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平成27年第 5回定例会−11月30日-目次
平成27年第 5回定例会−11月30日-01号

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  1. 玉名市議会 2015-11-30
    平成27年第 5回定例会−11月30日-01号


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    最終取得日: 2021-05-05
    平成27年第 5回定例会−11月30日-01号平成27年第 5回定例会         平成27年第5回玉名市議会定例会会議録(第1号)  議事日程(第1号)                  平成27年11月30日(月曜日)午前10時00分開会 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 市長あいさつ 日程第4 市長提出議案上程(議第119号から議第146号まで) 日程第5 提案理由の説明 日程第6 報告(4件) 日程第7 陳情の報告(陳第6号) 日程第8 委員長報告      1 決算特別委員長報告 日程第9 質疑・討論・採決(議第84号から議第93号まで)          散 会 宣 告         ─────────────────────────  本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定
    日程第3 市長あいさつ 日程第4 市長提出議案上程(議第119号から議第146号まで)  議第119号 平成27年度玉名市一般会計補正予算(第4号)  議第120号 平成27年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)  議第121号 平成27年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)  議第122号 平成27年度玉名市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)  議第123号 平成27年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)  議第124号 平成27年度玉名市九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計補正予算(第2号)  議第125号 平成27年度玉名市水道事業会計補正予算(第3号)  議第126号 平成27年度玉名市公共下水道事業会計補正予算(第3号)  議第127号 平成27年度玉名市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)  議第128号 玉名市個人番号の利用に関する条例の制定について  議第129号 玉名市空家等対策の推進に関する条例の制定について  議第130号 玉名市社会体育施設条例の制定について  議第131号 玉名市附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第132号 玉名市税条例等の一部を改正する条例の制定について  議第133号 玉名市有財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第134号 玉名市静光園老人ホーム条例を廃止する条例の制定について  議第135号 玉名市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について  議第136号 玉名市立小中学校運動場夜間照明施設条例の一部を改正する条例の制定について  議第137号 玉名市立小中学校体育施設等使用料条例の一部を改正する条例の制定について  議第138号 玉名市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第139号 指定管理者の指定について  議第140号 指定管理者の指定について  議第141号 普通財産の無償譲渡について  議第142号 普通財産の無償貸付けについて  議第143号 市道路線の廃止及び認定について  議第144号 工事請負契約の変更について  議第145号 人権擁護委員候補者の推薦について  議第146号 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第5 提案理由の説明 日程第6 報告(4件)  報告第10号 専決処分の報告について 専決第9号  報告第11号 専決処分の報告について 専決第10号  報告第12号 専決処分の報告について 専決第11号  報告第13号 専決処分の報告について 専決第12号 日程第7 陳情の報告(陳第6号)  陳第6号 市民広場公園の存続を求める陳情 日程第8 委員長報告      1 決算特別委員長報告 日程第9 質疑・討論・採決(議第84号から議第93号まで)          散 会 宣 告         ───────────────────────── 出席議員(23名)    1番  北 本 将 幸 君        2番  多田隈 啓 二 君    3番  松 本 憲 二 君        4番  徳 村 登志郎 君    5番  城 戸   淳 君        6番  西 川 裕 文 君    7番  嶋 村   徹 君        8番  内 田 靖 信 君    9番  江 田 計 司 君       10番  田 中 英 雄 君   11番  横 手 良 弘 君       12番  近 松 恵美子 さん   13番  福 嶋 譲 治 君       14番  永 野 忠 弘 君   15番  宮 田 知 美 君       16番  前 田 正 治 君   17番  森 川 和 博 君       18番  高 村 四 郎 君   20番  田 畑 久 吉 君       21番  小屋野 幸 隆 君   22番  竹 下 幸 治 君       23番  吉 田 喜 徳 君   24番  作 本 幸 男 君         ───────────────────────── 欠席議員(1名)   19番  中 尾 嘉 男 君         ───────────────────────── 事務局職員出席者  事務局長     吉 川 義 臣 君    事務局次長    堀 内 政 信 君  次長補佐     松 下   匡 君    書記       松 尾 和 俊 君  書記       冨 田 享 助 君         ───────────────────────── 説明のため出席した者  市長       高 嵜 哲 哉 君    副市長      斉 藤   誠 君  総務部長     西 田 美 徳 君    企画経営部長   原 口 和 義 君  市民生活部長   上 嶋   晃 君    健康福祉部長   村 上 隆 之 君  産業経済部長   吉 永 訓 啓 君    建設部長     礒 谷   章 君  会計管理者    北 本 義 博 君    企業局長     宮 田 辰 也 君  教育委員長    桑 本 隆 則 君    教育長      池 田 誠 一 君  教育部長     伊 子 裕 幸 君    監査委員     坂 口 勝 秀 君                             午前10時01分 開会        ************************* ○議長(作本幸男君) おはようございます。  ただいまから、平成27年第5回玉名市議会定例会を開会いたします。  これより、本日の会議を開きます。        ************************* △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(作本幸男君) 日程第1、「会議録署名議員の指名」を行ないます。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。  2番議員 多田隈啓二君、3番議員 松本憲二君、以上の両君を指名いたします。        ************************* △日程第2 会期の決定 ○議長(作本幸男君) 日程第2、「会期の決定」を議題といたします。  お諮りいたします。このたびの定例会の会期については、11月24日の議会運営委員会の結論に基づき、本日から12月22日までの23日間にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(作本幸男君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月22日までの23日間に決定いたしました。        ************************* △日程第3 市長あいさつ ○議長(作本幸男君) 日程第3、「市長あいさつ」を行ないます。  市長より発言の申し出があっておりますので、これを許可いたします。  市長 高嵜哲哉君。   [市長 高嵜哲哉君 登壇] ◎市長(高嵜哲哉君) 皆さんおはようございます。  本日は、平成27年第5回玉名市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、師走を前に控えた大変お忙しい中、御出席を賜り、厚くお礼を申し上げ、開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
     今年も残すところ一月となりました。例年に比べ日中は暖かい日が続いておりますが、先週来から少しずつ寒くなってきており、確実に冬が近づいていると感じられる気候になってきました。市民の皆さま並びに議員各位におかれましては、くれぐれも健康に注意し、御自愛いただきますようお願い申し上げます。  今月13日、フランス国におきましてはパリ同時爆発テロが発生いたしました。パリ市内のコンサートホールや飲食店、郊外のサッカー競技場など6カ所が攻撃され、このテロ行為により130人以上の方々のとうとい命が奪われ、また、多数の方が負傷されています。犯行を行なったのは、過激派組織「イスラム国」とみられるとの情報もあり、本年1月には、湯川遥菜さん、また、後藤健二さんもこの過激派組織「イスラム国」とみられる集団に殺害されたことは、皆さんの心に深く刻まれているところだろうと思います。何の罪もない、そして日々平和に暮らしていた人々の命を一瞬にして奪い去ってしまうという卑劣きわまりもない残忍さには、心の底から強い怒りを覚えるところでございます。今回のテロ事件により亡くなられた方々、また、これまで何の罪もなく、テロ行為等によって命を奪われました全世界の方々に対し、御冥福をお祈り申し上げますとともに、二度とこのような卑劣きわまりないことが起きないよう、ただ単に願うばかりでございます。  さて、今年は、平成17年10月3日に玉名市、岱明町、横島町、天水町の1市3町が合併し、10年を迎えた本市にとりまして節目の年でございました。この節目の年に、議員各位を初め多くの市民の皆さんの御臨席をいただき、そして盛大に記念式典でお祝いできましたことは、この上もない喜びでございます。合併からの10年を振り返ってみますと、さまざまな出来事がございました。平成20年、米国のサブプライムローン問題に端を発した米国バブル崩壊をきっかけにしたリーマン・ショックは、日本経済の景気を悪化させ、企業などの資金繰りは厳しい状況に置かれ、また、急激な円高は日本の輸出産業に大打撃をもたらしました。現在、日本経済は、円安、株高の影響で持ち直してはきているものの、しかしながら、中国経済のバブル崩壊も懸念されており、これから先、楽観できない状況にあります。また、2万人近くの死者、行方不明者をもたらした東日本大震災や九州北部や広島の豪雨災害、御嶽山や阿蘇山の噴火、また、記憶に新しいところでは、鬼怒川の堤防決壊など自然災害が多い期間でもございました。さらには、宮崎県での口蹄疫、多良木町での鳥インフルエンザなど、家畜農家を悩ませる出来事もございました。幸いにして、本市では自然災害、家畜災害等の大きな被害は発生していませんでしたが、新しい玉名市として歩んできたこの10年間、経済不況や自然災害などに見舞われながらも、市民の皆さま並びに議員各位の御支援、御協力で乗り越えることができ、よりすばらしいまちへと一歩ずつ進んでいると感じているところでございます。  早いもので、本庁舎の業務も、本年1月5日の新庁舎開庁式から1年を迎えようとしています。本庁舎は、この合併後10年の節目に本市のシンボル的存在として歩み始めたばかりですが、駐車場も広く、また、バリアフリー等も行き届いており、市民の皆さまや議員各位、また職員にとっても非常に使いやすい庁舎ではないかと思っているところでございます。他の自治体からの視察の申し込みも多く、開庁以来これまで15回の視察を受け入れました。今月23日に行なわれました「第19回玉名大俵まつり」も本庁舎の横で盛大に行なわれ、また、出展ブースも庁舎前の広い駐車場を使って、埋め尽くさんばかりの多くの見物者でにぎわったところでございます。今後、地方交付税などの削減による極めて厳しい財政状況が予想される中、この新庁舎を中心に、行財政改革を強く押し進めて財政基盤の強化を図りつつ、さまざまな事業に取り組み「玉名市に住んでよかった」と実感していただけるような住みよいまちづくりを皆さまと一緒に築いていきたいと思うところでございます。  さて、本議会に提案いたしておりますのは、予算案といたしまして、平成27年度一般会計及び特別会計補正予算案など9件、条例案件といたしまして、玉名市個人番号の利用に関する条例の制定についてなど11件、人事案件といたしまして、人権擁護委員候補者の推薦について2件、その他指定管理者の指定についてなど6件、合わせて28件と報告4件でございます。  補正予算の主なものでございますが、新玉名駅駐車場の増設に係る地積測量及び工事設計の予算を計上いたしております。新玉名駅の開業以来、駐車場問題は幾度となく議会の一般質問でも取り上げられており、これまで混雑解消のため芝生広場や交流広場を臨時的に開放して対応を図ってきたところでございます。しかし、最近では土日だけでなく平日も開放することが日常化しているため、駐車場の増設を行なうことで、新玉名駅を利用される方の利便性の向上を図るものでございます。  次に、オリンピック・パラリンピックキャンプ地の誘致についてでございますが、先般の9月議会におきまして、議員提案として「オリンピック・パラリンピックアスリートキャンプ地の誘致に関する決議」が提出され、可決されたところでございます。本市といたしましても、本議会におきまして、キャンプ地誘致に係る経費を計上いたすとともに、庁内組織の立ち上げも視野に入れ、キャンプ地誘致に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  次に、先般の9月議会で計上いたしました地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金上乗せ交付事業につきまして御報告申し上げます。本市は地域資源である刀剣同田貫を活用した「地域資源(同田貫)活用事業」とハロースタンプを活用した「ご当地カード行政ポイント付与事業」を国に申請しておりましたが、先月27日に内閣府から交付対象事業の発表があり、残念ながら2事業とも不採択の結果となったところでございます。これを受けまして、緊急的に玉名市まち・ひと・しごと創生推進本部会議を開き、2事業の今後について協議を行なったところでございます。その中で、2事業とも本市の地方創生に資する重要施策であると再確認するとともに、本年度は事業を縮小してでも実施することとし、あわせて次年度以降の新型交付金対象事業として認められるよう事業内容を精査し、観光推進と地域経済の活性化に向け取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  以上、主なものにつきまして申し上げましたが、詳しくは、副市長、総務部長から提案理由の説明の中で申し上げますので、これらの提案につきましてよろしく御審議いただき、いずれも原案どおり承認いただきますようお願い申し上げます。  以上でございます。        ************************* △日程第4 市長提出議案上程(議第119号から議第146号まで) ○議長(作本幸男君) 日程第4、「市長提出議案上程」を行ないます。  これより、市長提出議案を上程いたします。  議第119号平成27年度玉名市一般会計補正予算(第4号)から、議第146号人権擁護委員候補者の推薦についてまでの議案28件を一括議題といたします。  お手元に配付しております議案の朗読は、これを省略いたします。        ************************* △日程第5 提案理由の説明 ○議長(作本幸男君) 日程第5、「提案理由の説明」を行ないます。  ただいまの各議案について、提案理由の説明を求めます。  総務部長 西田美徳君。   [総務部長 西田美徳君 登壇] ◎総務部長(西田美徳君) おはようございます。  私のほうから、議第119号から議第127号までの補正予算関係9件につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  今回提案いたします補正予算は、現計予算計上後の事情の変化によりまして、補正を行なう必要が生じましたので提案いたすものでございます。なお、一般会計及び特別会計の共通事項といたしまして、本年10月からの被用者年金制度の一元化に伴います職員共済費等の調整を行なっております。  資料の1ページをお願いいたします。  初めに、議第119号平成27年度玉名市一般会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ3億1,163万1,000円を追加し、総額を313億9万1,000円とするものでございます。  まず、歳入の主なものを申し上げますと、14款国庫支出金は1億2,086万3,000円の追加で、私立保育所及び認定こども園の施設型給付費負担金などでございます。15款県支出金は7,155万4,000円の追加で、台風被害園芸果樹復旧対策事業補助金などでございます。16款財産収入は127万4,000円の追加、18款繰入金は財政調整基金繰入金を6,764万5,000円減額するもので、今回の補正の財源調整でございます。20款諸収入は238万5,000円の追加、21款市債は1億8,320万円の追加で、臨時財政対策債などでございます。  次に、歳出につきましては、1款議会費は53万5,000円の減額、2款総務費は507万7,000円の減額で、市歌選定に係る検討委員会委員の報酬等でございます。3款民生費は2億8,713万5,000円の追加で、入所児童及び給付費単価の増加に伴う私立保育所運営費負担金認定こども園給付費負担金などでございます。4款衛生費は122万7,000円の減額、6款農林水産業費は990万1,000円の追加で、台風被害園芸果樹復旧対策事業補助金などでございます。これは8月25日の台風15号により、被害を受けた園芸農家の経営再建に向けた取り組みを支援し、園芸産地の復旧を図るものでございます。7款商工費は493万1,000円の追加、8款土木費は1,196万円の追加で、新玉名駅駐車場拡張に伴う地積測量及び工事設計費などでございます。9款消防費は5万8,000円の減額。2ページの10款教育費は460万1,000円の追加で、国際スポーツ大会キャンプ等誘致推進などによるものでございます。  第2表債務負担行為補正につきましては、行政情報サービス使用料ほか、6件の限度額を設定、第3表地方債補正につきましては、道路橋りょう整備事業及び臨時財政対策債の限度額を変更するものでございます。  以上が一般会計の補正予算の説明でございます。  次に、議第120号平成27年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ1億521万3,000円を追加し、総額を110億2,930万円とするもので、3ページの平成26年度の療養給付費の確定に伴う国庫負担金等の償還金と、それに伴う歳入の調整でございます。  次に、議第121号平成27年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ592万9,000円を追加し、総額を75億3,776万5,000円とするもので、保険給付費の見込み増によるものでございます。  第2表債務負担行為については、二次予防事業通所型介護予防業務ほか、2件の限度額を定めるものでございます。  4ページでございます。  議第122号平成27年度玉名市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)について御説明を申し上げます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ12万5,000円を減額し、総額を1億5,428万円とするもので、被用者年金の一元化に伴う職員共済費の調整でございます。  次に、議第123号平成27年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ2万7,000円を追加し、総額を3,346万4,000円とするもので、被用者年金の一元化に伴う職員共済費の調整でございます。  5ページをお願いします。  議第124号平成27年度玉名市九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。  第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ19万円を追加し、総額を8億491万円とするもので、被用者年金の一元化に伴う職員共済費の調整でございます。  次に、議第125号平成27年度玉名市水道事業会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。  第2条収益的支出の補正につきましては36万1,000円を減額し、総額を7億6,931万2,000円とするもので、被用者年金の一元化に伴う職員共済費の調整でございます。  次に、議第126号平成27年度玉名市公共下水道事業会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。  6ページをお願いいたします。  第2条収益的支出の補正につきましては79万7,000円を追加し、総額を14億9,288万9,000円とするもので、機構改革に伴う下水道台帳システムの改修費などでございます。  第3条債務負担行為補正につきましては、岱明汚水中継ポンプ場等維持管理業務の限度額を設定するものでございます。  最後に、議第127号平成27年度玉名市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。  第2条収益的支出の補正につきましては10万5,000円を減額し、総額を4億6,726万9,000円とするもので、被用者年金の一元化に伴う職員共済費の調整でございます。  第3条債務負担行為につきましては、横島町及び天水町の農集排汚水処理場施設等維持管理業務の限度額を設定するものでございます。  以上、主な内容について御説明申し上げましたが、詳細につきましては所管の各委員会において御説明をいたしますので、御審議の上、原案どおり御承認賜りますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(作本幸男君) 副市長 斉藤 誠君。   [副市長 斉藤 誠君 登壇] ◎副市長(斉藤誠君) おはようございます。  私のほうからは、議第128号から議第144号までの提案理由について御説明を申し上げます。  議案書の1ページをお願いいたします。  議第128号玉名市個人番号の利用に関する条例の制定についてでございますが、これは行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法の第9条第2項の規定に基づく個人番号の利用に関し、必要な事項を定めるため、条例を制定するものでございます。  内容といたしましては、番号法に定められている事務以外で個人番号を独自利用又は庁内連携する場合には、条例で規定する必要がありますので、その個人番号の利用範囲及び具体的事務を定めるものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は平成28年1月1日から施行するものでございます。  8ページをお願いいたします。  議第129号玉名市空家等対策の推進に関する条例の制定についてでございますが、これは空き家等の管理の重要性を明確にするとともに、防災、防犯、衛生、景観等の市民の安心で、かつ安全な生活環境を保全し、もって魅力あるまちづくりの推進及び地域の良好な景観の保全を行なうため、条例を制定するものでございます。  内容といたしましては、所有者等、市、市民等の責務、役割を明らかにするとともに、空家等対策計画、協議会の設置、空家等の把握に関する規定、特定空家等に関する措置等について定めるものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は平成28年4月1日から施行するものでございます。  16ページをお願いいたします。  議第130号玉名市社会体育施設条例の制定についてでございますが、これは地方自治法第244条の2第1項の規定により、玉名市社会体育施設の設置及び管理について条例を定めるものでございます。  内容といたしましては、既存の玉名市営グラウンド条例、玉名市体育館条例、玉名市弓道場条例、玉名市武道館条例、玉名市天水相撲場条例、玉名勤労者体育センター条例及び玉名市岱明B&G海洋センター条例における社会体育施設の使用料の見直しを行ない、新たに玉名市社会体育施設条例として包括的な条例を制定するものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は平成28年4月1日から施行するものでございます。  28ページをお願いいたします。  議第131号玉名市附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは玉名市歌検討委員会、玉名市合併処理浄化槽事業審議会及び玉名市上下水道事業審議会を設置するため、条例の整備を図るものでございます。  主な内容といたしましては、玉名市長の附属機関として、玉名市歌検討委員会及び玉名市合併処理浄化槽事業審議会を、また、公営企業管理者の権限を行なう市長の附属機関として玉名市上下水道事業審議会を設置するため、規定の整備を図るものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は平成28年4月1日から施行し、別表市長の部、玉名市特別職報酬等審議会の項の次に1項を加える改正規定及び附則第2項の規定は、公布の日から施行するものでございます。  31ページをお願いいたします。  議第132号玉名市税条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは地方税法の一部改正に伴い、条例の整備を図るものでございます。  主な改正内容といたしましては、第1条中の改正におきまして、平成27年度の税制改正において、地方税の猶予制度の見直しが行なわれ、納税者の申請による換価の猶予制度が創設されたほか、地方分権推進の観点及び地域の実情がさまざまであることを踏まえ、一定の事項については、各地域の実情に応じ、条例で定めるとされたため、猶予にかかわる分割納付の方法、申請書の記載事項及び添付書類、担保徴収の基準、申請による換価の猶予の申請期限等について改正を行なうものでございます。  次に、第2条中の改正におきましては、法人番号の根拠法令を各税目の条文中に規定するものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例中第1条の規定は平成28年4月1日から、第2条の規定は公布の日から施行するものでございます。  36ページをお願いいたします。  議第133号玉名市有財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは行政財産の無償貸し付け及び減額貸し付けに関し必要な事項を定めるため、条例の整備を図るものでございます。  内容といたしましては、条例第4条にあります普通財産の無償貸し付け又は減額貸し付けに関する規定を、行政財産の無償貸し付け又は減額貸し付けに関する場合でも準用させる規定を追加するものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。  37ページをお願いいたします。  議第134号玉名市静光園老人ホーム条例を廃止する条例の制定についてでございますが、これは玉名市静光園老人ホームの民営化に伴い条例を廃止するものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は平成28年4月1日から施行するものでございます。  38ページをお願いいたします。  議第135号玉名市都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは玉名市都市公園における有料公園施設の使用料の見直し及び指定管理者制度の見直しに伴い、条例の整備を図るものでございます。  改正の内容といたしましては、指定管理者による管理を行なうことができる施設を玉名市蛇ヶ谷公園テニスコートのみの特定施設に限定しておりましたが、都市公園とすることができるよう改めるものでございます。また、社会体育施設の全体の使用料の見直しに伴い、都市公園における有料公園施設の使用料を見直すものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は平成28年4月1日から施行するものでございます。  44ページをお願いいたします。  議第136号玉名市立小中学校運動場夜間照明施設条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは玉名市立小中学校運動場夜間照明施設の使用料の減免基準の見直しに伴い、条例の整備を図るものでございます。  改正の内容といたしましては、社会体育施設の全体の使用料の見直しに伴い、玉名市立小中学校運動場夜間照明施設の減免基準につきましても規定の見直しを行なうものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は平成28年4月1日から施行するものでございます。  45ページをお願いいたします。  議第137号玉名市立小中学校体育施設等使用料条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは玉名市立小中学校体育施設等の使用料の減免基準の見直しに伴い、条例の整備を図るものでございます。  改正の内容といたしましては、こちらも社会体育施設の全体の使用料の見直しに伴い、玉名市立小中学校体育施設等の減免基準につきましても規定の見直しを行なうものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は平成28年4月1日から施行するものでございます。  46ページをお願いいたします。
     議第138号玉名市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは機構改革に伴い、条例の整備を図るものでございます。  主な改正内容といたしましては、企業局の水道課及び下水道課を上下水道総務課及び上下水道工務課に再編するとともに、下水道事業について地方公営企業法の全部を適用させることに伴い、条例の整備を行なうものでございます。  次に、議会の議決を要する負担つきの寄附の受領等について、額の変更を行なうものでございます。また、附則におきまして、機構改革等に関連する条例の廃止5件、及び一部改正13件の整備を行なうものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は平成28年4月1日から施行するものでございます。  52ページ及び53ページをお願いいたします。  議第139号及び議第140号の指定管理者の指定についてでございますが、これらは各施設の条例の規定に基づき、指定管理者の指定をしようとするときは、地方自治法第244条の2第6項の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。  内容といたしましては、管理を行なわせる施設は、議第139号が玉名市天水老人憩いの家でございまして、指定の期間を平成28年4月1日から平成31年3月31日までとし、議第140号が玉名市横島総合保健福祉センター「ゆとりーむ」でございまして、指定の期間を平成28年4月1日から平成32年3月31日までとし、それぞれの施設とも社会福祉法人玉名市社会福祉協議会を指定管理者となる団体とするものでございます。  54ページ及び55ページをお願いいたします。  議第141号普通財産の無償譲渡について及び議第142号普通財産の無償貸付けについてでございますが、これらは地方自治法第96条第1項第6号の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。  内容といたしましては、議第134号の議案と関連がございますが、玉名市静光園老人ホームの民営化に伴い、静光園の建物を社会福祉法人浩風会へ平成28年4月1日付で無償譲渡し、静光園の土地については、平成28年4月1日から平成33年3月31日まで無償貸し付けをするものでございます。  56ページをお願いいたします。  議第143号市道路線の廃止及び認定についてでございますが、これは道路法第10条第3項及び第8条第2項の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。  まず、今回廃止する路線は、県道熊本玉名線の改良工事に伴い市道の起点又は終点が変更されるもので、石橋呑崎線、枦方1号線、駄伊良線、石橋中線の4路線であります。また、今回新たに認定する路線は、立願寺山線、山田上3号線と今回廃止いたします4路線を新たな起点又は終点として認定する石橋呑崎線、枦方1号線、駄伊良線、石橋中線の計6路線でございます。  62ページをお願いいたします。  議第144号工事請負契約の変更についてでございますが、これは平成27年5月22日に議決の工事請負契約の締結についての一部を変更するものでございまして、横島体育館建築工事の基礎工事において、支持層が予測より深い位置にあったことによる工程の追加に伴い、当初契約金額4億1,735万5,200円に対しまして、2,337万810円の増額となりますことから、議決事件の変更を行なうものでございます。  なお、増額分につきましては、現在、契約の相手方であります新規建設株式会社玉名支店と変更の仮契約を締結しており、今議会で御承認いただきました後に、本契約の締結とするものでございます。  以上、条例案件等について提案理由の御説明を申し上げましたが、詳細につきましては、所管の各委員会で御説明申し上げますので、御審議の上、原案どおり御承認いただきますようお願いを申し上げます。 ○議長(作本幸男君) 市長 高嵜哲哉君。   [市長 高嵜哲哉君 登壇] ◎市長(高嵜哲哉君) 本議会に提案いたしております人事案件の提案理由の説明を申し上げます。  議第145号及び議第146号の人権擁護委員候補者の推薦についてでございますが、現委員、西森等氏と北田みち子氏が、平成28年3月31日をもちまして任期満了となるため、引き続き両氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして、議会の意見を求めるものでございます。  以上、2件の人事案件につきまして、どうぞよろしくお願い申し上げます。        ************************* △日程第6 報告(4件) ○議長(作本幸男君) 日程第6、「報告」を行ないます。  報告第10号専決処分の報告について、先決第9号ほか3件の報告があります。  総務部長 西田美徳君。   [総務部長 西田美徳君 登壇] ◎総務部長(西田美徳君) 議案書の65ページから68ページをお願いいたします。  報告第10号から報告第13号までの専決処分の報告についてでございますが、これらは、地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分にした損害賠償の額の決定について、同条第2項の規定により報告するものでございます。  まず、報告第10号の内容といたしましては、平成27年7月3日午後2時50分ごろ、繁根木八幡宮付近の交差点において市職員が運転する公用車が、株式会社野田市兵衛商店所有の乗用車と接触し、右前方バンパーを破損させたものでございます。相手方への損害賠償額として、市は10%に当たる1万269円を支払うものでございます。  次に、報告第11号の内容といたしましては、平成27年9月10日午後1時20分ごろ、玉名市立石貫小学校駐車場において、玉名市民図書館の公用車が相手方所有の軽乗用車に接触し、左前方バンパーを破損させたものでございます。相手方への損害賠償額として、市は100%に当たる7万4,500円を支払うものでございます。  次に、報告第12号の内容といたしましては、平成27年8月22日午後3時10分ごろ、松木精肉店駐車場において、市職員が運転する公用車が、相手方所有の乗用車に接触し、左後方バンパー等を破損させたものでございます。相手方への損害賠償額として、市は100%に当たる12万148円を支払うものでございます。  最後に、報告第13号の内容といたしましては、平成27年9月30日午前10時35分ごろ、県道熊本玉名線において、市職員が運転する公用車が、相手方所有の軽自動車と接触し、右前方バンパー等を破損させたものでございます。相手方への損害賠償額として、市は20%に当たる2万7,987円を支払うものでございます。  なお、損害賠償金については、いずれも公益社団法人全国市有物件災害共済会の自動車共済により全額給付されております。  以上でございます。        ************************* △日程第7 陳情の報告(陳第6号) ○議長(作本幸男君) 日程第7、「陳情の報告」を行ないます。  陳第6号 市民広場公園の存続を求める陳情  以上、陳情1件が今回提出されております。  内容については、お手元にその要旨を配付しておりますので、説明を省略いたします。  これにて、陳情の報告を終わります。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午前10時44分 休憩                             ───────────                             午前10時55分 開議 ○議長(作本幸男君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。        ************************* △日程第8 委員長報告 ○議長(作本幸男君) 日程第8、「委員長報告」を行ないます。  これより、去る9月定例会において決算特別委員会に付託し、審査を終了いたしました事件の結果と経過について、委員長の報告を求めます。  議第84号平成26年度玉名市一般会計歳入歳出決算から議第93号平成26年度玉名市農業集落排水事業会計決算までの決算議案10件を一括議題といたします。  お手元に配付しております委員会審査報告書の朗読は、これを省略いたします。  審議の方法は、委員長の報告のあと、質疑・討論の後、採決いたします。  委員長の報告を求めます。  決算特別委員長 近松恵美子さん。   [決算特別委員長 近松恵美子さん 登壇] ◎決算特別委員長(近松恵美子さん) おはようございます。  ただいまから決算特別委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。  今般の決算特別委員会は、10月27日、28日の2日間にわたり、熱心に審査を行ないました。委員会に付託されました案件は、議第84号平成26年度玉名市一般会計歳入歳出決算から議第93号平成26年度玉名市農業集落排水事業会計決算までの一般会計及び特別会計、並びに企業会計の歳入歳出決算までの議案10件であります。  以下、各決算議案の審査経過について御報告いたします。  まず、議第84号平成26年度玉名市一般会計歳入歳出決算についてであります。  歳入決算額317億8,146万1,761円、歳出決算額304億8,191万3,493円で、歳入歳出差引額は12億9,954万8,268円となり、翌年度繰越額2億5,850万1,638円を差し引いた実質収支額は10億4,104万6,630円となっております。執行部から、事項別明細書の予算現額、調定額、収入済額、不納欠損額、収入未済額、支出済額、繰越額、不用額などの説明と各課における主要事業等について詳細な説明の後に、質疑、応答に移りました。各会計の審査過程において委員からの質疑と指摘事項と要望又は主な質疑に関する執行部の答弁について御報告いたします。  まず、個人市民税につきましては、徴収率は年々上がっており、滞納繰越分と現年度収入未済額分が平成26年度は2億1,000万円ほどあったものが、平成26年は1億5,000万円ほどになっております。固定資産税につきましては、収入未済額は前年度より5,800万円ほど減っており、不納欠損もピーク時は6,200万円ありましたが、現年度は1,500万円と減少しております。不納欠損の理由としては、滞納処分できる財産がない、延べ27件、生活困窮のおそれがある26件、財産不明9件、徴収不能22件、執行停止84件、時効による消滅822件、延べ906件でした。入湯税につきましては、「預かり税であるのに払わないのはおかしい」という指摘が以前よりありました。このことについては、ある施設が経営が行き詰まり、経営者がかわりましたので、以前の会社の滞納部分は不納欠損といたしまして、それ以後の分は強く納税を指導したところ、滞納繰越分と現年度分を納めてもらうことができたため、収入未済額もゼロになったとの答弁がありました。たばこ税につきましては、たばこの消費は年々減少しており、本数で比較しますと平成22年度は1億1,300万本であったものが、平成26年度には9,300万本まで減ってきていると説明がありました。しかし税収においては、平成24年度は4億5,058万9,375円でしたが、税制改正のあった平成25年度のたばこ税の税収は、5億10万9,497円と増収していましたが、平成26年度では再び4億7,727万6,623円と減収になっています。ゴルフ利用税につきましては、市内のゴルフ利用者の減少に伴い、ゴルフ利用税も減収しているということでした。保育料の滞納状況につきましては、児童福祉負担金の収入未済額が1,000万円近くあり、委員がその説明を求めたところ、滞納の累計は60世帯、卒園世帯はそのうち31世帯、滞納者に対して毎月督促状を出して納税相談をしているということでした。また、支払い計画のできない世帯に関しては、児童手当から差し引く、また、面談、相談に応じない家庭については差し押さえも実施したいと考えている。生活保護など、どうしても保育料を取れない家庭については、不納欠損としているという答弁がありました。住宅使用料につきましては、約3,000万円の未済額の理由については、生活に余裕がない世帯が多く、家賃の滞りが出てくる世帯があるというのが現状であるという説明でした。1カ月の収入が10万4,000円以下の世帯が810世帯で、全体の78%を占めているが、このような中でも滞納の方とは面談をしたり、電話連絡をして常時滞納にならないように努めていると執行部から答弁がありました。  次に、社会福祉費雑入についてです。社会福祉費雑入とは、生活保護を受給している世帯で、保護費以外の収入がありながら申告せずに生活保護を受給していた人の不正受給による返還金などで、収入未済額は2,519万598円、43人分です。不正受給ということで、返還を迫るわけですが、「使ってしまったから返せない」などと言われ、分納の約束はするものの、なかなか返還がスムーズにいかないのが現状であるとの答弁でした。  次は、ふるさと寄附金についてです。平成25年は223万円であったが、26年度は291万9,690円と若干伸びています。平成28年度からは民間委託してクレジット決済できるようにすることや特産品を送ることも考えている。また、委員から、花火大会に招待してはどうかという意見もありました。今後検討していくという答弁でございました。住宅新築資金貸付金の償還金額についてです。滞納額は611万円、44件中26件は支払済みであるが、15件が死亡、その他行方不明となっている。しかし、現年度分については、ほぼ計画どおり収納されているということでした。  歳入全般につきましては、特に税の徴収につきましては、税負担の公平性という点からも徴収に努力されていることが数字にも出ておりました。差し押さえ、公売合わせて、平成26年度は7,800万円という実績も上げており、これは県下、熊本市に続きまして第2位ということでありました。差し押さえについては、生活保護、それに準ずる世帯に関しては、執行停止しているということであり、生活困窮者においては配慮されているものと思われます。今後とも生活困窮者には十分な配慮しながら、公平な税負担の社会を持続させるために、税や保育料、その他の徴収に努力してもらいたいものです。また、ふるさと寄附金については、昨年度の決算委員会や一般質問においても指摘されていることであり、なお一層の工夫を求めるものです。  次は、歳出につきまして、歳出につきましては、議員からの指摘・要望などを中心に報告いたします。  まず、総務費。委員から、「副市長車を買う」と予算を確保しておいて、市長車を買うのは予算の上げ方としていかがなものかという指摘がありました。このことは初歩的な問題であり、今後予算計上についてはもっと真剣であってもらいたいものです。また、広報たまなが町部で届いていないところがあるので、区費の納入いかんにかかわらず、広報は届けるように区長に確認をしてもらいたいと委員から要望がありました。嘱託員の報酬については、世帯数が少なくても均等割合額が一律10万円となっているが、このことについても行財政改革を進めてもらいたいとの要望や防犯カメラの設置について、予算化を考えていくべきではないかなどの意見も出ました。支所の窓口業務については、年間委託料は、単純計算すると1人当たり200万円となり、市で雇う臨時職員はそれほどの経費がかかっていない。そこに加えて支所の委託職員に不適切な対応があったというような報告も出ている。委託職員が窓口対応しても最終的には職員が確認せねばならず、そのことで市民が待つ時間が長くなっているということもある。最少の費用で最大の効果を上げるためには、臨時職員で対応するという形がよいのではないかという委員からの質疑に対し、3年契約であるので、28年度中にはその成果を検証していくと答弁がありました。また、別件で、非正規雇用を積極的にふやすような方策はいかがなものかという提言もございました。  次は、民生費、衛生費になります。高齢者肺炎球菌の予防接種が導入になったが、そのことが果たして高齢者の肺炎の予防に役立っているのかとの質疑に対し、今後検証していくとの答弁でありました。また、子ども医療費の償還払いの見直しについて、外部評価委員の意見はどうであったかという質疑に対しては、評価委員9人中5人が償還払いがよいということになりましたので、今の状態を継続することになったとの答弁でございました。天水の生活支援ハウスについては、現在、有明ホームに委託しているが、事業委託より民営化の方がよいのではないかという質疑に対し、検討してみるということでございました。  次は、農林水産費、商工費に移ります。太陽光発電について委員から、道路を新設する場合には、雨量を計算し、川にどの程度流れ込むかまで計算するのだが、現在、三ツ川などに大規模太陽光発電の設備ができている。予想外の雨が降ったときに危険である。行政は把握しておく必要があるのではないか。事故が起きてからでは後手後手になってしまう。太陽光発電を設置するための農地転用の申請は、農業委員会ではどのような様子かという質疑に対し、現在、太陽光発電に限る農地転用の数については把握していないという答弁でした。副市長より、災害の危険があるということであれば、設置状況を調査する必要があると感じるという答弁がありました。また、玉名市で企業を誘致するために紹介している土地に太陽光発電が設置されてきているという問題についての質疑に対し、企業誘致のためのパンフレットに工場適地として6カ所紹介してあったが、そのうち既に4カ所がメガソーラーの施設として太陽光パネルが張られているので、工場用地としては紹介できなくなっているということでありました。また、残り2カ所のうち1カ所は、五葉倶楽部さんの立地が進んでいますので、今は残り1カ所しか紹介できる土地はない。今後企業誘致を進めるに当たって、なかなか適当な用地の紹介が難しいのが現状であるという答弁でありました。このことに対し、企業誘致のための土地と考えていた場所に次々とメガソーラーになってしまっていることに対し、何もできなかったのかという委員からの問いに対し、副市長より何らかの方法をとる必要があるかなというふうに認識しているという答弁でございました。  次は、花火大会につきまして委員から、来場者がふえてきているので警備も大変であり、今後は警備をふやさないと安全の確保ができないと警察からの指摘もあるということで、警備員を増員するための補助金をふやせないかという問いがありまして、執行部としましては、花火大会実行委員会と話し合ってみるということでございました。  次に、大俵まつりの経済効果測定事業につきまして、委員から大俵まつりについてイベント経済効果測定事業の評価結果はどうであったかという質疑がありました。この評価結果としては、第18回大俵まつりは、他の年の1万人規模のイベントとしては、経済波及効果が小さいと指摘があり、また、費用対効果が少ないということであったので、27年度は市外、特に県外からのお客が宿泊されるような形でレースの参加を促進している。対岸の島原や福岡方面からの宿泊を伴った形でのまつりへの参加のお願いをしているという答弁でございました。花しょうぶまつりの経済効果につきましては、温泉の場合は予約がないと昼食の利用ができない状況であり、団体さんが30名から40名入って昼食を食べる店がないのが問題である。昼食を取ってもらえれば玉名での滞在時間も長くなるのであるが、経済効果の面からもこの部分が課題であると答弁がありました。立願寺の宿泊客は10年間横ばい、日帰り客は増加傾向にあるということでありました。  土木費につきましては、排水路予算についての質疑に対し、現状は国に要望した分の30%しかついていないとの答弁でございました。大正開漁港のしゅんせつ工事については、保全計画を立ててあれば補助対象となるが、船舶の出入りができないという緊急事態であったので、単費で工事をした、と答弁がありました。公園管理につきましては、シルバー人材センターに委託しているのであるが、地場産業の育成、また、専門的知識が必要な部門でもあるので、地元造園業者に委託することも考えていくべきではないかとの指摘がありました。市営住宅施設管理に関しましては、委員から、玉名市小規模工事等契約事業者登録及び発注状況を見ると、平成26年度は激減しているが、これは管理委託業者が小規模事業所の仕事を取ってしまっているのではないかという質疑がありまして、執行部から、小規模登録業者さんの名簿を元請けの業者さんに渡して、この中から使ってもらうようにお願いしている。6、7割の小規模事業者の方は継続して仕事をされていると答弁がありました。また、地元から要望のある生活道路網の整備はどうなっているかという質疑に対し、道路改良に関しては44%ぐらいが着手済み、側溝の整備については約50%、排水路整備については2割ぐらいという答弁でした。これに対し委員より、財政調整基金に回す予算があるのであれば、住環境をきちんと整備することが大切ではないかという意見に対し、副市長からは、必要な事業は進めていくと答弁がありました。観光ほっとプラザ「たまララ」の運営につきましては、委員から、市から1,398万8,571円の指定管理料をもらって、家賃も払わなくて済む状況である中で、開店時間が遅く、閉店時間が早い、もう一工夫できないものか。運営状況はどうなっているのかという質疑がありました。これに対して9時から7時まで開店しており、9時に開店するためには8時に来ており、7時閉店後は残務処理で8時まで残っているということでございました。また、物品販売以外に、観光拠点、玉名の情報発信の拠点としての機能もしていると答弁がありました。  消防費につきましては、委員から、現在、オートマチック限定免許で車に乗っている若者がふえている中で現在の小型ポンプ車では運転できなくて出動できないという問題が出ている。今後は消防自動車もオートマチック車を入れていく必要があるのではないかとの指摘に対し、来年以降はオートマチック車の購入を検討していきたいとの答弁がありました。さらに消防団の出動費が、今年は1,500円に上がったが、他市においては5,000円や6,000円という地域もあるので、他市の状況を把握した上で、どの程度の金額が妥当か、消防団とも話し合ってもらいたいと要望がありました。また、委員から、ハザードマップに記載してある避難口に行ってみたところ、登り口が入れない状態になっていたので、定期的な点検が必要ではないかと指摘があり、それに対して今後きちんと点検していくという答弁がありました。  教育費につきましては、玉名市のいじめ防止対策について質疑がありました。このことについては、教育相談員を1名配置して、情報収集しながら学校と一緒に対策を立てているということであり、いじめの件数は26年度には30件あったが、学校現場での指導により年度末にはゼロになったと答弁がありました。また、学校給食費の未納に対する質疑がありました。中央給食センターでは34万7,567円、岱明給食センターでは9万4,696円、天水給食センター8万9,492円、これは年度中の数字であり、その後払ってもらった額もあるということでしたが、納入額すべてについては把握していないという答弁でありました。給食費の徴収については、今後十分現状を把握し、徴収に努めていただきたいと思います。  公民館建設費補助につきましてです。委員から、公民館建設については、現在、コミュニティ推進課と介護予防の拠点づくり事業と2つの部門から大きな補助があるが、その連携はどうなっているかと委員からの指摘がありました。これに対して、区長さんが相談に来られたときは、介護保険のほうに相談に行くようにお話ししているが、高齢介護課とコミュニティ推進課が連携しながらやっていきましょうという話はしていませんので、今後どのような形で周知するか相談してみるとの答弁がありました。組織が大きくなると縦割り行政になりがちですが、それぞれ連携を密にして市民の相談に当たっていただきたいと委員から要望がありました。  次は、特別支援教育支援員についてです。委員から、10年前はゼロだった特別支援教育支援員が25名になっているが、気になる子の実態はどうなっているのかという質疑に対して、平成22年度は79名であったが、平成26年度は233名ということで、大幅に伸びている。それに伴い支援員の数もふえているということでありました。このことに対して予防的な取り組みもしていないということでありましたが、危機感を持って対処してもらいたいと要望がありました。  次に、監査委員が指摘された補助金の書類に不備があったという内容についての質疑がありました。これに対して、補助金を使ったあとの事業報告が30日以内に出さなければならないのに出ていなかった、また、事業期間内に補助金申請書が出ていなかったなどの不備があったと答弁がありました。関連で、補助金の使途に関して、領収証の添付が義務づけられていないが、正しく支出されたかどうかの判断はどのようにしているかという質疑に対して、監査委員としては、監査に上がってくる段階で、各課で領収証でチェックしているというふうに理解していると答弁がありました。単費での補助金交付に関して、適正な使用であったかどうかを判断する領収証の添付が義務づけられていないということは、議会の一般質問でも過去に取り上げられたことでもあり、今後の課題として検討してもらいたいという要望でございました。  その他、多岐にわたる質疑、事業内容の確認などがございました。また、一般会計決算認定については反対の意見があり、理由として、市長車購入に係る議会への説明不足、株式会社シェフコの水道工事に係るシェフコを誘致したときからの不手際、各支所窓口の民営化の実行、給食センターの民営化などなどについて反対であると説明がありましたが、挙手による採決の結果、議第84号については、賛成多数で原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第85号平成26年度玉名市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の審査過程について御報告いたします。  歳入決算額94億7,261万4,555円、歳出決算額96億4,795万2,112円で、歳入歳出差引額及び実質収支額はマイナス1億7,533万7,557円となっております。  赤字の原因として、執行部より、国保税の減収、この国保税の減収の説明として、被保険者の減少、それから国保加入者の所得が少ないこと。この所得が少ない理由として、年金世代がふえている、非正規雇用の増加、精神疾患による退職者など、社会的弱者が多いという構造上の問題が上げられました。また、前期高齢者交付金が2億円減額になったこと。これは、全体を見まして、高齢者が多い地区に国から来るそうで、他の地区の高齢化が進んだため、そちらのほうに回ったんだろうということでございました。それから繰越金がなくなった。療養給付費、いわゆる医療費の増加が述べられました。療養費につきましては、県内14市の真ん中あたりであり、玉名市では大きな病気で入院する人が比較的に少ないが、受診の回数が多いということでありました。  委員から、平成25年度は1億711万円を繰上充用したのだが、1年で6,822万7,557円も赤字額がふえている。このまま赤字がふえていくのかという質疑に対して、平成28年の3月議会で一般会計からの繰り入れをお願いする予定であるとの答弁でした。  その他、国保の赤字対策として委員から、収入未済額が6億7,500万円もあるので、前年より減っているとはいえ、一層の努力をお願いしたい。それから年代別医療費分析をして対策を考えることや、運動施設の有料化を見直すなど全体的に医療費対策を考えていくべきではないか。グラウンドゴルフなどの運動をどんどん推奨すべきではないか。ジェネリック医薬品の推奨と呉市モデルを研究することなどが上げられました。これに対して執行部より、区長さん方に地区ごとの検診受診率を見ていただいたら、関心を持ってくださったので、行政だけで考えていくのではなくて、市民の皆さんに状況を伝える努力が足りなかったと反省していると答弁がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第85号につきましては、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第86号平成26年度玉名市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてであります。  歳入決算額7億8,367万6,641円、歳出決算額7億8,242万4,873円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は125万1,768円となっております。  質疑に入りまして委員から、一般会計からの繰入金は2億6,000万円ほどあるが、ふえている状況なのかと質疑がありました。このことに関しては、繰入金の内訳として基盤安定繰入金があるが、これは保険料均等割等の軽減をしているものに対して、4分の3を県が、4分の1を市が負担する形になっている。この額がふえるということは、低所得者の数が多いということを裏づけしているといえるとの答弁がありました。  その他健診に係る費用の財源についても質疑がありました。  審査を終了し、採決の結果、議第86号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第87号平成26年度玉名市介護保険事業特別会計歳入歳出決算についてであります。  歳入決算額71億7,128万9,356円、歳出決算額70億9,365万9,437円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は7,762万9,919円となっております。  執行部より、介護認定率は22%で、県平均20.05%よりも少し多く、増加気味であると説明がありました。また、介護予防事業において月に1度のふれあい活動は258行政区のうち103地区、ゆた〜っと体操は86カ所で継続されているという報告でした。  委員からは、これらの体操などの教室に対して、市からのスタッフの指導が2カ月に1回では少なすぎる。もっとふやしてもらいたいと要望がありました。玉名市の介護の広報のありようをどのように考えているかについての質疑に対しては、銀行や農協などの預貯金保有高は、熊本県でも玉名はトップの位置にあるということも有料老人ホームに入るケースが多いことにつながると考えているが、今後は地域密着型の小規模多機能事業所の整備もスピード感を持って進めていけるか検討しているところであると答弁がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第87号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第88号平成26年度玉名市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算についてであります。  歳入決算額2億3,461万8,431円、歳出決算額2億2,692万5,956円で、歳入歳出差引額及び実質収支額が769万2,475円となっております。  委員から、一般会計の繰入金2,952万2,000円はふえているのか、減っているのかの質疑がありました。執行部からは、簡易水道のこれまでの借り入れに伴う償還金が残っていることと、職員の人件費、また、法的機関に要する経費があるので、それらを合わせて2,900万円といった内容で、ほぼ3,000万円で推移していると答弁がありました。また、簡易水道事業については、今年度で終了で、これは国の施策の中で、簡易水道と上下水道を統合しなさいと、統合すれば補助対象として認めるという国の方策にのっとって布設がえをしていると説明がありました。
     審査を終了し、採決の結果、議第88号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第89号平成26年度玉名市浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算についてであります。  歳入決算額2,690万2,017円、歳出決算額2,456万7,200円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は233万4,817円となっております。  委員から、市町村設置型のほうが維持管理がきちんとできることと、地元の業者が施工できるという利点があるのではないかとの意見に対し、執行部からは、維持費が高いので、長期財政計画を立ててその中で考えていくと答弁がありました。その他、市町村設置型の浄化槽をつけている家庭で、廃止している家庭があるかという質疑がありましたが、現在、廃止はないということでした。  採決の結果、議第89号平成26年度玉名市浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算については、全員一致をもって認定することに決しました。  次に、議第90号平成26年度玉名市九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計歳入歳出決算についてであります。  歳入決算額6億1,703万6,788円、歳出決算額5億7,343万7,257円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は4,359万9,531円となっております。  整備状況につきまして、執行部から、配水池の用地取得などについては、石貫地区は94%、三ツ川地区は81%完了しており、基金はあと28億7,900万円残っているが、29年度末には17億円残り、これを今後、維持管理費にする予定であると説明がありました。その他、維持管理費の光熱水費、修繕費について質疑がありました。  この後、審査を終了し、採決の結果、議第90号については、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  議第91号平成26年度玉名市水道事業会計決算についてであります。  収益的収入8億9,255万8,841円、収益的支出8億158万9,694円、当年度純利益は7,401万5,049円、また、資本的収入100万円、資本的支出4億3,202万5,842円となっております。  説明のあと委員から、仮にシェフコに個人の人が住み、水道を引っ張りたいと申し込みがあった場合の工事費の負担はどうなるのかの質疑に対し、給水区域内の本管工事については、給水区域内であれば特別な理由がない限りそれを拒むことはできないので、給水管の整備を個人負担で行なうことになると答弁がありました。また、有収率が下がってきているが、上げる努力をしているのかとの質疑に対し、岱明地区の水道が浅いところに埋設してあるため、水道の水温が夏はとても高くなるため、水の管理のために24時間排水しているのが大きな要因である。また、経年劣化による漏水の割合も高いので、今後は計画的な漏水調査を行ない、有収率の向上を図っていくと答弁がありました。  審議の後、委員から、決算認定に反対する意見があり、理由として、シェフコへの水道工事の件については到底認めることができない。なぜなら条例上の問題、条例に伴う規則上の問題、本来であれば工事費は条例に認めているとおりシェフコが払うべきものである。したがって、玉名市が全部見てやったということに対して反対するというものでした。そこで挙手により採決し、その結果、議第91号については、賛成多数で原案のとおり認定することに決しました。  次に、議第92号平成26年度玉名市公共下水道事業会計決算についてであります。  収益的収入16億317万1,361円、収益的支出14億8,183万1,322円、当年度純利益は1億974万2,424円、また、資本的収入5億9,667万8,344円、資本的支出9億8,377万5,025円となっております。  下水道の有収水量が昨年度と比較して減っているが、原因についてどのように考えているかという質疑に対して、不明水の量が年度によって変わってくることによる影響。2番目は、人口の減少や節水型トイレの普及。3番目は、使用水量の減などが上げられました。不明水の原因としては、何度か調査しているが、特定できるものが見つかりにくい状況で、老朽化による漏水など、原因が特定できれば修理していくという答弁でした。また、委員から、26年度決算では、使用料単価は174円53銭であるのに、汚水処理原価の維持管理費は76.84円となっており、玉名市の下水道料金は維持管理費の2倍もかかっている、高過ぎないかという質疑に対し、下水道料金に対する考え方については、詳しく分析していないので、今後、長期財政計画を立てて、料金体系、維持管理費や改修工事について精査していきたいと答弁がありました。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第92号につきましては、原案のとおり全員異議なく認定することに決しました。  最後に、議第93号平成26年度玉名市農業集落排水事業会計決算についてであります。  収益的収入5億1,127万6,197円、収益的支出6億953万8,106円、単年度純損失9,951万6,534円、また、資本的収入1億5,688万5,780円、資本的支出2億4,670万9,545円となっております。  委員から、加入状況についての質疑があり、執行部から、26年度末で横島地区の加入状況は86%、栗之尾地区が83%、京泊地区は79%、九番地区が71%、大開地区47%、尾田地区が80%、竹崎・野部田地区で88%、尾田川左岸地区が27%の状況で、全体では66.3%となっていると答弁がありました。このことについて、加入率20%台の地域はなかなか加入してもらえないのかとの質疑に対し、大開地区と尾田川左岸地区は最後の21年度に整備したところなので、まだ普及が伸びていない状況であると答弁がありました。また、高齢者世帯であることや農業収入が伸びないという状況も原因の1つであるとのことでした。  以上、審査を終了し、採決の結果、議第93号につきましては、全員異議なく原案のとおり認定することに決しました。  済みません。1つ数字を確認したいので、ちょっと待ってください。  ちょっと休憩していいですか。 ○議長(作本幸男君) はい。 ◎決算特別委員長(近松恵美子さん) ちょっと1つ数字を私、パソコンの打ち間違いじゃないかと思ってるところがあるんで、確認したいんですが。 ○議長(作本幸男君) 数字が。 ◎決算特別委員長(近松恵美子さん) はい。5分休憩していいですか。 ○議長(作本幸男君) ちょっと待ってください。すぐできますか。 ◎決算特別委員長(近松恵美子さん) すぐできます。 ○議長(作本幸男君) じゃあ、いいですよ。ちょっと休憩します。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午前11時39分 休憩                             ───────────                             午前11時44分 開議 ○議長(作本幸男君) 休憩前に引き続き会議を開き、委員長報告を求めます。  決算特別委員長 近松恵美子さん。 ◎決算特別委員長(近松恵美子さん) 大変失礼しました。  ひとつ自分で読んでて、この数字大丈夫かなと思ったんですけども、間違いありませんでした。安心しました。  以上で、2日間大変、慎重審議をしましたけども、決算特別委員会に付託された案件の報告を終わります。 ○議長(作本幸男君) 以上で、決算特別委員長の報告は終わりました。        ************************* △日程第9 質疑・討論・採決(議第84号から議第93号まで) ○議長(作本幸男君) 日程第9、「質疑・討論・採決」を行ないます。  これより、質疑に入ります。ただいままでの委員長の報告について質疑はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(作本幸男君) 質疑なしと認めます。  これより、討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。  16番 前田正治君。   [16番 前田正治君 登壇] ◆16番(前田正治君) こんにちは。日本共産党の前田正治です。  ただいま、決算特別委員長から報告がありました。私は、その中で、議第84号平成26年度玉名市一般会計歳入歳出決算、議第91号平成26年度玉名市水道事業会計決算、以上、2議案の決算認定については反対します。その理由を今から述べます。  平成26年12月議会におきまして、誘致企業である株式会社シェフコに対して、市の上水道工事予算が可決をされました。これは、水道事業会計と一般会計両方に関係があります。  何が問題なのか、問題1、シェフコへの水道工事の費用を玉名市が負担したこと。給水区域内の住民から、給水申し込みがあった場合は、玉名市はその申し込みを断ることはできません。そのような場合、従来はその水道工事の費用は申込者負担でありました。つまり、シェフコの負担となります。ではなぜ玉名市が水道工事費用を負担したのか。それは、シェフコが地下水を使用することに対する竹崎住民の不安解消という理由であります。  問題2、住民はなぜ不安を感じているか。シェフコ誘致に当たり、竹崎住民に対して事前に住民説明会が実施されなかった。これは玉名市企業誘致では初めてであり、従来の企業誘致の際は、事前に住民説明会を開催していました。そして地下水汚染問題が発覚してから、玉名市に対してシェフコによる説明である「地下水くみ上げは1日当たり30トン、製品に使用する水は阿蘇から運ぶ」とは大きく異なる地下水のくみ上げが判明しました。シェフコによる地下水くみ上げと、井戸水の濁りの関係について、当初市長は「共同井戸水に濁りが生じた原因は、シェフコ工場であるとは断定できない」という竹崎区民への回答を打ち出していました。ところが、水道工事予算が提案された12月議会では、「関係がないとはいえない。」という答弁に変わっております。そして水道工事が完了した後、平成27年4月にシェフコは、平成25年度の地下水取水量報告書の訂正を提出しました。1日平均29.58トンくみ上げていたという報告から、実は、1日平均213.22トンだったという大幅な訂正であります。  以上のようなことから、住民の不安の原因は、事前に住民説明会を開催しなかった玉名市とシェフコにあり、シェフコ側の説明をうのみにして、誘致を進めた玉名市にあります。また、当初の説明と全く異なる大量の地下水をくみ上げたシェフコにあることは歴然としております。シェフコが引き起こした地下水問題に対して、玉名市はシェフコに何の責任も求めていません。玉名市水道事業条例にも違反して、玉名市がシェフコ水道工事費用を負担したことは大問題であり、一般会計決算、水道事業会計決算ともに認めることはできません。  さらに、副市長車の購入に関して、議会への説明不足、支所窓口の民営化の実施など、到底認めることはできません。  以上が反対の理由であります。  さらに、これは反対理由とはあんまり関係はありませんが、今、委員長報告がありました中で、子ども医療費の問題についてでありますが、私ちょっとこだわりがありますので、委員長の報告は、子ども医療費の償還払いの件について、外部評価委員9人のうち、5人が今までのとおりというような報告だったかと思います。これは委員会の中でもそういった執行部側からの答弁があったからかなと。しかし、外部評価委員会の意見は、今の償還払い含めた医療費助成の問題について、評価委員9人のうち5人が見直し改善を評価委員会の中で示したというのが事実だというふうに私は認識しております。  以上で討論を終わります。 ○議長(作本幸男君) 通告による討論は終わりましたが、ほかに討論はありませんか。  10番 田中英雄君。   [10番 田中英雄君 登壇] ◆10番(田中英雄君) 私は、先ほど前田議員の反対討論の中で、シェフコに対する水道事業に対する支出が、玉名市の水道条例違反だということに対して疑義があるので、賛成の立場から討論させていただきます。  玉名市が水道管を布設する場合には、当然玉名市の水道条例に基づいて、適切な支出が行なわれているわけで、我々も議会としてチェック、承認しているわけであります。また、大口の水道の使用が認められる場合、費用対効果を勘案して水道を布設することは当然のことであります。シェフコに対して水道布設料を負担したということは、事実誤認ではないかと思われます。  以上であります。 ○議長(作本幸男君) ほかに討論はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(作本幸男君) これにて討論を終結いたします。  これより、採決に入ります。  議第84号平成26年度玉名市一般会計歳入歳出決算、議第91号平成26年度玉名市水道事業会計決算、以上決算議案2件については異議がありますので、あとに譲り採決いたします。  議第85号 平成26年度玉名市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算  議第86号 平成26年度玉名市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算  議第87号 平成26年度玉名市介護保険事業特別会計歳入歳出決算  議第88号 平成26年度玉名市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算  議第89号 平成26年度玉名市浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算  議第90号 平成26年度玉名市九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計歳入歳出決算  議第92号 平成26年度玉名市公共下水道事業会計決算  議第93号 平成26年度玉名市農業集落排水事業会計決算  以上、決算議案8件について、一括して採決いたします。  ただいま採決に付しております決算議案8件に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(作本幸男君) 御異議なしと認めます。よって、決算議案8件については、いずれも原案のとおり認定することに決定いたしました。  議第84号 平成26年度玉名市一般会計歳入歳出決算について、採決いたします。  本案は、起立表決により採決いたします。  ただいま採決に付しております議第84号に対する委員長の報告は認定でありますが異議があります。  議第84号については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。   [賛成者起立] ○議長(作本幸男君) 起立多数であります。よって、議第84号ついては、原案のとおり認定することに決定いたしました。  議第91号 平成26年度玉名市水道事業会計決算について、採決いたします。  本案は、起立表決により採決いたします。  ただいま採決に付しております議第91号に対する委員長の報告は認定でありますが異議があります。  議第91号については、委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君は御起立願います。   [賛成者起立] ○議長(作本幸男君) 起立多数であります。よって、議第91号ついては、原案のとおり認定することに決定いたしました。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  明12月1日は定刻より会議を開き、常任委員会委員及び議会運営委員会委員の選任を行ないます。  本日は、これにて散会いたします。                             午前11時57分 散会...