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2021年12月08日 令和3年第7回定例会(第3号) 本文
2021年12月08日 令和3年第7回定例会(第3号) 名簿

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  1. 宇佐市議会 2021-12-08
    2021年12月08日 令和3年第7回定例会(第3号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2021年12月08日:令和3年第7回定例会(第3号) 本文 (325発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (三日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十一名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和三年十二月第七回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き、市政一般に対する質問となっております。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和三年十二月八日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃三番    │一、六月末の千葉県八街市の児童死傷事故  │市長    ┃ ┃赤野道和君 │ を受けて、通学路緊急調査が行われた。  │      ┃
    ┃      │ 七月二十九日の臨時議会での市長報告で  │      ┃ ┃      │ は、三十七か所の改善が必要であるとい  │      ┃ ┃      │ うことであったが、その後の安全確保の  │      ┃ ┃      │ 取り組みは、どこまで進んでいるのか。  │      ┃ ┃      │二、特定健診・後期高齢者健診のうち、地  │      ┃ ┃      │ 区の公民館など集団検診会場は、参加者  │      ┃ ┃      │ がかなり少ないようだ。費用に対する効  │      ┃ ┃      │ 果を考え、やり方を見直す時期に来てい  │      ┃ ┃      │ るのではないか。            │      ┃ ┃      │三、県内で初めて、安心院のラウンドアバ  │      ┃ ┃      │ ウト(環状交差点)の本格運用が始まっ  │      ┃ ┃      │ て、八か月以上が経過した。この間、進  │      ┃ ┃      │ 入するときに左へ方向指示器を出す車   │      ┃ ┃      │ や、環道から出るときに方向指示器を出  │      ┃ ┃      │ さない車などが見られ、小さな接触事故  │      ┃ ┃      │ や事故寸前の場面が時おり見られる。担  │      ┃ ┃      │ 当課や宇佐土木事務所・公安委員会で協  │      ┃ ┃      │ 議して、ルール徹底の標識を出すなどの  │      ┃ ┃      │ 安全確保対策が必要だと思われるがどう  │      ┃ ┃      │ か。                  │      ┃ ┃      │四、宇佐市の鳥獣被害金額のこの五年間の  │      ┃ ┃      │ 推移を見ると、平成二十八年度の約千三  │      ┃ ┃      │ 百五十三万円から一旦は減っているが、  │      ┃ ┃      │ 令和二年度は約千三百五十五万円と、ま  │      ┃ ┃      │ た増えている。被害額を減らすための捕  │      ┃ ┃      │ 獲対策の一つとして、有害鳥獣捕獲報奨  │      ┃ ┃      │ 金の拡充を図るべきでは。        │      ┃ ┃      │五、総務省は十一月十二日、地方公共団体  │      ┃ ┃      │ が行う原油価格高騰対策に対し、特別交  │      ┃ ┃      │ 付税(措置率1/2)を講じることを発  │      ┃ ┃      │ 表した。こうした措置も活用して、原油  │      ┃ ┃      │ 価格の影響を受けている生活者や事業者  │      ┃ ┃      │ を支援するために、以下の四つの補助事  │      ┃ ┃      │ 業を具体化できないものか。       │      ┃ ┃      │ (1)生活困窮者に対する灯油購入費等の助成 │      ┃ ┃      │ (2)社会福祉施設(養護老人ホーム、障害  │      ┃ ┃      │  者施設、保育園・こども園等)に対す  │      ┃ ┃      │  る暖房費高騰分の助成         │      ┃ ┃      │ (3)老人憩の家のほか公衆浴場に対する燃  │      ┃ ┃      │  料費高騰分の助成           │      ┃ ┃      │ (4)農林漁業者等に対する燃油高騰分の助  │      ┃ ┃      │  成                  │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃一番    │一、宇佐神宮を軸とした観光振興について  │市長、教育長┃ ┃河野健治朗君│  本市に訪れる観光客の大半が宇佐神宮  │および   ┃ ┃      │ に参拝していると考えると、宇佐神宮に  │担当部課長 ┃ ┃      │ 来る前や後にどのような経由地を効果的  │      ┃ ┃      │ にインフォメーションするかが重要だと  │      ┃ ┃      │ 思う。特に、宿泊施設が少ない本市にと  │      ┃ ┃      │ って、通過観光客に対し具体的な滞留プ  │      ┃ ┃      │ ランが必要だと思うが、本市の対応はど  │      ┃ ┃      │ うか。                 │      ┃ ┃      │二、NHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進へ  │      ┃ ┃      │ 向けた取り組みについて         │      ┃ ┃      │  本年一月の設立総会以降、誘致推進協  │      ┃ ┃      │ 議会が精力的に活動を行っている。誘致  │      ┃ ┃      │ を現実にするためにも、市民全体で誘致  │      ┃ ┃      │ ムードを興していく必要があるのではな  │      ┃ ┃      │ いかと思うが、市として今後どのような  │      ┃ ┃      │ 取り組みを計画しているか。       │      ┃ ┃      │三、旧はちまんの郷グラウンドゴルフ場の  │      ┃ ┃      │ 現状について              │      ┃ ┃      │  「グリーンパークホテルうさ」の閉館  │      ┃ ┃      │ 後も、使用する協議団体による懸命な管  │      ┃ ┃      │ 理運営により使用されていたグラウンド  │      ┃ ┃      │ ゴルフ認定コースが、いつのころからか  │      ┃ ┃      │ 使用されていない。以前は他県からの来  │      ┃ ┃      │ 訪も多く、参加者の健康増進だけでなく  │      ┃ ┃      │ 交流の場としても大いに活用されていた  │      ┃ ┃      │ が、今後どのような運営を行っていくの  │      ┃ ┃      │ か。                  │      ┃ ┃      │四、地元食文化の継承と郷土愛の醸成を   │      ┃ ┃      │  コロナ禍で外出を控える生活が続く   │      ┃ ┃      │ 中、若い世代の食生活の変化が注目され  │      ┃ ┃      │ ている。特に「自宅で食事を食べる」や  │      ┃ ┃      │ 「自分で食事を作る」回数が増えている  │      ┃ ┃      │ 中、食に関する情報の入手に注目が集ま  │      ┃ ┃      │ っている。今後、産地や生産者を意識し  │      ┃ ┃      │ た食材入手方法はもちろん、地方回帰の  │      ┃ ┃      │ 傾向から地元で日頃食べていた料理を作  │      ┃ ┃      │ ろうと、郷土料理のレシピ検索の増加が  │      ┃ ┃      │ 予想されるが、市のホームページなどで  │      ┃ ┃      │ 地元食材の紹介や郷土料理のページを強  │      ┃ ┃      │ 化し、宇佐市を感じてもらえる取り組み  │      ┃ ┃      │ を行ってみてはどうか。         │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃四番    │一、農業関係について           │市長、教育長┃ ┃若山雅敏君 │ (1)今年度の米価の下落による農家の減収  │および   ┃ ┃      │  に対する対策はないのか。       │担当部課長 ┃ ┃      │ (2)収入を補うための麦等の裏作や転作作  │      ┃ ┃      │  物の推進について、特に麦作について  │      ┃ ┃      │  これまでその柱として推進していた   │      ┃ ┃      │  が、諸経費が高騰しているなか仮払金  │      ┃ ┃      │  等も減額され、特に中小規模の農家は  │      ┃ ┃      │  困っているが、市としての対策は。   │      ┃ ┃      │二、ヤングケアラーの実態把握や支援につ  │      ┃ ┃      │ いて                  │      ┃ ┃      │ (1)報道によると、政府は来年度予算の概  │      ┃ ┃      │  算要求でヤングケアラー当事者の早期  │      ┃ ┃      │  発見のため、自治体による実態調査へ  │      ┃
    ┃      │  の補助を盛り込んだとあった。     │      ┃ ┃      │   教育現場では、全国の中高生に対し  │      ┃ ┃      │  ての調査を行い報告書をまとめたとの  │      ┃ ┃      │  ことだが、当市ではヤングケアラーの  │      ┃ ┃      │  認識を含め実態把握や支援体制等につ  │      ┃ ┃      │  いてどの様に考えているのか。     │      ┃ ┃      │ (2)実態調査についても十分な調査や課題  │      ┃ ┃      │  に対応ができる体制なのか。      │      ┃ ┃      │三、教育現場の教職員等の配置(体制)に  │      ┃ ┃      │ ついて                 │      ┃ ┃      │ (1)全国的に教職員配置が充足できず、さ  │      ┃ ┃      │  らに産休育休等の代替確保も困難な状  │      ┃ ┃      │  況が続いている。当市の実態は、少し  │      ┃ ┃      │  は改善されたのか。改善されていなけ  │      ┃ ┃      │  れば、その対策はどうしているのか。  │      ┃ ┃      │ (2)県教委の対応はどのように取られてい  │      ┃ ┃      │  るのか。               │      ┃ ┃      │四、市民サービスのための職員配置(体   │      ┃ ┃      │ 制)人数について            │      ┃ ┃      │ (1)職員の採用は退職補充や職種関係も含  │      ┃ ┃      │  め計画通りに行われているのか。    │      ┃ ┃      │ (2)機構改革等を含めて市民サービス充実  │      ┃ ┃      │  のため職員配置を行ってきていると思  │      ┃ ┃      │  うが、災害の増加や新型コロナウイル  │      ┃ ┃      │  スへの対応等、緊急時に備えた対応等  │      ┃ ┃      │  を含めて職員数は適正であると言える  │      ┃ ┃      │  のか。                │      ┃ ┃      │ (3)市民等に直に接する現場の充実や現場  │      ┃ ┃      │  の声を聞くといった、市長就任当初に  │      ┃ ┃      │  進めていた現場主義が十分発揮できる  │      ┃ ┃      │  職員数を確保できているのか。     │      ┃ ┃      │ (4)職員等のメンタルヘルスの確保。相談  │      ┃ ┃      │  支援体制はどのようになっているの   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃二番    │一、漁業関係について           │市長、教育長┃ ┃吉田泰秀君 │ (1)前回漁業関係者に燃料費の補助金を出  │および   ┃ ┃      │  して頂いたが、未だに魚価が安定せず  │担当部課長 ┃ ┃      │  燃料が高騰しているため、状況は前以  │      ┃ ┃      │  上に厳しい状況にあると聞くが今後燃  │      ┃ ┃      │  料費の支援など出来ないか。      │      ┃ ┃      │ (2)長洲の魚を売り込むために地元の魚の  │      ┃ ┃      │  旬を調べて多くの人にアピール出来な  │      ┃ ┃      │  いか。                │      ┃ ┃      │ (3)宇佐市に訪れる観光客に向けて、長洲  │      ┃ ┃      │  の海産物を食べてもらえるよう飲食店  │      ┃ ┃      │  と連携し売り込むことは出来ないか。  │      ┃ ┃      │二、長洲小学校の近くにある戦没者慰霊碑  │      ┃ ┃      │ の築年数が経過しており危険な状態にあ  │      ┃ ┃      │ る。遺族会の方々も高齢化のため今後の  │      ┃ ┃      │ 維持管理が難しいので、安全面を考えて  │      ┃ ┃      │ 整備が出来ないか。           │      ┃ ┃      │三、消防に関して             │      ┃ ┃      │ (1)四日市にある消防本部の築年数が経過  │      ┃ ┃      │  しているため今後の建替えなどの予定  │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (2)火災時における消防団への連絡などは  │      ┃ ┃      │  どのようになっているか。       │      ┃ ┃      │ (3)火災時における発生場所の特定と、消  │      ┃ ┃      │  防団や市民への周知方法はどのように  │      ┃ ┃      │  決められているのか。         │      ┃ ┃      │四、宇佐市に多くの立て看板があるが、風  │      ┃ ┃      │ 化による危険な立て看板も見られるので  │      ┃ ┃      │ 調査をして補修などは出来ないか。    │      ┃ ┃      │五、長洲地区で子供がカラスに襲われる事  │      ┃ ┃      │ があった。これに対して何か対策は出来  │      ┃ ┃      │ ないか。                │      ┃ ┃      │六、院内の両合棚田を利用して観光の目玉  │      ┃ ┃      │ として活用出来ないか。         │      ┃ ┃      │七、宇佐市の屋外スポーツにおける施設で  │      ┃ ┃      │ 熱中症対策などが出来ているか。     │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)三番 赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)改めまして、皆さん、おはようございます。議席番号三番 日本共産党の赤野道和です。今日は一期目議員の日です。四人しかいない一期目議員が四人とも十五人の質問者の中で同じ日に重なる確率は私の計算では約五%です。この貴重な日の一番手で質問できることを大変光栄に感じています。  それでは早速、五項目について一般質問を行います。  一項目めです。  六月末の千葉県八街市の児童死傷事故を受けて、通学路緊急調査が行われました。七月二十九日の臨時議会での市長報告では三十七か所の改善が必要であるということでありましたが、その後の安全確保の取組はどこまで進んでいるのでしょうか。  二項目めです。  特定健診・後期高齢者健診のうち、地区の公民館など、集団検診会場は参加者がかなり少ないようです。費用に対する効果を考え、やり方を見直す時期に来ているのではないでしょうか。  三項目めです。  県内で初めて安心院のラウンドアバウトの本格運用が始まって八か月以上が経過しました。この間、進入するときに左の方向指示器を出す車や、環道から出るときに方向指示器を出さない車などが見られ、小さな接触事故や事故寸前の場面が時折見られています。担当課や宇佐土木事務所、公安委員会で協議して、ルール徹底の標識を出すなどの安全確保対策が必要だと思われますがどうでしょうか。  四項目めです。  宇佐市の鳥獣被害金額のこの五年間の推移を見ると、平成二十八年度の約一千三百五十三万円からは一旦は減っていますが、令和二年度は約一千三百五十五万円と、また増えています。被害額を減らすための捕獲対策の一つとして、有害鳥獣捕獲報償金の拡充を図るべきではないでしょうか。  五項目めです。  総務省は十一月十二日、地方公共団体が行う原油価格高騰対策に対し特別交付税を講じることを発表しました。こうした措置も活用して、原油価格の影響を受けている生活者や事業者を支援するために、以下の四つの補助事業を具体化できないものでしょうか。  (一)生活困窮者に対する灯油購入費等の助成。  (二)社会福祉施設に対する暖房費高騰分の助成。  (三)老人憩いの家のほか、公衆浴場に対する燃料費高騰分の助成。  (四)農林漁業者等に対する燃費高騰分の助成。  以上で一回目の質問を終わります。  傍聴に久々に参加された皆さんや、インターネット中継で御覧の皆さんに分かりやすい言葉で誠実にお答えをお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、赤野道和議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えをいたします。  五項目め、特別交付税措置も活用して、原油価格の影響を受けている生活者や事業者を支援する補助事業を具現化できないかについての一点目、生活困窮者に対する灯油購入費等の助成から、四点目、農林漁業者等に対する燃油高騰分の助成については、関連がありますので一括してお答えをいたします。  原油高騰対策については、国の農林漁業者支援として燃油価格が高騰した場合に補填金を交付する漁業経営セーフティネット構築事業やブドウやイチゴなどの施設園芸セーフティネット構築事業などが実施されております。  このような中、十一月十二日、原油価格高騰等に関する関係閣僚会合にて、地方自治体が行う生活困窮者に対する灯油購入費の助成といった原油価格高騰対策に対する経費に対して、特別交付税措置を講じるとされましたが、現時点において詳細な内容は示されておりません。市としましては、国の動向を踏まえつつ、調査、研究してまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの通学路の安全確保の取組はどこまで進んでいるのかを、建設水道部長 城 隆弘君。
    ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆様、おはようございます。建設水道部長の城でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、千葉県八街市の児童死傷事故を受けて通学路緊急調査が行われた、その後の取組はについてですが、本年六月二十八日、千葉県八街市にて、下校中の小学生の列にトラックが突っ込み、五人の児童が死傷する悲惨な事故が起きました。このような痛ましい事故を踏まえ、直ちに小学校周辺の通学路緊急点検を実施した結果、防護柵の破損や路面標示の薄れなど、三十七か所の改善が必要と判断しました。  現在までの進捗状況については、道路管理者の所管となる防護柵や白線等の整備が十六か所あり、うち十二か所が完了し、残りの四か所は舗装工事に併せた整備を計画しているところであります。  また、県公安委員会の所管となる「とまれ」や横断歩道等の交通規制に関する施設が二十か所あり、うち八か所が来年二月までに完了しますが、残りに関しては、地域との協議により計画的に実施していくと聞いております。残る一か所は、個人宅地の擁壁の老朽化により転倒のおそれがあるため、所有者へ改善の要望をお願いしており、市ではバリケード等による対策を行っているところであります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの特定健診・後期高齢者健診の集団検診についてを、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)皆様、おはようございます。福祉保健部長の岡部です。三番 赤野議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、特定健診・後期高齢者の健診の費用に対する効果を考え、やり方を見直す時期に来ているのではについてですが、本市が行っている特定健診は、日本人の死亡原因の約六割を占める生活習慣病の予防のために、四十歳から七十四歳までの方を対象にメタボリックシンドロームに着目した健診です。後期高齢者については、県後期高齢者医療広域連合が費用負担を行い、特定健診と同程度の健診を実施しています。  本市においては年間百三十四回の巡回健診を実施しており、この中には受診者が予約枠に満たない地区健診の会場も存在します。そのような地区については次年度の健診日程を策定する段階で、地区の区長に地区健診の実施や受診者の状況について相談しています。その際、交通手段を持たない方もいることから、地域の実情に配慮して代替措置等も考えながら決定していますので、今後の取組等については慎重に判断したいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めのラウンドアバウトの安全確保対策についてを、総務部長 祥雲弘一君。 ◯総務部長(祥雲弘一君)皆様、おはようございます。総務部長の祥雲でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、安心院のラウンドアバウトの安全確保対策についてですが、設置者である県宇佐土木事務所にお聞きしたところ、社会実験中の交通安全に関する取組として、周辺住民へのパンフレット等の配布、近隣の各教育機関や一般住民を対象とした通行方法及び通行ルールを含めた安全指導を実施したとのことです。また、本格運用後は一定期間、宇佐署及び安心院駐在所の警察官が街頭指導を行っておりました。本市においても、本格運用前にはホームページや広報に通行ルール等を掲載し、本格運用後は青パトの乗務員が街頭指導を行っております。  議員御指摘のとおり、現時点ではラウンドアバウトの走行方法の定着はまだ不十分であると考えていますので、今後も県宇佐土木事務所や公安委員会と連携しながら安全確保対策を図ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの有害鳥獣捕獲報償金の拡充についてを、経済部長 出口忠則君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)皆さん、おはようございます。経済部長の出口でございます。三番 赤野議員の一般質問にお答えします。  四項目め、有害鳥獣捕獲報償金の拡充についてですが、本市は有害鳥獣被害対策として集落対策、被害防止対策、捕獲対策を三本柱として実施しております。  集落対策では、有害鳥獣の生態や被害の原因を集落で共有し、集落全体で被害防止対策に取り組んでいくための講習会等を行っています。  被害防止対策では、令和二年度までに総延長三百十四キロの防護性の高い鉄線柵を、国、県、市の補助事業で設置しており、今年後も約五十七キロを設置する予定です。また、比較的安価で設置も簡単な電気柵の補助も行っております。  捕獲対策では、市猟友会に捕獲を依頼し、捕獲者に対して報償金を出すことで有害鳥獣捕獲の促進を行っております。  議員御指摘の捕獲報償金につきましては、県内他市と比較しても遜色のないことから拡充は考えておりません。今後も三つの対策が有効であることから継続してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  三番 赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)それでは、順次再質問をして深めていきたいと思います。  改善が必要な三十七か所がありましたが、残りは土木課所管があと四か所、公安委員会が十二か所、個人のブロック塀が一か所ということですが、どのような通学路が残っているのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)土木課長の熊埜御堂です。赤野議員の再質問にお答えいたします。  現在、対策を行っている箇所が先ほど申しました箇所でございますが、残っている箇所につきましては、宇佐地域内ではうちの道路管理者が三か所、舗装と併せて、路面が非常に悪いので路面改修をやった後に路面標示を行っていく箇所が三か所ございます。そして、公安委員会は宇佐地域ではもう全て対策は終わっております。  安心院地域につきましては、道路管理者分につきましては三か所ございまして、三か所全て終わっております。残る公安委員会につきましては十四か所ございまして、三か所は終わっております。残りについては、公安委員会にお聞きしたところ、地域の方とお話をさせていただきながら、一旦停止、または標識等がついてない箇所もありましたので、そういった対策を今後どうしていくかというのを協議させていただきたいというふうにお伺いしております。また、ブロック塀も安心院地域が一か所ございましたので、地権者の方へお願いをしているところでございます。道路管理者としてはバリケードで対策はしております。  院内地域につきましては、道路管理者分につきましては六か所ありまして、五か所終わっております。一か所残っておりますが、同じく舗装と併せて整備をするように今、行っております。公安委員会二か所については全て終わっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)具体的に一つ聞きますけど、小向野の宇佐小への通学路があるんですが、これは改善がまだの残りの地域に入っているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)宇佐小学校については入っておりませんが、今回点検した内容につきましては、千葉県八街市の事故を受けまして、道路管理者が独自で、うちの土木課と両支所合わせて独自で調査をさせていただきました。道路管理者の観点から、ここは安全対策が必要ということでありますが、通学路点検というのが別にございます。  それはですね、平成二十四年に大きな事故がやはり同じようにありましたので、宇佐市で平成二十六年に通学路安全プログラムというのを教育委員会が立ち上げていただきまして、その中で各小中学校から要望をいただいて、対策をしてほしいという要望があったところを、年二回会議を持って、道路管理者や公安委員会等で対策を練って取り組んでいくというのがまた別で、それはPTA等からの要望で対策を図るのが交通安全プログラムということで、今回は道路管理者でやった分であります。そういったことでありますので、もしかしたらそちらのプログラムのほうで学校からの要望で上がったものであれば、そのプログラムに入っていますので、今後対策は行っていくようになろうと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)三十七か所に入ってないということなので、教育委員会との通学路点検の話に少しそれるかもしれませんけど、ちょっとそこを追求していきたいと思います。  小向野の通学路について、私、八月から相談を受けて、学校教育課長とも話したんですけども、小向野のごみ置場の先から十号線まで約一・一キロ歩道がないんですね。道路の片側にグリーンベルトがあって、そこを歩くようになっているんですが、車道が狭くて、車同士が擦れ違うときにはそこに入ってくるんです。特に登校時が危険で、すれすれを車に高速で走られると大人でも怖い状態と。車道が狭いのでガードレールも無理だと思われるんですが何とかならないものでしょうかと。近くの小学生を抱える御家庭では、子どもが小学校入学のときから言ってきたけどもなかなか進まなくてと、毎日危険を心配しています。  こういうところが私、この三十七か所に入ってないっていうのがちょっと逆に不思議なんですが。登校時が危なくて十号線までは毎朝親が一緒に歩いているそうです。訴え続けてもう七年になります。何らかの安全対策を早急に講じてほしいのですが、答弁を願います。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)お答えいたします。  議員おっしゃる道路につきましては県道でございます。今、言われた要望については、うちのプログラムの中に入っているかと思われますし、今言われましたので、また精査しまして県のほうへ要望してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)その際に、車道が狭いのでなかなか解決策が見つからないかなと思うんです。どうしても無理なら、登校時間だけ約一・一キロを通行止めにするとか、通行止めが無理なら片側交互通行にするとか、何か今の狭い車道でも小学生を守る対策を考えていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)土木課長。 ◯土木課長(熊埜御堂峰一君)はい、お答えいたします。  議員おっしゃるように、やはり道路を広げるとなりますと、用地の確保から工事まで日数がかかりますので、ほかの対策で安全対策が図れるかは、また道路管理者、また公安委員会等と協議をしながら対策を図っていきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)一項目めの最後に、市長へ伺います。  子どもの命、安全に関わる問題です。どうも、お聞きすると三十七か所の中に入っていない危険な地域も結構あるみたいですが、三十七か所の中でも先ほどあったように、土木課所管が四か所、公安委員会が十二、個人のブロック塀が一か所、まだ残っているわけですね。早急な改善に向けて市長の意気込み、認識を表明してください。 ◯議長(衛藤博幸君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)赤野議員の再質問にお答えをいたします。  交通時の安全を確保するということは大変重要な行政課題だと思ってございます。八街市の事件を受けまして緊急点検をした結果、三十七か所ということで、今それに向けてそれぞれの所管するところが一生懸命対応しているんですけども、それ以外にも今あるんじゃないかというお話でしたので、それはまた学校のほうでいろいろ交通安全の危険箇所のですね、把握等もありますので、そうしたのも含めまして、必要があれば私どもの所管のところは私どもで何らかの対応を講じてみたいと思いますし、所管するところがあればそちらにお伝えしていくというようなことは今後も取り組んでまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)ぜひとも市長に早急な改善をお願いして、二項目めの質問へ移ります。  そもそも特定健診の実施場所は大きく分けて四か所あります。公民館などの集団検診会場、指定医療機関、宇佐高田地域成人病検診センター、大分県厚生連健康管理センターです。  今回、私は公民館などの集団検診会場の中の小さな公民館などの集団検診を話題にしているのですが、健康課としてはその四か所それぞれの長所・短所をどのように捉えているのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉保健部長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)福祉保健部長の岡部です。赤野議員の再質問にお答えいたします。  大会場の健診はそれぞれ多くの方にやっていただいて、最新の器具で健診ができますし、がん検診も同時にできるという長所があるというふうに考えております。また、地区の小さい公民館で行う健診は、なかなか交通手段を持たない方の身近な健診場所として健診受診率を上げるのに有効だというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)私は個人的には個人健診の指定医療機関が日頃から受診しているところもあるでしょうし、一人一人個別に安心して受けられるので、ここを大いに推進してはと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉保健部長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)お答えします。  それぞれ、個人の方によって受けたい受診箇所あるいは項目等あるというふうに存じますので、健康カレンダー等を参考にしていただきながら、個人の選択に任せたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)事前に資料請求したものを見ると、小さな公民館などの特定健診に参加するスタッフは、平均で市の職員が一名、健診委託機関が十五名、計十六名です。  令和元年度、二年度、三年度の受診者数を見ていくと、宇佐地区会場では、五十一か所の公民館などの中で、これ、小さな公民館だけですよ、三十五か所が一回も十六名まで行っていません。安心院地区会場では、三十九か所の中で三十三か所が一回も十六名まで行っていません。院内地区会場では三十か所の中で二十七か所が一回も十六名まで行っていません。  このような実態から費用対効果を考え、やり方を見直す時期に来ているのではないでしょうかという提案ですが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉保健部長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)お答えいたします。  厳密な単価をはじいてみますと、やはり小さい会場のほうが幾らか単価が高いということは、これは否めない事実でございます。ただ、そこには受診に来ている市民の方がおりますので、そういう方の気持ちも考慮しながら、地区の区長さんと来年度どうするかということを相談して、丁寧に扱っていきたいというふうに思いますし、いずれは大会場に集約していくものという方向性で考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)確かに、ただ費用対効果のみを追求するわけにもいかないと思います。後期高齢者が家のすぐ近くで健診を受けられるという利点もあるわけです。そこで、高齢者の交通手段の確保と、例えばコミュニティバスとの連携も考え、人数確保も考えて、あるいは指定医療機関を推進するのか公民館などの集団検診会場を推進するのかなども含めてね、やり方を見直すと、来年度に向けて実施方法を再検討するという、そういう姿勢は持てないでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉保健部長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)お答えいたします。  交通手段で言いますと、健診センターのバスを利用というのをまず考えておりますけども、もしも該当地区の小さい公民館で健診をもししないなら、代替の会場までの交通手段の確保をそういう形で考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)いずれにしても効果的な特定健診を希望して、三項目めの質問へ移ります。  この件も複数の安心院町民の方から危険性を指摘されて、八月下旬に安心院支所長や土木課長にはお話ししてきたのですが、私の目からはなかなか改善が見られないので今回取り上げました。  資料請求で、三月二十日の本格運用から四件の交通事故が発生しているとのことですが、具体的にはどのような事故だったのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)危機管理課長の久井田でございます。赤野議員の再質問にお答えいたします。  四件の事故の内容ですが、いずれも交差点における出会い頭の事故ということで、進入時の物件事故というふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)事前の資料請求で、安全確保に関わる苦情などが分かる資料を求めましたが、苦情は、宇佐市、警察署、土木事務所ともに「なし」という答えでした。これは明らかにおかしいと思います。私は苦情をつかめていないのだと考えます。  現地の実態調査などは定期的に行っているのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。
    ◯危機管理課長(久井田 裕君)赤野議員の再質問にお答えします。  現地の実態調査につきましてですが、こちらの青パトの乗務員が定期的に現地で街頭指導を行う際に、交通の状況等は把握しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)すみません、もう一度、宇佐のどなたが見ている。もう一回お願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)お答えします。  青色パトロールカーの乗務員が現地で街頭指導を定期的に行っております。その際に交通の状況等も併せて確認しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)危険性などの話から、安全対策会議のようなものとかいうものは開かれているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)赤野議員の再質問にお答えします。  そういった会議のようなものは今、設置されてはおりませんが、関係機関、宇佐土木事務所や宇佐警察署などとは定期的に情報交換を行いながら、安全対策について協議しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)少し具体的にお話ししますが、最初の質問で、進入するときに左へ方向指示器を出す車を言いましたけども、この車が左の指示器を出し続けることがあります。これを見て、次の進入路にいる車は、ここで環状から出るのだろうと判断して環状に入ろうとして事故になりかけるんです。また、環状から出るときに方向指示器を出さない車、この車の後ろにいた車は、前の車が出るために急にスピードを落とすので、ぶつかりそうにもなります。  このほかにも、私が複数の方から聞き取った、よく見られる危険な場面を三つ紹介します。この聞き取りの中には、日頃交通指導されてる方もいらっしゃいます。  聞くと、一つ目は、中を走っている車が優先なのに、いきなり入ろうとする車がいます。そこで中を走っている車がブレーキを踏むという場面です。  二つ目は、これとは逆で、中を走っている車が、親切心からか入ろうとしている車を見つけて止まってあげ、その後ろの車が急ブレーキを踏む場面です。  三つ目は、大分県全体でマナーが悪いと言われている、歩行者優先なのに歩行者がいても止まらない、そして次の車も行ってしまうという場面です。  宇佐市内の方はだいぶ慣れてきて、危険な場面は減ってきていると思われます。要はよそから来た人です。ルールがよく分からないのですから無理もありません。最低限のルールのみをラウンドアバウトの近く、近くが無理なら四方向から来る手前に四か所掲示するなど、安全対策を考えられないでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)赤野議員の再質問にお答えします。  議員おっしゃられたとおり、そういった基本的なルールの浸透というものがまだいささか不十分な点がございます。そういったところから危険が生じているような場面も見受けられるようです。  おっしゃられたとおり、市内の方につきましては、我々も啓発を順次進めているんですけども、一時的な通行者の方々に対する案内という点では、そういった看板も必要なものではないかというふうに考えております。看板につきましては、道路管理者であります宇佐土木事務所などと、その必要性について今後も協議をしながら必要性について訴えて、設置の要望をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)確認ですけども、現地に行ってみると、看板はできるだけ減らしたほうがいいということでかなり減らされてですね、「中が優先」だとか「右を見よ」とか幾つかのルールしか残ってないんですね。だから、初めて来た人は出るときに指示器を出すということさえ書かれてないんですから、むしろ何もなかったら、入るときにつけるんかなと思ってしまいますよね。そういう、出るときに指示器を出してくださいとかいうのもないわけですから、強く県の土木事務所、宇佐土木事務所と掛け合ってほしいんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)そういった基本的なルールにつきまして、分かりやすい表示はどのようなものがあるかということを研究しながら、検討、協議を進めてまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)県下で初めてのラウンドアバウトの安全確保対策を期待して、四項目めの質問へ移ります。  まず、現在の宇佐市の報償金の確認をして、単純な質問から入ります。  イノシシは猟期内五千円に対し、猟期外は八千円です。鹿は猟期内一万一千円に対し猟期外一万円です。イノシシは猟期外のほうが高いのに、なぜ鹿は猟期外のほうが安いのでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)林業水産課長の木下です。赤野議員の再質問にお答えいたします。  イノシシの猟期内が安い分につきましては、狩猟ということをまず第一点として考慮しております。鹿の部分につきましては、国のほうの捕獲の対策として、猟期内に繁殖期を迎えることが多いので、そこで捕獲圧を高める意味で猟期内のほうが高くなっているということです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)県下各地と遜色ない金額だということですが、確かに平均的に見ればそうなんですが、すぐ隣の豊後高田市では、イノシシは猟期内一万円と宇佐市の二倍です。猟期外も一万円で、宇佐市の八千円より二千円高いんです。鹿は猟期内一万二千円と千円高く、猟期外も一万二千円で二千円高いのです。隣の豊後高田市は覚えやすいのです。イノシシが一万円、鹿が一万二千円というわけです。  宇佐市もここまで報償金を引き上げて、鳥獣の個体数を減らし、農林作物の被害減少を図ってはいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)再質問にお答えいたします。  現在ですね、宇佐市につきましても、捕獲頭数につきましては平成二十八年度と比較して約一千五百頭ぐらい増えております。報償金が直に捕獲に結びついているわけではないというふうに判断しておりますので、現在の報償金で適正であるというふうに判断しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)確かに報償金と比例するとは限らない、これは理屈は分かります。  近くで狩猟している方にお話を聞きまして、十一月一日から三月十五日の猟期には、土日のほか正月も祭日も休みなく狩猟に出かけるんですが、猟期外は鉄砲で猟をする方は全く行っていないそうです。猟期外の夏や秋に田んぼに一番被害が出るのに、鉄砲の猟は出ないと。少数のわな師が奮闘しているのみという話でした。  そこで、猟期外の鉄砲の猟を増やすために猟期外の報償金を増額して働きかけるとか、若い方にわなの免許を取りやすくする補助金を出すとかそういう方法は考えられないでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)再質問にお答えいたします。  新たにですね、狩猟免許を取る方につきましては、補助制度のほうを設けておりますので、若い方中心にですね、狩猟免許のほうを取得していただいている状況もありますし、初任者研修といいますか、のかたの分の研修についても補助を出しておりますので、そちらのほうで対応しているというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)猟期外の鉄砲の猟を増やすという方法は何か考えありませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)お答えいたします。  現時点では猟期外の鉄砲の報償金を上げるというふうには考えておりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)報償金を上げなくても、猟期外の鉄砲を増やす方法もまたぜひ検討してもらいたいなと思います。答弁求めませんが、報償金の拡充というよりは、報償金の拡充よりも、その狙いは被害を減らすということですから、報償金の拡充も含めて被害を減らす方法を期待しまして、五項目めの質問へ移ります。  国が十一月十九日にコロナ克服・新時代開拓のための経済対策を閣議決定しました。首相官邸ホームページから見ることができます。(三)エネルギー価格高騰への対応では、次のように述べられています。「最近のガソリン、灯油、軽油、重油、LPG価格等の高騰を踏まえ、農業、漁業、運輸、公衆浴場など関係業界やお困りの方々への支援を実施する。地方公共団体が生活困窮者に対する灯油購入費等の助成など、原油価格の影響を受けている生活者や事業者を支援するために行う原油価格高騰対策に対し、特別交付税を講じるとともに」と続きます。  この特別交付税を活用して、四つの補助事業を具体化できませんか。再度聞きます。 ◯議長(衛藤博幸君)行財政経営課長。 ◯行財政経営課長(岩男博文君)行財政経営課長の岩男でございます。再質問にお答えします。  この四項目、生活困窮者社会福祉施設等については、現在、担当課のほうでどういった支援が必要かとかいうところでの調査というか、研究を行っていますので、そういったところが取りまとめて、実施に当たって財源が必要となってくれば、この特別交付税の制度について有効な財源とは考えますので、各所管課において方策がまとまった段階での協議となろうかと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)また、十一月十九日の閣議決定では、先ほど紹介した文章の下の欄にね、「地方公共団体が新型コロナウイルス感染症により影響を受けた事業者や生活困窮者の灯油等購入費の補助等を行う場合には、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用することも可能である」と補足説明があります。  地方創生臨時交付金を活用する方法ではどうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)行財政経営課長。 ◯行財政経営課長(岩男博文君)お答えします。  今回の、今審議されている補正の内容に当たっては、議員御指摘の特別交付税措置についてと、新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金も予算として予算案の中に含まれております。臨時交付金については感染防止対策であったり、感染症の影響を受けております事業者・生活支援、また、今後の経済活動の再開に向けた支援というような大きいくくりでの使途については現段階で示されているところであります。  ですから、実施ということでの財源的な話になりますけど、特別交付税もしくは今御質問いただいた臨時交付金については、併せて活用としては有効な財源になろうかと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)すみません、最後の分がちょっと聞こえなかったので最後、もう一回お願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)行財政経営課長。 ◯行財政経営課長(岩男博文君)今回、質問があっています特別交付税と併せて、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の現段階分かっている使途についても併せて、今回、質問の中にあります対策ですね、についての充当は可能と考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)(一)の生活困窮者に対する灯油購入費等の助成に関しては、既に実施を始めた地方自治体も広がりつつあります。島根県では、十一月十七日の予算説明会で、燃費高騰対策として低所得者の灯油購入費等の助成を行う市町村に助成金を交付すると発表しました。もう少し詳しく言うと、市町村が灯油購入費助成を行った場合、一世帯当たり二分の一、上限五千円を補助します。市町村が五千円を助成すれば一世帯に一万円分の灯油購入費が支給されます。対象者は、生活保護世帯を含む市町村が生活困窮者と認める世帯で、市町村が認めれば住民税非課税世帯の学生も対象になります。  灯油は宇佐市でも値上がりが続き、十八リットルで二千百円を超えています。宇佐市でも(一)の生活困窮者に対する灯油購入費等の助成、これから始められませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)福祉課長の鶴田です。赤野議員の再質問にお答えいたします。  現在までのところ、市及び生活困窮者自立相談支援事業を実施している社会福祉協議会に、原油価格高騰に伴うガソリンや灯油の購入、またそれに伴う家計の影響等について相談はありませんので、今後、相談状況とか国の動きを注視してまいりたいと考えております。  また、生活困窮者の支援につきましては、既存の事業、相談支援事業はもとより、家計改善等、また社協の貸付け等事業がありますので、そういった事業との兼ね合いを見ながら今後注視してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)特に(一)についてはですね、生活困窮者に対して福祉灯油という名目で全国的にやっぱり今、要求が高まっているし、実施の方向で検討している自治体も増えていると思うんですよ。ぜひそこは再度検討してもらいたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。課長、マイクを前に引っ張ってください。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)すみません、失礼しました。お答えします。  先ほども答弁しましたけれども、今現在、相談というのがない状況というところは、私どもも施策を実施していく上で大きいかなと思っております。また、今後のそういう相談内容等は注意して見守っていきたいなというふうに考えておりますので、またその状況によっては何らかの検討が必要になるのかもしれないと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)(二)の社会福祉施設に対する暖房費高騰分の助成と(三)の公衆浴場に対する燃料費高騰分の助成、公立とか私立を問わず、高騰は営業や経営に対する影響が大きいと考えられます。助成を検討できないものでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)介護保険課長の奥野です。赤野議員の再質問にお答えいたします。
     社会福祉施設等に関するこの御指摘のですね、石油価格上昇に伴う高騰分の助成につきましてですね、内容が、調査を一部したところはですね、契約によってですね、市立の特別養護老人ホーム妙見荘でございますけども、契約によって単価が変わっていないと。LPガスを使っている事例がありまして、そこでは単価が変わっていないということがあります。ですので、石油高騰の影響がですね、どこがかぶっているかということもあるわけで、一番末端の事業所がかぶっている、かぶっていないということもございます。そうしたことも含めてですね、今後調査をしていきながら、また県や関係機関とも協議しながらですね、研究していく必要があるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)確かに正確に言うと、原油価格の高騰を受けている部分の暖房費の高騰とか、受けていない、使っていないとことかね、公衆浴場もそうだと思いますが、もちろんその実態を把握した上で、例えば公立の施設やったら、契約上、指定管理のとこやったら、契約上それは補償するってなっとれば、それはもちろん問題ないわけですが、なってないところにやっぱり宇佐市の力を差し伸べてほしいなという思いです。  次、行きます。(四)に行きます。(四)の農林漁業者等に対する燃費高騰分の助成に関わっては、次のような実態があります。私の知り合いの専業農家の方は、特に軽油の高値がこたえると言っていました。その方はトラクター四台、田植機、コンバイン二台で軽油を使っています。そのほかに米、麦の乾燥は灯油を使っています。一年間で二百万円以上油代を支払っているそうです。その方が言うには、一昨年、去年はウンカ、今年は燃料費の高騰と米価暴落で、米作りをやめる農家も増えるのではと心配していました。  林業の中では、例えばシイタケの乾燥にはA重油や灯油を使っています。漁業では既にコロナ対策の漁業者事業継続支援補助金で今年七月、八月、十月の漁船操業における燃油代の七割の補助を実施しているようです。これはコロナ対策で地方創生臨時交付金を活用したのでしょうが、この延長を求めます。  まとめて再度訴えます。農林漁業者等に対する燃費高騰分の助成の再検討を願えないでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)農政課長の久保です。再質問にお答えします。  農林漁業関係におきましては、国のセーフティネットである原油高騰等に対する制度が現在も存在しております。もろもろ制度はありますが、農業者に関してですが、積立を行いながら長期の目線に立った農業経営に取り組まれているような制度設計になっている部分もあります。  また、先ほどの軽油の点につきましても、軽油引取税リッター三十二円程度ですが、そういった減免措置を受けられるような制度もあります。そういった制度について、もろもろ農林漁業者の方々に制度設計の内容について周知しているところです。  今回の議会でもいろいろ御指摘のありましたもろもろの農業経営に関しまして、米価の下落等々に対するところ、それから、原油高騰を含めます低下に関わる収入保険等々の保険料の等々について検討もしているところです。  原油高騰の部分につきましては、そういったもろもろの制度を活用しながら、既存の対策でありますその制度以外で、特に既存制度で賄えないような部分が出てきて、国の動向に注視して、それ以上に対応できるような制度があれば、我々も検討、支援をしていきたいなと考えているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)再度確認しますが、既存の制度で賄えないような部分があれば、今回、具体的に国から特別交付税の詳しい説明が下りてきて、使えるようになってきたら、それは具体策を考えられると考えてよいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)はい。原油高騰に対する対策としての制度設計が国等からお示しがあれば、そういう点については考えていきたいなと考えているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)私の一般質問の最後に、市長へ伺います。  原油価格の高騰は市民の生活や影響への影響が大きいから、しかるべき手当が必要だと思われます。しかも、市が行う対策に対しては国が特別交付税を講じてくれる。初回の答弁で「国の動向を踏まえつつ調査、研究してまいりたいと考えております」と答弁がありましたが、国から詳細な内容は今、示されてないということですので、詳細の内容が下りてきて、使えそうな部分があれば、ぜひ具体化して実施していただきたいと思っているわけです。宇佐市民のためにこれを活用しないことは考えられないと思うのですが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)赤野議員の再質問にお答えいたします。  先ほどお答えしたとおりですね、国の動向を踏まえつつ、調査、研究してまいりたいというふうに思ってございます。  今回、国が示されている特別交付税のほうですけれども、特別交付税は御案内のとおり原資がまず全部決まっています。九四%が普通交付税に行って、六%が特別交付税ですよね。そこの原資が増えんことには、そこの中の取り合いって言ったら悪いですけど、そういったことになるちゅうことを一つ、これ御承知おきください。  コロナの交付金については、やっぱりコロナの影響という形になりますので、原油高とはちょっと一応分けて考えざるを得ないんではないかなというふうに思うんです。だから、国のある程度具体的なところが見えてこないと、なかなか難しいんじゃないかというのが、今回の答弁に、こういうふうになっているということなんで、そこは御理解をいただきたいというふうに思います。  いずれにしても議員から例示があったようなところにつきましては、よく実情をお聞きしてですね、どうした対応ができるか、その財源の裏打ちをどうするかというところについてはですね、よく検討してまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)赤野道和君。 ◯三番(赤野道和君)以上で終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、赤野道和議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩いたします。  なお、再開は十一時十分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午前十時五十九分               ───────────────                 再開 午前十一時十分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続行します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)皆さん、おはようございます。議席番号一番 政友会の河野健治朗でございます。議長の許しをいただきましたので、発言をさせていただきます。  先立って参加しました宇佐商工会議所と両院商工会が本体となって行っておりました宇佐市未来プロジェクトに参加したことを少し話したいと思います。  このプロジェクトについては、市議会からも若手議員を中心に参加をしていただきまして、五つのグループに分かれて議論を交わしておりました。私は和気議員と一緒に情報デジタルに関するグループに所属をして議論を交わしていたんですけども、本会の目的としては、行政懇談会において若手でまとめた提言を出そうということで結集した会議体だったなというふうに思っております。  その中でよかったなと思ったのは、デジタル班の中での大きな意見として、これから高齢者、そしてまたデジタルを苦手とする人たちに対して、どういうふうに救っていくかというような議論がなされたときに、やっぱりできる人ができない人に手を携えていくべきだと、そして時には隣に座って一緒に操作をしていくべきではないかというような意見が出ました。それを聞いたときに私はとても、この会に参加してよかったなというふうに思いましたし、私がいつも思っている、政治に対して若者が興味を持つことが大切だということを改めて感じるときでした。そしてまた、宇佐市の未来をこれから改めて考えていく上でいい経験になったなというふうに思いました。  ですので、今日、一般質問の中にそのときの意見も少し含みながら行いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従って進めてまいります。  一項目め、宇佐神宮を軸とした観光振興について。  本市に訪れる観光客の大半が宇佐神宮に参拝していると考えると、宇佐神宮に来る前や後に、どのような経由地を効果的にインフォメーションするかが重要だと思います。特に宿泊施設が少ない本市にとって、通過観光客に対し、具体的な滞留プランが必要だと思うが、本市の対応はどのように考えているかをお聞きいたします。  二項目め、NHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進へ向けた取組について。  本年一月の設立総会以降、誘致推進協議会が精力的に活動を行っております。誘致を現実にするためにも、市民全体で誘致ムードを起こしていく必要があるのではないかと思います。市として今後どのような取組を計画しているかをお聞きいたします。  三項目め、旧はちまんの郷グラウンドゴルフ場の現状についてでございます。  グリーンパークホテルうさの閉館後も、使用する協議団体による懸命な管理運営により使用されていたグラウンドゴルフ認定コースが、いつの頃からか使用されていません。以前は他県からの来訪も多く、参加者の健康増進だけでなく交流の場としても大いに活用されていたが、今後どのような運営を行っていくのかをお聞きいたします。  四項目め、地元食文化の継承と郷土愛の醸成を。  コロナ禍で外出を控える生活が続く中、若い世代の食生活の変化が注目されています。特に「自宅で食事を食べる」や「自分で食事を作る」回数が増えている中、食に関する情報の入手に注目が集まっています。今後、産地や生産者を意識した食材入手方法はもちろん、地方回帰の傾向から、地元で日頃食べていた料理を作ろうと郷土料理のレシピ検索の増加が予想されるが、市のホームページなどで地元食材の紹介や郷土料理のページを強化し、宇佐市を感じてもらえる取組を行ってみてはいかがでしょうか。  以上、四項目についてお聞きいたします。よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野健治朗議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、NHK朝ドラ「南一郎平」誘致推進へ向けた市の取組、計画はについてでありますが、本年一月の誘致推進協議会の発足以降、協議会役員を中心に精力的な誘致・顕彰活動を展開していただいております。市といたしましても、名誉会長でもある私や幹事である担当課長が、NHK大分放送局や県農林水産部等への要請活動に同行するなど、協議会と一体となって誘致活動の推進に取り組んでいるところであります。  また、市主催事業として、市内の小学校三校を対象に、広瀬井路の体験授業を開催したほか、先般、旗揚げを行った市民劇「南一郎平」実行委員会の事務局を務めるなど、誘致活動の全面的なサポートに努めております。  しかし、まだまだ活動に対する認知度は低く、機運の醸成が必要であると思われますので、市と協議会との共催で、年明けの一月三十日に朝ドラ誘致推進フォーラムの開催を計画しております。  今後も協議会としっかり連携し、二人三脚で誘致活動に取り組むことで効果的な事業展開を図っていきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、一項目めの宇佐神宮を軸とした観光振興について及び三項目めの旧はちまんの郷グラウンドゴルフ場の現状について並びに四項目めの地元食文化の継承と郷土愛の醸成についてを、経済部長 出口忠則君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)経済部長の出口でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、宇佐神宮を軸とした観光振興について、観光客に対する具体的な滞留プランについて本市の対応の対応はについてですが、宇佐神宮には、新型コロナウイルス感染症拡大前には、年間約百五十万人の観光客が訪れており、議員御指摘のように滞留時間をいかに長くするか、宇佐神宮を含めた市内観光プランの構築が重要であります。  本市としましては、観光協会と連携し、宇佐神宮を中心とした観光モデルコースを提供するとともに、Eバイクやフットパス等の体験型商品の販売を行い、宇佐神宮からの広域滞在型観光に取り組んでいるところです。  また、本市で取り組んでいるツアー造成補助金では、その大半が宇佐神宮を中心にコースが構築されており、現在作成中の観光パンフレットにおいても、周遊性を高め、滞在時間の延長が期待できるコースづくりに努めているところです。  今後は、宿泊者アンケート等の活用はもとより、情報システム会社等のビッグデータの活用も視野に入れ、旅行者ニーズに合った観光誘客に努めてまいります。  次に、三点目、旧はちまんの郷グラウンドゴルフ場の現状について、今後どのような運営を行っていくのかについてですが、これまで公認コースとなっていた四コースのうち、三コースが本年七月から市のスポーツ施設となり、毎日多くの方が早朝より利用されています。  また、グリーンパークホテルうさの稼働時には、県外の愛好者のため、送迎つき温泉パックプラン等の人気が高かったことや、希少な認定コースのあるグラウンドゴルフ場として年間を通じて大会が開かれることで、県内外から多くの愛好者が集まり、交流が行われていたと伺っております。そのため、これまで認定を受けていたコースの一部が変更となったことや、来年度が公認コースの更新の時期を迎えることから、市グラウンドゴルフ協会から、第一コート十六ホールと第二コート八ホールを公認コースとして更新してほしいとの要望があるため、公認申請をすることとしております。  現在、県下では、グラウンドゴルフ場の公認コースは、杵築市の住吉浜リゾートパークグラウンドゴルフ場と本市しかなく、公認コースでのプレーは愛好者にとっては大きな魅力であることから、県外からの大会誘致をはじめ、以前のように交流人口を増やすためにも公認は必要であると考えています。  今後は、公認コースにふさわしい施設の管理運営に努めるとともに、引き続き、市グラウンドゴルフ協会との連携を密にしながら、市民の健康増進はもとより、県内外の愛好者が集える施設となるよう努めてまいります。  最後に、四項目め、地元食文化の継承と郷土愛の醸成について、市のホームページなどで地元食材の紹介や郷土料理のページを強化し、宇佐市を感じてもらえる取組を行ってはについてですが、本市では令和二年三月に第三次宇佐市食育推進計画を策定し、重点目標の中に、食文化を理解し伝承する、地場産物を活用して食産業・食観光を活性化すると掲げております。その取組の一つとして、市ホームページの食育のページで地元食材や郷土料理の紹介を行っております。また、毎月の広報や市ホームページに健康レシピの掲載をしておりますが、その中でも地元食材を活用したレシピの紹介に努めています。  そのほか、六次産業推進の一環として、豊かな地域資源を活用した加工品開発の支援にも取り組んでおり、今後も、食育関係者で作成した郷土料理レシピ集をホームページに掲載するなど、庁内食関係課で連携を取りながら、食の魅力を伝える取組を行ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それでは、順次再質問を行ってまいりたいと思います。  まず、宇佐神宮を軸とした観光振興についてということに関してですが、これは私が感じる、そしてまた、多くの人が感じているということだと思うんですが、この本文にあるとおりですね、やはり宇佐神宮という大きなすばらしい観光施設があるこの宇佐市において、宇佐市に行こうと思う目的の一つに必ずと言っていいほど入ってくると思います。そこに来ている観光客、そして地元の方々がここを訪れた後に、そして前にどこに行くかというのは相当大事なことだと思うんですね。  それで今、答弁にあるように観光モデルコースを提供するということであったり、パンフレットを配布して、それによって滞留時間を長くしようという計画は大変よく分かるし、それが必要だということも分かるんですけども、もっと身近なことが必要だと思っているんですね。例えば、昼食の時間であれば、どこで御飯を食べると次のルートがいいのか、そして、夕方であれば、宿泊施設が例えば別府や湯布院であるならば、そこまで三十分の距離の中でどこを経由したら、なおこの観光客にとって有益なのかということを細かく考えてあげることが今後必要なのかなというふうに思っております。  そこでお聞きしたいんですが、今回出ていますこの観光パンフレット等々に関してですね、どこでどういう方に配布しようという計画で作られているのか分かれば教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)経済部長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)経済部長兼観光・ブランド課長の出口でございます。  今回、刷新しようとしております観光パンフレットにつきましては、ちょっと説明させていただきますと、従来型を少し、視点を変えましてですね、宇佐、安心院、院内ということにこだわることなく、宇佐市を一つとして、これは先ほど議員がおっしゃった商工会議所での交流会のときにも観光部会から意見をいただきましたけど、そういうエリアごとにすることなく、テーマごとに、例えば歴史をめぐるとか、食で行くとか、そういったテーマに分けて作りましょうと。そういったことで、神宮も含め、そういったコースの策定、滞在時間が長くなるようなコースづくりということにしております。  今、御質問いただきました、どこに配布するのかということですけども、当然いろんな商談会に使ったり、観光協会であったり、そういったスポットに置くんですけども、特にこれまでと考え方を変えておりますのは、福岡県からの誘客という分がポイントであるというふうに思っております。今、宇佐市に訪れていただく方のどこから来られているかという実績がですね、やっぱり福岡県が多いのでですね。今回、作成していただく事業者も福岡の実は会社で、これはプロポーザルで決定したんですけども、そういったことで福岡のいろんな若者が集まるところにも配布していただくということになっておりまして、それと当然市内のいろんな案内所、駅も含め、それから高速道路のサービスエリアも含めてですね、これは従来どおりでございますけども、そういったところも含めて配布してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。  そうですね、私も以前は他県から、特に福岡県から、身近にある観光スポットであったり、地方回帰であれば田舎の風景を見に行くということを求める人が多いというふうに思っていました。しかしですね、前回の一般質問でも申し上げましたとおり、今、観光のトレンドというものが大きく変わっていく中で、変化をつけるなら今しかないというふうにどこも思っていると思うんですね。それは、観光業界が特にアンテナを張り巡らせているというふうに聞いています。  そんな中で、私がこの質問で一番言いたかったところがちょっと伝わらなかったかな、どうなのかなと思ったんですけども、来ている人が既にいるんですよ。そこに既に観光地に訪れている人に対して何かしなければ、来るだろう人を獲得するのではなくて、既にもうそこに何万人という方がいるので、それに対して何かアクションを起こすことができないかなというふうに思っているんです。  例えばなんですけど、今、宇佐神宮の中央にある駐車場には、大分交通さんの事務所というか、建屋が一つあると思うんです。そして、市の観光協会はそこから少し離れた、物産館じゃないや、何ですかね、ふれあいと同じ建屋にあると思うんです。その距離が遠いとか近いとかではなくて、そこにあるのは分かるんですけども、そういった観光を案内する、また、こういうパンフレットを配布する窓口が、駐車場内であったり、それよりもっと近いところに、観光客と近いところに設置できないかなと思っているんですけども、そういう計画はないですか。 ◯議長(衛藤博幸君)経済部長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)お答えいたします。  この御質問をいただきまして、観光協会とちょっとお話しさせていただきまして、一日平均当たり二百人程度ですね、相談をしに来られる方がいらっしゃるということでございました。今、場所的な話ですけども、現在のところですね、そこからそういう案内をするところとか、ポイントを設けるとかですね、それは観光協会としても考えておりませんし、また、ちょっと先の話になりますけど、道の駅もできますとですね、そういったところの拠点ということも視野に入れながらですね、考えていかなければいけないんじゃないかなと。現時点ではちょっと近いようなところでするという計画はございません。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)現時点ではまだ、話合いというか、無理かなというふうに思いますけれども、ぜひ、来ている方に対するアクションをどう起こすかというふうなことを考えていただければなというふうに思っております。  先ほど、パンフレットの置場所について申し上げましたのは、そういった外部から来る人のために作るパンフレットと、内部にいる人に対する情報開示のためのパンフレットの内容が変わってくるとは思うんです。ですが、我々市民にとって、どういうパンフレットが外に出回っているかによって準備する内容が変わってくると思うんです。ですので、このパンフレットをどこに置くかということがすごく大事だと思うんです。ですので、できればなんですけど、観光誘客のためのパンフレットであるかもしれないですけども、道の駅とかいう拠点だけではなくて、なるべく市民が目につくように、こういうパンフレットを作ったことをお知らせできるような仕組みを作っていただければ、なおいいかなというふうに思っております。  パンフレットについては終わりますが、この情報をまとめていく中で、以前、グーグルの研修を受ける機会がありまして、その中でグーグルアースであったり、グーグルマイビジネス、これを活用することによって地方が活性化するかもしれないという可能性を思ったことがあります。それについてお聞きしたいんですけども、以前グーグルマイビジネス活用講座というのを、前年度ですかね、市が行っているというふうに思うんですけど、この内容について、どういう内容だったかお答えできればお願いいたします。
    ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(末宗勇治君)商工振興課長の末宗でございます。河野議員の再質問にお答えをいたします。  グーグルマイビジネスということでですね、昨年度、講座を三回ほど実施をいたしました。当然、観光誘客については観光資源の創出が重要なわけでございますが、いかにどうやって情報発信していくかというのが非常にテーマとなっているところでございます。このグーグルマイビジネスについてはですね、グーグルマップ、グーグル検索、そういったグーグルサービス上に、自社事業の店舗を紹介するとか、そういったことを無料でできるというところが利点だというふうに思っております。  前回、昨年度三回にわたって実施をしたわけでございますが、約二十名の方に参加をしていただきました。宿泊業でありますとか小売業、それからサービス業などの方が参加をいただきました。  講座の内容につきましては、まず、グーグルマイビジネスとはいかなるものかから始まりまして、登録の方法であったり、設定の応用、そういった講座を進める中で、そしてまた、コロナ禍の中でですね、コロナ禍における情報発信ということもテーマとして掲げられておったということでございます。  講座修了後のアンケートもですね、やはり「非常に役に立った」と「役に立った」という方がですね、おおむね八割、九割を占めているというようなところで、今後も必要に応じて実施をしていきたいと、検討していきたいというふうには考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。私、この事業を行っているということを、すみません、はっきり申し上げて知りませんでした。中小企業、特に小規模零細企業にとってはですね、この講習を受けるということはどれだけ有益かということはこれから分かってくることかなというふうに思っております。  これは、別にグーグルに限ったことではなくてですね、やはり自分たちが率先して行動するということをやっていかなければビジネスはうまくいかないというのが現実だと思うんです。そんな中で何をしていいか、何から取りかかっていいのか分からない中で、行政がこれを主導していくということは大きな意味があるのではないかなというふうに思っております。  先ほどから申し上げていますとおり、宇佐神宮に来たら、宇佐市に来たら、次何しようと。皆さんもいろいろなところに行かれるときに、必ず車の中で誰かがやっていると思います。ケータイでお昼御飯とかですね、そういったことに、いかに宇佐市のそういう飲食店が引っかかってくるか、観光地が引っかかってくるか、これが大切になってくる中で、それに取りかかるのは行政側ではなくて、やはり本人たちが行っていくことがすごく大切だと思っております。  ですので、こういう機会にグーグルのマイビジネス活用講座をやった経験があるならば、次は数値目標を上げてですね、例えば今、二十件だったものを年間百件を目標として、百件のマイビジネス登録者、そして更新をする中小企業、零細企業が起きたというようなことを取り組んでいただけないかなというふうに思っております。  今年度はないようですけども、来年度以降、その計画が既に上がっているんであれば教えていただきたいんですが、どうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(末宗勇治君)お答えをいたします。  やはり宇佐市の観光情報の発信であったり、私ども商工としてはですね、宇佐市内のそういった観光にまつわる宿泊業、飲食業の方々の事業の浮揚という、今こういう状況でございますので、どうやって活性化していくかが大きな課題になっているというふうな認識でございます。それと併せてですね、やはり宇佐市内の事業者、起業それから創業そういった支援というのも大きな課題として上げられているようなところでございます。  昨年度はそういった形でグーグルマイビジネスの活用講座ということで実施をしましたが、今年度につきましてですね、ネットショップの開設でありますとか、LINE公式アカウント活用セミナー、そういった形で今、実施をしているような状況でございます。その時々、適宜適切、より効果的な情報発信のすべができるような講座をですね、必要に応じて開催をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ぜひお願いしたいと思います。  私がこの件についてですね、どうしても宇佐神宮とビジネスと情報というのをリンクさせたかったのはですね、やはり先ほど申し上げました宇佐市未来プロジェクトの中で出た意見を集約していくと、たくさん資源があるこの宇佐市においてでも、その情報の発信においては少し苦手にしているのかなという意見が多く出ました。それは皆さん感じているところだと思いますし、じゃあ、どうすればいいのかというようなところで足踏みをしているのも事実だと思います。  そうした中で、今いる資源を使っていくんであれば、それは人も資源だと思うので、いろんな人にこの情報を知ってもらって、そして宇佐市の人が宇佐市のことを一番よく理解をして情報発信をしていただければ、それにこしたことはないし、それを見た観光客であり、他の市の人はそれは羨ましくも思うし、ここに行ってみようという意欲も湧いてくるというふうに思います。ですので、行政の力を借りてですね、そういった情報を発信する企画、そしてまたそういう連携というものをしていただければ、よりよい事業ができるのかなというふうに思っておりますので、ぜひ対応をいただきたいというふうに思います。  これについては以上で締めたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)観光・ブランド課長 出口でございます。すみません、一つ追加で説明だけさせてください。  答弁に書いております宿泊者アンケートとかビッグデータの活用というのをちょっと少し説明させていただけば、今の御質問の参考になるかと思いまして。答弁書に書いておりませんのは、まだこれ、県のノースエリア、宇佐、高田、中津のやっているものでございまして、それが国交省の補助事業に採択されましてですね、スマホのGPSを追って宇佐神宮にどこから来たか、年齢、性別とかの属性も含めて、どこから宇佐神宮に来て、そこからどこに行ったか、ずっとそういった部分の情報等を集めて分析、解析する事業の採択が下りましたので、この一月からかかってまいります。そして、今おっしゃったような三十分範囲内でどこに行けるかとかいうのもそこで組み立てていくことができると思いますので、活用していきたいと思っております。  すみません、ちょっと答弁の中で申し上げませんで。以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)貴重な情報、ありがとうございました。私も触れればよかったですけど、すみませんでした。  それでは、二項目めに移りたいと思います。  NHKの朝ドラ「南一郎平」の誘致、これはですね、本当に達成できるか、できないかというのは、この活動のやり方一つにかかっているのではないかというふうにも思いますが、それよりも何よりもですね、この運動や活動を行っていること自体がまちおこしになっているのかなというふうに私は感じております。  そこで、これからの誘致推進をしていく中でですね、先日、推進協議会のほうが福島県等々に視察研修に行ったというふうに聞きました。この内容について詳しく知りたいんですけども、どういった箇所に行ったのか、分かれば教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。河野議員の再質問にお答えいたします。  まず協議会活動ですね、あの手この手で頑張っていただいておりますが、まだまだやはり手探りの状態といいますか、何か戦略を持って取り組む必要があるのではないかという中で、成功事例に学ぶのがやっぱり近道ではないかということでですね、昨年ですかね、NHK朝ドラで放送された「エール」古関裕而さんの地元でございますが、そちらの誘致のいわゆる仕掛人にお会いして、ちょっとお話を聞いてきました。短い時間だったんですが、かなり有益なお話を聞けましたので、ぜひ宇佐に来て、協議会をはじめ市民の皆さんにそういう裏話を聞かせていただけないかということでお願いしましたら快諾をいただきましたので、一月三十日にフォーラムを予定しているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。  その「エール」の誘致を成功された事例を聞くのと、もう一つ、安積疏水土地改良区にも行ったのかなというふうに聞いておりますけども、この二件を訪問してですね、宇佐市がこういう誘致の運動をやっているということに対して、相手方はどのような反応だったでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  まず、安積疏水のほうはですね、土地改良区でありましたり、地元の市役所のほうを訪問させていただきました。やはり安積疏水の関係者はですね、皆さん、南一郎平、よく当然知っていて、いまだにいろんな会合のときとかにですね、一郎平の言葉を引用していただいているようなお話も聞きました。この私たちの活動に対してもですね、大変理解を示していただきまして、何か協力できることがあったら一緒に頑張りましょうというお言葉もいただきました。一方でですね、例えばタクシーに乗ったときの運転手さんに「南一郎平って名前、聞いたことありますか」とか言っても、ほとんど反応がないというかですね、そういう知名度のやはり状態でございました。  いろいろ、福島を通じて感じたことはですね、これは福島の商工会議所の方からも聞いたんですが、やはり「朝ドラ誘致は地域活性化のツールであって、ゴールではないよ」と、朝ドラ誘致が決してゴールではないよという活動をやってきたということでした。私たちも目標は高いところにですね、当然置いておりますけど、結果的にNHK朝ドラ誘致ができなかったからこの活動が失敗だったとならないようにですね、しっかり活動の本旨を見失わずに、偉人顕彰を通じた地域の活性化というところでですね、活動のレガシーが残せるようなことをやっていきたいなというふうに思ったところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)私もそう思います。  先月末ですかね、世界かんがい施設遺産として広瀬、平田両遺跡が登録をされたということで、これについてはですね、もちろん行政の努力が実ったことも大きいというふうに思いますので、担当された皆さん方には、本当にお疲れさまでした、ありがとうございましたとお伝えしたいなというふうに思っております。  こういった機会がめぐってくることもそうないと思うんです。なので、タイミング的に私は全国に打って出るいい機会が来ているというふうに感じております。これがどちらに転ぶかは、それはもう決めるのは我々ではないので、見せ方一つだと思うんです。その中で、今動いているNHKの朝ドラを誘致ということだけでは少し弱いような気がするので、市全体で盛り上がる何か仕掛けが必要かなというふうに思っております。  じゃあ、それは何なのかということになるんですけども、これは市内の各地がですね、そういう水に対する恩恵を受けているということであったり、自分の周囲にある水田がどういうふうにできているのか、なぜここに水が来ているのかを考えるいい機会が来ているんではないかなというふうに思うんです。例えばですけども、山地にあって、そこに水路が流れていて、それで段々畑があって水田になっている、これは見れば分かると言ったらおかしいんですけども、工夫してやっているなというふうな風景が見えます。でも、そこには土地がなかった場合、院内の奥のほうだと石垣を積んでそこが田んぼになっている、じゃあ何で石垣になったんだろう、そういったこともその環境でなければ分からないことです。平野部を見ても、こちらのほうが低いのに何でこっちに水があるんだろうということを考えたことはないかもしれません。こういったことを考えるいい機会ができれば、そこにあるお米がなぜおいしいのか、なぜ私がこれをおいしいと思えるのか、誰が作ったんだろう、そういったことにつながって、文化の伝承であったり、食の伝承が始まっていくのかなというふうに思います。  そういうことをしていけば、この宇佐市に対して興味を持ってくれる市外の方々がたくさんいて、そこにキーワードとして、広瀬、平田の世界かんがい施設遺産があったり、南一郎平の誘致推進の動きがあったり、食文化があったり、おいしい食べ物があったりと、いろいろなものがつながってくるのかなというふうに思っております。市内全域でこの気運が高まらなければ、やっている意味もそんなになくなってしまうのかなというふうに思ってしまいます。なので、今、まだ始まったばかりだと私は思っていますので、今こそこういったことに手をかけてですね、一生懸命考えていく必要があるのかなというふうに思っております。  そこで、今後なんですけども、誘致推進協議会だけではなくてですね、全体的に、大きくなくてもいいんですけども、予算をある程度つけてですね、行動していく必要があると思うんですけども、来年度予算の中でこういった予算を検討しているかどうかお聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  今ちょうど来年の予算編成ですね、協議中でございます。金額は別としてですね、できるだけ多くの、当然市民含めて、市外まで協力がいただけるように、例えばクラウドファンディングであったりとかですね、議会からも提案いただいています企業版のふるさと納税とかですね、そういうことも活用しながらですね、協議会の活動がしっかりサポートできるような体制を取っていきたいなと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  この質問の最後になりますけども、福島の、昨年ですかね、前年度のNHK朝ドラ「エール」について少し話をして終わりたいと思いますが、これに関わった福島YEG、商工会議所の青年部になるんですけども、そこが最初は雲をつかむような企画で提案をしていったということで、話を少し聞きました。その後に、豊橋の商工会議所の青年部と連携を組んで、二か所で機運を高めていったということが評価されて、その翌年の日本商工会議所青年部で行っているYEG大賞という大賞を受賞したという流れで、この運動はですね、やはりその地域の若者が一緒になって頑張るということを少し越えてですね、地域を越えて地域間で何ができるのか、そしてそのテーマ一つを目指して一生懸命取り組んだ成果が認められたということになっていく、少しドラマチックな結果が出ているなというふうに思います。市内全域で機運を高めるという目標の中にですね、ぜひ他団体、そしていろんな若者の組織も入れながらですね、そこにいろんなものが絡むんだということが分かるような進め方をしていただければいいなというふうに思っておりますので、どうぞ今後、検討をよろしくお願いいたします。これはもう、すみません、意見であります。  これで二項目めは締めさせていただきます。  それでは、三項目め、グラウンドゴルフの現状、そして今後についてなんですけども、これについてはですね、今回の答弁でもありますし、ヒアリングでも詳しく内容をお聞きしました。  私が心配に思っているのはですね、その周辺の環境のことなんです。グラウンドゴルフ場は我々の意識からすると、イメージからすると、地区では老人クラブと子ども会とで一緒に交流を行っていたりとかですね、学校に来てその実技をしていただいたりと、子どもを介してなんですけども交流のあった競技であったわけです。会場においても、ホテル運営時には多数の方がいらっしゃって、そして競技を楽しそうに一日中やっているというようなイメージでした。それが閉館後どうなっているのかなというようなことから、こういう質問になったんですけども、現状として今見えていないホテルの裏側のほうにある競技場、そしてまた駐車場などに関してですね、今どういう現状になっているか教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)文化・スポーツ振興課長の香下でございます。河野議員の再質問にお答えいたします。  ホテル裏側の敷地等はですね、今、担当、うちの課のほうで整備をさせていただいて、除草等整備をして、広い駐車場という形で今使っていただいております。今、総合体育館のほうが空調設備の改修のため、日頃のグラウンドゴルフとかテニスコートに行く方々のプールの横を通って行く道のほうを閉鎖しておりますので、裏側のほうに取付け道を整備いたしまして駐車場を使っていただく、そういうようなことを行っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)実際行ってみました。ホテル北側から入るルートが設けられているなというふうに思います。そして、その中で、数か月前まで、その辺が整備される前までは鬱蒼として何が行われているのかよく分からないというような通りだったなというふうに思います。もともとは裏の通路だったんですよね。  私が気になっているのは、そのグラウンド、そして駐車場で道路の整備が行われていてですね、その周辺環境の整備はそのままのところももちろん多くあると思うんですね。今後あそこはどういうふうにしていこうというような計画はあるんですか。それとも計画がなければですね、どういうふうな管理を行っていこうと思っているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えします。  今、管理としては、敷地全体はですね、スポーツ施設の当課が管轄するエリアと総合政策課が管理するエリアというふうに分けているような状況です。グラウンドゴルフ場と総合体育館、裏の方はですね、うちのほうがやはり利用者の方の安全性とか利便性を考えて整備したり草刈りをしたり、そういった環境整備はしていきたいというふうには考えておりますが、あそこの敷地全体については前のホテルの施設が残っているということもありますので、今後、総合的に整備については検討されるものであるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)返答ありがとうございました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。  競技団体のほうとの連携が取れているというふうに聞きました。それはもう大変ありがたいことだなというふうに思います。競技人口も多いようですし、その中を一生懸命運営をしていると、市のほうでもですね、やっていることは十分理解をしております。どのようにして今後運営をしていくか、両者の見解を基にですね、またさらなるいい方向で話合いをしていただけるかなというふうに思いますので、この件については締めたいと思います。  最後、四項目めです。これについては、私の思いを先に申し上げます。  地元食材が何ができているのかということをですね、知ってもらう機会というのは家庭しかないんじゃないかなというふうに思っています。私が院内の生まれだからということかもしれませんが、よくある、最近のことでもそうなんですけども、例えば自分の子どもの誕生日だからといって、近所で赤飯を配るとかですね、芋が取れたから石垣餅をもらうとかですね、そういった経験は皆さんもおありかなというふうに思います。これが食文化かというと、それは食文化とまた少し違う文化かもしれませんが、こういったことがですね、宇佐市で生まれ育って、就職や進学でここを離れた後に、それに気づいたり、その食材を食べたくなったり、その食べ物に興味が湧いたりということがですね、皆さんはないでしょうか。私はあるんではないかな、また、あるというふうに思っています。  そして、そういったことにつながる情報の開示というのがこれから増えてくるのではないかなというふうに思っております。私が調べたデータではですね、この取組、質問の中にもありますけども、自宅で食事をする、これはもう皆さん分かりますよね、コロナ禍で増えていっています。自分で食事を作るという行為に及んでいるというのはですね、これはいろいろなデータで大きく取り上げられています。こういったところからですね、今ある市のホームページなどで出ている郷土料理のページをもう少し強化できないかなというふうに思っているんですが、それについて何か計画があれば教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉保健部長。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)福祉保健部長の岡部です。河野議員の再質問にお答えいたします。  ちょうど今、ホームページは宇佐の食材を使った料理と郷土のレシピということで、七レシピほど載せておりまして、郷土料理といえるものはそのうちの三つかなというふうに思っております。河野議員の質問を受けまして、ちょっと過去に遡りましたら、十年ほど前に作った郷土料理のレシピがありました。その中には十種類ほど載っておりますので、こういったものをホームページ等でもっと紹介したいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)はい、よろしくお願いします。  ここに、わざとじゃないんですけども、わざわざ郷土愛の醸成と書いたのはですね、それによってやはり地方を思うということをですね、私は期待をしたいなというふうに思うんです。子供の頃に食べたあの食材とか食べ物、何だったのかなと分からないものも、これを書いているうちにいろいろと出てきました。そのときにいた登場人物もいろいろと思い出しました。その風景であったり、その家であったりと、いろいろなものを思い出すことはですね、私だけじゃないと思っています。それを知ってもらおうというふうな仕掛けをどこかに作っておくのも一つの郷土愛の醸成になるのかなというふうに思いますので、食育の中ででもいいです。いろんな場面で、農水でも構いません。いろんなところでですね、そんなことを考えていただければなというふうに思っております。  これはもう私の思いになってしまいますので、これで締めたいと思いますが、今回の一般質問においてですね、やはりここに行けば、これに出会える、これがある、これが見れる、こういったものを宇佐市内でいろんなところから見つけて準備しておくということが今後必要かなというふうに思いまして、こういった一般質問になりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、河野健治朗議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで昼食のため暫時休憩いたします。  なお、再開は十三時ちょうどといたします。  それでは、暫時休憩します。                 休憩 午前十一時五十九分               ────────────────                 再開 午後一時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  四番 若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)皆さん、こんにちは。議席番号四番、市民れんごうの若山雅敏です。  また、傍聴に来ていただいた皆様、本当にありがとうございます。庁舎が新しくなってすぐにコロナ禍になり、なかなか議会の傍聴という部分ができなかったんですが、少しずつまた日常が戻ってきているのかなというふうにも思っております。私の質問というよりも、新しい議場を楽しんでいただく、そういった思いもあってお誘いしました。よろしくお願いいたします。  それでは、通告に沿って、市政一般に関する質問を行わせていただきます。
     まず一項目め、農業関係についてですが、一点目として、本年度は米価が大幅に下落しました。困窮している農業者に対して、農業の減収に対する対策はないのでしょうか。この質問は、本議会で、五人の議員が取り上げております。これまでの答弁の確認も含めて伺ってまいりたいと思います。  二点目として、収入を補い、安定的な農業経営を行うための麦等の裏作や転作作物の推進について。特に麦については、これまでも収入補填の柱として推進していたと思いますが、麦についても、諸経費が高騰している中で仮払金等も減額され、交付金等の精算がなされるまでの間の支払い等も含め、特に中小規模の農業者は困っております。市としての考え方や対策について伺います。  二項目めは、ヤングケアラーの実態把握や支援についてです。  ヤングケアラーとは、通学や仕事をしながら家事や、障害や病気のある親や祖父母、また、年下のきょうだいの介護、世話など、本来は保護者が担うべき責任を日々引き受けている十八歳未満の子供を指すとされております。介護のため、学習面での遅れが出たり、進学や就職を諦めたり、長期にわたり保護者との愛着が絶たれることで引き起こされる愛着障害など、様々な問題を抱えており、実態把握や必要な支援が急がれております。その実態把握や支援に向けた対策等について伺います。  一点目として、報道によると、政府は来年度予算の概算要求で、ヤングケアラー当事者の早期発見のため、自治体による実態調査への補助を盛り込んだとありました。国においては昨年、教育現場において、全国の中高生に対して調査を行い、報告書にまとめ、さらに対策を進めていくとのことであります。そこで、当市ではヤングケアラーの認識をどう捉えているのか。また、実態把握や支援体制等についてどのように考えているのか。  二点目として、十分な実態調査や課題の解消に対応できる体制が真に確立できているのかを伺います。  三項目めは、教育現場の教職員等の配置(体制)についてです。  一点目として、全国的に教職員の配置が充足できず、さらに、産休・育休等の代替教職員の確保も困難な状況が続いているとされております。以前に一般質問した際には、当市も教職員の配置定数に対し全てが充足されていないとのことでありましたが、現在は少し改善されたのでしょうか。改善されていなければ、その対策はどうしているのでしょうか。  二点目として、こういった実態に対して、県教委はどのような対策や対応を取っているのかについて伺います。  最後に、四項目めとして、市民サービスのための職員配置(体制)人数についてです。  一点目として、市職員の採用は、退職補充や職種の関係も含め、計画どおりに行われているのでしょうか。  二点目として、機構改革等を含めて、市民サービス充実のための職員配置を行ってきていると思いますが、昨今の災害の増加や新型コロナウイルスへの対応等、緊急時に備えた体制づくり等を含めて職員数は適正であると言えるのでしょうか。  三点目として、市民等にじかに接する現場の充実や現場の声、言い換えれば、市民の声を聞くといった、市長就任当初に進めていた現場主義が現在でも十分発揮できている職員数を確保できているのでしょうか。  四点目として、職員等のメンタルヘルスの確保について、相談支援体制等は十分なのかについて伺います。  以上、四項目十点についてお伺いします。簡潔明瞭な答弁をお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、若山雅敏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、市民サービスのための職員配置(体制)人数についての一点目、職員の採用は計画どおり行われているのかと、二点目、緊急時に備えた対応等を含めて職員数は適正かと、三点目、現場主義が十分発揮できる職員数を確保できているかについては、関連がありますので一括してお答えをいたします。  職員配置に関しましては、退職者の人数及び職種を考慮した上で、毎年度、全職場を対象とした事務量調査を実施し、各課の事務量や業務内容等を把握し、適正な人員配置となるよう計画いたしております。また、国、県の制度改正や社会情勢を基に、市の施策に対応できるよう、体制の強化や職種などを考慮し、職員採用試験を実施しているところであります。  そのような中、近年、土木技術者、建築技術者といった専門職の受験者が少なく、技術職員の確保に苦慮しているところでありますが、市民サービスに支障を来すことがないよう計画的に採用したいと考えております。  また、災害や新型コロナウイルスの対応など、緊急時には全庁を挙げて対応するよう取り組んでおり、本年十一月には、新型コロナワクチンの三回目接種に向け、健康課内に新型コロナワクチン接種対策係を新たに設置するなど、組織改編も含め柔軟な対応をしているところであります。今後も現場の声に応えるべく必要人員を確保するよう努めてまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの教育現場の教職員等の配置についてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)皆さん、こんにちは。教育長の高月でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えします。  三項目め、教育現場の教職員等の配置についての一点目、教職員配置が充足できず、さらに産休・育休等の代替確保も困難な状況が続いている。当市の実態とその対策はについてですが、県費負担教職員につきましては現在、産育休代替など三名が欠員となっています。県教育委員会に一日も早い配置を求めていますが、市内はもちろん、全県的にも教員免許保有者が不足しており、非常に厳しい状況となっております。市教育委員会としましても、教員免許保有者の情報を集め、依頼をしているところでありますが、依然として欠員状況は改善されておりません。  二点目、県教委の対応はどのように捉えているのかについてですが、県教育委員会においても、教員確保に向け、試験制度の見直しや退職職員の活用、臨時講師希望者の登録等が行われていますが、登録人数の減少に加え、免許職種や希望する勤務条件が合わないことから、欠員の解消に至っていない状況です。現在欠員となっている学校に一日でも早く配置できるよう、市教育委員会としましても様々なルートを通じて人材確保に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの農業関係についてを、経済部長 出口忠則君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)経済部長の出口でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えします。  一項目め、農業関係についての一点目、今年度の米価の下落による農家の減収に対する対策はについてですが、米価の下落につきましては、新型コロナウイルスの蔓延により外食産業による米需要が激減した上、不作であった昨年や一昨年と比較すると今年は作柄が平年並みであったため、余剰感が膨らんでいることが要因の一つであると考えられます。  昨年来の米価の下落は、本市の基幹産業である農業経営に非常に厳しい影響を与えているものと考えています。市としましては、農業者の生産意欲を喚起し、農業経営の安定を図るため、何らかの支援を行う方向で検討しているところです。  二点目、収入を補うための麦等の裏作や転作作物の推進についてですが、麦の作付面積は、令和元年度の二千四百六十ヘクタールから、令和二年度は二千五百十六ヘクタール、令和三年度は二千六百六ヘクタールへと増加しています。収入となる概算金は、焼酎の原料となるニシノホシが、令和元年度は五十キロ当たり千六百円であったものが、令和二年産は千二百五十円、令和三年産は九百円、パン用のミナミノカオリが、令和元年産は六十キロ当たり千五百六十円であったものが、令和二年産と令和三年産は千二百六十円へとそれぞれ下落しています。  しかし、これはいわゆる作物の販売代金で、外国産麦の価格が低下傾向で推移したことや、豊作による収量増に起因しているものであり、農業者の麦作付による収入は、国が実施する経営所得安定対策として支払われる交付金等を考慮しますと、農家収入の大きな柱となっていると考えられます。  麦を栽培するために必要な資材は年々上昇していますが、麦作は機械化の体系が確立され、今後も農業従事者の高齢化や減少に対応できる有望な作物でありますので、中小企業の農家の方々には、麦作による採算性が担保されるよう、交付金の交付対象者となる集落営農組織の加入や設立などへの推進を図り、地域農業の経営の安定につなげていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めのヤングケアラーの実態把握や支援についてを、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)皆様、おはようございます。福祉保健部長の岡部です。四番 若山議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、ヤングケアラーの実態把握や支援についての一点目、本市では、ヤングケアラーの認識を含め、どのように考えているかについてですが、県では、家事や家族の介護、世話を日常的に行う子供、いわゆるヤングケアラーについて実態を把握し、今後の必要な支援につなげることを目的として、十月に、公私立学校の小学校五年生から高等学校三年生までの全児童生徒を対象にアンケート調査を実施しました。  ヤングケアラーは、そのものの認知度が低いことや、家族のケアやお手伝いをすること自体は本来すばらしい行為であるが、過度な負担により学業等に支障が生じたり、子供らしい生活が送れなかったりすることが課題であると認識しています。本市では県と連携し、庁内の福祉や教育分野を中心に、体制づくりについて協議していきたいと考えています。  二点目、実態調査についても、十分な調査や課題に対応ができる体制かについてですが、調査の結果についてはまだ分かりませんが、本人がヤングケアラーであると気づき、相談しやすい環境づくりが必要と考えています。早期に発見し、適切な福祉サービスにつなげる支援体制づくりに努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの市民サービスのための職員配置人数についての四点目を、総務部長 祥雲弘一君。 ◯総務部長(祥雲弘一君)総務部長の祥雲でございます。四番 若山議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、市民サービスのための職員配置(体制)人数についての四点目、職員等のメンタルヘルスの確保、相談支援体制についてですが、職員の健康づくりにおける取組は、労働安全衛生法及び市職員安全衛生管理規程に基づき、市総括安全衛生委員会で審議し、実施しています。その取組内容の一つとして、メンタルヘルスの予防と早期発見のため、全職員を対象としたストレスチェックを実施し、職員のセルフケアの向上を図るとともに、ストレス状況によって、産業医や臨床心理士の個別指導などが受けられるようにしています。  また、ストレスチェックの結果を基に職場分析を行い、結果を個人が特定できないように加工、分析した上で各所属長に示しながら、職場点検ヒアリングを実施し、職場の環境整備を図っています。  職員の相談支援体制としては、総務課福利厚生係が当該職員や同僚を心配する職員からの相談を受けています。また、職員が気軽に臨床心理士に相談できる機会として、相談会、リラックスルームを毎月一回開設するとともに、新入職員や異動職員、採用後三十年目の職員などを対象として、臨床心理士の体験相談も随時実施しています。それらの相談内容によっては、必要に応じて心療内科など専門機関につなげるとともに、当該職員の家族、産業医、所属長など関係者と連携して支援をしているところです。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  四番 若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、一項目めの農業関係についてですが、質問の中にも述べましたように、今議会では五人の議員が質問するということでありまして、昨日も三名の議員が質問され、答弁を受けております。その答弁の確認も含めてちょっとお伺いしたいんですが、昨日の答弁では、持続する農業経営となるために様々な調査研究を今後もしていくということで、今年度の米価下落については、何らかの支援を検討している、市長のほうも多くの議員が発信していることであり重く受け止めているということでありまして、何らかの検討をしている。また、農家経営のための部分に関する収入保険制度、この加入に対しても何らかの支援を検討している、そういった答弁だと思いますが、確認よろしいですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)農政課長の久保です。若山議員の再質問にお答えします。  先日の議会でも御説明しましたとおり、今また議員がおっしゃるとおり、米価の下落に対する部分について、それから収入保険の保険料に関する部分について、米価の下落につきましては、当然令和三年産の米価下落ですので、米価下落傾向は今後とも継続、下降傾向であることは間違いないものだと思っておりますが、令和三年の急激な下落に対する支援につきましては早急な検討を、国の動向を注視しながら今現在行っているところです。  収入保険の部分については、皆様方が持続的に長期の農業経営の展望に立った視点で継続できるよう、そういった意味も含めまして、収入保険という意味合い、要は、長期的に農業経営ができるように、今後長いスパンで対応できるように、保険の加入者が増加するよう、加入料等についての支援を検討しているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)以前の質問で、農業者に対してのコロナ禍の影響ということでなかなか把握ができない、減収についてはなかなか把握ができないということでありましたが、もうこの米価下落でですね、影響がはっきり出たということが示されていますので、今御答弁いただいたように、早急に何らかの施策をですね、実施していただきたいと思っております。  これまでも市としては経営安定に対する取組をしていたと思いますが、ちょっとこの間の、ほかに行っている、そういった対策があればお知らせ願いたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)再質問にお答えします。  そういった米、麦、大豆、要は、水田農業における宇佐市独自の経営安定に関する対策としましては、近年の米価の下落に伴い、転作作物としてではなく、水田本作としての大豆栽培の重要性が増しているものと考えております。そういったところで、大豆の作付面積一ヘクタール以上及び基準反収以上の収量を達成した生産者に対し、現在反当二千円の助成を行っているところです。  また、本年度、令和三年度より、水稲植付け時のジャンボタニシによる苗の食害等が深刻化しているため、駆除を行うために必要な登録薬剤の購入に対する補助を行っております。まだ最終的な締めはなされておりませんが、現時点で百二十一件の農家から、五百七十ヘクタール分の薬剤散布に必要な申請が現在行われているところです。そういったところが宇佐市独自の水田農業に対する助成になろうかと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)ジャンボタニシの助成と、私のほうからも一般質問でお願いしたところでありますが、そういった対応についてはですね、やっぱり県下でいち早く取り組んでいただいたということに感謝申し上げながら、やはり当市の基幹産業であります農業についてですね、市独自で様々な助成を考えていくべきではないか、行っていくべきではないかというふうにも思っておりますので、これからの充実をまた再度お願いをしておきます。  米価下落の部分で言えばですね、補填の仕方といえばいろいろ様々、今年の補填に対してどうするのかとか、例えばもうほかの議員も言っていましたように、来年からの作付けを考えようとかいう農家もあろうかと思います。いろんな手法はあると思います。例えば、二十年ほど前になると思いますが、このときは東北のほうの米の不作ということで、当市に対しても大変な打撃を受けた年でありまして、たしか種子代か苗代の件でした。そういった自作の部分についての援助ということも二十年前は考えていたということであります。どういった方策がいいのか分かりませんが、ぜひとも早急な、今米価の下落に対する影響を少しでも、補填する施策をお願いしたいと思っております。  次に、二点目についてでありますが、麦価は今まで、今答弁にあったとおり、年々またこれも下落してきているというところでありまして、交付金の額についてもですね、様々、目まぐるしく、言い方は悪いですけど政策が変わる中でですね、農家のほうは大変苦慮している部分があります。ざっと一反当たりの計算、種子代とか肥料代とか除草剤、追肥、消毒等々、また機械の使用料考えてみましても、全てが値上がりしている状況であります。経費が上がっている。ただ、交付金のほうは二万円の営農継続の、反当ですね、二万円の営農継続とかありますけど、結局これは米ができないと、なかなか二万円に対しての上乗せも取れないということもありまして、非常に分かりにくい交付金でもありますし、精算の時期がなかなか見えない。実際、仮払金が入るのは、五月、六月に麦を収穫して、仮払金はいつぐらい入ってくるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)お答えし……。仮払金ですか。(「麦の仮払金はどこに入っていくの大体。いつぐらいに」との声あり) ◯農政課長(久保嘉久君)いわゆる、販売代金のところでよろしいんですか。  麦の販売代金、仮払金は、麦の出荷時からもう一月ぐらいもたたないぐらいで、仮払金ということで入ってきます。  麦の最終精算、結局、二年はかからないんですが、約二年弱ぐらいが最終精算になるというふうな、品代に関してはそういった流れに、代金の支払いの流れになっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)もう今、課長がおっしゃるとおり、仮払金は、即というか一か月ぐらいで入ってくるんですけど、精算のほうが二年近くかかってきます。交付金含めてですね。その間、じゃあ中小規模の農家は、いわゆる、もう入ってきて支払って、入ってきて支払ってというシステムの中ではなかなか難しい、本当に汲々しているという声をよく聞くわけであります。  それにも増して仮払金が今年度は三分の二程度に落とされました。そういった部分、中小の農業者、大規模の農業者もそうでしょうけど、特に中小の農業者、資金繰り等々が困っている状況もあるわけですが、そういった部分に対する対策は何か取られているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(久保嘉久君)お答えします。  麦云々で、そのつなぎの間とかいう格好では、融資とか何かしらの助成というところはないんですが、今回もそうですが、要は収入保険の以前からあります、ナラシ対策という保険の部分があるんですが、そういったものが五月の時点で、それは国の交付金です。五月の時点で最終的に農家の方々に支払われますので、お米が十二月ぐらいに入ってから、その間の期間、五月まで半年ぐらい入らない部分の期間をつなぐ融資の部分で、無利子があるとかですね。そういった農業収入全体に対するところのつなぎ融資的なものは制度としてあります。  麦の、今おっしゃられているような、約二年間の間のようなというような格好での麦自体に対するそういった助成、支援制度としては、端的に言えばないかと思います。しかし、全体としては交付金も、先ほど言っています交付金のゲタ対策等々は、十二月とか、三月とか五月というふうに入っていきますので、二年間の間、麦だけではないということなんですが、若干自転車操業的な部分はあるんですが、都度都度早め早めの交付金の、農家さんへの支払いもして行ってもらうよう取り組んでいるところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)そういった取組もですね、毎年、農業政策が変わる中でですね、非常に分かりにくくなっている、そういった実態もありまして、米、麦、大豆のほうは結構優良作物だというふうには私自身は思っているんですが、いろんな物の経費が上がる中で、米、麦そのものが下がっている。そういった状況の中で、本当に農業の魅力が出てくるのかなと。やっぱり基幹産業として大事に思っているのであれば、また今後ともですね、様々な施策を講じて、ぜひそういった市独自の対策を。大まかな指針でもですね、ぶれない市の宇佐市独自の指針、麦、大豆含めてですね、そういった農業に対する指針をきちっと持って、いろんな施策を進めていただきたい。これはもう要望ですので、今後ともぜひよろしくお願いします。最後の要旨に、今年度の米価下落に対する検討を早く行っていただいて、実施に向けてお願いいたします。  それでは、二項目めのヤングケアラーのほうに移りますが、まず、学校教育課長にお伺いしますが、学校で家の手伝い等は積極的にするように教えているというふうにも思いますし、家の手伝いをしなさいという、その趣旨はどういったものでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。再質問にお答えします。  子供たちの家庭での手伝いにつきましては、自分の役割を持つこと、その役割を継続していくことなどから、自己存在感、自己肯定感等につながっていくのではないかなと思っております。また、将来的にもですね、社会性をしっかり養っていくということにもつながっていくということから、非常に大切なものであると認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)本当にそのとおりだなと思って、私も家の手伝いを積極的にすべきだなというふうに思っておりました。  このヤングケアラーの問題を知ってですね、ヤングケアラーの支援に向けた厚労省と文科省の連携によるプロジェクトチームが本年五月に出した報告書、そこを読んでみたわけです。そういったことを深く、手伝いはいいものだというふうに思っていた部分で、手伝いどころの話ではないと。先ほど少し触れましたけど、保護者の責務のもう一端をというか、代わって担っている子供たちも昨今見られているということであります。  非常にお手伝いとかの教育等難しい、そして本人自身がそういった自覚がないとか、相談しづらいとか、非常にデリケートな問題でありますけど、これは本当にその子供に、今現在に関しても、これからのその子供にかかる影響に関してもですね、深い重い課題であります。早急に解決課題に向けて、取り組んでいかなければならない問題だなというふうに思っております。周りの私の友達、私の幼少期を知る友達からすれば、家の手伝いもせんかったおまえが何言うかと思われるかもしれませんが、子供を思う気持ちは私、人一倍あるつもりですので、ぜひこの問題に触れてみたいと思っております。  以前にですね、聞いた話も含めてですけど、子供さんが買物に来ていたと。いいことだな、家の手伝いしよるんじゃなち思いよったら、本当に一人で抱えきれないほどの買物、荷物を持ってですね、出ていったということで、ほほ笑ましいなと思っていたけど、今考えたら、その子はどうだったんだろうと。ただ、頑張りよるという部分の気持ちだけを持っていた自分が本当に恥ずかしいやら、考えさせられたという声も、私自身もそういった体験をしております。  しかしながら、まだまだ当市においてもヤングケアラーの周知や理解が不十分だと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  学校現場におきましては、今議員がおっしゃられたように、お手伝いと、このヤングケアラーって、すごく境目が難しいなというところはあるんですが、やはり学校生活に支障が出ているかどうかというところが一つ基準になろうかなと思います。まだ、子供たちにも、昨年度の中高生の調査等を見ましても、ヤングケアラーという言葉を知らないという子供たち八割以上ということで、今回の調査においても、初めて聞くという子も多かったと思います。  周知のほうはこれから進んでいくと思いますが、学校現場に関しましては、子供たちの日常の様子をしっかり見守って、関係機関等と連携しながら、もちろん教職員間ももちろんですけど、しっかりと連携をしていきたいなと思っております。
     以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)次に、学校と連携して、学校だけの問題ではないと思います。解決に向けては学校ではなくまたこれは、福祉行政等に結びつける、そして、福祉行政が解決する部分だとも思いますが、そういった認識のほうはいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)子育て支援課長。 ◯子育て支援課長(西田洋子さん)子育て支援課の西田でございます。若山議員の再質問にお答えいたします。  今回ヤングケアラーということで、子供の困りの部分が表面化するかと思うんですが、子供の困りというのがですね、やはり家庭の困りというふうに考えております。その中で、既存のですね、要保護児童対策協議会等との中で連携するとともに、福祉、介護、医療、教育といったですね、様々な分野とですね、連携してですね、ヤングケアラーを早期に発見して支援していきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)まさに今おっしゃられたように、家庭の問題含めていろんな問題が絡む問題だと思いますし、解決に向けてはですね、まず家庭の問題等々の解決が優先するのかなという思いもあります。  また、先ほど述べました報告書について、国は、教職員が行政機関へのつなぎを円滑にできるよう、教育委員会におけるスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーの配置を支援し、福祉部局による必要な支援につなぐための教育相談体制の充実を図るとも記載されておりますし、さらに、報告書の終わりの文面には、厚労省及び文科省においては、本報告書に記載されている取組を早急に実行に移していき、切れ目のない支援を今後とも進めていくと結んでおります。まさに、先ほど答弁いただいた教育現場、そしてそれをどうやって福祉につなぐか、そして課題解決につなげていくかということが、ヤングケアラーで悩む子供たちを救うことになると思います。  ぜひともですね、そういった体制づくり、三点目に今から言いますけど、また、教職員の現場を取り巻く情勢等々、本当に子供たち一人一人に目が行き届く状況なのか。そうでなければ、スクールソーシャルワーカーを、何校か担当するんではなくてですね、もう一校に一スクールソーシャルワーカー、そういった取組が必要になってくるというか、もう今現在必要になっているんじゃないかというふうにも思っておりますので、ぜひ、実態把握だけでなく、課題解決に向けてどうやっていくのかということも含めて体制づくりをですね、よろしくお願いしていただきたいと思っております。  続いて、三項目めの教育現場の教職員の配置についてであります。  今言いましたように、教職員現場、これも新聞記事の引用になりますけど、長時間労働の背景、近年、学校教育の問題が複雑多様化した。いじめやSNS上の不適切なやり取り、子供の貧困など、新しい生活指導上の課題が生じた。また、保護者が消費者的な目線になり、学校への要求が厳しくなった。社会から説明責任を求められ、関係先への情報提供や学校評価の成績などの作業も増えた。  そうした変化に見合った増員が不十分、さらに一九九八年告示の学習指導要領で、学習内容の削減に厳しい批判が大きい。その後の二回の改正で授業時間数が大幅に増えた。授業は教員の本来業務だが、ほかに無限定で多岐にわたる職務があることで負担に感じてしまっている。これは新聞に記載にありました、元中教審副会長の小川正人東大名誉教授のお言葉を引用したものでありますが、まさしくそのとおりだなと。これにまたヤングケアラーの問題が生じ、そして教員採用含めてですね、教員の数自体が足らない、ゆゆしき問題だと。働き方改革を推進する、もっともっと根本的な部分をですね、採用含めて考えないといけんと思うんですが、市教委のお考えはいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)若山議員の再質問にお答えをします。  現在、学校現場の欠員の状況、御指摘がありましたが、非常に厳しい状況です。この状況をですね、しっかり解決するためには、もちろん人材、人の力というのが一番大きいかなと思っておりますので、欠員状況につきましてはできる限りのことをですね、していきたいと思っております。  学校現場、今、長時間勤務の状況等も把握をしているところですが、やはりこの新型コロナウイルス感染症の影響で昨年度との比較が十分できないところではありますが、各校で行事や会議の縮減等ですね、ノー残業デーをしっかり徹底すること等では、しっかり取り組んでいただいておりますので、引き続きこの状況をですね、しっかり解決するために、しっかり市教委としてもサポートしていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)市教委を褒めるわけではないんですが、宇佐市のほうとしてはですね、独自に宇佐市単費での職員を、教職員はもとより、サポート職員を配置していただいたりしていることは重々存じた上でですね、それでもまだまだ足りない状況がある。これはじゃあ来年解決するのかといえば、採用の人数が足りてない状況ですから、また希望者も年々少なくなっている。こういった状況がある中では、すぐに解決しない。なら、先ほど言いましたように、スクールソーシャルワーカーであったり、いろんな部門部門の教職員をサポートする体制、それも十分必要になってくるんだろうと思います。  それを真剣に考えるのは、私は県教委だというふうに思っております。採用含めて県教委の、定数含めて県教委の範疇であります。それに対して県教委はどういった取組をしているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  県教委のほうもですね、これは宇佐市だけの問題ではなく、全県的な課題でもありますので、採用試験につきましては、一昨年度より受験年齢の制限をですね、五十歳から五十九歳以下にしたりとか、試験内容をですね、簡単なものにしたり、また、他県で教諭をしている者の特別選考ということで、他県で三年勤務をした者は、一次、二次を免除とかですね、いろいろな取組をしております。  ただ、今、産育休や病休等のですね、代替教員が不足していること、臨時講師の募集がなかなか、エントリー制にはしているんですが、そこのところがとても厳しいという状況がありますので、そこも含めまして人材確保、県のほうも努力はしているけどなかなか厳しいというのが実態であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)努力はしているけど厳しい、これを招いたのは県教委のほうであります。先ほど答弁ありましたように、宇佐市だけがそういった状況だったら宇佐で何とかしろ、これはある意味しょうがないことだと思いますが、全県的に定数が足りない。これはまさに県教委の範疇です。  なぜ今回こういった問題を取り上げたか、質問したか。時期的にですね、これから来年度の配置に向けたり、体制どうするかということが議論される時期だと思います。ぜひ今議会に質問してですね、私も現場の声を聞いて、こういった質問の場に立たせていただいているわけですから、こういった現場の声を県教委に上げる、そこは、逆にどこが責務を持つと思いますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  もちろん、現場の声をしっかり伝えるのは私たち市教委、学校教育の責務だと思っておりますし、これまでもしっかり伝えてきているつもりでありますので、今後も引き続きですね、強く要望してまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)ぜひ県教委に向けて強くですね、学校現場の問題解消に向けて取組をしていただきたい。職員、教職員の配置が無理なら、何らかの策はないのか、そういったことも深く掘り下げてですね、追求ちゅうか要望していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  それでは、最後になりますが、四項目め、市民サービスのための職員配置、これについてお伺いをします。  少し職種の部分で採用が足りてないという状況があるということでありましたが、どういった状況か教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(後藤 優君)総務課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  専門職につきましては、土木技術者が二名、建築技術者が一名と、社会福祉士が一名、文化財技師一名が現在配置できておらず、事務職配置で対応しているところであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)そこについては、来年度採用に向けてどうなっているのかも含めて、また今後の対策を含めて、少しお答えください。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(後藤 優君)お答えいたします。  現在配置できていないまず理由としまして、こちらが捉えているところとしましては、技術者につきましては、民間の志向が高くて、職員採用試験の受験者が少数であること、また、昨年につきましては、なお採用要件の資格取得見込みで受験し、合格したものの、資格が取得できずに採用に至らなかった方がいらっしゃったこと、また、年度末において自己都合で退職した職員がいたということが考えられております。  その対策といたしまして、一次試験においては、テストセンターでの受験を導入しまして、受験者の居住地で受験できる環境を今整えております。また、年一回の採用試験だったんですけども、もう最近では、夏、秋、そして冬と、年三回に増やしているような状況もございます。  また、私が昨年まで商工振興課にいたということもありましたので、市の地域雇用創造協議会と連携し、大学や専門学校、高校などに、メールや電話、また訪問などをすることによって、専門職募集の情報提供に今努めているところであります。これらによって職員の確保に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)なかなか需要と供給というか、そういった部分もあると思いますので、できるだけですね、じゃあ、受けて宇佐市に来たいという状況、条件も、考えて検討していくのも一つの案かなというふうにも思いますので、よろしくお願いします。  現場主義という部分で取り上げさせていただいたんですが、本当に今まで毎年毎年協議をしながら職員数、定数を決めていると思いますが、そこに、現場に対応できていない状況が生まれたんじゃないか、十分現場に対応する職員が考えられていないんじゃないか。例えば、福祉職場とかを中心に、委託とかいう形で事業を出すこともあると思いますが、じゃあ出した先に、そこの担当者なりがきちっと足を運んでいるとか、連携取ってやれているのか、もう出したら出しっ放しになっているんじゃないか。これは福祉に限らずいろんなことで言っているわけなんですが。これじゃあ、もっともっと現場から足が離れてしまっているんじゃないかな。  以前は、市で対応していたら、現場が市だったかもしれません。でもそれを、委託で事業でほかに出せば、その事業所が今度は現場になるわけですから、その現場の声を吸い上げるには、また職員が足しげく通って、また現場の実態を把握しなくてはならないと思っております。そういった業務も含めて、職員配置がなされているのか。まだまだ不十分だなと私は感じております。  また、答弁の中にもありましたように、事務事業の把握、事務量調査でありますが、その調査内容については、もうずっと内容的に変わってないと思うんですが、私はあれは、事務量調査ではなくて事務の配分調査だとずっと言い続けてきたわけなんですが、その辺のことに関して課長の認識をお伺いします。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(後藤 優君)お答えいたします。  まず、前段の業務委託等の件になりますけども、各職場の業務量、業務内容につきましては、今議員が言われたとおり、事務量調査ということで、事務量等の調査票を基に各課のヒアリングを行って実態把握に努めているところです。  その中で、業務委託等の話題も出ますので、そういったことが市民サービスの低下を招くようなことのないよう協議をしているというつもりではおります。今後も、委託をした場合は委託先の指導なども十分行うようにという話合いもやっていければなというふうに思っています。  また、事務量調査のやり方についてですけども、現在、職場の組織機構点検調査票というのを用いまして、組織及び人員体制とか、事務事業とか職員体制などの業務上の課題や問題点、その他改善策について話合いを行っているところです。しかしながら、一人当たりの事務量の基準を設けるのは難しいと思っております。現在の手法が完璧と言い難い部分もあるという認識はございます。今後も、調査方法の研究は必要だと思っておりますので、研究してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)事務量調査、これがですね、実の事務量調査になるよう、そしてそれをベースにですね、いろんな配置人数考えていただくよう。また今後、いろんな災害等も増えており、いろんな対策を取れる状況。今、一人一人汲々な仕事をしている中で、事務量調査の中にもありますように、もう一〇〇%の配分がなされて、それをいかにやっていこうかといった状況の職員たちだと思います。そういった中で、新しいというか、突発的な事案に対しての対応がなかなか難しい。昨今頻発しています災害やコロナウイルス、またコロナウイルスの対策は今後もしばらく続くような気もしてなりません。ぜひともそういった対策が十分取れるようなですね、職員配置体制を考えていただきたいと。  ちょっと触れるのは少なくなったんですが、そういった職員配置ができていないから、またメンタルの状況も増えてきているのではないかというふうに思っております。  読売新聞の記事にもあったんですが、国も、自治体職員のメンタルで休職している方が増えている、そういった調査に乗り出して、解決策を検討していくといった記事もありました。まさしくメンタルの部分、個人だけではなくてですね、その職員を、特に入ってきた若い職員を育てるための人員配置も含めてですね。余裕のあると言ったらすぐに語弊で、暇なんかちゅう部分に思われがちですが、様々な業務に対応できる余裕、そういった余裕であります。その余裕ある職員配置に向けてですね、精いっぱい今後とも、毎年毎年事務量を見直して、事業を見直してやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(後藤 優君)お答えいたします。  本当、毎年毎年そういった形で各課と協議をしながら、新たな事業、またスクラップしていい事業等も含めて協議をする中で人員配置を考えていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)若山雅敏君。 ◯四番(若山雅敏君)よろしくお願いします。  最後になりますが、学校現場の市職員の人員、これについては全て、学校現場でいえば子供たちに最終的には関わる問題であります。市でいえば市民サービスに関わる問題であります。教育を充実、市民サービスを充実させるために、まずは体制の充実をという思いで質問をさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。  これで私の一般質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で若山雅敏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩いたします。  なお、再開は十四時十分といたします。  暫時休憩します。                 休憩 午後二時〇〇分               ──────────────                 再開 午後二時十分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  二番 吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)皆さん、こんにちは。本日最終バッター、一般質問で言うたら折り返しになります。求道会の吉田と申します。ありがとうございます。  最近ですね、もう朝晩めっきり寒くなり、冬の訪れをひしひしと感じている今日この頃でございますけど、この時期はですね、どうしても日没が早く、暗くなる時間が早いので、心もどこかちょっと寂しいような思いがしています。  その中でですね、今週の金曜日、土曜日に、先ほど言うた日没が早い暗闇や、コロナ経済で沈んだ経済の暗闇、心の暗闇、その全ての暗闇に明かりをともすために、四日市の昔からある、おとりこしというイベントで、皆さんの心に明かりをともそうというイベントがありますので、コロナ対策もしっかり万全に取れているイベントなので、この寒さの中、皆さんちょっと防寒着を着て、コロナ対策をして、お出かけになられてみてはいかがでしょうか。  それでは、一般質問に入ります。  一項目め、漁業関係について。  前回、漁業関係者に、燃料費の補助金を出していただいたが、いまだに魚価が安定せず、燃料が高騰しているため、現状は前以上に厳しい状況にあると聞くが、今後燃料費の支援などできないか。  二点目、長洲の魚を売り込むために、地元の魚の旬を調べて、多くの人にアピールできないか。  三点目、宇佐市に訪れる観光客に向けて、長洲の海産物を食べてもらえるよう、飲食店と連携し売り込むことはできないか。  二項目め、長洲小学校近くにある戦没者慰霊碑の築年数が経過しており危険な状況にあるが、遺族会の方々も高齢化のため、今後維持管理が難しいので、安全面を考えて整備ができないか。  三項目め、消防に関して。  一点目、四日市にある消防本部の築年数が経過しているため、今後の建て替えなどの予定は。  二点目、火災時における消防団への連絡はどのようになっているか。  三点目、火災時における発生場所の特定と、消防団や市民への周知方法はどのように決められているのか。  四項目め、宇佐市に多くの立て看板があるが、風化による危険な立て看板も見られるので、調査をして、補修などはできないか。  五項目め、長洲地区で子供がカラスに襲われるということがあった。これに対して何か対策はできないか。  六項目め、院内の両合棚田を利用して、観光の目玉として活用できないか。  七項目め、宇佐市の屋外スポーツにおける施設で、熱中症対策などができているか。
     以上、一回目の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、吉田泰秀議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えをいたします。  六項目め、院内の両合棚田を観光の目玉として活用できないかについてでありますが、市では平成二十八年度から、国東半島宇佐地域世界農業遺産のシンボルスポットとして両合棚田再生の支援事業を行っております。主な事業は、棚田の整備、有害鳥獣対策、米の作付推進、環境保全、産業の活性化となっております。  観光振興については、この産業の活性化の一環として、フォトコンテスト、六月の田植体験、十月の稲刈り体験、十一月の収穫感謝祭、二月のシイタケ駒打ち体験など、両合地区の方々とともに開催いたしております。  昨年度からの新型コロナウイルスの影響で、これらの体験イベントは中止をしておりましたけれども、十月末には小中高校生を対象とした稲刈り体験を再開したところであります。今後は新型コロナ感染症の状況を見極めながら、一般の方を対象とした体験会も再開していくことといたしております。  また、田植、稲刈りなどの農作業体験のほかに、柚子ごしょう作り、梅シロップ作りなど、二時間から四時間の滞在メニューを作成し、今年度から、県教育旅行誘致協議会と連携して、学校や旅行事業者に教育旅行の売り込みを行っているところであります。  今般、念願の世界かんがい施設遺産の登録を受け、改めて世界農業遺産のシンボルスポットである両合棚田とともに情報発信を行い、観光振興につなげていきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの漁業関係について及び七項目めの屋外スポーツ施設における熱中症対策についてを、経済部長 出口忠則君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)経済部長の出口でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えします。  一項目め、漁業関係についての一点目、今後、燃料費の支援などできないかについてですが、市では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により経営が厳しい状況にある漁協正組合員の漁業継続を支援するため、七月、八月及び十月分の漁船操業に係る燃油費の七割の補助を行いました。実績につきましては、補助対象者六十六名、総額で約八百九十万円の補助を行い、漁船操業が増えるなど、一定の支援効果があったものと考えております。  また、現在、燃油価格が高騰しているなど、いまだ経営が厳しい状況が継続していることは認識していますが、燃料費の支援につきましては、燃油価格が上昇した場合に補填金を交付する水産庁の漁業経営セーフティネット構築事業がありますので、これを活用していただきたいというふうに考えています。  二点目、長洲の魚を多くの人にアピールできないかについてですが、長洲漁港で水揚げされる季節ごとの旬の魚を市民等に周知、アピールすることは、魚の販売や消費を促進する上で重要なことと理解しております。今後、漁業者、漁協や庁内関係部署と連携しながら、広報や市ホームページなどでの周知などについて協議等を行ってまいります。  三点目、長洲の海産物を飲食店と連携して売り込むことはできないかについてですが、津久見市で開催しているモイカフェスタなどの鮮魚料理のフェアを開催するには一定量の海産物を確保するための漁協内での調整や、飲食、観光関係機関と連携する必要があります。今後、フェア等の開催について関係機関と協議してまいりたいと考えております。  次に、七項目め、屋外スポーツ施設での熱中症対策はについてですが、屋外スポーツ施設には、暑さ対策の一つとして散水栓等を設置し、散水により地面温度を下げることで、選手の熱中症対策を図っています。しかし、テニスコートをはじめ、スポーツ施設の中には日除け屋根が少ない施設もあることから、平成令和の森スポーツ公園では、大会等を開催する場合は、必要によりテントの貸出しを行っています。  また、熱中症対策の一つとして、事前に簡易テントやパラソル等の準備をしていただくよう主催者に伝えるとともに、ホームページを通じて呼びかけをしています。  今後も、指導者や競技者に向けて、予防の重要性や必要性についての啓発活動に努めるとともに、熱中症対策に配慮してまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの長洲小学校の近くにある戦没者慰霊碑の整備についてを、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)福祉保健部長の岡部です。二番 吉田議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、築年数が経過した戦没者慰霊碑について、遺族会の高齢化と安全面を考えて整備できないかについてですが、戦没者慰霊碑の維持管理につきましては国が主体的に対処すべきものと考えられますが、全国的にも、遺族会の高齢化や構成人数の減少により十分な管理ができなくなってきたという課題が顕在化しております。  そこで本市では令和元年度に現状把握のためのアンケート調査を実施しましたが、その結果でも同様の理由から、他の団体に維持管理を頼みたいという意見が多くありました。市といたしましても、戦没者慰霊や住民の安全の観点から、関係団体と協議したいというふうに考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、三項目めの消防に関してを、消防長 須摩政昭君。 ◯消防長(須摩政昭君)皆さん、こんにちは。消防長の須摩でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えします。  三項目め、消防に関してについての一点目、消防本部の築年数が経過しているため、今後の建て替えなどの予定はについてですが、市消防本部庁舎は昭和四十八年に建設し、本年で四十八年が経過しています。庁舎自体の老朽化や空調設備等の故障が著しく、災害対応の拠点施設である庁舎の建て替えは重要な課題であると認識しています。現時点では具体的な予定はありませんが、今後、関係部局と協議していきたいと考えています。  二点目、火災時における消防団への連絡などはについてですが、火災発生時には、市消防本部通信指令室から正副団長及び分団長等に順次、指令装置による電話連絡と地図つき災害メールを送信しています。また、令和二年度から、一般団員にもQRコード登録制メールを導入し、災害メールを送信しています。  三点目、火災時における発生場所の特定と消防団や市民への周知方法はについてですが、発生場所の特定につきましては、一一九番通報時に位置情報通知装置で場所を特定しています。消防団や市民の皆様への周知につきましては、防災行政無線での放送とテレホンサービスによる案内を行っています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの風化による危険な立て看板の補修についてを、建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)建設水道部長の城でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えいたします。  四項目め、危険な立て看板に対しての調査、補修ができないかについてですが、立て看板には、主に国または地方公共団体が公共的目的を持って表示する公共広告物と、貼り紙、立て看板、広告板、広告塔など、市民等に必要な情報を伝える目的を持って表示する屋外広告物があります。この広告物は、県屋外広告物条例により設置基準等が定められていますが、自家用広告物など、社会生活を営む上で最低限必要な一定の広告物等についてはこの条例の適用外となっています。これらの広告物に対しての管理義務につきましては、県屋外広告物条例や民法にも明記されており、占有者や所有者に責任が生じることとなっております。  本市においては、観光看板など、目的に沿って各担当課により、数多くの看板が設置されていることから、議員御指摘のような看板については設置担当課により状況把握を行い、補修や撤去など適切な措置に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、五項目め、カラス対策についてを、市民生活部長 加来 定君。 ◯市民生活部長兼市民課長(加来 定君)皆さん、こんにちは。市民生活部長の加来でございます。二番 吉田議員の一般質問にお答えします。  五項目め、長洲地区で子供がカラスに襲われることがあった。これに対して何か対策はできないかについてですが、環境省自然環境局のカラス対策マニュアルによると、カラスの攻撃の傾向としては、主に五月から七月の繁殖期に、ひなを守ろうとする場合が多く見られますが、個体によって様々な要因があるようです。  身を守る対策としては、攻撃前の警戒、威嚇行動に注意を払うこと、巣の場所を確認して迂回すること、帽子や傘で身を守ることが有効だとされています。  なお、許可なくカラスを捕獲することは基本的にはできませんが、攻撃されて危険などの理由であれば有害鳥獣駆除の申請を行うことができます。許可により、捕獲や巣落としなどの対策を取ることも可能となりますので、必要な場合は御相談をいただければと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  二番 吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)では順次再質問させていただきます。  一項目めの一点目なんですが、答弁にあります一定の支援効果があったものと考えておりますという答弁がありますけど、これはもう一定どころではないですね。漁師さんたちも、もうこの支援がすごく助かったという声は多く聞いています。三か月で約九百万円、結構な経費がかかるなというのも再認識しました。  その中でですね、漁業経営セーフティネット構築事業等を活用していただきたいという答弁なんですけど、もう今の現状としてですね、今回も米価の下落等、多くの議員さんが尋ねていますけど、漁業者、魚に関してはそんなに多く報道に出るようなことはないんですけど、実際、この燃料支援をしていただいた期間も、今年は何の影響かと思うほど魚が取れなくてですね、特にベタとかカニとかが取れなくて、漁に行ったけど結局収入が上がらなかった。ただ、この支援があったから漁に行けたんだという声は多く聞きました。  その中でですね、やはり今から、こんなに燃料が高騰してですね、冬場、一番書き入れ時期ですよね、今の時期はお正月等に向けてですね。この中でも、今こんなに燃料費経費がかかるんだったら、まず、数日前から潮の状況、天候等を調べて、ある程度漁場を決めて、漁に出る、まず、その一苦労ですよね。で、漁に出て、出るのも要は賭けです。もう行って取れる取れない保証がないんで、そこで第一回の賭けがあります。その後取ってきて、量的には結構な量の魚が取れて、一安心して帰ってきて、今度市場に出すのに、一人ちゅうか、漁師さんが魚が取れれば当然その周りも魚が取れるわけで、今度は魚があふれ過ぎて魚価がすごく低下すると。取ったら取れたで、売るのもばくち、取るのもばくち、こんだけですね、今、漁師さんが不安定な状況にはあります。  多くの声をやっぱり、経費の燃料費の補助を、前回並みとは言いませんと。今回燃料費が高騰した分だけでも、何らかの支援はできないかという話を多くいただいているんですけど、そこら辺はいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)林業水産課長の木下でございます。吉田議員の再質問にお答えします。  今、吉田議員言われたとおり、漁業者の声のほうは私たちも承知しているところです。現在、燃料の高騰分につきましては、セーフティネット事業のほうをですね、活用していただきたいというふうに考えているところでございます。  また、今後ですね、国の動向等をですね、注視しながら、また、ほかの他市の動向ですね、その辺りも注視していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)今日朝一番で赤野議員さんも同じ質問していますけど、何らかの支援という言葉、答弁だったんですけど、やっぱ何らかのものを形に、本人たちが望むというかですね、よりいいものにしていくために、やっぱり漁業者に寄り添った、今後も支援をお願いしてこの質問は閉じたいと思います。  二点目、三点目はこれ関連があるんで一緒に行きたいんですけど、やっぱりですね、長洲で取れる魚が地元にほとんど出てない。地物を口にする場所がないという話をよく聞きます。それで、宇佐市民に広報やホームページなどで周知をして、周知などについて協議をしていただけるということなんですけど、やはりやっぱ地元にこんなに大きな港があって、水揚げもそこそこある中で、この時期はこの魚がおいしいんやというのは多分長洲の人以外知らないと思うんですよね。  だけそれを、宇佐市民の方々に広めていただいて、結局やっぱ、地産地消じゃないですけど、ここで取れたもんをここで消費するというのが一番漁師さんにとっても、結局輸送費とか、ある漁師さんは漁に行って魚を取ったらその足で自分が福岡なり、大きい市場、値段がするところに走っている。これもう健康面に関しても、すごく厳しいもんがあるという話は、もう若いときしかできないという話はよく聞きます。逆に県外に出される方は、結局もう発泡代等、輸送費に食われて結局思うほどお金が残らないという話を多く聞きます。  じゃけ、そういう意味でも、やはりある程度地元でさばけて、魚の値段が安定するような状況になれば、宇佐市民がこの時期にこの魚を数多くの人が求めれば、結局魚価の安定につながると思うんですけど。そういう意味で、今回自分が聞いているのは水産物ですけど、農産物とか、宇佐市全体を捉えたときに、そういう一覧表じゃないですけど、広報とかに折り込むようなことというのは厳しいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)再質問にお答えいたします。  議員言われたとおり、旬の魚を知らないっていう市民の方が多分今多くいらっしゃると思いますので、その一覧表になるのか、季節ごとにこういう魚が取れているというような周知になるのかは、今後研究したいというふうに考えておりますし、また、食べ方ですね、レシピ等についてもまたその際にですね、周知していければというふうに現在考えているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  今、まさにですね、周知するだけではなかなか魚を買って、自宅でさばいて食べるという方も少ないと思いますんで、そこはですね、漁業関係者にも、例えば開いた魚を売ってもらうとか、そういうほうな声かけというかですね、自分たちの魚を高く売るための方法というのも、またいろいろ協議していただければなと思います。  地元の飲食店さんというコラボの話なんですけど、結局ですね、漁師さんたちというのは、みんながおのおのの会社の社長です。一人親方で昔から言う、職人さんの部類ですよね。漁に関してはプロです。ただ、その魚を売り込むことに関したら、やはりちょっときつい面がかなりあるんでですね、今回、自分の知り合いの漁師さんが、前々から交流があって一緒に御飯食べているときとか、長洲の魚を売り込むために何かいいことはできんかという話を前々からしているんですけど、話をするときは、それはいいのいいのっちゅって乗ってくるんですけど、じゃあ、いざ行動に移そうっちなると、やっぱ後ずさりしてしまうというか、それは大変だからできないとか、魚の量を安定して供給できないとかちゅう話を聞いて、いま一歩踏み込めなかったんですけど、今回ふるさと納税のほうに、長洲で取れる今が旬のサワラ、これがめちゃくちゃおいしいんですけど、このサワラをですね、ふるさと納税のほうでどうか使ってもらえないかという行動を起こして、実際同級生の飲食店さんとコラボして、サワラの燻製かな、と、りゅうきゅうセットを出したところ、もう早速東京の方から二件ぐらいの依頼があったと、大変喜んでいました。  彼は、自分一人がもうけるわけやないんやと、これは宣伝のアピールの一つなんだから、みんなに長洲の、市内もそう、県内もそうですけど、県外の方々にそれを知ってもらって、じゃあそれを地元宇佐市に来て食べたときに、どんな味なんかとちゅうような興味を示してもらうために頑張るんやっちゅう声をいただいてですね、ぜひ、ここにありますモイカフェアじゃないですけど、そういう指導というか、投げかけを市のほうからできないかなと。今回、そのふるさと納税に関して一歩踏み出したっちゅうのは、自分はすごく大きい一歩だと思っています。  結局、さっき言った漁師さんたちも社長、飲食店さんたちも各個性がある。ここでお互いが、第三者なくして、やっぱ連携ちゅうのはなかなか難しいかな、そのための窓口として市が絡んでいただけるようなことはできないかなと思うんですけど、そこら辺はいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)観光・ブランド課長の出口でございます。吉田議員の再質問にお答えします。  サワラの加工品がふるさと納税ということで、ふるさと納税もまた新たな長洲の特産物がですね、その代表選手になっていければいいかなというふうに思っております。  ここの例示で、津久見のモイカフェアを出させていただきましたけども、やはり当然個人一人二人とかではなくてですね、その漁師さんが、こういった魚、こういった魚が集まって、そういった思いがあって、熱があってですね、そしてまた漁協を含め、そして取り扱っていただく飲食店さんも含めですね、そういった実行委員会といいますか、そういった中で話が出来上がって、さあ売りましょうと。そしたら、それに実行委員会にしては当然関わることができると思います。それはどうやって売っていくかとなると、また情報発信したりチラシ作ったりポスター作ったり、そういった部分は、私のほうでできるかと思っておりますので。  以前、浜の市もしっかり、そしてそのときに、中心で、いか海道ですかね、そういった、今まさにそういったことの実践した経緯があると思います。そこの反省も含めてですね。反省といいますのは、なかなかやっぱりそういった全体の盛り上がりの中でやっていかないと持続しないと。もう市が、ちょっと言い方かどうか分かりませんけども、集めて、声をおかけして、飲食店にもかけて、印刷もして、周知もしてと。そうすると、何か市がするんだというふうな感じになってくると、こういったものが持続しないのかなという。  そういう轍を踏まないためにもですね、そういった組織化といいますか、そういった思いの方が集まって、そこにももちろん市が関与しながらですね、全体で盛り上げていくという機運が高まれば、そういった、モイカフェアまで行くのはちょっと厳しいかもしれませんけども、そういったPRの仕方はできるかというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  今日午前中に、河野健治朗君が宇佐神宮の観光についていろいろ話していました。神宮は見るもの、行って参拝とか体験する、で、この食も観光の一つの大きい目玉になり得ると自分は思っています。先ほど言った神宮参拝して、じゃあその後、昼食どこで取ろうかとかいうのをグーグルマップで調べたりとか、今もう当たり前にありますけど、もうそれ以上に、市を挙げて、この時期に宇佐に来たらこれを食べんかえっちゅうぐらい、今だったらサワラとかですね、そういうアピールができれば、もっと観光振興につながるんやないかなと思っています。  だけ、部長言われるの、よう分かりますんで、そのぜひ窓口として、もうやるのは本人たちの力の出し合いということで、その橋渡しをぜひしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、次に行きます。  戦没者慰霊碑なんですけど、これは自分が聞いたところ、全国的に、宇佐の中でも、この長洲の戦没者慰霊碑はちょっとほかとは違うなと感じています。ここの土地は宇佐市の土地って聞いたんですけど、それは本当なんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)福祉課長の鶴田です。再質問にお答えします。  長洲の戦没者慰霊碑につきましては、土地は市有地となっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)他地区にある戦没者慰霊碑等もいろいろ見たことあるんですけど、やはりちょっと人里から離れたというかですね、そういう墓地の一角みたいなところにある場面を多く目にします。その中で、長洲地区だけはですね、小学校に隣接している、ましてやこの横に妙見池、都市公園がある。今回整備している滑り台がすぐ真横ですよね。子供たちがそこで遊ぶのに、よくかくれんぼするとか、そういう姿を見ます。  あそこの慰霊碑の前が通学路になっている。今回これを自分が言ったのが、長洲がもう宇佐市でも一番大きいと、慰霊碑がですね。そういう話を聞いています。これもう長洲の人は一番じゃねえといけんのやっちゅうとこからできたらしいんですけど。やっぱあまりの大きさに過ぎて、やっぱ危険なんですよね。結構、表面のセメントがひび割れたり剥がれてきたりとか、そういう場面よく見ています。  今回、長洲公民館の建て替えに関して、あそこの長洲幼稚園を撤去したときに、慰霊碑はすぐ裏なんで、あれを例えば慰霊碑を補修するとかでも、大きい重機とかも入りやすいんじゃないかなと。これが長洲公民館建ってしまったら、また大きい重機が入れんかったら、その費用的にも大きくかかるんじゃないかなっちゅう思いもあってですね、安全面と費用面も考慮した上で、どうにかならないかなという思いですので。  あの慰霊碑の中にはもうすごい大木、大きい木があってですね、今、長洲幼稚園のほうにもかなり枝が出てきて、落ち葉とか隣の家とかも、ものすごいんですよね。ここに、長洲公民館を新設しても、やっぱその影響というのは免れない部分があると思うんで、ちょっとそこら辺も考慮して何か対策はないか、ちょっと答弁をお願いします。 ◯議長(衛藤博幸君)福祉課長。 ◯福祉課長(鶴田敬子さん)お答えします。  戦没者慰霊碑については、長洲地区に限らず、学校の近くであったり、道路の近くであったりということで、以前より遺族会等から危険性とかはお話はいただいておりました。  ただ、今現在、令和元年度にアンケートを実施して以降、戦没者慰霊碑、長洲だけではなくて、全体の宇佐市内の戦没者慰霊碑の今後の取扱いについてですね、管理状況を確認したり、問題点とか、市としてどういった関与ができるのかというのを今調査研究しておりますので、また、それがまとまり次第、遺族会とは協議をしていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)年数がたてばたつほど老朽化が進みますんで、事故が起きる前に、早めにできることがあれば対応していただきたいと思います。  それでは次に行きます。消防に関してです。  一点目の築年数が経過しているというとこなんですけど、自分も消防団に所属していまして、団員一人頭に支給されるお金が個人振込になるということで、振込先の書類を書いて自分は直接持って行ったんですけど、そのときに、消防の総務課にお訪ねして持っていったところですね、このコロナ禍の中で、すごい狭い部屋で、書類がもうあふれんばかりのところで、コロナなんで換気をしないといけないんで、この暑い中、窓を開けて冷房も効かずにちゅうような場面見てですね、こういう状況のところで果たして市民の安全が守れるんかなちゅうのを率直に思ったんで、この質問を上げさせてもらいました。
     その中でですね、具体的な予定はないという答弁なんですけど、もし建て替える、昭和四十八年、自分と同級生です、消防署本署がですね。もう自分も四十八年も生きちょって、かなりがたがきているんですよね。建物とはまた違う部分あるんですけど。やっぱりそういう中で今後、ちょっと前はですね、百年に一度の災害ち言われよった、今千年に一度ですよ。今回、近々というか新しく建て直したときに、何十年先も見据えて、今度万年に一度というのが常識化してくると思うんですけど、そういうとこも見据えた上での計画をしっかり立ててほしいなという思いがあるんですけど、そこら辺はいかがでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(飯田修一君)消防本部総務課長の飯田でございます。吉田議員の再質問にお答えいたします。  確かに回答書にもありますとおり、築四十年が経過して、庁舎自体がやっぱり老朽化しております。議員の御心配していただいたことも、いろいろ感じておるところでございます。  百年に一度の洪水マップでは、宇佐市消防本部は一応浸水地域ということで認識はしております。認識はしておる中で、こうした災害に備えてですね、一応訓練等により、迅速な情報収集や関係機関等の連携を図りながら、体制づくりは行っております。  住民の生命、身体、財産を確保するとともに、消防署の機能の維持を図りながら対応していきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  じゃあ次に行きます。  二点目なんですけど、これは自分、前回、前々回かな、前に一般質問したんですけど、一般団員にもQRコード登録制メールを導入しているということですね、すごくいいことやなと思うんで、もうちょっと上の幹部の人たちに徹底して、団員全ての人が登録するような声かけをしていただきたいと思います。  これはこれで締めます。  三点目に行きます。この三点目がですね、テレホンサービスによる案内を行っている、この火事現場の特定、例えば長洲のどこどこ地区とか、この特定するのはどういうあれで決まっていくんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(飯田修一君)吉田議員の再質問にお答えいたします。  場所の特定については、指令台、通信室の指令により、大字で特定して、防災無線で大字表示になっておりますので、それと同時にテレホンサービスも大字の表記で案内をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)これを質問したのはですね、今年かな去年かな、長洲地区で火災が起きたやないですか。そのときにですね、平日の明け方やったです。五時とかぐらいの時間帯で、自分も消防格納庫に駆けつけて火災現場に行ったんですけど、テレホンサービスで聞いたのがですね、長洲の町部ちゅうことやったんですよね。で、ふだん自分たち、そういう火災現場の詳細ちゅうのの情報を手にしてなかったし、幹部の方たちもそのときは仕事か何かで来れなかったんですよね。普通の一般団員が三人、消防車で駆けつけたんですけど、その中の一人が、知り合いがそこの近所の人で、うちの近くやちゅう情報を得て、すぐ向かえたわけですよ、火災現場に。でも、長洲の人が町部ちいうたら、上町とか下町とか、これは起きたのは坂ノ上地区なんですけど、坂ノ上地区はなかなか町部とは呼ばないんですよね。  火災自体も、ちっちゃい玄関先が燃えたようなぼややったんで、煙も出なかった。消防団はやっぱサイレンの音と煙を見ていくわけですよね、火事場に。そこで、間違った情報ではないんでしょうけど、町部ちゅうアナウンスで混乱して、長洲の町中を三十分間消防車が走り回ったちゅうことがあったんですよね。  だけ、そういう意味で、その場所の特定、大字、例えば坂ノ上とか地区を限定していただければ、これは長洲に限らずですよ、宇佐市全部、そのほうが。坂ノ上は大体この辺やっちゅうのが分かるんで、そこら辺走りよったら、やっぱ消防署の消防車が目につけばすぐ火事場に行けると思うんですよね。だけ、そういう意味での場所の特定というのを。何で町部で行ったんかなという意味の質問やったんですけど、今はどうなって、今もそのままの情報発信ですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長(飯田修一君)吉田議員の再質問にお答えいたします。  長洲はですね、宇佐市の中でちょっと特別になって、大字長洲で消防の分団が二つあります。ほかの地区は大字に分団が一つなんですが、長洲は九分団と十分団、分かれておりますので、一応坂ノ上のほうは管轄で九分団の町部、浜のほうは十分団で浜部というふうに連絡をさせていただいております。議員のおっしゃったとおり、地元の方はですね、町部といえば、浜のほうの町部という認識でございます。  一応システム上ですね、大字の表記しか今のところはできないようになっておりますので、現在も大字の表記で連絡をさせていただいているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  今聞いて初めて分かったし理解できました。九分団の管轄が町部、十分団が浜部。その情報ですね、逆に消防団員が知らなかったら、やっぱりこういうことになるんですよね。  で、二点目に聞いた災害メールで、今後は位置情報とかより分かりやすくなると思うんで、ここら辺の問題はだいぶ解決されるんかなとは思うんですけど、今回自分が質問したときには、やっぱその当日の火事のときに、やっぱ消防団の方々が、こんな、間違った情報じゃないんですけど分かりづらい情報を出して、自分ら消防団必要ねえじゃねえかと。もう結構ですね、長洲の方々は延焼を防ぐためとか、火事になると、もう何をさておき駆けつけて消火活動を一生懸命するような団です。まあ、血の気の多いとこなんですけど。  じゃけそういう意味では、そういう意見があったんで、またこれをそういうテレホンサービスでまた動く団員もおると思うんで、そういう分け方をしていますというのをまた上のほうからでも、下々というか、下の方々まで分かりやすく伝えるようによろしくお願いします。  それでは、次に行きます。  四項目め、宇佐市の立て看板に関してなんですけど、これはですね、城部長には話したんですけど、長洲の三区の近くに、通学路という立て看板が、幅三十センチ、高さ五十センチぐらいかな、黄色の立て看板があったんですけど、それも側溝にあるところの横にポールを立てて、高さ二メーター五十ぐらいの位置に通学路って、安全のためにですね、立てた立て看板が、もう自然に風化して取れて落ちているわけですよね。たまたまそのときに子供が下を通りよったら、これ事故に遭うわけやし、その通学路ちゅう安全性を保つための立て看板が危険物に変わるというのを自分改めて知りました。  その中で、つい最近大分でも看板が倒れて小学生が大けがする事故があったんで、それも踏まえたとこでですね、宇佐市の立て看板、例えば、今出た消防団でもいいと思います、各地区PTAでも、区長さんなりでも、そこの地区にある看板の点検というかですね、そういうことはできないもんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)都市計画課長の城でございます。吉田議員の再質問にお答えいたします。  議員がおっしゃられた広告物という、県条例でいくと、市とか国とか県とかの広告物については公共広告物ということで、一般の方については屋外広告物ということで、二つ分かれているんですけど、市が管理しているものにつきましては、先ほど回答書の中にあったとおりですね、各課がかなり数が多いです。  それについての調査とか管理については、それぞれの課が点検とかやっているんですが、やはり数が多い中だとか、過去からやっているということで、その全てを網羅できているかということについてが、確かにそういった、今議員がおっしゃられていることもあったということですが、今県のほうがですね、調査のほうで、十一月のほうで、市のほうの全般的な調査ということで今、全ての各課の担当のほうに看板の点検等そういったことについての調査が来ておりますので、今現在、今の時点では各課ももう調査に入っていると思っております。  それと併せて、やはり今議員が言われたようなそういった調査を含めて、もし不備なものがあればですね、やはりそこはすぐに手を加えていかないといけないというふうに認識しているところです。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)やっぱ上から降ってくるもんに関したら、かなり危険だと思うんですよね。やっぱ常に上見て歩くよりも下見て、皆さん足元を見て歩くんで。だけ、思わぬとこからやっぱそういう落下物ちゅうあるのは、けがの度合いが大きく増すんじゃないかなと思っています。先ほど言うた宇佐市の担当とか、いろいろあるでしょうけど、やっぱそういう子供とかですね、守っていくために、先ほど言うた消防団とか、自分の自治区の消防団は常に毎月集まって活動しています。やけ、そういうボランティア団体というかですね、そういうとこにも声かけして。  なるべく早いほうがいいと思うんですよね、危険な場所を特定するのは。危ないところは外しとけば、あとは付け替えはいつでも、いつでもというか、そんなに迅速には要らないと思うんですけど、落ちる前にそういう点検して外しとくちゅうのが安全面で一番かなと思っているんですけど、そういうところの団体、自治区の区長さん、自治区なり、地区も宇佐市で一斉清掃している、その合間というかですね、その日を利用して点検するとか、そういう協力要請というのは難しいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)都市計画課長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  今言われた点につきましてはですね、大変貴重な御意見だと思っております。先ほどの一般の広告物についても、やはり県のほうとしては、そういった情報があれば県の窓口のほうにすぐ通報してほしいということでございますので、市のほうのそういった看板についても、今議員が言われたようなですね、体制というか、各自治委員さんとかいろんな声かけの中でですね、うちのほうに情報が上がるように何らかの形を取っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)ありがとうございます。  先ほど城部長も言われているように、すごい数だというのは認識しています。これやっぱもう市役所でするちゅうのも、それは無理な話なんでですね、やっぱもう自分の安全は自分で守るちゅう意味でも、各地区地区でそういう危険場所を、看板に限らずですね、そういうのを再度点検していただくような動きをつくってもらえればありがたいなと思います。  それでは、次に行きます。  長洲地区でカラスに襲われたということなんですけど、これは長洲小学校のPTA会長から相談があっての話なんですけど、これ市に相談に行ったというんですけど、聞かれていますか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)再質問にお答えします。  PTA会長がですね、宇佐市のほうに相談に来られたのは承知しておりますし、林業水産課のほうでも対応はしたところでございますし、教育委員会とも相談していたようでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)そのときの対応なんですけど、どのような対応が行われたのか教えてもらっていいですか。 ◯議長(衛藤博幸君)林業水産課長。 ◯林業水産課長(木下富喜君)再質問にお答えいたします。  まず、PTA会長のほうから、登校時にですね、小学生がカラスに襲われたというようなですね、襲われた、何か後ろから飛んできたというような話をお聞きしております。その際に、最初の答弁にありますように、カラスが威嚇してくるのは、繁殖期のですね、四月から七月の間が主にあります。それと、まれにですね、餌づけをしているカラスがですね、勘違いして寄ってくるケースもございますので、それを攻撃されたっていう勘違いするケースがございますというお話をさせていただいたのと、もし巣があるようであれば、巣の撤去のほうは捕獲許可の申請を出していただければ撤去することができますよというお話と、最初の回答の中にあったように、防御する手段とすれば、帽子または傘で防御していただくのが一番効果的であるというところをお伝えしたのと、カラスにつきましては、猿と違いまして日常にいますので、なかなか襲ってくるカラスの特定が難しいので、襲ってくるカラス自体の捕獲は少し困難であるというか、ほかの自治体でもなかなか捕獲できている状況ではないので、そこは難しいんではないかというお話のほうをさせていただきました。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)これは大変難しい問題というのは重々承知しています。ただ、こういう事案があったんでですね、注意喚起なり。  これもたまたま長洲であったものと捉えています。もう課長言われるごと、カラスはどこでもいるんでですね、全てが危険とは限らないんですけど、ここに書いている繁殖期のこの時期とかは気をつけましょうぐらいな、宇佐市民に周知広告等をまた今後もできればよろしくお願いします。  それでは、次に行きます。  今日、長洲の漁師さん、自分毎回漁業関係の話はするんですけど、今日はこの二本柱として、この両合棚田の話をさせてもらいます。  これは、後ろにおられる河野睦夫議員のお膝元のとこなんですけど、一般質問上げる前に河野議員に相談したらですね、これはいいこっちゃ、ぜひやってくれっちゅう話をいただいたんで、ちょっと再質問させてもらいたいと思います。  活性化の一環として、フォトコンテストや田植等いろいろされているという話を聞いてですね、自分がちょっと縁があって、山口の周南市のほうに仕事で行ったときにですね、宿泊先のホテルで、周南市も棚田にシバザクラを植えて芝桜まつりというのをしているという情報を得てですね、ちょっと自分もちょっといろいろ調べたんですけど、それはものすごく映える、もうそれはインスタ映えでないですけど、今はやりの人がいっぱい来てですね、もうそれはイベントとしても成立しているような、ものすごく、写真で見ただけでも自分はその時期になったらそこに行ってみたいなちゅう思うような内容のお祭りでした。  この前、宇佐市のお披露目のときに、院内童龍太鼓さんが見えて、一生懸命演奏してくれてですね、これ院内地区に、棚田と花と太鼓と、これってもうすごい観光資源だなと。もう眠る財産じゃないですけど、これで人が呼べるんじゃないかなって自分は思うたわけなんですよね。  何かそういうところで、その空いた時期にシバザクラを植えて、花を楽しむというか、そういう観光につなげるということは、今の現状的にはどうなんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(出口忠則君)観光・ブランド課長の出口でございます。再質問にお答えします。  最初答弁ありましたように、両合棚田につきましては、国東半島宇佐地域世界農業遺産シンボルスポットとして再生やっているんですけども、その中心になるのがですね、両合棚田再生協議会というものがございまして、もちろん地域の方、そして、余谷の二十一世紀委員会というのがありますけども、そちらの方と、それから、まちづくり協議会の方、そして大分県も入っていただいて、そういったメンバーで協議会をつくってやっております。  そういったイベントについては、もうこういったところで話すことになると思うんですけども、答弁ありましたように、今いろんな再生やる中で、いろいろ体験もつくってですね、教育旅行等も仕掛けているんですけども、一つは、ここにコーディネーターが入っていまして、その方のおっしゃる意見をちょっと引用しますと、あそこの棚田の特徴的なのというのは、集落が両方向から棚になっていて、ちょうど真ん中に岩があって橋がつないでいると。つまり、集落と集落をつなぐ、で、そういった方があって、そこの地域を持続させるために、いろんなイベントを行って、これがすごく大きな特徴だというふうにおっしゃるんですけども、私もそうだと思うんですけども。  一つは、何かたくさん人が来て、いっぱい人が来ているというのも観光でありますし、ここは生活の場というのがありますので、一方ではそういった部分で、いかに地域の方が持続して、まちを、そこを元気にしていくか、そういった視点が一方にはあります。そういった部分も含めてですね、こういった協議会で話しておりますので、今おっしゃっていただいたシバザクラですか、こういったのがありますよとかいうのをですね、提案していくことは可能だと思いますので。  そしてもう一つは、ちょっと矛盾するかもしれませんけれども、最初に回答ありましたように、世界かんがい施設遺産の登録ということで、農業遺産とダブルで宇佐市は登録されておりますので、これを個別に一つ一つで売り出していくといいますか、PRしていくのではなくて、やっぱり一緒に同時にですね、ヘリテージ、遺産、ヘリテージツーリズムという言葉が何か生まれていますけども、そういったPRの仕方もあると思っていますので、生活の場であることと、そういったPRと、心の折り合いをつけながらやっていくのが正解かなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)吉田泰秀君。 ◯二番(吉田泰秀君)この件に関して、院内支所長にお願いしたいんですけど、先ほど出口部長が言われたように、地元の人の協力がないと何もできないと思いますんで、自分が想像している中で、シバザクラが咲き乱れている中、夜ライトアップしたところで、童龍太鼓さんの太鼓が、あの静かなところに響き渡るちゅうのも一個の絵になるんじゃないかなと。  だけ、そういう院内、あそこの両合棚田を核としてですね、眠れる院内の財産をそこにみんな集約するじゃないですけど、そういう一大的なイベントをしてもらえれば、大分県の一村一品じゃないですけど、宇佐市の中で各地区で一ついいものを出し合いこすれば、これが一つになったときに本当に宇佐市は強くなるんやないかなっちゅう思いで質問に上げさせてもらいました。今後、いろいろ苦労はあるかもしれませんけど、支所長、頑張っていただきたいと思います。  ちょっと駆け足になりますけど、最後の質問に参ります。  これも、うちの子供も野球していて、白宇津球場の問題なんですけど、前は東べたに木があって木陰があって、熱中症対策にはもってこいやったんですけど、今ベンチが狭い中で子供がぎゅうぎゅう詰めで、習っている子供が少ないだけに、低学年まで入らんといけん。だけ、そういう苛酷な状況がある中でですね、できればベンチを広げるなり、ちょっと扇風機とか風対策、要は熱中症対策にもう今のうちから、ちょっとアンテナ張って頑張っていただきたいなと思います。よろしくお願いします。  それでは、私の一般質問をこれで終わります。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、吉田泰秀議員の一般質問を終結いたします。  ただいま、市政一般に対する質問の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は、明日九日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、ここで議会事務局長より発言の申出がありますので、許可します。  議会事務局長 河野洋一君。 ◯議会事務局長(河野洋一君)皆さん、お疲れさまでございます。議会事務局長の河野でございます。  議案質疑につきまして、お知らせいたします。  議案質疑の通告は、十二月十日の午前十時までとなっております。議案質疑は、通告なしで行うことは可能でありますが、的確な説明をさせていただくため、議案等に対する質疑がございましたら、できるだけ事前通告をお願いいたします。  なお、自己所属の常任委員会に関する議案につきましては質疑を控えると内規及び先例に規定しておりますので、御注意ください。  以上でございます。お疲れさまでした。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。                      散会 午後三時十二分 宇佐市議会...