杵築市議会 2021-12-10
12月10日-04号
令和 3年 12月定例会(第4回)令和3年 第4回(定例)
杵築市議会会議録(第4号)令和3年12月10日(金曜日)〇議事日程(第4号)令和3年12月10日午前10時開議 日程第1 一般質問 日程第2 議案第92号から議案第109号について (一括上程・議案質疑・各
常任委員会付託) 日程第3 請願・陳情 (上程・
常任委員会審査付託)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―本日
の会議に付した事件 日程第1 一般質問 日程第2 議案第92号から議案第109号について (一括上程・議案質疑・各
常任委員会付託) 日程第3 請願・陳情 (上程・
常任委員会審査付託)追加日程第1 自由討議―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇出 席 議 員(17名) 1番 泥 谷 修 君 2番 多 田 忍 君 4番 工 藤 壮一郎 君 5番 坂 本 哲 知 君 6番 真 鍋 公 博 君 7番 阿 部 素 也 君 8番 田 原 祐 二 君 9番 堀 典 義 君10番 田 中 正 治 君 11番 二 宮 健太郎 君12番 小 野 義 美 君 13番 加 来 喬 君14番 渡 辺 雄 爾 君 15番 小 春 稔 君16番 富 来 征 一 君 17番 真 砂 矩 男 君18番 藤 本 治 郎 君 ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇欠 席 議 員(なし)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇欠 員(1名)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇
事務局出席職員職氏名局長 阿 部 裕 司 君 次長 松 下 康 幸 君書記 加 藤 沙 江 君 ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇
説明のため出席した者
の職氏名市長………………永 松 悟 君 副市長……………興 田 信 一 君教育長……………清 末 陽 一 君 総務課長…………佐 藤 剛 君企画財政課長……内 野 剛 君 協働
のまちづくり課長………………………………………………河 野 泰 君危機管理課長……大 塚 茂 治 君 市民生活課長……岩 尾 豊 彦 君税務課長…………三 浦 浩 二 君 農林水産課長……矢 守 丈 俊 君商工観光課長……黒 田 幸一郎 君 建設課長…………安 只 邦 盛 君上下水道課長……矢 野 浩 君
財産管理活用課長……………………………………………………宮 部 雅 司 君
大田振興課長……岡 部 元 暢 君
山香振興課長……加 藤 雄 一 君
教育総務課長……梶 原 美 樹 君 学校教育課長……真 砂 一 也 君
山香病院事務長…宇都宮 健 士 君
社会教育課長……工 藤 正 行 君文化・
スポーツ振興課長……………………………………………後 藤 方 彦 君
医療介護連携課長……………………………………………………小 俣 玲 子 君
福祉事務所長……秋 吉 知 子 君人権啓発・
部落差別解消推進課長…………………………………高 橋 勝 久 君
選挙管理委員会事務局長兼
監査委員事務局長……………………堀 和 朗 君
健康長寿あんしん課長………………………………………………河 野 由紀子 君
農業委員会事務局長…………………………………………………清 原 浩 徳 君会計課長…………江 藤 昌 士 君 ―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―────────────午前10時開議────────────
○議長(藤本治郎君) 皆さん、おはようございます。これより本日
の会議
を開きます。────────────
△日程第1一般質問 ────────────
○議長(藤本治郎君) 日程第1、一般質問
を昨日に引き続き行います。 13番、加来喬議員。加来議員。(13番 加来喬君質問席に着く)
◆13番(加来喬君) 日本共産党
の加来喬です。通告に基づき一般質問
を行います。 初めに、
個人情報保護と
デジタル政策について質問いたします。 国
のデジタル政策によって、システム
の統一化や情報
の一元化などが行われようとしています。監視大国である中国では、
社会信用システムにより身分証や戸籍情報、宗教、民俗、学歴・職歴、口座情報、納税・保険情報、顔認証、位置・移動情報、SNS、発信履歴や友好関係、購買履歴、通信履歴、閲覧履歴などがひもづけられ、町中
の監視カメラが常時全て
の人の行動
をAI顔認証で特定し、
顔写真データとひもづけています。学歴や職業、支払い能力、
クレジット履歴、友好関係など
の人脈関係や消費
の志向
を350点から950点
の範囲で点数化する信用制度もあり、ポイントが高ければ融資で厚遇が受けられ、男女
の交際や結婚相手
の判断にも使われています。 現在、日本でも
マイナンバーカードの普及が図られ、文科省が
マイナンバーカードと成績
のひもづけ
を検討しています。見送りになりましたが、マイナンバーと預貯金口座
のひもづけ義務化も検討されていました。個人情報があらゆる情報とひもづけられ、監視社会になること
を危惧いたします。 そもそも個人情報は個人
のものであり、第三者提供には個人
の同意が必要です。ところが2017年から始まった非
識別加工情報は、本人
の同意なしに第三者提供が可能です。現在、行政だけでなく、企業が持っている個人情報が非
識別加工情報として第三者へ提供されています。非識別情報には個人名は含まれませんが、年齢、性別、郵便番号、職業、勤続年数、年収、身長・体重、保有ポイント、利用履歴など、個人
の情報が多く含まれています。 そこで、市が持つ個人情報
を非
識別加工情報として第三者へ提供する可能性はある
のでしょうか。どのような種類
の個人情報
をどのような状態で提供する
のか、また個人が特定された場合
の責任
の所在はどうなっている
のか、お伺い
をいたします。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) おはようございます。3日目もよろしくお願いいたします。 お答えします。 非
識別加工情報とは、特定
の個人
を識別することができないように個人情報
を加工して得られる個人に関する情報であって、
当該個人情報を復元することができないようにしたものとされております。行政機関
の保有する個人情報
の保護に関する法律
の改正法が平成29年5月30日に施行され、当該改正法に非
識別加工情報を作成・提供する仕組み
の創設も盛り込まれたところです。自治体に対しましても、改正法
の趣旨にのっとり、条例改正
を促す通知が総務省から出されたところですが、本市では条例改正
を検討するに当たり、非
識別加工情報等に関する活用事例が少なく、非
識別加工情報の活用によって新たにどのような産業が創出される
のか、どのようなメリットがある
のか明らかではなく、また、杵築市
の保有する個人情報
の漏えいに対する不安が払拭される情報加工
の方法や体制等
の検討が必要であり、非
識別加工情報に関する条例改正
を見送った経緯がございます。 したがいまして、ご質問に対する答弁といたしましては、杵築市では非
識別加工情報の提供は条例上できないこととなっております。情報
の種類
の検討や責任
の所在問題は現時点では発生
をいたしません。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) パネル
を御覧頂きたいと思いますが、
個人情報保護法で守られている、いわゆる個人名が入った情報、行政が持っている情報という
のがありまして、これは利用目的
を制限されています。それから本人同意が必要です。修正、それから削除、利用停止という
のも
個人情報保護法によって可能になっています。 先ほど
説明した非
識別加工情報については条例化されていないので杵築市ではそういうことはないということなんですけど、問題はその下
の民間で集積された個人データということになると思います。 2019年、
リクルートキャリア社がリクナビ
を利用する学生
の閲覧履歴
をAI分析し、内定
を辞退する可能性
を点数化して採用企業に販売していた事件が発覚するなど、集積された個人情報が個人
の知らないところで
プロファイリング、それから点数化され、本人に不利益な扱い方
をされる事態が起きています。提供する情報及び提供先、使用目的及び加工された情報
の開示・修正等については、こういった民間で集積された個人データ、これについてはどうなっている
のか、またどう考えている
のか、お伺い
をいたします。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 民間で集積された個人データ
の提供という
のは民間
の責任
の範囲においてやられることだと思っております。杵築市としましては非
識別加工情報の提供は条例でできないこととなっておりますので、必要に応じて条例改正
を検討する必要が生じた場合は条例改正
を検討するということになろうかと思いますが、現時点では条例改正
の必要はないというふうに考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 分かりました。少なくとも市民
の個人情報、それから今現在持っている個人情報
を非
識別加工情報として提供することはないということなので、ある一定歯止めがかかっているということ
を確認
をいたしました。 昨年3月、LINEが利用者
の個人情報など
を韓国で管理し、中国からアクセスできる状態にしていた問題や、個人情報など
を業務委託先
の中国
の会社がアクセスできる状態にしていた問題が明るみに出ました。総務省はLINE
を活用している全て
の自治体に対して、利用状況
の報告
を求めています。自治体と契約している企業や利用しているシステムに
個人情報漏えいの抜け穴がないか確認が必要になっていますが、杵築市で
の確認状況はどうなっている
のでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 本市では、LINE
を利用した情報
のやり取り
の実績はございません。総務省には該当なしにて報告
をいたしたところです。ただし、現状LINEがこれだけ普及
をしていること
を考えますと、今後情報発信
の有効なツールとして利用
を検討しているところでございます。その際もLINE
のクラウドとは別
のクラウド
を利用するなど対策
を講じる必要があるというふうに考えております。 本市で個人情報
を取り扱う
外部委託業務
の代表的なものといたしましては、住民基本台帳や税、福祉等
の情報
を取り扱う
住民情報システムにおきまして
クラウドサービスを利用しております。同システムは県内
の民間データセンターに設置
をされていまして、市役所からは県
の豊
の国ハイパーネットワーク専用線で接続
をしており、
インターネット等の外部には接続
をされておりません。また、委託業者と
の契約におきましても、機密情報及び
個人情報保護に関する特約で厳しく制限
をかけておりまして、
データセンターや委託業者
の作業事務所には職員による立入り
監査を実施しているところでございます。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 現在、杵築市でも電子決済
を導入していますが、どのような個人情報が企業に提供されている
のでしょうか。蓄積された個人情報
の取扱いについて、どのような契約がなされている
のでしょうか。お伺い
をいたします。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 本市では令和3年、本年1月から、指定金融機関であります大分銀行
を窓口として、市民税等
の納入
をスマートフォン等の電子機器により決済できるサービス
を開始
をしております。市民
の皆様が現金
の代わりに電子決済
を利用するサービスであるため、市と市民と
の間には新たな個人情報
のやり取りは発生
をしておりません。また、市が決済事業者に個人情報
を提供する必要も生じておりません。ただし、市民と決済事業者と
の間では当然に個人情報
のやり取りが発生
をいたしますので、個人
の責任において利用
をしていただくということになります。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 個人
の責任においてということなんですけど、ここら辺も先ほど
説明した民間で集積された個人データ、このところについてはやっぱり
個人情報保護法にあるように本人
の求めに応じ、情報
の開示、修正、削除、利用停止、ここについてやっぱり真摯な検討が必要だと思うんですよね。現在行政
のほうは個人
の責任においてということで関与しないということなんですけど、ここら辺もやっぱり親切な
説明が必要だと思います。 この項
の最後にお伺いいたしますが、デジタル化は効率的である一方で情報管理
のリスクも高くなります。また、デジタル化は
住民サービスの選択肢
の一つであり、アナログでもデジタルでもどちらでも
住民サービスを受けられるような対面サービスは残すべきです。現在、杵築市は電算システム
を広域で統一化しようとしていますが、市独自
の政策
を取り組めるシステムになってる
のでしょうか。また、災害時
の対応として、電源喪失や
通信機能麻痺、サーバー
の水没等へ
の対応はどうなっている
のかお伺い
をいたします。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) この際ですので、ちょっと自治体DXについて
説明をさせていただきたいと思います。
自治体DX推進計画の重点取組事項といたしまして、一つ、自治体
の情報システムの標準化・共通化、一つ、
マイナンバーカードの普及促進、一つ、行政手続
のオンライン化、一つ、AI、RPA
の利用促進、一つ、テレワーク
の推進、一つ、
セキュリティー対策の徹底
の6項目が提示
をされております。 御質問
の電算システム
の統合は、自治体
の情報システムの標準化・共通化に該当しまして、現在各自治体でそれぞれ構築しておりますいわゆる基幹型17業務
のシステム
を、国が策定
をいたします標準仕様に準拠したシステムに移行することとし、目標年度
を2025年度、令和7年度としております。 流れといたしましては、デジタル庁が基本的な方針
を策定し、関係府省において基本方針に基づいた標準仕様
を作成し、各事業者が標準仕様に準拠して開発したシステム
を自治体が利用することとなります。独自施策
の反映につきましては、この標準仕様
の17業務にカスタマイズが許される
のか、そもそもカスタマイズが必要かどうか、標準仕様も現段階では示されていない状況ですので、これから
の検討課題となっております。 また、もう一点、災害時
の対応といたしましては、現行
の住民情報システムで御
説明いたしますと、クラウドは
民間データセンターを利用し、
データセンターには非常用電源設備
を完備しております。庁舎内、本庁舎内
の主要システムや
ネットワーク機器には
バッテリー装置を接続し、かつ庁舎
の非常用電源にも接続
をしております。
通信機能麻痺につきましては、
データセンターへ
の接続は大分県豊
の国ハイパーネットワークを利用しており、経路自体も冗長化と申しますが、二重化されております。さらに
データセンターへ接続ができなくても、
住民情報システムの予備機
を本庁に設置
をしておりまして、本庁、山香庁舎、大田庁舎
の3庁舎間
のネットワークも二重化
をしております。 水没等へ
の対応につきましては、
データセンターは
津波浸水想定地域外の建物
の2階以上に設置され、本庁におきましてもサーバー機は
津波浸水想定地域外で2階に設置
をしております。また、本庁被災時
の対応として、最低限
の事務が継続できるよう山香庁舎に事務データ
を随時バックアップをしております。
データセンターに預けている住民情報も本庁と山香庁舎でバックアップ
をしております。標準システム
の統合はソフト
の仕様
を標準化するもので、ハードとして
の対応は現行
の対策
を基準とし構築
をするというふうに考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 分かりました。今後とも個人情報
の取扱いについては漏えい
をしないように、それからデジタル化
を推進する際には、ここにも書きましたけれども、デジタルでもアナログでもアクセスができるような体制
をつくっていただきたいこと、それから、自治体
の独自政策
を組めるシステム、こういったもの
をつくっていただきたいと思います。 次に、少子化対策について質問
をいたします。 市町村合併後、新生児
の出生数が減少
の一途
をたどっています。人口減少に加え、生産人口、生産年齢人口も減少しています。まち・ひと・し
ごと創生総合戦略では令和6年度
の出生数目標
を236
人にしていますが、このままでは達成できる状況にはありません。子ども医療費
の無料化や保育料
の軽減など、子育て世代
の負担軽減
を行ってきたことは十分に評価できるものです。しかし、現実として出生数
の減少が止まっていない
のが現実です。このままでは極めて厳しい結果になることが想定できます。今後20年
の杵築市
を見据え、少子高齢化や過疎化
を止めるためにも創生総合戦略
の見直しが必要不可欠と考えます。 戦略見直し
の視点
の一つが若者に魅力あるまちづくりです。中でも市民から何度も指摘
をされている、子どもが生まれると配布されるごみ袋です。他市では出産祝い金があるのに、杵築市ではごみ袋、杵築市
の行政には新しい命に対するお祝い
の気持ちがないと受け取られても否定はできません。出産祝い金や入学祝い金
をつくり、市民みんなで新しい命
の誕生や入学
をお祝いするまちづくり
を進めるべきと考えますが、市
の見解
を求めます。
○議長(藤本治郎君)
秋吉福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(秋吉知子君) お答えします。 現在杵築市では、出生
の届出
をした方には、医療費
の自己負担分が無料になる
子ども医療費受給資格証やおおいた子育てほっとクーポン
をお渡ししております。おおいた子育てほっとクーポンは県と市
の共同
の助成になりますが、1冊1万円分
の支給で、令和元年度から第1子には1冊、第2子には2冊、第3子
の場合は3冊というように子ども
の人数分差し上げております。病児保育事業や一部
の予防接種、フッ素塗布など、各種
の子育てサービスに利用ができます。今年
の4月からは、
子育てサービス以外にも乳幼児用
のおむつ、ミルク
の購入にも利用ができますので、活用していただければと思っております。 出産時
の一時金よりも、杵築市では継続した寄り添い型
の子育て支援
の体制整備に力
を入れていきたいと思っております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) これは一般市民
の受け取り方ということになるとは思うんですけれども、くしくも今10万円給付、5万円にして残りクーポンにするかという議論もありますよね。やっぱり現金
のほうがインパクトが僕はあると思うんですよね。もちろん、県と一緒になってクーポン
を渡しているということも重々承知
をしています。しかしやっぱり、市
の気持ちとして現金
を、お祝い金
を頂いたということは、やっぱり他市
の状況
を見てもインパクト
のあることだと思います。 ちょっと正直この数値
を見ていただいても、昨年144
人だったものが今年度、令和3年度は112
人。多分、担当課から頂いた資料なのでこれでほぼ間違いないと思うんですけど、令和6年度に239
人を目指すんですけど、到底追いつかないような状況なんです。今までずっと子育て支援
をやってきたけれども、その結果としてやっぱり結果が出ていないという
のが状況なんですよね。これは若者
の声にやっぱり1回耳
を傾ける必要があると思います。どうすれば魅力あるまちになる
のか、それからどういった支援が喜ばしい
のか、そういうこと
を知るためにも、若者
の声が実現することで希望や展望が生まれ、活力あるまちづくりにつながる、これは高校生から30代まで
の若者にアンケート
を取ってはいかがでしょうか、お伺い
をいたします。
○議長(藤本治郎君) 内野企画財政課長。
◎企画財政課長(内野剛君) お答えします。 令和2年度に策定いたしました、当市
のまちづくり
の指針となります第2次杵築市総合計画後期基本計画でございますが、その基礎資料として活用するために杵築市民アンケート
を実施したところでございます。また、本年度杵築高校
の1年生199名が総合的な探究
の時間
の授業において効果的な移住定住推進政策について
をテーマに40グループに分かれて研究
を行っており、来年にはその結果発表が予定されています。そこには高校生たちが考える移住定住策へ
の提案がなされる予定で、市としましても若者
の意見としてとても参考になる
のではと考えております。 今
の総合計画は令和6年度までとなっておりますので、新たな総合計画
を策定する際にはそういった高校生
の意見や市民アンケート等
を実施し、市民
の生活意識や市
の施策に対する関心やニーズ
をしっかり把握した上で計画立案に役立てていきたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 高校生にアンケート
を今取ってる
のかな、やっているということなんですけど、実際働いている、もしくは子育て世代といわれている20代から40代かな、そういうところにやっぱり実際にアンケート
を取って、働いている、もしくは杵築市で暮らしている中でどうすれば、出産についてはそれぞれ
の個人
の自由ですからあれなんですけど、やっぱり子どもが欲しいという場合にはどうすればいい
のかということ
を耳
を傾けていただきたいと思います。結果としてやっぱりこの数字が増えないと、非常に厳しい状況になると思うんで。 戦略、先ほど言われたまち・ひと・し
ごと創生総合戦略の見直し
のもう一つ
の視点は、地域ごとに人口動態
を把握して実態に即した戦略
をつくることにあると思います。過疎高齢化する農村部や周辺部に若者
を呼び込む具体的な政策なくして、少子化も過疎化も止めることができないと考えます。若者が子育てできる定住政策や就業政策が必要です。小学校区単位で人口動態
を把握及び地域住民と共有して若者や子ども
の目標数値
を掲げ、地域に即した定住就業政策
をつくる必要があると思いますが、市
の見解
を求めます。
○議長(藤本治郎君) 内野企画財政課長。
◎企画財政課長(内野剛君) 地域住民と課題等共有して共同で取り組んでいく市
の取組
の一つとして、住民自治協議会
を中心としたまちづくりが考えられます。市としましても、地域振興
のために地域へ
の人の流れ
をつくり、地域
を元気にする取組にチャレンジしていきたいと考えているところでございます。市
の全体的なまちづくり
の方針は総合計画等で盛り込み、取り組んでいくことになりますが、それぞれ
の地域
の魅力や持続可能性
を高めていくということも大切だと考え、そのためには住民自治協議会と連携して地域に即した定住策等、将来
を見据えた計画的な整備
の議論
を加速させていきたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) パネル
をちょっと御覧頂きたいと思いますが、この間財政難というふうに言われてましたけども、その財政難
の峠
を一応越えていきました。平成28年から令和4年度まで
の公債費残高、それから人件費、扶助費、公債費、これは義務的経費ですよね。それ
を示したものです。この間何が行われたかというと、大型公共事業によって市債
の残高が増えていきました。いわゆる借金が増えていった。そのことで、公債費、ここですね。毎年
の借金返済が増えていって24億まで膨れ上がった。このことが毎年毎年
の支出に大きな影響
を与えた。これ
を解消するために財政調整基金と減債基金
を使って繰上償還
をそれぞれ行った結果、令和4年度
の公債費が約4億円減りましたということなんですね。 もう一つ、財政課、これまで財政課長、担当課すごく頑張っていただいたと思うんですけども、財政的な余力が実際に現れてきたというところです。経常収支比率はもちろん改善していたというところなんですけれども、実質単年度収支もこれも基金
を取り崩さないという方針
の、基本的な方針
の下でやってきた結果、マイナスから脱しました。余力として、経常一般財源から経常経費充当一般財源
を引いた余力というものがありますが、これが5億9,700万円、約6億円発生
をしています。昨年度ですね。あわせてふるさと基金、ふるさと杵築応援基金というものがありますが、現在約5億円
の積み上げがあります。どんどん今積み上がっているんですよね。こういったもの
を使えば財政的な余力があるので、財政規律は守らなきゃいけないと思います。急激にいわゆる今かけているブレーキ
を離すということは難しいとは思いますが、ただここに私は提案したように1
人1万円
の出産祝い金、それから入学祝い金、これ
をやったとしても年間約700万円
のいわゆる子育て支援というか魅力あるまちづくりが僕はできるんじゃないかというふうに思っています。 もう一点、先ほど指摘
をしたんですけど、まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の所得及び定住政策というものあるんですけれども、ここに書かれているこの内容で先ほど人口推計示しましたけれども、あれが解消できるかということが今問われていると思うんです。今アンケート取って、第3期
の創生総合戦略
の見直し
を行うということ
を答弁されたと思うんですけれども、ちょっと遅いかなと。今、要は第2期
の半分
を過ぎようとしているところなんですけども、今もう本当に見直し
をかけて、112
人だった子
の出生数
を少なくともやっぱり150
人に戻す、200
人に近づけていくということが必要だと思います。 先ほどいろんな定住政策
を言われたと思うんですけれども、若者
の定住、それから就業
のために、やっぱりそれぞれ
の個々
の柱となるプラン
をつくる必要があると思うんですよね。農業だったらこれとこれ
を組み合わせれば年収例えば700万、800万いきますよと。そのことによって定住ができる。もちろん、例えば農地
のあっせんだとかいろんな技術
の継承だとかいうこともやらなければいけないけれども、やっぱりそういうプラン
をまずつくることが必要だと思うんです。そういったプランはあるんでしょうか。 それから、これは市長も何度となく言ってますけど、農福連携、このこともやっぱり必要だと思うんですよね。こういった庁内で
の横断的な連携という
のはある
のでしょうか。お伺い
をいたします。
○議長(藤本治郎君) 内野企画財政課長。
◎企画財政課長(内野剛君) 農業につきましては、農業経営基盤
の強化
の促進に関する基本的な構想で、議員が申しました、例えば水稲とハウスミカン、ナスとスナップエンドウといった営農類型で認定農業者所得約400万円程度で、新規就農者は所得250万円程度ということは示されております。ただし、農業と異業種、ほか
の仕事といったところで定住就業
のため
の収入プランはございません。人口減少が進む地域へ
の移住
を促進するため、移住者等に移住支援金
を支給する制度
を実施します。また、現在中止中でございますが、新規創業・開業チャレンジ事業
の補助金も制度化
をし、取り組んでまいりました。 また、就農
を志す若者や移住者に対して必要な知識や技術が習得できるようファーマーズスクール
を準備し、経営指導により経営面、面積当たり
の売上高や収量等
の目安
を品目別に示し、経営したい農業
の選択肢に活用しております。若者が定住し、移住者に本市
を選んでもらうよう、関係部署等によるさらなる連携
を強化し、情報発信に努めていきたいと考えております。 また、生活環境だけでなく、子育てや教育環境、雇用
の場など、若者が定住したいと思えるまちづくり
を進めるため、地域に根差した住民自治協議会と連携
を行い、その地域に即した定住対策に講じていきたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 問題は、若者が定住するため
のプラン
を今持ち合わせてないということなんです。胸張って、来てください、杵築市に来たらこういうプランがありますよ、就業していただいたらこれだけ
の収入ありますよ、子育て支援も子育て政策も充実してますよ、これが胸張って言えたときに、初めて定住も移住も可能になるんだと思います。これは早急につくること
を求めます。 出生率
の減少は、合計特殊出生率
の分母
の減少にほかなりません。いわゆる将来
のお父さんお母さんが減るということなんです。新生児
を増やすため
の取組と目標についてどう考えている
のか、答弁
を求めます。
○議長(藤本治郎君) 内野企画財政課長。
◎企画財政課長(内野剛君) 新生児
を増やすためには様々な施策
を組み合わせて総合的に推進する必要がありますが、先ほど
説明をさせていただきましたとおり、就業に就く世代から結婚・出産・子育て世代が重要な鍵となり、この世代がどうしたら杵築にとどまってもらえるか
を考えていかなければならないと思っています。 日本銀行大分支店
の特別調査レポートによりますと、大分県と他
の都道府県と
を比較した女性
の転入率、転出率
を見ますと、大分県
の転出率は1.64で全国で20番目に位置してますが、転入率では1.34と全国で27番目ということになってます。これは大分県全体
を見ても女性
の転出が転入より大きいことが分かります。つまり、一旦転出した方が戻ってこないといった現象であるということでございます。一方、本市におきましても同様でありますが、特に20歳から34歳まで
の男女
の転入・転出でございますが、提出が転入
の1.5倍以上となっており、人口減少に影響
を及ぼしていると判断
をしております。 要因
の一つとして考えられる
のは、男女ともに個性や能力
を発揮できる職場環境が少ない
のではないかなと感じております。とりわけ、働く女性が結婚・出産・育児期
を経ても就業
を継続し、私生活
を大切にしながらも能力
を発揮して活躍できる社会が望まれており、この実現に向け企業等と協力し活躍
の場
を加速させる必要があります。 こういった課題に取り組むため、令和2年度に策定しました杵築市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略を着実に実行していき、より効果的なものになるようなブラッシュアップ
をしながら事業
の取組
を進めてまいります。以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 目標数値については言及はありませんか。
○議長(藤本治郎君) 内野企画財政課長。
◎企画財政課長(内野剛君) 今
のところそういった変更
をしないということにしてます。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) それでは令和6年度に二百三十何名でしたっけ。239名、ぜひこれ
をやってください。もちろん一方的に責任
を押しつけるつもりはありません。私たちも協力はいたしますけれども、本当に危機的な状況なので、ぜひよろしくお願いいたします。私たちも協力
をいたします。 次に、幼稚園・小学校
の統廃合についてお伺い
をいたします。 市民から、幼稚園
をなくさないでほしいという声が寄せられています。現在杵築市では要綱に沿って幼稚園
を順次閉園にしています。この要綱どおり進めば、令和7年には市内
の幼稚園は杵築幼稚園のみになってしまいます。地域活性化に取り組み、人口減少に歯止め
をかけなければ子ども
の数も減る一方です。 そこで、幼稚園及び小学校
の統廃合について、どのような基準、手順、スケジュールで進めようとしている
のかお伺い
をいたします。
○議長(藤本治郎君) 梶原
教育総務課長。
◎
教育総務課長(梶原美樹君) お答えいたします。 まず、杵築地域
の市立幼稚園につきましては、平成22年
の杵築市立幼稚園適正規模・適正配置検討委員会へ
の諮問に対する答申
を受け、議論
を重ねてきました。具体的には、未来戦略推進プランに掲げ、令和2年度に杵築市立幼稚園
の休園及び閉園に関する要綱
を策定し、本年度から要綱に沿った年次計画
を実施しております。 次に、小学校につきましては、未来戦略推進プラン
の中
の市立小学校・中学校
の在り方検討
の項目
の中で、本年度に教育環境
の整備に精通した有識者
を選定し、令和4年度に有識者会議
の設置及び提言
を得ることとなっておりますので、まずは適正規模について
の検討
を始めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) この質問については、今年
の5月に全員協議会で
説明も受けました。報道があったその後ですけれども。その後でもやっぱり幼稚園
をなくさないでほしいという声が寄せられています。ここに幼稚園数、幼稚園
の人数ですね、児童数
の資料頂きまして、それに現在要綱に沿って進められようとしている状況
を書かせていただきました。要綱については、現在在園児が10
人未満
の状況が3年続くと募集及び入園
を停止する。休園期間が3年続くと閉園。それから、園児が10
人以上になる場合など特別
の事情が認められる場合に募集及び入園停止措置
を解くというふうになっています。この要綱だから進めるということについては非常に僕は違和感があるんです。やっぱり地域住民
の声はどうなっている
のか、合意形成はどうなっている
のかというところが問われていると思うんです。杵築幼稚園
の適正規模・適正配置検討委員会という
のがあると思いますけれども、その答申はどうなっている
のか。幼稚園
を統廃合すべきという答申だった
のか。それから適正園児数についてはどのような言及だった
のかお伺い
をいたします。
○議長(藤本治郎君) 梶原
教育総務課長。
◎
教育総務課長(梶原美樹君) まず答申についてでございますが、各園
の適正な人員数は示されておりません。10
人程度
の園児が望ましいということで
の提言は受けております。 それから、住民
の説明についてでございますが、幼稚園
の閉園・休園につきましては、令和2年度に現状
説明の在り方と意見交換会と題した
説明会
を3地区、杵築、八坂、奈狩江地区で開催し、市民
の方々
の御理解
を求めてまいりました。加えて、家庭環境
の多様化による保育園やこども園
の充実、それから幼稚園へ
のニーズ
の低下、さらには園舎
の老朽化、人件費、維持管理費等
を総合的に判断した結果として、現行
の要綱
の流れができているというところであります。 また、これから始めます小学校
の適正規模
の議論におきましても、広く住民
の意見
を伺いながら、現状
を把握した上で適切な判断
を行っていきたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 検討委員会
の答申
の中で幼稚園
を統廃合すべきという答申だった
のかどうな
のか、そこについてはどうですか。
○議長(藤本治郎君) 梶原
教育総務課長。
◎
教育総務課長(梶原美樹君) 統廃合というそのもの
の文言は使っておりませんが、園児が生き生きと育つため
の人数
を判断したときに、一応法的には30
人以下が望ましいという幼稚園
の数字が出ておるところですが、それがどんどん減少しておりますので、10
人、10
人というところに線
を引いてそこでもう一度組み直し
をしてはどうかという意見
を頂いておるというところであります。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 幼稚園
の適正規模・適正配置
の答申という、これは抜粋した内容です。どういうふうに書いてあるかというと、将来
の在り方として幼稚園
の機能
を拡大する必要があり、小規模
の多様な保育
の制限が、これは課題であると。それから、公平性や地域
の特性
を失わない幼稚園づくりが望ましいというふうに書いています。適正な規模については、多様な学び合い等については10
人程度が必要と。それから適正な配置については、適正人数
を将来的に確保しにくいということに言及しながら、保護者や地域住民等
のニーズ
を踏まえ、統廃合
を含めた検討が望ましい。「統廃合すべき」とは書いてないんです。「望ましい」。これは、冒頭に枕言葉にありますけれども、適正人数
を将来的に確保する
のが、これは難しいというふうに言及しながらこういうふうに書かれています。ただ、やっぱり一番大事な
のは、「保護者や地域住民とニーズ
を踏まえ」という、そういうところなんですよね。市は今でも地域住民
の方から幼稚園
をなくさないでほしいという声が上がっているんですけど、この声にどのように応える
のでしょうか。 現在
の方針は幼稚園
の閉園ありきで進められているように感じます。先ほど幼稚園
のいわゆる建て替え
の費用についても言及されましたが、僕はこれは教育委員会が言うべきことではないですね。どちらかというと市長部局が財政的な面から、これは何とかしてほしいというふうに言及すべきものであって、教育委員会
のほうが、いや、お金がかかるからもう幼稚園
を閉めますよというふうに言うべきことではないというふうに感じます。閉園、それから休園については、保護者や地域住民
のこれは合意形成が必要だというふうに思うんですが、市
の見解
をお伺い
をいたします。
○議長(藤本治郎君) 梶原
教育総務課長。
◎
教育総務課長(梶原美樹君) 確かに、これは適正規模
の委員会におきましては人数
の示しはありません。しかしながら、ここで言う適正配置
の中にも、老朽化が進んでいるというようなところからも見直しが必要であるという部分も確かにあります。それで、私たちはそれ
を基に、地区住民
の方
の意見
を聞きながらこれまでもやってきたつもりです。1
人のために二
人、三
人の先生
をつけることが妥当かどうか、そういったことも意見
を伺いながら進めてまいったつもりでございます。そういったところ総合的に含めまして、今回
の統廃合、適正配置について
の踏み切り
を要綱によってしたというところでございます。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 人口減少が今進んでいることはもう重々承知です。ただ、園児1
人のために先生2
人もつけなきゃいけないんだみたいな、そういうこと
を掲げてやられると、いわゆる少ないところはもう仕方がないんだ、もう私たち
の地域はもう閉園してもしようがないんだというふうに気持ちがなっていくと思うんですよね。そのこと自体はやっぱり地域活性化に逆行するというふうに僕は思います。行政
の効率
を目的とした合併で地域がどうなったか。その答えは火
を見るよりも明らかです。少子化や過疎化
の現状に合わせたスケールダウンが目的であれば、幼稚園・小学校
の統廃合にも
説明がつきます。問題はその方針でいい
のかということです。子ども
の数が減っている現状
を打開できていないこと
を棚に上げて、地域から活性化
のため
の火
を一つずつ消していく
のは地域づくりと逆行すると考えます。幼稚園や小学校についても地域住民
の主体性
を尊重し、地域活性化
を後押ししなければ地域
の衰退や疲弊は免れないと考えますが、これは市長
の見解
を求めます。
○議長(藤本治郎君) 永松市長。
◎市長(永松悟君) 加来議員
の御質問にお答えいたします。 幼稚園・小学校
の適正規模
の議論はもちろん地域
を切り捨てるという考え方ではありません。平成25年
の4月に教育立市
を宣言しております。これは、家庭と学校と地域が三位一体となって、子ども
を地域
の宝として育てていこうというものです。つまり地域と教育は密接な関係にありまして、切り離して考えられるものではないと、こうしたこと
を基本に、専門家
の御意見
を伺い、地域住民
の方々へ
の十分な
説明と御意見
を伺う機会も設けながら、地域づくりと教育
の整合性
を図っていくよう、教育委員会と一緒に取り組んでまいりたいというふうに思っています。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 再度申しますけれども、その前
の項
のところで人口減少
の問題
を取り上げましたけれども、本当に人口減少に対する対策
をきちっと取る必要があると思うんです。これは市長部局
の話です。それ
をやらない限り人口は増えないですよ。今やろうとしている
のは、人口減少
の状況に合わせて一つずつ一つずつ火
を消そうとしている。確かに、市長が教育立市宣言
をというふうに
説明をされましたけれども、その地域が子育てに参加しようというふうなその気持ち
を、いや、この地域はもう子どもが少なくなったんで、ここはいいですよというふうに、僕は逆に一つ一つ地域
の気持ち
を消していくことにつながると思うんですよね。幼稚園
の統廃合というか、小学校も同様ですけども、これについても本当に地域
の人たち
の気持ち
をやっぱり尊重して進めてほしいと思います。要綱だからという形で進めてほしくない。このことは強く申し上げて、次
の質問に移りたいと思います。 市営温泉
の利用料についてお伺い
をいたします。 山香温泉センターと健康福祉センター
の温泉利用料及び開館時間に格差が生じています。財政危機
を乗り越えるために、利用料金
の値上げや開館時間
の縮小など行ってきましたが、財政危機
を乗り越えた今、
住民サービスを元に戻すことが必要です。市道
の草刈り補助金や有害鳥獣報償金など、地域づくりに必要不可欠な予算
を元に戻すことが求められていますが、同じ市民でありながら市営温泉
の利用料に差がある
のは、これは公平性
を欠くと思います。財政危機
を乗り越えた今、市営温泉
の利用料及び開館時間
の見直し
を行う必要があると考えますが、市
の見解
を求めます。
○議長(藤本治郎君) 内野企画財政課長。
◎企画財政課長(内野剛君) 市内2か所
の市営温泉につきましては、
福祉事務所長、
健康長寿あんしん課長のほうが答弁したように、それぞれ
の温泉
の背景、また経営状況、また規模という
のが異なります。したがって、利用料金や開館時間が異なります。 両施設とも建築から約30年が過ぎ、老朽化が進んでおり、緊急財政対策におきまして光熱水費など経費
の削減
のため、営業時間及び休館日、利用料金
の見直し
を行い、事業費
の増加
を抑制しつつ歳入
を確保することで営業ができるよう取り組んだものでございます。 ちなみに山香温泉センターですが、令和元年度、歳入は480万、歳出が1,400万ということで919万円
の赤字といったことですが、令和2年度につきましては収入が480万、歳出が1,150万ということで670万に圧縮
をしております。 また、健康福祉センターにつきましても、令和元年度が509万8,000円、歳出が770万ということで260万
の赤字というところが、令和2年度につきましては歳入が575万6,000円、歳出が680万ということで104万4,000円と、赤字が圧縮したということでございます。 このように、施設は変わっておりますので、各々で施設
を維持するためにこういった対策
を取ったわけでございます。 今後は、杵築市公共施設等総合管理計画、個別施設計画
の実施計画
を策定する中で、各々最終的な方向性
を決定していきたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) これも幼稚園
の議論と一緒なんですけど。結局、財政的に経費がかかるからもう我慢してくださいという、そういうふうにしか聞こえない。悪いけれども、格差がある状態でじゃあ住民がどういうふうに感じるかっつったら、山香
のほうは住みにくいなというふうに感じるんですよ。杵築市どこに住んでてもやっぱり同じ料金で入れるという
のは僕は当たり前だと思う。公平公正な観点からいって。行政が、もちろん財政的な面も考慮しなければいけないけれども、それ
を理由にいや、もうこれ納得してくださいというふうに、僕は市民に対して
説明するべきではないと思うし。そういう行政という
のは、要はいわゆる公共団体
の趣旨から大きく外れていっているというふうに思います。これはぜひ見直し
をしてください。少なくとも同じ料金にすべきですよ。220円にすべきですよ。開館時間についても、これもやっぱり延ばすべきだと思うし、休館もこないだ、先日質問がありましたけれども、これについてもやっぱり考慮すべきですよ。そのためにやっぱり費用がかかったとしても、それは議会
の中で予算が計上されてくれば議論はしますし、それについてやっぱり真摯に考えていただきたいと思う。公平公正って、公平
の観点からいったら非常に不公平だというふうに指摘しておきます。 最後に、
外部委託と職員
のスキルアップについてお伺い
をいたします。 現在杵築市では、浄水場
の管理運営
の民間委託
を行っています。9月議会で杵築浄水場
のヒ素濃度が3倍になっていること
を指摘しましたが、市は基準
の範囲内なので問題はない、業者に指導できないというふうに答えました。ヒ素濃度が委託前
の3倍になった、つまり水質が悪化している
のになぜ改善ができない
のでしょうか。市
の見解
を求めます。
○議長(藤本治郎君) 矢野上下水道課長。
◎上下水道課長(矢野浩君) お答えします。 9月議会でも御
説明いたしましたが、水道法による基準値
の範囲内であり、特に問題はないと考えております。確かに、議員
の御指摘
のとおり、市
のホームページに掲載しています水道水
の水質試験結果
を見ると、ヒ素濃度
の年度別最大値が平成29年度
の0.001ミリグラムパーリッターから、令和2年度には0.003と3倍になっております。しかし、水質基準値が0.01ミリグラムパーリッターであること
を考えれば、基準値
の10分の1が10分の3になったということであり、直ちに安全性
を脅かすようなものではないと考えているところです。 また、各年度
のヒ素
の平均値、これについては0.001ミリグラムパーリッター前後であり、最大値が3倍になった令和2年度も平均値は0.0009──0.001より低いです──最高値
の0.003ミリグラムパーリッターも1回のみ計測したものとなっております。 したがいまして、水質管理的には直営
の時代とほぼ変わりはないということで、そういうふうなことである以上、業者へ
の指導も現時点では必要はないんではないかと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 数値的に3倍になっている、だけど内容的には問題ないということなんですけどね。現に3倍になっていることについて、やっぱり僕は問題意識
を持つ必要があると思うんですよ。水質が少なくとも委託前よりも悪化しない、その状況
を保っていくということは必要だと思うし、それ
を業者に指摘して、問題があるからこれは改善してくれというふうに指導監督
をする必要があると思います。これはもう本当に行政
の姿勢
の問題だなというふうに思うんですけれども、永松市長は新浄水場
の改修
を断念し、現浄水場
の耐震化にかじ
を切りました。直営で管理運営したほうが安かった、これは前
の議会でも議案
のときに指摘
をしましたけれども、安かったのに浄水場
の運営管理
の民間委託
を行いました。加えて、現在国東市と連携して上下水道
を民間委託すること
を検討しています。効率や財政面から見た安易な
外部委託は、委託業者へ
の指導監督や事業
の継承が困難になり、行政コストが増加することにつながりかねません。上下水道
の外部委託については、これは見直すべきだと考えますが、市
の見解
を求めます。
○議長(藤本治郎君) 矢野上下水道課長。
◎上下水道課長(矢野浩君)
外部委託について見直すべきではと
の質問でございますが、水道事業で潤沢な資金と技術
の継承ができ得る職員体制
を構築できる
のであれば、あえて
外部委託
を選択する必要はないと考えております。しかし、とてもそうした状況ではないということはこれまでも議会等
の中で度々御
説明してきたので、議員も御存じ
のことと思っております。 日本政策投資銀行
の調査によれば、給水人口が5万
人を割ると、設備
を維持し債務
を負担する能力が限界に達すると言われております。つまり、この給水人口5万
人、これ2016年時点
の調査になるんですけども、水道事業体
の6割強に当たります。ちなみに、杵築市
の給水人口、令和2年度末です。2万2,685
人となっております。これが5万
人以下になると、末端給水事業
を単独で経営する上で
の規模的な5万
人が閾値になるということです。 こうした中、国や県でも給水人口
の減少や施設
の老朽化、職員不足や高齢化による技術
の継承者不足など、喫緊
の課題
を解決し、未来へ
の展望
を開くため
の有効な手段として、広域化と官民連携
を進めているところでございます。 上下水道課でもこうした動き
を受け、国土交通省
の全額補助事業である先導的官民連携支援事業、事業手法検討支援型に取り組んでいるところでございます。具体的には、国東市と
の2市連携による上下水道
の広域的な
包括的民間委託導入
の可能性調査となります。ともすれば、民間委託はコストダウンにだけ注目されがちですが、民間
の有する技術やノウハウ
を積極的に活用する点にも大きな意義があると考えております。また、上下水道と同じライフラインと考えられている電気やガスに関しても、民間が中心となってサービス
を展開していますが、特に大きな問題が生じているということはございません。したがいまして、上下水道に関しましても、民間
のアイデアや技術
を生かしながら、公
の管理
の下で利用者が満足するサービス
を提供できる可能性があれば、民間委託
をかたくなに拒む必要はないと考えています。 ただし、議員
の御指摘
のとおり、委託
の期間が長くなるほど職員によるモニタリングができづらくなることは委託
を行う上で
の大きな課題です。しかし最近では、委託
の管理支援業務
の中に技術継承支援が盛り込まれる事例や、情報通信技術
を活用し、ブラックボックスになりがちな運営維持管理業務
を市と実際
の排水施設
の維持管理
を担う地元業者がクラウド上で確認できるシステム
を構築し、情報共有
を行うなど、課題解決に向けた動きもございます。
外部委託
をする場合はこうした事例
を参考にするとともに、職員
の研修会等へ
の積極的な参加
を進め、スキルアップ
を図っていきたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 消化不足ですが、以上で一般質問
を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。………………………………
○議長(藤本治郎君) 10番、田中正治議員。田中議員。(10番 田中正治君質問席に着く)
◆10番(田中正治君) マスク
を取らせていただきます。皆さん、こんにちは。議席番号10番、壱五一会
の田中正治です。令和3年、一般質問も本日で最終日であります。 今朝7時過ぎにいつも通っている池
の土手
を通って、通行したんですが、毎朝カモが五、六十羽以上泳いでガヤガヤ言っております。今日は1匹もおりませんでした。波も立ってなくて、湖面には落ち葉が浮いて、冬が来たんかなっちいうような感じ
を受けました。いつもと違う感じでありました。 今日は私、4点について質問
をしたいと思います。 まず、第1点目は農作物
の鳥獣害被害
の減対策についてということ。 2点目は空家対策について。 それから、3点目は東・八坂地区
の市有地
の活用について。 それから、4点目は大分県農業文化公園について質問
をしたいと思います。 先般、11月17日、産業建設常任委員会が各種団体と
の話合いということで、農業法人
の4団体
の方々と話合い
をいたしました。中山間地で畑作や水稲等
を作っている農業生産
をしている方々であります。また、そんな方々からも鳥獣被害に悩んでいるというようなことでお聞き
をいたしました。特にイノシシ、鹿が最もひどいということで、イノシシ等は一晩で荒らされてしまうと。生産意欲
を失ってしまうほどだということでお聞き
をいたしました。私も感じるところがありまして、以前は日中イノシシ
を見かけることはあまりなかったんでございますが、ここ数年は道路
を走行していると、日中でも親子連れ
のイノシシが堂々と道路
を横断して雑木林やミカン園
の道路に入っていくという
のを度々見ることがあります。イノシシ
の個体数は相当増えているなあと、増加しているなあと感じられました。 初日
の小春議員が質問
を予定しておりましたが、時間
の関係でできなかった。しかし、2日目には坂本議員が質問
を、この鳥獣被害
の質問
をしました。私で3
人目でありますが、もう生産者
の方々は待っていられない状況であるということであります。 そこで被害
の写真
を、ちょっと素人でありましたんですが撮りましたんで、御覧
を頂きたいと思います。 これは市道であります。市道でイノシシが朝もうろうろして、小石落としていると。こういうような状態であります。この市道、約五、六百メートルありますが、近所
の奥さんが毎朝竹ぼうきで掃いて、石や土
を端にやっているというような状態であります。もうここピンク
のテープ
をしておるんですが、最初はよかった。貼った後は何日かはよかった。しかし、こんな
の関係なしということで、もうこうしております。朝この市道
を3時頃、3時過ぎ頃、新聞配達
のバイクが通ります。石が落ちとったらもう本当けが
をしたら大変だというようなことであります。 続いて、ミカン園であります。鉄
の網
のフェンス
をしておるんですが、これに入ってイノシシがもう枝
を折ったり実
を食べたりというようなことであります。これもイノシシ被害であります。実
を食べております。こうなったもの、白い
の、もうくわえて取った後であります。これもミカン園
の、まだ下
のほうになっておるんで、上までは立ち上がって取らなくてもいいというようなことで、下
のほう
を取っております。これも一緒ですね。本当何十個というミカン
を食べております。同じくミカン
を食べております。 これは水田であります。水田
の入り口に防護柵
をしておるんですが、その防護柵
をいともたやすく簡単にというか、曲げて中に入っております。これは普通Cチャンというんですが、鉄
のC型
のアングル
をしておるんですが、それももう関係なく押しております。この横に石
を置いておったんですが、この石がもう中に、六、七十キロあると思いますが、人間では1
人で抱えられない、押していかんと前に置けないぐらい
の重さ
の石
をいとも簡単にもう中に押し込んでおるというようなことであります。 これも一緒であります。もうトタン
を置いて網
を置いて、前にまた網
を置いてしても、その日は夜は入らんでも、二、三日たったらもう入っておるというようなことであります。 もうこれも同じです。これはイノシシはもう入って、もう収穫不能というようなあれであります。 これはイノシシがのり面
を悪いこと
をするということで、防草シート
を貼っておるところであります。これ
をしたところが今んところ入ってないというようなことであります。この防草シート
を貼らんところは上がったり下りたり
を繰り返しておるというようなことであります。 被害写真
を見ていただきました。そこでお伺い
をいたしますが、去年、今年と市内ではどれくらい
の作物
の被害が出ている
のかお知らせ
を頂きます。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) お答えします。昨日
の坂本議員へ
の答弁と重なるところがございますけども、御容赦願いたいと思います。 有害鳥獣による令和2年度
の農林産物被害額は565万9,000円で、前年度対比で3%
の増となっております。鳥獣別ではイノシシによるものが約9割
を占めており、水稲
の食害、踏み倒しや露地ミカン
の食害、枝折り被害が発生し、露地ミカン
の被害は前年度
の約5倍と急増しました。議員がお示しいただいた写真にあるとおりでございます。 それ以外では、鹿による杉・ヒノキ
の皮剥ぎや果樹
の新芽・枝葉
の食害、町部でも頻繁に見かけるアナグマ等
の小動物による露地ミカンや野菜等へ
の食害も増えているところでございます。 令和3年度につきましては、現在集計できておりませんので御容赦願いたいと思います。 以上であります。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 猟師
の方によりますと、最近はアナグマも捕れるようになった、狩猟するようになったということであります。アナグマも大変悪いこともするということで、油断はできないということであります。 つづいて、被害
の調査方法についてお聞きいたします。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) 調査につきましては、捕獲対応
の依頼や被害防止対策に関する相談などを通じて被害
を把握し、必要に応じて現場に赴き被害
の発生状況
を調査するとともに、被害防止策
の導入や管理について
の助言等
を行っておりますが、聞き取りが主体であり、実数はもう少し多い
のではないというふうに推測
をしております。 以上であります。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 実数はもう少し多い
のではないかということであります。私
のところも老人
の方が日曜菜園、菜園
をしております。しかし、もう一夜で植えていた野菜等
を取られてしまって、もう行ってみたら荒らされてしまって、腰が抜けるようだというようなことで、びっくりしたというようなことであります。何か生産意欲
を本当もうなくしてしまうような荒らされ方だというようなことでありました。しかし、元気
をつけて、また来年があるから少しずつ頑張りよちゅうようなことで、励ましたような次第であります。 イノシシ、鹿
の捕獲頭数と、令和3年途中まで捕獲頭数はいかがでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) 令和2年度
の捕獲頭数は、イノシシ1,675頭、このうち猟期外が1,462頭、猟期内が213頭、鹿につきましては1,050頭で猟期外が628頭、猟期内422頭ということであります。 令和3年度
の捕獲頭数は10月末時点
の概数となりますが、イノシシ1,205頭、鹿869頭ということで、猟期外期間、3月16日から10月31日までということで比較
をしますと、前年度対比でイノシシが約32%
の減、鹿は逆に約11%
の増となっております。 以上であります。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 捕獲頭数がイノシシは2年度で1,675頭、鹿が1,050頭というようなことでありますが、この捕獲報償金は、それぞれ猟期内、猟期外、幾らでありますでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) 大分県鳥獣被害防止総合対策交付金
を活用しながら、猟期外
のイノシシ1頭につきましては7,000円、猟期外
の鹿1頭につき1万円、猟期内
の鹿1頭につき1万1,000円、アナグマ、タヌキ、アライグマそれぞれ1頭につき2,000円
を支給しておりまして、市単独事業としまして、猟期内
のイノシシ1頭につき3,000円、わな捕獲により捕獲員1
人当たり月に10頭以上捕獲した場合に、11頭目から猟期外
のイノシシ、猟期外、猟期内
の鹿1頭につき3,000円、カラス、カワウ等1羽につき2,000円
を支給することとしております。 以上であります。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 猟期内がイノシシは3,000円、鹿は1万円ということであります。また、鹿
の猟期内が1万1,000円、猟期外が1万円というようなことで支払っているというようなことでありますが、生産者
の方々が一生懸命に作っている作物
を一晩でやられるというようなことであります。できれば、できればではなくって、できるはずです。この捕獲報償金
を上げてたくさん捕っていただきたいと思います。 緊急財政
の対策で削減した報償金について、どの部分であった
のか御
説明を願います。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) 市
の猟友会
の皆様と御相談する中で市有害鳥獣捕獲報償金交付要綱
を改訂しまして、猟期外
のイノシシ
を3,000円、猟期内
のイノシシ
を2,000円減額するとともに、わな捕獲による猟期外
のイノシシと通年
の鹿について、捕獲員1
人が月に10頭以上捕獲した場合に、11頭目から支給する金額
を2,000円減額させていただいております。 以上であります。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 捕獲報償金
の増額について検討してもらいたいわけでございますが、昨年
の頭数からいうとイノシシが1,675頭、捕獲報償金
を上げて3,000頭捕った場合
のイノシシ
を捕獲した、また、鹿について1,050頭であった
のを2,000頭に仮に見積もったとしても、5,000万円ぐらいであります。捕獲報償金
を復活してもらいたいと思いますが、お考え
をお聞きいたします。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) 本市では緊急財政対策
を鑑みて、有害鳥獣捕獲事業
の捕獲報償金単価
の見直し
を行い、事業費
の増加
を抑制しつつ、猟友会と協議した中で、捕獲頭数
の増加にかかわらず年間
を通じた捕獲活動
を推進できるように取り組んでおるということで、現状報償金
の増額については難しい状況であります。 しかしながら、9月定例会でも報償金単価
の増額
を含めた捕獲対策
の強化について御要望頂いておりますし、今議会でも3名
の方に御質問頂いた、また杵築、大田、山香3地域でそういった御意見が出たということ
を踏まえまして、今後検討していきたいと思っております。 以上であります。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) それと今後
の対応策も、他県
の事例でありますが、捕獲した獣、イノシシ、鹿等
を動物公園
の餌にしているという新聞報道がありました。これについて検討はどうでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) 議員
のお話
のとおり、県外
の事例ではイノシシ等
を内臓取り除いた形で動物園
の餌にしているという事例も聞いております。県内では、宇佐市
の食肉処理卸業が運営する野生鳥獣肉処理場で、食肉に適さないジビエ
を動物公園が買い取り、動物
の餌にする取組
をしておりますけども、ジビエは毎日決まった量
の入荷が見込めず品質にもばらつきが多いため、牛や豚、鳥など、ジビエ以外
の食肉処理
をこの処理場に集約して経営安定
を図る必要があることや、餌として使用するため
の品質
を確保するため、適さないものは処理場として引取り
をしないということであります。 市内には2つ
のジビエ加工処理業者があり、捕獲活動にも御協力
を頂いておりますが、そこに持ち込まれ処理された肉や加工食品は、市内外
の道
の駅やスーパーなどで販売され、現在ではふるさと納税
の返礼としても活用されていることから、当面としてはこの手法による利活用が主体と考えております。また捕獲したイノシシ、鹿等
の処理に困るような相談があれば、協議と研究
を続けてまいりたいと思います。 以上であります。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) はい。ふるさと納税
の返礼品にも活用されているということでありますので、ぜひこの捕獲報償金等
を上げていただきたいと希望するところであります。 また、被害防止
のため
の一つとして防草シートなんですが、これ
を、これは個人的にやっているんですが、こういう形で市道
ののり面等に、材料
を頂ければこちらがやってみるというような形でできないか、お尋ね
をいたします。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) 現状一つ
の対策として、電気柵、鉄線柵等
の補助事業行っておりますけども、防草シートにつきましては、材質によって対応年数や価格も違うため、補助事業として取り扱うため
の標準
の仕様がなく、県
の鳥獣被害防止対策事業においては補助
の対象外扱いという
のが現状であります。議員
のお話
のとおり、イノシシ
の侵入に効果があると分かれば普及
のため補助
の対象になる可能性も出てくる
のではないかと思っておりますので、情報交換等させていただければと思っております。まずは、他県、他市町村
の情報など調査、研究してまいりたいと思いますので、御理解頂きたいと思います。 以上であります。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 言わんとするところは分かるんですが、最初にお見せした市道
ののり面、これがもう、イノシシ
の餌、多分カニなどはいないと思うんですが、ミミズ等
をあせっていくんじゃないかと思うんです。 こういうところに防草シート
を試験的にやってみてはいかがでしょうか。ちょっと五、六百メートルということでありますので、100メートル
のシートなら5本ぐらいということでありますんで、どうでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) まず、現場
を見にいきたいと思っております。そして調査研究ということでしていきたいと思いますが、よろしくお願いします。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) よろしくお願いしたいと思います。 それでは、次
の質問に入ります。いいでしょうか。
○議長(藤本治郎君) どうぞ。
◆10番(田中正治君) 全国的な人口減少が進んでいる中、杵築市も同様で、空き家
の増加が進んでおります。この空き家対策についてお聞き
をいたします。 調査方法についてお聞き
をしたいんですが、800万円余り、今、調査費委託料
を取って
の調査というようなことであります。どういうような調査
をしておる
のか、お聞き
をいたします。
○議長(藤本治郎君) 岩尾市民生活課長。
◎市民生活課長(岩尾豊彦君) お答えします。 これまで空き家調査につきましては、平成25年、平成29年度
の2回実施してきました。いずれも各区長に地元
の空き家について聞き取り
をする方法
を取り、市内で約800軒
の空き家
を把握することができました。しかし、平成30年に行われた住宅・土地統計調査では、戸建て
の空き家が推計で約2,000軒あることが報告されています。 そこで、今回、デジタルトランスフォーメーション推進
を目的として、空き家調査、データデジタル化業務
を業者に委託し、事業
を行っています。 調査内容については、現地調査
を行い空き家
の把握、空き家カルテ
の作成、所有者リスト
の作成、そして把握した空き家
の所有者または管理者が特定できたものに対し、管理状況や将来
の利活用に関する意向調査
を実施
をしております。 また、把握した空き家
のデータ
をデジタル化し、市役所内
のGISシステム地理情報
を管理できるシステムであります。これで扱えるようになります。 進捗状況ですが、現在、現地調査が終了して、現時点で約1,800軒
の空き家
を把握することができ、意向調査
を実施しているところであります。 今後は、空き家調査につきましては、3年から4年
のペースで実施する予定にしておりますので、今回
の調査結果
をベースに、今後は、各区長に調査協力
をお願いしたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 先般、11月
の末でしたか、空き家から出火して火災に至ったというような状況もあります。空き家
の調査が必要ということがよく分かりますが、杵築市
の人口減少が進んでおります。その中で、空き家調査について、ランク付
をしておるというようなこと
をお聞きしましたが、今回
の調査ではどうなっておりますか。
○議長(藤本治郎君) 岩尾市民生活課長。
◎市民生活課長(岩尾豊彦君) 空き家
の状態によって、杵築市独自でAからDランクに分けております。Aについては、特段に改修等
をせずにすぐ使える状態、Bについては、若干
の改修が必要な状態、C、Dについては、今後
の使用が難しいと思われる状態。そのうちDについては、倒壊、破損等により、道路等に影響が考えられるもの
を設定
をしております。 今回
の調査につきましては、国土交通省が示した外観目視による住宅
の不良度判定
の手引きに基づき、周囲に悪影響
を及ぼすかどうかなど
を加味して調査、判断するように業者に指示
をしており、点数化した上で、AからDまで
のランク分け
を設定する予定であります。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 区長さんが調査
をしていただいたということで、25年と29年
の2回
を実施しておりますが、833戸
の空き家というようなことでありますが、平成30年に行われたこの調査については、2,000軒もあるというような報告ということでありますが、これはどのような違いでなった
のか、ちょっとお聞き
を、分かればお聞き
をしたいと思いますが。
○議長(藤本治郎君) 岩尾市民生活課長。
◎市民生活課長(岩尾豊彦君) 平成25年と29年度については、各区長に聞き取り調査という形で行ったんですけれども、おおむね、その中でちょっと空き家等
の漏れがあった
のかなと思っております。 今回、平成30年度に行われた住宅統計調査では、市内
の、5年に1回行われえる国
の調査なんですけれども、住宅
の状況とか調査しておりまして、その中で約2,000軒
の空き家があるということで推定
をされたということであります。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) この調査で利活用
の方法、空き家
の利活用
の方法などがあれば、お聞き
をします。
○議長(藤本治郎君) 岩尾市民生活課長。
◎市民生活課長(岩尾豊彦君) 建物
の管理状況や将来
の利活用に関する意向調査
を行っております。 この内容については、空き家かどうか
の再確認や所有者
の確認、空き家だった場合、空き家となってから
の経過年数、また建物
の建築時期、管理状況など
を伺っております。 また、今後
の活用についても賃貸や売却、その他
の活用等
の考えがあるかなど
をお伺いして、併せて市
の空き家バンクへ
の登録等について
の御案内しております。そして調査結果
を基に、住民自治協議会
の地域
の皆さんと情報
を共有し、移住者
の受入れ等に向けた取組
を行っていきたいと考えております。 また、倒壊
の危険がある空き家につきましては、まずは、所有者または管理者に対する指導
を徹底するほか、必要に応じて、区長や関係機関などと連携し、周辺住民
の生活不安
の解消に努めます。 さらに、今回
の空き家調査でその調査
のデータ
をデジタル化し、市役所内で共有できるようにして、災害時などにどの空き家が空き家になっているかなど
の、どの家屋が空き家になっているかなど
の基礎データとして活用できると考えております。 人口減少
の中、今後、空き家がますます増えていくことが予想されます。空き家は放っておけば、周囲に悪影響
を及ぼす危険な家屋である特定空き家となり、周辺住民に支障が出てきますので、そうなる前に所有者または管理者にアプローチ
をかけ、適正な管理
をするよう働きかけることが重要と考えております。 今回
の調査に基づき、所有者または管理者
の把握に努めていきたいと思っております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) ちょっと参考でありますが、空き家等
の対策推進に関する特措法ということで、空き家等
の所有者等
の責務ということで、第3条に、空き家等
の所有者または管理者、管理
をしている管理者は、周辺
の生活環境に悪影響
を及ぼさないよう、空き家等
の適切な管理に努めるものとするというようなことでありますが、空き家で所有者が分からないと、不明であるというような空き家がもし分かれば、何棟ぐらいある
のかお知らせください。
○議長(藤本治郎君) 岩尾市民生活課長。
◎市民生活課長(岩尾豊彦君) これまで特定空き家として、特定空き家
を指定
をしてきたんですけれども、その中で除却が済んでいない空き家が27軒あります。このうち、所有者が分からない部分については、数はちょっと把握
をしておりませんで、すいません。
◆10番(田中正治君) 分かりました。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 令和3年度から、特定空き家
の除去に対する補助がなくなったということでありますが、今回
の調査によって、新たに特定空き家が出てくることも予想されます。今後、補助は実施しない
のか、その旨
をお聞きします。
○議長(藤本治郎君) 岩尾市民生活課長。
◎市民生活課長(岩尾豊彦君) 特定空き家については、空き家等対策協議会で審議し、指定
をします。平成28年度から通算してですが、108軒であり、そのうち81軒
を除却
をしております。残り27軒については、所有者不明や所有者から
の返答がないものとなっており、今後も指導等実施する予定としております。 特定空き家
の除却に関する補助につきましては、杵築市空き家等対策計画が、平成28年から令和2年まで
の5年計画であったことから、この計画に基づき、国
の助成
を受け実施してまいりました。現在、第2期
の空き家等対策計画
の策定中であり、補助金
の目的は、特定空き家付近
の生活
の安全
を守るためであることから、今後については、空き家等対策協議会
の委員さん
の意見
を聞きながら、国
の事業が継続することが条件にはなりますが、必要があれば、検討
をしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 分かりました。定住・移住につながるという空き家でありますが、改修等に予算
を組んでおります。31年度が、平成31年度、それから令和2年度と令和3年度、本年、3年度については790万というような改修
の補助金
を予算で立てておりますが、これまでにどういうような使われ方
をした
のか、ちょっとお聞きします。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) お答えいたします。 まず、改修
の使い道につきましては、主に住宅家屋
の改修費でございます。それと、空き家
の利用ということで、家財
の処分費、そして契約時
の仲介手数料
の補助、そして最後に引っ越し
の補助というような費用に対して
の補助
を行っております。 実績
の内容といたしましては、平成31年度は、延べ件数でございますが、54軒で820万4,000円、令和2年度が56軒で843万円、本年度、令和3年度が先ほど議員がおっしゃられたように、予算額としては790万円で、12月8日現在
の実績でございますが、28軒で336万3,000円となっております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 分かりました。これは、定住というか、移住
をしてきた
人の人数と考えてもいいですかね。人数ちゅうか世帯と考えてもいいんですかね。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 件数につきましては、先ほど
の補助
の項目ごと
の延べ件数になりますので、移住者数とはまた違った件数になっております。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) この空き家等で移住された、また、定住された方々
の評判といいますか、よかったとか悪かったとかいう声はお聞きになりませんか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) まずは、窓口
のほうに見えていただいたときに、補助金
の内容につきまして、移住担当窓口
の担当者が御
説明を申し上げます。大分県
の補助金等
を活用させていただいて市
のほうも予算
をつけておりますので、引っ越し
の費用がこんなに出るとか、補助金が100万円も出るとか、購入
の費用につきましても補助がございますので、そういった補助金
をあるということ
をお知らせするときに喜ばれているような状況でございます。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) ありがとうございました。 続いて、次
の質問に入らせていただきます。 人口減少で少子高齢化というようなことであります。これ
を止めるにはという、いいますか、何とか止めたいというようなことでありますが、東、八坂地区
の市
の所有地、工業団地にするというような予定でありますが、この調査費、測量設計等
の委託料が2,018万5,000円つけられておるんですが、この結果、どうなったんでしょうか。お聞きします。
○議長(藤本治郎君) 宮部
財産管理活用課長。
◎
財産管理活用課長(宮部雅司君) お答えいたします。 昨年度から今年度にかけて、八坂、東地区
の旧ゴルフ場予定地に工業団地
を整備するため
の基本計画
を策定いたしました。計画策定に対しては、できるだけ多く
の宅地
を確保することや、土工量
を縮減し、区域内で切り盛り土量
の収集バランス
を図ることなど
を考慮し、最も経済的に有利な計画となるように検討
を行いました。 また、規模や経済性、施工性
を考慮した結果、西側部分
を開発する計画としており、開発面積は約26.6ヘクタール、宅地面積が約15.1ヘクタールとなっております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 今、一応、開発する面積が26.6ヘクタールというようなことで宅地面積、これ宅地面積というと、住宅地じゃなくて1つ
の区画ということで考慮していいんですか。
○議長(藤本治郎君) 宮部
財産管理活用課長。
◎
財産管理活用課長(宮部雅司君) 開発する面積が26.6ヘクタールなんですが、その中には道路区分やのり面だとかそういったものが出てきますので、有効宅地面積、宅地といっても議員さんが言われるように住宅地
の宅地じゃなくて、工場が来たときに工場
の建屋が建てられる、そういう宅地が約15.1ヘクタールということでございます。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) そうすることによって、11.5ヘクタールがのり面や道路というようなことで理解していいんですね。はい。これ
をどのように活用するんでしょうか。お聞きします。
○議長(藤本治郎君) 宮部
財産管理活用課長。
◎
財産管理活用課長(宮部雅司君) 将来は、企業
を誘致するため
の工業団地
を整備することが目的であります。来年度から地質調査や地形測量、基本計画等
を行っていきたいと考えております。 しかしながら、工業団地整備には莫大な経費が必要であり、本市が単独で実施する
のは困難だと考えております。したがって、県
の企業立地推進課に協力していただきながら取り組んでいるところであります。 現在、県では、工業団地整備に対し、民間開発事業者等
の参入
の可能性
を検討しております。民間が参入した場合、造成や販売
を豊富な知識やノウハウ
を持つ民間が行うことになると想定されます。 しかしながら、民間が参入
を検討するためには、判断するため
の材料が必要です。そのためには、調査、測量、設計等
を行わなければならないと考えておりますので、県と協力していただきながら取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 一応、東、この八坂地区
の市有地、正式には何ヘクタールあるんですかね。分かれば。
○議長(藤本治郎君) 宮部
財産管理活用課長。
◎
財産管理活用課長(宮部雅司君) 登記簿上は、約90ヘクタールです。これから詳細な測量等
をして面積が確定すると思われますが、100ヘク以上はあるかと思います。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 私
のところも一筆調査
をもう済ませたんですが、山林等は1反しかないちゅうようなことであったんですが、もう2反も、2反
の上もあるというようなことでありますので、一応90ヘクタール、台帳面積はというようなことでありますが。恐らく、100ヘクタール以上はあるんじゃなかろうかと思います。県と協力
をして、協議
をして、できるだけ早く進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。はい。
○議長(藤本治郎君) どうぞ。
◆10番(田中正治君) 続いて、最後
の質問に入ります。 大分県農業文化公園であります。あそこが、ここ数年前からいろいろ四季にやって花
を植えております。春
の花はネモフィラという花であります。行ってみると、気分が癒されて目
の保養になります。また、夏から秋にかけてはコスモスや紅葉、それから秋から冬にかけては、今、コキアがもう終わりになっているというようなことで、これからはサザンカやツバキというような
のがにぎやかに咲き誇っているわけであります。農業文化公園に行けば、気分も本当爽快になり、気分転換ができるというような感じがいたします。 先日
の新聞では、農業文化公園
の新しい名称
を募集しますというようなことであります。農業文化公園というような名称が変わる
のかなというような感じで見ておりました。 この農業文化公園
の入園者が大変多くなっているというようなことでありますが、入園者
の推移はどうなっておるんでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 黒田商工観光課長。
◎商工観光課長(黒田幸一郎君) お答えいたします。 観光入込客
の統計調査によりますと、入園者数は、令和元年が28万9,757
人、令和2年が24万3,398
人となっております。また、令和3年
の1月から11月まで
の入園者数は32万6,130
人で、前年同期と比較いたしますと、9万392
人、38.3%
の増加となっております。 以上でございます。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 入園者がだんだん増えておるというようなことであります。 仮にですが、ここは県
の施設ということでありますが、仮に、入園者1
人300円
を県が取るといたしますと、令和元年度28万9,000
人ぐらいおるんで、8,500万円ぐらい
の入園料があると。それから30年、令和3年になって、現在ですが、約1億円ぐらい
の入園料が300円
を取ればですね、入るというようなことでありますが、ここ農業文化公園
の入園料、駐車場は、どのようになっておるんですか。
○議長(藤本治郎君) 黒田商工観光課長。
◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 現在
のところ、入園料や駐車料は無料となっております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) この農業文化公園に、市
の施設があるとお聞きしたんですが、関連施設にどのような施設があるんでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) お答えします。 まず、正面ゲート側
の施設になりますが、豊
の国物産館
の奥に、農具、民具展示室がございます。唐箕や千歯扱きなど、主に昔
の稲作に使われていた農具、34点
を展示しております。そのほかに、正面ゲート外に、現在は休館中でありますけれども、農産物直売所があります。農具民具展示室
のある旧レストラン棟は、1階が杵築市、2階が宇佐市で区分所有しており、農産物直売所も杵築市と宇佐市
の共有施設となっております。 以上であります。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 杵築市と宇佐市に共有した施設があるということでありますが、どのように活用されている
のかお聞きします。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) まず、農産物直売所につきましては、令和元年まで指定管理で活用しておりましたけれども、現在は休館となっております。 農具・民具展示室は、基本、密閉空間で、来園者
の方に外から農具
を御覧いただく形になっております。 以上であります。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) 大変多い、入園者数、増えております。令和3年11月までに入園者数が32万6,000
人というようなことであります。これ
を黙って見過ごしていい
のかもったいない気がするんですが、何かいい活用方法
を真剣に検討できりゃと思っておりますが、この活用方法
を検討している
のかお聞き
をいたします。
○議長(藤本治郎君) 矢守農林水産課長。
◎農林水産課長(矢守丈俊君) 以前から
の課題ではございますけれども、現在、今後
の具体的な活用
の検討には至っておりません。 県では、農業文化公園
の先ほどお話ありましたとおり、愛称募集
を行うなど、文化公園全体
の見直し作業
を実施しておるということでありますので、その議論
の中で市
の施設も活用できないか、話
をしていきたいなと考えております。 以上であります。
○議長(藤本治郎君) 田中議員。
◆10番(田中正治君) ぜひ、この杵築市では、この三十数万
人の入園者料、観光客数が一堂に入るようなところという
のは、この農業文化公園だと思います。できれば、市
の施設があれば、何かいい方法で活用できればと思っております。今後、御検討
をお願いしたいと思います。 これで私
の一般質問
を終わります。令和3年、残すところもう20日余りでございますが、よい年でありますように。本当ありがとうございました。………………………………
○議長(藤本治郎君) ここで午後1時まで休憩いたします。────────────午後0時02分休憩午後1時00分再開────────────
○議長(藤本治郎君) 休憩前に引き続き、会議
を開きます。 一般質問
を続行します。6番、真鍋公博議員。真鍋議員。(6番 真鍋公博君質問席に着く)
◆6番(真鍋公博君) こんにちは。議席番号6番、令和会
の真鍋公博です。今年令和3年最後
の12月定例会
の一般質問に私と工藤議員
の2
人を残すのみです。令和会
のメンバーが続きますが、最後までよろしくお願いいたします。 先週
の4日、土曜日
の夕方
のTBS系列
の、大分ではOBS
の報道特集で真珠湾攻撃から80年、封じられた非戦
の信念
のタイトルで私が尊敬措く能わざる堀悌吉海軍中将とその生涯
の心
の友である山本五十六連合艦隊司令長官が特集されていました。 また、一昨日8日、開戦記念
の日ですが、水曜日
のOBSやNHK大分でも宇佐市と佐伯市で開催されている特別展
のニュース
の中で2
人が取り上げられていました。若き山本五十六、当時は高野五十六といっていたんですが、その方が矜持
の兄に送った手紙にある1
人の友
を得ると海軍兵学校で
の1
人の友
を得るというその
人。そして、堀悌吉
の運命が日本
の運命になったと筒井清忠帝京大学教授がおっしゃっていましたが、それ
を見て胸に迫るものがありました。時代
を超えて、堀悌吉
の中将
のこと
をぜひ伝えてほしいと思っております。 さて、今回私は市長選挙期間中に新聞に折り込み
をされていました政策という
のでしょうか、公約という
のでしょうか、ここにありますが、大変よくまとめられているとは思います。これら
の項目について、項目に沿って1項目ずつ健康活力安心、それから出産から介護、新型コロナ等々、質問するつもりでしたが、時間
の制約や多く
の議員
の方と重複する部分がありましたので、何点かに絞って質問
をさせていただきたいと思います。 最初はこの健康
の中にあります出産から介護まで
のワンストップ支援ということで全世代支援センターまるっと
の現状について質問させていただきます。 昨年令和2年4月に大分県内初
の試みでスタートしたそうですが、私たち令和会も今年
の2月に委託先である社会福祉協議会
を訪問し、研修
をさせていただきました。私は、現状
の組織形態ではいい
のではないか、時期尚早ではないかと現職
のとき考えておりましたが、改めてまるっと
の概要について
説明をお願いいたします。
○議長(藤本治郎君)
秋吉福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(秋吉知子君) お答えします。 全世代支援センターまるっとは市民
の皆様が抱える介護、子育て、障がい、生活困窮
の悩みなど
を一括して対応できるように市役所
の中でも複数に分かれていました相談窓口
を一本化し、世帯が抱える複数
の困りごと
をまるっと受け止め、より早く、効果的に支援につなげるよう昨年令和2年4月1日に社会福祉協議会内に設置されました。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 現在
の県内や全国的な状況は分かりますか。
○議長(藤本治郎君)
秋吉福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(秋吉知子君) 大分県内
の市町村には全世代支援センターまるっと
のような相談から支援まで
をワンストップで行う相談支援機関はありませんが、誰に相談したらよいか分からない、どこに相談したらよいか分からない悩み
を受け付ける福祉困りごと相談窓口
を設置している市町村はあります。全国的な数は把握しておりませんが、全国的な流れとしましては単一分野で
の制度では対応しきれない複雑化、複合化した支援ニーズに対する
包括的な支援体制
を構築するために今年度令和3年度から厚生労働省が推進する重層的支援体制整備事業が始まりました。この事業では、相談支援、様々な世代や多様な方々
を受け入れる地域
の場づくり
を支援していく地域づくり、そして課題
を抱えた
人や世帯が地域
の場とつながっていくように支援する参加支援
の事業
を一体的に実施することで、各市町村
の創意工夫による世代や分野
を問わない相談支援体制や地域づくり
を後押ししています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 誰に相談したらよいか分からない、どこに相談したらよいか分からない、それには広報がとても大切だと思いますが、現在広報はどのようにされていますか。
○議長(藤本治郎君)
秋吉福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(秋吉知子君) 開設に当たって当初から市報に掲載するとともに、各庁舎窓口にまるっと
のチラシ
を置いています。また、地域で行われているサロンや出前講座に職員が行った際にもまるっと
の開設や相談内容など
の広報
を行っております。民生児童委員
の会議
を初め、福祉事務所が参加する福祉関係者
の各種会議
の開催時にも広報
を行ってきました。その他市
のホームページからは社会福祉協議会
を経由して、まるっと
の紹介ページへとつながるようになっていましたが、現在直接アクセスできるように改善しています。 今後も市民
の皆様に分かりやすい広報に努めてまいります。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) ケーブルテレビもぜひ使っていただきたいと思います。繰り返し、繰り返し、広報に努めていただきたいと思います。 組織としては4つ
の支援機能
を集約した班編成で行っているようですが、それ
を教えてください。
○議長(藤本治郎君)
秋吉福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(秋吉知子君) 3つ
の班があります。1つ目は、妊娠期から子育て期にわたる育児
の相談支援
を主な業務とする子育て支援班。2つ目は、介護予防
をはじめとする高齢者
の様々な困りごとに対応し、医療や介護サービス
の利用、関係機関
の調整など
の支援
を主な業務とする高齢者支援班。3つ目は障がいに関する相談や情報提供、各相談支援事業所と
の連携や調整
を主な業務とする障がい支援と併せて就労支援や家庭改善支援、各種貸付金
の相談、利用など生活困窮支援
を担当する自立支援班となっています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) それぞれ
の班
の配置
の職員数はどうなっていますか。併せて、どんな職種
の方が携わっている
のかもお答えください。
○議長(藤本治郎君)
秋吉福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(秋吉知子君) 先月、11月末現在、子育て支援班では保健師、社会福祉士、母子父子自立支援相談員
の計5名。高齢者支援班には看護師、社会福祉士、主任介護支援専門員、介護支援専門員
の計7名。自立支援班には社会福祉士や相談支援員、就労支援員ら計5名。そして、各班
を統括しているセンター長1名
を含め、計18名
の配置となっています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) いろいろな職種
の方がいらっしゃるんですね。まるっと
の令和2年度
の決算額と補助金その他、それと市
の単費
の内訳はどうなっていますか。
○議長(藤本治郎君)
秋吉福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(秋吉知子君) 令和2年度
の全世代支援センターまるっと
の決算額では、委託費5,742万2,000円となっています。補助金など
の内訳としましては、国費が3,002万4,000円、県費が935万6,000円、介護保険料から551万1,000円、市
の一般財源からは1,253万1,000円となっています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) この決算額が多い
のか、あるいは少ない
のか
の判断はまだスタートしたばかりですので、なかなか難しいものがありますが、相談支援
の件数やその内容に応じた予算
を確保してほしいと思っております。その相談支援
の件数ですが、子育て支援
を初め、それぞれ
の相談支援
の延べ件数、実数
を教えてください。
○議長(藤本治郎君)
秋吉福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(秋吉知子君) 令和2年度
の相談支援延べ件数は子育て関係が1,872件、実数477件。高齢者関係が1,651件、実数は471件。障がい関係が112件、実数は20件。生活困窮関係が1,998件、実数は320件となっています。また、今年度令和3年度
の4月から9月まで
の全体
の相談件数は2,789件となっており、令和2年度
の同じ時期
の相談件数に比べ456件増加しています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 大変多く
の相談が寄せられ支援
をされています。また、増加傾向にあるということで大変正直驚いております。
個人情報保護の観点もあろうかと思いますが、差し支えない範囲で事例
を教えていただければと思います。
○議長(藤本治郎君)
秋吉福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(秋吉知子君) 事例になりますが、一人暮らし
の高齢者
の方で体調
を崩した状態
を民生委員
の方が発見し、まるっとへ相談されました。職員が様子
を見に行き、医療機関
の受診に同行したところ、栄養状態が悪く、治療が必要な状況でした。本人に寄り添い、状況
を丁寧に
説明し、継続的な医療に結び付けるとともに御本人は介護保険サービス
の利用
を開始され、服薬や栄養管理
の支援
を受けています。 また、金銭面
の不安がありましたので、福祉サービス
の利用援助や日常的な金銭管理など
の援助
の支援が行える社会福祉協議会
の安心サポート
を利用し、経済的な管理や見守り
を行い、体調
を崩すことなく、現在在宅生活が続けられています。 このようにまるっとでは相談
を職員1
人で抱えることなく、各分野
の担当職員と同じフロアにて情報共有
を図り、多く
の視点から様々な支援策
をチームで検討し、解決に向けて動いています。それにより単一
の問題解決で終わることなく、複合的に絡み合った多く
の課題に対しましても
包括的かつ円滑な支援が行えています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 複合的といいますか、複雑な相談が多いようですが、この2年近くで具体的にはどんな課題がありますか。
○議長(藤本治郎君)
秋吉福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(秋吉知子君) 現在、地域や家族など
の共同体として
のつながりが弱体化していく中で、経済的や介護や障がい、育児など、生活
の上で
の困りごとなど
の生活課題
を抱えながらも相談する相手がなく、また、それぞれ
の分野で決まっている制度
の枠組み
の中では対応が難しいという制度
の谷間で孤立してしまい、生きづらさ
を感じている
人が増えています。家族構造
の変化と多様化により、生活課題
の複雑化や複合化が進み、制度利用や支援だけでは対応できないケースも増加しています。このような点
を大きな課題として捉えています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 今後
の方向性
を含めてどのように対処していくつもりでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
秋吉福祉事務所長。
◎
福祉事務所長(秋吉知子君) 全世代支援センターまるっとでは、複雑化、複合化する相談にもチームとして対応できる相談支援体制
の整備
を行ってきました。今後は相談支援体制とともに一体的に就労準備支援や多様な立場
の人が寄り添い、社会と
のつながり
を広げ、参加できる支援体制も不可欠です。併せて、地域ではいろんな世代や分野
の方が活躍でき、交流できる場も必要となってきます。そのためには、専門職だけではなく、地域
を1番知っている住民とともに地域における出会いや学び
の場
を作りだし、そこに参加が促せる地域づくり
を行っていくことがとても重要です。 先ほど
の質問でもお答えした重層的支援体制整備事業に杵築市も来年度令和4年度から取り組む予定です。これが加わることによって、全世代支援センターまるっと
を中心とした相談支援体制に加え、参加支援、地域づくり
の体制
を強化し、誰もがその地域で安心して暮らせる地域共生社会
の構築に向け取り組んでいきたいと思います。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 重層的支援体制整備事業
の取組も始まるとこれまで以上に大変な重い業務も加わってくる
のではないかと予想されます。携わる職員
の方々
の精神的なケアも大切だと思います。こまめなコミュニケーション
を取って、ケアに努めていただきたいと思っております。 次
の質問に移ります。 画面にありますが、ここに人生まるごと応援プラン
の冊子
の表紙があります。インターネットで人生まるごと応援プランと検索すると、杵築市と打たなくても1番上にアップ
をされております。太郎と花子
の人生
の架空
の物語にあわせて、人生
の節目ごとに結婚、出産、育児、入学、家
の新築、親
の介護、死亡、そして太郎と花子は70になってから
のその後
の生活などその折々時々
の事業や補助金
を載せて、市がお手伝いできること、支援できることが記載
をされております。これ
を最初に作成された
のはいつごろなんでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) お答えいたします。 全国的な人口減少傾向
を受けまして、杵築市では平成24年、2012年5月に定住促進杵築人生まるごと応援プラン推進本部
を設置しまして、全庁的に定住促進策
の検討
を行い、翌年
の平成25年、2013年4月に人生まるごと応援プラン
を策定し、公表
をいたしました。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) この冊子
の1ページ目
の出産
の項目
の中に、市指定ごみ袋
の支給とありますが、支給
の内容も含めてこの経緯
を教えてください。
○議長(藤本治郎君) 岩尾市民生活課長。
◎市民生活課長(岩尾豊彦君) お答えします。 市指定
のごみ袋については、杵築市廃棄物
の処理及び清掃に関する条例により、手数料としてごみ袋
の代金
を徴収
をしております。出生時、または出生後1年以内に市内に転入してきた場合
の市指定ごみ袋
の支給は合併後杵築大田地域でごみ袋
の有料化
を始めましたが、乳幼児
のいる世帯は紙おむつ
を大量に廃棄する必要があり、考慮できないかといった声が寄せられたことから育児にかかる廃棄物処理手数料
の減免措置として、平成18年、2006年に杵築市廃棄物
の処置及び清掃に関する条例施行規則
の改正
を行い、その年
の10月1日以降、出生した乳児に適用されています。 支給内容は燃やすごみ袋1年分6ロール現物
を支給
をしております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 出産
のお祝い金と思われがち
のようですが、子育て支援全体として捉えたほうがいい
のかもしれません。当時ある議員が熱心に働きかけ
をしてできた制度だとも思っております。子どもは国
の宝だと言われております。出産
のお祝い等については国がすべきことではないか、特にこれだけ少子化している場合には、やはり国が率先して費用
を負担していく
のがいいんじゃないかっと思っております。 一方、杵築市
の宝でもあります午前中に加来議員
の質問、答弁と重複しますので、詳しいところは省略
をいたしますが、生まれてきてくれてありがとう、その思い
を込めて何らかのお祝い
の気持ち
を表す方法はないものでしょうか。大分県と杵築市
の共同
の助成であります子育てほっとクーポン券プラス杵築市独自
の出産
のお祝い
の気持ち
を何か考えてほしいと思っております。 まるごとプランに戻りますが、太郎と花子
の物語とは違った角度
の視点
のページもあります。住む、働く、暮らすに分け、各課別に支援できる事業
の内容や対象
を取りまとめていますし、子育て支援、高齢者支援、社会教育事業
の項目で
のくくりもあります。毎年改定されている
のでしょうか。どんな流れでやっていますか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) プラン
の内容につきましては、住む、働く、暮らす
の大きな分類でそれぞれ該当する事業、助成内容等
を各課に照会
を行いまして、掲載内容
の修正や削除、新規項目
の追加など
の確認
を行い、毎年度当初に改訂版
を作成し、市
のホームページにおきまして公開
をしております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 各課横断的な資料として
の活用できるんじゃないかと思っておりますが、職員
の皆さんには周知
をされていますか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 職員に対しましては、職員
を対象としました全庁向け
のメールにおきまして紹介
をしているところでございますので、内容については毎年周知
を行っていると思っております。 また、市
のホームページにも掲載
をしていますので、それぞれ
の業務
の参考にするように指示
をしているところでございます。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 最近は移住者
の方々へ
の広報に重点が置かれているようですが、タイトルに定住促進と銘打っていますので、既に市内にお住まい
の方、お暮し
の方々にもこれまで以上にお知らせ
をしてはどうでしょうか。広報はどうなっていますか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 広報につきましては主に移住定住
を検討されている方向けに市
のホームページで活用してお知らせ
をしております。また、プラン
の内容につきましては、杵築市で生活する上で関心
の高い子育てや福祉、健康づくり、環境、衛生事業
の分野など多岐にわたっていますので議員御指摘
のように市民
の方
の目にも触れることができやすいような印刷物
を各庁舎に置く、またはウエブサイトでも新着で発信する。または、市報等で改定
のお知らせ
をするなど、広報
を行っていきたいと思っております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) かなり
の年数が経っておるんで、嫌なこと
を申し上げますとマンネリ化している部分もあろうかと思いますが、もっとこの内容
を深め、項目や事業内容もさらに工夫していただき、市民
の方々はもちろん市職員
の新人研修などにも活用できる
のではないかと思っております。まるっとと、まるごと
の両輪で、市民
の皆さん
のそれぞれ
の人生
を応援、支援できればと思いますが、市長どうお考えでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 永松市長。
◎市長(永松悟君) 先ほどから真鍋議員おっしゃっていただいたように、人生まるごと応援プランですけども、
人が生まれてから高齢になるまで市が応援
をお手伝いできる制度
を物語形式でまとめたものです。また、一方
のまるっとは住民
の皆様
の抱える課題
を包括的に丸ごと受け止めるという全世代
を対象としたワンストップ型
の相談支援機関として設立
をしました。つまり、一般的にはまるごと応援プラン
の福祉部門
をまるっとが受け持つというイメージですが、ただ、部門ごと、例えば障がいであるとか高齢であるとか児童であるというその部門ごと
のセクト主義で陥っては全く意味がありませんので。つまり福祉的な困りごとっていうことで相談に来ても、実は健康問題がそこにあったとか。それから、経済的というか、非常にお金
の管理がうまくいかないとか、例えばギャンブル依存症であるとかそういったことが福祉
の困りごととして顕在化している。 それからあとは、教育環境
の課題も潜んでいるということがよくありますので、市では全庁的に市民
の御相談
をまるっと丸ごとお伺いして、ともに解決して解決に向けて努力することで、議員がまさに御指摘
のとおり1
人1
人の生きがいと地域
をともに作るこのまるっと
の場合最終目標は地域
をともに作るという地域共生社会
の実現という
のが1番上
の上位概念になります。つまり、この人生まるごと応援プランで分かりやすくしたその福祉的な部門がまるっとということになりますので、議員おっしゃるとおり、両輪となるというふうに考えております。 また、市
の職員
の研修でもというお話もありました。やはり市民
の皆様
の長い人生に寄り添いながらサポートするという
のが市
の職員
の仕事
のベースになると思いますので、大いに新人研修にも活用していきたいというふうに思っています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) ありがとうございました。こんなことに困っていると声
を発信すれば届く相手がいる。職員
の皆さんがその相手になっていただければこれほど心強いことはありません。 次
の質問に入ります。 今年
の2月に私ごとですが、市町村共済組合
の保険から国民健康保険、いわゆる国保に加入、移動しましたが、被保険者
の現在
の世帯数と人数はどうなっていますか。
○議長(藤本治郎君) 岩尾市民生活課長。
◎市民生活課長(岩尾豊彦君) 今年
の11月末現在
の数値ですけれども、国保
の世帯数は4,264世帯、被保険者数は6,661
人です。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) ほぼ市
の全世帯
の3分の1
の世帯だと思います。先月11月に初めて国保
の人間ドック
を利用させていただきましたが、人間ドック
の対象者
の人数はどうなっていますか。
○議長(藤本治郎君) 岩尾市民生活課長。
◎市民生活課長(岩尾豊彦君) 国保被保険者
のうち本年令和3年度
の人間ドック
の対象者数、40歳から74歳は5,291
人です。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 国保
の加入者
の80%強が40歳以上ということで高年齢者が多いとは思っておりましたが、かなり大変な数字だと思っております。 ところで、対象者
のうち、受診者数
の割合はどうなっていますか。
○議長(藤本治郎君) 河野
健康長寿あんしん課長。
◎
健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) お答えします。 昨年度令和2年度
の人間ドック
の受診者数は1,369
人で、受診率は25.3%です。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) この数字も4分の1というような感じですが、未受診者に対してどのようなアプローチ、促進策
を行っておりますか。
○議長(藤本治郎君) 河野
健康長寿あんしん課長。
◎
健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 毎年4月に実施している検診意向調査時に特定健診受診
の促進
のため
のリーフレット
の配布、人工知能AIが本市
のデータから導き出す受診に最も結び付きやすいタイミング、内容で
の文書による通知勧奨、健診
を申し込んだもの
の受診
のない方へ
の電話勧奨、職場や病院等で実施した検査
のデータ
を健診
を受診したとみなすみなし健診
のため
のデータ収集
を行っています。市報やホームページ、ポスターで
の情報発信も行っています。 また、新規
の国保加入者へ
の健診案内や30歳代被保険者へ
の健診案内、健診機関や医療機関と連携した受診勧奨も併せて行っています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) AI
を既に活用されているということにはびっくりしましたが、またいつか
の機会に市役所
の内部
のデジタル化等についてお伺いいたしますが。 胃カメラ検査などにオプション
を除く一般的な基本検査項目
を教えてください。
○議長(藤本治郎君) 河野
健康長寿あんしん課長。
◎
健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 健診には特定健診と各種がん検診があります。そして人間ドックがあります。特定健診検査項目は問診、身体計測、血圧測定、診察、尿検査、血液検査等です。がん検診
の項目としては、胸部レントゲン撮影による結核、肺がん検診、便潜血検査による大腸がん検診、胃透視による胃がん検診、女性には子宮がん検診、乳がん検診があります。人間ドックでは、特定健診検査項目とそれ以上
の詳細な血液検査や尿検査、腹部超音波検査、視力、眼圧検査と各種がん検診が同時に実施されています。また、健診機関によっては、肺機能検査や聴力検査なども追加されています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 人間ドック
の基本料金は幾らですか。
○議長(藤本治郎君) 河野
健康長寿あんしん課長。
◎
健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 市が委託している2か所
の健診機関
の人間ドック
の平均費用は男性2万7,669円、女性3万6,725円です。受診者本人
の自己負担額は特定健診部分は無料、5つ
のがん検診はおおよそ2割
の自己負担となっています。しかし、先ほど答弁しましたように、人間ドックでは基本的な検査項目以上
の検査
を行っていますので、最終的な自己負担額
の平均は男性1万2,583円、女性1万3,833円となり、費用
の約3.5から4.5割
を負担していただいています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 他
の自治体、近隣
の自治体で構いませんが、どのような料金になっているんでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 河野
健康長寿あんしん課長。
◎
健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 近隣
の自治体
を見ますと、特定健診部分は本市と同様にどの自治体も自己負担はありません。がん検診については、各健診機関で料金が異なり、一概に本市と
の比較はできませんが、自己負担額は杵築市はおおよそ料金
の2割、他
の自治体は1.5割から3割程度となっています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 今回このような健診や人間ドック
の質問
をさせていただいています
のは、私も中学時代
の同級生が亡くなって、コロナ禍
の折でしたがお葬式に参列
をさせていただきました。その中で、親子二代
の同級生なんですが、長女
の方が悲しみに耐えながら参列してくださった皆さん1年に一度は必ず健康診断
を受けてくださいと訴えていたことが心に残っているからです。国民健康保険特別会計、国保会計
の広域化
の状況はよく分かりませんが、大変厳しい状況だとは認識
をしております。健康は市長
の掲げる3つ
の柱
のうち
の1つです。無料が1番いい
のでしょうが、少しでも低価格で受診できないものでしょうか。早め
の受診、予防効果で国保医療費
の減少にもつながる
のではないでしょうか。市長、どうお考えでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 永松市長。
◎市長(永松悟君) 先ほど、今担当課長が述べましたように県内でも人間ドック、高い自己負担額ではないかと。また、地域
の地区公民館で実施する健診、それからかかりつけ医
の医療機関で受診できる健診、そして人間ドック
の形として受ける健診と様々ございます。自己負担額
のこの健診
のパターンにより、安く抑えることもできるようになっております。市民
の皆様にはそれぞれ自分に合った健診
のパターン
を受けていただければと思います。 また、特定健診
の令和2年度昨年度
の受診率は47.2%でこれは18市町村中4番目
の高さとなっております。ここ数年ずっとこの順位であり、多く
の市民
の皆様に年1回
の健康受診が定着しているものと考えております。 このようなことから、自己負担額については現状
を維持してまいりたいと考えております。 また、人間ドックは受診後
の指導があった場合、意識と行動
の変容が求められますので、担当課
のほうでしっかりと保健指導、それから医療が必要な方
の支援
を行ってまいります。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) ありがとうございます。ぜひ受診率
をもう少しアップしていただいて、なおかつ適切な指導
を続けていただきたいと思います。歳入が増加する質問や要望がいい
のでしょうが、出産
のお祝いや人間ドック
の受診料など歳出
の増加
の要望ばかりで大変心苦しく思いますが、来年度に向けて改めて各事業
をスクラップアンドビルド
を徹底していただき、かつ、ゼロベースで査定
をしていただき、予算
を捻出していただければと小さな声で申し上げます。 次
の項目です。 山香病院
のWi─Fi整備計画が今回
の補正予算に計上されております。患者
の皆さん
の利便性
の向上につながるとてもいい計画だと思います。私ごとで恐縮ですが、9月に10日間入院
をしました。9月定例会
の最終日は欠席でした。高熱
のため寒気が襲い、定期的に健診
を受けている山香病院に直行して検査
を受けましたが、新型コロナあるいは肺結核みたいなそんな疑い、心配がありましたが、検査
の結果全てマイナス、陰性でございましたので、ほっとしたところでございますが、最終的には急性肺炎ということで改めて健康
の大切さ
を思ったようなことです。 その折、昨日
の阿部素也議員と同じ質問になるんですが、ドクター、看護師
をはじめ、多く
の病院
のスタッフ
の方々に大変お世話になりました。彼女、彼らは当たり前
のこと
をしたまでだと思っているに違いありませんが、1つ1つ
の優しさ、的確さ、すごさというんですか、そういうものは本当に1つ1つ分かりませんけれども、よくしていただき感謝
を申し上げたいと思います。 その折に、終活
の問診
を受けました。就職
の就活ではありません。最期
のとき
をどのような場所で迎えたいと思いますか、や財産管理や葬儀
のこと
を考えていますかなど
の質問項目でした。私
の回答は何も考えたことはありません。この終活とは人生
のエンディングに向けた様々な活動
のことですが、現在では考えることを通じて自分
を見つめ、今
をよりよく自分らしく生きる活動
のこと
を指すそうです。その終活
の冊子、ここにありますが、杵築ネバーエンディングノートとタイトルがありますが、この冊子は今1冊もないんでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 小俣
医療介護連携課長。
◎
医療介護連携課長(小俣玲子君) お答えします。 杵築ネバーエンディングノートは平成29年、2017年11月に株式会社ホープと協定書
を締結することで無償で1,000部作成しました。出前講座や公共施設で
の窓口配付は大変好評で、令和元年度、2019年までに一部有料で増刷
を繰り返し、合計5,000部
を発行しました。現在在庫はない状況です。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 好評だったんでなくなったものではないかと思いますが、主に高齢
の方がまとめているとも思われます。毎年高齢者
の仲間入りする方は随分いらっしゃいますし、また、高齢者に限らず人生
の節目ごとに自分
を振り返るにはとてもいいノートです。ここに何点か目次
をしていますが、第1章が私
のこと、第2章がもしも
のときは、第3章がエンディング、第4章が大切な
人たち、第5章が財産についてということで、例えば私
の基本情報で名前、住所、本籍とか電話番号、メールアドレス等がありますし、思い出、足跡ということで名前
の由来とかそれから子ども時代、青春時代、その他
の時代
の思い出
を書くとか、とても優れものだと私は思っておるんですが。需要はあると思いますが、今後増刷する予定はありますか。あるいは、市
のホームページからダウンロードできないものでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 小俣
医療介護連携課長。
◎
医療介護連携課長(小俣玲子君) 現在
のエンディングノートは著作権
の関係で、市
のホームページにアップしたりコピーしたりすることができない状況です。利便性
の向上
を図るために今後は市独自でエンディングノート
を作成し、市
のホームページからダウンロードできるようにし、さらなる普及啓発に今後努めていきたいと思っております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 私も63歳であと2年で高齢者
の仲間入り
をするんですが、老いるということは年
を重ねるではなくて若さ
を重ねるとも言われているそうです。また、すてきに老いることは私個人的にはこれから
の人生
の最後
の大難事と申しますか、難しいことじゃないかと思っております。新しいエンディングノート
の作成
をよろしくお願いいたします。 次に、山香病院に関する質問です。 山香病院に関する杵築市市立病院あり方検討委員会が平成30年、2018年2月に答申
を終えて3年が経過
をしております。ここに表紙がありますが、平成30年2月22日に答申が出されておるようです。この答申には3つ
の提言があります。建て替え時期
の適切な見極め、山香地域における公的医療機関
の必要性、それから山香病院
の名称
の変更
の3点です。新型コロナウイルス
のパンデミックなど、想定外
の事態がありましたが、今後
の方向性はどうなる
のか。現時点で
の市長
の思い
を、と質問する予定でしたが、昨日
の阿部素也議員
の質問に丁寧な答弁がありましたし、記者
の大分合同新聞にもコンパクトにまとめられた記事が載っておりますので、今回私は特に3点目
の山香病院
の名称変更についてまだまだ財政的に厳しい状況ではありますが、市民病院と名称
を変えるお考えはあるかどうか市長にお答え
をいただきたいと思います。
○議長(藤本治郎君) 永松市長。
◎市長(永松悟君) 病院
の名称でございます。これから病院側と機能面や経営面、それから規模等
を協議していく中で、検討してまいりたいというふうに思います。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) ありがとうございます。ぜひ昨日
の阿部素也議員もおっしゃっていましたが、小野院長、それから今永松市長、こんな言い方は失礼ですけど大変いいコンビだと思いますし、4年
の任期中にぜひ方向性
を出していただければと思っております。 一昨日
の真砂議員
の質問と重なる部分もありますが、最後
の質問になります。ショウザフラッグ、旗
を立てるといいますか、開拓、邁進
の旗
の下、健康、活力、安心
の3つ
のエンジン
を推進していかなければならないと思います。しかし、それ
を動かすには1にも2にも
人ではないでしょうか。職員と一緒にチーム永松で課題解決に向けて取り組まなければならないと思います。職員と
の対話が肝要ではないでしょうか。この公約
のチラシにありますそれぞれ
の項目について、担当課長、あるいは担当者等改めて御協議
をされた
のでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 永松市長。
◎市長(永松悟君) 個別
の案件につきまして、連日課題は変わりながらも担当課長、それから担当者と協議
を重ねて、その場で私
の考え
を話し、理解
をしてもらう。それと同時に担当者
のそれからその担当課長
の考え方も耳も傾けて、問題点
の相互確認
を行っているところです。 また、職員全員にメッセージ
を発出しまして、改めて私
の所感
を示したところでもあります。3期目
の始まりという節目ではありますけれども、1期目、2期目と私自身考えが大きく変わったとは思っていませんが、もちろんブラッシュアップも修正も必要ですので、担当者と打ち合わせ
を繰り返すことによって、施策
の精度
を高めてまいりたいと思います。 職員と
のコミュニティは終わりというところはございません。毎日、業務
の中で相互理解
を図ってまいりたいと思います。特に、この選挙
のときに掲げたものは今回
の補正であるとかそれから新年度予算に向けて、本当に具体的に徹底的に協議
をして、また議会にお諮りすると、そういう形で熟度
を高めていくということ
を常に念頭に置きながら頑張ってまいりたいと思います。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) すぐにできること、少し時間がかかること、長期的なことに仕分け
をする、併せて予算
の必要性
の有無等
を協議していただき、具体的な指示、指導
をしてもらいたいと思います。また、スピード感
を持って実行に移していただきたいと思います。 3か月余り
の短期間
の選挙活動、選挙戦
を終えて、市長御自身どのように感じ、どう思われたか、率直な感想
を聞かせていただきたいと思いますが。
○議長(藤本治郎君) 永松市長。
◎市長(永松悟君) 真砂議員
の質問
のときにもお答えさせていただきましたけど、やはり280平方キロという杵築市
の大きさ、そして海辺もあれば山もあるということでいろんなそこで日々
の暮らし
をしている
人たち、そしてはるかに私なんかよりもいろんな経験が豊富だと。私は行政しか知りませんので、こういう考え方、そして市
の施策でこういうほうにしたほうがよかろうと思って、市
の職員と一緒にやったことが結局そうは伝わっていなかったというか、ああもうちょっとそういうところも知らんといかん
のやなという、当たり前ですけれどもよかれと思ったことが違う方向で取られているという場合もありますし、それから実はそこまで考えていなかったけれども市民
の方からするとすごくストライクゾーンに合ったというような、本当にやはりこれは市議会議員
の皆さん方
の日ごろから
の情報とか
をまた議会
の中でお示ししていただく、そして私たちも議員さんと一緒に、または個別に市民
の方
の中に入っていって、事業
を計画するときは前もってかなり
の情報量
を持っていないと、やはりゴールが返って遠くなるというか、そういうこともよく分かりましたので、事業
の実施に当たっては皆さん方
の御意見、それから実際その現場に行くということ、私も含めて職員に徹底してまいりたいというそういう思い
を持ちました。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) 私も2年半前に選挙
を経験させていただいたんですが、まだ市長も握手された方々
の熱い感触が残っているんじゃないかと思うんです。応援していただいた1
人1
人の思い
を、願い
を今後
の市政運営にどう生かされていく
のか、改めて教えていただきたい。
○議長(藤本治郎君) 永松市長。
◎市長(永松悟君) 本定例会におきまして、多く
の議員
の皆様方から3期目に臨む抱負や課題について御質問いただきました。 まず、財政健全化
の手
を緩めることなく、財政基盤
の確立
を進め、行財政改革
を継続してまいります。 次に、住民主体
の第2
の役場づくりということで御質問いただきました。地域
の課題解決に向けて、市が後押しする仕組み
を強化してまいります。 また、産業振興では消費者
の方々
のニーズ
をきちんと把握しながら作っていく、要はマーケット
を中心にという意味でマーケットインという言葉
を使いますが、マーケットイン
の視点で杵築ブランド
の飛躍
を図り、ふるさと納税返戻品
の拡充による農林水産業
の振興
を目指す、そしてふるさと納税額
の増額で市と事業者らがウィン・ウィン
の関係になるように取り組んでまいりたいと考えております。 また、御質問いただきました出産から介護までワンストップ支援
のまるっと
を活用した
包括的、迅速、円滑な支援にも取り組んでまいります。 まだまだ抱負も課題もございますが、先ほど申し上げましたように市民
の皆様から直接お声
をかけていただいたことによる私自身
の気づき
を大切にして、責任
の重さ
を肝に銘じて市民
の付託に応えてまいりたいと思っております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◆6番(真鍋公博君) ありがとうございました。 先日、ある自治体OB
の先輩から、永松杵築市長がまだ大分県庁
の医務課
の課長補佐
をされているときに、私
の町
の病院
のことで大変よくしていただき、お世話になった。杵築市と永松市長
を応援しているぞと言われました。その他いろんな話
をする中で、最後に誰かが耳
の痛いこと
を言わなければいけないんじゃない
のと。それは永松市長と一緒に何年か働いたあなたじゃない
のとも言われました。 杵築市
の発展
を願う気持ちは同じですが、そのアプローチ、道筋やプライオリティ、優先順位については私とも違いがあるかもしれません。是々非々と簡単に言いますが、言うは易く行うは難しです。杵築市
の未来に対して、最も大きな重い責任
を負っている
のは杵築市長だと思います。大きな声に負けず、声
を上げにくい方たち
の思い
を選挙
の遊説中に裸足で選挙カーに駆け付け応援
をしてくれたおばあちゃん、私は裸足
のおばあちゃんというんですが、その思い
を大切にする住みたい、行きたい、帰りたいそんな町にしてほしいと思います。 これで私
の一般質問
を終わります。ありがとうございました。………………………………
○議長(藤本治郎君) 4番、工藤壮一郎議員。工藤議員。(4番 工藤壮一郎君質問席に着く)
◆4番(工藤壮一郎君) マスク
をずらして話させていただきます。皆さん、こんにちは。令和会4番、工藤壮一郎です。13名
の議員
の方たちが貴重な一般質問
をされて1番最後となりました。大トリです。13名
の質問者がいろんな質問
をされて、もう私
の質問はないんじゃないかなっていうくらいという形で非常にやりにくいというか、力が入らないんですけど、気力で頑張りたいと思います。 それともう1点、今日
の合同新聞に風
の郷が休館
をするということで、指定管理
をして1年も経っていないのに非常に腹立たしく思いますし、非常に残念に感じております。そこで、風
の里について一般質問
をしたい、はずなんですけれども、今回は残念ながら通告しておりませんので、ケーブルテレビについて質問させていただきます。 杵築市がケーブルテレビ事業に着手した背景には、デジタル放送開始により難視聴地域
の協調組合
の施設改修と難視聴地域
の新たな増加が見込まれると予想され、その解消
を行ったため、また地域間
の格差解消や企業誘致、移住定住対策に欠かせない民間で対応
のできない地域
の高速インターネット網
の整備が必要であったためとされています。現在、以前整備した同軸ケーブル
の耐用年数が経過していることもあり、長寿命化対策
のため、4K、8Kテレビ対応
のため、高速インターネット網
の確立
のためとして、光ケーブル化工事
を数十億円規模で杵築地域も行っています。 また、お隣
の国東市では本年度中に光化工事
を全域で行っており、NTT
の光回線が全く通じていない地域とはいえ、思い切った決断
をされています。 一方で、無線であるスマートフォン
の普及は目覚ましく発達しており、写真や動画だけでなく、リアルタイムでウエブ会議ができたり、タブレット
を利用すればテレビや映画までも何不自由なく視聴できる時代が到来しております。若い方ではもう有線で
のテレビや固定電話は要らないという
人が増えています。現実に緊急財政対策
の利用料値上げ
の影響からか、杵築
のケーブルテレビ加入率も近年減少しているようです。 そういった状況
の中で、ケーブル
の光化は移住定住対策として欠かせないインフラですが、今
の財政状況から考えると現在数十億円かけて行う工事は本当に有益である
のか。今後、大田・山香地域はどうしていく
のか
を聞いていきたいと思います。 まず、2年前
の一般質問で杵築地域
の光化工事
の令和2年度まで
の事業費は約16億7,000万円
を、令和2年度以降については概算約9億円
を見込んでいる。合計で約26億円
の工事費がかかると答弁されていましたが、実際
の事業費
の予定はいくらになるでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 令和2年第1回定例会におきます工藤議員から
の御質問に対しまして、幹線
の更新について今後
の予定も含めて約25億7,000万円
の事業費予定であると答弁
をさせていただいております。概ねその予定通り
の事業費で推移
をしております。これに中ノ原に整備したヘッドエンド
の5億円
を加えますと、全体事業費としては当初から想定
をしておりました30億円規模になる予定でございます。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) では、その光化工事はいつ終わる予定でしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 全体事業費30億円
のうち、令和2年度までに約19億円事業執行しております。残事業費は令和3年度事業も含めて約11億円となります。ケーブルテレビ事業特別会計は未来戦略推進プランにおきます起債借入額抑制
の対象でございますので、現時点で
の財政担当と
の申し合わせでは単年度事業費は2億円程度
を上限として事業実施することとしております。残事業費から逆算いたしますと、令和3年度も含めて少なくとも5か年は要すると考えております。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) では、山香・大田地域
の整備は今後進めていく
のですか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 杵築地域が完了した後は山香・大田地域
の更新事業
を行う予定としております。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) その更新費用はあらかじめ光ケーブル
の変更
を考慮して設計
をしているため、杵築地域ほどかからないと聞いていますが、整備費用はどれくらいかかる予定でしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 山香・大田地域
の布設状況は杵築地域とは異なりまして、現設備
の再利用は可能な部分もございます。そのため施工単価は杵築地域に比べると安価になると考えています。 ただし、現時点では基本設計も行えていない状況ですので、具体的な事業費につきましては申し上げられる段階にはございません。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) テレビでは、既に4K、8K
の時代が始まっていますが、ケーブルでは光化によって現時点でその対応がなされている
のですか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 光化に更新済み
の地域ではBS4K及び8Kサービスは実施
をしております。チューナーモニター、いわゆる4Kテレビとか8Kテレビと呼ばれる部分ですが、があれば4K8K対応であれば受信
をできる状態となっております。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) それでは、ネット環境では他社ではGIGA
の通信サービスが始まっておりますが、ケーブル
の現在
の通信速度はどれくらいでしょうか。また、その速度で一般家庭では不自由ない
のでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) ケーブルテレビインターネットサービスでは、光化エリアでは最大上り下りとも100メガ、同軸エリアでは最大上りが5メガ、下り160メガとなっております。インターネット上
の動画サービス視聴には5から10メガ、オンラインゲーム
を行うために必要な速度は20から25メガとされていますので、一般
の御家庭では余程同時に使用しない限りは不便はないと考えております。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) ケーブル
のインターネット加入世帯は約2,000世帯と聞いておりますが、工事
の終わった杵築地域だけでもGIGA
のサービスが受けられるようにならない
のでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 杵築市ケーブルネットワーク
のインターネットサービスは市内全世帯にブロードバンド
を普及させること
を目的にケーブルテレビ開局
の2002年、平成14年からサービス
を開始いたしました。センター設備
の更新時期
を迎えるに当たりまして、高速サービス
の追加も含めて、インターネットサービス
を大分ケーブルテレコム株式会社に業務移管し、平成27年10月から大分ケーブルテレコムがサービス提供しております。光化更新済み地域で
のケーブルインターネットGIGAサービス
の実施につきましては、大分ケーブルテレコムに意向
を確認した経緯がございます。大分ケーブルテレコムといたしましては、放送サービスも含めたプラン設定
の意向
を持っております。これ
を実施いたしますと、放送サービスも含めて、大分ケーブルテレコムに業務移管することになり、加入者全体
の料金
の値上がりにつながりますので、現時点では難しいと考えております。しかしながら、せっかく
の光化
の観点もありますので、杵築地域
の光化完了時期
を目処に大分ケーブルテレコムとは協議
を続けてまいりたいと思っております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 山香、大田、奈狩江
の一部地域はNTT
の光回線が通じていない地域であり、山香・大田にいたっては光ケーブルも通じておりません。近隣
の市町村からすると、とても遅れております。移住定住対策としてネット環境
の整備は必須とも言えますが、市としてどうお考えでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 議員御指摘
の状況にあることから現在ケーブルネットワーク
の光化へ
の更新事業
を実施しているところでございます。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) それでは、この図
を見ていただきたいんですけど、ケーブルテレビ事業
の会計
の流れについて簡単に図にしてみました。一般会計とは別に特別会計があり、それから指定管理
を受けている一般財団法人杵築市総合振興センターで事業
を行っているというケーブル
の流れでございます。金額
を入れるととても分かりづらいので項目だけにしました。簡単に
説明いたしますと、特別会計におきまして、歳入として国庫支出金、ケーブルテレビ利用者使用料、一般会計繰入金、ケーブルテレビ基金繰入金、繰越金、地方債、こういう主なものが歳入としてあります。歳出といたしまして、一般管理費、その中に指定管理業務委託料、修繕料等が入っております。それからケーブルテレビ整備事業費といたしまして、その中に設計工事等
の業務委託料、工事請負費等が入っております。それと、地方債償還金、これで歳入が成り立っております。特別会計といたしまして、最近では光化整備
のため地方債に頼らざる
を得ないという状況
の会計となっております。 一方で、杵築市総合振興センター
の説明ですけれども、収入といたしまして、ふるさと便事業収益、ふるさと産業館事業収益、ケーブル事業収益から成り立っておりまして、ケーブル事業収益
の中で先ほど特会から出ております指定管理委託料が受託料収入として入ってきます。 それから、ケーブル
の事業収入ということで、緑
のケーブルテレビ整備事業費
の一部、設計等
の業務委託料がこの収入
の中に入ってくるという形になっております。 支出といたしまして、ふるさと便事業費、ふるさと産業館事業費、ケーブルテレビ事業費という形で支出されております。内容といたしまして、事業費としてケーブル部門が大半
を占め、指定管理料収入があるため黒字経営となっております。 それから、ちょっと次
の項目にいかしてもらいたいんですが、ちょっと大きくさせていただきます。先ほど
のケーブルテレビ事業なんですけど、その指定管理業務ということでこういった業務
を行っております。番組制作、加入者管理、それから使用料等
の収納業務補助、伝送路保守管理、受信点保守管理、放送施設保守管理、多チャンネルサービス、これが指定管理業務として行っております。 それから、独自事業といたしまして、先ほど
の緑
の収入
の部門ですけど、物品販売、広告収入、ケーブルテレビ関連
の設計、コンサル。これは先ほど
説明した分ですね。それから加入者サービス。また、インターネット新電力
の取次ぎサービス。それから、音響等機器
の貸出等、こういう業務
を行っているということです。そこで、この総合振興センター
のケーブルテレビ事業部門についてお伺いいたします。現在従業員は何名ですか。詳しく教えてください。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 管理者であります部長1名、事務系スタッフが7名、制作スタッフ6名、派遣職員2名
の体制です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) それでは部長
のほかに部長1名と聞きましたが、部長
のほかに中核となる責任
の取れる人材がいる
のでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 事務管理スタッフに係長職が2名、制作に1名いますので、当該者
を中心に人材育成
をしておるところでございます。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 業務内容にこの中にあるんですが、使用料等
の収納業務補助とありますが、どういった業務
を行っている
のでしょうか。収納業務という
のは市が行っている
のではないでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 業務内容といたしましては、申し込み口座データ登録、金融機関データ
の作成引き渡し、振替結果確認、現金振り込み収納対応、振込通知書
の発行、送付、督促状
の発行、送付、未納者対応、サービス停止手配、集合住宅オーナー支払管理など、収納業務
の大半
を総合振興センターで行っております。事務補助という言い方になっておりますが、最終的には使用料が市
のほうに入りますので補助という言い方
をしておりますが、収納
の大半
の事務
を振興センターで行っております。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 分かりました。補助と私も書いておりましたので、市がやるべきことだと思っておりましたが、大半がここで収納業務
を行っているということですね。 では、伝送路、受信点、放送施設
の保守管理とありますが、これはどういった業務内容ですか。また、ケーブル関連
の設計やコンサル
を行っているようですが、この体制でうまくこなせている
のでしょうか。ほぼ外注委託
をしている
のではないでしょうか。教えてください。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 保守対応といたしましては、同軸伝送路監視装置、放送出力監視装置、光極管伝送路監視、曲射状態監視など各装置
のエラー、異常発生
を24時間365日受信受付
をし、内容
を精査、判断し必要に応じた対応
を行っております。設計コンサル
の自前
の技術職員で行っております。内容に応じて確認作業
を外注することはございます。技術職員
の募集は随時行っているんですが、適任者がいない
のが現状で、特定職員へ
の負荷が大きい状況であります。早急に解決すべき課題ではあると捉えております。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 分かりました。では、総務課
の中にケーブル担当職員が2名おりますが、この職員
の業務はどのような内容でしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 光化更新事業
の工事経理、補助金申請実績事務、特別会計
の予算決算管理、消費税申告事務、電柱共架等
の管理事務、自営柱
の管理、著作権関係事務、使用料
の公費収納事務、困難滞納者へ
のセンター職員と
の共同対応など
を2名で手分けして対応しております。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 主に特別会計
の中
の業務
を行っているということですね。 それでは、次に先ほど田中議員からもちょっとありましたけれども、11月14日ごろ守江地区で火事があったようですが、その際に大内、灘手地区
の一部でテレビが視聴できないことがあったと聞いておりますが、その原因は何だった
のでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) この場
をお借りいたしまして、火災に被災された方へお見舞い
を申し上げるとともに、テレビ視聴が停止した世帯
の皆様に御不便
をおかけしたこと
をお詫び申し上げたいと思います。 11月14日に民家火災が発生し、近接電柱設備、家屋へ
の延焼及び高熱被害が発生しました。ケーブルテレビ施設では光ケーブル3種類及び器具へ
の延焼、熱被害が生じたため、ケーブルが断線し、停波状態となりました。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 丸1日テレビ
を見ることができない家庭があり、不自由な生活
を余儀なくされたと思われますが、どなたが対応された
のでしょうか、もっと早く対応できなかった
のでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 復旧対応には保守管理者である総合振興センターが担当いたしました。一般的に火災等による復旧作業は1、九州電力、2、NTT、3、弱電事業者。ケーブルテレビはこの3
の弱電事業者に当たります、
の順となっております。現場検証期間は火災区域へ
の立ち入り規制もされ、思うように普及作業に取り掛かれない状況でありましたが、光ケーブル敷設接続に熟知したNTT認定工事事業者に依頼し、でき得る限り最大限迅速に、ここは強調したいと思います、復旧作業
を行いました。しかし、最大世帯20世帯、17時間ということで御迷惑
をおかけしたことは事実でありますので、改めてお詫び申し上げます。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 要するに、総合振興センターは弱電事業者
のため3番目になったということですね。 課長
の答弁から一生懸命に対応されたことはよく伝わりますが、しかし、当事者からすると1日テレビが見られない、情報が入らないということはとても心配で不安な日
を過ごされた
のではないかと思われます。その方々が素直に納得していただければいい
のですが。 それでは次に、このほど新しいタイプ
のSTBに交換していくようですが、料金が上がると聞いています。新規に契約される場合は分からないでもありませんが、続けて契約される方には事前に広報する必要がある
のではないでしょうか。何か新しいサービスや機能等はあるんでしょうか。教えてください。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 現行
のSTBは生産中止となります。今後は4K対応型STBとなってきますが、現行
のSTBが当面
の間使えないわけではございません。また、現行モデル
の在庫もございますので、強制的に切り替え
を進めていくわけでもありませんので、特に広報が遅れたという認識はもってございません。 現在お使い
のSTBが故障し、在庫が尽きた場合には新モデルへ
の切り替え
をお願い
をするものです。この際に新モデル
の購入単価が上がることもあり、現在月に2,145円から2,200円へ、55円
の値上げ
をお願い
をするものでございます。新モデルには4Kチューナーが内蔵され、また、インターネット対応であるため、設定
をすればテレビで動画視聴サービス等
を楽しむことができます。また、録画
をされる方には現行
のハードディスク内蔵モデルから外付けハードディスクタイプ
の格安プランも準備
をしておりますので、KDTまでお問い合わせ
をいただければと思います。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 現行タイプ
のモデル
の在庫があるとは知りませんでした。また、丁寧な情報
をいただき、ありがとうございます。 ところで、総合振興センターに毎年2億円近いほど
の委託料
を出しておりますが、年度で金額が変わっているんですが、変わる
のはなぜでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 総合振興センター設計等
の受託事業も行っております。特に令和2年度決算におきましては、工事
の事業規模が大きかったこともございまして、受託事業による収益が出ました。指定管理料につきましては、市と総合振興センター
の協議において低減した経緯がございます。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 以上、これまで総合振興センター
のケーブル事業部門について聞きましたが、心配なことは部長さん1
人と聞きましたので、1
人の仕事
の負荷が重いように感じております。部長さん
のほかにせめて1
人でも責任
の取れる人材が必要ではないでしょうか。部長さんがいなくても誰かが責任
の取れる体制づくりが必要ではないかと思います。そうすればもっと市民に寄り沿った形
のケーブルテレビになる
のではないかと感じました。 続きまして、前
のちょっと図に戻らせていただきますが、ケーブルテレビ事業につきましては先ほど図で示したとおりに、一般会計とは別に特別会計があり、そこから総合振興センターに管理委託
をしております。また、総合振興センターでは、ケーブル事業
を含め3つ
の事業
を行っております。会計については、3事業合算なので非常に分かりづらい点があります。とても複雑で分かりづらい会計
の仕組みですが、そもそもこのケーブルテレビ事業特別会計とは必要な
のでしょうか。一般会計に組み入れてもよい
のではないでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 市町村合併後平成23年度までケーブルテレビ事業は特別会計で処理
をしておりました。平成24年度から平成29年度までは一般会計にてケーブルテレビ事業
を行っておりましたが、平成30年度から改めてケーブルテレビ事業特別会計
を設置して処理
を行っています。この最大
の理由でありますが、特別会計で処理すること
の最大
のメリットは消費税
の申告事務が発生することでございます。平成30年度から特別会計
を設置し、令和元年度決算から消費税申告事業者として税務署に届け出
をしております。現在は光化
の更新事業により多く
の仮払い消費税
を支払っております。ごく単純に申し上げますと、仮払い消費税と仮受消費税
の差額が消費税還付金として還付されること
を考えますと、一般的には事業実施中は特別会計で処理することが市にとって経費的に有利になると考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) はい、分かりました。有利になる仕組みだということでこれは私
の勉強不足でした。 では、特別会計については、起債
の残高が増加傾向にありますが、このまま山香・大田地域
の工事
を進めていくに当たり、償還
の見通しは大丈夫な
のでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 先ほども答弁
をさせていただきました。ケーブルテレビ事業は光化更新
の大型事業
を実施していることから、ケーブルテレビ事業にかかる起債残高は増加
をしている状況です。ケーブルテレビ事業特別会計は会計区分で申しますと一般会計と合算される普通会計になります。未来戦略推進プランにおきましては、普通会計における起債借入額
を抑制しているところでございまして、山香・大田地域
の光化事業に当たってもこの考え方は踏襲していかなければならないと考えております。またそのことは財政健全化条例にも明確にうたわれているところでございます。 また、事業実施に当たりましては、規模、範囲、手法
を十分に精査し、そもそも
の事業費
の抑制
を図らなければならないと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) それでは、例えば山香・大田地域に新規参入
の企業が来て、高速
のネット環境整備
の要望があった場合、市として何らかの対応ができる
のでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) 公益性、公共性
を鑑みてネット環境整備が必要と判断し、さらに幹線
の余剰芯
の条件が合えば、専用光線
の敷設は可能であります。過去にも山香地域、大田地域において専用線
を敷設した実績はございます。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) ネット環境については既にスマホ
の時代が到来し、有線でテレビ
をつなぐ
のではなく、スマホを通じて見られる時代が来ていますが、市としてこの流れ
をどう捉えているでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) ちょっと長くなりますが、状況
を説明させていただきます。総務省が発表している令和3年版情報通信白書によりますと、個人
のインターネット利用率は平成23年は79.1%、令和2年は83.4%で10年間で若干利用率が伸びている状況です。次に、個人が所有する通信関連機器
の所有率
の推移
を見ますと、パソコン
の所有率は平成23年は77.4%でしたが、令和2年は70.1%と所有率が低下
をしております。スマートフォン
の所有率は平成23年度は29.3%でしたが、令和2年は86.8%に急増しております。タブレット型端末も平成23年が8.5%でしたが、令和2年は38.7%、これも大きく増加
をしております。 また、年齢階層別
のインターネット利用
の目的、用途
を見てみますと、目的としては電子メール
の送受信が最も多く、全体で77.7%となっております。次いで、情報検索が76.4%で多くなっております。この2つには世代間
の差は10ポイント程度でそこまで大きな差はございません。世代間
の差が大きい
のはSNS
の利用や動画投稿共有投稿サイト
の利用、オンラインゲーム
の利用で、若者と高齢者
の間で40ポイントから50ポイント
の利用率
の差が見られます。特に30代以下
の階層で動画投稿共有サイト
の利用につきましては、70%
を超える利用率であります。ちまたで言われている若年層
のテレビ離れが数字で表れているものと推測できます。 一方、シニア世代以上
のテレビ視聴習慣は今後も維持されていくと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 丁寧な
説明ありがとうございました。高速や大容量
のネット環境が必要な方はスマホ
のテザリングという機能を通じて通信が可能であると聞いております。ただし契約金額が少し高い。例えば、将来杵築地域がGIGAサービス
を開始したと仮定した場合、山香・大田地域については希望者
を募り、その差額分
を補助するような公平なサービス
を提供することはできない
のでしょうか。
○議長(藤本治郎君)
佐藤総務課長。
◎総務課長(佐藤剛君) スマートフォン
の普及率は先ほど述べましたように目覚ましいものがございます。また、デジタル通信
の世界
の技術革新は日進月歩であり、我々
の今
の状況は3年、5年、10年もすれば様変わり
をするものと思われます。事実そうなってきたというふうに考えております。議員御提案
の件も含め、最も効率的な方法
を柔軟性
を持って対応してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) ありがとうございます。ケーブルテレビ事業については、難視聴対策として地デジや4K、8K対応
のため、移住定住対策として高速インターネット網
の確立
のため、現時点では必要不可欠なインフラです。しかしながら、未来戦略推進プランによる財政計画によって起債
の借入が抑えられていることで、今後思い切った大規模なケーブル整備は難しい状況にあります。 一方、国内ではデジタル庁
を創設して、技術面もさることながら価格面も低く抑える政策に取り組んでおります。 今後は、テレビやネット環境はさらに技術が進み、便利になっていくことが予想されます。杵築市も将来
の動向
をしっかりと見据え、慎重に事業
を進めていくこと
を願い、この質問
を終わらさせていただきます。 続きまして、住民自治協議会について質問させていただきたいと思います。昨日
の堀議員と重なる面もありますけど、御了承いただければと思います。 住民自治協議会は13
の地域に設置されて、10年以上が経過しております。各地域については、積極的なところもあれば道半ばというところもあります。私自身、八坂地区住民自治協議会
の役員ですが、これまでに様々な事業に取り組んできました。昨年は市長にお出でいただきまして、八坂川
の遊歩道
を一緒に歩いていただきました。八坂地区は昨年度から地区住民からアンケート
を取り、新たな地域計画
の目標
を作り、この12月に計画書ができ上る予定です。アンケート
の結果
を集計すると防犯対策、公共交通
の充実、移住定住
の促進、高齢者
の見守り、健康づくり
の推進、子育て支援など
の活動に期待するという結果でした。しかしながら、現時点で
の事業
の取組はといいますと、主催者側も参加者側も楽しんで、あまり負担
のかからないイベント系が多く、なかなか地域住民
の期待に沿えていない
のが実情です。 確かに自治協
の認知度は少しずつ定着しつつあると思います。これから自治協が本来
の地域住民
の期待に応えるとするならば、うち
の原田会長がよく言う言葉なんですが、知恵と力と財源が必要ではないかと思います。なかなかボランティア精神だけでは地域
の課題解決には至らない
のではないかと思います。市長が第2
の役場づくり
を提唱しておりますが、これから13
の自治協
を本当に充実させ、発展させる
のであればある程度
の知恵、つまり人的支援、それと財源は考えてもらわなければならないと思い、今回質問させていただきます。 まず、そもそも以前は各区や各種団体等で行事や困りごと
の解決
を行ってきましたが、改めて住民自治協議会
の必要性についてお伺いします。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) お答えいたします。 社会環境
の変化やライフスタイル
の多様化などにより、今まで行政で画一的に行われてきた
住民サービスでは多様化する住民ニーズへ
の対応が困難になってきています。また、少子高齢化が進み、地域における助け合い
の機能が低下するなど、安全安心な暮らしや伝統行事など
の継続が困難になりつつあります。このような状況
の中、小学校区
を単位とした住民自治協議会
を中心とした地域づくり
の重要性はさらに増してきていると考えております。 加えて、今後
の地域課題
の解決には、地域に暮らす皆さんから
の提案により実施していくことが住民ニーズに迅速かつ的確に応えられること。そして、自分たち
の地域は自分たちで守るという取組が地域に誇りや愛着
を持った住みやすい地域が実現するという観点からも住民自治協議会
の必要性は非常に大きいと感じております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) では、市内
の先進地域
の状況とどのような効果が出ているかについてお伺いします。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 市内
の自治協議会
の中で先進的な活動
を行っている地域につきましては、抱えている地域
の課題が他
の地域よりも逼迫
をしている、身近な問題として生活に不安
を抱える状況にある、といったような現状がございます。それぞれ
の自治協議会で抱えている課題に違いはあると思いますが、高齢者
の見守り活動や移動販売車
の受入れ、サロン
の運営などを通じて多く
の地域
の方が参加、参画し、地域
の支え合いが生まれております。このような活動を通じて、たくさん
の人が集まり、多く
の意見が飛び交うことで新たな課題へ
の取組にもつながっていると感じております。 また、取り組み事例などは日ごろ全て
の自治協議会
の連絡会議
の場で事例報告や意見交換
を行っており、他
の地域
のモデルになったり運営方法
の見直しなどにもつながっていると思います。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 13
の自治協には温度差があり、積極的な地域もあればこれからという地域もありますが、現在それぞれどういう位置づけになっているんでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 協働
のまちづくり
を進めるに当たっては、取組
の過程として地域
の姿
を再確認し、目標
を共有すること。そして、地域でできること
を探ること。そして、具体的な行動計画として地域計画書
の作成
を行い、行動
を開始するといった手順で取組
をお願い
をしております。現在、地域計画書
の作成については、大田、奈狩江、東山香、上、向野、山浦地区
の6地区が作成済みで、八坂地区が年内に完成予定です。また、令和3年度内に計画書作成に向けて地域アンケート
を実施する協議会もございます。地域計画書作成
の時期については違いはありますが、地域
の特性に合った取組
を行っていただいているところでございます。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) それから、市から
の交付金が各自治協に出されていると思いますが、その内容についてちょっと詳しく
説明をお願いいたします。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 現在、市から
の交付金は住民自治協議会
の活動費として各年度当初に一括交付させていただいております。交付額
の算定につきましては、均等割と人口割から成る基本額と推進ステージごと
の協働事業割
の合算額となっております。また、事業割につきましては、今後取組事業
の種別や事業数も増えてくることが予想されますので、皆さん
の意見
を伺いながら事業メニューに沿った交付金制度
を検討し、協議会
の活動に対して財政的な支援体制
を整えていきたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 協働事業割についてですが、今後は市長が自治協に力
を入れると言っておりますので、自ずと事業数も増えてくると思われます。ぜひ活動に対して積極的な財政支援
をお願いしたいと思います。 続きまして、地域
の人材育成と職員
の啓発についてお伺いします。自治協
のトップ、つまりリーダー
を発掘して育てることが1番大変なことだと思いますが、現状では区長
を探す
のもままならない時代に市としてどう関わり、支援していく
のかお考え
をお聞かせください。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 地域における人材
の確保は自治協議会
の活動
の継続において大きな課題と認識
をしております。また、人材育成
の面では地域
の実情に詳しい協議会
の構成団体や地域
の方
の中から人材
の発掘に取り組んでいただきたいと思っております。市といたしましても、現在
の役員
の方々だけではなく、地域
の方々も対象にした講演会や研修会
の場
を設けて協議会活動に対する自治意識
の向上に向けて取り組んでいきたいと考えています。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 地域
のリーダー
をその地域で探してくださいという
のは分かりますが、活発な活動
をしている自治協
のリーダーとなりますと、あるときは家庭
を犠牲にしてまでも働かなければならないことがあると思います。それが完全ボランティアで無報酬であるとするなら本当に長続きする
のか心配です。 次に、現在事務局は公民館長が兼務しておりますが、4月よりコミュニティセンターになった場合、仕事量が増えると想定されますが、今後
の体制として大丈夫でしょうか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 現在、市内で2か所先行してコミュニティセンター
を拠点とした自治協議会
の活動
を行っていただいており、事務局には市
の職員1名
を配置
をしております。これは地区公民館等におきましても同様でございます。令和4年4月から地区公民館からコミュニティセンターへ
の移行
を計画
をしておりますが、職員体制につきましては現行
の体制
を継続したいと考えております。 自治協議会
の活動に伴い事務局職員
の業務状況も変わってくると思いますが、常に情報共有
を行いながら、サポート体制
を整えていきたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 将来自治協、今より発展させる
のであれば、事務局は現行
の週4日勤務では対応できないと思いますが、常勤にするとか活動支援員
を入れるとか考えることはできないでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 事務局職員
の体制につきましては、令和2年度から市職員
の配置
を実施
をしております。また、新規
の職員採用等におきましても採用人数
の調整
を行っているところでございますので、事務局職員
の増加が現状では難しいかと思いますが、勤務形態も含め、配置体制
の検討は行っていきたいと思います。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 地域によって、差はあると思われますが、毎週何か
の行事がある活発なところでは週4日体制では対応が厳しい
のではないかと思います。何かよい配置体制
を考えてもらいたいと思います。 それでは、現在地区担当職員がパイプ役として配置されておりますが、もっと積極的に会
の中に入って知恵
を出していただくような体制が取ることができないでしょうか。中にはどっぷり浸かっている方もいるようですけれども。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 地区担当職員につきましては、地域行事
の参加や運営支援等
の目的で職員
の配置体制
を整えています。実際には地元出身
の職員が参加しているかと思いますが、今後は市役所内部で
の研修等
を開催しながら、自治協議会活動へ
の参画
を進めていきたいと思います。 また、自治協議会におかれましても、協議、運営
の場
の参画等積極的に呼びかけ
を行っていただきたいと思います。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 全職員にも1
人1
人にも自治協へ
の重要性や積極的な参加や協力
を促す必要があると考えますが、その啓発活動についてお伺いいたします。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 先ほど
の答弁と重なるところもございますが、職員研修
の一環として地区担当職員
の配置体制
の意図や市と協働した自治協議会活動に対する職員
の参画など、研修を通して職員1
人1
人に認識
をしていただき、自治協議会活動へ
の参加
を促していきたいと思います。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) ここでまたちょっと図
を見ていただきたい
のですが、ちょっと字が小さいんですけど、以前市
のほうが作っていた資料
を取り上げてみました。これ
を見ますと、ちょっと下
のほうになりますけど、ごめんなさい、いいですか、下
のほう
を見ていただきますと、地区担当職員
を含めて、地域づくり関係課、地域福祉関係課、生涯学習関係課から自治協
の各部会に対してバックアップするように矢印が付けられております。地域には活動力はあります。ただ知恵
をひねり出す
のに手
をこまねいている状況にあると思います。自治協
を発展させる
のであれば、職員1
人1
人に参加意識
を持っていただき、積極的に関わり、知恵
を出していただくことが重要ではないかと考えます。今後、持続可能な組織にしていくためには会長や役員、何らかの報酬は必要でないかと思います。会費や活動による収益が出ないと捻出できないと言いますが、手始めとして何かよい手段はありませんか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 自治協議会
の会長さんなどへ
の役員報酬へ
の支給につきましては、住民自治協議会、連絡協議会
の中でも御質問
をいただいているところです。市といたしましては、今後先進地
の事例等
を研究しながら、皆さん
の意見も伺いながら引き続き支給については検討していきたいと思います。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 例えば、市
のごみ袋
を公民館で販売するようなことはできないでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) ごみ袋
の販売につきましては、担当しております市民生活課
のほうにも確認
をいたしましたが、ごみ袋
の取り扱いに係る登録手続き
を行い、承認
を受けることで自治協議会でも販売することは可能ということでございます。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 分かりました。頑張ってみたいと思います。 続きまして、小規模集落等支援事業補助金という
のがありますが、これは地域
の問題解決
のために計画書
を作り、申請
をすれば採択される
のでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) 小規模集落等支援事業補助金は大分県
のネットワークコミュニティ推進事業
の1つで、地域課題解決
の取組に対する地域へ
の支援
を目的とした助成事業でございます。補助金事業
の申請に当たりましては、複数集落
を対象とした取組で、地域ニーズ
を踏まえた計画
を持っていることが申請
の条件となっております。申請書
の提出に当たりましては、大分県
の申請窓口となっております東部振興局
の担当課
のほうで事前協議
を経て、承認
を受ける必要があるとなっております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) はい、分かりました。地域
の問題解決
のためにこれだけはぜひやりたいという事業が住民総意
の下で決まれば、先進地域であっても、取組が遅れている地域であっても、資金面で全面的に市は支援する考えはあるんでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 河野協働
のまちづくり課長。
◎協働
のまちづくり課長(河野泰君) まず、地域計画書
の作成は地域住民
の皆様
の自治協議会活動に対する認識
を深めると同時に、日常生活
の中で
の困りごとなど
の課題
の発掘と解決に向けて重要な取組と位置付け
をしております。 御質問
の資金面で
の支援ですが、地元から
の提案内容に対しまして関係各課で協議
を行い、まずは国、県
の補助金
の活用や市職員
の人材
の派遣
の検討等も含め、支援
をしていきたいと考えております。 また、地域計画書
の未策定
の場合等にあっては、早期
の策定
の取組
を併せてお願いしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 支援
をしていきたいということで力強い御答弁ありがとうございます。 最後に、市長にお伺いします。人的支援と財政的支援、今課長から
説明がございましたけれども、市長
の御見解
をお聞かせください。
○議長(藤本治郎君) 永松市長。
◎市長(永松悟君) 工藤議員にお答え
をいたします。 まず、住民自治協
の活動に対しまして、市
の地区担当職員だけでなく、全職員が協働
のまちづくりに参加していくことが大切になると考えます。これは市
の職員にとって住民自治協が地域共生社会
を作っていく、その実現
の実証フィールドであると考えるからであります。同時に、また、職員
の大事な研修
の場となるというふうに思っております。例えば、研修で言うと、研修ということであれば職員
を県庁に派遣したり国に派遣したりということもありますが、もう1つこういう地域共生社会
を目標にして協働
のまちづくり
をするということは、市に特に第一線
の市町村
の職員にとってはとても肌感覚でその実態が分かるということが市
の職員
のレベルアップに本当につながる、そして市民
の皆さんから
のいろんな御意見とか考え方とかそれ
をしっかり分かっていくということは私も含めてですけれども、大切なことだというふうに思っています。 また、財政的支援についてでございます。日常生活
の中で身近な課題
を住民自治協
のそれぞれ
の部会で話し合い
をし、そしてアイデア
を出し合って、そして住民
の方々が中心となって解決していただく、そういった活動に対しては財政的な支援
を行ってまいりたいと考えております。その中で人材
の発掘、そして人材
の育成ができるというふうに考えております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◆4番(工藤壮一郎君) 力強いお言葉、大変ありがとうございました。 対策型から予防型へと発想
を転換し、自治協
を第2
の役場づくりと推し進める
のであれば、事務局
を充実させ知恵
を出していただくため
の全職員
のバックアップ体制が必要であると思いますし、資金面でも努力
をしている自治協にはその自治協に見合った予算は惜しみなく出していただきたいと思います。そうすれば、地域
の住民は惜しみなく力
を貸してくれるだろうし、自ら進んで取り組んでくれる
のではないかと思います。人口減少社会において、杵築市が行うべき事業が住民
の力で有益な活動
を行っていただければ、これほど助かることはないと思います。 以上で、一般質問
を終わりますが、すみません、最後に4分ありますので、令和3年も1番最後
の一般質問となりました。17名
の議員
の皆さん
を代表して、最後
の挨拶とさせていただきますけれども、本当に1年間皆さんに御視聴いただきまして大変ありがとうございました。来年は寅年ということで議員みんな吠えまくってまいりたいと思います。またよろしくお願い申し上げます。以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(藤本治郎君) 以上で発言通告
のありました一般質問は終わりました。 これにて一般質問
を終結いたします。 ここで午後3時5分まで休憩いたします。────────────午後2時51分休憩午後3時05分再開────────────
○議長(藤本治郎君) 休憩前に引き続き会議
を開きます。────────────
△日程第2議案第92号~議案第109号 ────────────
○議長(藤本治郎君) 日程第2、議案第92号から議案第109号について
を一括議題といたします。 これより議案
の質疑に入ります。 議案第92号及び議案第104号に対する質疑
の通告がございますので、これ
を許可いたします。 13番、加来喬議員。(13番 加来喬君質問席に着く)
◆13番(加来喬君) 議案第92号令和3年度杵築市一般会計補正予算(第9号)
の情報活用実践向上事業
のモバイルWi─Fiルーター
の購入費及び通信費
のことについてお伺い
をいたします。 まず、このモバイルWi─Fiルーター
の内容について
説明を求めます。
○議長(藤本治郎君) 梶原
教育総務課長。
◎
教育総務課長(梶原美樹君) モバイルWi─Fiルーター
の購入についてでございますが、中学校費と小学校費にそれぞれついております。 この理由といたしましては、緊急時
を想定することと、かつ各学校で
のインターネット
を活用した学習
を支援するため、自宅にインターネット環境
を整わせるということで、既に現在は整っている家庭が多いわけですが、整っていない学校
を調査しまして、その家庭に対してWi─Fiルーター
を貸与すると。小学校で申しますと、162台、中学校で申しますと88台
のモバイルWi─Fiルーター
を貸与するというものでございます。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 通常、Wi─Fi
を使うときには、自宅で例えばタブレットでオンライン授業
をするという環境があるとすると、自宅にWi─Fiがあって、そのWi─Fi
を使ってタブレット
を使ってオンライン授業
をするという形ですよね。そういう環境がない、つまり自宅に例えばケーブルテレビ
を引いていない、Wi─Fi環境がない、そういう家庭
を想定して、いわゆる携帯型
のモバイルWi─Fiルーター
を購入するということなんでしょうけれども、これは、例えば、そういうそれぞれ自宅が、Wi─Fi環境が整っていない自宅があるんでしょうけれども、そのお宅に関しては、電波がいわゆる飛んで、それ
を利用できる状況な
のか、その電波
の状況という
のは分かりますか。
○議長(藤本治郎君) 梶原
教育総務課長。
◎
教育総務課長(梶原美樹君) 事前に調べましたところ、今、私たちが調べております
のは、家庭にWi─Fiがないという家庭について調べております。 それが、ルーターが届いた時点で、山
の奥に入りますと、電波という
のはなかなか、ちょっとした山で入らないところがありますので、もう一度このルーターがしっかり入るかどうかは、再度確認
をさせていただきたいなと考えております。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 電波
の状況によっては、スムーズなオンライン授業という
のは難しいと思うんですけど、そのことも含めて今現在調査中というか、分からないというそういうことなんですか。
○議長(藤本治郎君) 梶原
教育総務課長。
◎
教育総務課長(梶原美樹君) そのとおりです。今はWi─Fiルーターがあるかないかだけ
の調査ですので、このルーターが入った場合に電波が入るかどうかについては、もう一度調査する必要があるなと感じております。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) このモバイルWi─Fiルーター
の使用方法という
のは、オンライン授業
をするということなんですけれども、これは例えば、コロナが市内ではやって、学校が閉鎖するとしたこと
を想定して整備
をするということなんでしょうか。使用方法、それから使用頻度についてはどのように考えているでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 梶原
教育総務課長。
◎
教育総務課長(梶原美樹君) 当初
のときには、まだコロナがはやっているとき
の出始めもありましたものですから、緊急時
の対応ということで、各1クラスが丸々家庭学習
をしなければいけなかったとき
のためにという趣が多かったんですけど、今となっては、家庭学習で
の活用にも使っていけるように進めていきたいなと考えておるところであります。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 内容については、予算的なものについては、全部で通信費も含めて300万ぐらいするんですけども、ちょっと家庭学習
を仮にするにしても、生徒さん
のほうにはそういった環境が整ったとしても、授業
を今度展開する先生
のほうに、例えば撮影もそうですし、授業
のオンライン授業
の仕方だとか、いろんなまたそういう方法、ノウハウという
のがどれだけある
のかなというところもあるでしょうから、ただ、予算的に本当にここまで必要な
のかな、コロナもこれから収束していった場合には、このWi─Fiルーターが本当にこれだけ
の予算が必要な
のかなということは、ちょっとは疑問が残ります。 次に、議案第104号杵築市水道事業審議会条例
の一部改正についてお伺い
をいたします。 今回
の条例改正は、水道審議会
の内容
を意見具申から健全経営
を全面に審議する機関へ変更する内容になっていると感じる
のですが、いかがでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 矢野上下水道課長。
◎上下水道課長(矢野浩君) お答えします。健全経営という言葉
を見ると、単に財政的なお金
の面だけと思われがちなとこもあるわけですけども、当課では、計画的な設備更新等
の整備面、維持管理面、そうしたものも含めた上で健全経営という表現
を使っているということです。 そうしたことから、改正条例案
の第2条
の中に、所掌事務として、料金だけではなく、将来計画や管理運営についても審議するよう明らかにしているところです。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 上水と下水
を併せて審議する理由という
のを教えてください。
○議長(藤本治郎君) 矢野上下水道課長。
◎上下水道課長(矢野浩君) 一緒に審議
をする理由ですが、大きく3点ございます。 まず1点目については、下水と水道が抱える課題が共通しているということでございます。 まず、下水道は水道
の使用料
を基に下水道使用料
を徴収する仕組みになっています。給水人口
の減少が収益に直ちに影響することとなります。また、水道同様装置産業であることから、老朽化するインフラ対策が今後
の大きな課題となることは間違いありません。したがって、上下水一体となって審議することにより、より総合的な視点から
の検討が可能となるよう上下水道審議会とするものです。 2点目
の理由については、今日午前中、議員
の一般質問
の中でも触れられていましたが、現在、当課では国東市と一緒に上下水道一体
の包括的民間委託等
の導入可能性調査に取り組んでいるところでございます。この調査結果が出れば、当然また審議会
の中でも上下水
を含めた上で
の検討が必要になります。その際、やっぱり別々に検討するよりも一緒に検討したほうが効果的であるということで、2つ目
の理由として上げさせていただきます。 3点目は、事務
の効率化ということです。それぞれ水道審議会、現在あるんですけども、下水道審議会つくった場合、結構事務的にも煩雑な部分がございますので、そうした部分で効率的なこと
の運営ということで、今回こういうふうな形とさせていただいています。 どのような内容
の審議になるかということなんですけども、これについては、改正条例案
の2条に定めている次
の3点となります。 1点目は、水道料金及び下水道使用料
の改定に関すること、2点目が上下水道事業、これは農業集落排水事業も含むわけですが、その将来計画に関すること、3点目が上下水道事業
の管理運営に関すること、以上になるかと思います。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 最後に、下水道に関しては内水対策
のポンプ
を整備するなど
の費用もこれは支出
をしています。今後も大内に関しては計画がまだ残っていると思います。こういった単に料金収入、収支だけでは下水道に関する収支ということだけでははかれない特殊事情が、諸般
の事情があると思うんですけれども、そういったことも十分加味される、考慮されるということでしょうか。
○議長(藤本治郎君) 矢野上下水道課長。
◎上下水道課長(矢野浩君) 今言われた内水対策については、一般会計から
の負担金としていただくわけですけども、そういうことも含めて、当然議論はしていくということです。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 加来議員。
◆13番(加来喬君) 分かりました。 以上で、議案質疑
を終わります。ありがとうございました。
○議長(藤本治郎君) ほかに質疑はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤本治郎君) 質疑もないようですので、質疑
を終結し、委員会付託
を行います。 議案第92号から議案第109号については、お手元に配付してあります付託表
のとおり、それぞれ
の常任委員会に付託いたします。────────────
△日程第3請願・陳情 ────────────
○議長(藤本治郎君) 日程第3、請願・陳情
を議題といたします。 お手元に配付
の請願・陳情
の文書表
のとおり所管
の常任委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤本治郎君) 御異議なしと認めます。 よって、請願・陳情文書表
のとおり所管
の常任委員会に付託いたします。 ここで、自由討議
を日程に追加したいと思います。 これに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤本治郎君) 異議なしと認めます。よって、日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決しました。 なお、自由討議で
の執行部
の出席は必要ありません。また、本日
の会議放映については、これをもって終了させていただきますので、御了承願います。 ここで、3時25分まで休憩いたします。────────────午後3時18分休憩午後3時25分再開────────────
○議長(藤本治郎君) 休憩前に引き続き会議
を開きます。────────────
△追加日程第1 自由討議 ────────────
○議長(藤本治郎君) 追加日程第1、自由討議
を行います。 自由討議
の議題は、山香温泉風
の郷指定管理に係る協定
の解除による今後
の運営についてであります。 自由討議は60分以内で、一般質問や議案質疑とは違い一問一答方式ではなく、フリートーキングで私議長がコーディネーター役
を務めます。今回
の件につきましては、多田忍議員から自由討議実施申入れ書が提出されております。 初めに、申入れ内容について多田忍議員に
説明を求めます。多田忍議員、お願いします。
◎2番(多田忍君) 皆さん、3日間
の一般質問大変お疲れさまでした。また、一般質問でお疲れ
のところ、今日は貴重なお時間
を頂き自由討議
の場
を与えていただき、心から感謝いたします。 早速ですが、初めに、もう御存じ
のとおりですが、現指定管理者が一昨年より
の新型コロナウイルス感染症
の影響で、いつ客足が戻るか分からない状況
の中、ここにありますけど、指定管理者候補公募要項
の中には、指定管理科なし、赤字補填なし
の内容が書かれているにもかかわらず、山香温泉風
の郷
の存続
のために手
を挙げていただきましたが、今回、資金的に困難な状況になったため、来年
の1月31日をもって風
の郷
を閉館して、協定
を解除することになりました。このような結果になって、本当に残念なことだと思います。 そこで、今回、協定解除
を受け、今後
の山香温泉風
の郷
の管理運営について、議会としても全員で議論
を深め、共通認識
の下、意見集約ができればと考え、自由討議
を要請いたしました。 余談ですが、皆様
のタブレットに、先日配信された指定管理に関わる協定
の解除に添付されています社会法人指定管理者協会
の資料があると思います。そこで、アンケート結果が87.1%
の自治体は何らかの補填
を指定管理に行っていると書かれていますが、このアンケート
の実施日
を確認したところ、今年
の1月に実施された内容なので、現指定管理者
の方は、昨年
の12月に1,477万7,000円
の補償、補填及び賠償金として受け取っていますので、本文と資料
の内容が若干異なっています。一言、それ
を追加させていただきます。 それで、これまで
の風
の郷
の経緯
を御
説明させていただきます。 山香温泉風
の郷は、平成12年
の7月にオープンした今年で21年
を迎えた温泉施設で、当時は、町外都市住民と
の交流促進、地域
の人と一緒に地域振興
を図る中核拠点として設置された公共施設であります。 ここ数年
の状況、経緯ですが、令和元年6月に温泉浴槽、外装等
の大規模修繕が必要と修繕設計費
を予算計上しました。それにより、指定管理期間
を非公募で1年延長しています。同年9月、平成30年度決算で経常収支比率が100%
を超えたため、6月に予算計上
をしました修繕設計費
の予算
を返納、大規模修繕は延期になっています。 令和2年度3月、指定管理
を1年延長したということで、指定管理委託料として900万円
を現指定管理者に支払っております。同年4月、施設と土地
を無償貸付けする山香温泉施設風
の郷施設活用事業者募集
を開始しました。1社
の申込みがあったんですが、選定委員会で基準値に達しず、結局は該当者がありませんでした。 令和2年度12月、去年
の12月、コロナ禍
の中で指定管理料なし、赤字補填なしで指定管理者
の公募
を開始。同時に、同年同月に新型コロナウイルス感染症対策として、浴槽等
の改修工事
を指定管理者に約6,000万で委託。 令和3年度3月、現指定管理者が前期より継続で指定管理者に選ばれ、今年
の12月、先日、令和4年度1月31日をもって協定
の解除
の申込みがあって、現在に至っております。 この経緯
をざっと今
説明しましたが、執行部
の対応自体が場当たり的で、賛成はしていますが疑問
を持たずにはいられません。 それから、令和元年8月に大銀経済経営研究所
の中間報告
の資料
を見ると、山香温泉風
の郷は山香地域にとどまらず、県北
の広域観光圏
の滞在拠点として重要な施設と位置づけられております。杵築市内
の宿泊者数
の約16%
を風
の郷が占めており、また、本施設
の年間利用者数は杵築市
の人口に対して4.8倍と、交流人口
を生み出す地域交流拠点
の役割
を果たしていると記載されております。これは、杵築市にとっても重要な施設だと認識
をしております。 そういう中、また、この先
の話なんですが、執行部より出された今後
の運営計画案が先日、タブレット
のほうに送られていると思います。 一番初めに、今後
の運営計画として指定管理者
を前回同様
の募集要項で公募、2番目
の案が提案型運営事業者公募、この中には売却や無償譲渡など
の提案も含まれるそうです。3番目は地元団体等に指定管理、4番目が令和5年度
の改修工事終了後に新たな指定管理者が再オープンするという内容
のものでしたが、この4案どれもまだ内容に不確定要素が多く、明確ではありません。この内容で公募
をしても、新型コロナウイルス感染症
の影響がまだ不透明な状況で、応募する企業は皆無と思われます。 そこで、私としましては、地元山香
の人たちによる運営
をしてもらうことが、今後
の風
の郷
のこと
を考えると最善策だと思います。しかし、まだ新型コロナウイルス感染症
の影響が残る現状
を考慮すれば、方向性に関しては執行部と
の協議が不可欠であり、また、市
の援助も当面は必要になると考えます。これが私
の思いになります。少し長くなりましたが、皆様
の忌憚
のない御意見、何とぞよろしくお願いします。
○議長(藤本治郎君) ありがとうございます。 ただいま多田議員から
説明がございました。どういう観点からでも結構でございますが、事業
の詳細にわたっては、少し多田議員では十分な情報はないかとは思いますが、答えられる部分は答えていただきたいと思います。 それでは、挙手にて御質疑
を受けたいと思います。小春議員。
◎15番(小春稔君) 開設して21年目。
○議長(藤本治郎君) マイク
をお願いします。
◎15番(小春稔君) 開設して21年目ということです。我々も非常にあそこ
を利用して、開設した当時は本当ににぎわって、私もよく行っておりました。管理者というか経営者というか、替わるごとに何か特に今回
のペントハウスに移ってから、急に経営方針がちょっと我々としては離れたなという感じがしておるという
のは、皆さんもそれ
を肌で感じたんじゃないかなあというふうに思っております。 プロ
のホテル経営
をやっているところですから、さぞよかったなあと思いますけども、今回、指定管理
を断ったというようなことで、非常に残念でならないわけでございます。 振り返ってみると、広域合併
のとき
のやっぱり日出町がやっぱりついてこなかった理由
の中に要因とこれがあったんですね。将来食いつくといったようなことがあって、本当
の僅差でもって議会で通らなくて、現在に至って、当時
の町長は辞任
をしたという経過があるわけです。 それは経過でございますが、今、執行部が出しておる令和3年度に1,183万
の基本設計
をして、令和4年度にもって管理委託、設計監理
の委託
をして、そして温泉システム
の改修工事、5年度かかる。そして、このボーリング工事、前回
の何か
の質問でもボーリング
をして水はどうしても必要ということになって、ボーリング工事
をして、その改修工事設計
をやって、そして令和5年度、来年、再来年はボーリング工事
をすると、こういうふうになっとんやな。だから、やっぱり今回新たに山香
の有志がやろうというときには、この今
の執行部がやっておる工事
のこれだけは、やっぱり執行部としてはやってもらいたいなと私は思います。ただ、はい任せたぞじゃ恐らくこれも駄目になると思います。ほかがいっぱいありますから、大いに意欲
のある山香
の人で頑張ってもらいたいなというふうに思っております。応援
をしたいなと思っております。
○議長(藤本治郎君) それについて、多田議員は何かありますか。いいですか。
◎2番(多田忍君) ありがとうございます。
○議長(藤本治郎君) 坂本議員。
◎5番(坂本哲知君) 私も小春議員と一緒
の意見なんですが、今まで指定管理者
の格が高いというか、最初
の頃
の風
の郷でしたら、営業に来てお風呂お願いします、宴会
をお願いしますという
のがあったんですが、現ペントハウスさんに替わったら、もう全く営業も来ないし、どうしても足が、格式が高い
ので行きづらいんか、どうも行かなかった
人が多いと思うんです。 今回、多田議員が言うように、地元
の方々が一致団結してまたこの風
の郷
を盛り上げようというんなら、私はそれが一番いいなと思うし、これに対してまた市
の執行部としても必要な部分
をまた加勢
をしないとわるいんじゃないかなと思っております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) ありがとうございます。ほかにはございませんか。 工藤議員。
◎4番(工藤壮一郎君) すいませんけど、私はちょっと慎重派なんですけども、地元でやるっちゅう
のはいいことだとは思うんですが、ただこれ今からもうすぐやるちゅうことなんですか。
○議長(藤本治郎君) どうぞ、多田議員。
◎2番(多田忍君) 準備は始めたいとは思うんですが、執行部
の方向性
をどうするかというところが、一つまだはっきり決まっていないので、動くことは、準備することはもう準備していきたいと考えています。私一
人じゃありませんが。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◎4番(工藤壮一郎君) 分かるんですけど、私の考えですと、今の状態でコロナがはっきりしない、収束、またオミクロン株が出るっち言いよる中で、またやったとしても、多分僕は同じような状況になるんじゃないかなとは思うんで、できたらもうコロナが収束して本当にしっかりした経口薬が出て、せめて私たち議員なんかも視察に行けるようなそんな状況になってから、立ち上げたほうがいいんじゃないかなと僕は思いますけど。
○議長(藤本治郎君) 多田議員。
◎2番(多田忍君) 取りあえず、今、山香全体を網羅したような受皿をということで考えています。受皿は受皿で準備を進めておいて、風の郷をじゃあいつから再開するかとか、その辺はまた執行部とか新型コロナウイルスの感染症の状況を見ながらいきたいと思いますので、受皿自体は進めていきたいと考えています。
○議長(藤本治郎君) 工藤議員。
◎4番(工藤壮一郎君) ちゅうことは、ほんならいつから再開するちゅうのは取りあえず未定やけども、地元で何とかやらしてもらえんじゃろうかという話ちゅうことでいいんですか。
○議長(藤本治郎君) 多田議員。
◎2番(多田忍君) はい。
○議長(藤本治郎君) ほかに。加来議員。
◎13番(加来喬君) ちょっとこの会の趣旨がよう分からんようなりよるから、一回ちょっと流れを戻す。 自由討議はいいんやけど、僕に任せてください、地元に任せてください、それを議員の皆さん了承してくださいちゅうような流れやったら、何か僕はちょっとこの自由討議のあれが違うと思う。 要は、風の郷をこれから10年、15年の姿がまだはっきりせんわけよね。例えば、今後の活用方法をどうするのかというところもあるし、例えば改修費、投資額について、いかほど執行部のほうが投資をしようとしているのかちゅうところもまだ不明なんよね。その中でちょっと今ここでさあ結論をちゅうのは、何か分からん。僕も出しづらいし、ちょっと分かりにくい。最後のところに書いている援助をしてほしいちゅうのも、これ指定管理料が欲しいっち言いよんのかな、どうなんかなちゅうのも分からんのよ。もし、指定管理料を何ぼか出してくれれば、地元でやりますちゅうんやったら、指定管理料を幾ら出しますという条件の下で公募をかけて、同じ土俵の中で地元が取っていくちゅう形にしないと、公平性は出らんと思う。 最後に、ちょっとやっぱり僕はこれは方向性とすれば、ちょっと時間がかかるというのが1点と、議会としてやるんだったら、検討委員会、特別委員会、市有財産利活用推進特別委員会ちゅうのが今立ち上がっちょうはずやから、何かこれを利用して今後、執行部と情報共有しながら何か進めていかんと、変な方向に行きやせんかなちゅうのが、僕の正直な感想です。 ちょっと以上で。
○議長(藤本治郎君) 小野議員。
◎12番(小野義美君) さっき多田議員がいろいろ説明したんですが、その中にここにも明記されちょるんですが、執行部から出された今後の運営計画というのが4つほど計画がされております。その3番目の地元団体等による指定管理というようなことで、執行部は運営計画の一つに上げておるんですが、ここ辺に向けて多田議員が提案したと思います。 実は、直近に、山香の団体の代表の方と話す機会がありました。実は昨夕でありますが、その団体の代表の方曰く、この件について内部協議をちょっと重ねたということで、ちょっとその内容を示すから、あなたもしっかり理解してほしいというようなことでありました。 その内容というのは、やはり山香の杵築の宝であるこの山香温泉をなくしてほしくないという願いの下から協議を重ねて、オール山香というような組織形体で運営というような気持ちもあると、それについては、やはり執行部としっかり協議をしたいと、その気持ちがあるのを伝えてほしいということでありました。私もいろいろ話をさせていただいたんですが、やはりこの中で本当に経営にタッチして大丈夫ですかと、それはまだ不可欠であると、本当に執行部の考え方と議会の考え方と議会の承認というか、そういうのを含めながら話をやる気持ちがあるという、そのやる気持ちの大前提は宝をなくしてほしくないというようなことで、形体もいろいろあるわというようなことで聞いております。 そういうこと、やはりこれは協議を重ねなければ前に進まないと思います。執行部の考え方、そしてまた議会等の指導の仕方とかあるのですから、そういうことの話を代表の方から聞いております。私の聞いた範囲は、要約するとそういうことであります。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 真鍋議員。
◎6番(真鍋公博君) 基本的に、皆さんが風の郷を残すのか、残さないのか。残したらどうするかということになっていくと思うんですが、はっきり言って資料がない。これから市としてはどういうふうに、財源出しているんやけど、1月末ぐらいまで出らんちゅうけ、そこを見らんと、なかなか最終的に判断がつかないと思う。 私と話している杵築地域のある方は、もう辞めてしまえばいいんやないんちゅう人もおります、極論すれば。でも、やっぱりそこを判断するには、やっぱりお金とかいろんな分があるし、個人的には日出町から言われたのが歯がいいんで、続けてえなとかいう意地もあるし、みたいなんあるんやけど、やっぱりその辺も含めて感情論で言ったら悪いんやけど、何か数字が見えないんで、執行部はこの1から4の中、2番なんよな。この前の話を聞くと、市長も担当課長も、どっちかというと提案型の公募をしたいというようなイメージなんで、選択肢の3番ももちろんあるんやけど、その辺何か執行部の数字が出ていないんで、今日も何かちょっと雑談的には黒田課長でも呼ぶかな、答弁なくても、それは違うよぐらいは何か流れが。 だから、そこをもう少し資料を頂いて、全協、皆さんそれぞれなかなか集まりにくければ、加来議員が言ったように、特別委員会をせっかくつくっているんで、忙しい中悪いんやけど時間を取っていただいて、言葉は悪いけど、一回たたいてもらって、そんな感じである程度の並列でもいいんやけど、意見を集約してもらって、また投げかけてもらうものがいいんじゃねえかなと私は思っています。
○議長(藤本治郎君) ほかに。阿部議員。
◎7番(阿部素也君) 今、真鍋議員さんがおっしゃられたことに近いんですけど、実は、銀行の支店長さんが見えられて、機会があれば議員さん方にシンクタンクの方も交えて、一度考え方を説明させてもらいたいというようなお話もありました。 どうしても、黒田課長が何とかちゅうわけじゃないですけども、役所を通して聞いたところで分からないようなこともあるし、直接銀行さんの報告書の内容を質問できるんで、そういう機会を設けてもらって、その後からでも、後からじゃないと逆に、なかなか話もしづらいんじゃないかなと思いますけども。
○議長(藤本治郎君) ほか。渡辺議員。
◎14番(渡辺雄爾君) 先ほど、小野議員からも言われたように、山香の団体の有志が山香全体で盛り上げて、この宝を守っていこうという固い意志を聞きました。そういう中で、今回、急な話じゃったんで、ペントハウスさんがこういうふうになったんで、維持管理と温泉施設の維持管理は、もうこれは止めることはできんと思うんです。温泉施設を温泉を循環させな悪いんかなあちゅう、そういった経費はもうかかっていくということなんで、今、多田議員が言われるように、コンパクトに温泉を皆さん、今、物すごく入湯客が多いんです。それを期待をしている山香の町民の皆さん、市外の方も結構いますので、どうかやり方ですけどが、そういう温泉は止めることはできない、出さなならんと、掃除もせんならんと。そういった小さいことから山香の有志が集まって、大きいことはできんだろうけん、そういうのも市がどっかを委託してやらんならんのだろうけん、そういったところから小さく始めて、これを延長していけばまた開けた展開になるのかなちゅう思いをしていますんで、できるなら維持管理兼山香の有志でコンパクトに始めるというようなこともいいんじゃないかなと、個人的意見ですけどが。そういうことです。
○議長(藤本治郎君) 真砂議員。
◎17番(真砂矩男君) 今、皆さんが話しよる中に2つあると思うんじゃね。 一つは、当面どうするのかと。これは執行部も申入れをするのが遅くなっちょるわけやけど、向こうは1月いっぱいまでちゅうのをだいぶん前から言いよったわけやけども、市の態度がはっきりしなかったということで、申入れをしたところは補償はできないという話等をしたら、1月いっぱいと。何か聞くところによると、その1月いっぱいもちっと早う辞めるぞとそんな話も何かちらちらしよるようにあるけど。 だから、私は当面どうするのか。そして、1年、2年かけて本格的に、さっきから出ている工藤議員やら、それから大銀の調査の今、阿部議員が言うたようなことも含めて、いろいろ意見を聞くのもいいが、それは1年、2年、今後山香の風の郷をどうすんのかということを本格的に論議をせんならんと。 しかし、その本格的な論議でそれまで待てるかと。1年間なり半年放っておけるかということもあるわけだから、まず、当面どうするかということをやるためには、当面どうするかをやらないかんと思うんですが、それをやるためには、山香のその団体、あるいは山香の自治協議会、住民自治協議会、大田のガソリンスタンドが辞めてしまうというのに、大田の中では二、三か月はかかっただろうと思いますが、商工会も中に入って、存続させるためにはどうしたら存続できるんかということを随分頑張って論議をして、最終的には自治協議会が今から10年間、自分たちがこうしてやっていこうやないかと、そのためには資金が要るのは、ふるさと納税に併せたクラウドファンディングしかない、もう100何万集まっておるそうで、私も別府から来よる職員には、君も少し寄附をしようという話をして寄附をさせました。それは、そういうこと100何万とか大口が入ってくるそうですから、もう目標の400万なんかはるかに超えると思います。 だから、そういう資金づくりから、そして新たに商売をするとなると、レジスターまでないと、商工会がレジスターを買っておるかと、しかし五、六万の、会長、レジスターなんかつまらんのですよと。今は何かこれにレジスターもいいのになると五、六十万するんじゃと。いや、それはちょっと大きいのというような話をしたりしよるんですが、やっぱり商売をするとなるといろんなことが出てくると思います。だから、山香の団体がやるちゅうても、簡単にはやるちゅうことにはならんかもしらん。そこにはどのくらいのスタートの準備金が要るのか、そういうことも出てくると思います。 それをふるさとの資金からでも幾らか出してもらえんかというような話もできると思うから、要は、短期的に早急にやるとするならば、山香の代表と自治協議会なんかを入れた執行部との話合い、それに議員は山香の議員さんが優秀な議員が4人もおるんだから、その議員も中に入って、やっぱり早急にこれはもう年明けを待たずに、極端に言えば、もっと早ければこの議会中でも早くやるといいという思いがあったんですが、そういう団体が手を挙げてくれないちゅうんなら、これはもう時間をかけて論議をするしかないんやけど、幾らかそういう熱があるちゅうんなら、それをやっぱり。私はまだ知りません、どんなふうになるのか分かりませんが、やっぱり形を地域の人と一緒になって地域振興をやるというのがこれ目的やったんです。外部の人との交流ちゅうのはその次じゃろうが。今は山香の皆さんが本気で、これがなくなったら200人も風呂入りに行きよる人が、俺方はもう今風呂はもうあっこばっかりじゃと。金はかかってもあそこばっかりだという独り者の人なんかおるわけでしょうが。そういうことを考えたら、200人も入りに行きよるやつをとめるわけにいかんと思うんですが。 だから、もう言わんとするのは、今言うとおり、早急に議長、今日の話合いを含めて、執行部とその山香の代表、どういう代表になるか分かりませんが、自治協議会ちゅうのは山香全体を、山香の5,000人の皆さんが本当に山香に大事なんだと、大田はガソリンスタンド残されている、残せ、残せちゅうて文句言う人は地元じゃ入れなくて。そして、ほかのところで2円か3円安いからちゅうて商工会が地元、消費を拡大しようということしかもうないっちいうまちおこしを。そういう話をしてきてもうずっと何年もなりますけど。 だから本当に山香の皆さんが一回やるというんなら、執行部の考え方と執行部がどこまでできるかと、これは議会も入って私は早急に、もう本当、閉会までを待たずともやるというぐらいな気持ちでやらないと、ここでこういう話をいろいろしても、あれが要る、これが要ると先の話はもっと先にすればいいと思うんですが。本格的に、どうしても風呂を直すのには、令和5年しかできん。もう我々がおらんときの論議になると思います。令和5年なんか言いよるんですよね。そうじゃなければ補助金が取れんちゅうんじゃから。なら今その話をどうこういろいろしたってしようがない。しっかり風呂が直る、そして、内部がきちっとしたときに、新たな指定管理をやるというんなら、そのときに2年後にやればいいと思うんです。だから、そういう新たな指定管理のためにどんだけ改装せんならんか、どんだけ投資をするかというのは、大銀の研究所の話なんかには後で聞けばいいことだと思う。今は、当面、目の前にぶら下がって、1月いっぱいなんかすぐ来ます。
○議長(藤本治郎君) ありがとうございます。多田議員。
◎2番(多田忍君) 真砂議員、ありがとうございます。 今回、自由討議を初めてさせてもらって、正直あんまりやり方も分かっていないんですが、これだけ山香の人は何とか山香で風の郷をもう一度盛り上げたいという気持ちがあるということだけを皆さんに聞いてもらいたくて、その団体をやっと山香の人はつくろうと動いてくれています。準備も進んでいるので、どうか議会としてもそういう思いを後押ししていただきたいなと思いまして、今日お時間を取ってもらっています。 だから趣旨とちょっと違うかもしれませんが、どうかお許しください。
○議長(藤本治郎君) 渡辺議員。
◎14番(渡辺雄爾君) 今、真砂議員の意見に大賛成なんですけど、始めるとしたら、やはり6,000万かけて浴槽、脱衣所、もうほぼきれいにできております。あと、何かっちいえば足らんかなと思うのは、やっぱりゼロからのスタートですから、準備金、開設です。ゼロからのスタートですから、若干そこのところを皆さんいい話ができれば、今の状態で入浴等ができるような状態ですので、食堂とかまではまだいかんじゃろうけど、当面スタート、そういうところから維持管理を含めて地元の有志の方で、ワークシェアリング的な考え方を持っていただいて、クラウドファンディングでもいいです。多田君等々、議員いろんなやり方があると思うんです。それをやっていただければ、私は若干の開設資金を応援してあげれば、私は軌道に乗っていくんじゃなかろうかなと、私は思っています。そういう意見です。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 小野議員。
◎12番(小野義美君) さっきちょっと言い忘れたんですけど、2週間ぐらい前、ペントハウスが従業員を集めて1月10日でもう募集、宿の予約は切ったというような話はしたというようなことであります。それからこのとおり1月いっぱいで閉めるというようなことを従業員にもお話しをしたということであります。それがもうずっと山香のほうは広がって、これは風呂も閉めると、大変だというようなことで、風呂だけは開けちくれんかというような要望も聞いております。 温泉を止めると、もうまた再度するのには大変だから、温泉は止めないというような執行部の話ですが、今、渡辺議員が言うように、それはやはり温泉の維持管理というのは、入浴も含めてですが、そういうところもやはり考えて、それをしながら早く全館オープンが誰かの手にできてというそれまでの管理は、ぜひとも皆さんの要望であります。そういうところも考慮していただきたいというふうで、そういう話も聞かされております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) まだ発言をされていない方。田中議員。
◎10番(田中正治君) ちょっと委託をお願いした、指定管理をお願いしたペントハウスの。
○議長(藤本治郎君) マイクをお願いします。
◎10番(田中正治君) まず、ペントハウスともうはっきり言うて別れんといかんと思うんだ。それが、見た感じでは、4年の1月30日とあったんですが、それはまた期限がさっきちょっと聞いたんですが、1月10日というような文書も来ておるというようなことを聞いたんです。それは本当ですか。
○議長(藤本治郎君) ちょっとそれは答えようがないんで、それははっきりはしませんので。
◎10番(田中正治君) それと、ペントハウスのほうが出資した施設の分をもう委託を辞めるんで、指定管理を辞めるんで、持って出るちゅうことはないんですね。
○議長(藤本治郎君) それは私から。前、前の時点……。
◎10番(田中正治君) そのまま今の状態で置いて、もう出るんですか。
○議長(藤本治郎君) 私の思いですけど、小さな備品は分かりませんが、改修をしたクーラーとかいうのは、前回のときに予算をつけて費用弁償していますから、大きいやつは基本的には全て残ると思います。持って帰るということはないんじゃないかな。ただ、お茶碗1個までどうかと言われると、それは私は今の時点では情報は持っていません。
◎10番(田中正治君) それと、協定を結んでおると思うんですが、途中契約を破棄するということだから、協定違反になるんだけども、それは何かないんですか。
○議長(藤本治郎君) 多田議員。
◎2番(多田忍君) それは経済的な理由で運営が継続できない場合は速やかに申し出るという項目があるので、違約金とかは発生しないようになっています。
◎10番(田中正治君) しないということですね。 それと、文章で、ホテル晴海もいろいろ経営が悪化しておるというようなことを書いちょったから、それはもう関係ないのにそんなことを書いちょったらおかしいんじゃないかと思うんだけども。
○議長(藤本治郎君) 二宮議員。
◎11番(二宮健太郎君) すいません、話いろいろあると思うんですけど、真砂議員さんが言った内容と。
○議長(藤本治郎君) マイク。
◎11番(二宮健太郎君) 確かにいろいろまだ数字も出ていない部分もありますし、これを早急に決めるのも難しい中に、本当に1月31日以降の運営をまずどう切り抜けていくかが大事なのかなと。議会の中でも、今後、あれを残すか残さないかの論議も継続してやっていかないといけないということで、多分ここでは結論は出ないはずなんですけど、ただ、思うのが、山香、山香とずっと山香ばっかり言っていますけど、旧杵築市民にとってみたら、除外されているような内容なんで。除外されているんであれば、そこに公金をつぎ込むのはどうなのかなと、私は思っています。 たしか、これは随分前に6,000万、お金をかけて改修もしていますけども、40人ぐらい何か従業員がいるからといって、何か3,000万ぐらい休業補償をたしか出しているはずなんです。それを今度よそにというか、晴海さんもこのペントハウスクラブさんがあっせんするというような内容で今日も記事に載っていましたけど、そういった従業員さんたちも離れていってしまうのかなあという部分も感じてしまうし、あんだけお金突っ込んだのに。そこで、今回、山香のオール山香でというような内容で今後やっていきたいという、ちょっと虫がいいのかなあという部分を感じております。 この内容を見させてもらうと、残したい気持ちは大変分かるんですけど、ただ、経営面で不安があるので、当面助けていただきたいみたいな内容を感じるんですけど、こういった内容であれば、どの会社でも多分手を挙げると思うんです。苦しいときはお金を出してねと、でもいいときは私たちがやっていますよというような内容であれば、誰でも手を挙げると思うんです。例えば、晴海さんが、今回、助けていただけないからもう降りると、ただ、今後も助けるという確約をすれば、必ず手を挙げてくれる、継続経営していただけると思うんです。 だから、こういう虫のいいやり方はやめていただきたいです。ちゃんとルールをつくってほしいし、今回、ペントハウスクラブさんが契約不履行で途中で辞めたといっても、何のペナルティーも持たさず、はっきり言って杵築市をもう完全にばかにしたような、我々市民をばかにしたような体制だと思っています。これが幾ら山香の宝であっても、山香の住民の方たちの責任者がもうできないとかいう形で、急にぽんと離されて、散々お金つぎ込んでそんなことをされても実際困るので、そこはよくしっかり協議、人間関係なんでしていただきたいし、責任の範囲もしっかりしていただきたいし、ただ、話が決まるまで継続して自分たちが支えていきたいという気持ちは分かるけど、ちゃんとした公募をかけて、皆さんのちゃんと説明がつく、納得いくような形に持っていっていただきたいというのがお願いです。
○議長(藤本治郎君) 阿部議員。
◎7番(阿部素也君) 今、二宮議員から何か山香の方がやるのが何とかちゅう話があったけど、自分も二宮議員がおっしゃるとおりやと思うんです。 自由討議で、多田議員がちょっと勇み足っぽいような気がしています。先ほど、加来議員さんからもあったとおり、山香の団体で受皿をつくりかけているんで、うちにやらせてくださいみたいなことまで、ちょっと踏み込み過ぎているような気がします。 来られたけど、そういうそこまでのことは考えていないです。そこまで考えていないちゅうたらおかしいけども、うちがやりますみたいなスタンスではないんです。もし、廃止の方向であるならば、山香としては残したいみたいな話はありましたけど、それと受皿をもし誰も受け手がないんならば、山香として受皿をとかいうような話はあったですけど、もう準備していますみたいなことを言いよったけども、それもそこまではまだできていないんです、実際は。 それと、そういうことなんで、ちょっとその辺は理解していただきたいところがあります。 それと、もうこの期に及んでは、あと温泉を開けるか開けんかちゅうような話になったときに、もし温泉だけ続けてほしいとかいうようなときに、それこそじゃあ多田議員さんの団体が風呂の番台に座っちょくとかいうわけには多分いかないと思うんです。ですから、もし本当に温泉だけでも継続とかいうようなことになれば、今、晴海さんのところとちょっと話をして、温泉部門のところの人だけ置いちょってくださいとか、そんでまたそれは契約をし直してとかいうような話をするのが現実的じゃないかと思います。 今、設備に1人、設備だけで常駐しているんですよね。だからその人がいなくなって、山香の有志でとか言われても、多分できません。だから、契約は契約で向こうが辞めるのは勝手なんですけども、道義的な責任はやっぱり向こうにもあると思うんで、温泉部門を維持するのに協力してくださいみたいな形で、それは新たに契約して続ける、続けるんならばそういう方法が現実的だと思います。
○議長(藤本治郎君) 多田議員。
◎2番(多田忍君) すいません、さっきの二宮さんの件で、私の思いをさっき述べさせてもらった中に、市の支援も当面は必要になると考えられますという思いを言っただけで、山香でやるから支援してくれという意味じゃないので、そこだけすいません、申し訳ないです。あと、山香、山香ちゅうてすいません。
○議長(藤本治郎君) どうぞ。真鍋議員。
◎6番(真鍋公博君) さっき真砂議員がおっしゃったように、やっぱり2つあるんやな。一つは、今からどげんするのかちゅう。もう一つは、将来的にどげんするのかであって、将来の大銀のやつでいろいろいってもいいんやけど、今のも温泉だけ続けていくんが、今日、阿部素也議員とちょっと雑談でして、ボーリングだけでもいいんかもしれんなと。温泉は閉鎖でいくんかもしれんなとかいろいろ話したけど、温泉だけするんか、それとも、あそこ全体の宿泊もするんか、その辺も含めて執行部とよう話をせんと、時間がある、雇用の問題もあるし、いつも温泉に来ている人もあるし、顧客のやつもあるし、そこをしないと悪いけど、私は言うていいんかどうか分からんけど、山香、山香と言わないで、もう合併して17年やろうっち思うちょうとこもあるんよ。 それは、俺なんかは、昔の話なんやけど、指定管理委員会やったんや。担当入っちょったんよ。私には風当たりはなかったけど、そのときの山香から入っちょった人とか、民間に入っちょった人、結構風当たり強かったんよ。替わったときに。それと、引継ぎのときにかなり苦労しちょる。それが事実なんよ。だけん、本当に今回引継ぎするときには、もうちゃんとせんと、やっぱり人間なので、やっぱりいい人にはようするわけだ。悪さした人にはかたき打ちする人もおるんや。やっぱりだからそこ辺をようわきまえてもらって、早急にこのまま閉鎖せんでいくんかいかんのか、やっぱりそこを決めていただきたいと思います。
○議長(藤本治郎君) 泥谷議員。
◎1番(泥谷修君) 一般質問は黙っておりましたので、一言言わせてもらいたいと思いますが、この風の郷につきましては、もう設置後20年がもう経過しておるということで、改修はもうこれは必然だというふうに私も思います。そしてまた、しないわけにはいかないというふうにも思っております。これが、廃止とかいう議論は恐らくこれからまだ先の10年先、また、20年先が40年になりますから、その頃になって本当にもうこれはやめるかどうかというのは、もうそれは議論になるんじゃないかと思いますが、今のこの時期はこのまま改修するということで、すべきだというふうに思っております。 その場合に、事業としましては、先ほど来ありますように目の前の当面のことも考えなければいけないし、また、大銀経済研究所の内容もよく精査して、本当に5年度までかけてそんなに長くかけて実施設計して工事までするんかというより、もっと早く前倒しができないかというようなことも含めて、また検討すべきだと。それからまた運営管理者につきましては、今お話がありますように、地元で運営管理する団体というのは私もそれが望ましい姿だと思いますが、しかし、今後のやり方によりましては、一般の公募の中にやはり地元の方々も入った形での選定をするという方法は、やっぱりこれが一番自然な形じゃないかというふうなことも思っております。 それから、また一番大事なことは、市の姿勢だというふうに思います。いろんな局面において、市としての方向性をやっぱりはっきり示すべきだというふうに思います。私たちもそれについてまた議論を、また議会としてもすべきだというふうにもこういうふうにも思っております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) ありがとうございます。堀議員。
◎9番(堀典義君) 多田さんの発言も、私にやらせてくださいというような言い方だったから、やはり当事者が議員として言うのはどうかなというところはあります。ただ、執行部の姿勢がはっきりしないんで、これは自由討議ですから、そういう意味での一石を投じたいと、そういう気持ちだったと思っています。 真砂議員が言うたように、やりたいというような団体がどのくらい計画しているのかとかいうようなことはあると思いますが、しかし、指定管理料を出すにしても、じゃあその後赤字だったときに、その団体が自分たちでその赤字を自分たちでどうにかする覚悟があるのかどうか、こんなことも出てきますので、皆さんが言いよるように、当面の温泉にするんかどうかと、それと今後の計画というようなところは分けて議論し、また執行部にも当面のことがあるならばやっぱり話さんと悪いんじゃないかと思います。 以上です。
○議長(藤本治郎君) ありがとうございます。 それでは、大体……。加来議員。
◎13番(加来喬君) ちょっと、さっき真鍋議員も言いよったけど、まず、温泉の改修費については、12月末にたしか結論が資料として出てくるはずなんよね。大銀研究所も来年1月末にはちょっと出てくるから、もちろん結論を急ぎたいちゅう気持ちはあるんやけど、まずそこからじゃねえかな。数字が出てこんと判断もできんし、そもそも執行部がどうしたいんかちゅうところもまだ見えてこんから、気持ちは分かる、気持ちは分かるけど、ちょっと結論を出すにはまだ時期尚早だと思います。
○議長(藤本治郎君) あとは、田原議員がまだ発言がないようですが、最後にトリで。
◎8番(田原祐二君) 私も皆さんと同じような意見なんですが、今までの経緯もありまして、じっくりいかんとやっぱり駄目だと思います。いろんな資料とかも参考にして。それで、コロナのほうもちょっとまた変な株も出てきておりますので、その辺もちょっと考慮して、当面、温泉は開けんともう後に使えんことなるっち言いよったんですけど、それはそれで何とか、阿部素也議員もさっき言っていました。そんな方向でもちょっと攻めてみたらどうかなと思います。 どっちにしても、今言うて今結果が出るような問題ではありませんので、またじっくり執行部も、執行部が最終的には決断するようなことですから、だから最終的な公募はしても、それで公募でもう誰も出らんかったら、今、山香の方、そういった方に将来的には委ねるような方向でいったらいいんじゃないでしょうか。 以上です。
○議長(藤本治郎君) 小春議員。
◎15番(小春稔君) 最後に。市有財産の活用検討委員会があるわな。これをやっぱりちょっと年内でも持って、ここでちょっと窓口をしてやるべきだと思っております。 以上です。
○議長(藤本治郎君) ありがとうございます。坂本議員、いいですか。
◎5番(坂本哲知君) 一緒です。
○議長(藤本治郎君) 多田議員は最後に。どうぞ。
◎2番(多田忍君) すいません、勇み足過ぎました。大変申し訳ありませんでした。ただ、私が何とか山香でやりたいという気持ちがまだありますので、どうかこれからもよろしくお願いします。今日はありがとうございました。
○議長(藤本治郎君) それでは、今日の自由討議の簡単な取りまとめとして、今回は多田議員から自分の主観を出していただかないと議論に始まらんだろうというところで、議長として私も受けております。 今日は、一石を投じていただいたということで、議員各位の皆さんからの意見では、市有財産利活用特別委員会のほうに委ねたらどうかということが1点、一応、私が真砂議員からも言われましたので、多田議員と共にちょっとその方と出会って、どういう思いかちゅうのを再度確認をした上で、執行部のほうと少し話がどういう形ができるんかということを一応探ってみます。 しかしながら、議会としては、市有財産利活用特別委員会において、きちっと数字を出した状態で、また執行部の職員も出席をしていただいて、いろんな議論ができる形で委員会を開催をしていただくようにお願いをするという方向性で、今日の自由討議を閉めさせていただいてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(藤本治郎君) ありがとうございました。 いろんな御意見が出ました。それでは、この取りまとめを議会運営委員会のほうで取りまとめて、一任させていただきたいと思います。 それでは、自由討議を終了いたします。ありがとうございました。────────────
○議長(藤本治郎君) 本日はこれをもって散会します。お疲れさまでした。────────────午後4時20分散会────────────...