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  1. 大和郡山市議会 2021-03-19
    03月19日-04号


    取得元: 大和郡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    令和 3年  3月 定例会(第1回)       ◯令和3年第1回大和郡山市議会定例会会議録(第4号)          令和3年3月19日 (金曜日) 午前10時 開議    ───────────────────────────────────議 事 日 程 日程第1  一 般 質 問    ───────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議事日程に同じ    ───────────────────────────────────                   出 席 議 員(19名)                          1番  東 川 勇 夫 君                          2番  西 村 千鶴子 君                          3番  林   浩 史 君                          4番  尾 口 五 三 君                          5番  村 田 俊太郎 君                          6番  河 田 和 美 君                          7番  福 田 浩 実 君                          9番  吉 川 幸 喜 君                          10番  遊 田 直 秋 君                          11番  徳 野  衆  君                          12番  上 田 健 二 君                          13番  丸 谷 利 一 君                          14番  関 本 真 樹 君                          15番  冨 野 孝 之 君                          16番  西 川 貴 雄 君                          17番  堀 川  力  君                          18番  金 銅 成 悟 君                          19番  乾   充 徳 君                          20番  大 垣 良 夫 君    ───────────────────────────────────                   欠 席 議 員(1名)                          8番  池 田 篤 美 君    ───────────────────────────────────                説明のため出席した者                       市   長  上 田  清  君                       副 市 長  中 尾 誠 人 君                       教 育 長  谷 垣  康  君                        総務部長  八 木 謙 治 君                      市民生活部長  中 島  優  君                   福祉健康づくり部長  富 田  豊  君                      産業振興部長  植 田 亮 一 君                      都市建設部長  勝 又  努  君                      上下水道部長  上 田  亮  君                        教育部長  奥 村 雅 彦 君                        財政課長  細 田 朋 洋 君    ───────────────────────────────────                  事務局職員出席者                        事務局長  百 嶋 芳 一                       事務局次長  樋 口  登              庶務係長議事係長調査係長  岡 向 修 治    ───────────────────────────────────               午前10時 開議 ○議長(東川勇夫君) これより本日の会議を開きます。    ─────────────────────────────────── ○議長(東川勇夫君) ただいまの出席議員数は19名であります。    ─────────────────────────────────── ○議長(東川勇夫君) 日程第1 一般質問に入ります。 9番 吉川幸喜君。         (吉川幸喜君登壇) ◆9番(吉川幸喜君) 皆さん、おはようございます。9番吉川でございます。 議長の許可をいただきましたので、通告しております子育て支援について質問をさせていただきます。 開会日に、市長の施政方針の中で、子育て支援の一つとして学童保育所について、両親共働き家庭の増加などにより入所希望者が年々増加しているとのことで、既存学童保育所の分割により学童保育所を増やしていくとのことでした。 来年度、新たに開所する郡山北第3・第4学童保育所のように、これまでも施設整備補助金の面で運営の支援に力を入れていただいておりますが、今もよく保護者の方々から、働いている親が学童の会計事務などを行うのはすごく負担であると耳にします。私も、以前から同様の内容を耳にするたびに、昼間は職場で働き、疲れて帰ってこられているのに、家に帰ってからまた学童保育所会計事務支援員さんの雇用のことですとか、それは大変御苦労だなと感じておりました。 これも市長が施政方針の中でおっしゃっていましたが、学童保育所の運営の在り方などを検討する学童保育所運営協議会の設置に向けて、所管する部署を新設して取り組むとのことでした。 そこで、お聞きいたします。 担当課に聞きますと、実際、昨年末からその取組が始まっているとのことですが、その目的や現在までの協議の進捗状況、今後の見通しについてお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) おはようございます。 それでは、9番吉川議員子育て支援についての御質問にお答えをいたします。 本市の学童保育所は、現在11小学校区の全てに全16支援単位ございます。運営方式といたしましては、片桐学童保育所運営委員会方式を除き、保護者会運営となっております。 しかしながら、保護者からの強い要望を受け、主に運営に係る負担を減らすため、令和4年4月からの運営協議会方式への移行を目指し、定期的に説明会を開催しております。その進め方といたしましては、学童保育所の代表となる保護者支援員に、事前に検討事項となる資料を配布し、それについて意見を集約していただき、当日の説明会で発表、協議を行うというものでございます。 第1回目は、令和2年11月27日に矢田コミュニティ会館で開催し、運営協議会設立の目的、運営の現状と協議会移行後の差異、今後の協議予定事項及びスケジュールについて説明をさせていただきました。第2回目は、令和3年1月29日に中央公民館で開催し、運営協議会への加盟条件運営形態及び体制についてを説明させていただきました。第3回目は、先月2月26日に中央公民館で開催し、学童保育所の設置及び運営の指針を作成するため、その総則に記載すべき事項であります開所時間や保育料等につきまして、たたき台となる案を説明させていただいた後、質問及び意見を伺いました。なお、資料及び議事録は、周知と透明性を図るため、その都度、市のホームページで公開をしております。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 9番 吉川幸喜君。         (吉川幸喜君登壇) ◆9番(吉川幸喜君) 御答弁いただきましてありがとうございます。 それでは、2回目をさせていただきます。 学童保育所は、小学生児童にとって家庭に代わる生活の場であり、また、仕事と子育て両立支援に欠かせないものであります。今後とも、保護者負担軽減学童保育の質の向上に向けて取り組んでいただきますよう強く要望しまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(東川勇夫君) 3番 林 浩史君。         (林 浩史君登壇) ◆3番(林浩史君) 皆さん、おはようございます。 私からは、障がい者就労支援について質問をさせていただきます。 今回の質問、その思い、狙いは、市担当課関係部門関係部門とは、ハローワーク、昭和工業団地協議会や各企業、農業関係者等がさらなる連携強化を図り、障がい者への就労支援、具体的には、就労継続支援A型並びにB型のさらなる支援福祉的就労から一般就労への道を広げていただく、その上で、当市の特徴、県下最大の昭和工業団地をはじめ多くの企業が存在することを最大限生かし、障がい者の自立を支援いただくことにあります。障がい者の雇用・就業は、障がい者の自立、社会参加のための重要な柱であり、障がい者が適応に応じて能力を十分に発揮し、働くことができる社会にしていく必要があると考えます。その上で、行政、担当課の最大限の支援サポートを望むところであります。 それでは、1回目の質問です。 まず、大和郡山地域自立支援協議会の取組の中で、障がい者支援機構として就労部会があります。その部会の役割と具体的な取組についてお聞かせください。 次に、現在、市内においては就労継続支援B型の事業所が最も多いと思います。その支援として、障害者優先調達推進法が定められ、その法に基づく当市の障がい者施設からの物品等の調達の目標とその結果について、ここ3年間についてお聞かせください。あわせて、物販の推進の周知徹底と販売の機会についてもお聞かせください。 次に、市内の就労支援B型事業所に従事する方々の工賃の考え方についてお聞きします。B型とは、雇用契約に基づかない就労形態で、施設のサービスを受けながら就労する形態であります。このB型、2019年度の奈良県の月平均工賃は1万 6,058円であります。この工賃支給の仕組みは、利用者が働いた収入から支給をされ、このコロナ禍においては、仕事量の減少もあって非常に厳しい現状となっております。そんな中、工賃には原則、報酬などの収入を充ててはならないとなっており、厳しい実態であります。このような現状下において、B型支援事業の工賃、報酬の値上げが必要と考えますが、お考えをお聞かせください。 次に、地域活動の一環としての移動支援についてお聞きします。同じ内容で実施される全国一律の同行援護の報酬と比較し、移動支援が低く、移動支援の報酬の引上げが必要と考えますが、お考えをお聞かせください。 最後に、現在、市が委託している障害者相談支援事業所3か所のその役割と主な事業についてお聞かせください。 以上、1回目の質問です。よろしくお願いします。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 3番林議員の御質問にお答えをいたします。 障害者就労支援についてでございます。 大和郡山地域自立支援協議会就労部会の取組につきましては、障害のある当事者や関係団体、行政、学校などの関係機関が集まり、障害者雇用課題解決に取り組んでおります。また、平成27年度より、障害者就労支援のため、職場見学体験学習である企業訪問活動にも取り組んでおり、商工関係団体や昭和工業団地内の企業に対し、雇用の実情や障害者就労施設の周知、障害者が製造した商品の販路拡大に御協力をお願いしております。最近では、関係機関情報提供により、昭和工業団地内の数社に企業への訪問活動を依頼しており、今後も継続して実施していくところでございます。 次に、障害者優先調達法による障害者就労施設からの市の調達実績についてですが、平成29年度は約 780万円、平成30年度は約 790万円、令和元年度は約 950万円となっており、毎年、前年度の実績を上回っている状況で、県下でも上位となっております。そして、市ホームページでの商品の周知や、12月の障害者週間市役所での周知活動も行っております。 また、屋外における移動が困難である人に対して、円滑な外出のための支援を行う移動支援の報酬については、市の要綱に準じて運用しておりますが、県内12市との比較では平均以上の単価となっており、その改正については、他市の動向を注視しながら、必要に応じ、今後の検討課題としてまいりたいと考えております。また、国の要綱で運用している同行援護の場合は、視覚障害者の移動時及びそれに伴う外出先において必要となる視覚的情報支援も行っている関係上、移動支援とは違った単価設定となっております。 次に、就労継続支援B型の事業所の賃金については、A型の事業所に比べ低額でありますが、利用者との雇用契約を結ばず、労働基準法の適用を受けないことから工賃と呼ばれ、単純作業や軽作業を請け負う関係で低額な報酬となっており、こちらも今後の課題であると認識をしております。 最後に、市障害者支援センターは、主に身体・知的・精神障害のある本人やその家族に対して、本市からの委託をもって相談支援を行っております。その内容は、障害者の方への福祉サービス利用援助障害福祉サービス事業所等情報提供相談者の状況に応じた専門機関紹介等を行っております。また、地域自立支援協議会事務局も担っていただいており、担当課との連携を密にした調整等も行っております。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 3番 林 浩史君。         (林 浩史君登壇) ◆3番(林浩史君) 1回目の御答弁ありがとうございました。 まず、就労部会の役割、具体的な取組についてお聞きをいたしました。取組の中で、昭和工業団地の企業の方々にも支援要請販路拡大などの協力要請をしていただいているとのことですが、さらに1歩、2歩進んだ取組、要望をしていただきたい、このように思います。具体的には、企業の訪問の計画、あるいは実績等、具体的な目標を設定いただいた上での活動を強く要望いたします。 次に、障害者優先調達法に基づく施設からの3年間の調達実績についてお聞きをいたしました。令和2年度は 950万円と、毎年前年度を上回っている現状で、県下上位とのこと、市のホームページの紹介、あるいは12月には市役所での周知も行ってくれているとのこと。ただ、まだまだ周知方法はあると考えます。奈良県では、この3月1日から、ホームページで商品の紹介、あるいはネットの申込みも始めたというふうにも聞いております。ぜひさらなる周知拡大の取組を要望いたします。 次に、市の障害者支援センターの取組は、担当課と連携を密にしていただいた、障がい者の方々へのサービス利用者のニーズに応じての提供、相談業務、引き続きお願いいたします。 次に、移動支援についてお聞きをしました。県下12市との比較では平均以上の単価となっていて、改正については、他市の動向を注視しながら、必要に応じ、今後の検討をいただけるとのこと。一定の国の定めの部分は致し方ないところでありますが、市の裁量にて決定できる部分につきましては、他市との比較で、ぜひ高いところを参考に改正に向けての検討を早急にお願いします。 次に、B型の工賃の賃上げについてお考えをお聞きしました。B型は、単純作業や軽作業を請け負う関係で低額な報酬となっているとのこと。今後の課題であるとのこと。ぜひとも積極的に課題解決に向けての具体論議を進めていただくことを強く要望します。 B型事業所利用者は、労働法の適用がなく、働く上での権利保障という点では不備があります。これまでB型事業所では、1円でも高く工賃を上げるために努力を重ねていただいています。しかし、一般的に、現行のB型の工賃の収入では自立した生活を送ることが困難であり、生活保護、あるいは障害者年金、あわせて、家族の援助に頼らざるを得ない状況であります。B型工賃値上げにつきましては、事業所だけでは限界があります。さらなる行政支援、あるいは企業連携協力体制の構築に向け、積極的な取組をお願いします。 そこで、2回目の質問です。 就労部会の取組で、市内各企業への職場体験あるいはトライアル雇用等各種サポートの体験、各企業へのPR等就労部会として直接企業を訪問し意見交換依頼等は行っておられるのでしょうか、お聞きします。 2つ目に、就労部会におきまして関連部門、それは、各企業やハローワーク等の連携を強化し、一般就労への道を開くべきと思いますが、お考えをお聞かせください。 3つ目に、B型従事者の賃金を上げるための一つの施策として、障がい者の調達率を上げるために、常時の販売ルート、あるいは市内での常設販売確保が必要不可欠であると考えます。例えば、公共施設民間企業とのルートの拡大、常時の販売箇所、それは、大型店舗等の確保が必要と考えますが、お考えをお聞かせください。 4つ目に、障がい者の福祉的就労から一般就労への就労のチャンス、それは、説明会面接会をどのように取り組んでおられるんでしょうか、お聞かせください。 最後に、障がい者の雇用の受皿としての農業について、農業の担い手不足、あるいは耕作放棄地対策に対し、障がい者との雇用マッチングが考えられますが、このことについてお考えをお聞かせください。 以上、2回目の質問です。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 3番林議員の再度の御質問にお答えをいたします。 市内各企業への企業訪問活動は、平成29年度から昭和工業団地協議会会員に対して行っており、8企業に協力いただいたところでございます。現在、就労部会内にワーキングチームを立ち上げており、コロナ禍ではございますが、継続できるよう工夫した内容の検討を行っております。 次に、就労部会における具体的な取組については、就労継続支援B型の事業所をはじめ、ハローワーク、なら西和障害者就業生活支援センター養護学校などのメンバーを中心に構成されており、互いの協力の下、連携の強化に努め、個別対応ケース情報交換を行っております。 さらに、就労部会の会員である奈良県社会就労事業振興センターの協力を得て、イオン大和郡山店などにおきまして「はたらく障害者応援フェア特選市」での販売場所の確保、他市町村との事業所間の交流を通じて、販売所の確保に関する情報提供を行うべく協議も実施しております。その常設化につきましては、就労部会にて今後の検討課題としていきたいと考えております。 また、就労機会を拡大する取組については、ハローワークや昭和工業団地事務局より情報提供があり、オンラインによる企業説明会企業合同説明会が開かれており、就労部会の会員に、障害者への周知、情報提供を依頼したところでございます。 最後に、障害者の雇用と農業の関係につきましては、市内就労支援事業所10事業所のうち、2事業所近隣農園での農業園芸活動を通じて野菜の栽培及び販売を行っております。これにより、障害者農業分野での雇用の促進につながればと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 3番 林 浩史君。         (林 浩史君登壇) ◆3番(林浩史君) 再度の御答弁ありがとうございました。 まず、就労部会の取組では、関連部門情報交換ワーキングチームでの内容の検討等、さらなる一歩前進した活動を求めます。はたらく障害者フェアの開催もごく数回の開催であります。ぜひ計画性を持ち、定期的な開催をお願いいたします。障がい者施設販売所常設化につきましては、就労部会にて今後の検討課題としていきたいとのこと、ぜひB型工賃賃金アップのため、常設化に向けての具体検討を進めていただくよう強く要望いたします。 一般就労の取組については、昭和工業団地協議会が実施した企業合同面接会の情報、この提供のみにとどまっている現状。昭和工業団地協議会では、昨年で4回目を迎える企業合同面接会を実施しています。障がい者が一般企業に就労していただく機会をつくっています。毎年、5名前後の方が一般企業に採用されています。そこで、第2回目の面接会で、私は1人の面接者にお話を聞くことがありました。その言葉ですごく印象に残っているのは、その方は「一般企業で一般の方々と一緒に働くことが夢です」と声を震わせて話していただきました。この方のような方々の夢を実現するため、ぜひ就労マッチングの機会も、今後も各団体と連携をし、増やしていただきたいと思います。 今回、るる質問させていただきました。そして、回答をいただきました。正直、取組につきましては、まだまだやっていただける余地があると思います。担当課におかれては、日常業務窓口業務、障がいの認定、手帳の発行等、少ない人数において業務多忙なのは理解いたします。しかしながら、今回の障がい者の雇用については、しっかりとこれからも取り組んでいただきたい。まずは現場、それは、福祉作業所企業等にぜひ足を運んでいただきたいと思います。現場を見て、そして利用者施設管理者とお話をしていただくことから、ぜひとも進めていただきますようお願いいたします。 今回の質問の終わりに、上田市長にお聞きいたします。 障がい者は、障がいを持って生まれること、あるいは障がい者になることを望んだ人は誰一人といないはずです。我々も、いつ病気や事故で障がい者になるかもしれません。自分がもし、今日、障がい者になった場合を考え、障がいがあっても希望や能力あるいは適性を十分に生かし、障がい者の特性等に応じて活躍できる普通の社会、あるいは、障がい者と共に働くことが当たり前の社会、大和郡山市になることを強く望むところであります。 そこで、当市の特徴、先ほどからも話しておりますが、県下最大工業団地を有し、また自然も豊かな環境下を最大限生かし、障がい者及び事業所支援、また、福祉的就労から一般就労への道拡大の取組については、障がい者の生きがい、あるいは働きがい、自立支援の観点からも非常に大切なことと考えますが、市長の障がい者就労支援のお考えをお聞かせいただき、私の一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。 ○議長(東川勇夫君) 上田市長。         (上田 清君登壇)
    ◎市長(上田清君) 3番林議員の御質問にお答えをいたします。 本市の地域自立支援協議会では、障害者の就労や生活を支援する取組を極めて積極的に進めていただいております。目指すのは障害者の自立と社会参加ということであり、就労支援のための職場実習企業訪問活動は大変有意義であり、関係者の御努力に、あるいは御協力に感謝を申し上げたいと思います。 議員お述べのとおり、本市においては、特に昭和工業団地あるいは商工会、さらには農業団体との連携も非常に大切なことであるかと思います。数年前に見学をしたことを思い出していますが、奈良市のほうから移転した積水は知的障害者の雇用に大変力を入れておられまして、少し古いデータですが、6年ほど前の数字では 190名の社員中61名の雇用ということであります。知的障害者の方々の雇用なんですけれども、そのきっかけというのが、今から十数年前に、奈良市で創業の頃ですけれども、養護学校の先生から職場実習の依頼があったそうです。これに対して、養護学校を訪問し、交流が始まった。そのことが障害者の雇用につながったようですけれども、最初の採用計画を社内で話をしたところ、全く評価をされなかったということであります。 理解を得るためにはやっぱり時間がかかるし、そして、具体的なそういう人の交流があってこそ初めてマッチングは成功するんではないかなと改めて感じているところであります。具体的な活動を通してこのマッチングを行う、その意味でも、この就労部会を中心に、私どもも、この作業が進むことを念頭に積極的に支援をすることができたらというふうに思います。改めて思いますが、障害者雇用に対するやっぱりお互いの理解というものがさらに進まなければ、なかなかマッチングというのは実際には実現しないのかなと、そういう実感でございますので、ぜひ努力をしていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 改めまして、おはようございます。 今日3月19日からは、市のホームページがリニューアルされて配信をされると、あわせて、スマート版のホームページも配信されるということです。振り返りますと、2014年の3月定例議会で私のほうから提案をさせていただいたときには、リニューアルしたばかりなのですぐにはできないと言われました。それから7年たち、いよいよ今日からスマートフォン版のホームページが配信をされると、今、本当にスマートフォンをお持ちの方がたくさんいらっしゃる中、また、情報を収集するのにスマートフォンを利用される方がたくさんいらっしゃる中で、市のホームページがそのような形になったこと、非常に喜んでおります。また、これからも、スマートフォンで情報を収集する方はたくさんいらっしゃいますので、行政のほうからも様々なきめ細かな配信をしていただくように、よろしくお願いをいたします。 それでは、議長のお許しをいただき、一般質問をさせていただきます。 今回は、コロナ禍での課題について取り上げました。通告に基づき、一問一答方式で質問を行いますので、御答弁よろしくお願いをいたします。 まずは、新型コロナウイルスワクチン接種についてをお聞きします。 日本国内では、2月17日から国立病院などの医療従事者を対象にワクチン接種事業が始まりました。そして、今では、各都道府県のコロナ患者に接する医療従事者を対象にワクチン接種が実施されています。この各都道府県の医療従事者に対する接種事業は、県が主体で行っていますが、県だけでは対応ができず市町村に協力が求められています。 そこで、お聞きしますが、本市では何人の医療従事者がワクチン接種を希望されているのか、そして、そのワクチン接種はどのような形で行うのか、お聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 5番村田議員の御質問にお答えをさせていただきます。 医療従事者の新型コロナワクチン接種についてでございますが、市内医療機関の医療従事者のうち、接種を希望される方はおよそ 2,500名ほどおられます。そのうち、従事者数の多い病院等につきましては、それぞれの病院にて接種していただき、小規模の診療所や歯科診療所、薬局、訪問看護ステーション等の従事者約 1,000人につきましては、保健センターにおきまして集団接種を行ってまいります。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 本市での医療従事者は、約 2,500人がワクチン接種を希望されており、従事者数の多い病院等では、それぞれの病院で、それ以外の約 1,000人の方は、保健センターにて集団接種で行うとの御答弁でした。 それでは、医療従事者向け集団接種会場となる保健センターでの医師、看護師などの人数及び体制はどのように計画されているのか、そして、医師、看護師への費用弁償も決まっているのかお聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 保健センターでの医療従事者向け接種につきましては、現在ワクチンの入荷数が未定の中ではありますが、市医師会に委託をしまして、1日当たり 200名を、合計5日間で接種を行う計画でございます。1日5列でワクチン接種を行う体制で、医師8名、看護師10名前後のほか、受付、誘導、案内などを行う事務職員を加えた体制での実施を予定しております。なお、委託の金額につきましては、現在、医師会と調整を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) ファイザー社のワクチンを保管するための超低温冷凍庫、いわゆるディープフリーザーが2月22日、保健センターに1台納入されたと大和郡山市LINEで知りました。ただ、ファイザー社のワクチンは、1箱約 1,000人分単位で運送されるとのことですが、保健センターで受け取り、そこから接種医療機関へと運搬するための人材や保冷庫などの運搬体制については、2月10日の臨時議会では検討中とのことでしたが、現況をお聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) ワクチンの搬送についてでございますが、市内の業者に委託をしまして、接種医療機関に保冷バッグによりワクチンの小分け配送を行うべく、現在調整を行っているところでございます。ワクチン接種に向け、支障を来さないよう万全の体制で臨みたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 保健センターでワクチンを小分けし、市内業者に保冷バッグの用意と配送を行っていただくように検討しているとの御答弁でした。市内業者の確実な確保をお願いしておきます。 市内の65歳以上の高齢者は、約2万 9,000人在住しており、ワクチン接種は、かかりつけ医による個別接種で行うと2月10日の臨時議会で確認しました。現在、一度に約2万 9,000人分のワクチンが入荷できないと予想され、昨日の乾議員の質問の御答弁で、65歳以上の高齢者のうち、高齢者施設の入所者から接種を開始するとお聞きし、情報が右往左往する中、市の柔軟な対応に敬意を表します。 また、上田市長の確かな情報を速やかに配信していくとの御発言どおり、昨日の大和郡山市LINEにおいて、65歳以上の高齢者のうち、高齢者施設の入所者から接種を開始することと、混乱防止のため、ワクチン接種券は接種開始にできる限り近い時期に配信していくとの、市民の皆様が気になっている情報を配信され、これからも市民の不安を払拭するため、きめ細かな情報配信をお願いいたします。 それでは、65歳以上の高齢者でかかりつけ医のいない方など、保健センターでの集団接種を受ける場合は、先ほどの医療従事者のように、医師8名、看護師10名前後で対応しながら集団接種を行うのか、その点をお聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 65歳以上市民向けの集団接種についてでございますが、現在、市内医療機関において実施可能な個別接種の件数をまとめているところでございます。おおよそ40か所前後の医療機関になると想定をしております。このような件数と対象者の数、そしてワクチンの供給状況を踏まえまして、集団接種の日時や回数などについて、現在医師会と協議を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 65歳以上の市民向け集団接種体制といえども、全てワクチンの供給状況に関わってくることであり、対象者の数もはっきり分からないと、集団接種の日時、また回数なども決められず、現在医師会との協議中との御答弁でした。 そんな中ではありますが、保健センターでの市民向け集団接種が実施されれば、空き状況が気になりますが、これは日々、市民の皆様に提供していただけるのかどうかお聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 集団接種会場での空き情報についてでございますが、インターネット上で市民の方が空き状況を随時確認できるよう、国によりシステムの構築が進められているところでございます。本市においても、そのシステムを活用してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 国が構築を進めているシステムを活用すれば、インターネット上で随時、空き状況を確認することができるとの御答弁に大いに期待をしております。 さらに気になることは、ワクチン接種を予約したが、その日を忘れてしまわないかということです。このことについては、3月4日、参議院予算委員会での公明党西田まこと議員が、イスラエルでは、予約した人へ前日、当日にメッセージを送っている。こうした体制づくりに必要な財政支援は惜しむことなく投入すべきだとの要望に、河野ワクチン接種担当大臣が、前日にリマインド、再通知するシステムを提供している企業と多くの自治体が契約している。そうした費用の一切は国が負担する。自治体は必要なサービスを受けていただきたいとの答弁がありました。本市でも、前日にリマインドするシステムを提供する企業と契約を結んでいるのか、お聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 現在、本市が業務委託をしておりますコールセンターにおいて採用している予約システムでは、メールやLINEにより受付をしたものについては、接種日前に接種日をお知らせするメールの配信が可能となっており、それを活用する予定をしております。電話で予約された方につきましても、事前に予約日確認の電話をする等の対応を検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) ワクチン接種予約をメールやLINEで行った場合は、接種日前に接種日のお知らせのメールが配信されることが可能であり、電話で予約した場合は、事前に予約日確認の電話をする対応を検討されているとの御答弁でしたが、ぜひ実現していただくように強く要望いたします。 次に、2回目の接種の予約はどのように行うのか、また、3週間後に2回目の接種が受けられなかったとき、市民側及び医師側で、それぞれどのような対応になるのか、お聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 2回目の接種の予約につきましては、1回目接種の際に併せて予約をする方法と、1回目接種が終わってから予約をする方法が考えられますが、個別接種は、各医療機関それぞれのやり方で、集団接種は、1回目接種の際に2回目の予約を取っていただく方向で検討をしております。3週間後に本人の体調不良等により2回目の接種を受けられなかった場合でございますが、市民の方におかれましては、再度改めて2回目の予約を取っていただくことになります。国において、3週間後、速やかに接種するよう示しているところであり、体調不良による接種の可否については、個別のかかりつけ医に御相談をお願いするところでございます。また、医療機関におきまして、接種できない方が発生した際に、別の方にお声かけいただくなど、ワクチンが無駄にならないよう努めていただくことをお願いすることとなっております。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 2回目の接種の予約は、かかりつけ医での個別接種では、その医療機関のやり方で予約を行い、集団接種では、1回目の接種の際に2回目の予約を行う方向で検討されているとの御答弁でした。また、3週間後に2回目接種が受けられなかった場合は、改めて2回目の予約を取ることになり、医療機関におかれましては、別の方にお声がけをするなどワクチンが無駄にならないように努めていただくとの御答弁でした。2回目の接種がスムーズに、そして効率的に進められるよう要望をいたします。 次に、保健センターでの集団接種会場への移動手段がない方への対策についてお聞きします。 昨日の丸谷議員への御答弁では、バス等の運行ができないか、現在検討されているとのことですが、バスでは、停車するための広いスペースが必要になり、限られた場所になります。その点、小さなスペースで小回りの利くタクシーはとても効果的であると考えます。茨城県水戸市では、タクシーの初乗り運賃を賄える券を2回接種往復の4枚を提供する。ただし、災害時の避難が難しい高齢者や障害者を登録している避難行動要支援者名簿のうち希望者を対象とする施策や、静岡県静岡市ではタクシー運賃の割引を検討されているとのことですが、本市では、タクシーによる送迎は検討されていないのか、お聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 本市におきましては、できるだけふだんかかりつけの身近な医療機関での接種ができるよう、準備を進めているところでございます。その点も踏まえまして、また、タクシーによる送迎につきましては、新型コロナワクチン接種体制確保事業の国庫補助金の対象となっていないこともございます。集団接種の会場につきましては、バスの運行を検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) タクシーの送迎は、国の補助金の対象外のため検討されていないとのことですが、バス乗り場まで行くのが困難な方もいらっしゃいます。河野大臣は、コロナ対策のため必要な費用は全て国が面倒を見ますとも明言しています。常に国の情報に注視するとともに、市単独の事業としてでもタクシーの送迎を検討されることを強く要望いたします。 次に、ワクチン接種を受けるのに不安はできるだけ払拭するべきであると考えますが、3月1日から開設されたコールセンターへの問合せは、現在何件あり、どのような内容が届いているのか、お聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) コールセンターへの問合せ状況についてでございます。問合せの件数は、昨日3月18日までで累計93件ございました。その内容としましては、クーポンの配布時期及び接種開始の時期について、さらには、基礎疾患をお持ちの方から接種の可否についてや、かかりつけ医が市外にある場合の接種方法の問合せなどが主に寄せられているところでございます。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 問合せ件数が昨日3月18日までの累計で93件とのこと、そして、内容は、クーポンの配布時期や接種開始時期、基礎疾患をお持ちの方からの接種の可否、そしてかかりつけ医が市外にある場合の接種方法との御答弁でした。 それでは、その内容の一つ、かかりつけ医が市外の人はどこで接種するのか、お聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 新型コロナウイルスワクチンの接種につきましては、基本的には住民票のある市町村で接種をするということとなっております。しかしながら、基礎疾患をお持ちの方が主治医の下で接種する場合は、市外医療機関での接種が可能ですので、主治医の方に御相談をいただくこととなっております。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) コールセンターでは、かかりつけ医が市外の人には、市外医療機関での接種が可能なので主治医と御相談していただくようにと返答されていると聞き、安心しました。ネット上のデマ情報などに惑わされないためにも、ワクチンの有効性、安全性に関する情報の周知、副反応に関する専門家の評価と情報をその都度発信していただくよう強く要望いたします。 さらに、本市として、高齢者施設の65歳以上のワクチン接種から始まり、全ての市民の方々が安心・安全に、円滑に、そして公平公正に、確実に接種事業が進められるよう、関係者の皆様には大変御苦労をおかけしますが、よろしくお願いをいたします。 次に、高齢者の肺炎球菌ワクチン接種についてお聞きします。 高齢者向け肺炎球菌ワクチンは、新型コロナウイルスに感染した人が細菌性肺炎を併発し、重症化するリスクを減らすと言われています。世界保健機関(WHO)も、肺炎球菌を含む呼吸器疾患の入院を予防することで、医療機関がコロナ患者をより多くサポートできるとして接種を推奨しています。 本市では、コロナ禍の中、接種者が減少しているのではないかと危惧しますが、コロナ前とコロナ禍での、接種人数と市民の負担金の比較をお聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 高齢者肺炎球菌予防接種についてでございますが、接種者数は、令和2年度は1月末現在で 811人、令和元年度は同じ時期で 721人、年度全体では 919人でございました。また、市民の方には、原則として 3,000円の自己負担をしていただき、生活保護等の方につきましては公費負担しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 本市での高齢者肺炎球菌予防接種の接種者数は、令和2年度1月末現在で 811人と、前年度と同じ時期で比較すると90人の増加となっており、高齢者肺炎球菌予防接種については、本市では関心が高いと感じました。 ただ、将来を見据え、ウイズコロナ禍においての重症化リスクを減らすための重要な取組として、昨年のインフルエンザ予防接種の65歳以上は無料などのように自己負担を下げるなど、肺炎球菌ワクチンの接種補助制度をさらに進めるべきだと考えますが、お考えをお聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 富田福祉健康づくり部長。         (富田 豊君登壇) ◎福祉健康づくり部長富田豊君) 高齢者肺炎球菌予防接種の自己負担につきましては、生活保護世帯及び住民税非課税世帯は、現在においても自己負担金は無料となっております。高齢者肺炎球菌予防接種に係る低所得者の方への支援策につきましては、現状にて実施していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 本市としては、高齢者の肺炎球菌ワクチン接種への補助制度は現在考えておられないとのことですが、市長の施政方針にも掲げられています高齢者のフレイルを真っ先に考えておられるのであれば、接種率向上のための何らかの策を打っていただくよう強く要望いたします。 次に、献血についてお聞きします。 昨年から続く新型コロナウイルスの感染拡大で、献血協力者の安定的な確保が難しくなっているとの報道を耳にしますが、本市が関わる献血バスによる献血の年回数、開催時間、そして献血者数について、ここ3年間の推移をお聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 八木総務部長。         (八木謙治君登壇) ◎総務部長(八木謙治君) 市役所での献血につきましては、病気や事故で輸血を必要としている方のため、また健康管理の一環として、市民や市職員を対象として、奈良県赤十字献血センターが市役所を会場として実施しているものでございます。過去3年間の市役所での献血の実施状況は、平成30年、令和元年、令和2年とも4月、8月、12月の年3回、時間につきましては、いずれも午前10時から午後4時まで実施いたしております。献血者数といたしましては、平成30年は、4月が45名、8月が55名、12月が53名の計 153名、令和元年は、同様に40名、43名、55名の計 138名、令和2年は、36名、35名、44名の計 115名となっております。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 市役所を会場としている献血状況は、令和2年度で 115名、令和元年度で 138名、平成30年度で 153名で、新型コロナウイルスが発生する前後では減少していることが分かりました。この減少した理由はどのように分析されているのか、お聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 八木総務部長。         (八木謙治君登壇) ◎総務部長(八木謙治君) 令和2年の献血者数につきましては、過去2年と比較すると、1回当たり5名から10名程度減少しております。減少の理由としましては、コロナ禍での実施であったことに加え、新庁舎建設工事の影響で、従前、実施場所としていました市役所西玄関前が使用できなくなり、実施場所を中央公民館駐車場へ変更したことにより、来庁者や本庁職員の献血者数が減少したことが主な原因であると考えております。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 減少の理由に、コロナ禍での実施であったということに加えて、献血場所の移動が考えられるとの御答弁でした。確かに敷地内から道路を渡るとなると煩雑であると感じてしまいます。 しかし、大和郡山市には赤十字血液センターがあります。安定的な献血確保のため、市を挙げてさらなる積極的な働きがけが必要と考えます。献血者増加に向けた今後の対策についてのお考えをお聞かせください。 ○議長(東川勇夫君) 八木総務部長。         (八木謙治君登壇) ◎総務部長(八木謙治君) 献血者数の増加に向けた今後の対策としましては、従前より実施している市広報紙「つながり」への掲載、ポスターの掲示、チラシの配布や当日の庁内放送による案内に加え、奈良県赤十字献血センターや大和郡山市赤十字奉仕団とも連携し、広報活動に努めてまいります。また、献血実施当日に献血者数が伸び悩む場合においては、庁内放送の追加や市役所本庁職員への積極的な案内などを実施してまいりたいと考えております。 加えて、奈良県赤十字献血センターによる徹底した感染症対策の下、安全に献血が実施されている点についても積極的に広報し、安心して献血に御協力いただける環境づくりにも努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(東川勇夫君) 5番 村田俊太郎君。         (村田俊太郎君登壇) ◆5番(村田俊太郎君) 献血ができる主な場所は、献血ルームと献血バス、コロナ禍のため、あちこちのイベントや企業のバスによる集団献血が中止をせざるを得ない状況が続き、献血量が減少していますが、コロナ禍でも災害は待ったなしでやってきます。平時からできることは行っていくべきだと考えます。 先ほども言いましたが、ここ大和郡山市には赤十字血液センターが設置されています。どうか従前より実施している対策に加え、奈良県赤十字血液センターや大和郡山市赤十字奉仕団とも連携し、広報活動に努めていただくとともに、献血当日、伸び悩んでいる場合には、庁内放送の追加、また市役所本庁職員への積極的な案内などを実施してまいるということでございますので、ぜひ行っていただきたいなというふうに思います。赤十字血液センターの徹底した感染症対策の下、実施されているということも積極的に広報していただきながら、随時、献血に取り組んでいただくよう強く要望をいたし、私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(東川勇夫君) これをもって一般質問を終結いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(東川勇夫君) 本日はこれをもって散会いたします。 次回は22日午前10時より会議を開きます。 本日はどうも御苦労さまでした。               午前11時1分 散会...