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令和4年予算特別委員会(第5日目) 名簿 開催日:2022-03-10
令和4年予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2022-03-10

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  1. 石岡市議会 2022-03-10
    令和4年予算特別委員会(第5日目) 本文 開催日:2022-03-10


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和4年3月10日(木曜日)                   午前10時00分開会 ◯委員長(谷田川 泰君) ただいまから予算特別委員会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議題は、議案第5号・令和4年度石岡市一般会計予算ないし議案第14号・令和4年度石岡市農業集落排水事業会計予算、以上であります。  次に、付託案件説明のため、本日、委員長において出席を求めた者の職・氏名は、説明員名簿のとおりであります。  次に、本日の審査範囲につきましては、審査区分表のとおりであります。  次に、各委員に申し上げます。本日は総括審査でありますので、計数に関わる質疑、また、重複する質疑は避けていただき、所管審査において答弁がなされ、それ以上に政策的な判断を求めるものについて、予算に即して質疑を行っていただきますよう、よろしくお願いをいたします。  これより議事に入ります。  議案第5号・令和4年度石岡市一般会計予算ないし議案第14号・令和4年度石岡市農業集落排水事業会計予算の計10件を一括して議題といたします。  これより質疑を行います。  初めに、山本 進委員。 2 ◯委員(山本 進君) おはようございます。山本 進です。議案第33号・児童館を廃止する条例案が急遽、撤回されました。議案質疑ではこの条例案の撤回を求め、また、17日の採決の日に向けて反対討論の準備をしてきた自分としては、撤回の話を聞いた瞬間は何か拍子抜けしてしまったような気持ちでしたが、落ち着いてみれば、市長のそばに正しく進言される人もいて、最終的には、市長ご自身が正しい賢明な判断をされたのだと、何かほっとした思いであります。  さて、質問に入ります。  初めに、複合文化施設整備事業事業者選定等アドバイザリー委託料について伺います。  複合文化施設整備事業は、基本計画の策定が大幅に遅れ、その事業手法も候補地も、何ら一切決まっていない中で、事業者選定等アドバイザリー委託料の予算が計上されました。  私には、このことは全く理解できません。納得もできません。そればかりか、これは一日も早い新施設の整備を待ち望みながらも、今日まで全ての議論から置き去りにされたままの、市民の神経を逆なでする以外の何物でもないと思います。  この予算案について、私ばかりでなく、多くの同僚委員から異論が噴出しているわけでありますが、そちらの席でずっと私たちと執行部とのかみ合わないやり取りをお聞きになっておられた副市長は、このことについてどのように感じられたでしょうか。  また、こうした議論が空転している状況を少しでも改善し、正常化するために、何か特別なお考えなどをお持ちではないでしょうか。お伺いしたいと思います。副市長、お願いいたします。 3 ◯委員長(谷田川 泰君) 副市長・田所君。
    4 ◯副市長(田所和弘君) お答えいたします。私、4日間、予算特別委員会に出席させていただきました。複合施設の関係の議論を聞いてございました。私としては、非常に山本委員の気持ちに近い部分がございます。  やはり執行部としては、決めたものを決めたとおり、きちんと整理してやるべきというふうに思ってございます。  今、まだ決まっていない部分がいろいろあるということでございましたけれども、私としても反省してございまして、この1年間、どうしてもう少しチェックできなかったかということについては、大変な反省をしております。  今後になってございますけれども、スケジュール管理をしっかりして、何を、いつまでに、どうするんだということを決めて、それについて、逐一、私どもでチェックして、できなければ、なぜできないかとその課題を出して、そこで修正をする、それで皆さんにお伝えすると、そういうような場を設ける、そういうようなことを重点的にやって、今後遅れることのないように配慮したいというふうに思ってございます。 5 ◯委員長(谷田川 泰君) 山本委員。 6 ◯委員(山本 進君) ありがとうございました。再質問いたしません。  令和2年4月、市民会館を突然廃止されて以来、私は一貫して新施設の一日も早い整備を要望してきたわけでありますが、この2年間、執行部との間では何かとかみ合わない議論が続くばかりで、少々辟易しております。  今日のところは、複合文化施設整備事業についての私の質問はこの程度といたしまして、後を同僚委員に託しまして、次の質問に移りたいと思います。  文教厚生委員会所管の審査では、文化振興課所管替えとなった筑波山地域ジオパーク推進事業についてお伺いしました。  ジオパーク推進事業が、政策企画課から観光課へ、観光課から文化振興課へと、点々と所管が移されています。その理由は何か、今回、所管替えが必要と判断された市長にその判断に至った経緯、根拠についてお尋ねいたします。 7 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 8 ◯市長(谷島洋司君) 筑波山地域ジオパーク推進事業についてお答えいたします。  筑波山地域ジオパーク推進事業につきましては、平成28年度までは政策企画課で所管しており、平成29年度からは、観光振興という観点から観光課で所管しておりましたが、今年度の事務事業の見直しの中で、ジオパークの推進後、生涯学習や文化財の保護としての視点から推進していきたいという思いから、経済部、教育委員会、総務部において協議を行うよう指示し、令和4年度から教育委員会文化振興課で所管することとしたものでございます。  いずれにしましても、しっかりこの筑波山地域ジオパークというものを市民全員で理解していくと、子どもたちにも、ぜひこのジオパークというものはどういうものかというのをまずは学んでいくと、そういう観点から、教育委員会の移管に至ったものでございます。 9 ◯委員長(谷田川 泰君) 山本委員。 10 ◯委員(山本 進君) 過日の所管委員会の審査で、所管替えの理由をお聞きしましたところ、筑波山地域ジオパーク推進協議会、こちらには3つの部会がある。その1つの教育・学術部会をこれまでも文化振興課が担当してきたからではないかなという答弁がありました。  ちなみに、3つある部会、残り2つの部会はどのようなものなのでしょうか、お尋ねします。 11 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 12 ◯教育部長豊崎康弘君) 筑波山地域ジオパーク推進事業についてですが、推進協議会のほうで3つの部会、教育・学術部会以外に市民活動部会、それから地域振興部会の2つがございます。  以上です。 13 ◯委員長(谷田川 泰君) 山本委員。 14 ◯委員(山本 進君) そうすると、令和4年度からは、ジオパーク推進協議会の今、答弁いただきました市民活動部会ですか、これと、地域振興部会に関わる事業まで、その全てを文化振興課が担当することになるんでしょうか。  私はこの2つの部会は、今伺って、文化振興課にはあまりなじまないのではないかと思うんですが、どうなんでしょうか。市民活動部会地域振興部会まで文化振興課に押しつけてしまってよいのでしょうか、お尋ねします。 15 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 16 ◯教育部長豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。まず、地域振興部会につきましては、6市の各地域の商工観光課関係団体等が部会員となっており、これらの団体と連携しながら、新たな資源、観光資源や特産品の創出などが挙げられますので、現在の所管課である観光課が現状のまま担当することになります。  本市は、協議会において、かすみがうら市とともに市民活動部会の事務局となってございますので、市民活動部会の業務が移管されると聞いております。  また、教育・学術部会につきましては、今後も文化振興課の担当する学芸員が参加してございますので、教育委員会としましては、市民活動部会と教育・学術部会を担当するということになります。  以上です。 17 ◯委員長(谷田川 泰君) 山本委員。 18 ◯委員(山本 進君) それでは、お尋ねしますが、文化振興課、新しく加わった市民活動部会など含めて、部会で取り組む事業について、どのような業務を実際に受けることになるのか、きちっと把握をしておられるんでしょうかね、お尋ねいたします。 19 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 20 ◯教育部長豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。担当課からは、詳細な事業の引継ぎは議会が終了した以降になると聞いてございますが、現時点で把握していることにつきましては、市民活動部会においては、地域の市民団体などと連携しながら、他のジオパークとの交流事業やミニジオツアーを開催すること、また、学校現場におけるジオ教育推進のための取組などが挙げられているというふうに聞いてございます。  以上です。 21 ◯委員長(谷田川 泰君) 山本委員。 22 ◯委員(山本 進君) 令和4年度から文化振興課に移管される事業を現在の職員体制で進めていくことができるのかどうか、お尋ねいたします。  新たな所管替えによって、令和4年度から文化振興課が担当する業務が確実に増えます。また、文化振興課では、長期休暇となっている職員が2名いると聞いておりました。  そのような状況で、さらに事業が増えることなのであれば、臨時職員の報酬などを含んだ予算編成とすべきではなかったかと思い、過日の所管委員会の審査では質問いたしましたが、その答弁は、予算は観光課が要求したもので、その時点では観光課も所管替えは想定していなかったのではないかと。政策企画課も、従来担当した政策企画課にしても、観光課にしても、ジオパーク事業は市職員、正職員が担当していたと認識していると、そういった答弁でした。  担当課長としては、それ以上は答えようがなかったのだろうと思います。ここですね、ポイントは。私は決して文化振興課の職員の力量を過小評価しているというわけではないんですが、現在の職員の相対のキャパシティと業務量とのバランスは本当に大丈夫なんでしょうか。私はとても心配しています。部長の見解を求めます。 23 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 24 ◯教育部長豊崎康弘君) お答えいたします。新しくジオパークの業務が増えるということでございます。  今後の業務を円滑に進めていくためには、現在の人員とは別に、ジオパーク事業にノウハウのある職員は不可欠であるというふうに考えてございます。  なお、人事ヒアリング時に、私から職員の増員を要望しており、担当部局からは、事業の所管替えに伴う職員配置について配慮するというように伺ってございます。  以上です。 25 ◯委員長(谷田川 泰君) 山本委員。 26 ◯委員(山本 進君) 部長から答弁いただきました。  それでは、ここで市長に改めて、文化振興課職員体制、組織の強化について伺います。  私はかねてからといいますか、今泉前市長のときから、何回となく、文化振興課職員体制の強化の必要性を訴えてまいりました。  もともと、文化振興課の現在の体制で、さらに2名の職員が長期休暇となっていて、果たして所掌する業務を円滑に進めていくことができるのであろうかと大変心配しておりました。職員の加配、増員配置が必要なのではないかと度々質問もしてまいりました。  そこへ持ってきて、今回の所管替えです。文化振興課にはさらに1つ、ジオパーク推進事業の業務が増えることになります。また、予算だけでは見えない業務も増えてきて、課全体が極端な業務過多の状態になってしまうのではないかと懸念をいたします。  先ほど部長のほうから、人事ヒアリングの際に、職員の配置について要望をされたということを伺っていますが、市長から文化振興課に職員の加配措置、正職員の増員配置を真剣に考えていただけないか、市長の見解をお伺いいたします。 27 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 28 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。令和4年度の人員の配置でございますが、移管となる業務を踏まえた文化振興課全体の業務量などを勘案して対応してまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、この石岡市にとっての文化振興事業、大切な事業だと認識しておりますので、ジオパーク推進と併せて検討してまいりたいと思っております。 29 ◯委員長(谷田川 泰君) 山本委員。 30 ◯委員(山本 進君) 市長から、正職員の増員配置について、大変前向きな答弁をいただきました。ありがとうございます。担当課には、これにしっかりと応えて業務に取り組んでいただいて、ふさわしい成果を挙げていただくようにお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 31 ◯委員長(谷田川 泰君) 次の質疑者に移ります。石橋保卓委員。 32 ◯委員(石橋保卓君) おはようございます。予算委員会のほうも4日目ということで、本日総括を迎えました。  本来、行政における予算というものにつきましては、事業を執行するに当たっての屋台骨といいますか、大変重要なものになってくるわけです。全ての事業が、全て予算の裏づけがなければできないというわけではないんですけれども、大部分の事業について、やはり予算の裏づけがしっかりあっての事業執行ということは、返して言えば、予算がついた事業については、しっかりとした執行を図らなければならないということになるかなと思います。  これまでの質疑を聞いておりますと、予算をつけただけで事業が終わってしまう、時間的な制約の中で、職員数が減っている中で、年度内での事業執行というのがなかなか困難になってきている状況もあるのかなと多少は感じはするわけですけれども、やはり自分たちが与えられた仕事をきっちりと遂行するには、与えられた予算の中の執行をきっちり図るというのが、一番大事なのではないかなというふうに思います。  まず、これまでの質疑の中で、現在の事業の中、いろいろな業務委託、それから集中してお伺いをしてまいりました清掃関係といいますか、保安保守関係の委託、それから、事業を実施するに当たって、やはりこれも一番重要になってきます実施設計、これらの予算の積算根拠といいますか、そういったものが3者見積りで大部分が行われているというのがご答弁の中でありました。  現状の中では、ある程度致し方がないのかなと思うわけですけれども、そういった業務委託、それから実施設計を委託する、そういった場合に、やはり皆様方が思い描いている事業の形というのが本来あるわけです。  それが、本来であれば仕様書という形で見積りを提出する業者に示されて、初めて皆様方が要求、やろうとしている事業が実現できる形が見えてくるというのが仕事の進め方ではないかなと思うんですけれども、副市長のほうにちょっとお伺いします。  業務委託、それから実施設計、その部分が、3者見積り等の業者にある程度依存をしてしまっている現状について、どのようにお考えなのかお伺いをいたします。 33 ◯委員長(谷田川 泰君) 副市長・田所君。 34 ◯副市長(田所和弘君) ご答弁いたします。委員ご指摘のとおり、現在につきましては、3者見積り等により平均値というようなこともやってございます。  委員ご指摘のとおり、やはりあるべき理想の業務内容というのはあろうかと思います。収支をきっちり決めまして、それに基づく数字を出していただいて、それに基づく積算をして予算を要求すると、非常に理想的だと思います。  かなりの業務がございまして、それがどのくらいまでできるかというのはあるとは思いますが、ただ、できないからやらないではなくて、やっぱりそういったものを目指していかないと、やはり本来、市民が望んでいる形にはならないのかと思いますので、そういった方向について検討していきたいというふうに思ってございます。 35 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 36 ◯委員(石橋保卓君) 今回、ある程度、清掃管理の保守保安に絞って、補正予算の審議から新年度のご予算に対する審議を行ってまいりましたけれども、補正予算のほうで庁舎の部分だけに限って言いますと、1,770万の減額補正が今回行われた。  片や、令和4年、新年度予算においては、1,770万の減額を補正したもともとの令和3年度の当初予算よりも大きい金額で予算要求がされていると、それが今回の発端であります。  そういった部分、もうちょっとやはり職員の皆さん方が現実といいますか、業者から上がってきた3者見積り、それの平均を取っているんだと思いますけれども、それだけで単純にきっちり、ごめんなさい、予算要求をするのではなく、中身をよく精査した上で、やはり担当者としてはその部分、ある程度専門性を身につけなければならないという部分はあるのかなとは思います。それができなければ、庁内全体でそういう部門を設ける必要があるのではないかなと。3月という年度末において、1,770万円という減額補正をする、これはそのまま不用額として落とされてしまうと思うんですね。  さきに私も指摘をさせていただきましたけれども、こういった委託については、事業が確定をするのは年度当初であります。その時点できっちり補正、減額補正をかけて、その入札差金で生じた資金については、他の事業に迅速的に振り分ける。  話は飛びますけれども、学校施設関係の修繕等については、各学校からいろんな箇所の修繕が上がってきていると思うんです。その中で予算がない、予算がないというふうな理由だけで、どんどんどんどん、そういった緊急的な修繕が後回しになってしまう。これ、絶対あってはならないことではないのかなと。  特に、子どもたちが学び育まれる施設については、早急に不具合がある点は改善をしないと、子どもたちのけが、健康、そういったところに直接的に結びつくところではないのかなと思います。そういった部分での今後の予算の組み方、編成の仕方。  ちょっと戻りますけれども、やはり3者見積りでそのまま計上してということで、ある程度そこで精査をしないと、ほかでどうしても必要な予算についても、年度予算の当初の中で顧みられないような事業も出てきてしまうのではないかなと。  もう一度ここで立ち返って、本来の予算のつけ方といいますか、予算の成立に当たっての考え方を改める必要があるのではないかなと思うんですけれども、もう一度、副市長のほうでそういった指導といいますか、今後どのように対応されていかれるのかお伺いをいたします。 37 ◯委員長(谷田川 泰君) 副市長・田所君。 38 ◯副市長(田所和弘君) ご答弁申し上げます。委員ご指摘のとおり、予算につきましては、例年、同じような形で恐らく予算要求がされてきたのかなと思います。  従来から見れば、例えば1者見積りが3者見積りになったという点では、検討はしているというふうなこともございますけれども、やはり先ほども申し上げましたとおり、ある程度マニュアルといいますか、そういったものも決めるなり、できないものもあるかもしれませんけれども、そういったものも含めて、ある程度質を確保するということと、それからちょっと戻りますが、先ほどの年度当初に入札で決まりましたと、予算に対して、入札が変わりますので、残が出た場合に補正で落として、例えば学校の修繕、緊急修繕等に回す予算にするとか、大事なところがいっぱいあると思いますけれども、やっぱり緊急的なものは即対応しなければ、やはり市民ないし子どもたちが困ってしまうということになりますので、そういった予算の有効な使い方について検討してまいりたいというふうに思ってございます。 39 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 40 ◯委員(石橋保卓君) 分かりました。ただいまの副市長のほうの答弁については、副市長としての1つの決意というふうに受け止めさせていただきまして、令和4年度の執行に当たっては、そういったことを十分念頭に入れながらお願いをしたいというふうに思います。ありがとうございます。  次に、ちょっと具体的にお伺いをします。  やはり所管のほうで指摘をさせていただきました、この新庁舎、市本庁舎と八郷総合支所庁舎での電話交換の業務の委託の関係です。  それぞれに電話交換業務ということで大きな金額を計上されておりますけれども、ここの新庁舎ができた際に、この本庁舎においてはダイヤルインが採用されているかと思います。ダイヤルインをもうちょっと市民の皆様方に周知をする、活用するということであれば、現在の交換業務も多少縮小ができるのではないかなという感じがするわけですね。  質疑の中で、本庁舎から市内の各出先のほうへも電話を回すことができるということであれば、本庁舎と支所のほうにそれぞれ電話交換業務を置く必要はないのかなと。どちらか1本に統合できるのではないかなというふうに考えるわけですけれども、これも今日、あしたですぐ対応ができる問題ではないということはよく分かっています。  とは言いながらも、なるべく早くそういった部分を整理していく必要性があるのではないかなというふうに考えるわけですけれども、お考えをお伺いいたします。 41 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・門脇君。 42 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁いたします。本庁と支所の電話交換業務の一本化というご質問ですけれども、本庁にかかってきた電話を支所に転送することや、支所にかかってきた電話を本庁に転送することにつきましては、内線機能を使うことによりまして転送することができるということを確認してございます。  一本化するメリットとしましては、それぞれに、本庁に3人、支所に2人の電話交換員を配置してございますけれども、一本化することによりまして人員を整理し、委託費を削減することができるといったメリットが考えられます。  また、想定される課題といたしましては、適正な交換手の配置を把握することが必要となりますので、電話交換員の人数が不足すると、何度電話しても電話がなかなかつながらないというようなことになってしまうことも考えられます。  この点につきましては、交換手さんの平均的な時間など、そういったものを調査して、必要な業務量などを把握してまいりたいと思ってございます。  次の課題といたしまして、本庁の電話番号を代表した場合、八郷地区にお住まいの方の慣れ親しんだ総合支所の電話番号がなくなってしまうのかというような点でございますけれども、この点につきましては、先ほどの転送機能などを使うことによって可能かと思います。  さらに、この総合支所の代表番号を残すことによりまして、八郷地区の皆様が慣れ親しんだ電話番号がなくなるというようなことはないかと思ってございます。  それから、3点目といたしましては、土日の日直、それから夜間業務、夜間警備の業務とか、そういったものでの対応などにつきましても、そういったそれぞれの代表番号を残すことによりまして対応することはできるのかなと考えてございます。  現在、本庁と支所の電話交換業務につきまして、包括民間委託ができないかなどについて検討を進めておりますので、今後につきましては、関係部局などと連携いたしまして、実現に向けて検討を進めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 43 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 44 ◯委員(石橋保卓君) 今、聞いていると、ほぼほぼメリットばかりであるのかなというふうに感じをするわけですので、なるべく早く対応のほうをお願いしたいと。  参考までに、県庁の例を出すのはあれですけれども、県庁の場合には、もう完全に連絡先、各課とか担当への連絡先が、全てダイヤルインの番号が表示されています。  ここ、石岡においてもダイヤルインが採用されていますので、各担当の連絡先、代表番号を利用するのをやめて、ダイヤルインでの連絡先の周知徹底というのは、私は必要ではないのかなと。そういった部分で、無駄とは申しませんけれども、余分な経費を削減することは十分可能であるのかなという感じがしますので、今後の対応をお願いしたいと思います。
     それから、これから先はちょっと、特に事業の執行とは関わりがあるわけではないんですけれども、せっかくの予算委員会の総括ということですので、提言といいますか、お願いという形になってくるかと思います。  質疑の中で、施設清掃・管理・保守保安委託料という文言で予算の計上がされております。その中で幾つかの委託がまとまって、1つの項目として出されているというのが分かったわけでありますけれども、予算書を通して統一性に欠けているのではないかなと。  ほかの部署、特に教育委員会関係が保安業務について、別項目で電気設備とか、そういう部分で別出しで予算化項目として出されていると。  本来であれば、この予算書1冊の中は、ある程度統一性が必要ではないかなというふうに考えるわけです。そういったところの整理といいますか、そういうことは今後お考えになっていただけるのかどうか、お伺いをいたします。 45 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・門脇君。 46 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。予算につきましては、予算編成方針に定めまして、このような細々節などを使ってくださいということで周知をしているところですけれども、最初の総務企画委員会の中で、事業別予算導入してからということで私ご答弁申し上げましたけれども、そこからかなりの年数たっておりますので、その時々の考え方によりましても変わってきている部分があるのかなと思っております。  今後につきましては、そういったルールづくりといいますか、方策とか、そういったものをよく考えまして、関係部局とよく協議検討を進めまして、次年度予算などに取り入れられるように進めていきたいと思っております。  以上です。 47 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 48 ◯委員(石橋保卓君) ありがとうございました。我々審査する側のほうも、もうちょっと分かりやすい内容にということは皆さん感じている部分であるのかなとは思いますので、そういったところの工夫、お願いをしたいと思います。  お願いついでに、やはりもう一工夫お願いをしたいというのは、審査に当たって、今回は事前通告、コロナの影響ということで事前通告がありました。しかしながら、これまでの質疑の中で、過去の質疑の中で、質問をしてもやはり所管が違う、今日の審議には該当しませんというような指摘を受ける。私も何度か経験をしましたし、そういう場面が幾つかあったかと思います。  前にも、一度、私お願いしたことあったと思うんですけど、この予算書の事業名の項目、事業名の後に担当課名を表示する、もしくは予算書を編成する際に、技術的にどうしても難しいというのであれば、別に事業の一覧を作っていただいて、その事業一覧のところに担当課を明記していただくと。そうすると我々審査する側も非常に調べやすくなりますし、間違った聞き方をすることも減るのではないかなというふうに感じるわけですけれども、お考えをお伺いいたします。 49 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・門脇君。 50 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。予算書への記載につきましては、システム上、可能かどうか検討する必要があるかと思います。そちらから出力した別な資料としてであれば、対応することは可能かと考えますので、その辺につきましては、関係部局等とよく検討してまいりたいと思います。  以上です。 51 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 52 ◯委員(石橋保卓君) このお願いは、我々議員、委員だけではなく、恐らく職員の皆さんの中にも、この事業の担当がどこの部署になるかというのをよく分からない方もいらっしゃるのではないかなと思います。そういう意味では、審議を円滑にするための1つのツールになるのかなと思いますので、よろしくお願いをします。  最後に、市長のほうにお伺いをします。  ここまで、るる質疑をさせていただきました。新年度、令和4年度の事業に当たって、いろいろな議論が行われたわけでありますけれども、市長においては、この質疑、これ、昨日までの3日間の審議を通じて、どのような感想を持たれたのかお伺いをいたします。 53 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 54 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。先ほど副市長のほうからもお話があった件ございました。事業を進めていく上でのスケジュール、そういったものをきっちり管理する必要があること、あるいはその事業課がどこであるか明確にして責任を明らかにしていくと、そういう必要があるのかなと感じたところでございます。  先ほど財務部長からも答弁ありましたとおり、様々な委員ご提案の内容につきましては検討させていただきまして、予算委員会がスムーズな審議が行えるように工夫してまいりたいと思います。 55 ◯委員長(谷田川 泰君) 石橋委員。 56 ◯委員(石橋保卓君) ありがとうございました。  もう一言だけ言わせていただきますと、予算委員会の審議がスムーズということではなく、年度の中での事業の執行がどれだけ迅速に、スムーズに進められるかということが一番肝心になってくるのかなと思いますので、もう一度、やはり組織の中の、組織としての在り方、仕事と仕事の進め方、そういったものをもう一度、一度立ち止まって、皆さんと情報を共有しながら、同じ意識の下、事業執行に当たっていただきたいなというふうに思います。  以上で私の質疑を終わります。 57 ◯委員長(谷田川 泰君) 次の質疑者に移ります。鈴木康仁委員。 58 ◯委員(鈴木康仁君) 鈴木康仁でございます。私のほうからは確認だけですので、答えていただければと思います。  ページ数、185ページの都市計画総務費の中の石岡駅前整備事業、西口駅前広場整備工事4億9,990万の内訳について、もう一度、ちょっと説明をお願いいたします。 59 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長直轄組織理事・田村君。 60 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。申し訳ありません。西口駅前広場整備工事に関しましては、3本予定しております。  1点目が、西口交差点の改良及び共同溝改修工事でございまして、郵便局から下りてきたところの御幸通りへ行く右折車線ですか、それと歩道の整備ということで3,700万円を予定しております。  2本目が、西口交流施設駐車場新設工事、こちらは、従来、これまではステーションパークの駐車場として、整備工事ということで名称を使っておりましたが、昨日も担当課長のほうでちょっと答弁のほうはさせていただきましたが、今後は、西口交流施設の利用者や、これまでステーションパークですとか駅を利用していた方の駐車スペースについて、駐輪場と一体化した整備を行うということで、こちらの予算計上が4億6,132万9,000円でございます。  3点目が、かんばん横丁待合所の改修工事でございます。こちらが、現在、かんばん横丁にございます中央の待合所ですか、そちらの部分を今後、関係部署と協議しながら、そちらもかんばん横丁の1つとして整備をしてまいりたいと考えておりまして、こちらの予算額が157万1,000円で、3点合計しまして、令和4年度予算の4億9,990万円となっております。  以上でございます。 61 ◯委員長(谷田川 泰君) 鈴木委員。 62 ◯委員(鈴木康仁君) そこの工事の部分の中の、ちょっと簡単に名称を言いますと、立体駐車場、駐輪場の部分なんですけれども、私、産業建設委員会で常任委員会に入っているんですけれども、当初、そこでの説明で、今、計上されている予算と違った気がするんですけれども、これ、その後、変更があって変わっていったのか、それとも私の勘違いで、最初からこういう予算だったのか、説明をお願いいたします。 63 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長直轄組織理事・田村君。 64 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。当初、ただいま鈴木委員からご指摘のとおり、当初計画、令和3年度といいますか、駅周辺整備事業で当初予定しておりました金額でございますが、そちらにつきましては、2億6,000万程度でご報告させていただいたかと思います。  そちらの当時の積算根拠でございますが、今回の……。当時、積算した時点では、平均単価を入れさせていただきまして、それで積算、面積で駐輪場と駐車場の面積を単価で計算した中での積算根拠でございました。  それを今回、設計等を行っておりますので、基本設計段階で概算事業費として算出しておりましたが、今回の設計を入れ直した結果、そちらの整備費等で、今回の4億6,132万9,000円ということで予算計上のほうをさせていただいたところでございます。  以上でございます。 65 ◯委員長(谷田川 泰君) 鈴木委員。 66 ◯委員(鈴木康仁君) 私もちょっと担当、常任委員会の所属だったので質問を避けていたんですけれども、恐らく当初、常任委員会のほうには1億1,980万、その後が2億6,000万と部長答弁したんですけど、ちょっと僕は、そこ、記憶がなくて、後で確認しますけれども。  これ、部長がおっしゃったように、2億6,000万だとしても、一気に2億6,000万から4億6,000万、これ、2億増えていることを私ども担当の委員会も知らないですし、いきなりここでこういうようなことを上げられてきても、確かに、これ、国庫補助を使うんですよね、2分の1の補助があったと思うんです、補助率が。  それでも、2億を、倍ですよ。2億6,000万が4億6,000万、倍近く増えてしまうものを予算でぽんと上げてくるというその姿勢というか、ちょっと説明不足も甚だしいと思いますし、今、私昨日、家に帰って、グーグルマップさんの航空写真を見ていたんですけれども、民間の駐車場があれだけあって、コロナ禍もあって空いている状況も多い中で、本当に必要なのか、すごく疑問に思ってしまって。  私委員会に所属して話の経緯を聞いていく中で、複合施設がもう本当だったら決まっていたと思うんですね。その候補地に東口ですか、東口のかしてつ跡地が入って、今ある市営の駐車場が狭くなるのかということもあったので、それも兼ねてとか、いろいろ自分なりに解釈したんですけれども、今現在、その複合施設がどこにできるかも決まらずに、これ、4億6,000万、持ち出し半分だとして2億3,000万をかけて造る意味はあるのか、再度お伺いします。 67 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長直轄組織理事・田村君。 68 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。ただいま鈴木委員からご指摘ございましたように、その予算計上に当たりまして、常任委員会、所管する産業建設委員会でのご説明が遅れてしまったことについては、反省しております。申し訳ございません。  駐車場でございますが、現状の駅ご利用の方ですとか、ステーションパークご利用の方の駐車場、駐輪場としてお使いになっている、さらに、西口交流施設、今整備のほうをさせていただいておりますが、そちらの利用者の方についてもそちらのご利用をしていただけるように、現状、検討しているところでございますので、こちらの駐車場の整備につきましては、今後もできれば進めていきたいと考えております。  以上でございます。 69 ◯委員長(谷田川 泰君) 鈴木委員。 70 ◯委員(鈴木康仁君) 参考までにお伺いいたします。  この4億6,132万円の積算がおおよそ確定したというか、設計委託、きっとしているんでしょうから、それが出た時期というのをお聞かせ願えればと思います。 71 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長直轄組織理事・田村君。 72 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。申し訳ございません。設計の時期、納品の時期につきましては、ちょっと手持ちございませんので、少しお時間いただければと思います。申し訳ございません。 73 ◯委員長(谷田川 泰君) 鈴木委員。 74 ◯委員(鈴木康仁君) これ、本当に積算が出た後に常任委員会があったりなんだりしていたらば、本当に、これ、委員会軽視ですよ、はっきり言いますけど。始まりと途中を委員会に諮っていて、いざ予算で形にする前に、今度報告がなく出してしまおう、こういうことが通っていいんでしょうか。私は本当に何か言葉が悪いかもしれませんけれども、委員会とか定例会、だまして通ってしまえばそれでいいのかと思ってしまいます。  私、地元が本当に駅前通りにありまして、本当にほかの地区には申し訳ないぐらい駅前の再開発とか事業に石岡市に力を入れてもらっている、本当にありがたいところはあるんですけれども、これ、大切な税金なので。  確かに2分の1補助なんですよ。ですけれども、これ、造ってしまえば壊すことはできないし、維持にはお金がかかるし、また年数がたって解体するときには、もう財政推計を見ても分かるとおり、厳しい時代になってくるのが分かっていて、これ、ストップすることも大切なんじゃないでしょうか。  先ほど先輩委員が予算で決まったことを執行するという大切さを、もちろん大事ですけれども、まだ、これ、予算は通っていません。フィックスでもう決められたものを進める部分と、もうフレックスに柔軟に変えていく部分というのを持たなきゃならないし、あとは、2億からのお金を増えるのに、委員会を軽視したような流れで本当にいいのか、再度、ご答弁をお願いいたします。 75 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長直轄組織理事・田村君。 76 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。その点につきましては、大変申し訳なく考えております。今後につきましては、十分な審査、協議をしていただけるように報告は、随時早めに報告してまいりたいと考えております。  以上でございます。申し訳ありません。 77 ◯委員長(谷田川 泰君) 鈴木委員。 78 ◯委員(鈴木康仁君) 私はこの予算に対して反対なんですけれども、市長、副市長にお伺いしたいんですけれども、今のやり取りを聞いて、こういうスタンスで物事を進めていくのが谷島市長のスタイルなのかどうなのか、ちょっとお考えを、副市長でも市長でもよろしいので、お聞かせ願えればと思います。 79 ◯委員長(谷田川 泰君) 副市長・田所君。 80 ◯副市長(田所和弘君) お答えいたします。今、委員からご指摘があったことについて、非常に重く受け止めております。  やはり執行部と議員の皆様方というのは、両輪でございます。一対でございます。随時変更、修正があった場合には報告を求め、それによってどういうふうにやるべきか、あくまで執行部は案を出して、それに対してご協議いただくというのが全てかと思います。非常に残念な報告を今聞いたというふうに思ってございます。  ほかの委員会でも、そういったことがないのかどうかも含めて、ちょっと厳しくチェックしてまいりたいと思いますし、個別のことについて、小さいことであっても、やはりこんなことまで報告しなくていいよというぐらい報告をして、やはり市民の代表である皆様方のご理解を賜るというのが基本かと存じております。  以上です。 81 ◯委員長(谷田川 泰君) 鈴木委員。 82 ◯委員(鈴木康仁君) 私たち議員も、本当にこの予算書に付箋を貼りながら細かい点を見ていく中で、ただ、自分が所属している所管の委員会以外はよく見えますけど、所管のときは、逆にいつも委員会で報告を受けたり審査していますので、若干、目の行き届かない部分が逆にあるんですね。  なので、これは本当に職員の皆様の姿勢だと思いますよ、私。しっかりとしていただかないと、これ、私どもも、まちに出れば市民の皆さんに、何でこんなことになってんの、何であんなことになってんのということを聞かれるわけです。市民の皆さんなんかは、私どもが決めたことだと100%思うわけですよね。  その中で、やっぱり自信を持って自分らで審議したことについては説明できますけれども、こういうことがあっては何とも説明し難いし、チェック機関である僕らがやっぱり努力が足らなかったのかなと自分を責めることもあります。  これは本当に2億違えば、1億の持ち出しが変わるわけですよ。1億あれば、今回の定例会中、皆さんから意見が出た児童館だって、本当にその10分の1の金額でできるわけですから、これはしっかりと職員の皆さんも他人事として聞かないでいただきたいし、そういう姿勢で臨んでいただければと思います。  以上で私のほうの質問は終わります。 83 ◯委員長(谷田川 泰君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前10時58分休憩             ──────────────────────                   午前11時07分再開 84 ◯委員長(谷田川 泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  さきの鈴木委員の質疑に対し保留いたしました答弁について、その準備が整ったとのことでございます。ここでその答弁を求めたいと思います。  市長直轄組織理事・田村君。 85 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(田村幸生君) ご答弁申し上げます。こちら、まず経過のほうをご説明させていただきたいと思います。  3年度、今年度当初に駅周辺整備事業について、事業費等々のご説明をさせていただいた際には、概算事業費ということで2億、先ほどの数字でステーションパーク立体駐車場ということでご説明をさしあげたところでございます。  ただいま、休憩中に資料のほう取り寄せたところでございます。  石岡駅ステーションパーク駐車場基本設計業務委託ということで、令和2年に発注を行いまして、検査完了が令和2年12月25日ということで成果物が上がってまいりまして、その中で4億6,132万9,000円という数字が出てきたというところでございます。  年度当初に報告をさしあげなかったのは、国の交付金、都市構造再編集中支援事業交付金につきまして、計画を、申請といいますか報告している中での数字でご説明させていただきましたが、先ほど鈴木委員からご指摘ございましたように、当然、数字が分かった時点で、常任委員会、産業建設委員会のほうに報告すべき案件だったと思います。申し訳ございませんでした。 86 ◯委員長(谷田川 泰君) 鈴木委員。 87 ◯委員(鈴木康仁君) 令和2年12月に実施設計で大体の概算の見積りが出たということで、そうすると、今年はもう令和4年なので、1年以上たっている中で、ちょっと常任委員会に報告が、その過程でなかったというのは非常に残念であります。恐らく地盤調査をした中で、地盤の軟弱な部分とかいろいろな問題はあったのでしょう。ただ、担当委員会として、やはり報告を受けたかったなというのが思いですし、また、今、戦争等の影響で、これ、鉄骨とかいろんな物資が上がってきている中で、最終的には幾らになってしまうのかなという不安もございます。ただ、今回、私はこの予算に対しては、到底、ちょっと納得がなかなかいかない部分がありますので、よろしくお願いします。  分かりました。ありがとうございます。 88 ◯委員長(谷田川 泰君) 次の質疑者に移ります。櫻井 茂委員。 89 ◯委員(櫻井 茂君) 櫻井 茂です。総括質疑をさせていただきます。  最初に、まずお尋ねしたいのが、運動公園体育館の施設予約システムの件であります。  昨年、決算委員会で、石岡独自のガラパゴス化した仕組みを使わないで、もうそろそろ県のいばらき公共施設予約システムを使ったほうがよろしいんじゃないかという提案をさしあげました。  所管の委員会の審査の中で、これについてご検討されたのでしょうかという質問をしましたところ、どうやらしていないというようなニュアンスの答弁をいただいたところであります。  この、私の提案させていただいたいばらき公共施設予約システムが、現在、石岡市で使っている施設予約システムと比べて、その優位性がないというそういう調査をされたのかどうか、こちらについてもどうやらやられていないというような答弁がございましたので、これ、教育委員会の中で、議会に対する対応といいますか、議員のほうは、質問し、提案し、疑問を呈する中で、それぞれ議員のほうでは、その根拠、自分なりに調べて、石岡市にとってメリットがあるだろうという思いで提案しているはずですので、そういったものに対しての教育委員会のスタンスといったらいいんですかね、部長のほうでは、そういった議会からの要望、提案に対して、職員に対して調査するように、検討するようにという指示を出しているのかどうか。これ、新年度予算についても同じでありまして、今回、所管の委員会ですばらしい提案が幾つも出ていたかと思います。答弁としては、検討するというような答弁もあったかと思います。検討していただいて、それは、もしかすると令和4年の補正予算、あるいは令和5年度の予算に反映されてほしいという思いの中で議員はやっておりますので、そういった議会からの要望についてどのように対応するお考えなのか、確認をさせていただきたいと思います。 90 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 91 ◯教育部長豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。昨年10月の決算特別委員会において、委員からいばらき公共施設予約システムについてのご提案がございました。
     私からの指示が、検討する指示があったのかということでございますが、直接にはしてございませんが、月、一、二回程度している部課長会がございます。その中で、事業の進捗のほか、議会であった発言、その経過、検討すると言ったらいつまでにするのか、これは一般質問についても同じですが、そういうような進捗管理はしてございます。その時点において、こういう意見があったということは、私も担当課のほうも承知しているというように思ってございます。  いずれにしましても、ご提案いただいて、実質的な見積りの徴取等は行っていないということでしたので、担当としては不備があったものというように認識してございます。大変申し訳ございませんでした。 92 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 93 ◯委員(櫻井 茂君) 見積りの徴取等はしていないというご答弁いただきました。  私のほうでは、今回、質問に当たりまして、私のほうも直接県のほうに問合せしているわけではございませんので、近隣市の予算書を確認しました。今、ホームページに載っていますので。  県南の、これ、ちょっと石岡から離れた市ですけれども、そちらでは、現在、石岡市で払っているシステム使用料、これの10分の1の金額で計上されていました。これが正しいかどうかはちょっと分かりません。と言いますのは、施設の予約管理の規模といいますか、数の違いもあるでしょうし、条件が違いますので、あまりにも差がありましたので、もう一か所、これは石岡市のお隣の市でした。調べましたら、石岡市の3分の2の経費という形で載っておりました。  地域情報化計画の中に記載がありまして、施設予約に関しましては、運用管理の効率化と経費削減というようなことで触れております。また、業者を上手に利用して、そのセキュリティー対策を図るというようなことで触れられておったようですので、そういった意味でいけば、県に問合せを簡単にできる立ち位置でもありますし、それが、もし面倒くさいのであれば、予算書に載っていますから、ホームページに。見ていただければ、県のほうの仕組みに入れば、3分の2程度の予算で経費削減ができるんだよねというのは分かると思います。なおかつ、県の仕組みよりも、今、石岡市で使っているシステムのほうがいいんだということで、大分、固執しているようなちょっとニュアンスを受けました。果たして、県の仕組みと石岡市の仕組みの差がどこにあるのか、これ、部長のほうではお分かりですか。教育委員会内部の会議の中で、そういう話は出たことはございますか。 94 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 95 ◯教育部長豊崎康弘君) ちょっと県との比較の具体的なことは分かりませんが、参加している市町村、ここから聞いたことによりますと、やはり44市町村中21市町村が参加しているシステムでございますので、自分が思うようなカスタマイズができないと、当然、標準的なシステムということになりますので、自分たちが思うようなシステム改修ができなかったり、操作性が思うようではないというような部分は聞いてございますが、果たして、それがどれだけのものかというような具体的なものは私は承知してございません。 96 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 97 ◯委員(櫻井 茂君) 今、ご答弁いただいたように、ほとんど半分以上、県の仕組みに参加していると。  石岡市は、石岡市独自のカスタマイズした仕組みを、今、使っているということなのですけど、現実には、コロナ対策だということで、昨年、決算委員会の際、質問した際にも申し上げましたが、システム停止しているんですよね。予約は、電話、もしくは運動公園に来てくださいというようなホームページの記載がありました。今現在もそうなのです。一時、システムを使うような時期もありましたけれども、ちょうどコロナの影響が少なくなった時期、また、今現在もシステムは停止しています。  一方、県のシステムはどうなのかといえば、県のシステムは動いているんですよね。もちろん、最終的には、受付する側の体制の問題なので、県の仕組みに入っていても、市としては、県のシステムから予約はさせませんよと言ってしまえばそれはそれで終わりなのですが、その優位性、あるいは使いやすさを言うのであれば、ほかの市町村も多分離脱していると思うのですよ、どんどん、どんどん。ですから、そういったところ、現実で調査して考えれば、優位性というのはほとんど差がないであれば、どこに求めるのかといえば、経費削減という大きなテーマになると思いますので、ぜひ、新年度においては、ご検討いただきたいと思います。  答弁は要りません。もう要望だけで終わります、これは。  次の質問に入ります。  これも、情報化に関する質問ですけれども、公共施設における公衆無線LAN、Wi-Fiの環境整備、こちらを質問させていただいた中で、私のほうでは保健センターと運動公園体育館に確認したわけでありますけれども、保健センターは集団健診等で、数多くの市民の方がいらっしゃいます。運動公園もしかりであります。保健センターに関しては面積もさほど大きくございませんので、Wi-Fi環境の整備についてどうでしょうかという質問をさしあげたところ、現在、環境整備はしていないという答弁でした。運動公園体育館については、ロビーのみ入りますという答弁をいただいたところです。  一方、市の対応としては、5年前ですか、複数の委員が質問をやはり入れていまして、これは茨城国体あるいは東京オリンピックに向けて、Wi-Fi環境の整備をするという早急に取り組みたいというような答弁もなされてきました。しかし、5年たっても現状はどうやらそうではないということが分かったわけであります。  現実に、公衆無線LAN、Wi-Fiについては、どれほどお金がかかるのかというと、さほどお金はかからない整備費だと思います。もちろん、その程度問題ありますので、例えば運動公園全域やるとなれば相当な金額がかかりますから、そうではなくて市民の利便性に供するのに、最低の経費で最大の効果を発揮するという部分、それをどう果たすかというところでの整備であります。  これは、地域情報化計画の中でも、無線LANについてはやりますと書いてあるんです。現実には、その計画をきちっと履行できていなかったということが明らかになったわけでありまして、この点について、どのようなお考えを持たれているのか、新年度について、特別な無線LANの整備事業ということでの予算計上はされておりませんけど、市民に対するサービスの充実、あるいは職場環境の充実にもつながると思います。どのような方向性でお考えになっているのかお尋ねしたいと思います。 98 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長公室長・加藤君。 99 ◯市長公室長(加藤乃利明君) フリーWi-Fiの整備についてお答えいたします。委員ご案内のとおり、平成28年度に整備したものでございまして、具体的には、観光、防災の拠点として、年間利用者が10万人を超える8施設に、当時、設置を決定した経緯がございまして、施設名として、市役所本庁舎、八郷総合支所庁舎、中央図書館、ふれあいの里石岡ひまわりの館、石岡運動公園体育館、観光案内所、やさと温泉ゆりの郷、常陸風土記の丘、この8つを対象として整備を行ってきたところでございます。その後でございますけれども、実際、それ以上増えていない状況でございまして、既にもう5年経過するということもございまして、デジタル化の流れですか、これ、当時と比べて大きく変化しているものと感じております。  今後は、デジタル・トランスフォーメーションに代表されるデジタル化により人々の生活をよりよいものへ変革するということへの対応が求められておりますので、他の公共施設の整備につきましても、整備拡大に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 100 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 101 ◯委員(櫻井 茂君) ありがとうございます。10万人程度の利用を基準として整備を進めてきたという答弁をいただきましたけど、5年前の10万人というのは、その公衆無線LAN整備の技術的な問題と整備費用の問題を勘案して、まだ公衆無線LANというのは、一般的に広まり始めた時期といいますか、もう今の時代はもう当たり前の時代です。我々委員のほうもタブレットを頂いていまして、その無線LANというものを使わせていただきますけれども、職員の皆さんも、無線LANの恩恵に浴しているという部分が非常に多いと思います。そういった意味でも、5年前の10万人ということでなくて、地域情報化計画は平成30年でしたか、30年から33年の計画だったと思いますけれども、今、答弁いただいた10万人の後に地域情報化計画は策定していますから、それと同時に、議会で、答弁では進めますと言っているわけです。  先ほど、教育委員会にもお尋ねしましたけれども、議会に対するその姿勢、出た意見、あるいは提言等についてどういうふうに追っかけていくのか、確認をしながら、年に一、二度は突っ込んだ話をしていただきたかったなという気はしております。今後、整備を検討するということで答弁いただきましたので、よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。  次に、質問させていただくのは、全庁業務分析支援委託の件であります。  先ほど、公室長からもデジタル・トランスフォーメーションのお話をいただきましたけれども、今回、国の方針に従ってデジタル・トランスフォーメーションを進める上で、全庁業務の分析を行って、業務の変革を促すようにというのが国からの指示で来ているんだろうと思います。これに基づいて、今回、予算計上されたわけでありますが、この担当課が、情報政策課だというのは、どうも私には解せない、納得できない話であります。  新規事業であるということで、所管委員会では質問させていただきましたけれども、再度、担当部長のほうから、この事業を行う理由、目的、目標、確認させていただきたいと思います。 102 ◯委員長(谷田川 泰君) 総務部長・越渡君。 103 ◯総務部長(併任)消防本部理事兼コンプライアンス推進担当(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。所管の委員会におきましてもご答弁をさせていただきましたとおり、国におきましては、デジタル庁を設置しまして、デジタル社会の実現に向けて令和2年12月に自治体DX推進計画を策定してございます。  これを受けまして、本市でも重点的に取り組むべきデジタル化について、石岡市デジタル・トランスフォーメーション推進計画の策定を現在進めているという状況にございます。この国、地方挙げてのデジタル化の取組に当たりましては、昨日、委員からもご指摘がございましたように、単に情報システムを整備するですとか手続をオンライン化する、また手続に係る費用を削減するとかオンライン利用率を上げるということを意味するというものではなく、行政サービス改革、業務改革、いわゆるビジネスプロセス・リエンジニアリングの徹底が基本方針とされてございます。これ、デジタル技術やデータを活用しまして、利用者目線に立って新たな価値を創出するデジタル・トランスフォーメーションそのものであり、これまでの単なるIT化ではなく、デジタルを前提とした次の時代の新たな社会基盤を構築するという観点の重要性を具現化するものというふうにされてございます。このことから、業務分析が必須となるわけでございまして、今回の予算計上は、デジタル社会の実現に向けたデジタル・トランスフォーメーションの観点から、情報政策課が予算計上をさせていただいているところでございますが、このデジタル化を前提としました行政サービス改革、業務改革に当たりましては、取り組む全庁業務分析の結果は当然ながら、業務内容ですとかフロー、また人員配置、組織機構の見直し、または行政改革に深く関わってくるという、委員からもご指摘があったとおりでございますが、そういった中で、情報政策課、総務課、行革推進課がそれぞれの役割を担いながら、有機的に連携をしてきまして、関係部局との調整を十分に図りながら、全庁的に取り組む体制の確立に努めてまいりたいというふうに思っていることでございます。 104 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 105 ◯委員(櫻井 茂君) 部長から答弁いただきました。  私も、かつてこの電算業務に携わった経験がございまして、当時、今回の話と同じような形で、情報化を進める中で、担当課のほうは情報化に対する理解が非常に低い。これ、現実問題としてそういうのがありました。分からないので、情報部門のほうで全部やってくれと、そういった話で何度もけんかといいますか、議論したか、数知れずやりました。当時、そこにいたメンバー誰もが、みんな仕事を情報部門に押しつけてくると憤っていたことを思い出されます。そうした中で、相変わらずそういうことが続いているのかなという気がしてなりません。といいますのは、事務分掌規程で見ますと、各所管の業務を与える業務、これ、設定しているのは総務課なのです、管理が。これまでは、事務量の分析については、議会で質問があった際には、総務課総務部が答弁してきたわけです。にもかかわらず、今回、全庁業務ということですから、業務の分析、どのぐらいの仕事量があるのか、あるいは業務の流れ、細かく一つ一つの事業の流れを分析して、それがデジタル・トランスフォーメーションという仕組みの中でデジタル化、それによって人材を軽減できるのであれば、軽減できない部門に人材を動かそうというようなこれまでにない発想、あるいは改革をこの理念の中で求めているわけですけれども、それを内部情報を中心として、今、動いている情報部門に、これを何かやらせるというのは私は筋違いも甚だしいという気がしております。本来、総務課が、事務分掌を決めている部署が、自分の仕事をほかに押しつけたというふうにしか私は受け止められないんです。仮に、デジタル・トランスフォーメーションの理念があまりにも崇高というか、先が遠い目標だと私は思っておりますけれども、それであるならば、違った見方をするのであれば、行政改革だと。今の業務を改善する行政改革の一環だというのであれば、行革推進課がこの仕事を受け持つべきだと思います。  先ほど来、ほかの同僚委員からも指摘ありましたけれども、予算とその事業のマッチがあまり感じられないと、一致していないんじゃないかと、私は、非常にこの部分において果たしてどうなんだろうという、これは組織においてなすべき担当課が、その仕事をやらずにほかの課に押しつけているというふうにしか見られないんですよね。そういった意味でいけば、令和4年度予算執行、この予算を円滑に進めるためには、職員の士気や組織の強化、これはチャレンジする市役所ということで、市長のほうも計画に上げておられましたけれども、チャレンジする市役所に果たしてなっているのかと、その1つの例が、今回の全庁業務分析支援委託で否定しちゃっているんじゃないかという気がしてしようがないんです。本来なすべき課、あるいはなすべき業務、それを再度確認するという、その点についてはどのようなお考えを持たれているのかお尋ねしたいと思います。 106 ◯委員長(谷田川 泰君) 総務部長・越渡君。 107 ◯総務部長(併任)消防本部理事兼コンプライアンス推進担当(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいま委員からございましたように、全庁業務分析という視点から見れば、確かに総務課及び行革推進課が担うというのが本来の姿ではないかというふうに思ってございます。ただ、今回、ご理解いただきたいのは、全庁業務分析がデジタル・トランスフォーメーションを進める上で、当然ながら必要、必須になってくるということで、そこはご理解をいただければというふうに思ってございます。ただ、総務課のほうが逃げているということではなく、私どもの総務部の中の情報政策課と総務課という組織でございまして、私のほうでその辺の統制は取ってございます。一緒に進めていくと、どちらも逃げるということはしないということは部内で共通認識を持ちながら、常に情報交換をしながら、私も含めて、今、進めてきているということでございます。  そういったところで、また委員からございましたように、各所管課の職員の理解がどうしてもうちの総務課と情報政策課の認識が同じように持たせられているかというと、そこはなかなか難しいところがあるということでございまして、今後、ワーキングですとか専門部会などを設置していくというふうな、今、予定をしてございます。そういった中で、このDX化に対する理解を深めていくということは必要であるというふうに考えてございますので、その中で、何とか共通認識を持ちながら、これまでのIT化ということではなく、もう業務自体を見直して、住民サービスをどうしていくんだと、当然ながら、自宅に居ながら全ての申請が完了、完結することができるですとか、そういったことを目指していくわけでございますので、その辺の観点から全庁的に何とか取り組んでいければというふうに思ってございます。  以上でございます。 108 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 109 ◯委員(櫻井 茂君) 部長のほうから丁寧な答弁いただきましたけど、単純に、私が情報政策課のほうに仕事といいますか、この業務分析委託を預けた理由として、私が思っているのは、これ昨年7月7日なのですか、国がガイドラインとして、自治体情報システムの標準化、共通化に係る手順書というのを発表しています。この中で、取りあえず進めるべき業務として挙げているのは、基幹系17業務ということで、住民基本台帳、選挙人名簿管理、固定資産、個人住民税、法人住民税、軽自動車ということで、17項目挙げていて、これ、ほとんどが住民記録を利用するシステムなのです。それなので、単純に情報政策課でいいだろうと決めたんじゃないかと思うのです。中身を議論して、デジタル・トランスフォーメーションの理念を理解して決めているんじゃなくて、自分たちは分からないから、住民情報系の仕組みを動かしている情報政策課でいいだろうと、多分そのようなことなんだろうと私は思っています。  部長の答弁は、非常にきれいな言葉が並んでいて、かくかくしかじかでこのような形で考えて、押しつけ合うということじゃなくて、協力してやりますよと言っていますけれども、果たして職員の気持ちがどうなのかというのは、ちょっと察して余りあるところです。  そこで、お尋ねしますけど、これは継続費で2年間でやるということで、今回、予算書のほうにも載っています。4年度が1,700万、5年度が1,300万で委託するんだというのですけど、これ、仕様書を作るだけでも相当大変だと思いますよ。どのような仕様書になるか、私はちょっと想像できないんですけど、各担当の業務、全部分析して、これを業者さんのほうで、業者さんのほうはある程度知識があって、その仕様書作成にも協力してくれるとは思いますけれども、本来であれば、役所側がその仕様書をきちっと作って契約に臨むわけですけど、これ、今の情報政策課のメンバーでできますか。この決算委員会で、午後は1時だよというようなことで、お昼の時間が取れなくて地下に行きますと、情報政策課の部門の部屋がありますけど、狭い部屋にマシンがありまして、その脇で仕事されていますけど、例えば、これ、人を増やさないとできないと思うのですけど、そうするとあの部屋に入れるのですか。部屋の問題で話しするとおかしな話になっちゃいますけど、現状、これ2人程度は増員しないと業務できないと思います。今でさえ手いっぱいだということで、私は聞いておりますけれども、この点、部長、どのような認識を持たれているのかお尋ねしたいと思います。 110 ◯委員長(谷田川 泰君) 総務部長・越渡君。 111 ◯総務部長(併任)消防本部理事兼コンプライアンス推進担当(越渡康弘君) ご答弁申し上げます。ただいま委員からご指摘ございましたように、仕様書の重要性は十分認識してございますということで、これまでにRFIという手法を取りまして情報収集してございます。どういったことができるかというのを精査してきてございまして、ある程度の仕様的なところは固めてきているということで、新年度に入りまして、早い段階で業者の選考をしていきたいというふうに思ってございます。これまでのそういった形で情報収集を図りながら仕様書の確定をしていきたいというふうに思ってございます。  また、人員の問題でございますが、当然ながら今回の組織見直しに当たりまして、そういった議論も出てきてございます。先ほど私のほうで申し上げましたデジタル庁の創設がございまして、それを受けて、このDX、デジタル・トランスフォーメーションを進めるに当たって、やはりそういった組織が必要ではないかという議論も中にはございました。現在のところ、この先、またそういった対応は必要になるのかもしれないんですが、当面は、人員の増などをやはり考慮していかなければならないというふうに考えてございまして、適正な配置に努めてまいりたいというふうに思ってございます。 112 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 113 ◯委員(櫻井 茂君) 新年度、予算計上の中で新規事業、新たなもしくは施設の整備というようなところがたくさん予定されていまして、人員配置については、大変なご苦労の中でやられているんだろうと思います。そういう中で、今回、私が質問しているのは全庁業務ですけれども、先ほど先輩委員のほうで、ジオパーク事業のほうでも職員の増が必要なんじゃないか、組織としての強化が必要なのではないかという指摘もございました。我々は、どうしてもそういうほうに目線が行きがちですけれども、一方、パイが限られていた場合、削られてしまう職場も当然あるわけです。現状は、削られていい職場は多分ないと思いますので、それについてお尋ねすると、必ず出てくるのが再任用職員という話になると思うのですけれども、再任用職員の方々に正職員の役割の肩代わりが本当にできるのかということです。勤務時間の問題であったり、その与える職責の問題であったり、いろいろなことがあるので、定数管理の1という中で、本当に1を見ていいのかということです。求めているものが多分1じゃなくて0.8とか0.7とかであるならば、そこでもう減員になって、戦力ダウンになってしまうわけです。  一方、療養休暇を取られているような職場も多数見受けられますし、またあと、3月31日付で退職される職員がせんだって発表されたんですか、私どものほうに正確な情報が伝わってきていないので、確たることは申し上げられませんけれども、若くて優秀な職員が、また今年も何名も辞められるという話を伺いました。10年、15年ほど前だったらとても考えられない事態が今起きているわけです。優秀な希望を持って入ってきた職員がどんどん辞めていると、その現実は何なのかというのを見据えていただいて、令和4年度予算を円滑に執行する上で、先ほど申し上げた職員の士気、組織の強化、どのように進めていくのか、これ、市長の見解をぜひお伺いしたいと思います。 114 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 115 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。令和4年度事業を執行していく上で、やはり人的パワー、あるいは組織体制、そういったものが絶対的に必要であると考えてございます。さきにジオパークの話もございました。その時々、その人員配置などは見直していきながら、しっかりと事業スケジュールを行っていく。そういう体制を取ってまいりたいと思ってございます。  いずれにしましても、私、市長就任いたしまして、風通しのよい職場ということで、先頭に立ってやってきたつもりでございます。しかしながら、今、コロナウイルス対応や様々な状況変化、そういったものに、今、石岡市としては、職員が一丸となって取り組んでいるということでございます。  DX計画につきましても、そういったものがきっちりできていくことによって、職員の事務軽減が図られていけるのかなと思っているところでございます。  そういったものを見据えながら、しっかりと今必要な部署には人員を配置していく。そして、再任用職員じゃなくて、しっかりとした人材を確保していく、そういったことも必要であろうかと思っております。しっかり石岡市として、職員育成、あるいは適正配置、あるいは風通しのよい職場づくりに努めてまいりたいと思ってございます。 116 ◯委員長(谷田川 泰君) 櫻井委員。 117 ◯委員(櫻井 茂君) 代表質問あるいは一般質問、議案質疑で質問させていただいた際に、同様に市長のほうからは、風通しのよい職場、または情報の共有等のチャレンジする市役所の理念に沿った答弁がされてきています。実際にそのとおりなのかと言いますと、私的にはどうやらそうじゃないという気が強くしています。  申し上げたように、代表質問、一般質問、議案質疑、今回の予算の審査においても、議会に報告が漏れていたというのは、先ほど同僚委員の指摘で、また新たに明らかになってしまったというようなことも含めて、議会に対する説明責任、利用者に対する説明責任というのが、果たして本当に市長がこうしたいという理念のとおり、思いのとおりできてきているのか。また今年1年できていなかった。来年、また同じ時期に同じ質問すると、同じ答えが返ってくるような気がしてならないんです。これをどこかで食い止めないと、組織のたががどんどん、どんどん緩んでいってしまうんじゃないかという危惧がしております。  ぜひ、英断を持った市長の対応を強く求めて、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 118 ◯委員長(谷田川 泰君) 次の質疑者に移ります。関口忠男委員。 119 ◯委員(関口忠男君) 関口忠男でございます。総括の質疑をしていきたいと思います。  まず、地域水田農業推進事業について、私は、所管で質問をしたんですけど、米の生産者に対する補助が一切ないということを聞きまして、今、もう昨年度から、米価が、全農の買上げ価格が毎年、毎年安くなっていまして、もうこれ以上、これ以上というか、今の値段では農家は成り立たないと思うのです、生計は。そういった中で、やはり農家が米を作らなくなったら水田は荒れまして、そして環境的にも悪いのかなと。全て循環が悪くなると、そういった中で、やはりここはもう行政として、農業者に光を当てていかないと、もう大変なことになるのかなと思いまして質問をしたんですけど、何ら、まだ令和4年度についても、予算についても全然補助はつけられていないと。もう、農家の方、田んぼ、水田、今年はどうしようかなと思っているのです、皆さん。作っても赤字になると、大規模にやっている方も、じゃ、そういう方の田んぼ、水田借りて作ろうかと言っても、やはりこれも利益が出ないし、急に増やすこともできないし、設備投資もできないといった中で、そうすると耕作放棄地がどんどん、どんどん増えていくのかなと危惧しているところでございます。そこで、所管の答弁では、何か戦略的な作物への補助を考えていると、そういったものはつけていると、そういうことを聞いたので、水田の戦略的な作物への補助について、まずは伺いたいと思います。 120 ◯委員長(谷田川 泰君) 経済部長・塩畑君。 121 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。水田の経営所得安定対策において、戦略作物とは、一般的に麦、大豆、飼料用作物などを指しているところでございます。  主食用米の需要が減り続けている状況でございまして、今後、米価の安定のためにも、これらの戦略作物への転換を進めていく必要があるものと思っております。そのため、国の交付金などによる転換を進めるとともに、戦略作物への転換を支援する市独自の補助事業やスマート農業に対する支援などについて、調査研究を進めていく必要があると考えております。  以上でございます。 122 ◯委員長(谷田川 泰君) 関口委員。 123 ◯委員(関口忠男君) 今の部長のお話ですと、麦、大豆、飼料米、これは戦略作物だということです。その点、その戦略作物に対して、どういう補助をしているのかお伺いいたします。 124 ◯委員長(谷田川 泰君) 経済部長・塩畑君。 125 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。現在、市単独の補助事業で戦略作物に対する支援となる事業といたしましては、耕作放棄地の再生利用補助金がございます。この事業を活用して農地を再生し、麦、大豆、飼料用米等の戦略作物を作付する場合に、通常の補助額に上乗せ補助を行っているところでございます。  以上でございます。 126 ◯委員長(谷田川 泰君) 関口委員。 127 ◯委員(関口忠男君) 耕作放棄地再生利用補助金、これ、ここに載っているんですけど、250万円ですか、載せてあります。これは、調べてみますと、10アール当たり9万円ですか、上限が。そこに1万円乗せて、10万円の耕作放棄地を再生した場合には、10万円の、最高、出るのかなと調べたんですけど。そして、これ、縛りがありまして、5年間は、その再生した土地、作物を作るという制約ですか、ありますけど、この250万円という予算では、とても耕作放棄地再生には追いつかないと思うのです。先ほど申したとおり、もう作らないという方が多いんです、実際に。作ってくれと言っているんですけど、うちでもそれ以上はもうできないよと。高齢になって、今さら増やせないよと。そして、担い手がいれば増やすんでしょうけど、担い手もいないという状況で、これは、もう地元の農業協同組合とか、そういったところと市がもう一体となって、まとめて貸したいという方の間に入って、大規模農家を育てていかないと、もう太刀打ちできないんじゃないかと思うのです。そういった予算も新年度はつけていただきたいと。そうしていかないと、農家の再生ありません。それを少し考えていただきたい。来年度予算には反映していただきたいと思っております。  次、キャンプ場の話をしたいと思うのですけど、一緒ですか。  オートキャンプ場とつくばねオートキャンプ場と龍神の森キャンプ場がありますけど、私が両方質問しているんです、私。所管、別なのですよね、あれ。  やはり観光産業を活性化するためには、観光振興のためには、つくばねオートキャンプ場と龍神の森キャンプ場の所管が別というのは、やはりあんまりいい状況ではないと思うのです。そこで、一体化しまして、つくばねオートキャンプ場のほうが施設はすばらしいです。そういった、指定管理者を同じ人にして、利便性を図っていっていただきたいと思うのですが、部長のお考えをいただきたいと思います。 128 ◯委員長(谷田川 泰君) 経済部長・塩畑君。 129 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。常陸風土記の丘の部分については、経済部のほうでは、市の観光施設と位置づけて、歴史、体感ができる施設のほうの管理を行っているところでございます。  経済部といたしましては、皆様のご意見をお聞きしながら、既存の観光施設の在り方と併せまして、そういった一体的な管理ができるかどうかということについて、協議を検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 130 ◯委員長(谷田川 泰君) 関口委員。 131 ◯委員(関口忠男君) あれ、私は、あの風土記の丘の話はしていないんですけど、風土記の丘と龍神の森をそれは一緒に一体化するという考えなのですか、今の部長の答弁は。 132 ◯委員長(谷田川 泰君) 経済部長・塩畑君。 133 ◯経済部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。まだ、はっきりとしたことは当然決まっていないんですが、今、そのキャンプ場の脇の管理を風土記の丘部分は、経済部が所管となって指定管理を出しているところでございますので、そういったところとの一体的な管理であるとか、そういった部分についても、今後、検討をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 134 ◯委員長(谷田川 泰君) 関口委員。 135 ◯委員(関口忠男君) もう前からその話はしているんです。風土記の丘と龍神の森、つながっているんです。遊歩道でもつながっているし、全てもう一体化になっているんです。そこを、ただ所管を一緒にすれば、それで管理者が一緒にすれば、もっと利便性よくなるんじゃないかなと思うのです。  これは部長では答えられないと思うので、市長にその判断をちょっと仰ぎたいなと思うのですけど、よろしくお願いします。 136 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 137 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。先ほどつくばねオートキャンプ場は経済部、そして龍神の森キャンプ場は、これ、教育委員会の生涯学習課が管理をしているということでございます。  一般質問の中でも、議会の中で、キャンプ場が、今、ブームであるというお話の中で、やっぱりそういうものを観光に生かしていかなければならないというお話もさせていただきました。  私としましても、令和4年度、風土記の丘を中心とした龍神の森や龍神山、そういったものの今の管理は縦割りになっておりますので、そういったものを一体で管理できないかというような検討を指示しておりますので、それに基づきまして、風土記の丘、あるいは龍神の森の利活用について検討を進めてまいりたいと思ってございます。 138 ◯委員長(谷田川 泰君) 関口委員。 139 ◯委員(関口忠男君) 前向きな答弁いただきましてありがとうございます。よろしくお願いいたします。  2項目、あと1ついいですか。 140 ◯委員長(谷田川 泰君) どうぞ。 141 ◯委員(関口忠男君) 結婚相談経費なのですけど、これについては、課長は、私の質問、意見を聞いていただきまして、相談員に交際費じゃないですけど、活動費、こういったものはやはりつけていくべきだと、検討しますよとは言ってくれたんですけど、当初予算に載っていないので、その点は、途中からでもつけていただければいいなと思うのですけど、令和2年度は1組も成立していない。令和3年度は、もう終わりますけど、1組だけ。これ、成果出ないのは活動費が出ないからですよ。  小美玉と石岡市で16人で構成されているという話ですけど、やはりその人口減少の対策の点、結婚すれば家庭ができまして、家庭ができるといろいろな面で経済的にも回ると活性化すると、こういうのは大事なので、この結婚相談経費というのはもう少し増額しないと、ただ、毎年、毎年同じ予算で計上して、成果が出ない、成果が出ないで終わってしまうのです。ここは思い切ってやってみるべきだと思うのです。結婚相談員に活動費を与えていただきたいとこのように思うのですが、お考えをいただきたいと思います。 142 ◯委員長(谷田川 泰君) 生活環境部長・鈴木君。 143 ◯生活環境部長(鈴木利勝君) ご答弁申し上げます。さきの委員会で結婚相談員の手当の額のご質問をいただきまして、担当のほうでご説明させていただきました。
     いずれにしましても、年間の結婚相談所負担金ということで38万円支出をさせていただいております。その中から結婚相談員さんに月2,500円の手当と、あとは相談員の通信費ということで1,000円というようなご答弁をさせていただいております。  そのほかに、活動に必要な経費をというご提案でございますが、結婚相談員さんの活動のほかに、会といたしまして、ふれあいパーティーとか、そういったイベント等も会のほうで負担して、年に開催をしてございました。ただ、昨年、本年と、コロナ禍の中でそういった活動ができませんでしたので、成果として数字が上がってきていないという状況でございます。  いずれにしましても、こういった出会いの場を広く提供し、結婚相談員さんの活動の手助けというようなことで考えてまいりたいと考えてございます。 144 ◯委員長(谷田川 泰君) 関口委員。 145 ◯委員(関口忠男君) 以前は、結婚相談員が成果を上げると、市長名で感謝状が出たんです、相談員に。そういうのも励みになったみたいです、以前は。それが、いつの間にかそういうのはなくなってしまった。金一封ついたのかどうかまでは分からないんですけど、感謝状は見たことあります、私が。そういったものはやはり励みになるので、活動費もそうですけど、やっぱりそういう形で、よくやった人には見せるべきではないかなと思うのです。そういったのが成果につながるの。ひとつよろしくお願いいたします。  以上で終わります。 146 ◯委員長(谷田川 泰君) 暫時休憩いたします。午後1時から再開したいと思います。よろしくお願いします。                   午後 0時04分休憩             ──────────────────────                   午後 1時00分再開 147 ◯委員長(谷田川 泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。村上泰道委員。 148 ◯委員(村上泰道君) 村上でございます。  昨日までの各委員会の所管審査において、各事業についての詳細な内容は伺いました。  本日は、新年度事業を中心になりますけれども、新しく導入した事業、また、そこにかかる予算や人員について、それぞれのお考え方についてお伺いしたいと思います。  まず、初めに、昨日まで執行部側で唯一皆勤に出席されました、副市長にお尋ねしたいと思います。  本日も、同僚委員から様々な観点から副市長の所見を伺う質疑がされましたけれども、私も同じく、7日の総務企画委員会所管部分、8日の文教厚生委員会所管部分、そして、昨日の産業建設委員会所管部分、それぞれ各執行部とのやり取りをした中で、率直に副市長がどのように感じられたか、また、本日、総括審査後、もう既にされているかもしれませんけれども、各部局に対してどのような心構えというか、議会に対する執行部側の心構えや今後の事業遂行の気持ちといったものに対して、どのような考え方を共有をされていくのか、そちらについてまずはお尋ねしたいと思います。 149 ◯委員長(谷田川 泰君) 副市長・田所君。 150 ◯副市長(田所和弘君) お答えいたします。本日含めまして4日間、予算特別委員会に出席をさせていただきました。  率直な感想といたしましては、各委員さん方の熱心な質問というのは、やはり市民の安心安全な生活のためにという熱い思いがあるのかなというふうに思ってございます。それに対しまして、執行部側でございますが、残念ながら全てが的確に委員長がおっしゃいます簡潔明瞭にということからは、やや外れている答弁も見受けられたのかなというふうに思ってございます。  幹部職員としては、やはり職員を代表して市の方向性について答えるわけですから、やっぱり自信を持って質問されたことに対して的確に答えてほしいと、細かく言えば、前段はさておき人数なら人数を答えると、数字なら数字で答えてほしいと言っているのに制度の説明をするというのは、ちょっと時間の無駄なのかなというようなこともあります。  これは、この議会を見ている全職員が今後のやっぱり糧にしていただきたいと、どういう答弁の在り方が適切なのか、議員に対してやはり市民の声を受けての質問、これに対して的確にお答えができているのかどうかと、もし的確に答えないといけないとすれば、それをできるようにするために今後どうしていくのかということを早急に検討すると。  それと、先ほどちょっと感じましたが、委員会なり議会なりで各議員、各委員から、いろいろ提案されております。このことに対して、私、前回の議会までに、どういう質問があって、どういう進捗があるかということは各幹部職員には伝えていたつもりでございます。ところが、検討もされていないというようなこともちょっと聞きまして、驚いております。  提案を受けて、それを真摯に受け止めて、それをどう市政に生かしていくか、もし懸案な点があれば、それを質問した議員なら議員に問い直して、こういった点もありますがどうでしょうかと相談するぐらいであっていいのかなというふうに思ってございます。  市役所職員としては、市民のために働きたいということで各人がこの職に就いていると思います。その初心に戻っていただいて、やはり何をなすべきかやっぱり自信を持って答えていただいて、答えたからには自信を持って速やかに実行するという姿勢を持ってもらいたいというふうに思っております。  委員からご質問を受けるということは想定しておりませんでしたが、そういったことは、今回、委員会、出席させていただいて、もうちょっと櫻井委員等からもありましたけど、気づきの面につきましても、もうちょっと敏感になっていただいてもいいのかなということで、やっぱり惰性じゃなくて、しっかり気づいたところはすぐ直すと、そういうような習慣をつけて市民のために頑張っていただきたいというふうに思っております。私も含めてでございますが。  以上です。 151 ◯委員長(谷田川 泰君) 村上委員。 152 ◯委員(村上泰道君) ありがとうございます。  副市長という立場でなかなかご答弁しづらい部分があったかと思うんですが、私たちも、執行部がこうやりたいという提案の中に、本当、芯からこれをどうしてもやりたいんだ、このためにやりたいんだという思いがあれば、目的や手法がたとえちょっと変わったとしても、ではこうやったらいいんじゃないですかとか提案したり、であればこっちのほうがもっとよりいいですねとかということができるんですけれども、例えば答弁の中に不明瞭な部分があったり、例えば前任者からの引継ぎがしっかりされていなくて何か前回と説明がちょっと違いますよねとか、曖昧な部分があると、じゃ、その部局で本当にその事業が議会に説明、予算要求してまでやりたい事業なんですかというのを、どうしてもこちら側としては疑ってしまう、または、そういったモチベーションであったら、これ、やらなくていいんじゃないですかというふうに思ってしまう。  そういったところで、やはりそれぞれの担当部局が1年間頑張った成果、また、これから頑張る予定であるものを、予算、また決算のときに説明するわけですから、ぜひこういった場、そういう意味では職員の方々、もう基本的には場慣れになると思うんですけれども、しっかりと議会対応や、こういったところで自分たちのやってきたことを自信を持って答弁ができるようなそういった組織づくり、ぜひ市長にそれを全部、各部局に細かく目を回せと言っても、なかなか業務上難しい部分あるかと思いますが、ぜひ副市長にはそれを補佐する立場として、執行部がより円滑な行政運営ができるようなピースになっていただきたいというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。ご答弁ありがとうございました。  では、具体的な内容としまして、2点お伺いいたします。  まずは、戦略的情報発信経費につきまして、所管で詳細を伺いました。今回については、予算要求の内容としてはホームページや新たなツールを使った情報発信ということでありましたが、私、所管で申しましたように、そこに本当に戦略的な部分があるのか、通常の情報発信事業ではないのかというような疑問を投げかけさせていただきました。  それは、新年度に新しく設置されます産業戦略部の産業推進事業について、こちらのPR事業がメインになるわけですけれども、今まで公室が担ってきた、例えば都市圏との交流事業やこういった情報発信の事業が、今度、現経済部でありますが、新産業戦略部に産業推進事業ということで部門がまたがるようなイメージを持つわけですけれども、実際は公室にはシティプロモーション事業が残るわけで、今まで公室として一括で担ってきたものを、そういう意味では横断的に各部局協力しながらというふうにも見えますし、逆に返せば戦力が分散しかねない、きちんとした情報発信が一括でできるのかという心配もあります。  そういったところで、新年度は新しい体制の中で新しい事業の中で、こういうふうな目的意識を持ってやっていくんだということで、現在、情報発信を基本的に束ねられている公室長のご見解を伺いたいと思います。 153 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長公室長・加藤君。 154 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。戦略的情報発信でございますけれども、シティプロモーションとの関連づけでちょっとお話ししたいと思います。  シティプロモーションにつきましては、国で明確に定義はされているわけではございませんけれども、地域の発展に資する取組であるべきで、市民の意識醸成から経済的な活性化にもつながる取組へと広がりを持つ可能性がある考え方であると思います。  これまで取り組んできました戦略的情報発信は、その中でも最も重要な要素ではございますけれども、そのほかに市民や事業者との協働であるとか、具体的な事業である移住・定住の取組であるとか、観光振興、企業誘致などもそうだと思うんですけど、それぞれの事業の関わりが出てまいりますので、シティプロモーションはそれらを包含する大きな概念だと考えております。  いずれにいたしましても、それらを地域の活性化にどうつなげていくかということは、まさに戦略が問われるところということになってくるわけでございます。これ、私見も入りますけれども、市民の皆様への意識醸成という点では、今回、その市民参画のシティプロモーションということでお話ししていますけれども、市民が自ら参画する仕組みをどうつくっていくかというんですかね、それが大切になってくるのかなと思っています。  また、もちろん職員一人一人もそうですけれども、市民一人一人が広報マンですか、市民全員が広報マンになるような事業のうねりと申しますか、ムーブメントをいかに起こしていくかというのが、1つの鍵になるのかと思います。  これは内部的な石岡市としての部分でございますけれども、対外ですか、対外向けの戦略の立て方といたしましては、やはり純粋にターゲットですかね、どういった狙いをしていくのか、ターゲットを明確にするということです。そのターゲットごとにどんなものが訴求していくのかというのを、きちんと把握していくことだと思います。  そのためには、これ、前々からそうですけれども、今ある石岡の魅力というんですか、それを十分認識するのは大切ですけれども、そこから戦略的な面で絞っていくというんですかね、何に切っ先を向けていくかというんですかね、そういった視点が大事かなと思っておりまして、これまで本当に本市は豊かな自然と歴史ということでたくさん魅力があるというところですけれども、基本的に散漫になっていた印象はやっぱり拭えないかなと思います。そこをどうクリアしていくかというのが、課題だと考えております。  以上です。 155 ◯委員長(谷田川 泰君) 村上委員。 156 ◯委員(村上泰道君) 幅広い情報発信の管轄ということで、室長に思いを述べていただいたんですが、今後、室長が今述べられたそれぞれの内容について、本当は残念ではあるんですが、引き続き本当に担当していただきたいなと思いながら室長を聞きますと、今月末退任ということで本当に私としては残念な思いなんですが、ぜひ後任の方にはこうしてほしいとか、ここが実は本当はもうちょっとやりたかったけど足りなかったなとか、もう俗な言葉でなんですけど、ぜひ今後のエールではないですけれども、いや、もうここだけは本当は、逆に言うと、委員さん、ここだけはまた手伝ってやってもらいたいなとか、そういうのを投げてもらうと私たちもまた頑張れるかなというふうに思うんですが、その辺りについて改めてご答弁いただければと思います。 157 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長公室長・加藤君。 158 ◯市長公室長(加藤乃利明君) お答えいたします。道半ばで後進にお願いするという形ですけれども、職員の立場で考えますと、やはり職員同士で高め合うというんですか、連携を取り合うモチベーションが基本となって市の事業って全部進んでいますので、そこを高めてこのシティプロモーション、対外的な戦略に打って出てほしいと、まず自分たちの組織ですかね、をちょっと言葉が悪いですけど、面白がって事業を前向きに進めていってほしいなとは思います。  以上でございます。 159 ◯委員長(谷田川 泰君) 村上委員。 160 ◯委員(村上泰道君) やはり大きな組織を動かすに当たって、もちろんそれぞれが担当を所管されている方々もそうですし、やはりなかなか全庁を挙げて同じ方向を向くというのは、本当に大変だと思います。  ただ、それの中でも、少なくとも部局の中においては部長級の方々皆さんが旗振り役でありますので、少なくとも預かった場合、この部局については今年はこれだけやってやるぞみたいな、部局対抗ではないですけど、もちろん協力し合うところはあるかもしれませんが、うちはこれだけ今年実績を上げたぞというような、そういう何か前向きなモチベーションのぶつけ合いがあると、いつも決算のときに事務事業評価のときに申し上げさせていただいておりますが、うちはこれだけ今年成果を上げた、結果、これだけの効果が出たんだというような自信を持った報告ができるような、そういった1年間の事業をこれからも遂行していただきたいというふうに思います。  今、室長から道半ばの部分もあるという、全部ではないでしょうけれども、ぜひこれを引き継ぐ公室の皆さん、また、各部局との伝達役として後任の方々、また含めた後輩の方々への最後の指導というのを残りしていただきたいというふうに思います。  この情報発信の大事さというのは否定はいたしませんし、私、よく学生のインターンを受け入れますが、石岡のことを調べてもらうと、石岡、こんなことやっていたんですかってよく言われるんです。こんなにやっていたら、言葉が悪いけど、何で人来ないんですかみたいなようなことまで、これ、ほかの自治体よりすごい子育て、充実していますねとか、こういう部分こんなことやっているんですって気づきがあるんですが、それは調べて初めてその子たちは気づくわけで、なかなか情報発信、やっていることが届かないというもどかしさというのも私も感じていますし、そういったところで重要なポストでありますので、ぜひ組織をそういう意味ではより盛り上げていただけるように、最後まで取組、ぜひよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。  では、次の質疑ですね。  3点目につきましては、ちょっと具体的な内容に移ります。  一昨日、子ども家庭総合支援事業ということで内容を伺いました。この子ども家庭総合支援拠点というのが令和4年度に新規に立ち上がるわけですが、既存の子育て世代包括支援センターとの連携を図って、子どもたち、特に要支援児童、要保護児童の支援業務を強化していこうという時代の流れだとは思いますけれども、そういった流れの中で拠点を新規につくられるということで、今年度、新規予算が立てられました。  将来的な方向性としまして、新規の拠点をつくるということで3名の増員、常時の配置が必要なんですけれども、現存する児童相談、家庭相談の業務と人員の兼務ができるというふうに書かれておりますが、まず、現存の家庭相談の業務をされているこども福祉課の担当の中に、新たに加わる家庭総合支援の仕事量の対応ができる余剰があるかどうか、担当の部長としての所見を伺いたいと思います。 161 ◯委員長(谷田川 泰君) 保健福祉部長・金井君。 162 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在、実施しております家庭相談事業につきましては、社会福祉士の資格を持つ係長1名と法定研修履修者であります係員1名が、児童扶養手当など他の業務との兼務をしている状況であります。  今回、新設される子ども家庭総合支援拠点の設置でございますけれども、当市につきましては小規模B型という区分に当てはまり、常時3名の専門職ということになっております。  そういった中では子ども家庭支援員が2名、虐待対応専門員1名の配置が必要となっておりますが、現状2名の兼務職員でありますが、当然、担当部局としては専属の3名体制ということで実施していく予定ですけれども、現状においても兼務の中でそれぞれ協力しながら対応している、ほかの業務も含めて行っているところでございますけれども、今後、配置される職員体制も含めて、これまでの事業、事務執行体制も見直しを図りながら、新年度には3名の専門職員の体制で対応していきたいと考えております。  以上でございます。 163 ◯委員長(谷田川 泰君) 村上委員。 164 ◯委員(村上泰道君) この支援拠点の事業のこの兼務ができる考え方なんですが、先ほど当市は小規模B型ということでありましたが、中規模や大規模ですと常時6名や11名、同じ小規模でも4名体制のところ、やはり人口数に対しての配置になりますけれども、やはり家庭相談の業務とほぼ連携しなければならない部分があるので、大規模であればあるほど兼務することは可能かなというふうに思います。  ただ、今、部長から説明ありましたように、当市は小規模でさらに有資格者3名を常時置かなければいけないところ、現在はまだ2名ということで、そもそも少なくとも1名の増員は必要であること。  また、今回、内容としまして、より子どもたちの置かれた環境へアプローチする必要性、昨年度、学校によってはスクールソーシャルワーカーということで専門職を導入していただきましたけれども、本当に子どもの置かれている環境というのを大事にしていかなければいけないということから、やはりこういった充実した子育ての活動拠点、支援拠点というものの必要性というのが徐々に、世間というか、社会に受け入れられてきているのかなというふうに思います。  将来的には既存の子育て世代包括支援センターと、今、そちらの包括支援センターは健康増進課傘下だと思いますが、できれば連携した同所管で運営することが望ましいような指針が挙げられております。そうしますと、現在、石岡市、新年度からですが、子育て世代包括支援センターは健康増進課、こちらの子どもの総合拠点についてはこども福祉課ということで、同じ福祉部ではありますのでもちろん連携はできますけれども、将来的にはやはりこれらを一括した新部門が望ましいのかなというふうには、こちらの運用要綱を見まして感じました。  もちろん既存の業務の分担というのはもちろんあろうかと思いますし、新年度でございますので、まずはどういった役割がこの拠点に課せられるかというのは、やはり運用してみなければ分からないところがありますが、将来的にこの一括した妊産婦、子ども、また、その保護者、そしてこれからは全ての子どもたち、特に要支援児童、要保護児童の対応ということで、一括した支援業務というのが将来的な目標になるのではないかなというふうに思います。  そういった中で、少なくとも3名体制ということで、今、部長ありましたが、確認ですが、既存の家庭相談事業とは別に、この拠点で専属3名という認識でよろしいでしょうか。 165 ◯委員長(谷田川 泰君) 保健福祉部長・金井君。 166 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。こちらの子ども家庭総合支援拠点事業ですけれども、こちらは既存の家庭相談事業を含めた新事業、新拠点ということで、来年は取り組んでいければと考えております。  以上でございます。 167 ◯委員長(谷田川 泰君) 村上委員。 168 ◯委員(村上泰道君) 取りあえず連携しているということで、含めたというご答弁いただきました。少なくとも今よりは1名増員ということであります。  本日も同僚委員から、この部局には増員が必要ではないかということでそれぞれ提案があって、本当に必要なところへの人員配置というのが頭悩ましいところではあろうかと思いますが、少なくともこの部分に関して、3名体制だから3名でいいというわけではないと思います。もちろんそれに付随する別業務も兼務されるかと思います。  この拠点事業の人員の加算について、もちろん部長としては人員の加配を要求しているかと思いますが、最終的な判断をされる市長にこの新事業の人員配置についてのご見解を伺いたいと思います。 169 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 170 ◯市長(谷島洋司君) 子ども家庭総合支援拠点事業について、お答えいたします。  具体的な人員配置につきましては、子ども及び妊産婦の福祉に関する支援業務を適切に行うため、先ほど担当部長のほうから答弁ありました内容ではありますが、国が示している設置運営の基準、及び4月からの業務量を踏まえて、必要な人員の配置を行ってまいりたいと考えております。 171 ◯委員長(谷田川 泰君) 村上委員。 172 ◯委員(村上泰道君) もちろん、これ、市が独自に始めることではありません。国が指針を持っていますので、もちろんそれにのっとった人員配置というのはお願いしたいと思います。  確かに解釈で兼務できるというところでありますが、より充実した子ども世帯への総合支援ということで、助ける側の職員が倒れてしまったら困りますので、ぜひ充実した支援体制を構築して新年度に臨んでいただきたいというふうに思います。ぜひよろしくお願いいたします。  私は以上です。ありがとうございました。 173 ◯委員長(谷田川 泰君) 次の質疑者に移ります。小松豊正委員。 174 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正です。総括審査を行ってまいります。  今日は総括審査ということで市長も参加されておりますので、市長にも随時お伺いをしていきたいと思います。  まず、第1の問題は、複合文化施設整備事業の問題でございます。  この問題については、私はこの予算委員会以外にも一般質問でも議案質疑でも問題提供を行い、執行部の考えを尋ねてまいりました。私は、今、令和4年度の予算を見ますと、ここに出てくるのは業者選定等アドバイザリー委託料346万5,000円というのが出てきますね。  私はこの複合文化施設が提起されたときから、1つはやはり場所の問題について、どこに造るのかという問題で、やはり当初提案されておりますようにイベント広場、また駅東地域、2つがあるということでございましたので、常識的にも歴史的にもイベント広場がどう活用するのかということが非常に市民の関心事なので、そのように主張してまいりました。  また、方法論につきましても、市民が使う市民のための事業なので、やはりこれまでのようなやり方で石岡市が責任を持って計画し、そして運営し、どうしても必要ならば財政も投入する場合もあるでしょうということがありますし、PFIというのは、法律の経緯または全国的な失敗の経験などもありますので、それ、最も提起してまいりました。  しかし、こういうことを、この基本問題に関わる問題を提起してまいりましたけれども、私の感じでは、私の意見に対して、いや、それは違うよとか、こうだとか、そういういわゆる反論というのはないというふうに受け止めざるを得ないんだよね。そのように私が言っていること、私の考え方もあるんですけれども、市民の皆さんのやはり意見を、かなりの程度、体現しているというにも考えているんですね。  ところがそういうことがないままに、担当の部局の話だと次々に進んでいるような、検討されているようなことが聞くんですよね。だから、私はどういうことが議論されているのか出せと、出してくれと、委員会にも、きちんと今こういうことを議論されているんだと、それを出してもらわないとやっぱりかみ合わないと、かみ合っていないんですよね。非常にこれは残念です。  それで、この施設はご承知のように9つ、事業ということで、市民会館の機能、中央図書館の機能、それから児童館の機能、杉並コミュニティセンターの機能、勤労青少年ホームの機能、まちかど情報センターの機能、コワーキングスペースの機能、体感型観光PR施設の機能というふうになっておりまして、その他9番目、その他民間事業者の提案に基づく利用者サービスの向上につながる機能ですね。いずれも、これ、市民の生活、文化生活そのものなんですよ。  ここの企業がどういうふうに市民の期待に応えて成功するのかどうかというのは、まさに石岡のまちづくりを決める非常に重要な局面なんですよね。だけど、私の感じているのはそういうことでございます。  それで、やはりこういうことを考える場合は、市長はいろいろ考えておられると思いますけれども、9つの機能はそれぞれの歴史があり、そこでいろいろな皆さんが活動し、そこで足りないとか要求もあるかと思うんですけれども、そういうことについてはどのようなお感じになっているのか、率直なこういうことを感じてこういう意見があるんだよということ、これをちょっとまず議論の前提としてお聞きをしたいと思います。 175 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 176 ◯市長(谷島洋司君) 複合文化施設につきまして、お答えをいたしたいと思います。  一般質問、代表質問あるいは一般質問の中でもお答えしてまいりましたけれども、この複合文化施設につきましては、石岡市に、今、閉鎖しております市民会館、あるいは老朽化している様々な施設、そういったものを複合化しまして、施設を建築していくということであると思います。  私としましては、この石岡の中心市街地、これの活性化のために、やはりかつてにぎわいの中心であった石岡市の中心市街地に、やっぱり機能を集約することによって求心力を高めていくと、その求心力を高めることによって駅周辺ににぎわいが出てくると、そういうイメージをしているところでございます。
     いずれにしましても、この施設によりまして、石岡市の子どもたちに、文化あるいは歴史に触れることができて、そして、その子どもたちが将来にわたってこの地域に誇りを持てるような文化施設、そういったものが必要であろうと思っております。  いずれにしましても、市民の皆さんの多くの声を聞きながら、複合文化施設を造ってまいりたいと思っております。 177 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 178 ◯委員(小松豊正君) 市長に答弁していただきましたけれども、私が聞くのは、非常にこれは一般論なんですよね。それで、市民会館の機能、石岡市民会館の機能、どれだけ多くの方がそこで音楽を聴き、芸術を堪能し、みんなで話し合ったか。あそこのなくなるときにも、2人の人から陳情が上がりましたよね、存続して使わせてくれと。特に事務棟ですね。それがわざわざ市民から陳情が上がりましたけれども、多数には至りませんでした。  中央図書館も、これを民営化するという動きがあって私は批判したんですけれども、そこ、なくなりまして、あそこには今でも中央図書館の審議委員、運営委員、いらっしゃいますよね。これ、聞いていますか。今、市長が言われましたけれども、この機能の集約化ではないんですよ、機能が集約化するかどうかというのは市当局が考えていることであって、この人々はそういうことではないんですよね。  それから、児童館の問題、これも非常に古い歴史のある児童館で、非常に異例なことですけれども、今日、この廃止の条例案が一応取下げになりました。非常に異例なことです。杉並コミュニティセンター、勤労青少年ホーム、まちかど情報センターは、前市長がかなり研究されて、石岡のまちをどういうふうに興すかっていった場合に、駅東と駅前通りとあそこ交わるあそこのところに、あそこが休んでいたのでは全く駄目だというのでいろいろ研究されて、あそこにまちかど情報センターを持っていって、あそこでもう非常にまちおこしだということで頑張っておられます。そういうそれぞれの思いがあり、要求があり、そして期待はしていると。  だから、そういう直接的な方々も含めてどういうふうに考えているのか、古くなったから建て替えたいのか、よく聞いて、それを深めて、それをやはり市民の共通認識にするとかしていくと、そういうのがなければ、単なる上から目線の集めればいいと、1か所に集めればいいと、効率的になると、そういうことではこれはうまくいきません。  その例が、いろいろ児童館の問題でもそういうこともあったかと思うんですけれども、その作業をまず最初じゃないですか、そういうのが予算書に出てきません。よく分からないこういうアドバイザリーとか言葉が出てきて、何をやるんだか分からない。そういうところをやっぱり考えて、市民の関係者の気持ちを共鳴し合うと、執行部が。そういう作業がまず最初ですよ、物事の。どうですか、私、そう思うんですけど、市長のお考えをお聞きします。 179 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 180 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。先ほどもお話ししましたが、しっかりこの市民の皆さんの声を聞く、そういう姿勢が大事だろうと思っております。  これから様々なこの施策を行っていく上でも、常に市民の皆さんの声をしっかりと受け止めて進めてまいりたいと思います。 181 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 182 ◯委員(小松豊正君) ですから、執行部といえども、やはり言うまでもないんですけれども、市民の協力、理解、これは得られなければ全く成功しませんので、これは児童館のことでも非常に明らかです。ですから、そこの点が私は率直に言って欠けていると思いますよ、今の執行部は。残念なんですけどね。  やはり改めて市民の顔を浮かべて、こういう人がこういうふうに言っていると、それはかなり共通した思いだと、そういうことも含めてよくやっぱりお考えいただきまして、そうすることによって市民の皆さんとの、あるいは議員の我々とも気持ちが通ずると、そういう作業を予算化もして、ですからこれは私があんまり言うことではないんですけれども、いわゆる公聴会とかシンポジウムとか個別に聞くとかいろいろ方法もあるかと思いますけれども、その積み上げをやらないと駄目だということを、こういう場面でも強く言っておきたいと思います。  それから、場所をどうするかによっては、やはりイベント広場というのは石岡市があそこを買って、それで百人委員会をつくって見取図までできたわけですから、見事に市民の英知を結集して到達したわけですよね。ですから、そういう点で学んでやはりやったらどうですかね。いろんなやり方があるかと思うので、それでということが1つ言いたいと思います。  それから、イベント広場というふうに私言いますと、決まっていないのにどうこうはできないんだと。それは全く逆であって、イベント広場というのは、この執行部でも1つに候補地を挙げているわけですよね。だったらば、市民がよく分かるように、あそこに造るためにはこういう作業が必要なんだと、お金がこれくらいなんだと、あるいはそうではないんだということをやっぱり丁寧に市民に説明して、ああ、そうかと、でもやはりやったほうがいいと、調査をしたほうがいいと、そうでなければどこまでいったってこれはあのままですから。そこをやはり脱する1つの機会ですよね。そのところをやっぱりやられておりません。だから、これはそういうことですよ、決めなけりゃそういうことができないんじゃなくて、だからこそやるタイミングなんですよね。そのことを申し上げたいと思います。  それから、手法の問題についても、私がいろんな具体的な例を挙げて指摘しているわけでしょう。これは、やはり事業者が自分の企業の利益のことも含めて考えて、安くなるからねとそういうことでやっていることなんだけれども、場合によってはそうでなければ簡単に撤退しますから、非常にこれはそういう意味で危ないんですね。  それで、やはり私たちの今捧げる9つ理論は、利益を上げるためのやつではないでしょう、これは全部ね。市民の立場で市民の皆さんのサービス、そういうことをやっぱり目標にしているわけですよね。ですから、非常にPFIでなじむのかどうかというのは、基本問題としてはあるというふうに私は指摘しているわけですから、そうでないんだと言うならそうでないんだと反論したらどうですか、反論して。そこでけんけんがくがくやらなきゃ駄目だよ。違うんですから、見解がね。  そういうこともやっぱり足りないと思いますので、これ、予算の編成するのに関わる問題として、私は強調しておきたいと思います。市長の見解を求めます。 183 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 184 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。先ほどイベント広場の話がございました。私、石岡と八郷が合併する前に、市営跡地の活用シンポジウムというものに出席させていただきました。  そのときに私が感じたのは、やっぱり石岡というのはいろんな方がいて、いろんな意見がいて、そういう意見をしっかり反映するまちなんだなという思いをかつて持ったことがございます。  何を言いたいかと申しますと、やはり市民の皆さんの声をしっかり受け止めていくと、そして、それをみんなで力を合わせて成し遂げていくと、そういうことが大事であろうかと思っておりますので、これからも多くの皆さんの意見をいただきながら、市政運営を進めてまいりたいと思います。 185 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 186 ◯委員(小松豊正君) それで、ぜひ市民の皆さんの声を聞くというのを形にしてください。今は予算委員会ですから、金がかかるわけですよ、集約する上でもね、手法ありますけれども。  そういうことで、最近の例では石岡地域の医療問題があって、これはやっぱり市民にも公開してシンポジウムもやりまして、市民も発言しました。市民が地域医療問題に自分も加わっているという理解になりますよ。発言するわけですからね、責任を持って。そういう場を設けなければ駄目なんですね、こういう問題は。  だから、いろんな人が集まっていろいろ思い思いの意見を言って、それでみんなでそれを聞き合って学び合って、じゃ、どういうまちをどういうのがいいのかな、そういうふうに積み上げていかなければうまくいかないものだと、私はいろんな経験からもそれを申し上げたいと思うんですね。  残念ながら、今回の令和4年度予算にはそういうことはちょっとありませんので、そこの非常に大事なのがやっぱり欠落しているというのが、今度の令和4年の予算における複合文化施設整備上のやっぱり重要な問題だということを指摘したいと思うわけであります。  次の問題に行きます。  2つ目の問題は、この新型コロナウイルスの対策についてという角度から見た場合に、この令和4年度の予算はどういうふうに見えるかということなんですけれども、令和4年度の予算でPCR検査ということで出てきますのは、私の理解では82万5,000円ということで、これは感染した市職員も座っているところの前後左右の職員に対してPCR検査を行うと。82万5,000円です。  ところが石岡の場合は、当初予算には出てきませんけれども、ご存じのように、65歳以上の高齢者に対して3,000円を自己負担でPCR検査が行われてまいりました。かなり一定のお金がかかるので、それ以外の予算は市などが予算化して、そして加えたものでやってきたというふうに聞いております。  しかし、これはワクチンの3回接種の進展とも相まって、私がいろいろ聞きましたら、令和2年度は360件のPCR検査を予定したけど81件だったと。令和3年度は同じく360件のPCRをやるということで予算を組んだけれども、10件だったというふうに聞きました。  予算額は、1年の予算は604万3,000円と、その2分の1は国、2分の1は自治体、石岡市の財源ということで、こういうふうに推移しております。  それで、また新たな、県が薬局において無料でPCR検査を行うということが行われましたけれども、途中中断して、また再開しました。しかし、これは3月31日で終わるんですね、いうふうになります。  それで、私は一般質問で言いましたけれども、やはりこのコロナ感染の対策は先手先手でやることが非常に大事なんだと。無症状で感染する方もいるので、その方をそのままになっていれば周りにどんどん広がっていくということで、勘どころを押さえて、先行的にPCR検査をして感染した人を発見して、ほかに移さないという対策をするんだということを強調しました。  そこでお聞きしますけれども、現状において老人福祉施設、ここでは、このPCR検査は県の方針があるかと思うんですけれども、どのようにやられていますか。PCRはどのようにやられているか、それをちょっと総体的にお伺いしたいと思います。 187 ◯委員長(谷田川 泰君) 保健福祉部長・金井君。 188 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在の高齢者福祉施設でのPCR検査の現状でございますけれども、基本的には、感染者等が出た場合については保健所の指導、またはそういったものに基づきPCR検査を行っているところでございます。  また、国、県から配付された抗原検査キットを活用して、施設の基準に基づいてやっているものもあるかと考えております。  以上でございます。 189 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 190 ◯委員(小松豊正君) これは、老人福祉施設で働いている職員の方と実際に入所されている方と、これは違いがあるんですか。 191 ◯委員長(谷田川 泰君) 保健福祉部長・金井君。 192 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。施設入所者、従事者とも、そこで感染すれば施設から保健所の指導を仰ぐことになりますので、そういった部分で対応している形だと考えております。 193 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 194 ◯委員(小松豊正君) 保健福祉部長なので、併せて保育所などでは保育所で働いている保育士さん、職員の方に対してPCR検査というのは1か月に1回とか、3週間に1回とか、そういうふうに制度化されてはいないんですか。何か問題が起きなければ、やらないということなんでしょうか。 195 ◯委員長(谷田川 泰君) 保健福祉部長・金井君。 196 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。基本的には、今の当市の状況でありますけれども、感染した場合に、保健所の指導等に基づき、特定接触のあった者等を検査している状況でございます。  また、施設によっては、民間施設、当市の施設においても、そちらの施設にあります抗原検査キットを活用して、施設で判断して対応しているところでございます。 197 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 198 ◯委員(小松豊正君) この保育所における感染者というのは、かなり多いんですね、茨城県の石岡でもね。つまり保育所だから抱っこしているわけですよね、保育士さんはね。抱っこしながらやっているわけなので、非常に保育士さんが感染すれば、一気にもう子どもさんも感染するという関係になるので、こういうところはもう優先して、そんなに多くはないので、保育士さんに対するやっぱり定期的なPCR検査等やるべきだというふうに私は思うんですね。  予算にはそうなっていないんだけど、そういう考え方はないですか。 199 ◯委員長(谷田川 泰君) 保健福祉部長・金井君。 200 ◯保健福祉部長(金井 悟君) お答えいたします。現在、コロナウイルス感染状況でございますけれども、委員ご指摘のように、学校関係、保育関係等で一定の感染者が出ている、全国的にもそういう傾向でございますが、現状といたしましては、感染した方、感染のおそれがある方を対象にして、状況に応じた抗原キットの活用、また、感染した場合については、保健所の指導に基づいた検査で対応しているところでございます。 201 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 202 ◯委員(小松豊正君) それじゃ、今度は中学校、小学校の生徒さんの感染も多いんですね。中学生でも中学3年生、受験は終わりましたけれども、そういう人が感染したって聞くと、本当にこれは大変だなという思いを強くするんですけれども、そういう点で、小学校、中学校の先生に対するPCR検査の制度的な運用はどうなっているんでしょうか。 203 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 204 ◯教育部長豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。小中学校における、先生に対する定期的なPCR検査は行ってございません。  保育所等と同じように、陽性者が出た場合、その関係する方に対して抗原検査、またはPCR検査を実施しているところでございます。  以上です。 205 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 206 ◯委員(小松豊正君) そういうのが、石岡の現状だということなんですね。  それで、先ほどいろいろ調べたんですけれども、65歳以上の高齢者に対する3,000円のPCR検査というのは、これは令和3年度で言えば、令和3年度の4月の臨時会で補正予算として組まれたと、ですから本予算の予算書は出てきていないんですけれども、補正予算で組めたということであります。先ほど言ったように604万3,000円、その2分の1は市が負担しているということでありました。  それで私が言いたいのは、やはりこれをそういうことなんだけれども、ですから、この本予算には組まれていないんですけれども、次の機会、次の臨時議会等で、やはり私が主張しましたような、中学、小学校の先生方、また保育園、そういう基本的にやっぱり中心となる核となるところの方々に対するPCR検査の制度的な運用をぜひやっていただいて、今まで令和2年、令和3年とやってきました、そういう石岡の独自のPCR検査の体制を維持してもらいたいと、維持すべきじゃないかということを強調したいと思います。ぜひご検討いただくよう、お願いしておきます。  この点は以上です。  最後になりますけど、ちょっと最後にお聞きしたいのは、この東地区公民館の高い借地料を、これは昨年度と同じ額になっておりまして、554万4,000円となっているんですよね。これは変わっておりません。この高い借地料でずっと私は問題にして、皆さんもいろいろ問題に改善すべきだってなってきたんですけれども、この東地区公民館の運用といいますか、将来像というか、これはどういうふうになっているのが今の到達点ですか、それをお聞きしたいと思います。 207 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 208 ◯教育部長豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。東地区公民館の今後の運用についてということでございますが、一時期、複合文化施設にも合わせるかどうかということを検討させていただきましたが、場所的な問題からそこからは離脱してございます。  現在は旭台会館、それから児童センター、同じエリアにありますので、複合化にするのか単独でいくのか、それを関係各課と協議しているところでございます。  以上です。 209 ◯委員長(谷田川 泰君) 小松委員。 210 ◯委員(小松豊正君) 積極的に検討いただいて、あまりにも高過ぎる、そういうものがそのまま継続している事態でございまして、石岡の予算を考えてみましても、やっぱりそれは非常に問題だということは、やっぱり誰に聞いてもそういうことだと思いますので、改善をされるようによろしくお願いしたいと思います。  以上で私の質問は終わります。 211 ◯委員長(谷田川 泰君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時02分休憩             ──────────────────────                   午後 2時13分再開 212 ◯委員長(谷田川 泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質疑者に移ります。岡野孝男委員。 213 ◯委員(岡野孝男君) それでは、私のほうで質問をいたします。1点だけです。  令和元年の3月議会で質問をしたものでございまして、文教厚生所管の予算委員会でも、関係の予算委員会でも質問しましたが、どうも要領を得ない。で、総括質疑で、再び質問いたします。  中学校のバス運転業務委託料でございます。  石岡中学校と八郷中学校の教育バスでありますが、この前の質疑の中で、まず、バスの運賃といいますか、定期券購入について、そのバス業者の事務費、それを取り扱う事務費として1台につき88万で8台ですから、掛ける8台というような答弁でした。  大体1割くらいの金額、バス運賃の大体1割くらい、運賃の委託料の中で1割くらい事務費にかかるという答弁でした。  その定期券の購入代は、予算書でどこに計上されているのでしょうか、お尋ねをいたします。 214 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 215 ◯教育部長豊崎康弘君) お答えいたします。教育バスに関する運賃、定期代等ですが、どこに入るかということですが、バスの事業者のほうに入るようになってございます。  以上です。 216 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 217 ◯委員(岡野孝男君) 先ほど、私、質問しましたけど、事務費として1台につき88万何がしかの金が業者に入っていて、なおかつ定期券の購入分も入っているんでしょうか。 218 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 219 ◯教育部長豊崎康弘君) バス事業者に、お答えしたとおり、事務費相当分として支払いをしてございます。  その中身については、その定期代にかかるもののほかに、バス運行全体に関わるものということで、職員人件費がかかるということで事務費を計上してございます。  そして、定期代等の運賃については、バス事業者のほうの収入になるということでございます。  以上です。 220 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 221 ◯委員(岡野孝男君) 小桜小学校の負担金、保護者負担金は、はっきり歳入の負担金、教育費負担金の中で計上されているんですが、どうしてこれ、中学校はこういう形を取らないんでしょうか。 222 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 223 ◯教育部長豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。小桜小につきましては、一般貸切旅客自動車運送業で事業となってございます。また、ほかの小学校、石岡中学校、八郷中学校につきましては、一般乗合旅客自動車運送事業ということで、それぞれ国土交通大臣へ申請を行い、許可をいただいております。  一般貸切旅客自動車運送事業においては、道路運送法第4条の許可を持つ事業者に対し、貸切りバスの運行を委託し、市が支払う委託料に対しての負担金を利用児童の保護者から収受してございます。
     一方、一般乗合旅客自動車運送事業では、道路運送法第4条の許可を持つ事業者に対し、乗合バスの運行を委託しているため、利用者は道路運送法上の運賃を支払うことになり、運賃は乗合バスを運営している事業者が収受するということになってございます。  以上です。 224 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 225 ◯委員(岡野孝男君) 88万と言われる事務費と、それから、乗合バスの運賃も両方、業者に入る仕組みになっているんでしょうか。 226 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 227 ◯教育部長豊崎康弘君) ちょっと確認したいです。両者に入るという……。 228 ◯委員(岡野孝男君) 業者です、業者。 229 ◯教育部長豊崎康弘君) 業者に入るかということですが、今述べたように、石岡中学校、八郷中学校につきましては運賃となりますので、業者のほうに払います。のほうの収受となります。  一方、小桜小については、負担金ということでございますので、市のほうが保護者から集めておりますので、市のほうに入れてもらっているということでございます。  また、事務費に関しては、それぞれの契約で人件費相当の金額をそれぞれに委託料の中で支払っているということになります。 230 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 231 ◯委員(岡野孝男君) 今の部長の説明によると、事務費は、事務費も支払っている。定期券も支払っている。業者に支払っているということだと思うんですね。八郷中学校と石中については。  ここでお聞きしますけど、事業主体が教育委員会の場合に、負担金を、事業主体は徴収しなくてもいいかどうか、ちょっと財務部長にお聞きします。 232 ◯委員長(谷田川 泰君) 財務部長・門脇君。 233 ◯財務部長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。委員ご指摘の点は総計予算主義のことかと思いますけれども、こちらにつきましては地方自治法の210条に規定されているものでございまして、一会計年度における一切の収入及び支出は、全てこれを歳入歳出予算に編入しなければならないというものでございます。  先ほど、教育部長のほうからありましたように、総計予算主義の原則は市が収入すべき現金と、支払うべき現金をそれぞれ歳入歳出等、予算化しなければならないということでございますけれども、先ほど教育部長からありましたように通学バスにおける利用者負担は運賃でございますので、市ではなく事業者が収受すべきであるのかなと。そういうことから、総計予算主義の原則には反しないものと考えてございます。  以上です。 234 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 235 ◯委員(岡野孝男君) 会計管理者にも、その点についてお聞きします。 236 ◯委員長(谷田川 泰君) 理事兼会計管理者・佐谷戸君。 237 ◯理事兼会計管理者(佐谷戸美紀君) ご答弁申し上げます。ただいま財務部長がご説明したとおりかと存じます。 238 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 239 ◯委員(岡野孝男君) 総計予算主義ならば、事業主体である教育委員会が負担金を徴収して、そして、歳入に入れるというのが筋なわけですよね。  それで、なおかつですよ、なおかつ事務費として、1台につき88万何がしかの金を払っておいて、定期券の購入した金をまた業者が取ると。こういうことでいいんですか、これ。  定期券のバスのバス代について、精査すれば、ばらつきがあるわけですよ。車1台につきどのくらいの数が乗るか、そして定期券代が幾らになるか。それはどうでもいいんですよ。教育委員会はね。1台につき平均の88万何がしかを払っていると。そういうことでいいんでしょうか。そういうような事務手続をしてもよろしいんでしょうか。  全く、事務費は平等に払って、なおかつ定期券の収入は多かったり少なかったりするわけですよ。それでも構わないということなんです。そういうようなことでよろしいんでしょうか、お尋ねいたします。 240 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育部長・豊崎君。 241 ◯教育部長豊崎康弘君) ご答弁申し上げます。先ほども述べましたように、定期券等は運賃となるために、事業者のほうに納めている状況になります。  それぞれ、バスの形態、運行ルート、距離等が違いますので、1台ずつの契約金額は違ってございます。  仮に、1,000万円の委託料がかかると、全てで1,000万円ということであれば、そこから、中学校におけるバスについては、定期代が10万円入るだろうということであれば、9,990万円の委託にしているということでございます。  小桜小の場合においては、負担金が石岡市に入りますので、1,000万円という委託契約であれば、1,000万円でそのまま委託しているということになります。  以上です。 242 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 243 ◯委員(岡野孝男君) これ、かなり問題なわけですよ。  つまり、どっちを選ぶかという、選びがいがあるわけです。そもそも最初の。  要するに、今のような部長の、中学校の運行バスを採用した場合には、これから、また、統合をして、同じような丸投げの契約をして進めていった場合に、これはかなり市からの持ち出しが多くなるということになるわけですよ。  教育委員会はいいんですよ。それは丸投げだから。だけど、まちの持ち出しは、かなり多くなるということですよ。つまり、保護者負担金が入ってこないわけですよ。  だからそういう、要するに事務的に楽なほうを選んで、しかも、比較をしないと。こちらが運行するのに安いか高いか、そういうものを考えないで、ただ、事務上楽なほうを選ぶと。私、そういうふうな感じがしますよ。  令和4年度にこれ、石中も八郷中も5年間を迎えるわけですよ。  教育委員会サイドで考えれば、丸投げのほうが楽なわけですよ、負担金を徴収しなくても。納付書を発行する必要もないし。あるいは、滞納もないし。だけれども、それは教育委員会主体の、あるいは事務サイドの運営ですよ、これは。そういうふうに考えるしかないですよ。  これ、ほかはみんな、この負担金の形式でやっているわけですから。いや、総計予算主義でやっているんですから。  財務部長がさっき答弁しましたけど、方便ですよ、それは。総計主義じゃないですよ。  それでも、そこを徹すると、総計予算主義を徹すると、今のやり方がまずいということになったから、今、答弁になったわけですよ。  私はこれを、このことを進める。例えば、車の事故がある、交通事故があった場合に、誰が乗っていたか分からないんですよ。あるいは、通常でも、管理上事業主体である教育委員会が分からないですよ、これ、さっぱり。全部丸投げなんだもん。チェックできないでしょうよ。そういうことになるわけです。事業主体は教育委員会ですよ。そういうことにもなるわけですよ。  私は、この今のやり方は、ちょっと無理があると。  これからますます子どもの数が減って、小学校も統合に向かうといった場合に、またこれ、そういうようなことを進めると、どのくらい金がかかってもいいわ、教育委員会が楽なほうを選ぼうということになるわけですよ、これ。私はそう思います。  教育長の、今、私が話したことについての見解を求めます。 244 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育長・児島君。 245 ◯教育長(児島裕治君) お答えを申し上げます。本市において2つの事業形態で運行バスが進められております。こういったことにつきまして、どういった運行方法が適切であるのか、そういったことも含めまして、きちんと調査研究しながら適切な運行となるように努めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 246 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 247 ◯委員(岡野孝男君) これ、教育長、事業主体が教育委員会ですからね。丸投げはまずいです、業者に。チェックすることができないでしょうよ。誰が乗っているか分からないんだよ。そういうような管理をしたのではまずいんですよ、これ。  学校にいるときだけじゃないですから、子どもは。要するに登下校まで責任があるわけですから、事業主体は教育委員会なんですよ。そういう無責任な、事業を知らんではまずいんですよ。やっぱりちゃんと把握をして、子どもたちがうちを出るときから、帰るときまで責任を持たなきゃならないんですよ。  業者の一定の賃金を払って、なおかつ定期券まで業者に払うということはどうなんですか、これは。私はちょっと不思議な話ですね。定期券を購入したものは、ちゃんと負担金の中で歳入の中に入れていくべきじゃないですか、市に。そういうことも考えないで、丸投げをする。  教育委員会で、例えば事故が起きても誰がそこに乗ったか分からない。そういうようなことで、運行バスが正常に子どもに寄り添った、あるいは保護者に寄り添った運行ができるのか、私はちょっと理解ができないですね。  もう一回、教育長に。 248 ◯委員長(谷田川 泰君) 教育長・児島君。 249 ◯教育長(児島裕治君) バスの乗車につきましては、乗車している児童生徒については、きちんと把握はしてございます。  ただ、登校時の把握等はなかなかできないところがございますけれども、下校時につきましては、学校のほうで担任のほうがきちんとバスに乗車させるまで、きちんと把握はしてございます。  また、乗車する子どもたちの把握につきましては、月ごと、数か月ごと、また毎月ごとに把握はしてございます。乗車についての定期券であったりとか、誰が乗っているのか、そういったことは把握をしてございます。  そういったことにつきまして、実際にバスに乗車している子どもたちの実態であるとか、そういったこともきちんと教育委員会が主体となって把握をしながら、適切な運行となるようには努めていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 250 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 251 ◯委員(岡野孝男君) 教育長の見解は分かりましたけど、私の手元の資料では、例えば小桜小学校は、納付書を毎月出しているから分かるんですよ。でも、定期券は毎月じゃないですよ、これは。半年に1回とか、あと、1年に3回とかということですよ。それは把握できないですよ、毎月は。  教育長、いいです、それで。 252 ◯教育長(児島裕治君) はい。 253 ◯委員(岡野孝男君) それで、一応予算なので金額が絡みますので、市長に、今、私がやり取りしていた質疑についてどういうふうに考えているか、見解を求めます。 254 ◯委員長(谷田川 泰君) 市長・谷島君。 255 ◯市長(谷島洋司君) 通学バスにおける考え方、予算化につきましてご答弁申し上げます。委員ご指摘の通学バス運賃についての予算化について、また運行形態等については、ただいま部長あるいは教育長から答弁のとおりとなっておりますが、内容につきましては、精査し、改善すべきところは改善し、また通学バスの主たる目的である遠距離通学者や、路線バスが運行していない地域の児童生徒の通学手段の確保をしっかりと行いながら、利便性の向上を図っていくよう指示してまいります。  いずれにしましても、どのような形態が子どもたちの安全安心に一番結びつくかと、そういう観点から検討をしてまいりたいと思います。 256 ◯委員長(谷田川 泰君) 岡野委員。 257 ◯委員(岡野孝男君) 以上で私の質疑は終わりにいたします。ありがとうございました。 258 ◯委員長(谷田川 泰君) 次の質疑者に移ります。飯村一夫委員。 259 ◯委員(飯村一夫君) 飯村一夫でございます。よろしくお願いします。  予算委員会のほうでも質問、ちょっとしてきたんですが、その中でちょっと、やっぱしもう一回、再度聞きたいということでお伺いします。  消防施設一般管理経費用地購入、これについてちょっと聞いていたこともあったんですが、再度もう一回、聞かせていただきたいと思います。  この消防用地購入については、施設の施設計画、それについてちょっとお聞きしたいと思います。 260 ◯委員長(谷田川 泰君) 消防長・岡野君。 261 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。八郷消防署用地購入でございますが、八郷消防署の運用は、昭和52年から実施しておりまして、これまで地権者様と借地契約を取り交わしまして、消防拠点として地域に密着し、市民の皆様から親しまれるとともに、信頼をいただきながら八郷地区の災害対応してまいりました。これまで43年間という長きにわたり、活動をしてきたところでございます。  そこで、借地ということもありまして、以前から購入について検討を重ねてきたところでございまして、地権者様のほうから売却意思が示されたことによりまして、本所在地を購入し、今後の恒久的かつ安定した消防業務の運用につなげるものでございます。  また、この施設計画についてでございますが、平成30年2月に消防施設等整備計画を策定いたしまして、その中で八郷消防署の在り方を検討して計画をつくったところなんですが、まず、耐震診断をやりまして、その中で耐震的には問題なしという結果が出ておりまして、それから、そういうことから大規模改修と長寿命化が必要であるということで、今の土地ですか、そこを利用して消防活動を進めていきたいということで計画を策定しているところでございます。  以上でございます。 262 ◯委員長(谷田川 泰君) 飯村委員。 263 ◯委員(飯村一夫君) 経過等をお伺いしましたが、43年たっているというようなお話で、施設計画の中には建て替えという計画はあるのか、ちょっとお聞きします。 264 ◯委員長(谷田川 泰君) 消防長・岡野君。 265 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。施設計画の中では建て替えではなく、既存の建物自体が耐震化でIs値がそこまで駄目だということではありませんので、その施設を大規模改修を行って、また増築、また改築を含めて、新たな施設で防災拠点として進めるとそういった流れで計画をしているところでございます。  以上です。 266 ◯委員長(谷田川 泰君) 飯村委員。 267 ◯委員(飯村一夫君) そういうことは考えていないというお話ですが、43年たっていて、もうあと10年たてば53年、そういう中で、石岡市で新しく愛郷橋出張所が移転され、施設も新しくなったわけでございますが、そういう中で見てみれば、今、施設等も立派になり、ドクターヘリも着陸できると、そういうような消防施設ができて、今から八郷地区の消防署については、これから10年たって施設はそのまま使えるというようなお考えでしょうが、これから先を考えれば、この購入については、ちょっと疑問視するところがあるのではないかと思われます。  消防署の購入計画の中では、3,317万円とそういう数字が出ていますが、愛郷橋整備についても、経費等を入れても3,332万円と、同じような、これ経費でございますが、愛郷橋のほうは。そういう形であったり、この八郷の消防署については、10年たてば老朽化が進むではないかと思われる。  その敷地、敷地面積も、愛郷橋出張所に比べて八郷消防署は2,764平米、愛郷橋は4,900と、そういう中でございますので、本当に今からの消防署として活用する、そういう拠点として、こういう状態でこういう敷地の狭いところで、そしてこれから新しい建物を建てるという場合でも、その敷地内にまた建てて指導等できるのかと、その辺のところをちょっとお聞きしたいと思う。 268 ◯委員長(谷田川 泰君) 消防長・岡野君。 269 ◯消防長(岡野 勉君) ご答弁申し上げます。委員ご指摘の現在の場所でいいのかというところでございますが、八郷地区の人口割合、また世帯割合を見ますと、園部地区が八郷地区全体の25%を占めておりまして、次いで石岡地区が約20%であり、この地区全体が45%を占めている状況でございます。  これは災害発生件数、特に救急件数に比例しており、人口割合及び世帯数割合の多い地区に消防署所が必要でございまして、八郷地区には八郷消防署、園部地区には山崎出張所が位置してございます。  それで、現在の場所が、やはりどこの地区に行くに際しても一番いい場所であるということを消防本部では検証いたしまして、そちらの場所で運用を進めていきたいと考えております。  また、先ほども申し上げました大規模改修でございますけれども、そちらには、当初の計画では約2億円ほどの予算をかけて新たな施設として充実したリニューアルをして消防業務を進めてまいりたいと、そういうふうに考えております。  以上でございます。 270 ◯委員長(谷田川 泰君) 飯村委員。 271 ◯委員(飯村一夫君) リニューアルするということでありますが、この話は令和3年の2月頃から地権者のほうからあったというようなお話でございますが、今、この敷地の広いところを考えて、この消防体制をよくすると、幹線道路が新しく特例債事業でできるというようなことを考えれば、広い敷地を求めて消防活動ができる、そういう状態に持っていったほうがいいのではないかと思いますが、リニューアル、改修工事が行われてやっていくというようなお話をいただきましたので、そういうことでもいいのかなとは思いますが、そういう点で今回ちょっと質問をさせてもらったんですけど、本当に敷地が広い場所で、ドクターヘリも来てできるような、そういう考えを持っていただければ敷地が手狭かなと、そう思われるんですが、その辺のところ、副市長に石岡の実態、そういうものをいろいろお聞きになっていると思いますので、副市長のお考えを聞きたいと思います。 272 ◯委員長(谷田川 泰君) 副市長・田所君。
    273 ◯副市長(田所和弘君) ご答弁いたします。委員の消防、行政に対する非常に前向きなご姿勢、現在の借地を購入して、狭い敷地の中で、さらにその苛酷な消防業務をやる消防署員のことをおもんぱかってのご提案かというふうに思います。  私としては、なかなかこちらがということが、やはりまだ承知していない状況にございます。  愛郷橋出張所を拝見いたしまして、非常に防災ヘリもとまれますし、前のところが非常に軟弱な地盤であったというようなことも考えますと、八郷につきましても新たな適地がもしあれば、そちらのほうがいいのかと思いますけれども、どちらがということは、私の中ではちょっと判断つきかねる状況にございます。 274 ◯委員(飯村一夫君) ありがとうございます。 275 ◯委員長(谷田川 泰君) 飯村委員。 276 ◯委員(飯村一夫君) 副市長に、よく考えるとどちらかと言えないと、そういう形でお答えいただきましたが、確かに、どちらかとは言えないわけですよ。確かにこの消防署緊急体制、そういう中を今からのことを考えれば、愛郷橋出張所の移転、そして、新しく建てた愛郷橋を見た感じでは八郷消防署がこれでいいのかというような考えを持ったわけです。  また、この借地を購入する。購入してその後ずっと石岡市の土地、そうなるわけですが、土地を購入してずっと使うというようなお考えであればいいんですが、またこれから先、見直し等あった場合に、確かに敷地が狭かったというようなお話が出てくれば、今購入してもこれから先、手狭になって移転するというような考えになれば、購入したのがちょっとあれ、無駄だったのかなというような感じになっても困りますので、その辺のところのちょっと考えというか、傍観していたわけなんですが、石岡には、非常に空き地、そういう土地ですか、建物もそうですが、利用、そういうのを本当に考えていかなければ、施設だけあるから買わなきゃいけないと、そういう話ではないと思います。  本当に施設と土地、そういうものを本当に石岡市のためになっていくものであればいいんですが、ならないものであったならば、考えを見直す必要もあるかなとそういう考えでご質問させていただきました。  以上で質問を終わります。 277 ◯委員長(谷田川 泰君) 以上で質疑を終結いたします。  これより各会計予算案に対する討論を行います。  討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。  小松委員。 278 ◯委員(小松豊正君) 日本共産党の小松豊正です。議案第5号・令和4年度石岡市一般会計予算についての反対討論を行います。  第1に複合文化施設整備事業の問題です。  この内容として9つの事業が説明されています。  1)市民会館の機能、2)中央図書館の機能、3)児童館の機能、4)杉並コミュニティセンターの機能、5)勤労青少年ホームの機能、6)まちかど情報センターの機能、7)コワーキングスペースの機能、8)体感型観光PR施設の機能、9)その他、民間事業者の提案に基づき、利用者サービスの向上につながる機能です。  現在、抱える老朽化にどう対応するのか。どのようにまちづくりを進めていくのか。いずれも市民のこれからの活動に直結し、私たちの住む石岡市のまちづくりそのものです。  その基本はきちんと議論されず、明確になっていません。  1つはどこにつくるのか。イベント広場なのか、駅東地区なのか、あるいは両方なのか、はっきりしていません。  もう一つは、これまでのように公設公営なのか、民間主導のPFIなのか。私はPFIの問題点を指摘していますが、明確な反論もありません。  しかし、令和4年度予算には、事業者選定等アドバイザリー委託料346万5,000円が出てきます。これでは全くの丸投げではありませんか。  かつてイベント広場活用の中で生まれた百人委員会など、市民の持つ意見や英知を結集して、基本をしっかり確立するために、予算措置と組織論が必要です。この点が欠落している本予算には賛成できません。  第2に、今、最大の緊急課題である新型コロナウイルス対策についての一貫した方針が確立されていないことです。  令和4年度の予算で、あるのは、感染した職員の前後左右の職員に対して行われるPCR検査委託料で、僅か82万5,000円です。県が石岡市内4つの薬局で再開している無料のPCR検査も3月末までであります。市独自で、いつでもどこでも無料で受けられる体制と独自の予算を設けるべきでございます。  3)に上層トンネルの工事など、莫大な支出を伴う大規模工事を推進する予算になっていることです。本来は県道などに、市道にして、合併特例債を施行できるものです。この予算が令和4年度に21億1,000万円予算化されています。  このような大型公共工事優先で財政推計試算でも明らかなように、実質公債費比率が悪化し、暮らしの予算を圧迫していることです。  4)に、懸案であった2つの問題、高過ぎる東地区公民館の借地料は年554万4,000円と、昨年度予算で60万円減額されましたが、それでも高過ぎます。及び住宅新築資金貸付金等元利残高が令和2年度決算で2億8,741万7,000円も未回収であることは問題です。  第5に、費用弁償と政務活動費交付金についてです。議員は毎月の報酬のほかに、会議に出席する度に、1回2,000円の費用弁償が支給されますが、市民の理解が得られるものではありません。  全国的には、費用弁償は廃止する方向に明確に進んでいます。直ちに廃止すべきです。  また政務活動費交付金は、毎月1人の議員当たり1万2,500円で年間15万円、総額300万円の政務調査活動費交付金は、適切に減額すべきです。  以上、議員各位の賛同をお願いして、議案第5号・令和4年度石岡市一般会計予算についての反対討論といたします。  次に、議案第6号・令和4年度石岡市国民健康保険特別会計予算に反対する討論を行います。  国民健康保険に加入しているのは、農民、自営業者、非正規労働者など、概して所得が比較的に少なく、生活が大変な世帯です。にもかかわらず、国保税が高過ぎて払うにも払えず、短期被保険者証資格証明書の発行が増え、県の債権回収機構に回される例もあります。  このような状況の中で、令和4年度の国保会計予算は条例の一部改正によって、賦課方式の見直し及び税率の改正、未就学児の均等割額が2分の1に減額、未就学児を除く20歳未満の均等割の4分の1減免が行われています。その結果は8割の世帯が減額になるものの、2割の世帯が増税になります。  日本共産党は、全国知事会、全国市長会とともに、国に対して1兆円の国費を国保に投入して、均等割、平等割をなくして、国保税を協会けんぽ並みに抜本的に下げるよう求めてきました。にもかかわらず、今回の条例の一部改正で、2割の世帯でさらに増税になることは重大であり、令和4年度の国保会計予算に反対するものです。  石岡市独自で国保税を引き下げるために支払い準備基金の活用、さらには財政調整基金の一部を取り崩すなど、一般会計からの繰入れを要求して、議案第6号・令和4年度石岡市国民健康保険特別会計予算に反対する討論といたします。  次に、議案第9号・令和4年度石岡市介護保険特別会計予算に反対する討論を行います。  今、年金が削られている中で、介護保険料が天引きされると生活費に回すお金が少なくなり、個人消費を抑え、地域経済にも悪影響を及ぼしています。介護労働者の待遇改善は、これからの課題となっています。このような状況を生んでいる介護保険特別会計予算に、賛成することはできません。  介護保険料を下げてほしい。介護施設をたくさんつくってほしい等の市民の切実な要望を実現していくために、国、県からの支出金の増額、石岡市としても財政調整基金などの一部を取り崩して一般会計からの繰入れを行うことを強く求めて、議案第9号・令和4年度石岡市介護保険特別会計予算に反対する討論といたします。  次に、議案第11号・令和4年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論を行います。  後期高齢者制度は、75歳以上のお年寄りをほかの医療保険制度から切り離して、独自の医療保険としたものです。県の広域連合は、8年間にわたって保険料を据え置いてきましたが、令和2年度と3年度について、大幅な引上げを強行しました。  令和4年度と5年度は、保険料を据え置くことになりましたが、今高齢者が新型コロナウイルス感染症の拡大で苦しむ中で、75歳以上の窓口負担を1割から2割に引き上げる高齢者医療費2倍化法が令和4年10月から施行、強行されます。  このような情勢の中で、直接保険料を集め、県広域連合に納入しているのは、市の行政の仕事になっています。  よって、私は県広域連合の財政健全化基金を活用して、元の保険料に戻すことを求めます。さらには、後期高齢者医療制度を廃止して元の老人保健制度に戻すことを強く求め、議案第11号・令和4年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論といたします。  以上、議員各位の賛同をお願いいたしまして、反対討論を終わります。 279 ◯委員長(谷田川 泰君) ほかに討論はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 280 ◯委員長(谷田川 泰君) 討論なしと認め、以上で討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  初めに、議案第5号・令和4年度石岡市一般会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 281 ◯委員長(谷田川 泰君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  村上委員。 282 ◯委員(村上泰道君) 議案第5号・令和4年度石岡市一般会計予算に対する附帯決議につきまして提案がございます。  委員長にお取り計らいをお願いいたします。 283 ◯委員長(谷田川 泰君) 暫時休憩いたします。                   午後 3時01分休憩             ──────────────────────                   午後 3時02分再開 284 ◯委員長(谷田川 泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  村上委員。 285 ◯委員(村上泰道君) 議案第5号・令和4年度石岡市一般会計予算に対する附帯決議(案)につきまして、原文を読み上げて説明とさせていただきます。  議案第5号・令和4年度石岡市一般会計予算に対する附帯決議(案)。  従前より、一般質問や議案質疑等でその在り方が問われています複合文化施設整備事業につきまして、その基本計画の策定遅れが生じ、石岡市のシンボルの1つであった市民会館の新しい将来像がいまだ見えてこない現状にあります。  また、所管審査において質疑のあった西口駅前広場整備工事につきましては、事業の経過や概要の詳細な説明が担当常任委員会でなく、大幅に増額された事業予算の審査が不足し、事業全体像が不明瞭でございます。  そのような中、令和4年度石岡市一般会計予算に計上されている款総務費、項総務管理費、目複合文化施設整備事業費の複合文化施設整備事業中、事業者選定等アドバイザリー委託料346万5,000円につきましては、令和3年度石岡市一般会計予算に計上され、同補正予算12号で繰越手続を行っているPPPアドバイザリー委託料400万円で実施する委託内容との整合性が問われ、複合文化施設事業のさらなる遅れが生じかねない現状と疑わざるを得ません。  また、款土木費、項都市計画費、目都市計画総務費の石岡駅周辺整備事業中、西口駅前広場整備工事4億9,990万円につきましては、その予算の必要性及び正当性が疑われております。  そこで、下記事項についての対応を執行部に強く求めるものであります。                       記  1つ、款総務費、項総務管理費、目複合文化施設整備事業費、事業者選定等アドバイザリー委託料346万5,000円につきましては、令和3年度石岡市一般会計予算に計上され、同補正予算12号で繰越手続を行っているPPPアドバイザリー委託料400万円で実施する委託内容との関係を整理し、真に必要である事業委託のみを行い、市民や利用者等の意見を的確に捉えた上、当初のスケジュールにのっとった事業の進捗を図ること。  1つ、款土木費、項都市計画費、目都市計画総務費の石岡駅周辺整備事業中、西口駅前広場整備工事につきましては、大幅に増額された内容の必要性及び正当性を精査し、事業の進捗に合わせ、その詳細説明を議会へ随時行うこと。  以上であります。 286 ◯委員長(谷田川 泰君) ただいま村上委員より、議案第5号・令和4年度石岡市一般会計予算に対し、附帯決議の提案がございました。この提案についてご意見はございませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 287 ◯委員長(谷田川 泰君) ないようですので、この際お諮りいたします。  本案に対し、お手元に配付いたしました案文のとおり、附帯決議をいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 288 ◯委員長(谷田川 泰君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  次に、議案第6号・令和4年度石岡市国民健康保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 289 ◯委員長(谷田川 泰君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第9号・令和4年度石岡市介護保険特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 290 ◯委員長(谷田川 泰君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第11号・令和4年度石岡市後期高齢者医療特別会計予算を採決いたします。  本案は起立により採決いたします。  本案は原案可決すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 291 ◯委員長(谷田川 泰君) 起立多数であります。よって、本案は原案可決すべきものと決しました。  次に、議案第7号・令和4年度石岡市駐車場特別会計予算、議案第8号・令和4年度石岡市霊園事業特別会計予算、議案第10号・令和4年度石岡市介護サービス事業特別会計予算、議案第12号・令和4年度石岡市水道事業会計予算ないし議案第14号・令和4年度石岡市農業集落排水事業会計予算の計6件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。本案は、いずれも原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 292 ◯委員長(谷田川 泰君) ご異議なしと認め、さよう決しました。
     以上で当委員会に付託されております案件の審査は全て終了したわけでありますが、これらに係る委員長報告については、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 293 ◯委員長(谷田川 泰君) ご異議なしと認め、さよう決しました。  以上で予算特別委員会を閉会いたします。  お疲れさまでした。                   午後 3時09分閉会             ──────────────────────         石岡市議会委員会条例第60条の規定により署名する。              臨時委員長    鈴 木 行 雄              委 員 長    谷田川   泰 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...