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11月26日-01号

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  1. 飯田市議会 2018-11-26
    11月26日-01号


    取得元: 飯田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-10
    平成30年 12月 定例会(第4回)        平成30年飯田市議会第4回定例会会議録               (第1号)-----------------------------------       平成30年11月26日(月曜日)10時00分-----------------------------------日程 第1 会議成立宣言 第2 会期の決定 第3 議案説明者出席要請報告 第4 会議録署名議員指名 第5 市長挨拶 第6 監査報告 第7 選挙管理委員及び補充員の選挙 第8 報告(3件)    報告第34号から報告第36号まで 第9 議案審議    (1)災害復旧に伴う補正予算案(1件)       議案第136号       説明、質疑、討論及び採決    (2)委員会付託議案(25件)       議案第116号から議案第135号まで及び       議案第137号から議案第141号まで       説明、質疑及び委員会付託散会-----------------------------------出席議員    22名      (別表のとおり)-----------------------------------欠席議員    1名      (別表のとおり)-----------------------------------事務局出席者      (別表のとおり)-----------------------------------説明のため出席した者      (別表のとおり)-----------------------------------     10時00分 開会----------------------------------- △日程第1 会議成立宣言 ○議長(清水勇君) おはようございます。 現在の出席議員は22名であります。 よって、本日の会議は成立いたしております。 湊猛君から欠席する旨の届けが提出されておりますので、御報告申し上げます。 ただいまから、平成30年飯田市議会第4回定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(清水勇君) それでは、会期の決定を議題といたします。 今定例会の会期及び日程につきましては、去る11月19日に開催された議会運営委員会で協議いただいておりますので、その結果について御報告を願うことにいたします。 議会運営委員長村松まり子さん。 ◆議会運営委員会委員長村松まり子君) おはようございます。 11月19日に開催いたしました議会運営委員会の協議の結果を御報告申し上げます。 今定例会の会期は、本日11月26日から12月18日までの23日間とし、その日程につきましては、お手元に配付してあります日程表によることといたしました。 本日上程されます議案は29件で、その審議は、報告案件災害復旧に伴う補正予算案件を除き付託議案一覧表のとおり、それぞれ各常任委員会へ付託することといたしました。 次に、12月5日、6日及び7日に行います代表質問及び一般質問の通告締め切りは、先例により、あした11月27日の午後5時といたしましたので、申し合わせ事項を遵守し、質問事項及び要旨をできるだけ明確に記載し、定刻までに通告されますようお願いいたします。 以上で報告を終わります。 ○議長(清水勇君) ただいまの報告について、御発言はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(清水勇君) お諮りいたします。 今定例会の会期につきましては、委員長の報告のとおり、本日11月26日から12月18日までの23日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(清水勇君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は11月26日から12月18日までの23日間と決定いたしました。----------------------------------- △日程第3 議案説明者出席要請報告 ○議長(清水勇君) 議案説明者として、地方自治法第121条の規定により、牧野市長ほか関係者の出席を要請いたしました。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第4 会議録署名議員指名 ○議長(清水勇君) 会議録署名議員として、湯澤啓次君、永井一英君を指名いたします。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第5 市長挨拶 ○議長(清水勇君) ここで市長の御挨拶を願うことにいたします。 牧野市長。 ◎市長(牧野光朗君) おはようございます。 本日ここに、平成30年飯田市議会第4回定例会を招集し、重要案件並びに当面いたします諸課題につきまして御審議いただきますことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。 まず初めに、第3回定例会からこれまでの間に市民の皆さんに御心配をおかけする案件が幾つかございましたので、それらについて触れておきたいと思います。 9月末、おひさまエネルギーファンド株式会社に対しまして、証券取引等監視委員会から行政処分を求める勧告が行われ、その後、金融庁から金融商品取引業に関する業務について3カ月間の業務停止命令が出されました。飯田市は、同社に対する出資や人的支援等は行っておりませんが、行政と歩調を合わせてこの地域の、あるいは日本全国の再生可能エネルギー普及振興をリードしてきたおひさま進歩エネルギー株式会社グループ会社がそのような処分を受けたことにつきまして、大変残念に思っているところであります。市の公共施設の屋根において行われております太陽光発電事業を初め既存の事業の遂行には支障がないとお聞きしておりますので、新体制のもと、改めて再生可能エネルギー普及振興に取り組んでいっていただきたいと願う次第であります。 また、10月初め、当市の川路地区に本社を置くかぶちゃん農園が東京地方裁判所から破産手続開始決定を受け、以後、飯田下伊那に本拠を置く関連企業8社についても破産手続が開始されました。大変残念なことですが、これらケフィア事業振興会グループ関連企業の破産による地域雇用への影響や柿畑の管理問題、市田柿ブランドへの影響等につきましては、市民の皆さんからも御心配をいただいており、当市といたしましてもその対応に努めているところであります。 雇用間題につきましては、ケフィアグループ関連企業で計140人を超える従業員等の皆さんが離職や離職見込みとなっているとのことでありますが、当市といたしましては、離職者の再就職を支援し、こうした雇用不安を解消するため、飯田公共職業安定所や長野県と連携して、万全のフォローをしてまいる所存でございます。 柿畑の管理問題につきましては、公益財団法人長野農業開発公社を窓口として破産管財人と協議を重ねてまいりましたが、先般、収穫可能な柿の9割以上を収穫することができたとの報告があり、当面の影響については最小限に抑えることができたものと認識しているところであります。引き続き、柿畑が今後も適切に管理されますよう土地所有者の皆さんや関連事業者農業委員の皆さんと調整を続けてまいる所存であります。 市田柿ブランドへの影響につきましては、かぶちゃん農園の広告宣伝により、市田柿が全国的に高級ドライフルーツとして知られるようになったこともあり、その影響を心配するところではありますが、飯田下伊那地域を代表する特産物として、一昨年、2016年7月に地理的表示保護制度(GI)に登録されていることをしっかりと活用して、今後とも生産者並び生産者団体、関係する企業の皆さんとともに、市田柿ブランドの一層の振興に努めてまいる所存であります。 9月30日に閉店となりましたピアゴ飯田駅前店につきましては、その跡地利用等につきまして、現在もユニー株式会社による協議検討が進められている段階であります。近くのコンビニエンスストアで生鮮食品を取り扱っていただいているほか、これまで店舗を利用していただいた皆さんへの対応として、市内の商店への乗り合いタクシー等の運行も実施し、御不便をかけることがないよう努めているところでありますが、今後も関係する地区の皆さん等と情報共有を図りながら、買い物困難者対策、まちのにぎわいづくりの支援等につきまして対応してまいりたいと考えているところであります。 さて、ことしの秋も昨年ほどではないにせよ、天候には悩まされたところであります。特に、9月30日深夜から10月1日未明にかけ当市に最接近しました台風第24号につきましては、遠山地域に対し平成22年7月の豪雨災害以来8年ぶりとなります避難指示を発出する等の災害対応を行ったところであります。幸いにも人的被害はなく、住居などへの影響もごく限定的なものとなりました。避難所開設等に大変な御尽力をいただきました各地区自主防災組織や、災害現場での活動に従事された消防団を初めとする関係者の皆さん方に改めて感謝を申し上げる次第であります。 10月以降は天候に恵まれることも多くなり、昨年度、多くのイベントが悪天候により中止となったことに比べますと、順延などの対応も含めまして多くの催しが開催されたのではないかと捉えております。 10月21日には第11回南信州獅子舞フェスティバルが、10月28日には第6回南信州天龍峡マルシェや恒例の峠の国盗り綱引き合戦、そして今回で64回目となる風越登山マラソン大会などが開催されました。このうち、峠の国盗り綱引き合戦につきましては、惜しくも遠州軍に4年ぶりに敗れたところでありますが、来年はぜひ再び信州軍に勝利をしていただきたいと思っているところであります。 続いて、11月3日には第12回を迎えました飯田丘のまちフェスティバル中心市街地で開催され、秋晴れのもと、過去最高の5万人という多くの人出でにぎわいました。ことしは初企画の裁縫コンテストが行われたほか、KDDI等の御協力によりまして、日本で初めてとも言われます自動運転と連動したVRコンテンツ体験の実証実験が東和町のラウンドアバウトを中心に実施され、全国的に注目されました。市民の皆さんの手づくりで新しい文化を発信する丘のまちフェスティバルは、飯田市を代表するイベントとして欠かせないものになってきていると感じているところでございます。 それでは、市政を取り巻く状況と、市の主な取り組みにつきまして申し上げをさせていただきます。 まず、最近の経済動向について申し上げます。 内閣府による11月の月例経済報告では、景気は緩やかに回復しているとし、先行きについては、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって緩やかな回復が続くことが期待される。ただし、通商問題の動向が世界経済に与える影響や、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響等に留意する必要があるとしています。 当地域の景況感につきましては、飯田信用金庫地域サポート部による9月の飯伊地区産業経済動向などの情報を参考にすると、製造業では業種によって異なるものの、受注、売り上げが前月比横ばいとの声が多く、景況感も横ばいとの声が聞かれる一方、業種によっては設備面で積極的な声も聞かれました。当地域の雇用情勢は、9月末の有効求人倍率が1.70倍と62カ月連続して1倍を上回っており、雇用情勢は一層堅調に推移しているわけでありますが、これは同時に企業におけます人手不足にもつながっており、今後も注視してまいりたいと思っております。 次に、産業振興と人材育成の拠点整備事業について申し上げます。 11月2日に2期工事で完成した大ホールにおきまして、飯田市、下伊那地域にかかわりのある企業人をお招きし、地元産業界の方々との交流を図ることを目的に、飯田市企業交流シンポジウムを開催いたしました。その内容といたしましては、信州大学の本拠点における航空に関する研究開発や、Ene-1GP等の大会で優秀な成績をおさめております飯田OIDE長姫高等学校の原動機部の電気自動車取り組みの紹介、そして「リニア時代を見据えた若者が帰ってこられる産業づくり」をテーマに実施したパネルディスカッションなどで、130名ほどの多くの皆さんに御参加をいただきました。同拠点の整備事業につきましては、3期工事といたしまして、旧機械科棟でありますB棟や旧特別教室棟であります食品研究棟の改修を行っており、年末の完成を予定しているところであります。また、駐車場や進入路などの4期工事にも着手いたし、年度内の完成を予定しているところであります。 公益財団法人南信州飯田産業センターは、年末までに本拠点への引っ越しを終え、来年1月4日には本拠点での業務を開始する予定でありますが、今後、地域内外の産業関係者や郡市民の皆さん方に施設のことを知っていただき、多くの方に御活用いただくことで、本拠点に期待される効果が十分に発揮されるよう努めてまいる所存であります。 去る11月19日には、入所者、御家族、そしてケアに当たる職員の皆さんの長年の悲願でありました新しい特別養護老人ホーム飯田荘の開所式を行いました。この新しい特養飯田荘の愛称を公募により「ゆとぴいいだ」と命名し、昨日11月25日に入所者の皆さんに移っていただき、運用が開始されたところであります。地元橋北地区の皆さんを初め、多くの関係者の皆さんの多大なる御理解と御協力に改めて感謝を申し上げるところであります。今後は、旧飯田荘の建物の撤去工事を行いますが、安全には十分意を配してまいりますので、引き続き関係する皆さんの御理解、御協力をよろしくお願い申し上げる次第であります。 また、この特養に併設して、高齢者の介護予防健康づくりの拠点として活用を予定しております介護予防拠点施設おまめでサロンも新たに開設いたしました。この施設が高齢者の福祉や介護予防取り組みを推進するための拠点として、広く市民の皆さんに親しまれ、介護予防や健康の増進につながるよう努めてまいる次第であります。 それでは、今議会に提案いたします議案につきまして説明申し上げます。 本日提案いたします案件は、報告案件3件、条例案件11件、一般案件9件、予算案件6件の計29件でございます。 平成30年度飯田市一般会計補正予算(第7号)案は、歳入歳出ともに3億5,300万円を追加いたしまして、9月30日から10月1日にかけての台風24号による被災箇所の復旧事業費を計上するものでございます。 また、平成30年度飯田市一般会計補正予算(第8号)案は、歳入歳出ともに15億4,800万円余を追加いたしまして、予算の総額を485億8,937万4,000円にしたいとするものであります。 主な内容は、小・中学校の普通教室380室への空調設備設置費用小・中学校指定通学路等危険ブロック塀撤去等に対する助成費用、広域連合から受託しております産業振興と人材育成の拠点整備事業に係る費用の追加のほか、国・県の補助事業の内示に伴う事業費の変更、決算見込みによる各給付事業の計上などでございます。 ここで、学校における空調設備の整備について申し上げます。 この件につきましては、前回の第3回定例会開会日市長挨拶におきまして、ことしの夏の記録的な高温を受け、小・中学校空調設備の整備に関し、できる限り早期にその対応方針をまとめてまいりたいと申し上げたところでございますが、その後、教育委員会におきまして検討を重ね、このたび市内の小学校19校及び中学校9校の全ての普通教室に空調設備を整備することとし、前述のとおり必要な予算を計上いたしました。財源といたしましては、今次国の補正予算におきまして措置されることとなりました冷房設備対応臨時特例交付金の活用を予定しているところであります。 その他の諸議案につきましては、後ほど各部課長から御説明をさせていただきます。 ここでリニアについて申し上げます。 まず、本体工事の進捗状況に関してでありますが、明かり区間におきましては、用地測量、補償物件調査が進められる一方、トンネル区間におきましては、中央アルプストンネル松川工区のトンネル掘削に向けた妙琴公園内や猿庫モータースポーツランド付近における準備工事が進められております。運搬路となる市道大休・妙琴線や県道飯田・南木曽線における交通安全対策につきましては、万全な計画となりますよう通学路対策等の協議を行っているところであり、今後も地元の皆さんやJR東海等関係機関と調整をしてまいります。 一方、発生土置き場に関しましては、先行している下久堅小林地区におきまして、跡利用も含めた具体的な造成計画につきまして地権者の皆さんと協議をしているところであり、今後、下流域を含めた住民の皆さんの御理解を得た上で計画を進めてまいる所存であります。 用地関係者組合に関しましては、現在、座光寺地区で3組合、上郷地区で7組合が設立されており、その他の関連区域におきましても用地関係者組合設立に向けて、関係する皆さんと協議を進めているところであります。用地関係者組合の目的は、土地評価について公平性や透明性を持って関係する皆さんに御理解をいただくことにあります。これからも丁寧な説明に心がけ、できる限り早期に補償額を提示できるよう協議を進めますとともに、地権者の皆さんへ適時的確な説明や情報提供がなされるよう努めてまいります。 なお、代替地整備に関しましては、関係する皆さんの絶大な御協力をいただく中、丹保・北条地区の整備方針がおおむね整ってきたところであります。今後、座光寺地区への計画も含め、さらに詳細な検討を進め、代替地の整備計画を策定してまいります。 リニア駅周辺整備に関しましては、移転をお願いする皆さんの補償物件調査を進めており、既に調査を完了した皆さんへは順次調査内容への説明を行い、移転に向けた相談をさせていただいております。できるだけ早期に全員の方への説明ができるよう進めてまいる所存であります。 また、先月16日には第4回目となりますリニア駅周辺整備デザイン会議を開催し、これまで整理してきた理念、整備コンセプトに基づいて基本設計案を御協議いただきました。地域産材による木格子の大屋根を特徴とし、また伊那谷らしさ、自然との調和、コミュニティー活動などによる地域との一体化等に主眼をおいたデザインや、平面計画の方針を御確認いただきました。今後、実現性につきましての検証を深め、さらに詳細な検討を行っていく予定であります。 先月24日にはリニア中央新幹線整備地域振興に活かす伊那谷自治体会議が、リニア・モビリティ革命と都市・地域フォーラムとの合同で開催され、会議では自動運転技術を生かした二次交通システム交通結節施設整備の検討等を連携して進めていくことを確認いたしました。 また、リニア関連地域振興策取り組み実施体制につきましては、民間等との連携により機動的に取り組める新たな体制づくりを今後議論していくことを決定いたしました。今後も県を初めとする関係機関の皆さんとともに、リニアの整備効果がさまざまな分野に波及できる取り組みを進めてまいる所存であります。 さて、国におきましては10月2日に第4次安倍内閣が発足し、その際の記者会見の首相の冒頭の発言で、来年10月からの幼児教育無償化と再来年4月からの高等教育無償化について触れられました。また、10月15日の臨時閣議におきましては、消費税率を来年10月1日に現行の8%から10%へ引き上げる方針が表明されております。このうち、幼児教育の無償化につきましては、政府が国難とも呼ぶ少子・高齢化に関し、未来を担う子供たち、子育て世代に大胆に投資するという観点から実施されるものであり、その趣旨については異論はありませんが、その財源負担のあり方やどこまでを無償化の対象とするかといった制度設計は、実施まで1年を切った現段階におきましても、いまだ具体的になっておりません。幼児教育の現場を預かる市長といたしましては、このまま来年10月の実施に踏み切ることには大いに問題があると言わざるを得ず、全国市長会といたしましても、知事会、町村会とも足並みをそろえながら、現在、政府に対し粘り強く協議を続けているところでございます。このような状況を見るにつけ、改めて、国に対し現場の声を届けることの重要性を痛感しているところであります。 私は、地方の首長の視点から意見を述べる唯一の立場で、一昨年度から経済財政諮問会議専門調査会に当たる経済・財政一体改革推進委員会や、そのもとに設置されているワーキンググループ初め国の機関等が主催する幾つかの会議に参画をさせていただいております。その議論の中では、地域の具体的な課題に対する視点や取り組み事例を踏まえながら発言をさせていただいておりますが、例えば所有者不明土地問題につきましては、国の機関等が主催する会議におきまして、私のほうから飯田市における具体的な事例を地方共通の課題として指摘させていただいたところ、これが全国的な人口減少社会における土地制度の課題として認識され、所有者不明土地を適切に管理し、円滑に利用する仕組みが法制化されるに至ったところであります。 また、飯田OIDE長姫高校地域人教育が高校教育のあり方そのものを改めて問い直すものとして国において取り上げられ、前述の経済財政諮問会議を経て、ことし5月に閣議決定されました経済財政運営と改革の基本方針2018、いわゆる骨太の方針におきましても地域振興の核としての高等学校の機能強化が打ち出され、国レベルの高校教育改革並びに大学教育改革の議論に大きな影響を与え、地域人教育を全国的に取り入れていく方向で制度が整えられつつあります。 こうした状況から、地域の現場の声や独自の取り組みが国の関係機関等の会議で取り上げられることの重要性は、国全体の課題解決という観点からも大変意義のあるものと捉えているところであります。 一方、全国市長会におきましては、単独の地方自治体の声を国に届けるだけでは解決できない課題につきまして、まずは地方間で議論をしっかりと行い、その上で全国の都市自治体が連携する中で、その対応を進めている取り組みが幾つもあります。私自身がかかわりました農地転用許可権限の市町村への権限移譲実現につきましてもそうでありますし、ネクストステージとも呼ばれる超高齢・人口減少時代といった未経験の社会的局面に向けた都市自治体の税財政のあり方につきましての議論も進められているところであります。 私が座長を務めさせていただきましたネクストステージに向けた都市自治体の税財政のあり方に関する研究会におきましては、地域コミュニティー社会的ネットワークの再構築が緊急の課題となっていることを踏まえた都市自治体の今後の税財政のあり方につきまして、全国のさまざまな地域の市長の皆さんや有識者の皆さんと真摯な議論を積み重ね、提言報告をまとめたところであります。 その内容につきましては既に公表されておりますのでここでは詳しく触れませんが、人々の生活や交流のあり方が急激に変わりつつあり、都市自治体では対人社会サービス、人づくり、地域公共交通、インフラ、観光などの分野で経費が急増し多様化している一方で、全ての公共サービスを行政が担うことには限界がある現状に鑑み、こうした全国的な視点を持ちながら市政経営を行うことの重要性を痛感しているところでございます。 私といたしましては、全国的に右肩下がりの時代が続き、人口減少、少子化、高齢化といった厳しい状況に適時的確に対応しなければならない一方で、リニア開通や三遠南信道の全通等により、当市が近い将来、メガリージョンと呼称される巨大都市圏の中に入っていくという、極めて大きな変化の中にあることをしっかりと意識しながら、今後の任期におきましても、常に地域の皆さんの声に耳を傾け、地域の課題に真摯に向き合い、その解決に向けては全国的な視点も持ちながら、市政経営に邁進していく所存でございます。 結びに、飯田市が全国から注目されます真の地方創生のモデルになり、誰もが認めるよい地域として持続していけますよう、ムトスを合い言葉に市民の皆さんとともに不断の取り組みを行いますとともに、誤りなき市政のかじ取りに全力を尽くす決意であることを改めて申し上げ、議員各位におかれましても、今後なお一層の御理解、御協力をいただきますようよろしくお願い申し上げ、来年度予算編成に向け代表質問初め大変重要な議論が行われます今議会開会に当たっての挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第6 監査報告 ○議長(清水勇君) これより監査報告に入ります。 監査委員から、監査の結果について報告を願うことにいたします。 代表監査委員、加藤良一君。 ◎監査委員(加藤良一君) 監査の結果について報告を申し上げます。 今議会に提出しました監査報告書は、地方自治法第199条第7項の規定によります財政援助団体の監査に関するものです。 今回の監査は、株式会社農耕百花及び公益財団法人飯田市体育協会を対象としました。 株式会社農耕百花は公の施設の指定管理者として、公益財団法人飯田市体育協会は財政援助団体、出資団体及び公の施設の指定管理者として、それぞれの事業に係る出納その他の業務の執行について監査の範囲といたしました。 監査の種類、目的、期間、監査の方法及び着眼点につきましては、1ページから3ページに記載しておりますので御確認ください。 それでは、3ページをごらんください。 初めに、株式会社農耕百花につきまして報告申し上げます。農耕百花は公の施設の指定管理者として、平成28年度から平成30年度までの事業に係る出納その他の業務の執行について監査の範囲としました。 監査の結果、農耕百花による施設の指定管理は、その目的に沿って実施されており、経営状況も好調であることを認めましたが、事務処理について一部に改善を要する事項が認められました。 3ページの下段の(1)指摘事項をごらんください。 飯田市天龍峡温泉交流館条例並びに飯田市天龍峡温泉交流館の管理運営に関する基本協定書に定める一部の事項について、条例及び協定書に沿っていない点が認められたため、改善を求めました。詳細は3ページから4ページをごらんください。 また、検討要望事項を1点上げさせていただきましたので、こちらもごらんください。 指摘事項及び検討事項に対する措置状況は4ページの中ほどに記載しておりますので、御確認ください。 続いて、7ページをごらんください。 公益財団法人飯田市体育協会につきまして報告を申し上げます。体育協会は、財政援助団体、出資団体及び公の施設の指定管理者として、平成28年度から平成30年度までの事業に係る出納その他の業務の執行について監査の範囲としました。 なお、公の施設の指定管理については、平成30年度より開始のため、平成30年度分のみ監査の範囲としました。 監査の結果、体育協会の運営及び施設の指定管理は、その目的に沿って実施されており、事務事業に係る出納その他の事務の執行についてもおおむね適正に行われていることを認めましたが、事務処理について一部に改善を要する事項が認められました。 7ページの下段の(1)の指摘事項をごらんください。 飯田市総合運動場の管理運営に関する基本協定書並びに飯田市体育協会会計規程に定める一部の事項について、協定書及び会計規程に沿っていない点が認められたため、改善を求めました。詳細は7ページから8ページをごらんください。 また、検討要望事項を2点上げさせていただきましたので、こちらもごらんください。 指摘事項及び検討要望事項に対しての措置状況は、8ページ中ほどに記載しておりますので御確認ください。 監査の報告は以上のとおりです。 なお、各監査対象団体の概要等、詳細につきましては、報告書を御高覧くださいますようお願い申し上げ、簡単ではございますが監査の報告といたします。
    ○議長(清水勇君) 監査報告に対して、期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑を終結いたします。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第7 選挙管理委員及び補充員の選挙 ○議長(清水勇君) ただいまから選挙管理委員及び補充員の選挙を行います。 現在の飯田市の選挙管理委員及び補充員は、ともに12月23日に任期が満了いたしますので、地方自治法第182条第1項の規定に基づき後任の選挙管理委員を、また同条第2項の規定に基づき後任の補充員を選挙するものであります。 なお、選挙管理委員及び補充員は、それぞれ4名であり、任期は4年であります。 お諮りいたします。 選挙の方法については地方自治法第118条第2項の規定により指名推選といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(清水勇君) 御異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選の方法によることに決定いたしました。 お諮りいたします。 その指名を議長においていたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(清水勇君) 御異議なしと認めます。 よって、議長において指名することに決定いたしました。 それでは、選挙管理委員に、飯田市東中央通3233番地3、松澤道男さん、飯田市龍江6190番地1、林昇さん、飯田市鼎切石4500番地、村澤博治さん、飯田市松尾水城3669番地6、仲村やす子さん、補充員に、飯田市座光寺3938番地イ、吉川節雄さん、飯田市今宮町3丁目101番地7、片桐六保さん、飯田市下久堅小林748番地、宮井昌男さん、飯田市久米1647番地、原利治さんを御指名いたしたいと思います。 なお、補充員の補充順序につきましては、ただいま御指名いたしました順序にいたしたいと思います。 お諮りいたします。 ただいま議長において指名いたしました皆さんを選挙管理委員及び補充員の当選人に定めることに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(清水勇君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました松澤道男さん、林昇さん、村澤博治さん、仲村やす子さんが選挙管理委員に、吉川節雄さん、片桐六保さん、宮井昌男さん、原利治さんが補充員に当選されました。 ただいまの当選人に対し、後刻、飯田市議会会議規則第32条第2項の規定により、当選の旨を告知いたします。----------------------------------- △日程第8 報告 ○議長(清水勇君) 日程に従いまして、これより報告案件の審議に入ります。 初めに、報告第34号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」及び報告第35号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」の以上2件を一括議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 寺澤総務部長。 ◎総務部長(寺澤保義君) 報告第34号について御説明申し上げます。 本件は、専決処分の報告についてでございまして、課税事務におけます過失にかかわる損害を賠償するため専決いたしました案件につきまして報告をさせていただくものでございます。 まず、専決第21号でございますが、専決の日及び相手方は記載のとおりでございます。 事件の概要でございますが、平成30年7月3日、固定資産税に係る相続人調査におきまして、当市が相続人でない相手方に対し相続の手続を行うよう誤って通知したことによりまして、相手方に必要のない相続放棄の手続を行わせてしまい、損害を与えたものでございます。 当市の損害賠償額は3万6,360円でございまして、交通費や戸籍証明取得費用、収入印紙代、切手代などの実費を賠償するものでございます。 なお、平成30年10月18日に相手方への支払いを完了いたしております。 続きまして、専決第23号でございますが、専決の日及び相手方は記載のとおりでございます。 事件の概要につきましては、先ほどの専決第21号と同様でございます。 当市の損害賠償額は5,068円でございまして、戸籍証明取得費用、収入印紙代、切手代などの実費を賠償するものでございます。 なお、平成30年10月22日に相手方への支払いを完了いたしております。 市税の賦課業務につきましては、日ごろから間違いのない事務に心がけておるところでございますが、今回このような報告に至りましたことをおわび申し上げます。今回の事案を重く受けとめまして、再発防止の徹底はもとより、賦課業務全般につきましてチェックと見直しを図るなど、より細かな事務処理体制にもしっかりと手を入れてまいる所存でございます。 以上、よろしくお願いいたします。 続きまして、次に報告第35号について御説明申し上げます。 本件は、専決処分の報告についてでございまして、自動車事故による損害を賠償するため、専決処分をいたしました案件につきまして報告をさせていただくものです。 中ほどの表をごらんください。 まず、専決第20号でございますが、専決の日及び相手方は記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、平成30年7月11日午前11時ごろ、当市所有の軽貨物自動車が飯田市川路2363番地の川路自治振興センター駐車場内におきまして、公務のため車両を後退させたところ、後方に駐車いたしておりました相手方の小型乗用自動車と接触し、相手方に損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が10割、市の損害賠償額は7万5,006円でございまして、平成30年10月18日に全国市有物件災害共済会による支払い手続を完了いたしております。 続きまして、専決第22号でございます。専決の日及び相手方は記載のとおりで、専決の日をもって示談が成立いたしております。 事故の概要でございますが、平成30年7月19日午前11時20分ごろ、飯田市駄科1292番地6付近の市道竜丘172号線と県道駄科・大瀬木線の交差点におきまして、当市所有の軽貨物自動車が公務のため市道から県道に出ようとしたところ、県道を走行しておりました相手方の軽貨物自動車と接触し、相手方に損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が8割、市の損害賠償額は3万1,011円でございます。 次に、専決第26号でございます。専決の日及び相手方は記載のとおりで、専決の日をもって示談が成立いたしております。 事故の概要でございますが、平成30年5月23日午後2時45分、国道256号と市道飯田2号線との交差点におきまして、当市所有の軽乗用自動車が当該交差点を走行していた相手方の小型乗用自動車に接触し、運転いたしておりました相手方に人的損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が10割、市の損害賠償額は5万2,160円でございます。 なお、この事故にかかわる物的損害につきましては、9月の議会におきまして議決をいただいております。 今回、このような事故報告をいたしますことをおわび申し上げます。市民の皆さんに信頼される行政運営の観点からも毎月の部長会で交通事故防止の徹底を図っているほか、組織としての事故防止、事故ゼロを目指し、職員個々の取り組みなどを進めております。今後とも一層の安全運転対策に取り組んでまいりますので、何とぞ御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。 説明は以上でございます。 ○議長(清水勇君) 報告第35号に関しまして質疑通告がございましたので、これより質疑を行います。 吉川秋利君。 ◆19番(吉川秋利君) 報告第35号については、今回3件の交通事故の専決処分について上程をされました。定例会のたびに交通事故に関する議案の上程があるように感じられます。行政としても対策をとられていると思いますが、問題意識の高揚のためも含めまして質問を行います。 まず、保険の契約内容について概要をお聞きします。 次に、責任比率については説明がありました。過去の事故も含めて圧倒的に行政側の責任比率が重いように感じますが、どのように捉えられておりますか。 3つ目ですが、相手方の修理は保険によって支払われておりますが、当方の修理はどのように処理されているのか、どの程度あるのかお聞きします。 4番目に、ドライブレコーダーについては車両の更新時に装着することとしているようですが、現状の装着率はどのようになっているかお聞きをします。 最後に、事故減少のための対策についてお聞きをしますが、その前に公務中の事故で28年度と30年度ではどのような発生件数であったかお聞きをします。また、プライベートの事故発生状況については把握をされているかどうかお聞きをします。1回目終わります。 ○議長(清水勇君) 寺澤総務部長。 ◎総務部長(寺澤保義君) まず、加入しております保険の契約内容でございますが、当市が加入いたしております自動車保険でございますが、市等の公有財産に生じた損害に対しまして相互救済を実施するために設立されております公益財団法人全国市有物件災害共済会が運営する自動車損害共済に加入いたしておる状況でございます。 共済の内容といたしましては、対人損害賠償、対物損害賠償及び車両共済ということでございまして、飯田市はその全てに加入をいたしております。補償額でございますが、対人・対物とも無制限、車両共済は見積額が限度ということでございます。 次に、責任比率についてでございますが、事故の責任比率、過失割合でございますけれども、これは一般の事故と全く同様でございまして、民事交通訴訟におけます過失相殺率の判定基準を参考に市有物件災害共済会と保険会社等が協議をして過失割合を決めておるといったような状況でございます。 次に、当方の車両の修理代に関してでございますが、当方の車両の損害に対しましては相手の過失割合分は相手方の保険で支払われることになりますが、残りは加入いたしております車両共済にて支払われるといったような状況でございます。 次に、ドライブレコーダーの装着率でございますが、現在、日常的な業務に使用いたしております自動車が318台ございますが、それのうち75台ということで23.5%が装着済みということになっております。 次に、事故への減少対策として、まずここ数年の状況でございます。平成30年11月現在までの時点の事故の総数につきましては、23件が事故の状況でございます。これは11月までが23件ということで、平成29年度が15件、28年度が1年間で18件といったような状況で、今年度に入りまして事故が多く発生をいたしておるといった状況でございます。 こういったことを受けまして、飯田市といたしましての事故の対応でございますけれども、まず交通事故防止を通じまして市民の皆さんに信頼される、こういった行政運営を図るということは非常に大事な視点でございまして、7月から毎月の部長会を通じまして事故の内容と対応を協議、共有いたしまして、事故防止の徹底を図っておるところでございますし、11月に入りましては安全運転のための意識、注意点を具体的な行動として起こしていただくために新たに安全運転宣言、それから特殊な車両等については運転にふなれということもございますので、こういった職員に対しまして個別の運転技術の向上の支援、こういったことに努めてきておるといったような状況でございます。 ○議長(清水勇君) もう一点、プライベートについてという質問がありますが、それはどうですか。 ◎総務部長(寺澤保義君) 済みません、答弁漏れがございました。 プライベートの事故につきましては、通勤、夜間、休日を問わず把握をいたしておる状況でございます。失礼しました。 ○議長(清水勇君) 吉川秋利君。 ◆19番(吉川秋利君) それでは2回目の質問になりますが、保険については市民感覚といいますか、民間では事故を起こすと保険料が上がるということでプレッシャーもかかるんですが、行政の加入している保険は変わらないでしょうか。この点について、もう少し詳しく説明をお願いしたいと思います。年額どのくらいの金額の保険料になるのかも含めてお聞きをします。 2番目の責任比率、普通の判例基準によって決められているということなんですが、この責任比率が5対5、要するに半々より当方が責任が重いというように受けとめるわけなんですが、このことはとりもなおさず市役所の車は乱暴な運転が多いということに解釈される可能性がある。私はそう思いませんけれども、もしそうだとすれば運転のモラルが悪い、見直す必要があるということになってきますが、そこら辺のところをもう少し所見をお聞きします。 3番目の車の修理なんですが、自分のほうの修理、保険についても同じような、責任比率が多くても保険を使っておっても上がっていかないような仕組みになっているのかどうなのかということをお聞きします。 ドライブレコーダーについては、以前に対策として提言したことがある。ある事故に関連してありますが、これは相手に対する警告ばかりでなく、自分自身の緊張感にもなるということで、できるだけ早く装着をされたいと思いますが、全車装着されるのは何年くらい先と考えればいいんでしょうか。 5番目ですが、事故の発生状況が非常に30年度、まだ半年なのに随分28年、29年をオーバーした件数が出ておるということで、これは非常事態宣言を出してもいいのかなという程度のものと思いますが、一生懸命対策をとられているという説明でありましたが、考え方、建前としてはそのとおりだと思いますが、もう少しお聞きをしたい。確かに前回飲酒運転で質問をしましたが、飲酒運転とは違って非常に難しい問題もあると思いますが、その辺のところをもう少しお聞きをいたします。 ○議長(清水勇君) 寺澤総務部長。 ◎総務部長(寺澤保義君) まず、保険料が上がらない仕組みでございますけれども、先ほど申しました市有物件災害共済では一般的な、少し自動車保険等と仕組みが異なっておりまして、等級区分によります保険料制度というのを用いておらないということでございます。全国規模で全部まとめて保険料を算定しておるということで、それぞれの自治体が事故が多くなったということに起因して、あるいは少なくなったということで保険料の上下があるというものではございません。つまり保険料が上下する場合というのは、全国規模で著しく変動した場合について状況に変化があるといったことでございます。 ちなみに保険料の関係でございますが、1台当たりの保険料負担金額としては平成29年度でございますが6,589円、それから共済金額3,027円ということで……。失礼しました。全体で650万と300万ということで、私どものほうで1台当たりの入っておるものに直しますと、約1万数千円程度が保険料の額ということになろうかというふうに捉えておりますので、よろしくお願いいたします。 それから、責任比率に関してでございますが、私どものほうの事故につきましては、特に職員については慎重な運転を期すように徹底をしておるわけでございますが、今までの事故の実態から見ると狭隘な生活道路から広い基幹道路への進入、出るといったような状況がございまして、そういったところでのうっかりということで過失割合が多いかなといったような事故が確認されておりますが、こういった点についてもなお一層の対応を、事故防止を進めてまいりたいとするところでございます。 それから、ドライブレコーダーにつきましてでございますが、私どものほう平成26年2月から装着を進めてきております。この間、先ほど申しましたとおり、全体では23.5%ということで、新車の導入の折にドライブレコーダーの装着を進めてきておるといったような状況でございますが、この間5年間の車の更新が23.5%だということでございますので、現在、車歴等が長いものでは15年とかというものも状況によってはあるわけでございますので、まだ相当期間ドライブレコーダーを全て装着して新しい車に変わるということについては少し時間が必要というふうに思っております。また、特に全体の中でこれから必要な部分というものにつきましては、更新に限らずさまざまな形で工夫をして装着率が高まるということが大事だろうという認識を持っておるところでございます。 それから、対策に向けてでございますが、先ほど議員のほうから御指摘いただいたとおり、ここへ来て30年度前半で非常に多かったということでございます。まず、飯田市といたしまして公用車が市民の財産であることということで、より具体的なものに踏み込んだということで、先ほども全職員の安全運転宣言ということで申し述べさせていただきました。この中で、職員が具体的にはどんな点に気をつけておるかということにつきましても、全て集計、分析ということを今後してまいると。その中で安全宣言をしていただいたんですが、その中で今後なおかつどういう部分が足りないかということについても踏み込んで分析した上で支援もしていくという仕組みで、恒常的に安全運転が続くという仕組みを取り入れていきたいということでございます。 1点、済みません、自動車の修理につきまして答弁漏れがございましたが、車両保険につきましても先ほど申し上げた仕組み、全国の中での動きということでございますので、1個の市町村の中で保険料が上下するという仕組みではございません。以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(清水勇君) 吉川秋利君。 ◆19番(吉川秋利君) それじゃあ3回目になります。 プライベートの事故についても把握されているということであります。今の部長の答弁にもありました公務での事故との違いなんかも考慮しながら、対策に反映していただきたい。交通事故については相手もあることなので、撲滅ということについてはハードルが高いと思いますが、少なくとも例会ごとに専決の議案として上程されることは避けていただきたいというふうに思います。特に年末年始を控えて交通量もふえますし、飲酒の機会もふえます。人身事故だけではなく、飲酒運転はしないよう安全運転の意思統一を再度していただきまして質問を終わります。 ○議長(清水勇君) 以上で報告第35号に対する質疑を終結いたします。 次に、報告第36号「専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 小平建設部長。 ◎建設部長(小平亨君) 報告第36号について御説明申し上げます。 本件は、損害賠償の額を定めることについての専決処分でございます。市道において相手方に与えた損害を賠償するため専決処分させていただいたものでございます。 まず、専決第24号でございます。 専決の日、相手方につきましては記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、平成30年9月8日午後6時ごろ、飯田市上郷飯沼1883番地2付近の市道上郷6号線におきまして、相手方軽貨物自動車が走行中、当該市道上の陥没した箇所を通過した際、相手方車両のタイヤ及びホイールを損傷する損害を与えたものでございます。 過失割合でございますが、当方が10割で市の賠償額は修理費用2万8,804円でございます。 なお、11月5日に示談書を取り交わし、全国市有物件災害共済会から市の賠償額をお支払いしております。 続きまして、専決第25号でございます。 専決の日、相手方につきましては記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、平成30年10月10日午後11時30分ごろ、飯田市上郷別府3338番地9付近の市道上郷204号線において、相手方自転車が走行中、当該市道上の陥没した箇所を通過した際、相手方車両の前輪部分等を損傷する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が6割で、市の賠償額は修理費用2万1,062円でございます。 なお、11月5日に示談書を取り交わし、全国市有物件災害共済会から市の賠償額をお支払いしております。 市道につきましては、適切な管理に努めてきておるところでございますが、引き続きなお一層安全確保に努めてまいる所存でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 期日までに質疑通告がございませんでしたので、質疑なしと認めます。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第9 議案審議 ○議長(清水勇君) これより議案の審議に入ります。 ここで議事の都合により審議の順序を変更し、議案第136号「平成30年度飯田市一般会計補正予算(第7号)案」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 塚平財政課長。 ◎財政課長(塚平裕君) 議案第136号について御説明申し上げます。 本案は、平成30年度飯田市一般会計補正予算(第7号)案でございまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3億5,300万円を追加し、予算の総額を470億4,104万3,000円としたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正で御説明申し上げます。 第2条は地方債の変更でございまして、後ほど第2表で御説明申し上げます。 それでは、4ページをお開きください。 歳出から説明させていただきます。 11款災害復旧費を3億5,300万円増額するものでございまして、これは9月30日から10月1日の台風24号の豪雨による被災箇所34カ所の復旧事業費について予算計上するものでございます。 歳出の内訳でございますが、2項公共土木施設災害復旧費のうち、市道などにつきましては道路決壊、路肩崩落等に対する廃道及び復旧工など33カ所、3億5,170万円を計上するものでございまして、このうち補助災害は南信濃地区の市道2カ所で、復旧工事費のほか測量調査委託料等を計上するものでございます。河川につきましては、護岸崩落に対する復旧工を1カ所、130万円計上するものでございます。 続きまして、歳入でございますが、2ページをごらんいただきたいと思います。 9款地方交付税は普通交付税を増額するもの、13款国庫支出金は公共土木施設災害復旧事業負担金を計上するもの、20款市債は災害復旧事業債でございます。 続きまして、6ページをお開きください。 第2表は地方債の変更でございまして、災害の事業費の変動に伴い、災害復旧事業債の起債限度額を変更するものでございます。 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) この件につきまして、期日までに質疑通告はございませんでした。 質疑を終結してよろしいですか。     (挙手する者なし) ○議長(清水勇君) 質疑を終結いたします。 以上で議案第136号に対する質疑を終結いたしました。 お諮りいたします。 議案第136号につきまして、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(清水勇君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論の通告がございませんので、討論なしと認めます。 これより議案第136号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり可決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(清水勇君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第136号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第116号「飯田市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」と、以下件名を省略いたしまして、議案第117号から議案第135号まで及び議案第137号から議案第141号までの以上25件を一括議題といたします。 それでは朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 初めに、議案第116号について、寺澤総務部長。 ◎総務部長(寺澤保義君) 議案第116号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、建築基準法の一部を改正する法律の施行に伴い、接道規制の適用除外に係る手続の合理化による限定特定行政庁の認定事務が規定されたことから、これに係る手数料を別表3に加えるよう改めるものでございます。 附則につきましては、施行期日等の扱いを定めるものでございます。 説明は以上でございます。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第117号及び議案第118号について、松下市民協働環境部長。 ◎市民協働環境部長(松下徹君) 議案第117号について御説明を申し上げます。 本案につきましては、飯田市中山間地域における地域振興住宅の運営に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、三穂地区において建設を進めております地域振興住宅1棟につきまして、名称及び位置を条例第6条の規定による別表に加えたいとするものでございます。 附則は、施行日を定めるものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 続きまして、議案第118号について御説明いたします。 本案につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 廃棄物の処理及び清掃に関する条例で定めております一般廃棄物処理施設の技術管理者の資格につきましては、学校教育法の学校及びその就学状況に応じて必要な実務期間を定めておりますけれども、このたび学校教育法の一部を改正する法律及び同法の施行に伴う関係政令の整備に関する政令が制定をされ、専門職学校、また専門職短期大学が制度化され、平成31年4月1日に施行されることに伴いまして必要な改正を行いたいとするものでございます。 条例第10条の2(6)号中の「短期大学」の次に「(同法による専門職大学の前期課程を含む。次号において同じ。)」の記載を加えますとともに、高等専門学校の理学、薬学、工学、農学、またはこれらに相当する課程において衛生工学または化学工学に関する科目を修めて「卒業した」の次に、「(同法による専門職大学の前期課程を修了した場合を含む。)」、この記載を加え、さらに7号中の短期大学または高等専門学校の所定の学科以外を修めて「卒業した」の次にも「(同法による専門職大学の前期課程を修了した場合を含む。)」の記載を加えます。その他字句を改めたいとするものでございます。 附則は、施行期日を定めるものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第119号から議案第121号までについて、清水健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(清水美沙子君) 議案第119号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 児童発達支援センターは飯田市こども発達センターひまわりとして運営しております。このたび、通園すること自体が困難な重度障害の子供さんについて、ひまわりが家庭訪問による訓練指導を行うに当たりまして、児童福祉法に定めます居宅訪問型児童発達支援を適用させるため、条例上の規定を整備したいとするものでございます。 附則では、施行日を定めるものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 続きまして、議案第120号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 この条例は、厚生労働省に定めます家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正を受けまして、これに整合させるように条例を改正するものでございます。 改正の内容につきましては、全て省令の一部改正に合わせるものでありまして、代替保育に必要な連携施設の確保義務を緩和すること、自園調理に関する規定の適用を猶予する期間を延長すること、食事の提供について外部搬入方式を認める対象施設を拡大することを規定するものでございます。 また、あわせまして条文の表記を整えるものでございます。 附則では、施行の日を公布日と定めるものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 続きまして、議案第121号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市保健センター設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、飯田市保健センター設置条例の第3条の表に定めます飯田市上郷保健センターの位置を飯田市上郷飯沼3145番地1に改めるものでございます。 改正の趣旨につきましては、飯田市上郷公民館の改築によりましてその位置が変更されますことから、当該公民館内に設置されております飯田市上郷保健センターについて条例上の位置を飯田市上郷公民館の住所に変更したいとするものでございます。 附則につきましては、施行の期日を定めるものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第122号について、遠山産業経済部長。 ◎産業経済部長(遠山昌和君) 議案第122号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市工業技術研修施設条例を廃止する条例の制定についてでございます。 本施設は、飯田下伊那地域の工業、その他の産業振興、また電磁波障害対策におけます技術の向上を図るために平成11年に設置され、通称EMCセンターとして内外の企業等に御利用をいただいております。 このたび、南信州広域連合によって整備を進めております産業振興と人材育成の拠点におきまして同様の機能が整備されることとなったため、本条例を廃止したいとするものでございます。 附則は、施行期日を定めるものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第123号について、前澤上下水道局長。 ◎上下水道局長(前澤秀夫君) 議案第123号について御説明いたします。 本案は、飯田市技術上の監督業務を行わせる水道の布設工事等の基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 学校教育法の一部を改正する法律などの施行を受け、大学制度の中に専門職業人の養成を目的とします新たな高等教育機関としまして、専門職大学及び専門職短期大学が位置づけられたことを受けまして、条例第4条第1項第3号で規定します布設工事監督者の資格、それから条例第5条第1項第2号及び第4号で規定します水道技術管理者の資格につきまして所要の改正を行うものでございます。 また、技術士法施行規則の一部を改正する省令の施行を受けまして、条例第4条第1項第8号で規定します要件につきまして一部を改めるものでございます。 そのほか字句の整備を行うものでございます。 附則は、施行日を定めるものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第124号について、三浦教育次長。 ◎教育次長(三浦伸一君) 議案第124号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 この条例は、児童福祉法の規定により厚生労働省の省令で定める基準に基づき、飯田市における放課後児童健全育成事業、いわゆる放課後児童クラブの設置及び運営に関する基準を定めているものでございます。 このたび、学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う厚生労働省の省令に規定されている放課後健全育成事業の設置及び運営に関する基準が一部改正されることに伴い、条例の一部改正をいたしたいとするものでございます。 それでは、条例案を御説明申し上げます。 第10条は放課後児童支援員について定めた条文でございますが、その3項5号中では放課後児童支援員は社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学、もしくは体育学を専修する学科、またはこれに相当する課程を修めて卒業した者と規定していますが、これに当該学科または当該課程を修めて同法の規定による専門職大学の前期課程を修了した者を加えたいとするものでございます。 附則は、公布の日からの施行を定めるものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第125号について、櫻井社会教育担当参事。 ◎社会教育担当参事(櫻井毅君) 議案第125号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市公民館条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、上郷公民館の改築に伴い、新たな施設の位置及び会議室等の名称や使用料を定めたいとするものでございます。 第2条第1項の表中により施設の位置の変更を、別表第1の12、上郷公民館の表中におきまして改築後の会議室等の名称及び使用料を改めたいとするものでございます。 附則は、施行期日を定めるものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第126号について、林選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(林保彦君) 議案第126号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 公職選挙法が改正され、平成31年3月1日以降に告示される都道府県及び市の議会議員選挙において、選挙運動用ビラの頒布が解禁となりました。この改正に合わせ条例で定めることにより、選挙運動用ビラの作成を選挙公営とすることができるよう法改正がなされました。 選挙公営の目的は、選挙費用の一部を公費負担することにより資金力のある候補者が有利になることのないよう、候補者間の選挙運動の機会均等を図るものでございます。飯田市では既に選挙カー及び選挙ポスターの作成費用、市長選挙におけるビラの公費負担を既に条例化しておるところでございます。今回の法改正を受け、選挙公営の趣旨にのっとり市議会議員選挙のビラ作成も一定額の公費負担を行い、選挙公営といたしたいとするものでございます。 条例の改正内容でございますが、現在制定されております飯田市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例を改正し、市議会議員選挙にも適用したいとするものでございます。 改正の内容でございますけれども、条例の題名を飯田市議会議員及び飯田市長の選挙におけるビラ作成の公費負担に関する条例に改め、同様に第1条の趣旨及び第2条の公費負担の対象選挙に飯田市議会議員選挙を加えることのほか、字句の整理でございます。 附則は施行期日を定め、また適用区分を定めるものでございます。 説明は以上でございます。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第127号について、松下市民協働環境部長。 ◎市民協働環境部長(松下徹君) 議案第127号について御説明いたします。 本案は、公の施設の指定管理者の指定についてでございまして、下久堅地区において地域の伝統的技術の保存、継承、児童の健全な育成並びに都市農村の交流を図り、地域の活性化や地域福祉の向上に資する施設として、現在建設を進めております下久堅ふれあい交流館につきまして地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、施設の指定管理者の指定を行いたいとするものでございます。 施設の名称は飯田市下久堅ふれあい交流館、指定管理者として指定する団体は下久堅地区まちづくり委員会、指定期間につきましては平成31年3月1日より3年1カ月間といたします。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第128号から議案第133号までについて、清水健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(清水美沙子君) 議案第128号から133号につきまして一括して御説明申し上げます。 この議案6件は、いずれも公の施設の指定管理者の指定について議会の議決を求めるものでございます。 議案第128号について御説明申し上げます。 公の施設の名称は飯田市福祉会館で、通称さんとぴあでございます。 指定する団体の名称は社会福祉法人飯田市社会福祉協議会で、指定の期間は平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。 指定の理由でございますが、この施設は地域福祉活動の拠点となる施設でありますことから、地域福祉の推進を図ることを目的とした公益性の高い法人であります飯田市社会福祉協議会が指定管理者にふさわしいため、継続して指定したいとするものでございます。 続きまして、議案第129号について御説明申し上げます。 公の施設の名称は、飯田市南信濃福祉研修センターでございます。 指定する団体の名称は社会福祉法人飯田市社会福祉協議会で、指定の期間は平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間でございます。 指定の理由でございますが、現在、本施設を含めた南信濃デイサービスセンター特別養護老人ホーム遠山荘等があります福祉の里の福祉施設の指定管理者を受けており、適正な管理を行っております。また、これらの施設の一体的に管理することによりまして有効的に施設が活用されますことから、継続して指定したいとするものでございます。 続きまして、議案第130号について御説明申し上げます。 公の施設の名称は、飯田市南信濃障害者等活動支援センターでございます。 指定する団体の名称は社会福祉法人飯田市社会福祉協議会で、指定の期間は平成31年4月1日から平成34年3月31日までの3年間でございます。 指定の理由でございますが、在宅障害者の社会活動支援という施設の設置目的や性質から本施設を含めた南信濃地区にある福祉施設の指定管理者を受けており、適正な管理を行っている飯田市社会福祉協議会がふさわしく、継続して指定したいとするものでございます。 続きまして、議案第131号について御説明申し上げます。 公の施設の名称は、飯田市かなえデイサービスセンター、上郷デイサービスセンター、いいだデイサービスセンター、北部デイサービスセンター、竜東デイサービスセンター、かわじデイサービスセンター、西部デイサービスセンター及び南信濃デイサービスセンターの8つのデイサービスセンターでございます。 指定する団体の名称は、かなえデイサービスセンターは社会福祉法人萱垣会、上郷デイサービスセンター、いいだデイサービスセンター、北部デイサービスセンター、竜東デイサービスセンター、南信濃デイサービスセンターは社会福祉法人飯田市社会福祉協議会、かわじデイサービスセンターは社会福祉法人ゆいの里、西部デイサービスセンターは社会福祉法人綿半野原積善会でございます。 指定の期間は、南信濃デイサービスセンター以外のデイサービスセンターにつきましては平成31年4月1日から平成36年3月31日までの5年間、南信濃デイサービスセンターにつきましては平成31年4月1日から平成34年3月31日までの3年間としたいとするものでございます。 指定の理由でございますが、それぞれの法人は現在デイサービスセンターの指定管理を行っておりますが、いずれの法人につきましても施設の管理、運営を良好に行っておりまして、また利用者の評価も良好であります。地域の中で介護サービスの拠点としての役割を十分果たしていただいておりますことから、継続して指定したいとするものでございます。 続きまして、議案第132号について御説明申し上げます。 公の施設の名称は、飯田市南信濃高齢者共同住宅でございます。 指定する団体の名称は社会福祉法人飯田市社会福祉協議会で、指定の期間は平成31年4月1日から平成34年3月31日までの3年間としたいとするものであります。 指定の理由でございますが、飯田市社会福祉協議会は現在この施設の指定管理を行っておりますが、施設の管理、入居者への対応を適切、良好に行っておりまして、入居者が安心して生活しております。今後も入居者の皆さんが安心して生活していただくために、継続して指定したいとするものでございます。 続きまして、議案第133号について御説明申し上げます。 公の施設の名称は、飯田市介護予防拠点施設でございます。 指定する団体の名称は社会福祉法人飯田市社会福祉協議会で、指定の期間は平成31年1月1日から平成40年3月31日までの9年3カ月間としたいとするものでございます。 指定の理由でございますが、この施設は先日開所しました新しい特養飯田荘に併設して設置した施設でございます。特養飯田荘は飯田市社会福祉協議会が指定管理者となっておりまして、施設の管理はこの特養飯田荘と一体的に行うことが効率的であること、また飯田市社会福祉協議会はこの施設において実施を予定しております介護予防活動、認知症対策、健康増進活動、ボランティア支援活動等の事業を現在実施しており、こうした分野の活動について総合的に幅広いノウハウを持つ団体でありますことから指定したいとするものでございます。 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第134号について、小平建設部長。 ◎建設部長(小平亨君) 議案第134号について御説明申し上げます。 本案は、損害賠償の額を定めることについてでございまして、市道において相手方に与えた損害を賠償するため議会の議決を得たいとするものでございます。 損害賠償の相手方につきましては議案書記載のとおりでございます。 事故の概要でございますが、平成30年9月5日午前1時30分ごろ、飯田市上久堅2728番地2付近の市道上久堅200号線におきまして走行中の相手方小型貨物自動車が豪雨により崩壊しておりました当該市道から落下し、当該車両を損傷する損害を与えたものでございます。 過失割合は当方が6割で、損害賠償額は議案書記載のとおりでございます。 議決をいただいた後、示談書を取り交わし、損害賠償の支払いをいたす予定でございます。賠償の支払いにつきましては、全額市が加入しております道路賠償責任保険によって対応いたします。 なお、当該事故現場につきましては、現在、災害復旧工事を施工中でございます。 今後も市道におけます事故を未然に防げるよう安全確保に努めてまいります。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第135号について、吉村危機管理室参与。 ◎危機管理室参与(吉村啓史君) 議案第135号について説明を申し上げます。 本案は、工事請負契約の締結についてでございます。 今般、平成30年度から5年間の工期を予定しております防災行政無線デジタル化整備工事につきましては、契約の予定価格が1億5,000万円以上となりますことから、条例の規定により議会の議決を求めるものであります。 契約の目的は、平成30年から34年度防災行政無線デジタル化整備工事でございまして、現在のアナログ方式の無線設備をデジタル化整備するもので、市内全域での工事を予定いたしております。 契約の方法につきましては、公募型企画提案方式、いわゆる公募型プロポーザルによりますところの随意契約。 契約の金額は9億8,820万円。 契約の相手方は、神奈川県川崎市高津区末長3丁目3番17号、株式会社富士通ゼネラル情報通信ネットワーク営業部、部長、新田洋司氏でございます。 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第137号について、塚平財政課長。 ◎財政課長(塚平裕君) 議案第137号について御説明申し上げます。 本案は、平成30年度飯田市一般会計補正予算(第8号)案でございまして、歳入歳出ともに15億4,833万1,000円を追加し、予算の総額を485億8,937万4,000円にしたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正で御説明申し上げます。 第2条は繰越明許費の補正、第3条は債務負担行為の追加、第4条は地方債の追加及び変更でございまして、後ほどそれぞれの表で御説明申し上げます。 それでは、4ページをお開きください。 歳出から御説明申し上げます。 2款総務費は3,100万円の増額でございまして、1項総務管理費の飯田市20地区応援隊交付金、2項徴税費の市税還付金の増額が主なものでございます。 3款民生費は5億100万円余の増額でございまして、1項社会福祉費では総合支援介護給付事業や総合支援訓練等給付事業における決算見込みによる増額、後期高齢者医療広域連合負担金の前年度分精算に伴う負担金の増額、2項児童福祉費では障害児通所支援費の、3項生活保護費は医療扶助費のそれぞれ決算見込みによる増額が主なものでございます。 4款衛生費は310万円余の増額でございまして、1項保健衛生費の飯田市斎苑における雨漏り改修工事の計上が主なものでございます。 6款農林水産業費は2,900万円余の増額で、1項農業費で国の追加交付決定に伴う需要に応える園芸産地育成事業補助金の増額、2項林業費で森林病害虫対策事業費の増額が主なものでございます。 7款商工費は6,100万円余の増額で、かぐらの湯の井戸ポンプ更新及びボーリング工事や南信州広域連合から受託しております産業振興と人材育成の拠点整備事業の工事費の増額、平成27年度地方創生交付金の返還金が主なものでございます。 8款土木費は4億3,000万円余の減額でございまして、2項道路橋りょう費で社会資本整備総合交付金等の道路整備にかかわる国の内示に伴う事業費の減額及び組み替えや市道1-10号大門・今宮線の王竜寺橋補修工事の計上、5項住宅費で指定通学路における危険ブロック塀の撤去等に対する補助制度の新設に伴う費用の計上が主なものでございます。 9款消防費は470万円余の増額でございまして、移動系の防災行政無線機の故障に伴う更新が主なものでございます。 10款教育費は13億3,200万円余の増額でございまして、2項小学校費、3項中学校費におきまして、国で新設をされました冷房設備対応臨時特例交付金を活用した小・中学校28校の普通教室380室への空調設備整備に要する費用の計上が主なものでございます。 6ページをお開きください。 13款諸支出金は1,400万円余の増額でございまして、山本二ツ山市営住宅跡地の売却代金310万円余をふるさと基金へ、及び過疎地域自立促進基金へ1,180万円を積み立てるものでございます。 続きまして、2ページへお戻りください。 歳入の説明をいたします。 8款地方特例交付金は交付決定に基づき増額をするもの。 9款地方交付税は普通交付税を増額するものでございます。 13款国庫支出金及び14款県支出金は、事業採択や補助内示の確定、追加に伴い変更するものが主なものでございます。 15款財産収入は土地売り払い収入の計上。 16款寄附金は個人、団体からの寄附金を計上するもの。 18款繰越金は純繰越金を増額するものでございます。 19款諸収入は、産業振興と人材育成の拠点整備事業に係る受託事業収入及び雑入として物件移転等補償金などを計上するものでございます。 20款市債は起債事業費や財源の変更に伴い、補正をしたいとするものでございます。 続きまして、8ページをお開きください。 第2表は繰越明許費の補正でございまして、小・中学校空調設備整備事業につきまして平成31年度へ繰り越しをお願いするものでございます。 第3表は債務負担行為の追加で、橋梁の長寿命化及び補修事業、来年度開催を予定されております第36回全国都市緑化信州フェアへの出展業務委託事業を追加するものでございます。 第4表は地方債の追加及び変更で、過疎地域自立促進基金債の追加と事業費の変動に伴い、限度額を変更するものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第138号について、原保健課長。 ◎保健課長(原俊文君) 議案第138号について御説明を申し上げます。 本案は、平成30年度飯田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)案でございます。 第1条は、事業勘定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,150万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ94億1,650万6,000円としたいとするものでございます。 内容につきましては、2ページ以降の第1表 歳入歳出予算補正により御説明を申し上げます。 まず、4ページ、5ページの歳出をごらんください。 8款諸支出金の1項還付金及び償還金を3,150万6,000円増額したいとするものでございまして、これは平成29年度分の療養給付費の実績を上回る国庫支出金等を精算還付するものでございまして、精算還付金額の決定等に伴い補正をお願いするものでございます。 次に、2ページ、3ページの歳入について御説明申し上げます。 6款繰越金は、歳出の財源として平成29年度からの繰越金を3,150万6,000円増額するものでございます。 国保特別会計の補正予算案は以上のとおりでございます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第139号について、原長寿支援課副参事。 ◎長寿支援課副参事(原章君) 議案第139号について御説明申し上げます。 本案は、平成30年度飯田市介護保険特別会計補正予算(第2号)案でございます。 この補正は、平成31年度からの地域包括支援センターの増設のための準備費用、過年度国庫支出金精算返還金及び過年度県支出金返還金の確定により、償還金の増額を行うことを主な内容としております。 第1条は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,162万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ115億3,059万5,000円としたいとするものでございます。 内容につきましては、次ページ以降の第1表 歳入歳出予算補正で御説明申し上げます。 最初に4ページ、歳出から御説明申し上げます。 1款総務費、1項総務管理費の補正は平成31年度から鼎圏域を担当する地域包括支援センターの増設を予定しておりまして、新たに開設する地域包括支援センターの事務所を設置するための施設改修工事費でございます。 地域包括支援センターでございますが、現在、市内で4カ所を設置しております。高齢者の身近な相談窓口であるとともに、介護予防や高齢者福祉を進める上での重要な地域の拠点となっております。地域包括支援センターは高齢者の身近な相談窓口であることから、日常生活圏域ごとにセンターを設置することが望ましいと考えておりまして、介護保険事業計画におきまして2025年度までに市内7つの日常生活圏域に1カ所ずつ地域包括支援センターを置くこととし、2020年度までの第7期介護保険事業計画の計画期間中に1カ所の増設を行うことを目標としております。また、現在、地域包括支援センターは市内4カ所全てを飯田市社会福祉協議会へ業務を委託して運営しておりますが、最近は介護人材の確保が困難となっておりまして、社会福祉協議会でもセンターに配置する専門職の確保が困難となっているということから、今後全ての地域包括支援センターの運営を社会福祉協議会に委託することが難しい状況となってきております。 このような状況から、新たに地域包括支援センターの業務を担っていただける法人を募るために市内の社会福祉法人などに意向調査を行ったところ、社会福祉法人萱垣会から鼎圏域を担当する地域包括支援センターの業務委託について申し出がありまして、市としましては平成31年度から同会に鼎圏域を担当する地域包括支援センターの業務を委託したいと考えております。 平成31年度当初から新たな地域包括支援センターを開設するために事務所の設置、社会福祉協議会からの業務の引き継ぎなどの準備作業を今年度中に行いたいと考えておりまして、そのための経費を補正したいとするものでございます。 5款地域支援事業費、3項包括的支援事業・任意事業費の補正は、先ほど御説明しました地域包括支援センターの開設準備作業のための業務委託料及びシステム改修費用などの増額でございます。 6款基金積立金、1項基金積立金の補正は、国庫支出金精算返還金の財源に充当するため基金積立金を減額するものでございます。 8款諸支出金、1項還付金及び償還金の補正は、過年度国庫支出金精算返還金及び過年度県支出金精算返還金の額の確定による償還金の増額でございます。 続きまして2ページ、歳入を御説明申し上げます。 2款国庫支出金、2項国庫補助金の補正は、地域包括支援センターの増設のための準備経費に係る地域支援事業交付金の増額。 また、4款県支出金、3項県補助金の補正は、同じく地域支援事業費の県負担分の増額。 7款繰入金、1項一般会計繰入金の補正は、地域支援事業費の市負担分の増額及び事務所開設のための施設改修費の一般会計からの繰り入れを増額するものでございます。 8款繰越金、1項繰越金の補正は、過年度分の償還金の確定によりまして純繰越金を増額するものでございます。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第140号について、中市立病院介護老人保健施設事務長。 ◎病院介護老人保健施設事務長兼高松診療所事務長(中良文君) 議案第140号について御説明申し上げます。 本案は、平成30年度飯田市介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)案でございまして、第1条では歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ63万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7億1,203万円といたしたいとするものでございます。 内容につきましては、第1表 歳入歳出予算補正で御説明いたしますので、4ページをお開きください。 歳出から御説明をさせていただきます。 1款1項介護老人保健施設費でございますが、10月末に実施した定期電気設備点検におきまして、設備改修が必要となりましたものですから、必要経費の増額補正をいたしたいとするものでございます。 続きまして歳入でございますが、2ページをごらんください。 4款1項繰越金として必要額を補正いたしたいとするものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 次に、議案第141号について、塚平経営企画課長。 ◎市立病院経営企画課長(塚平賢志君) それでは、議案第141号について御説明いたします。 本案は、平成30年度飯田市病院事業会計補正予算(第1号)案でございます。 第2条は、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を補正するもので、収入を1億5,000万円、支出を1億2,000万円それぞれ増額したいとするものでございます。 支出の内容は薬品費でございまして、特に高額な抗がん剤の適用使用が増加していることから年度中の必要額を見込み増額するもの、収入はこれに伴う診療報酬の増額でございます。 第3条は継続費の総額及び年割額を定めるものでございまして、表にございますとおり、施設長寿命化事業の総額を5億3,000万とし、本年度から3カ年の年割額をそれぞれ記載のとおり定めるものでございます。 当院の病院棟、平成4年建設後26年が経過し、各種の老朽化が進み、大規模な改修をいたしませんと医療の継続に影響が見込まれることから、9月に改定いたしました市立病院新改革プランに掲載したとおり、長寿命化工事を計画しております。工事期間が複数年にわたること、また病院を運営しながらの工事になりますので、できるだけスムーズに進捗させるため今年度中に着手したいと考え、継続費を設定したいとするものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水勇君) 議案25件に対し、期日までに質疑通告はございませんでした。 質疑を終結してよろしいですか。     (挙手する者なし) ○議長(清水勇君) 以上で議案25件に対する質疑を終結いたします。 次に進みます。 ただいま議題となっております議案25件につきましては、お手元に配付してあります付託議案一覧表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託し、審査を願うことにいたします。----------------------------------- △散会 ○議長(清水勇君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。 あす11月27日は、代表質問及び一般質問の通告締め切り日であります。締め切り時刻は午後5時となっておりますので、御確認をお願いいたします。 12月5日は午前10時から本会議を開きますので、定刻までに御参集くださいますようお願い申し上げます。 本日はこれをもちまして散会といたします。お疲れさまでした。-----------------------------------     11時50分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  平成  年  月  日      飯田市議会議長  清水 勇      署名議員     湯澤啓次      署名議員     永井一英...