高松市議会 > 2021-03-04 >
03月04日-01号

  • 不妊治療(/)
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  1. 高松市議会 2021-03-04
    03月04日-01号


    取得元: 高松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-22
    令和 3年第1回( 3月)定例会          ┌────────────────┐          │     令和3年3月     │          │第1回高松市議会(定例会)会議録│          │    3月4日(木曜日)    │          └────────────────┘高松市告示第122号 令和3年第1回高松市議会定例会を次のとおり招集します。    令和3年2月25日                                 高松市長 大 西 秀 人1 日時 令和3年3月4日 午前10時2 場所 高松市役所 議場  ─────────────────────────────────────────     午前10時1分 開会 出席議員 40名  1番 杉 本 勝 利  2番 白 石 義 人  3番 小比賀 勝 博  4番 大 浦 澄 子  5番 山 下   誠  6番 大 見 昌 弘  7番 西 岡 章 夫  8番 鎌 田 基 志  9番 斉 藤   修  10番 坂 下 且 人  11番 井 上 孝 志  12番 中 村 順 一  13番 辻   正 彦  14番 橋 本 浩 之  15番 十 川 信 孝  16番 岡 下 勝 彦  17番 住 谷 篤 志  18番 田 井 久留美  19番 神 内 茂 樹  20番 三 笠 輝 彦  21番 北 谷 悌 邦  22番 大 西   智  23番 佐 藤 好 邦  24番 妻 鹿 常 男  25番 天 雲 千恵美  26番 中 西 俊 介  27番 藤 原 正 雄  28番 香 川 洋 二  29番 中 村 秀 三  30番 造 田 正 彦  31番 中 村 伸 一  32番 竹 内 俊 彦  33番 富 野 和 憲  34番 植 田 真 紀  35番 春 田 敬 司  36番 大 山 高 子  37番 太 田 安由美  38番 藤 沢 やよい  39番 岡 田 まなみ  40番 吉 峰 幸 夫  ──────────────── 欠席議員 なし  ──────────────── 議会事務局出席者  事務局長     多 田 雄 治  事務局次長総務調査課長事務取扱           西 川 宏 行  議事課長     谷 本 新 吾  議事課長補佐   十 河 知 史  議事係長     田 中 勝 博  議事課主査    川 原 大 征  ──────────────── 説明のため会議に出席した者  市長       大 西 秀 人  副市長      加 藤 昭 彦  副市長      田 村 真 一  病院事業管理者  和 田 大 助  教育長      藤 本 泰 雄  市民政策局長   佐々木 和 也  総務局長     網 本 哲 郎  財政局長     森 田 大 介  健康福祉局長   上 枝 直 樹  環境局長     森 田 素 子  創造都市推進局長 長 井 一 喜  都市整備局長   木 村 重 之  消防局長     辻 本 哲 彦  病院局長     石 原 徳 二  教育局長     赤 松 雅 子  市民政策局次長  田 中 照 敏  総務局次長事務取扱小 澤 孝 洋  財政局次長    外 村 稔 哉  健康福祉局次長  河 野 佳 代  環境局次長    宮 崎 正 義  産業経済部長   石 川 恵 市  都市整備局次長事務取扱           高 尾 和 彦  消防局次長    福 山 和 男  病院局次長    青 木 清 安  教育局次長    中 谷 厚 之  秘書課長     松 本 竜太朗  総務課長     楠 原 昌 能  財政課長事務取扱 楠   康 弘  ──────────────── 議事日程 第1号日程第1 会期決定について日程第2 会議録署名議員指名について諸般の報告日程第3 議案第1号から議案第31号まで 議案第1号 令和3年度高松市一般会計予算 議案第2号 令和3年度高松市国民健康保険事業特別会計予算 議案第3号 令和3年度高松市後期高齢者医療事業特別会計予算 議案第4号 令和3年度高松市介護保険事業特別会計予算 議案第5号 令和3年度高松市母子福祉資金等貸付事業特別会計予算 議案第6号 令和3年度高松市食肉センター事業特別会計予算 議案第7号 令和3年度高松市競輪事業特別会計予算 議案第8号 令和3年度高松市卸売市場事業特別会計予算 議案第9号 令和3年度高松市中小企業勤労者福祉共済事業特別会計予算 議案第10号 令和3年度高松市駐車場事業特別会計予算 議案第11号 令和3年度高松市病院事業会計予算 議案第12号 令和3年度高松市下水道事業会計予算 議案第13号 高松市特別職の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について 議案第14号 高松市国民健康保険条例の一部改正について 議案第15号 高松市手数料条例の一部改正について 議案第16号 高松市食品衛生法施行条例の一部改正について 議案第17号 高松市庵治ほっとぴあん条例の一部改正について 議案第18号 高松市新型コロナウイルス感染症対策利子等補給基金条例の一部改正について 議案第19号 高松市スポーツ施設条例の一部改正について 議案第20号 高松市建築関係手数料条例の一部改正について 議案第21号 高松市火災予防条例の一部改正について 議案第22号 女木辺地に係る総合整備計画の策定について 議案第23号 包括外部監査契約の締結について(監査及び監査の結果に関する報告:公認会計士 石川千晶) 議案第24号 高松市の区域内に新たに生じた土地の確認について(朝日新町地先) 議案第25号 町の区域の変更について(同上関係) 議案第26号 工事請負契約について(高松市庁舎特定天井等改修工事大成建設株式会社四国支店) 議案第27号 議決の変更について(指定管理者の指定について:庵治ほっとぴあん) 議案第28号 路線の廃止について(堂野線) 議案第29号 路線の変更について(嵯峨野線・上俵線・引地馬背線) 議案第30号 専決処分の承認について(令和2年度高松市一般会計補正予算(第11号)) 議案第31号 高松市介護保険条例の一部改正について(提案説明)日程第4 特別委員会経過報告      総合交通対策卸売市場再整備、観光エリア附属医療施設整備  ──────────────── 本日の会議に付した事件日程第1 会期決定について日程第2 会議録署名議員指名について諸般の報告日程第3 議案第1号から議案第31号まで日程第4 特別委員会経過報告休会について  ────────────────  〔互  礼〕 ○議長(井上孝志君) これより令和3年第1回高松市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。  ─────~~~~~────── △日程第1 会期決定について ○議長(井上孝志君) まず、日程第1会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から3月24日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上孝志君) 御異議なしと認めます。よって、会期は21日間と決定いたしました。  ─────~~~~~────── △日程第2 会議録署名議員指名について ○議長(井上孝志君) 次に、日程第2会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、本会期中、会議規則第88条の規定により、議長において7番西岡章夫君及び30番造田正彦君を指名いたします。 なお、御両名のうちで欠席された場合は、順次、次席の方にお願いを申し上げます。  ─────~~~~~────── △諸般の報告 ○議長(井上孝志君) この際、諸般の報告をいたします。 上程案件に関する説明のため、地方自治法第121条の規定により、市長はじめ各執行機関の関係者の出席を求めておきましたので、御報告申し上げます。 次に、職員に報告させます。事務局次長。  〔事務局次長総務調査課長事務取扱(西川宏行君)高総第191号(議案第1号~議案第31号の議案提出)を報告〕 ○議長(井上孝志君) なお、議発報第1号令和2年度工事監査(随時監査)結果報告及び例月現金出納検査結果報告受理について、議発報第2号包括外部監査の結果に関する報告及び意見受理について、議発報第3号専決処分事項報告受理について及び議発報第4号令和2年度定期監査及び行政監査の結果報告及び令和2年度財政援助団体等監査の結果報告受理について、以上4件については、あらかじめ印刷物をお手元に送付いたしてありますので、朗読を省略いたします。 以上で諸般の報告を終わります。  ─────~~~~~────── △日程第3 議案第1号から議案第31号まで ○議長(井上孝志君) 次に、日程第3議案第1号から議案第31号までを一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。市長 大西秀人君。  〔市長(大西秀人君)登壇〕 ◎市長(大西秀人君) 令和3年第1回高松市議会定例会が開会されるに当たり、提出いたしました諸議案の説明に先立ち、所信の一端を申し述べたいと存じます。 新型コロナウイルス感染症は、本年1月に全世界の感染者数が1億人を突破するなど、いまだ世界的に猛威を振るっております。改めて、新型コロナウイルス感染症により、亡くなられた方に哀悼の意を表しますとともに、治療療養中の方の一日も早い御回復をお祈り申し上げます。 本市におきましても、いわゆる第3波の到来により、昨年11月以降は連日のように感染者が確認される非常に厳しい状態が続いているところでございます。 現在、最大の懸案となっております新型コロナワクチン住民接種につきましては、本年1月29日に高松市保健所内に新型コロナワクチン接種本部を設置し、接種計画の策定等に取り組んでいるところでございます。これまでに国から、ある程度のスケジュールは示されておりますものの、現時点で具体的な接種時期やワクチンの供給量など未確定の項目も多く、課題の抽出とその解決に取り組んでいる状況でございます。 これまでに経験したことのない大規模なワクチン接種事業となりますが、ワクチン接種によりコロナ禍が収束に向かい、市民の皆様の不安が少しでも取り除かれるよう、円滑な住民接種に向けて、地元医師会をはじめとする関係機関の御理解や御協力をいただきながら、鋭意、準備を進めてまいりたいと存じます。 さて、去る1月に召集された第204回通常国会の施政方針演説において、菅首相は、新型コロナウイルス感染症から国民の命と健康を守り抜くとし、早期の感染収束について決意を示されました。 そして、我が国の長年の課題に答えを出し、国民の希望を実現するための次の成長の原動力として、グリーン社会の実現とデジタル改革を掲げられました。 現下の我が国の社会経済情勢は、極めて深刻な状況にあると存じておりますことから、一日も早いコロナ禍からの脱却と、大胆な規制改革、縦割りの打破にリーダーシップを発揮されるとともに、地方創生をはじめとする自治体の取組を力強く後押ししていただけることを、期待いたしたいと存じます。 本市におきましては、第6次高松市総合計画の推進に向け、本年度から、実施計画である第3期まちづくり戦略計画に位置づけた、地域共生社会の構築、コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりスマートシティの推進を重要課題として取り組んでまいっているところでございます。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症感染拡大によりまして、従来の手法では効果的な実施が困難となった事業もございます。そのため、あらゆる分野においてICTなどのデジタル技術の活用を図りながら、デジタルトランスフォーメーションを推進するなど、新たな試みを導入することや、人々の働き方や暮らし方の変化を反映することなど、新しい生活様式を踏まえた事業展開が図れるよう、見直しを行ったところでございます。 今後とも、この計画に位置づけた重点取組事業を中心として、各般の取組を着実に前進させてまいりたいと存じます。 その取組の一つとして、デジタル化の推進につきましては、昨年9月に実施した行政手続棚卸し調査を行い、デジタル化に向けた実行計画の策定に取り組んでいるところでございます。 来年度、総務局内に新設するデジタル推進部を中心として、今後、国が進める押印の見直しをはじめとする行政手続デジタル化を推進してまいりたいと存じます。 また、昨年12月に、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロとするゼロカーボンシティを目指すことを宣言したところでございまして、今後、地球温暖化対策実行計画の見直しをはじめ、ゼロカーボンシティの実現に向けた具体的な取組を推進してまいりたいと存じます。 人口減少、少子・超高齢化社会への対応は、引き続き重要な課題でございます。 昨年の我が国の出生数は、85万人を割り込み、統計を取り始めた1899年以降で最少となる見通しである一方、テレワークの普及や、大都市圏への人口の過度な集中に伴うリスクが認識されたことなどにより、地方移住への関心が高まりを見せております。 このようなことから、引き続き、第2期たかまつ創生総合戦略に基づき、不妊治療の拡充やワーケーションの推進などにも力を入れながら、人口減少時代にあっても、人と町が活気にあふれ、全ての人が心豊かに暮らせるまちづくりに取り組んでまいりたいと存じます。 新型コロナウイルス感染症の影響により、市民生活地域経済が大きな打撃を受けるとともに、世界規模でこれまでの既成概念が崩れてきております。 私は、本年の年頭の挨拶におきまして、「直」という字をキーワードに選ばせていただきましたが、このような明るい未来が見通しづらくなっている今こそ、前例にとらわれない素直な目を持ち、変えるべきところは直ちに見直し、限られた財源や人員を効果的に活用することで、生活基盤を支える行政サービスの向上と都市機能の充実強化を図り、コロナ禍から市民生活を立て直すことにつなげてまいりたいと存じます。 そして、将来にわたり輝きを失わず、持続可能な町として、飛躍発展を遂げるべく、第6次高松市総合計画に掲げる「活力にあふれ 創造性豊かな 瀬戸の都・高松」の実現に向けて、私が先頭に立ち、職員一丸となって取り組んでまいる所存でございますので、引き続き、議員各位並びに市民の皆様方の格別の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 それでは、今議会に提出いたしました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、議案第1号から議案第12号までの新年度予算案でございます。 新年度予算編成に当たり、昨年お示しした財政収支見通しでは、新型コロナウイルス感染症への対応をはじめ、子ども・子育て支援施策の充実のほか、社会保障経費公共施設の老朽化に伴う維持・更新経費等の財政需要の増などにより、多額の財源不足が見込まれる危機的な状況にありましたことから、予算編成方針におきまして、歳入面では、財源の積極的な確保を図る一方、歳出面では、これまで以上に事業の必要性、効果性等を精査するとともに、事務事業全般にわたる事業規模の大幅な見直しなどにより、捻出された貴重な財源を、重点的・効率的に配分し、施策・事業を着実に推進することとしたところでございます。 しかしながら、一般会計におきましては、大型建設事業の償還開始に伴う公債費の増加などにより、一般財源不足額は前年度に比べ、さらに増加する厳しい状況にございますことから、引き続き、昨年お示しした財政運営指針等に沿った財源不足解消の取組を着実に進めながら、より慎重な財政運営を行ってまいりたいと存じます。 私といたしましては、このような厳しい財政状況の下にありましても、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止社会経済活動の維持との両立を図りながら、新たな事業展開も視野に入れ、30年後、50年後の将来を見据え、活力を失わず、市民の皆様が生き生きと暮らせる町の実現に向けて取り組む必要があるものと存じております。 そのため、第3期まちづくり戦略計画重点取組事業のうち、85事業に約138億円を措置するなど、まちづくり戦略計画をはじめとした、たかまつ創生総合戦略等に掲げる施策・事業を積極的に推進するとともに、コロナ禍における新たな日常の実現に向けた予算を編成したところでございます。 その概要につきまして、第6次高松市総合計画に掲げるまちづくりの六つの目標に沿って、主な施策を中心に、順次、申し上げたいと存じます。 まちづくりの目標の第1点目は、「健やかにいきいきと暮らせるまち」の施策に関するものであります。 その第1は、「子どもが健やかに生まれ育つ環境の充実」でございます。 まず、「子どもの成長への支援」につきましては、子供を望む世帯の経済的負担を軽減するため、不妊治療等に要する費用の助成を拡充するなど、子供の心身の健やかな育ちへの支援に努めてまいりたいと存じます。 また、医療的ケア児に必要な支援の対象を、保育所等から幼稚園、小中学校の児童生徒にも拡充し、配慮を要する子供と保護者への支援に努めてまいりたいと存じます。 次に、「子育て家庭への支援」につきましては、子供の孤食防止や居場所の確保に取り組むこども食堂の開設や運営経費の助成要件を緩和し、地域における子育て支援に努めてまいりたいと存じます。 また、放課後等における児童の安全で安心な居場所づくりを推進するため、放課後児童クラブの増室や、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に対応した環境整備を図るなど、子育てと仕事の両立支援に努めてまいりたいと存じます。 第2は、「支え合い、自分らしく暮らせる福祉社会の形成」でございます。 まず、「地域福祉の推進」につきましては、誰もが支え、支えられる社会の実現を目指し、まるごと福祉相談員の配置や、つながる福祉相談窓口の設置等、包括的に地域の課題の把握・解決に取り組む体制づくりを進めるなど、地域福祉活動の充実に努めてまいりたいと存じます。 次に、「地域包括ケアシステムの構築」につきましては、運動や生活習慣の改善に取り組む高齢者への応援金の支給やオンラインを活用した介護予防教室等を実施することで、高齢者の健康づくりの意識啓発など、介護予防の推進に努めてまいりたいと存じます。 次に、「障がい者の自立支援社会参加の促進」につきましては、手話への理解の増進を図るため、手話動画を活用したPRや小学校での手話学習を実施するほか、分かりやすいイラストを用いて意思を伝えることができる、コミュニケーション支援ボードの普及を推進するなど、障害者の社会活動への参加の促進に努めてまいりたいと存じます。 第3は、「健康で元気に暮らせる環境づくり」でございます。 まず、「健康づくりの推進」につきましては、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種について、市民の皆様が安全かつ迅速にワクチンの接種を受けることができるよう、接種場所接種方法等の体制を整備するなど、予防接種の推進と感染症の発生予防、蔓延防止に努めてまいりたいと存じます。 次に、「医療体制の充実」につきましては、附属医療施設について、塩江道の駅エリア観光関連施設と一体的に整備を進めるなど、市立病院の充実に努めてまいりたいと存じます。 まちづくりの目標の第2点目は、「心豊かで未来を築く人を育むまち」の施策に関するものであります。 その第1は、「男女共同参画社会の形成」でございます。 「男女共同参画の推進」につきましては、次期男女共同参画プランを策定するほか、女性の活躍促進のためのセミナー等を開催するなど、女性の活躍とワーク・ライフ・バランスの推進に努めてまいりたいと存じます。 第2は、「社会を生き抜く力を育む教育の充実」でございます。 まず、「学校教育環境の整備」につきましては、老朽化の著しい香東中学校校舎の改築等や高松第一高等学校校舎等の全面改築を進めるなど、学校教育施設の整備に努めてまいりたいと存じます。 また、児童生徒情報活用能力を育成するとともに、学習活動の一層の充実と主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善を目指したGIGAスクール構想の実現に向け、小中学校全学年の普通教室に導入した電子黒板や1人1台端末を授業等に活用するなど、教育機能就学支援の充実に努めてまいりたいと存じます。 第3は、「心豊かで地域力を育む生涯学習社会の形成」でございます。 「生涯学習の推進」につきましては、サンクリスタル高松の施設の機能や魅力等を高めるため、今後の在り方を検討するとともに、サピエ図書館サービスの導入など、学習施設・機能の充実に努めてまいりたいと存じます。 第4は、「基本的人権を尊重する社会の確立」でございます。 まず、「人権尊重意識の普及・高揚」につきましては、多様性を尊重する社会の実現を図るため、LGBTに対する認識を深める講演会やパネル展を開催するほか、パートナーシップ宣誓証明書を交付するなど、人権啓発の推進に努めてまいりたいと存じます。 また、文化センター児童館改修計画に基づき、国分寺文化センターの増築等や吉光児童館の改築を進めるなど、人権啓発活動拠点の機能充実に努めてまいりたいと存じます。 まちづくりの目標の第3点目は、「産業の活力と文化の魅力あふれる創造性豊かなまち」の施策に関するものであります。 その第1は、「地域を支える産業の振興と経済の活性化」でございます。 まず、「商工業の振興」につきましては、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響を受けている中小企業等を対象として、経営相談や実質無利子・無担保融資制度を提供するほか、業務継続計画──BCPの策定支援等中期的視点事業基盤事業継続力の強化を図るなど、中小企業等の育成と振興に努めてまいりたいと存じます。 また、企業誘致起業支援により、地域経済の活性化を促進するなど、企業誘致・交流の推進に努めてまいりたいと存じます。 次に、「農林水産業の振興」につきましては、持続可能な農業の実現のため、担い手の確保などの生産体制の整備や農作物の高品質・高付加価値化等、生産の振興に努めるとともに、引き続き、老朽化した卸売市場の再整備を進め、生鮮食料品等流通の強化に努めてまいりたいと存じます。 次に、「特産品の育成・振興とブランド力の向上」につきましては、昨年開所した高松盆栽の郷を拠点に、高松盆栽郷基本構想に基づく施策を推進するなど、特産品の育成・振興に努めてまいりたいと存じます。 第2は、「文化芸術の振興と発信」でございます。 「文化財の保存・活用」につきましては、史跡石清尾山古墳群のうち、鶴尾神社4号墳の保存対策のほか、桜御門の復元工事、披雲閣蘇鉄間耐震補強工事等を行うなど、文化財の調査、整備、管理に努めてまいりたいと存じます。 第3は、「元気を生み出すスポーツの振興」でございます。 「スポーツの振興」につきましては、障害者のスポーツ人口の拡大と競技力の向上に向け、本年4月にジャパンパラ陸上競技大会を開催し、また、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会に向け、4月にオリンピック聖火リレーや8月にパラリンピック聖火フェスティバルを実施するほか、令和4年に本市を含む四国ブロックで開催される全国高校総体に向けた準備を進めるとともに、新たに高松市スポーツ栄誉賞を創設するなど、市民スポーツ活動の推進に努めてまいりたいと存じます。 第4は、「訪れたくなる観光・MICEの振興」でございます。 「観光客受入環境の整備」につきましては、屋島の活性化を図るため、屋島山上交流拠点施設の整備を進めるほか、塩江温泉郷のシンボルとなる新たな交流拠点づくりのため、塩江道の駅エリアを整備し、観光資源の活用と創出に努めてまいりたいと存じます。 第5は、「国際・国内交流の推進と定住の促進」でございます。 「移住・交流の促進」につきましては、大都市圏等からの移住・定住を促進するため、本市への移住に関心のある方を対象に、オンライン等を活用した交流会や相談会を実施するほか、東京圏UJIターン移住支援事業の支援対象者を拡充するなど、選ばれる地域づくりの推進に努めてまいりたいと存じます。 まちづくりの目標の第4点目は、「安全で安心して暮らし続けられるまち」の施策に関するものであります。 その第1は、「安全で安心して暮らせる社会環境の形成」でございます。 まず、「消防・救急の充実強化」につきましては、老朽化した消防屯所の整備や消防車両の更新等を計画的に実施するなど、消防施設・設備の整備に努めてまいりたいと存じます。 次に、「防災・減災対策の充実」につきましては、住宅・建築物の耐震診断・改修へ補助するなど、避難路沿道建築物等の耐震化及び急傾斜地崩壊対策の推進に努めてまいりたいと存じます。 次に、「生活衛生の向上」につきましては、犬・猫の殺処分ゼロを目指すため、保護された犬・猫の一時保管施設の整備を進めるとともに、飼い主のいない猫の不妊去勢手術に係る費用を一部助成するなど、動物愛護の推進に努めてまいりたいと存じます。 第2は、「環境と共生する持続可能な循環型社会の形成」でございます。 まず、「ごみの減量と再資源化の推進」につきましては、プラスチックごみの削減を図るため、プラスチックごみに関する市民意識調査を行うほか、講演会等の周知啓発を行うなど、ごみの発生抑制の推進に努めてまいりたいと存じます。 次に、「廃棄物の適正処理」につきましては、西部クリーンセンターの稼働終了等を見据え、次期ごみ処理施設整備基本構想を策定するなど、ごみの適正処理の推進に努めてまいりたいと存じます。 また、衛生処理センター跡地の公園整備を進めてまいりたいと存じます。 次に、「地球温暖化対策の推進」につきましては、ゼロカーボンシティの実現に向け、2050年を見据えた今後の再生可能エネルギーのさらなる拡充・利用促進を図るための調査研究を行うほか、スマートハウスやZEH──ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの普及促進など、再生可能エネルギーの利用促進に努めてまいりたいと存じます。 第3は、「豊かな暮らしを支える生活環境の向上」でございます。 まず、「身近な道路環境の整備」につきましては、橋りょう長寿命化修繕計画に基づき、修繕工事を進めるとともに、橋梁点検を実施するなど、生活道路の適正な維持管理に努めてまいりたいと存じます。 また、安全で円滑な道路交通を確保するため、下川原北線の道路改良等を進めるなど、生活道路の整備充実に努めてまいりたいと存じます。 次に、「河川・港湾の整備」につきましては、水路の溢水等の低減・解消を図るため、改良工事等を進めるなど、治水施設の適正な維持管理に努めてまいりたいと存じます。 次に、「みどりの保全・創造」につきましては、市民1人当たりの公園面積の少ない校区等において、公園の整備に努めてまいりたいと存じます。 次に、「水の安定供給」につきましては、県が実施する椛川ダム建設に係る経費を負担するなど、安定給水の確保に努めてまいりたいと存じます。 次に、「汚水・雨水対策の充実」につきましては、日新ポンプ場放流渠を整備するなど、浸水対策の推進に努めてまいりたいと存じます。 まちづくりの目標の第5点目は、「環瀬戸内海圏の中核都市としてふさわしいまち」の施策に関するものであります。 その第1は、「コンパクトで魅力ある都市空間の形成」でございます。 「多核連携型コンパクト・エコシティの推進」につきましては、地域の特性に応じた住宅課題に対応するため、本市の住宅政策の指針となる住生活基本計画を策定するとともに、空き家の流通を促進するため、香川県空き家バンクの登録住宅の住宅診断等に対し補助するなど、適正な土地利用の推進に努めてまいりたいと存じます。 第2は、「快適で人にやさしい都市交通の形成」でございます。 「公共交通の利便性の向上」につきましては、ことでん太田-仏生山駅間の新駅整備に向けて、駅舎・駅前広場の整備を推進するなど、本市が目指す都市構造と整合した都市交通システムの構築に努めてまいりたいと存じます。 また、コミュニティバス等から路線バスへの乗り継ぎが必要となる路線について、その乗り継ぎ割引に対して補助するほか、UDタクシーの導入を促進するなど、人と環境に優しい持続可能な公共交通サービスの導入に努めてまいりたいと存じます。 第3は、「拠点性を発揮できる都市機能の充実」でございます。 まず、「拠点性を高める道路ネットワークの整備」につきましては、高松海岸線や木太鬼無線をはじめ、各都市計画道路の整備を推進するなど、集約拠点間のアクセスを向上させる道路ネットワークの強化に努めてまいりたいと存じます。 次に、「中心市街地の活性化」につきましては、サンポート地区周辺整備について、官民の様々な人材が集積するエリアプラットフォームを構築するとともに、エリアの将来像を議論・共有するなど、未来ビジョンの策定に取り組み、中心市街地の来街魅力の強化に努めてまいりたいと存じます。 また、高松市大工町・磨屋町地区市街地再開発事業や高松市常磐町地区優良建築物等整備事業を推進するため、事業者に対して補助するなど、豊かな居住環境の充実に努めてまいりたいと存じます。 まちづくりの目標の第6点目は、「市民と行政がともに力を発揮できるまち」の施策に関するものであります。 第1は、「参画・協働によるコミュニティの再生」でございます。 まず、「地域コミュニティの自立・活性化」につきましては、自治会の在り方等検討プロジェクトチームによる提言の内容を踏まえ、魅力ある自治会づくりのための研修等、自治会再生に向けた取組を進めるなど、コミュニティー活動の支援に努めてまいりたいと存じます。 また、屋島、男木及び十河コミュニティセンターの改築工事等や、複合化整備を検討するための先進地視察を行うなど、コミュニティー活動拠点の整備充実に努めてまいりたいと存じます。 次に、「離島の振興」につきましては、大島港の改修工事を行うなど、交流・定住人口の拡大に努めてまいりたいと存じます。 第2は、「相互の特長をいかした多様な連携の推進」でございます。 「連携の推進」につきましては、大学や企業等との連携による地域課題解決手法の検討に取り組むなど、多様な主体との連携強化に努めてまいりたいと存じます。 第3は、「健全で信頼される行財政運営の確立」でございます。 まず、「職員力の向上」につきましては、ハラスメント研修をはじめとした職員向けの各種研修を実施するなど、組織・人事管理の適正化に努めてまいりたいと存じます。 次に、「効率的で効果的な行財政運営の推進」につきましては、地域行政組織再編計画に基づき、中部総合センター(仮称)及び東部南総合センター(仮称)の建設工事等を行うほか、令和6年度からの次期総合計画策定に向けて、まちづくりの施策について、市民等の意向や要望等を把握するため、意識調査を実施するなど、効率的な行政運営の推進に努めてまいりたいと存じます。 また、ふるさと高松応援寄附金について、寄附申込サイトの充実や地場産品を広くPRするなど、積極的な財源確保に努めるとともに、競輪事業における収益確保のため、競輪場のナイター照明設備等設置工事を行うなど、健全な財政運営の推進に努めてまいりたいと存じます。 また、スマートシティたかまつ推進協議会と連携し、IoT共通プラットフォームを活用して、様々な分野のデータ収集・分析等を実施するとともに、本市が保有するデータのオープン化やオープンデータ利活用の人材育成事業等を実施するなど、電子行政の推進に努めてまいりたいと存じます。 以上、申し上げました第6次高松市総合計画に掲げる六つのまちづくりの目標を中心に編成いたしました令和3年度当初予算のうち、一般会計の総額は1,611億円となり、2年度当初予算に比べ、金額で31億円、率にして1.9%の減となった次第でございます。 これに見合う歳入でございますが、一般財源の根幹をなす市税につきましては、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響による法人市民税の大幅な減などにより、2年度当初予算額に比べ、5.3%、額にして33億9,000万円減の611億3,900万円を計上した次第でございます。 市税以外の一般財源につきまして、個人消費の低迷などに伴い、地方消費税交付金は5億3,000万円の減となる一方、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で措置された、固定資産税の軽減分を全額国費で補填する新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金による地方特例交付金が増となり、また、地方交付税と臨時財政対策債の総額は33億8,000万円の増となったものの、結果として一般財源不足額が生じる、依然として厳しい見通しとなっております。 この一般財源不足に対処するため、財政調整基金を30億円取り崩すことにより、収支の均衡を図った次第でございます。 次に、債務負担行為につきましては、本庁舎設備等運転管理費など、15件の支出予定額を措置するほか、土地開発公社の事業資金について債務保証を行うものでございます。 次に、特別会計につきましては、九つの特別会計におきまして、総額1,102億7,417万9,000円を計上したところでございます。 次に、病院事業会計につきましては、収益的支出を99億5,754万7,000円、資本的支出を6億6,800万1,000円計上した次第でございます。 次に、下水道事業会計につきましては、収益的支出を105億6,155万4,000円、資本的支出を98億70万5,000円計上した次第でございます。 次に、議案第13号から議案第31号までの条例議案及びその他の議案でございますが、主なものを申し上げますと、地域審議会の終了に伴い、地域審議会の会長等の報酬等を削るもの、国民健康保険法施行令等の一部改正に伴うもの、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律及び食品衛生法並びに食品衛生法施行令の一部改正に伴い、手数料の額を見直すもの、高松市庵治ほっとぴあん娯楽室の利用料に係る時間の区分を見直すもの、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴うもの、高松市総合体育館第2競技場等における冷暖房装置の整備及び高松市香川庭球場の廃止に伴うもの、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴うもの、急速充電設備の位置、構造及び管理に関する基準を見直すもの、令和3年度から令和5年度までの次期事業運営期間において、介護保険料率を区分する基準所得金額を改定する等のため改正するものでございます。 また、条例以外の議案は、女木辺地に係る総合整備計画を策定するもの、包括外部監査契約を締結するもの、香川県が埠頭用地として造成した埋立地を確認するとともに、その埋立地を朝日新町の区域に編入するもの、高松市庁舎特定天井等改修工事工事請負契約を締結するもの、高松市庵治ほっとぴあんの指定管理者の指定の期間を延長するもの、椛川ダムの建設工事の実施に伴い、湛水区域内の市道を廃止及び変更するもの、令和2年度ふるさと高松応援寄附金の額が当初の想定を上回ったことに伴い、お礼品配送等委託料が不足するため及び令和2年12月15日に閣議決定された、ワクチン接種体制等の整備に基づく事業として、市民への新型コロナウイルス感染症ワクチン接種に向けた体制を構築するに当たり、早急に予算の補正をする必要が生じたため、去る1月19日に令和2年度高松市一般会計補正予算(第11号)の専決処分を行ったことの承認を求めるものでございまして、それぞれの提案理由は、各議案の末尾に付してありますので、この際、説明を省略させていただきます。 以上、提出議案の概要を説明申し上げましたが、何とぞよろしく御審議をいただきまして、御議決を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(井上孝志君) 以上で提案理由の説明は終わりました。  ─────~~~~~────── △日程第4 特別委員会経過報告 ○議長(井上孝志君) 次に、日程第4特別委員会経過報告を行います。 総合交通対策特別委員会卸売市場再整備特別委員会及び観光エリア附属医療施設整備特別委員会の各委員長から、それぞれ特別委員会の経過概要について報告を求めます。総合交通対策特別委員長 西岡章夫君。  〔総合交通対策特別委員長(西岡章夫君)登壇〕 ◎総合交通対策特別委員長(西岡章夫君) 昨年3月以降の総合交通対策特別委員会の所管事項をめぐる状況等について御報告申し上げます。 御承知のとおり、本市では、コンパクト・プラス・ネットワークの考え方の下、現在、整備を進めている琴電新駅の設置をはじめ、鉄道を基軸としたバス路線の再編や公共交通空白地域への対応、さらには航空路線の拡充など、総合的な交通施策の実施に積極的に取り組んでおります。 そのような中、議会としても、公共交通の利便性向上や利用促進のほか、自転車の活用や航路・空路の活性化など、総合的な交通政策について調査研究する必要があるとして特別委員会を設置し、鋭意、調査研究を重ねているところであります。 今年度の動きとしては、まず、新型コロナウイルス感染症の影響により、公共交通機関の利用者が減少していることを受け、交通事業者に対して、国の地方創生臨時交付金を活用し、公共交通を維持・確保するための支援を実施しました。この支援策として、昨年9月定例会においては、琴電に対して、県及び沿線の3市4町が協調し、利用促進等に関する事業を支援する新しい生活様式対応利用促進事業など、地域公共交通サービス水準向上支援事業のほか、路線バスやタクシーについて、感染防止対策を施した上で、維持・継続させるための継続運行特別支援事業、及びJR端岡駅駐輪場のキャッシュレス化整備の関係予算が、また、12月定例会においては、新型コロナウイルス感染症感染拡大が止まらず、さらに利用者の減少が懸念される路線バス及びタクシーの運行事業者等に対し、さらなる追加支援を行うための関係予算が提案され、本委員会で審査を行いました。 委員会では、市民生活を支える公共交通の支援について、一時的な支援にとどめることなく、継続的な支援の在り方についての十分な検討を求める上で、いずれも可決されたことは御承知のとおりであります。 そのほか、レンタサイクル事業については、昨年6月定例会において、レンタサイクル管理システムの更新に当たり、効率的に施設を管理できるよう公募型プロポーザルにより、業者を選定し、新たなシステムを構築するための委託料の関係予算などが可決され、放置自転車対策はもとより、市民の身近な移動手段として、利便性の向上に積極的に取り組んでいるところであります。 以上が本委員会の所管事業をめぐる状況等でありますが、人口減少、少子・超高齢化が進行していく中、持続可能なまちづくりの実現のためにも、本委員会として、本市総合都市交通計画に掲げる各種交通政策の一層の推進に向けて、全力を挙げて支援していく所存であります。 以上、総合交通対策特別委員会の報告を終わります。 ○議長(井上孝志君) 卸売市場再整備特別委員長 鎌田基志君。  〔卸売市場再整備特別委員長(鎌田基志君)登壇〕 ◎卸売市場再整備特別委員長(鎌田基志君) 昨年3月以降の卸売市場再整備特別委員会の所管事項をめぐる状況等について御報告を申し上げます。 御承知のとおり、高松中央卸売市場の青果棟及び水産物棟につきましては、いずれも整備後約40年が経過し、老朽化による様々な不具合が生じていること、また、耐震診断の結果、いずれも耐震性が脆弱であり、早急に改修等の措置を講じる必要があるとの評価であったことから、高松市中央卸売市場再整備基本構想・基本計画に基づき、これまで当局において、青果棟の移転先となる朝日町三丁目の整備用地を取得し、津波に備えるための土木防災等工事をはじめ、青果棟跡地での水産物棟の再整備などに、鋭意、取り組んできたところであります。 そこで、議会としても、本委員会を設置し、青果棟の移転整備及び水産物棟の再整備において、機能的、かつ、にぎわいづくりに活用できる施設整備に向けて、鋭意、調査研究を重ねているところであります。 今年度の動きとして、昨年6月17日に開催した委員会において、高松市中央卸売市場青果棟再整備基本設計(案)について、また、12月15日に開催した委員会において、高松市卸売市場事業経営戦略(案)及び高松市中央卸売市場青果棟再整備の進捗状況について、それぞれ当局から説明を受けたのであります。 まず、高松市中央卸売市場青果棟再整備基本設計(案)の概要について申し上げます。 同設計は、機能向上を図る整備、適正規模での整備、市民に親しまれる施設としての整備の三つを、再整備における基本的な考え方とし、この基本的な考え方を踏まえ、青果棟再整備では、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理を行い、コールドチェーンシステムの確立を実現するため、市場内の温度を適切に管理できる閉鎖型施設とすること。また、場内物流の効率化を図るため、合理的で利便性の高い動線計画とすることや、持続可能な市場運営に向けたイニシャル・ライフサイクルコストの縮減を図ること等を、主なコンセプトに進めている。 さらに、設備についても、省エネルギー、環境負荷低減などの観点から、LED照明の採用や、コールドチェーンシステムに十分に対応でき、費用対効果も期待できる空調機器の選定を検討しているほか、フォークリフトなどの小運搬車両を電動化することなどにより、場内の排ガス削減を図ることなども検討しているとの説明がありました。 これを受けて委員からは、エレベーターのバリアフリー対応や、高潮時等における近隣住民等の車両の避難場所としても利用できるよう求める発言などがありました。 次に、高松市卸売市場事業経営戦略(案)の概要について申し上げます。 同戦略は、将来にわたって安定的に事業を継続するための中・長期的な経営の基本計画と位置づけられており、総務省から全公営企業に対し、今年度末までに策定することが要請されているもので、国の経営戦略策定ガイドラインで示されている様式に従い、経営戦略の中心となる投資・財政計画などを作成している。また、現在、再整備事業にも取り組んでおり、収支計画などの推計値が実績と乖離することが見込まれるため、経営戦略策定後、適切な進捗管理を行い、状況に変化がある場合などには、随時、見直しを行っていくとの説明がありました。 これを受けて委員からは、経営戦略には民間の協力が必要であり、中央卸売市場運営協議会にも十分理解してもらうよう求める発言などがありました。 最後に、青果棟再整備の進捗状況について申し上げます。 施設の実施設計は、昨年8月に着手し、当初、本年度末の完了を目途としていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、設計業者や市場内関係者等の協議・調整に時間を要したことから、実施設計業務を翌年度に繰り越す予定としている。このため、当初、令和5年度末を予定していた工事の完了は、令和6年度初め頃となる見込みだが、現在のところ、移転・供用開始時期への影響はなく、引き続き、新型コロナウイルス感染症対策に細心の注意を払いながら、早期の移転・供用開始に向け、再整備を進めていきたいとの説明がありました。 以上が本委員会の所管事項をめぐる状況等でありますが、安全・安心な生鮮食料品等を効率的に供給できるよう、適正な価格形成と安定的供給を図る流通拠点としての役割を担うことはもとより、市民に親しまれる食の発信拠点施設となるよう、本委員会としても、市場の一層の活性化に向けて、積極的に取り組んでいく所存であります。 以上、卸売市場再整備特別委員会の報告を終わります。 ○議長(井上孝志君) 観光エリア附属医療施設整備特別委員長 神内茂樹君。  〔観光エリア附属医療施設整備特別委員長(神内茂樹君)登壇〕
    観光エリア附属医療施設整備特別委員長(神内茂樹君) 昨年3月以降の観光エリア附属医療施設整備特別委員会の所管事項をめぐる状況等について御報告を申し上げます。 御承知のとおり、本市では、屋島及び塩江地区の観光振興のエリアマネジメントを一元的に行うため、平成30年4月に観光交流課内に観光エリア振興室を設置し、屋島においては屋島活性化基本構想を踏まえ、屋島山上交流拠点施設整備や誘客促進事業などに、また、塩江地区においては塩江温泉郷観光活性化基本構想を策定し、道の駅と温浴施設を一体的に再整備し、あわせて塩江地区唯一の医療機関である塩江分院を移転整備するとの方針の下、議会としても、本市観光振興を図る上で、屋島の価値を生かした観光施策の推進、また、附属医療施設の移転整備を含め、塩江道の駅エリア等の集客力の向上に向けて、当局と議会が密接に連携しながら対処していくことが不可欠であるとして、特別委員会を設置し、種々議論してきたところであります。 今年度の動きとして、まず、屋島山上交流拠点施設整備については、昨年9月定例会において、屋島山上交流拠点施設の設置に伴い、設置目的や指定管理者による管理等を定めるための高松市屋島山上交流拠点施設条例の制定、及び屋島山上観光駐車場の管理を指定管理者に行わせることができるよう、関係条文を整備するための高松市屋島山上観光駐車場条例の一部改正の、条例議案2件が提案され、本委員会で審議を行いました。 委員会では、当局に対し、屋島山上交流拠点施設に設置されるパノラマ展示室の観覧料の割引については、特に地元学生など若年層のほか、高齢者や障害者を介護する人にも割引制度を適用し、シビックプライド醸成の観点にも留意されるよう要望するとともに、施設の利便性向上のため、インターネットでの申込や、オンライン決済・電子マネーなどによる支払い方法の検討を求めた上で、いずれも可決されましたことは御承知のとおりであります。 次に、塩江地区については、塩江温泉郷のシンボルとなる新たな交流拠点づくりを目指すための高松市塩江道の駅エリア整備基本計画(案)について、当局から説明を受けました。 その内容としては、まず、塩江道の駅エリアは、豊かな自然環境と温泉地としての歴史に医療施設が連携することにより、オンリーワンの価値を持つ道の駅としての再整備をすることをコンセプトとし、観光の目的地として選ばれる道の駅への転換を目指している。また、道の駅利用者の倍増、塩江地区の定住人口の維持・増加、及び塩江温泉郷の宿泊客数を約8万人とする三つの目標を掲げ、高松空港を利用する観光客やインバウンド、サイクリストなどを新たなターゲットとして意識している。 さらに、塩江の顔となる機能として整備する温浴施設は、行基の湯の雰囲気や建物構成等を継承するとともに、新たなバリアフリー温泉としての機能や塩江の自然を感じられる露天風呂、省エネルギーシステムの導入などを検討する。また、道の駅内にバス停を整備し、バス利用者の利便性向上を図るとともに、交通拠点としての役割を強化したい。 さらに、民間活力を生かしつつも、地域活性化に係る公的な役割を担い、地域住民等の意向を踏まえた運営を行うことが重要であるため、市が設計・施工を行い、指定管理者に管理を委託する事業手法を予定しており、今後、関係予算を措置した後、建築基本設計や道路・橋梁設計に着手、用地取得や土木工事・建築工事等を経て、5年後の令和7年度中の供用開始を目指しているとのことでありました。 これに対して委員からは、塩江道の駅エリア整備事業は、今後の塩江地区の活性化にとって、非常に重要であり、地域住民が愛着を持てる施設とされたい。そのためにも、基本計画策定の段階から、地域住民や若者を中心とした塩江地区の活性化に取り組む団体などが参画できる体制を整え、意見が取り入れられるよう、要望する発言などがありました。 なお、昨年12月定例会においては、11月に策定された同基本計画に基づき、附属医療施設を含む塩江道の駅エリアの整備における調査・設計等に係る予算が提案され、可決いたしております。 以上が本委員会の所管事項をめぐる状況等でありますが、コロナ禍において、人々の生活様式が急速に変化する中で、自然を楽しむ観光へのさらなるニーズの高まりが予想され、恵まれた自然と都市機能が程よく調和した屋島・塩江地区への再整備は、そのようなニーズに応えるとともに、本市の観光の活性化にも大変重要であり、本委員会としても、当局との連携を密にしながら、全力を挙げて取り組んでいく所存であります。 以上、観光エリア附属医療施設整備特別委員会の報告を終わります。 ○議長(井上孝志君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  ─────~~~~~────── △休会について ○議長(井上孝志君) 次に、休会についてお諮りいたします。 議案調査のため、明3月5日及び3月8日の2日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上孝志君) 御異議なしと認めます。よって、明3月5日及び3月8日の2日間休会することに決定いたしました。 なお、3月9日の継続市議会は、午前10時に会議を開きます。 本日は、これにて散会いたします。      午前11時6分 散会  ─────────────────────────────────────────地方自治法第123条第2項による署名者          議      長          議      員          議      員...