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06月11日-02号

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  1. 塙町議会 2021-06-11
    06月11日-02号


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    令和 3年  6月 定例会(第5回)          令和3年第5回塙町議会定例会会議録議事日程(第2号)                     令和3年6月11日(金)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(13名)     1番  金澤太郎君      2番  菊地哲也君     3番  鈴木元久君      4番  吉村守広君     5番  七宮広樹君      6番  下重義人君     7番  吉田広明君      8番  青砥與藏君     9番  吉田克則君     10番  鈴木 茂君    11番  藤田一男君     12番  鈴木孝則君    13番  割貝寿一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長        宮田秀利君     教育長       秦 公男君  総務課長      白石憲男君     町民課長      近藤正伸君  健康福祉課長    藤成寛味君     農林推進課長    江田一寛君  まち振興課長    吉成知温君     まち整備課長    藤田衛昌君  生活環境課長    大寺弘文君     会計管理者     星 忠吉君  農業委員会事務局長 渋谷孝弘君     学校教育課長    佐藤光一君  生涯学習課長    生田目敏夫君    選挙管理委員会書記長                                白石憲男君  代表監査委員    金澤忠良君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長    藤田淳一      書記        関根宏二               開議 午前 9時00分 △開議の宣告 ○議長(割貝寿一君) ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(割貝寿一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 なお、本日の会議はビデオ撮影をいたします。後日、インターネットにて配信する予定となっておりますので、ご了承願います。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(割貝寿一君) これから諸般の報告を行います。 6月10日付で鈴木茂君ほか4名から発議書1件が提出されました。その写しをお手元に配りました。 これで諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(割貝寿一君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従い、発言を許します。--------------------------------------- △鈴木茂君 ○議長(割貝寿一君) 10番、鈴木茂君。 持ち時間は10時1分までです。 鈴木茂君。     〔10番 鈴木 茂君登壇〕 ◆10番(鈴木茂君) おはようございます。10番議員、鈴木茂です。 本日は3点通告した内容に従って一般質問をしたいと思います。 まず、質問の前に一言お話をしますが、先日、町に多大な貢献があり、ゆかりがあった漫画家の富永一朗さんが96歳でお亡くなりになりました。お悔やみを申し上げたいと思います。 富永先生とは、私はそんなに接点はなかったんですが、今から20年以上前ですか、非常に先生が元気なうちにお話を聞く機会がありまして、そのとき富永さんいわく、いや、私は糖尿病持ちであると言って元気だったんですが、よく世の中に無病息災という言葉があるが私は病気一つをもって一病息災がいいと思うんだと、一病息災のほうが健康に気をつけて長生きできるんだと、そういう話を聞きまして非常に感心したことがありましたが、本当にそれを守られまして、96歳という天寿を全うされました。ご冥福をお祈りいたします。 それでは、まず1点、コロナ補助金利用による高額レンタ車購入について伺います。 これは、コロナ補助金と簡単に言いましたが、非常に補助金の名前が新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金と、そういうのを使って買ったということで、先日、総務で所管事務をやったわけですが、その中で電動アシスト付の自転車を購入して湯遊ランドと観光協会ですか、そこに補助をしたという内容の説明がありました。 電動アシスト付自転車なんですが、私がネット等で調べたのは一般的なものは七、八万円、高額でも12万円ぐらいになると、結構高額であるんですよね。ところが、今回購入したのは35万9,000円のが3台、26万9,000円が5台、18万5,000円が2台、11万4,000円が4台ということで、35万9,000円って非常に高額な自転車なんですが、この補助金でありますので町の腹は痛まなかったと思うんですが、一般的な庶民感覚でいいますと35万円だの28万円の自転車は購入が必要であったのかどうか、なぜこのような高額な自転車、レンタサイクルなんですが買ったのか、その理由をお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員承知のように、町では、令和2年度、新たな観光ビジネス展開促進へのサイクルツーリズム推進事業、これを実施いたしております。新型コロナウイルス感染症収束後、新たな観光ビジネスとしてサイクルツーリズム推進のための補助金として、お話のように振興公社、そして町観光協会へと補助金を交付をいたしました。 このレンタサイクル、この高額な自転車の購入の理由ということでありますが、レンタサイクル車購入の理由及び詳細、これについて今回導入されました電動スポーツ自転車は全部で14台、車種が4タイプあります。価格は様々であります。18万8,000円から36万円まであります。自転車のタイプによる価格差は、レンタサイクルを実施するに当たりまして、街乗り、長距離、オフロード等々、明確なテーマに沿って車種をそろえたことが理由であります。 この車種選定の大きな要因となりました、これは東白川郡内、国交省、国土交通省から認定をいただきました自転車コースであります奥久慈街道が存在しております。全国的に知名度もあり、集客も期待できると、レンタサイクルもこのコースを周遊するための利用も想定しております。 ご承知なことだろうとは思いますが、この街道、奥久慈街道は走行距離、総距離、これが75.2キロ、大変起伏に富んだコースでございます。大容量のバッテリーを積んだ電動自転車でないと初心者にとっては完走が難しいと、この奥久慈街道を走る長距離利用を想定した車種等で選定をいたしたわけであります。 なお、車種選定に当たっては、実際に想定されるコースをテスト走行した上で決定しております。 そして、そのほかの動きなんですが、郡内の他の3町村でもレンタサイクル用電動スポーツ自転車を購入した町もございます。今年度、郡内4町村にレンタサイクル電動自転車が配備されるともお聞きしております。実現すれば、今後の展開として奥久慈街道を中心に4町村を超えて、町村を超えてレンタサイクルのシェア可能なシェア事業、これも想定しておるところでございます。 コロナ禍の中で、比較的感染のリスクの心配、感染のリスク、この心配の少ない自転車の活用、これは観光振興の大きな目玉になると、このような考えで取り組んでおります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 自転車活用の観光等については後から詳しくお伺いしますが、このレンタルサイクルは誰が乗るかです、問題は。観光に来た人がちょこっと散歩して乗るのか、それとも三角形の道以上に郡内の道を来た人が乗るのか、これは結果を見ないと分かりませんが、この12万円代ぐらいの自転車とこの35万円との性能の差、どのような差があるんだかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) この距離、街乗り、さっきお話はさせていただきました。町の中を乗る自転車とそれからこの73キロの距離を走る自転車の容量、バッテリーの大きさ等々、種類がたくさんあります。この詳細については、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの今回導入しています自転車の距離関係でございます。 いわゆるママチャリタイプといってよろしいでしょうか、シティータイプですと、今回購入していますのですと、1回充電、フル充電で51キロ、クロスタイプといいまして、こういうちょっと横のちょっとスポーツタイプの自転車を導入していますが、こちらですとフル充電で78キロ、いわゆるこれは奥久慈街道を十分走行可能な距離となっています。 一番高いご指摘ございますマウンテンバイクタイプ、こちらが35万円ぐらいしておりますが、こちらがやはり舗装とか、いわゆる山道の林道なんかも走れる仕様となっておりまして、フル充電で95キロの走行可能距離となっております。 いわゆる先ほど高いクロスタイプマウンテンバイクタイプにつきましては、ブレーキ性能とか、当然下り坂とかありますので、そういう部分も加味しながら、価格面ではちょっと高くは感じますが、そういう部分で安全面を考慮して今回この車種を導入してございます。 以上でございます。
    ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これは今回インカムとそれ関係部品も買っているんですが、これは何に使うか、どのようなものなのかをお聞きします。町長にお聞きしますよ。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細については、担当課長より説明をいたさせます。     〔「町長、知らないんですか。この辺は」と言う人あり〕 ◎町長(宮田秀利君) 資料をここに持っていませんで、資料は課長が持っておりますんで、課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 今回、補助事業で導入しております、いわゆるトランシーバータイプのインカム、あとは受信専用トランシーバーということで、トランシーバーにつきましては10台、受信用専用トランシーバーが40台、こちらにつきましては、観光をするときにどうしても5人ぐらいのパーティーで行ったときに、ここの部分で福島県は条例で自転車乗るときに耳にたまに音楽なんかを聞いている方もいますけれども、あれ条例違反になっています。トランシーバーも耳につけるのは違反になります、福島県は。 ですので、なかなか走行しているときにやはりいろいろな例えば前から車が来ますよ、この先、止まりますよというような指示ができない場合がありますので、ツアーのときにいわゆるヘルメットのここのひもがあるんですが、そこにつけるのはオーケーなものですから、いわゆるそういう部分でいわゆる受信専門、あとはしゃべるほうということで、そちらの案内人につきましても、既に日本サイクリング協会のサイクリングリーダーという形で、塙町では12名ほど今、資格を取っています。 町職員もおりますが、商工会の女性部の方、あとは一般の方も取られて、そういう方たちにこれから観光案内とか、そういう部分をやっていただくという形でこのトランシーバーを活用していきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これ走行中に話がお互いにできるということなんでしょうが、町長決裁しているんですから中身分かって決裁したのかなと確認したかったのですが、資料がない話でよく聞き取れませんでしたが、こういうことになってくるとレンタサイクルといっても一般的ではないですね、もう、何かプロの方がサイクリングするような感じです。 プロ、ポタリングでしたか、あのときもやっているのは見ましたが、我々感覚すると普通の旅行客が来て、観光客が来てあそこで自転車借りてちょっと乗って歩くというような感じなんですが、本当に本格的な対応をするということで、それはそれでいいかと思うんですが、まずこれ先にこれ補助金で上げたということになっているんですが、実際はこれ現物支給であったような話は聞いているんですが、この補助金について明確に答弁願います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 数字的なものでありますので、課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 今回のこのサイクリング関係につきましては、補助金で導入してございます。 議員が先ほど申し上げましたように、振興公社と観光協会のほうに補助してございますが、両者の両方に補助をする際に事業計画書という形で3者で協議させていただいております。 というのは、今回、町で購入して備品でお貸しするという方法もあったんですが、将来的に自転車の保守、これ毎年必要になってきます。メンテナンス、その部分をいわゆる利用料金の中で各2つのところで、その利用料金の中でメンテナンスをしていただくと、大体1台フルメンテナンスしますと年間1万円程度かかりますので、そこら辺は利用料金の中でやっていただくということで、あと湯遊ランドと振興公社ですか、振興公社と観光協会では配置台数も違います。 特に、観光協会、平場ですので街乗りタイプを多くして、振興公社のほうは山間部が多いものですから山間部に耐えられるような自転車配備ということで、3者で協議しながら計画をつくって補助という形で行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これ何台と何台に分けて補助しました。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 導入の台数の内訳でございます。 まず、株式会社塙町振興公社でございますが、いわゆるミニベロと言われる小さいタイヤで女性とか子供も乗れるようなタイプが2台、あとクロスタイプといいまして、ちょっと75キロぐらい走れるやつですけれども、こちら女性も乗れることできますけれども3台、マウンテンバイクタイプ、悪路なんかも利用できるのが2台ということで、振興公社については7台を導入してございます。 観光協会につきましては、シティーサイクル用、いわゆる前にも籠がついて街乗りが十分乗れるタイプが4台、クロスタイプということで75キロ走るやつが2台、マウンテンバイクが1台ということで、こちらも7台と両方で14台導入してございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これインカムの配分はどうなっているのですか。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) インカムにつきましては、現在、塙町観光協会のほうでまずトランシーバー10台、トランシーバー用のインカムが10台、受信専用トランシーバー、これ受信のみになりますが40台ということで、こちらについては観光協会のほうで管理をいたしまして、ツアーがあるときに、例えば振興公社で大きい六、七人のツアーがあったりするときはここからお貸ししていくという形で、一括でここについては機器ばらばらになっちゃうと結構紛失とかもございますので、一括管理という形でさせていただいております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) それでは、これいつから配置されたのか、これ利用料金と今までの利用状況、これについてお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これ利用状況、そしてその詳細ということで、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) まず、利用料金です。双方とも同じ利用料金の現在ですが設定をしてございます。まず、3時間、3時間ですと1,000円、1日ですと1,500円という利用料金を設定してございます。 11月のほとんど12月近くになってから貸出し始まっておりますが、まず観光協会でございます。eバイクと言われる電動スポーツ自転車42台、マウンテンバイクタイプが5台、クロスタイプが26台、シティータイプが11台という内訳になってございます。そのほかにもともと観光協会で道の駅とかにも置いてありますeバイクではない普通のレンタサイクルが19台ということで、観光協会は61台、現在のところ利用されてございます。 振興公社につきましては、電動スポーツ自転車ですが、これまで21台、マウンテンバイクタイプが13台、クロスタイプが5台、ミニベロといって小さいタイヤのやつが3台ということで、こちら21台の利用という状況になってございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これは冬の間はあまりそんなに乗る人はいないから、春から夏、秋がシーズンであるから多少仕方がないと思うんですが、この補助金目的の中でコロナ後の自転車活用推進を目的にということで、コロナ後を見据えているということなんですが、実際は現在が活用されなきゃ駄目なんですよ。 これ今、アウトドアがコロナの場合はアウトドアが一番今、人気があって、外向けですからうちは駄目ということで、この今のほうが夏場に向けてどのぐらい利用があるかなんですが、メンテナンスに年間1万円もかかるわけですから、相当利用がないと利用、この自転車そのもので別に黒字になる必要はないでしょうが、観光とかあればいいんでしょうが、これでもって赤字になるようではこれは仕方がないと思うんで、今後注視をしていきたいと思います。 次に、その自転車活用推進ですよね、これ12月の所管事務で報告してあるんですが、このレンタサイクル自転車活用の町の活用推進の一つの手段ということでやっているわけですが、これから町がどれだけ自転車活用推進やっていくのか。 ここに書いてあるのは、自転車活用により環境づくり、健康づくり、観光、地域観光、地域振興及び誘客につながればということで、ちょっと大ざっぱで具体性がないものですから、具体的に自転車活用で町を活性化推進するというのは、具体的にどのようにして推進していくのか、ちょっと具体的な内容をお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これからまだ稼働始まったというか、始動し始まったばかりでありますから、これからの展開、これはしっかりと取り組んでいかなければならない。先ほど申し上げましたように、4町村で同じ方向を向いて一緒にやろうというような方向ですか、そういうふうな向きもしっかりと出来上がってきております。 当然、自転車、これは短距離の方もいるんですが、マニアックというのですかね、そのマニアになるとかなりの距離を走る、七、八十キロは平気で走るというようなこともあります。そういうこともあって、これは4町村、そしてつい最近なんですけれども、茨城からのコンタクトもございまして、水郡線を直線に結ぶ形でのその観光活性化、これを自転車でやっていこうと、このような話も出てきております。 大子町ですかね、大子、それから水戸、太田、この辺が全部混ざった形でのその推進ということで矢祭町のほうにお話があって、そのお話がこっちへ届いておりますので、これからは連携してやっていこうと。 ですから、なかなかこの地域の特性を生かした観光、環境づくりというのは、本当にその地域を知ってしっかりと利用したものでなければならないということで、自転車はこれから大いに期待できる分野ではないかと、このように思っております。 特に、それと県、福島県、これもしっかりとここのこれからを、ここのというか、この東白川郡のこれからの自転車活用、これを注視しておるようであります。と申し上げますのは、この奥久慈街道、今年、新年度、1億5,000万円弱の予算がつきました。これは県工事でありますけれども、これでこの街道筋、その補修、それから案内板、それから案内表示、道路への案内表示等々、3年をかけてやっていくと、今年、来年、再来年、総額にすると4億5,000万円というような計算になりますか、これを県のほうではこの整備のために投下している、投下するというようなお話もいただいております。 ですから、県のバックアップ、そして東白川郡の結束等々、大変これからの観光、環境づくりにはすばらしいものがあるのだろう、このように思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 自転車活用なんですが、最終的な目的というのは誘客ですよね。活性化のためには、それも持続的な誘客じゃないと駄目かなと思います。 ツール・ド・はなわみたいなのはイベント、あれは一発花火ですから、あれももちろんこれは結構でしょうが、この持続的な誘客につながるような自転車活用をしていただきたいなと思います。 特に、湯遊ランドはなわがその三角形の道の中の中心であって、非常に経営的に苦しんでいる状態なので、何とか湯遊ランドの誘客につながるような、あまりプロばかり呼ばるような活用ではなくて一般的の人も楽しめるような自転車を利用した活用、そういうのをぜひやってもらいたい。 それのためには、やっぱりそのためにもこの地域おこし協力隊が来ているわけなんで、現在3人に増えているわけなんですが、その方々を活用すると言って失礼ですが、どのように生かしていくか、その点をまずお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お話のように、現在、サイクルツーリズム振興の目的で町に在籍しております地域おこし協力隊3名、ロードレースの元プロ、そして自転車関連の動画再生を行っていたユーチューバーであります。日頃、このコースを現況を調査、諸所の計画書策定、助言アドバイス、ネットを利用した動画による地域の宣伝などを実施しております。これまでの道路環境整備、そして地域の自転車活用推進の大きな一翼を担っていただいております。 電動スポーツ自転車レンタサイクルに関しても、普及や活用に様々なアイデアを提案いただいております。今後、レンタサイクルを実施している湯遊ランドはなわ、そしてコミュニティプラザ周辺のお勧め自転車のコースの選定、コースマップの作成、動画の作成、コースガイドの引率など実施していきたい、このように考えておるところであります。 それとご指摘のように、町民も参加できる自転車教室の開催ということでありますが、実際、そのときには議員と一緒になったからご承知かと思うんですが、私も三角形の道を走ってみました。今ほどお話に出た一番高額な自転車に乗ってやったんですが、大変快適な自転車の旅でありました。23.何キロですか、ですからこの年代で十分に乗って歩けるということは、この自転車ですが電動自転車を利用することで町民参加というのは大いに期待できるのではないかと、このようにも考えております。 さらに、この自転車の町づくりの核となりますところの地域スポーツコミッションの設立、この準備も進めております。地域の自転車関連事業を実施しまして、将来的にはマーケティングプロモーションを行いまして、地域に定住していただけるような組織づくり、これぜひ行っていきたいと、このように考えているところであります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) ユーチューブ、協力隊が出しているユーチューブもちらっと見ましたが、どうしても自転車って若者向けというイメージが強いんで、町長も乗ったということなんで、少し高齢者とあまり高齢者向けワクチンなっているんですが、この年行った方でも50代、60代、70代も自転車に親しむような、そういう施策を今後お願いしたいと思います。 次にいきます。 新型コロナワクチンの接種につきましては、前回に引き続きということでございます。 今回も9人ぐらいの中で6人ぐらいコロナワクチン質問がありますが、観点の違い、見方の違いから質問をしますので、全員許可したところでございます。ただし、同じ質問であっても答弁の内容によっては質問ありかなと思っています。答弁内容に疑念があった場合、それからよく理解できなかった場合、説明不足だった場合につきましては、同じような質問がありますので、ひとつご理解をお願いしたいと思います。 コロナワクチンの接種が今、日本でも遅れていたわけですが、非常に加速をしております。当町でもかなり進んでいると思いますが、これ国は地方自治体にほとんど最初は丸投げの状態で今、自衛隊とかいろいろ大規模接種始まりましたが、この進む差が出ている、出てきています。 全国では和歌山県が一番進んでいると、特に和歌山市が進んでいるというふうな話です。県内では相馬市が断然進んで、高齢者ももうすぐ終わるという話でございます。 それぞれのやり方によって差が出ているんですが、それからそのトラブル、非常に続出です。ワクチンを無駄にするところ、同じ場所で2回も無駄にしているところもあるし、まず薄めないで打ってしまったとか、それから薄め過ぎて打ってしまった、それから生理食塩水だけを打ったと、1日に3回打ってしまったと、非常に毎日トラブルが続出しているわけなんですが、私も昨日、おととい、2回目の接種がありまして、この肩のほうが筋肉痛ですか、腕の痛みが今日取れたぐらいの状態ですが、大したことはなかったということでございます。 現在の当町の高齢者ワクチン接種の進捗状況、それから町長は打ったか、打たないか、その認識、感想についてお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、進捗状況ということであります。今、国の指針に基づきまして、65歳以上の高齢者を対象に実施しております。ワクチンの接種希望者、これは対象者の全体の、対象者全体の84.12%の方が希望しております。 そして、1回目の接種、これは接種済み、これが48.84%、2回目の接種済みは47.07%であります。この状況からしますと、第1クルーという言葉でいいと思うんですけれども、これで約半分の接種が完了していると、これから第2クルーに入るということであろうと思います。 それと、私も接種は済ませております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 高齢者の5割ぐらい終わったという状況なんですが、まずその今までやった中でのまとめてお聞きしますが、副反応の状況はどうであったか、接種の手順はスムーズに行ったのかどうかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 副反応ということであります。これ接種部の痛み、発熱、頭痛、倦怠感等、全国的に報告されております。本町の接種後においても1回目接種後の調査によりまして、同様の報告がございます。 また、アナフィラキシー症候群ですか、症状として1件の報告がございました。ただ、この医療行為の措置の必要はなく、医学的な扱い上、アナフィラキシー症状として分類されたものでありますが、会場で少し休んで帰宅し、その後も問題がなかったとの報告を受けております。 そして、接種の手順の状況、これは担当課長のほうから説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、まずいわゆる副反応の状況のほうについて、若干補足という形でご説明をさせていただきたいと思いますが、受けた方、当然なんですけれども、それぞれどんな状況でしたかということではがきで、1回目の場合は資料というか、書類で、2回目ははがきということで出していただくというようなことで、町では今、確認を取っているところでございます。 1回目終わった方の反応でございますけれども、何らかの症状があったという方が約72%ございます。症状がない方というのが28%でございました。その中身でございますが、痛みという部分での約70%、痛みがあったと、それから筋肉痛が15%、疲労倦怠感が約5%、頭痛が5%というようなことで回答をいただいておるところでございます。 最終的には、全てそれぞれ集計をしながら最終的なものには作っていきたいというふうに考えております。 それから、接種の手順でございますけれども、接種の手順につきましては、スムーズに行ったかどうかというところでございますが、私というか担当のほうとしてはほぼスムーズに行っているんではないかなというふうに思っております。 ただ、思ったより時間がかかったという言葉もございますし、1回目分からないものですからどうも早めに受付に来てしまって待つ時間が長かった、それから終わった後にどうしても経過観察が15分、30分というのがございますので、そういう意味では、なかなかそのただ待っているという部分での時間がかかったというような感覚の方もいらっしゃるかと思いますけれども、ほぼ予定どおりというかスムーズに行われているというふうには認識しているところであります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 私も蜂アレルギーがかなり何回も刺されていましたのであるんではないかということで、血液検査をしましてスズメバチアレルギー、アシナガバチアレルギーが2.0という、0.5ぐらい以下がないんですが、2.0という中で接種ということで1回目は非常にちょっと緊張したんですが、ほとんど接種部位の痛みで、あとアナフィラキシーですか、そういうのは起きなかったものですから安心している状態でございます。 それで、これ高齢者接種が5割なんですが、この高齢者84%ぐらいの方ですか、終わるのはいつになるか教えてください。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) あくまでも、これはあれですね、お医者さんの都合、それからワクチンの入荷状況によって多少変わることはあるかと思うんですが、高齢者の2回目の接種、これ7月中には終了する予定であります。 6月12日から始まりまして7月中旬、後半にはならない中旬過ぎには65歳以上の方は全て終了すると、こういうふうな手順になっておるそうです。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) あと1か月ぐらいということでしょう。それで、当日キャンセルとか、何かあったと思うんですが、このワクチンが余るということがなかったのか、無駄にしなかったのか、その点をお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、ワクチンを無駄にしなかったのかということでございますけれども、当然、完全に予定どおりの人、あとはキャンセル、キャンセルは事前に出るんですけれども、ワクチンの数が合わないという、合わないというか人数の差が出て、急遽キャンセルということで対応させてもらった日は何日かありました。 最初のワクチンは、1つから5本といいますか、5回取れるということで、1人の方がオーバーした場合には、最終的には5をそろえるということなものですから、1人がオーバーというか、なれば4人を準備しなければならないということでございまして、それにつきましては、基本的には次回、次に受ける方の名簿の中からお声かけをいたしまして、その方に対応していただいたというような方法を取っております。今のところ、無駄にしたワクチンはございません。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 本当に貴重なワクチンを無駄にしているところがあって、テレビで見てもがっかりしている状態なんですが、ぜひ貴重なワクチンですから無駄のないように、これは非常に接種する側、町当局にとっても非常に大変なことであるし、気を配る、気を遣うということがあると思いますが、ぜひ無駄のないようにしていただきたいと思います。 これで来月中旬に高齢者が終わると、その次のステップに入るわけなんですが、次の段階にということがマスコミにも少しちらっと出たということなんですが、その次の段階、ステップについて、これワクチンの入手状況もあるんですが、このワクチンの入手、これはどのようにして来るのか、県のほうから一方的に塙町に何本、何回分と来るのか、それはいつ頃言われるのか、そういう詳細についてお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ワクチンの入手の詳細、これは担当課長より説明をいたさせます。ワクチンが希望どおり町に入るようにと、配送になるようにと、県にはしっかりと働きかけは行っております。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、ワクチンの入手の手順といいますか、状況でございますが、基本的には国は1クールを2週間ずつ、2週間で切っているんです。そのクールに市町村でどれだけ必要かということで希望調査をしているわけです。 ですから、2週間ごとに国から照会がくるんですけれども、内訳としましては、ただ、それを申し込むのにつきましては、約1か月弱ですか、その前に一旦、納入の希望の登録をいたします。国が割当てをします。そして県が割当てをするんですが、それで確定するかというと、その後に確定作業というのがまた国で行われます。その確定があって、割当ての形が来るのが町で希望しているそのクールの約3週間から4週間前に、塙町には例えばこのクールには1箱配付できますよというような形で連絡がまいります。 実際のところ、それから1週間後にきちっと形での連絡はございますが、何々何日にその大体の納入の週だけはまず連絡来るんですけれども、何月何日に入りますというのが約1週間前に連絡が入ります。 それは、その1週間の週のどこに入るかというのが1週間前に入りまして、その日の何時に来るかというのは、当日の1時間前から2時間前ぐらいに連絡が来ます。ですから、来る日には必ず職員は待機をしていなければならないというような状況になっております。 ですから、例えば町がクールで1か月先、これだけ欲しいんですよというような表示をしようとしても、国は小まめに2週間ごとにクールという配付分を決めておりますので、なかなかそこはかなわないという状況になっております。 実際にありましたけれども、前回のクールの関係では2箱要求をしましたが、1箱しか配付できませんというようなことで、思いどおりにならなかったというようなこともございました。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) すると、このするというか、非常に今段階でこの先、確保してあるのは何月何日の何回分まで、今日時点で言えることはどれぐらい先の何回分確保してあるかというのが分かればお答え願います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、何回分確保ということでございますが、ワクチンの入手の経過を申し上げますけれども、4月29日に2箱、それから5月1日に1箱、6月1日に1箱参っております。そして、6月17日に1箱来る予定となっております。 6月17日段階で、合計5箱ということでございますので、その5箱分につきましては、可能なんでございますが、現在7月6日に接種を予定しているんですけれども、その段階では5箱を超えてしまうという状況でございますので、その前にもう1箱配付をいただきたいということで要求をしている段階でございます。 ですから、7月3日分まではあるんですが、7月6日分については若干足りない量が出てくるというような状況で、それまでにぜひとも配付をいただきたいということで要求を出しているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 小出しの割当てということで、こういうふうに来るか来ないかもなかなか分かんない状態で今後の見通しなんですが、高齢者以外の方の接種のこれ終わる時期とか、そういうこと分かればお聞きしたいんですが。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 資料等、課長が持っておりますので、課長よりお答えをさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、今後のスケジュールということになるかと思いますけれども、高齢者が終わり次第、7月の中旬から基礎疾患のある方、それから60から64歳までの方を先にやりながら、日程を当初、9月まで、9月まで割当てを病院というか、先生らと協議して入れていたんですけれども、若干の前倒しをできないかということで今、協議しているところなんですが、8月にある程度日程を新しく入れていただいて、できれば子供たちというか16歳以上までにつきましては、8月中で80から90%の方を終了していきたいというようなスケジュールで現在考えているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これは接種会場にはかなり多くのスタッフさんがいるんですが、この方々についてはもう接種は終わっているのかどうかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) お答え申し上げますが、キャンセルが出た場合、まず医療機関のほうでの接種も並行してやっておりましたので、医療機関のほうでキャンセルが出た場合にはこの間、3名ほどですか、接種をしております。それから、会場で65歳以上の方は当然、接種を当然しております。 我々といいますか、医療従事者という形で認められている者につきましては、順次キャンセルが出た場合には接種しようということで、これから取り組んでいっているところで、3名ほどは急なキャンセルに対応した部分もありますけれども、完全にはまだ終わってはいない状況なんですが、できれば早い時期にやっていきたいというふうには考えております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 順次スムーズに接種を進めていただきたいと思います。 次、山菜タラノメの販売解除について詳細を伺うというのは問うわけなんですが、タラノメとコシアブラが塙町では販売禁止になっていると思います。もちろんヤマキノコもそうなんですが、特にタラノメにつきましては、放射線量そんなに高くないんです。 コシアブラは高いものですから、ちょっとまだ10年ぐらい解除にはならないと私も思っているんですが、この郡内でタラノメが解除になっていないのは塙町と鮫川村、矢祭町と棚倉については、震災後三、四年ぐらいで、これ言葉悪いんですが、どさくさに紛れてということないんですが、どたばたしているうちに解除の基準がはっきり決まらないうちに解除を終えてしまったと、塙町は取り残されてしまったような感じになってしまった。 そのうちに、解除基準を非常に厳しく設定されてしまって、なかなか解除できないような状態に、もちろん放射線量が高ければ駄目なんですが、予備検査と本検査とそういうことを分けられまして、予備検査は50ベクレル以内が5年、町内で10か所やって50以内じゃないと駄目と、本検査はこれは国の基準が100ベクレル以下ですから100でいいんだけれども、町内で60か所やりますと、1回1キロやったら60キロのタラノメが必要となる膨大な量のタラノメが必要になる解除検査、そういうものを国・県が設定をしまして、非常に難しくなっていると。 震災から今、10年たって、私のところの前の山のタラノメなんかはもう5年も前にもうNDで、全くない状態が続いているんですが、塙町の場合は解除にならないと。昨年まではこの県の予備検査ですが、森林組合が集荷のほうを受け取っていまして、集荷をして県で検査をしていたというふうに感じています。 我が家のも持っていったんですが、今年は検査の集荷にも来なかったし、一体どうなっているのかと、解除する考えがあるのか、ないのか、町内の放射線量はどうなっているのかお聞きをしたいと思います。 簡易検査の状態も私、昨年ぐらいまで聞いて50超えたところがあるのかと言ったんですが、あまりないような話は聞いたんですが、それについてまず簡易検査での50超えが町内であったのか、それから県の予備検査の考えがどうなっているのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、第1点目、この町の放射性物質測定所、この検査では近年は100ベクレル・パー・キログラムを超える値は出ていないと、このように聞いております。今のこの詳細については、担当課長より説明をいたさせます。 そして、解除についてでありますけれども、町の簡易検査、これは平成27年度以降、基準値を超える検体はございませんでした。また、令和2年度以降、50ベクレル・パー・キログラムを超える検体もないことから、町では出荷制限解除に向けて取り組むべき時期になってきたと、このように感じております。 制限解除に向けまして、県に働きかけを強めてまいりたいと、このように思っております。この2点について、あと県の考え方、これも含めて担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 鈴木議員のご質問にお答えいたします。 初めに、町の簡易検査の結果状況でございますが、平成26年度4月に検出された119ベクレル・パー・キログラムを最後に基準値100超えを超えた検体はございません。また、基準値の半分、50ベクレル・パー・キログラムを超えた検体も令和元年5月を最後に検出されていない状況であります。町の簡易検査です。 次に、県のモニタリング検査で予備検査、いわゆるモニタリング検査ですが、県の定めた野生キノコ、山菜の出荷制限及び出荷自粛の解除方針と申請手順によりますと、議員が先ほど申し上げましたとおり、モニタリング検査解除予定区域の全域にわたる生育地から満遍なく5か所以上、3年間継続して調査し、安定して低水準、いわゆる基準値のおおむね2分の1、いわゆる50ベクレル・パー・キログラムですが、であること、それと低下傾向にあるということを確認することになっておりまして、県のほうで事前検査を行っております。 議員がおっしゃったとおり、森林組合等が業務委託を受けましてデータを収集しているようでございます。 結果として、平成29年度から申し上げますと、平成29年度は5検体で基準値超えなし、平成30年度は10検体中で1件、283ベクレル・パー・キログラムという大幅な基準値超えがございました。令和元年度は、気象の影響等で採取時期が早まったことなどの影響で3検体しか検出できませんでしたが、基準値超えなしでございました。数値も低い状況でございました。 しかしながら、令和2年度は基準値超えなしなんですが、10検体中、88.9、69.4、66.8、58.2と4検体がやや高い数値を示しております。 現時点で令和3年度のデータまだ精査されておりませんで、公表されてございませんが、間もなく公表していただけると思います。町データ及び令和2年度の県データから推察すると、基準値の100を超えるものはないとは思いますが、安定して低水準、いわゆるその50ベクレル・パー・キログラムというのがあること、それと低下傾向にあるということが確認できるかはちょっと微妙な状況でございます。 町の簡易検査と違いまして、県のほうは精度が高いです。ゲルマニウム半導体検出器を使用しておりますので、町の測定値よりは高めに数値が検出されるという原因もございます。 そういったことで、県の方針は変わっておりませんし、なかなか微妙な状況ではございますが、最短でお話をさせていただきますと、令和3年度のモニタリング検査が低下傾向にあった、そして令和4年度までも100ベクレル超えないであって、なおかつ安定して低水準、低下傾向であったという場合に、令和5年度においてより詳細に解除予定区域全体を面的な安全を確認するための詳細検査を、モニタリング検査と併せて60検体やっぱりやる必要がございます。出荷制限向けて取り組んでいくということになりますので、現状では全て順調に進んだ場合に令和6年度からの出荷制限解除ということになるというふうに思います。 県からは、こういったご質問もあったりしたことをお伝えして、出荷者の意向を尊重し、最大限の努力と協力をするというお話をいただいておりますので、町も県と協力をしながら出荷制限解除に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 私からしたら、一旦減ったものが増えるなんていうことは考えられないですね。コシアブラは1年ありました。私もコシアブラも同じ場所で毎年簡易ですけれどもやっていますが、1年だけは前年を上回った年がありました。 しかし、タラノメの場合については、前年を上回ったなんていうのは簡易でも聞いていないし、どういったこの場所で取ったり、その場所の時期、取る時期、検査なんかも非常に時期も適当でないし、遅くなってもうでっかくなっちゃって今年取れないから検査できないとか、県の対応もあまりよくないと思うんです。 それは、町がちゃんときちんと解除に向けた予備検査なら予備検査をきちっとやろうというふうに取り組まないから、もう県にお任せのような状態で県がやれば個人的に頼む、町は全然そのタッチしないと、県と集荷する森林組合とか、道の駅にも多少話はあると思うんですが、町側が真剣になって取り組まない限り、こういったことに検証して、その80とか70出たところの場所は一体どこなのか、どういうものを取って検査したのかとか、検証して取り組んでいかないと、県にお任せ、県の言うとおり、はい、そうですか、はい、そうですかとやっていたらいつまでたっても解除できないですから、その点、きちっとやるようにお願いをして、私の一般質問を閉じます。 ○議長(割貝寿一君) 10番、鈴木茂君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前10時01分               再開 午前10時10分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △七宮広樹君 ○議長(割貝寿一君) 次に、5番、七宮広樹君、登壇願います。 持ち時間は11時12分までです。 七宮広樹君。     〔5番 七宮広樹君登壇〕 ◆5番(七宮広樹君) 5番議員、七宮広樹です。 このたびも不肖ながら町民の代表の議員の一人として、町民の思いと塙町の発展のために通告をいたしました町政対応と新型コロナウイルスの諸課題について、教育関係の諸課題について、人口減少による行政区の対応について、消防団の道路交通法改正に伴う運転免許取得問題について、役場庁舎改修工事について、ここでの改修は改築とご理解願います、を質問いたします。 それでは、早速、質問に入ります。 町政対応と新型コロナウイルスの諸課題についてであります。 副町長が退任後、空席になっておりますが、新型コロナウイルスの対応や役場庁舎改築工事の推進、台風などの季節災害、頻繁に起こる自然災害などに備え、素早く対応するためにも副町長確保が急務と思われますが、宮田町長のお考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 七宮議員の質問にお答えを申し上げます。 前副町長でありました佐藤副町長、本当に私、2年1か月という短い期間ではあったんですがお世話になりまして、その下で本当に真剣に町政運営にいそしむことができたと、このように思っております。 そして、現況、今ご指摘のように、コロナウイルス、そして災害対応等々、副町長の役目大きなものがございます。ただ、頭の中でまだ副町長の思いがありまして、どうしてもそれをきれいに拭い去ることができないという思いもございます。もうちょっと自分の気持ちの整理をつけるまでにもうちょっとだけ時間がほしいというような思いもございます。 この間、副町長空席でありましても、担当課長を含め、課長一丸となって私の支えと申し上げますか、本当にご協力をいただきながら今、町政を進めておるところでございます。 十分に考えた上で副町長を選びたい、これはやっぱり私の腹心と申し上げますか、片腕と申し上げますか、本当に場合によって体半分にもなろうという人でありますから、しっかり信頼でき、そしてなおかつその強い情熱と考えを持って町政に当たられるというか、町政を励むことができる、町政に向かうことができる人を選んでいきたいと、時間をちょっといただきながら確実な結果を出していきたいと、このように思っておるところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 空席時には特に不測の事態に備え、役場内の連携体制強化を図っていただきたいと、これは切に願うところであります。 次に、新型コロナウイルスワクチン接種の状況ですが、さきに鈴木茂議員の質問で答弁を伺っておりますので割愛をし、1回目接種や2回目接種を無事に終えた町民からの声を紹介させていただきます。 こんなに早く打てるとは思わなかった。気持ち的に安心して暮らせる。不安もあったが親切に対応していただき、安心して受けられた。最初はどうなるかと思ったが、今となればスピード感があって満足しているなど、担当課と接種従事者への感謝の言葉でありました。 今後も混乱なくスムーズにワクチン接種を進めることを願うところであります。 次に、新型コロナワクチン接種を希望しない方の割合と対応を伺いますが、SNSやインターネット上で医学的に根拠がないうわさを信じる方も多いと聞きます。 今は感染状況や接種者の様子をうかがいながら、時期を見ながら接種をと考えている方に対する対応を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどお話はさせていただきましたけれども、高齢者対象者の82%が接種を希望なさっておると、約20%の方が希望しないという、このような割合であります。 今ほど議員おっしゃるとおりに、いろんな思い方々あってのことかとは思いますが、あくまで接種は受けていただきたいというのは私の基本的な考えでありますので、多くの方々が接種できるように細かく相談対応に努めていきたいと、このように思っておるところでございます。 なお、また別な見解もあるかと思いますので、課長からも説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、私のほうから補足的なお話をさせていただきたいと思いますが、まず副反応とか、そういう心配のある方々につきましては、消極的な部分につきましては、ぜひともかかりつけ医に相談をいただいて、できる限り接種が大丈夫かどうかという確認を取っていただければと思っております。 そこの部分については、今回の予防接種というか、ワクチン接種につきましては、どうも考え方なんですけれども、皆さん自分が受けたから自分がかからなくなったからという考えではなくて、やっぱり社会全体の感染のしないという率を上げていくというのが目的なものですから、そういう意識の中で自分が早くとか、遅くとかではなくて、全体として率を上げていくというふうな考えで、できればそのような考えで取り組んでいただけると非常にありがたいのかなというふうには考えているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 本人の意思に委ねる接種でありますので、偏見なく町内での町民のトラブルがないように対応していただきたいと願うところであります。 次に、教育関係従事者や高齢者接触従事者の先行接種の考えを伺うのですが、具体的に申し上げますと、こども園、中学校、小学校、社会福祉協議会、ワクチン接種に携わる役場職員などの方々について、この先行接種のお考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、最初に出ました教育関係従事者ですか、これは町外の方もいらっしゃいますので、教育長ともお話はさせていただいたんですが、よその町の教育長との話合いの中でその対応を考えてほしいというお話はさせていただきました。 それ以外に、64歳から以下の接種の開始とともに、この特に関係者に関しては、優先順位を上げてやるべきではないかというような話合いを担当課長ともいたしております。これはしっかりとした対応を進めていきたいと、このように思っております。
    ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) クラスターの発生の危険から考えますと、役場職員の方々にもぜひ先行接種を願うところでありますが、宮田町長のお考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 大変ありがたいお言葉ではあるんですが、やはりそれ以前にここの町民の中でももう早く接種をしたいという方、多々いらっしゃいますんで、この辺、そのワクチンの入荷と申し上げますか、入手次第、それから先ほど申し上げましたように、お医者さんの都合と申し上げますか、お仕事の関係等で調整はしていかなければならないとは思っておるんですが、できるだけ早い機会にこういうふうな集団で仕事をするところ、それから、施設に関しては対応をしっかりと進めていきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) なかなかその役場職員の方々からということも、なかなか難しい打ちづらいという部分があるかと思いますが、言ってみれば今は非常事態でございます。役場機能が停止しますと、町民はもとより多方面の方々にご迷惑をおかけすることになりますので、ぜひそちらは検討していただきたいと思います。 次に、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用を伺います。 現在、ワクチン接種が順調に進んでいますが、コロナ禍でますます経済が冷え込み、町民は不安を感じながら耐え忍んでいます。 こたびの議案第45号の一般会計補正予算の中でも低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金に630万円、商品券換金用交付金に1億2,645万円、新型コロナウイルス感染症検査費用助成金に400万円は、町民の暮らしに直結する支援であり、少しでも経済を回し、町民の不安を払拭するためにと決断されたと思いますが詳細を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この附則ではあるんですが、令和2年度、この地方創生臨時交付金、総額で3億3,785万6,000円の交付をいただいておりました。これで25の事業計画実施をいたしまして、主に4つの事業に分類させていただきました。 感染予防対策事業、これが10事業、事業数が10ということです。経済対策事業として6つの事業、子供、子育て、そして学校支援対策事業として6事業、その他の事業として3事業、これは令和2年度分で実施されたものであります。実施を完了したものであります。 今、議員お話の令和3年度、この同臨時交付金の活用でありますが、国の3次補正によりまして交付決定額が1億2,939万4,000円、このお金を財源にいたしまして6つの事業、これを計画し、本議会に予算計上をしておるところであります。 昨年に引き続きまして、公共性等の感染予防対策事業に242万2,000円、感染症検査費用助成事業として404万円、農商販売力低下補助事業として2,200万円、サテライトオフィス対策事業として246万3,000円、遠隔オンライン学習環境整備事業として72万2,000円、そして今、議員のお話にございました経済対策として商品券交付事業として1億3,126万3,000円を計上いたしました。 お話をいただきましたように、本事業については町民からの希望も多く、今年度につきましても強力な経済対策事業の一環として取り組みたく計画をいたした次第であります。 国からの交付金、これで町民の経済支援、そしてコロナ禍が収束した後の個人事業主、経済支援の足がかりとなる事業、これを逐次実施していきたいと、このようにも考えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 個別に先ほど申し上げました低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金と商品券換金用交付金、それから新型コロナウイルス感染症検査費用助成金、この3つにつきまして詳細をお話していただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、私、まず低所得の子育て世帯に対する子育て世帯の生活支援特別給付金でございますけれども、これは国の新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金という形での取組になります。 対象者でございますけれども、令和3年4月分の児童手当、または特別児童扶養手当の支給を受けている者であって、令和3年度分の住民税均等割が非課税である方となります。 それから、そのほか対象の児童の養育者という方がいるんですけれども、養育者という方も対象になりまして、その方も条件は同じでございます。ただ、養育者の場合につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変して、急変して令和3年度の住民税均等割が非課税であると同様の事情にあると認められる者というような規定になっております。 養育者の部分については、申請が必要でございますが、令和3年4月に児童手当等を受給している者については、申請は不要という形で取り組むことになっております。 それから、もう一点、新型コロナウイルス感染症検査費用助成事業でございますが、これにつきましては、いわゆる医療機関と検査機関で自費診療のPCR検査、それから抗原検査等を受けた方に対して、検査費用の7割を助成しますというような事業でございます。 2万円を上限ということで、予算の中では2万円掛ける200名分ということで400万円を計上させていただいております。 7割ということでございますが、実際、コロナに感染した方、それから濃厚接触者という規定あるんですけれども、そういう方々については行政検査ということで、これは保健所がやると。それから、医療機関に行ってちょっと熱がありますよと、じゃ医療機関でPCR検査をしましょうと、あとは入院する際とか、手術をする際にも医療機関でPCR検査をやっているようでございますが、それについては保険の適用ということになっておりますが、それ以外の方、それ以外で心配な方については、町のこの助成金のほうで対応していきましょうということでございます。 対象者でございますが、町内の在住者、それから町内の事業所に勤務している方ということで、ある一つの企業でコロナの患者が発生しました。一緒に仕事をして濃厚接触者に当たる方については検査をします。でも、自分もちょっとその方々と少しいた時間があったなと、ちょっと不安だなと、そんな場合にはこの助成金のほうで対応をしていきたいというふうに考えている事業であります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 今回の補正予算で計上させております商品券の関係でございます。 昨年10月、第1回目のエール商品券の交付事業という形で、町内の事業者さん約190事業者さん参加していただきました。換金は157でございましたが、その後、各事業者さん向けにアンケート調査を実施してございます。 現在、町のほうのホームページのほうでも公表されてございますが、前回の交付事業で消費拡大効果があったかという問いに、約9割の事業所さんが効果があったというようなご回答を得ていただいているのと、また今後も商品券等、継続して行ってほしいというご要望もございました。 また、利用された町民の皆様からもかなりよかったというお声も私のほうに届いてございます。 今回の補正予算で計上させていただいております商品券につきましては、前回は1人町民2万5,000円でございましたが、今回、1人1万5,000円ということで計画をしてございます。 昨年10月ということで、ちょっと時期的に補正の関係でも遅かったんですが、今計画しておりますのは8月、いわゆるお盆前ぐらいから行いまして、いわゆる12月、1月、お正月過ぎぐらいまでですかね、の期間を想定して、その中で商品券を交付いたしまして、町内事業者さん、また町民の皆様の消費喚起のほうに経済対策ということで行っていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 詳細丁寧にご説明ありがとうございます。 14日に決議がされましたら、担当課職員は周知徹底を図りまして事務作業を迅速に進めていただき、一日も早く対応していただきまして町民にお届けしていっていただきたいと切に願うところであります。 それでは、次の質問に入ります。 教育関係の諸課題についてであります。 地域体育館の塙、常豊、高城、片貝、伊香、真名畑、笹原体育館の利用率と運営管理を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 数字的なことでもありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(生田目敏夫君) ただいま議員のほうからございましたように、塙町では町営体育館、塙地区は町営体育館になるかというふうに思いますが、それ以外の地域の体育館、こちらのほうは、常豊、笹原、高城、片貝、伊香、真名畑、6体育館ございます。 利用状況ということでございますが、利用率でございますが、令和2年度におきましては、町営体育館は利用回数が1,278回、利用人数1万3,535人ということでございます。その他の先ほど申し上げました6体育館、こちらのほうは合計で、6体育館合計で65回、814名の利用ということでございました。 令和2年度、新型コロナウイルス感染症対策のために閉館時間、閉館をした時期なんかもございました。ただ、令和2年度、それ以外で年々やっぱり地域で家庭バレーボールチームが減少するとか、スポ少なんかで剣道なんかが、剣道とかそういうのが縮小しているとか、そういったことの理由なんかもございますので、町営体育館以外の体育館は利用率が年々低くなってきているというような状況であると考えております。 なお、各地域の体育館の管理運営、こちらのほうにつきましては、各地区公民館、分館と併せて、それぞれの地域で管理のほうをお願いしているというような状況でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 地域の体育館によって、この利用率の格差を感じますが、この利用促進の取組や協議が行われているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(生田目敏夫君) 利用促進の取組と協議の場ということでございますが、年に2回開催しております公民館の地区館長、分館長会議、これを年2回開催してございます。その場において各地区の要望等をお聞きはしてございますが、利用促進のための取組というところまでは実際は実施できていないような状況であると思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 協議は行われているけれども、なかなかその形にならないということですので、それではということで地域体育館を幅広い年齢層に趣味を兼ねた健康維持に特化した活用についてということでご提案したいと思います。 具体的に申し上げますと、弓道場ですとか、フットサルのコート、ボルダリングの設備設置でございます。町長、お考え伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この利用方法ですか、これは一度、アンケートみたいなものですか、この地域の方、それから町の方々のご意見を一度拝聴した上での決断があってもいいのかなと、このようには思っておりますけれども。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひアンケートもお願いをしたいと思いますけれども、町内にはこの弓道ですとか、フットサル、ボルダリングの指導者や愛好者も多くおります。体育館の利用促進と町民の健康維持を図るためにも、旧常豊小学校のグラウンドをゲートボール場に整備したように、ぜひ検討をしていただきたいと思います。 次の質問に入っていきます。 以前の定例会の一般質問でも各議員から旧常豊小学校の校舎の活用を等、質問がありました。一部は企業誘致によりフラワーキング株式会社が利用していますが、改めてそのほかの教室についてお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 施設自体、旧常豊小学校自体、一部は利用されておると、ただそのほかの部分大半が未使用というか、未利用の状況であります。 この何ですか、活性と申し上げますか、その利活用ということでいいと思うんですけれども、これはぜひ進めていきたいと、ただ校舎の特性もございますので、これなんかもよく見極めた上でのいろんな進め方があるのかなと、このようにも思っております。 何をするにもまず改修等も含めまして、財政的なものもございますので、それを含めた中で考えを進めていきたいなと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) これも提案型の質問になりますけれども、町内には特化した文化活動支援施設がありません。具体的に申し上げますと、思う存分楽器を練習をしたり、発声練習をしたり、音楽を演奏する施設です。 屋外コンサート場のような常豊小学校には中庭もございます。伝統文化の太鼓や篠笛、演奏楽器、吹奏楽器が演奏できる施設として常豊地区を音楽演奏者が集える文化エリアとすることを提案いたしますが、宮田町長とこちらは秦教育長にもお伺いをいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 そういうふうな今、ご提案の利用の方法も十分考え得ることであると、このように思っておりますが、ちょっと心配なのはその音が出ますので、その周辺の方々の生活環境と申し上げますか、これも考えなくてはならないということで、その辺を加味しながらの計画になるかなと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 私も常豊小学校に2年間勤務させていただきまして、内容、敷地、または校舎の中身については熟知しているところであります。 中庭はやはり当初造られたときにコンサート等を音楽等に利用するということで、そういうコンセプトで造られているものだと思っております。また、2階部分のほうにも階段のところがありまして、そちらのほうも多目的に使えるというようなことで、そういった形で建設がなされていると思います。 そういったところも含めまして、今後検討しながら、どのような利活用ができるかさらに検討をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長がお話をいたしました答弁していただきましたその地域の方々への音が響いて、何ていうのですか、クレームが来るということで心配されておりましたが、こちらは防音設備というしっかりしたものがありますので、そこをしっかり張っていただきまして、こういうこの常豊地区をぜひ音楽演奏者が集える、この文化エリアというのですか、そういう活用、ただいま教育長からお話あったように、本当に中庭は本当、屋外コンサートとしては非常にいい場所でありますし、ぜひこの夢を描けるようなビジョンというのですかね、活用をぜひ検討いていただきたいと本当に切に切に願うところであります。 次に、以前の定例会の一般質問でも提案をさせていただきましたが、この町民が地元の歴史や文化を再認識し、誇りと愛郷心を向上する地域検定の取組、こちら一度質問しております。改めて、教育長お答え願います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 愛郷心向上に向けての取組ということでございますが、未来の塙町のために郷土を愛し、正義感や倫理観あふれる自主自立性のある心豊かな人材育成のために、学校や家庭、地域社会が協力して教育を行うことは非常に重要でございます。 社会教育事業としても実際に小学生を対象としまして、はなわ探検隊活動で今年度は河童のすり鉢の遊歩道で渓谷の散策を計画しております。また、塙町のよいところを発見し、そのことを学習するいろいろな自然体験、生活体験活動を実施しております。 さらにまた、小野田自然塾での自然体験キャンプなど、塙町の豊かな自然と触れ合う活動もこのような形で実施をさせていただいておるところであります。 議員さんおただしの地域検定についてでございますが、全国各地方公共団体において取り組まれている事例もございます。近隣でございますと、棚倉町や白河市なども実際に地域検定をしている実績がございます。 そういった例も含めまして、地域の歴史や文化、あるいは観光等に関する知識を問う地域検定が地域の活性化への有効な一方策として注目されていると承知しております。 検定を通じて地域に愛着を持ってもらう機会をきっかけづくりとなると思いますので、今後、町としても検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 地域を盛り上げるためには、町民のやる気、元気、本気です。ぜひ前向きに検討していただき、そのやる気、元気を導いていただきたい、これぜひお願いをしたいと思います。 先日、ネットの情報で富永一朗氏の訃報を知りました。塙町に多大なる貢献とあまたの作品を寄贈していただき、町民の一人として感謝の気持ちでいっぱいであります。ご冥福をお祈りいたします。 塙町では、富永氏から寄贈された作品をどのように保管し、管理しているのかを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 富永一朗先生から寄贈されました91枚の原画につきましては、平成30年9月にまち振興課より所管替えがございまして、町立阿武隈高原美術館の中の収蔵庫で保管をしております。収蔵庫の中でございますが、遮光カーテンを設置いたしまして暗室となっております。また、空調とか換気設備を整備してございます。 大変貴重な作品でございますので、大切に保管いたしまして、様々なところで活用を図ってまいりたいと考えています。 なお、コミュニティプラザ等で展示する場合は、美術館から貸出しするという形を取って、皆様方にご覧をいただいているという状況でございます。これからもしっかり活用してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 貴重な作品でありますので、定期的に数名で見回り、保管管理の徹底を努めていただきたいと願うところであります。 今後、追悼作品展などの計画、お考えがあるのかを伺います。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 富永先生の追悼作品展につきましては、今月、漫画発祥塾の方とまち振興課、あと教育委員会の生涯学習課も入るかと思いますが、作品展を行うという方向で打合せをする予定となってございます。 先ほど教育長ご説明ありました原画91点、そのほかに町民の方でも個人的に原画をお持ちの方がいらっしゃるとお聞きしてございます。そういう皆様からもしお借りできれば、ぜひ塙町にある富永先生の原画、あと今までの富永先生のいろいろ町にご貢献いただいた部分も含めて、富永先生をしのぶ会という形でぜひ1か月程度開きたいということで今、発祥塾の塾長さんともお話を進めておりますので、近いうちに年内にはそういう形で開催をしていきたいというふうに考えてございますので、その際はご周知をしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 私も個人的に、私というか、愛宕神社を新しく造ったときに富永先生がお描きになっていただいた原画を持っております。個人的というよりも神社、法人のほうでお持ちになっていますので、ぜひ活用していただきたいと思います。 町民にとりましても、多くの方々に愛された富永先生、お人柄、作品もすばらしいものばかりですので、ぜひ成功させていただきたいと思います。 それでは、次の質問に入っていきます。 人口減少による行政区の対応についてであります。 塙町の令和3年6月1日現在の人口と世帯数ですが、男性は4,145人、女性は4,258人、合計8,403人、3,289世帯であります。 年度初めに町と区を結ぶかけ橋役となる43行政区長に委嘱状交付が行われましたが、町では各区の現状や諸課題に対して取組を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 どのような掌握状態と申しますか、把握状態なのか、こういうふうなおただしでございます。 ご承知のように、各行政区の現状、諸課題、これは各区から提出される陳情書、これございます。提出された陳情書内容を基にいたしまして、担当課で現地の確認、聞き取り、ヒアリング等を行いまして、毎月20日までに受領した分を翌月20日前後に面談日を設定しまして私及び担当課長等々と面談を実施しておるところでございます。 陳情面談の際には、陳情内容以外にも各行政区の課題ですか、これも聞き取りをしております。そして、4月の行政区長会、そして5月から6月開催の行政区長連合会役員会時などにも課題等をお聞きし、お伺いをしておるところでございます。 できるだけ範囲を広げまして、これからの対応はしっかりと取っていきたいなと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 各行政区からの陳情は新たな形、宮田スタイルで受付され、緊急性を諮り進められていることは承知しています。限られた財源のために、行政区によっては後回しやなかなか実施に至らない区もありますが、宮田政権下での陳情達成率と取組を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私自身の考え方で、まずその事業、特に道路を補修する等々の地域環境整備という言葉でいいと思うんですけれども、これはできるだけ地域の方にやっていただければということで材料の支給、そしてその重機等の借上げに対する補助等々進めることで対応はしてきたつもりでございます。 随分細かく目は配ったつもりではございます。そんな中にありまして、もうちょっと詳しい話、担当課長よりさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 議員さんおただしの各区からの陳情に対する陳情の達成率ということですが、資料で正直、達成率という部分では数字的なものはございませんが、基本的に陳情に上がってきまして、生活において大変危険なものとか、緊急を要するものについては間違いなく対応させていただいているところがございます。 あとは、農業とか林業関係で受益者がございます。そういう部分での陳情につきましては、当然受益者の負担等も発生する場合もございますので、そういう部分の状況を確認しながら、あとは予算化しながら計画的に進めているような部分もございます。 あと、割と多いのが防犯灯といいますか、そういう部分の改修、または新たな設置という部分ですが、これについては全ての陳情の要望に応えるというだけの予算の部分での制約がございますので、ただある程度優先順位を決めていただいて、最低限要望のあった行政区さんには3か所程度は対応したりとかという形でやっておりますので、その分野分野において達成率という部分は変わってくるのかなというふうには思います。 そういう意味では、生活基盤となるインフラの道路関係ですと、路面等の部分については担当課のほうで随時対応している部分もありますし、陳情で改めて上がってきた部分について、そういう部分の補修を計画的に進めているということでございますので、本当に緊急という、路肩が崩れているとか、穴が開いて交通に障害あるような部分は当然すぐに対応しているという部分はございますけれども、あとは予算の大きなもの、あとは受益者等がかかるものについては計画的な形でやっているということでご理解をいただければということです。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 今後も各行政区に寄り添った形で進めていただければと思います。 人口減少により各行政区ともに人的、資金的に苦労しているのが現状であります。既に区費を値上げし、また組織改革なども行い、あらゆる手段で講じて区の維持を図っております。この先の時代を見据えた行政区改革の手助けを町としては考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) おただしの行政区改革ということであります。 ご承知のように、町の人口、戦後のピーク、これは1955年1万6,670、そして2010年には9,884ということで、ピークから見ますと5割程度まで減少しておると、そして人口問題研究所によれば、2040年には町の総人口は6,200有余と推測されております。2010年の3分の2程度になってしまうということであります。 そんな中で、地域を支えてきましたその行政区、このコミュニティーの低下、これが心配されます。この中にありまして、その中にあっても現況を考えますと行政区の成り立ち、歴史的背景、地域事情等々、難しい問題がございます。 その中にあって、行政区の適正化を図るためには、やはり地域が主体となった形で町と行政区、それぞれが自分の立場、そして役割、機能を分担しながら改革を進めていく、これは大変これからの町を守っていくという中での行政区の在り方、重要なものであると重く捉えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 行政区、文化も歴史も違うので非常に進めていくの、行政としても進めていくのは非常に難しい部分もありますが、もう一度、町長、その手助けをしていくのかどうか分かりやすく答弁願います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今ほど申し上げましたように、町の地域運営と申し上げますか、このためには行政区の重さというのですか、これは大変重要なものであるということで、このしっかりと関わりは持っていきたいと思ってはいるんですが、その中で先ほどお話ししたように、所々事情があってなかなか深く立ち込めないという、このいら立ちもございます。 決して手を抜くことなく、できることからしっかりと取り組む、そして指導して、指導という言葉があれですけれども、牽引していきたいなと、後押しをしたいなと、このように今は思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長、今、後押しをしていただくと、していくという考えは少しお持ちのようでございますけれども、ご存じのように区長は任期1年のために、この行政区改革をこれ取り組みたくても、なかなかその時間、協議することもなかなか厳しいということで、毎年区長さんが終わるときにご苦労さんということで行政区の課長さん、皆様集まりまして御礼がある席があります。 そこで令和2年度のときに、区長さんからもう区長はもう2回も3回もやっているんだというようなご意見もあったかと思います。また、町からは回覧板ですとか、広報はなわですとか、いろんなものが区長さんの手に渡り、また末端の区民、町民の方に渡っていきますので、これぜひ町と町民のかけ橋役となるこの行政区の在り方のことをまた話し合えるこの協議会的なものをぜひ立ち上げていただきたいと思いますけれども、改めて町長、お考え伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ちょっと外れた話になるんですけれども、少し前、棚倉町ですか、棚倉町は区長さん長くやるんですね。何年も、下手すると5年、10年とやっている方もいらっしゃるということで、その区のことを熟知しておるということで、その行政に対しての影響力というのはかなり大きなものがあると、かなりスムーズに進むということもありますんで、先ほど議員がおっしゃったように、1年限りで本当に回り番でやるということではなくて、しっかりできる方は少し長くやっていただくというのは、すごく地域にとってはありがたいのかなと思っております。 それで、この協議会、ぜひ働きかけをいたしまして、連合区長ですか、それから大字塙であっては代表区長等にお話をして、ぜひその中で話合いを進めていくことは必要だと、やるべきですよね。そんなふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 塙町の掲げる「しあわせ実感のまち はなわ」これを進めるためにも、ぜひ前向きに町長、検討していただきたいと思います。 次の質問に入っていきます。 消防団員の道路交通法改正に伴う運転免許取得問題についてであります。 このたびの道路交通法改正により、今後の消防活動に影響を与えるかと思われますが、課題を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、ご指摘のように平成29年3月12日に施行されました道路交通法の改正によりまして、準中型免許、これが新設されました。普通免許で運転できる自動車の車両、総重量、これが5トン未満から3.5トン未満と、このような法律ができたということであります。 このことによりまして、改正後、普通免許のみの所持の場合、普通免許のみ所持しておる消防団員にとっては3.5トン以上のものを運転することができなくなるということであります。消防団には3.5トン以上の消防ポンプが配備されておりますので、これらの運転手の確保というのが課題になってくる、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 当塙町消防団のこの現状と対策について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 詳細については、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(大寺弘文君) 現状につきましてご説明申し上げます。 塙町消防団には、現在32台の消防自動車が配備されております。 内訳は、消防ポンプ自動車が7台、小型動力ポンプ付積載車が20台、小型動力ポンプ付積載軽自動車が5台となっております。このうち、3.5トン以上のものは、消防ポンプ自動車の7台でございます。 それにつきまして、消防団員の運転免許保有状況調査をいたしました。その結果、道路交通法の改正以降に運転免許証を取得した団員は9名おりました。そのうち、配備されている班に消防ポンプ自動車が配備されている班の班員は4名となっております。この4名の方が配備されている消防自動車を運転できる、今の普通免許のままでは運転できないというようなこととなっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 現状についてお話をさせていただきました。 課題ということでありますが、やはり消防団員の確保、これが大変な問題と申し上げますか、大きな課題になるだろうと、このように思っております。 順次、今その時代に合わせた、何ですかね、消防団の組織ですか、これは考えていく必要があるなと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 消防協力隊長の吉村議員もおられますが、協力隊の活用のお考えがあるのかも伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 協力隊につきましては、現状、消防団員、現職の消防団員、勤務先が大変多様化、そして広域的になってきております。このことで消防力の低下、これを補うために団員の経験者を中心に委嘱をいたしまして、班内、そして隣接する火災、この初期消火作業にはご協力をいただいておるところであります。 知識、経験、技術に加えまして、地域の強いつながりがございます。これらを生かした協力隊の活用、これからはますます重要になってくると、このように思っておりますので、消防団と協議をしながら進めていきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 最後の質問に入ります。 役場庁舎改修工事についてでありますが、改修ではなく改築とご理解願います。 公募型プロポーザルの審査関連、町民参加型の取組、町民への周知に関する質問は次の菊地哲也議員に託し、割愛いたします。 年度初め、今年度、年度初めに役場庁舎改築工事に当たり、庁舎建設準備室が設置されたようですが、組織設置後の動き、取組を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) それでは、庁舎建設準備室設置後の状況ということですが、基本的には準備室のほうでプロポーザルの結果、設計業者が決まりましたので、受託者と協議を行っているというような形です。 当然、設計事務所のほうに来庁していただいて、全体的な打合せというような部分では4月、5月等に来ていただいて打合せ等をやっております。それのほかに、メールとか電話等でのやり取りということで進めているという部分です。 現状の部分の中では、その設計の全体工程についてと、あとは町民の皆様からご意見をいただく方法をどうするかという部分で提案のあったワークショップ、どういうふうな形でワークショップを進めていくかという部分、あとは当然提案されている部分の中で素案として事務所から出ている部分について、町側といいますか、庁舎建設の基本計画がありますので、それとのすり合わせでどういうふうに持っていくかとかというような協議をやっているというような状況でございます。 計画案につきましては、庁舎の検討の内部検討委員会という形で各課から2名程度の職員を出していただいて、各課の抱える課題とか、新しい庁舎に対する考え方とか要望とか、そういう部分を聞き取りをして、それを事務所のほうに伝えているというような状況に今のところはなっているという状況です。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 役場庁舎改築工事にこの地元業者が携われるような、これからになりますけれども、入札条件について町長のお考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) そのお答えを申し上げます。 この状況にもよりますが、できるだけ町のそういう業者さんが入って仕事のできるような環境は整備してあげたいなと、整備していきたいと、このように思っております。ただ、私、直接にこの委員会等に入っているわけではないので、それは担当課長等に強く希望は出しておるところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) これをもちまして、塙町の発展と町民の幸せを願い、5番議員、七宮広樹の一般質問を終わらせていただきます。
    ○議長(割貝寿一君) 5番、七宮広樹君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前11時11分               再開 午前11時20分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △菊地哲也君 ○議長(割貝寿一君) 次に、2番、菊地哲也君、登壇願います。 持ち時間は12時20分までです。 菊地哲也君。     〔2番 菊地哲也君登壇〕 ◆2番(菊地哲也君) 2番議員、菊地哲也です。 通告しております項目について質問してまいります。 まず、塙町では、これまでコロナ支援策として商工業者向けエール給付金、子育て世帯応援臨時交付金、新しい生活様式に取り組む中小企業等応援給付金など、様々な支援策が実施されてきました。 その中でも、全町民に1人2万5,000円の商品券を配付したエール商品券事業は、大変大きな反響がありました。 町では、商品券取扱いのアンケート調査を行い、集計が出されましたので、それについて伺ってまいります。 取扱店190店舗中、換金されたのが157店舗と先ほどお話がありましたが、回答された各店舗の売上げですが約61%で増加、客数も44.2%で増加、客単価も45.5%で増加したとなっております。また、効果があったというのが9割あります。 この売上げ増加については、どのように分析されているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細につきましては、担当課長のほうより説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの塙町エール応援商品券取扱店のアンケート調査結果に基づく回答でございます。 現在、町のほうのホームページでもこちらのアンケートついては…… ○議長(割貝寿一君) 静かに願います。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 公表してございますが、まず売上げの変化でございます。 ただいま議員、おただしがありました売上げが増加したという部分では、47件で61.1%の事業者さんが売上げが増加したということになっております。 内容については、5%から10%、10%増加ということでなっていますが、特に注視する部分では逆に売上げに変化がなかったという部分が35%、要はコロナ禍ででも売上げに変化がないということは今までどおり事業が進んでいたということを足しますと、約96%の方がこの商品券によってこれまでどおり営業はできているという結果だったというふうに私のほうではこのアンケート調査を見てございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今、課長のほうからお話がありましたが、その変化がなかった、客数に変化がなかったのが50%、売上げも35%が変化がなかったということですが、この変化がなかったというのが、この商品券事業の最大の効果ではないかと思っております。 自粛モードの中で、当然消費、購買意欲も落ち込むところ、売上げが維持できた、下がらずにもたせたというところは大変大きく、塙町経済の下支えになったと思っております。 次に、今後、このコロナに関する対策や取組について行ってほしい事業についてはという項目では、再び商品券事業をやってほしいが60%、商品券に限らず商工振興策を行ってほしいが19%、合わせて79%、約8割の店舗事業者が経済支援を要望しております。 ワクチン接種が始まりまして何となく光が見えてきた感じはありますが、コロナ収束にはまだまだ時間がかかると思われます。その間に何らかの経済支援が必要ではないかと思われるところですが、今回、その補正予算に再び、先ほどもお話ありましたが商品券事業が入っております。 そこで、商品券事業の財源となる第3次地方創生臨時交付金について伺ってまいります。 この第3次地方創生臨時交付金につきましては、コロナ対策として各課、各担当部署からも予算要望があったと思いますが、この商品券交付事業をはじめとする今回の使い道について、基本的な考え方、方針について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この考え方ということでありますけれども、やはり私、一番基本的な考え方、この交付金ですか、これ自体がやはり町民に平等にその効果と申し上げますか、平等に行き渡ることが一番よろしいんじゃないかと、これは基本的な考え方であります。 よその町ではプレミアム商品券等のその施策もあるようでありますけれども、これはどうしてもお金のたくさんある方がいっぱい買えるというような、ちょっとした不公平感がありますので、この商品券配付というのは私はこれは一番いい方法だなと、このようには思っております。 なお、そのほかの詳細については、担当課課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 3次補正によります臨時交付金の考え方といいますか、町としてどのように進めていくのかというおただしだと思いますが、基本的には先ほど七宮議員のときに町長が答弁しましたように、今回の3次補正については6つの事業で進めていくと、基本的に予防対策とか、あと先ほど健康福祉課長が説明しましたように、検査、PCRの検査費用の助成等、なかなかPCRについての部分でどういう対応をしていくかという部分で、その自費負担の部分についての助成等が、今回の3次の中では割と新しい部分なのかなというふうには思います。 あとは、当然、学校教育課のほうのGIGAスクール関係のほうで不足する部分の補正等も上がっていますが、やはり一番大きい部分として町長が申し上げましたとおり、町民に対しての下支え、支援という部分では商品券がやはり一番町民にとって、前回の部分でのアンケートも当然好評でしたという部分もありますので、それをメインとした形で今回の3次については進めていくというふうな形で予算を計上させていただいているというところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) この商品券、今回の商品券事業ですが、基本的には前回の10月から行われた商品券事業と同じやり方でやっていくんでしょうか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 今回の商品券の関係の予定でございます。 先ほど七宮議員のときもお話させていただきましたが、今、町のほうで計画しておりますのは、8月から交付に向けて進めていきたいというふうに考えてございます。 商品券のスタイルですが、アンケートの中でもいろいろございました。前回は1枚500円の商品券でございましたが、1,000円のほうが扱いやすい、事業所さんは1,000円のほうが扱いやすいんですが、逆に使用している町民の声を聞きますと子供たちとか、そういう部分では1,000円だとやっぱり高額になっちゃうんで、やはり500円ぐらいのほうが子供たちも使いやすいというお声もいただいておりますので、前回同様、500円券で1人1万5,000円、各世帯のほうに恐らく郵便局のこの前と同じような形になろうかと思いますが、配付を予定してございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) それでは、次のもう一つの事業となっております農商販売力低下対策事業について伺ってまいります。 都市交流事業がコロナの影響で首都圏に出ていけない、また、対面販売ができないということで大変厳しい状況であるということですが、都市交流事業に伴う売上げ、売上額、特に小岩、小岩のアンテナショップの売上額、あとははなわ道の駅の売上額の推移を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 詳細については、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 菊地議員のおただしにお答えいたします。 ふるさと産業おこし連絡協議会が行った都市交流事業では、平成29年度からのデータでございますけれども、平成29年度は19イベント、総売上げ662万3,131円、平成30年度は17イベント、総売上げ832万3,690円、令和元年度は19イベント、総売上げ843万340円、令和2年度は1イベント、総売上げ14万6,600円となっております。 また、ダリちゃんショップでは、平成29年度は総売上額1,792万5,604円、平成30年度は総売上額1,905万1,560円、令和元年度は総売上げ1,687万8,685円、令和2年度は実績なしのゼロ円でございます。 さらに、道の駅でございますが、平成29年度は総売上額3億5,045万2,951円、平成30年度は総売上額3億6,055万3,958円、令和元年度は総売上額3億4,527万1,433円、令和2年度は3億416万2,057円となっておりまして、令和元年度と比較すると4,100万円ほど減少しておりまして、その内訳は、農産物、物産品、飲食、軽食と全ての項目でコロナ禍の影響という結果、交流人口の減少による売上げ減というような状況ができております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) まさに、令和2年は明らかに数字が下がっているというか、本当ほとんどゼロに近いということで、新事業ということなんですが、補正予算で説明はありましたが、サブスクリプションとはどのようなものなのか、またこの農商販売力低下対策事業というのはどのようなシステムなのか、改めてお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細については、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) ただいまご説明いたしましたとおり、金額的なものからいきますと本当に大きな額が減少しております。 このようにコロナ禍の影響は甚大でございまして、売上額もさることながら、塙町民の震災からの復興に向けた頑張りや元気さなどを直接対面で発信する機会が失われたことは非常に大きいと言わざるを得ません。 今後、ワクチン接種が進み、人々の活動がある程度戻ったとしても新しい生活様式を意識した活動が重視され、積極的な対面販売などを制限せざるを得ない状況となることも予想されます。 そこで、今回の農商販売力低下対策事業でございますが、こういった塙町の頑張り、元気、魅力、そして対面販売の利点である楽しさ、気軽さなどを盛り込んだコンテンツをウェブ上につくり上げ、塙町の真の魅力を丸ごと楽しんでもらおうとするものです。 つまり、オンラインショップとウェブプロモーションとウェブイベントPRを一緒にしたようなコンテンツを構築していくというものでございます。 そして、その中の一部の機能として、サブスクリプションという、通称サブスク、サブスクといいますが、顧客が料金を支払った後に製品やサービスを一定期間利用することができるビジネスモデルでございます。これを盛り込んで会員になっていただいた皆様に農産物等を送っていくという事業展開するものでございます。 例えばでございますけれども、野菜と加工品の詰め合わせセット、例えば年間5,000円コースとした場合は、春野菜の詰め合わせ、その次は夏野菜の詰め合わせ、秋の新米と新米をおいしく食べる漬物が送られてくるというような様々な内容、料金設定を設定しまして、メニューをいろんなメニューで見る人を楽しませながら、塙町の農産物、物産品を送っていきたいというようなシステムでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) この事業の主体組織といいますか、補助金の交付先はどちらになるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 こちらの補助先は、塙町ふるさと産業おこし連絡協議会のほうに補助金を支出し、そのシステムの運営等も含めて担っていってほしいなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今も課長のほうから農産物、切々の農産物を送るというようなお話ありましたが、例えば郵便局でも月3,000円コースとか、5,000円コースとして月に1度、選んだものが送られてくるというのがやっているんですが、それ商品は東北全域とか、もしくは東日本全域からチョイスというか、選べるというようなところなんですが、塙町において年間を通して首都圏、首都圏ということにも限らないでしょうけれども、送ることのできる品物、商品の数、その種類があるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 議員ご指摘のように、塙町の農業と申しますか、いろいろな品種のものができる地区ではございますが、その数量の問題というのはどうしてもございます。ですから、例えばサブスクリプションで何回か詰め合わせが届きますよというような場合は、そのうち1品、もしくは2品は固定したものですけれども、そのほかは固定しませんよ、何が入るか分かりませんよというような条件の中で会員になって送っていくというようなことを考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) お客さんといいますか、不特定多数の方がSNSやホームページなどを見て興味を持っていただければ一番、理想だと思うんですけれども、なかなか大変だと思います。 そこで、都市交流のある、例えば葛飾とか練馬とか、またはつながりのある団体、つてというんですか、そういうところのある団体などに協力や情報案内などは考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 このコンテンツの本来のターゲットといたしましては、30代から50代の子供のいる家庭や健康志向の強い方など、さらにはコロナ禍で自宅調理に目覚めた方などをターゲットとしていきたいと考えておりますが、まずはそういった交流のある都市交流先、もしくは東京塙会の会員の皆様など、こちらのほうにもご紹介をしてまいりたいと思います。 ただ、年配の方には、こういったウェブ上での申込みというのがちょっと敷居が高いというか、ハードルが高いという部分もございますので、こういったサブスクの申込みを紙ベースでもできるというようなことで受け付けるような対応もしていきたいなというふうに考えて運営していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今、課長からお話ありましたが、この事業はネットの強みを生かすということですが、ワクチン接種の申込みのニュースでも話題になりましたが、ネットだけではなかなか展開が難しいのではないかと思いますので、今、課長がおっしゃられた紙ベース、そういうのもやはり必要になってくるのかなと思います。 次に、こういう事業はシステムができたから、整ったからどんと申込みが来るというわけではなく、ある程度、地道に塙町のよさを発信していかなければならないと思いますが、今回、国からの地方創生臨時交付金から2,200万円が出ていますが、今後、この事業を展開していく上でのランニングコスト、そういった財源はどのように考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 議員おっしゃられたとおり、今回の立ち上げに関してはコロナ関連の予算を使えるということでございますが、その後、運用がやはりかなりお金がかかっていくという部分がございます。ただ、これの運用についてでございますが、少々お待ちください。常にこのコンテンツというか、このシステムの中で楽しい、何か塙町の情報、新しい情報が常に流れている、そういった状態にするためには、当然システム保守、コンテンツ制作、事務所経費、専任となる方の人件費などランニングコストが必要になってまいります。 これらは、福島再生加速化交付金、福島定住等緊急支援、地域魅力向上・発信支援事業というものがございます。これは福島第一原発の処理水に係る風評対策のために今年度創設されたばかりの交付金がございます。こちらを活用するべく現在、予備申請等を行っているところでございます。 この交付金は、交付率は事業費の2分の1でございますが、残る2分の1の部分に対しまして、震災復興特別交付税による負担軽減措置がございます。それで令和7年度までの5年間について、毎年1,000万円を上限に交付されるものでございますので、これらを使ってこの軌道に乗るまでランニングコストに使っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 新しい事業ですので、今後とも関心を持って見ていきたいと思います。 では、次の質問に移らせていただきます。 先月、福島県の緊急事態宣言として、緊急特別対策が出され、塙町内の各園、各学校においても対応策が出されました。県の緊急事態宣言は5月31日をもって解除となりました。 これを受けて、各園、各学校では、今後どのような方針で学習活動、学校行事を行っていくのか、コロナにより子供たちも大変ストレスがたまってきていると思います。また、学習活動や学校行事などは成長を高めていく、また学習の成果を確認していくなど、大切な役目もあろうかと思いますが、今後の方針について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 県教委のほうから出された文書の中で、学校における新型コロナウイルス感染症拡大防止対策についての通知というものが6月4日に発出されております。 会津若松地区をにらんで、6月8日以降の対応について通知をするということでしたが、6月7日をもって会津若松市の集中対策については終了するというような通知でございます。 内容につきましては、県教委の発出しました学校における新型コロナウイルス感染症拡大防止対策についてに基づきまして、新しい生活様式を踏まえた感染症対策の徹底を図るということでございます。 その内容の1つ目としまして、感染リスクの高い学習活動について可能な限り、感染症対策を行った上で実施することというふうに緩和されております。 2つ目は、宿泊を伴う学校行事、合宿、遠征等は可能な限り感染症対策を行った上で実施可能とすると、これまでは宿泊を伴う行事等については禁止といいますか、停止をする、中止をするというようなことでございましたが、実施可能とするというふうに変わってきております。 3点目につきましては、練習試合や合同練習会等を実施可能とすると、これまでは練習試合等は中止または延期をするようにというようなことでございました。 また、引き続きマスクの着用、そして手洗い、手指消毒、手指消毒の徹底、小まめな換気、人との間隔をできるだけ2メートル取るなどの基本的な感染対策を徹底していく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) また、今心配されているのが変異ウイルスの増加です。 今までと違い若い人も重症化しやすく、子供たちも感染しやすいと言われております。東京の中学校では、インド型のクラスターが発生したという報道もありますが、これについて対応、備えについて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 変異ウイルスへの対応についてでございますが、文部科学省の学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルというものがございます。これに基づきまして、新しい生活様式を踏まえた学校の行動基準に基づいて感染症対策の徹底を図ってまいります。 これまでにさらに子供たちに意識しながら、させながら、しっかりとした対応を教職員も含めまして指導していくということでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) なかなか見えづらいのが子供たちへの経済的影響だと思います。要保護、準要保護世帯は増えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 経済的理由により就学困難と認められる児童生徒への保護者に対し、必要な援助を行う、いわゆる準要保護の対象者で見ますと、援助を必要とする準要保護世帯の著しい増加も現在のところないところから、コロナ禍による子供たちへの経済的影響は少ないものと考えて捉えております。 今後、また準要保護の希望というものが出てくれば、審査をした上で速やかに行っていきたいと、認めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) あわせて、奨学金返済の延納相談などがあるか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 現在のところ、そういった要望はございません。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) それでは、次の質問に移ります。 ワクチン接種については、10番、鈴木議員、5番、七宮議員からの質問がありましたので分かりました。私のほうからも具体的な質問で二、三お聞きしたいと思います。 65歳以上の方で、さっきもお話出ましたが、接種をやらなくていいということで予約を申込みしなかった方がいろいろな話を聞いてやはり接種したほうがいいと、接種したいとなった場合、どのような手続をすればいいのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 方針については、担当課長と話合いをしておりますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 議員の質問の関係でございますけれども、国からの指示では、この接種の期間というのは令和4年の2月28日までという指示でありますので、今回、例えば何月何日までが65歳以上の方ですよという切り方はしておりませんので、考えが変わったり、その都度、少数になるかと思いますが、それについては集団ではなく個別という形での対応になるかと思いますけれども、期間がありますので、そこについてはきちっと対応していきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 昨日の報道は、塙町でも64歳以下からの予約が始まるという報道があったんですけれども、12歳から15歳までの接種ですね、全国でも大変な議論、大変な騒ぎになっているところもありますが、塙町においては12歳から15歳までの接種についてはどのように検討されているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これはまだまだ検討の余地はございますが、教育長、そして担当課長ともお話をさせていただいております。これは学校で対応しようかと、学校のあれですかね、集団でのワクチン接種ということで対応してはどうかというふうな話合いで進めておるところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次に、庁舎改築事業について伺ってまいります。 決定した設計者の提案書に、検討委員会の中間報告や地域住民の方々の意見を尊重しとか、検討委員会など関係者の不安や意見を吸い上げますなど、随所に検討委員会という言葉が出てきますが、この検討委員会とは以前、改修か改築というときの検討委員会なのか、それとも別な組織、委員会ができるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 議員おただしの提案にある検討委員会という部分についてですが、庁舎を建てる前にご意見を伺った検討委員会とは別で、あくまで庁舎建設に関して住民の方から構成する検討委員会を新たにつくるということで、おおむね20名程度を各団体等に推薦依頼等を現在やっているという状況でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今、20名程度ということですが、どのような方を頼まれるのかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 具体的には、現在、依頼をかけて、まだ承諾等の返事をいただいているわけではないのでどこという部分ではないんですが、町内の各種団体とか、学校関係の保護者関係の部分とかという形で出していただいてもらうというふうに考えておりますので、承諾等がはっきりしましたらばお示しできるんですが、現在、まだやっている最中なものですから、そこについてはちょっと今回についてはまだ具体的な部分については控えさせていただきます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 新たな検討委員会は、どのような役割をされるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 新たな庁舎検討委員会で皆さんからご意見をいただくのにつきましては、形式としては委員会の中でワークショップ的な形式でご意見をいただいて、基本的に庁舎の特に町民の方が利用する部分についてご意見をいただこうかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 提案書には、町民の意見を反映させるということが幾度なく強調されていますが、今、お話で新たな検討委員会でワークショップなどを考えていると課長からお話がありましたが、この町民の意見を反映させるというのは、具体的にその検討委員会だけでとどまるのか、それともやはり広くそういう場面を設けて町民の意見、または、その町民全体がワークショップの該当になるような、そういう形を取るのか、どのような方法で意見を反映させるのか具体的に伺います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 基本的には、町民全員から意見をいただくというような形ですとパブリックコメント的な方式等になろうかとは思いますが、今の現状ですと推薦いただいた委員の皆さんからのご意見で、基本的には町民の方が利用するホールや町民、提案の中では町民ホールの設置というような部分もあります。 ただ、言葉だけで、どのような形、またはどういうふうに使っていくのかとかというような部分でご意見をいただこうかなというふうには思いますので、それらのご意見、いただいた部分については広報等で皆さんにお知らせしたり、あと当然、議員の皆さんにも途中経過の部分でこういうふうなご意見が出されているというような部分はご報告といいますか、お知らせをしていきたいなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 役場庁舎改築は、塙町にとってとても大きな事業です。できるだけ費用を抑え、なおかつ町民、職員の方が使いやすい建物にしなければならないと思います。莫大なお金をかけて建てたが、できた後に使いづらいとか、また経費、維持費がとてもかかるというようなことになってはいけないと思います。 そこで、ほかの市町村の最近建てられた庁舎を参考に見学をするような、そういう機会を考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 議員さんのおっしゃるように、他の庁舎の参考事例という部分についてどのように考えているのかというおただしですが、当然、自分のところしか分からないのでは、どういうのがいいのかなという部分で検討材料としては難しい部分はあろうかと思います。 そういう意味では、庁舎、職員による町内の検討委員会とか、新たな検討委員になられた方とか、日程的なものと、あと行先とかという部分もあろうかとは思いますが、そういう部分ではやはり先進事例ではないんですけれども、評判のいいようなところはぜひ見学に行けるような形を取りたいというふうには考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) これをもちまして、質問を終わらさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(割貝寿一君) 2番、菊地哲也君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後零時00分               再開 午後1時10分
    ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △鈴木元久君 ○議長(割貝寿一君) 次に、3番、鈴木元久君、登壇願います。 持ち時間は2時10分までです。 鈴木元久君。     〔3番 鈴木元久君登壇〕 ◆3番(鈴木元久君) 3番、鈴木元久、一般質問を行います。 ワクチン接種について、10番、5番、2番の人がしたんですけれども、私なりにちょっと質問したいと思います。 5月の広報はなわで、4月13日火曜日に新型ワクチンの感染対策ワクチン集団接種シミュレーションを塙農村勤労福祉会館で実施しました。65歳以上の方3,369人中2,000人以上の申込みがあったそうですが、これは75%で、当初は、そして初日に5月4日、約280名の接種をしましたが、その後の進捗状況は84.12%、全体の。そして、第1回が48.84%、残りが47.0%。これ、人数ではどのくらいになっていますか。数字でお願いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 数字的なものでありますんで、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、数字的なものですので、私のほうから報告をさせていただきます。 まず、接種希望申込み者へ対しての84.12%という部分ですが、3,669人に対しまして2,834人が申込みをされているということでございます。それから、1回目の接種済みでございますけれども、2,834人に対しまして1,384人、6月10日現在でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 国または県からのワクチン提供の状況、5箱来て、7月3日まで大丈夫だというようなので割愛させていただきます。 そして、65歳以上の2回の接種、7月中旬頃終了予定ということで、これも割愛させていただきます。 医療従事者は全員2回接種を終了していますか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 医療関係者、これ、5月から東白川郡内医療従事者、塙厚生病院で計画的に接種をしております。6月中には全員2回接種が終了する予定と、このように伺っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 6月中に終了する予定、了解しました。 あと、65歳未満、要するに64歳以下の接種の時期、開始、週末、来週にはがきを出すというあれがありましたんですけれども、64歳以下は何名くらいになっていますか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 数字的なものでありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) お答え申し上げますが、今回、接種券を発送しようとしている部分については64歳から16歳まででございまして、対象者は4,090人となっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 64歳以下の順番、優先順位ですけれども、先ほど基礎疾患のある人、そして年齢の上の人から接種と言っていますけれども、私も64歳で最初の頃になると思うんですけれども、私よりやっぱり基礎疾患のある人、まずは。そして、高齢者施設の従事者、保育士、教員等を優先して接種したほうがいいのかなと私なりに考えますけれども、町長はどう思いますか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 先ほども申し上げましたが、これは厚生病院の先生方のご都合、それとワクチンの入手量、手に入る分量によって変わってくるとは思うんですが、今、議員おっしゃるように優先順位、お話の中で大変参考になる部分でありますので、十分に検討を加えながら進めていきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) そのような方向で検討してもらいたいと思います。 あと、変異株の感染が拡大していますが、そのときの対応をどう考えているか。また、12歳から15歳の子供の感染が増えている。これ、2番議員が言ったんですけれども、民報の新聞で、発症や重症化のリスクを減らすために接種する利点は大きいと見ていると。町では12歳から15歳の接種を考えているか、考えていないか、お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 変異株についてでありますが、この変異株では国家レベルの対応と、このように捉えております。今までどおり国・県からの情報収集にしっかり努めるとともに、感染拡大防止にしっかりと対応してまいりたいと、このように思っております。 そして、12歳から15歳、これも対象になるということでありますので、これは、先ほどもお話ししたように担当課、そして教育委員、この両チームでよく話合いながら、できれば学校で予防接種をやるような形でできないかなというお話はさせていただいております。この詰めは担当課、そして教育委員と双方で詰めることになってくるだろうと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 予防接種に対してスムーズに、安全に接種できるよう、町等にお願いします。 続きまして、塙厚生病院の医師の確保についてですが、5月7日に東白川地方町村定例会議の中で、地域医療の充実などの要望活動の日程を決めたと思います。そして、5月31日、県立医大と県保健福祉部に対して、地域医療の充実及び医療従事者の確保等の要望を決めたと思います。そして、31日に要望書を提出したんですけれども、これ一緒で、産婦人科の医師1名の増員の考えと小児科医師を常備にする考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 塙厚生病院、東白川郡内はもちろんのこと、西白河郡、石川郡、そして隣の茨城県からも受診者が多数ございます。地域にはなくてはならない病院だと認識しておりまして、地域住民に安全で安心な医療が提供できますよう、診療体制の確保、これは大変重要なことと考えております。今、議員がお話しのように、5月31日、県立医大事務局長、そして県庁へ行きまして、保健福祉部長へ要望書を提出してまいりました。 そして、それに加えまして6月1日の県の町村会定期総会、この中でも地域医療の確保について、産婦人科の増員、これは必須であるというような要望をいたしております。県のほうでも県の奨学金、これを使ったお医者さん、これが間もなくお医者さんとしてデビューする、そういう時期に来ているらしいんです。ですから多少、緩和されるんじゃないかという話もあったんですけれども、いかんせんこれは県、そして医大での判断でありますので、東白川郡の首長さん、皆さんとともにしっかりと要請していく、要望していくと、こういう方向で今は動いておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 提出したと、そういう反応があったということで、できれば塙厚生病院の医師の人たちが何月何日頃に来るか、ご存じであれば、分かる限りでいいですからお答えください。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 県内、全国的なものでもあるかとは思うんですが、一部を除いて本当に医師不足ということで大変苦慮しておると。この状況は郡内、県内全ての医療関係、この最も注目するところでございます。実際にお医者さん、少ない、足りないんです。それで、取りっこというんですか、本当になかなか引っ張ってくるのが大変です。 ちょっと余談ではあるんですけれども、この福島県立医大のほかにも、これ、厚生連、私もお付き合いがございますんで、厚生連の理事長にも何とかならないかということで何度もお願いはいたしておるところであります。これからもしっかりお願いはしていこうとは思うんですが、議員おっしゃるように、いついつにこういう人というふうな状況はまだまだ先のことだろうと思っております。ただ、一生懸命努力はいたします。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) よく分かりました。 あと、また脳神経外科の先生と救急科、心臓血管外科の先生等もいないので、そういう面も兼ねて県あたりにお願いしてもらいたいなと思っております。どうでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 やはり今、議員のおっしゃるような診療科目、診療科、これは大変高度な技術等々、それから医療器具、これなんかも高額なものが必要であるということで、今の状況ですと、やっぱりメインになるのは白河厚生総合病院、これが核となって、この塙厚生病院で対応できるもの、病気等々には今までの、従来の方法でいいと思うんですけれども、それ以上高度なものになったときには白河で対応するというような話は、厚生連のほうからはいただいております。 ぜひ、これからもそういうふうな要望、これは続けてまいりますので、ご理解をいただきたいと、このように思います。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 分かりました。 町長は塙厚生病院の運営委員長ですよね。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 所在地の長ということで、そのような立場におります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 私も2か月に1回は塙厚生病院に行っていますけれども、町長の健康状態だとか、町長は病院に行って、厚生病院をどのように思っているか、ちょっとできれば、私的なことなんですけれども、申し訳ないですけれども。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 私、かかりつけ医が厚生病院ではないものですから、残念ながら厚生病院、今のところかかったことないんです。もうちょっと小さい医院にかかっておりますので。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 町長もぜひ厚生病院に行って、様子を見て、そういう形でお願いしたいと思います。 次に、5月19日に内堀知事が現地視察のために来町しました。はなわこども園と旧常豊小学校の校舎を活用して花の輸出について取り組んでいるフラワーキングさんを視察し、塙のダリアをはじめ、県内の花などをアジアを中心に世界中に広めてほしいという話を聞いていますが、町が出資しているフラワーキングについて、町ではどのような花卉を輸出したのか、また、3年度はどのような花卉を輸出する計画があるか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今のおただしなんでありますが、町ということでの質問ですか。そうであるとすれば、町は輸出はしておりませんので、輸出には関わってはおりません。今お答えできるのはそこだけなんですけれども。 それで、フラワーキングさん、この町内の花卉農家の販路開拓、そして所得確保という観点から見ますと、花卉の海外輸出ということで、担当課で答弁をさせていただきたいと思います、このことについては。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 町が出資してございます株式会社フラワーキング、町で誘致した企業でございますが、こちらの会社が町内の花卉を海外へ輸出しておりますが、これまでにドウダンツツジ、桜を輸出しております。令和3年度においてはドウダンツツジ、桜に加え、ダリア、レンギョウの輸出を計画していると伺っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 次、フラワーキングさんでは町に何々をお願いしたいとか、協力、依頼等が今回あるのか、ないのか、お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 議員ご承知のように、町は株式会社フラワーキングに出資しておりますし、新たな誘致企業でございますので、様々な面で相談に応じたり、県や国との調整を行うなどの協力を行っております。これは新たな新規就農者や新規移住者の場合も同様でございまして、行政が温かく手を差し伸べることが地域への定着につながることは間違いないということと考えております。 今年度、株式会社フラワーキングへの町からの具体的な協力要請でございますが、株式会社フラワーキングはこれまで花卉の販売、輸出業を営んでおりまして、自社生産は行っておりませんでした。昨年、塙町に進出し、本年度から出荷に向けて本格的にダリア栽培に取り組んでおりまして、フラワーキングさんからはダリア栽培方法について指導依頼が来ておりますので、農林推進課職員、ダリア栽培指導員が圃場に出向き、生育状況を確認するとともに、消毒時期や仕立ての方法を指導を行っております。このダリアの栽培指導については、他の生産者についても同様に指導を行っている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 前も質問したんですけれども、ダリちゃん号の実証実験はどのようになったか。実証実験とはどんな内容だったか、お答えお願いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 昨年度、塙町ふるさと産業おこし連絡協議会が事業主体となりまして、県の補助事業であります輸出回復緊急対策事業に取り組み、塙町産のコンニャクの販路開拓、このために株式会社フラワーキングさんの協力をいただきまして、香港へ試験的な輸出事業を実施いたしました。フラワーキングさんが輸出をしている花卉類と併せてコンニャクを無償で輸出、運搬させていただく実証実験を行いました。運搬は昨年で計5回、無事コンニャクを香港まで輸出でき、現地で販路開拓のための試食会などに使用されました。 今年度につきましても、引き続き事業を継続する方向で事務手続を進めているところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 今、町のコンニャク等を香港等に輸出、そのためにシェアをすると。それで年5回くらいというんですけれども、今年もこれは実施する予定ですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) その予定と聞いておりますが、詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 本年度もこの輸出関係の事業を行うかというおただしでございます。 先ほど町長が答弁いたしましたように、この事業につきましては町の予算を通らないで直接、県より塙町ふるさと産業おこし連絡協議会、こちらが事業主体となりまして、輸出回復緊急対策事業という事業を実施してございます。 先ほど、香港のほうに刺身コンニャクの試食ということで昨年度実施されましたが、なかなかコロナ禍でやはり日本料理店も倒産というか潰れているお店もございまして、昨年ベースですと日本料理店13店舗、刺身コンニャクをお持ちしたんですけれども、そのうち6店舗が今後、販促、いわゆる販売としてやってみたいというお店がありましたので、本年度も引き続きメニュー開発と併せてこの6店舗を中心に、また県の事業を活用しながら行っていく予定で今計画をしてございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 今後フラワーキングさんを使って、塙町をアピールするコンニャク等いろいろと輸出に頑張っていってほしいと思います。 次に、塙工業高校についてですが、今年入学生が16名、そしてこの調子だと塙工業高校がちょっと危ういと町民の人から聞いていますけれども、塙工業高校の今後の存続に対する考えを伺います、町長。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 塙工の存続に対する考え方でございますが、これまで4回、県立高等学校改革懇談会、県知事、そして県教育委員会、教育長との会談、これは、特に県の教育長とは県庁に出かけていましたときに複数回お会いして、お願いはしております。その中で一貫して、何とか存続してほしいと、こういうことでお話をさせていただいております。 また、塙工の保護者や卒業生で構成されます団体の役員、塙中PTA役員、商工会役員などで組織いたします福島県立塙工業高等学校活性化推進協議会を開催し、存続のための協議を行い、意思統一を図ってきております。 さらに、塙工へ進学する生徒の確保を図るとともに、卒業生の地元への定着を図ることを目的といたしまして、塙町塙工業高等学校奨学資金を創設いたしております。令和3年度につきましては、現在1名の奨学生を内定いたしております。これからも関係機関と連携いたしまして、塙工の存続を強く求めてまいりたいと、このように考えております。 なお、この奨学生、これは、昨年は3名の方の申込みがございました、参考までに。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 町民のある人から、塙高校は来年、令和4年度入学した時点で次の年、5年の3月で終わるんじゃないかと、町に確認してもらえないかという意見がありましたけれども、その辺はどうなっているんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。 塙工業高校に関しましては、今町長が申し述べましたとおり、これからもでありますけれども、存続を願って強力にお話をしているところでございます。ただいまお話がありました塙工業高校の統廃合についてでございますが、県教育委員会の対応としましては、現在の塙中学校の3年生が来年度受験をしまして1年生になれば、その後統合と、令和5年度に統合するという方向で考えているということでございます。その際には、白河実業高校と統廃合ということを考えているということで、塙工業高校の生徒は塙校舎のほうに、つまり今の校舎のほうで2年間を過ごす。令和5年度は2年生と3年生が残って、あと今の中学2年生の受験はもう既になくなるということでございます。 そのような考えで、令和6年度は最後の3年生が卒業するまでという形で塙校舎として残すというような方向を考えているということでございますが、それに関しても、今町長が答弁いたしましたとおり、塙町としては絶対反対であるということを再三話をしてきている、要望をしてきているところでございます。 以上です。 すみません、もう一つでございますが、各学年1学級で残る高校がございます。塙工業は現在各学年2学級でありますけれども、各学年1学級で今後も残すというように県教委が考えている地域協働推進校というのがございます。それは6校ございまして、県北のほうは川俣高校、県中は湖南高校、それから会津地区では西会津高校、猪苗代高校、只見高校、川口高校、いずれも今年度の生徒数は、塙工業高校が89名でございますが、只見高校は同様89名で、それ以外は全て70人台、60人台、50人台でございます。西会津高校に関しては38名ということで、塙工業高校の半分以下ということでございます。 こういうことでありまして、なお、塙工業と新地高校が来年度以降、統廃合ということになっておりますが、新地高校におきましては128名、今年いるわけでございますので、こういった2つが、生徒数がまだまだほかの地域協働推進校として1学級で残る高校よりも生徒数が多い状況でございます。これに関しても十分、県教委のほうには、こういう状況で1学級で残すのはいかがなものかということで、塙工の存続を求めてきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 塙工存続に努力してもらいたいと思います。また、白石禎美さんですね。土地や私財を寄贈されて、なくしてはならないという人たちが大勢声にします。そういうためにも、来年度、修明高校鮫川分校もなくなるということを聞いています。少しでも多くの学生を入学させて、存続のほうに力を注いでもらいたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど申し上げましたように、何とか継続して、存続していきたいということで、奨学金等々設立と申し上げますか、これをつくりまして努力は重ねております。そして、教育長、学校課長とも近隣の中学校訪問などもしていただいて努力は重ねておるところでございます。ぜひ議員各位にあってもしっかりとそういう気持ちを持っていただいて、1人でも2人でも入学者が増えるよう努力をしていただければ、おのずと継続、存続の道も開けてくるのではないかと、このように思っております。 ぜひ残すための努力、これは最後の最後までという言い方がいいかどうかあれですけれども、諦めることなく続けていきたいと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木元久君。 ◆3番(鈴木元久君) 町発展のため、そして町民の安全・安心を願って、私の一般質問とさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) これで、3番、鈴木元久君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後1時48分               再開 午後2時00分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △金澤太郎君 ○議長(割貝寿一君) 次に、1番、金澤太郎君、登壇願います。 持ち時間は3時ちょうどです。 金澤太郎君。     〔1番 金澤太郎君登壇〕 ◆1番(金澤太郎君) 1番議員、金澤太郎です。 通告内容に従って一般質問を行いたいと思います。 まず初めに、新型コロナウイルスのワクチン接種についてということで質問を挙げさせていただいております。 私としましては、一日も早くワクチン接種者の割合を上げることが、新型コロナウイルス蔓延前の日常に近づく一番の近道と考えての質問ということでお受け取りいただければと思います。 一番初めに、ワクチン接種の進行状況と今後の接種見込みを伺うということで質問を挙げさせていただいたんですが、あらましのところはご回答いただいている中で、改めまして今、年齢別にワクチンの接種券が配付されていると思うんですけれども、65歳以上の方が一番最初にワクチンの接種券が配付されました。2回目としまして、今回16歳から64歳の方ということで配付予定にされていると思います。この先、恐らく計画として国のほうで12歳からまた打てますよということになりますので、第3次として、12歳から15歳の方の接種ということがあると思います。 当面、接種対象にならないのが12歳までの児童生徒ということになるかと思うんですけれども、各年齢層の町人口に占める全体の割合をお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 数字的なものでありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それではお答え申し上げます。 発送する段階当時の数字になってしまいますけれども、65歳以上が人口に対しまして40.1%、今回の16から64歳につきましてが48.7%、12から15歳につきましては3.5%、それ以外については7.7%という割合になっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) なぜ割合をお伺いしたかと申しますと、確実視はされていないんですけれども、人口全体に占める7割の方が中和抗体を持つということになれば、集団免疫という考え方ができるということが言われています。 ただ、実際に誰も獲得していない集団免疫ですんで分かりませんが、一応今の治験の中でいくと70%程度ということが言われている中で、今回高齢者65歳以上の方が4割いらっしゃったという中で、接種希望された方がその中の8割。8割ですんで、この段階で8%程度の人が未接種者という予定になってくるかと思います。この先接種が進んだとしても、12歳以下の方が7.7%いますんで、15%の方が接種できていない状態というのが塙町の状況になってくるかと思います。 当然、これから先接種されるであろう16歳から64歳、12歳から15歳、こちらの方の接種というのも何割の方が接種していただけるのかということが問題になってくるとは思うんですけれども、現在、高齢者の中で2回接種、つまりよくワクチンが効くよという方の割合が84%のうちの47%ということで、実際には高齢者のうち希望された方の4割程度の方、塙町の中では16%の方が中和抗体ができているんであろうというふうには考えられます。 その中でなんですけれども、割合、今後接種される予定、48.7%と3.5%、約50%、塙町の半分の人、この方たちの8割から9割の方が接種希望して接種をしないと、塙町では当然のごとく集団免疫というものが出来上がってこないんではないかというふうに考えております。 ただ、実際には高齢者の方であっても様々副反応のニュースがある中でも8割以上の方が接種予定ということなので、期待はしていきたいというふうに思っておりますが、その中で、なぜ今後の接種見込みを伺ったかと申しますと、話によりますと、ニュースにはありましたけれども白河管内、消防署員、緊急隊、救急隊員含めて、あらましもう接種が終わっているということ。これ以外でも私の友人、同級生なんですけれども、福祉施設に勤めている職員の方、接種しますというのを何日か前に聞きました。その際、どこで接種するのかと聞いたら、町の接種会場でしますよということで、これ、町のほうでは、町以外の行政機関からの指導で接種を町の会場でするというようなことが入ってきているのかどうか、その辺もし分かりましたらお教えいただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) ただいまのご質問にお答えしますが、町以外の行政機関の方については、今のところ入ってきておりません。ただ、現在高齢者、65歳以上の方の接種と併せまして、高齢者施設にいる方の接種も始まっております。その中に高齢者施設の従事者の方がいらっしゃいますので、そこを併せて接種をしているというような状況になっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ありがとうございます。 あと、知り合いの方からよく言われるのが、申込みをしたけれども通知が来ないということだったんですけれども、これに関しましては、国・県からのワクチンの配付スケジュールを聞きますと、1週間前にならないと予定していたところの人数分、打てるかどうか分からないということで、どうしてもスケジュールが決まっていたとしてもぎりぎり、直近にならないとはがきが通知できないということで、これは致し方ないのかなと思います。その中でも、よく町当局のほうはやっていただけると思って大変感謝しております。今後も引き続き、皆さんコロナにかからないように注意していただきながら、接種のほうを進めていっていただきたいというふうに思います。 その中で1点、ちょっと残念な点がございまして、2点目として、ワクチン接種後の新しい生活様式の啓蒙内容について具体的に伺いたいということなんですけれども、これ、質問させていただきました意図としましては、2回接種終わった方がノーマスクで歩いていたり、自分は2回打ったからいいと思って今マスクを外しちゃっていたというような方が結構いらっしゃいます。この辺の徹底を、今も徹底はされていると思うんですけれども、今行われている啓蒙内容及び今後も徹底していく考えがあるかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ワクチン接種後の啓蒙ということであります。接種後も感染リスク、これがゼロになるわけではないというお話はしっかりさせていただきたい。そして、やはり町の皆さんを守るための、また医療崩壊、最悪の場合、これを防ぐためにも、引き続きワクチン接種完了後も新しい生活様式の実践、これは強くお願いしてまいりたいと、このように思っております。 これも当然ここだけの話では済みませんので、町の広報、IP放送、回覧等で啓蒙してまいりますし、そして、感染防止のための一つの運動として施設、商店にポスター、それから店頭指導等々取り組んできております。この中で、感染防止の3つの基本、医療に関する感染対策、先ほどお話のあったマスク、日常生活を営む上での基本的生活様式等、この実践が大切なことだろうと、このように思っております。 今、議員のお話がありましたように、心配なのはコロナウイルスに対しまして慣れといいますか気の緩みが出てきて、そして感染というような最悪の状況、これを考えまして、職員、まだ接種はしておらない状況ではあるんですが、気を引き締めるよう指示を出したところでございます。 改めて町の広報、IP放送、回覧、店頭での取組等、これを強化し、そして啓蒙に努めてまいりたいと、このように思っております。決して気を抜くことなく続けてまいりたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ただいま町長の答弁にもありましたように、継続して、とにかくしつこいぐらいに啓蒙していく。あと、人目に触れるようにマスクの着用、手洗いの励行、こういったことを継続的にやっていくことがすごく重要だというふうには考えておりますので、ぜひ今後とも継続していただきたいというふうに思います。 あと、先ほどすみません、ちょっと支離滅裂になった部分があるんですけれども、なぜ集団免疫の考え方というのをお話しさせていただいたかと申しますと、12歳までのワクチン接種をできない子供たちというのが7.7%いると。こういった方たちに関しましては、当然通常生活は、家庭以外においては1日のうち寝起きしている時間、起きている時間、ほぼ全て学校という狭い空間の中で生活することになります。この社会の中では、当然7割という接種率、あり得ないという世界になってきますので、先ほど来の質問に回答ありましたように、学校教育関係者への早期接種ということも検討に入れていきたいということですので、前回も同じ質問させていただいていたんですけれども、この点につきましては再度改めてお願いして、コロナウイルスワクチン接種の質問については終了させていただきたいと思います。 続きまして、東京塙会についてということで質問を挙げさせていただいております。 実は、東京塙会の方と若干の仕事をするケースがありまして、今、せっかくある会なのに何でこの質問をしたかと申しますと、すごい存続の危機にあると。今までは、例えば塙町へ来訪するというところに対して、会費を当然納めてはいますけれども、助成事業の中でかなりな安い金額で来町することができたという中で、特に昨年来、コロナ禍という中でそういった活動も一切できなくなってきた上で、なお高齢化が進んでいると。その中でどういったことができるのかということで、困り果てて相談を受けているところでもございますんで、東京塙会の来歴と現状、塙町との関係性について、まずはお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。
    ◎町長(宮田秀利君) まず、町と東京塙会の関係ということでお話をさせていただきます。 ご承知のように東京塙会、塙町出身者で主に首都圏に住んでいられる方々を中心に、平成3年に発足をいたしました。そして現在、町から会に対し年間30万円の補助金を出しております。現在の会員数、これは157名ということで、年々減少傾向にあります。 そして、町からのアクションといたしまして、月1回広報紙及びふるさと情報の発信、その他議会だよりなどを郵送しております。それ以外の活動として、令和元年度までは5月に湯遊ランドにての総会、8月もしくは2月に東京都内での役員会、10月から11月にかけてのふるさとバスの旅を実施してきました。残念ながら、お話しのように昨年度はコロナウイルス感染防止ということで中止となっております。 ご承知のように、コロナ禍となった令和2年度は全ての事業が中止となりましたけれども、町の農産物等、2回、ふるさと宅急便と題して、道の駅はなわを通じて宅配事業を行いました。出荷に関しては東京塙会会員に行っていただいた経緯もあると、このようにお聞きしております。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 東京塙会においては、塙町出身者以外であっても塙町を好んでくれる方が会員になれるということでお伺いをしてきましたんで、塙町に興味を持ってもらえる人、こういった人を官民、知恵を出し合って、一人でも多く増やすことが基本にあるというふうに思われます。派手な施策ではないんですけれども、当然、町出身者が母体となっている組織ではあるんですが、今後ここにてこ入れをしていくことというのは十分必要なことなのかなというふうには考えております。 そのような中で、私、立場上知り得たんでお話をさせていただきますと、本来はこの場で、東京塙会も塙町のふるさと産業おこし連絡協議会、こちらのほうへ参画させてはどうだと。解散の危機にあるという相談をされた方が、やはり町からの情報は得ていると。広報紙は来ると。ただ、町の中で、細々とした、例えば農泊ツアーも含めてなんですけれども、どういったことが行われているのか、こういったことが体系的に知ることができないと、どうしても会員を増やしたり、会員に対してこういうのがあるから行こうといった声かけができないというふうに言われておりまして、ただ、書面決議で了承をするということになっていたかとは思うんですが、その結果について、まずお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) ご質問の内容、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 議員おただしの塙町ふるさと産業おこし連絡協議会への東京塙会の加入の件でございます。 ご承知のように、ふるさと産業おこし連絡協議会、町もそうですが商工会、各種農業関係、商業関係の団体が加入されてつくられている団体でございます。東京塙会につきまして、5月のふるさと産業おこし連絡協議会の幹事会のほうで、塙会の入会について確認を取ったところ、全会一致で塙会の入会については承諾を得ております。その後、今、書面決議の中でやっておりますが、現在のところまだ集約中でありますが、今月中には東京塙会が新たに塙町ふるさと産業おこし連絡協議会の会員となりまして、町の皆様と一緒にこの町のいろいろな振興の部分にこれから関与していただけるというふうに感じております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 東京塙会に対して期待するところとしましては、私、道の駅の理事長をしておりまして、当然ふるさと宅配便的なものとして、売り先としての規模拡大ということで期待を寄せるところではあります。 ただ、その中で今回補正で上がってきていまして、まだ通ってはいないですけれども、2,200万円の助成金を受けて、塙町ふるさと産業おこし連絡協議会のほうでホームページ等々情報発信をしながら、塙町の物産品を売り込んでいくといったようなことが計画されているというふうに先ほどの質問の中で回答がありましたんで、その点についてお伺いさせていただきたいとは思うんですけれども、当然この先、塙町で考えておりますのは、町ではないんですけれども、レオ・コーポレーションさんのほうで造り酒屋さんをつくられるという計画になっているかと思います。当然、町の産品ということになってくるかと思いますんで、こういったものを販売していくこともこの先出てくるんだろうと。 これは、ふるさと産業おこし連絡協議会が窓口になるのか、これについてはこれから先のスキームの決定次第だとは思うんですけれども、実は最近ちょっと気になる記事がございまして、大玉村なんですけれども、地元大玉村産の酒蔵さんのお酒を無料で宅配しますよというサービスを開始しましたと言ったところ、税務署から、違法じゃないかいということで質問があったそうです。多分大玉村としては、調べる、調整するということもなく、すぐ酒販の免許を取れるものでもないという形の中で事業体としては一旦中断しているといったようなニュースになっております。 ふるさと納税の商品につきまして見ますと、各市町村、塙町の場合は現在、多分お酒というものは扱っていないかとは思うんですけれども、お酒の取扱いがあって、ここも含めて酒税法の対象になってきて、販売免許が必要になるのか。例えばこの先、塙町が窓口となってお酒を売っていくといったときに販売免許が必要になるのか、そういったことについてもし何か事前に調査していたりしましたら、ご回答お願いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの件でございますが、私も6月2日の新聞をちょっと見まして、大玉村の件、酒税法違反の疑いということが出ておりましたが、議員おただしのように、酒税法第9条というところで、酒類の販売業の免許関係がございます。ただお酒を造るだけではなくて売る場合について、あとは町なんかでも今ふるさと納税とかもやっていますが、ああいうところで取り扱う場合にも、この酒税法に基づき、酒類の販売業の免許、こちらのほうが必要になるというふうに解釈しております。 少ない、多いではなくて、あくまで販売を常時行う場合には、この酒税法第9条の免許を取得する必要がございますので、例えば今予算で上がっていますサブスクリプションの関係で今後塙の焼酎を販売するとか、そういう場合についても、ふるさと納税でやるという場合についても、町が酒造免許、あとは今回補助金を塙町ふるさと産業おこし連絡協議会が受けますが、その段階でお酒をやはり販売するときには酒造販売の免許、こちらが必要になるというふうに解しております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ただいまの回答の中で、酒税法に基づいた酒販の免許が必要になるだろうということだったんですけれども、酒販の免許というのは恐らく行政単位の規模によって販売店舗数というのが過去、縛りがあったように記憶しておりまして、この先、この今回大玉村が税務署から言われたことが違法ということになるんであれば、全国の各市区町村含めてほぼほぼ今、販売免許というのは多分持っていないと思います。これが取れるようになるのかどうか、この見込みがあるのか。もし見込みがあるんであれば、どの程度で取得が可能になってくるのか。もしくはこれから先、調査した上で税務署と確認していくということであれば、その旨お答えいただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) それでは、ふるさと納税の関係で、酒類の販売の部分でどうなのかという部分で、先ほどまち振興課長が、基本的に酒類の販売には酒販免許が量の大小にかかわらず必要であるという部分なんですが、ふるさと納税の場合、ちょっと判断が悩ましい部分がございまして、ただ、明確にまだこれで大丈夫とかという形にはしていないんですが、現在確認している部分では、ふるさと納税をしていただいた方に対して、町としては物を売っているわけではないんです。納税していただいた方にポイントを付与しているだけなんです。 ポイントで納税された方が、いろんな加入している人の中に申し込んで物を送ってもらっているという形なものですから、あくまで納税者に対してはポイントの付与というような形なものですから、そこの部分が、酒販免許の部分との兼ね合いで、あくまでポイントで物を買っている部分は、酒販免許を持っている方が売っているという解釈であれば、特段影響はないかなという解釈にもなるんですが、大玉村さんの例を見ますと、単なる本当に直接売っているわけではないのに酒販免許が必要だというような記事ですので、ちょっと確認は今詰めているところで、明確な判断にはなっていないのが現状です。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 東京塙会から酒販免許という話に飛んでしまったんですけれども、お酒、これから売り出していきたいという中で、町の特産品化していくということになってくれば、当然こういったことを一つ一つ潰していかないといけないということになってくるとは思います。 ただ、今の説明ですと、ふるさと納税制度についてはポイント付与ということで、大玉村のしている申込み受付窓口に直接なってしまっているということとはちょっとスキームが違うんで、多分今まで問題にならなかったんではないかという評価どおりかとは思います。 ただ、これを機に、もし税務署の酒税官、これ多分全国で47名ぐらいしかいなくて、そのトップに国税庁に直接1人か2人いる程度だと思います。この方たちの中では当然、情報共有されてしまうと思いますんで、引き続き注視していっていただきたいと。 ただ、ふるさと産業おこし連絡協議会のほうで、例えばサブスクリプション形式で販売するといったときに、ふるさと納税のポイント制度とは恐らく評価が違ってくるかと思いますんで、その辺今後とも注視していただいて、せっかく東京塙会、ふるさと産業おこし連絡協議会のほうに入っていただけるということになったということで伺っていますんで、この先も拡大していけるようにご努力いただきたいというふうに思います。 東京塙会についての質問は以上で終わらせていただきたいと思います。 続きまして、3番目に、人・農地プランについてということで質問を挙げさせていただいております。 持続可能な社会ということで、持続可能性を高める目的が国全体として叫ばれています。ただ、この持続可能生を高めるという意味合いでは今現在、国のほうで導入されています地域ごとでの環境保全事業、これであったり、中山間地域等直接支払制度、こういった制度について、既に持続可能性を高めるための目的として導入されたものというふうに私のほうでは認識しております。 ただし、これら環境保全事業、中山間地域等直接支払制度を含め、今年度になりまして取りやめをした地区が塙町内でも複数あるというふうに結果として伺っています。これら補助事業について、取りやめざるを得ない事情については地域住民の参画が困難になってきていることの現れであって、取りやめた地区では今後の農地を含む里山を維持する担い手の確保も厳しいのではないかと推量されております。 国としまして、その中で次の手として人・農地プランというものを出しまして、2019年度、2020年度、既に経過してしまっている年度なんですが、この2年間において、人・農地プランの実質化をするようにということで国のほうでは動いていたかと思うんですけれども、実際に私のいます植田のほうでも環境保全事業についてはやっていますけれども、人・農地プランの実質化については一切進行しておりません。 全国の耕作面積で見ますと、実は人・農地プラン、手をつけていない地区というのが、面積割合ですと、どちらかというと半分以下。ほかはみんな、人・農地プランについては実質化まで最終的にいかなくても、手はつけ始めているといった状況の中で、塙町内では人・農地プランについて実質化に向けて動き出している地区が何地区あるか、まずお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 町内の取組状況ということでございますが、平成27年に伊香地区、木野反、豊内地区で人・農地プランが策定されてきた経緯がございます。また、令和2年度には板庭地区でプランが策定されまして、現在、上石井地区においても策定に向けた話合いが行われております。 さらには、中山間地域等直接支払制度に取り組む36地域の中でも、集落戦略という人・農地プランに準ずる計画を策定するために、19組織において令和4年度を期限に話合いが行われておると、このような状況下であります。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 今のお答えですと、5地区プラス19地区ということで24地区ほど、集落戦略という形で人・農地プランのほうについて動き出しているということが確認はできました。 ただ、当然地区数としては中山間地域直接支払いを受けている地区で36地区6グループあるという状況の中で、その中の19地区だけが集落戦略を盾に入っているといったような状況で、塙町の中では人・農地プランについてまだまだ進行状況が緩いのではないかなというふうには考えております。 人・農地プランの実質化ということで質問はさせていただいたんですけれども、実質化というのは今、地名が挙がりました地区については、土地改良を含めて、耕地整備含めて実質化ということまで捉えられているのかなというふうに思いまして、人・農地プラン、実質化というものの実際の中身については、とにかく農地集積をさせるために後継者がいるのか、その地区で誰がこの農地を扱えるのかといったこと、こちらをまとめることが実質化であって、基盤整備をすることが実質化ではないと。揚げ足を取るわけではないんですけれども、あくまでも基盤整備の補助事業というのは人・農地プランの実質化に合わせた結果、果実でしかないというふうに考えておりまして、実際に必要なものは本来の意味での実質化の検討だというふうに思っております。 先ほど七宮議員のほうからも質問がございましたけれども、行政区のほうの改革、こちらのほうは塙町の場合、行政区につきましては、町内大字塙を除きましてはほぼほぼ主体にあるものがもともと農業団体ということになってくるかと思います。人・農地プランの実質化が各地区ごと、各行政区ごとにもし動き出せば、当然地元の住民の人から、あれ、自分のところというのはどうなっちゃうのかと、誰もいないよと。あそこの畑どうするのか、あそこの田んぼどうするのかという気づきが出てくるかと思います。 その中で、行政側から、いや、皆さんのところ戸数減りましたよね、どうしますかではなくて、私たちのところ、ここで住むことすらできなくなってしまうよという気づきが生まれてくると思うんですけれども、そういったことで、早急に人・農地プランについては、農地のない地区については当然必要ないかと思うんですけれども、それ以外の行政区に対しては、人・農地プランの実質化というものについて、町のほうから何かしらの働きかけが必要ではないかというふうに考えておりますが、その辺、町のほうとしての捉え方をお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これは町の果たすべき役割とも通じるだろうと、このように思っております。そこの人・農地プラン、地域の方々、これが、議員お話しのように将来に向けて農地を維持、そして継承させていくために必要な事柄について話し合うことが基本でありまして、町として結論の誘導を図っていくものではないと、このようには認識しております。 話合いの場の設定、話合いに必要な情報の提供、制度の趣旨と説明等、話合いに必要なことについての助言を行うことが町の果たすべき役割と考えてはおりますが、やはりもう一歩踏み込んだ形で行政としてできることがないかと。これは基本的な姿勢ばかりではなくて考えていかなければならないし、またその努力も必要だろうと、私は個人的には思っております。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 町としてお仕着せでやるものでは確かにないというふうな認識は、そのとおりかというふうには考えております。 ただ、これを町としてうまく利活用できないのかなということを考えますと、前回の質問で、町で農地を集約することというのはできないんですかということで、こちらについては中間管理機構のほうでしか集約化というか預かりはできないということではあったんですが、そうであれば、振興公社もなかなか今、立て直しを図っている状況の中で、農業公社をつくってほしいというのが本当はあるんですけれども、どこかの会社、ただし外部から来た一民間企業では土地をいいように使われてしまうこともあるだろうというふうに考えておりまして、担い手として、公法人化したものがどこかにないかと。 例えば今6名の方、地域おこし協力隊ということで来ていただいておりますけれども、農業関係、ダリア専門が1名かと思います。農業者については、ダリアの栽培方法を3年間で覚えて、ダリアだけで独立できるかというと、やられている担当の方には申し訳ないんですが、実際にダリア一本で1年間食べられるかというと、これは多分無理だろうというふうには考えております。 この先農業移住者等々を含めて考えていくと、やはり土地を一括町で管理できるような土地を入手していくことが最優先になってくるのかなと。その中で、例えば農業振興のほうの協力隊員を求めた際に、3年後、いわゆる先ほども独立の手助けをする必要性が当然町としても協力隊員に対して必要だということをおっしゃっていましたんで、これを、独立をバックアップする意味合いで例えば安く土地はお貸しできますよとか、そういった何かしらのオプション、約束がないと、地域おこし協力隊として、農業技術は学びに来ました、技術は得ました。でも、畑、手に入らないよね、作れないよね。ダリアだけでは1年間食べて暮らせないよねといったようなことにもなってくるかと思います。 そういった人の受皿として、当初はダリア専門でいいと思います。あとは、農業者の中で一番困っているのが、いわゆる収穫作業等々を含めて、作るのはできるけれども、収穫時に人がいない、人手がない。こういったことに対して人手を割くために、そういったところの組織に協力隊員を属していただいて、プラスアルファの収入を得ていただきながら独立していっていただく道を探すということもできるんではないかと。その辺の可能性について、町として何かしらの方法で遊休農地、もしくはこれから先、担い手がない、預かり手がない農地、こういったものを集約できる手段がないか、町のほうとして検討する考えがあるか、お伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどお話がございました農業関係の公社ということで、将来的にどんどん担い手がない、本当に耕作放棄地、こういうふうなものが増えてきたときに、必然的に行政が管理するというのは、そういう方向はしっかりと見えてくるような私は気がしております。 そして、こういうふうな所在、地方の自治体にあっては、土地の力、これを利用することで何とか生き延びていくと、これが求められる、こんなような思いでおりますので、いろんな縛りもあるでしょうし、国・県の方向性もあるんで一介の自治体が云々と申することではないんですが、将来的にはそのような状況も、目途と申し上げますか目線に置いた上での農業法人等々の経営の強化と、それから町をしっかり守るための農業基盤の整備、これは絶対やっていくべきだろうと私は、個人的にですけれども、思ってはおります。 ただ、この自治体、そして役場としての考え方、行政としての考え方、これもございますので、担当課長のほうから説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 金澤議員のおただしにお答えいたします。 議員おただしのとおり、まず人・農地プランについて言えば、農家の皆さん、心の中にはそれぞれ将来に不安に思っていること、いっぱいあると思います。ただ、話合いの場がなかなか設定できない。こういったことで、まずは人・農地プランについて話し合う場の設定、こちらをまずは町としては必ずやっていかなければならないと。その中でどういう結論が出るかというのを、それぞれの地区、特徴がございますでしょうが、まずは話合いの場を設けて、各地区の問題点、将来像なんかを話し合っていただく、そこをしなければならないというふうに思います。 その中で、やはり議員おっしゃっておりますように、当然新たな農業生産法人と申しましょうか、新規就農者に向けた取組、これらを、我々の地区は例えばそういう方を受け入れたいとか、そういった希望なんかも出てくるのかなというふうには考えております。ですから、こうしたらどうですかというのを、あまり行政は押しつけはしたくはないとは正直なところ思っています。 やっぱりそれぞれ地域の考え方、地域の伝統、歴史とかいろいろ難しいところがございますので、そちらのお仕着せはしないというふうには考えておるんですが、ある程度の方向性、こういうところが問題なんだが、ここは話し合って決めていきましょうねとか、そういったことで、じゃどうしたらいいか、どういう人にやっていってもらうかというようなことも、やはりその中で話し合ってもらう。そのために、行政としてはいろんな支援策をちょっと考えなければならない。 塙町も含めて郡内、あまり新規就農、それと新たな農業生産法人の助成のほうがちょっと弱い部分がございます。その辺を改めてもう一回再検討して、問題点を洗い出して、早急に取り組まなければならない課題というふうに捉えている状態でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 町としましても、農地の利活用、荒廃農地の減少化ということについて、大変な問題意識を持たれているということでお伺いさせていただきました。 人・農地プラン、なぜ実質化してほしいかということについていろいろお話はさせていただいたんですが、実質化するに当たって、やはり私が申し上げましたように、公社になるかどうか分からないですけれども、受け手としての農業生産法人がありますよといったことが、まず話合いを持つときに必要なことの第一だなというふうに思います。 なお、その中で担い手になるということがどういうことかということも、これについては、今までですと認定農業者にならないと農業政策金融についてはなかなか借りづらいといったようなことがありましたけれども、実は、人・農地プランの実質化において担い手ということで地域で認定された人につきましては、今、個人的に農地を一切持っていなくても、農業政策金融についてはすごく借りやすい状況になってきていると。 補助金についても、認定農業者よりはむしろこれから先、人・農地プランに基づく担い手への集中投下ということが起きてくるんだろうというふうに思っておりますんで、その辺につきましてはぜひ前向きに検討いただいて、お仕着せというイメージとは私はちょっと違うんですけれども、ですから、バックボーンがないと当然、地域の中でお話合いをしたとしても、行ってきた、じゃ、あんたがやれよ、お前がやれよで、各地区ともあるとは思うんですけれども、実は、共同作業をする、共同で機械を買うということというのは、高度経済成長期には結構多くあったと思います。 ところが、ある程度総中流社会と言われるようになってきた昭和50年代ぐらいに入ってきますと、各種機械が全て個人宅で買えるようになってしまって、いつのまにか雲散霧消していくと。その流れを、今の世代の方は、言い方は悪いんですけれども、引きずっているのかなと。 ですので、作りました、やり始めました。自分らがいなくなる後どうするのかというのはみんな考えずに仕事をしている団体がちょっと多いというふうに見受けられますんで、悪口ではないんですけれども、実際見ているとそういった実感はあります。 ですので、どこか受け手をつくっていただくということをこれから先、町のほうでも真剣に考えていっていただきたいということで、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) これで、1番、金澤太郎君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後2時46分               再開 午後3時00分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △吉村守広君 ○議長(割貝寿一君) 次に、4番、吉村守広君、登壇願います。 持ち時間は4時ちょうどです。 吉村守広君。     〔4番 吉村守広君登壇〕 ◆4番(吉村守広君) 4番議員、吉村守広です。 ただいまから、通告に従いまして一般質問をします。本日最後となります。よろしくお願いします。 まず、公共交通についてお尋ねします。 町民の日常の足となる公共交通は現在、タクシー、それから福島交通に依存しているような状況です。町では毎年多くの補助金がかかっております。そのため、公共交通活性化協議会において、毎年実証運行等がなされてきました。まず、実証運行の内容と結果について伺います。 町長、お願いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 平成23年度に策定いたしました塙町地域公共交通総合連携計画を基本計画といたしまして、町民が移動しやすい公共交通体系の構築、これを町として目指してきたところであります。平成26年度に常豊地区、27年度に田代、那倉地区で、デマンドタクシーの実証実験を実施いたしました。 デマンドタクシーの実証実験、実証運行の目的としましては、利用者実態及びニーズを把握しまして運行内容の改善を図るとともに、今後の公共交通に関する内容を検討材料とするものであります。また、高齢者を中心といたします交通弱者をこの利用するタクシー運賃の一部助成することにより、利用者の負担を軽減いたしまして、通院、買物などの日常生活に必要な交通手段の確保を目的といたしましたタクシー利用料金助成制度実証運行を平成30年度に高城地区、平成31年度に全町での地域別定額タクシー制度実証実験を実施したところであります。 この結果については、詳細、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) それでは、おただしのこれまで行ってきました町の公共交通の実証運行関係でございます。 まず、平成26年度、常豊地区のデマンドタクシー実証運行の実験をしてございます。対象住民が518名中、利用登録者が143名、実際に利用した方は34名ということで、利用率ですと23.7%という結果でございます。 また、平成27年度、笹原地区の田代、片貝、那倉地区を含むデマンドタクシーの実証運行でございますが、こちらにつきましては対象住民が231名、利用登録者が39名、実際に利用した方は6名ということで、利用率が15.3%という結果でございました。 デマンドタクシーにつきましては、乗り合い乗車方式という方式でございまして、予約する手間や相乗りすることが負担だというご意見がございまして、利用数は低く、現在まで制度の導入には至っていないのが現状でございます。 また、平成30年度、タクシー利用料金助成制度ということで、高城地区を対象に実証実験をしてございます。利用者が当初70名を予定してございましたが78名、利用券が936枚中137枚利用されておりまして、利用率が14.3%という結果になってございます。 また、その後、平成31年度、全町を対象に地域別の定額タクシー制度実証運行というものを実施してございます。対象が65歳以上の方、運転免許自主返納者、また身体的事情等で運転できない方、学生の方という4つの対象者でございましたが、こちら、期間が5か月間という長い期間でございました。対象者が419名中、利用者が272名、利用率64.9%ということで、全町のタクシー実証運行につきましてはかなり高い率で、特に65歳以上の方の利用が多かったという結果となってございます。 これに伴いまして、ご承知のようにこのタクシー運行を行った結果、ニーズ、持続の可能性、効果、3つの観点、こちら有効性が確認できましたので、令和2年度より、町で高齢者対策といたしまして、健康福祉課が今現在担当してございますが、タクシーの本格運行助成制度というものを実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) デマンドタクシーについては、やっぱり利用勝手が悪かったと、利用者が少なかったと。それに比べて、タクシー料金助成事業のほうは結構利用者が多くてよかったというような結論になったようです。それがきっかけで、高齢者の支援のためのタクシー料金助成事業ということで今、健康福祉課のほうで続けているというような状況です。こういった実証運行、成果があったのかなというふうに感じます。ですから、今後も続けてほしいなということであります。 続きまして、生活バス運行助成金について伺います。 今年度予算額3,268万8,000円、これに対しまして、県からの補助金634万9,000円となっております。差額、2,600万円ちょっとあるわけですけれども、これについて全額町が負担しているのか、それとも、これについても何か補助金があるのか、その辺について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今年度の生活バス運行に関する町の財政負担ということでございます。今年度の予算につきましては、昨年度実績値等により試算をいたしております。そして、予算計上しております。令和3年度予算では、歳出予算で運行欠損額、補助金として3,268万8,000円、歳入予算では県補助金として634万9,000円となっております。 議員おただしの歳入、歳出の差額であります2,633万9,000円ほどになりますが、これが町負担であるかということでありますけれども、このうち前年度同様の仕組みで進んでくれれば、国からの財政負担、援助、助成があります。特別交付税により2,106万7,000円ほどが財政措置される見込みであります。これを予算上見ますと、負担額は527万2,000円となる見込みではあります。 参考までに、この内容を説明いたしたいと思います。担当課長、説明を願います。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ただいま町長が答弁いたしました詳細についてでございます。 ご承知のように、福島交通関係のバスの運行に対しての助成になっております。現在22系統7路線という形になっております。今回、補助金の部分につきましては運行欠損額、この分について補助をするという形になっておりまして、先ほどから申し上げています3,268万7,463円、こちらが補助金の金額となってございます。 こちらにつきましては、運送収益とか運送費とかを差し引いた欠損額という部分になってございますが、財政支援につきましても、県補助金634万9,000円につきましては、路線の収支率という部分があります。路線の収支率ですけれども、収支率が40%以上の場合は3分の2の補助で、現在2路線しかここの部分の40%補助はございません。路線収支率40%以下につきましては6分の1の補助ということで、18路線と。 逆に、100%を超える場合、補助対象外ということで2路線でございます。こちら、中学校経由のバス2路線が100%を超えていますので、こちらは補助対象外ということになっています。 残りの、先ほど出ました県補助金634万9,000円から総額3,268万7,000円の残額の部分で国の特別交付税の措置がされることとなっておりまして、2,106万7,000円が昨年度は交付税として措置されてございます。 以上で説明を終わります。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) そうすると、2,600万円以上の負担のうち特別交付税として2,100万円余りが入るということで、実質的には500万円ちょっとの負担ということになるわけですね。分かりました。 それで、ほかに、子供たちの通学のためのいわゆる定期券代、代替バス通学費交付金というのもあります。これが、今年度の予算でいくと小学校260万円、中学校650万円、幼稚園12万円、合計922万円という代替バスの通学費交付金が計上されていますけれども、これについては補助金等はあるのでしょうか。その辺のところをお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) ただいまのおただしの件は、塙町児童生徒等通学費交付金の件だと思います。これは、遠距離または学校の統合による廃止に伴い、児童生徒及び園児が交通機関を利用して学校に通学、通園するために要する交通費に相当する経費を交付するものでございます。 それで、先ほど議員がおっしゃったように総額922万円の予算を計上しております。これらについての国・県の補助等はございません。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 定期代、バス通学費交付金、これについては補助金がないということで、結局、今福島交通に係る今年度の予算からすると合わせて500万円と900万円、1,400万円ちょっとのお金が福島交通のほうに掛かっているということになります。こういった県補助金とか特別交付税とかで、町の総予算からすれば大きな負担にはなっていないのかなと感じるところではございますが、今後これらの補助金の見直しや減額等があると、町として大きな負担となってくる可能性もあるのかなと感じるところであります。 今年度も公共交通活性化協議会において700万円の予算でバス路線の本格的な見直しをするという答弁が3月の定例会のときもございましたけれども、これまでの実証運行の結果などを踏まえ、現在の状況が公共交通としての役目が果たされてるのか、また、これからの公共交通の在り方について、3月の議会でもあったように、自家用有償旅客運送の実証運行等々も含め、今後どのような方針で公共交通のほうを考えているのか、町の方針を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど来、町に対して国からの特別交付金、これが入っておるために町の負担が五百何十万円で済んでおるということでありますが、これ、固定した交付金ではなく特別交付金ということでありますので、いつ切られてもおかしくない、こういう心配はしております。そういうこともあって、できるだけ早い時期に公共交通網の体系、これをしっかりつくり上げなければならない、こういう思いは強く持っておるところでございます。 そして、福島交通、現況と申し上げますか、私、バス路線のそばに暮らしているものですから時々のぞく機会があるんですが、ほぼ利用者がない状況でバスが走っている。これが本来の公共交通としての在り方に合致しておるのかどうかというのはよくよく考えてみなければならないと、このようにも思っておるところでございます。 そして、これからの公共交通の在り方、今年度から人口、そして高齢化と町の変化に対応したさらなる生産性の向上、運行効率化を目指しまして、路線バスを中心としました本町全体の交通ネットワーク再編案の検討及び小規模需要対応交通の導入、これはタクシー活用、そして地域住民が主体となって運行するコミュニティバスの導入等に向けた調査及び運行計画案を公共交通活性化協議会で検討をいたしたい、このように思っております。 また、今年度、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法、これが国のほうから施行されたことに伴いまして、現在令和3年度から7年度までの塙町過疎地域持続的発展計画を策定中であります。この中で、過疎対策事業債で生活交通の確保も事業例としてありますので、この計画の中にコニュニティバス、デマンドタクシー等の生活交通の確保を取り入れてまいりたいと、この過疎対策事業債の中で対応をしていきたいと、このようには考えております。財源の確保と併せまして、新たな公共交通の仕組み、実施、これは至急に進めてまいりたいと、このように思っております。 実際、また個人的な見解になってしまうんですが、このコミュニティバス、それからデマンドバス等なかなか利用者が少ないというお話もあるんですが、これ一番大きな理由はやはり地域、利用者に慣れというんですか、ある程度学習していただかないとなかなか利用率は伸びないだろうと。ですから、半年、1年ぐらいで、はい終わりですというのではなかなか浸透しないだろうと。もっと細やかな運行計画等をつくることで利用者を増やす、利便性を図るということはぜひ考えていただきたいなと、このようにも思っておりますし、あと、町として、これからの対応としてしっかりとした交通体系、これはつくり上げる必要は必需と考えておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 町として大変難しい問題だとは思います。特に交通弱者と言われる高齢者にとって利用しやすい公共交通体系の構築に向けて、検討のほうを十分重ねていただきたいと思います。その結果、高齢者の交通免許証の自主返納にもつながればと、交通事故等も減り、住みやすい塙町となるのかなというふうにも考えますので、よろしくお願いします。 続きまして、次の質問に移らせてもらいます。 町の基幹産業の一つである林業について伺います。 塙町は、総面積のうち82%が森林を占めるということもありまして、昔から林業の盛んな地域ではありました。全盛期は製材工場も20か所以上ありました。それに、伐採や搬出をする林業者も多くいました。現在では製材工場の数も大分少なくなりましたけれども、協和木材等のような大規模な製材工場で多くの方が働き、それに関わる林業者、伐採や搬出をする人も数多くいます。また、搬出した丸太を運ぶ運送業者、それを売る木材市場、流通センターや東白製材協同組合と2か所ありますけれども、そういったところで働く方も相当いらっしゃいます。ですから、林業に携わっている人が相当塙町ではいると私は思っていますので、そういった林業の振興が塙町の活性化につながっていくんではないのかなと感じるところであります。 そこでまず、現在町が実施しているふくしま森林再生事業について伺います。 ここ10年ぐらい続けてきている事業でありますが、令和3年から令和7年まで5年延長となりました。それで、これまでに行ってきたこの事業の実績と今後の予定について伺います。 町長、お願いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 具体的な数字となりますので、担当課長よりお答えをいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 吉村議員のご質問にお答えいたします。 ふくしま森林再生事業につきましては、平成27年度より実施しておりまして、令和2年度までに累計553.12ヘクタールの森林整備を行いました。今年度においては127.44ヘクタールの森林整備を予定しております。 今後の予定でございますが、令和4年度以降については、福島県の方針で空間線量が0.1マイクロシーベルト以上の地区のみが対象になるというお話がございまして、そういったことで方針が示されました。これによりまして、この基準に該当する地区370ヘクタールの森林整備の実施要望を福島県に提出して、計画しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 平成27年度あたりから毎年100ヘクタール近く実施されて、500ヘクタール以上やっているということで、この事業は、間伐なんですけれども、山主さんにとっては自分の懐の痛むことなく切った木を市場で売って、運賃を差し引いた金額が山主さんに入ると。林業者にとっても、調査等のことは別な業者がやって、実際に間伐をする業務ということで、大変すばらしい事業だと皆さん喜んでおりました。 ですから、今後もこれは続けてほしいというお話を大分聞かされました。今後も続けるに当たって、先月31日、町村会でも県に要望が行われましたが、その中にも福島森林林業再生の長期的な要望ということで継続の要望をされたということで、今後もぜひこういった要望活動、県に対して行っていただきたいと思うところであります。 続きまして、森林アカデミーについて伺います。 残念なことに本校誘致はかないませんでしたけれども、実習林地として塙の町有林が選定されました。このことは、やっぱり関係者や職員の熱心な取組の成果と評価したいと思います。 その実習林地の詳細について、場所とかをお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 具体的なデータということでございますので、担当課長に答弁をさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) ご質問にお答えします。 林業アカデミーふくしまの実習林、いわゆる町有林についてでございますが、場所は湯岐字関場1番地1、面積54.1ヘクタール、樹種などについては杉、ヒノキ、アカマツのほかにコナラ、ホウノキ、栗、コシアブラ、柏、桜、漆などが確認されている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 杉なんかも伐期に来ている木が36ヘクタールあるということで、実習林にはもってこいなのかなという感じがいたします。 それで、今年度15名程度の生徒を募集し、来年4月から新規就業を志す人向けの長期研修がスタートするということでありますが、それに先立って今年度、短期研修が行われると聞いております。塙の実習林地での研修があるのか、もしあるとすればその内容、それから今後の予定等を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 また具体的な内容ということでございますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 議員のご質問にお答えいたします。 今年度の予定でありますが、来週の6月14日から17日において、チェーンソー伐木造材技術研修が予定されております。対象者は林業作業経験4年以上の者となっており、チェーンソーを使用した伐木造材作業に関する技術、健康障害防止や安全作業等に必要な知識等の向上を図り、地域において安全な伐木造材事業等を指導できる者を育成することを目的として、実習林において実施予定でございます。また、湯遊ランドを座学の研修場所として使うというようなことを聞いております。 また、9月14日から17日、来年の1月25から28日の2回に分けて、森林林業でのドローン活用研修ということで、ドローン等技術の活用により、森林整備事業の実施に係る申請、検査の省力化や森林情報管理体制の強化及び効率化を図るため、ドローンの操縦技術や撮影、画像解析等の技術を習得することを目的とした研修が予定されております。 さらに、10月25日から28日においては、森林作業道開設に関する研修が予定されておりまして、森林作業道作設の基礎、路網計画の作成、森林作業道作設実習などが予定されているということで計画されております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 今年もそういった短期研修が行われるということで、湯遊ランドも使ってもらえるということもありましたので、こういった実習を通して、木の町塙としての魅力が実習に来られた方に伝わればいいなと思っております。 それで、ふくしま森林再生事業、こういったすばらしい事業を活用したり、それから森林アカデミーで学んだ生徒が塙町での起業あるいは就職を促し、林業の振興を図るべきと私は考えるんでありますが、林業に対する今後の町の方針をお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 本年度の実習林利用は、市町村職員、そして林業事業体に所属する方々の短期研修がメインになっておると、このように聞いております。実際に学生を募集する林業アカデミーふくしまとしては、令和4年度からの開校が予定されておりまして、郡山市の県林業研究センター内に施設の研修を令和3年7月に着工、令和4年8月に完成と、こういう予定と聞いております。 先ほどのお話来、学生は15名程度募集するとのことであります。その方々が町内に宿泊しながら、実習林において、令和4年度より本格的に実習を行うという予定でございます。町といたしましては、実習生に対しまして積極的にPRをする機会を設けさせていただきまして、町の魅力ある林業と住みやすさなどをアピールいたしまして、卒業後にはぜひとも町内の林業体への就職、そして町内での起業を鑑みながら、先々には移住定住をしていただけるような取組をしてまいりたいと、このようにも考えております。 議員もご承知のように、現在材木がすごく値上がりしておるんです。これは当分続くだろうという予測もあるそうであります。こんな中にありまして、町は大変な追い風という中で、この林業、しっかりとした、さらに強固な基盤づくりのためのいい機会、本当に絶好のチャンスだなと思っております。 そして、この林業アカデミー、町で実習を実際やるということで、町内の関係業者、関係企業にあっては、そこで学校を終えた方が全部町の中に就職してくれればいいというような話までいただいておりますので、これからの町づくり、私が時々に申し上げます林業、農業、農林業、これは町の基幹産業の大きな柱として育てていくべきだと、こんなふうにも思っておりますので、本当にいいチャンス、大きなビッグチャンスということで、この林業アカデミーの支援、そして町のアピール、生徒さんたちにしっかりして、この町に定住していただけるような方策をみんなで練っていきたいと、こんなふうに思っていますので、ぜひ議員もアイデア等ございましたら、議員各位ぜひ応援をいただきたいと、このように思っておりますので、ご協力方よろしくお願いをいたしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 確かに今、丸太の価格が高騰しております。ウッドショックと言うらしいですけれども、最近の木材価格も大分、本当に流通センターあたりの市況を見ますと、1万円ちょっとだったのがもう2万円ぐらいしていると、立方当たりですけれども。ということで、大分本当に高騰していると。 これは、コロナのせいで外国の丸太が入ってこないというのもあるらしいんですけれども、こういった丸太の高騰ということで、林業関係者にとっては、町長言ったように追い風になっていると。まして、林業、森林再生事業、こういった本当に町にとっても有利な事業もある中で、林業の振興、ぜひよく検討していただきまして、林業の振興を図っていただきたいと、このように思います。 続きまして、次の質問に移ります。 次、消防団についてお伺いします。 塙町消防団は木田団長の下、町民の生命、財産を守るという崇高なる使命を果たすために、日々予防消防の活動をいたしております。そして、有事の際には、塙町にとっては防災の中核となっております。そのために、町としても毎年消防ポンプの、あるいは搭載車の更新を行い、屯所の改築等も行い、消防設備の充実には他町村には引けを取らないくらいしっかりやっていただいていると感じるところであります。 しかし、近年は火災の数は減りました。でも、自然災害、これが大分多発化傾向にあります。そして、激甚化しているというようなことで、団員に対する負担がかなり増加しているように感じます。 また、団員についても少子高齢化等もあり、大分減少しているような状況があるのかなと感じるところであります。 まず、団員の処遇についてお尋ねしたいと思います。 現在の団員報酬、それから出動手当、定員数、併せて欠員数もお願いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 団員の報酬につきましては、特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例に規定する額となります。定数、欠員を含め、詳細につきましては担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(大寺弘文君) 吉村議員のご質問にお答えをいたします。 現在の報酬につきましては、年額で団長が22万2,000円、副団長が12万6,000円、指導部長が6万9,000円、指導部が5万3,000円、分団長が6万9,000円、副分団長が5万3,000円、部長が5万円、ラッパ隊長が3万2,000円、班長が3万2,000円、技術員が2万3,500円、団員が2万2,500円と階級ごとに条例で定められております。また、出動手当の額も、1回につき1,000円と同条例に定められております。 定数につきましては、塙町消防団設置等に関する条例に規定されており、定数は380名となっております。令和3年6月1日現在の団員数は340名ですので、欠員は40名となっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 定数380に対して約40名、1割近い欠員がいるということになります。そのほかに、成り手不足で、班長が終わってもまた団員に残っていると。幽霊団員、そういった方も含めるともう少し多いのかなという感じはいたしますが、定数の見直しも含め、団員数の確保には今後、十分検討する価値があるのかなと。これについてはた後ほど触れたいと思います。 続きまして、ポンプ車の更新について伺います。 今年度1分団3班に配備されるポンプ車の仕様について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今年度、1分団3班の車両、更新する計画がございます。普通免許で運転ができます車両総重量3.5トン未満の車両で更新する予定であります。 詳細につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(大寺弘文君) 今回のポンプ車の更新に当たり、車両の選定につきまして、消防ポンプ自動車の仕様、装備の情報を消防団と共有し、消防団役員及び当該班の意向を聞き取りした結果、3.5トン未満のポンプ車を導入することを決定いたしました。 3.5トン未満の普通免許で乗れる消防ポンプ自動車につきましては、大きく違うところは4WD、四駆がないというところと、乗車定員が6名となります。そのほかにつきましては、車種は1.15トンのダブルキャブ型のディーゼルエンジンでございまして、ポンプにつきましてはA-2級のポンプ、現在のCDⅠと変わらない放水能力を持つものでございます。オートマチックで、排気量につきましては2,982リットルのディーゼルエンジンというところでございます。 1分団3班につきましては、運転免許保持調査のときに、法改正以降に普通免許を取得して普通免許のみなので、ポンプ車を運転することができないという班員が1名いらっしゃるようなので、今後の新入団員の動向も見据えまして、3.5トン未満の普通免許のみで運転できるポンプ車を決定したようにお聞きしております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 平成29年の3月に免許法の改正がありまして、先ほど午前中も七宮議員のほうからありましたけれども、普通免許では総重量3.5トン未満までしか運転できないということで、それをクリアするために今度の新しいポンプ車は3.5トン未満とするということですね。また、最近はオートマ限定の免許を取られる方もいるということで、オートマにしたということは、これはよかったのかなと思います。 ただ、3.5トン未満にしたために、いわゆる四輪駆動だったのが二駆になったということで、冬場の積雪時、スタッドレスは当然履くんでしょうけれども、急な山道を登れずに現場にたどり着けなかったというようなこともないとは言えないと思うんです。ですから、そういったものに対する対応はどのように考えているのか、お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(大寺弘文君) 通常、消防ポンプ自動車はスタッドレスタイヤをずっと履いていると思うんですが、今回のケースにつきましては夏用のタイヤと冬場のスタッドレスタイヤと途中で履き替えをして、スタッドレスタイヤの性能を保持できるような体制で臨みたいと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 当然スタッドレスでも効くとは思うんですけれども、どうしても駄目なときにはチェーンが必要になると思います。最近では大分装着しやすいチェーンがあると聞きますので、チェーンの配備のほうも少し検討に入れていただきたいと思います。 また、先ほどありましたように、現在のポンプ車は10人乗り。それが、この3.5トン未満をクリアするために6人乗りになると。定員、3班は14名います。そうすると8名の方は乗れないと。有事の際に全て、全員が出動できるとは限りませんけれども、残りの8人、この人に対する対応、現在でもそうですけれども、自分の車、個人の車で現場に駆けつけるというような状況になると思うんです。 そういったときに、後にも触れたいと思うんですけれども、ガソリン代等の費用弁償、それから保険、公務災害ということで、当然消防団は保険に入っているとは思うんですけれども、現場に駆けつけるために途中で交通事故等を起こした場合に、車等に対する保険についてはどのように対応するつもりなのか、その辺のところをお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(大寺弘文君) 今現在もそうなんですけれども、火事場に着くまでの交通手段の部分につきまして、自家用車で火事場に来た場合には、今のところは新しい保険とか補償はございません。その車の補償のみ、保険のみでございます。それらも含めまして、今後、対応につきましては検討していく、研究をしていく余地はあると思うんですが、今現在では、火事場に着いてからの活動につきましては公務災害でございますが、行く途中につきましては個人の責任になってしまっている現状ですので、気をつけて運転をして行ってもらうということになってしまいます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 団員には注意して現場に向かってもらいたいということですね。 それで、また次の質問になりますけれども、今年4月に消防庁長官から通知がありました。これによると、団員報酬、一般団員ですけれども、先ほど現在は2万2,500円ということでありますが、3万6,000円、1年間で、出動報酬は1日当たり8,000円、本人に直接支給するというふうになるらしいんですけれども、1日今までだと1,000円だったのが8,000円になると。団員の中でも大分、おお、今度8,000円もらえるのかよなんていう話にもなっているようであります。 ただ、まだこれは町のほうでも検討はこれからの段階だとは思うんですけれども、先ほどの団員確保の問題、それから現場に駆けつけるための実費負担の費用弁償についても考慮しなさいということも入っているようであります。 ですから、この消防長官の通知について、今後町として、財源等も含め、また他町村の消防団のバランス等もあると思いますので、そちら等の検討も含め、これからの協議になるかなとは思うんですけれども、大体どのような方向で対応していくのか、その辺のところだけちょっとお願いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員ご指摘のように、消防庁長官通知につきましては、消防団員数が減少していること、ご指摘のように自然災害が多発、激甚化しておる、そして消防団員の負担が増加していることを踏まえまして、消防団員数を確保することを目的といたしました消防団員の処遇等に関する検討会における中間報告ということで取りまとめられました各都道府県知事、各指定都市長に対して、助言として消防庁長官名での通知が発出されたものであります。 消防団員の減少、これは地域防災力の低下、そして地域住民の生命、身体、財産の保障に支障を来し、町においても大きな課題であると、このように認識はいたしております。そのために、報酬及び出動手当など消防団員の処遇改善につきましては、今後の社会情勢などを踏まえながら、必要な処置、見直しを検討したいと、このようには思っております。 実際、塙町の消防団におきましては、一昨年の台風19号、この水害での消防団の活躍は長官表彰等、そして総理大臣表彰等をいただくほどの立派な働きがあったわけであります。現場対応は大変すばらしく、県の担当職員からも、町の消防団の対応のすばらしさを本当に褒めていただいたようなこともございます。 そんな中にありまして、議員もそうでありますけれども、私も消防団OBということで、常々考えておることではありますが、やはり先ほど来話がありました消防団員の減員、それから欠員等々も含めて、これからは、実質的に本当に仕事のできるという言葉がいいかどうかなんですけれども、要するに私が考えておりますのは、消防団と消防署、この中間ぐらいの技術力、組織力を持つ消防というのが必要になってくるんではないかと。今までの消防団、決して見劣りすることはないんですけれども、あまりにも災害、それから対応する事案が変化してきておるということでありますから、しっかりこれから勉強し、その対応なんかもやっておかないと、ひいては団員自身の災害、被災等にもつながっていくという心配もございます。 ぜひ長官名の通知、この内容をよく検証いたしまして、特にこれを所管する県、それから国のほうに早い時期にしっかりとした予算措置をしていただいて、措置の基に、措置をベースにして、町の消防団の再編、これはしっかりとやっていかなきゃならないと、このようにも常々考えておるところでございます。 先ほどのそれぞれの報酬の額なんかも適当な額であろうと。私的には、8,000円というのは休業補償、こんなふうな捉え方をいたしております。今までみたいに本当にボランティア、ボランティアだけでは通らない、そういうふうな時代になってきたのかなという思いもありますんで、ぜひ町としては郡内の町村にも働きかけをいたしまして、同じ歩調を取りながら、しっかりと国・県にアピール、申入れ、要望を出して、そして消防団の体制強化、これをしていきたいと、このように思っておりますし、現場にいらっしゃいます団員含めての中でどうあるべきかという姿はぜひ検討する、そういうふうな委員会等もつくって検討されるべきと私は思っております。 幸いにも、現職でおった菊地議員もおりますので、ぜひ現況のアドバイスなんかもいただきながら、そういう組織運営のためにしっかりとした協議会等は立ち上げていくべきと、このように強く思っておるところでございます。
    ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) この消防庁長官通知、これがいいきっかけだと思います。ですから、この通知の内容をよく検討されて、消防団員の処遇改善、ぜひお願いしたいと思います。 そして、日本一を目指す団長がいますので、その団長の下、消防団員一丸となって、安心・安全な町となるよう、今後とも町のほうで設備充実から、こういった組織の検討ということでよろしくお願いしたいと思います。 私の伺いたい事例に対して一定の収穫がございましたので、以上をもちまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、4番、吉村守広君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(割貝寿一君) お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思います。 ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。               延会 午後3時54分...