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令和 4年建設企業分科会( 9月29日)

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  1. 明石市議会 2022-09-29
    令和 4年建設企業分科会( 9月29日)


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    最終取得日: 2023-04-29
    令和 4年建設企業分科会( 9月29日)                             建設企業分科会記録                           令和4年9月29日(木)                           於   大会議室     −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 〇出席分科員(6人)   松井久美子主査             林 丸美副主査   千住啓介分科員   辻本達也分科員   三好 宏分科員   佐々木敏分科員 〇欠席分科員   な し 〇出席説明員   横田副市長  福田理事(技術担当)  杉浦公営企業管理者・水道局長   東都市局長  山本理事兼山手環状線整備担当部長  松原道路部長   久保田下水道部長   ほか所管各部局の室長・次長・課長 〇議 事
     (1) 都市局(下水道室)、水道局関係    議案の審査     議案(2件)     議案第78号 令和3年度明石市水道事業会計決算・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3     議案第79号 令和3年度明石市下水道事業会計決算            及び利益の処分のこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17  (2) 都市局(都市整備室、道路安全室、住宅・建築室)関係    議案の審査     議案(3件)     議案第67号 令和3年度明石市一般会計歳入歳出決算のうち            分担区分表により分担された歳入歳出決算・・・・・・・・・・・・28     議案第71号 令和3年度明石市公共用地取得事業特別会計            歳入歳出決算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57     議案第72号 令和3年度明石市石ヶ谷墓園整備事業特別会計            歳入歳出決算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58                            午前9時57分 開会 ○松井久美子主査  おはようございます。  それでは、ただいまより、建設企業分科会を開会いたします。  議事に入ります。  都市局(下水道室)、水道局関係でございます。  初めに、分科会の運営についてですが、分科会では主査、副主査、分科員という呼び名となっておりますので、よろしくお願いいたします。  分科会では説明、質疑のみで採決は行いません。  質疑の際は、成果報告書のページ番号を告げてからお願いいたします。細かい数値の確認や決算に関係しないことは別の機会にお願いいたします。  議案の審査に入ります。  議案は2件です。  議案第78号、令和3年度明石市水道事業会計決算を議題に供します。  それでは説明を求めます。  橋本水道局次長。 ○橋本水道局次長  水道局次長の橋本でございます。  議案第78号、令和3年度明石市水道事業会計決算につきまして、決算書に基づき御説明申し上げます。  では初めに、令和3年度事業概要を説明いたします。決算書、水の15ページをお開き願います。  令和3年度明石市水道事業報告書でございます。1、概況の(1)総括事項ですが、老朽化した水道管の更新を図り、魚住浄水場の配水塔などで機能保全、改良工事を実施いたしました。また、経営面では、長期的な事業運営方針を示した明石市水道事業経営戦略及びその実施計画である明石市水道事業中期経営計画に基づき、事業を進めてまいりました。  次に、イの給水状況ですが、令和3年度末の給水人口は30万4,088人、給水戸数は14万5,095戸、前年度に比べ給水人口で4,486人、給水戸数で1,374戸、それぞれ増加しております。また、年間配水量では3,249万9,370立方メートル、年間使用水量は3,137万314立方メートルで、前年比では年間配水量で3万2,960立方メートル、年間使用水量で40万5,328立方メートル、それぞれ減少しております。これは主にノリ養殖業の使用水量が減少したことによるものでございます。なお、配水量に占める使用水量の割合を示す有収率は前年度比で1.2ポイント減少し、96.5%となっております。  次に、ロの経理の状況ですが、収益的収支は、事業収益59億4,540万9,807円に対し、事業費用は53億1,272万802円となり、差引き6億3,268万9,005円の当年度純利益を計上することができました。  前年度と比較しますと、事業収益では、雑収益のうち施設分担金が減少しましたが、給水収益が約7億円増加したことにより、収益全体では5億3,619万9,369円の増加となっております。  一方、事業費用ですが、委託料や工事請負費などの減少がありましたが、受水費が約3億円増加したことにより、費用全体では2億1,135万3,991円の増加となっております。なお、給水収益の増加及び受水費が増加した要因は、前年度に新型コロナウイルス感染症の経済的支援として実施した、基本料金免除措置の影響によるものでございます。  次に、資本的支出ですが、総額20億1,068万5,682円を執行いたしました。このうち、建設改良費では、第3次整備事業として、中部配水場受電設備更新工事を実施したほか、浄配水施設や管路の整備・拡張工事を実施いたしました。老朽管整備事業では、優先度の高い管路などから順次布設替えを、建設改良事業では、浄配水施設や管路の改修、改良をそれぞれ記載の金額で実施し、これらに事務費等を加えた建設改良費合計では12億9,794万4,171円の執行となっております。このほか、企業債の元金償還額として7億1,274万1,511円を執行いたしました。これらの財源には、企業債や工事負担金などの資本的収入を充て、不足する額につきましては、記載の内容のとおり全額補填しています。  次に、令和3年度決算における経営指標に関する事項について、御説明申し上げます。  水の17ページ、18ページをお開きください。  この事項につきましては、地方公営企業法施行規則に定められた決算附属書類である報告書に追加されたことに伴い、令和3年度決算より掲載しております。各公営企業においては適切な指標を選択し、評価・分析を行うことが必要とされているところでございます。  なお、実際の経営指標の数値や指標の意味、それと評価・分析については記載のとおりでございます。  次に、令和3年度予算に対する執行状況について説明いたします。  水の1ページ、2ページにお戻りください。  令和3年度明石市水道事業決算報告書でございます。この報告書の金額につきましては、消費税を含んだ額で表示しております。  (1)収益的収入及び支出のうち、収入について、上の表を御覧ください。  第1款 水道事業収益は、予算額合計65億714万9,000円に対し、決算額は64億8,397万9,864円となり、差引き2,316万9,136円の減収となっております。  次に、支出について下の表を御覧ください。  第1款 水道事業費用は、予算額合計61億2,691万7,000円に対し、決算額は57億3,972万4,070円となり、執行率は93.7%となっております。地方公営企業法第26条第2項の規定により、繰越額8,695万2,000円は、主に配水管布設替工事の繰越しに伴う給水管切替工事の繰越しで、不用額につきましては、減価償却費、修繕費などによるものでございます。  続きまして、水の3ページ、4ページをお開きください。  (2)資本的収入及び支出のうち、収入について上の表を御覧ください。  第1款 資本的収入は、予算額合計12億3,375万5,000円に対し、決算額は3億8,786万7,335円となっております。収入の主なものは、浄配水施設の整備や老朽管更新に充てた企業債、消火栓の新設更新に充てた一般会計負担金でございます。  次に、支出について下の表を御覧ください。  第1款 資本的支出は、予算額合計35億3,200万9,000円に対し、決算額は20億1,068万5,682円となり、予算額に対する執行率は56.9%でございます。第1項 建設改良費の決算額は12億9,794万4,171円で、地方公営企業法第26条の規定による繰越額13億3,736万9,000円は、主に配水管の布設工事及び布設替工事を他事業との工程調整、それと資機材調達の影響により工期を延長したことによるものでございます。不用額につきましては、主に入札差金や他事業の計画変更に伴い発注を見送った工事によるものでございます。  なお、企業債に係る予算と決算の差額である8億4,280万円のうち、8億590万円は建設改良費の繰越しに充てる財源とする予定でございます。  次に、収益及び費用の各費目の概要について説明申し上げます。  水の29ページをお開きください。  収益費用の明細書により、主な内容を説明いたします。なお、明細書の金額は消費税を除いた額で表示しております。  まず、款 水道事業収益、項 営業収益、目 給水収益は、水道料金による収入でございます。目の3段目、その他営業収益は、下水道事業からの下水道使用料徴収事務受託による負担金収入などでございます。項の2段目、営業外収益、目の2段目、他会計補助金は、65歳以上の単身世帯に対する基本料金減免措置などに伴う一般会計からの補助金でございます。目の3段目、長期前受金戻入は、補助金等により取得した固定資産を減価償却する際に、その減価償却費に対応する補助金相当額を収益として計上するもので、減価償却費を実質的に減殺するための会計上の処理であって、収益といっても実際の現金収入はなく、経常利益及び当年度純利益の算出に当たっては、他の収益と同様にプラスの金額として扱われるものでございます。目の4段目、雑収益は、主に給水装置の新設などに伴う施設分担金でございます。項の3段目、特別利益、目の1段目、固定資産売却益は、量水器の売却に伴い、帳簿上の残存価格を越える額に相当する金額を計上しております。  以上により、収益合計は59億4,540万9,807円となっております。  続きまして、水30ページをお開き願います。  次に、款 水道事業費用、項 営業費用、目 原水及び浄水費は、浄水施設の運転管理など、浄水処理に伴う費用でございます。その主なものは、浄水場運転管理包括業務などの委託や、施設等の修繕、電力料金、各種薬品費用、兵庫県からの受水費用などでございます。目 配水及び給水費は、配給水管、水道メーターなどの維持管理費用でございます。  続きまして、31ページに移りまして、その主なものは、漏水調査業務などの委託や、漏水修繕工事に伴う舗装復旧費用、水道メーターや消火栓などの修繕費用及び給水管の切り替え費用などでございます。目 受託工事費は、第三者に起因する工事費用でございます。次の目 業務費は、水道料金徴収や水道メーターの検針費用でございます。主なものは、水道料金収納や検針の包括業務の委託料でございます。  続きまして、水の32ページをお願いいたします。  目 総係費は、水道事業全般に係る一般管理の費用でございます。目 減価償却費は、水道事業資産の減価償却の費用でございます。固定資産の取得に要した経費については、取得年度に一括して営業費用として計上はせず、資産価値の減少に応じて、その耐用年数全体に振り割り、各年度において、その額を減価償却費として計上しております。目 資産減耗費は、主に配水管布設替えや老朽設備の廃棄に伴う固定資産除却費でございます。この固定資産除却費は、固定資産を帳簿から抹消する際に、減価償却されていない残存価値相当分を費用として計上するものでございます。  続きまして、水33ページに移りまして、項 営業外費用、目 支払利息及び企業債取扱諸費は、借り受けた企業債の支払利息で、前年度に比べまして1,726万8,561円減少しております。これは、平成25年から平成30年までの間の企業債の新規借入れを抑制したことによるものでございます。  続きまして、項 特別損失、目 過年度損益修正損は、主に水道料金に係る過年度の更正減額でございます。  以上により、費用合計53億1,272万802円となっております。  続きまして、34ページをお開きください。  資本的収入及び支出の明細書により、主な内容を説明いたします。この明細書の金額は消費税を除いた額で表示しております。  まず、款 資本的収入、項、目 企業債は、浄配水施設の整備や老朽管の更新のために発行した企業債でございます。項、目 工事負担金は、拡張改良工事負担金の負担金などでございます。項、目 他会計負担金は、消火栓設置に係る一般会計からの負担金でございます。  続きまして、項、目 固定資産売却代金は、量水器の売却に伴う固定資産売却代金でございます。  以上、資本的収入の合計は3億8,695万7,141円でございます。  続きまして、水35ページをお願いいたします。  款 資本的支出、項 建設改良費、目 第3次整備事業費は、中部配水場受電設備更新工事などの費用でございます。次の目 老朽管整備事業費は、老朽化した配水管の布設替えなどの工事費用でございます。目 建設改良事業費は、魚住浄水場配水塔外壁改修工事などの工事費でございます。目 固定資産購入費は、水道メーターの購入費用でございます。目 事務費は、資本的整備事業に携わる職員の人件費でございます。項、目 企業債償還金は、借り入れた企業債の元金償還分でございます。  その結果、当年度末の企業債残高は前年度に比べ、3億6,704万1,511円減少し、66億5,201万9,754円でございます。  以上、資本的支出の合計額は、18億9,971万8,083円でございます。  最後に、損益の状況並びに剰余金の処分について、御説明申し上げます。  水の5ページにお戻りください。  令和3年度明石市水道事業損益計算書でございます。2の営業費用の(7)資産減耗費の下に記載の営業利益5,257万5,430円となりました。これは、1の営業収益から2の営業費用を引いた額で、この営業利益に3の営業外収益を加え、4の営業外費用を引いた、一番下の行に記載の経常利益は6億3,370万4,954円となりました。  水6ページに移りまして、この経常利益に5の特別利益を加え、6の特別損失を差し引いた当年度純利益は、6億3,268万9,005円となり、この当年度純利益に、その下の行の前年度繰越利益剰余金と、その他未処分利益剰余金変動額を加えた当年度未処分利益剰余金は8億3,668万3,820円でございます。  水の7ページに移りまして、下の表、令和3年度明石市水道事業剰余金処分計算書でございます。  先ほどの当年度未処分利益剰余金に係る処分額の内訳ですが、減債積立金に1億6,000万円を、建設改良積立金に4,700万円をそれぞれ積立て、また、8,000万円を資本金に組み入れました。残る1億2,668万3,820円を次年度に繰越しするものでございます。  なお、監査委員からの意見につきましては、別添の明石市公営企業会計決算審査意見書を御参照ください。  これで、令和3年度明石市水道事業会計決算の説明を終わります。  よろしく御審議賜りますよう、お願いします。 ○松井久美子主査  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございませんか。  佐々木分科員。 ○佐々木敏分科員  水道事業会計決算書についてお尋ねをいたします。  私は現在、監査委員をさせていただいておりますが、監査委員の意見書の補足をさせていただきたいので、質問をさせていただきます。  水道事業会計決算書の15ページの真ん中あたり、イの給水状況のところに、「これらを前年度と比較すると、給水人口は4,486人、給水戸数は1,374戸、それぞれ増加しています。また年間配水量は3万2,960立方メートル、年間使用水量は40万5,328立方メートル、それぞれ減少しました」とあります。これに関して監査委員の意見書では、意見書の21ページの真ん中あたりに、「業務面においては、本市の人口増加に伴い、前年度に比べ給水人口、給水戸数ともに増加したが、ノリ養殖業の使用水量の減少などにより、年間配水量及び年間有収水量は、それぞれ減少している」と記載させていただいております。人口が増加したにもかかわらず、配水量が減少したのは、ノリ養殖業の使用水量の減少が最も大きな要因であるのは間違いないと思いますが、私は市民の皆さんの健康志向とマスコミ等の宣伝により、飲料水や煮炊きの水を水道水を使用せずに、スーパーマーケット等で販売されている高価な水を使用されているのも原因ではないかと思っております。水道局におかれましては、安全でおいしい水を供給されているのは間違いのないところです。  そこで、市民の皆さんの利益を守るためにも、明石の水道水の安全性を今以上に宣伝し、飲料水等にも大いに利用していただくようにするべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○松井久美子主査  浄水担当課長。 ○鳥居浄水担当課長  浄水担当課長の鳥居でございます。  分科員御質問の明石の水道水の安全性と利用促進についてでございますが、明石に限らず日本の水道水は安全な水であるため、ぜひ飲んでいただきたいと思っております。水道水は冷やされたペットボトルの水とは違い、季節により温度が異なることから、感覚的なものとして冷やしてから飲むことなども方法の一つであると思っております。今後も引き続き水道水を飲んでいただくよう、ホームページや出前講座などを活用し、広く市民の皆様にPRしていきたいと思っております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  佐々木分科員。 ○佐々木敏分科員  今、物価高で生活が大変になっている人がおられます。少しでも節約して生活を守ろうとされている中で、高価な水を飲む必要はないと思います。しっかり明石の水の安全性を宣伝していただいて、しっかり明石の水を飲んでいただく、煮炊きにも使っていただく、こういうふうにお願いしたいと思います。  以上です。
    松井久美子主査  ほかに御質疑ございませんか。  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  3ページの資本的支出、建設改良費に関連してお聞きしたいと思います。  今年の初めに、不適切行為により認証を取得したダクタイル鋳鉄管の使用が明らかになりまして、これ全国的にも大変注目をされたところであります。本市におきましても、議会のほうに適宜報告を頂きまして、安全性が確認されるまでの間、工事については一旦中断をするということで対応を取られたというふうに思うんですけれども、年度末にかなり近づいている段階で工事をストップするということで、いろいろと影響があったんではないだろうかというふうに思うところでございます。  まず1点目として、この年度末に近い段階でこういう事件が発生をして、本市の水道事業の計画ですね。当該年度中にやらなければならない事業計画というのがあると思うんですけれども、それに何らかの影響があったのかどうなのか、見解をお聞きしたいと思います。 ○松井久美子主査  水道局次長。 ○辻水道局次長(技術担当)兼工務担当課長  技術担当次長兼工務担当課長の辻でございます。  ただいまの年度末における水道事業への影響ということなんですが、違法といいますか、問題が発覚して工事が中断しましたのは実質は1週間程度ということで、長くても10日も止めていないような状況ですので、大きな影響というのは実際はございません。計画自体も、計画的な水道工事に関しては工事を止めたというところはあるんですが、緊急の漏水とか、そういったもので使用するものは厚生労働省のほうからもやむを得ないという見解を得ておりましたので、そこで事業が止まるようなことはございませんでした。  以上でございます。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  水道局としては大きな影響はなかったと。緊急対応しなければならないところについては在庫で対応することも政府のほうが認めていたということで、支障がなかったというところでありますけれども、ただ、施工する側からしますと、やはりこの1週間から10日程度工事が止まるということで、不利益があったのではないかなというふうに思うわけでありますけれども、例えば、あと数日で工事が終わるのに、最後のしまいができないということであったり、ガードマンを雇わなあきませんけれども、予定していたガードマンをキャンセルすることにもなるということもあったり、それなりにいろいろと不都合な部分が出てきたんではないかなというふうに思うんですけれども、水道局としてということではなくて、施工業者側に何か不利益はなかったのかというところについて、見解をお聞きしたいと思います。 ○松井久美子主査  辻水道局次長。 ○辻水道局次長(技術担当)兼工務担当課長  技術担当次長の辻でございます。  先ほどの2つ目の質問、施工業者に対する不利益ということなんですが、実際、年度末ということで、工程のずれが生じまして繰越工事が数件出ております。ただ、施工業者のほうからは、現在のところ、そういった何か補償であるとか、何かしてほしいというような意見は聞いておりません。  以上でございます。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  水道局のほうにまで何かお願いをしなければならないということにはなってないのかもしれないんですが、ただ、いろいろ施工業者さんのお話を聞きましたところ、工事が再開されると一時に集中するわけでありまして、例えば、警備員さんでありましても絶対数というのがありますから、工事が集中しますと確保するのにかなり苦労されたというお話でありましたり、最終舗装工事ですね、せなあきませんけれども、これも舗装屋さんも一時に集中しますから、そういうところでかなり苦労されて、業者さんのほうでかなり御尽力いただいて、問題というところまでいかなかったんではないかなという部分もあろうかと思うんですね。これは、業者さんの協力があってこそやろうと思いますので、今回は1月の発生でしたから、年度末とはいうものの、まだちょっと余裕があってということでした。そうそう頻繁に発生するような問題でもないとは思うんですが、今後、時期によっては、例えば、施工の時期がずれてとか、工期が延長されて、繰越しも先ほど出たというお話ありましたけども、その工事が年度をまたいでしまうと手持ちの工事件数が消化できずに次の入札に参加できないということがあって、次年度以降の工事ですね、実際、入札に参加できないという不利益が発生したりすることも、十分想定できると思いますので、今後あってはならんことやと思いますけれども、いずれにしても、市にも施工業者にも何も落ち度はないことでありましたから、市として何か問題があるというわけではないんですけれども、今後、これを踏まえて、何か問題が発生したときにはどういうふうに対応するのかも、ぜひよく御検討いただければというふうに思います。  以上です。 ○松井久美子主査  ほかにございますか。  千住分科員。 ○千住啓介分科員  令和3年度水道事業は黒字になったということで、少しほっとしているところでございますが、その要因は人口が増えてきたというところでもあるんですが、今後、人口がどうなっていくかということもありますので、今後の経営的な見立て、もちろん黒字でやっていこうと思っていらっしゃると思うんですが、阪水への移行の話もあるので、今後の見立てはどうお考えなのか、そこを少しお聞かせいただけますか。 ○松井久美子主査  担当課長、お願いします。 ○藤原総務担当課長  総務担当課長の藤原でございます。  令和3年度決算につきましては、当年度純利益が計上でき、黒字となり、中期経営計画で予定しておりました利益額を上回る結果となりましたことから、令和3年度につきましては、おおむね良好というふうに捉えております。ただ、中長期的に見ましたら、水道事業会計の主たる収入でございます水道料金収入につきましては、令和2年度の水道基本料金の免除措置の影響を除いて、その推移を見ますと、減少が続いていることがございまして、また、今後につきましても減少傾向を見込んでおりますことから、収益面ではさらに厳しくなってくるものと考えております。  一方で、施設整備のほうにつきましては、従来からの老朽施設の更新整備に加えまして、現在、水源転換に伴います施設整備でございますとか、既存施設の再整備など重点的な取組を行っておりますので、こちらの取組のほうにつきましては、毎年度の経営活動の中から蓄積しております内部留保資金に加えまして企業債のほうを活用しながら、何とか資金を減らす減少度合いを抑えて取り組んでいるところでございます。水道事業にとりましては、今現在、水源転換に伴います取組というのが最重要課題であり、最重要の取組でありますので、まずはそれをしっかりと実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  黒字でよかったと。私たちには想像できないほど、恐らく水道局の方々はいろいろな努力をしながら、いろいろな知恵を絞ってこういう形でつくってきたのだろうなとは思うんですが、そんな中で、私たち、去年の決算の分科会のほうで、いわゆる令和2年のときにコロナの臨時交付金で基本料金を半年間減免した、その分のコロナ臨時交付金が充てられた約4億8,000万円を、一般会計からこれ戻すべきだろうと、水道会計に戻すべきだろうということを、私、主張させていただきましたが、そこは戻っていないということですので、もう今後もそれは戻すことはないということでよろしいでしょうか。去年度の決算、私たちは不認定にもしましたので、こういったことの意見も申し上げて、どうなんだということもしたので、ここはもう戻さないという方向でよろしいでしょうか。 ○松井久美子主査  公営企業管理者。 ○杉浦公営企業管理者・水道局長  公営企業管理者の杉浦でございます。  分科員御指摘のこの御議論につきましては、昨年度も決算委員会で宮脇副市長のときですけども、させていただいたと。これについては、コロナ禍で一定の市民の苦しい懐事情の中で、全体の中で全員にいわゆる利益になることということで、水道料金を免除させていただいた件なんですけれども、これについて、今後、昨年度の件を申しますと、これについては総務の委員会等でもそういう形で一応水道の留保資金の中でしていくと。今後何かありましたら、市の一般会計から繰出しも含めて支えていくという御答弁を頂いていますので、水道といたしましては、そういうものと認識しております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  もう去年度で決算も閉じていますので、いまさらというふうな話もありますが、ここは、佐々木分科員も言ったように、いきなり赤字だからということで料金をバンと上げるものでなく、もし上げるのであれば、経営的なものを見ながら、その判断はしていくべきであろうと思いますし、その前にこういったコロナの臨時交付金等もありましたので、そこも踏まえながら今後の経営をしっかりしていっていただきたいなということをしっかり意見を言っておきます。  それと、水の3ページに、資本的支出ということで建設改良費の繰越額が13億3,700万円ということなんですが、これ決算額の半分ほどだと思うんですけど、これはそういった形になっていくものなのでしょうかね。もう少し詳しくお聞かせいただけますでしょうか。 ○松井久美子主査  辻次長。 ○辻水道局次長(技術担当)兼工務担当課長  技術担当次長兼工務担当課長の辻でございます。  現在、水道の特に配管工事ですね、その繰越が非常に多くなっておると我々も認識しております。ただ、昔は年度内になるべく竣工までということを目標としておったんですが、やはりそうしてしまうと年度末から年度明けにかけての施工業者の手が非常に手持ち無沙汰になってしまうといったこともあり、年間平均的に出していこうといった計画で今現在は発注をしております。そのために繰越しが膨らんでおるというのが現状でございます。  以上でございます。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  当初より、予定で3月末までに終わらすというわけでなく、予定で12月入札の5月、6月と、そういった形でやっていると認識をしておけばいいでしょうか。私が心配するのは、入札の精度なんかが明石市はまだ、精度といいますか、単価が国や兵庫県と比べると若干どうなんだという声も正直聞いておりますし、調べるとそうであろうとも感じておりますので、そんなところで入札が不調になり遅れてきたと、そういった案件等はないということでよろしかったでしょうか。 ○松井久美子主査  辻水道局次長。 ○辻水道局次長(技術担当)兼工務担当課長  技術担当次長の辻でございます。  ただいまの御意見のとおりでいいかと思います。実際、不調による繰越しとか、そういったことは、水道管路に関してはほとんど発生しておりません。  以上でございます。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  今後、本当にかなりいろんな、水道管なんかも鋳鉄ですし、材料費は、私たちが思っている以上に上がっているのは、多分認識されていると思うので、その辺りも踏まえて、決してまたそんな値段が合わないと、不調になって工事が遅れるとなると、きれいな水が送れない、市民の方への負担になるということですので、そこは踏まえながら、企業対水道局というふうな話でなくて、やはりその先には市民の方々がいらっしゃるので、そこの単価というものもしっかり踏まえながら、今後経営も苦しいかとは思いますが、しっかりと担っていただきたいということを、強く御意見させていただきます。  以上です。 ○松井久美子主査  ほかにございませんか。  林副主査。 ○林丸美副主査  水の17ページのイ、経営分析表の10番目、管路経年化率についてお聞きしたいと思います。  令和元年度から数字が記載されていますけれども、例年、経年化率が上がっている一方で、管路更新率というのはほぼ横ばいの状態です。この状況について、本管からの漏水は極めて少ない状況というふうにも記されていますが、地域でいろいろお話聞きますと、その引込管のほうからの漏水というのは結構出ていて、同じエリア内で多発しているということもお聞きしております。地域の方の不安な意見として、ちゃんと工事できてるんか、本管の工事ではなく、引込管のほうではあるんですけれども、計画的にちゃんと市は考えているんかなという御意見も頂いているところです。この更新状況について、どういう見解をお持ちなのか、お聞かせいただけますでしょうか。 ○松井久美子主査  辻水道局次長。 ○辻水道局次長(技術担当)兼工務担当課長  技術担当次長兼工務担当課長の辻でございます。  まず最初に、ご質問いただきました管路経年化率でございますが、こちらは市内に布設された水道管で法定耐用年数40年を超えた管路の延長率ということになっております。ただ、この法定耐用年数と申しますのは、総務省が減価償却を計算する際に定めた数字であり、実際の管路の耐用年数とは異なってまいります。市内の配水管で使う主な材料として鋳鉄管がございますが、この鋳鉄管は製造された年代により強度が非常に異なってきます。実際、新しいものほど強度が増しておりまして、法定耐用年数が40年と定められたものは、昭和40年代前半以前に布設された初期の鋳鉄管を対象にされたものでありまして、実際、それがその後、まだ改定されていないといったような現状でございます。ただ、実際の水道管の耐用年数としましては、昭和40年代中頃以降の管はダクタイル鋳鉄管と、材料が変わっておるんですが、その管は実際、現在50年を経過しましてもほとんど市内で漏水はなく、また、周辺の自治体等も確認したところ、大体60年ぐらいは、もつのではないかといった見解を持っております。ただ、実際、今、工事で入れている水道管ですね、耐震性を有した最新の水道管は、メーカーなんかは100年はもつと言っておりますので、実際これ40年という数値がちょっと一人歩きしているような状況かなとも思っております。この指標に使う法定耐用年数なんですけど、実耐用年数の正式な何年もちますよといったことが公表されていませんので、あくまでも、この指標としましては、法定耐用年数を使っておるというのが現状でございます。ただ、厚生労働省のほうも、おのおの自治体で更新基準を定めた上で更新計画を策定することを推奨しますというようなことで、本市におきましても、周辺自治体とかメーカーの聞き取りをしまして、独自で更新基準を定めまして更新計画を策定し、それに基づいて現在更新を行っているところでございます。  実際、現在の更新状況なんですけど、先ほど言いました昭和40年代前半以前の鋳鉄管の更新はほぼ完了しております。現在は、昭和40年代中頃から後半にかけてのダクタイル鋳鉄管を更新対象として行っております。更新の進捗状況なんですけど、ほぼ予定どおり、計画どおりの進捗を保持していますので、実際、この経年化率というのは、そこまで我々としては気にしていないというのが現状で、今後も更新計画に基づきまして、しっかりと更新を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  林副主査。 ○林丸美副主査  計画どおり行われているということで理解しましたけれども、昭和40年代の管がおおむね終わりつつあるということで、それ以降となると、管路延長がすごく伸びている時期なんじゃないかなと思うんですが、そこにも影響はないという計画という理解でいいんでしょうか。 ○松井久美子主査  辻水道局次長。 ○辻水道局次長(技術担当)兼工務担当課長  技術担当次長でございます。  ただいまの、確かに高度成長期に入れた管というのは非常に莫大な量でございまして、今現在、老朽管の布設替工事というのを年間5キロ、6キロという単位で行っておるんですが、高度成長期においては、高丘ですとか、そういった大型の開発がありまして、年間で20キロとか、25キロぐらいの開発がどんどんあったと、そうなってきますと年間5キロ、6キロを消化しても、その次の年には20キロぐらいの老朽管が増えていくといったような現状ですので、実際、これを計画どおりやったからといって全てやり替えるというのはなかなか難しいと考えております。ただ、あくまでも、工事を行う対象、小さい100ミリぐらいの管をいっぱいやるというよりも、そこで延長を伸ばすよりも、やはり300ミリであったり、もっと大きな400、500ミリといった重要な幹線を重点的にやっていって、もし有事の際に漏水があった場合になるべく被害が少ないような形で済ませられるような計画として現在更新を行っております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  林副主査。 ○林丸美副主査  なかなか今後、この先が結構大変になっていくのかな、更新が大変になっていくのかなということを、お話を聞いていて思ったんですが、しっかり市民に影響が出ないように計画をしっかり立てて、実行していっていただきたいと思います。  以上です。 ○松井久美子主査  ほかに御質疑ございませんか。  ないようですので、質疑を終結いたします。  次に移ります。  議案第79号、令和3年度明石市下水道事業会計決算及び利益処分のことを議題に供します。  議案の説明を求めます。  高岸下水道室長。 ○高岸下水道室長  下水道室長の高岸でございます。  議案第79号、令和3年度明石市下水道事業会計決算及び利益の処分のことにつきまして、決算書に基づき、御説明申し上げます。  では初めに、令和3年度の事業概要を説明いたします。  決算書の15ページをお開きください。  令和3年度明石市下水道事業報告書でございます。  1、概況の(1)総括事項ですが、本市の下水道事業は、昭和46年に終末処理場を有する本格的な事業運営に着手して以来、浸水防除、生活環境の改善及び公共用水域の水質保全を目的として、管渠網の拡充と浄化センターやポンプ場の整備を進めてきた結果、令和3年度末の下水道管布設延長は1,148キロメートル、4つの浄化センターと6つのポンプ場を有する規模となり、当初に整備した施設の老朽化も進み始め、主となる事業活動は普及拡大に向けた設備投資から既存施設の機能維持へと変遷しています。  このような状況に対応するため、予防保全を用いた戦略的な施設の維持管理と更新を行うとともに、公営企業会計の特性を生かし、資産や損益状況などの経営状態を把握・分析しながら経営基盤の強化を図ることにより、持続可能な事業活動の実施に努めております。  本年度は、下水道施設の重点的・効率的な整備に取り組むため、明石市公共下水道事業計画における処理水量などの計画諸元について、近年の人口動向の変化等を勘案した見直しを行いました。  また、海域の生物多様性の保全と水産資源の育成に配慮した豊かで美しい海の実現に寄与するため、船上浄化センターの施設改修を進め、本年度から全ての浄化センターで、栄養塩管理運転を行うことが可能となったところでございます。  イの業務状況でございますが、令和3年度末の処理区域内人口は、30万3,775人で、前年度に比べ652人増加し、普及率は99.7%となっております。  業務量につきましては、汚水処理水量が前年度に比べて23万1,131立方メートル減少し、3,792万3,648立方メートルとなり、有収水量が24万6,087立方メートル減少し、3,161万8,114立方メートルとなりました。なお、汚水処理水量に占める有収水量を示す有収率は0.1ポイント減少し、83.4%となっております。  ロの経理の状況でございますが、収益的収支につきまして、事業収益の85億8,203万6,348円に対し、事業費用が75億7,059万2,908円となり、差引き10億1,144万3,440円の当年度純利益となりました。  事業収益では、前年度に比べ、営業収益で下水道使用料が2,311万円減少する一方で、他会計負担金が2,130万3,000円増加し、営業外収益で他会計補助金が2,466万7,000円減少する一方で、当年度除却資産に係る戻入額の増により長期前受金戻入が5,930万2,000円増加するなどした結果、収益全体では、前年度に比べ3,684万6,000円の減少となりました。  16ページに移りまして、事業費用では、前年度に比べ、営業費用で減価償却費が9,796万4,000円減少したものの、浄化センターの設備更新等に伴う資産減耗費が2億2,662万8,000円増加し、営業外費用で利率が高い時期の企業債の償還が進んだことで、企業債利息が9,968万3,000円減少するなどした結果、費用全体では前年度に比べ、2,577万6,000円の減少となりました。この結果、当期純利益は前年度に比べ、1,107万円減少をしております。  資本的収支のうち、支出につきましては、53億534万9,152円を執行いたしました。このうち、建設改良費では、管渠整備費で4億4,888万162円を執行し、明石港西外港周辺整備に伴う汚水管整備や、点在する下水道未整備地の解消に向けて大久保町谷八木などでの汚水管整備を、浸水対策として山下町(3工区)雨水管布設工事等を行いました。  ポンプ場整備費で6,816万2,000円、処理場整備費で10億5,507万2,086円を執行し、朝霧浄化センター及び朝霧ポンプ場で監視制御設備電気工事を、大久保浄化センターで受変電設備工事等を実施して、施設の機能維持を図りました。  企業債の元金償還額として37億3,042万6,569円を執行し、令和3年度末で企業債残高は374億5,952万1,507円となっております。  これらの資本的支出の財源には、資本的収入の企業債、国庫補助金及び受益者負担金等を充当しましたが、不足する額については、損益勘定留保資金などにより全額補填しております。  以上が、令和3年度の下水道事業の概要でございます。少子高齢化による社会構造の変革、環境に対する意識の高まり、また、物価高騰によるコスト増などから、下水道事業の経営を取り巻く状況は大きく変化し、より厳しいものとなっております。今後見込まれる老朽化施設の大規模更新に対応していくため、施設の延命化を行うとともに、施設規模・機能の最適化・高度化を通じたコスト縮減や、投資の平準化を図るなど、経営の健全化に努め、市民生活を支える必要不可欠な下水道施設を健全な状態で次世代に引き継ぎ、将来にわたり安定したサービスを提供してまいります。  17ページ、18ページをお開き願います。  経営指標に関する事項でございますが、この項目は、地方公営企業法施行規則の一部改正により、令和3年度決算から新たに事業報告書に追加された項目でございます。  イの経営分析表では、11種類の指標について令和元年度から令和3年度までの3年分の実績と、比較対象として類似団体における令和2年度の平均値を記載するとともに、ロの評価・分析では経営健全性・効率性と老朽化の状況について、各指標の概要を記載しているところでございます。  次に、令和3年度予算に対する執行状況について説明いたします。  1ページ、2ページにお戻り願います。  令和3年度明石市下水道事業決算報告書でございます。この報告書の金額につきましては、消費税及び地方消費税を含んだ額で表示しております。  (1)収益的収入及び支出ですが、初めに上の表の収入の状況を御覧ください。  第1款 下水道事業収益は、予算額合計90億3,737万1,000円に対し、決算額は90億4,488万7,224円で、差引き751万6,224円の増となっております。  次に、下の表の支出の状況を御覧ください。
     第1款 下水道事業費用は、予算額合計83億938万5,000円に対し、決算額は79億6,864万8,890円となり、予算額に対する執行率は95.9%でございます。また、営業費用等の不用額は、主に動力費及び修繕費の執行残によるものでございます。  3ページ、4ページをお開き願います。  (2)資本的収入及び支出ですが、上の表の収入の状況を御覧ください。  第1款 資本的収入は、予算額合計30億4,084万2,000円に対し、決算額19億6,275万9,522円で、差引き10億7,808万2,478円の減となっております。これらは主に建設改良費の繰越しに伴い、企業債及び国庫補助金のうち8億543万7,000円を翌年度の収入予定としているためでございます。  次に、下の表の支出の状況を御覧ください。  第1款 資本的支出ですが、予算額合計65億742万2,000円に対し、決算額は53億534万9,152円となり、予算額に対する執行率は81.5%でございます。  第1項 建設改良費の決算額は15億7,492万2,583円で、地方公営企業法第26条の規定による翌年度繰越額は9億1,800万円でございます。なお、不用額は主に入札差金によるものでございます。  次に、収益及び費用の各費目につきまして、その概要を説明します。  26ページをお開き願います。  収益費用明細書により、主な内容を説明いたします。  款 下水道事業収益、項 営業収益、目 下水道使用料は、年間有収水量約3,162万立方メートルに対する下水道使用料収入でございます。目の2段目、他会計負担金は、雨水処理に対する一般会計からの負担金でございます。項の2段目、営業外収益、目の2段目、他会計補助金は、分流式下水道の汚水処理等に対する一般会計からの補助金でございます。目の3段目、長期前受金戻入は、補助金などにより取得した償却資産の当年度減価償却見合い分に係る収入でございます。  以上、収益合計は85億8,203万6,348円となっております。  27ページをお開き願います。  款 下水道事業費用、項 営業費用、目 管渠費は、管渠施設の維持管理のための修繕費、マンホール蓋などの材料費などに要した経費でございます。目 ポンプ場費は、ポンプ場施設の修繕費、運転に係る電気料金等の動力費、設備の点検業務などに要した経費でございます。目 処理場費は、4か所の浄化センターの維持管理に要する施設の業務委託料、電気料金等の動力費、施設の修繕費などに要した経費でございます。  28ページに移りまして、目 水洗普及費は、水洗化促進のために要した経費でございます。目 業務費は、下水道使用料の徴収に要する経費で、水道局への下水道使用料徴収事務負担金などを執行しております。  29ページをお開き願います。  目 総係費は、下水道事業全般に係る一般管理などに要する経費でございます。目 減価償却費は、下水道事業用資産の年間法定償却額でございます。  30ページに移りまして、目 資産減耗費は、設備更新等に伴う固定資産の除却費でございます。項 営業外費用、目 支払利息及び企業債取扱諸費は、借り受けた企業債の支払利息でございます。  以上、費用合計は75億7,059万2,908円でございます。  31ページをお開き願います。  資本的収入及び支出明細書により、主な内容を説明いたします。  款 資本的収入、項、目 企業債は、管渠整備などの建設改良費に充てるために地方公共団体金融機構から借り入れしたものでございます。目 他会計出資金は、建設改良費に対する一般会計からの出資金でございます。目 他会計補助金は、企業債償還元金に対する一般会計からの補助金でございます。目 国庫補助金は、管渠整備などの建設改良費に対する国庫補助金でございます。目 受益者負担金は、管渠の整備時期に合わせて賦課する下水道に係る受益者負担金でございます。  以上、資本的収入の合計は19億6,275万9,522円でございます。  32ページに移りまして、款 資本的支出、項 建設改良費、目 管渠整備費は、山下町(3工区)雨水管布設工事などの浸水対策工事等に要した支出でございます。目 ポンプ場整備費及び目 処理場整備費は、朝霧浄化センター中央監視制御設備電気工事などの施設改良等に要した支出でございます。  33ページをお開き願います。  項 企業債償還金は、借り受けた企業債の元金償還に要した経費でございます。  以上、資本的支出の合計額は51億6,865万3,073円でございます。  最後に、損益の状況並びに剰余金の処分につき御説明いたします。  5ページにお戻り願います。  令和3年度明石市下水道事業損益計算書でございます。1の営業収益から2の営業費用を差し引いた額が営業損失で、10億6,415万873円となっております。この営業損失に、次の3、営業外収益を加え、4、営業外費用を引きましたものが経常利益で、10億1,929万710円となっております。  6ページに移りまして、この経常利益に次の5、特別利益を加え、6、特別損失を引きましたものが当年度純利益で、10億1,144万3,440円となっております。これに、前年度繰越利益剰余金のゼロ円及び令和3年度に減債積立金に使用した額であるその他未処分利益剰余金変動額10億2,251万3,192円を加えたものが、当年度未処分利益剰余金20億3,395万6,632円となっております。  7ページをお開き願います。  下の表、令和3年度明石市下水道事業剰余金処分計算書(案)でございます。先ほど御説明させていただきました当年度未処分利益剰余金20億3,395万6,632円につきまして、当年度純利益は減債積立金への積立て、その他未処分利益剰余金変動額は資本金への組入れを行おうとするものでございます。  これをもちまして、議案第79号、令和3年度明石市下水道事業会計決算及び利益の処分のことの説明を終わります。なお、監査委員からの意見につきましては、別添、令和3年度明石市公営企業会計決算審査意見書の31ページから57ページまでを御参照ください。  以上でございます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○松井久美子主査  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございませんか。  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  1ページの下水道事業決算報告書の支出、第1款 下水道事業費用、第1項 営業費用に関連してお聞きいたします。  事務事業点検シートを拝見しております。1,301ページと1,302ページです。  1,302ページを見ますと、下水道に起因する道路陥没事故発生件数というのがございまして、こちらを見ますと、令和2年度は1件でありましたものの、令和3年度はゼロ件ということになっております。ゼロ件というのはええ話やとは思うんですけれども、特に当該年度中、何か取組は行われたのでしょうか。 ○松井久美子主査  松岡管理担当課長。 ○松岡管理担当課長  管理担当課長の松岡でございます。  今、分科員から御指摘のありました、当該年度の取組というよりかは、これまでの取組についてちょっと御紹介をさせていただきたいと思います。  まず、陥没が発生する要素としましては、やはりヒューム管、下水道管はヒューム管とか、塩ビ管というものが使われるんですけれども、ヒューム管というコンクリート製の管のところで発生していることが多くなっております。明石市の取組としましては、ヒューム管が集中する団地であったりとか、合流区域につきましては、平成16年度以降、順次調査を行ってきまして、必要な布設替えであったりとか、管更新であったりとかというような対応を行ってまいりました。  また、陥没の直接的な原因になるのは管の破損ということが多くなってくるのですけれども、その破損の原因というのは、ほかの地下埋設工事による破損が大きな原因となっております。そういったことを事前に施工業者のほうに、そういったことにならないような注意を促しているところでございます。  また、令和元年度からは、全市において計画的な予防保全の取組としまして、また調査を再開しておりまして、その中で陥没のリスクが高いような破損やクラックというひび割れとかが確認された場合には、速やかに必要な対応を行っているところでございます。そういった取組の継続が今の結果につながっているものと考えております。よろしくお願いいたします。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  以前大規模な陥没が発生して、あれもヒューム管でありましたけれども、どうしてもガスが発生して表面が劣化してと、気づいたときにはちょっと遅かったということも多いかなというふうに思います。ゼロ件はいいんですけれども、ゼロ件のときこそ、やはり注意せなあかんやろうなというふうに思いますので、引き続き頑張っていただきたいと思うんですけれども、所管課であれば、何か予兆的なもの、代表的な特徴というのを御存じではないかなというふうに思います。市のいろんな公共施設の維持管理という点でいいますと、道路であったり海岸であったり、市民の皆さんの目でチェックしていただいて知らせていただくというような取組が盛んに行われているんですけれども、そういう特徴的な症状といいますか、予兆と思われるような、そういう例というのは、広く市民の皆さんに周知することで、たくさんの目でチェックすることができるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。 ○松井久美子主査  松岡管理担当課長。 ○松岡管理担当課長  管理担当課長でございます。  まず、陥没の予兆といいますのは、やはり道路パトロール、もしくは市民からの通報で分かるものがほとんどでございます。一見したところは、小さな1センチぐらいの大きさの穴があいていますというふうなところでも、掘ってみると下50センチまでなかったとかいうような状況でありましたり、様々な状況がございます。ですので、そういう細かな情報を市民に、何か気がつくところがあればお知らせくださいというところで、道路パトロールのほうも道路整備課を中心にさせていただいているところでして、そういった状況で、まず道路管理者のほうが確認に行って、下水道、もしくは水道等と協力しながら、事故の未然防止もしくは拡大防止に努めているところでございます。よろしくお願いします。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  引き続き、市民の皆さんにそういう点でもまた情報提供いただけるような、そういう発信も下水道室のほうから積極的に行っていただければというふうに思います。  同じ表の下段に、下水道管溢水事故発生件数というのがございまして、こちら令和2年度は1件やったんですが、令和3年度は7件ということで、今年度の数も書いてありまして、もう既に1件ということになっておるんですけれども、これはどういうもんでしょうか。 ○松井久美子主査  松岡管理担当課長。 ○松岡管理担当課長  管理担当課長でございます。  溢水事故といいますのは、下水道管の中にある管の中で、主に汚水管、汚い水が流れるほうの管になるんですけれども、その中に堆積物がたまってしまって下水が流れなくなってしまって、上流のマンホールから水があふれてしまって道路にそういった汚水があふれ出てしまうというふうな事故でございます。原因といたしましては、管の中に光ファイバーケーブルというものが、明石市の通信線等、光ファイバーケーブルに頼っているところがございまして、そういったものが管の中に通されているんですけれども、そこの曲がりのところとかで異物が詰まったりということであったりとか、あとはラーメン屋さんからの油分が長い間時間を経過する中で固着してしまって、それであふれてしまうということであったり、最近ちょっと目立ってきているのは、遊離石灰といいまして、管の隙間から石灰分が入ってきて、それが管の中の閉塞を起こしてしまうといったような原因がありまして、なかなかそのサイクル、周期を特定するというのが難しくて、去年は7件の事故が発生してしまったところでございます。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  原因、その辺ですね、今、紹介いただいた、例えば、ラーメン屋さんとかですね、一般家庭もあるのかなと思いますし、よく私も御相談いただいたりして、宅内の汚水桝の中でもう既に油分が長期間そこで滞留して、何か固形化してしまっているような、そういうのが汚水管の中でも恐らく発生してんねやろうなというふうに思うんですけれども、そういう点でいいますと、市民の皆さんにも、事業者の方にもそうなんですけれども、そういう問題を発生させるリスクがあるんやということを、下水道室としても広く周知すべきではないかなというふうに思うところでございます。  今、汚水の話で溢水ということでありましたけれども、管渠の溢水という点でいいますと、その雨水管とか道路側溝の溢水ということも当然あり得るやろうなというところでありまして、先般、本会議でも指摘をさせていただきましたように、道路管理者と、管を布設、維持管理しておられます下水道室との連携を、引き続き密にぜひ取っていただいて、せっかくかつて下水道の部署で御尽力いただいた皆さん方が苦労して埋設をした雨水管、汚水管が十分利活用されていないケースがあるのではないだろうかというところで指摘をさせていただいて、その辺り本会議の答弁をお聞きする範囲内では、まだまだ十分活用されていないところがあるということでありましたから、引き続きその辺りでぜひ連携を図っていただきたいと思うんですけれども、下水道部長、いかがですか。 ○松井久美子主査  下水道部長。 ○久保田下水道部長  下水道部長の久保田でございます。  活用が図られてないことに関しましては、例えば、まだ未供用であったり、上流の工事が行われていなかったり等がございますから、活用が図られないことによる溢水ですとか、閉塞というのは、今はなかなか起こりにくいのかなとは思っております。ただ、いろいろな工事で道路を掘削しますので、道路管理者との協議の中で、例えば、下水道管もそうですし、水道管もそうですし、電気・ガスもそうですし、全てと連携して取り組んでいくことには変わりはございませんので、今後もいろいろな事故が起こらないようには、しっかりと連携していきたいと思います。 ○松井久美子主査  ほかに御意見、御質疑ございますか。  千住分科員。 ○千住啓介分科員  こちらも黒字であるということでほっとしておるんですが、管渠整備費なんかでですね、いろいろと山下町を今やっていっていたりですね、来年度もやっていくと。今年度は南二見の管渠工事等もやっていくということですが、今のこの費用、かなりの当年度の残高資本金等も繰入れているということで、お金もストックされているというところですが、今後大きな事業をしていかなくてはならないと私は考えております。これが治水のほうの予算になるのか、下水の予算になるのかということですが、今後見込まれるであろう工事、大規模な工事等、予定をお聞かせいただきたいと思います。 ○松井久美子主査  堀川下水道整備課長。 ○堀川下水道整備課長  下水道整備課長の堀川でございます。  分科員御指摘の今後整備していく箇所なんですけれども、今後していくところにつきましては、今、山下町の雨水管を整備しているところの上流であるとか、そこらの工事を進めていくことも考えておりますし、あと、西側の明石高専の付近の辺りで、池と池をつないでいる農業用水路があるんですけれども、そこで溢水が発生しているということを、総合治水と連携する中でそういう情報も得ていますので、そこの対策を進めて溢水対策を進めたり、そういうことを考えております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  しっかりと今あるところ、ちょっと問題があるだろうというところと、課題があるだろうというところをしっかり把握してやっていただきたいなと思います。何か市長のツイッターを見ると、下水道はしっかりできていて、治水はもう終わっているんだと、大丈夫なんだということなんですけれども、そうではないと私は認識をしておりますので、まだ課題のあるところはたくさんございますので、そこはしっかり予算面で、副市長が音頭取りながら、調整しながらやっていっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  あとそれと、物価の話、水道のほうでも物価の上昇の話をさせていただきましたが、そのあたり、かなりの繰越額等もあって残ってきていますけども、しっかり適正な価格で今、入札等はしっかり行えたと、令和3年度も行えたという認識でよかったでしょうか。 ○松井久美子主査  下水道総務課長。 ○正木下水道総務課長  下水道総務課長の正木でございます。  入札結果でございますが、きっちり入札は行えていると認識しております。議員おっしゃっていました物価高等につきましての対策でございますが、下水道事業も長期収支見通しを立てておりますので、その中でしっかりと今後もまた改定、検証を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  しっかり検証して、本当に単価で合っているのか、確かに下水道側からすると安くで工事していただきたいというのはあると思うんですが、しかし、私は適正な価格というものでやっていくべきであろうと思っておりますので、このあたり、水道も含めてしっかりと判断をしていっていただきたいと思いますが、ここ誰に御答弁、都市局長あたり、予算のことも踏まえてですので、しっかり適正な価格でやっていっていただきたいということをお聞きしたいと思います。 ○松井久美子主査  東都市局長。 ○東都市局長  都市局長でございます。  ただいま千住分科員のほうから御指摘いただきましたように、確かに工事が安かろう悪かろうでは当然だめですということは分かっておりまして、我々としても、適正な価格で積算を行い、適正な工事をやっていくということで、今、水道・下水道の御指摘を受けましたけれども、それは道路に関しても同じことでございまして、そういった工事関係につきましては、しっかり市場価格を見極めながら、きっちりした工事ができるような体制を取っていきたいと思います。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  決して企業が、私どもが公共工事がどうだというふうな話ではなくて、これは安全なまちづくりにつながってくるものだと思って、しっかり皆さんやっていらっしゃると感じておりますので、引き続きしっかり市民の安全を守るんだという気概をもって、そういった単価設定なんかもしていっていただきたいと思います。  もう1つ、すみません。本当に過去からライニング工事、ヒューム管のライニング工事、先ほど来、各委員から話がありましたが、支管のほうですね。いわゆる本管はそれでできていると思うんですが、支管のほうもなかなかできていないというところが今の現状なのかなと、私は認識しております。そのあたり、支管を今後しっかり、ヒューム管、古い管たくさんありますので、そこを踏まえた、見据えたことも考えていかないといけないと思っておりますが、その辺りの認識、見解をお聞かせいただけますか。 ○松井久美子主査  松岡管理担当課長。 ○松岡管理担当課長  管理担当課長でございます。  今、分科員の御指摘の件でございますが、御指摘のとおり、管更生していた管につきましては、本管のみを管更生いたしまして、取付管のほうが手つかずの状態で残っている場合というのがございます。その場合は、舗装工事等がある場合には取付管の工事を別途行っているというふうな取組を行っています。また、新しい家が建つ場合とかというときには、既存の取付管のほうがヒューム管である場合には、現状を指定工事店さんからの申請があるんですけれども、そのときに状態を確認していただいて、これはちょっと先50年使えそうにありませんとか、もう不良が見られますというふうな御指摘があった場合には、そのときには市費で布設替えを行うような取組を行っているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  しっかりそのあたりも、もう管更生しているからというわけではなく、問題意識を持ってしっかりやっていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○松井久美子主査  ほかにございますか。ないですかね。  そうしたら、議案の説明を終わりました。  ここで質疑を終結いたします。  ちょっと時間が中途半端なんですが、理事者入れ替えのために、暫時休憩を取りたいと思います。15分取らせていただきますので、再開は11時40分です。よろしくお願いいたします。                          午前11時25分 休憩                          ―――――――――――――                          午前11時40分 再開 ○松井久美子主査  建設企業分科会を再開いたします。  都市局(都市整備室、道路安全室、住宅・建築室)関係です。
     分科会では、説明、質疑のみで、採決は行いません。  質疑の際は、成果報告書のページ番号を告げてからお願いいたします。細かい数値の確認や決算に関係しない質問は別の機会にお願いいたします。  議案の審査に入ります。  議案3件、議案第67号、令和3年度明石市一般会計歳入歳出決算のうち分担区分表により分担された歳入歳出決算を上程議題に供します。  田仲道路安全室長、説明を求めます。 ○松井久美子主査  田仲道路安全室長。 ○田仲道路安全室長兼道路総務課長  道路安全室長の田仲でございます。  議案第67号、令和3年度明石市一般会計歳入歳出決算のうち当分科会所管分について説明いたします。  私からは、歳入決算全てと、歳出決算につきまして7款 土木費のうち、1項 土木管理費から5項 港湾費までについて、続きまして都市整備室長から、6項 都市計画費と7項 住宅費及び10款、1項 公債費について説明させていただきます。  まず、歳入決算でございますが、主要施策の成果報告書の110、111ページをお開き願います。  11款、1項、1目 交通安全対策特別交付金につきましては、カーブミラーや防護柵の設置に係る国からの交付金でございます。  13款 使用料及び手数料、1項 使用料、1枚めくっていただきまして、112、113ページ、6目 土木使用料につきましては、主なものとしまして、道路占用料、市営住宅使用料などでございます。  なお、6目 土木使用料の不納欠損額としましては、別途事項別明細書及び令和3年度決算書にも記載しておりますが、住宅使用料及び駐車場使用料につきまして、時効により債権放棄を行ったもので、額としては約61万5,000円となっております。また、収入未済額としましては、生活困窮等による滞納分で、額としては1,758万4,000円となっておりますが、8月末までに約95万4,000円の収入がありまして、残額は約1,662万9,000円となっております。  2項 手数料でございますが、1枚めくっていただきまして、114ページ、115ページ、4目 土木手数料につきましては、建築計画概要書等手数料などでございます。  3項、1目 証紙収入につきましては、建築確認申請等手数料でございます。  14款 国庫支出金、1枚めくっていただきまして、116、117ページ、2項 国庫補助金でございますが、124、125ページをお願いいたします。  6目 土木費国庫補助金につきましては、交通安全施設整備事業費補助金から、127ページに記載の土木管理費補助金まで、社会資本整備総合交付金及び補助金でございまして、事業の主な内容につきましては、後ほど歳出のところで御説明いたします。  132ページ、133ページをお願いいたします。  15款 県支出金、2項 県補助金でございますが、138ページ、139ページをお願いいたします。  6目 土木費県補助金につきましては、主なものとしまして、県民まちなみ緑化事業補助金は、西明石駅前まちなか花壇の整備に係るものでございます。  3項 委託金、1枚めくっていただきまして、140ページ、141ページ、6目 土木費委託金につきましては、主なものとしまして、河川美化事業費委託金は、二級河川美化事業に係る県からの委託金、港湾美化事業委託金は、東播磨港内の清掃と維持管理に係る県からの委託分でございます。  142ページ、143ページをお願いいたします。  16款 財産収入、1項 財産運用収入、1目 財産貸付収入のうち、当分科会関係分は、建物貸付収入でございまして、自転車駐車場施設に係る貸付収入でございます。  144、145ページをお願いいたします。  20款 諸収入、3項 貸付金元利収入、2目 勤労者住宅資金融資貸付金元利収入につきましては、勤労者住宅資金融資に係る貸付金元金及び利子でございます。  4項、2目 雑入につきましては、当分科会の関係分としまして、147ページでございます。説明欄の下から7行目にあります大蔵海岸施設利用料納付金と、その下の市営住宅修繕損害賠償金でございます。  148ページ、149ページをお願いいたします。  21款、1項 市債でございますが、150、151ページをお願いいたします。  6目 土木債につきましては、道路維持事業や道路新設改良事業をはじめ、153ページに記載の交通安全施設整備事業や都市計画事業、さらに155ページに記載の街路灯整備事業までの各事業に係る市債でございます。主な事業内容につきましては、歳出のところで説明いたします。  歳入の説明は以上でございます。  続きまして、歳出決算に移らせていただきます。  主要施策の成果報告書の210、211ページをお願いいたします。  7款 土木費、1項 土木管理費、1目 土木総務費につきましては、土木総務一般事務事業から用地対策事業までの各事業に要した経費でございます。主な事業としまして、施設設計監理事業は、積算システムリース料などに要した経費でございます。  2目 建築指導費は、住宅耐震化促進事業等に要した経費でございまして、簡易耐震診断業務の申込件数は45件ございました。  3目 街路灯費につきましては、市内管理道路における街路灯の新設及び維持管理に要した経費でございます。  212、213ページをお願いいたします。  4目 海岸海域整備事業対策費につきましては、海岸海域の整備等に要した経費でございます。主な事業としまして、海岸施設維持管理事業は、大蔵海岸施設指定管理料、各海岸施設の維持管理委託等に要した経費でございます。安全・安心な海岸づくり事業は、バーベキュー及び夜間花火禁止の海岸啓発業務委託等に要した経費でございます。  2項 道路橋りょう費、1目 道路橋りょう総務費につきましては、道路用地の管理に要した経費でございます。主な事業といたしまして、道路管理事務事業は、道路台帳整備などを行ったものでございます。  2目 道路維持費につきましては、道路や街路樹等の維持管理に要した経費でございます。主な事業としまして、道路維持補修事業は、明石駅前広場総合管理業務委託のほか、市内一円における管理道路の舗装や側溝などの維持補修工事等を行ったものでございます。  214、215ページをお願いいたします。  3目 道路新設改良費につきましては、道路の整備、改良等に要した経費でございます。その内容でございますが、江井ヶ島松陰新田線道路事業は、谷八木川渡河部のボックスカルバート関連整備工事を実施するとともに、用地購入及び物件移転補償などを行ったものでございます。道路新設改良事業は、日常生活の安全性と利便性の向上のほか、地域の発展、活性化を図るため、地区道路の整備をしておりまして、八木地内道路の用地購入及び物件移転補償等を行ったものでございます。  次に、216、127ページ記載の狭あい道路整備事業は、住環境の改善及び都市機能の向上を図ることを目的に、主に建築行為に係る道路後退用地の確保及び道路整備等に要した経費でございます。  引き続き同ページでございますが、3項 交通安全対策費、1目 交通安全対策総務費につきましては、交通安全啓発及び教育、放置自転車対策並びに自転車駐車場の管理などに要した経費でございます。主な事業といたしまして、交通安全啓発・教育事業は、高齢者の運転免許自主返納の促進及び交通安全教室の委託等に要した経費でございます。放置自転車対策事業は、市内の主要な駅での放置自転車の整理業務の委託等に要した経費でございます。  2目 交通安全施設整備費につきましては、歩道の改良などに要した経費でございます。主な事業といたしまして、交通安全施設整備事業は、交通安全の確保及び交通の円滑化を図るため、歩道整備等を行っており、主なものとして、218、219ページ記載の通学路安全対策工事、JT跡地活用事業、踏切安全対策、橋梁修繕工事、舗装修繕工事等に要した経費でございます。  次に、220ページ、221ページ記載のあんしん歩行エリア整備事業(魚住地区)は、JR魚住駅周辺における安全な通行を確保するため、魚住10・14号線における用地購入及び物件移転補償を実施したものでございます。  3目 市営駐車場費につきましては、明石駅前立体駐車場の指定管理料でございます。  4項、1目 河川費につきましては、河川及び水路の改修、維持管理等に要した経費でございます。  5項 港湾費、1枚めくっていただきまして、222、223ページ、1目 港湾管理費につきましては、東播磨港港湾区域内の海岸線の清掃委託等に要した費用でございます。  私からの説明は以上でございます。 ○松井久美子主査  引き続きまして、門田都市整備室長、説明を求めます。  門田都市整備室長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長の門田でございます。  続きまして、私のほうから6項 都市計画費と7項 住宅費及び10款 公債費につきまして、御説明させていただきます。  引き続き、222、223ページをお願いいたします。  6項 都市計画費でございますが、1目 都市計画総務費につきましては、都市計画総務一般事務事業から公共用地取得事業特別会計繰出金までの各事業に要した経費でございまして、以下、主な事業について御説明いたします。  コミュニティ交通運行事業につきましては、コミュニティバス運行補助等に要した経費でございます。交通政策事業につきましては、JR西明石駅のホームドア設置に係る補助等に要した経費でございます。  2目 土地区画整理費につきましては、大久保駅前東西工区土地区画整理事業及び、1枚めくっていただきまして、224、225ページ、鳥羽新田土地区画整理事業に要した経費でございます。内容は、換地処分に係る経費をはじめ、物件移転補償、道路築造工事等でございます。  3目 街路事業費につきましては、円滑な交通処理と都市機能の充実を図るため、幹線道路の築造等に要した経費でございます。主な事業であります山手環状線街路事業につきましては、物件移転補償、用地購入等に要した経費でございます。  4目 公園費につきましては、公園及び緑地の維持管理並びに公園の施設整備に要した経費でございます。公園維持管理事業につきましては、石ケ谷公園ほか2公園の指定管理料、公園灯のLED化を進める公園灯新設・維持補修工事、遊具等公園施設の補修や樹木の剪定など、公園及び緑地の維持管理業務に要した経費でございます。  226、227ページをお願いいたします。  (仮称)17号池公園整備事業につきましては、グラウンド舗装などの整備工事等に要した経費でございます。都市公園整備事業につきましては、中朝霧丘北公園ほかスプリング遊具更新工事等に要した経費でございます。都市公園安全・安心対策事業につきましては、公園施設の安全性の向上を図るための改修等に係るもので、石ケ谷公園便所建替工事等に要した経費でございます。緑化推進事業につきましては、花壇コンクールの実施など、菊栽培等事業につきましては、明石公園菊花展覧会などに要した経費でございます。  7項 住宅費、1目 住宅管理費につきましては、市営住宅の維持管理等に要した経費でございまして、以下、主な事業について御説明いたします。  市営住宅維持管理事業につきましては、市営住宅の修繕等に要した経費でございます。勤労者住宅資金融資事業につきましては、勤労者の住宅取得の資金融資に要した経費でございます。  228、229ページをお願いいたします。  2目 公営住宅建設費につきましては、市営住宅の改修等に要した経費でございまして、内容は、貴崎東住宅設備改修ほか駐車場整備工事等でございます。  248ページ、249ページをお願いいたします。  10款 公債費、1枚めくっていただきまして、250、251ページの1目 元金でございますが、地方道路整備臨時貸付金償還金につきましては、道路事業の地方負担の一部に対して無利子で国から貸付けを受けた貸付金を償還するものでございます。  なお、歳入に係る収入未済額、不納欠損額について、及び歳出に係る流用、予備費充当、不用額につきましては、歳入歳出決算事項別明細書、また、令和3年度決算資料に詳細を記載しております。  以上、議案第67号、令和3年度明石市一般会計歳入歳出決算のうち、本分科会所管分につきまして説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○松井久美子主査  議案の説明は終わりました。  ここで、暫時休憩をいたします。再開は13時とさせていただきます。再開後は議案67号の質疑よりお受けいたします。よろしくお願いいたします。                          午前11時56分 休憩                          ―――――――――――――                          午後 0時56分 再開 ○松井久美子主査  建設企業分科会を再開いたします。  議案第67号の質疑をお受けいたします。どなたからでも御質問よろしくお願いいたします。  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  では、212、213ページの土木費、土木管理費、海岸海域整備事業対策費についてお聞きいたします。  事業は明石港再整備事業であります。事業シートは1,259ページです。  令和3年度は、明石港旧灯台の修復工事が行われまして、きれいに今、もう既に完成をしておるところでございますけれども、実は先日、近隣の方から御意見を頂戴しまして見に行きましたところ、この旧灯台の周りが猫のふんだらけということでございまして、非常に残念なことになっているということでございました。見に行きましたら、もうぱっと見て分かるぐらいの状態でありまして、言うならば、猫のトイレになってしまっているというところでございます。当該年度中、施工期間中でありますけれども、こういった問題が生じることは想定されなかったでしょうか。お聞きいたします。 ○松井久美子主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長の春海でございます。  今の御質問、猫のトイレになっている事象に関しまして、工事中等予期できなかったのかということでございますけれども、工事中につきましては、工事用のフェンスのバリケードなどをしておったのと、特に日中は工事業者のほうが、かなり現場のほうはうろついておりまして、私も見ましたけれども、ゼロではございませんけれども、ここまでになるということはちょっと想定しておりませんでした。  以上でございます。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  せっかくきれいになったのに残念な状況でありまして、観光スポットとしてもPRされておりますし、ドラマのロケーション場所にもなりまして、そういうこともありましたので、訪れる方も結構いらっしゃると思うんですけれども、このままでええんかどうなのかというところでありまして、何か方策検討されているでしょうか。 ○松井久美子主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長の春海でございます。  何か対策を考えているのかということに関しましてですけれども、よく猫のそういった用を足している場所に関しましては、周りにどうしても猫にえさを上げている方々がいらっしゃるというところがあるんですけれども、この場所につきましては、海岸のほうがかなり隣接しておりまして、どちらかというと、やはり魚、えさが豊富にございます。そういったところで、猫がもちろんまだずっといるかと思いますので、物理的に忌避剤といいまして、これはにおいを発して猫を遠ざけるようなものがありまして、その方法と、また超音波を出す機械というものもありまして、これは猫が嫌がる音波を出すといったものもちょっと考えておりまして、あと最終的には、いろいろ様々な方法があるんですけれども、決定打というところまでちょっと調べがついておりませんけれども、最終、最後の最後は、あそこの一部場所を砂利の部分がございまして、そちらにつきましてちょっと固めるなど、何かしら対策のほうを講じていきたいなと、今のところそういう形で検討をしております。  以上です。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  猫の問題は、例えば、公園とか住宅とか、いろんなところでありまして、愛護団体の方もいらっしゃいますし、幸い明石市は動物センターがありますので、専門的な知識のある方々とも十分連携して、今後しっかりと対応していただきたいなというふうに思います。  工事期間中は人がいて、あまり猫も来なかったというような御答弁があったかなと思うんですけれども、私、行きましたところ、私がおりましてもどんどん猫が集まってきて、砂利を掘りまして用を足すという、そういうのを何度も見ましたので、あまり人がいても猫のほうはもう慣れてしまっているような感じですから、その辺も十分踏まえて、対応をお願いしたいと思います。  続いて、同じ海岸海域整備事業対策費であります。同じページでありますけれども、安全・安心な海岸づくり事業についてお聞きいたします。  海岸利用条例により、重点区域及びバーベキュー等禁止区域を指定した林崎海岸及び松江海岸の一部に啓発誘導員を配置し、海岸利用者に対してバーベキュー可能エリアの誘導、ごみの持ち帰りなどマナーアップの啓発等を実施するということで、この間も取組は進められてきて、今後もそういう取組を進めていくという趣旨のことが書かれておりますけれども、ただ、残念ながら、一部マナーの悪い方がどうしてもいらっしゃいまして、私も何度か参りましたけれども、禁止エリア内で、禁止エリアにはみ出してバーベキューをしておられるという方もいらっしゃいます。警備員の方がいらっしゃるんですが、その警備員の方にお話をお聞きしましたら、警備員が指導しても言うこと聞いてくれないというような御返答を頂いたこともあるんですけれども、そのあたり、その啓発誘導員の対応についてはどのように認識されておられますでしょうか。 ○松井久美子主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長の春海です。  分科員の御指摘というか、林崎海岸等に警備員のほうを配置させていただきまして、そのバーベキューの利用の啓発、もしくは夜間の花火の利用規制の啓発等を行っておりまして、分科員おっしゃるとおりの事情ということが実は把握しておりまして、啓発の方法というところで、非常にしっかりとしていただくというところができていなかったというところを把握しておりまして、一度ちょっと受託者、業者さんのほうになるんですけれども、そちらのほうをちょっとこちらのほうに来ていただきまして、本市のほうから委託者としてきっちりと指導してまいった経緯もございます。  以上です。 ○松井久美子主査  辻本分科員。
    辻本達也分科員  拝見しておりますと、ちょっと誘導員さんの対応が弱いかなという部分もありまして、ちょうどバーベキューができるエリアと禁止エリアの境目ぐらいのところに椅子を置いて座っておられるんですけれども、座って見てるだけのときもかなりありますし、警備員さんによっては積極的にずっと巡回されて、ごみを拾ったりとか、ごみを拾う姿を利用者に見せることによって、利用者の方もごみを拾ってくれるというような、そういう啓発活動が行われている場面もよく見たんですが、対応がその日によってまちまちになってるのはよくないなというふうに思いますので、そのあたりの指導をぜひ徹底をしていただきたいなというふうに思います。  それと、ごみですね。今も申し上げましたように、警備員さんにおいてごみを拾ってくれていると、あるいは散らばっている炭の問題も、以前からずっと課題になっておるんですけれども、この炭を拾ってくれているという方もいらっしゃいまして、この炭がなかなか厄介でありまして、バーベキューをした後の炭の処分ですね。せっかく市のほうで炭の集積場所といいますか、捨てる場所をつくってくれているにもかかわらず、それがされずに、残念なことに砂浜に埋められてしまっているケースも結構ありまして、炭というのは自然に帰るというふうに勘違いされている方もいらっしゃいますし、火がついた炭を消すのに、波打ち際にひっくり返す方もいらっしゃいまして、そのあたりの炭の処分方法をぜひもうちょっとPRしていただいたほうがいいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○松井久美子主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長でございます。  分科員のおっしゃるとおりでございまして、炭の問題というものも、こちらも認識しておりまして、おっしゃっていただいたとおりで、市のほうとしましては、炭を上げていただけるごみ箱、炭入れにつきましては準備のほうはできておるんですけれども、やはりおっしゃっていたとおりで、何というか、非常にどうしても炭はそのまま自然に帰るもんだと、確かに認識違いのある方々もいらっしゃるというところも認識しておりまして、ただ、今までちょっとごみを持ち帰ってくださいとばかりに啓発のほうを力を入れておりましたもので、その辺のところは至らなかったところだと今認識しております。今後、マナーアップの啓発の中で、しっかりと炭の処分につきましても、こちらへ捨ててくださいと、例えば、看板に表記するなど、いろいろとちょっと検討のほうをさせていただきたいと考えております。  以上です。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  炭は捨てて帰っていただいたらいいと、今までごみは持ち帰りをしてくださいということで、その辺りに力を入れてきたということなんですが、ごみも残念ながら持ち帰っていただけてないというところがかなりありまして、海岸にボランティアで清掃をされる方のごみ集積場所といいますかね、コンテナを置いていただいている所があるんですけれども、ボランティアの方が集めたごみを一旦置く場所ですというふうに表示があるにもかかわらず、一般の方がどんどんそこにごみを放り込んで、土日なんかでしたらかなりの方が利用されますので、もう入りきれないものが周りに散乱しているというところがあるんですけれども、持ち帰りをお願いする、そのマナーアップの取組ですね、今は十分成果出ていないんちゃうかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○松井久美子主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長の春海です。  成果が出ていないということに関して、ちょっと数値でしっかり拾えておるわけではございませんが、そういった成果につきましては、ちょっと私のほうも、成果が出ていないのではないかという認識は、もちろんございます。今後も、やはり利用していただきたいというところはまず一つございまして、あと、環境の保全という部分での両立につきましても考えていく中で、やはりごみの持ち帰り等、その他もろもろの啓発につきまして、しっかりと新たな方策で対応のほうをしていきたいと考えておりますので、また検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  明石の海岸ですね。景観も環境も本当にすばらしい明石の宝と言えるところだと思います。だからこそ、たくさんの方が利用されているのかなというふうに思うんですけれども、見ておりましたら、市内の方というよりも、何か他市の方、さらに他府県の方が結構利用されているようでありまして、ちょっとお声がけさせていただいたら、名古屋から来ましたとか、結構遠いところから来ている方もいらっしゃいまして、どうしてもそういう方々に対して、十分ごみの持ち帰りとか、そのあたりの啓発が行き届いてないのかなというのが一つ課題かなというふうに思いますし、もう一つ、最近、特徴的なのが、外国の方がめちゃくちゃ増えているんですね。キャンプしたりバーベキューしたりと、日本語の看板で啓発しても御理解いただけていない部分もあるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そのあたりについてはどのようにお考えでしょうか。 ○松井久美子主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長の春海です。  今、分科員の御指摘のとおりでございまして、私の記憶でございますけれども、看板のほう、日本語表記と英語表記のみになっているかと思いますので、確かに外国の方々の利用が非常に多くなっている、特にここ最近というところではございますけれども、そちらのほうを把握しておりますので、実情に応じた形で、またちょっと確認のほうとかをさせていただいてと考えております。  以上です。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  いろんなところで言えると思うんですけれども、かなりいろんな国の方が明石市内にもおられまして、バーベキューしている方を見てみると、ベトナムの方とか、ブラジルの方とかがよくいらっしゃいますので、そういう方々にも利用方法、どうあるべきなのかというところが伝わるように工夫をお願いしたいと思います。  次に土木費の3項 交通安全対策費の交通安全対策総務費です。事業は交通安全啓発・教育事業についてお聞きいたします。  主要施策の成果報告書の8ページにいろいろと記載されておりまして、交通安全対策事業については、市交通指導員を中心に、警察など関係機関と連携して交通安全教室を開催するとともに、高齢者運転免許自主返納の推進、信号のない横断歩道での歩行者優先について、市独自のステッカーを作成し、啓発を実施するなど、第3次明石市交通安全計画に基づき市民の交通安全意識の向上に努めたとあります。  事業シートのほうも拝見させていただきますと、市独自の取組がいろいろと積極的に行われているというふうに記載されておるんですけれども、当該年度どのような取組をされましたでしょうか。お聞きいたします。 ○松井久美子主査  菅野交通安全課長。 ○菅野交通安全課長  交通安全課長の菅野でございます。  御質問の交通安全の取組についてでございますが、まず、主要成果に書いておりますステッカーについてでございます。  人対車両の事故におきましては、道路横断中の事故というものが最も多く、約7割ということになっております。こうしたことから、ドライバーのマナーアップと歩行者優先の意識啓発を目的としまして、市独自のステッカーを作成し、令和2年度から3か年計画で配布を行っているところでございます。初年度の令和2年度には、市公用車を中心に300枚、翌令和3年度は、市交通安全推進協議会構成団体に配布先を広げまして約1,300枚、今年度は、コープさんとか、廃棄物収集運搬事業者、郵便局などに声をかけまして約500枚以上の配布を目指しておるところでございます。合計2,000枚以上の配布ということになっております。市内でも車両の後ろに歩行者優先の青いステッカーを貼っている車両を見かけていただく機会も増えているかと考えております。  また、ステッカー以外の取組といたしましては、横断歩道を渡ろうとしても車のほうがなかなか止まってくれないですとか、自転車の運転マナーが悪いといった通報、また、死亡重傷事故の発生状況などに基づいて、警察や道路管理者とも連携しまして現地での交通量調査や歩行者優先のキャンペーン活動を行っております。令和3年度におきましては、10か所以上で調査、ビラ配り、見守り活動などを実施しているところでございます。また、このほかにも苦情、通報があった箇所については、速やかに現場のほうに行きまして、関係部署に連絡しまして電柱への巻き看板等の安全対策をお願いしているところでございます。  また、ソフト面での啓発活動につきましては、幼稚園、保育園、小学校を対象としました交通安全教室、これを市の交通安全協会に委託しまして、年55回以上実施をしているところでございます。また、平成24年度からは、市内高校におきまして、年に2校のペースで交通事故を実際にスタントマンの方が車にはねられる様子とかを再現するスケアードストレイト教室を実施しているところでございます。さらに、平成25年度からは市においても交通指導員のほうを採用し、中学校、高校、企業、団体、自治会、高年クラブ、子ども会さんなどを対象にした交通安全教室を実施しているところでございます。  あと、ハード面の整備のほうでございますが、当課の予算のほうでちょっと執行したものではないんですけれども、警察と各道路管理者において、令和3年度におきましては、大久保町高丘での信号機の設置、あと王子小校区でのゾーン30プラスの設置、また、試験的な取組にはなるんですけれども、西明石北町のほうで信号機に代わって道路横断を補助するという、ぴかっとわたるくんという機械を設置したことなどがございます。  こういった取組もありまして、令和3年中、これ暦年の1月から12月なんですけれども、交通事故の死者数は、統計が残る中では最も少ない2名ということになりましたが、悲惨な交通事故を1件でも減らしまして、交通事故ゼロのやさしいまちあかしを目指して、今後とも継続的に啓発をやってきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  いろんな取組をしていただいているということで、どうしても交通安全は警察の仕事のように思われがちなんですけど、市としてもこんなにたくさんいろいろやってくれているということでありまして、私も昨年度、市内でいろんなところで、信号機のない横断歩道のところでキャンペーンされている様子を拝見いたしまして、大体、警察官の方がどうしても制服を着ていますので目立つんですけども、その中に市の職員の方がたくさんいらっしゃったということで、市の担当課の皆さんも本当に頑張っていただいているなということで感謝申し上げたいと思います。  実際のところ、信号機のない横断歩道で、歩行者を確認したら止まる車が増えてきているような気がします、私は。この一番近いところでいったら、観光道路なんか、信号機のない横断歩道ありますけれども、以前と比べると止まる車はかなり増えてきたなというふうに思いますので、引き続き積極的に取組を進めていただきたいということと、当課の事業ではありませんがということで紹介ありましたけれども、道整整備課も警察と協議して、規制の関係でいろいろと何ができるかを考えてやっていただいているというところでありますから、引き続き何ができるのかというところ、できることをどんどん積極的にやっていただけたらなというふうに思います。  続いて、6項の都市計画費の4目 公園費、公園維持管理事業についてお聞きいたします。  施設の不具合による事故件数ゼロ件ということで、事業点検シートのほうに記載されておりますのを拝見いたしました。これも令和2年度、令和3年度続けてですね、施設の不具合による事故件数というのがゼロ件がずっと続いていると、これはとてもええことやというふうに思うわけでありますけれども、日々の遊具施設等の管理については、どのように行われているんでしょうか。 ○松井久美子主査  公園管理担当課長。 ○井村公園管理担当課長  公園管理担当課長の井村でございます。  施設の不具合の把握ということについて御説明いたします。  緑化公園課が管理する公園につきましては、年に4回施設点検を実施しております。地域に密着しました小規模な公園につきましては、施設に異常があれば地縁団体で結成された公園愛護会から市へ連絡を頂いております。また、高丘西公園や東公園など、比較的大きな公園につきましては、シルバー人材センターへ維持管理を委託しており、施設に異常があれば市へ連絡を頂くこととなっております。そのほかにも、公園を利用された方から、電話であったり、あと、ウェブサイトにより情報を提供していただいております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  公園管理事務所の方が回って、事故が起こるまでに不具合を発見した例も以前お聞きしたことがありまして、年4回実施している点検とか、日々のいろんな点検が功を奏してこの成果になっているのかなというふうに思うんですが、引き続き重大事故が発生しないようにするためには、少しでも多くの人の目で見るというのが大事じゃないかなと。そういう意味では、一番よく分かるのは利用者の方かなというふうに思うんですけれども、どうしても利用者の方というのは、小さいお子さんをお持ちの保護者の方なんかでありまして、何か不具合を見つけても、どこに言うたらいいんかなという、地域の公園愛護会があるとか、自治会にとかいう、そういう発想につながらないケースもあったりするんですね。そういう意味でいうと、ほかの道路とか、いろんなところであれば、例えば、市民の方の気づきで通報していただけるような、そういう仕組みがあったりするんですけれども、公園としても利用者が何か不具合を発見した場合に市に連絡できるような、そういう仕組みといいますか、そういう啓発方法とか、何か検討されているでしょうか。 ○松井久美子主査  井村公園管理担当課長。 ○井村公園管理担当課長  公園管理担当課長でございます。  維持管理につきましては、分科員のおっしゃるように、いかに多くの情報を収集し事故を未然に防いでいくかが重要だと考えております。今現在では、公園の日常管理につきましては、公園愛護会にお願いをしておりまして、今現時点で考えておりますのは、公園愛護会の新たな結成でありますとか、愛護会活動の活性化を図り、異常があれば市へ情報提供していただくよう働きかけているところでございます。また、今年5月に導入されました道路通報システムとの連携につきましても、今後検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  私もつい先日、公園愛護会の公園清掃に参加したんですが、公園の遊具をチェックするという、そういう観点が全くなかったもんですから、愛護会にも、ぜひ公園清掃の際にはそういうこともということで、啓発を強めていただけたらなというふうに思います。あと、新しい通報システムについても、道路部局とも連携してということでありますから、期待して待ちたいと思います。  同じく、公園維持管理事業でありますけれども、石ケ谷公園についてお聞きしたいと思います。公園のトイレが、とてもいいトイレができまして、きれいになりまして、特に大型遊具は以前から子供たちにとても人気がありまして、お休みの日なんかはたくさんの方が利用されています。たくさんの方が利用されていて、なおかつその近くにトイレができたから、今までトイレが一つ課題やったんですけれども、近くにトイレができて、さらに人気が高まっているということと、石ケ谷公園はとてもいい公園でありまして、私も家から近いもんですからよく行くんですけど、最近特に公園に来られている方が増えているような感じなんですね。多目的広場で遊んでいる方も当然いらっしゃいますし、梅林を含めてお散歩をされている方もかなりたくさんいらっしゃるんですけれども、公園の利用者の満足度なんかはどのように把握されているでしょうか。 ○松井久美子主査  井村公園管理担当課長。 ○井村公園管理担当課長  公園管理担当課長でございます。  公園の満足度につきましては、1年に1回アンケート調査を実施しております。石ケ谷公園でいえば、石ケ谷公園と明石中央体育会館でアンケート調査を実施しております。そこで、施設のどういったところがいいのかであったりですとか、どういったところに不満があるのかといったところを収集しております。  トイレにつきましては、そういった中であそびの丘のところに整備してほしいという声を多く頂いておりましたので、昨年度整備したところでございます。それに対して利用者からは、遊んでいる最中に利用できるようになったであったりですとか、また、トイレがきれいというような声を頂いております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  外のトイレは、ちょうど駐車場から入ってすぐのところもきれいなトイレ、乗馬クラブの横ですね、きれいなトイレができて、今回、遊具があるところにも新しいトイレができてということなんですが、石ケ谷公園全体で見ると、公園と、今も答弁の中に出てきました中央体育会館ですね、中央体育会館のトイレがちょっとまだ古いままじゃないかなと思うんですけど、その辺りについての市民からの意見なんかは寄せられてないでしょうか。 ○松井久美子主査  井村公園管理担当課長。 ○井村公園管理担当課長  公園管理担当課長でございます。  中央体育会館のトイレが古いといった声が寄せられているかということについてでございますが、これにつきましては、アンケート調査の中で、トイレであったりですとか、シャワー、こういったものに満足度が若干落ちているところがございます。こういったところについては、先ほどあそびの丘の前に整備したトイレと同じように、しっかりと利用者の声を聞きながら、今後、整備のほうを検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  トイレ改修、そういう時期にも来ているだろうと思いますし、そういう施設面のリニューアル、体育館の中は照明がLEDになったりして、とてもきれいになったんですけれども、トイレなんかがちょっと追いついてないかなというふうに思いますので、その辺りもぜひ予算措置なども検討していただきたいなというふうに思います。  利用者がどんどん何か増えているような気がするというところのお話なんですけども、利用者が増えると、あの場所ですから、車で行く方が結構いらっしゃいますね。とても大きな駐車場なんですけども、あの大きい駐車場がもういっぱいになっていまして、時間帯にもよるんですが、今から公園に行こうとする人、今から帰る人ということで、時間帯によっては大変混雑して、駐車場の中がちょっと混乱しているような状態もあるんですが、時々、大変混雑している状態のとき、どなたか分からないですけど、交通整理してる方がいらっしゃるんですね。お花見の時期なんかでしたら、警備員さんがちゃんと配置されてきちっと対応されているんですけど、それ以外のときにあの方はどういう方なのかなというのが、ちょっと前から疑問がありまして、その辺の安全対策は何か指定管理者との間でできているんでしょうか。 ○松井久美子主査  井村公園管理担当課長。 ○井村公園管理担当課長  公園管理担当課長でございます。  石ケ谷公園の駐車場における安全対策について御説明いたします。石ケ谷公園は350台の駐車が可能ですが、無料の施設であることから、正確な駐車台数などの利用状況は把握できておりません。  ただ、分科員おっしゃるように、花見の時期であったりですとか、時間帯、それから体育会館で大会が開催される場合には、混雑したり、満車になることがございます。先ほど分科員御指摘のどなたかが誘導していたとのことですが、それにつきましては、恐らく体育会館を利用された大会関係者が、駐車場が混雑していたためにボランティアで誘導してくれたのではないかと思われます。  駐車場の安全対策につきましては、まずは駐車場の利用状況を調査した上で、効果的な対策を検討していきたいと考えております。また、すぐにできる対策としましては、看板の設置ですとか、指定管理者の声かけによる啓発で、飛び出しとかを防いでいきたいというふうに思っております。また、混雑する時間帯があるということですので、花見の時期以外におきましても、混雑している時間帯につきましては指定管理者が誘導するなどの安全対策に取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  ちょうど横にサービスエリアがありましてね、第二神明のね。公園の中をゆっくり散歩してサービスエリアにも行って、車に乗って帰っていくという方も結構いらっしゃいましてね。いろんな公園の利用方法があるんやなと思ってずっと見ておるんですが、体育館に行く人、外周をずっとぐるっと回る人、多目的広場を使う人、いろんな利用方法があって、そこの目的地によって来場者の動線が複数あるですね。駐車場に車を置いて複数の動線でそれぞれの目的地に向かっていくんですけど、特に混雑時もそうなんですけど、混雑していなかったら混雑していなかったで、車がスピード上げて出ていったり、入ってきたりということがあって、どっちにしても危ない状態というのはあるんですね。そういう意味でいうと、歩行者はどこを通るのかというところをはっきりさせたほうがええんちゃうかと。その動線をはっきりして、公園に行く人はここを通っていただいたら安全ですよと、車で入ってくる人もここは歩行者が通るところやから気をつけなあかんなということが、何か目で見て確認できるような、そういう工夫も必要ちゃうかなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。 ○松井久美子主査  井村公園管理担当課長。 ○井村公園管理担当課長  公園管理担当課長でございます。  先ほどの安全対策の取組の内容になってくるかと思うんですけども、そういったことにつきましても、やはり中央体育会館、それから石ケ谷公園で利用者も増えてきているといった感じもありますので、そこについても今現状、明石海浜公園は有料施設ですので、その駐車の利用状況、駐車台数であったりですとか、そういったところの正確な情報は海浜公園はつかめております。ただ、石ケ谷公園についてはまだつかめていないところもございますので、そういったところをまずはしっかり、どこが危険があるかであったりですとか、どういったことをすれば一番効果があるのかといったところを、これからちょっと検討していきたいと思います。ただ、分科員おっしゃったように、今でも危険なところがあるのであれば、それについては早急に対応する必要がございますので、まずは指定管理者の巡回を強化して、そのあたりの安全対策には取り組んでいきたいと思っております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  よろしくお願いしたいと思います。  最後になりますけど、この石ケ谷公園、私は主に散歩に行くんですけども、散歩しておりまして、樹名板が、楽しい樹名板がたくさんあるんですよ。手づくりのイラストもあって、お散歩している方がそれを見て、この木はこういう名前の木なんやなと言いながら歩いている姿も見たりして、指定管理者の方に頑張っていただいたのか、緑化公園課で頑張っていただいたのかというところなんですが、こういういい取組はもっと広げたらいいんちゃうかなと思うんですけど、他の公園ではこういう事例はあるんですか。 ○松井久美子主査  井村公園管理担当課長。 ○井村公園管理担当課長  公園管理担当課長でございます。  樹名板の設置について、ほかの公園でもあるのかということについて御説明いたします。  まず、石ケ谷公園は、13.9ヘクタールの自然豊かで四季折々の変化を楽しむことができる公園でございます。その中で、樹名板につきましては、来園者に樹木に興味を持ってもらおうと、令和2年から設置を始めたものでございます。来園者からは園路を歩く楽しみができたなどの声を頂いておりまして、石ケ谷公園においては引き続き樹名板の設置をしていくことと予定しております。  そのほかの公園につきましては、数年前になるんですけども、高丘ジンチョウゲ公園や高丘ツバキ公園などで公園愛護会と地域の子供たちで、あと市と協働して樹名板の設置をしております。こうした取組につきましては、樹木に興味を持ってもらうだけではなくて、地域住民のつながりであったり、地域への親しみを深めることにもつながるために、今後も公園愛護会などからそういった申し出があれば、樹名板の設置に取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  とても楽しいし、いい取組やと思いますし、子供たちがそこに参画するのに意味があるなというふうに思いますので、引き続き積極的によろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○松井久美子主査  ほかにございますか。  千住分科員。 ○千住啓介分科員  私も数点質問させていただきます。  まず、土木費、土木管理費、建築指導費の特定空家等除却支援事業についてお聞きしたいと思います。  令和3年度の決算を見ますと、4件実施したということで決算の内容が出ておりますが、今、見込みで、令和4年度見込みは4件ということでございますが、本当に市民から、周りから、近隣から何とかしてほしいという声も踏まえて、今、実質、令和3年度4件でありましたが、実質の現状をお聞かせいただきたいなと、今後どのように、今聞いている、把握しているものに対応していくかをお聞かせいただけますでしょうか。 ○松井久美子主査  建築調整担当課長。 ○長田建築調整担当課長  建築調整担当課長の長田でございます。  特定空家等除却の補助事業につきましてですが、昨年度4件実施しておりますが、今年度は、今現在3件相談を具体的に受けておるところでございます。そのうちの2件につきましては既に申請を出していただいて、今ちょうど審査をかけているところでございます。それと、今後ということなんですけれども、今現在、当市におきましては、23件の特定空家、私どものほうで把握しております。平成27年に空家特措法の条例ができましてから時間はたっているんですけれども、引き続き所有者の方には毎年定期的にお話しさせていただいて、お手紙なりを送る対応をさせていただいているんですけれども、やはりその権利関係とか、相続関係の整理とか、費用面などでなかなか進まない、非常に難易度が高い案件が残っていっているという状況ではございますけれども、補助事業ございますので、それを有効に使いまして、粘り強く所有者の方と話をしていきたいと考えております。  以上です。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  あるエリア、明石の西のエリアで、私も1件聞いておるところがあるんですけども、近隣から、本当にもう雨ざらしで台風があれば本当に自分のところの窓に当たるんじゃないかと、もっと悲惨な状況であれば歩行者に風が吹けば当たってしまうんじゃないかというところもありますので、ここはしっかり、私は民間でそこまでなかなか調べることもできませんので、そこはもう行政の力であろうと。法律も条例はあるので、そこをフル活用していただいて、より市民の皆さんの安全をつくっていただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  続きまして、一般会計の土木費の都市計画の公園の菊栽培等事業でございます。こちら本当に私、大変すばらしい事業であるなと思っておりまして、何度か表彰式なんかも、議会の代表としても行かせていただいたことがあるんですが、その中でも、これだけ歴史があるものなのに、もう少しシチュエーションといいますか、しっかりとしたものにしていくべきであろうと考えておりますが、令和3年度を通してみて、今後の課題や今後どうしていこうみたいなことがあれば、お聞かせいただきたいということと、この菊花展の歴史、背景なんかもお聞かせいただきたく思います。
    松井久美子主査  門田都市整備室長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  分科員の質問についてお答えいたします。  この明石公園菊花展覧会は、もともと明石公園が御料地であったことから、皇室の紋章であります菊をもって明石公園を広く世間に紹介しようという目的で大正15年の秋に初めて開催いたしました。第二次世界大戦中の3年間は、資材不足のため、残念ながら開催できていないところがございましたが、それ以外につきましては、毎年盛大に開催させていただいているところでございます。今年度、令和4年度の展覧会が第94回目の開催となり、全国的に見ましても5本の指に入り、関西では一番古い、大変歴史のある行事となっております。毎年10月の終わりから11月の半ばまでの開催としておりまして、来場者は、市内の方だけではなく、県内外の方にも来場していただいております。その総数が、昨年は約15万人となっております。また、菊は明石の市の花となっておることから、今後もこの展覧会をできる限り継続して盛り上げていきたいというふうに考えております。加えまして、今年度は全国豊かな海づくり大会で天皇皇后両陛下が明石に来られるということで、タイやタコなどをあしらった意匠の菊、そういうのを準備しておりますし、さらに、菊の紋章をかたどった菊も今年は準備させていただいておるところでございます。  この展覧会をもっと盛り上げるために、菊花を世間の人にいろいろ知っていただきたいということがまず第一かなということで、以前から菊花栽培教室や子供を対象にした写生画展を開催しておりますが、最近、フォトコンテストとか、あと保育園、幼稚園、小学校を対象にした学校園花壇なども行ってきております。そのほか、明石駅のコンコースや魚の棚に菊の大菊を展示するなど、地道ですけども、菊花展覧会のPRは行ってきているところでございます。今後、さらにもっと盛り上げるために、インスタグラムなどのSNSを活用して、そういった新たな手法も取り入れて、もっと盛り上げていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  歴史的背景は分かりました。御皇室との関係があるということでございます。ましてや、今回、今年は全国豊かな海づくり大会が明石で開催されます。今年は菊花展が94回目と、100回に向けてそろそろ動き出してもいいのかなと思うんです。長年やっていくと、今年もやってるよねということで、大切なものなんだけど何か当たり前のようになって、力が薄れていくという場面も若干見受けられてきますので、そうではないんだよということで、ここは予算をしっかりつぎ込んで盛大にやっていくべきだろうと思っております。総裁が兵庫県知事で、会長は明石市長でございますので、名だたる方が名前を連ねていただいておりますので、しっかり盛り上げていっていただきたいなと思います。菊花展の表彰式なんかも、小さい会議室でするのでなく、本当に大きな市民ホールを借りきってやってもいいのではないかと、それぐらいの事業であろうと私は感じておりますので、引き続きやっていっていただきたく思います。  続きまして、主査いきます。 ○松井久美子主査  ページ数をお願いします。 ○千住啓介分科員  ページ数ね、すみません。事業点検シートの1,185ページの款 土木費、項 都市計画費、目 公園費で、緑化推進事業ということで、緑化を推進していっているということで、花と緑の学習園の管理運営なんか、私、視点はやはりすばらしいなと、あえてこれ思うんです。市民の皆さんに、緑化推進ですから、自分のところの庭であったり、近所のところに花を植えてもらおうという、市民の皆さんと協力しながらやっていこうという、そういう視点は私は大変すばらしいことであるなと思うんですが、近年、人口が今増えつつありますし、長期総合計画なんかでも、このまま30万人、10年間30万人を維持していこうと、何なら人口増やしていこうというふうな考えの中でやっていくと。では、明石全体の緑地がこれから増えていくのかというと、物理的に考えると、やはり人口も増やさないといけないので、ため池であったり、田んぼ等が開発されていく、これは致し方ないのかなと思うんですね。そんな中でじゃあどう緑化を進めていくかという観点を考えたときに、やはりしっかり市民が身近に触れ合える質の高い緑を私はつくっていくべきであろうと思っております。そのために、今ある公園をさらに緑のあるリニューアルをしていく、ましてや開発されてきたところには大きな公園をつくっていくということが必要であろうと思いますが、緑化推進の今後の考え方というのを、令和3年度を踏まえてお聞かせいただけますでしょうか。 ○松井久美子主査  門田都市整備室長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  分科員のおっしゃるように、明石市は手厚い子育て支援策などによって人口が増えてきていることに伴いまして、市街化区域内の農地や田畑などが開発されて住宅地やマンション等の建築が行われたことで、緑は減少してきているというふうに考えております。緑に対する考え方につきましては、本当に様々あると思うんですけども、緑化公園課というのは、先ほど分科員がおっしゃったように、緑化を推進する部署でございまして、緑化公園課が所管する明石市緑の基本計画におきましては、緑の市域全体に占める割合を示す緑被率というのがあるんですけども、それの目標値を現状維持としているところですけども、残念ながら、平成22年度から令和元年度において2.3%減ってしまっております。ただ、都市の緑は、そこに住む人が自然を感じる大きな要素が多いことで、量が多ければ多いほど越したことはないというふうに思うんですけども、むしろ日常生活の中で直接目にする緑とか、直接触れるような緑、そういったものを大事にしていきたいというふうに考えております。ですので、今後、緑の保全と開発の調和に配慮しながら、樹林地などは保全にできる限り努めていって、量だけではなく質の高い緑を市民のために進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  しっかり質の高いものを進めていただきたいなと思うんですけど、これ今、御答弁いただいたのは公園の室長でございますけれども、これ道路にも関係してくるものだと思っているんですね、緑化推進というのは。今、道路の街路樹等があります。新しいときはきれいに整備されて、木が植えられていいんですが、2、3年してきますと、そこが草がやはり生えてきて、なかなか緑なのか、逆に言えば、せっかく市民のためにと思っているんですが、少し迷惑的なものにもなってくる。また、その枯葉が落ちて下水に詰まるとか、様々な要因があるんで、そこはだからじゃあ切るんだという発想でなくて、しっかり整備していくと、管理していくという視点も私は大切であろうと思うんです。今、技術の発展で防草シートなんかもしっかりしたものがありますし、やり方によったら、なかなか手入れもしなくてもいいようなやり方もありますので、そこを私は、この緑化推進というところで、道路・土木のほうの考え方もお聞かせいただきたいなと思います。 ○松井久美子主査  中川道路維持・保全担当課長。 ○中川道路維持・保全担当課長  道路維持・保全担当課長の中川です。  先ほど分科員からお話がありましたとおり、道路の街路樹につきましても、木の生育だけではなくて、草なんかの除草というのも日々対応しているところですけれども、交差点の付近とか、どうしても除草・剪定が遅れると交通安全上阻害になるようなところにつきましては、優先的にそういったところを除去していくというのも対策としてはあるのかなと考えております。それ以外の高木なんかにつきましては、適正に管理していくということとあわせて、先ほど御意見ありました防草シートなんかにつきましても、今年度はやれるところはちょっと検討していきたいなというふうに考えておりますので、御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  しっかり対応していっていただきたいんです。この話になると、予算に限りがっていう話になるんですけど、やはり市民が暮らしやすいそういった環境をつくっていくのは、私は、行政の仕事だと、責任だと思っておりますので、特に副市長、予算なんかをしっかり確保していく、そんな草が生えたら切って終わり、道路を新しくしたらそれで終わりじゃなくて、その後の管理等も踏まえて、今後の予算確保を私はしていくべきであろうと。今の古い道路をリニューアルして、本当に暮らしやすい、子供たちが歩ける、緑もたくさんある、そんな道路にもしていくべきであろうと思っておりますので、しっかりここは、部長をはじめ、理事はじめ、副市長、しっかり予算確保等も踏まえて、今後決算を踏まえて予算配置を考えていっていただきたいと、これは意見とさせていただきたく思います。  続きまして、点検シートでいいますと、1,263ページから1,266ページまでの水路維持管理事業と河川環境管理事業ということで、治水対策のことに対して質問をさせていただきたいなと思います。  しっかり令和3年度されてきたというふうなところがあると思うんです。このシートを見ていますと、年間約200件ぐらいの市民からの、いわゆる要望といいますか、苦情といいますかがあると思います。そのうち私も何件かあるのかなと思うんですが、200件をやるというと、かなりの労力だと私は思うんです。そんな中、人員配置を見てみますと、水路維持管理は正規1.85人、任期付0.05人と、合計1.9人ということで、河川環境管理事業は合計1.15人ということなんですが、これ全市を挙げてという6月の本会議の話がありましたが、実際、その窓口を管理していく人員は、令和3年度は何名でされていらっしゃったんでしょうか。 ○松井久美子主査  宮本海岸・治水課長。 ○宮本海岸・治水課長兼総合治水担当課長  海岸・治水課長の宮本でございます。  分科員御質問の何名で対応しているかということについてでございますが、今現在、担当課長1名と係長1名、担当1名、合計3名でございます。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  その3名の方でいわゆる200件を、小さいものから、電話一つで済むものから、現場に行って家の前の方とか、自治会の方とかと対応してきた、現場発注もしていくということでよろしいでしょうか。 ○松井久美子主査  宮本海岸・治水課長。 ○宮本海岸・治水課長兼総合治水担当課長  海岸・治水課長でございます。  分科員おっしゃるとおり、対応は3名でしております。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  でね、何が言いたいかといいますと、西明石町・和坂地区の浸水対策の実施設計業務委託等もあるんですね。これもう長年、すごい長いことやってきた事業で、なかなか改善策が見つからないということ、これ、恐らく皆さん、議員の皆さんも御存じだと思うんですが、3名で本当に200件、いわゆる毎日新しい案件が入ってきて、それを対応していく。ましてや、こちらで、次の本当の大型の浸水対策をしていかなくてはならないと思っているんですね。そういうふうな現状があったと私は理解しているんですが、ここは本当に今後の治水対策を考えるべき。この人員でいいのかということは、私は、ここはちょっと技術担当理事に、長年やってきた、総合的にやってきたと、総合的にやっているから大丈夫だとおっしゃいますが、私はそうではないと思っていますので、本当にそろそろ人員配置等も考えてやらないと、本当にもうパンクしてしまう。そうなれば市民が困るんで、そこはどうお考えなのか、お聞かせいただけますか。 ○松井久美子主査  福田理事。 ○福田理事(技術担当)  技術担当理事でございます。  千住分科員のほうから御指摘がございました浸水対策に絡む人員体制ということでございますが、今、海岸・治水課に治水担当、先ほど課長申しましたように、課長を含めて3名対応させていただいておるんですけど、土木部という時代がありまして、そのときの治水担当、実は人数的には全く一緒で3人でやっておったわけです。一時、下水道部のほうに移籍をしましたけど、また土木に戻ってきまして、200件という件数、先ほど大きい数字が出ておるんですけど、これは本当に、言葉悪いですが、ささいな案件とか、また、浸水対策に絡む大きな案件、多種多様ございまして、200件という数字がちょっと一人歩きしておるんですけど、これについても従前からそう変わっていない数字でございます。  3名で本当に、シートにございます西明石・和坂地域の浸水対策はできるのかという御指摘ですけど、これ先ほど課長申しました、その3名だけで対応しておるのではなくて、いわゆる総合浸水の枠組みである全庁挙げて、といいましても今回はハード面のいわゆる治水担当、それから下水部局、それから道路安全室の道路部局、こういう体制で今スタッフを組んでやっております。ここは、あくまで全体計画をまずつくって、それから個別に実施設計の段階で、具体的に低い土地のところだとポンプアップして水路へ持ってきて、それを下流の和坂の林谷池でございます、そこへ貯留として活用していこうと、こういうことで一応今年度いっぱいかけて全体計画をつくっていこうとしておりますので、長くなりましたが、体制については、現状では何とかやりくりして対応しておるということで御理解いただければと思います。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  今までそれでやってきたから大丈夫だという考えかもしれませんけど、僕はそろそろシフトチェンジしていってほしいという話なんです。今この理事のお話を聞いて、皆さん、職員さんどう思っていらっしゃるか分からないですけど、僕が担当やったら「え、またか」となると思うんですよ。ここは本当に人員配置を考えてやっていかないと、そこが何ですかね、今までやったから大丈夫だと、恐らく予算関係の話もあるのかなと思うんで、しっかりそこで現場と、私も現場に出ていたもので分かるんですけど、なかなか人員がいなくて忙しいと、電話対応になるとやはり丁寧な仕事もできないし、そこでミスも起きてくるんです。今度、それが大きな経費がかさむことにもつながりますんで、やはり金をかけるところはかけて、しっかり計画を立てていかないといけないなと思っております。西明石の十何年間ですね、もう20年近くそのままでありましたし、何度も言いますが、茶園場のところもそうでありますし、もうちょっとしっかり計画を立てていけるような人員配置、ここは副市長、どうですかね。しっかり現場対応を考えていくと。全体に考えたときに私は取っていくべきだと思いますが、いかがお考えですか。 ○松井久美子主査  横田副市長。 ○横田副市長  副市長の横田でございます。  まず、治水担当の人員配置ということで、先ほど理事のほうから答弁ありましたように、治水のみならず、ほかの道路とか、下水と連携して取り組んでいくというのがまず、大前提であるかと思います。その中で、今後、人員配置どうするんやというところは、また今後、ヒアリングなり、担当部局とは重ねてまいりますが、やはり限られた人員の中でいかに有効に配置をしていくかというところは、全体配置の中で業務の内容とか、優先順位を含めて検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  多分、このやりとり、何年も、もう5年ぐらいやりとりしていると思うんで、本当にしっかり改善していっていただきたいということを一議員として意見を申し上げます。  最後、副市長に全体の決算の内容について、ちょっと御意見、質問をさせていただきたいなと思います。  本会議でも私、申し上げましたとおり、民生費が50%で、土木費等が5.5%ということで、10分の1なんですよね。すごくこれはいびつであるんじゃないのかなと、私は少しバランスがちょっと偏り過ぎたんじゃないかなと、私たちが予算を賛成してきていますから、私たちにも責任があるとは思っています。そろそろこれを機に、本当に予算配分というものを見直していかないといけないと思うんですね。今日も、各分科員の皆さんから、やはり公共工事が大切だと、好きだとは言っていません。大切だからこそいろんな意見が出ているんだと思うんですね。これは市民の安心・安全を守るからというふうな話だと思うんです。もう終わりましたが、水道の話なんかでも、どんどんこれから老朽化が進んできて、水道も下水もそうですが、老朽化が進んできて今後改善していかなくてはなりません。また、近年も、数か月前、1月前ですかね、古い管が破裂したというふうな話もありました。また、地震があったときに水道管も破裂するかもしれません。そんな中、しっかり予算をつけていかなくてはならないという中で、どうしていくか、企業会計としてもう水道料金は上げないよと、そんな話も市長は言っております。そうであれば、一般会計をしっかり、公共のためということで、これは市民全体のことなんだということで、私はそれは工夫をしながら一般会計でしっかりこの投資的経費、土木費等を私はつけていくべきであろうと考えております。道路もそうでありますし、海岸やいろんな場面で、投資的な経費を私はつけていくべきであろうと思っております。ここまで決算で多くの意見が出た中で、副市長、そこの考えをお聞かせいただきたいなと思います。 ○松井久美子主査  横田副市長。 ○横田副市長  副市長でございます。  千住分科員から本会議でも御質問いただいて、そのときも、民生費とか、あと商工費とかお話しいただいて、ちょっと費目でこだわりますと、ちょっと直接的なのか、間接的なのかという議論がちょっとあるんで、一概に費目で申し上げることは難しいですけども、例えば、土木費につきましても、この10年間で大きく減少したというところまではないというふうに認識しております。大きかったのは、やはり下水道事業の企業会計への移行というのが土木費は大きな要素としてあったかなというところです。これまでハード整備につきましては、まずは所管部局のほうでしっかりと計画をつくった上で、現状の検査なり、調査なりして必要なものを予算化、予算案として計上してきて、その上で、なおかつ、まだ優先順位をつけながら適正な予算を配分してきたというところでございます。いずれにしましても、今後もきちんと計画する中で適正に予算配分していくというところでございます。 ○松井久美子主査  千住分科員。 ○千住啓介分科員  午前中も出ていらっしゃったと思うんですけど、今後改善していかなくてはならない、また水道で恐縮ですけども、水道なんかでいえば、高丘を開発して、もう5キロぐらい一遍に開発して、今そこで10分の1ずつやっていったって、すぐ次の年からまた改善していかなくてはならなくなると、もうそれでは今追いついていないということが今回の分科会で分かったわけですから、そこは今までと同じではいけないんです。これから老朽管がどれだけあるか、道路もどれだけ今へこんでいる、ひびが、クラックが入っているところがあるかということを踏まえて、今までと一緒だからいいという考えでは、もうそろそろシフトチェンジ、考え方を変えるべきだと私たちは言っているので、そこはしっかり、今後、来年度の予算をつけるに当たって考えていっていただきたいと思っておりますし、そのような考えでは、私どもは本当にこの決算も踏まえてどうなのかなということを私たちは思っております。私たちの会派は思っておりますので、そこをしっかり踏まえて改善していっていただきたいということを強く意見申し上げて、これで終わります。 ○松井久美子主査  ほかにございますか。  林副主査。 ○林丸美副主査  私からは1点だけお聞きしたいと思います。  成果報告書の213ページ、事業シートでいいますと1,259ページ、明石港再整備事業の旧波門崎燈籠堂復元及び周辺整備工事についてお聞きしたいと思います。  先ほど来もお話があったと思うんですけれども、この事業シートを見ますと、令和3年度、4月に燈籠部の復元等工事着手、11月完成となっております。その周辺の整備というお話も委員会で過去にあったかなと思うんですが、その後、公開に至るまでの進捗状況、現在の状況についてお伺いしたいと思います。 ○松井久美子主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長の春海でございます。  今、分科員からの御質問の、旧灯台の、特にシートのほうでは、復元工事着手の11月完成というところはあるけれども、その周辺のことについてはどうかという御質問だと思うんですけども、それにつきまして、本体、旧波門崎燈籠堂というんですけども、その旧灯台につきましては、本体の復元につきまして、このシートのとおり、昨年度、令和3年度にその復元を完成しております。ただ、周りがちょっと、先ほども1点出しましたけど、海に面しておるところでもございまして、お客様、市民の皆さんも含めて集客をする分におきましては、ちょっと安全対策、簡単にいいますと、海への転落の防止柵、そういったような安全対策等を、実は今年度に実施しておりまして、その周辺の工事を今年度に行っております。つきましては、実施させていただいた今年度の工事というものが、この今、9月ですので、ちょうど先日完了いたしましたところでございまして、令和3年度の本体の工事とともに近々完成のしっかりとした御報告も行えるかと考えております。  以上です。 ○松井久美子主査  林副主査。 ○林丸美副主査  今年度その周辺の整備についてはされているということで理解いたしました。  昨年度、今年度の工事に絡めて、整備が終わってからの段階の話にはなるかと思うんですけれども、旧灯台がせっかく完成しましたので、やはりたくさんの方にその歴史的な価値のあるものをということを知っていただいて見に来ていただきたいなという話を昨年度もしたと思うんですが、その旧灯台へ誘導するような案内板とか、そういったものの整備というのもどうなっていますでしょうか。 ○松井久美子主査  春海海岸整備担当課長。 ○春海海岸整備担当課長  海岸整備担当課長です。  その燈籠堂への案内看板について、今現状どうかというところでございますけども、こちらは、本体の整備に合わせまして、費用的には別途になるんですけども、看板のほうを近隣の地域のほうで合計7か所ほど設置、もしくは更新のほうをさせていただいておりまして、散策ルートとなるような形でしっかりと燈籠堂のほうに案内をさせていただけるような形が完成しておるところでございます。  以上でございます。 ○松井久美子主査  林副主査。 ○林丸美副主査  ぜひ観光資源としても活用していただきたいし、点在する文化財と絡めて観光ルートになればいいなというふうにも思っておりますので、また観光協会などとも連携をしながらしっかり宣伝していただきたいなと思っております。  この灯台は、日本で現存する旧灯台で石造りのものとしては一番古いものやというふうにお聞きしておりますし、文化財としての価値は非常に高いものやということを審議会のほうでも審議されていたと思います。間もなく豊かな海づくり大会もありまして、この明石において海の名所になり得る箇所になるかと思いますので、そことどう絡んでいくのかなというのは、まだ今年度の事業のことになると思うんですけれども、しっかり宣伝していただきたいなと思います。  1点、ちょっと今日これを質問しようと思った際に、昨日帰りにちょっと寄ってみたんですが、先ほどお話あったように、やはり猫のふんですとか、たまたまなんですけど、屋根の部分から猫が階段から降りてきていたところに遭遇したんですね。猫にとっても雨よけになるのかなというふうに思ったりもしたんですが、一方で文化財という位置づけにもなります。だからといって猫の侵入を防ぐような網を張ったりとか、無粋なことにならないようにしていただきたいというのと、横に旧の燈籠部が設置されていましたが、あれも恐らく旧のものと復元したものとセットで置くことに価値があるというふうに理解をしているんですけれども、そうであるならば、やはりそうやって猫のふん尿によって影響が出ないかなという心配もちょっとしたところなんですね。ですので、今後しっかり検討していただきたいなと思っております。  以上でございます。 ○松井久美子主査  ほかにございますか。ないですかね。  では、これで質疑を終結いたします。  次に移ります。  議案第71号、令和3年度明石市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算を上程いたします。  高田山手環状線整備担当課長、説明を求めます。 ○高田山手環状線整備担当課長  山手環状線整備担当課長の高田でございます。  議案第71号、令和3年度明石市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算について御説明いたします。  主要施策の成果報告書、268ページ、269ページをお願いいたします。  歳入では、1款 繰入金、1項 繰入金、1目 一般会計繰入金につきましては、後ほど説明します公共用地先行取得事業債で手続上借入れができない10万円未満の端数にかかる費用でございます。  2款 市債、1項 市債、1目 公共用地先行取得事業債につきましては、山手環状線街路事業及び江井ヶ島松陰新田線道路事業の用地の先行取得にかかる市債でございます。  次に、歳出でございますが、1款 公共用地取得費、1項 行政財産取得費、1目 公共用地先行取得費につきましては、山手環状線街路事業及び江井ヶ島松陰新田線道路事業の用地の先行取得に係る用地購入費、物件移転補償費でございます。  次に、令和3年度明石市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算事項別明細書、公の253ページをお開きください。  当会計は、歳入決算額3億9,776万8,838円、歳出決算額3億9,772万9,838円、歳入歳出差引残額は3万9,000円で決算いたしました。  なお、歳入に係る収入未済額、不納欠損額について、及び歳出に係る流用、予備費充当、不用額については、事項別明細書に詳細を記載しております。  以上で、説明を終わります。よろしく御審議賜りますよう、お願いいたします。 ○松井久美子主査  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございませんか。  ないようでございますので、質疑を終結いたします。  次に移ります。  議案第72号、令和3年度明石市石ヶ谷墓園整備事業特別会計歳入歳出決算を議題に供します。  門田都市整備室長兼緑化公園課長、説明を求めます。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長兼緑化公園課長の門田でございます。  議案第72号、令和3年度明石市石ヶ谷墓園整備事業特別会計歳入歳出決算につきまして、御説明いたします。  主要施策の成果報告書の270ページ、271ページをお願いいたします。  初めに、歳入について御説明いたします。  1款 事業収入、1項 使用料及び手数料、1目 使用料につきましては、一般墓地と合葬式墓地の使用料でございます。  次の2目 手数料につきましては、一般墓地の管理料と墓園使用許可証の書き換え手数料等でございます。
     2款 繰越金、1項 繰越金、1目 繰越金につきましては、前年度からの繰越金でございます。  3款 諸収入、1項 雑入、1目 雑入につきましては、関西電力の地中管設置に係る行政財産使用料等でございます。  続きまして、歳出でございます。  1款 墓園事業費、1項 墓園維持管理費、1目 一般管理費につきましては、墓園維持管理事業に要した経費でございます。内容につきましては、原状回復義務免除期間に返還された墓石の撤去、合葬式墓の記名板設置、園路の補修工事など石ヶ谷墓園の維持管理業務に要した経費でございます。  2款 諸支出金、1項 諸費、1目 還付金につきましては、合葬式墓地使用中止による還付金でございます。  本会計の歳入決算額は3億7,307万7,000円、歳出決算額は5,313万3,000円、歳出差引額は3億1,994万4,000円となっております。  不用額につきましては、事項別明細書に記載されておりますので、御確認ください。  以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○松井久美子主査  議案の説明は終わりました。  御質疑、御意見はございませんか。  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  本事業につきましては、特にこの間、一般墓地使用者の所在不明者の確認で大変御尽力いただいていまして、大変御苦労されておると思います。事業シートを見ますと、年々減っていっておりますので、引き続きこれについては頑張っていただきたいなと思うところでありますけれども、多方、墓園維持管理事業のうち、この合葬式墓地ですね、この合葬式墓地については、事業シートでは1,189ページに記載がありますけれども、使用者、これから使いたいという希望者も含めて募集をされておると思うんですけれども、その進捗状況はどうなのかというところをお聞きしたいと思います。これは想定している数どおり進んでいるのか、想定を上回っている、もしくは想定よりも少ないのか、その辺りいかがでしょうか。 ○松井久美子主査  門田都市整備室長。 ○門田都市整備室長兼緑化公園課長  都市整備室長の門田でございます。  分科員御質問の件についてお答えいたします。この合葬式墓地につきましては、平成29年12月に供用を開始し、約5年が経過しようとしております。この合葬式墓地の計画につきましては、50年間で1万体を埋蔵する計画となっておりましたので、単純に割り算をいたしますと1年間で200体埋蔵するという計画ということになります。今、約5年が経過したんですけども、今年度の7月末現在の埋蔵数が3,811体となっておりますので、予定を大幅に上回っているというふうに考えております。ちなみになんですけども、年度ごとの埋蔵者数につきましては、供用後3年間は1年間に1,000体ずつということで、非常に大盛況ということで、びっくりするぐらいだったんですけども、新型コロナウイルス感染症が流行してからは、年間300体埋蔵するようなことになっております。それでも、計画が200体ということでございますので、大幅に上回っておりますので、順調であるといっていいというふうに思っております。 ○松井久美子主査  辻本分科員。 ○辻本達也分科員  最初は、やはり新聞報道もあったりして、広報でも大きく紹介もされたりして注目されたり、広く認識されたりした部分があったのかなと思うんですが、年々あるのが当たり前といいますか、何か認識が薄れていくといいますか、あることが忘れられてしまうようなことがあっては、せっかくつくったものですから、有効活用していただくという点では、引き続きPRも必要かなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○松井久美子主査  ほかにございますか。いいですか。  そうしたら、ないようでございますので、質疑を終結いたします。  以上をもちまして、建設企業分科会を閉会いたします。  お疲れさまでございました。                           午後2時24分 閉会  以上は、本分科会の記録であることを証するため、押印する。                         建設企業分科会                         主 査  松 井 久 美 子...