津久見市議会 2022-06-21
令和 4年第 2回定例会(第2号 6月21日)
令和 4年第 2回定例会(第2号 6月21日)
令和4年第2回(6月)
津久見市議会定例会会議録(第2号)
令和4年6月21日(火曜日)
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〇議事日程(第2号)
令和4年6月21日(火曜日)午前10時開議
第 1 一般質問
第 2 議案第35号から議案第51号まで
(質疑・委員会付託)
第 3 意見第1号
(提案理由
説明・質疑・委員会付託)
第 4 議案第52号
(提案理由
説明・質疑・委員会付託)
──────────────────
〇本日
の会議に付した事件
第 1 一般質問
──────────────────
〇出席議員(14名)
1番 島 田 勝 議員
2番 倉 原 英 樹 議員
3番 丸 木 一 哉 議員
4番 菊 池 正 一 議員
5番 井戸川 幸 弘 議員
6番 黒 木 章 三 議員
7番 髙 野 至 議員
8番 塩 﨑 雄 司 議員
9番 谷 本 義 則 議員
10番 黒 田 浩 之 議員
11番 宮 本 和 壽 議員
12番 髙 野 幹 也 議員
13番 知 念 豊 秀 議員
14番 西 村 徳 丸 議員
──────────────────
〇欠席議員(な し)
──────────────────
〇
説明のため出席した者
市長 川 野 幸 男 君
副市長 飯 沼 克 行 君
総務課長(兼)
契約検査室長 石 堂 克 己 君
総務課主幹 濱 田 信 一 君
経営政策課長 石 井 達 紀 君
経営政策課参事 飯 沼 久 和 君
商工観光・
定住推進課長 濵 野 克 公 君
税務課長 今 泉 克 敏 君
市民生活課長(兼)
人権尊重・部落差別解消推進室長
山 本 芳 弘 君
環境保全課長 戸 田 尊 道 君
健康推進課長 川 野 明 寿 君
長寿支援課長 黒 枝 泰 浩 君
会計管理者(兼)
会計財務課長 小 畑 春 美 君
上下水道課長 西 郷 貴 芳 君
社会福祉課長 吉 本 竜太郎 君
農林水産課長(兼)
農業委員会事務局長 宇都宮 志 伸 君
土木管理課長(兼)
上下水道課参事 遠 藤 太 君
まちづくり課長(兼)
土地開発公社事務局長 旧 杵 洋 介 君
消防長 古手川 芳 也 君
消防本部次長(兼)
消防署長 石 田 淳 君
教育委員会
教育長 平 山 正 雄 君
管理課長 石 田 真 一 君
学校教育課長 橋 本 修 二 君
生涯学習課長(兼)
図書館長 五十川 ますみ 君
監査査員
事務局長 宗 真 也 君
選挙管理委員会
事務局長
監査委員事務局長が兼務
公営企業
水道課長
上下水道課長が兼務
──────────────────
〇
議会事務局職員出席者
事務局長 宗 像 功 君
主幹(兼)書 記 野々下 直
人 君
書 記 岩 﨑 英 樹 君
書 記 宮 野 楓 君
──────────────────
午前10時00分 開議
○議長(
髙野幹也議員) 皆さん、おはようございます。
これから本日
の会議
を開きます。
本日
の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおり定めましたので、御協力願います。
◎日程第1 一般質問
○議長(
髙野幹也議員) 日程第1、一般質問
を行います。
8
人の議員から
の通告があっていますので、順次質問
を許可します。
最初に、6番、黒木章三議員。
〔6番黒木章三議員登壇〕
○6番(黒木章三議員) 皆さん、おはようございます。議席番号6番、黒木章三です。
今回、私は2点について質問していますので、一問一答方式で行いたいと思います。
まず最初に、1点目、
街なか観光拠点について質問いたします。
先般、
広域周遊観光客の交流拠点、
街なか観光拠点整備に向けた基本計画
の説明がありました。
この計画については、昨年12月に菊地議員が質問されております。それから時間も経過しましたし、基本計画ということで、基本方針
を含めて、施設
の規模や計画、概算事業費、今後
の進め方について整理され、令和9年度開業
を目指すと書かれています。
その中で私なりに気になるところがありましたので、質問したいと思います。
(1)として
整備コンセプト及び基本方針に書かれています計画では、
街なか観光拠点施設の道
の駅として
の登録も視野に入れるとあります。道
の駅として
の利点はどのようなことがある
のか、お尋ねします。
(2)として、12月、菊地議員も質問されていますが、既存施設で様々な課題
の検証が必要ではないかと述べています。私
の市内事業者の参画については、時間
をかけて協議
の必要があると思っております。そこでどのように考えている
のか、お尋ねいたします。
(3)として、この計画
をまちづくり
の拠点として充実したものにするためには、県内・市外在住者
の集客も大事ですが、津久見市民にとっても消費者として、生産者として、両面
の関わり
を持たせることが必要だと思っております。市民
の参画に対する考え方についてお聞きします。
(4)として、
マーケット創出に対する具体的な考え方についてお尋ねします。街なか拠点
の施設として
マーケット創出をどのように考えている
のかお尋ねします。
以上、1点目、
街なか観光拠点について質問いたします。よろしく御答弁お願いします。
〔6番黒木章三議員降
壇質問者席着席〕
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) 1点目
の街なか観光拠点について、(1)道
の駅として
の利点はについてお答え
をいたします。
本年3月に、
広域周遊観光客の交流拠点、
街なか観光拠点整備に向けた基本計画
をほぼ全額、国
の交付金
を活用して策定いたしました。
基本計画において、物販・飲食・
商品開発機能や展示機能など
の地域連携機能、観光・道路情報など
の収集が可能となる
情報発信機能、24時間
利用可能トイレ、駐車場、電気自動車
の充電設備や非常時
の給電設備等も有する休憩機能
を備えることで、道
の駅
の登録
を視野に入れることとしています。
このこと
の利点は、国土交通省が一定水準以上
のサービスが提供できる施設のみ
を指定するため、その施設に対する評価
を高めることができます。
また、全国にある道
の駅
の1つとして位置づけられ、市販地図にも明記されるなど、多く
の波及効果が期待されます。そのことで地域
のPRがより可能となり、地方創生につながることが期待されます。
さらに、道
の駅に登録される施設には、建物や駐車場など、内閣府や
国土交通省等の補助金や交付金
の支援メニューを活用できる可能性があり、一般財源
を抑制して施設整備
をすることが可能となります。
次に、(2)
市内事業者と
の参画について、お答え
をいたします。
基本計画策定中に、
街なか観光拠点へ
の参画意向や連携
の在り方、構成機能に対する要望等
を把握する目的で、
市内事業者・
関係者ヒアリング調査を生産者団体、産業・
観光関連団体、
まちづくり団体など周辺施設も含め11団体と対面による聞き取り
を行いました。
各関係者とも、拠点施設に対して、新たな販売ルートになる、にぎわい
の場
の創出になるなど、期待する声は大きく、少人数
のフードコート形式であれば
市内事業者の参画可能性が高まることに加え、多様なニーズに対応した店舗、
加工施設整備の要望、開かれた
屋内イベントスペースの導入など
の意見もいただいております。
今後、関係者と早い段階から協力体制
を構築し、施設規模や機能、運営手法などについても密に連携しながら協議
を進め、立ち位置
を明確にすることで相乗効果
を創出すること
を目指します。特に、既存直売所などについては、施設へ
の参画
の可能性や参画した場合
の既存施設
の有効活用などについても協議
をする必要があります。
計画予定地は、市中心部
の埋立地にあり、現在、
実施設計業務を進めている市役所新庁舎と一体的に整備することとしています。多く
の関係者
を巻き込んだ活動がオープン後
の相乗効果
の創出にもつながるものと考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員)
宇都宮農林水産課長(兼)
農業委員会事務局長。
○
農林水産課長(兼)
農業委員会事務局長(宇都宮志伸君) 1点目
の街なか観光拠点について、(3)市民
の参画に対する考え方について、お答えいたします。
街なか観光拠点施設は、
広域周遊観光客の交流拠点、
街なか観光拠点整備に向けた基本計画において、利用するターゲット
の1つとして、身近な顧客層
の需要
を着実につかむこととし、隣接する新庁舎やつくみん公園など、周辺施設
の主要な客層である市民について、「なになに
のついで」に
を含め、気軽に立ち寄れる施設
を目指しています。
市外
の方
を対象にした
アンケート調査では、温州ミカンなど
のかんきつ、加工品やマグロ、モイカといった鮮魚、水産加工品など
の購買意向が高い結果となっております。
平成30年から
建設予定地周辺などで開催している軽トラ市は、中心市街地
のにぎわい創出だけでなく、集客や消費傾向
を図ることも目的としており、まずは、軽トラ市により消費者
の動向
を感じていただき、将来的に
街なか観光拠点施設にも出品していただきたいと考えております。
以前から
認定農業者協議会等の生産者からは直売所建設
の要望も出ており、生産者
の期待も大きくなっております。
農産物については、地場産品
を維持し、促進すること
を目的に、
担い手確保対策の1つとして、令和3年度より
シトラススクールを開校し、
かんきつ栽培の勉強
の場
を設けております。今年度は先週17日に開校式
を行い、延べ32
人の受講生が県や農協
の普及指導員、
ベテラン生産者を講師に
かんきつ栽培について学びます。今年からは、
かんきつ栽培だけでなく、新たにヤマジノギクコース
を設けました。
収穫物は、市場出荷が基本となりますが、
街なか観光拠点施設へ
の出品も見込まれるため、より多く
の方が栽培
を始めていただけるよう、取り組んでいきたいと考えております。
これまでも、野菜教室
を実施し、野菜
を栽培するため
の土づくりや肥料・農薬
の使用方法など基本的なこと
を学んでいただきました。しかしながら、津久見市には広い平地がなく、大量生産は見込めないため、少量多品種
の展開や新たに農業
を始めやすくするため
の施策
を検討していきたいと思います。
水産物については、鮮魚並びに干物など
の水産加工品
の展開について、漁協や関係機関と引き続き協議しながら、進めていきたいと考えております。
農産物
の加工品については、新たに甘夏大福が商品化されるなど、
街なか観光拠点施設を見据えた動きが出始めていますので、県や農協、漁協など
の関係機関
の協力
を得ながら、出品者として
の市民参画
を促進してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) 1点目
の街なか観光拠点について、(4)
マーケット創出に対する具体的な考え方について、お答え
をいたします。
基本計画において、
整備コンセプトをみなとオアシス津久見の新拠点(仮称)つくみ
みなとテラスの創造とし、3つ
の基本方針
を、1.周辺環境と
の調和・融合
を図るとともに、特徴的な立地・景観
を生かして、本市
の象徴として
の新たな景観
を創造する、2.
広域周遊観光の目的地となることで、関係人口
をてこに
地域経済活性化に貢献する拠点
を創造する、3.市民
の暮らし
の豊かさや安心・安全
を提供する拠点
を創造するとし、ターゲットは、1.市外
の大分県在住者
のファミリー層、シニア層など
の既存
の顧客層、2.つくみん公園や市役所など、周辺施設
を利用する市民
をはじめとした身近な顧客層、3.東九州
を広域に周遊する福岡県、宮崎県
をはじめとする県外在住者及び教育・学習旅行や目的型旅行、
スポーツ合宿等で利用する新たな顧客層
の3つ
を定めています。
さらに、基本方針と
整備コンセプトを具現化するために、1.
みなとオアシス津久見の一体的整備、2.
日豊経済圏域を巻き込むマーケット
の創出と
津久見ならではの観光資源
の開発、3.豊かな暮らしと安全・安心
を補完する
サポート機能の充実、4.新庁舎と
の一体整備による相乗効果
を最大化
を戦略
の方向性として示しています。
街なか観光拠点のマーケット
を創出していくために、食観光、かんきつ類・水産物・菓子類
を中心とした産品、本市
の基幹産業である石灰石・
セメント産業をVRゴーグルを使って楽しみ・学びながらバーチャル体験できる産業観光
の展示機能、市民や
市内事業者等が主役
のコンテンツ
を開発して
の市場
の創出など、
津久見ならではの資源に加え、県内及び
日豊経済圏域の商品
を取り扱うことで、例えば、県北の方は宮崎方面
の商品が、宮崎方面
の方は県北
の商品が購入できるような施設
を目指し、東九州周遊
の核施設として、市内関係者はもとより、市外関係者とも協議していきたいと考えております。
今後
の事業スケジュールとしては、今年度にコロナ禍が市内経済に与えた影響等含め、ウイズ・コロナ、
アフターコロナを見据え、プロジェクト
の実行可能性や採算性など
を調査する
実現可能性調査を委託して実施したいと考え、本議会で補正予算案として追加議案
の提出
をしています。予算案
を御承認いただければ、周辺事業所も含め関係団体に対しヒアリング
を行い、詳細について整理
を行う予定です。
グランドデザイン構想に基づく
拠点施設周辺の動線整備、周辺事業者と
の協力体制
の構築、つくみん公園
を活用したイベントと
の連携、近接する店舗と
の相乗効果
を目指した戦略
の検討、来訪者が歩いて楽しめる空間整備
の推進など市民や団体等と
の協力体制
の構築により、特徴的な目的地となる拠点施設
を目指します。
また、本施設
を起点に新たな
人の流れが生まれることで、商店街や周辺施設へ
の経済波及効果も期待できることから、津久見
の新たな顔となる
街なか観光拠点施設を目標に、今後とも調査検討していきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 黒木章三議員。
○6番(黒木章三議員) ありがとうございます。
施設整備ですが、
概算建設事業費は5億6・000万計上されています。これも気になるところですが、活用可能な補助金
を想定し、
一般財源抑制を図っていくことが可能と考えているとあります。
先行き不透明な経済状況
の中で、事業費については今後も注視していく必要があると思っていますし、事業費に見合った施設
を目指していくことが必要で重要な部分と思いますので、今後も意見していきたいというふうに思います。
道
の駅
の利点について、24時間駐車できる、トイレ
の活用ができる、そういう利点もあると思うんですが、近隣
の道
の駅
の実情について、昨年だったと思うんですが、経営的に大変厳しい状況にあると新聞掲載されていた記憶があります。
また、一昨年だったと思うんですが、先ほど
の回答にもありました軽トラ市に豊後大野から道
の駅
の方が出展されていました。そのときにちょっと話
をしたんですが、津久見市と状況は違うかもしれませんが、高速道が竹田まで延長されて、一変して寂しい状況にあるというふうに話しておられました。また、全国
の3割
の道
の駅が現在赤字で厳しい状況にあると言われています。
地方にある県内
の道
の駅、もっと厳しい状況ではないかなというふうに私は推察するんですけど、12月
の菊地議員
の質問にもありました集客力
のある道
の駅は、安定した
商品供給体制と魅力的な商品
を開発し、提供しなければ、集客力が落ちますよと言われています。この基本計画でその不安という
のはありませんか。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) 先ほども申しましたが、津久見に来ること
の目的地となる施設
を目指すということはやはり特徴的な何か、例えば、それは物産品であったり、例えば、展示等であったりだと思うんですけれども、そういったこと
を当然
のことながら備えていかなければならないというふうに考えております。
そういったこと
を含めまして、今後2年間で私どもだけではなくて、各関係機関と調査・検討
を重ねてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 黒木章三議員。
○6番(黒木章三議員) この計画
の事業手法について、様々な形態も考えておられますし、管理運営についても
民間事業者前提ということで書いてあります。この2点については、今後鍵
を握るポイントだと思いますので、この点も十分検討していただきたいというふうに思います。
道
の駅、今後、参画
の可能性
のある団体
の参入
の関わり方、参画後
の既存施設
の活用等、課題も出てきます。拠点施設として成功するためには、やはり先ほども答弁があったと思いますが、
津久見ならではのやっぱり特産品
の充実はもう外すことはできないと思いますが、さらに新しい野菜とか果物
の育成、産業開発、二次製品
の産品
を作る必要がある
のではないかと思いますし、それには3年から5年、私はかかるんではないかというふうに思います。
先ほど答弁ありました
シトラススクールがその一端
を担う役割
をすると考えていいですか。
○議長(
髙野幹也議員)
宇都宮農林水産課長。
○
農林水産課長(宇都宮志伸君) お答えします。
この
シトラススクールで生産者が増えて、かんきつ類や今ではヤマジノギクとか、そういったものが出品できればいいなというふうに考えております。
以上です。
○議長(
髙野幹也議員) 黒木章三議員。
○6番(黒木章三議員) 先ほど
の回答
の中で、
シトラススクール、32名が受講されたということだったんですけど、この年齢構成が分かればお願いします。
○議長(
髙野幹也議員)
宇都宮農林水産課長。
○
農林水産課長(宇都宮志伸君) お答えいたします。
年代別に申しますと、20代2名、30代3名、40代4名、50代3名、60代11名、70歳以上9名、以上32名でございます。
以上です。
○議長(
髙野幹也議員) 黒木章三議員。
○6番(黒木章三議員) それと、昨年だったですか、野菜づくり教室という
のがあって私も参加したんですが、十数名参加者がいたと思うんですが、今年
の開催とか考えていませんか。
○議長(
髙野幹也議員)
宇都宮農林水産課長。
○
農林水産課長(宇都宮志伸君) 野菜教室、開催しましたけれども、どうしても野菜種類が多種多様でありますので、土づくりとか、農薬とかそういった使用方法しかなかなかできないところであります。今
のところ4年度は計画はまだしておりません。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 黒木章三議員。
○6番(黒木章三議員) 今課長が申したように、津久見はなかなか野菜
の産地として気候が良すぎて、余りふさわしくないと言われています。私も若干作っていますけど、なかなか難しい、失敗もかなり多いです。やはりそういう中でもやっぱり津久見に適した野菜、やはり何かあると思うんですよね。そういった部分
をやはり他
の市町村とか
を参考に
津久見ならではの工夫が必要だと思いますので、やはりそこも調査研究して、ぜひまた開催でできるようにお願いしたいなというふうに思います。
それから、先ほど言いました
シトラススクール、やはり年齢
の高い方がたくさんおられる、若い方に比較して、やはりこういう年齢
の高い方が、若い
人たち
のつなぎ役として頑張ってくれればいいなと、すごく期待しています。
やはり
シトラススクールや野菜づくり教室が生産者として起爆剤となるように期待していますし、次
のステップとなるようなスクールとなるようにお願いしたいなと、そういう立ち位置で
の開催にしてもらいたいというふうに思います。
もうこれ要望になるんですが、津久見ミカン、水産物は、当然必要不可欠なことに異論ありません。それのみ
を目的として集客することはやはり継続的には私は非常に厳しいんじゃないかなというふうに思います。今
の津久見市
の状況でやはり何ができる
のか、できること
を最大限生かすためにはどのようなことが考えられる
のか、そのような話合い
の機会や
説明会でもよいですが、1
人でも多く
の市民が関わり合える施設にしなければ私は発展していかないなというふうに思います。
いろんな団体とこれから協議していくと思いますし、進めていくと思うんですが、その結果、やはり先ほども言いました多く
の市民から愛され親しまれること
を目指す必要がある。そうでなければやっぱり津久見に住みたいとか暮らしたいまちにつながっていかないんじゃないかなというふうに思います。
私自身は、人生100年時代といわれ、水、空気、健康もお金
を出して買う時代になりました。ネットで購入したり、よいものがあれば遠方まで足
を運び、見定め、見極め、購入する方もたくさんいます。津久見
の特産品も大事ですが、津久見資源
の活用、先ほどいろいろな観光
の計画
の説明もありました。そういった部分も大事ですが、やはり調査研究して、アイデアで工夫して、
人が求めているものが何な
のか、求めているものに特化したものに何が考えられる
のか、やはり津久見
の弱み
を強みに変えるため
の取組も含めて、私は十分研究、協議検討されるようにお願いしてこの質問
を終わりたいと思います。
次に2点目、子ども
の健康についてお尋ねします。
(1)として、弱視対策についてです。
最近、つくみん公園に、土・日に時々行くんですけど、そこでやっぱり家族連れ、
ファミリー層の方が小さいお子さん連れでたくさん来ています。そのときに、やっぱり二、三歳くらい
の幼児
の方に、眼鏡
をしている姿はよく見ます。小さい
のに慣れている
のか、違和感なく、他
の子どもと遊んだり、家族で一緒に戯れたりしています。ある程度
の年齢になるとレーシック手術で近視、乱視、遠視
の視力矯正が可能で、今ではかなり普及しているようですが、幼児
の子どもたちにとっては、成長する時期に視力が弱いことがハンデとなり、成長に影響
を及ぼしかねないと思っています。
また、調べてみますと50
人に1
人ぐらい
の割合で弱視が見られるようです。また3歳頃から治療
を始めれば、小学校入学までには視力は改善するが、8歳以上になると思うような結果が得られない。一生弱視となってしまう場合が多くなるとも言われています。その場合、親が子ども
の弱視
を見逃してしまい、手遅れとなるケースが多いと言われています。
アとして、津久見市では弱視対策として、子ども
の定期健診において、どのような状況にある
のか
をお尋ねします。
イとして、早期発見、早期治療についてどのように対応している
のかお尋ねします。よろしくお願いします。
○議長(
髙野幹也議員) 川野
健康推進課長。
○
健康推進課長(川野明寿君) 2点目
の子ども
の健康について、(1)弱視対策について、ア、定期健診における状況について、イ、早期発見・治療については、関連性がありますので一括してお答えいたします。
弱視とは、日本弱視斜視学会によると、通常
の教育
を受ける
のが困難なほど
の低視力という意味で一般的に使われていますが、医学的には、視力
の発達が障害されて起きた低視力
を指し、眼鏡
をかけても視力が十分でない場合
を指します。
視力は、言葉や歩行などと同じく、成長に伴ってだんだん獲得する能力です。0歳では0・1ぐらい
の視力しかなく、3歳頃に大人と同じ視力に達するとされます。ただし、それ
を言葉に表現できる
のは4歳頃になります。この視力
の成長期に、何らかの邪魔が入って正常な視力
の成長が止まってしまい、眼鏡
をかけてもよく見えない状態
を弱視と呼びます。弱視
の程度
の軽い順に、屈折異常弱視、不同視弱視、斜視弱視、形態覚遮断弱視に分けられます。これらは視覚発達
の感受性
のある適切な時期に治療
を行うことによって良好な視力
を得られる可能性が高いため、早期発見、早期治療が重要であります。
3歳児健康診査における視覚検査は、平成3年より母子保健法
の下で全国
の保健所で導入され、その後、実施主体が都道府県から市町村に移管され視力検査が始まりました。また、平成29年に厚生労働省から、3歳児健康診査における視力検査
の実施について
の通達や、平成30年には、成育過程にある者及びその保護者並びに妊産婦に対し必要な成育医療等
を切れ目なく提供するため
の施策
の総合的な推進に関する法律が成立し、3歳児健康診査
の視力検査
の精度
を向上させる機運が高まってまいりました。
視力検査は、自覚的な要素が大きく、特に小さな子どもでは上手にできないこともあり、約50
人に1
人といわれる弱視
の見逃しが問題となっています。視力
の発達する時期は幼少期に限られておりますので、適切な時期に異常
を発見し治療
を開始しなければ、手遅れになり生涯弱視となるおそれがあります。
本市における視力検査については、視力
の発達
の遅れや眼疾患
を早期に発見して治療につなげるため
の重要な機会として、3歳6か月児健康診査
の対象者全員に対し、視力検査
を行っています。
視力検査
の流れは、事前に、問診票
の記入と視力検査
を各家庭で行い、当日、健康診査会場で市保健師が家庭で
の問診票と視力検査結果
の確認と聞き取り
を行い、小児科医師
の診察
を行います。小児科医師
の診察において異常所見がある場合、乳幼児精密健康診査受診票にて受診勧奨
を行い、受診票
を受け取った保護者と幼児は、後日、眼科医療機関
を各自受診し、精密検査
を受けます。市は、精密検査後、眼科医療機関から提出された精密検査結果
を受け取り、受診状況と受診結果
を確認します。
これまで過去5年間で、3歳6か月児健康診査
を受けた幼児で、視力検査ができた幼児は389
人になります。389
人のうち、視力検査
の判定
の結果、異常がない方が381
人で、眼科医療機関で
の検査が必要と判定された8
人に乳幼児精密健康診査受診票
を発行しました。
この8
人のうち、眼科医療機関で
の精密検査
を受けた
人が6
人で、その結果
の内訳として、異常なしが1
人、経過後
の再検査が1
人、弱視・遠視性乱視疑いが1
人、遠視が1
人、弱視が1
人、近視性乱視が1
人と診断され、その後
の経過についても一
人一
人把握している状況です。残り2
人の方は、眼科医療機関
を受診されていませんが、その後、5歳児健診時に保護者
の確認や園巡回で確認した結果、異常が見られませんでした。
また、これまで過去5年間で、3歳6か月児健康診査
を受けた幼児で、自宅や健康診査会場で検査
を試みましたが、結果が得られず、視力検査ができなかった幼児は、20
人になります。20
人についても、乳幼児精密健康診査受診票
を発行し、眼科医療機関で
の検査
を促しました。
この20
人のうち、眼科医療機関で
の検査
を受けた方が17
人で、その結果
の内訳として、異常なしが3
人、経過後
の再検査が4
人、近視疑いが1
人、近視性乱視・弱視が1
人、遠視疑いが2
人、遠視性乱視が2
人、遠視性乱視疑いが1
人、軽度近視が1
人、視力低下が1
人、遠視・外斜視疑いが1
人と診断され、その後
の経過についても一
人一
人把握している状況です。残り3
人の方は、眼科医療機関
を受診されていませんが、その後、2
人に対しては、5歳児健診時に保護者
の確認や園巡回で確認した結果、異常が見られませんでした。残り1
人については、再度乳幼児精密健康診査受診票
を発行し、受診勧奨
を行っています。
乳幼児精密健康診査受診票
を発行して、1か月以内に眼科医療機関へ受診されるよう御案内していますが、2か月経過しても受診
の確認ができない対象幼児につきましては、眼科医療機関に受診されるよう保護者に電話勧奨
を行っています。
また、精密検査結果が提出された対象幼児につきましては、年2回
の保育園、認定こども園
の巡回訪問時において状況
を確認するとともに、視力にかかわらず、必要な治療
を中断している幼児がいた場合には、保護者に対し、市と園が連携して受診へ
の働きかけ
を行っている状況です。その後、5歳児健康診査において、対象幼児
の状況
を確認した結果、弱視
の判定で、眼科医療機関に通院中
の方は、治療用眼鏡
をかけた状態で視力が1・0に回復し、近視性乱視・弱視
の判定で、眼科医療機関に通院中
の方は、治療用眼鏡
をかけた状態で、視力が0・7程度まで回復した事例があるなど、治療効果が見込まれています。
さらに、市では、視力検査
の充実
を図るため、今年度、屈折検査機器
の購入に向けて手続
を進めているところです。屈折検査機器は、専用
の検査機器
を数秒、目に当てるだけで、弱視
の原因となる遠視や乱視など
を判定することができ、今まで見逃されてきた多く
の弱視
を発見できるなど、これまで以上に、より精度
の高い検査ができるようになります。
具体的な検査方法は、当日検査時において、視能訓練士、または市保健師が屈折検査機器
を操作し、検査結果
をプリントアウトして、小児科医師
の診察につなげていきます。
視力
の発達
の妨げとなる弱視
を早期発見、早期治療
をすることにより、弱視
の発生
を未然に防止でき、良好な視力
を得られる可能性
を期待することができます。
本市といたしましては、3歳6か月児健康診査における視力検査
の質
を高め、将来
を担う一
人一
人の子ども
の視力
をよりよく育むために、視力
を判定する体制と医療関係団体と
の連携
を確保し、健やかな子ども
の育成
を図る保健医療
の充実に努めてまいります。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 黒木章三議員。
○6番(黒木章三議員) ありがとうございます。
この子ども
の弱視ですが、いつもそばにいる親でも子ども
の弱視に気づかないことが多いと言われています。それはなぜか、ちょっと先ほど
の答弁にもあったと思いますけど、子ども
の視力、小さな子ども
の視力検査がうまくできないということも1つ
の原因と言われているんですけど、子ども
の弱視に気づかない、そのほか
の原因はどういうことがあるか、担当課として把握されていますか。
○議長(
髙野幹也議員) 川野
健康推進課長。
○
健康推進課長(川野明寿君) お答えいたします。
子ども
の視力は成長に伴ってだんだん獲得する能力であるので、子ども本人がずっとそのままで生活
をしていて視力が悪いとは思わないことと、弱視であっても、ふだん
の生活では見えにくさに気づくことがないため、家族も気づかない場合が多いということです。
中でも片目だけ弱視である子ども
の場合は、もう片方
の目
の視力はよいため、日常生活に不自由がなく、周り
の人にも気づきにくい
のが現状です。
また、視力検査
のときに使うランドルト環というアルファベット
のC
のようなマーク
の切れ目
の方向
を答える検査方法ですが、お子さんがなかなか理解できず、自宅や健診会場で
の検査がうまくできないことも要因
の1つです。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 黒木章三議員。
○6番(黒木章三議員) ありがとうございます。
今、答弁
の中にもありましたけど、乳幼児、0・2程度
の視力があれば、日常生活はほとんど不自由なく送ることができるということらしいんですよね。そのぐらい発見が難しいということだそうです。
先ほど
の津久見市
の報告、過去5年間391
人の健診がありまして、精密検査が必要とされ、判定された方8
人、精密検査後
の結果、弱視、遠視、乱視と各1名診断されたが、その後回復された事例もあるということで、私、地味ではありますがすばらしい実績だと思いますし、回復した子どもさんにとっては、やはり人生
を変えるぐらい
の大きな成果だと思います。大変すばらしいということで感じております。
さらに、さき
の答弁にありました今年度、屈折検査機器
を購入予定ということですが、この検査機器はいつ購入して、検査
の使用開始はいつ頃からできますか。
○議長(
髙野幹也議員) 川野
健康推進課長。
○
健康推進課長(川野明寿君) お答えいたします。
6月16日に屈折検査機器
の入札
を行い、業者が決まりました。近日中に契約
を結び、今
のところ今月中に屈折検査機器が納品される予定です。納品後、納入業者から職員向けに操作について
の研修
を行い、市内眼科医療機関と連携
を図りながら、7月21日
の3歳6か月児健康診査から実施したいと考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 黒木章三議員。
○6番(黒木章三議員) ありがとうございます。
ぜひ次
の健診
のときには使用できるようにしていただきたいというふうに思います。
弱視
を見逃してしまう、または手遅れ
の原因、視力検査が正しくできない、さっきも言いました子ども自身に自覚がない、活発に動くから気づかない、精密検査になっても、眼科
を受診しない、子どもに問題がないようだったから親が放置している、仕事が忙しかった、そういう
のが見逃してしまう、手遅れ
の要因が多いそうです。
さっきも言いました、重要な
のは3歳児健診
の充実だと思います。屈折検査機器導入後
の検査結果により、検査が必要とされた場合、その後受診した
のか、通院している
のか、確認
のため
の追跡調査
をすることも私は必要だと思います。今までもしていますし、ほか
の健診結果と同様に追跡調査や指導
をしていくということでよろしいですか。
○議長(
髙野幹也議員) 川野
健康推進課長。
○
健康推進課長(川野明寿君) お答えいたします。
先ほど答弁させていただきましたが、過去5年間、3歳6か月
の健康診査
を受けた幼児で視力検査ができて、眼科医療機関で
の検査が必要とされた方8
人、また、自宅や健康診査会場で検査
を試みましたが、結果が得られず、視力検査ができなかった幼児20
人に対して、その後
の経過についても、一
人一
人把握している状況でございます。
今後においても、5歳児健診や保育園、認定こども園
の巡回訪問時など
を活用し、きめ細かく一
人一
人顔が見える対応
をすることがどこ
の自治体でも負けない、津久見市
のよさでありますので、視力検査に限らず、丁寧に対応したいと考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 黒木章三議員。
○6番(黒木章三議員) ありがとうございます。
弱視
の治療にはやはりタイムリミットがあります。視覚
の発達は6歳から8歳で完成するからだそうです。もっと早く知っていれば、早く治療ができていればと思っている親も多いと思います。早期発見、早期治療で津久見
の子どもたちが1
人でも多く健やかに成長できるよう、そのような仕組みになるように期待しております。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
これで私
の一般質問
を終わります。
○議長(
髙野幹也議員) 暫時休憩します。10時55分から再開します。
なお、休憩中は新型コロナウイルス感染症対策
のため、執行部及び議員
の皆さんは、なるべく議場
の外に出られますよう御協力願います。
午前10時43分 休憩
────────────────
午前10時55分 開議
○議長(
髙野幹也議員) 休憩前に引き続き開議いたします。
次に、1番、島田 勝議員。
〔1番島田 勝議員登壇〕
○1番(島田 勝議員) 皆さん、こんにちは。議席番号1番、島田 勝でございます。
それでは、一般質問
を行います。
私からは2点質問
をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
1、保戸島航路について。
昨年11月、本市は今年9月末で撤退する津久見保戸島航路運航事業者やま丸
の後
を引き継ぐと発表しました。離島航路は保戸島住民にとって生命線であり、島で生活していくためにはなくてはならないものです。そして、島民のみならず、多く
の人に影響
を与えます。残り3か月となりました。保戸島航路についてお伺いいたします。
(1)10月から
の保戸島航路
の体制と運営について。
(2)使用船舶、便数、運賃、事務所等
の詳細について。
(3)航路維持と離島観光と
の関連性についてお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
〔1番島田 勝議員降
壇質問者席着席〕
○議長(
髙野幹也議員) 石井
経営政策課長。
○
経営政策課長(石井達紀君) 1点目
の保戸島航路について、(1)10月から
の保戸島航路
の体制と運営について、お答えいたします。
保戸島航路については、これまで
の経緯
を簡単に申しますと、現在、有限会社やま丸が運営しておりますが、昨年5月14日、運航管理者及び職員、船員
の高齢化、船員
の確保や経理
を含めた国庫補助事業に対する複雑な書類
の作成など、現体制で
の対応が厳しい状況となったことなどから、本年9月末をもって離島航路運営事業から退く意思が示されました。
離島航路は、離島住民にとって生命線であり、
人の往来及び生活に必要な物資等
の輸送など
を安定的に行うためには維持しなければならないものであることから、国・県へ維持対策
の支援
の要望
を行うとともに、航路
を途絶えさせないため
の取組
を進めてまいりました。
昨年7月に民間
の航路運営事業者
の公募
を行いましたが、応募はなかったことから、本市が事業主体となり、航路
を維持していくこと
を決断いたしました。昨年11月に有限会社やま丸と航路事業継続に向けた基本合意
を締結し、運航については、令和4年10月から2年間
をめどに有限会社やま丸に委託することとしており、津久見港側における乗船券
の販売や小荷物受付など
の窓口業務についても同社に委託
をする予定としております。また、保戸島で
の窓口業務については、その場所も含め、現在調整
を進めており、保戸島出張所
を活用するなど、可能な限りサービス
の低下
を招かないよう検討・準備
をして進めているところです。
しかしながら、民間事業者がこれまで提供していた同様
のサービス維持は難しい側面もございます。いずれにしましても、保戸島航路
を途絶えることなく、10月1日
の運航開始に向けて、保戸島地区や関係者
の御協力
をいただきながら、準備
を進めてまいります。
そのような中、本市が保戸島航路
の新規事業主体になるためには、国から一般旅客定期航路事業
の許可
を受ける必要があることから、国・県に御指導
をいただきながら、許可
を受けるため
の諸条件
を整備し、本年1月に九州運輸局長から許可
をいただいたところでございます。
運営体制につきましては、昨年度までは、経営政策課秘書政策・統計班において航路事業
の準備
を進めてまいりましたが、本年4月から経営政策課に離島航路管理班
を新設し、2名
の職員
を航路事業専任で配置しております。離島航路管理班
の執務場所は、離島交流館内とし、現場で
の状況
を踏まえながら、10月
の航路運航
の開始に向けた準備
を進めているところでございます。10月以降も離島交流館内に市
の事務所
を配置し、安全な運航はもとより、国庫補助
の手続や運航に係る財務事務
のほか、航路運営に必要な手続
を進め、保戸島航路
の維持に努めていきたいと考えております。
次に、(2)使用船舶・便数・運賃・事務所等詳細について、お答えいたします。
使用する船舶につきましては、有限会社やま丸に運航
を委託する2年間は、同社が保有する船舶
を引き続き使用する予定としております。運賃についても、島民
の負担が増えないよう、10月
のスタート時には、現在
の運賃
を継続し、運航
を開始する予定です。
運航便数について、現在1日6往復
の運航
をしていますが、現在
の利用者数
を踏まえ、航路運営改善
のため、10月からは、1日5往復で運航
を始める予定としています。事務所につきましては、先ほども申しましたとおり離島交流館内に配置いたします。
次に、(3)航路維持と離島観光と
の関連性について、お答えいたします。
令和4年5月末時点における保戸島
の住民基本台帳人口は598
人であり、今後も人口減少が見込まれると予想されることから、島民
の航路利用者数も減少していくことが予想されます。航路運航
を維持していくためには、いかに航路利用者
を維持していくかが重要であり、島民
の航路利用が減少していく中において、島外から
の利用者
の確保によって、減少分
を補っていかなければならないと考えています。島外から
の利用
を促進していくためには、離島観光
の推進が最も有効な施策
の1つと考えており、これまでも保戸島
の資源
を活用した観光施策に取り組んでまいりましたが、ここ数年は新型コロナウイルス感染症拡大
の影響も大きく、島外から島
を訪れる
人の数は大きく落ち込んでいる状況でございます。今後は、新型コロナウイルス感染症拡大
の影響
を注視しながらも、航路維持
のため、保戸島島民
の皆さんとしっかり協議
をしつつ、共に離島観光
の推進
を図っていきたいと考えています。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 島田 勝議員。
○1番(島田 勝議員) ありがとうございます。
先ほど
の答弁にもありましたけど、航路
を維持し、少しでも便数
を確保していくためには、乗船客
を増やして売上げ
を上げていかなければと私も思います。しかしながら、その島
の人口が減り続けているような現状です。やはり外から
の利用客数
の増加
を図る
のが急務と考えていますが、観光
の担当課にお伺いいたしますが、担当課として、この問題
をどのようにお考えでしょうか、お願いします。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) お答え
をいたします。
今回議員
の御質問
の趣旨は、保戸島航路に関連してということでございますので、保戸島観光という部分につきましてお答え
をいたしたいと考えております。
保戸島観光につきましては、一応本年3月に策定
をいたしました第2期津久見市観光戦略
の中でも、観光
の舞台となる魅力的な地域景観
の形成等と期待
をしておりまして、重点事業
の1つとして位置づけてきております。今後も引き続き取り組むべき施策というふうに市としては考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 島田 勝議員。
○1番(島田 勝議員) ありがとうございます。
では、今後
の離島観光
の取組はどのようにお考えでしょうか、よろしくお願いします。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) 保戸島観光
の取組、若干これまで
の部分
を触れさせていただきますと、市
を代表するひゅうが丼
の発祥
の地、また島特有
の景観
のある場所ということで、津久見市
の周遊観光
の大きな柱という形で事業に関しましては取り組んでまいりました。
平成30年には島民自らが考え意見
をするというようなことで、新たな保戸島ツーリズムに向けた基盤づくり
を行い、令和元年には観光商品化づくりまで事業が進展
をしていたところでございます。ところが、先ほども答弁
の中にございましたとおり、令和2年より新型コロナウイルス
の関係で一旦事業が中断されておりました。令和3年度には渡航
の規制もございましたが、島民
の方
の御協力によりまして、アンケート形式で保戸島
のロゴシールやはっぴなど
のデザイン募集など、
アフターコロナに向けた準備
を行ってきている最中でございます。
御質問
の今後
の取組はという御質疑でございますが、本年度より、ロゴシールやはっぴなど
のお披露目、またテレビ、マスコミ等
の取材等にもこちら
のほうでもアテンドさせていただくなど、まず島
の観光機運
を高める動き
を行っております。そういった機運
を高めることで新たな商品販売や飲食
の展開等
の流れが生まれつつあるというふうに認識
をしております。
また、5月
の大型連休中には、保戸島区長
をはじめとする有志
の方々でイルカ島
の前
の駐車場で開催されましたイベントに、島
の特産品
を出品するなど
の動きも生まれてきております。今後とも、地域とともに周遊観光に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 島田 勝議員。
○1番(島田 勝議員) ありがとうございます。
今後、船舶
の大きさ、便数、時刻表など、航路と観光は密接に関係していくと思います。航路
の担当課におかれましては、残り3か月ですが、残り3か月、そしてその2年間
の委託期間終了後、まだまだ課題は山積しており、本当大変御苦労されていることは重々承知しております。
ただ、最後要望ですが、これまでどおり保戸島住民に対して、今後も丁寧に
説明のほう
をよろしくお願いいたします。これは要望です。よろしくお願いします。
続いて、2点目
の質問
を行います。
2、水産業について。
日常的に魚介類
を食べている私たちにとってなくてはならない食生活
を支える産業
の1つです。しかしながら、全国的に漁業就業者
の高齢化及び減少、そして漁獲量
の減少など、抱える課題は山積しております。
本市も例外ではなく、離島、半島
の漁業者からは、近年、魚介類
の減少で大変だと
の声
をよく聞きます。本市も言わずとした水産
のまちでもあり、マグロフェアやモイカフェスタ、各種イベントで
のヒジキ飯、サザエ飯等
の販売など、市
を挙げて水産物
のPRにも取り組んでおります。
そこでお伺いいたします。
(1)本市
を取り巻く水産業
の現状について。
(2)藻場等について。
アとして、近年
の状況について。
(3)水産多面的機能発揮対策事業について。
アとして、事業
の目的について。
イとして、対策
の効果について。
(4)新型コロナ等による魚価下落や燃油高騰など、影響
を受けている漁業者
の支援についてお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
髙野幹也議員)
宇都宮農林水産課長。
○
農林水産課長(宇都宮志伸君) 2点目
の水産業について、(1)本市
を取り巻く水産業
の現状について、お答えいたします。
水産業については、津久見湾
を主要漁場とする多獲性魚や高級魚
を対象にしたまき網・刺し網・一本釣り、小型底引き網等
の沿岸漁業、保戸島
を基地とする近海・遠洋マグロ漁業及びブリ・ヒラメ・マグロ
の養殖業に大別され、漁種は豊富です。
漁業センサスによると、平成30年
の漁業経営体数は284経営体であり、平成25年
の342経営体から58経営体
の減少となっており、漁獲状況についても、年々減少傾向にあります。
漁業就業者
を年代別に見ると、60歳以上が7割
を超え、一方、40歳代以下
の就業者は10
人に1
人となっており、高齢化、担い手不足が深刻な課題となっています。
特に、保戸島
のマグロはえ縄漁業においては、昭和55年
のピーク時には160隻
を超えたマグロはえ縄船は8隻にまで減少しています。それら
の現状
を打開するため、平成29年度から、漁業者新規就業者フェアに参加し、保戸島マグロ船乗組員・一本釣り漁業者
の確保に取り組んでいます。
また、漁獲量減少に対する解決
の方策として、就労環境
の改善
を目的とした人工魚礁
の設置等、近場
の漁場づくり
を行っていますが、漁獲量減少
の原因
の1つには水産資源
の減少が考えられ、その回復は急務であるため、漁場造成事業に加え、現在も行っている稚魚・稚貝
の放流
を継続的に行うなど、つくり・育て・管理する資源管理型漁業
を推進していく必要があります。
それだけでなく、魚
の消費量は年々減少していることから、魚食
の普及
を図るために、近年、津久見
の地魚やマグロ
を学校給食
の食材として提供し、消費量
の拡大
を図ると同時に、地産地消
の推進に向けた取組も行っています。
次に、(2)藻場等について、ア、近年
の状況について、(3)水産多面的機能発揮対策事業について、ア、事業
の目的について、イ、対策
の効果については関連性がございますので、一括してお答えいたします。
津久見湾沿岸
の藻場
の現状につきましては、近年、全域ではないもの
の磯焼けに近い状態
の箇所が見受けられるようになりました。原因については、関係機関にも協力
をいただき調査
をしていますが、はっきりとしたものは解明できておりません。ただし、海面温度
の上昇に伴い、これまで南方系
の海でしか確認できなかったブダイやモブシなど
の藻
を食すとされる魚類が増えてきており、それらが食害
を起こしていると考えられます。
そのため四浦地区で、平成22年度から海女士
を中心に実施している水産多面的機能発揮対策事業では、藻場
の保全活動
を実施しております。事業内容は、モニタリング
を行い、全体
の藻場
の状況
を把握し、藻場
を食害するガンガゼなど
のウニ類やブダイなど
の魚類
の駆除、または藻が少ない箇所においては岩盤清掃
を行った上で、クロメなど
をスポアーバックという袋につるして胞子
を出すことで磯
を回復させる母藻
の設置など
を、刀自ケ浦地区から高浜地区にかけて継続的に実施してきました。
今後は事業効果
を検証していくとともに、藻場
の状況も変化していることから、引き続き状況に応じた効果的な対策
を検討していきたいと考えています。
藻場
を生態系とするモイカ、ナマコ等
の海産物では、モイカ
の漁獲量は平成19年度
の19トン
をピークに、近年ではピーク時
の3分の1に落ち込んでおり、ナマコ
の漁獲量は平成25年度
の31・7トン
をピークに、近年はピーク時
の2分の1ほどに落ち込んでいます。ナマコについては、近年、大分県漁業協同組合津久見支店が自主放流
を実施しているので、今後その効果に期待するとともに、引き続き支援
を行っていきたいと思います。
いずれにしましても、今後も大分県並びに大分県漁業協同組合津久見支店及び保戸島支店と協議
を重ね、藻場
の保全活動に継続して取り組んでいきたいと考えています。
次に、(4)新型コロナ等による魚価下落や燃油高騰など、影響
を受けている漁業者
の支援について、お答えいたします。
新型コロナウイルス感染症拡大及び防止対策
の影響で水産物
の価格低迷が続き、漁業者
の経営
の維持安定が困難となり事業継続が難しくなったため、今後も事業
を継続してもらえるよう津久見市農林漁業者事業継続支援金として漁業に使用する燃油
の補助
を令和2年度、3年度と2か年にわたり実施しました。
実績として、令和2年度に719万2・769円、令和3年度に977万6・486円
の補助
を行いました。燃油補助以外にも、令和2年度は、事業継続
を支援するため
の補助金として、マグロ漁業者等大規模漁業者事業継続支援補助金
を実施しました。マグロ事業者1件につき27万円、大規模事業者1件につき9万円
の支援金
を支給し、実績として、マグロ事業者9件243万円、大規模事業者6件54万円、合計15件297万円
を支給しました。
令和3年度は、コロナ禍においても事業
を継続していくために、新型コロナウイルス感染拡大防止対策や売上げ増加
のため
の効率化・発展
を目的としたエンジンやGPSなど、漁業に用いる漁具
の改修、備品購入、新商品開発、販路開拓など
の環境整備
を行った事業者
を支援する小規模事業者等事業継続環境整備支援事業
を実施しました。補助対象経費
の5分の4、上限
を20万円として、45件742万7・000円
を支給しました。
令和4年度も引き続き燃油補助について予定しており、今後も新型コロナウイルス
の感染状況やウクライナ情勢等による物価高騰
の影響
を注視し、それらに対応する支援についてもスピード感
を持って対応してまいります。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 島田 勝議員。
○1番(島田 勝議員) ありがとうございます。では、随時再質問
を行います。
先ほど、黒木議員
の質問で、観光交流拠点
の質問ありましたけど、県内市町村にとってはブランド化
をしている水産物があると思いますが、津久見市
のブランド魚、津あじ白金についてお伺いいたします。
この津あじ白金
のブランド
の定義って、どのようになっている
のでしょうか、お願いします。
○議長(
髙野幹也議員)
宇都宮農林水産課長。
○
農林水産課長(宇都宮志伸君) 定義でございます。
津久見湾で漁獲されたマアジで脂肪含有量6%以上、なおかつ漁業
の荷さばき場で、漁協職員が活け締めして神経抜き
を行ったマアジです。
漁協職員が活け締めや神経抜きなど、丁寧に扱うこと
を売りとしており、津久見
のマアジ
の大半
をまき網漁で漁獲していますが、まき網漁で漁獲したものは市場に氷締め
をして出荷されるため、残念ながら白金
の定義には該当せず、主に一本釣り
の漁獲したもの
を鮮魚で漁協に出荷するもののみとなっております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 島田 勝議員。
○1番(島田 勝議員) ありがとうございます。
では、この津あじ白金
の市場は、どのようなところに出しているんでしょうか、お願いします。
○議長(
髙野幹也議員)
宇都宮農林水産課長。
○
農林水産課長(宇都宮志伸君) 近年、一本釣り
を行う漁業者が減ったことや海水温
の上昇により漁獲量は減少していますが、主に津久見
の魚市場や鶴見
の魚市場に出荷しており、そのほか京都市場にも出荷しております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 島田 勝議員。
○1番(島田 勝議員) ありがとうございます。
まだまだ県内で
の認知度は低いと思うんですけど、この津あじ白金
の認知度アップに向けて、取組はどのように行っているんでしょうか、お願いします。
○議長(
髙野幹也議員)
宇都宮農林水産課長。
○
農林水産課長(宇都宮志伸君) PRについて、お答えいたします。
平成27年度に、白金
ののぼり旗とポスター
を作成し、販売店舗、飲食店、仲買に配布し、店先で貼っていただき、PRしています。
また、これまで販促活動として、大分県漁業協同組合が経営するおさかなランドで試食販売
を行いました。併せて、県内
のホテルで津久見フェア
を実施し、その際
の食材として用いたりし、御来店されたお客様にPR
を行いました。
今後については、先ほど申し上げましたが、活け締めして漁協に出荷することが定義となっているため、漁獲量
の確保に苦戦していますので、集荷量
を増やすため
の方策などについて、関係機関や漁業者とも協議
をしていきたいと思っております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 島田 勝議員。
○1番(島田 勝議員) ありがとうございます。
漁獲量がちょっと少なくなっていると思うんですが、観光交流拠点
のメイン
の水産物にもなると考えていますので、その辺
の関係各所と協力して、ぜひ津あじ白金もこれからどんどん盛り上げていってください、お願いします。
それでは、藻場
の再生についてお伺いいたします。
藻場
の再生について、本市も貝藻くんという小型ブロック
を海に沈めたもの
を活用していると思うんですけど、その貝藻くん
の効果と今後
のお考えについてお願いします。
○議長(
髙野幹也議員)
宇都宮農林水産課長。
○
農林水産課長(宇都宮志伸君) 藻場
の造成は、モイカ
の産卵だけでなく、通年事業として行っているカサゴやアワビなど
の放流稚魚や稚貝
を定着させるためにも必要不可欠なものです。
令和2年度、大分県漁業協同組合津久見支店と
の共同事業として、小型藻場造成魚礁貝藻くん
を市内海域に167基設置し、藻場
を増やす取組
を行っております。
効果としましては、令和2年度に設置し、先日購入先
の業者が潜水により効果調査
を行いました。設置してまだ期間が浅いので藻が生い茂るような効果は見られませんでしたが、貝藻くんに若い藻が生えている
のは確認できました。
今後は、購入先
の業者
の専門員と協議し、その魚礁
を最大限生かせる取組
を行うとともに、大分県農林水産研究指導センター水産研究部と連携していきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 島田 勝議員。
○1番(島田 勝議員) ありがとうございます。
この藻場
の再生という
のは、モイカ
の産卵にもなります。本市としては、いろいろ集客アップでモイカフェスタとかやっていますので、やはりこの貝藻くん
を使って、藻場
の再生
のほうに取組
を強化よろしくお願いします。
あと最後に、これまで
の漁業者支援は、離島、半島
の漁業者からは大変ありがたい、助かると
の声
をよく聞いております。しかしながら漁業者もそうですけど、まだまだ厳しい状況が続いております。今後
の支援策として何かお考えでしょうか、よろしくお願いします。
○議長(
髙野幹也議員)
宇都宮農林水産課長。
○
農林水産課長(宇都宮志伸君) 令和4年度も昨年、一昨年に引き続き、燃油補助は行っていくように既に当初予算として計上しています。
さらに今回
の議会で補正予算案として追加議案として提出しています水産業者燃油高騰分補填支援事業でも水産業者に対して支援
を予定しています。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 島田 勝議員。
○1番(島田 勝議員) ありがとうございます。
本市にとってこの豊かな海
の資源はストロングポイントにもなります。この資源
を守り、育て、活用することが漁師
のなり手不足解消にもつながるかもしれませんし、観光、ふるさと納税など、波及効果は大きいと考えます。ぜひともこれまで以上に水産業界へ
の取組強化もよろしくお願いいたします。
以上で私から
の質問
を終わります。ありがとうございました。
○議長(
髙野幹也議員) 暫時休憩いたします。午後1時から開議いたします。
午前11時25分 休憩
────────────────
午後 0時59分 開議
○議長(
髙野幹也議員) 休憩前に引き続き開議いたします。
次に、9番、谷本義則議員。
〔9番谷本義則議員登壇〕
○9番(谷本義則議員) 今まで議会で、大概一番最後
を引く回数が多かったんですが、今回、3番目ということで非常に喜んでおります。谷本です。よろしくお願いします。
今回、2点
の質問
をしておりますので、よろしくお願い
をしたいと思います。
それでは最初に、地域おこし協力隊についてお聞き
をしたいと思います。
総務省
のホームページには、制度
の概要がありますが、要は最終的には移住して定住、定着
を図る取組ということとしております。
令和3年度
の全国
の地域おこし協力隊は、前年度から455
人増えて6・015
人、また受入れ団体は前年度から20団体増加し1・085団体となっております。一定
の成果が上がっているようで、全国
の任期終了後
のおよそ65%
の人が同じ地域に定住
をしているという統計が出ております。
津久見市もこの移住定住促進にさらに取り組むべきだという思いで質問
をしたいと思います。
それでは、最初
の質問に入ります。
協力隊員
の経費は国から
の財政措置がありますが、2009年に始まったこの制度ですが、問題点も出てきていると聞いておりますが、津久見市がこの地域おこし協力隊
の制度
を活用する目的
をお聞き
をします。
それに、今年度
の募集では保戸島
の振興とミカン
の栽培がありますが、活動
の内容は多くありますが、この2項目
を選んだ理由、根拠は何な
のか。募集から採用まで
の手順、流れと、これまで
の採用人員と取組
の内容
をお聞き
をしたいと思います。よろしくお願いします。
〔9番谷本義則議員降
壇質問者席着席〕
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) 1点目
の地域協力活動(1)地域おこし協力隊について、ア、市がこの制度
を活用する目的は、についてお答えいたします。
地域おこし協力隊とは、都市地域から過疎地域等
の条件不利地域に住民票
を異動し、地域ブランドや地場産品
の開発・販売・PR等
の地域おこし支援や、農林水産業へ
の従事、住民支援など
の地域協力活動
を行いながら、その地域へ
の定住・定着
を図る取組であり、各自治体
の委嘱
を受け、任期は最長3年となっている制度でございます。
津久見市では、人口減少や高齢化により、地域
の担い手不足が課題となっていることから、本制度
を活用し地域おこし協力隊として本市に着任された隊員
の方々に、様々な地域課題に取り組んでいただきながら、最終的に津久見市に定住していただくこと
を目的としています。
次に、イ、活動内容
の項目
の選定理由は、についてお答えいたします。
令和4年度
の地域おこし協力隊
の募集要項に、隊員
の活動内容として、保戸島
の魅力
を生かした観光振興など
の取組(アイランダー)と、特産品
のミカンづくりや農
を生かしたツーリズム
の取組(新規就農)と定めております。
この2項目
を選定した理由は、保戸島に関しましては、新型コロナウイルス感染症対策として、島へ
の来訪
を長期間制限した結果、来訪客
の落ち込みが顕著であることから、「何かできないか」という地区から
の御要望
をいただき、
アフターコロナを見据え検討した結果、今回
の募集となりました。
また、離島・半島部
の地域活性化は、本年3月に策定
をいたしました第2期津久見市観光戦略
の中で
の市内外における周遊利便性
の向上
を通じた津久見へ
の誘客強化
の項でも触れており、本市
の施策と合致していると判断しております。
新規就農については、現在農林水産課が事業実施している
シトラススクール等
を活用しながら、
ベテラン生産者の下で3年間ミカン栽培
の基礎
を学び、農業経営技術
を習得して、将来的には園地継承等により営農
を始めるという方法が地域おこし協力隊
の趣旨に合致していると判断し選定しております。
次に、ウ、募集から採用まで
の手続は、についてお答えいたします。
応募に関しては、期間は令和5年3月末まで
の随時募集とし、津久見市地域おこし協力隊応募用紙と住民票抄本、加えて自己アピールする文や資料等
を添付
の上、郵送または持参いただくよう規定しております。
採用
の手続については、書類選考である一次審査、面接
を行う二次審査
を経て最終選考結果
を文書にて通知するよう規定しており、おおむね2か月程度
の時間
を要します。
次に、エ、これまで
の採用人員と取組内容は、についてお答えいたします。
平成29年以降、8
人の方
を採用しております。
取組内容といたしましては、四浦地区
の地域活性化、移住支援、定住促進活動、観光振興、離島振興、情報発信、綿花栽培、農業支援、関係人口
の創出、ミカン栽培、花火
を使ったまちおこしとなっております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) ありがとうございました。
あと、活動項目
の件なんですが、今年は保戸島とミカン
の就農ということでありますが、来年度以降
の活動項目
の選定はどうする
のか、その辺
をお聞きしたいと思います。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) 来年度以降
の活動項目
の選定はという御質問かと思いますが、まず、今年度
の事業で今回募集
をしております2項目
の結果
を見て、対応
を考えていきたいと思っております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) 今年度
の結果
を見てということなんですが、また後で聞きます。
募集要項、津久見市
の令和4年度大分県津久見市地域おこし協力隊募集要項、それともう一個、たまたま出てきた部分があるんで、津久見と比べてみました。この津久見
の募集要項はいつ頃出すんでしょうか。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) お答えいたします。
現在も津久見市
の移住・定住ポータルサイトつくみdeLifeにて公開
をしております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) これはある町なんですが、募集期間があるわけですね。令和3年1月25日から令和3年3月31日まで
の募集期間ですよと。面接は2月以降にします、採用は3年
の4月1日からですよという部分があるんですが、この辺、津久見は全くなくて、随時募集するという意味なんでしょうけれども、何か区切りがあったほうがいいような部分があるんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) お答え
をいたします。
一応、基本的には会計年度は年度ということでございますので、年度で
の対応は当然
のことながらしておりますが、例えば、過去
の方ですと、例えば11月1日に採用されて、基本的な任期は当然
のことながら3年後
の10月31日になる、そういった過去
の例もございます。
ですので、最終的には採用
をさせていただいた期間から3年間任期というふうに対応させていただきたいというふうにしております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) 考えてみると、随時募集だということで、来たときに受付
をするという格好だろうと思うんですが、何か募集期間
をつけないと、いつ来るか分からんもん
をいつまでも待っとくんかという話になると思うんですね。
ほか
のところ
の3月31日まで募集期間ですよと、この間に募集がなかったというときはまた次
の手
を打てないけんと思うんですね。随時いつでもいいですよというか、いつの間にか来年
の3月まで来んかったというようなことで、ずっと待っとくような言い方は悪いんですが、気がするんですけれども、その辺、また変える気がある
のかない
のか、お聞きはしませんけれども、私はそうしたほうがいいんじゃないかなというふうに思っていますので、十分検討方
をお願い
をしたいと思います。
それと、あと気になった
のが、身分は会計年度任用職員ということです。見てみると、この町
の報酬なんですが約20万ですね、津久見は16万6・000円ということであります。会計年度任用職員
の採用
の仕方もいろいろあるでしょうけれども、単純にいくと、同じミカン
の栽培継承でA市とB市が募集していますよと。やっぱりそれは20万
の高いほうに私は流れていくんじゃないかなということなんで、その辺
の16万6・000円
の後でまた国
の経費
の財政措置といいますか、その辺
の考え方
をお願い
をしたいと思います。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) お答え
をいたします。
16万6・000円
の部分につきまして
の考え方という御質疑かと思います。
令和3年度
の実績で大分県内
の近隣市とはほぼ同額でございます。また、勤務日数
を見ましても一応こちら
のほうとしては原則月17日、うち有給休暇1日という形
の提示
をするとともに副業等も一応認めております。これは、もうほとんどが県外なんですが、からお越し
をいただく中で、やはり地域に溶け込んでいただきたいと。そういった部分であれば、ほか
の会計年度さんとはちょっと違った部分ではございますが、地域おこし協力隊
の方につきましては、そういった部分、認めております。
ですので、額
の高い低い、それぞれ金額で比べてしまえば、議員
のおっしゃる部分かと思いますが、基本的にはおおむね近隣市と見れば妥当な金額だというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) ある町は、勤務時間週5日、9時から午後5時までで、時差勤務や土日
の勤務となる場合もありますということで、津久見は17日間に区切っているいうことで、今、副業
の話もあったんですが、こっちも書いてます、定住につながり、活動
の妨げにならないものであれば許可
を受けて副業することができますということで、やっぱり今まで応募
をかけてじゃんじゃん来るような部分であればいいんですが、やはり給料
を上げて、副業もいいですよ、言い方悪いんですがいいですよと、もう自由にしてくださいという話で持っていかんと、何か17日間だけという
のも何か寂しいような気もするし、ここ
の町は、地域おこし協力隊
の方
の希望に応じて活動内容
をアレンジしていきたいと思いますということで、来てから体験して、隊員
の方がこういうふうにしたいんですがという部分であれば、それはもう津久見市もそういう格好にすると思うんですが、その辺はどうなんですか。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) ちょっと大きな部分から話
をちょっとさせていただきますと、先ほどまず議員がおっしゃったように、確かに国は65%
の定着率というふうな部分
を申しております。ただ実際、細かい数字
を見てみますと約50%が同一市町村、国ですので、同一県内といいますか、近隣
の市町村に住んでらっしゃる方が残り
の十数%、ですので、私ども市
の立場から申しますと、実際2分の1
の方がその後定着
をされて、2分の1
の方が別
の地域、当然、そのうち地元に帰られたり、別
のところに行かれたり、そういった部分
のことがございます。
私どもが今考えている部分につきましては、何でそうなっている
のかというところ、今、ちょうど分析はしておりますが、現実的に受け入れる側と
のミスマッチ、例えば、当然地域おこし協力隊
の方々
の活動したい内容、それとともにやはりこの地域おこし協力隊、そもそもは国
のほうでも書いておりますが、やはり地域
の部分
の問題
の解決であると、そこら辺
のすり合わせがちょっと私どももまだ課題が多い
のかなと。今そこら辺
の部分から取組
を行っている最中でございます。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) ありがとうございます。
ここ
の町は、本当にユニークなところだと思うんですね。活動内容
の中に、地域
を興す
のではなく、地域に寄り添って過ごすことが活動
の第一歩と。もう地域
を興さんでもいいんやと、その地域に入って一緒に生活してくれという
のがもう第一
の目標らしいんですが、保戸島という部分もありますんで、この辺も大事かなということであります。お知らせだけしておきますんで。
あと今年
の応募状況はどうなんですか。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) お答え
をいたします。
本日現在、今
のところ応募はいただいておりません。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) すいません、髙野課長も代わってまだ2か月半で、まだ分析も何もしてないだろうと思います。
先ほど言いましたように、募集期間が3月31日までですよということで、もうなかったということであれば、次
の手
を打つと思うんですね。だからその辺また考えて、募集期間等も入れてもらいたいというふうに思っています。
この町が、もう一個ユニークなところが、地区、集落に入る場合は、そこ
の集落に行って1泊2日
の体験ではないんですが、そういう部分も採用条件
の中に入っています。
また後でお試しとかなんとかいう
のもありますんで、その辺もまた考えてもらいたいと思います。
採用人員、今年は2
人、2
人で4
人ということで、採用
の人員
の4
人の根拠というか、またほか
の活動にして6
人にするとか、8
人にするとかいう部分
の考え方があれば、お願い
をしたいと思います。
大分県
の場合、今、活躍しているところで、23
人今活動しているという市もありますし、二桁
の市が7市あります。津久見は4
人が妥当かどうか分かりませんが、そういう4
人の根拠、多くするかしないか
をお聞きしたいと思います。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) お答え
をいたします。
今回新たに新規募集4
人ということで、これは昨年度等
の実績等
を踏まえまして4
人という設定、ただし現在も隊員として1名
の方活動中でございますので、実際には本年
の一応活動人員は5
人を想定はして、今現在準備
をしております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) 国
の資料もあるんですが、あと報酬以外に活動費があると思うんですね。今、津久見で言うと16万6・000円で12月、年間約200万という格好です。国
の財政措置が1
人当たり480万ということで、報酬もいろいろ考えた地理的条件等
を考慮した上で最大330万まではいいですよと。しかし480万
の限度は変わりませんということでありますので、あとその他
の経費、どんなものがある
のか、実際に今まであった部分で分かっている部分があればお教え願いたいと思います。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) お答えいたします。
地域おこし協力隊
の隊員
の活動に要する経費という部分
の御質問かと思います。
報償費等
を除きまして、家賃や活動旅費、また研修等
の参加する経費等で含めまして200万円が上限となっております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) 隊員
の報酬が年間約200万、その他
の経費が200万、国
の財政措置が480万ということです。国
の財政措置がどういうものか分かりませんが、何かこういっぱい国からもらったほうがいいんじゃないかなというふうな気持ちもあります。
また報酬が一番だろうと思いますし、活動
の旅費とか作業道具、もういろいろ買ってやらないけん部分もありましょうし、この200万
の活動経費が余ったから報酬
を上げるというような格好が石井課長、できるんですかね、財政措置
の部分で。
○議長(
髙野幹也議員) 石井
経営政策課長。
○
経営政策課長(石井達紀君) お答えします。
地域おこし協力隊は特別交付税
の措置でございまして、そこ
の中
の範囲で認められれば交付税対象となるということで
の認識
を持っております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) すいません、急に振って。ちょっと顔が見えたもんですから。
できれば、くれるもんであれば目いっぱいもらってほしいなというふうな気持ちもあります。
あと、今まで津久見で任期途中で離任した
人、辞めた
人は何
人いる
のか、どういう理由かお尋ねしたいと思います。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) 議員
の御質問
の任期途中ということ
の部分について
の御質問かと思います。ではお答え
をいたします。
基本的には単年度、1年間、1年間
の契約というふうに認識はしております。そういった部分から考えますと1年未満でお辞めになられた方は基本的にいらっしゃいません。ただし3年間いかずに別
のそれぞれ
の道
を見つけられていかれた方という
のは中にはいらっしゃいます。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) 理由はなかったんですが、1つ問題になっとるんが、これも国も書いとるんですが、ニーズが合わなかったということで、来てみてこんなはずじゃなかったという部分が出てきておるということです。国に言わせると委嘱するときに想定していた期間より早く退任した隊員数、ちょっと古いんですが平成31年中604
人おったと、このうち106
人が受入れ地域、受入れ団体、隊員と
のミスマッチ
を理由に挙げておるということですね。それ
をなくすために、お試し地域おこし協力隊、これも補助しますよと。これは、来て、2泊3日
の体験
をしてみませんかと。
それともう一つは、地域おこし協力隊インターンに要する経費、これは2週間から3か月間、来て実際やってみらんかいと。その後、するか、せんか決めてみらんかということで、もし津久見にそういう事例があったとすれば、こういう制度
を使ったほうがいいんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺
のお考え
をお願いします。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) お答え
をいたします。
すいません、先ほど
の御質問で一部ちょっと緊張しておりまして理由
の部分が落ちておりまして申し訳ございません。
一応残っている部分
の理由につきまして、自己都合という形でお伺いはしております。
先ほど議員
の御質問
の中でもあった要はニーズ
のミスマッチという
のが生まれている、これが大きな原因、確かに全国
の地域おこし協力隊
の方々におかれましても、やはりそれぞれ
の思いは持って地域に来てらっしゃる、それぞれがやりたいこと、思いがある、ところが逆に言うと募集する側
の自治体等
を含めて、そこら辺
のすり合わせがうまくいってなかった、つまりそれがニーズ
のミスマッチ、現在、私ども津久見市といたしましてはそこら辺
の部分
の反省
を踏まえて、例えば、保戸島地区、今回募集されている保戸島地区については、実際地域が何が提供できる
のかと、例えば、お貸しいただけるような住宅はある
のかなとか、もしくは地域
の豊かな自然
を島
の方々がこんなことできるんじゃない
の、そういった部分
を含めて、その地域協力活動に活用できる素材
の洗い出し
を今年度ちょっと職員
を派遣
をして、地域
の方々と実際にやっていこうという形
の準備
をしております。
実際、午前中でも答弁
をさせていただきましたが、そういった中で保戸島
の区長さん
をはじめとして有志
の方々等と一緒になってゴールデンウィーク等
の事業
をさせていただきました。
また、今回別棟で募集
をしております農業分野につきましても、今関係課、農林水産課
のほうと実際に私どもがパンフレットとか
を作るんではなくて、担当課がそういった農業従事者等と実際に協力
をしながら、パンフレット等作成
を実際して、津久見
の農業
をより分かりやすい形で広報できるもの
をもう担当課、それぞれ実際に現場に出ている担当課でこういったものが津久見市だったらできます。逆に言うと、地域はこういった方々
の人材
を求めてますと。そういった形
の1回受入れ体制
の整備からやっていきたいなと、そうすることで、そういった地域と
のミスマッチ、私どもが要望する方々、またそういった方々に会う、これはやっぱり3年後
の定住
を目指して、そういった部分からちょっと取り組んでみたいなというふうに考えております。
先ほど申しました、正直申しまして現在、募集はしておりますが来ておりませんが、正直申し上げて積極的なまだ広報は打っておりません。と申します
のもこういった部分
を慎重にきちんと地域とともに歩んでいきながら、8月
をめどに何とかその資料
を作成
をして、今後9月以降、秋にそういったいろんなフェア等も開催されるように聞いております。そういったところまでにきちっと地域で何ができる
のか、そういった資料
を作って、そこからちょっとやってみたいなというふうに考えております。
先ほど議員がおっしゃられたお試し地域おこし協力隊という制度
のことかと存じます。確かにこれも地方財政措置に該当するということは認識
をしております。ただし、結局こういった部分
を地域おこし協力隊
の制度
の中で
の一定期間、地域協力活動
を体験し、受入れ地域
のマッチング
を図ること
を目的とするというふうに国は銘打っております。ただ、この制度
を活用することにいたしましても、やはり受入れ地域と
の住民
の協力、もしくはそういった農業従事者と
の協力という
のが絶対僕は必要になってくると思っています。
ですので、まずは現在、津久見市
のスタンスとしては、もう一度、地域
の方々、その農業従事者
の方々等と丁寧にやっていって、何が津久見市が提供できる
のか。そこら辺
を洗い出した上で、最終的にはせっかく来ていただいた方
のミスマッチ
をできるだけ防ぐような形で今回やっていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) ありがとうございます。
2か月半で、髙野課長
の熱い心
を聞いたような気がしますので、期待
をしております。
ところで、今までやってきたうち、何人定住した
のかお尋ね
をします。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) お答え
をいたします。
何人定住した
のかという御質問に対しましては、8
人お越しいただきまして2名
の方が定住
をいただいております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) ありがとうございます。
2名
のうち関係者がこの中におるんだろうと思いますが、国
の65%、大分県
の場合は近隣市とかいろいろあるんですが、統計上は238
人のうち164
人、大分県、68・9%ということで、これ
を目指して定住者が増えるようにやってもらいたいと思いますし、今後
の見通しや検討課題も今だいぶおっしゃられましたが、見直し等があればまたお願い
をしたいんですが。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) 今後
の見通し
の部分で
のお答えでございますがちょっと重なる部分もございますが、やはり地域
の方々と丁寧に受入れ体制
のまず整備
をして、秋
をめどにきちっと募集体制
を固めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) また、1個指摘も書いていました。
退任後、3年たって定住
のお話
をもうしているとは思うんですが、起業や就農、事業継承等々いろいろあるんですけれども、そういう経費があるお知らせ等々、また市もやっぱり来てもらった以上、少しは協力するという意味で含めて、これまで以上
の定住率
を図るように目指してもらいたいと思います。
本当に2か月半で大変質問して申し訳なかったんですが、よろしくお願いしたいと思います。
次に2番目
のヤングケアラーについて、質問
をしたいと思います。
最近、非常に報道等で取り上げられるようになりました。ヤングケアラーとは、家事や家族
の世話など
を日常的に行っている18歳未満
の児童というふうにされていますということで、背景には少子高齢化、核家族化、独り親や共働き
の世帯
の増加、またコミュニティー
の衰退などとともに、国においてもこれまで在宅介護
を重視する観点から、家族介護へ
の期待は一層高くなり、これもヤングケアラー
を増加させる要因になったんではないかというふうに言われております。
2021年4月に公表された厚労省と文科省
の実態調査で、おおむね20
人に1
人の割合でヤングケアラーがいるということが明らかになったということであります。県
の実態調査でも、世話
をしているので困り事
を抱えている児童生徒が約1・000
人いるというふうに推計
をされました。
お聞きしますけれども、県
の調査で各市町村
の数字は発表されておりません。津久見に対象児童生徒がいるかお聞き
をしたいと思います。
それと、ヤングケアラー
の対象者
の把握はどうする
のか、把握
の方法
をお願い
をしたい。
また、対象者がいる場合、相談できる体制、場所、機会はある
のか
をお聞き
をしたいと思います。
以上です。
○議長(
髙野幹也議員) 吉本
社会福祉課長。
○
社会福祉課長(吉本竜太郎君) 2点目
の家族介護、(1)ヤングケアラーについて、ア、津久見市に対象者はいる
のか、イ、対象者
の把握方法は、については関連性がありますので、一括してお答えいたします。
ヤングケアラーとは、法令上
の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族
の世話など
を日常的に行っている子どもとされており、家族にケア
を要する
人がいる場合に、大人が担うような責任
を引き受け、家事や家族
の世話、介護
のサポートなど
を行っている18歳未満
の子ども
を指す言葉です。
具体的には、障害や病気
のある家族に代わり、買物・料理・掃除など
の家事
をしている、家族に代わり、幼い兄弟
の世話
をしている、家計
を支えるために労働
をして、障害や病気
のある家族
を助けている、アルコール・薬物・ギャンブル問題
を抱える家族に対応しているなどといった様々な状況が想定されます。
昨年10月から11月にかけて、大分県によるヤングケアラーに関する実態調査全体調査が実施されました。県内
の小学校5年生から高等学校3年生
の児童生徒約8万
人に対して
アンケート調査を行い、回答者は約5万7・000
人、居住地域や家族構成、家族
の中でお世話
をしている
人の有無などについて尋ねています。
お世話
をしている家族がいると回答した
のは、回答者全体
の4・0%となっています。お世話
の内容については、食事
の準備や掃除、洗濯といった家事、兄弟姉妹
の世話や保育所等へ
の送り迎え、外出
の付き添い、愚痴
を聞く、話し相手になるといった項目
の有無
を尋ねています。市町村ごと
の結果
の詳細は公表されておりませんので、個別にお答えすることはできませんが、市内においても複数
の回答がありました。
津久見市におきましては、以前からつくみTTプロジェクトに取り組み、市役所においては、どの部署に相談があっても、丸ごと受け止める相談体制
を整えるとともに、厚生労働省が進める重層的支援体制
の整備にもいち早く着手し、区長会や民生委員児童委員協議会、社会福祉協議会、商工会議所や女性団体連合会、PTAや子ども会育成会、福祉施設など市内
の関係する多く
の機関によるつくみ福祉まるごと支援協議会
を立ち上げるなど、困り事
を抱える全て
の方
の支援ができるよう取組
を進めています。
また、郵便、電力やガス、新聞販売などに関わる事業者
の皆さんが日常業務において異変
を感じた場合に連絡
をいただく津久見市見守りネットワーク事業
の取組もあり、市民ぐるみで見守る体制整備に努めています。
各学校においては、教職員による日常的な見守りに加え、各校
の教育相談コーディネーターとスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー
の連携
を図るとともに、毎月行われている地域児童生徒支援情報交換会において、市内小中学生
の気になる情報
を共有しております。
この地域児童生徒支援情報交換会には、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー
をはじめ、社会福祉課より、家庭児童相談員・母子父子支援相談員、学校教育課より担当指導主事、教育支援センターネロリ指導員、地域児童生徒支援コーディネーターが参加しております。その中で不登校傾向
の子どもや家庭支援
の必要な子どもたち
の情報
を共有し、それぞれ
の立場から
の支援
を行うように連携
を図っております。
また、特別に見守りが必要な子どもに対しては、児童相談所、保健所、学校、市役所などが連携した要保護児童対策協議会において対応策
を協議しています。
このように、津久見市では、以前から、多く
の機関が連携し
包括的に相談
を受け止める体制
の構築
を進めています。ヤングケアラー
の問題に関しましても、これら
の機能
を生かし、見守りが必要な子どもとして把握・支援に努めていきます。
次に、ウ、相談できる場所、機会はある
のかについてお答えいたします。
津久見市には、ヤングケアラー専門
の相談先というものはありませんが、先ほど申し上げたとおり、以前から多機関協働による支援体制
の構築に取り組んでおり、これが十分に機能するよう常に磨き上げ
を意識しているところです。今後も、例えば、
外部の専門家
の助言
をいただくなどしながら、関係機関
の意識
を高め、スムーズな対応につなげられるよう、取り組んでいきたいと考えています。
また、大分県では、24時間365日対応
の専用電話相談窓口
を開設していますので、こちらとも連携しながら対応していきたいと思います。
ヤングケアラー
の問題につきましては、地域全体で子ども
を見守り、必要に応じ、個別
の支援が可能となるよう取組
を進めていきます。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) ありがとうございました。
県
の調査
をちょっとまとめてみました。間違えているところがあったら指摘
をお願いしたいと思います。
県は、最初は、市町村要保護対策協議会
の調査
をして、県内2・000件弱
の要保護児童がいると。そのうち67件がヤングケアラーであろうということ。津久見は全くなかったんですが、それで2番目に先行調査
をしたわけですね。教職員や福祉
の関係者、民生児童委員等々
の方々、ここで調査
をしたら6
人おったということで、人口から推計したら300
人はおるんじゃなかろうかということですね。
あと、今課長が言いましたように全体調査
をして、約5万8・000
人、この中
の4%、約2・300
人が何らかの世話
をしているという格好だろうと思います。その中
の4%
のうち、世話
をしていて、自分
のやりたいことができないという
人が1・3%、人口からすれば1・000
人ぐらいおるだろうという推計
を県がしているわけですね。この辺、間違いないですね。
○議長(
髙野幹也議員) 吉本
社会福祉課長。
○
社会福祉課長(吉本竜太郎君) お答えいたします。
推計
の人口
の細かい数値はともかくといたしまして、今公表されております県
の調査
のパーセンテージということに関しましては公表
のとおり
の数値と理解しております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) 津久見は、市内においても複数
の回答がありましたということなんですが、合同新聞さん
の新聞が6月15日付で載っています。県内に少なくとも2・315
人いる、大分市は981
人、そういう世話
をしている子どもがいると。そのうち290
人が世話
のためにやりたいことができないという回答でしたということでありますので、津久見
の複数が一桁
の複数か、二桁
の複数か分かりませんが、やることができないという回答があった
のかどうか、お願いしたいと思います。
○議長(
髙野幹也議員) 吉本
社会福祉課長。
○
社会福祉課長(吉本竜太郎君) お答えいたします。
時間が取れないということ
を回答した児童生徒さんも実際にはありました。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) 新聞
の報道で悪いんですが、大分市は、これから対策
を講じるという格好であります。津久見市はどうする
のかお聞きしたいんですが。
○議長(
髙野幹也議員) 吉本
社会福祉課長。
○
社会福祉課長(吉本竜太郎君) お答えいたします。
具体的には、今後関係課等
を含めまして関係機関と
の協議にはなりますが、先ほどお答えしたように津久見市
の中では専門
の相談先はございませんけれども、ヤングケアラー含め、地域
の困り事
の相談先としてなり得る活動
をこれまで続けておりますので、それ
を充実まずさせるということと、各報道等
を見ますとヤングケアラーというその言葉自体
の認知度という
のが決して高くはないということもございますので、そういったこと
の理解
を深める活動という
のも最終的には必要になってくるだろうとは認識しております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) ちょっと調べてみたんですが、国は、今年度、2022年度から3年間、集中取組期間、3年間ですね、ヤングケアラー
の社会的認知度
の向上
を目指すということにしています。
今、中高生で2割程度しか言葉
を知らないということであるんで、広報
をして、その認知度
を中高生5割程度に持っていくということにしておるそうです。また、認知されると実際に増えてくるという可能性もありますので、対策方
をお願い
をしておきます。
それと国がまとめた4つ
の支援策があります。言い回しはいろいろあるんですが、簡単に言います。
1つ目は、早期把握
をするということですね。福祉、介護、関係機関、医療も含めて、研修等はまだまだ不十分だというふうに国は言っております。研修が大事だろうという中で、最初に学校
の先生方が制度と一番身近に接するだろうという部分で、先生にもまだまだ認知度
を深めてもらいたいということで、研修
をお願いでけんかなというふうな部分もありますので、その辺
の考え方
をお願いします。
○議長(
髙野幹也議員) 橋本
学校教育課長。
○
学校教育課長(橋本修二君) 失礼します。
教職員に対する研修等ということ
の御質問だったと思いますので、お答えしたいと思います。
現在、ヤングケアラーに特化した研修会という
のを行う計画はしておりません。ですが、先ほど吉本課長
の答弁
の中にありました県
の相談窓口、こちら
のほう
の周知につきましては、4月26日付で各学校に通知
をしております。今後は県
の動向等
を注視しながら、対応
を考えたいと考えているところです。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) 私も恥ずかしかったんですが、この問題
を質問しようとしていろいろ調べて、当初は介護だけかなと思ったんですけれども、兄弟、弟、妹
の世話とかいう
のも含まれるということで非常に幅広いんだなということで、地域
の方もまだまだ知らないことが多いということもあると思いますので、今、まるごと福祉とか、いろいろおっしゃいましたけれども、その中でも研修
をお願い
をしたいというふうに国は言っております。
また、各地方自治体で実態調査もしませんかという部分で予算措置も上がっておるようにありますので、津久見が追加
の調査
をする
のかどうか、また検討してもらいたいというふうに思います。
それと2つ目は、相談・支援など
の具体的な窓口が明確でないと、どこかに相談すればつないでくれるんだろうという格好でありますけれども、6割以上が相談した経験がないということで、ヤングケアラー
の問題ですよ、ここへ電話してくださいよ、対処しますということ
をしなさいということだろうと思います。その辺
の市
の考え方
をお願いしたいと思います。
○議長(
髙野幹也議員) 吉本
社会福祉課長。
○
社会福祉課長(吉本竜太郎君) お答えいたします。
今現在でどこが直接
の担当窓口とはっきり決めているものはございません。ただ、先ほど来申し上げておりますように困り事
をまるごと受け止めるという体制
を進めておりますので、意識的には社会福祉課ということも申し上げていい
のかなと思います。
ただ、ヤングケアラー
の問題が今後発生するとき、全国的に見ましても、例えば、学校現場で分かるもの、地域で
の活動で分かるもの、いろんなパターンがあると思いますのでこれまでどおりTTプロジェクト、重層的な考え方でいろんなチャンネル
を持って対応していきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 谷本義則議員。
○9番(谷本義則議員) 相談しやすい体制、すぐ対処ができる体制
を早めに作ってもらいたいというふうに思います。
あと3つ目が、家事・育児
の支援ということであります。
兄弟
の世話や独り親家庭に見守りや家事、保育所
の送迎ということで困っている家庭も多いということで、育児支援ヘルパー
を派遣する事業
を作ってくださいということで、またこれも補助事業に上がっております。
また、ヘルパーさん
の話
をすると、今でも足りないヘルパーさんでヤングケアラー対象
のヘルパーさん専門ができるかどうか分かりませんが、その辺
のヘルパーさん
の増員も黒枝課長にもお願い
を前回していますから、ヘルパーさんがおらんでちょっとできないというふうなことがないようにお願い
をしたいというふうに思います。
それと4番目が、介護サービス
の提供ということで、ヤングケアラー、子ども、児童に介護
を前提としているケースもあるというふうに指摘
をされておるということが出ております。子どもによる介護
を前提としているケースがあるという指摘があるということであります。在宅で介護する
人がいる子どももその中に入るということだそうです。
子ども
の介護
を前提とするなと、全てもう子ども
をのけて、介護サービスでやりなさいという方針も出ておりますので、多分、また通知が来るか、来ているかしていると思うんで、また再度確認
をしてもらいたいというふうに思います。
最後、質問じゃないんですが、ヤングケアラーであることが悪いことだと受け止められないようにすることと。本当はいい子なんですね、手伝い
をしたり、弟、妹
の守り
をしたり、家事
をしたり、本当は表彰してあげてもいいような子どもだろうと私は思うんです。それが比重が大きくなって勉強できない、好きな学校に行かれないという
のが問題あるということで、こういうことがないようにということであります。
多く
の取組が法律で義務づけられているわけではない。それ
を実際にやるかどうか
を決めるそれぞれ
の自治体
の動きが大切になるということで、津久見市が取り遅れないようにというよりか、真っ先に県下で一番進んでおるというふうな格好で進んでもらいたいという
のを希望して、一般質問
を終わります。ありがとうございました。
○議長(
髙野幹也議員) 暫時休憩いたします。午後2時10分から開議いたします。
午後 1時56分 休憩
────────────────
午後 2時10分 開議
○議長(
髙野幹也議員) 休憩前に引き続き開議いたします。
次に、13番、知念豊秀議員。
〔13番知念豊秀議員登壇〕
○13番(知念豊秀議員) 日本共産党
の知念豊秀でございます。
今日は、2項目について質問
をいたします。
現在、日本は衝撃的規模で人口減少が進んでいます。厚生労働省発表では、昨年
の出生数81万
人、死亡者数143万
人、1年間で何と62万
人の人口が減ったことになります。これは30万
の中核市で2つ分に当たります。大分県
の中で言えば、大分市と別府市が同時に消滅した規模になってしまいます。
津久見市
の人口推計は、第2期津久見市人口ビジョンで、2060年には最大努力しても1万370
人です。社人研
の推測値が3・700
人ですから、津久見市は、目標値
を常に下回っています。持続的可能性が見えません。
6月14日、国会でこども家庭庁
の設置関連法案が可決されました。2023年4月に創設される予定だと報道されています。岸田首相は、子ども予算
を倍増すると宣言しています。そこで伺います。
地域活性化と人口対策について。
このような情勢
の下で、兵庫県
の明石市は、子ども
を核としたまちづくりで、人口減少、少子化、地方衰退
を克服しています。人口は、9年連続増加で1万3・000
人増えています。市税収入も8年連続で増えています。明石市民
の91・2%が住みやすいまちとして評価し、中核市で全国1位になっています。生活満足度、関西1位、2021年
の全国戻りたいまちランキングで1位になっています。
9年前
の出生率1・5
人だった
のが、現在1・7
人まで上昇しています。人口減少は、政治災害だと私は思います。自然現象ではありません。日本政府が進めてきた中小企業より大企業、地方より首都圏、労働者より株主、税制では、富裕層に減税、庶民には負担
の大きい消費税増税、非正規労働者、派遣労働者
の比率が増えた結果、長時間低賃金
の労働者
の貧困層が増えて、晩婚化、非婚化に拍車がかかっています。このような現状
の中でも、明石市は結果
を出しています。津久見市も参考にしたらどうでしょうか。
次に、青井ダム公園について。
青江ダム公園
のソメイヨシノサクラてんぐ巣病
の現状と対策
をどういうふうになっているか、答弁
を求めます。
これで1回目
の質問
を終わります。
〔13番知念豊秀議員降
壇質問者席着席〕
○議長(
髙野幹也議員) 石井
経営政策課長。
○
経営政策課長(石井達紀君) 1点目
の地域活性化と人口対策について、(1)明石市は、子ども
を核としたまちづくりで人口減少、少子化、地方衰退
を克服しています。津久見市も参考にしてはどうですか、についてお答えいたします。
国勢調査による本市
の人口は、昭和35年
をピークに減少し続けており、令和2年には、1万6・100
人となり、平成27年
の調査と比較して1・869
人、率として10・4%
の減少となっている状況でございます。
このような中、本市においては、平成27年度津久見市人口ビジョン及びまち・ひと・しごと創生津久見市総合戦略
を策定し、3つ
の基本目標として、1.住みたい、住み続けたい魅力あるまちへ、2.子育て世代に選ばれる、産み、育てやすい環境づくり、3.安定した雇用
の創出と労働力
の確保
を掲げ、各分野
の施策
を推進してきました。
しかしながら、人口減少に歯止めがかからない状況であることから、人口減少対策に切れ目
のない取組
を進めるため、令和2年に第2期津久見市人口ビジョン及び第2期津久見市総合戦略
を策定し、第1期で根づいた意識や取組
を継続し、新たな課題や社会情勢
の変化に的確に対応するため、若い世代が未来
を託せるまちづくり
の重要目標
を軸に、基本目標に新たに津久見と
のゆかり
を大切に新しい
人の流れ
をつくる
を1つ加え、4つ
の基本目標
を掲げ、誰もが安心して津久見で暮らし、若い世代が津久見で暮らしたいと思い描けるよう各施策に取り組んでいるところであります。このことは議会にも御報告し、御同意
を得ているところでございます。
議員御質問
の子ども
を核としたまちづくりということですが、本市においても、第1期
の総合戦略策定時から子ども
を産み育てる年代である若い世代が津久見で暮らしていくこと
の選択
の可能性が高まっていく施策に取り組んでいるところであり、すなわち各種子ども施策及び子育て施策
の充実はポイント
の1つと考えているところでございます。
例えば、子育て世帯応援事業支援金
の支給やおたふくかぜなど
の任意予防接種
の無償化、幼稚園・保育園で
の情報
を小学校につなげるため
の幼稚園・保育園巡回訪問
の実施、子ども医療費
の中学校まで
の助成、出生時に紙おむつ廃棄用ごみ袋
の1年分
の支給、妊娠から出産、子育てまで
をフルサポートしたつくみ子育て応援アプリ「てとて」
の提供、おおいた子育てほっとクーポン
の配布、子育て世帯家賃等補助、教育についても小学校1、2年生は30
人、3年生は35
人、中学校1年生は30
人の少人数学級
を実施するなど
の施策
を行っているところでございます。
人口減少対策にこれといった特効薬はなく、子育て支援
をはじめとする定住促進に資する施策
を総合的に粘り強く取り組むとともに、シビックプライド
の醸成
を図りながら、誰もが安心して暮らせる地域づくり
を進めることが重要だと考えております。
しかしながら、令和4年第1回定例会で黒田議員
の御質問
の中でお答えいたしましたように、財政状況
の厳しい中で、全て
の事業
を総花的に拡充し、取り組んでいくことは困難であると考えておりまして、本市が示した人口減少対策
の全て
を同時に実施できるものではないと考えております。
事業計画
を作成し、その中で国・県だけでなく、関係機関や民間団体
を含めた補助金や、有利な地方債など
を活用できる施策や事業
をまずは実施しながら総合的に人口減少対策
を行ってまいりたいと考えています。
議員がおっしゃる明石市
の施策につきましては、市町村類型区分におきまして明石市は大分市と同等
の中核市であること、また、大都市
の神戸市に隣接するなど地理的条件や財政規模も大きく相違する点はあるものの、明石市に限らず、本市にとって人口減少対策に有効と考えられる実現可能な施策については、今後も検討してまいりたいと思います。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 旧杵
まちづくり課長(兼)
土地開発公社事務局長。
○
まちづくり課長(兼)
土地開発公社事務局長(旧杵洋介君) 2点目
の青江ダム公園について、(1)青江ダム公園
のサクラてんぐ巣病対策はどうなっていますか、についてお答えいたします。
てんぐ巣病とは、植物病害
の一種で感染すると花が咲かなくなり、樹勢が衰え、木が枯れてしまう原因となります。また、ヤマザクラなどと比べても、ソメイヨシノはてんぐ巣病に感染しやすいと言われています。
現在、全国で植栽されているサクラ
の7割以上はソメイヨシノと言われており、成長が早く美しい花が枝に群がって咲くことから、多く
の人々に好まれていますが、都市部
を含めた全国的な状況
を見ますと、寿命
を迎え樹勢が衰え、倒木等
の危険性がある樹木
の安全対策、植樹活動
の継続、てんぐ巣病も含めた病害虫対策など、管理・保全については大きな労力と経費が必要となることから、サクラ
の名所
を有する全国各地域
の共通
の課題と位置づけられています。
御質問
の青江ダム公園
のソメイヨシノ
のてんぐ巣病については、以前から確認しており、定期的に駆除
を行ってきたところですが、近年は、ソメイヨシノが大樹に成長し樹高が高くなったことから、高所作業車が寄りつきにくい樹木もあるなど、完全に駆除することは大変困難であると言えます。そのような状況ですが、今年度事業として、青江ダム公園内
のソメイヨシノ
のてんぐ巣病
の切断駆除・剪定、植樹事業
を冬季に実施することとしていますので、この事業である程度は効果が表れると思われます。
その他
の公園
のソメイヨシノにつきましては、冬季に樹木剪定作業
を行っていまして、その際にてんぐ巣病
の駆除も行っています。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 知念豊秀議員。
○13番(知念豊秀議員) それでは、再質問
を行います。
先ほど
の答弁では、せっかく私が提案
をしたんですが、明石市とは条件が違うというような感想でした。私が一番心配
を今している
のは、明石市と同様な中核都市、政令指定都市20市
の側に62市存在しているんですね。そういった都市が今
の条件
をどんどん改善し、明石市
を見習って、その政策
をどんどん進めていけば、やはり人口はまたそこに変調していくんではないかというような気がいたします。
そういったことで、私はぜひ今
のうちからしっかりと研究
をして、津久見市
のような小さいまちでも、それに対抗するようなしっかりとした政策
を取ってほしいと思いますが、そういった方向で
の検討はするつもりありませんか。
○議長(
髙野幹也議員) 石井
経営政策課長。
○
経営政策課長(石井達紀君) 私、先ほど明石市に限らず、本市にとって人口減少対策に有効と考えるものは実現可能な施策について検討してまいりたいというふうにお伝えさせてもらいました。しっかり時代にマッチした施策
を取り入れながら、粘り強く取り組むことが重要でありますし、せっかく総合戦略はそのために作っておりますので、着実に実施していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 知念豊秀議員。
○13番(知念豊秀議員) 総合戦略
の中でも、はっきりとした数値目標はありません。そういった意味ではやはり掛け声だけになってしまう可能性があるんじゃないかと思います。私は、やはり中身
をもうちょっと精査しながら、津久見市として有効な部分
をぜひ取り入れてほしいなというふうに思いますので、その方向で質問
を続けたいと思います。
明石市
の子ども政策という
のは、本気で応援しているということが市民にも分かるようなやり方
をしています。
例えば、津久見市で私が提案した生理用品
のトイレへ
の設置についても、どこ
の自治体もやってないうちからも早々に対策
を取って率先してやっているわけですね。そういった意味では、子ども
を本当に大事にしているんだなというふうな実感が起こるような対策
を取っています。そういった意味では、津久見市は、これもそうなんですけれども、子どもたちが本当に健やかに安心して生活できる、親もまた安心して子育てできるというふうな方向にはまだまだ不十分ではないかと思います。
その中でも1つお伺いしますけれども、これは、これまで津久見市では検討したことがなかったと思うんですが、無戸籍、戸籍
のない子どもたちがいるというふうに言われています。今、政府
のほうでも、それ
を調べて、ある程度数字
を挙げておりますが、研究者
の間では日本全国で1万
人ぐらい
の規模でそういう無戸籍
の子がいるというふうに言われています。そういった意味では、子どもが学校にも行けない、病院に行けば10割負担というような、そういう現状になっている子どもたちがいるということになれば、これは大変大きな問題だと思います。津久見市では、私はまだ聞いたことはありませんけれども、そういった子どもに対する対策
をいつでも取れるようなことにしてほしいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(
髙野幹也議員) 吉本
社会福祉課長。
○
社会福祉課長(吉本竜太郎君) お答えいたします。
無戸籍
の問題につきましては、従来、子どもが生まれた際に届出
をするといったところが何らかの事情によってなされていない、戸籍に記載されていないという子が全国にいるという問題と認識しておりますけれども、現状では、現時点、今
のところ津久見市で私どもはそういった子どもさん、そういった方がおられるという確認はできておりません。
そういったことがあった場合にどうするかということでありますけれども、先ほど谷本議員
の御質問
の中でもお答えいたしました既存
のまるごと対策ができる枠組み、重層的な支援
の中から、そのときそのとき
の必要な措置、支援
をやっていければと考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 知念豊秀議員。
○13番(知念豊秀議員) 実際問題は起こってない、津久見市はまだそういう子どもがいないということであれば、すぐには対応するような必要はないと思うんですけれども、やはり目に見えない形で、そういうふうなものが出てきたときには、素早く対応できるように、これまでも津久見市もDVだとか、それから子ども
のネグレクト、そういったものもある程度、私取り組んできたことは認めています。ですから、そういった延長線上で、ぜひこれも今から知識だけは持っておくようにしてほしいと思います。
それから、今、いろいろと言いましたけれども、明石市で取り組んでいるものという
のは、大体
の自治体で取り組めるようなものがたくさんあります。
例えば、医療費
の高校生まで
の無料化だとか、給食費、小学校、中学生まで完全無料だとか、保育料
を第2子から完全無料だとか、そういうふうなものは大体どこでも取り組めるようなものがたくさんあります。
たまたま大分県ではまだ進んでおりませんけれども、給食費
の無料化、明石市
を中心に今、兵庫県ではどんどん広がっているというふうに言われています。そういった意味では、いずれこういうふうなものがどんどん広がって、当たり前
の時代が来るだろうと思いますけれども、これは本来であれば、国がやっぱり制度として作ってやるべきものだと思うんですね。そういうふうなものがいまだにやれてないという
のが、この日本
の遅れだと思います。
それから、子育て世代が一番安心して、もっと子ども
を作っても大丈夫だというような、そういう安心感
を与えるようなものが明石市にはたくさんあります。そういったもの
をやはりどんどん津久見市も研究してほしいと思います。そういった意味では、子育て
の実際やっている
人たち、そういう
人たちが津久見市はよかったなというふうに思えるような政策
をどんどんやれば、少ないながらも津久見市
の流出人口が減ってくるんじゃないかというふうに私、期待しております。
それで、明石市という
のは、先ほど言ったように、徹底的に市民に寄り添うような心がけで政策
をやっています。珍しい具体的な例が、独自に生まれた子どもたちに1年間に限っておむつ
を無料で配達提供しているというものがありました。
私が考えるには、新しい新米
のお母さんであれば、赤ちゃんがちょっと熱
を出したりだとか、それからまた下痢
をしたりだとか、そういうことになれば、やはりそれだけやっぱり心配になることがよくあると思います。子育て
をしながらある程度経験すれば、それほど怖がる
人もないんですけれども、やはりそういうふうなもの
をやっぱり相談
の中で配達
をしながら相談
を受けて、これ
をどうしたほうがいいんだよというふうなこと
を教えてあげるというようなこと
を同時にやっているんですね。私は大変、これは新しく赤ちゃんができたお母さんにとっては安心できるようなやり方ではないかなと思って、行政
の温かさ
を感じるような政策
をやっているというふうに思いました。
それから、私はこれまでも何回か申し上げましたけれども、子どもが増えた途端に負担が増える制度、幾つかありますね。例えば、学校給食とか、それからまた国保税
の均等割が子どもが増えるたびにどんどん増えていくというようなものがあります。
やはり、本来少子化対策であれば、やはり国
の制度としてこれは政府がやるべきだと思いますが、これ今まだやってないということで、苦しいながら各自治体はできる限り
の支援
をしています。そういった津久見市
の小学校入学前まで均等割
を無料にしたということは私は評価しております。
しかし、それでじゃあいい
のかといえば、やはりまだまだ親にとっては小学校、中学校、高校まで収入は増えないのに、そういったものがずっと負担があるということでありますので、そういったものもまだまだ改善すべきだというふうに思います。
それに関連して、実際に拡充するため
の予算、小学校、中学校、高校まで均等割
を市で負担するということになれば、どのぐらい
の予算が必要な
のかお答えください。
○議長(
髙野幹也議員) 川野
健康推進課長。
○
健康推進課長(川野明寿君) お答えします。
国民健康保険税均等割、高校生まで無償化した場合どれぐらい
の金額になるかという質問だと思います。
令和4年度時点で、被保険者数、世帯
の所得で試算した場合、約280万円が本市
の負担となります。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 知念豊秀議員。
○13番(知念豊秀議員) ありがとうございます。
280万円という
のをどうやって捻出するかということがありますけれども、やはりこれはぜひやってほしいことです。
それから、以前も質問したんですけど、小中学校
の給食費、これ
を完全無償化すると、今
の段階でどのぐらい予算が必要な
のか、お答えください。
○議長(
髙野幹也議員) 橋本
学校教育課長。
○
学校教育課長(橋本修二君) お答えいたします。
学校給食費
を完全無償化するためにはどのぐらい
の予算が必要になる
のかという御質問だと認識しております。お答えいたします。
令和4年度5月1日現在
の児童生徒数で計算
をします。各校
の児童生徒
の毎月
の給食費11か月分
を徴収し、8月5日分がありますので、それ
を合わせますと、市内小中学生904
人分、約4・375万円となる見込みですが、要保護及び準要保護児童援助費補助金事業、それから特別支援教育就学奨励費補助金事業により、給食費
の補助
を行う予定ですので、計算しますと約4・000万円程度が見込まれます。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 知念豊秀議員。
○13番(知念豊秀議員) それでは、保育料
を完全無償化すると幾らぐらい
の予算が必要な
のかお答えください。
○議長(
髙野幹也議員) 吉本
社会福祉課長。
○
社会福祉課長(吉本竜太郎君) お答えいたします。
津久見市
の保育料につきましては、3歳以上
の園児
の場合に、副食費
を除く保育料が既に全員無料ということと、第2子以降
の3歳未満
の園児
の場合、副食費も含めて保育料が全員無料となっております。
保護者からいただいております
のは、3歳以上
の園児
の副食費及び第1子
の3歳未満
の園児
の副食費ということになります。
仮に、副食費
を含む保育料
を完全無償化する場合、令和4年度
の4月時点
の園児数から試算しますと、年間で約2・300万程度が必要になると考えられます。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 知念豊秀議員。
○13番(知念豊秀議員) 先ほど谷本議員が質問していたヤングケアラーですが、明石市
の対策
をちょっと紹介しておきたいと思います。
明石市では、先ほど対策
を取るために
包括的な支援
をすると言っておりましたけれども、専門職
を重視しているんです。弁護士だとか医者だとか、ケースワーカーだとか、やはりそういうふうな専門職も含めた形で
の対策
を私は大事だなというふうに思うんですね。そういったところはぜひ検討しておいてください、これは要望しておきます。
それで、明石市が、今人口も増えて、税収も増えて、様々なまた新たな事業も取り組んでいます。変わったものだけ
を紹介いたしますけれども、犯罪被害者損害賠償金
の立て替え制度、こういったもの
をやっています。それから更生支援、再犯防止更生支援条例、こういったもの
を制定しています。それから、LGBTQ、それからそれにプラス、今大体一般的にパートナーシップ制度、これ
をくっつけて、ファミリーシップ制度としてこれも作ってあります。そういうふうな形で進めて、これは目新しいんですけれども、そういうふうなものもやっています。要するに税収が増えるということは、こういったことへもますます広がっていくわけですから、住みやすいまちづくりという点では一貫して、こういった市民サービスという
のをやっているんですね。そういった意味で私は、津久見市がまねできない部分が大分あるなというふうな実感です。
しかし、実際にこういうふうにできているわけですから、そういうふうなもの
を検討して、いつでもできるように、先ほどこども家庭庁
の話
を出しました。予算が倍加するというような、少し希望が持てる
のかなというふうな気がしますけれども、そういった国
の政策も変わってくれば、当然、市町村としても受け皿
をどんどん作っていく、やっぱり市民が本当に住みよいまちになっていくような方向へとつなげていければなと思いますので、その辺はもう早速準備
をしたほうがいいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
髙野幹也議員) 石井
経営政策課長。
○
経営政策課長(石井達紀君) さっき議員さんもまねできない部分があるというふうにお認めになったとおり、中核市でございますので、非常にやっぱり財政力豊かでございます。財調にしても100億近い部分がございますし、財政力指数もうちよりも数段上というところであります。明石市にある施設にしても、大学もあれば、専門学校もあれば、高等専門学校もある。高校も県立高校8校ある、こういうふうな規模
の市町村とやはり比較する
のは非常に難しい面がありますが、ただ、先ほど申しましたように可能性
のあることとか、人口減少対策にやっぱり効果的であろうというふうなところについてはしっかり検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 知念豊秀議員。
○13番(知念豊秀議員) 冒頭申し上げましたように、やはりそういった中核市がたくさんあります。そういったところがどんどんそういうふうな政策
を打ち出していけば、弱小自治体という
のはやっぱり影に隠れて、浮かばれないような実態があるんではないかと思うんですね。そういったところ
をやはり切り開いていくためには、独自性も大事です。それからまた、その地域に住んでいる
人たち
を大事にするということがもっと大事だと思います。そういったところではまだできてないところ
をぜひ大事にしてやっていただきたいと思います。
先ほど申し上げました給食費
の問題、医療費
の問題、それから子どもたちが高校、大学と進むにつれて、親がお金
を工面するわけですから、そういったところ
をどうにかサポートできるような制度というものは必要とされます。そういったところも手がけていくべきだと思いますけれども、そういう部分ではどうでしょうか。
○議長(
髙野幹也議員) 石井
経営政策課長。
○
経営政策課長(石井達紀君) すいません、ちょっと質問
の趣旨が分からなかったんですけど、繰り返しますが、しっかり人口減少に有効と考えられる実現可能な施策についてはしっかり検討していきたいということでございます。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 知念豊秀議員。
○13番(知念豊秀議員) これは今後
の市
の独創的なものが出てくるかどうかという
のが1つ
の目安になると思うんですけれども、明石市
のそういった子ども中心
の政策、どういうふうに思う
のか、教育長にもぜひお伺いしたいんですが、いかがでしょうか。
○議長(
髙野幹也議員) 平山教育長。
○教育長(平山正雄君) 教育行政
を担当する者として、教育長になって、この議会でもお答えしたと思いますけれども、やはり子ども
の教育関係、子どもが学ぶ環境
をよくすること、このことはとりもなおさず、後
のまちづくり
を形づくるものだというふうに信じておりますので、今やっております中学校
の統合であるとか、学力
を向上するであるとか、津久見高校と
の連携
をするとか、今考えている施策
を確実に実行していきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(
髙野幹也議員) 知念豊秀議員。
○13番(知念豊秀議員) 人口が増え、子どもたちが増えると、学校が逆に手狭になって、新たなまた学校
を作るということも、これは分かりませんけれども、そういうふうになってくれるといいなというふうに思います。
そういったところで、私は大きく今、行政
の方向性も転換して、本当に困っている市民たちに寄り添うような政策にどんどん近づけていくということが一番大事ではないかと思いますので、改めてその辺
を強調しておきたいと思います。
それから最後に、サクラてんぐ巣病
の先ほど
の答弁なんですけれども、老木化しているということと、それからサクラてんぐ巣病が高い位置にあって、なかなか管理が難しいというふうなお話でした。
それはそれで、これは自然現象と言っていいと思います。仕方がないという部分もあると思いますけれども、それに代わる植樹
を年次計画みたいな形で今後取り組んでいく
のか、それはもうそういうふうなものが見つかれば、伐採して植え替えるというふうなやり方な
のか、その辺はいかがでしょうか。
○議長(
髙野幹也議員) 旧杵
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(旧杵洋介君) 青江ダム公園
の桜、本当にすばらしい名所であるというふうにも思います。
今年度
の事業は、幸い事業予算が確保できまして実施できる運びとなりました。今後もてんぐ巣病も含めて、やはり計画的にということが大事とは思っているんですが、いずれにしても事業予算
をどういう形で確保していくかということが重要と思いますので予算確保に努めていきたいというふうに思います。
以上です。
○議長(
髙野幹也議員) 知念豊秀議員。
○13番(知念豊秀議員) 桜は、青江ダムだけじゃなくて、あちらこちらに津久見
を見渡せばたくさんあります。そういった意味では、管理が大変だと思いますけれども、その辺は今後ともよろしくお願いいたしまして、私
の質問
を終わります。
○議長(
髙野幹也議員) 暫時休憩いたします。午後2時55分から開議いたします。
午後 2時44分 休憩
────────────────
午後 2時55分 開議
○議長(
髙野幹也議員) 休憩前に引き続き開議いたします。
4番、菊池正一議員。
〔4番菊池正一議員登壇〕
○4番(菊池正一議員) 皆さん、こんにちは。菊地正一です。本日最後
の一般質問に立たせていただきます。
まず先般、今年度
の県
の事業予算
の中で、カーボンニュートラルポート形成計画策定事業費ということで2・000万計上されました。今回は、このカーボンニュートラルポートについて質問させていただきます。
まず、カーボンニュートラルポートというと非常に聞き慣れないというか、そういう言葉と捉えるかも分かりません。このカーボンニュートラルポートという
のは、物流拠点、産業拠点である港湾において、水素、燃料、アンモニアなど次世代エネルギー
の大量、安定、安価な輸入や貯蔵
を可能とする受入れ環境
の整備や脱炭素化に配慮した港湾機能
の高度化、集積する臨海部産業と
の連携などを通じて、温室効果ガス
の排出
を全体としてゼロにすること
を目指すことです。これは国
の大きな政策
の1つで、国は2020年10月に2050年カーボンニュートラル脱炭素社会
の実現
を宣言いたしました。この年
の12月には、2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
を策定。この中でカーボンニュートラルポート
を形成し、2050年
の港湾におけるカーボンニュートラル
の実現
を目指すこととしました。翌2021年6月には、閣議決定された経済財政運営と改革
の基本方針、いわゆる骨太
の方針ですけれども、この中で水素
の輸入等
のため
のカーボンニュートラルポート
の形成、さらに成長戦略実行計画においては、水素
の輸入等
のため
のカーボンニュートラルポート
の形成に総合的に取り組むことで、2050年
のカーボンニュートラル実現
を目指すと、はっきりと明記されました。
カーボンニュートラルに向けた主たる政策として、カーボンニュートラルポートがこの段階で位置づけられたと認識しております。
島国日本
の港湾は、輸出入貨物
の99・6%が経由する国際サプライチェーン
の拠点となっています。また、CO2排出量
の約6割
を占める発電所、鉄鋼、化学工業等
の多くが立地している拠点でもあります。
大分県
の状況
を見ますと、これは国交省が出しているデータなんですけれども、生活活動要因によるCO2排出
の地域差というところで見ますと、大分県は製造業が70・2%CO2
を排出しています。これは全国平均では37・8%ですから、ほぼ倍近い数値となっています。70%
を超えている
のは大分県だけです。
この要因としては、窯業、土石製品、金属部門が高い水準にあり、化石燃料
を大量に投入する事業所が多く立地している。そのため、環境負荷集約的になっているとしております。
そこで、カーボンニュートラルポートですが、この形成計画、重要港湾以上
の全国125港湾
を策定対象としております。2021年より全国6地域、7港湾においてカーボンニュートラルポート検討会
を開催し、検討
を進めております。
冒頭申しましたように、大分県
の今年度
の予算、大分県では大分、津久見、中津、佐伯、別府
の重要港湾5港がこの対象となっております。
県は、今年度予算に2・000万
を計上、県内
の重要港湾5港
のうち、大分と津久見で策定
を推進することとしております。この2・000万
のうち、津久見
の事業費は940万にのぼります。
大分港は、先だって3月末にこの検討会
を立ち上げました。大分コンビナート
を構成する企業や団体、九州地方整備局、県、大分市など
の行政機関で構成されております。
この検討会
の目的としましては、港湾地域において、水素、アンモニアなど次世代エネルギー
の受入れ環境
を整えることで、港湾立地企業がカーボンニュートラル社会においても持続可能な企業活動
を支援する、企業
の支援ということですね。それと、公共ターミナルにおける脱損脱炭素化
の推進、この2点
を掲げております。
協議検討会で
の検討内容としましては、CO2排出量
の推計、削減目標、削減計画
の設定、水素など次世代エネルギー
の供給計画、港湾産業立地競争力
の向上に向けた方策、そしてロードマップ
の策定となっています。
水素
を取り巻く環境としまして、県は水素
の製造供給に向けて産官民で取り組んでおります。これはいわゆるグリーン水素ですね。ところが、この県が取り組んでいる水素、国内
の水素事情がそうなんですけれども、供給量、コスト
の点で、カーボンニュートラルに貢献して達成することは非常に難しくなっています。
また、水素
の輸入、貯蔵、配送拠点
の整備、いわゆるサプライチェーン
の拠点として受入れ環境
を整備するということも県は進めております。これは、新たな港湾
の競争力強化や産業立地競争力
の強化につながることが期待できるものとしております。
津久見市
の場合
を見てみましょう。津久見市
の場合は、このカーボンニュートラルポート、もっと分けて考えますと、環境面と産業面で見ていく必要性があるんではないかと思います。まず、環境面、津久見市
の主産業
のセメント工場、これは大量
のCO2
を排出しております。業界で言うと、製鉄が一番なんですけど、セメントも上位に位置づけられております。それと、私どもがふだん子ども
の頃から見慣れているといいますか、大型
の鉱山重機やダンプカー、これも頻繁にCO2
を排出しております。
それと、以前いいニュースとしてリリースされましたけれども、今後100年間
の資源山、いわゆる津久見
の砕石、石灰石ですね、これは究極
の山
を破壊する、環境破壊ですね。これが100年間確保したということは、この産業が100年間続けば100年間、環境
を破壊し続けるということです。
大分県で見ますと、製鉄やセメントなど主力工場があるということで、県民1
人当たり
のCO2
の量という
のが、全国
の都道府県で一番です。ところが、こういう津久見
の環境面
を考えますと、津久見市民1
人当たり、これ数値は出てないんですけれども、1
人当たりで換算したCO2
の排出量、これは県
の数値
を上回るんじゃないかなと推察されます。
津久見はいわばCO2
のまちです。脱CO2という世界
の潮流にまさに逆行しております。
港湾では、最近藻場が減少し、モイカ
の漁獲量が減っていると聞きます。唐突にちょっと藻場という
のが出てきましたけれども、藻場に関しましては、午前中、島田議員から
の質問もありまして、状況という
のは
説明いただきましたけれども、ところが、カーボンニュートラルポート
を形成する対象範囲には、藻場、干潟等
のブルーカーボン生態系
の造成、再生、保全等、港湾空間
を活用した脱炭素化
の取組も位置づけられています。
また、湾内
の環境改善や養殖
を含む水産と
の連携など、生物多様性に資する取組も推進するものとしております。
次に産業面、津久見はとにかく土地が少ないということで、ほとんどこれまで津久見において、企業
の誘致、これはなされておりません。
土地がない一方で、港湾
のポテンシャル、これは極めて高いです。津久見
の港は、観光港ではなく、私は産業港であると認識しております。
それと、この津久見で頻繁に海外と貿易している、オーストラリアが非常に大きいウエート
を占めております。そのオーストラリアと
の航路が津久見
の場合確立されています、近いんです、オーストラリアは。
オーストラリアは国策としまして、水素
の製造に取り組んでおります。これは水素
の一大供給国
をオーストラリア、目指しています。これはいわゆる先ほど、県が取り組んでいるグリーン水素ではなく、いわゆる褐炭
を使って水素
を作っていくブルー水素、これはコストが非常に安く上がるということですね。それと、今、世界情勢非常に不安定です。エネルギー安全保障が取り沙汰されております。ここでオーストラリアとそういう形でパイプ
を作って貿易するということに関しましては、非常に重要な位置づけとされている
のではないでしょうか。
そして、大きな動きが去年12月、川崎重工業が液化水素運搬船、フロンティアという試験船なんですけれども、この船がオーストラリア・神戸間9・000キロ
を2週間かけて実証実験
を行いました。液化水素ですから、マイナス253度に冷やしたもの
を運ぶということです。これは、問題
の洗い出しもできましたし、成功裏に終わりましたが、これ
を受けまして2020年代半ばには、大型
の水素運搬船
の建造が計画されております。あとは、この津久見というロケーション
を考えますと陸海
の交通
の要衝であるということですね。
まず、海で言いますと、今
のオーストラリアもそうですけれども、津久見
をハブとした場合、オーストラリアから例えば持ってくるとします。そしたら、それ
を今度はハブとしたとき波静かな瀬戸内
を経由して、水素は実証で分かったんですけど、外洋に出て揺れると、やはりちょっと量が減るとか、いろいろ問題はあるみたいで、でも波静かな瀬戸内
を行くということで、それで関西では神戸が1つ
の拠点となっております。
それと、高速へ
のアクセス
のよさ、これは津久見と高速
の位置関係、これで見ますと、非常に陸海
の交通
の要衝であるということが言える
のではないかと思います。
今述べました環境面、産業面でメリット
を生かし、デメリット
を克服し、港湾におけるカーボンニュートラル
を実現するためには、これは立花地区
の港湾整備が必要です。そこに水素
の例えば備蓄施設や水素関連企業
を誘致できれば、津久見
の将来像も大きく変わっていくことと思われます。
そこで質問ですけれども、まず、津久見港立花地区
の港湾整備について、これについて市
の見解
を伺いたいと思います。
2番目といたしましては、カーボンニュートラルポートは、環境というキーワード
を意識した取組です。先ほど申しましたように山
の緑
を破壊する一方で、海
の緑がCO2
を吸収する。例えば藻場
の造成、保全はCOPに関連する事業と位置づけられています。このような例
を踏まえまして、カーボンニュートラルポートに伴う環境対策についてお伺いいたします。
3番目ですが、津久見では、新たに産業
の創出、もしくは企業
の誘致というものはほとんどありません。こうした津久見
の実情
を踏まえまして、カーボンニュートラルポートに伴う産業振興
の可能性について伺いたいと思います。
そして4番目となりますけれども、重要港湾、津久見港、管理者は県でありますけれども、カーボンニュートラルポート
の推進に当たりましては、地元自治体、津久見市と
の連携協力は欠かせません。そこでカーボンニュートラルポート推進に向けた市
の考えについてお伺いいたします。
最初
の質問は以上です。御答弁よろしくお願いいたします。
〔4番菊池正一議員降
壇質問者席着席〕
○議長(
髙野幹也議員) 遠藤
土木管理課長(兼)
上下水道課参事。
○
土木管理課長(兼)
上下水道課参事(遠藤 太君) 1点目
のカーボンニュートラルポート構想(CNP)(1)津久見港(立花地区)
の港湾整備について、お答えいたします。
津久見港立花地区は、津久見港港湾管理者であります大分県が平成16年3月に改定した港湾計画において、廃棄物処理用地として位置づけられています。
また、公共事業
の発生土や石灰石鉱山関連
の発生土
の埋立て処分
を行い、廃棄物処理用地約28・7ヘクタール
をはじめとし、約30ヘクタール
の土地
を造成する計画となっています。
港湾計画は、港湾施設など
の将来
の需要予測
を行った上で、必要な施設
の規模や配置
を計画したものであります。したがいまして、計画と違った利用
をする
のであれば、港湾計画
を変更する必要があります。
また、立花地区は埋立て規模も大きく、水深も深いため、多額な事業費が想定されます。仮に大分県が主体となり事業実施
をするといたしましても、本市にも負担金が必要となります。そのほかにも公有水面埋立法に基づく埋立て申請や環境へ
の配慮など、様々な課題が出てくると考えられます。
しかしながら、津久見港は天然
の良港であり、それに加えて立花地区は東九州自動車道
の津久見インターチェンジまで非常に近いことなどから、この立花地区
の港湾整備及び整備に伴う利活用は、本市において大変重要であると考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員)
宇都宮農林水産課長。
○
農林水産課長(宇都宮志伸君) 1点目
のカーボンニュートラルポート構想(CNP)(2)CNPに伴う環境対策について、お答えいたします。
午前
の島田議員
の一般質問
の答弁と重複するところがあると思いますが、よろしくお願いします。
山では、森林が二酸化炭素
を吸収して、酸素
を作り出すといわれ、海では、藻が二酸化炭素
を吸収して酸素
を作り出すといわれています。津久見市では、海岸線に工場があることから、二酸化炭素削減
の観点により、藻場対策、藻場
の育成について答弁いたします。
津久見湾沿岸
の藻場
の現状につきましては、近年、全域ではないもの
の磯焼けに近い状態
の箇所が見受けられるようになりました。原因については、関係機関にも協力
をいただき調査
をしていますが、はっきりとしたものは解明できておりません。ただし、海面温度
の上昇に伴い、これまで南方系
の海でしか確認できなかったブダイやモブシなど
の藻
を食すとされる魚類が増えてきており、それらが食害
を起こしていると考えられます。
藻場
の造成は、モイカ
の産卵だけでなく、通年事業として行っているカサゴやアワビなど
の放流稚魚や稚貝
を定着させるために必要不可欠なものですので、令和2年度、大分県漁業協同組合津久見支店と
の共同事業として、小型藻場造成魚礁「貝藻くん」
を市内海域に167基設置し、藻場
を増やす取組
を行っております。
これまでは、魚類や貝類
の産卵場所確保
のために、大分県並びに大分県漁業協同組合津久見支店及び保戸島支店と協議
を重ね、藻場
の保全、育成活動に取り組んできましたが、今後は、温室効果ガス
の排出
を全体としてゼロにするカーボンニュートラル
の視点からも考えていきたいと思います。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) 1点目
のカーボンニュートラルポート構想(CNP)(3)CNPに伴う産業振興について、お答えいたします。
菊池議員が推奨するカーボンニュートラルポート構想では、津久見市内にカーボンニュートラルに関連する新たな産業創出
の必要性があり、それに伴う企業立地に適した土地
の確保は、という趣旨かと存じます。
令和4年第1回定例会で塩﨑議員
の御質問にお答えしましたとおり、市内各地にある遊休公有地の利活用に向け、各土地
の所在や面積など
を記載した資料
を作成し、大分県
の東京事務所や大阪事務所などで
の情報発信に努めておりますが、大規模事業所が要求する広大な土地がないこともあり、新たな企業誘致が実現していない現状がございます。
また、津久見港港湾計画に位置づけられる立花地区など
の埋立事業は、今後関係団体や関係企業と連携
を図り、港湾管理者である大分県とも十分協議しながら、企業誘致に向けた用地
の活用など
の検討に取り組むと、第5次津久見市総合計画にも記載しております。
いずれにいたしましても、カーボンニュートラルポート構想につきましては、事業規模が大変大きいことから、産業振興も含め大分県
をはじめとする各関係機関と今後協議
を進めていく内容であると考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 遠藤
土木管理課長。
○
土木管理課長(遠藤 太君) 1点目
のカーボンニュートラルポート構想(CNP)(4)推進に向けた考えは、についてお答えいたします。
国は令和2年10月に、2050年までに温室効果ガス
の排出
を全体としてゼロにする2050年カーボンニュートラル
を宣言しました。次に、同年12月に経済産業省2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略が公表されました。グリーン成長戦略とは、太陽光発電やバイオ燃料など
のグリーンエネルギー
を積極的に導入・拡大することで、環境
を保護しながら産業構造
を変革し、ひいては社会経済
を大きく成長させようとする国
の政策です。
また、令和3年7月に国土交通省はカーボンニュートラルへ
の対応として国土交通省グリーンチャレンジ
を公表し、その取組
の1つとして、カーボンニュートラルポート形成
の推進が明記されております。そして、カーボンニュートラルポート
を形成するために令和3年1月から3月にかけて、全国6地域
の港湾において、カーボンニュートラルポート
を形成するため
の検討会が開催されております。それから令和4年2月時点において、この6地域に加え、12
の地域で検討会が開催中となっております。
九州管内では北九州港、苅田港、沖縄
の港湾及び大分港において検討会が開催中であり、博多港と津久見港が検討会実施予定となっております。大分港については、令和4年3月25日に第1回
の検討会が開催されたと伺っております。
津久見港における検討会
の実施につきましては、現在、大分県が構成員
の調整等
を行っているところであり、令和4年度内に開催する予定と伺っております。また本市もこの検討会に関係行政機関として参加させていただく予定になっております。
カーボンニュートラルポート構想
の推進に向けた考えといたしましては、まずはこの検討会に参加し、港湾における温室効果ガス
の削減や港湾立地企業がカーボンニュートラル社会においても持続可能となる企業活動
を支援するため、カーボンニュートラルポート形成計画
の作成に協力していきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 菊池正一議員。
○4番(菊池正一議員) 先ほど
の御答弁で、立花地区
の水深が深いと答弁がありました。水深
の深さは、これは立花地区
のメリットでもあります。それと多額
の事業費、これは埋立てですから、当然多額
の事業費がかかります。
ところが、ここ
の投資について私は十分回収できる、生産性
のある投資であるというふうに認識はしております。背景としまして、国も早くこの方向
をうたっているからには進めていきたいという
のもありますし、津久見
のこのコンパクトなまち、大規模
のコンビナート違ってコンパクトに展開できると、なおかつ漁業と
の連動、いろいろ考えると、津久見
の位置づけという
のは、非常にカーボンニュートラルポートにマッチした状況な
のかなと感じております。
それで再質問ですが、検討会につきまして、これはカーボンニュートラルポート構想につきましては、多様な視点が必要であると思っております。大分港
の検討会には、県からは、土木建築部、港湾課
をはじめ、生活環境部、うつくし作戦推進課、商工観光労働部、工業振興課、新産業振興室、大分市からは、環境部環境対策課、商工労働観光部、商工労政課が参加しております。非常にいろいろな視点でいろんな角度から検討しなきゃいけないということ
を行政
の多様な参加が物語っている
のかなというふうに思います。津久見市もこれから検討に当たり、複数
のセクションが横断的に情報
を共有し、検討、対応していく必要があろうかと思いますけれども、それに関しましてはいかがでしょうか。
○議長(
髙野幹也議員) 遠藤
土木管理課長。
○
土木管理課長(遠藤 太君) まず、検討会については、津久見市におきましても関係するであろう幾つか
の課が参加することになろうかと思っております。
それと、議員おっしゃるようにカーボンニュートラルポート構想は様々な課がどうしても関係してくると思われますので、まずはこの検討会に参加し、横断的な組織がもし必要というようなことであれば、またそのような対応
をしていくようになろうかと思います。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 菊池正一議員。
○4番(菊池正一議員) ぜひともそのような横断的な対応
をして、スピーディーに対応していただきたいというふうに思っております。
さて、先行してカーボンニュートラルポート検討会
を立ち上げた全国6地区7港湾
の大規模コンビナートでは、決してその後順調に推移しているかというと、そうではありません。
CO2削減
を達成するため
の設備投資や、その研究に莫大な資金
を要するため、生産活動
を強化してその資金
を捻出しなければならないからです。大分市における日本製鉄、津久見における太平洋セメントも同じ状況であると推察されます。
経済産業省が2050年、素材産業でカーボンニュートラル実現
のために必要な設備投資費や研究開発費
を試算したところ、鉄鋼業が10兆円、化学産業が7兆4・000億円、セメントが4兆2・000億円となっています。
企業にとって、カーボンニュートラルは生き残り
をかけて避けては通れない道です。製造工程でCO2
を排出する企業や、その製品は確実に市場からスポイルされる状況が現在出ております。これからさらにそれに拍車かろうかと思います。
環境に対する市場
の反応、これについては、行政でも同様
のことが見てとれます。各地
の自治体では、ESG債
を発行する動きが広がっております。ESGとは、環境、社会、統治
を意味し、ESG債は、気候変動や地球環境
の持続可能性へ
の対応に資金
の使途
を限定した債券です。
カーボンニュートラルポート構想では、湾岸地域にESG投資
を呼び込み、化石燃料中心
の産業から脱炭素型
の新たな産業へ
の移行
を推進するものとしております。
カーボンニュートラルポートは、津久見が新たな時代に向かって脱皮し、繁栄するチャンスと考えます。すなわち、環境破壊
のまちから環境に優しいまちへ
のシフトチェンジです。そのためには、まず津久見湾
を整備し、国内へ
の水素供給拠点とする必要があります。市内
を頻繁に走るダンプトラックなど
の大型車両には、水素など
を燃料とするFCVが適しているとされております。
水素燃料船
の実証実験も進んでおります。藻場
の育成は水産業
の振興につながります。土地
の少ない津久見
の農産物、付加価値
をつけて市場に出さなければなりません。脱CO2
のイメージが浸透すれば、他
の産地と
の差別化が図れます。このような新たな津久見
のイメージはふるさと納税にも反映されることと思います。
津久見
の港は極めて高いポテンシャル
を有しています。津久見
の港は、類いまれな産業港で、これまで
の津久見
の繁栄
を支えてきました。カーボンニュートラルポートは、2050年に向けて、津久見がさらに発展していく成長戦略
の柱として、行政が先頭に立って積極的に推進していただきたいと願っております。最初
の質問は以上とさせていただきます。
続きまして、2番目
の質問に移ります。
次
の質問は、金融ゾーンについてお伺いいたします。
この金融ゾーンにつきましては、去年
の6月、11月と2回質問させていただいて、御答弁いただいております。
去年、この金融ゾーン、豊和銀行
の新店舗がオープンしまして、今、角崎公園
の改修工事もほぼ終わりまして、整備完了に近づいているという印象
を受けます。残すは令和5年度に予定されている大分信用金庫
の新店舗建設、それと、以前より懸案
の角崎公園に隣接した老朽化した施設
の動向ということになろうかと思います。
去年6月と11月
の一般質問で、この施設に対する市
の対応についてお伺いしました。答弁につきましては、この施設に入居している団体と移転協議
を行っており、移転完了後には、老朽化した施設
を解体する予定という答弁
をいただきました。
去年6月から見ますともう1年たったわけで、そこには丁寧な協議、その辺も進んでいるんじゃないかと思いますけれども、この金融ゾーンにつきまして、完成に向けて
の進捗状況と整備完了に向けて
の見通しについてお伺いいたします。
○議長(
髙野幹也議員) 旧杵
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(旧杵洋介君) 2点目
の金融ゾーンについて、(1)進捗状況と整備完了に向けて
の見通しは、についてお答えいたします。
昨年6月
の第2回定例会、11月
の第4回定例会
の一般質問において、菊池議員から金融ゾーンについて
の御質問
をいただいています。その際、津久見商工会議所から
の強い要望
を契機に、津久見市中心部
の活性化に関する検討委員会等で議論し、官民連携、金融機関や商業者
の相互協力
の下で事業
を計画するなど、内外から高い評価
をいただいていることに触れ、早期
の整備
を目指していくといった内容で答弁いたしました。
現在
の進捗状況ですが、昨年12月に発注しました角崎公園改修工事は、トイレ
の一部
の機材
の納入が遅延したことから、若干工期
を延長しましたが、本年7月中旬には改修工事が完了します。工事完了後は、トイレ
の使用は可能ですが、表面
のグランドカバー仕上げ部分
の養生期間が数か月程度必要となりますので、それ
を経て正式に供用開始となる予定です。
今後は、金融ゾーン
の核となる角崎公園
を憩い
の場やにぎわい
の場として、多く
の人々に活用していただくこと、つくみん公園から商店街へ
の人の流れ
を創出していくことなどが重要となります。
これまで金融ゾーン周辺において、津久見商業協同組合や商業者によるイベント、まちづくり推進事業、つくみ軽トラ市など
の開催もあり、さらには、本年5月
の連休では、つくみん公園から市中心部
の飲食店へ多く
の人の流れがありましたし、7月には近接する場所に海風音楽庵がオープンする予定です。これらに、角崎公園
の改修
を含めた金融ゾーン整備が完了すれば、魅力あるエリアとして、市民活動
の活発化につながっていくと期待しています。
また、角崎公園
の改修に際し、市民や団体
の皆様から、海岸通りに面していることもあり呼称や愛称
をといった声もいただいていることから、工事完了後
のグランドカバー部分
の養生期間
を利用し、呼称、愛称
の募集
を検討しているところです。
今後
の取組については、エリア内
の市
の施設に入居しています団体
の移転と施設
の解体撤去、解体撤去後
の用地
の活用、大分信用金庫
の新店舗建設となります。
本年8月には、つくみん公園にて3年ぶりとなる津久見扇子踊り大会、今回は、新型コロナ収束後
の経済活性化、
にぎわい創出を目的とし、津久見市
の委託事業といった形で
まちづくり団体が主催するつくみんウオーターパーク
の開催が予定されているなど、徐々にではありますが、社会経済活動
の活発化が図られてくると思われます。
今後とも、津久見商工会議所、金融機関等と連携し計画的な整備
を進めていきたいと思いますが、角崎公園
の改修や周辺
の社会経済活動
の活発化に連動し、金融ゾーン整備に拍車がかかればと考えています。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 菊池正一議員。
○4番(菊池正一議員) 再質問させていただきます。
私が今お伺いしたい一番
のことは、この老朽化した施設
の団体と
の交渉、この1年間
の間、どういう交渉
をなさったんでしょうか、それ
をお答えください。
○議長(
髙野幹也議員) 旧杵
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(旧杵洋介君) 御質問
の件につきましては、商工会議所とも連携
を図り、話合いといいますか、そういう協議
を継続しております。
団体
の方々
の移転に関しては理解
を示した上で、
事業スケジュールを鑑み、移転
を検討していただいているというふうに考えておりますが、現状では具体的な結論には達していません。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 菊池正一議員。
○4番(菊池正一議員) なかなかこの1年間で進んでないという印象なんですけれども、この団体と
の何か契約上
の問題点とかあるんですかね、それ
をお答えください。
○議長(
髙野幹也議員) 旧杵
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(旧杵洋介君) 契約上
の問題はないというふうに認識
をしております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 菊池正一議員。
○4番(菊池正一議員) そのようなリーガル的な問題がないとなりますと、これどうしても私からしたら、業務遂行能力
の低下というふうに受け取らざる
を得ないと思います。
今、角崎公園がああいうふうにきれいになりまして非常にコントラストというか、対照的な状況になっておりますけれども、ちょっと市民
の皆さんからこういった声が寄せられましたのでちょっとそれに対して、お答えいただきたい。
まずビル、非常に老朽化しておりますけれども、耐震性は大丈夫なんだろうかと、それと公園
の横にあるということで、トタン等がありますけれども、台風等
のときに損壊など
の危険はないんだろうかと、そういった声が寄せられておりますけど、それに関しましてはいかがでしょうか。
○議長(
髙野幹也議員) 旧杵
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(旧杵洋介君) 大変古い施設ですので、耐震性
の面、または台風災害
の面というところについては、そこは十分把握しているわけではございませんが、建築年からしても大変老朽化しているということには間違いないというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 菊池正一議員。
○4番(菊池正一議員) 市
の施設ですよ。それでそういう市民
の方が不安
を抱くということは、本当に責任持った答弁なんですかね。そこは、交渉と同時に今
の安全性
の確保という
のは図っていかなきゃいけないと、私は思うんですけれども、そのためにも早く作業
を進めていただきたいなと。要するにもうこ
の金融ゾーン、今、津久見
のまちづくり
の中で唯一形となって完成するエリアなんですね。そこで今、先ほど来、答弁ありますように、そこでイベントやるにしても、よりやっぱり市民
の方々が安心して使えるような、そういうスペースになってもらいたいなと思いますし、やっぱりまちづくり目玉ですので、その辺は十分認識して取り組んでもらいたいと思います。
この件に関して最後にもう一つお伺いいたしますが、やはり交渉につきましては、だらだらだらだらいつまでもいくわけにはいかないと思います。これは当たり前
のことです。その辺
をいつまでに交渉して、いつまで
を大体めどに解体に取りかかる
のかと、その辺
の見通し、もしお考えがあればお伺いいたします。
○議長(
髙野幹也議員) 旧杵
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(旧杵洋介君)
事業スケジュールという
のは先ほど答弁いたしましたが、御理解いただいているというふうに私ども考えておりますので、移転について御理解
をいただけるようこちらも協議
を継続
をしまして、その中で、移転する時期など
を定めれば、解体事業費
の予算化
を検討というふうなことにつながるというふうに考えておりますので、粘り強く協議
を継続していきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(
髙野幹也議員) 菊池正一議員。
○4番(菊池正一議員) 粘り強くという
のは何か適切な表現じゃないと思うんですけど、ただいつまでもいつまでも、先ほど来申していますけれども、だらだらとやる
のが交渉じゃありません。やはりきちんとめり張り
を持って臨むと、時には毅然としたところで臨まなきゃいけないというケースもあろうかと思いますので、その辺は市民
の負託
を受けて、重々対応していただければというふうに思います。
次
の質問に移らせていただきます。
その金融ゾーン
を走る海岸道路、津久見出身
のシンガーソングライター、伊勢正三さん
の名曲
のタイトルです。
そこで、海風音楽庵~shozo museum~についてお伺いいたします。
この伊勢正三資料館、これは郷土が誇るシンガーソングライター正やん、親しみ込めて正やんと呼ばせていただきます。正やん
の功績
をたたえようと有志数
人が立ち上げました。
館内には、正やんが実際に使用した楽器や楽譜など
の貴重な資料が展示されています。正やん人気は根強いものがあり、4月30日と5月1日
のプレオープン
の際には、市内・県内
をはじめ関東など県外からも多く
のファンが訪れました。そして、このshozo museum、7月24日にいよいよオープンいたします。新たな津久見
の名所として、大勢
の人に足
を運んでいただき、町なか
の活性化に一役買ってもらいたいと思います。
また、先ほど
の海岸通り
を含めまして、駅では、なごり雪が流れます、津久見
の1つ、竹田ではありませんけれども、歩けば、正やん
の曲が聞こえてきて、正やん
の姿が何かそこにほうふつされるみたいなそういうものになってもらいたいなと思いますが、そのためにも有志が頑張って、運営しておりますけれども、この海風音楽庵、市として盛り上げて、バックアップして、観光名所としてこれから確立させていくというふうなお考えはないでしょうか。その支援について
のお考え
をちょっとお伺いできればと思います。
○議長(
髙野幹也議員)
濵野商工観光・
定住推進課長。
○商工観光・
定住推進課長(濵野克公君) 3点目
の海風音楽庵~shozo museum~について、(1)支援に向けて
の考えは、についてお答えいたします。
菊池議員もおっしゃいましたとおり、中央町
の空き家
を改修した海風音楽庵は、本市出身
のシンガーソングライターである伊勢正三さん
の楽器、楽譜、レコードや写真など
を展示する資料館で、令和4年7月24日にオープンする予定です。
伊勢さん
の代表作であるなごり雪は、平成21年からJR津久見駅で電車
の発着時にホームで流れており、御本人も台風災害
のあった平成29年には復興イベントつくみ冬まつりで、実際にホームで子どもたちと歌唱していただいています。さらに、令和6年に新設する津久見中学校
の校歌
を津久見市教育委員会が依頼するなど、本市と大変ゆかり
の深い方でいらっしゃいます。
また、事業主体である一般社団法人なごり雪
の会は、津久見市
の情景が織り込まれた楽曲
を、地元で歌い継いでほしいという有志で設立されたそうで、クラウドファンディング等
を活用しながら運営する予定と聞いております。
5月
の大型連休中
のプレオープンには、県外からも多く
の来訪者がおいでになるなど、貴重な観光資源となるポテンシャル
を秘めていることから、様々な角度からできるだけ
の支援
を行ってまいりたいと考えております。具体的には、現在、津久見市観光協会
を中心にパンフレットや地図情報に追記するなど、オープンに向けて情報発信
を行っています。
また、文化・芸術的要素、課題とされているつくみん公園から商店街へ
の人の流れ、海風音楽庵から海岸通り、角崎公園
を含めた金融ゾーンで
の新たな
にぎわい創出等、多様な効果
を生む可能性もあり、津久見市のみならず、国・県や関係団体等
の支援対象にもなり得ると思われますので、今後も継続的に協議も重ねてまいります。
以上でございます。
○議長(
髙野幹也議員) 菊池正一議員。
○4番(菊池正一議員) ありがとうございます。
今後
の課題だとは思いますけれども、こういった施設、私はもう一ファンとしてうれしく思っておりますし、こういう郷土
の著名
人というか、アーティスト
をバックアップして、やっぱり誰かが市外から来たときも、正やん
の記念館に御案内するとか、いろいろこれから
の津久見
の1つ
の観光拠点としてなり得ると思いますし、ただ一方で、先ほど申しましたように手弁当でやっているような状況ですので、ぜひともこれ
をより充実させて、訪れた
人が満足していただくような施設にするためにも行政
の手厚いバックアップ
をお願いしたいと思います。
以上で、私
の質問
を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
髙野幹也議員) 本日は、以上
をもって延会いたします。
明日午前10時に再開いたします。
午後 3時45分 延会
地方自治法第123条第2項
の規定によりここに署名する。
津久見市議会議長
署名議員
署名議員...