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令和4年第1回定例会−02月21日-01号

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  1. 姫路市議会 2022-02-21
    令和4年第1回定例会−02月21日-01号


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    最終取得日: 2023-06-11
    令和4年第1回定例会−02月21日-01号令和4年第1回定例会  出 席 議 員 (46人)      1番  石 見 和 之    24番  井 川 一 善      2番  小 林 由 朗    25番  石 堂 大 輔      3番  白 井 義 一    26番  西 本 眞 造      4番  中 西 祥 子    27番  宮 下 和 也      5番  山 口   悟    28番  三 輪 敏 之      6番  常 盤 真 功    29番  阿 山 正 人      7番  井 上 太 良    30番  酒 上 太 造      8番  三 和   衛    31番  梅 木 百 樹      9番  金 内 義 和    32番  村 原 守 泰     10番  江 口 千 洋    33番  苦 瓜 一 成     11番  妻 鹿 幸 二    34番  竹 中 由 佳     12番  三 木 和 成    35番  牧 野 圭 輔     13番  松 岡 廣 幸    36番  伊 藤 大 典     14番  坂 本   学    37番  大 西 陽 介     15番  今 里 朱 美    38番  森   由紀子     16番  東 影   昭    39番  谷 川 真由美
        17番  萩 原 唯 典    40番  杉 本 博 昭     18番  竹 尾 浩 司    41番  八 木 隆次郎     19番  駒 田 かすみ    42番  蔭 山 敏 明     20番  有 馬 剛 朗    43番  山 崎 陽 介     21番  川 島 淳 良    44番  木 村 達 夫     22番  重 田 一 政    45番  宮 本 吉 秀     23番  汐 田 浩 二    46番  竹 中 隆 一 ───────────────────────────────           欠     員 (1人) ───────────────────────────────      事 務 局 職 員 出 席 者   事務局長    樫 本 公 彦   次長      上 田 憲 和   議事課長    岡 田 大 作   議事係長    川 嶋 秀 一   主任      榎 本 玲 子   主任      森   祐 輔   主事      赤 鹿 裕 之   主事      久 内 拓 馬 ───────────────────────────────      会議に出席した市長、職員及び委員   市長             清 元 秀 泰   副市長            和 田 達 也   副市長            佐 野 直 人   代表監査委員         甲 良 佳 司   教育長            西 田 耕太郎   医監             北 窓 隆 子   技術管理監          志々田 武 幸   防災審議監          舟 引 隆 文   水道事業管理者        石 田 義 郎   政策局長           井 上 泰 利   総務局長           坂 田 基 秀   財政局長           三 河 美 徳   市民局長           沖 塩 宏 明   環境局長           福 田 宏二郎   健康福祉局長         岡 本   裕   こども未来局長        白 川 小百合   観光スポーツ局長       福 田 陽 介   産業局長           柳 田 栄 作   都市局長           三 輪   徹   建設局長           佐々木 康 武   下水道局長          稙 田 敏 勝   会計管理者          福 間 章 代   消防局長           柏 原 浩 明 ───────────────────────────────      議 事 日 程 第1日(2月21日(月)) 午前10時開会 〇市長挨拶 〇議長挨拶 〇開   会 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 議席の変更 日程第3 会期の決定 日程第4 諸 報 告 日程第5 議案第86号及び議案第96号 日程第6 議員提出議案第1号 日程第7 議案第1号〜議案第11号及び議案第13号〜議案第39号並びに報告第1号〜報告第6号 日程第8 議案第12号 日程第9 中播衛生施設事務組合議会議員選挙の件 〇散   会 ───────────────────────────────      議 事 順 序 1 市長挨拶 2 議長挨拶 3 開   会 4 会議録署名議員の指名 5 議席の変更 6 会期の決定 7 諸 報 告 8 議案第86号及び議案第96号  (1) 一括上程  (2) 委員長報告  (3) 質  疑  (4) 討  論  (5) 採  決 9 議員提出議案第1号  (1) 上  程  (2) 提案理由説明  (3) 質  疑  (4) 討  論  (5) 採  決 10 議案第1号〜議案第11号及び議案第13号〜議案第39号並びに報告第1号〜報告第6号並びに議案第12号  (1) 一括上程  (2) 所信表明  (3) 提案理由説明  (4) 質  疑(議案第12号)  (5) 討  論(議案第12号)  (6) 採  決(議案第12号) 11 中播衛生施設事務組合議会議員選挙の件 12 散   会 △市長挨拶 ◎清元秀泰 市長  (登壇)  開会に先立ち、一言ご挨拶を申し上げます。
     本日、令和4年第1回姫路市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には、ご参集いただき、ありがとうございます。  さて、新型コロナウイルス感染症の新たな変異株であるオミクロン株が世界的に猛威を振るっており、我が国においても、今年に入ってからこれまでにない速度で感染が急拡大いたしました。  兵庫県におきましても、昨年12月30日に初めてオミクロン株の市中感染が確認され、その後、新規感染者数が爆発的な増加傾向となり、入院患者数が急増したことなどから、本年1月27日、4度目となるまん延防止等重点措置が実施されることとなりました。  新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから2年余りが経過いたしましたが、このコロナ禍からの出口は、いまだはっきりとは見えない状況にあるといえます。  この間、医療提供体制を維持し、感染の拡大防止や感染予防にご尽力いただいている医療従事者の皆様、関係者の皆様に対して、改めて経緯を表するとともに、深く感謝申し上げます。  また、長期間にわたり、感染の拡大防止にご理解とご協力をいただいている市民の皆様、事業者の皆様に対しましても、心から感謝申し上げます。  本市といたしましては、今後も国、県や関係機関と緊密に連携し、接種を希望される市民の皆様にできる限り早期に3回目のワクチン接種を受けていただけるよう、全力を尽くしてまいります。  今定例会は、新年度予算案をご審議いただく議会であります。  アフターコロナに向けて市民の皆様が未来への夢と希望を持てるよう、令和4年度の予算編成に当たっては、「命」をたいせつにする市政、「一生」に寄り添う市政、「くらし」を豊かにする市政の3つのメインテーマの下、未来を育てる「ひとづくり改革」、生活の質を高める「デジタル改革」、成長を促す「グリーン改革」、発展を支える「まちづくり改革」の、4つの最優先課題と7つの重点施策に積極的に予算を配分しております。  このほか補正予算、条例の制定など合わせて45件の案件を提出いたしております。  議員の皆様方におかれましては、よろしくご審議いただき、原案にご理解とご賛同を賜りますようお願い申し上げます。  以上、簡単ではございますが、開会の挨拶といたします。よろしくお願いいたします。 ────────────────────── △議長挨拶 ○萩原唯典 議長   開会に先立ちまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本日ここに、令和4年第1回姫路市議会定例会が招集されましたところ、議員の皆様には、ご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。  本日提案されます案件は、令和4年度各会計予算をはじめ、条例の制定や包括外部監査契約の締結など、合わせて45件であります。  いずれも重要な案件でありますので、慎重にご審議いただきますようよろしくお願い申し上げ、簡単ではございますが、開会の挨拶とさせていただきます。 ──────────────────────      午前10時03分開会 ○萩原唯典 議長   ただいまから、令和4年第1回姫路市議会定例会を開会します。  これより本日の会議を開きます。  これより日程に入ります。  本日の日程は、お手元に配付しております議事日程に記載のとおりであります。 ────────────────────── △日程第1  会議録署名議員の指名 ○萩原唯典 議長   まず日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、    小 林 由 朗  議員    常 盤 真 功  議員    金 内 義 和  議員 を指名します。 ────────────────────── △日程第2  議席の変更 ○萩原唯典 議長   次に日程第2、議席の変更を議題とします。  お諮りします。  お手元に配付の議席図のとおり、議席の一部を変更したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。 ────────────────────── △日程第3  会期の決定 ○萩原唯典 議長   次に日程第3、会期の決定を議題とします。  お諮りします。  今定例会の会期は、本日から3月29日までの37日間としたいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。 ────────────────────── △日程第4  諸 報 告 ○萩原唯典 議長   次に日程第4、諸報告であります。  議会運営委員会委員、妻鹿幸二委員の辞任許可に伴い、1月24日付で西本眞造議員を議会運営委員会委員として選任したことを報告します。  次に、お手元に配付のとおり、監査委員から監査の結果について、また、包括外部監査人から外部監査の結果について報告がありました。  次に、2月10日までに受け付けられました陳情は、お手元に配付の陳情文書表のとおりであります。  以上で諸報告を終わります。 ────────────────────── △日程第5  議案第86号及び議案第96号 ○萩原唯典 議長    次に日程第5、議案第86号、令和2年度姫路市一般会計決算認定について、及び議案第96号、令和2年度姫路市下水道事業会計決算認定についてをまとめて議題とします。  これより委員会の審査結果について、委員長の口頭報告を求めます。  登壇の上、ご報告願います。  予算決算委員会委員長 駒田かすみ議員。 ◎駒田かすみ 予算決算委員会委員長  (登壇)  ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案第86号、令和2年度姫路市一般会計決算認定について、及び議案第96号、令和2年度姫路市下水道事業会計決算認定について、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、いずれも原案を認定すべきものと決定いたしました。  以下、審査の経過、及び審査の過程で出されました要望等をあわせてご報告申し上げ、議員の皆さんの審議のご参考にしていただきたいと思います。  まず、審査の経過についてであります。  議案第86号及び議案第96号は、令和3年第3回定例会において本委員会に付託され、令和3年9月15日及び16日に各局から説明を受け、17日、21日、22日及び24日の4日間にわたり各分科会を開催し、さらに29日には各分科会からの報告を受け、慎重に審査いたしました。  しかしながら、当該決算については、松岡廣幸議員からの不当要求行為等に起因する数多くの不適切な事務処理が見受けられ、認定することはできないとの意見もあったものの、当局から、それに対する今後の対応等が明確に示されなかったことなどから、いましばらく慎重に審査すべきものと判断し、継続審査とすべきものとの結論に達しました。  その後、令和3年第4回定例会では、12月15日に本委員会を開催したものの、当局からの「不当要求行為に係る外部有識者による検証が完了しておらず、最終的な総括については、令和4年第1回定例会を目途に示したい。」との発言を受けて、引き続き審査すべきものとの結論に達し、本会議においてその旨の議決を得たものであります。  そして、令和4年2月14日に開催した令和4年度予算大綱説明会の中で、当局から姫路市議会議員による不当要求事案に関する報告書の提出を受け、15日に本委員会を開催し、清元市長から「同報告書は、不当要求事案における事務処理について、その問題点と原因の分析を行い、再発防止に向けた取組をまとめたものであり、この取組方針に従い、市長のリーダーシップのもと、全職員一丸となって取り組んでいく。」との強い決意が述べられ、改革を進める姿勢が見受けられたことなどから本決算を認定すべきものとの結論に達したところであります。  次に、審査の過程で出されました意見及び要望等についてであります。  文教・子育て分科会においては、議会の請求に基づく監査の結果で、不適切であると指摘を受けた一者随意契約による工事発注について、どのような点に問題があると指摘を受けたのか、今一度見直して反省するとともに、市民からの信頼を回復することができるよう、今後は、公平かつ公正な事務の執行に努められたい、との意見がありました。  建設分科会においては、新恋の浜橋の新設に係る既設道路の改良工事で、過去の事案等を参考に算出した予算額を決算額が大きく上回ったことから、今後は、予算要求時の見積りの精度を上げるようしっかりと取り組まれたい、との意見がありました。  また、姫路市議会議員による不当要求事案に関する報告書を受けて開催した本委員会においては、特に重要な案件や大幅な経費の増減等を伴う案件については、議会への説明責任をしっかりと果たされたいこと。今後の事業実施に当たっては、二度とこのような不適切な事務処理が行われることがないようにチェック体制を構築するとともに、特に、白浜小学校の相撲場に関しては、憲法問題にまで議論が及んだことから、行政として疑念を抱かれることがないよう、公平・公正な予算執行に努められたいこと。検証の結果、問題があると認められた事案については、責任の所在を明確にし、しかるべき処分を行われたいことなどの意見がありました。  本委員会といたしましては、ただいま報告いたしました事項以外にも、委員会及び各分科会の審査の過程で出されました各種の意見や提言等を今後の事業執行、及び新年度予算に反映されることを強く要望いたします。  以上のとおりであります。  議員の皆さんにおかれましては、本委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○萩原唯典 議長   以上で委員長の口頭報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご発言がありませんので、質疑を終了します。
     これより討論に入ります。  発言の通告に基づき指名します。  39番 谷川真由美議員。 ◆谷川真由美 議員   日本共産党議員団を代表して、討論を行います。  議員皆様方のご賛同をお願いします。  議案第86号、令和2年度姫路市一般会計決算認定について反対します。  その第1の理由は、地方公共団体の役割である住民福祉の増進を図る決算になっていないということです。  特にコロナ禍において、住民にとって最も身近な行政である地方自治体が、住民福祉の機関として果たす役割はますます重要です。  姫路市の令和2年度一般会計決算は、実質単年度収支は18億4,000万円の赤字となりましたが、実質収支は48億5,580万円で、1968年以来53年連続の黒字決算となっています。自治体の黒字決算は家計の黒字と同様に単純に評価されるものではありません。  本市の財政力指数は0.89で、中核市平均値は0.79ですので上位に位置しています。議会事務局調査課の調べによりますと、回答のあった中核市39市の普通会計目的別歳出の民生費割合の平均は32.7%に対して、本市は29.6%となっています。  土木費の割合については、中核市平均9.1%に対して、本市は16.7%となっています。昨年度はアクリエひめじの建設があったとは言え、姫路は長年にわたり民生費の比率が中核市平均より低く、土木費の比率は高いという状況が続いています。  また、性質別歳出の普通建設事業費の割合については、中核市平均が10.6%に対して姫路市は18.3%と大きく上回っています。そのうち単独事業は、11.1%と中核市平均の2倍以上と突出しています。コロナ危機の下で、格差と貧困が大きく広がっており、何よりも市民の命と暮らしを守るため、住民福祉の向上を図る予算執行こそ市民は求めています。  反対の第2の理由は、行財政改革の名の下に職員削減を行って来た結果、業務量の実態に即した人員配置になっておらず、職員の過重な労働強化、市民サービス低下を招いているのではないかということです。  令和2年度において、月60時間を超える時間外勤務をした職員は延べ872人で、過労死ラインと言われる年間720時間を超えた職員は19人です。年間最高時間外勤務は、保健福祉政策課の職員で、988時間にも上っています。  コロナ禍という特殊な状況とは言え、保健所予防課も含め上位19人のうち、4人までもが健康福祉局が占めています。また、マイナンバーカードの取得に伴い住民窓口センターの職員も4人含まれています。  ワーク・ライフ・バランスを図るどころか、過労死職員が出るのではないかと危惧される状態です。早急に、必要な職員配置を行うべきです。  生活保護受給世帯に対するケースワーカーの配置数についても、毎回指摘していますが、2021年度末時点で1人当たりの担当世帯数は101と、国標準80世帯を大幅に上回っています。この数字は2019年度と同じで、全く改善がなされていません。  職員の現職死亡者数は4人にも上っています。死亡原因も個別に異なるとは思いますが、職員の命と健康が守られていません。懲戒処分者は、停職が4人、減給が1人、戒告が1人と合計6人になっています。不祥事も増えており、公務労働者としてのモラルが問われています。  第3の反対の理由は、大企業呼び込み型、大型公共事業優先の決算になっていることです。  工場立地促進条例に基づき、工場設置奨励金、雇用奨励金、事業所奨励金が大企業15社23件に対して2億7,595万円が、中小企業には89社129件に対して2億8,255万円、総額5億5,851万円が執行されています。  大企業1社当たりの奨励金は1,839万7,273円に対して、中小企業では317万4,789円と力のある大企業に市民の税金が使われています。  また、甘い道路需要見込みのもとに半世紀近くも前に計画された大型公共事業である播磨臨海地域道路計画推進の執行状況は、予算額3,620万2,000円に対して不用額が3,552万円となっています。  兵庫県によって、環境影響評価の説明会が開催されましたが、ルートも確定されておらず、完成がいつのことか全く分かりません。この計画推進そのものの必要性が問われています。  第4の反対の理由は、予算執行が真の住民福祉の向上となっていないからです。2015年7月から中学3年生までのこども医療費無料化が実施されていますが、所得制限があるため約18%の子どもたちが依然として負担があります。令和2年度決算ベースで約3億2,000万円増額すれば、所得制限をなくすことができます。姫路市の財政力なら十分実現可能な額です。  また、高齢者バス等優待制度の運用に当たっても、タクシーチケット利用を全ての希望者に認めてほしいという要望があります。対象者を要介護3以上から要介護2以上に前進はしましたが、制限を取り払うべきです。  市営住宅の空き家戸数は2020年度末で946戸となっていますが、入居募集戸数は196戸となっています。空き家改修工事予算が十分でないため、空き室があるにもかかわらず、入居募集ができない状況が続いています。  第5の反対の理由は、不当要求議員による不当要求に屈し、公正・公平な予算執行になっていないということです。  姫路市監査事務局による令和2年度 姫路市決算審査意見書の「不適切と認められる事務処理」として、以下3件指摘されています。いずれも、松岡議員の不当要求に屈した予算執行及び不適切な予算流用となっています。  その1は、土木費における浜手緑地(白浜地区)複合遊具等設置・施工業務、4億1,727万円の大幅な増額となっています。  その2は、土木費の不要額には不適切な流用があったものの、未執行となった幹線道路新設改良事業費の補償補填及び賠償金の10億9,469万1,000円が含まれています。  その3は、教育費における姫路市立白浜小学校相撲場新築工事6,250万6,000円の過剰な仕様に変更されています。  また、白浜小学校相撲場の神明造りについては、憲法第20条第3項国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならないと規定していますが、これに抵触するものではありませんか。  いずれにしましても、公教育の場にふさわしいものとは言えません。このたび、「姫路市議会議員による不当要求事案に関する報告書」でも指摘されているように、職員倫理条例に基づく要望等への対応の不備、不徹底、不当要求行為の判断が不的確、組織対応の不備、職員研修の不足等があります。そして、不当要求行為を行った松岡議員が一番悪いのですが、それに屈してしまった職員自身の倫理意識の低下も問題です。その背景には、市長以下、副市長、局長の最高幹部が幹部としての職責を十分果たし得ていないのではないかと言わざるを得ません。  また、姫路市まちづくりと自治の条例、第10条市長等の責務、本市の代表者として公正かつ誠実な行政運営を行う及び第11条職員の責務、全体の奉仕者として公正かつ誠実に職務に専念するという最も基本的なことが順守されていません。  以上の理由によって、議案第86号に反対します。  続いて議案第96号、令和2年度姫路市下水道事業会計決算認定について反対します。  反対の理由は、松岡議員からの不当要求によって、東部析水苑の未利用地を硬式野球にも利用できる多目的グラウンドに整備したことにより、グラウンド利用者の便宜を図るために、下水道局職員が使用するとしてトイレ設置工事をしたからです。  この工事は、東部析水苑給水管等改良工事東部析水苑排水管敷設工事東部処理場コンセント盤設置工事東部処理場外灯外設置工事となっていますが、そもそも不当要求に基づくグラウンド整備が行われなかったら不要な工事であった訳です。  また、監査委員からの指摘にもありますように、一括発注して施工すべきところを、随意契約にするため分割発注を行ったものです。不当要求議員に屈した決算を認めることはできません。  よって、議案第96号に反対します。  以上で討論を終わります。 ○萩原唯典 議長    以上でご発言が終わりましたので、討論を終了します。  これより採決に入ります。  議案第86号、令和2年度姫路市一般会計決算認定について、及び議案第96号、令和2年度姫路市下水道事業会計決算認定について、以上2件をまとめて採決します。  本件は、委員長報告のとおり認定することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起  立) ○萩原唯典 議長    起立多数であります。  よって、本件は原案のとおり認定されました。 ────────────────────── △日程第6  議員提出議案第1号 ○萩原唯典 議長   次に日程第6、議員提出議案第1号を議題とします。  これより提出者に提案理由の説明を求めます。  登壇の上、ご発言願います。  7番 井上太良議員。 ◆井上太良 議員  (登壇)  ただいま上程されました議員提出議案第1号、2023年主要国首脳会議にかかる関係閣僚会合の姫路市開催を求める決議について、決議文を読み上げ、提案説明とさせていただきます。  本市は、平成17年3月に全国50都市目の国際会議観光都市に認定されており、MICE誘致の取組を積極的に進めているところである。  令和3年9月には、本市の新たなにぎわいと交流の拠点としてアクリエひめじが開館し、アクリエひめじでの初めての国際会議として同年10月に開催された第72回WHO西太平洋地域委員会では、会議参加者から1人の感染者を出すこともなく、コロナ禍による厳しい制約の中で会合を成功裏に終えるなど、着実に実績を積み上げてきている。  昭和27年以来、本市は、全国107自治体が加盟する一般財団法人太平洋戦全国空爆犠牲者慰霊協会の事務局を担っており、昭和31年には、手柄山中央公園内に「二度と戦争はしない」という誓いを込めた太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔が建立され、以降、毎年、同慰霊塔の下で全国の空爆犠牲者に鎮魂の祈りを捧げる追悼平和祈念式を開催するなど、戦後間もない頃から平和行政の取組を継続している。  また、本市は、海外姉妹都市6都市を有するほか、姫路城とフランスのシャンティイ城、イギリスのコンウィ城は姉妹城であり、ドイツのノイシュバンシュタイン城とは観光友好交流協定を締結しており、主要国首脳会議構成国との交流も盛んに行っている。  このような状況の中、姫路城が我が国で初めての世界遺産に登録されてから30周年を迎える令和5年には、主要国首脳会議が日本で開催される予定である。  主要国首脳会議にかかる関係閣僚会合が本市で開催されることになれば、築城以来、不戦の城と言われて平和の象徴である姫路城をはじめとする本市の伝統文化や産業等の魅力を世界に発信する絶好の機会となり、本市の地域経済の活性化や知名度向上などが期待され、本市にとって大きな意義があると言える。  よって、姫路市議会は、主要国首脳会議にかかる関係閣僚会合の姫路市開催を強く要望する。  以上、決議する。  令和4年2月21日 姫路市議会  以上のとおりであります。  議員各位におかれましては、本議案にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○萩原唯典 議長   以上で提案理由の説明は終わりました。  これより本件に対する質疑に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご発言がありませんので、質疑を終了します。  この際お諮りします。  本件については、委員会付託を省略したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  これより討論に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご発言がありませんので、討論を終了します。  これより採決に入ります。  議員提出議案第1号、2023年主要国首脳会議にかかる関係閣僚会合の姫路市開催を求める決議についてを採決します。  本件は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 ────────────────────── △日程第7
     議案第1号〜議案第11号及び   議案第13号〜議案第39号並びに   報告第1号〜報告第6号  日程第8   議案第12号 ○萩原唯典 議長   次に日程第7、議案第1号から議案第11号まで、及び議案第13号から議案第39号まで、並びに報告第1号から報告第6号まで、並びに日程第8、議案第12号をまとめて議題とします。  これより理事者に提案理由の説明を求めます。  清元市長。 ◎清元秀泰 市長  (登壇)  令和4年度予算案並びにこれに関する諸議案のご審議をお願いするに当たり、市政の基本方針と施策の大要を申し上げ、姫路市民の皆さま並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。  先人から受け継いだ「ふるさと・ひめじ」を未来に引き継ぐべく、令和という新しい時代の最初の姫路市長に就任した私は、市民の皆さまの3つのLIFE、「命」「一生」「くらし」を守り、支えることを使命と定め、人にやさしく、人をたいせつにする市政を推進してまいりました。  令和2年に入り、世界的災害ともいえる新型コロナウイルスとの長い闘いが幕を開けました。  市民の命を守ることを第一に、在宅療養者への手厚い訪問ケアのほか、コロナ専用病床を開設し、その運用に不可欠な医療人材を全国から確保するとともに、軽症者から重症者までに対応した医療ユニットを整備するなど、患者に寄り添った対策を迅速に講じてまいりました。  また、こうした感染対策と併せて、市民や事業者のくらしを支えるため、国の支援制度に加えて、新生児等への給付金の支給や、中小事業者への家賃支援やデジタル化支援のほか、プレミアム商品券の発行等による消費喚起や非接触環境の推進など、独自にさまざまな緊急経済対策を実施してまいりました。  さらに、ワクチン接種につきましても、「姫路の未来を守るプロジェクト」として、妊婦や大学受験生等への優先接種や姫路駅前での集団接種会場の設置などにより、市内接種対象者の8割以上の方が2回のワクチン接種を終えることができました。これまでの市民の皆さま、医療従事者の皆さまの献身的なご協力に深く感謝申し上げます。本市といたしましても、希望者への3回目のワクチン接種をしっかりと進めるとともに、必要な対策を果断に実行し、全力で市民生活を守ってまいる所存であります。  今年こそ、私たちは新しい生活様式の下、本格的に社会経済活動をコロナ禍以前の状態に戻していかなければなりません。  姫路でくらす全ての市民の皆さまが、未来への夢と希望を抱き、まちへの誇り、シビックプライドを持って、「このまちでくらして良かった、これからもこのまちに住み続けたい」と心から思っていただけるよう、ここに本市が取り組む施策のビジョンをお示しします。  コロナ禍においては、全国的に婚姻数と出生数の減少に拍車が掛かっています。子どもは社会の宝であり、地域の活力の源です。子どもを生み育てたいと思われる方が、子どもを持つことをためらう社会であってはなりません。たとえ「少子化対策に特効薬はない」と言われようとも、本市は真摯に、そして愚直なまでに、子どもたちへの支援、未来を育てる「ひとづくり改革」に取り組んでまいります。  また、コロナ禍をきっかけに、デジタル化の重要性が改めて認識されました。デジタル化そのものは目的ではなく、市民や事業者の皆さまの利便性向上や、さまざまな地域課題の解決を図るツールとして推し進めていくことが肝要です。本市は誰一人取り残すことなく、姫路に住む全ての方が便利さとくらしやすさを実感できるよう、生活の質を高める「デジタル改革」を加速してまいります。  デジタル化と併せて世界的に急務となっているのが、深刻化する地球温暖化への対策を進める「グリーン化」です。本市は国の「2050年カーボンニュートラル」の方針を受け、昨年2月、「ゼロカーボンシティ」を宣言いたしました。環境問題への対応は、これまで化石燃料に頼ってきた経済構造の大転換を意味しますが、これは必ずしも経済活動への足枷ではなく、成長に向けた絶好の機会でもあります。本市もこの潮流を的確に捉え、環境と経済の好循環を成功に導くため、成長を促す「グリーン改革」を率先してまいります。  これらの改革を進めるには、10年、20年先の未来を見据え、生活や産業を支えるインフラ(社会基盤)を整備し、まちの機能や魅力を向上させることが重要です。道路や河川、まちなみなどのハード整備を着実に進めつつ、地域を豊かにするにぎわい空間の創出といったソフト面にも力を注ぎ、毎日の生活を安全安心に、楽しく過ごすことができるよう、本市は発展を支える「まちづくり改革」を推進してまいります。  これらの施策の実行にあたり、コロナ禍の影響等による厳しい財政状況下で必要な財源を捻出するには、徹底した行財政改革が不可欠であります。令和4年度予算編成においては、令和3年度2月補正予算と一体的に編成するとともに、目的や効果の薄れた事業の廃止・見直しを行い、真に必要な施策に予算を集中配分いたしました。  具体的には、先に述べた「ひとづくり」「デジタル」「グリーン」「まちづくり」の4つの「改革」を、夢と希望に満ちた本市の未来を築くための「投資」として、「命」「一生」「くらし」に関わる3つのメインテーマに跨る「最優先課題」と位置付けました。その上で、テーマごとに7つの「重点施策」を設け、総合計画「ふるさと・ひめじプラン2030」の目指す都市像「ともに生き ともに輝く にぎわい交流拠点都市 姫路」の実現に向け、力強く市政を推進してまいります。  そのため、令和4年度予算につきましては、コロナ禍を契機とした社会の変革を、成長を生み出す機会と捉え、未来に向けて堅実かつ大胆に一歩を踏み出す、いわば「コロナ克服・未来投資予算」としております。  その結果、各会計予算は、  一般会計    2,178億円  特別会計(7会計)    1,109億円  企業会計(3会計)    588億円  総  額    3,875億円 となっております。  本年は、予算編成への私の想いを、より明確に皆さまにお伝えするため、主要な事業のうち、先に述べた4つの最優先課題及び7つの重点施策に掲げる、特に象徴的、先導的な施策を「リーディングプロジェクト」と銘打ち、本プロジェクトを中心に順次、ご説明申し上げます。  令和4年度においても、引き続き、市民の皆さまの「命」「一生」「くらし」をメインテーマに掲げ、これら3つのLIFEを守り、支え続けるため、集中的に取り組むべき課題として、4つの最優先課題を設け、本市独自の施策を展開してまいります。  1つ目の最優先課題は、未来を育てる「ひとづくり改革」であります。  誕生から子育て世代に至るまでのライフステージに応じた連続的な支援を充実させ、安心して子どもを生み育てられる環境を整えるため、主に次の施策に取り組んでまいります。  出会いから結婚、妊娠・出産期の支援については、結婚適齢期の世代の出会いサポートをはじめ、結婚、妊娠、出産・育児に至るまで、切れ目のない総合的な支援に取り組みます。  中学生等の若い世代に対し、結婚・出産などの将来のライフイベントに関する知識や情報を得るための、セミナーやワークショップを開催し、自身のライフプランについて考える機会を提供します。いわゆる「恋活・婚活」世代の出会いを応援するため、「ひょうご出会いサポートセンター」への会員登録や婚活イベントへの参加を、費用面から支援してまいります。  子どもが生まれる前後の妊産婦に対して、妊婦健康診査費を助成するほか、双子以上の妊婦には助成金を最大1万5千円加算します。また、市民として生まれた赤ちゃんへのお祝いとして、赤ちゃんのマイナンバーカードを活用して、民間キャッシュレス決済サービスで利用できる「ひめじポイント」5千円相当を付与します。さらに、赤ちゃんの誕生でお子さんが3人以上となる多子世帯に対しては、1世帯あたり最大4万5千円相当のポイントを別途付与し、経済的負担の軽減を図ります。  産後の母子や子どもの成長をサポートするため、令和5年度の開設に向け、思春期保健及び母子保健の包括的支援拠点となる「(仮称)母子健康支援センター(愛称:みらいえ)」の整備に着手するほか、思春期世代や子育て世代の方が気軽に利用できるオンライン相談を導入します。  学齢期からの支援については、学齢期の子どもたちをはじめ、幅広い世代に良質な学校環境と教育機会を提供します。  南部学校給食センターの本格稼働により、全ての市立中学校・義務教育学校で全員給食を実施できるようになったことを踏まえ、特に多子世帯の負担を軽減するため、本年4月から、市立小中学校、義務教育学校、特別支援学校において、第3子以降の給食費を無償化します。  また、義務教育を修了しないまま学齢期を経過した人、本国において義務教育を修了していない外国籍の人、不登校などさまざまな事情により十分な教育を受けられないまま卒業した人に対し、播磨地域で義務教育を受ける機会を実質的に保障するため、県内4校目となる夜間中学「姫路市立あかつき中学校」の令和5年4月開校を目指して、準備を進めます。  2つ目の最優先課題は、生活の質を高める「デジタル改革」であります。  市役所のデジタル化、地域社会のデジタル化、マイナンバーカードの普及・利用促進を一体的に進め、市民や事業者の皆さまの利便性向上と地域課題の解決につなげるため、主に次の施策に取り組んでまいります。  行政のデジタル化の加速については、行政手続のオンライン化・キャッシュレス化など市役所のデジタル化を進め、行政手続における市民の利便性向上と市役所業務の効率化を図ります。  本市が独自に運用している「姫路市オンライン手続ポータルサイト」に窓口予約機能、電子交付機能を追加するとともに、障害のある方の軽自動車税減免の継続や、放課後児童クラブの利用内容の変更などについて、新たにオンライン申請に対応するほか、戸籍証明、税務証明等のオンラインで申請可能な証明書の種類を増やします。また、保健所や医師会館等の集団検診会場における各種がん検診料の支払いについて、電子マネー決済に対応します。  市役所本庁までの移動が困難な人の負担を軽減するため、本庁と一部出先機関を専用端末で結び、本庁職員とのオンライン相談やオンライン申請を可能にする遠隔行政窓口を設置します。また、デジタルメディアの特性を効果的に活用し、市政情報の発信力をさらに強化してまいります。  さらに、新しい生活様式への対応として、スマートフォンやタブレット端末などから本が読める電子書籍の貸出サービスを行う「電子図書館」を開始します。併せて、マイナンバーカード利用者には図書の貸出上限冊数を増やすなどの特典を設けます。  マイナンバーカードの普及・利用促進については、デジタル社会の基盤となるマイナンバーカードの普及と多目的利用を促進し、市民生活の利便性向上を図ります。  市内の大学、企業、自治会等へ出向き、出張申請受付サービスを実施するほか、休日にも交付窓口を設置し、マイナンバーカードの取得機会の拡充を図ります。マイナンバーカードを活用したひめじポイント制度については、より広い層の市民が参加できるよう、ポイント付与対象を道路損傷箇所通報者や公共施設利用者等にも拡充します。また、どんぐりカードや図書館カードなどの各種市民カードのマイナンバーカードへの一体化や健康保険証としての利用を促進します。さらに、マイナンバーカード認証を行い、各種市民カードを「ひめじポイントアプリ」に登録して利用できるようにするなど、利便性向上を図ってまいります。  3つ目の最優先課題は、成長を促す「グリーン改革」であります。  世界的な地球温暖化対策への潮流を経済成長のチャンスと捉え、個人や企業、市役所のグリーン化を推進するため、主に次の施策に取り組んでまいります。  ゼロカーボンシティの推進については、2050年までの二酸化炭素の実質排出ゼロを目指し、姫路市域のグリーン化に取り組みます。  ゼロカーボンシティのシンボルとして、姫路城のゼロカーボン化、「ゼロカーボンキャッスル」を推進し、城内で使用する高圧電力の再生可能エネルギー100%への切り替えや、ライトアップのLED照明化、管理事務所が使用する公用車のEV(電気自動車)への更新を行ってまいります。  また、カーボンニュートラルを推進するため、市民や企業向けに、地球温暖化対策や省エネ、脱炭素化等について普及啓発するほか、EVや水素で走るFCV(燃料電池自動車)の普及を促進するため、購入費の一部を助成します。また、建物・住宅の省エネ・創エネ性能を高めるZEB・ZEH化を推進するため、事業所向け太陽光発電設備や家庭用蓄電システム等の設置費の一部を助成します。  4つ目の最優先課題は、発展を支える「まちづくり改革」であります。  公共空間の利活用や、スポーツ・文化の拠点整備などにより、人が集い、にぎわう仕組みや機会を創出するとともに、広域交通網の整備を着実に進め、ものづくり産業の国際競争力や防災・減災機能の向上を図るため、主に次の施策に取り組んでまいります。  にぎわいと感動にあふれるまちづくりについては、MICEや文化芸術等を通じて人が交流し、居心地が良く活気に満ちたまちを創造します。  姫路駅周辺のにぎわいを創出するため、公募により選定された「歩行者利便増進道路(通称:ほこみち)」の占用主体と沿道事業者が連携しながら、民間主導による大手前通りの魅力とエリア価値を高めていくための取り組みを促進します。また、中心市街地において、地元主体の公共空間利活用やリノベーションまちづくりを推進し、居心地が良く歩きたくなる、ウォーカブルなまちなかの形成を進めてまいります。さらに、JR姫路駅新幹線高架橋南側の側道の無電柱化と歩道美装化を進め、安全で快適な歩行者空間を確保します。  昨年9月にグランドオープンしたアクリエひめじでは、オープニングシリーズの重点実施期間に位置付ける本年の取り組みとして、開館1周年記念事業のほか、芸術性の高い舞台公演や有名アーティストのコンサートなど、多彩な催しを開催します。さらに、令和5年に日本での開催が予定されているG7サミット(主要国首脳会議)の関係閣僚会合の開催都市に名乗りを上げており、今後、誘致活動を強化してまいります。このような国際会議や学術会議などの本市への誘致活動を積極的に展開するとともに、開催を通じた新たなビジネス機会の創出と地域経済の活性化を図ってまいります。  ひめじ創生SDGsの推進については、SDGs未来都市として、グローカル人材の育成とグリーン化によるSDGsを推進します。  企業と学校が連携した環境学習の推進や、グリーンをテーマにした高校生と海外在住者との意見交換会などを通じて、SDGsマインドを持ったグローカル人材を育成し、国際的な意識と脱炭素型のライフスタイルを身に付けた若者が、住み慣れた地域で活躍するまちを目指してまいります。  また、市内企業のSDGsに対する取り組みを応援するため、「SDGs宣言」制度の普及促進を行うほか、姫路商工会議所創立100周年を記念した大規模展示会「Himeji SDGs EXPO2022」の開催への支援などを行います。  新県立病院の開院については、本年5月に開院する兵庫県立はりま姫路総合医療センター(愛称:はり姫)を中心とした、医療提供体制や救命救急体制の整備を進めます。  同病院の教育研修棟に開設される獨協学園姫路医療系高等教育・研究機構の円滑な運営に向け、建物使用料の一部を支援するほか、地元医師の教育・研修機会の充実を図るため、市が購入助成した、同機構のVR(仮想現実)内視鏡シミュレーターの活用を図ります。  併せて、姫路地域における医療人材を育成、確保するため、臨床研修医への奨励金貸与の募集定員を拡大するほか、姫路市医師会看護専門学校の運営費を助成します。さらに、新県立病院などで実施する救急ワークステーションに救急救命士を派遣し、病院実習を行うことで、救命処置の質の維持向上に努めてまいります。  手柄山中央公園の再整備については、感動と笑顔あふれる憩いの交流空間の創出に向け、手柄山中央公園の再整備を進めます。  「手柄山中央公園整備基本計画」に基づき、令和8年度中の完了に向け、引き続き、第1期整備に取り組んでまいります。主な施設として、国際大会やプロスポーツなどにも対応できる規模と機能を有する新体育館と、全天候型屋内競技用プールや流れるプールを備えた新市民プールの整備を進めます。併せて、東エントランス広場を整備するとともに、山陽電鉄手柄駅からの安全かつ快適な歩行者空間を確保するため、陸上競技場や中央体育館等へつながる手柄山線の歩道を整備します。  広域交通網の整備については、基幹道路ネットワークをはじめとする広域交通網の構築に向けた取り組みを推進します。  播磨臨海地域道路の早期整備に向け、国による本線ルート及び構造等の検討に合わせ、都市計画決定を見据えたアクセス道路等の検討を引き続き進めます。姫路港においては、国の国際物流ターミナル整備事業として新規採択された、姫路港広畑地区及び網干地区における港湾施設の一体的な整備の促進に、関係機関と共に取り組んでまいります。  ここまで申し上げた4つの最優先課題に集中的に取り組むとともに、3つのLIFEそれぞれを守り、支えるための7つの重点施策を進めてまいります。  メインテーマの第1は、「命」をたいせつにする市政であります。  市民の皆さまのかけがえのないたいせつな「命」をしっかりと守り、生涯にわたって健康に過ごせる社会の実現に向けて、主に次の重点施策に取り組んでまいります。  1つ目の重点施策は、「命を守る安全安心体制の充実」であります。  新型コロナウイルス感染症と新たな感染症への対策については、新型コロナウイルス感染症をはじめ、新たな感染症の発生に備え、対策を進めます。  新型コロナウイルスへの免疫を高めるため、希望者へのワクチン3回目接種を、できる限り前倒しで実施してまいります。妊婦とそのパートナー、高齢者施設等への新規入所者及び新規採用職員を対象とした無償PCR検査を継続し、感染再拡大やクラスター発生の抑止に努めるとともに、軽症者から重症者まで対応できる医療提供体制を堅持します。感染爆発時、病床が逼迫した場合でも、在宅療養者の重症化予防にしっかりと取り組み、医療崩壊を回避してまいります。  新型コロナウイルスのパンデミックを教訓に、今後、新興・再興感染症が発生した場合に備えて、国や県の動向を踏まえながら、感染防護具や検査試薬等について、平常時から計画的な購入・備蓄を行います。  そのほか、抗菌薬の不適切な使用により、感染時に抗菌薬が効かなくなるAMR(薬剤耐性)への警鐘を鳴らすべく、「AMR対策推進のまち」を宣言し、市民の皆さまや医療従事者の皆さまへの周知・啓発に努めてまいります。  地域医療提供体制の充実については、市民の命を守るため、医療機能の連携と提供体制の強化を図ります。  日常的な診療を担うかかりつけ医から、検査・入院治療を行う病院、高度な治療や救命救急を担う病院まで、各医療機関が役割に応じた機能を最大限に発揮できるよう、連携強化を図ります。  また、製鉄記念広畑病院閉院後の跡地を医療・介護ゾーンと位置付け、同ゾーンで後医療を担う医療機関の開設・運営に対して支援を行うとともに、周辺道路や下水道等のインフラ整備を実施し、利便性向上を図ってまいります。また、同ゾーンに整備される介護施設の建設費を助成します。  2つ目の重点施策は、「命輝く健康福祉社会の実現」であります。  生涯にわたり健康に過ごせる社会の実現については、シニア世代が健康づくりや生きがいづくりに取り組んでいただける環境を提供します。  高齢者に運動習慣を身に付けてもらう取り組みとして、科学的な知見に基づいた健康プログラムを作成し、健康講座等での活用を図ってまいります。  また、老朽化した家島老人福祉センターを、省エネ性能やWi−Fi環境が整ったフリースペースを備えた「(仮称)家島交流センター」として移転・再整備し、高齢者の健康増進、生きがいづくりを促進するとともに、コミュニティバスの停留所を併設し、住民や観光客などが気軽に立ち寄れる、多様な世代の交流拠点を目指します。  誰もがいきいきと生きられる社会の実現については、介護サービスを支える人材を確保・育成するとともに、高齢者、障害児・障害者への支援を充実させます。  不足している介護職員の確保・定着促進対策として、引き続き、UJIターン就職した介護職員等の転入に伴う初期費用への助成や、介護事業所におけるインターンシップの機会提供などを実施します。そのほか、介護職員のキャリアアップ支援やハラスメント対策など、介護現場の環境改善に取り組みます。  また、医療的ケアが日常的に必要な子どもたちの教育・保育を支える環境を支援するとともに、放課後等デイサービス・タイムケアの事業者に対する支援を拡充し、障害のある子どもやその保護者へのサービスの向上を図るほか、成年後見制度が利用しやすくなるよう、後見人への報酬助成の対象を拡充するなど、障害者・高齢者に優しいまちづくりを進めてまいります。  メインテーマの第2は、「一生」に寄り添う市政であります。  地域の特性に応じた取り組みを進めることにより、市域全体の魅力を向上させるとともに、市民が将来にわたり安心してくらせるまちづくりを進めるため、主に次の重点施策に取り組んでまいります。  1つ目の重点施策は、「躍動する地域づくりの推進」であります。  周辺地域の活性化の推進については、各地域の特性に応じた活性化を推進します。  「(仮称)道の駅姫路」の整備については、令和8年度の花田インター北東付近への開駅を目指し、令和3年度中に策定する基本計画の下、整備に向けて現況測量と基本設計等を進めます。  また、野生動物による農業被害等を軽減するため、有害鳥獣捕獲従事者の確保・育成を推進します。さらに、北部農山村地域の活性化に向け、地域の拠点整備の検討や地域おこし協力隊の活用、地域資源のブランディング等を進めてまいります。  2つ目の重点施策は、「安心して一生くらせる社会の実現」であります。  姫路地域強靭化の推進については、公共インフラの計画的な整備により、災害に強いまちづくりを進めます。  早期に老朽化等への対策が必要な公共建築物、橋りょう等の道路施設のほか、水道施設、下水道施設等の長寿命化及び耐震化を図るため、点検等に基づく修繕や更新等を計画的に実施し、予防保全型のインフラメンテナンスへの転換を推進します。  また、近年多発する豪雨等による浸水被害の軽減を図るため、河川をはじめ、雨水管や雨水ポンプ場等の整備に取り組みます。  さらに、災害等による停電への対応力を強化するため、水道施設への非常用自家発電設備の整備に取り組んでまいります。  メインテーマの第3は、「くらし」を豊かにする市政であります。
     観光や地域産業の振興により、アフターコロナを見据えた経済の活性化を促すとともに、くらしを充実させるスポーツに親しむ機会を提供するほか、くらしの利便性に直結する駅周辺を中心としたインフラ整備を推進するため、主に次の重点施策に取り組んでまいります。  1つ目の重点施策は、「くらしを豊かにする観光・産業の振興」であります。  アフターコロナを見据えた観光戦略の展開については、効果的なプロモーションによる誘客推進に取り組みます。  登録DMOとなった姫路観光コンベンションビューローを中心に、国や県、関係機関等と連携しながら、戦略的・効果的な観光地域づくりを推進し、国内はもとより、中長期的に海外も含めた誘客の促進を図ります。また、令和5年に世界遺産登録30周年を迎える姫路城において、プレイベントとしてLED照明を活用したイルミネーションイベントを開催します。さらに、姫路ゆかりの千姫を主人公とした大河ドラマの実現を目指し、関連イベントを開催するほか、千姫を活用したプロモーションを推進してまいります。  地域産業の活力増進については、多様な地域資源を活かした産業の活性化に向けて取り組みます。  農業の振興では、県と連携し、農業経営の法人化等に取り組む生産者に対し、スマート農業機械等の整備にかかる費用を最大400万円補助するほか、データ活用による効率化等、農業経営の多角化・高度化を支援します。水産業の振興では、小学生を対象に、専用の漁業体験見学船を活用した漁場での環境学習などを実施し、漁業への理解と関心を深めてもらうとともに、地元の食文化の継承と将来にわたる安定した魚食普及を目指します。  ブランド化の推進として、姫路産の旬の農水産物を生産者が自ら紹介する動画を制作、配信し、消費者と顔の見える関係性を構築することで、販路拡大を図るとともに、地元消費者の「地消」を喚起するため、新たに「農林水産フェア」を実施します。併せて、地場産品のブランド化を進めるため、播磨地域の特色である「醸造」に着目した「醸す 造る 播磨」プロジェクトに取り組むほか、学生と連携し、地場産業・地場産品のイメージアップや国内外での販路拡大を図ってまいります。  また、アフターコロナを見据えた本市中小企業のさらなる発展に向け、デジタル機器等を活用した生産性向上の取り組みやビジネスモデルの変革など、中小企業等のデジタル化を支援するほか、プレミアム付きデジタル商品券等の発行により、市民生活へのデジタル化の浸透を図るとともに、購買意欲を刺激し、需要拡大による地域経済の活性化を促進してまいります。  2つ目の重点施策は、「くらしを充実させるスポーツ・文化の振興」であります。  「する」「みる」「ささえる」スポーツの推進については、市民の健康とくらしを充実させるため、多様な形でのスポーツ参画人口の拡大を図ります。  野球を楽しむ空間として幅広い世代から愛されている姫路球場について、夏季の熱中症対策をはじめ、トップアスリートが集結するプロ野球や全国規模の大会などの誘致のため、令和5年度中の完成を目指して、ナイター照明等の設置に向けた実施設計を行います。  また、市内でスポーツをしている小中学生やその指導者、障害者、高齢者を対象として、専門家やアスリートによる、スポーツ医学に関する講演会やシンポジウム等を開催します。  世界遺産姫路城マラソンをより魅力的な大会とするため、募集定員の拡大やふるさと納税を活用したランナー特別枠の設置を行うほか、招待選手などトップアスリートの招致により、競技性の向上を図ってまいります。  さらに、ペタンクやポールウォーキングをはじめ、東京2020パラリンピック競技大会で実施され、認知度が高まったボッチャなど、子どもから高齢者まで、障害の有無を問わず、誰もが参加しやすいニュースポーツの普及に取り組み、スポーツ人口の増加につなげます。  3つ目の重点施策は、「都市の価値を高める基盤整備の推進」であります。  公共施設・インフラ等の計画的な保全・整備については、交通結節点となる駅周辺の整備を推進し、コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりを進めます。  手柄山中央公園の第1期再整備が完了する令和8年春の開業に向けた手柄山JR新駅の整備や、JR英賀保駅の北改札口新設及び自由通路の整備に着手するほか、製鉄記念広畑病院閉院後の医療・介護ゾーンの整備に向け、山陽電鉄夢前川駅のバリアフリー化、駅南側ロータリー及び周辺道路の整備に取り組んでまいります。  以上、LIFEに跨る、4つの最優先課題と、LIFEを守り、支えるための7つの重点施策について、リーディングプロジェクトを中心にご説明を申し上げました。  コロナ禍によって、多くのかけがえのない命が失われました。また、感染拡大防止のため、施設入所者などへの面会制限やふるさとへの帰省自粛を余儀なくされ、たいせつな人に会えない時間が増えました。それは本当につらく、悲しいことです。多くの人が、いつ終わるとも知れない感染症との闘いに、やり場のない思いを抱えています。  だからこそ私は、こうした状況を打破し、市民の皆さまの未来に希望の灯をともしたい。  「財を遺すは下、事業を遺すは中、人を遺すは上なり。されど財無くんば事業保ち難く、事業無くんば人育ち難し。」  医師・政治家であり、空前の大規模検疫の断行により、伝染病から国民を守り、帝都復興事業により、関東大震災から首都をよみがえらせた後藤新平が、亡くなる間際に遺した言葉として伝えられています。  厳しい時代にあっても、姫路が将来にわたって魅力あるまちとして存続、発展していくためには、健全な財政を維持することも、大規模な事業を推進することも必要ではありますが、何よりも、姫路の未来を支える人を育て、先人の遺産を引き継ぎ、発展させていくことがたいせつです。  未来を担う子どもたちはもちろん、年齢や性別、障害の有無を問わず、あらゆる人が自分らしく豊かな人生を送り、活躍することができる土壌を築き上げること。今こそ、こうした「ひとづくり」のために、惜しむことなく「投資」を行うべきであります。  同じことは市役所にも言えます。どんなに優れた職員でも、一人でできることには限界があります。一人ひとりが知恵を振り絞り、全員が心を一つにして、市民の皆さまの幸せのために全力を尽くす。そのような人材を、組織を育てていくことが、市政の発展につながると確信しております。  本年4月には、私が市長に就任してから4年目を迎えます。これまで、市民の皆さまのLIFEを守り、支えるため、市民の皆さまの声を何よりもたいせつにし、全身全霊で市政に取り組んでまいりました。  コロナ禍において、本市は感染対策と経済対策の両面から、緊急かつ実効性の高い施策を実行してまいりましたが、私自身はこれができる限りの全てなのか、本当にやり残したことはないのかと、常に自問自答と苦悩の日々の連続でした。そのような中、医療従事者の皆さまをはじめ、多くの方が姫路のため、市民のために日夜、心を砕いておられる姿を目の当たりにし、頭の下がる思いでありました。  本年は、市民の皆さま、関係者の皆さま全員の頑張りにお応えできるよう、これまでの辛抱を反転攻勢のエネルギーに変え、アフターコロナを見据えた市政を果敢に進めてまいります。  市民の皆さま、議員の皆さま、関係者の皆さま。今こそ、共に力を合わせてこの難局を乗り越え、明るい未来を切り拓き、姫路の創造的復興を進めてまいりましょう。姫路にはそれだけの底力があると私は信じています。  市民の皆さま並びに議員各位のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、令和4年度の所信表明といたします。  令和4年2月21日  姫路市長 清元 秀泰  引き続きまして、ただいま上程されました議案のうち、私から、議案第22号、姫路市副市長定数条例の一部を改正する条例についてご説明を申し上げます。  この議案は、副市長の定数を2人から3人に改めようとするものでございます。  新型コロナウイルス感染症や鳥インフルエンザのような緊急時における危機管理対応においては、市長をトップとした指揮系統により、組織的に対応する体制を構築することが重要でありますが、一方で、平時においても内部統制に取り組み、行政運営に支障を及ぼすリスクに対し、先手を打って対応策を講じるなど、事務の適正な執行を確保することができる体制を構築することが重要であると考えております。  また、近年、行政需要が多様化し、高度な判断や高いレベルでの調整が求められる行政課題が増加する中で、様々な行政課題に対して、即応性を確保しつつ、きめ細やかに対応するためには、組織体制の強化が必要であると考えております。  これらのことを踏まえ、副市長を3人体制とし、本市の重要施策については、それぞれの副市長が特命的に役割を担い、私と緊密に連携を図りながら推進してまいりたいと考えております。  説明は以上でございますが、何とぞよろしくご審議をいただきまして、原案にご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○萩原唯典 議長   佐野副市長。 ◎佐野直人 副市長  (登壇)  引き続きまして、私からは、予算議案についてご説明を申し上げます。  まず、令和4年度姫路市予算につきましては、先ほど市長より編成大綱をご説明申し上げましたので、私からは議案ごとにその概要を計数的にご説明申し上げます。  令和4年度の予算規模は、一般、特別、企業会計の総額を、3,875億3,495万4,000円といたしております。前年度に比べまして、9億1,511万5,000円の増となっております。  一般会計は、2,178億円で、前年度に比べ4億円、0.2%の減となっております。  特別会計は、卸売市場事業など7会計、総額1,108億8,490万7,000円で、前年度に比べ6億232万3,000円、0.5%の減となっております。  企業会計は、水道事業など3会計、総額588億5,004万7,000円で、前年度に比べ19億1,743万8,000円、3.4%の増となっております。  それでは、会計ごとに順次ご説明申し上げます。  まず、議案第1号、令和4年度姫路市一般会計予算につきまして、歳入予算から順次ご説明申し上げます。  まず、市税は970億円を、景気動向や税制改正等を勘案して計上いたしております。前年度に比べまして、47億円、5.1%の増となっております。  地方譲与税14億8,340万円、利子割交付金6,500万円、配当割交付金5億1,700万円、株式等譲渡所得割交付金6億5,700万円、法人事業税交付金13億7,000万円、地方消費税交付金126億円、ゴルフ場利用税交付金3,900万円、環境性能割交付金2億4,100万円、国有提供施設等所在市助成交付金700万円、地方特例交付金7億3,100万円はそれぞれの制度や地方財政計画等を勘案して計上いたしたものでございます。  地方交付税は、国の制度改正や市税等の状況を勘案の上、105億円を計上いたしております。  交通安全対策特別交付金は、1億900万円を計上いたしております。  分担金及び負担金は、保育所の利用者負担金などで9億6,618万4,000円を、使用料及び手数料は、市営住宅使用料などで53億2,874万5,000円を計上いたしております。  国庫支出金401億5,956万円、県支出金149億892万1,000円は、それぞれ法令等に基づき計上いたしたものでございます。  財産収入は、普通財産売払収入などで6億2,884万2,000円を、寄附金は、ふるさとひめじ応援寄附金などで3億2,340万2,000円を、繰入金は、財政調整基金繰入金などで42億4,668万6,000円を計上いたしております。  諸収入は、貸付金元利収入等で70億3,066万円を、市債は188億8,760万円を計上いたしております。  以上で、一般会計歳入予算総額は2,178億円で、歳出予算の見合い財源となっております。  次に、歳出についてご説明申し上げます。  議会費は、議会活動に必要な諸経費で10億1,980万7,000円を計上いたしております。  総務費は160億2,549万5,000円を計上いたしております。  民生費は、児童、高齢者等の福祉事業費などで901億7,817万4,000円を計上いたしております。  衛生費は、じん芥収集に要する経費などで175億8,333万5,000円を計上いたしております。  労働費は、勤労者支援に要する経費などで3億800万1,000円を計上いたしております。  農林水産業費は、農林水産業の経営の安定と基盤整備等に要する経費で20億7,057万6,000円を計上いたしております。  商工費は、地域経済対策等に要する経費で73億3,076万9,000円を計上いたしております。  土木費は218億2,896万2,000円を計上いたしております。  消防費は、防災対策に要する経費を含みまして73億3,312万7,000円を計上いたしております。  教育費は202億1,628万6,000円を計上いたしております。  公債費は235億4,092万8,000円を計上いたしております。  諸支出金は、公営企業費などで101億6,454万円を、予備費は2億円を、それぞれ計上いたしております。  以上、一般会計歳出予算総額は2,178億円となっております。  次に、債務負担行為につきましては、奨学金返還支援事業費等について、それぞれ債務を負担すべき期間及び限度額を定めるものでございます。  次に、地方債でございますが、令和4年度に借入れをいたします長期債188億8,760万円を、起債の目的ごとに区分し、それぞれ起債の方法、利率などを定めるものでございます。  その他、一時借入金の最高額は250億円、歳出予算の流用の範囲を定めております。  以上で、一般会計予算の説明を終わります。  続きまして、特別会計予算についてご説明申し上げます。  議案第2号、令和4年度姫路市卸売市場事業特別会計予算は、管理費、施設整備費など、総額16億2,696万2,000円を計上いたしております。  その他、地方債について定めております。  議案第3号、令和4年度姫路市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算は、母子父子寡婦の福祉資金貸付事務に要する経費といたしまして、総額1億529万4,000円を計上いたしております。  議案第4号、令和4年度姫路市国民健康保険事業特別会計予算は、医療給付費、後期高齢者支援金、介護納付金などの事業勘定と、家島診療所の施設管理費などの直営診療施設勘定を合わせまして、総額539億3,316万1,000円を計上いたしております。  議案第5号、令和4年度姫路市介護保険事業特別会計予算は、保険給付費、地域支援事業費などで、総額463億8,324万1,000円を計上いたしております。  議案第6号、令和4年度姫路市後期高齢者医療事業特別会計予算は、広域連合納付金、保健事業費などで、総額83億3,820万9,000円を計上いたしております。  議案第7号、令和4年度姫路市奨学学術振興事業特別会計予算は、奨学事業、学術振興事業などに要する経費で、総額2,758万8,000円を計上いたしております。  議案第8号、令和4年度姫路市財政健全化調整特別会計予算は、特別会計等財政健全化調整基金積立金などで、総額4億7,045万2,000円を計上いたしております。  以上で、特別会計予算の説明を終わります。  続きまして、各企業会計予算についてご説明申し上げます。  議案第9号、令和4年度姫路市水道事業会計予算についてご説明申し上げます。  収益的収入及び支出でございますが、収入につきましては127億4,157万円を、支出につきましては104億3,448万9,000円を計上いたしております。  資本的収入及び支出につきましては、施設・設備の建設改良費などで78億4,993万2,000円の支出を見込んでおり、その財源といたしましては、企業債、補助金及び出資金等を予定いたしております。  その他、債務負担行為、企業債、一時借入金の限度額、予定支出の各項の経費の金額の流用、議会の議決を経なければ流用することのできない経費、他会計からの補助金、棚卸資産購入限度額について定めております。  次に、議案第10号、令和4年度姫路市都市開発整備事業会計予算についてご説明申し上げます。  収益的収入及び支出でございますが、収入につきましては、えい地貸付等営業収益及び営業外収益で1億169万4,000円を、支出につきましては、土地売却原価、一般管理費等の営業費用及び営業外費用などを合わせまして1億49万1,000円を計上いたしております。  資本的収入及び支出でございますが、都市開発事業で2億200万円の支出を見込んでおります。  その他、予定支出の各項の経費の金額の流用、議会の議決を経なければ流用することのできない経費について定めております。  次に、議案第11号、令和4年度姫路市下水道事業会計予算についてご説明申し上げます。  下水道事業、コミュニティ・プラント事業及び集落排水事業を合わせました収益的収入及び支出でございますが、収入につきましては198億929万6,000円を、支出につきましては194億7,513万9,000円を計上いたしております。  資本的収入及び支出でございますが、支出につきましては、施設・設備の建設改良費、企業債償還金などで207億8,799万6,000円の支出を見込んでおり、その財源といたしましては、企業債、補助金及び出資金等を予定いたしております。  その他、債務負担行為、企業債、一時借入金の限度額、予定支出の各項の経費の金額の流用、議会の議決を経なければ流用することのできない経費、他会計からの補助金、棚卸資産購入限度額について定めております。  以上をもちまして、令和4年度姫路市各会計の予算の説明を終わります。
     続きまして、議案第12号、令和3年度姫路市一般会計補正予算(第11回)についてご説明申し上げます。  歳入歳出予算の補正は6億4,150万円の増額でございまして、補正後の予算規模は2,436億904万9,000円となっております。  それでは、歳出からご説明申し上げます。  民生費におきまして、所得制限超過により国の補助対象外となる子育て世帯への給付事業として、子育て世帯臨時特別給付金給付事業費に6億4,150万円を計上いたしております。  次に、歳入についてご説明申し上げます。  国庫支出金は、歳出でご説明申し上げました事業費の財源として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を計上いたしております。  繰越金につきましては、今回の補正に係る所要一般財源を補正しようとするものでございます。  次に、繰越明許費の補正でございますが、先ほどご説明いたしました子育て世帯臨時特別給付金給付事業費の給付事務費及び給付金につきまして、本年度内に事業の完了見通しが得られないため、これを翌年度に繰り越して執行いたしたく、繰越しの予算措置をお願いするものでございます。  続きまして、議案第13号、令和3年度姫路市一般会計補正予算(第12回)についてご説明申し上げます。  歳入歳出予算の補正は110億5,123万円の増額でございまして、補正後の予算規模は2,546億6,027万9,000円となっております。  それでは、歳出からご説明申し上げます。  総務費につきましては、国・県支出金返還金に7,500万円を、基金の追加積立として、21世紀都市創造基金積立金に20億円を、国の補正予算に伴います補助事業費の増により、窓口機器運用費に1,166万8,000円をそれぞれ計上いたしております。  民生費につきましては、利用者の増により介護給付費に8,439万2,000円を、障害児通所支援給付費に2億5,041万6,000円を、クラスター発生事業所等への支援として、老人福祉施設等感染拡大防止支援事業費に1,551万円をそれぞれ計上いたしております。  衛生費につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種事業費に5億1,536万6,000円を、保健医療推進基金積立金に3,200万円を、中播衛生施設事務組合負担金に281万4,000円をそれぞれ計上いたしております。  農林水産業費につきましては、国の補正予算に伴います補助事業費の増により、強い水産業づくり推進事業費に2億8,819万4,000円を、県営土地改良事業負担金に5,506万4,000円を、森林環境整備基金設置に伴い、同基金への積立金として1,500万円をそれぞれ計上いたしております。  商工費につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響下において業績回復に取り組む事業者等への支援として、中小企業等一時支援金に7億円を計上いたしております。  また、融資預託の減により工場立地奨励事業費を1億8,742万円の減額といたしております。  土木費につきましては、国の補正予算等に伴います補助事業費の増により地方道整備事業費に2億2,700万円を、橋りょう補修事業費に1億970万円を、手柄山中央公園整備事業費に2億9,000万円を、空き家対策事業費に1,252万円をそれぞれ計上いたしております。  教育費につきましては、国の補正予算に伴います補助事業費の増により、教育総務費では学校保健体育総務費1億5,995万円を、小学校費では校舎整備事業費12億3,569万8,000円、屋内運動場整備事業費1億7,676万2,000円、給食室整備事業費3億1,240万8,000円を、中学校費では校舎整備事業費13億758万円、屋内運動場整備事業費1億9,824万2,000円、造成整備事業費10万円、格技場整備事業費1億436万7,000円をそれぞれ計上いたしております。  また、国の補助不採択などにより、小学校費では造成整備事業費3,019万3,000円、付属施設整備事業費3,077万5,000円を、中学校費では付属施設整備事業費3,939万2,000円をそれぞれ減額いたしております。  諸支出金につきましては、基金積立金として財政調整基金積立金に10億円、減債基金積立金に21億5,925万9,000円をそれぞれ計上いたしております。  次に、歳入についてご説明申し上げます。  国庫支出金、県支出金につきましては、歳出でご説明いたしました補助事業の財源として、制度に基づき計上いたしております。  寄附金につきましては、保健医療推進事業費寄附金の増を計上いたしております。  諸収入につきましては、融資預託金の減に伴います貸付金元利収入の減を計上いたしております。  市債につきましては、補助事業の財源として制度に基づき計上するほか、地方交付税の追加交付に伴い臨時財政対策債を減額いたしております。  繰入金につきましては、保健医療推進基金からの繰入金のほか、今回の補正に係る所要一般財源として財政調整基金繰入金を補正しようとするものでございます。  また、地方交付税につきましては、追加交付分を増額するほか、繰越金につきましても今回の補正に係る所要一般財源として補正しております。  次に、繰越明許費の補正は、窓口機器運用費など53事業につきまして、年度内に事業の完了見通しが得られないため、これを翌年度に繰り越して執行いたしたく、繰越しの予算措置をお願いするものでございます。  また、地方債の補正は、今回の補正に係る借入限度額の変更をお願いしようとするものでございます。  続きまして、議案第14号、令和3年度姫路市卸売市場事業特別会計補正予算(第2回)についてご説明申し上げます。  歳入歳出予算の補正は59億313万7,000円の増額で、補正後の予算規模は71億8,609万2,000円となっております。  歳出からご説明申し上げますと、国の補正予算に伴います補助事業費の増により、市場施設整備事業費として、59億313万7,000円を計上いたしております。  次に、歳入についてご説明申し上げますと、県支出金、市債を制度に基づき計上するほか、繰越金を特定財源として計上いたしております。  次に、繰越明許費の補正は歳出で申し上げました市場施設整備事業費につきまして、本年度内に事業の完了見通しが得られないため、これを翌年度に繰り越して執行いたしたく、繰越しの予算措置をお願いするものでございます。  続きまして、議案第15号、令和3年度姫路市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2回)についてご説明申し上げます。  事業勘定の歳入歳出予算の補正は7億2,961万6,000円の増額で、補正後の予算規模は553億9,897万1,000円となっております。  歳出からご説明申し上げますと、一般療養給付費として3億2,764万円を、一般高額療養費として4億197万6,000円をそれぞれ計上いたしております。  次に歳入についてご説明申し上げます。  県支出金を制度に基づき計上しております。  最後に、議案第16号、令和3年度姫路市下水道事業会計補正予算(第1回)についてご説明申し上げます。  資本的収入及び支出の補正でございますが、支出につきましては、国の補正予算に伴います補助事業費の増により、建設改良費を17億9,900万円増額いたしており、補正後の予算額は213億5,130万円となっております。  収入につきましては、企業債を8億9,950万円、国庫補助金を8億9,950万円それぞれ増額いたしており、補正後の予算額は147億2,783万2,000円となっております。  以上、簡単ではございますが、令和4年度予算並びに本年度補正予算の説明を終わります。  何とぞよろしくご審議いただき、原案にご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○萩原唯典 議長   和田副市長。 ◎和田達也 副市長  (登壇)  引き続きまして、私から、議案第22号以外の一般議案並びに報告案件についてご説明申し上げます。  議案第17号、姫路市森林環境整備基金条例につきましては、森林の整備に関する施策及び森林の整備の促進に関する施策に要する経費の財源に充てるため、姫路市森林環境整備基金を設けようとするものでございます。  議案第18号、姫路市公告式条例の一部を改正する条例につきましては、行政手続等に係る押印の見直しに伴い、公表を要する規程及び告示、公告その他の公示の掲出に係る押印を廃止するほか、掲示する期間の原則を定める等の規定整備をしようとするものでございます。  議案第19号、姫路市職員定数条例の一部を改正する条例につきましては、水道局及び下水道局を廃止し上下水道局を設置することに伴い、水道局の職員定数を廃止し新たに上下水道局の職員定数を定めるとともに、美術館に係る事務等を市長部局へ移管することに伴い、教育委員会事務局の職員定数を減員しようとするものでございます。  議案第20号、姫路市事務分掌条例の一部を改正する条例につきましては、新たに上下水道局を設置するなど組織及び機構の見直しを行い、施策の重点的な実施と行政の効率的な執行を図ろうとするものでございます。  議案第21号、姫路市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、非常勤職員である国家公務員について、育児休業等の取得要件の緩和が図られ、各省庁の長が育児休業制度等の周知等の措置を講じなければならないとされることから、本市においても非常勤職員の育児休業及び部分休業の取得要件を緩和し、任命権者に同様の措置を講じるよう義務付けしようとするものでございます。  議案第23号、姫路市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、国民健康保険法が改正され、未就学児に係る国民健康保険料の被保険者均等割額の減額措置が導入されることに伴い、未就学児に係る基礎賦課額の被保険者均等割額を、基礎賦課額の被保険者均等割の保険料額から当該額に10分の5を乗じて得た額を控除して得た額とする規定を新たに設けるほか、同法の改正に伴う規定整理をしようとするものでございます。  議案第24号、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例につきましては、個人番号カードを健康保険証として利用することに伴い、個人番号及び特定個人情報を利用することができる姫路市福祉医療費助成条例による医療費の助成に関する事務について、当該事務を処理するために市長が必要な限度で利用することができる特定個人情報に、健康保険給付関係情報等の情報を加えようとするものでございます。  議案第25号、姫路市指定障害児通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める厚生労働省令が改正され、看護職員及び機能訓練担当職員の配置に係る規定整理が行われたことに伴い、姫路市指定障害児通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例について省令と同様の改正をしようとするものでございます。  議案第26号、姫路市民生委員定数条例の一部を改正する条例につきましては、民生委員の定数を3人増員し935人としようとするものでございます。  議案第27号、姫路市保健所運営協議会条例の一部を改正する条例につきましては、姫路市保健所運営協議会の委員について、姫路市附属機関等の設置及び運営に関する基本的指針等を踏まえ、委員の定数を25人以内から20人以内とするほか、委員の構成に係る規定を見直そうとするものでございます。  議案第28号、姫路市立幼保連携型認定こども園条例の一部を改正する条例につきましては、令和5年4月から姫路市立四郷和光保育所及び姫路市立四郷幼稚園を統合し、幼保連携型認定こども園として姫路市立四郷和光こども園を設置しようとするものでございます。  議案第29号、キャスパ地下駐車場条例の一部を改正する条例につきましては、キャスパ地下駐車場に係る駐車料金について指定管理者が収入する利用料金制度を中止し、市が歳入する使用料とすることに伴い、使用料を利用料金制度における料金と同額とするほか、規定整備をしようとするものでございます。  議案第30号、姫路市特別指定区域指定等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、都市計画法施行令が改正され、地域の実情に照らしやむを得ない場合には、開発区域周辺の状況により災害危険区域等における開発が例外的に許容されたことに伴い、特別指定区域の指定において、災害危険区域等内の指定しようとする区域及びその周辺において防災施設の整備等の状況を勘案して市長が著しい危害が生ずるおそれがないと認めるものを指定することができることとしようとするものでございます。  議案第31号、姫路市道路附属物自動車駐車場条例の一部を改正する条例につきましては、大手前地下駐車場に係る駐車料金について、先にご説明いたしましたキャスパ地下駐車場と同様に使用料を利用料金制度における料金と同額とするほか、規定整備をしようとするものでございます。  議案第32号、姫路市消防団条例の一部を改正する条例につきましては、国において非常勤消防団員の報酬等の基準が定められたことに伴い、消防団員の報酬を定めるとともに災害出動に対する報酬及び費用弁償を支給する規定を設けるほか、規定整理をしようとするものでございます。  議案第33号、姫路市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきましては、年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律により、株式会社日本政策金融公庫及び沖縄振興開発金融公庫が行う恩給担保貸付事業のうち、年金たる補償を受ける権利をこれらの公庫に担保に供するものが廃止されることに伴い、条例に基づき傷病補償年金等を受ける権利を担保の提供の禁止の例外としないこととするものでございます。  議案第34号、姫路市立学校条例の一部を改正する条例につきましては、本市に夜間中学として姫路市立あかつき中学校を設置しようとするほか、置塩幼稚園、四郷幼稚園、豊富幼稚園及び城西幼稚園を廃止しようとするものでございます。  議案第35号、包括外部監査契約の締結につきましては、公認会計士の山本康善氏と監査の実施及び監査結果に関する報告を内容とする包括外部監査契約を締結しようとするものでございます。  議案第36号、市道路線の認定及び廃止につきましては、33路線を市道として認定するとともに、6路線を路線認定替え等により廃止しようとするものでございます。  議案第37号、辺地に係る公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画を定めることにつきましては、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、家島辺地において老朽化した老人福祉センターの建替え並びに家島浄化センターの修繕及び改築を推進するため、公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画を定めようとするものでございます。  議案第38号及び議案第39号は、いずれも議決更正についてでございます。  議案第38号は、令和2年12月21日に議案第142号にてご議決をいただきました姫路市中央卸売市場(新設市場)新築工事請負契約につきまして、契約金額を1億1,714万7,839円増額しようとするものでございます。  議案第39号は、昨年6月28日に議案第73号にてご議決をいただきました、都市計画道路広畑幹線ほか1路線橋梁下部(その1)工事請負契約について、工期を令和4年6月30日までとしているものを令和5年3月30日まで延長するとともに、契約金額を1億2,466万6,698円増額しようとするものでございます。  報告第1号から報告第6号までは、いずれも専決処分の報告についてでございまして、市長の専決処分事項に関する条例の規定に基づき、法律上市の義務に属する損害賠償額の決定並びに市営住宅の管理上必要な訴えの提起及び和解につき専決処分いたしましたので、そのご報告をするものでございます。  以上で、一般議案並びに報告案件の説明は終わります。  何とぞよろしくご審議いただきまして、原案にご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○萩原唯典 議長   以上で提案理由の説明は終わりました。  これより日程第8、議案第12号について質疑に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご発言がありませんので、質疑を終了します。  この際お諮りします。  本件については、委員会付託を省略したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  これより討論に入ります。  ご発言はございませんか。 (「なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご発言がありませんので、討論を終了します。  これより採決に入ります。  議案第12号、令和3年度姫路市一般会計補正予算(第11回)を採決します。  本件は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご異議なしと認めます。
     よって、本件は原案のとおり可決されました。 ────────────────────── △日程第9  中播衛生施設事務組合議会議員選挙の件 ○萩原唯典 議長   次に日程第9、中播衛生施設事務組合議会議員の選挙を行います。  お諮りします。  この選挙の方法は、指名推選によりたいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご異議なしと認めます。  よって、指名推選によることに決しました。  お諮りします。  指名の方法については、議長において指名することにしたいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご異議なしと認めます。  よって、議長において、今里朱美議員を指名します。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご異議なしと認めます。  よって、ただいま指名しました今里朱美議員が当選人と決定しました。 ────────────────────── ○萩原唯典 議長   以上で本日の日程は終了しました。  お諮りします。  明日22日から3月2日までの9日間は、議案調査等のため休会したいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○萩原唯典 議長   ご異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  次の本会議は、3月3日午前10時から再開します。  本日はこれで散会します。  どうもありがとうございました。      午後0時00分散会 ────────────────────── 地方自治法第123条第2項により署名する。   姫路市議会議長      萩   原   唯   典   会議録署名議員      小   林   由   朗      同         常   盤   真   功      同         金   内   義   和...