矢祭町議会 > 2022-03-09 >
03月09日-03号

  • 起業(/)
ツイート シェア
  1. 矢祭町議会 2022-03-09
    03月09日-03号


    取得元: 矢祭町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-30
    令和 4年  3月 定例会(第2回)          令和4年第2回矢祭町議会定例会会議録議事日程(第3号)                     令和4年3月9日(水)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(10名)     1番  藤井隆治君      2番  片野一也君     3番  大森泰幸君      4番  藤田玄夫君     5番  本多勇也君      6番  郡司浩子君     7番  鈴木正美君      8番  鈴木 一君     9番  鈴木敏男君     10番  緑川裕之君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長         佐川正一郎君  副町長        大串 肇君  自立総務課長     鈴木直人君   町民福祉課長     大森秀一君  事業課長       古市 賢君   教育課長       高橋竜一君  会計管理者      菊池基之君   代表監査委員     藤田義広---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長     増子智巳    会計年度任用職員   谷田部 遥 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は10人です。 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(藤田玄夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(藤田玄夫君) 日程に先立ち、諸般の報告をいたします。 藤田義広代表監査委員の出席をいただいておりますので、よろしくお願いいたします。 本日も報道機関等に議場での写真撮影を許可しておりますので、ご了承願います。 これで諸般の報告を終わります。---------------------------------------一般質問 ○議長(藤田玄夫君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問については、持ち時間がなくなりましたならば、直ちに質問を終了願います。 また、執行部の答弁については、時間の制限の関係から、簡潔明瞭にして的確に答弁をお願いします。 質問の通告がありましたので、順次発言を許します。---------------------------------------鈴木敏男君 ○議長(藤田玄夫君) 9番、鈴木敏男君、登壇願います。 持ち時間は60分ですので、11時2分までです。     〔9番 鈴木敏男君登壇〕 ◆9番(鈴木敏男君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず最初に、教育行政についてですが、この教育長人事については、今回のやつが出される前にこれを書いたものですから、このようになっております。 年度末を迎え、教職員の異動があるこの時期になっても教育長不在ということに町はどのようにお考えか伺いたいと思いますということなんですが、まず最初に、教育長の仕事について伺いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、鈴木議員のご質問ということはあれですか、人事異動についてでよろしいですか。 ◆9番(鈴木敏男君) いや、教育長の仕事について、どのような仕事をするか。 ◎町長(佐川正一郎君) 本町の教育全般に関する行政の責任者と捉えております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 大ざっぱにご答弁いただきまして、ありがとうございます。 教育長の仕事ですが、町長が言ったように教育全般にやると思いますが、この年度末において、先生の異動などもございまして、どういう先生が赴任してくるのかということも大事なことだと思います。 そういうことで、3月にはそういう集まりで誰かが会合に行ったんではないかと思うんですが、どなたが行かれたのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。
    教育課長高橋竜一君) ただいまのご質問にお答えいたします。 教職員人事に関しましては、12月から3回に分けて、教育長・校長合同会議という形で教育事務所との打合せが行われておりますが、その会合には、教育長を代理しまして教育課長である私のほうで出席をさせていただいております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) そうですね、職務代理者ということで出席したと思うんですが、この教育長、そして学校の先生、校長先生らと一緒に会合したと思うんですが、そういう中において、お知り合いの方がどのぐらいいたのか教えていただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) まず、教育長人事に関しましては、各町ごと、市ごと、村ごとに打合せをすることになっておりますので、会合に出る校長は当然顔を見知っておりますし、教育事務所の所長さんはじめ各担当の先生とは、これまでの仕事を通じて何度か私も顔を合わせ、意見交換をしたことのある方たちばかりでございました。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 大変ご苦労さまでございました。 3月の人事ですか、一番大事なときに教育長がいなかったということは、大変町にとっては損失だったのかなと私は思っております。 この教職員の人事なんですが、教育長が子供たちに勉強を教えるわけではございませんが、先生たちが子供たちに教えるということで、いろんな先生が来るわけでございます。そんな中で、矢祭町は過疎ということで新任の先生がかなり来るわけでございますが、この小学校・中学校に関しては、子供たちにとっては、勉強やスポーツなど何事も成長する時期でございますので、その大事な時期に教育長がいなく、教育長代理でいろいろと人事についてやったと思うんですが、今回は立派な方が来るそうでございますので、今後はしっかりとした先生も来るのではないかというふうに思っております。 今回出されました菊池篤志さん、この経歴を見ますと、かなり立派に、福島県全般的にいろんなところに行って、そして仕事をしておったわけでございますね。また、再任用ではございますが、現在も校長先生ということで着任しているわけでございます。そのような方を、今回、教育長ということで招き入れるということに対しては、大変すばらしい人事であったかと思います。 そういうわけで、今後は、この教育行政に対して、しっかりと対応していただけるのではないかと思っております。 今、3月ですけれども、この年度末に間に合わなかったという点に対して、人事案件ですから、なかなか相手方もあることです。いろんな方にも面接したと思うんですが、どのような経緯でこの菊池さんになったのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 経緯というよりも、お願いという形で、今後、子供たち教育行政に対して深いご理解というか、そういったご経験もあるというようなことで、私も社会教育委員のときに一度菊池先生とはお会いして、人物的にも、そのときお話ししても、県の社会教育の課長だったのかな、そういった県全般の教育に全て関心が持てるというか、そういう経験があったということは、非常に、これから本町の、県南の中のまた南ということで、教職員の人事異動の中でも、過疎化ということで、一度県の鈴木教育長との懇談の中でも、県南に対する先生の平等な人事の配置というか、そういったものもお願いしていったわけでございますが、県としても、やっぱり公平な人事だということで、偏らず、やっぱりそういう地区に対する思いは県のほうもしっかりあるというようなことは教育長のほうからもお話しいただいて、菊池先生にもそういった思いを伝えながら、今回の町の教育長のほうにお願いということで申し上げた次第でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) そうですね、戸塚にこのような立派な方が、私も分かりませんでしたけれども、このような教育長が誕生すれば、教育行政もますます発展するのではないかと思っております。 また、私も長年議員をやらせていただきまして、何人か、5、6人ですか、いろいろ教育長も代わったんですが、以前は教職ということは特別な仕事でございまして、また、教育長というような席に座るということは本当に大変なことではございます。そんなことで、今までにはなかったすばらしい教育長が誕生するのかと思います。今までは、教職にも何の携わりもしなかった方が教育長というようなことをやった方もございますが、そういうことのないように、今後は、このようなすばらしい方に長く続けてもらってやっていただきたいと思っております。 それから、教育長の任期なんですけれども、前に任期切れでお辞めになった方もございますので、こういう任期について、しっかりと課で把握していただいてやっていただければありがたいと思うんですが、任期はいつまでなんですか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) ただいまの質問にお答えいたします。 今回の教育長の任期については、令和6年6月17日任期満了ということになっております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 分かりました。 そういうことで、しっかりと対応していただいて、町教育の発展に寄与していただきたいと思います。 このような立派な教育長、誕生すると思います。反対する人はいないと思いますので、ぜひともこのような立派な方にやっていただいて、矢祭の教育行政を発展させていただきたいと思います。 次に、町道の道路補修について伺いたいと思います。 この道路については、滝川開発期成同盟会でも何度か陳情させていただきましたが、まだ修理、やっていただきたいということでございます。 これは、大ぬかり道清の旧道なんですけれども、この旧道、国道のほうに出て行くわけですが、南のほうはやっていただいたんですけれども、橋までですか、木でできた橋だったもんですから危ないということで、橋まではやっていただいたんですけれども、こちらから行くと手前ですか、坂を上って行くんですけれども、前はあそこに松の木が横たわって、邪魔してあそこが通れない、大きな陥没、宅配便なども、そこまで行って、またバックして出てこないと出られないというようなことでございまして、今回、松の木も切っていただきまして、スムーズに通れるようになっております。 また、緊急自動車も通れるようになりましたので、ぜひ、手前側をやっていただきたいということなんですが、その前に、近くにいる方が、茨城のほうの土木会社に勤めておりまして、常温合材などもかなり持ってきて、自分で修理しながらやっていたんですけれども、常温合材ですから、日にちがたちますとぼろぼろになってしまうというようなことで、何度もその方にもお叱りを受けておったわけでございますが、私に言われるよりも町長に言ったほうが早いんじゃないかと思ったんですが、いや、おまえが言えということで、取りあえずお願いしているわけですが、この旧道の歩道補修について、町ではどのようにお考えかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま鈴木議員の町道の大ぬかり道清地内ということで、先日改めて見てきました。路面の状況も大変劣化しているというようなこともありますから、前向きに来年度の予算で検討していきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 大変ありがとうございます。来年度にはしっかりとしたきれいな歩道ができると期待しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。 次に、国道349号下関工区についてお伺いしたいと思います。 今、急ピッチで工事が進んでおります。下関くらいのバイパスが出来上がりまして、下関地区の住民たちもかなり安堵しているんではないかと思っております。かなりの大型が通って、近くの人からは、毎日地震が来ているようで大変なんだというような苦情もたくさん承っておりますが、今回出来上がりまして、かなりその点は解消されたかなと思っております。 それで、中山峠までは3月いっぱいぐらいで開通するのではないかというようなお話も聞いております。そしてまた、中山のため池前後、それも6月頃までには完成するのではないかというようなお話を聞いておりますが、町ではどのように把握しているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 国道349号下関工区の全線開通につきましては、2020年代初頭を目標にしているということでございまして、できる限り早期の開通を目指すということでございました。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) はっきりしたやつは分からないと。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) はっきりいつということは、まだ回答を得られておりません。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) ぜひとも来年度早々には開通していただきたいなと思っております。 これができますと、明神峠から118号線までしっかりとバイパスが出来上がるということで、かなりの交通量も予想されます。そういうことでございます。かなり大型なんかもスピードを出して走っている様子がうかがえます。今朝は県境で交通事故もありまして、結構、これからまた取締りが厳しくなるんじゃないかと思っておりますので、ぜひ、交通安全に対しては、しっかりと対応していただきたい、そういうふうに思っております。 また、この開通がいつ頃になるか、詳しいことがあれば、後でまたお聞きしたいと思います。 それから、次に、バイパスが出来上がれば、全線開通時に祝賀会などを行う予定はあるのかということで伺いたいと思います。 大ぬかり工区は、しっかりと開通式もやっていただきまして、佐藤栄佐久県知事にも来ていただきまして、立派に開通式を行いました。そういうことで、下関工区においては、立花会長をはじめ議長もおりますが、県に陳情・要望活動を行ってきたわけでございます。 ですから、このように全線開通になれば、何か、取りあえずはしっかりと、今までやってきた人に敬意を表して、ささやかでもいいですから祝賀会などを催していただければと思うんですが、町の考えを伺いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 国道349号改良工事につきましては、県営事業でもありますので、全線開通の見通しがついた時期に、開催につきまして県南建設事務所と調整をしていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) ぜひお願いしたいと思います。 立花会長も病気にむち打って、しっかりと対応していただいたわけでございますので、それに報いるためにも、私たちもぜひお願いしたいというふうに思っておりますから、ぜひお願いいたしたいと思います。 次に、防災行政についてですが、今、大ぬかり公民館の上のところで矢祭建設で治山工事が行われております。砂防ダムと書いてありますが、事業課長に聞いたら、治山ダムだということでございますので、中身は同じなんですけれども、そういうことで、名前が治山ダムということで進められております。 そういうことで、いろいろな、ハザードマップにも載っているように、大ぬかり地区もまだまだ治山ダムを造らなければならない箇所が結構あります。そういうことで、今、行われている現場で、県の方もおいでになって、いろいろ見ていっていただいたみたいで、今やっている治山ダムの500メーターぐらい先に、通称道清入というような沢がございます。そこも引き続きできるんではないかというような県のほうのお話もございまして、町ではどのぐらい把握しているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 現在行っている西山地区の治山工事の南側ということでございますが、先日議員から場所を教えてもらったばかりですので、現地としては、まだ確認には行っておりません。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) そこもかなり砂が流出しておりまして、道清に流れている沢でございます。あそこが崩れますとかなりの被害が出るのが想定されますので、ぜひ見ていただいて、計画にのせていただけるようにお願いしたいと思います。場所が分からなければ、一緒に行って説明しますので、ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。 そういうことで、次に、地域おこし協力隊の対応ということで質問させていただきます。 2月15日に第2回活動計画発表並びに活動報告会がありましたが、町の感想と今後の取組みについて、町の考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま鈴木議員地域おこし協力隊の対応ということで、先日、ユーパルで第2回目の活動報告があり、それぞれの隊員が自分の仕事の思いというか、今までの1年から2年、3年目になるまでのいろんな栽培等、そしてゲストハウス、昨日、大森議員も言われた追分小学校跡の活性化というようなことで発表があり、大変私もこの制度については、過疎地の活性化というか、そういったものに対してのこの協力隊の役割というのは、非常にすばらしいものがあると思います。 したがって、これ、矢祭の活性化というか、今ご覧のように、これから東館駅を改修してゲストハウスというようなことも造られるということは、非常に今まで行政ではあり得ない発想の違いというか、そういったものが今は協力隊に求められている。総務省もそういったものを目的にして、首都圏から過疎地の地方創生の活性化というようなものにつなげればというようなことで、非常に本町にとっても、募集をかけると定員以上の応募の人員も集まってきます。今は8名ですか、1名、佐瀬君が退団しましたから、今7名ということで、今度4月からもまた図書館のほうに1名が来られるし、先日、ラズベリーの栽培でも2名の隊員を採用というようなことで、非常に情熱のある、思いのある方だなという思いもしますから、今後こういう事業が引き続き続けられれば、町としても一緒に協力しながら、町の活性化、地域の活性化、産業の活性化につなげるような施策をお願い申し上げます。 この前も隊員の前でお話ししたんですが、行政と隊員と地域、この三方というか、三方よしというような、全てが、やっぱりいいところが出れば地域の活性化につながるというか、ちょうど今、矢祭がこの三方よしの見本みたいな形できているというようなこともありますから、今後、行政もしっかり視点を隊員に捉えながら、これからの協力というか、後押しするようになるかと思います。 また、移住・定住される方も、これはいますから、隊員が今、全国で約6,000名弱の中で本県が190名で、矢祭も8名というと、西会津、磐梯、矢祭という3番目に隊員が多いところですから、あと、ほかの地区でも募集してもなかなか集まらないというところもたくさん行政はありますから、深い理解を持ちながら、今後定住するという方も、隊員の中で大体6割が定住希望だというようなこともありますから、これも施策の中で関係人口、交流人口、そして定住促進というか、そういったものにつなげるような行政の運営というのは大事だと私は思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) それで、このやつは3年で終わってしまうということなんですが、私もあまりよく分からないので、今いる方ですか、あと何年残っているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) まず、ラズベリー協力隊については、今現在2名ですが、そのうち1名は、今年9月で3年間満了します。残り1名は、昨年採用したばかりですので、あと2年間任期がございます。 ゲストハウスは、令和2年度から採用しておりますので、あと1年と数か月というところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) あまり名前も分からないものですから、名前と残り年数をお願いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) まず、ラズベリー協力隊の大和田君ですが、こちらは今年の9月まで、もう一人の長友さんが、あと2年間残っています。 ゲストハウスについては、佐瀬君が先日早期に卒業ということで就農いたしまして、残り隊員については、井上、近藤、影山、川瀬さん、4名ですね、その方は1年と少し。着任時期が令和2年5月と6月と7月というふうに、ちょっとコロナの関係で着任時期が少しずれていますけれども、1年と少し残っております。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) 図書館の協力隊に平本晴香がおりますが、彼女につきましては2年と半年残っているという状況でございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 残り少ない方もかなりいるみたいなんですけれども、この3年間で何かをやろうとすると大変なんです、これね。この佐瀬さんみたいに、地元に残ってやりたいという方もおると思います。ですが、ほかの方は、3年になればいなくなってしまうのかなというような考えもございます。そういうことで、3年でいろんなことをやってほしいということもなかなか無理なんじゃないかと思います。 ですから、佐瀬さんみたいに地元に残ってくれるような施策をしていかなければ、もったいないと思っておりますので、そこら辺のお考えがあればお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 町が進めるプロジェクトに対して応募してくれたわけでございますが、その後3年間のうちに地域との関わりを強く持ちまして、定住していただけるというふうな判断をしていただけるように、町としても協力隊と関わりを持ちながら支援をしていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) このゲストハウスの影山さんですか、この方のお話もこの間聞いたんですけれども、あの追分分校をどうにかして云々と聞いたんですけれども、大体グラウンドの草刈り、あの人一人でやったんでは、とても間に合わないというか、そういうところで、町の援助もないのかなと思ったり、また、昨日お聞きしたように、事業課長も、もう建物の根っこも駄目で、あれを利用するにはちょっと無理なんじゃないかというような答えも返ってきております。 私たちも追分分校を見てきたんですけれども、あれをリフォームしてどうのこうのというところではないと思うんですね。また、あそこに、どこから掘ったのか分かんないような土器がみっちりとあって、あれなんかも撤去しなければならないし、そういうことで、自費でもやりたいというような考えでいるみたいなんですけれども、そういう方への援助は、町はどのように考えているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 影山隊員が、現在は校庭のほうの草刈りとか木の伐採等を行っておりますが、本人としては、そういうものをこつこつとやっていくのがいいということで、町としては、シルバーとかを頼めばすぐできると思うんですけれども、本人の希望としては、そういうことをこつこつやっていきたいということでございました。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) こつこつやっていただくのはいいんですけれども、残りあと1年でどのぐらい、後の始末はどうするのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 残り1年と少ししかありませんので、これまで、1年目は地域の方との関わりを持ちながらという、そういう関わりをつくってきました。2年目において、いろいろトライ・アンド・エラーということで、挑戦してみて失敗を繰り返して、そこからまた新たな取組を探していったということが2年目で、そういうことをいろいろ影山さんもチャレンジしてきまして、その中で、残り1年しかないというところで、今後3年目については、一旦追分分校のほうは置いておいて、滝川の里の集客増大につながる取組に集中してやっていきたいということでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 滝川の里に行ってソバ作りなんかをやるのもいいと思うんですが、これもあと1年で終わりですか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 任期としては1年ですが、影山さんも矢祭に定住を考えておりますので、取組としては引き続き関わっていただけるものと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) そういう場合、町からの援助というのは考えているんですか。給料面とかがいろいろあると思うんですけれども、滝川の里の売上げからもらうというようなこともあるでしょうけれども、それではなかなか生活もできないんじゃないかと思っております。 そういうことで、今後、そういう方の援助はどのようにしていくのか、町のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 隊員としての任期が3年間ということで、3年を終えれば町からのお給料は出なくなりますので、その後、自立に向けてどのような収入源を得られていくかというのは、今後、本人の計画づくりというのもありますけれども、そういう具体的な計画を見せていただいた中で、支援できるものがあれば、協力をしていきたいというふうに思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) この3年間は国から補助が出て、その給料でやっていくと思うんですが、今回、国からまだ出ていないので、町で取りあえずは出しておくというような話なんですけれども、この1人に対して幾らぐらい国から補助が出ているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 特別交付税という形で措置されるわけなんですけれども、1人当たり460万円が上限となっております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 上限が460万円なんですけれども、その差は、どういうふうに算定して出すのか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 特別交付税の算定時期がたしか3回ほどあったかと思いますけれども、その時期に合わせて、一般財源として協力隊の活動に対してかかった費用、給料であるとか事務費、経費等について積み上げたものを国のほうに報告して、それに対して交付税措置がされるというものでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) では、個人的に全部違うということですね。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 個人として、1人当たりが460万円上限ということですので、町としては、積み上げていくときには、現在ですと、事業課関係7名分の協力隊員にかかった経費ということで総務課のほうに報告をさせていただいているところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) それから、手元焼をやっている川瀬さんなんですけれども、この方はどのような仕事をしているのかお聞きしたいと思います。 また、今月、須賀川のほうですずりの展示会をやるというような話も新聞に載っておりましたが、そういうことに対しては、町のほうは何らタッチはしていないということなのか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 川瀬さんについては、手元焼の調査ということでこれまで行ってきまして、その結果、町内における手元焼と思われるものの数々の陶器を発見するに至っておりまして、昨年度、その展示会を行った次第でございます。 今後は、それら取りまとめた記録を図録というようなカタログのような冊子に取りまとめる活動に取り組んでいるところでございます。 一方、川瀬さんは、手元焼のほかにもすずりの収集家でもありまして、個人的にもかなり多くのものを収集しているようでございます。 そういうものを、今、矢祭でも展示会を行いたいというふうに考えているんですが、この周辺にすずりに興味のある人がどれくらいいるのかということを試しにちょっと調査してみたいということで、先日、須賀川を会場に展示会を、これは自費で行ったということでございます。今後、白河とか水戸方面でも行いたいというふうな考えを持っているようでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 分かりました。 それから、今度の担当、井上さんですが、昨日の夕刊を見ますと、待合室のペンキ塗りをやりたいということなんですが、これはどのような方向でやっているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) こちらについては、協力隊の活動ということで、先日の大森議員等のご質問の回答にも差し上げたように、JRのほうでコミュニティスペースとして活用するならば、駅舎をどうぞお使いくださいというようなお話をいただいておりますので、そこを地域住民の方、あるいは駅を利用する方の待合スペースとして活用していただけるように、DIYということで、業者に頼むのではなくて自力で模様替えをしたりするというところで、ペンキ塗りについては、地域の方とも協力しながらやってみたいということで、先日、夕刊を使ってお知らせをさせていただいたところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) そういうペンキなどは町で用意してもらえるんですか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) はい。町で購入をいたしました。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) あとは、お手伝いということで、役場の方もお手伝いに何人か行く方はございますか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) そうですね、これはボランティアということですので強制はできないかとは思いますが、協力できる人がいればお願いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) いろいろとペンキ塗りもなかなか難しいものがありまして、どの辺まで塗るのか。また、駅舎は壊すんですか、将来的には。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 現在の東館駅周辺整備事業の構想の中では、新しい駅舎になるというふうに聞いておりますので、その新しい駅舎ができるまでの間の活用方法として、東館駅の待合室ということで行っているところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。
    ◆9番(鈴木敏男君) ボランティアで行ける方がいればいいんですけれども、なかなかペンキ塗りも難しいものがございまして、うまくいけばいいのかなとは思っておりますけれども、今後また、協力隊というお仕事がなかなか分からないでおりますので、ぜひとも、誰がどのような仕事をやっているのかということを、広報でも見てはいるんですが、もう少し町民に分かりやすいようにお知らせできればなと思っております。 そういうことで、今後、この協力隊はどのように進んでいくのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) ラズベリー協力隊については、今後3年の任期を満了すれば、町内において就農していただきたいというふうに考えておりますし、ゲストハウスにつきましては、地域の方のコミュニティーの場づくりということで矢祭町に来ていただきましたけれども、それが今後、お金を稼ぐものにつながるかどうかというところは、ちょっと不安定なところがあるかと思います。その中で、矢祭町に残っていただけるよう、いろいろ相談、協力をしていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) この協力隊ですか、県内でも多いほうだというふうに聞いております。郡内だけで結構ですので、他町村ではどのぐらいの協力隊がいるのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) すみません、資料が手元にありませんので、正確にはお答えできませんが、隣の塙町では、自転車を活用したプロジェクトに来ている方であったり、空き家対策のプロジェクトとして着任している方がいると聞いております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 個人的にいろいろと自分のやりたいことはあると思うんですが、町で、事業課長が言ったように空き家対策とか、そういうところでいろんな町の問題点に関わってやっていただけるような人材も要請して、来ていただいたらいいんじゃないかと思うんですが、町長、いかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) この協力隊の募集というものは、毎年やっぱりいろいろ施策を考えながら、空き家対策の協力隊というのも方法の中の一つだと思っております。 東白で見ると、今、課長が言われたように、塙が今は5名で、棚倉1名、鮫川が1名というようなことで、今後のやっぱり募集の仕方というか、今は図書館のほうに、やっぱりこれから本のデザインとか、平本隊員がやっているのは、いろいろとデザイン化を発信しながら、図書館に興味を持ってもらおうというような施策の中の一つで今考えているみたいですけれども、今後、幅広い、やっぱり栽培から地域づくりの、ゲストハウスも一つの地域づくりですから、今後の空き家対策というか、こういったものの活用ですね、空き家の活用というか、そういったものも隊員のほうからの提案等があれば、またそういった意味合いで募集をすることも考えられると思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) そういう問題点があるようなことを理解してもらって、そういう隊員も必要ではないかと考えております。 また、矢祭町はかなりスポーツもあまりよくないような傾向にございます。泉崎なんかは、一年中マラソンの練習をしたり、そういうことをやっておりますので、ぜひともそういう体育にたけた協力隊にも来ていただいて、野球、ソフト、そして駅伝といろいろとありますが、そういう専門的な方を呼んで、ぜひとも活用していただきたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) そうですね、あまりスポーツの協力隊というのも聞いたこともないんですけれども、そういった方向も照らし合わせながら考えてみるのも一つの参考にしていただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) ぜひともお願いしたいと思います。 スポーツに関しては本当に、中学校の駅伝なんかを見ますと、15チーム出て13番目というようなことで、あとの2チームはと言ったら、棄権したんだというような話も聞いておりますので。ぜひともそういう体づくりも大事だと思うんですね。そういうことで、ほかから来る人の意見だけではなくて、町のこういうこともしたいんだというようなことを言って、町のスポーツ活性化のためにぜひお願いしたいと思います。 これで私の質問を終わります。 ○議長(藤田玄夫君) 9番、鈴木敏男君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は11時零分といたします。 △休憩 午前10時49分 △再開 午前11時01分 ○議長(藤田玄夫君) 再開します。---------------------------------------本多勇也君 ○議長(藤田玄夫君) 5番、本多勇也君、登壇願います。 持ち時間は60分ですので、12時1分までです。     〔5番 本多勇也君登壇〕 ◆5番(本多勇也君) 5番、本多勇也です。よろしくお願いします。 世界情勢が大変厳しい状況になっております。北京の冬季オリンピックが終わり、平和の象徴でもある、まだあのパラリンピックが行われている最中に、ロシアがウクライナに侵入したと、事実上の戦争が起こっております。200万人ぐらいの人が避難民として、また、数多くの民間人が死傷しております。非常に心が痛い。私なんかは、戦争を知らない世代なので、特にリアルにあの戦争の現場がテレビに映ると、今の子供たちも、かなり心を痛めていると思います。早急にあの戦争が終わり、戦争反対ということで収束してほしいと思います。 それでは、通告に従いまして質問したいと思います。 1番目の本町の人口減少問題について質問したいと思います。 去る第37回の青少年主張矢祭大会で、高校生の部で最優秀賞を取った方の「町のため、未来のため」ということで、年々矢祭の人口が減っていると。矢祭町に暮らす人が一丸となってこの問題を未来に向かっていくときだというような、高校生が真剣に考えていることでした。我々も関係する人間として、やはり町にどういう施策をするのか、お聞きしながら進めてまいりたいと思います。 やはり町の活性化は人口減から脱するということであると思います。コロナ禍で東京23区から、今まで転入超過だったのが転出超過ということで、かなり地方へ人口が移動していると。そして、2020年の国勢調査でも、人口増に転じた町村があります。昨日も町長から、福島県では大玉村、そして県南では西郷村、やはりそれなりの施策をして、市町村が裕福だというのも確かにあるかとは思いますが、ただ、その施策として、子育て支援とか、若者支援とか、やはり今まで働く場が欲しいということで、企業誘致などを積極的にやっていくことよりも、やはりソフト面をやって、若者の子育て支援を進めていったほうが施策としてはいいのではないかと思います。 その辺について、まず最初に、移住を検討する人の相談はあったかどうか、町のほうにお聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 事業課のほうでは、令和3年度におきまして、2件の相談がありました。その際には、空き家バンクに登録してある物件を紹介いたしまして、うち1名が賃貸物件で成約となりました。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) やはり矢祭町でもいろいろな移住・定住に向けての施策を持っていると思います。また、福島県でも、やはり補助金等とか力を入れていることがあります。それはやはり事業課が窓口となって行っていると思うんですけれども、やはり親身になって相談に乗り、そして1人でも、1件でも定住するようにしてほしいなとは思っております。 そんな中で、やはり先ほど空き家物件と言いましたが、以前にニュータウンに37区画の団地が残っていると。その後どうなっているかお聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 昨年度、未分譲としていました4区画について地質調査を行いまして、地盤の安定が確認されましたので、これを加えまして、現在41区画が分譲中となっております。 今後、チラシも刷新したというところで、PRに努めていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) やはり41区画、これ、完売するにはなかなか時間がかかるとは思うんですけれども、せっかく財源を投じて造成、分譲したわけなんですから、やはり団地ということで、やはり以前買った方々もいるとは思うんですけれども、ある程度値段を安くするとか、あるいは何かメリットがあるような考えはあるかどうかお聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 今後、区画販売促進のため、子育て世帯定住支援事業助成金、こちらを絡めながら取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) やはり移住者獲得に向けて、町の魅力をPR、動画の投稿サイト、ユーチューブなんかで配信したり、地元の関岡出のあばれる君が双葉町のほうの移住のほうを一生懸命力を入れると。以前に、個人的なんですけれども、矢祭町のためにということでちょっと話をしたことがあったんですが、闇営業になると。やはり事務所を通さないとできないというような、そういう縛りがあるということなんで、やはり今、かなり彼も一生懸命矢祭町のことをPRしているんで、私もあちこちに友達がいるんですけれども、「あばれる君と同じ矢祭町か」とかと言われるのが多少あります。そういう意味でも、ある程度有名な人を観光大使でもいいですし、いろいろ矢祭のために働く気ではいますので、やはりそういうことも考えながら、今後進めていってはいかがではないかと思います。 また、先ほど相談が何件かあったということで、担当課が事業課だと思うんですけれども、専門部署、その移住・定住に向けての課をつくったりして、相談に乗るというようなこともあるかと思うんですが、そのような考えは町のほうではありますか、お聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 本多議員の定住・移住化というのは、今、田村市とか川俣町ですね、そういう専門の課がつくられてきたということで。今、非常に首都圏からの脱却というようなことで、我々の地方自治体が、どのような体制づくりが大事かというようなことで、ただ移住・定住だけを叫んでみても、そういう対策も何もしていないでは、これはできないものがありますから、しっかり明確に施策の中でそういった理念を取り入れて、その課をつくるかつくらないかというのは今後の課題に入ってきます。 当然、ほかの地区ではそういった、もう進んでやっておりますので、まだ矢祭では今初めて本多議員のご指摘というようなことで、非常に新聞等では私も目を通しながら、これからのこの移住・定住の施策、これもやっぱり考えていかなければなと。これに従って、今度はワーケーション、テレワーク、いろんな関係人口、交流人口、そして協力隊のこういう関係人口というか、そういったものを含めての、できればそれは事業課の中でそういう専門部署ということも必要かと思われます。 また、この人口減少というのは、これは日本全体、本当に厳しい時代というか、昨年、令和3年の人口動態統計が発表されて、出生者が、子供たちが約84万人ですか、亡くなった方が145万人で、自然減が60万人だというようなこと、これが令和3年の統計。60万人減るということは、鳥取県よりも多い人口ですから、今、鳥取が57万人ぐらいですから、大体大きい郡山の都市が2つぐらいの人口がここ数年続くんじゃないかというようなことで。 今、本町でも、昨年亡くなられた方が120名、生まれた方が20名ぐらいで、大体自然減100名から95名ぐらいかな。今年に入って、今亡くなった方が28名、そして出生者が1名といって、非常に社会不安というか、そういったものも、このコロナ禍やそういった社会化の事情ですから、この点をやっぱりこれから行政ですね、しっかり捉えて支援するというか、今までの施策でも子育て支援というのは、本町は他町村よりも早くそういう対策は取ってきたと思うんですが、ここへ来て、このコロナ禍の情勢、いろんな社会不安、経済不安があると、結婚する、未婚化対策もこれもしていかなければならない。この人口減少というのは、そういうやっぱり未婚率の高いというか、今日の新聞でも、女性も4割以上が、やっぱり子育て、仕事がなかなか厳しいというようなことで、4割が結婚したくない、どちらでもいいというようなアンケートの結果が出されていますから、これは行政もしっかり捉えながら施策を講じていかないと、この人口減対策につながっていかないと思っておりますので。 これからどこの他町村の自治体も定住・移住、そしてこの人口減問題にやっぱり関わって、我々ができる、この地方の自治体ができることを、しっかりやっぱり発信していかないと、人口の定住・移住というのも厳しいものがありますから、いろんな対策の中で、これからこの課の新設、創設、しっかり考えていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) 矢祭町、早い時期に子育て支援ということで、元根本町長のときに、第1子から補助金をつけたり、あるいはニュータウンなんかもその1つ。SMCなんかも、働き場所ということで一生懸命やったと思います。 今、新聞なんか読んでみますと、茨城県の守谷市なんかは、都心まで30分、一戸建ての家を買って、サッカーのボール遊びができる庭がついて1,000万円ぐらいと。あとは、千葉県の流山市なんかは、交通の便もよく、つくばエクスプレスで秋葉原まで25分ぐらいと。ベッドタウンというか、働く場所は都内でも、生活するのは地方でもいいと。そういう考えでいくと、やはり、先ほども言いましたが、企業誘致だけが生きる道ではないということをつくづく思います。 やはり子育て支援ということで、よく3番議員がおっしゃる学校給食費の無料化、隣の塙町でもやっております。大田原市、あるいはあちこちでやっています。本町は8割強、個人負担を少なくしてやっているんですが、やはり食事ができない子供がいるというような、こども食堂のような話もよく聞くんですが、今後、今すぐではないんですが、町長として給食費の無料をどうするかというようなお考えはあるか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 本多議員のちょっと質問には入っていない質問だと思うんですが、給食費の無料化ということで、昨日の新聞で中島村も出て、あと南相馬市、でも大田原は財政が厳しいということで有料化に戻したというようなことで。そういった財政面と、あとは食育の環境というか、全て無料というのもなかなか行政側がというか、そういったものの決断の時期はもう少し見極めてみたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) 大変失礼しました。ただ、子育て支援ということで、やはり子供を育て、お金がかかるということで、そういうあれも関連して質問しました。大変失礼いたしました。 次に、健康福祉行政について、特に5歳から11歳のワクチン接種についてお伺いします。 昨日、多くの議員からコロナ感染拡大防止ということで質問があったわけですが、確認の意味もあるので、2、3ダブるかもしれませんが、よろしくお願いしたいと思います。 コロナ感染拡大により、変異株オミクロン株が猛威をふるい、特に10歳未満や10歳代の子供が感染しております。本町でも、近隣の町村でも、かなり子供が感染していると。そして、学校やこども園などでのクラスターが発生している。 政府は、やはり家庭内感染を防止するという意味で、5歳から11歳のワクチン接種を進めていきたいということなんですが、新聞では、石川郡が、その前に白河市がもう既に5歳から11歳のワクチン接種を始めております。これは体育館で集団接種ということで行っているらしいんです。石川郡も集団接種ということで、親の同意を得、親同伴ということで、平田村の平田中央病院で行うということです。東白川郡も考えているということなんですが、矢祭町はどのようになっているかお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、ただいまの質問にお答えしたいと思います。 5歳から11歳の小児接種についての今の状況ということでございます。 まず、新型コロナウイルスワクチンの小児5歳から11歳の接種につきましては、令和4年1月21日付でファイザー社製の小児用のワクチンが特例承認をされました。これを受けまして、国より小児の新型コロナワクチン接種を計画的に進めることを求められておりまして、その中で、小児に対するワクチン接種は、小児科医等で実施するのが望ましいということにされております。これによりまして、東白川郡4町村でワクチン接種計画を今進めているところでございます。 ところが、小児科医等が東白川郡でいないということもありまして、確保が難しく、福島の県立医科大学のほうの小児科医のほうに派遣を要請したところでございますけれども、塙厚生病院に県立医大のほうから派遣の医師が来ているということでございまして、その方を活用してくださいというようなことでお話をいただいているところでございます。 それで、今のところ、その派遣の医師による接種体制について、日程とか接種人数等につきまして、塙厚生病院並びに4町村、それから医療関係者と調整を今進めているところでございます。 本日も午前中に、その打合せということで進めているところでございまして、本日の午前中で、ある程度日程的なことが固まってくるのかなというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) 一般の大人のワクチン接種に関しては、注射を打てる人だったら誰でもいいような感じでやったわけですが、この5歳から11歳、小児ワクチン接種はやはり小さい子供ですので、落ち着いた状態で、緊張しない状態でうまくワクチン接種しないと、それなりの問題も起きるのではないか。また、一応学校でやる自治体も幾つかあるらしいんですが、やはり学校で接種すると、どうしても同調圧力というか、あの子も打ったので、じゃ、打つとかといった、学校での集団接種というのは国のほうでは推奨しないと。一応、そういう病院とか、学校以外の場所でしてくださいと。強制ではないらしいんですが、その辺については保護者にはどのように説明するんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) 今現在、東白川地方で接種について協議中ということでお話しさせていただきましたが、今のところ塙厚生病院で接種をするようなことで進めているところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) 家庭内の感染防止ということで、やはり高齢者と同居していたり何なりするので、できれば、素人考えなんですが、5歳から11歳の小さい子供も、なるべく受けるようにしてほしいとは思うんですが、大体、保護者がワクチンを1回、2回打っていない人は子供にも打たせないと、そういった傾向があるというような話もあります。ぜひ小学校の子供とかは、人と違った行動をすると、やはりいじめの対象になったり、居づらくなったりするような傾向に少なくてもあると思います。やはりその辺を考えながら、保護者の方に極力丁寧に分かりやすく説明して、周知徹底を図ってほしいとは思っております。 また、昨日も一般質問の中で、ちょっと前後するんですが、濃厚接触者がおりますよね。そうすると、子供もそうですが、やはり食料を自宅まで届ける、そういうことがあるとは思います。そういう場合に、やはり保健所からの連絡がないと町では動けないのか、その辺ちょっと、再度お聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えしたいと思います。 まず、保健所のほうでそのかかった本人の方に、町に情報を提供してもいいかという確認を取りまして、いいということであれば、保健所のほうから町のほうに情報が開示されるということでございます。その後の対応になるかと思います。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) あと、この時期、やはり昨日ですけれども、花粉症がこれから来ると思います。このオミクロン株というのが、かなり花粉症の症状と似て、鼻水やくしゃみなどの症状、特に発熱やだるさ、喉の痛みなどが出た場合には、オミクロンの疑いがあるということで、みなし陽性ではないですが、医者のほうに電話をして、それから指示を受けてくれというような話があるんですが、やはり病院に直接行くということは、このコロナ感染の項目の中では、1回病院に電話を入れて、そしてこういう症状なんですと言われて、それから病院の指示、時間等も当然指示を受けると思うんですが、そうしないと、やはり外来では行けないということなんでしょうか、お聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) 今までもご案内したとおり、そういう症状とかがございましたら、かかりつけ医にまずはご相談してくださいということになるかと思います。 その後、病院のほうから対応等についてはあるかと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) その自宅待機というか自宅療養者、昨日も課長のほうから、食料品と一緒にパルスオキシメーター、血中酸素濃度を測るものも一緒につけて持っていくと。 やはり自宅待機をして、自宅療養者、いつ急変して、かなり死者も出ていると。このパルスオキシメーターという血中酸素濃度を測定するあれは、結構在庫は持っているんですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えしたいと思います。 在庫につきましては結構数あります。それで、それは保健所のほうからうちのほうでお預かりしておりまして、それで保健所のほうから要請が来ましたらば、その都度持って行っているというふうなことでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) 今回も、自分も3回目のワクチン接種をしたときに、始まる前に、パルスオキシメーターで血中酸素濃度を測りました、初めて。 やはり人工の、何と言いましたか、病院にあるそういうのがない限りは、やはりこれで酸素濃度を測って、そしてかなり酸素が低い状態であれば、その旨をやはり病院なり救急車なり、病院に入院するかどうかというときも、かなりこれが参考になるようなので、もし一般の方でも、町のほうにこのパルスオキシメーターを、自宅待機で借りたいというような人がいれば、率先して貸して、対応することは可能かどうかだけお聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えいたします。 町民の方に貸出しということでございますが、今のところ、町で持っているものについては、保健福祉センターのほうにはあるんですけれども、それほど多くないので、貸出しということであれば、新たに購入して進めるようになるかと思います。そうすれば対応することは可能かと思います。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) やはり各自、各家庭、1個ぐらいは持っていてもいいのかなとは思うんですけれども、なかなかそういうとき測定するのに持っていてもしようがないので、それは徐々に、町のほうに、必要なときは借りるような方向でできればと思います。 あともう1つ、小さい子供が、2歳未満の子供がマスクをかけなければならないというようなことを保護者は思っているらしいんですが、やはり小さい子供なので、息苦しいとか、持続して着用が難しい。こういう場合は、マスクをつけなくてもいいのかどうかだけお聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えいたします。 小さいお子さんということでございまして、何でかんでつけないということではないと思いますので、親御さんのそれぞれの対応でお願いできればというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) そうですね、やっぱり調子が悪いときとか、子供はマスクなんかしないんですけれども、ただ、じいちゃん、ばあちゃんなんかは孫がマスクをしないと、無理無理手拭いでマスクを作って、作ったんだからやれとかと言うばあちゃんもいるような話もちらっと聞きました。 取りあえず、昨日も町長が言った手洗い、うがい、マスクの着用と、あとは3密の回避、換気といった基本的な感染対策・防止、これをまず徹底してやって、やはりまだ矢祭町も感染者が出てはおりますが、今後出ないようにしてほしいと思います。 次に、新変異株オミクロン亜種BA2について、感染力が1.4倍と強く、重症化しやすいということだけは聞きました。そのほか何か、今後この変異株、まだまだBA2あるいはBA3とかいろいろに重症化しやすいようなあれが出てきているんですが、その辺について、何か町のほうで考えがあればお聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、変異株オミクロン亜種BA2について、その内容についてでよろしいんでしょうか、ご質問は。 ◆5番(本多勇也君) はい。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) 申し訳ありません。 新変異株オミクロン亜種BA2につきましては、ステルスオミクロンと呼ばれるオミクロンの変異株でありまして、現在調査中で、詳しい情報については公表はされていないということでございますが、県が発表したものについて説明をさせていただければというふうに思っております。 県のほうでは、新型コロナウイルス感染者のうち、重症化リスクの高い高齢者らの検体を抽出しまして、県のほうの衛生研究所でゲノム解析をしておりまして、1月1日から2月21日までのオミクロン株が確定したのは791名ということでございまして、このうち784名については、主流型のBA1、それから、先ほど議員がおっしゃいましたBA2については、7人が1月中旬から2月中旬にかけて陽性が判明したということでございます。感染経路不明は5名、海外渡航歴があった方は1名、県外由来の方は1名ということでございます。 国立感染研究所によりますと、BA2はBA1よりも二次感染力が強く、発症するまでの間隔が短い特徴があるということでございまして、ワクチンの発症予防効果につきましては、あと入院リスクについては、大きな差は見られなということで、県のほうからの説明ということでありました。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) いろいろ新変異株ということで、形を変えてコロナ禍の長期化ということで、また、地域経済の立て直し、感染防止、経済活動の両立の体制づくりなんかも、今後やっぱり必要かと思います。地元のお酒を提供する場所でお酒が提供できないということで、かなり響いているという話も聞きます。 今後、やはりまん延防止措置が解除になりましたが、ただ、独自の福島県の対策もありますので、やはり一人一人が、先ほど言いましたように感染防止、基本的なことを忘れないで遂行しながら生活をしていけば、いずれは終息するとは思います。 これで私の質問を終わります。 ○議長(藤田玄夫君) 本多議員に確認いたします。 一般質問の通告の中で、一般行政の③の質問が抜けているかと思いますが、終了してよろしいでしょうか。 ◆5番(本多勇也君) はい、いいです。 ○議長(藤田玄夫君) 以上で、5番、本多勇也君一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は午後1時零分といたします。 △休憩 午前11時36分 △再開 午後1時00分 ○議長(藤田玄夫君) 再開いたします。--------------------------------------- △郡司浩子君 ○議長(藤田玄夫君) 6番、郡司浩子君、登壇願います。 持ち時間は80分ですので、午後2時20分までです。     〔6番 郡司浩子君登壇〕 ◆6番(郡司浩子君) 6番、郡司浩子でございます。本日は、通告に従いまして質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、産業行政という形の質問から入りたいと思います。 マスクを外して、失礼いたします。 現在、広域な取組により、サイクリングロードが整備され、健康増進と観光への誘客が図られる体制を構築してきたところでございます。その中で、先日、4月より水郡線の情報を新聞のほうで拝見したところでございますが、自転車を折りたたまずに持ち込めるとのことでうたっておりましたが、その中でも、大子・石川間では今までどおり折りたたまずに持ち込めない状態であるということの情報を得ることができました。 この件に関して、町はどのような状況把握していて、何か対応とか考えているのか伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 水郡線を利用したサイクルトレインにつきましては、昨年の5月から実証実験ということで行っておりまして、福島県内では磐城棚倉駅が折りたたまずに乗降できる駅として実証実験を行ってきたわけなんですが、町としても、先日の新聞報道でこの情報を得たところでございまして、なぜ棚倉駅が除外されたかという点では、駅が4月から無人化になるということでございまして、そのために棚倉駅に替わって石川駅が乗降可能な駅となったということでございます。 これにつきましては、東白川地方においては、4町村連携してサイクルツーリズムの推進に取り組んでいるところでございますので、東白川地方自転車活用推進協議会としてJRに要望をすることとしております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 実証実験では棚倉がオーケーだったけれども、無人化に伴いできなくなるということは、いわゆる無人化の駅ではそれができないという方向であるのでしょうか。なぜ無人化だと駄目なのかということも、ちょっとその辺に関しても、分かる範囲でお答えください。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) このサイクルトレインを利用するに当たっては、あらかじめ専用のウェブサイトにおきまして登録フォームから必要事項を入力して、利用登録証の発行を受ける必要がございます。この利用登録証を改札の駅員に提示して改札を通る必要があるということが1つと、あと水郡線がワンマン列車ですので、無人駅のところでは車両の一番前のドアしか開かない。サイクルトレインのサイクルラックが列車の一番後ろの後方についているということで、そういうところで不便が生じたということで、有人の駅にしか止まらないということになっているようでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、分からない情報を教えていただきまして、ありがとうございます。 ただ、せっかくそのサイクルツーリズムという形で取り組んできたこと、その辺が、せっかく準備整ってきたのに、言葉は悪いですけれど、ある意味、ちょっとだけ台なしになってしまうのかなと思うんですが、町長としていかがなふうに、今後どのように要望していくか教えてください。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 郡司議員の水郡線における自転車の持ち込みというようなことで、今月の町村会の話題もこの話題で、棚倉が無人化しますから、無人化ということでサイクルトレインのこの役割というか、我々が思った以上に厳しくなったということですから、これではちょっと東白川郡奥久慈のサイクルツーリズムの中のやっぱり目的を達することができませんから、JR等にはもちろん陳情をして、棚倉か矢祭山駅のトレインの持ち込みができるような、そういう陳情をこれから働きかけていきます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、心強い答弁をいただきまして、ありがとうございます。 ただ、やはりいろんな条件があるかと思いますので、本当にJRの件ですので、こちらからこうしたらいいんじゃないのとも言えない部分もありますが、大きな本当に力になって、我々はこんな思いで取り組んでいるからと、強く強く要望していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それに関係いたしまして、レンタサイクル条例ということで、12月の定例議会のほうで条例として可決したこの件について、矢祭町観光レンタサイクル条例について伺っていきたいと思っております。 その後の状況について伺いたいと思います。なんかピットは設置したという話は聞いたんですが、まだそこまでということで、改めて確認したいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。
    事業課長(古市賢君) 先日ご回答差し上げたように、ユーパル矢祭にサイクルピットを設置したところでございます。今後、ユーパル矢祭を拠点としまして、観光客の利便性向上を図りながら、東白川サイクリング推進会議と歩調を合わせつつ、広域観光交流に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 前回、私、条例が出ていた際に、ピットはユーパル矢祭だけではなく、ほかの地区に、例えば矢祭山駅、それから東館駅にもあってもいいのではないかというふうな提案をさせていただいたところでございます。 現実、ちょっと前の新聞に、ちょっとあれとは違うんですけれども、民間でサイクルツーリズムという形でイベントを4月にやられるらしいんですが、実証実験の広告を見ました。こういった広告、多分見られているかと思うんですけれども、人を集ってやっていくというのがあるんですが、こうやって見るうちに、やっぱり矢祭町は矢祭山駅が出てくるわけですね、どうしても。もちろんユーパル矢祭のほうにピットを設置することによって、併せて、相乗効果、ユーパル矢祭にも人がやってくる、駐車場も広いしということもあるかと思うのですが、ピットが1つだけではなく、もう1つ、2つぐらいあってもいいのかなと。 結局、それを管理する人がいないというふうな話が多分出てくるかと思うんですけれども、今ちょうど、この間パートタイマーという形で観光課のほうで何人か、24人でしたか、やられている方もおりますので、矢祭山のあそこの清掃だったりとか、そういった部分もされているので、その辺も合わせたりということもできるのではないかと思いまして、今回、この質問のほうに入れさせていただいたところでございますが、どのように思われますか、お願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 今後、サイクルピットの展開につきましては考えていかなければならないことかとは思います。ただ、今、管理人をお願いしている人たちは、お掃除とかということで、お客さんがいるときというパートタイムの方ですので、朝の1時間とか、そのお客さんが来たときの対応ということですので、これをサイクルピットを設けてということであれば、その勤務時間をまた見直す必要があろうかとは思いますけれども、今後検討していきたいと考えています。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) ぜひ前向きにとは思っておりますが、今、例えばの話でパートタイマーの方というふうに挙げましたけれども、あそこには商店街がありますので、商店街のところにちょっと委託料をという形で、些少だけれども協力できないかという形でお願いする手もあるのかなというふうには思っております。 いつも張りつけておくというわけもないかと思いますので、その辺でも、矢祭町の観光としてお役に立っていただくような工夫もお願いできたらいいかなと、町長、思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 観光レンタサイクルについては、非常にこれからコロナ禍の社会においてのスポーツの推進、健康の増進、今、県の健幸条例のほうにも出ていますので、これからの施策としては、運動、健康、大事な施策だと思っておりますので、この辺を行政としては、しっかりかかっていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 町長おっしゃるとおりに健康増進ということで、そういう中でもしっかりと条例をつくったわけでございますので、進めていきたい、進めていただければと思います。 今回、4月10日に教育課のほうで、こんな形でサイクリングがされるということは、とてもすてきなことだと思いますので、ぜひみんなで参加してもらえるように、また、そのサイクルが、そこまでに設置されるのか。もし、ない方も借りることができるのか。レンタサイクルということもありますので、その辺についてはどうでしょうか。4月10日に行いますので、ちょっと伺います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 町で行うイベントですので、それは使っていただいて結構でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) はい、分かりました。 個人的ですけれども、私、自転車がないので、借りたら行こうかなと思いまして質問、その辺もいろんな方がいるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それから、それに関して、町民は減免とかそういうのは考えてはいないんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 減免につきましては、特別の理由があると認めた者に対して減免することができるという条文になっております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 分かりました。 では、続きまして、一般行政、定住促進という形で伺っていきたいと思います。 空き家対策として空き家バンクを設置し、稼働を始めていて、昨日の質問の中でも進んでいるというか、その状況について、まずは伺いたいと思います。お願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 令和3年度におきましては、2件の空き家バンクの登録を行いまして、うち1件については成約済みとなりました。また、このほかに2件が、現在審査手続中となっております。平成28年度に実施しましたアンケート調査を基に、登録に前向きな回答を得ました所有者にチラシを送付したところ、6件の問合せもいただいております。 次年度においても、固定資産税納税通知に併せて、空き家バンクの啓発チラシを同封しまして周知を図っていきたいと考えています。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 結局、この間、前回その話を聞いたところで、ただ、284件のうちに2件しかなかったということに、ちょっと驚いたところでございました。 そこで、職員を少し張りつけたという話は、その後聞いたところでございましたけれども、1件成約が済み、2件になったということでございますね。 私、その後、いろんな方に空き家の件をいろんなところで町民に伺ってみたところ、この空き家の有効活用、実は登録をするに当たって、こういう話を聞いたことがあります。 自分のお家は空き家ではあるのだけれども、まずは、空き家としてあまりにも、しばらく入っていなかったので、まずトイレが浄化槽がない普通の、いわゆる昔のぼっとんトイレだったりとか、それから、庭とか、そういった支障木だったり雑木があって、貸せる状況ではない。そういうこともあって、戸惑ってしまって空き家になってしまったんだけれども、貸すことはちょっと、きれいに整理して、中に荷物もあるので、整理するのも大変だから、そういう空き家に登録するのはちゅうちょするというような意見を伺ったところでございます。 こちらを促すためにも、こちらにも書いてありますけれども、空き家バンクに登録することでのメリットですね。空き家の片づけや修繕(リフォーム)の支援が受けられるなどの対策を進めてみてはいかがでしょうかという形で提案させていただきたいと思っています、今回は。 隣町の大子町ですね、多分、職員の方も見ているかと思いますけれども、「空き家バンクに登録するとこんな制度が利用できます」というのがあります。後でまた町長にも提出したいと思いますけれども、空き家バンクリフォーム助成金、例えばリフォームは町内の業者に発注して行うものに関しての助成、それから空き家片づけの支援補助金とかそういったものがあって、空き家の有効活用、最近は広報のほうにもしっかりと出していただいているので、こういったものも、恐らくどうですかと固定資産税と一緒に送られるのかと思いますけれども、そこに、何かそういったものをそろそろ進めてみてはどうなのかなというふうに思うところでございますが、その件についてお願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 片づけや修繕に対する支援といたしましては、取得の際には、子育て世帯定住支援、改修については個人住宅改良支援が現制度の中で活用できる支援事業でございます。このほか、福島県の空き家対策総合支援事業との併用も可能となっております。 また、解体工事やハウスクリーニングに対する助成といたしまして、福島県の「住んでふくしま」空き家対策総合支援事業というものがありますので、こういうものをご活用いただけるかと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、課長のほうから提案がありましたけれども、県の助成金というのがあるということでございますので、例えば、ちょっと確認なんですけれども、子育て世帯のその助成金というのは、今、私、空き家でお願いしているんですけれども、借りる場合でも対象になるんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 現在の助成内容では、新築をしたり、中古物件を購入したりという場合の助成でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) やはりそこが少しネックに、例えば借りる場合だったりとかも考えて、やはり対策を練っていく。それから、貸す側としても、やはりそういったところが雑があるので、何とか、それだから空いていてもったいないんだけれども貸せなくて、そのうちに、誰もいないので、ネズミが入り、ごみが入り、本当に朽ちていくのもちょっと忍びないというふうに。ずっと所有者が分からなくなってしまわないような対策も今後やらなければいけないのかなというふうに。 やはりその辺も、せっかく県で「住んでふくしま」空き家対策総合支援事業とか、あとは来てふくしま住宅取得支援事業とかいろいろ出てはいるとは思うんですけれども、多分、総合支援事業だといろんなパターンがあると思いますので、一度その辺精査してみていただいて、実際のところ、本当に私の聞く限りで何件かあったんですけれども、お貸ししたいので空き家バンクに登録したいのですが、本当にそれにはお金がかかるから、何だか二の足を踏んでしまうという話もありますので、その辺、ちょっと詳しく調べていただきたいなと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 空き家バンク、空き家に関するいろいろな助成制度、こちらについては周知を図っていきたいと思います。町民の皆さんというか、空き家バンクを利用されたい方については、まずは事業課のほうにお問合せをいただきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 分かりました。 町長に伺いたいんですけれども、今、子育て世帯のものは、やっぱり住宅取得に限ってしかそれが適用されないということでありますので、空き家対策に関しまして、もし可能であれば、借りる場合の、登録したら助成が持ち主に、片づけだったりとか、そういった整備するための資金の助成があるといいのかなと思うんですけれど、町長、どうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) この空き家対策というのは、非常に今はこの日本の人口減の中で、各市町村とも大変な空き家がこれからまた増えてくるという時代になりますから、当然移住・定住の政策の中にもやっぱりこういう空き家対策の仲介をするというこの空き家バンクですね、隣の大子も大分これも進んで、リフォームの助成金や片づけの補助金、貸し手と借り手を役場が仲介するというようなことで。 先月というか、昨年12月、佐貫の吉成邸のレストランの約1か月間というのは、非常にもう予約でいっぱいというようなことで、また来年度から、人気があるためまた始まるというようなことでやっていましたが、こういった空き家利用の成功例も確かにありますから、これを本町の場合の空き家で借りるほうのそういう使命感というか、そういったものもやっぱりしっかり捉えていかないと、役場でもただバンクだけで仲介するのではなくて、そういう空き家の中での利用の行政側の見方というか、そういったものもしっかり捉えてサポートしながら、そういった空き家の利用をする方と、やっぱり行政も一緒になって地域づくりというかまちづくりの一環というか、そういった広範囲な発想の中で、この空き家対策は考えていくべきだと思っております。 ただ、やっぱり個人の財産ですから、それはしっかり、不動産のことですから契約上でしっかりしていかないと、これ、個人の所有の財産を借りるわけですから、そういったものも捉えながら対策はやっていきたいとは思います。 子育て支援等もこの中に含めるべきかは、これからまた精査するところもたくさんありますので、検討していきたいと思っています。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 賃貸した方への助成ということで、福島県の「住んでふくしま」空き家対策総合支援事業、こちらは賃貸のほうも対象となるようでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) ありがとうございます。 ぜひその辺を、うまく助成金を、今、町長、まずは前に進めたいという話をしていただきましたので、お願いしたいと思います。 それから、今、事業課長のほうからも、「住んでふくしま」のほうの補助金なんかも、うまく町の政策のほうに活用できるような形で、補助金をいただけるような形で政策を整えてもらえたらと、今後思います。 なお、先ほど5番議員のほうでおっしゃっていましたけれども、空き家対策、こういったものに対しての定住に関しても、担当の部署が私もあればいいなというふうに、実は今回、どうでしょうかという話をしておりましたので、ぜひ進めていただきたいと思っています。町長も先ほど、5番議員の方にもおっしゃっていたので、進めていただけるかなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。 続きまして、矢祭ニュータウンの未売却地はいかほどあるかということで、先ほど41件という話はされておりました。その土地を利用して、定住促進のための住宅の設置を考えてはどうかというふうにこちらのほうで提案させていただいておりましたけれども、この中に、このとき思わなかったんですけれど、南石井団地、8番議員もおっしゃっていたんですけれども、団地が町営住宅の跡地だったりもあるので、その辺も含めて定住のための促進の住宅という形で、子育て支援世帯もあるけれども、定住というふうにあえて私は書かせていただいております。設置してはどうかと考えています。 それに伴いまして、ただ単にやってくれというのでは話にならないと思いますので、泉崎村の定住促進、戸建て住宅というのがこういったチラシで、昨日ちょっと事業課のほうには渡してきたんですけれども、入居者募集という形で、いろんな条件がついて、月額の金額、20年経過では、その分を含めて取得してもらうというようなことの条件も書いてあるところでございますが、泉崎村のようにあるといいのかなというふうに思いまして、ほかでもいろんな自治体でやっていることもありますので、町独自の何かを考えていただけたらなと思って提案したいと思います。よろしくお願いします。その件についてどうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 定住促進のための建て売り住宅については、今のところ検討はしておりませんでしたが、先日も8番議員のご質問にもありましたとおり、団地跡地、こちらの有効活用とも併せまして、今後検討させていただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) せっかくある土地ですので、それから、特にニュータウンの場合は、今まで取得した方との整合性がどうかという部分もありますが、あのまま空き地であるよりは、やはり町の活気だったりとか、その辺もいろいろと説明していただいて、ご協力願うような形で説明をすることによって、にぎやかな、皆さんが集い、集まる場所、定住ができるところ、それこそ地域おこし協力隊が今後住むのにも住めるような場所だったりとか、Uターンする方たちも住むような、空き家だけじゃなく、そんなところも進めてもらってはと思いますので、どうぞお願いしたいと思いますが、町長、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) そうですね、今、ニュータウンの未売却地はいかほどあるかということで、今は41区画が分譲中というようなことですから。最近のニュータウンの動きを見れば、中古物件の動きは大分活発に動いて、子供たちも地区の中では一番ニュータウンが多いというようなこともありますから、今後ニュータウンとの、まだ売れていない部分ですね、この前も課長会でもいろいろ話が出たんですが、今後、一歩前進するにはというようなことで、いろいろ施策等は考えていきたいと思います。 また、昨日は、鈴木一議員の中でも私が答えたように、町内の町所有の空き住宅地ですね、そこはやっぱり、いろいろこの泉崎の定住の今パンフレットを見たり、こういったものもいろいろ検討して、利用価値の上がるような政策というか、そういうものも考えていかなければならないと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) では、ぜひ前向きに検討していただけますようお願い申し上げます。 続きまして、地域おこし協力隊の件について。 発表会、先日参加させていただきました。様々な取組をして動き出していることにうれしく思いました。そしてまた、矢祭に定住していただける意向を聞いたところによると、本当に心からうれしく思ったところでございます。 ただ、それと同時に、矢祭町に高校まで住んでいて、その後、大学に行ったり、そのまま戻ってこようかなと思っても、なかなか戻る機会のなかった方々を、何とか、ゆっくりと、50、60になって戻ってくる方法もあるんですけれども、若いうちにまちづくりに参加してもらいたいなと思う部分も、私の中では考えております。恐らくみんなそれぞれ思っているところだと思います。なかなか働く場所、雇用してもらう場所を、本当に工場を誘致するにしても、それからマッチしないところもありますので、地域おこし協力隊のような、こういった手法をもってUターンを考える町民の意欲を引き出す、外にいた方。もちろんIターンでもいいんですが、町独自の施策を、地域おこし協力隊のような形で考えていかれてはどうかなというふうに思ったところでございます。 これは、この間、過疎地域持続的発展計画の中にも、その中の一環として、ウェブ会議で大学生と会議をしているとかという話も昨日伺ったところでございますので、本当に矢祭町の郷土を愛する、愛着を持っている人々の働く場所を確保することも本当に大切なので、その3年間という形で働く形ができるような状況を、自分で課題を持ってもらって、3年間だけやっていただいて飛び立てるような、就農でも、本当にそういったのがあるといいのかなと思いまして、皆さんの活動発表を聞きながらそういうふうに思ったところでございます。 その件について伺いたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 新規就農者であれば、農業次世代人材投資事業として、49歳以下を対象に年間150万円、最長5年間の給付が受けられる事業がございます。また、協力隊員ということであれば、任期満了後の起業支援として100万円の助成、これは特別交付税対象となりますが、このような助成制度がございます。 そういった中で、町独自の支援につきましては、新規事業を起こす方への支援ということにつきましては、今後検討させていただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、私が実は申しているのは、就農するにしても、例えば自分の出たお家が農家ではないとかという場合も、やはりいろいろあると思うんですね。それでも農業に、これからの未来は農業だと思うような方々もおられるかと思います。やはり、例えば一度就農してみて、結局、生活するためのお金が必要なもんですから、なかなかそこに踏み込めない。初めから、来てできない部分もあるので、一度、それができるような地域おこし協力隊のような形で矢祭のもともとの方々が経験を積んで、それでいろんなコミュニティーをつくり、さあやるぞという形の体制を整えてもらいたいなという思いがあって、この質問を提出させていただいております。 もともと、今紹介していただきましたように、150万円の、新規就農であればそれがあると。あと、100万円もとおっしゃってくださいましたけれども、無理だとは承知はしながらも、そんなふうな町の、役場に勤めるということももちろんあるし、本当に工場に勤めるということもあるんですけれども、違う何かがしたいというためのそういったトライアルではないんだけれども、それをサポートする。そして、そこに根づいてもらうという条件をつけてのものをつくってはどうかというふうに、町長、思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) そうですね、地域おこしの発表会ということで、非常に有意義な発表だと私も思っております。 特に、この就農支援というようなことが一番大事な、福島県も今、就農支援ということで県内でも200人ぐらいが就農しているということで実績を上げていますから、本町にしても、ブドウ畑とかラズベリー、そういったものの就農支援、大事なことだと思います。 先日、退団する青年には、青年等就農計画認定証というものを発行しまして、行政側が支援をしながら農業政策のほうにもしっかり対応するというのも大事なものだと思っておりますから、今後、この協力隊の中での新規就農というのも非常に、視野に入れながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) ちょっと確認なんですけれども、地域おこし協力隊は、元町民で、住所が例えば東京とか、ほかに越境したときには、元町民もそこに応募することはできるんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 制度上は可能であります。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 分かりました。そういった形もできるということではありますね、今の話によりますと。 もともと住所を移さないで向こうに行くということもありますので、その辺もちょっと、後でまたゆっくりとお話しさせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 さて、次には、産業という形ではあるんですけれども、子供のことですので、多分教育課にわたる話かと思いますけれども、子ども議会も今年度で3回目となりました。子供が真剣に郷土をよくしたいと、そんな思いを感じたところでございます。 その中で、やはり3年目となりますと重なって、もともといろんなことでするところもありますので、もう少し子供たちが、矢祭町のことをもっとよく知る機会があってもいいのかなと、前段の中で思ったところでございます。 現実問題、子供たちもやはり実際見るものと経験することが、自分のところで限られているところですから、その中であれだけの質問をすることはすばらしいことで、実際に教職員は他町村から来ていますので、町のことは実は案外知らなかったりするものなのですね、どういった産業行政だったりとか。そういったこともありますので、そういった面も踏まえまして、町の私たちもやはり町のことを本当によく知っているか知らないかというと、分からない部分もたくさんあります。 そんなことで、これをきっかけに、私は前から思ってはいたんですけれども、矢祭町を知る機会を設けてもらいたいなというふうに、いろいろちょこちょこは新聞に出たり、広報やまつりに出たりという形で出てはいるんですけれども、矢祭町の特産品に限らず、町が作られている作物や工業製品、それから文化財まで、子供から大人まで理解できるようなツール、冊子でもいいんですけれども、まとめてみてはどうかと考えてこの質問をさせていただきました。 ちょうど矢祭町政を見れば、ある程度見られはするんですけれども、町長の思い、文化だったりとか、高齢とかというのもあります。こういうのも子供たちにぜひ一緒に見てもらったり、あとは大人もなんですけれども。 あと、実は最近、鮫川村で「さめがわファンクラブ」というのをつくっていて、ちょうど私も登録させてもらいました。そこの冊子がやってきました。こういった、もしかしたら町長はご存じかもしれないんですけれども、皆さん登録されている方は来るかと思うんですが、「つながる鮫川」という形で、観光案内だけじゃなくて、例えば作ったものとか、特産品だったり、加工品だったりそういったもの、それから、そういう思いになっているのがあって、これが全てではなくて、そういった工業製品だったりとか、そういうのを紹介するものをつくることによって、矢祭町民みんなが、「俺のところにはいいものがあるんだぞ」という形で紹介できるようなものをつくってはどうかと思いまして提案をさせていただき、子供たちも分かる、それから今年赴任してきた先生方も、見てすぐ分かるような、そんなものをつくってはどうかと思っております。いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) ただいまのご質問にお答えいたします。 学校で子供たちが自分たちの住む郷土のことをよく知るということは、非常に大切でありますので、カリキュラムの中でも、2年生の町探検であったり、そういった機会を設けているところでありますが、実は、3、4年生の社会科が特に地域の学習を重点的に取り扱う段階になっておりまして、そこで使う社会科副読本「わたしたちの郷土やまつり」というものを、これ、随分前から5年ごとに改訂しながらつくっているところでございます。 令和5年度から使用するものを、令和3年、令和4年で、今、改訂作業中でやっているんですが、その中で、矢祭町の情報をできるだけアップデートしながら取り入れていこうということで、今年度から来年度にかけてかなり情報のほうのアップデートに意識を集中してやっているところではございますが、今後そういったものを、今は3、4年生しか使っておりませんので、これは実現できるかどうかまだまだ検討が必要ですが、今GIGAスクールという形でほとんどがデジタルデバイスになってきております。ですから、こういったものもグーグルドライブ等々にデータをアップロードすることで、例えばリアルタイムに情報を更新できるような体制であったり、必ずしも3、4年生に限らず、大人も見ることができると。そういった仕組みというのも検討できないかなというふうに考えているところではございます。 また、地域のことを子供たちが学ぶに当たっては、GIGAスクール構想が進んできますと、今、併せてコミュニティ・スクールというものもやっておりますが、地域の人たちが先生として子供たちに地域のことを教えるというような機会もつくれるのではないかなと。これは学校側のカリキュラムなので強制はなかなかできませんが、そういった仕組みも導入していける余地というのはあるのかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 確かに今はタブレットというGIGAスクール構想、子供に向けてはそういったことがあるという考えがありますね。確かにと思いました。うなずけました。 それも1つで、あともう1つ、大人も分かるような形で、ぜひ取り組んでいただきたいと思っています。冊子というのも少しは欲しいのかなと。結局、本当にIT難民という方もおりますので。その辺も、町長、どうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 町政の要覧等も今作成中ですから、町政の中のいろんな文化、そういった団体、あとは自然の、そういったものを町民にも配布する予定でおります。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) ぜひその方向で、愛着形成、郷土を守る皆さんの気持ちの根っこに根づかせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、福祉行政について伺っていきたいと思っています。 今般、子育て家事支援制度というのが創設されるということで、今年の1月に発表されたところではございますけれども、今までですと、子育てにはいろんな訪問をして、アドバイスだけで終わっていたところが、家事の支援もできる。いろんな情報がありますけれども、町としては、今後これが創設されましたら、対応としてはどのように。今からでも準備しておかないといけないのかなと思うところでございますが、それについて伺いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、子育て支援制度の創設についての質問ということでございますので、お答えさせていただきます。 まず、子育て家事支援制度の創設につきましては、政府が社会福祉法人やNPO法人などに業務委託し、子育て家庭を訪れ、料理や掃除といった家事を支援する制度を新設する方針を固めたということでございます。子供の親が自身の親の助けを得られないなど育児負担が重い場合、手を差し伸べたり、孤立化を防いだりするのが狙いだそうでございます。 今国会の提出予定の児童福祉法改正案に明記する方向で、2024年度からの実施を目指しているとのことで報道を聞いているところでございます。 町のほうでございますけれども、矢祭町では現在、補助事業で育児支援家庭訪問事業というものを実施しております。こちらの事業につきましては、この支援事業の中に、家事等の援助が含まれておりまして、国で考えている子育て家事支援制度と同様の事業を今のところ実施しているということでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) そうでしたか。育児支援の家事の援助をしているということで、対象はどういう家庭が、ひとり親とかいろいろあるかと思いますが、教えてください、対象について。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、対象者についてお答えさせていただきたいと思います。 対象者につきましては、出産後1年以内で、訪問援助が必要な養育者、それから養育上、生活上、発達上、訪問指導が必要な乳児の養育者、それから育児不安により訪問を希望する養育者のいずれかになるということでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 分かりました。 では、政府の支援制度より早めに物事が進んでいるというふうに理解して、私は今思ったところでございますが、そうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) この事業につきましては、国県補助事業ということで、補助事業をもらいながら進めているということでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 分かりました。 ぜひ、しっかりとそういった方々の手助けになるような支援をよろしくお願いいたします。また、創設されると範囲も、その補助金も上がってくるのかなというふうに期待するところでもありますので、よろしくお願いします。 それに関連しまして、ヤングケアラーの問題について伺っていきたいと思います。 昨年の6月に、ヤングケアラーの問題について質問させていただきました。どうしても表面化しにくい点があって、早期発見、把握が重要と思っているという答弁をいただいたところでございますが、課題はどうでしたか。実際、どのぐらいの件数とか、そういうのがあったかどうかということは把握していますでしょうか。こちらは課長か教育課長か。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、ただいまの質問にお答えしたいと思います。 ヤングケアラーの問題の課題につきましては、先ほど議員さんがおっしゃったとおり、まずは、ヤングケアラーというものはどういうような子供のことなのかということが理解しにくい点。それから、また表面化しにくい、発見されない・されにくいという点が課題ということでございます。 また、それにつきまして、会議とか、それから聞き取りとか、そういうものを今のところまだ実施してはいないところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 実際のところ、なかなか表面化しにくい個人的なものなので、個人情報もあるということも、確かにあるかと思います。 随分過去の話になるので、1つ事例があったんですが、おばあさんが病院に通わなければいけない。透析治療をしている。親がちょっと体の調子が悪くて、そこに1人の子供がいたわけなんですけれども、やはりそういった世話をやらなければいけないから、学校に来るのが行き渋ってしまって、お家の、そういった事例が過去に実はありました。ここでも随分、15、6年前の話なのでお話はしますけれども、そのために、今でもそのままなかなか引き籠もっている状況の矢祭の方もおられるのが現状でございます。 その辺について、当時はヤングケアラーという言葉もありませんでしたので、家事支援だから、もうそれは、昔は当たり前に、家庭のために子供が一生懸命やるのは当たり前の時代でもありましたので、今、せっかく、結局この話をするのは、その人の人生が、やはり学校に行けなかったことで、1つのステップがなかなか脱落してしまって、そこから先に進めない状況になってしまったこともあります。 いろんな形の、発達の面だったりとか、そんなところにも影響を与えてきますので、ぜひ、これは町民福祉課、それから教育課のほうでも、恐らく情報をつかもうと思えば、カウンセラーだったりとか、その辺あたりから、なかなか出せないものかもしれないけれども、しっかりとすくい上げてほしいというふうに思っています。 実は、今年は県のほうの補助金が、ヤングケアラーが1,523万円ぐらいが多分今回の県議会のほうでなると思っていますので、そういった金額をどのように使われるか、しっかりと町としてもそこを調査して、県のほうにその補助金だったりとかを要請してほしいと思いまして、私はこの3月の定例会のほうに質問させていただいておりますので、その件についてどうでしょうか。まず、教育課のほうではどうですか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) ただいまのご質問にお答えいたします。 ヤングケアラー問題につきましては、先般、新聞等でも出た際に、やはり教育委員会の中でも、事務局だけではなく委員さんのほうからも関心を示す発言がありまして、教育委員会としても、他人事としては捉えていないという状況でございます。 最終的には、町民福祉課と連携して、町民福祉課のほうを主に対応していく形になるのかなとは思っておりますが、学校現場でしか拾えない情報等もございますので、そういったものは幅広に町民福祉課のほうに提供しながら対応していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、ただいまの質問にお答えしたいと思います。 まず、県の予算についてのほうなんですが、県のほうにちょっと確認したんですが、この予算につきましては、ヤングケアラー支援体制強化のための人材育成のための、例えば市町村職員の研修会等に使うというようなことでお聞きしているところでございます。それ以上の細かい内容は、ちょっと分かりませんでしたので。 それから、町のほうでそのヤングケアラーに対する対応といいますか、考え方なんですけれども、町では、実際にヤングケアラーの存在を把握することができる関係者とか、それから機会については、今のところ、関係者につきましては、障害者や要介護者のケアマネージャー、それから包括支援センター職員、相談支援員、児童民生委員、機会としては、要保護児童地域対策会議のケース会議等を想定しているということでございまして、その中で、まず、関係者の皆様に、ヤングケアラーについて、まずは理解をしていただく、それから、その視点を持って地域の状況を把握していただくということが重要ということで考えているところでございます。 町としては、関係者への研修の機会を確保すること、それから1つ1つのケース会議等の支援等を検討しているということでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、なかなか情報は、やはり現場からということになりますので、しっかりと教育課との連携を取りながら、それからその関係者各位の研修だったりとか、資質を高めるための人材のためにも、ぜひその辺をしっかりと整えていただきたいというふうに思います。 やはりこれから先のひきこもりにもつながってくる問題だとも思いますので、その辺も鑑みながら、今、福祉課長がおっしゃったように、しっかりと整えていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、教育行政についてという形にはなるかと思いますけれども、これは教育だけじゃなく、全般にも関わってくるかと思います。 少子化に伴って、中学校においての部活動の設置数が現在少なくならざるを得ない状況であろうと思います。今、実際のところ中学校はどのぐらいの部活があって、男子、女子で本当にやりたいことができない状況であると思うんですけれども、部数とかその辺は把握しているかと思いますが、教えてください。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) ちょっと少し不正確なところがあるかもしれませんが、男子が恐らく5つ、女子が4つに文化部というような、そういった設置状況だったかなというふうに記憶しております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 運動部に限って言えば、男子は、テニスとそれからサッカー、あと特設で剣道、水泳というのがあるわけで、基本的には2つという形になっているそうです。あと女子はテニスとバスケがあるぐらいだと思います。あとは文化部という形で、いろいろ総合的に選べてできるようになっている状況で、すごく苦慮している。先生方も苦慮しているというふうに捉えています。前のように、野球部がなくなっちゃたりとか、ソフト部がなかったりとか、本当に、先ほど9番議員が部活、野球をやる人誰もいないよねという話はしていましたけれども、本当に裾野が、ちっちゃいときにやる経験がなければ徐々に、せっかくの健康増進のための運動部だったりもありますので、そういった面も考えて、他地域においては、地域クラブ化を進めているというようなところもあるようです。 以上を踏まえて、以前、合意に達しなかった総合地域スポーツクラブというのがあったわけだったんですけれど、まだ時期尚早ということで、残念ながらできなかったということで、こういったものが、地域スポーツクラブのを頂いたりとか、そういったところがあって、答申で、もう少し待ちましょう、運動総合公園ができるから、それを待ってというふうに出てきたんですけれども、子供たちは少子化もあって、いろんなスポーツに挑戦する機会がなくなってしまっているということもあるので、現実問題、水泳に関してはスインピアがあるので、ある意味、地域クラブ化しているのかなというふうに思っております。 そんなこともありますので、ぜひ、再度検討いただいて、例えばほかの地区でやっているのは、私がほかの地区といっても、山形県のお話だったりするんですけれども、地域の、例えば野球だったりとか、そういうようなところを、週1回とか2回とかという形でやっている状況のところを、今日ちょっと資料を置いてきてしまったようなんですが、ありました「中学部活、地域クラブ化進む」ということで、山形県なんですけれども4校、この辺は1校しかないんですけれども、4校の野球部が練習していると。ここで想定できるのは、例えば社会人野球と中学校の子供たちが一緒にできる形もあるのかな、ソフトもあるのかなというふうになっていて、現在、中学校とかが実際にほかの中学校と一緒になって大会に出るということも、実際問題あるようなんです。まだ矢祭町はそれは実施されてはいないと思いますけれども、地区で創設して、指導者が、いろんな指導者がいるということで、もう経験者、高校甲子園野球、大学野球をやったとか、そういったこともこれには書いてあるんですけれども、どんどん裾野が広がっているというような話もあります。 ぜひとも、そういったものも、子供たちの体力増進、体を動かすことで町民の方たちもいろんな挑戦ができる状況をつくってもらいたなと思いまして提案しております。いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) ただいまの質問にお答えいたします。 まず、スポーツクラブに関しましては、平成30年にスポーツクラブの設立検討委員会で審議をした結果、設立のほうを見送りとしているということでございまして、そのときの理由としては、町民アンケート集計の結果、会費を払ってまでの事業は望まない声が多く、スポーツクラブが考える会費による自主財源での事業運営という基本的な考え方と開きがあるということ。 それから、現存の町内の体育施設というものが、既に各スポーツ団体が定期的に使用しており、スポーツクラブ運営の中心となる活動施設が確保できないという状況に鑑み、設立実現は少し困難ということで、総合計画にある総合運動公園の具体化に並行して再検討するというような結論であったようでございます。 ただ、今、町の人口減少によりまして、部活動の減少や町民のスポーツに対する意識の低下が進んでいるということも否めません。 今後、子供たちの健やかな成長や体力向上、高齢者の健康増進、地域コミュニティーの再生など、スポーツクラブ設立という形に必ずしもこだわるのではなく、スポーツ人口の減少に歯止めをかける方策について、今後も環境整備と並行して検討していくということは重要だろうと考えておりますので、その中で、当然部活動の在り方というのも視野に入れた検討、こういったものは改めて進めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) そういった経緯があってスポーツクラブ化が見送られた、詳しいことは分かりました。当時そこまでは聞いてはいなかったので。ただ、運動総合スポーツ公園ができるので、それを見合わせるという話しかありませんでしたので、ぜひまたそういったことがありましたら、具体的なことを教えていただければと思います。 でも、それに併せて、今の状況を鑑み検討していかなければいけないという提案をいただきましたので、ぜひ進めていただきたいと思いますし、先ほど、地域おこし協力隊の方も募集させていただいて、そういったスポーツに関連する形の、9番議員さんがおっしゃっていましたけれど、あってもいいのではないかなと私は思って、そこのトータルにコーディネートをする人材をお願いするのも、一つの手なのかなというふうに思いましたけれど、その件に関して、町長、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。
    ◎町長(佐川正一郎君) 先ほど申したように、スポーツは町民の健康増進ですから、しっかりそういう対応も考えるべきかなということは思っておりますので、参考にしたいと思っています。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) では、町長、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、家庭教育という形では質問を挙げておりますけれども、今回、GIGAスクール構想におきまして、タブレットを自宅に持ち帰り、使用してみての課題はどうであったか、まずは伺いたいと思います。あったかどうか、お願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) タブレットの自由持ち帰りについてのご質問にお答えいたします。 タブレットの自由持ち帰りですが、小中学校のほうで試験的に実施しましたが、現在、利用に関しては大きな問題の発生はなかったというふうに報告を受けております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 分かりました。 基本的に、普通につつがなくという形だとは思いますけれども、現実、ちょっと保護者のほうから話を聞いたところによりますと、持ち帰ってみたものの、タブレットを脇に置いて、その横で子供がスマホをいじっているという話をちらほらと聞いていて、なるほど、親が幾ら注意をしても、タブレットを置きながら自分のスマホ、親のスマホを借りるのか分かりませんけれども、かなり大きな声でちょっと叱ったりとかという部分もあるという話は聞きました。 そんなこともある中で、子供たちの意識、親もそうやって注意してくれればいいんですけれども、気づいてやればいいんですが、現実問題、そうなんですねというふうに私も、「ああ、あるかもしれないですね、これってどうすればいいでしょうね」というふうに、一緒に頭を悩ませたことがありましたけれども、そういう話は聞いたことはないでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) ただいまのご質問でございますが、子供たち等にもアンケートを取っております。親のほうのアンケートというのは、ちょっとまだ十分取る機会が得られていないようですが、やはり子供たちとしても、意識としては、いわゆる使い方を間違えてはいけないよねというようなことはアンケートからも読み取れるかなと思いますし、例えば、夢中になり過ぎて、先生の話を聞けないとか、それは家庭持ち帰りの話じゃないですが、タブレット全般に対して、使い方に関して気をつけなくてはいけないというところについては認識している子供もいる一方で、例えば、何やりたいですかというときに、みんなでゲームをやりたいとかという、やっぱり回答が返ってくるのを見ると、子供のいわゆるタブレットへの向き合い方の認識度合いについては、まだまだばらつきがあるのかなというふうには考えております。 ただ、現時点においては、教育委員会としても、過度に制限をし過ぎるのではなく、やはり使い方を、付き合う中で、いわゆる小学校から中学校までの義務教育期間の9年間の間に、向き合い方についてやはり学んでいくという側面は必要だと思いますので、現時点で、過度に束縛し過ぎるような形は考えておりませんが、現在もちょっと10時以降にはロックがかかるような設定になっておりまして、夜中に親の分からないところでタブレットが不確かな使い方をされるというようなことは避けておきたいなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) そうでしたか。10時以降はロックがかかるようになっているわけなんですね。はい、分かりました。 結局、子供たち自身が自分で、これはどんなものなのかと分かりながら、しっかりとしたメディアリテラシーだったり使い方を分かって使用するのが大切だと思いますので、その辺は重々指導はされているとは思いますけれども、それに関して、やっぱり親のほうも、こういうときはどうすればいいのかなという部分もあるかと思いますので、それが気楽に相談できるような体制も整えていくべきかなというふうに、家庭教育の面で、親に対してのやっぱりアンケートを取ったりとか、そういったことももしかしたら大事なことなのかなと思いますので、その辺も進めて、親への家庭教育という形の全般的な方法になりますけれども、そのタブレットを通してのそういった子供たちの向き合い方ということを、ぜひ進めていただきたいと思うんですが、教育課長、どうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) メディアに関しての家庭への啓発ということも大切かなというふうに考えておりまして、その点につきましては、現在進めているコミュニティ・スクールの中でも、今まだ始まったばかりですが、ノーメディアデーでとか、メディアコントロールチャレンジと併せて、「やまつりっ子ネット宣言」というものをつくったらどうかというような話がコミュニティ・スクールの中で出てきているようでして、現在、中学校部局が中心となって、各年代に合わせた「やまつりっ子ネット宣言」というのを取りまとめて、家庭に周知していきたいなというふうに考えているところでございます。 それと併せまして、相談体制といったところも必要かなというふうには思いますので、そういったものも、どういう形で設置できるか、事務局内で検討しながら進めていきたいと思います。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、コミュニティ・スクールのほうでそういった課題があり、何とか進めていきましょうという話を伺いまして、安心したところでございます。 やはり当事者たちが、まず中学生がそういった姿勢を見せることで、小学生もしっかりしてくるものだと思いますので、ぜひその辺を整えていっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(藤田玄夫君) 6番、郡司浩子君の一般質問を終わります。 これで本日の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 なお、明日4日目、3月10日は午前10時から予算特別委員会が開催されます。 本日はこれにて散会します。 ご苦労さまでした。 △散会 午後2時06分          一般質問通告一覧表通告 順位質問者質問事項及び質問内容59番 鈴木敏男1.教育行政について(町長) (1)教育長人事について ①年度末を迎え、教職員の異動があるこの時期になっても教育長不在という事に町はどのようにお考えか伺います。 2.土木行政について(町長) (1)町道の道路補修について ①生活道路である大ぬかり道清地内の補修について伺います。 (2)国道349号下関工区について ①全線開通はいつ頃か伺います。 ②全線開通時に祝賀会等を行う予定はあるのか伺います。 3.防災行政について(町長) (1)防災ハザードマップにおける土砂災害について ①砂防ダム等が進められておりますが、今後の予定について伺います。 4.産業行政について(町長) (1)地域おこし協力隊の対応について ①2月15日に第2回活動計画発表及び活動報告会がありましたが、町の感想と今後の取組みについて町の考えを伺います。65番 本多勇也1.一般行政について(町長) (1)本町の人口減少問題について ・町活性化は人口減から脱することでもある。コロナ禍で東京23区が転出超過になり、また2020年の国勢調査で人口増に転じた町村がある。子育て世帯に照準を絞った施策などを展開し、人口増につなげたと考える。 ①移住を検討する人の相談はあったのか伺う。 ②ニュータウン37区画の残地は、その後どうなっているか伺う。 ③「多額の資金を投じても活性化で元をとる」「若者、特に女性を地域内に留められるかが人口増加のカギ」的確な施策を打ち出せば、活力を取り戻せる可能性はあると思うが、町の考えを伺う。 2.健康福祉行政について(町長) (1)5歳~11歳のワクチン接種について ①コロナウイルス感染拡大により、変異株オミクロン株が猛威をふるい、特に10歳未満や10歳代の子供が感染し、学校やこども園でのクラスターが発生している。5歳~11歳接種については保護者も副反応など不安があるのが現状です。3月より接種が始まる予定ですが、接種にあたり、準備状況や接種工程を伺います。また、予防接種法の規定、努力義務はどのようにするのか、接種の安全性などの知見の周知はどうするのか伺う。 (2)新変異株オミクロン亜種BA2について ①感染力1.4倍と強く、重症化しやすいということだが詳しく伺う。76番 郡司浩子1.産業行政について(町長) (1)水郡線における自転車の持ち込みについて ①現在、広域な取組みにより、サイクリングロードが設置され、健康増進と観光への誘客が図られる体制を構築してきた中で、4月より水郡線において、自転車を折りたたまずに持ち込めるとのことで期待していましたが、大子・石川駅の間では今まで通りとの情報を得ました。その件に関して伺います。 (2)観光レンタサイクル条例について ①12月定例会で可決され、その後の状況について伺います。 2.一般行政について(町長) (1)定住促進政策について ①空き家対策として空き家バンクを設置し、稼働を始めているが、その後の状況について伺う。また、空き家の有効活用を促すための施策や広報等を充実するために、空き家バンクに登録することで、空き家の片付けや修繕(リフォーム)の支援が受けられる等の対策を進めていってはどうか。 ②矢祭ニュータウンの未売却地はいかほどあるのか伺う。また、その土地を利用して定住促進のための住宅の設置を考えてはどうかと考えますが、その件について伺います。 ③地域おこし協力隊の発表会に参加し様々な取組みをして、動きだしていることに嬉しく思いましたと同時に、このような手法をもって、Uターンを考える元町民の意欲を引き出す町独自の施策を構築してはどうかと考えますが、いかがでしょうか。 ④子ども議会も今年度で3回目となり、子供達が真剣に郷土を良くしたい、そんな思いを感じたころでありますが、もしかしたらもう少し矢祭町を知る機会があったら良いのではと思ったところです。そのためには、特産品に限らず、町内で作られている作物や工業製品、文化財まで子供から大人まで理解できるようなツールをまとめてみてはどうかと考えますが、いかがか。 3.福祉行政について(町長) (1)子育て支援について ①今般、子育て家事支援制度が創設されるとのことですが、町としての考えを伺います。 (2)ヤングケアラー問題について ①先にも質問いたしましたが、課題はどうだったか。今般、県の予算編成でも新設されていますが、町としてはどのような形で考えているか伺います。 4.教育行政について(町長) (1)総合型地域スポーツクラブの再検討について ①少子化に伴い、中学校においての部活動の設置数が少なくならざるを得ない状況であり、他地域においては、地域クラブ化を進めている所もあるようです、以上を踏まえ、以前、合意に達しなかった総合型地域スポーツクラブを再度検討願いたいと思いますが、いかがか。 (2)家庭教育について ①GIGAスクールにおいて、タブレットを自宅に持ち帰り、使用してみて課題はどうであったか。また、メディアに対する家庭の理解や考え方にも大きな差もあろうかと思うところですが、家庭への働きかけなどを深めていってはどうかと考えますが、いかがか。...