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06月04日-04号

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  1. 幸手市議会 2020-06-04
    06月04日-04号


    取得元: 幸手市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    令和 2年 第2回 定例会(6月)          令和2年第2回幸手市議会定例会 第4日令和2年6月4日(木曜日)午前10時開議 議事日程(第4号)   開議   議事日程の報告第1 一般質問     3番  海老沼隆夫議員    11番  木村治夫議員    14番  武藤壽男議員   散会午前10時03分開議 出席議員(15名)     1番  四本奈緒美議員     2番  坂本達夫議員     3番  海老沼隆夫議員     4番  小林英雄議員     5番  枝久保喜八郎議員    6番  宮杉勝男議員     7番  本田謡子議員      8番  小河原浩和議員     9番  小林啓子議員     10番  松田雅代議員    11番  木村治夫議員     12番  藤沼 貢議員    13番  青木 章議員     14番  武藤壽男議員    15番  大平泰二議員 欠席議員(なし) 欠員(なし) 説明のための出席者   市長         木村純夫   総合政策部長     関根一勝   総務部長       木村卓朗   市民生活部長     小川伸朗   健康福祉部長     小林秀樹   建設経済部長     狩野一弘   水道部長       金子勝彦   教育長        山西 実   教育部長       手島秀明   監査委員事務局長選挙管理委員会書記長                                小林 智 事務局職員出席者   事務局長       杉田和洋   次長         菅野 司   主席主幹       市川孝之 △開議の宣告                       (午前10時03分) ○議長(宮杉勝男議員) ただいまの出席議員は15名です。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(宮杉勝男議員) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。 それでは、順次進めてまいりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(宮杉勝男議員) 日程第1、一般質問について。 昨日に引き続き、市政に対する一般質問を行います。 なお、質問は通告の順に通告の範囲でお願いいたします。また、質問者及び答弁者におかれましては、簡潔明瞭なる発言をなされますようお願いいたします。 なお、質問者の質問時間は30分となります。 それでは、3番、海老沼隆夫議員の発言を許可いたします。 1項目め、幸手中央地区産業団地の促進状況について、なお、質問席にてお願いいたします。 3番、海老沼隆夫議員。    〔3番 海老沼隆夫議員 質問席〕 ◆3番(海老沼隆夫議員) おはようございます。 議長に発言の許可をいただきましたので、質問に入らせていただきます。 幸手中央地区産業団地における進捗状況については、3月議会においても質問させていただき、昨年11月に続いてこの1月には、株式会社ニトリホールディングス東京本社を市長と建設経済部長とで訪問し、情報交換を済ませてきた旨を伺いました。その際、ニトリ側からは、幸手市については全国の中においても主要な物流センターとして位置づけ、今年度中には方向性を示すことができるとのお話があり、建設経済部長からは、今後さらに情報の共有を図っていくとの答弁をいただいております。 (1)株式会社ニトリなど、その後の計画進捗状況についてお伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) それでは、1項目め、幸手中央地区産業団地の促進状況につきまして、1点目、株式会社ニトリなど、その後の計画進捗状況についてご答弁申し上げます。 3月議会において、12区画のうち7社が操業を開始したとご答弁申し上げました。その後、3月より1社、東日本急行株式会社埼玉支店が操業を開始いたしました。現在、4社が未着工の状況です。 各企業に電話で問い合わせたところですが、まず、株式会社ニトリについては、幸手市だけではなく、これから建設を行う他の物流倉庫を含めた計画を見直しており、もう少し時間がかかるとのことでした。また、他の3社については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、社内で慎重に検討中とのことでした。 市としては、今後もさらに各企業との情報共有を図ってまいりたいと存じてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。よろしくお願いします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 幸手市のホームページでも明らかにされていますが、今部長から報告されたように、幸手中央地区産業団地は13区画に分かれ、2区画を1つの会社で利用しているところもありますが、区画2番を除けば全て会社名が登録され、その多くは物流センターとして操業を開始しております。特に大型の貨物車両が頻繁に出入りしています。しかし、まだ操業を開始していない、今答弁にもありました区画4番の株式会社ニトリと区画10番は、産業団地の外れ、隅にあり、周りは道路と河川に囲まれ、夜明け、もしくは深夜には人けのない場所になります。 そんな場所が、見ていただくと分かるんですが、この間、今年とかじゃなくてこの間、雑草と身の丈を越えるアシが繁茂し、中が見えない状況になっています。特に第4区画においてはその外側、道路側に植樹がされているのですが、その植樹の周りの管理がされていないために、雑草とさらに私たちの身の丈を越える小木やアシに覆われています。地面が見えない状況になっています。そういう中において、空き缶であるとかプラスチック容器だったり、ビニール袋とか、どんどん投げ込まれています。道路を走っている時点では気がつきませんが、立ち止まってちょっとのぞけば、そのようなものが多数見られます。 また、今は緑の雑草になっていますが、秋口になればそれらが枯れ、放火がないとしても何かの原因で火災に至るおそれもあります。操業を開始されていないとしても、そういう場所の危険の管理、企業が行えないのであれば、幸手市として対応しなきゃいけないと思うんですが、お考えを伺います。 ○議長(宮杉勝男議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) おっしゃるとおり、民地の敷地の管理は所有者におかれて管理されるものと考えてございます。これは一般の住宅等も同じですので、道路上に繁茂して支障があったりとかそういった状況であれば、市のほうでも当然、市道のほうは環境課等と相談しながらさせていただくようになるのかなと思っております。 建設についてはまだちょっと見込みが立たないので、適正な管理をされるように機会があれば、私どものほうでもお話をさせていただければと思っております。 ○議長(宮杉勝男議員) 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) それでしたら、とにかく今は危険な状況にあるので、このまま放置されることのないようにお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、2項目めの交通安全対策について、発言を許可いたします。 3番、海老沼隆夫議員。    〔3番 海老沼隆夫議員 質問席〕 ◆3番(海老沼隆夫議員) この件についても、3月議会にて建設経済部長からの答弁において、路肩や道路ののり面などの除草については、市で全て対応するのは困難であり、道路に面した田畑の耕作者に依頼したり、サポーター制度実施要綱を定めてボランティアによる道路美化運動をお願いしているとのことと、また、通学路については、利用する児童・生徒から情報提供を受け、危険箇所を把握し、安全策を検討していくとの答弁をいただいております。 (1)通学路などに生い茂ってきた雑草、放置されれば極めて危険です。児童・生徒の安全確保のためにも、早期の除草と繰り返しの除草が必要と考えますが、市の対応をお伺いいたします。 繁茂箇所が県道や国道でその対応が県扱い、国扱いということであれば、危険な状況である限りにおいては、それが解消されるまで幸手市から県や国に繰り返し要請すべきと考えますが、市の考えをお伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) それでは、答弁申し上げます。 通学路などの早期の除草と繰り返しの除草についての市の対応、また、繁茂箇所が県道、国道での場合の繰り返しの要請についてご答弁申し上げます。 現在、市では、主に交通量の多い幹線道路や作業範囲が広い道路などは、業者による除草作業を行い、それ以外の狭い範囲や緊急的な除草については、市の職員による直営作業を行っております。また、一部の路線では、幸手市道路・水路のサポーター制度実施要綱にご登録いただいているボランティアの皆様による除草作業のご協力をいただいているところです。しかし、市で管理している道路の延長は大変長く、全ての道路の除草作業を行うことが困難です。このため、雑草が繁茂しやすい土の路肩やのり面などでは、道路に面した水田や畑の耕作者など、地先の皆様のご協力により除草いたしている実態がございます。 このような状況ですが、議員のおっしゃるように、通学路での児童・生徒の安全確保の観点から、いろいろなところから情報提供をいただきながら対応してまいりたいと考えてございます。 また、国道や県道については、市から除草要望を適切に行っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたしたいと思います。
    ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 今部長から報告いただきましたように、県道並塚・幸手線、ヨークマート前の歩道、これは早速に除草をしていただきました。子どもたちがいよいよ通学を始めて通る場所ですが、身の丈ほどに育った雑草が刈り取られて、通学、通行しやすく整備されていました。市の対応に感謝いたします。 また、台風19号関係においても、道路冠水や床下浸水の被害を受けた箇所への対応を、さきの議会において市にお願いしましたところ、この春先までにこちらの対応も実施していただき、地元市民から感謝の言葉があったことを併せて報告させていただきます。 さて、児童・生徒からの情報で通学路等の危険箇所を把握して、安全策を考えていくとのことでしたが、新型コロナウイルス等の問題もありましたが、把握できて改善できた場所というのは、今述べたこのヨークマート以外に何か所ぐらいあるのでしょうか。また、除草等の対応については答弁にもありましたが、回数ではなくて、それが危険であれば、これは繰り返しやる必要があると思うんです。そのようなことについてはどのように考えているか、答弁をお願いします。 ○議長(宮杉勝男議員) 今2つ質問があったんですが、どちらからやりますか。一問一答ですので。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 生徒などから情報を得て危険箇所を把握し、それに対して対策を講じた場所が何か所あるか、答えてください。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) 児童・生徒の方から通学路の情報をいただいておりまして、現在、八代小学校から8件、吉田小学校から3件の危険箇所というか、雑草等、または道路の陥没等の情報をいただいております。内容については、穴が空いているところとか、草がありますよというような情報をいただきまして、今、道路河川課のほうで現場確認をしながら、陥没等の簡易的な補修で済むものは早急に、歩道整備をお願いしますというようなものはちょっとお時間がかかるんですが、そのように今対応をし始めたところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 子ども議会において、東中学校の生徒が、部活等で日が暮れてからになるんだと思うんですが、通学路が凸凹で危険だという報告があったと思うんですが、そちらの把握はなさっていないですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) 通学路での危ない場所など気づいたことの報告というシステムが今動き出しておりまして、その中では今言った件数が来ております。議員ご指摘の東中学校の件は、道路河川課のほうで把握してございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) では、引き続き、把握のほうをお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、3項目めの高齢者対策について、発言を許可いたします。 3番、海老沼隆夫議員。    〔3番 海老沼隆夫議員 質問席〕 ◆3番(海老沼隆夫議員) 幸手市においても高齢者人口の割合が増えてきている中で、昨日も発言の中に高齢者の健康寿命、これを高めるためには栄養、それから運動、社会参加等が必要との発言がありました。必要になります。 (1)アスカル幸手などで、リハビリを兼ねた運動や各種講座が実施されていますが、市民の生活している身近な場所、各集会所などへの出張講座をもう少し数多く実施が可能かお伺いいたします。 (2)高齢者が、アスカル幸手ウエルス幸手、各公民館で催される各種行事へ参加希望するとき、デマンド交通はどのように利用しやすく改善されたのか、具体的に伺います。 (3)幸手団地エレベーター設置について、UR都市機構からは、令和2年度中に調査を終え、令和3年から設置計画との返答を受けてきました。UR都市機構が計画を反故にせずに、令和3年には設置を開始するよう、市はどのように対応していただけるのかをお伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) それでは、3項目めの高齢者対策についてのうち、(1)の市民の生活している身近な場所、各集会所などへの出張講座をもう少し数多く実施は可能かというご質問につきましてご答弁申し上げます。 高齢者が健康で生き生きと生活していくためには、楽しみながら介護予防を継続して行うことが大切であり、市は住民の自主的な活動を支援する必要があると考えております。現在、市内には身体的機能の低下予防に取り組む健康体操自主グループ38団体、認知症予防に取り組む脳トレ自主グループ6団体が、公民館や地元集会所などを拠点に身近な場所で活動を行っております。 こうした地域での自主的な介護予防の取組を支援するために、昨年度は地域からのご要望を受け、出前講座として健康体操や介護予防の勉強会などを85回実施してまいりました。現在、新型コロナウイルス感染防止のため出前講座を中断しておりますが、再開後はより多くの出前講座を効果的に開催できるよう、高齢者の方々のニーズを把握するとともに、介護予防につながる新たな情報発信に努め、高齢者の活動を積極的に支援してまいりたいと考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小川伸朗) それでは、2点目のデマンド交通がどのように改善されたのかというご質問について、私のほうからご答弁させていただきます。 デマンドバスの運行については、1便1時間ごとに運行を区切る形から、予約があれば時間をまたいで次の便へと継続して予約運行ができるように、変更をこれまでに行いました。また、乗車、降車にかかる時間の設定を短くするという形で、乗り合い率の向上を図る工夫をしてまいりました。ただ、結果的には、大きく利用者の増加につながった形ではございません。今後も予約の際に空いている時間帯への利用のご案内をするなどして、少しでも多くの方にご利用いただけるように努めてまいりたいというふうに考えております。 また、改善という点では、市民の皆様の公共交通に対するニーズを把握するために行いましたアンケートの結果を基に、今後は希望の多かった循環バスを中心に、次期の公共交通を検討してまいりたいというふうに考えております。 加えまして、市内で運行しております路線バス、タクシーといった事業者の皆様とも連携を図りまして、市民の皆様の公共交通へのニーズを相互に補い合う形で対応していきたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) それでは、(3)の幸手団地のエレベーター設置に係る市の対応についてご答弁申し上げます。 UR都市機構による団地再生事業については、これまで同機構と当市では、情報共有あるいは協議の場を設けてまいりましたが、その中で、団地内のエレベーター設置については、令和元年に設置に係る現地調査を実施すること、翌令和2年度からはエレベーター設置に向けた土質調査、行政協議及び基本設計を行う予定であること、また、その後、令和3年度以降には実施設計、本体工事の発注に進む予定であること、以上3点についてUR都市機構側から情報の提供を受けてございます。 今般、改めてUR都市機構に事業の進捗状況を確認いたしましたところ、同機構からは、事業の進め方について変更はない旨、回答があった次第です。 今後とも当市といたしましては、UR都市機構との情報共有に努めながら、打合せや協議等を行う際にあっては、エレベーターの設置に係る事業の経過について的確に把握しつつ、住民の皆様の声が最大限に反映されるよう、引き続き要望してまいりたいと考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 1番目です。 運動関係が38団体、また認知症関係で6団体も活動していただいていると。また、出前講座については85回も実施していただいていると。私としても、私の周りの高齢者としても、感謝でしかありません。ただ、回数が多くても、実施する場所、行ける場所がなければなかなか参加できないので、その辺の情報を把握していただいて、適宜な場所に出前講座などを実施していただければと思います。 繰り返しになりますが、やはり社会参加というか、お友達と会ってお話をするとか、そういったことが非常に認知症予防とかに役立つと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 ○議長(宮杉勝男議員) 質問はなしでいいんですか。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 高齢者のほう、確認のほうでいいですか。 ○議長(宮杉勝男議員) はい。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 今市民生活部長から報告がありましたが、交通利用のアンケートのほうでこちらに頂いていますが、やはり定刻に来て定刻に着けるという循環バスの利用を願う人が、調査数656人中の484件ということで73.8%もいるということで、部長のほうから次期の交通として循環バスの復活を考えるという話がありましたが、ぜひその方向で早めに取り組んでいただきたいと思います。 また、デマンドバスについて空いている時間をうまく利用するということがありましたが、今運行しているバスがあれだけ大きいのに、実際に乗車している人数が各回1人や2人という人数で運行していると思うんです。あれは、早期に小型化して台数を増やすということは無理なんでしょうか。お伺いします。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁を願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小川伸朗) ただいまデマンドバスの乗り合いの乗っている方の人数が少ないというご質問ですが、現状では議員ご指摘のとおりの部分がございます。先ほどご答弁させていただきましたが、できるだけ乗り合い率を高めるために、予約の際にご希望の時間と多少ずれるような部分があったとしても、こちらの時間でしたらご利用いただけますよというようなご案内もさせていただきながら、できるだけ利用率の向上を図っていきたいというふうには考えております。ただ、現在のところ、車両を入れ替えてというような具体的な検討はしていないところです。 また、現状ですとやはり新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、ご利用いただく方に対しましてもマスクの着用等もお願いしているところですが、なかなか過密な状態での運行というものについては、やはりそういった点から注意が必要であるという部分もございまして、できるだけ乗り合い率は高めたいところではございますが、その反面、感染の予防という点から申し上げますと、若干、乗り合い率を高めるというところと相反する部分もございますので、この辺については状況を見ながら適宜運行をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) では、引き続き1点、幸手駅の西口のバスの運行が開始されてから、幸手駅東口と杉戸高野台の運行のバス、朝日バスですが、高野台駅発の最終便が早まってしまって、東京方面からの帰宅者が最終便に乗れないという声をいただいています。具体的に何時まで運行していたものが何時に早まったか、分かりますか。 ○議長(宮杉勝男議員) 通告にございませんので、答えるのにちょっと時間があれば大丈夫か。確認をしてからお答えするという形でお願いしたいと思いますので、少々お待ちください。 暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時30分 △再開 午前10時31分 ○議長(宮杉勝男議員) 再開いたします。 答弁を願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小川伸朗) 申し訳ございません。本年4月にダイヤの改正があったということで、朝日自動車株式会社のほうからは伺っております。恐れ入りますが、それ以前のバスのダイヤ運行についてはちょっと今手元に資料がございませんが、朝日自動車株式会社からは幸手・杉戸高野台間の路線バスについては、ご利用いただける人数は大分減少傾向にあるということで、路線の運行としては非常に厳しい状況であるというようなお話はいただいております。その結果といたしまして、今回のダイヤ改正で終バスが早まったことも含めまして、1日の便数が減少しているということについては、市のほうも伺っているところです。 これに対しまして、市側といたしましては、朝日自動車株式会社にこの路線バスについては、ぜひ今後も継続運行をしていただきたいというお願いはさせていただきました。ただ、その中で、現状で利用者が今後増加していく部分については、なかなか増加という方向での見通しが見いだせないという部分について、朝日自動車株式会社のほうからもお話をいただいております。今後この路線をどのような形で運行していただくのか、また、そのために市のほうでどういったことができるのかということについては、朝日自動車株式会社と今後協議をさせていただきたいというようなお話はさせていただいているところです。 申し訳ありません、ダイヤ改正後ですが、杉戸高野台駅を出る最終のバスが20時45分ということです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) ありがとうございました。 では、(3)のほうで質問させていただきます。 今総合政策部長のほうから報告いただいたんですが、UR都市機構のほうの計画に変更の予定はないという報告をいただきました。それに対して、私も先日、分室のほうを訪ねて伺ってきたんですが、新型コロナウイルス問題で調査が進まないといって、令和3年度の着工計画にはいかないんじゃないかという話を伺ってきたんです。ですから、今総合政策部長が答弁された話とちょっと違うので、もしそのようになっていただけるのであれば、予定どおり令和3年に着工していただきたいと思いますので、いま一度、総合政策部長のほうで確認だけはしていただきたいと思います。 それから、この間、UR都市機構は何とかエレベーター設置については後延ばしとか、ほごにしようとか、そういうふうに私自身は思われてならないんです。私は団地に来て37年になるんですが、長い人は50年近く、30年、40年、50年と、当時は安くない家賃を払いながら、逆に言えば公団を支えてきたわけです。そのような高齢者に対して今UR都市機構が取っている態度というのは、あるいは姿勢というのは、非常に住民のほうには向いていない。 ですから、何とか市からその辺を責めていただきたい。何とか住民の立場に立って、繰り返しの発言になりますが、本当に3階、4階、もしくは5階に住んでいる高齢者は、部屋に入ったきり出てこないんです。前にも言いましたが、六十何段の階段を上ったり下ったりするのは非常に困難であると。そのような暮らしをしている高齢者に対して、何とか下まで下りてきて近所の友達と、あるいは出前講座が聞けるのであれば、ぜひそれに参加して、大声で笑っていただきたいと思うんです。ぜひ市からの働きかけをお願いいたします。していただけるかどうか、お伺いします。 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) まず、先ほど海老沼議員のほうでUR都市機構を訪問したときにちょっとお話があったということですが、私どももご質問をいただきまして、これは再度UR都市機構のほうには確認をしてございます。私どもは、東日本本部のほうからは変更はないという回答をいただいておりましたので、その旨をご答弁させていただきました。 また、併せて今月、自治会の皆様との話合いといいますか、意見交換の場が予定されているというお話もお聞きしておりますので、UR都市機構のほうからは、それが終わりましたら、市ともまた併せて情報共有を図る意味での意見交換をしたいということでのお話もいただいてございますので、その席でお話をお聞きしながら、今回ご質問いただいた内容等々もお伝えし、エレベーター設置に向けてぜひともというお話をさせていただきたいというふうには考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 以上で、3番、海老沼隆夫議員の一般質問を終わります。 それでは、11番、木村治夫議員の発言を許可いたします。 1項目め、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の1億7,200万円の使途について、なお、質問席にてお願いいたします。 11番、木村治夫議員。    〔11番 木村治夫議員 質問席〕 ◆11番(木村治夫議員) それでは、通告順に質問をさせていただきます。 まず、冒頭、大変恐縮でございますが、この新型コロナウイルス感染症によりまして、多くの方が犠牲になられております。心よりご冥福を申し上げたいと存じます。 また、なおかつ感染症にかかられた皆様、病と闘っておられる方、一日も早くご回復されますよう、お見舞いを申し上げます。そして、この見えない敵と闘っていただいております医師または看護師、そして医療関係従事者、職員の方々に、心より感謝を申し上げたいと存じます。 それでは、本年4月7日に埼玉県から発令されました改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言、先般5月25日に解除となったわけですが、しかしながら、この新型コロナウイルスの感染拡大が完全に収束したわけではございません。そうした中で、今議会は多くの議員の方が、ほとんどの方がこの感染症、新型コロナウイルス対策に対して質問をされております。私も同じ会派の藤沼議員と同じタイトルになってしまったところで、重複する一般質問があろうかと存じますが、ご理解をいただきたいと存じます。 そして、国からの感染症に対する緊急経済対策関連経費として、1項目めですが、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億7,200万円の使途について、議長、大変申し訳ないんですが、この通告するときに端数がちょっと私把握していなかったものですから、正確には1億7,255万2,000円と読み替えさせていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) はい。 ◆11番(木村治夫議員) それが正しい幸手市に配分された金額と存じております。 そうした中で、5点ほど伺いたいと存じます。 まず、1点目ですが、「新型コロナウイルス感染症に対する対応」感染拡大の防止策について、市としての施策についてお尋ねをいたします。 また、(2)といたしまして、「新型コロナウイルス感染症に対する対応」医療提供体制の整備について、市としての施策をお伺いします。 3点目ですが、「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた」地域経済について、市の施策を伺います。 4点目ですが、「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた」市民生活の支援について、市の施策を伺いたいと思います。 また、5点目ですが、新型コロナウイルス感染症対策対応として、予算予備費の使用について伺いたいと思います。お願いします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) それでは、順次ご答弁をさせていただきたいと存じます。 初めに、1点目の「新型コロナウイルス感染症に対する対応」感染拡大の防止策の市の施策についてご答弁申し上げます。 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金については、令和2年5月1日付内閣府地方創生推進室からの事務連絡により、交付金の創設及び幸手市の交付限度額が1億7,255万2,000円と示されました。この交付金は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するとともに、感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活の支援に活用することを目的としております。 これを受けまして、急遽5月7日付で予算編成中でありました一般会計補正予算(第3号)に追加計上するよう各課に依頼し、予算案を本議会に上程させていただいたところです。 今回の補正予算では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金として1億6,144万5,000円を計上しております。今回の交付金は、国の1兆円の予算を第1次分、地方単独事業分として7,000億円を配分したもので、今後、第2次分として3,000億円を国庫補助事業等のうち地方公共団体負担分として配分される予定と伺っております。 今回の第1次分の幸手市の交付限度額である1億7,255万2,000円と、補正予算で計上いたしました1億6,144万5,000円との差額については、今後国から提示される第2次分の限度額と合わせて活用することが可能と分かっております。 感染拡大の防止策といたしましては、今回の補正予算において、人との接触機会を減らすとともに納税機会の拡大につながる事業として、PayB導入に係る住民情報システムカスタマイズ業務委託料を計上しております。PayBについては、スマートフォンアプリ上で口座情報等を事前登録し、納付書のバーコードを読み取ることによりまして、コンビニエンスストア等に出向かなくても市民の皆様が市税の納付ができるというシステムとなってございます。 次に、2点目の医療提供体制の整備についての市の施策についてご答弁申し上げます。 医療提供体制の整備に関する主な事業として、補正予算において手指消毒液、非接触型体温計、サージカルマスク及び感染防護服を備蓄するための購入予算を計上しております。これらの備蓄品については、新型コロナウイルス感染拡大などの緊急時において、医療機関をはじめ介護福祉施設及び障害者事業所等への配布を考えております。 また、災害備蓄品として使い捨てマスク及び手指消毒液の購入予算を計上しており、災害時に避難所等での配布ができるようにしております。 次に、3点目の地域経済における市の施策についてご答弁申し上げます。 地域経済活動の回復、雇用の維持及び事業の継続対策として、補正予算においてハッピーエールプロジェクト支援事業に係る経費を計上しております。ハッピーエールプロジェクトは市と商工会が連携して行っている事業で、この事業に参加する事業者に対し、デリバリーやテイクアウトに係る経費及び新型コロナウイルス感染症対策に係る費用について、1事業所につき5万円を上限に補助するものです。 次に、4点目の住民生活の支援における市の施策についてご答弁申し上げます。 住民生活の支援といたしましては、補正予算において子育て世帯幸手産特別栽培米コシヒカリ給付事業を計上しております。本事業は子育て家庭の経済的負担を軽減するとともに、幸手産特別栽培米コシヒカリの普及に寄与することを目的としております。令和2年6月1日現在、市内に住民登録されており、同一世帯内に中学生以下のお子様が1人以上いる世帯に対して、幸手産特別栽培米コシヒカリ、こちらは精米5キロとなりますが、こちらを給付するものです。 また、ひとり親家庭子育て支援臨時給付事業といたしまして令和2年6月分の児童扶養手当を受給し、令和2年6月1日時点で幸手市に居住する対象児童1人につき3万円を給付するものです。 さらに、市内全世帯を対象に市指定ごみ袋、家庭系の「中」となりますが、2パックを無償配布する事業を計上してございます。加えて、教育支援といたしまして小・中学校におけるマスクや消毒液などの保健衛生用品の整備をはじめ、GIGAスクール構想に係る児童・生徒に対し1人1台の学習用端末を整備する事業を計上しております。 次に、5点目の新型コロナウイルス感染症対策対応として予算予備費の使用について、こちらについてご答弁申し上げます。 新型コロナウイルス感染症対策については、既存の予算及び新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し対応しております。しかし、今後コロナウイルス感染の再拡大など緊急を要する事案が生じた場合には、財政調整基金の取崩しや予備費を活用して迅速に対応してまいりたいと思います。 また、国の第2次補正予算により、さらに追加の支援が予定されていることから、国の動向を注視しながら、議会をはじめ関係機関からご意見等を参考にさせていただき、さらなる支援策を講じてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) 答弁ありがとうございます。 この臨時交付金に関しましてはメニューがたくさんで、当然、計画をつくって申請し、この予算が下りてきたということだと思うんですが、この活用事例集というのは相当参考にされて練り上げたものですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) 議員の皆様には活用事例集、こちらをお配りさせていただきましたが、実は市のほうには市長と議員の方15名分、16冊しか来ておりません。私どもといたしましては、内閣府のホームページから情報を取得しまして各部長以下に情報を提供しながら、これを参考にしていただいたという状況です。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) すみません、私ちょっとそこら辺は存じなかったので、逆に議員はコピーでもよかったのかなと勝手な思いですが、分かりました。 しかし、このメニューの中にやはりいろんな事例があったと思います。そうした中で、今お聞きした中で合致している部分が何点かあるのかなと。これは多分、庁舎というか、内部会議で相当検討されて計画に上げ、やはり交付金申請の提出期日もあるでしょう。その中で今幾つかお答えをいただいたところでありまして、その中でまた今回の2次補正予算の中でも、これからこれは委員会審議に入るわけですが、数字が入っているところをまたお聞きしたいと思っております。 まず、幸手ハッピーエールプロジェクト、これは市と商工会のほうで連携を図って1事業所当たり5万円、この1事業所5万円という部分の事業所というくくりというのは、どういうふうなくくりなんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) まず当初、ハッピーエールプロジェクトについては、情報発信を商工会とするということで動き出してございます。その中で申込みがございましたのが28件ありまして、うち飲食店が13件というような状況でございました。その後、感染拡大が進む中で、商工会または我々のほうにも問合せがありながら、では今何をして差し上げたらいいんだろうというところで、まず消毒液を配布したりとか、いろいろな議論、意見交換はあったんですが、それは今じゃないだろうというようなお話だったので、ではやっぱり今デリバリーとかで方向転換してしのいでいらっしゃる方が多いというお話であったので、これについての補助をしていったらどうだというようなお話がまとまった状況です。 今回のお金の流れの中の内訳になりますが、5万円を上限に100件という形になります。これについては商工会に加盟されていない方でも受けられますので、そういったことはちゃんと周知していきたいと考えてございます。 その他、消耗品、のぼり旗とか、あとは店舗紹介の印刷製本費とか、チラシ等ですか、あとは通信費などがありまして、予算総額は584万5,000円という形で上げさせていただいております。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) 答弁ありがとうございます。 私、再質問のほうはいろいろあるんですが、決して否定するものではないので、それだけはご理解いただきたいと思います。 ハッピーエールプロジェクト、やはり商工会に加盟されていない事業所から、ちょっといろいろお問合せがあったものですから確認をいたしました。了解です。 続いて、住民生活の支援ということでお米の関係ですが、幸手産コシヒカリ、大変おいしいお米を皆さんに食べていただける、これはもうより重要なことだと思いますが、対象者が先ほど中学生以下のお子様がお一人でもいらっしゃる家庭ということですが、これは何戸ぐらいの対象なんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) こちらは、子育て世帯への臨時給付金の受給者等を考慮いたしまして、約3,500世帯と見込んでおります。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) 了解いたしました。 続いて、先ほど医療提供体制の整備の関係で答弁がありました。感染防護服、この辺の購入着数の予定はどれぐらいになるんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) 感染防護服については、100セット購入する予定です。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) 今部長、答弁いただいてありがとうございます。 100セットという部分ですが、100にした根拠は。私、ちょっと足りないんじゃないかという部分なんです。どうなんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) こちらの防護服のセット、現在40セットの備蓄がございました。今回購入に当たりまして、何枚がいいかということもございました。それは多ければ多いほどよろしいということはございましたが、予算ですので100セットということで決めさせていただきました。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) いろいろ基準はあってないようなものだと思うんですが、やはり幼稚園、小・中学校を含めても12校プラス1園と、せめて学校1校当たり10着は当然必要だろうと、常識的に。私は100という部分の単位がどういうふうにちょっと判断されたのか、伺ったわけです。 あくまでもそういうのも参考にしていただきたい。やっぱり学校、幼稚園を含めて14施設市内にはあるわけですので、その辺、検討しろといってももうこれで予算が上がっていますから、ただ、そういう声もあるということでご理解いただきたいと思います。 それから、議長、再質問です。 ○議長(宮杉勝男議員) はい。 ◆11番(木村治夫議員) ごみ袋の関係なんですが、これも2袋、無料で全戸に配布しますということなんですが、これはどういう形でごみ袋に至ったのか、どういう形で決定されたのか、お尋ねします。 ○議長(宮杉勝男議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小川伸朗) ごみ袋の配布ですが、いわゆる市民生活の全体的な支援という観点で何ができるかというところから出てきた案です。その中で、ご家庭でお過ごしいただく時間帯が非常に長くなっているということで、ごみの排出も前年度と比べまして増加しているというような結果も出ておりますが、こういった部分でのご支援を何らかの形でできないかということで、ごみ袋の配布というものを検討させていただいたものです。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) 確かに自粛自粛でもう1か月以上、本当に高齢者の方はあまり出歩かず、そういう部分でいうと、ごみも増えるという観点からですね。了解いたしました。 それから、先ほど医療体制の関係で、非接触型体温計、多分これはおでこに当てて体温が出るやつですか。お聞きします。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) 赤外線を使用しまして、体に当てないで温度が測れるものだというふうに承知しております。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) よくおでこじゃないが、ちょっとこうガンみたいな形のではないんですね。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) 形はいろんな会社が出しておりますのであると思うんですが、私どもで今用意しているのは、ちょっとこういったピストルに近いですが、押して測れるものです。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) それは、だから人に当てないでというよりも、一応接触しないだけで、レーザーじゃないが測るやつですよね。分かりました。それが今、何台購入予定なんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) 感染拡大の防止として予防費に計上いたしましたのは、非接触型体温計は5台です。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) 既に幸手市には何台備蓄されていますか。 ○議長(宮杉勝男議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小川伸朗) 災害用の備蓄ということで、今回とは別に既に10台購入しております。また、このほか、各小・中学校にも2台ずつ既に配置済みです。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) 分かりました。 小・中学校にないというのはもってのほかだと思ったんですが、もう既に配置しているということで安心をいたしました。できれば各公共施設には、最低1台常備してもいいのかなと思っているところです。 それからあと、これも医療提供の体制の整備についてという観点からマスクなんですが、現在、備蓄として非常時で何枚ぐらい備蓄されているんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小川伸朗) こちらはいわゆる災害用の備蓄という形ですが、大人用のマスクを1万枚、子ども用のマスクを2,000枚ということで手配をしたところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) 了解です。すみません、これは12番議員とちょっとかぶりましたね。申し訳ない、すみません。12番議員、申し訳ないです。 実はやはりこの新型コロナウイルス関係の臨時交付金に関しまして、大人の分が1万枚、先般も市民の方から、市長、1万枚マスクをご提供いただいた。その前にも頂いたと思うんですが、もう正直、マスクはやはり新型コロナウイルスだけじゃないじゃないですか。これから雨季、それから9月に入り、台風、自然災害等、このマスクは私、5月1日現在で5万656人の市民がいらっしゃる。やはりこれは少しずつでも蓄えていく。せめて1人14日、2週間分は確保できる。14枚いきなりは無理にしても、せめて1週間分、5万656人の市民の方に7枚、何かあれば配布できる、そういう体制を早く組んでいただきたい。 今回の臨時交付金の予算の中での捻出の中での実施計画の中での数字で66万円でしたか、一応計上されておりますが、正直、せめて市民1人7枚常備できるように、私は何とかこれから2次補正、それから予備費も後から聞きますが、いろいろ予算的にはすぐそろえられないにしても、年度内には何とかせめて1人7枚じゃなくても半分、3.5枚、そういう形でも、もし目標として今後掲げているのであれば、ぜひお聞きしたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小川伸朗) マスクの備蓄ですが、先ほどご答弁させていただきましたのは、今現在、幸手市のほうで既に所有している、備蓄しているマスクということで大人用のマスク1万枚、子ども用のマスク2,000枚ということでご答弁をさせていただきました。具体的にどの程度の備蓄をというような数値の目標を掲げているものではございませんが、今回の事態も含めましてマスクの備蓄というものは必要だというふうに考えておりますので、さらに備蓄の枚数については増やしていきたいというふうに考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 一般質問の途中ですが、ここで約10分間休憩をいたします。 △休憩 午前11時04分 △再開 午前11時15分 ○議長(宮杉勝男議員) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を続けます。 それでは、答弁をお願いします。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) 休憩前の木村議員からのマスクの保有ですが、各課でお答えいたしましたので数がそれぞれの担当課の部分も入っておりますので、今回の地方創生臨時交付金を充当して購入する分を申し上げますと、全部で6万3,800枚を購入いたします。危機管理ですとか健康増進、その他子ども支援課等々を含めまして、全部で6万3,800枚、うち大人用が5万7,800枚、子ども用が6,000枚です。 また、非接触型の体温計ですが、先ほど備蓄している数値と申し上げましたが、こちらは、今年度の予算で買ったものにはこの創生交付金を充てられることになっておりますので、充てる非接触型体温計としては、54台今回充当するということになってございます。
    ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) 答弁ありがとうございます。 54台ということで、非接触型体温計、これは何台あってもよろしいのかなと。人が集まる部分では、必ずこれからもう必須アイテムだと思いますので。 それから、あと何点か、すみませんがお付き合いいただきたいと思います。 まず、5点目に挙げました本予算予備費が3,000万円あると。それから、これは特別会計の関係ですが、健康保険のほうに1,000万円予備費があろうと思います。やはり今後、その辺の流用等をしようというお考えはあるのかどうか、お尋ねします。 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) ご答弁でも申し上げましたが、まずは一義的には、これから国の第2次補正予算でもまた交付金が交付されるというようなお話も聞いておりますので、その内容は、詳細についてはまだ把握しておりませんが、それらを一義的には活用させていただくと。ただし、これらで不足する部分については、予備費、財政調整基金の取崩し等々も検討していくというところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) 了解いたしました。 それでは、またちょっと別なんですが、今収束はしていないと思います。正直、東京都でも特別の非常対策が発令されておりますし、やはり埼玉もいつ、何どきやってくるか分からない第2波、第3波に向けて、市の新型コロナウイルス対策本部会議は、一応緊急事態宣言が解除されまして、市の対策本部も当然解散になったということですが、第2波、第3波が必ず来るという部分の考え方、これは市民の方は実に不安がっているんですよ、本当に。いつ、どうなるんだという部分。だから、その辺の新型コロナウイルス対策本部会議というのは庁内でやられているのか。これからやるのか。やるとすれば、具体的課題はどういうふうに持っていくのか。その辺の、要はやるか、対応をお聞きします。 ○議長(宮杉勝男議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小川伸朗) ご質問の新型コロナウイルス対策本部会議ですが、5月25日に埼玉県において解除ということになりまして、翌5月26日に第19回目の新型コロナウイルス対策本部会議を開催したところです。その中において、いわゆる解除ということではございますが、引き続き新型コロナウイルス感染防止対策というのは継続していかなければなりませんので、今後は新型コロナウイルスの対策会議という形で、構成はそのままに会議のほうは継続するということで決定しているものです。 今後もただいま議員のほうから第2波というようなお話もございましたが、まだ感染の収束を見ているわけではございませんので、市としては新型コロナウイルス対策本部会議を継続して、必要な対策について検討は続けていきたいというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) 答弁ありがとうございます。 庁舎内では、引き続き新型コロナウイルス対策本部会議は継続中ということですね。分かりました。 ただ、これが第2波、第3波が訪れる可能性が大になったときに、今までのこの体制で市民の方の不安というのが取れないんですよ、要は。やはりネットワークじゃないが、自治会もあり、いろいろな関係団体、市内には何百とあると思います。そうした中で、横の連携、庁舎の中では新型コロナウイルス対策本部会議をやっていますよといっても、市民の方にはそれが伝わっていかないんです。我々も聞かれれば、こうですよ、こうですよと説明はいたします。しかし、説明し切れない。そうした中で、やっぱり100の自治会が市内にあります。または自主防災組織も整備されている地区もある。いろいろな団体とネットワークを構築して、よりよい新型コロナウイルス対策の予防対策の術というか施策、その辺というのは考える予定はありますか。 ○議長(宮杉勝男議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小川伸朗) 当然、まず幸手市において一番重要な対応というのは、市内での感染をいかに拡大防止していくかというところです。したがいまして、当然これは市役所のみでできることではございませんし、市民の皆様へのご協力をお願いしていく。その中において、例えば自治会さんですとか、そういった関係団体を通じて様々な感染防止対策を講じていただく、ご協力をいただくということは必要だと思います。 今回、これまでの対策会議の中では、専ら市として市民の皆さんへのお願いというところで、感染拡大防止のご協力、啓発というところを進めてまいりましたが、当然、地域の皆様にご協力いただく上で、そういった組織にご支援をいただくということは必要だと思いますので、具体的にどういう形でご協力をいただくかというところが今まとまっているところではございませんが、その辺のそういった形も視野に入れながら、今後対策を考えていきたいと考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 11番、木村治夫議員。 ◆11番(木村治夫議員) ありがとうございます。 なかなか通常業務もあるし、しかし早急にそれは庁舎内で課題として討議していただきたいと思います。 それから、あと緊急事態宣言が発令されている間に、市の行事等はくしくも中止になった事業が相当あると思うんですが、そうした中で、今後市としては期間的な部分、どれぐらいまで行事またはいろいろな催し物等を自粛する、自粛というのはおかしいので要するに中止と考えているのか。それは庁舎内で検討されておりますでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(小川伸朗) 行事の関係ということですが、緊急事態宣言の中において、市としては5月末日までは主催事業については休止するということで、6月以降については順次ということで、基本的には感染拡大防止を念頭に実施をしていくということではございますが、今後の予定をどこまで中止をしていくのかということについては、具体的には定まっておりません。市の主催行事と申しましても、やはり関係団体とのご協議が必要な部分ももちろんございますし、また今後を見据えた場合に新たに第2波が来るというような予測もございますので、それについてはいつからいつまでの間行事はやります、いつからの分についてはやりませんというような、明確に線を引いているというような状況ではございませんので、ご理解をいただければと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 木村議員、通告の範囲内でお願いします。 ◆11番(木村治夫議員) 分かりました、すみません。了解です。 これは質問ではないんですが再度確認ということで、この緊急事態宣言が発せられて、今までの市のほうでいろいろ行事、催しができなかった部分、そうした中で、やはり執行残という部分の数字があろうかと思います。そうした中で、今後新型コロナウイルス感染症対策に向けて、執行残が残れば当然、予算の組替えというのもあるのかなと私は思っているところです。6月には間に合わなかった、9月には出てくるのかなという部分も考えておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 終わります。 ○議長(宮杉勝男議員) 以上で、11番、木村治夫議員の一般質問を終わります。 それでは、14番、武藤壽男議員の発言を許可いたします。 1項目め、新型コロナウイルス感染症による市への影響及び市の対応と今後について、なお、質問席にてお願いいたします。 14番、武藤壽男議員。    〔14番 武藤壽男議員 質問席〕 ◆14番(武藤壽男議員) 議長より許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。 1項目めの新型コロナウイルス感染症による市への影響及び市の対応と今後についてということで、まずお尋ねをしたいと思います。 本当に残念ではございますが、幸手市でも1人の新型コロナウイルス感染における死亡者、そして入院された方2名が出たことは、誠に残念でありますと同時に、それらの皆様方にお悔やみとお見舞いを申し上げるところです。 それにつきまして、やっぱり市の大きな目的というのは、市民の生活の安全・安心を確保し、そして市民の生命を守る、これが大きな市の使命というふうに思っております。したがって、こういう感染症が出た場合、感染症そのものの影響、そしてそれに伴う経済、生活、保健・医療体制、それらの体制をどうするかということが、私は最も大事な施策であろうというふうに思うわけです。 そこで、まず、市の主催事業、イベント等の影響についてお伺いをしたいと思います。 2番目に、事業執行への影響と財政に対する影響について。 これは、新型コロナウイルスでいろんな物流等も止まったり、工事等も順調にいくのかどうか、人員の確保とかそういうのもありますので、市が年度当初予定された事業執行、工事等も含めて、それらへの影響はないのか。それから、財政に対しては、こういう問題で市の財政にはどのような影響が生じるというふうに認識をされているか、お尋ねをしたいと思います。 それから、3つ目に、指定管理業務、市は民間に指定管理者を指定して、協定を結んで管理を任せておるところがあるわけです。そのような中で、それらの指定管理業務に対して新型コロナウイルスで自粛とか、あるいはイベントが中止になったり、それぞれの施設が使えなくなったり、そういった場合、どのような影響を考えておられるか。 4番目に、市の地域経済に及ぼすどんな影響があり、どの程度なのか。 これは、それぞれ経済活動をやっておるわけですが、幸手市の場合は勤労者も多いわけですが、しかし農業もありますし、それから工業、商業、それぞれ事業者もおるわけです。その地域経済に新型コロナウイルスの影響が市としてどのような影響が出ると、それがどの程度出るという認識をお持ちか、お尋ねをしたいと思います。 それから、5つ目に、本年度の財政への影響と来年度以降に対する影響について。 これは、例えば今年度は税金がちょっと厳しいですから猶予してくださいと、国の財政猶予制度も出されて、そして本議会にもその条例等も出されておるわけです。それによっての影響、そして今経済が停滞をしている。そうすると、来年度の市民税、固定資産税等への影響はあるのかどうか。それらを含めてお尋ねをしたいというふうに思います。 それから、6つ目に、今後の感染症等に対する検査、医療体制の取り組み。 私は、この問題については、感染症に対してこれは全ての保健医療もそうですが、特にこの感染症の場合にはどこの医療機関でもかかれるというものではない、診てくれるというわけではございません。したがって、今後の感染症に対する検査、医療体制というのを、市はどのようにこれを構築するか。私は4月の段階から、これは市と感染症の中心である保健所、そして医療を担う医師会をはじめとする医療機関、こことは密接な連携を保ってやるべきだというお願いをしてきたところですが、どのようになされるつもりなのか、改めてお伺いをしたいと思います。 それから、7つ目に、今回の自粛の中で、学校教育に対する義務教育、この義務教育というのは、全ての市民が平等の学習機会を得て、同じような中での義務教育としての学力を高めていくという大きな目的があると思うのですが、新型コロナウイルスの影響によって今後の市の義務教育、学校教育の在り方、どうあるべきかということをお尋ねしておきたいと、このように思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) それでは、1項目め、新型コロナウイルス感染症による市への影響及び市の対応と今後についてにつきまして、(1)の市の主催事業、イベント等の影響についてご答弁させていただきます。 影響を受けた主催事業、イベント等といたしましては、例年3月下旬から4月上旬に開催し、100万人の方がお越しになります幸手桜まつりが中止となってございます。また、市の主催事業ではありませんが、例年7月に開催され、5万人の方がお越しになる幸手夏祭りが中止となってございます。両事業とも本来であれば、お越しになった方々が市内で飲食などを行い、幸手市における大きな観光収入となっておりましたが、これが減となってしまいます。 また、幸手桜まつり、幸手夏祭りについては、毎年楽しみにしておられる市民の方々が多数おられることから、そういった点で非常に残念であると受け止めております。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育部長。 ◎教育部長(手島秀明) それでは、市の主催事業、イベント等の影響について、教育部のほうで所管することについてご答弁申し上げます。 令和2年4月5日に開催を予定してございました第29回幸手市さくらマラソン大会は、幸手市、幸手市教育委員会、幸手市体育協会及びNPO法人クラブ幸手が主催する大会でございまして、幸手市さくらマラソン大会実行委員会が所管してございます。 この大会については、参加するランナー、大会に携わる運営スタッフ及び幸手市民の皆様の健康と安全を最優先に考慮いたしました結果、大会の開催を中止とさせていただいたところです。 大会の中止に当たっては、令和2年2月28日、第29回幸手市さくらマラソン大会臨時実行委員会を開催し、関係団体等で構成されている実行委員会の方々において協議を行い、決定したものです。 この実行委員会では、国や埼玉県からのイベント開催等の自粛要請に基づき、近隣市町における大会の開催状況や提供された様々な情報を参考にしながら協議を行った結果、この大会に関係する全ての方々の健康と安全を第一と考え、中止の決定をしたところです。 また、大会運営費については、申込みをされた参加者様からの参加費及び協賛企業からの協賛金が大半を占めてございますが、幸手市の一般会計においても、事業費の予算計上をしておりました。その使途については、参加者等へ提供する飲物の購入に係る経費でございましたが、大会の開催が中止と決定されたことに伴いまして、購入を見合わせることができましたことから、市で負担する経費は執行されていないという結果になったものです。 ○議長(宮杉勝男議員) 総務部長。 ◎総務部長(木村卓朗) それでは、私からは2点目、事業執行への影響と財政に対する影響についてということで、先ほどのご質問の中で工事や委託等の契約ということでしたので、その件についてお答えを申し上げます。 工事や業務委託等の契約事務においては、新型コロナウイルス感染症の影響による入札の不調や契約締結の遅延等については、現在のところない状況です。しかしながら、現時点における契約中の業務委託において、施設の休止や会議等、人を集めることができないため、工程の遅れや業務量の減少が生じている案件が数件ございます。 今後想定される状況といたしましては、新型コロナウイルス感染症による工事材料の調達の遅延や小・中学校の夏休み期間の短縮に伴う工期延長等が考えられるところです。一般的には工期が延びることによりまして、延びた分の現場維持費等が発生することから、工期延長に伴い工事費が増額となるような場合が見込まれているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) ただいま工事委託については、総務部長のほうからご答弁をさせていただきましたが、その他の事務執行においては、若干やはり庁内会議等々を開くときに、密を避けるという意味で広い会場で行うなどのことはやっておるんですが、中にはコンサルタントなどが入っているような会議、こういった場合で先方様が若干社員様をこちらに派遣していただけないというような事案も多々あるというような報告は聞いてございますが、特段大きな影響があるというような報告は聞いてございません。 なお、財政については、先ほど総務部長が若干工事のところで申し上げましたが、そのような影響が今後懸念されるというところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、答弁願います。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) 続きまして、(3)の指定管理業務に対する影響について、健康福祉部に関するものについてご答弁いたします。 健康福祉部で所管するものといたしましては、幸手市障害者自立支援施設さくらの里となのはなの里の管理運営業務を幸手市社会福祉協議会が行っておりますが、まず行事への影響については、3月中の宿泊研修が中止となり、4月に実施を予定していたお花見も中止いたしました。 また、運営面の影響といたしましては、アルコール消毒液と台所用漂白剤を購入したことにより、消耗品費が増加したとのことですが、人件費などの固定費用には影響はございません。 なお、指定管理料とは別に、指定管理者の収入となります自立支援給付費収入も、現在のところ大きな影響はございません。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育部長。 ◎教育部長(手島秀明) 大変失礼いたしました。 (3)の指定管理業務のご質問について、教育部のほうで所管するものについてご答弁させていただきます。 まず、3点目の指定管理業務に対する影響についてご答弁申し上げます。 幸手市コミュニティセンター、アスカル幸手、武道館については、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月4日から指定管理者の自主事業の中止、さらに3月14日からは休館といたしました。これらの新型コロナウイルス感染症に対する対応により、この期間、指定管理料とは別に、指定管理者の収入となります施設使用料や自主事業の収益などがございませんでした。 また、光熱費などは減額となってございますが、受付業務等は行っているため人件費などの固定費用は要することから、指定管理者にとって休館期間の支出が収入を上回っている状況です。 現段階では、指定管理者と取り交わした協定内容の変更は考えてはございませんが、今後は新型コロナウイルス感染防止対策の動向により、必要に応じて指定管理者と話合いを行ってまいりたいと考えております。 続きまして、図書館については、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月5日から図書館本館の学習室及び香日向分館の学習室、談話室を使用停止といたしました。さらに、3月14日から休館といたしましたが、4月14日までは予約資料の貸出し、予約受付を継続し、できる限り市民サービスに努めていたところです。 図書館には施設使用料や自主事業収入などの収入はございませんので、光熱水費などの減額にはなってございますが、開館に向けて館内整理等を行っているため人件費などの固定費用を要することから、指定管理料等については大きな影響はないものと考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) 続きまして、私のほうから、都市公園の指定管理業務に対する影響についてご答弁申し上げます。 都市公園の指定管理については、幸手総合公園のほか6公園と平須賀南公園のほか4公園の2業務となっております。いずれの指定管理業務においても、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自主事業の中止や3月14日からは有料施設の休止の措置を取っていることから、指定管理者の収入である施設管理料が減額となり、一方で、光熱費などの経費についても減額となっているとの報告を受けているところです。 いずれにしましても、現段階では指定管理者との協定内容の変更は考えておりませんが、今後の新型コロナウイルス感染防止対策の状況なども考慮いたしまして、指定管理者と協議してまいりたいと考えてございます。 続きまして、市営釣場の指定管理業務に対しましての影響についてご答弁申し上げます。 市営釣場については、4月11日から5月31日の期間を休場とさせていただきました。この間、入場料等の収入はありませんが、釣場の維持管理をするために指定管理の職員を常駐させております。 今後、指定管理者と新型コロナウイルス感染症の影響について協議をしてまいりたいと考えております。 引き続きまして、4点目の市の地域経済に及ぼすどんな影響があり、どの程度になるかについてご答弁させていただきます。 市の地域経済への影響については、数値的なデータはございませんが、建設業、製造業、観光業など、市内事業者の全ての皆様が何らかの影響を受けているものと認識してございます。特に飲食店などは、3密を防ぐために休業しなければならない状況や時間を短縮するなどの対応により、大幅な収入減となっているものと認識してございます。 また、他の事業所についても、外出自粛等に伴い、非常に厳しい状況にあると認識しております。 このような状況から、市内業者からの融資については、金融機関により多くの認定申請がございますことから、資金繰りに苦慮していることがうかがえます。この申請数は5月27日現在で106件となってございます。 以上のように、地域経済に関しましては、甚大な影響があるものと認識してございます。今後については、持続化給付金や雇用助成金といった国や県による助成制度の情報収集に留意し、商工会等の各種団体との連携を強化し、適切に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) それでは、次に、5点目の本年度の財政への影響と来年度以降に対する影響についてご答弁申し上げます。 我が国の経済情勢は、令和2年4月の内閣府月例経済報告によりますと、景気は新型コロナウイルス感染症の影響により急速に悪化しており、極めて厳しい状況にあるというふうにされております。 幸手市においても、当初予算に比べまして景気の悪化や雇用の喪失などによる市税収入の落ち込みや、地方消費税交付金をはじめとした各種交付金の減額などによりまして、非常に厳しい財政状況というものが予想されているところです。 ご質問にありました徴収猶予に対します減収分、これらについては国のほうからの臨時的な措置として地方債の発行が許可されるような話も聞いておりますが、いまだ詳細が分かっておりませんので、こういったものを活用しながら対応していきたいというようなことで考えてございますが、また来年度以降についても景気の低迷、雇用の悪化の長期化が予想され、財政立て直しを図っている最中の幸手市にとりましては、非常に厳しい状況が続くというふうに考えてございます。とりわけ法人税、市民税等々にも影響が出てくるのではないかというふうには予想はしているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) 次に、(6)の今後の感染症等に対する検査、医療体制の取り組みについてご答弁申し上げます。 埼玉県においては、迅速なPCR検査や医療体制の確保のため、保健所を介さず、直接かかりつけの病院や診療所から患者を受け入れることができるよう、県が医師会へ委託し、発熱外来PCRセンターを順次設置しております。北葛北部医師会及び南埼玉郡市医師会でも、共同でセンターを開設いたしました。 市といたしましては、今後は県や医師会と協議の場を設けるなど連携を密に図りながら、検査や医療体制に対する協力、支援を行っていきたいと考えております。 併せて、感染拡大予防といたしまして、国が示した「新しい生活様式」の実践例に基づき、一人一人が基本的感染対策を継続できるよう、まめな手洗い、手指消毒、咳エチケットの徹底、換気、密集・密接・密閉を避けること等を引き続き周知してまいります。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) それでは、(7)今後の学校教育の在り方についてお答えします。 これまでも言及されているとおり、新型コロナウイルス感染症は、家庭や児童・生徒、学校の教職員など、多くの人々に多大な影響を与えたと同時に、改めて学校教育、義務教育の在り方について関心が高まったところです。 また、長く続いた臨時休校を通して得られた知見や経験を生かし、今後の学校の在り方の検討を進めているところです。例えば、諸外国では教員の業務が主に授業や教科指導に特化しているのに対し、日本では教員が教科指導はもちろん、子どもの生活指導、家庭生活等の指導、あるいは学校行事の指導等を一体的に行うことが特徴となっており、この休業中も家庭訪問、電話連絡、課題等の家庭へのポスティング、地区パトロール、学校で子どもたちの一日の預かりなど、教職員の幅広い子どもたちとの関わりが顕著でございました。そして、教師と子ども、子ども同士の対面による学習、人間同士の温かな心の交流や仲間と学び合うことによって得られる喜びをはじめ、学校行事等の集団でつくり上げる感動など、これまで当たり前と捉えていたことが、いかに重要であるかに改めて気づかされた部分も大いにございます。 一方で、今後の社会の在り方を考えますと、グローバル化の進展や人工知能の飛躍的な進化など、社会の加速度的な変化を受け止め、将来の予測が難しい社会の中でも志高く未来をつくり出していくために、必要な資質、能力を子どもたちに確実に育むことの大切さも浮き彫りになりました。児童・生徒が通常どおり登校できない中での学びを保障するために、人と人との関わりの部分を大切にしつつも、学校で行う授業とICT活用を含めた家庭学習を組み合わせるなど、いわゆる個別最適化にふさわしい機器を活用した学習も必要であると考えてございます。 これらの機器の活用により、高度で多様な種類の情報収集、パソコン操作による表現技法や写真や動画によるシミュレーションなどの思考を深める学習、そして学校ばかりでなく、遠隔地との交信による学習などが必要になり、誰もがひとしく教育を受ける権利を有する義務教育においても、オンライン、Wi-Fi等の学習保障も制度化する必要があろうかと考えてございます。 武藤議員のご指摘の義務教育の在り方については、長い間先人が培ってきた人と人とが直接に関わり、集団で学ぶという教育の不易の部分と、動画配信等により時間や場所に縛られず、自分のペースで進める学習のような、いわゆるオンラインを併用するなど、社会の変化に対応した教育のシステムの構築が必要であると捉えておりますので、ご理解賜りますようによろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) まず、1項目めの各種事業の中止あるいは延期等もあったわけですが、ご報告がありましたが、この中で、例えば1年ブランクがあるとなかなか次の事業をやるときに支障が出てくるのではないかなと。1年休むことによって継続性、持続性のそういう面での影響はあるのかなという心配をするのですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) まず、桜まつりについては実行委員会形式でやっておりまして、過去においても東日本の震災においては自粛ということで一度閉鎖はしてございます。その際も、今回よりも新型コロナウイルス等の問題ではなかったものですから、かなりのお客様が来て対応に追われたという記憶がございます。継続できれば一番よろしいんでしょうが、今回中止ということで次回について、ただ、この新型コロナウイルスの感染がどこまで収まるのかという問題もありますので、支障のないように実行委員会等と運営していきたいと思っております。 夏祭りについても、こちらについても接触がどうしても行われやすいような会場と祭りの構成になっておりますので、致し方ないというような話です。 また、どちらについても、我々のほうも市のほうからの補助金だけではなくて、ご有志におかれます寄附等がございますので、今回についてはそういったものも厳しいのではないかというような話が地元からありました。なので、また来年度以降についても、経済のご質問がありましたが、経済というものがどのような動きを見せるのかというところも注視しなければならないというふうに思っておりますので、そういったことを考えながら、次回についてつなげていきたいと考えてございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育部長。 ◎教育部長(手島秀明) 教育部のほうについては、さくらマラソンについてお答えさせていただきます。 さくらマラソンについても、毎回実行委員会のほうを編成させていただきまして、その年々のさくらマラソンの企画について協議をしているというふうに考えてございます。よって、第29回のさくらマラソンは中止になってしまいましたが、参加者の皆様には記念品等については全てお送りさせていただいて、物的なものについては継続をしております。マラソンをしたというご体験のほうの継続は今年はなかったわけですが、来年度また実施ができるような状況でしたら、新たな企画、どのような企画になるか実行委員会のほうに諮りまして、続けさせていただければと考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 今のご報告をいただいたわけです。 そのほかに、例えば公民館を中心としての文化活動だとか、スポーツ団体の活動だとか、そういうものは、休むことによって今後ちょっとどうなるのかなという心配も私はしているんですが、その辺の影響はいかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育部長。 ◎教育部長(手島秀明) 公民館等が休館したためにいろいろな各種団体様が行っている講座等、あるいはスポーツ競技等が一旦自粛をされているところですが、また公民館も今週の火曜日に再開をいたしまして、ある程度制限をかけながらの入館をお願いしているところです。活動が一部緩和され、再開してございますので、そういった中で、それぞれの団体様の活動については継続していただければと考えておるところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 継続してなお持続をしながら、そういう文化活動、あるいは体育活動をさらに発展できるような支援をぜひ考えて応援をしていただきたいと、そのことはお願いをしておきたいというふうに思います。 次に、事業執行への影響ですが、工事材料、工期の延長等で増える場合もあるというお話を伺いました。例えば先ほど若干ありましたが、公共施設個別管理計画、デマンド交通の見直し、国民保護計画の策定とか第2次地域福祉計画、都市計画マスタープラン、これらの計画を今年することになっておるわけですが、これらの進捗に対しての影響はありませんか。 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) 個別計画などにおいては、会議でコンサルタントの方に来ていただく場合に会社側の方針でお越しいただけないということで、ウェブ会議ではないんですが、パソコンを通じての会議方式になったりというようなことはしてございますが、特段各部において、今計画の策定について大きな影響は出ていないというふうには感じているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 一般質問の途中ですが、昼食のため、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午後零時00分 △再開 午後1時01分 ○議長(宮杉勝男議員) 再開いたします。 午前中に引き続き一般質問を続けます。 それでは、再質問がございましたら発言願います。 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) いろいろと事業が取りやめになったことで、ぜひ影響ができるだけ少なくなるような方法をお願いしたいと、それはお願いをしておきます。 それから、計画等はどうも遅れそうですが、直接の新型コロナウイルスによって医療機関等の関係が、例えば休日当番医制の運営、あるいは休日夜間初期救急診療病院群輪番制病院運営と、こういう事業があるわけです。これは今の新型コロナウイルスの問題でも、これがあっても順調に事業は執行されていますか。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) その事業については、今年度も順調に行う予定というふうに聞いております。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 予定じゃなくて、現在行われているかどうかを確認したいんです。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) 失礼いたしました。 現在も順調に行われております。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) それから、古川橋はもう完成したわけですが、仮橋の撤去というのはいつ頃になるんですか。あれはもうできたんだからすぐ撤去されてもよろしいのかなと。住民の方もあれはいつ壊すんだという話をしていますので、お尋ねをしておきたい。 ○議長(宮杉勝男議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) 古川橋の解体工事のほうなんですが、年間発注計画で公表させていただいておりますが、仮橋の撤去については、川でございますので渇水期であります令和2年9月から令和3年3月までと見込んでございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) できれば早いほうがいいのかなということでお願いだけしておきます。 次に、財政への影響をお尋ねしたいと思います。 令和2年度、212億2,109万円というのが現在の予算現額、今度出されている補正が2億6,456万円、これを足しますと214億8,600万円となります。これだけ多くて今までかつてない予算規模だと思います。繰越明許というのをよくやっていましたが、今回この中で事業執行は可能なのかどうか、お尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) 事業については、先ほど総務部長から工事の関係、私から様々な委託計画書の作成等々についてご答弁差し上げておりますが、若干の遅れはあるものの、また懸念する材料はありますが、全て年度内の完了を目指して、これからも事業を進めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) ぜひ年度内の終了をお願いしたいと思うんですが、特に教育委員会の関連予算を見ますと、今度の補正を見て21億円なんですよね。そうすると、しばらくぶりでかなり多い。これが今の職員の体制で対応できるのかどうか、確認だけしておきたい。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育部長。 ◎教育部長(手島秀明) 今回、第3号補正で教育委員会のほうで要求させていただいたものについては、主にGIGAスクール構想の実現のための経費、これは児童・生徒に1人1台の端末をというふうなことで行っております。これは既存の情報機器整備費補助金の3分の2に相当する台数のほか、今回の臨時交付金で市単独事業分の3分の1に相当する台数については手当てができるというようなことですので、十分にこれは教育委員会のほうで、とりあえず今年の機器の整備ということですので、対応はできるというふうに考えてございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) あと、新型コロナウイルスの関連で市民大会がどうも中止になるらしいという話があります。それから、オリンピックも延期になったわけです。これらに関する中でのいろいろな事業とか予算とかの変更はあるんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育部長。 ◎教育部長(手島秀明) お尋ねの地区市民体育大会については、中止の方向を今考えてございます。これについては体育協会のほうに補助金を交付し、委託して行うということですので、まずは一旦委託をさせていただき、その事業の内容について執行していただき、精算を後日していただくという形になろうかと思っております。 また、オリンピックの関係については、埼玉県のパラリンピックの聖火リレーが幸手市がスタート地点になっておりますが、それに対する関連予算というものは特に予定していなかったということと、あと、ホストタウンとしての事業といたしましては、事後交流というふうな計画をしておりました。これについては、選手団のほうをオリンピック大会が終わった後に幸手市にお招きし、市民と交流を行うというふうなことで予定してございましたので、予算といたしましては、これはオリンピックそのものが延期されたものですので、特に執行するものはなくなってくるのかなというふうなことで考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 今の教育部長の答弁を聞いていますと、市民体育大会は中止の方向で検討する、しかし委託料は交付するというお話をされたように聞くんですが、そうすると、それはやらなくても、それぞれの地区に総体的な補助金として出すという考えなんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育部長。 ◎教育部長(手島秀明) 今のところの予定といたしましては、一旦補助事業として計上、計画されておりますので支給をさせていただき、実際にその事業を行った上で、事業を行っていなければ、それについては後日精算をして返還していただくという形になるのかなということで考えてございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時09分 △再開 午後1時10分 ○議長(宮杉勝男議員) 再開いたします。--------------------------------------- △発言の訂正 ○議長(宮杉勝男議員) 教育部長。 ◎教育部長(手島秀明) 大変失礼いたしました。 先ほど市民体育大会の関係で、補助金のほうは一旦出すというふうなことでお答えさせていただきましたが、私のちょっと誤解でございまして、これは委託料という形で計上されているものでした。この事業を行わないということは委託をしないということになりますので、執行はしないというようなことで、訂正をさせていただければと思います。大変失礼いたしました。--------------------------------------- ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 当然だと思います。 それから、指定管理の問題ですが、今のところ協定書の見直しといいますか、何といいますか、これは5年の長期協定ですよね。長期継続契約だと思いますが、5年間の指定だと思ったんですが、そうすると、この中で今のところ指定管理料の使途をどうこうしてくれという協議はないという認識でよろしいですね。 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) 基本協定については5年、もしくは社会福祉施設のほうは3年の協定を結んでいるものもございます。しかしながら、これとは別に毎年度に年度協定も結んでおりますので、その中で各年次の協定、金額等々の定めもございます。これらについては、現時点では見直しの予定はしていないというところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) この中で一番ちょっと我々が心配しているのは、釣り堀の納入金です。これは、市に逆に幾ら納入しますという協定によって契約がなされているわけです。それについては、今のところまだ大丈夫という認識でよろしいですね。 ○議長(宮杉勝男議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) 実際、休場させていただいた関係上、入りがないというところがあります。ただ、6月1日に開場させていただきまして、昨日が100名を超えるお客様をお迎えできたというふうに聞いております。ですから、今後の来客の状況を見て調整をしたいというふうに業者とはお話をさせていただいています。---------------------------------------
    △発言の訂正 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) 大変申し訳ございませんでした。先ほどのご答弁の中で、社会福祉施設は3年等というお話をさせていただきましたが、確認しましたところ、5年でございました。--------------------------------------- ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) それから、地域経済への影響ですが、工業生産を見てみますと、幸手市は平成30年で1,235億2,201万円の製造品の出荷額、93事業所で3,740人の方でこれを生産されていると。こういうところに対する影響、そしてまた商業の場合は、これは統計は平成26年しかありませんが、大体400法人といいますか、事業所があって、706億8,476万円という統計上の売上げになっているわけです。これらの調査というのは、今の状況でどうなるとかというそういう調査は、市としてはなされていないんですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) 現時点で調査等は行ってございません。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) そうすると、あくまでも担当課の感触でしか、数字的にはこのくらい、例えば何%、よく国のほうではGDPマイナス5%だとか7%、そういう示し方をしますが、幸手市としては数字というのは、市としてはつかんでいないということでよろしいですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(狩野一弘) おっしゃるとおり、市のほうではつかんでございません。 ただ、埼玉県のほうの経済動向調査は行われたりはしておりますので、直近ですと、5月29日に企画財政部の企画調整課のほうでそういった冊子が出ておりますので、そういった中では、議員ご指摘の工業とかそういったものの状況が載っておりますので、そういったものを注視しながら今後の状況を見守っているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 地域経済については、建設経済部でできるだけ把握できるデータを取得して、数値的に科学的に自分たちの経済状況はどうなのかという、把握をする努力をお願いしておきたいというふうに思います。 それから、本年度の財政への影響ですが、納税猶予制度、先ほどまだこれは固定資産税でしたか、猶予のあれがあったということですが、これが額はまだ決定を、どの程度になるかというような見込みはないということでよろしいですね。 ○議長(宮杉勝男議員) 総務部長。 ◎総務部長(木村卓朗) ただいま申請についてまだ6件ということでございまして、額についてはまだ検証はできていない。今後の予定についても不明ということで、申し訳ございませんが分かっていない状況です。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) そうしますと、国のほうを見ますと、地方債の特例措置、これは地方財政法が改正したというんですが、改正したのかしていないのか、まだ私も確認はしていないんですが、要するに赤字地方債ですか、それを出す場合に特定の改正が必要なんだと思うんですが、政府はやるという通知が来ていると思うが、それはいかがですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) 私もそのようなお話は聞いておりますが、詳細についてはまだ把握をしていない状況です。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 足りない場合は市債を発行する以外に私もないと思いますので、ぜひその辺はお願いをしたいというふうに思います。 それから、昨日もありました今年度のやつでやっぱり報告がありましたが、9月補正の財源がなかなか大変だということで、昨日の報告ですと収支が6億7,732万円、ざっくり言って7億円として、5億円が既に今年度の取崩しを予定しているとすると1億7,000万円、1億7、8,000万円ということになるのかと思うんですが、補正財源というのは現在のところやはりそれぐらいしか見込めないんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根一勝) まだ7月の交付税、本算定をまだ行っておりませんので、交付税額がどの程度になるかというところも関係してくるかとは思いますが、あくまで想定ではございますが、地方消費税交付金をはじめ、交付金、譲与税等々、こちらの減収も見込まれますことから、今の1億6,000何がしという数字以外については、大きく見込めていない状況ではございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 事業を行うとすれば、起債が認められる事業を起こして、そして市債を極端に減らす必要はこういうときはないと思うんです。水準は維持したまま、だから返済した部分ぐらいは借りて、財政運営を円滑に回すというのも一つだと思うんですが、ぜひ9月補正も十分配慮していただきたいことをお願いしておきます。 それから、今後の感染症に対する対応ですが、検査体制と医療体制の確保、これがやっぱり一番の問題だと思うんです。市民の皆さんがちょっと熱があって心配だといったときに検査をしてもらえる、そして医師にすぐ診てもらえるという体制をきちっとしておくというのには、やはり医師会と保健所と市が本当に一体となってやらないとできないのではないかと思うんです。 今度の検査体制は前にもお配りいただきましたが、郡市医師会が県の委託を受けてやると。しかし、この財源は全て国費で充当するという、保健所を補強する意味での検査体制の充実ということでやっているわけです。幸手市には、一説によりますと人も金も場所も提供できないという話が入ってきたんですが、そういう人、金、そして場所、これらを幸手市で何とかしてほしいという話はあったんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) 今後の医療体制について市と医師会、保健所との連携というのは大事だということでお聞きいたしました。今回の郡市医師会から人も金も場所もというようなお話でしたが、当初、郡市医師会のほうで発熱外来の計画がございましたときに、場所について依頼がございました。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) では、依頼があったのを幸手市は断ったという話が出ているわけです、そこで受けなかったと。あそこに検査場をつくると。事務員、それから医師と看護師のようですが、そのほかに事務員とか整理員、車の整理をするとかという人が必要なんだということだったらしいんです。これらの人員を私は地元幸手市にそういう施設があって、市民がすぐかかれるということであれば、やっぱりある程度の協力はして、これは職員だってリスクがありますよ。ちゃんと防護服を着てゴーグルをつけて、でも、そういうリスクがあるからこそみんななかなかできないので、そこにはそういう完全ないろんな防具をつけてでも、やっぱり協力をしたほうが私はよかったんだと思うんですが、その辺はないでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) 最初に申し上げた場所については、北葛北部医師会独自のものについてやろうとなさったときにご相談があったということですが、今お話しされているのは、PCR検査センターのことかと思っております。 PCR検査センターについては、昨日から申し上げているとおり、県が両医師会、北葛北部医師会と南埼玉郡市医師会に委託したものでございまして、それぞれ構成市町があるわけですが、それぞれについて人の手だてについてご協力の依頼があったということですが、これは幸手市にあるからということでもございますが、やはり6市町の考え方が一致したところで、例えば人の派遣とかそういったものを考えたいというふうに思っておりましたので、6市町の思惑が一致したところでご協力をしたところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) そうすると、幸手市はどんな協力をしたんですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) 昨日も市長が申し上げましたが、PCRセンターが現在のところにできるに当たりましては、そちらの場所について、ハード面については北葛北部医師会ということで考えているということで、そちらのご協力をさせていただきましたとともに、今回のPCRセンターについては、職員を交通誘導ということで出させていただいております。これは6市町の交代制で交通整理をしているということです。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) そうすると、幸手市も交通誘導員は出しているということでよろしいんですね。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) そのように、交通誘導員は幸手市からも交代で出します。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 出しますというのは、これから出すということなんですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) 先ほど申し上げましたとおり、順番で行っているところですので、順番が来れば行うということでございまして、実は幸手市の順番については、来る6月15日から19日の週です。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) ぜひ協力を惜しまないでほしいということを申し上げておきたいと思います。そうしないと、市民の方がかかれなくなっては大変なんです。今回の患者も、悪くなってご主人が先に亡くなって、熱が出て検査を受けて陽性、前にも言いましたが、それで自分で病院を見つけて、自分の車で運転をしていって、それで幸いにも5月20日に退院しました。今月の18日までは自宅で保健所と連絡を取って、毎日健康状態をやり取りするということでやっているわけです。消毒も自分でやっているんです。 市は、こういう感染者が出たときに、保健所がやらないのであれば幸手市も協力をして、消毒とかその辺の手伝いは申し出てもやるべきじゃないですか。そうでないと、その近隣の人は幾ら公表しないといったって、その話は出るんですよ。公に発表しろとは言いません。市はきちっとした情報を持って、そしてそれらに対応していかなかったらできないんじゃないですか。どこに新型コロナウイルスという敵がいて、いるかいないか分からないところをやっています、やっていますといったってできない。どこに何があって、それにどう対応するか、それが大事なんだと思うんです。いかがですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(小林秀樹) ご質問の前段の部分につきまして、ちょっと個人情報も含まれているということで否定も肯定もできませんが、一般的な話として申し上げたいと思います。 感染者の方の移動だとか消毒だとかというのは、何度も申し上げているかもしれませんが、一義的には県のほうでやるということになっておりまして、保健所が中心となって行うことになっております。私どもは、先ほども保健所とも医師会とも連携を取りたいというふうに申し上げていましたが、保健所とも密に連携を取って、必要なことがあれば協力をしたいというふうに思っております。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 申し訳ないが、今まできちっと取れていないからこういう状態なんです。きちっとこれから取るという話ですので、それは信用して、ぜひきちっとやってください。これはお願いします。 大事なのはやっぱり埼玉県、保健所、それで医師会、それらときちっと連携を取っていかないと、個人情報だからといったって、ここの議会で誰だという必要はないです。しかし、市内にいるという現実の中で、市として市民の健康と生命を守るためにどうするかということは、検討して考えていただかないといけないことなんです。よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 次に、時間があれですから、学校教育の教育委員会におかれましては、非常に普通の教育と違って、休みの中でどう児童・生徒を指導しながらやっていくかという、大変苦労されているということに対しましては、心から敬意と御礼を申し上げたいというふうに思っております。 まず、今オンライン教育とかいろいろ出てきていましたが、その中で義務教育の中学生以上になればできるんでしょうが、小学生の低学年であるとか、やはり私はその辺は慎重でないといけないのかなと。しかも、家庭によってオンラインが引ける子と引けない子がいると。義務教育は均一でなければならないという原則があるものですから、その辺の考え方について、教育長、再度お尋ねします。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) ただいま議員ご指摘のように、義務教育はどこの場所にいても、日本ではひとしく標準に定めたものの教育を受けられるというのが大原則です。今回のオンラインを活用した事業などという状況において、家庭において様々な環境があるということについては、この一般質問でも申し上げたところです。 今後、新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波により再度臨時休業となった場合には、家庭でやはりモバイルルーター等のご用意をお願いしなくちゃならないという現実はあると思います。しかしながら、経済的な理由により通信環境をご用意できない家庭においては、厚労省のほうですが、生活保護世帯には教育扶助としてオンライン学習による通信費の支給ができるようになってございます。また、文部科学省においても、就学援助費にオンライン学習通信費を追加することについて、関係省庁と調整を図っているという情報は得ております。 どの子も安心して学習に参加できるというのが義務教育の大前提ですので、環境整備については、国・県の動向を十分注視をしながら活用してまいりたいというふうに考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、2項目めの市長の事務執行の方針について、発言を許可いたします。 14番、武藤壽男議員。    〔14番 武藤壽男議員 質問席〕 ◆14番(武藤壽男議員) 市長就任8か月、4年の48か月分の8か月、つまり6分の1は間もなく終えようとしています。私も市長を微力でありますが、陰ながら、陰じゃない、表へ出てしゃべっちゃいましたが、応援をしてきたところがあるわけです。したがって、きちっとやっぱり改めて幸手市政に取り組む市長の決意というのを、ここでお伺いをしておきたいというふうに思います。それは、まず市長と部長以下職員との在り方について、市長の基本的な考え方についてお伺いします。 それから、(2)として、議会への認識について伺います。 3つ目に、政治も、仕事もその基本は人同士の信頼の構築だと私は思っているんですが、どのようなことを信条とされているか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 市長。 ◎市長(木村純夫) 市長の事務執行の方針についての1点目、市長と部長以下職員との在り方についての考え方についてお答え申し上げます。 まず、市長にとって、部長をはじめ全ての職員が市政運営に当たっての要でありまして、未来ある幸手市を築いていくための大切な宝であると考えております。市として市民の皆様に対し常に適切なサービスを継続して提供するためには、市長も職員も自ら研さんを積むことは論をまちませんが、双方の風通しのよいコミュニケーション、自由闊達な意見交換ができる良好な人間関係を構築していく努力が大切であると思っております。よりよい人間関係を構築しながらお互いの意見を尊重し、様々な課題解決につなげることができる、全職員が一丸となった行政組織を目指してまいりたいと考えております。 次に、2点目の議会への認識についてお答えいたします。 私は、市行政と市議会は共に市民の皆様の負託に応えるべく、力を尽くすことが必要であると考えております。市民の皆様にとって大切な事業をそれぞれの組織でチェックし、よりよい事業として実施することが必要です。市として市民要望や費用対効果、必要経費などを考慮して事業を計画し、議案として市議会へ提出、議会はそれを審議し、議決する。この間、議員の皆様と建設的な意見交換を行い、市の発展、市民本位の行政の実現につなげるための様々な事業を実施してまいります。車の両輪の例えにありますとおり、対等の立場に立ってお互いを尊重し、議論を尽くして、市民の皆様のためのよりよい行政の実現を目指してまいりたいと考えております。 3点目の政治も業務もその基本は人同士の信頼の構築と思うが、どのようなことを信条としているのかについてお答えいたします。 まず、私は、武藤議員のご質問の中にありますとおり、政治も業務も人との信頼関係の構築が何よりも大切だと思います。信頼関係に基づいて政治も業務も、そして世界も成り立っているものと考えております。この信頼関係の構築に必要なものとして、私の信条としている孟子の一節に、「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」というものがあります。これは、幕末に活躍された吉田松陰も好んだ言葉ですが、誠心誠意を尽くせば必ず相手に気持ちは伝わるというものです。相手に本意が伝わらないのであれば、それは自分の誠意が足りないということ。より一層誠心誠意人に接し、自分の思いを伝え、信頼関係を築いてまいりたいと考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 今市長からご答弁いただいて、ぜひ今の答弁のとおり、市民の皆さんも期待をしているんです。だから、期待をしているからこそ心配をしている面もございます。ですから、市長の考えを改めて伺ったわけですが、職員と闊達な議論をしてお互いの信頼関係をつくって、何よりも市民のための市政ということを私は改めてお願いしておきたい。これはお願いにとどめておきます。 次に、議会との関係ですが、議会は私申し上げたとおり、前から市長に直接言ってございます。私は選挙をやったからといっても、このそれぞれの案件に対して、これはいい、これは悪いということは、はっきりと市民の立場に立って言わせていただきますということは、かねて申し上げたとおりです。議会というのは、監視機能、市長部局と適度な緊張感、これが必要だというふうに思っております。この間、副市長の人事で議会の大勢の人が市長に、私も議会運営委員会で申し上げ、なおかつ文書で申し上げ、そして多くの議員が開会直前にお願いに行ったわけですが、どうもその辺の通らないという人事に対しても、これを強行した理由というのはどこなのかなというのは理解ができないので、その点だけお尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 市長。 ◎市長(木村純夫) この件については、記者の質問にも答えておりますが、事実は事実として重く受け止めた中で、基本姿勢としては先ほど答弁したところ、これが私の揺るがない基本姿勢ですので、この辺はご理解いただきたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) もう議員が大勢いて駄目だということで、なおかつやるということは、なかなかこういうことは慎重にやってもらいませんと相手のいることで、気をつけていただきたい。 それから、6月の広報、これに市税の徴収猶予とか、これは現在議会で審議中、先日はよろしくご審議のほどお願いしますと言われたんです。住宅借入金のもそうですね。それで、介護保険のやつは専決処分だから可だと思います。しかし、まだ議会の承認はないんです。これは明らかに私に言わせれば議会軽視だと思うんですが、いかがですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 総務部長。 ◎総務部長(木村卓朗) それでは、市税の猶予の記事が掲載してあったということで、それについてお答えいたします。 市税の猶予については、既に地方税法で改正がされておりまして、それについてはもう決定しているものです。それについて猶予を行うことについては、これはもう既に決まっていることですので、そこでのせさせていただきました。先日の条例案で出させていただいたご審議をいただくところについては、その手続きの中で一部必要なものがあったので、そこを出させていただいたということでございまして、基本的にはもう既に決定しているものです。そのためにのせさせていただきました。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) それは、だからそうすると、地方税法は国で決まれば全部うちのほうは直さなくたってできるんだということになっちゃうんですよ。では、何で議会にかけるんですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 総務部長。 ◎総務部長(木村卓朗) 実際には地方税法の改正だけでも、この猶予についてはできることとなってしまってございます。ただ、今回の市税条例の改正については、手続きがうちのほんの一部の部分でございまして、そこをかけさせていただいたということですので、ご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) これは、それなら注釈をつけるとか、これは今後議会で審議されますとか書くべきなんですよ。 ○議長(宮杉勝男議員) 14番。 ◆14番(武藤壽男議員) 終わっていないんですよ。 ○議長(宮杉勝男議員) 以上で、14番、武藤壽男議員の一般質問を終わります。 これをもちまして今回受理いたしました一般質問は全て終了いたしました。 以上で、本日の日程は終了いたします。--------------------------------------- △次会日程の報告 ○議長(宮杉勝男議員) 次会は、6月10日水曜日午前10時から本会議を開き、議案に対する質疑を行います。 なお、提出議案に対し質疑のある方は、明日6月5日正午までに発言通告書を事務局に持参の上、提出願います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(宮杉勝男議員) 本日はこれにて散会いたします。 △散会 午後1時44分...