々が活動しているのが実情である。これらは市長部局で所管している分野であり、公民館の事業をより効果的に実施するために市長部局へ移すものである。また、教育の政治的中立を保つことは大切である。数年前に国の制度が変わり、年に1回は、教育委員会と市長が教育政策について協議する総合教育会議を開催することが定められており、その中で意見交換することで社会教育について均衡が保たれるものと考えているとの答弁がありました。
次に、第139号議案 財産の取得について、委員より、テレワークを行う際に利用するパソコンを180台購入するとのことだが、具体的な利用方法はとの質問があり、執行部より、各課に2台ずつ配備し、所属長がテレワークを行う職員に対し、利用を許可することを想定している。部署によっては台数が不足する可能性が考えられるため、情報課に30台程度の予備を準備して対応したいと考えているとの答弁がありました。
また、委員より、購入するパソコンは、重要なデータを保存して利用するのではなく、あくまでもテレワーク専用ということかとの質問があり、執行部より、テレワーク専用になる。新たに、庁舎内で通常行っている文書作成等の事務を自宅から行うことができる通信環境を構築して利用することを想定しており、既存のパソコンでは利用できないものであるとの答弁がありました。
これに対し、委員より、庁舎内で日常的に利用しながら、テレワークでも利用するということではないのかとの質問があり、執行部より、テレワーク専用であるが、出張等、庁外に持参して利用することも想定しており、Wi−Fi環境が整備されていればどこでも利用することができるとの答弁がありました。
これに対し、委員より、通信セキュリティの対策は十分かとの質問があり、執行部より、購入するパソコンに電子証明書をインストールし、ID、パスワードとの2段階認証を行うことで安全性を確保することとしたいとの答弁がありました。
また、委員より、紛失や盗難が発生した場合の対応はとの質問があり、執行部より、パソコンを起動することはできるが、インストールしている電子証明書を無効にすることでセキュリティを確保できるとの答弁がありました。
以上の審査を経て、採決した結果、当委員会に付託された議案については全会一致で可決すべきものと決定しました。
以上をもちまして、
総務委員会の口頭報告とします。
○
川原田裕明 議長
ここでお諮りします。文教福祉、経済産業、建設環境、以上3つの常任委員会については、審査報告書の提出に伴う委員長の口頭での報告を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よって、文教福祉、経済産業、建設環境、以上3つの常任委員会については、委員長の口頭での報告を省略することに決定しました。
これより先ほどの総務委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。よって、総務委員長の報告に対する質疑を終わります。
△討論
○
川原田裕明 議長
これより討論を行いますが、これまでに通告がありませんので、これをもって討論を終わります。
△採決
○
川原田裕明 議長
これよりただいま議題としています第110号から第116号、第118号から第140号、以上の議案を一括して採決します。
本案は委員会の決定どおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よって、第110号から第116号、第118号から第140号、以上の議案は可決されました。
△追加議案上程・提案理由説明・質疑・委員会付託・討論・採決
○
川原田裕明 議長
お諮りします。本日追加提出された第141号議案 令和2年度佐賀市一般会計
補正予算(第10号)を日程に追加し、直ちに議題としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よって、第141号議案を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。
市長に提案理由の説明を求めます。
◎秀島敏行 市長
おはようございます。本日、本定例会の追加議案といたしまして、
補正予算議案を提出し、御審議をお願いすることになりましたので、その概要について御説明申し上げます。
第141号議案「一般会計
補正予算(第10号)」は、ひとり親世帯臨時特別給付金支給事業として、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として生活実態が厳しい状況にあるひとり親世帯に対し、更なる支援を実施するため、国の予算措置に呼応し、補正の措置を講じるものであります。
なお、今回の
補正予算の財源といたしましては、国庫支出金により措置をいたしております。
以上、よろしく御審議をお願い申し上げます。
○
川原田裕明 議長
ここでお諮りします。本案は質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よって、本案は質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決することに決定しました。
それでは、これよりただいま議題としています第141号議案を起立により採決します。
本案は可決することに賛成の議員は起立願います。
〔賛成者起立〕
起立多数と認めます。よって、第141号議案は可決されました。
△議決事件の字句及び数字等の整理
○
川原田裕明 議長
この際、お諮りします。今定例会の議決事件について、その条項、字句、数字その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決定しました。
△会議録署名議員指名
○
川原田裕明 議長
次に、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において重松徹議員、山田誠一郎議員、この2名を指名します。
△閉会
○
川原田裕明 議長
以上で今定例会の議事は全て終了しました。
令和2年11月
佐賀市議会定例会を閉会します。
午前10時33分 閉 会
会議に出席した事務局職員
議会事務局長 花 田 英 樹
副局長兼議会総務課長 鷲 崎 ゆみ子
参事兼副課長兼議事係長 倉 持 直 幸
書記 武 富 聡 宣
書記 八 田 圭 司
書記 石 井 伸 史
書記 野 田 浩 志
書記 井 上 貴 仁
書記 峰 松 麻由美
書記 石 田 幸 三
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
令和 年 月 日
佐賀市議会議長 川原田 裕 明
佐賀市議会副議長 嘉 村 弘 和
佐賀市議会議員 重 松 徹
佐賀市議会議員 山 田 誠一郎
会議録作成者
花 田 英 樹
佐賀市議会事務局長...