棚倉町議会 > 2021-03-16 >
03月16日-04号

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  1. 棚倉町議会 2021-03-16
    03月16日-04号


    取得元: 棚倉町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-15
    令和 3年  3月会議          令和3年棚倉町議会定例会3月会議会議録議事日程(第4号)                    令和3年3月16日(火)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(14名)     1番  佐川裕一議員     2番  大竹盛栄議員     3番  割栢義夫議員     4番  藤田光子議員     5番  菊池忠二議員     6番  和知裕喜議員     7番  佐藤喜一議員     8番  蛭田卓雄議員     9番  近藤正光議員    10番  古市泰久議員    11番  藤田智之議員    12番  鈴木政夫議員    13番  和知良則議員    14番  須藤俊一議員---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         湯座一平     副町長        鈴木敏光 教育長        松本市郎     総務課長       小林 弘 税務課長       松崎秀昭     地域創生課長     鈴木 隆 健康福祉課長     富岡浩一     住民課長       原 博行 産業振興課長     川瀬浩二     整備課長       近藤徳夫 上下水道課長     近藤和幸     子ども教育課長    渡辺 守 生涯学習課長     鈴木英作     監査委員       石井重實---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長     石井修司     係長         八巻 誠 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(須藤俊一) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 なお、職員並びに報道機関に写真の撮影を許可しておりますので、ご了承願います。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(須藤俊一) 本日の議事日程については、お手元に配付のとおりであります。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(須藤俊一) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありましたので、順次発言を許します。---------------------------------------大竹盛栄議員 ○議長(須藤俊一) 順位5番、2番、大竹盛栄議員、登壇願います。 大竹盛栄議員。     〔2番 大竹盛栄議員 登壇〕 ◆2番(大竹盛栄) 順位5番、議席番号2番、大竹盛栄であります。 通告に従い、2問質問いたします。 まず、1点目です。棚倉町防災会議についてであります。 かの東日本大震災から10年の節目を迎えて、今年改めて防災・減災という言葉が言われております。そんな中で、地域の実情に沿った防災計画の作成を担う防災会議が発足し、町民の安心・安全のために連携が図られると思いますが、今後の具体的な計画や内容について伺います。 1つ目、委員の任命はどのようにして決定されたのか。 次に、関係団体との連携した防災訓練などは計画されるのか。 次に、見直しがされている防災マップに反映されるのか。 次、自主防災組織の数は増えているか。 次に、有事の際、真っ先に動くのは地元消防団だと思うが、その実情はどうなっているのか。 最後に、防災センターのような核となる施設を造るべきと思うが、いかがか。よろしくお願いいたします。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位5番、2番、大竹盛栄議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの棚倉町防災会議についてでありますが、まず、委員の任命につきましては、棚倉町防災会議条例第3条において、指定地方行政機関の職員、福島県知事部局内の職員など委員数17名の規定があります。その規定に基づき、町長が任命をしております。 次に、関係機関との防災訓練につきましては、県南地区市町村において、毎年持ち回りで県南地方総合防災訓練を実施しており、本町においては平成30年度に実施をしたところであります。また、このほか毎年Jアラートシステム安否情報システム、県の総合防災システムなど情報伝達の訓練を実施しているところであります。 次に、防災マップへの反映につきましては、変更内容は浸水想定区域のほか、現在作業を進めている防災計画の変更に伴い、修正の箇所はあるものと思われます。 次に、自主防災組織の数につきましては、昨年度末同様、13団体と増えてはありません。 次に、消防団の実情につきましては、順位2番、11番、藤田智之議員の一般質問に答弁をしたとおりであります。 次に、防災センターの建設につきましては、本町においては役場庁舎を災害対策本部として、役場敷地内に災害対応物資防災避難箇所関係の物品等を保管する備蓄倉庫を設置してありますので、災害対応の拠点としているところであり、現在のところ整備をする考えはありません。 以上で、答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) その任命については条例で17名ということでなっているということなんですが、町民の方、役場職員の方を除いて一般の町民の方が1人しか入っていないということは、私からすると本当に町の実情に沿った果たして計画ができるのかというのがちょっと不安なんですが、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) ただいまのご質問にお答えをいたします。 ただいま町長説明のとおり、条例に基づいて任命をしているところでございます。これにつきましては、基本的に防災対策基本法の中で市町村の委員については、県の委員の組織に準ずるという形になっておるため、現在のような構成になっているところです。ただ、他町村を見ますとその中でも有識者という部分の人数を調整するなどして一般の方も入れている事例もございますので、今後、調査研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) ぜひ地元の方、地元の地理だったり、その河川の状況というのもよく知っている有識者という形で、1人でも2人でも増やせばよりいい、そういう防災会議になるのかなというように思っていますので、ぜひそれやっていただきたい。それから、その委員の中に自衛隊の方が入っています。これやはり、町の、県からと同様の委員の構成ということは分かっていますが、自衛隊の方が入っているということは、例えば棚倉町で大きな災害が出そうだ、あるいは出たというときに、直接町や自衛隊に要請がかけられるために委員として入っているんですか。その辺お願いいたします。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。
    ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 基本的には、自衛隊派遣というのは市町村から振興局を経由しまして、知事のほうに要請し、知事のほうから自衛隊を派遣するという形になっております。ただ、その要請をするような時間がない場合については、直接市町村から自衛隊に対して被害状況を通知しまして、自衛隊のほうで県知事の要請を出す時間がないと判断されれば直接来ていただけるという形になっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) それから、防災会議なんですけれども、地方防災会議ということで複数の市町村が共同で設置することができるとありますが、例えば棚倉町においては、河川でいうと久慈川水系と社川水系とあるんですが、これ別々に、例えば久慈川だったら棚倉、塙、矢祭と。社川流域だったらば白河、浅川、そういう別々な協定というのも考えるべきと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 防災計画につきましては、その地理的条件とか、避難所の関係とか、詳細な部分について策定をしております。そういった関係から、広域になりますとなかなか困難かなと感じております。ただ、その流域という関係であれば、現在各河川のほうに治水流域という、その川全体でその治水のほうを考えていきましょうという協議会がありますので、そちらのほうで取り組んでいくということになるかと考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 次に、防災マップの件なんですが、昨年の9月で私、一般質問させていただいたんですが、そのときに私も質問そこまで言えなかったというのがあるんですが、改めてちょっと確認したいことがあって、指定避難所というのは防災対策基本法に基づく避難所であると、町長が定めるとなっているんですが、この定義と一時避難所の定義というのは、きっちりしたこういう区分けですよ、ただ避難所に行くたびに一時的に集まる避難所という、そういう定義じゃなくて、こういうものがある、こういう物資が整っているというのが避難所に指定されて、一時避難所はその前段の段階だという、そういう意味での規定というのはあるんですか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをします。 ただいまの指定避難所の定義についてでございますけれども、指定避難所につきましては、防災対策基本法の中で災害の危険性があり、避難した住民等を災害の危険がなくなるまで必要な間滞在させ、また災害により家に戻れなくなった住民を一時的に滞在させるための施設として市町村が指定するものとされております。こちらの法律の施行令によりまして、その具体的な内容が出てきておりまして、その形態といいますか、そちらにつきましては被災者を滞在させるために必要かつ適切な規模であること。また、車両その他の運搬手段による運輸が比較的容易な場所にあることなどとなっています。 さらに、東日本大震災以降、避難所における指針ということで、内閣府のほうで発表しておりまして、避難所については耐震性があるものに加えまして、生活面を考慮し、学校や公民館、さらに福祉センター、図書館など公共施設とすることが望ましいという形になっております。今言いましたのが指定避難所でありまして、一時避難所につきましては、あくまでも住民の方が自ら一時的に避難する場所というふうに町のほうで位置づけしているものでございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) そうすると、その一時避難所になっているのがほとんど地区の集会所だったりするところが多いと思うんですが、これから自主防災組織がどんどんできてくると、その自主防災組織の避難所という形になると、各地区の集会所であったりということになるんでしょうけれども、そうすると自主防災組織がどんどんできて内容が濃くなれば、何というのか、一時避難所がそのまま自主防災組織の避難所という認定というか、そういう形になるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えしたいと思います。 あくまでも指定避難所、避難勧告等が発令された場合については、町のほうで避難を促すのはあくまでもその指定避難所という考えでございます。あくまでも地区の集会所については、一時避難所という形で捉えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 自主防災組織、なかなかコロナ禍で説明が、会が開けなかったりということがあって、なかなか増えない現状であるんでしょうけれども、その自主防災組織の中で、ある自主防災組織が町内の一般企業と協定を結ぶというような話を耳にしたんですが、それは本当なんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) ただいまの質問にお答えしたいと思います。 こちらにつきましては、一昨年の台風19号の際に堤地区が、社川が氾濫してしまって町内のほうと往来ができなくなってしまったという現状がございます。そうしたことから、今年度堤区さんのほうから相談がありました。内容的には、堤区のほうに高台に日本精工さんがありまして、休憩所なんかもあるものですから、実際その増水して家が浸水するなどの被害が発生されるような場合、一時的に日本精工さんのほうに避難させてもらえないかという内容でございました。町のほうで、日本精工さんのほうにご相談しましたところ了解が得られましたので、今後協定のほうを結ぶ予定となっております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) そのときは、堤地区と日本精工さんの2者で協定を結ぶという形なんですか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えしたいと思います。 こちらにつきましては、当然一時的に避難させていただくということで、当然日本精工さんも町のほう入っていただきたいという話がありまして、3者で結ぶ予定になっております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 自主防災組織の拡大というのは本当にこれ、町にとっても一般の町民にとっても大切なことだと思いますので、我々議員も地元の防災組織の立ち上げに協力したいと思いますので、住民課長さん中心にして、我々にある程度要請をしていただければ我々も一生懸命動きたいのかなというふうに思いますので、その辺私も地元も去年から少しずつ動いていますので、令和3年度以内には形にしたいなというふうに思っていますので、その辺はぜひ町と協力してやっていきたいというふうに思います。 それから次に、消防団の実情ということで、昨日の一般質問のとおりなんですけれども、その中で消防団、町に勤務する人、町外に勤務する人、どれぐらいの割合でしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 約半々ということでございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 消防団で、棚倉消防団とはっぴを着ていても、実は棚倉に住んでいないなんていう消防団員が私、現役の頃はいたんですが、現在はそういう消防団員はいるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをします。 若干名ではありますが、家庭の事情ということでいらっしゃいます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 昨日の消防団の一般質問の中で、同僚議員からもありましたが、消防操法大会のことが出ましたが、その中で激励会でどうのこうのという話がありましたが、あれは20年前のことで、私もその会場にいたのでよく覚えているんですが、どういったことかというと、こんなことやっていいのかではなく、仕事と家庭を犠牲にしてまでやることかというような趣旨の発言だったと記憶しております。 細かいこと言うとあれなんですが、当時選手を決めるのにポンプ車だったので6人、1人は補欠でした。練習しやすいように選手5人は自営業の方を選んだと聞いています。補欠は1人、日本精工だったんですが、当時は、今は分かりませんが、当時は町長と団長がその企業に訪問して挨拶に行くということがあるんで、その自営業の方も待っていたそうです。そうしたら全然来なかったと。それを当時の分団長と副団長とかにも相談したら、議会があるから議会が終わったら行くだろうということだったんですが、来なかった。唯一、挨拶に行ったのは補欠の日本精工だけだった。物すごく団員が激怒したということがあるんですが、町としてはそういう申合せみたい、すみません。引継ぎみたいなものはあったんですか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 協力いただけますように、町のほうから通知書を出しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 本当に操法大会って何のためにあるかというのは私もよく思っていました。確かに消防操法というのはホースの担ぎ方であったり、管鎗の担ぎ方、あるいは水の出し方も消火活動の基本中の基本なので、それは訓練の一環としてやるべきだと思います。しかし、それを順位をつける大会に広域だ、県大会だ、全国大会だというのはちょっとナンセンスかなというふうに思っていますので、本当にこれ棚倉だけじゃなくても白河広域、もしくは郡とかで協議していっていい形にしてもらいたいというふうに思います。 それから、防災センターのような核のものは造る気がないという答弁でしたが、これは何回も私、聞いていますけれども、今年度進めている備蓄倉庫、保健福祉センター等、総合体育館に造るという計画だったと思いますが、それはどうなっているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 今年度予定しているものは体育館のほうでありまして、現在ほぼ出来上がっておりまして、今後検査を行う予定となっております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 昨年の9月も私、質問したんですが、物資を運ぶこの町から核になっていて、そこから各地区に運ぶということで、大雨が予想されるときには前もって、それよく分かります。ただ、先月も震度5弱に襲われたああいう地震が、もっと大きい地震がいつ来るか分からない。例えば、道路が分断された、橋が落ちたなんていうときには運べませんよね。そういうときは、どういった想定をしているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 地震の際に、仮にその一部通行止めとなった道路があったとしても、幸い複数のルートがありますので、何かしらの形で運びたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 何らかの形というと、本当に不安で不安でしようがないです。そこ、誰が運ぶのかというのも不安で不安でしようがありません。それを防災会議で見直したりするんでしょうけれども、そのときに各地区、棚倉地区、社川地区、高野地区、近津地区、山岡地区、これ小学校の空き教室があるかと思うんですが、そういうところを防災の拠点みたいに活用するということはできないんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 空き教室を利用しました防災関係の備蓄だと思うんですけれども、その備蓄につきましても、例えば食料であれば当然その管理が必要だと思います。また、校舎となりますと実際その子供たちの私物的なもの、また個人情報的な部分もありまして、問題があると考えておりますので、基本的にはこれまでどおり運搬をしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) ぜひこの小学校の空き教室、何とかうまく鍵をつけたりとか、災害が起きれば小学校が指定、体育館が指定避難所になったりするわけですから、その体育館とその空き教室とかうまく使って防災意識を高める意味でも、各地区にあるんだということをやっていただきたい。それよりも何よりもやはり自主防災組織の拡大が一番防災に近づくのかなというふうに思っていますので、その辺我々議員も協力しますので、ぜひやっていただきたいということを申し上げて、1問目を終わりたいと思います。 2問目です。交流人口についてお伺いいたします。 交流人口といっても、通勤、通学、スポーツ、レジャー、そして観光と多くの要因がありますが、特に観光においては問題点などを官民が共通の意識、情報共有することによって、より多くの交流人口の獲得が望めると思っております。 交流人口の多いゴルフ場やルネサンス棚倉などが連携を取ることが、棚倉の将来に大きな影響を及ぼすと言っても過言ではないと思っております。 そこで、交流人口獲得の施策はどういうものがあるか。次に、棚倉町の観光資源活用の方向性はどうなっているのか。ルネサンス棚倉は観光資源とうまく連携が取れているのか。最後に、ゴルフ場利用税交付金をゴルフ振興に充てるべきと思いますが、いかがなものかお伺いいたします。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの交流人口についてでありますが、まず交流人口獲得の施策につきましては、交流人口とは、何らかの目的を持って一時的にその地域に訪れる人のことであり、その目的は多岐にわたるもので、特定の内容に限定されるものではないと考えております。そのため、交流人口獲得の施策としては、交流目的に応じた広い施策にわたり関係することから、第6次棚倉町振興計画や第2期棚倉町まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げる各施策を推進していくことが人の流れを生み、交流人口の獲得につながるものと考えております。 次に、観光資源活用の方向性につきましては、振興計画の観光に関する主要施策でもありますが、町内に点在する歴史、文化資源などの観光資源のネットワーク化を図り、周遊性を高めながら、宿泊により滞在していただくことで商店街や宿泊施設、さらには地域の活性化につながるよう活用してまいりたいと考えております。 次に、ルネサンス棚倉との連携につきましては、宿泊者の方々が町内の観光資源を訪れていただけるように、施設内に観光パンフレットを備えるとともに、フロントに宿泊者が集まる夕食などの時間帯には、町の観光資源の魅力を発信するために観光PR動画などの映像を流すなどして、連携を図っております。 次に、ゴルフ場利用税交付金をゴルフ振興に充てるべきにつきましては、ゴルフ場利用税交付金は県が収納したゴルフ場利用税の10分の7に相当する額を、ゴルフ場所在市町村に交付をするもので、用途が特定されていない税金同様一般財源であります。 ゴルフ場所在市町村においては、ゴルフ場周辺の道路の整備改良、雨水による流出土砂の整理など、ゴルフ場が所在すると必然的に財政需要が増加することを考慮して交付をされているものであり、ゴルフ振興を目的に交付をされているものではありません。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 交流人口の獲得についての施策ということ、第6次振興計画の中に水や緑の豊かな自然とありますが、これ第6次振興計画が策定されて、約5年ですか。なりましたが、半分ぐらい過ぎて、その成果というのはどういったものがあるでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 その成果ということでございますが、振興計画に掲げる各種施策の目標となる指標がございまして、そちらにつきましては、毎年実施計画の中で前年度までに達成した指標につきまして、数値を挙げていただいて、それに基づきまして判断をさせていただいているというような状況です。 現状の状況でいきますと、計画策定時の数値よりそれぞれ増加している状況でございます。しかしながら、あと5年間ありますので、目標年次に達成するまで各種事業を進める所管課のほうで、そういう工夫の下、目標に到達できるように実施しているような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 6次振興計画が本当にうまくいけばいいなと思っています。 そこで、次に観光資源の活用方法ということで、振興計画にもあります観光協会など組織充実を図る必要がある。また、歴史、文化遺産を観光資源として有効活用していく。ルネサンス棚倉の観光客の拠点として云々とあります。そこで、ハード的な整備を進めているというあれ、ものがありましたが、ハード的な整備を進めたというのは、どういったものを指しているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 ハード的な整備ということでございますが、現在、振興計画に掲げております観光施設の関係でございますが、観光振興として今、掲げて実施計画に計上しているものが山本公園整備事業、それと交流人口の拡大としまして、イベントの開催というのが有効でございますので、イベントの開催、さらには実施計画の中には現在計上されておりませんが、歴史的風致維持向上計画の中におきましては、各種整備が計上されております。 そうした中におきましては、城跡を中心とする観光拠点施設の整備や赤館公園の整備、さらには観光施設の案内板の整備などを掲げておるところでございまして、こちらにつきましては計画的に実施計画に計上しながら実施してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 今、山本公園の整備、来年度の予算に計上されていまして、山本公園がますますよくなって、人がいっぱい来てくれればなと思うんですが、その山本不動に関して、弘法大師が開いたお寺ですけれども、弘法大師があそこに来る前に鬼が面という山にいる鬼を退治するために37日間籠もって護摩行をしたという護摩壇というところがあるんですが、それはご存じでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 護摩壇につきましては、観光協会の山本支部長でございます和知議員のほうからお聞きしております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) この護摩壇は正式にその弘法大師が云々というのは、なかなか調査発掘しないと正式なものにならないんですが、私も行きましたけれども、すばらしい観光拠点になり得る、拠点というか観光地になり得るところだと思いますので、そこを整備することによって、山本公園でバンガローに泊まって、トレッキングで護摩壇に参拝するとか、あるいはルネサンス棚倉に宿泊して護摩壇に行くという、そういうツアーを組んだりという、そういう何というのか、前向きな施策が考えられると思うんですが、そういう施策は町として考えることはできて、実施することは可能なんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(鈴木隆) お答えをしたいと思います。 新たな観光資源の発掘というのは、振興計画に掲げる各種施策の一つでもございます。そうしたことを考えれば、先ほども護摩壇につきましては、歴史的な背景とかそういうものも歴史文献とか検証しなければなりませんし、護摩壇に行くまでの道路につきましても、所有者などを調査しながら対応していかなければならない。また、そういう国有地の中かなというふうに想定されますが、国有地の中でありますと森林管理署における貸付手続ということで手続が必要になります。そうしたことには測量をかけて面積を出して、そして申請しなきゃならないということもございますので、総合的に検討、判断させていただきながら観光資源としての活用についてを検討してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 今、トレッキングとか歴史的なところを回るという、すごいブームになっていますので、ぜひそのブームに乗って時間はかかるかもしれませんが、棚倉の新たな観光地として多くの人が訪れることを願っております。 それから、いつでしたか、2ケ月ぐらい前でしょうか。新聞報道でマツタケの非破壊検査で基準値を超えなければ出荷制限が解除されるという新聞報道等がありましたが、その辺は町としては情報は入っているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(川瀬浩二) お答えいたします。 町としては、県のほうとちょっと情報入っていませんけれども、新聞報道ということでございますけれども、今後ちょっと県のほうと実際に話を詰めまして、十分な検討をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 以前、山本不動でやっていたマツタケ祭りというのをもう一度見てみたいな、マツタケを味わってみたいなという気持ちがありますので、これ早く解除になればいいなと思っています。 それから、最後にゴルフ場利用税交付金についてなんですが、令和元年度の決算で1,594万円、令和2年度の予算で1,663万円、令和3年度、来年度で554万円。少なくなってもう3分の1になっちゃっています。だからこそ、ゴルフ、コロナの影響もありますが、そうじゃない部分でゴルファーが少なくなっている。町の観光資源の一つであるゴルフ場も本当に注目を浴びています。石川遼選手のお父さんが社長をやっていて本当、注目されていますので、より多くの交流人口を求めるためにもあえて少なくなった予算をゴルフ振興という形で使うべきと思うんですが、どうしてもその目的税みたいな形で使うことはできないんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 総務課長。 ◎総務課長(小林弘) お答えしたいと思います。 ただいまのゴルフ場利用税交付金の用途のほうにつきましては、町長答弁にありましたように、使い道が定められている交付金ではございません。交付金が交付された時点で一般財源化されるというような観点でございますので、有効に活用してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 定められていないので、町で定めるということはできないのかと思うんですが、どうでしょう。 ○議長(須藤俊一) 総務課長。 ◎総務課長(小林弘) お答えをしたいと思います。 先ほど、一般財源化されるというようなお話を申し上げたところでございます。財源につきましては、ご案内のとおり特定財源と一般財源というようなことで整理しているところでございます。町におきましては、一般財源という位置づけでございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 大竹盛栄議員。 ◆2番(大竹盛栄) 本当にゴルフ場利用税の交付金をゴルフ振興じゃなくても形としてはタナスポであったり、そういう形で反映されているとは私も思います。でも、何か足りないような気がして、例えば沖縄県出身のプロゴルファーがなぜ多いかというと、沖縄県では小学生以下がゴルフ場に行くときはただだと。みんな県で補助していると。県レベルだからできるのかもしれませんが、棚倉町のそのゴルファー、小学生、また中学生の方もかなりもう今、熱が上がっているので多いかと思いますので、ぜひそういった形でもう少しタナスポを充実させるとか、石川遼選手が子供たちのための大会をやったりしていますので、これをゴルフ振興にもっともっと拡充すべきことを申し上げて、質問を終わりたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 順位5番、2番、大竹盛栄議員の質問を終わります。---------------------------------------割栢義夫議員 ○議長(須藤俊一) 順位6番、3番、割栢義夫議員、登壇願います。 割栢義夫議員。     〔3番 割栢義夫議員 登壇〕 ◆3番(割栢義夫) 6番、3番、割栢義夫です。 通告に従いまして、2点について質問を行います。 1番目です。台風19号による災害復旧及び検証についてであります。 台風19号被害は、いまだに爪痕を残し、記憶に残っています。激甚災害指定を受け、復旧・復興に多くの関係者の協力を得て進んできました。昨2月13日に震度6強の福島県沖を震源とする東日本大震災の余震ともいわれる地震がありました。災害はいつ起こるか分かりません。現在の災害復旧の進捗、災害復旧及び検証の実施について4点ほど伺います。 1点目です。多くの工事関係者の努力により進められてきた災害復旧の進捗率、今後の見通しと完了予定について伺います。 2点目です。災害後の検証は行っているのでしょうか。 3点目です。指定されている避難所の見直しについて伺います。 4点目です。地域からの被災箇所などの要望の対応について伺います。 お願いします。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位6番、3番、割栢義夫議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの台風19号による災害復旧及び検証について問うでありますが、まず、災害復旧の進捗率と完了予定につきましては、国の補助を受けている災害復旧事業の状況としては、公共土木施設では町道が2路線で全線完了、河川が6河川15箇所中4河川6箇所が完了。次に、農地が23箇所中17箇所が完了。農業用施設が21箇所中12箇所が完了。林道が3路線中2路線が完了をしたところであり、早期復旧に向けて工事に取り組んでおります。 また、補助災害未満の被災箇所につきましても、河川護岸の流出や資材不足等の理由により着手できなかった一部の農地農業用施設を除き、完了をしている状況であります。 次に、災害後の検証につきましては、国の補助災害の査定を受ける段階で、被災の原因となった水位までブロック積工にするなどの再度被災を防止するための提案をして、災害復旧事業の採択を受けております。 次に、指定されている避難所の見直しにつきましては、指定避難所については、防災計画において被災者を滞在させるために必要かつ適正な規模であること。また、耐震構造であることなどの基準を定めており、これに基づき体育館や保健福祉センターなど15箇所を指定しているところでありますので、現在のところ見直す考えはありません。 次に、被災箇所等の要望対応につきましては、被害が町全域かつ甚大であったことから、町職員の被害調査のほかに、行政区や農事組合等へ被害状況の収集を依頼して、行政区ごとに災害復旧の要望箇所を報告をいただいた後に、説明会を開催して、申請方法や追加要望の受付に取り組んだところであります。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) 地域からの避難箇所の要望についてですが、取りこぼしが少なからずあるかと思います。そういった取りこぼしについてのこれからの対応などは、どのように考えているでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 取りこぼしというか、未発注が小さい箇所であるかと思いますが、引き続き集落のほうからの報告をいただいた中で取り組んでいきたいと思っております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) ぜひ取りこぼしのないようにお願いしたいと思います。 指定されている避難所の見直しについてなんですが、各地域に集会所があるかと思うんですが、そういった集会所の避難場所に指定されていると思って私はいるんですが、その避難場所の集会所、震災等でかなり傷んでいるかと思うんですが、再度確認はされているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 一時避難所の件についてですけれども、一時避難所につきましては、先ほど答弁しましたとおり地域の住民の方、自らの判断で一時的に避難する場所ということで位置づけをしております。この指定の際には、各区長より今、その地域の住民の方が災害時に一時避難する場所としてご承諾いただいているものでありまして、基本的には施設のほうはその行政区さんのほうの管理だと認識しております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) 集会所の避難所の指定が今言われた行政区からの申請というか要望であるとなれば、管理も行政区で行うということだと思うんですが、そういう理解したんですが、震災の後のその集会所というのは、かなり年数が過ぎていると思うんですよ。築50年前後かなと。中にはすぎているものもあるかと思いますが、震災の後のその安全、耐震関係を確認しているのか伺いたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 町のほうで仮にその避難勧告等を発する場合については、基本的には指定避難所と言われる、先ほどご説明しました耐震性がある施設ということで指定しております。繰り返しになりますが、基本的には集会所の管理は各地区だと考えておりまして、そういった老朽化等の部分については町のほうでは集会所の補助金なんかもございますので、そういったものを活用いただきながら修繕等をお願いしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) 避難所の、その集会所の耐震の確認をしたのかちょっと伺いたいんですが、どうですか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。
    ◎住民課長(原博行) その部分については確認はしておりません。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) 集会所でかなり年月、年月過ぎていますので、防災のちょっと今言いました50年前後となると、まして地震があった後であればかなり傷んで危険な箇所も出てくるかと思うんですが、そういったことをぜひ確認、点検をしていただいて、安心な避難所にしていただきたいというふうに思います。 地区から、行政区からの申請が上がらないとそのままでいたのでは、いざというときに、災害はいつ起こるか分からない、そのときに危険なところに避難しましたではちょっと不安があるかと思いますので、ぜひ点検をしていただいて、補助事業等を使って集会所の修繕、改修を行うような、そういった指導をお願いできないでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 集会所につきましては、先ほども申しましたとおり、こちらが指定する際に一時的に避難するという形で区長さんのほうにご理解をいただいて指定をしております。基本的にその施設の利用につきましては、ほとんどが地区の集まり等地区の住民の方が使われる施設だと考えておりますので、地区の住民の方のほうで維持管理のほうをお願いしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) 各地域の集会所の利用をぜひ、行政区長さんなりにそういった話をしていただいて、安心・安全な場所にしていただきたいというふうに思いますが、棚倉町の国土強靭化地域振興計画書、昨年12月に出されました。その中に、リスクシナリオに応じた対応策に公共施設の耐震化があります。そして、指定場所の耐震化事業があります。先ほども言っているように、お話ししたように地域の集会所には指定されていますが、この建築物の50年過ぎているような建築物を検証されていないというのは、この国土強靭化のリスクシナリオに載っているものにちょっと疑問を抱くんですが、いかがですか。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員に申し上げます。 割栢議員の質問通告は、指定されている避難所の見直しということでございますが、ただいまるる再質問されているものは、集会所等は課長答弁にあるように一次避難所ということで、指定されている避難所からは若干ずれておりますので、質問の内容を指定されている避難所のほうに変えていただくよう要望します。 以上です。 ◆3番(割栢義夫) はい。申し訳ございませんでした。 避難場所の場所、高齢者もいれば、避難者の方に高齢者またはちょっと足が不自由な方とかいろいろいるかと思います。そうしたことにこの避難所のバリアフリーとかの検討はされているのでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 避難所のバリアフリーの件でございますけれども、基本的には公共施設ということで多くの施設についてはバリアフリーになっているかと考えています。ただ、一部段差等ございますので、そういった部分については避難所要員ということで職員がついておりますので、協力しながら安全な移動のほうをしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) 避難所のバリアフリーもそうですが、ぜひ安心して避難できる、そういった集会所が避難場所の指定に合うように安心して避難できる、そういった場所にしていただきたいというふうに思っております。 次の質問に移らせていただきます。 ○議長(須藤俊一) 割栢議員にここで申し上げます。 一般質問の途中ですが、午前11時5分まで休憩いたしまして、休憩後第2問から質問をお願いします。 ◆3番(割栢義夫) はい、了解しました。 △休憩 午前10時55分 △再開 午前11時05分 ○議長(須藤俊一) 休憩前に引き続き再開します。 割栢義夫議員、一般質問を続けてください。 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) それでは、2番目の質問に移らせていただきます。 町立幼稚園、小学校の今後の運営についてであります。 少子高齢化と言われ人口が減少し、その中で子供の減少が止まらない状況です。当棚倉町においても、子供の人数が年々減少しています。そのような中での今後の学校運営について2点伺います。 1番目です。昨年12月に立ち上げた学びの検討委員会の活動は、現在どのように進められているでしょうか。 2番目です。棚倉幼稚園と高野幼稚園の統合が進められ、令和2年12月に断念することになりましたが、その後、小学校を含めた町内の統合計画の進展はあったのでしょうか。2点について伺います。 ○議長(須藤俊一) 教育長。     〔教育長 松本市郎 登壇〕 ◎教育長(松本市郎) ただいまの町立幼稚園、小学校の今後の運営計画について問うについてでありますが、まず、学びのあり方検討委員会の進捗につきましては、昨年11月に委員19名を委嘱し、第1回検討委員会を開催したところであります。 また、去る3月4日に第2回検討委員会を開催し、各学校の学校経営、運営ビジョンの説明や文部科学省から発出されている公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引を基に、課題となる背景や少子化に対応した活力ある学校づくりに向けての委員会を行ったところであります。令和3年度は、委員会の開催を4回予定しており、学びの在り方や学校の適正規模・適正配置等について検討を行い、教育委員会に報告することとしております。 次に、幼稚園、小学校の統合計画の進展についてでありますが、高野幼稚園における棚倉幼稚園への統合については、令和3年3月3日付で高野幼稚園父母と教師の会の会長より、令和4年度から棚倉幼稚園に通園することで保護者の意思統一がされた旨の報告がありました。今後は、令和4年度の棚倉幼稚園での保育の実施に向け、準備を進めてまいります。 また、それ以外の統合の検討はしておらず、学びのあり方検討委員会において、学校の適正規模や適正配置の中で議論されることになるものと捉えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) 答弁の中に、高野幼稚園の保護者に令和4年度からの棚倉幼稚園との統合という答弁がありましたが、私も保護者等に確認をしましたら、ぜひそのように進めていただきたいんだと保護者がそう言ってあるというふうにもお聞きしました。 その中で、ちょっと不安になるような言葉を何名かの方から受けたんですが、高野幼稚園の保護者の全てとは言いませんが、多くの保護者は幼稚園を棚倉幼稚園に通園させれば、小学校は高野小学校の入学とは考えていないようなんです。棚倉小学校への入学を望んでいるとすれば、今後ますます高野小学校の児童数が減ってきます。 松本教育長は、高野幼稚園との説明会、昨年行った説明会のときに、毎回のようにおっしゃった言葉がありまして、多くの人数の中で子供たちに学び、経験、教育を受けさせたいというのが私の印象に残っております。今後、町立幼稚園、小学校、全体的に考えると高野小学校の人数が先ほども言ったように減ってきて、複式化に、複式学級になってくると思います。来年度あたりも複式というような話も聞いていますが、こういうふうに考えたときに、小学校、幼稚園、町の全体的に考える時期に来ているというふうに私は思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) お答えいたします。 議員おっしゃるとおり、前にも一般質問でお答えしましたが、子供の幼稚園の入学する推移についてお答えしておりますが、今年度2020年度に生まれた子供の数につきましても、相当数、前年度と比べても減っております。2月末でまだ3月に生まれた子供の集計をしておりませんが六十数名ということで調べてはいるんですが、正確な数字じゃないのですが、その程度と思っております。 そういうことを踏まえますと、今議員おっしゃったように町全体、統合とかという話も出てくるとは思います。それらにつきましては、教育長答弁にもありましたように、学びのあり方検討委員会の中で適正規模・適正配置、そういったものを含めながら小規模校、それからどれぐらいの学校の規模がいいのかというようなことも含めて検討してまいるものだと思っております。 なお、文科省で出しています手引の中では、小学校・中学校におきましては、1学校当たりの適正規模というのは12から18が小学校でいうと6学年ありますから、学年で2クラス、それから3クラス程度が適当ではないかというようなことも言われておりますので、そちらの説明をしながら今後の方向性を考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) ぜひ高野地区の保護者の方々も、また地域の方々も取り残されるような子供たちがいては心配だ。ぜひ統合するんであれば早く統合をしていただきたいというような声も聞いております。ですから、一日も早い検討委員会でそういった結論までいかなくても答申をしていただければ私はうれしいかなというふうに思っております。検討委員会の方々の今後の活躍、行動的な会議など私は注視していきたいというふうに思っておりますので、ぜひお願いしたいというふうに思います。 それから、今後の幼稚園、小学校統合を考えていきますと、5年とか期間的に5年計画とかではできるものではないと私は思っております。中には10年以上かかるかもしれません。そういったときに早めの、私は対応が必要だというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 それから、棚倉町の国土強靭化振興地域計画の棚倉町の施策の一覧のほうに、建物崩壊による多数の死傷者、自力脱出困難者が発生する地帯の中に社川小学校施設整備事業大規模改造事業が令和5年度着手とありました。先ほども同僚議員のほうからも中で答弁がありました小学校耐震化工事は終了しているというふうに聞いております。この社川小学校の施設整備事業、この中身は一体どういうものなのかちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) ただいまご質問ありました計画でございますが、棚倉町国土強靭化地域計画の中に、施策の一覧に計上されております社川小学校施設整備事業、大規模改造事業につきましては、棚倉町振興計画実施計画の令和5年の事業として計上しているものであります。これは、国土強靭化地域計画に計上することによって交付金の重点配分、それから優先選択といった有利な観点があることから、今回強靭化地域計画に計上したところであります。 なお、社川小学校につきましては、社川小学校の大規模改造につきましては、築23年が現在経過しているようなところです。そのため雨漏り等も見られます。それから、トイレ、照明、空調設備、それらを含めた大規模改造を行いたいなと思っています。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) 耐震補強工事のときに、棚倉小学校とか近津小学校も改修を併せてやっていたと思うんですが、社川小学校はじゃやっていなかったということですか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 社川小学校は、耐震補強が必要な建築物ではないということから、これまで行っておりませんでした。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) ぜひ社川小学校も環境をよくしていただきたいというふうに思いますが、今年度着手予定ということであれば、費用とか工事期間などが予定されているのかと思うんですが……。 ○議長(須藤俊一) 割栢議員に申し上げます。 通告に沿った質問をしていただくようお願いいたします。 ◆3番(割栢義夫) 申し訳ございませんでした。 この耐震補強という工事をそのときにやらなかったということで、ちょっと疑問に思ったんですが、社川小学校ができてから25年と聞きました。これはこの……。 ○議長(須藤俊一) 再度申し上げます。 割栢議員の通告には耐震のただいまおっしゃっているようなことは通告、ないでありますので、通告に従った質問をしてくれるよう求めます。 ◆3番(割栢義夫) はい。申し訳ございませんでした。 それでは、この学びの検討委員会のほうで先ほど令和3年度は4回行うということですが、この4回の中でぜひ、先ほどから言っているように、統合的な町全体的なことを考えてやっていただけるようなことをお願いすることはできないでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) それらにつきましては、委員の独自の発想から意見となるものだと思いますが、前回第2回の学びあり方検討委員会の中では、委員の方々から施設の長期的な考え方、中期的な考え方を示してはどうか、ですとか、施設を含めてですけれども、幾つかの柱を立てて部門別に検討してはどうかというようなご意見もいただいておりますので、それらを次期、令和3年度の検討委員会の中では話していきたいと思っています。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 割栢義夫議員。 ◆3番(割栢義夫) 今後の町立の幼稚園、小学校・中学校の在り方について、児童・生徒の安心・安全な環境の整備などを十分に検討していただき、よりよい環境整備に学びの検討委員会と、また教育委員会の皆様と検討していただきたいというふうに要望をして、以上で質問を終わります。 ○議長(須藤俊一) 順位6番、3番、割栢義夫議員の質問を終わります。---------------------------------------藤田光子議員 ○議長(須藤俊一) 順位7番、4番、藤田光子議員、登壇願います。 藤田光子議員。     〔4番 藤田光子議員 登壇〕 ◆4番(藤田光子) 議席番号4番、藤田光子です。 通告に従いまして、3問の質問をいたします。 1問目といたしまして、新型コロナウイルス感染予防接種に対する当町の対策についてでございます。 都市部をはじめ、福島県でも開始されましたワクチン接種を近々当町でも行うことになるわけですが、ワクチンそのものに対する懸念があったりする中で、任意接種ということでありますが、考えるに多数の町民が希望されると思います。 そこで、その事業を進めるに当たり、次の4点について質問をいたします。 この時期ですので、昨日一般質問に立ちました同僚議員たちからも同じ内容の質問があり、答弁も重なるところが多々あるとは十分承知いたしております。ですが、日も新たになりましたところで傍聴者の皆さんもお分かりいただけるよう、再度詳細なご答弁をいただければと願いを込めまして質問に入ります。 まず、1点目ですが、接種を受ける側の手順について。 次に、場所の設定について。さらには町内中心部から離れた遠隔地域の住民に対する工夫や身体弱者に対する配慮はどのように考えているのか。 2点目です。接種者は、町の医療従事者、つまり町内の医師、看護師が担当するのかお聞きいたします。 3点目といたしまして、国では早々にワクチン接種後の身体異変について健康被害救済制度を設け、死亡には4,420万、重度障害505万、そのほか葬祭費用にまで20万9,000円など多額の賠償金額を提示しております。このことについて、町としての対応はどうなるのか。 4点目です。このワクチン接種は任意ということですので、受けない方々に対しての今後の対応など、どのように考えているのでしょうか。 以上、4点について答弁を求めます。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位7番、4番、藤田光子議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの新型コロナウイルス感染予防接種の対策はについてでありますが、まず、手順等につきましては、町が設置をしますコールセンターまたはインターネットで予約をしていただき、接種日には接種券、予診票及び身分証明書を持参していただくことになります。接種については会場で受付、問診をした後、町内医療従事者がワクチン接種を行います。その後15分から30分程度の健康観察を行い終了となります。 また、遠隔地域や弱者への対応につきましては、順位2番、藤田智之議員へ答弁をしたとおりであります。 次に、接種後、異常を来したときの対応につきましては、異変が見られた場合には速やかに会場の医師に対応をしていただくとともに、体調が急変した場合には救急搬送ができるように体制を整えていきたいと考えております。 次に、受けない方への対応につきましては、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種は強制ではなく、情報提供を行った上で接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。しかしながら、社会全体で流行するのを防ぐためには、より多くの方に接種をして免疫を獲得してもらう必要がありますので、今後、感染予防効果等に関する情報について、広く町民に周知をしていきたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) ただいまの答弁の中、大変、手順についてということで質問いたしましたが、この手順の中というのを非常に高齢者の方、それから心身障害を受けている方々にとりましては非常に難しい手順だったりします。高齢者の方、そういう方たちに分かりやすい優しい対応をもう少し考えていただいて、予防接種を受けるに当たって、何の抵抗もなくすんなりと接種ができるよう配慮できていたらいいなと思いますので、その点もう少し、分かりやすい説明の仕方というふうなことをその手順については、町側のほうでいつからどのように始まるのかというのをまだはっきりはしていないようですので、それまでの間にそういうふうなことについて、面倒がらないような優しい対応を考えて連絡なりをしていただけたらと思います。 それと、健康被害についてなんですが、まだまだこのワクチンが果たしてよいのか悪いのかという、やっていいのか悪いのかという、その接種そのものに対して疑問を持っている方、安心して受けられない。もしもこんなことがあったら葬祭費用まで国のほうで用意して出すというような、人体実験みたいな部分もある接種でございます。その不安をなくすような、やはりその通達の仕方とか、そういう報道も大切なことだと思いますので、併せてその辺を柔らかく優しい対応のできる町として、安心してその予防接種を受けるような手順を考えて、伝えていただけたらと願っております。 医療従事者の接種なんですが、町の医者、それから看護師、それから昨日やはり同僚の答えの中にありましたというお返事でしたが、同僚の方のその返答の中に、医療従事者とそれからそれに関わる医師、看護師はもちろんですが、資格を持った看護師さん、在宅の看護師さんにも依頼して接種をしていただくというふうなことの文言がございました。それは、どのようにして在宅の看護師さんを募るのかというか、どのような方法で、募集でもするのでしょうか。どのように考えて、その在宅の看護師さんを調達じゃないですけれども、していただけるようなふうに考えているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えしたいと思います。 ただいまの在宅の看護師の資格を持っている方ということでございますが、まず、町内の医療従事者の方には了解をいただきまして、その方から在宅でもそういう資格を持っている方がいますよということを紹介を受けまして、その方にも今現在、了解をいただいているような状況でございます。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) 人数も大変多くなることは目に見えておりますので、できるだけそういう方に協力をしていただく。協力をしていただいた結果、いただきっ放しじゃ人間駄目だと思いますので、本当に心を込めて感謝の意味も含めまして、本当にお礼を申し上げながら協力していただくという、そういう姿勢で町も臨んでいってほしいなと思っております。 次に、接種の場所なんですが、これも先ほどの答えの中で、藤田智之議員が昨日質問した中で、集団接種の場所というふうなことで質問の中に答えとして、福祉センターでしたっけ。まず、集団で行うような場所としてそこをまず一つ設定をし、そのほかに各医療機関でもできるような配慮をしていくというふうなお答えがあったと確認しております。それを本当にいいことだと思っております。各町にあるかかりつけのお医者さんに接種をしていただく。そこで何か異変が起きた場合でも安心してそこで受けられる。特に、今現在、通所している病院、通っていらっしゃる高齢者の方々が特に安心してその予防接種についてもワクチン接種を受けることができるのではないかと、昨日の答えを聞いていて本当にほっとしたという場面もございました。 本当に、これからのことですので何が起きるか分かりません。ですが、片や接種を任意とはいえ、しない方もいらっしゃるわけで、先ほどの答弁の中にありましたように、できる限り同意を求めまして免疫をつける。そういうふうな方々との交流を本当に自然体でできる。そういうふうな日が一日でも早く来るよう望んで、1問目の質問を終わります。 続きまして、2問目の質問をいたします。やはりこれは、コロナ関係でございます。 コロナと地震の複合被害が発生した場合に対する事前の対策について伺います。 決して起きてはならない現象であっても、もしもの有事を想定し、命を守ることを前提とした住民各自の意識向上をねらって、町として住民に確認しておきたい、こうしてほしいことなど徹底することも必要なのではないかと、これまでの経験から学びました。 町は何をどう住民にしてくれるのかという町頼りを先行するのではなく、住民自身が考えておくべきことを列挙した緊急ノートメモ、これマイノートですか、ラインというものが県のほうでも用意されているようでございます。そういうものと併せて防災マップなどとともに各家庭に配布し、有事の際の個人の取るべき行動などを家族で話し合い、記入し、見やすいところに貼っておくなどすることができていれば、いざというときに助けに入る側の行動もしやすいのではないかと思います。住民自らが考えておくことの大事さをまず前段で提案いたしまして、質問、要旨内容に入ります。 東日本大震災から10年が経過した今、ここに来てまた大きな揺れに脅かされ、不安な日々が続く中、コロナ感染陽性者と認定されると同時に、地震に見舞われた場合の住民家族が出た場合、被害対策について対処法など、これまでの防災に加え、避難対策などの再確認と対応を考えておくことが非常に必要と思われます。 そこで、次の質問をいたします。 住民の意識向上を促すためにも、各家庭で事前の準備として避難所の確認、知り合いとの情報共有、避難方法などを話し合い、決めておいてもらおうというようなことを町民へ伝えておくことが大事で必要と思いますが、町の考えはどうでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまのコロナと地震の複合被害発生の事前対策はについてでありますが、まず、住民に対する災害への事前準備等の周知につきましては、日頃から防災意識を高め、事前に備えることは大変重要なことであると認識をしておりますので、全世帯に配布している防災マップにおいて、土砂災害警戒区域や浸水想定区域、避難所などのほか、非常持ち出し品や災害ごとの対処方法などを掲載して、周知をしているところであります。 また、昨年は避難時における新型コロナウイルス感染症の対策が必要なことから、避難の際には自宅周辺を確認し、危険な場所でなければ自宅にとどまること。また、避難が必要な場合には、安全な知人宅等へ避難を検討すること。さらには、避難所に避難する場合には事前の健康チェックやマスクの着用、避難所におけるソーシャルディスタンスの実施などについて、チラシを作成して全世帯に配布をしたところであります。 以上で、答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) 昨日来、答えを聞いておりますので重複とは思いますが、前段に対してその事前に用意をしておくべきことの中に入っていないことを申し上げたいと思います。 家族構成というものはいろいろございまして、一事が万事全部が一緒ではございません。例えば、老老介護をなさっている方、独り暮らしの老人、シングルファーザー、シングルマザー、障害者を抱えている家庭、病人を抱えている家庭、様々です。そういう方たちが事前にいろいろ自分のうちに対しては、こういうふうにしてほしい、いざというときにはこういうふうにする。1人になった場合にはこういうふうな処置を望むとかいうふうなことのものを一応書いて用意してあったり、チェックをしておいたものを防災マップとともに保管して、分かりやすいところに下げておくとか、そういうふうなことをしておけば、いざというときに口頭でその救いに来てくれた、救済に来てくれた方たちに話をするというのは慌てているときでもありますので、なかなか難しいと思います。そういうときに、そのマイノートラインですか、それを作っておくというふうなことであれば、本当にスムーズな救済ができるのではないかと思います。ぜひ、そういうふうなことでその救済をする側の、どうしたらこの方たちに寄り添う救済ができるのかというような、親切で優しい安心して頼れる救済措置の一環として、そういうマイノートラインというものを重要に考えて、防災マップもこれから新しくなるというふうなことですので、その防災マップとともにこれは本当に命を守る。本当に頼りになるノートだと思いますので、各家庭に配布し、どこにどういうふうに避難したらいいのか、連絡場所はいざというときにどこにするのか。どんなふうなことを要望しているのか。そういうふうな事細かいことをこれから検討していただいて、それで集約をしていただいたものを全町民に配布をしていただく。そして、町がまず防災に関して対応していくことよりも自分自身を守っていく、住民の意識改革というふうなことに傾注してもいいんじゃないかなと、そこの意識というものは我々住民にとったら本当にやっていただくのが当たり前になっている世の中ですけれども、本当に自分の命を守るのは自分しかいないんだよというようなことを知らしめていただけるものであったらいいかなと思いますので、ぜひそこはこれから先、事細かにいろいろ列挙しまして、考えていただけたらと思います。 それともう一つ、今、いろいろなところでパルスオキシメーターというものを貸出ししているところもございます。そのパルスオキシメーターってじゃ何、と思いますが、それは酸素飽和度94%以上であれば無事というような、本当に指先にくわえさせるだけでそのパーセンテージ、体内の血液の酸素含有量のメーターを測る、本当に小さいものでございます。それは本当に高価なものではなくて、ほんの四、五千円もかからないかもしれません。そういうものを町で何個か用意しておきまして、老老介護をなさっているおうちに貸出しをする。希望者があればのことですが、そういうふうなこととか、それでそのパルスオキシメーターの……。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員に申し上げます。 一般質問でありますので、質問は簡潔明瞭に質問をお願いします。 ◆4番(藤田光子) はい。関連でございますので、その説明をさせていただいております。分かりました。 というわけで、そういうふうなことを貸してあげられるような、そのものを購入しておくというようなこともありなのではないかと思いますので、それも考えていただけたらなと思います。いかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 ただいまのパルスオキシメーターの件でございますけれども、現在あるかどうかはちょっと確認取れませんけれども、必要であればちょっと他市町村の事例なんかも見ながら調査研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) ぜひいろいろな意味で、調べて、十分これでいいということはないと思います。気がついたところでございますので、新しいものであってもどんどん取り入れて安全・安心のために考えていただければと思いまして、2問目の質問を終わります。 続きまして、3問目の質問をいたします。 町営住宅の建築計画及び管理はということで、4点について伺います。 まず、1点目ですが、清戸作地内に町営住宅用地として取得した土地について、今後の利用計画と現状はどのようになっているのか。 次に、2点目といたしまして、現存する各町営住宅の入居状況はどうなっているのでしょうか。具体的な現状をお尋ねします。 3点目ですが、2点目の答えと深く関わることとして、今後の取壊しの計画と土地返却の予定などはあるのでしょうか。 4点目といたしまして、入居者のいない住宅の周りで雑草、枯れ木、ごみなどが目立つ箇所がございます。火災など起こり得る可能性がありそうな危険を感じるところもございました。町はどのように管理をしているのか伺います。シルバーセンターなどを利用して、環境整備をしてはとは思いますが、いかがでしょうか。 以上、4点について答弁を求めます。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの町営住宅の建築計画及び管理はについてでありますが、まず、町営住宅用地として取得した土地の利用計画と現状につきましては、町営住宅の整備は町営住宅長寿命化計画に基づき整備を進めており、取得した用地の利用についても長寿命化計画の見直しの中で検討してまいります。 次に、各町営住宅の入居状況につきましては、令和元年1月1日現在で真町団地28戸に対し入居戸数24戸、中豊団地11戸に対し8戸、東中居団地6戸に対し4戸、南町西団地16戸に対し12戸、南町東団地15戸に対し9戸、鷹匠町団地8戸に対し6戸、小山下北団地15戸に対し15戸、小山下南団地20戸に対し19戸、日向前団地15戸に対し13戸、西中居団地18戸に対し17戸、愛宕平団地48戸に対し46戸で、現在11団地管理戸数200戸に対し入居戸数は173戸となっております。 次に、今後の取壊し計画と土地返却の予定につきましては、長寿命化計画において建物の老朽化などにより取壊しを予定している団地が6団地ありまして、いずれの団地も入居者がおりますので、退去された後に取壊しをすることになっております。 また、取壊し予定団地の中で用途廃止をしている団地が2団地あり、この団地については敷地内の全ての住宅を取り壊した後に借地の返還をすることとなります。 次に、入居者のいない住宅の管理につきましては、住宅周りの草刈りを年2回から3回委託をしており、適切な維持管理に努めております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) 清戸作地内の用地につきましては、借上げからもうすぐ5年が経過となる年を迎えます。以前、同僚議員からの質問に対し、町振興計画をはじめ各種計画における住宅施策の推進や安住化の促進、子育て世帯の支援の取組であることや、近年の町営住宅ニーズの増加が見受けられることから、5年間での建設の必要性があるというふうなことを考えているという答弁が記憶にございます。この事実を基に現地を見ました。区画の整備のくいとかテトラが置かれているのみで、進展は見られておりませんでした。田楽橋周辺の整備、桧木川の整備などについては、国・県との協議により整備方法を想定しているということの結果がそうさせているのかなというわけで、どうなっているのかお尋ねいたします。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えいたします。 現在、先ほど町長説明にもありましたとおり、長寿命化計画の中で見直しを検討しているということであります。議員おっしゃるとおり桧木川関係の河川改修等も今後予定されているということが情報入っておりますので、それらとの調整を考えますと長寿命化計画自体が令和6年に見直しを予定しております。その令和6年ということでも節目を勘案しまして、今後どのような計画がいいのか、あるいはどのような戸数が必要なのかをさらに検討してまいりたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) 令和6年という、本当に長いこれから、3年になったばかりですので、今後6年までには残り3年という月日がございます。令和6年からの着工がされていることを望みながら今後のその場所がどうなっていくのか見届けていきたいと思います。 それと、最近では周辺の場所が荒れ放題でやぶ蚊の発生はもとよりタヌキによるふん公害に近隣住民が困っているという問題が出ております。町としては何とか対策を講じていただけないかということで、これは通告の文言には出しておりませんでした。というのは、つい出して印刷が上がってから後に相談されたものでございますので、整備課、町長さんというふうなことにお願いをいたしまして相談してきましたので、ぜひ取り上げていただきたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 清戸作地内の住宅用地、取得用地でございますが、今後、河川関係のちょっと事業がございますので、それらの中で環境のほう整えられるように検討してまいりたいと思っております。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) どうぞよろしくお願いします。まさかタヌキがこのような人里で生活しているとは思ってもいないことでした。住民の安心・安全・安住を守るという観点から早々に点検、捜査をいたしまして、ぜひ何らかの対処を考えていただきたいと思っております。 それからやぶ蚊付近のその川の雑種地について、そこの処理とかというものは、これは県のほうでやることなのでしょうか。河川の周りは。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えします。 河川エリアでやるのは県の所轄になるかと思います。また、雑種地ということですので、民地であればその所有者ということになります。 ○議長(須藤俊一) 藤田光子議員。 ◆4番(藤田光子) タヌキについて、ぜひ一日も早く取り組んで住民の安心・安住をできますような地域にしていただけたらと願っております。コロナ禍により、例年の行事も進まない最近ですけれども、予防接種のスムーズな運行と安全、そしてその結果よいものは日々が安心して暮らせるような日々になりますように願いながら、私の全質問を終わります。 ○議長(須藤俊一) 順位7番、4番、藤田光子議員の質問を終わります。 ここで、1時まで昼食のため休憩といたします。 △休憩 午前11時55分 △再開 午後1時00分 ○議長(須藤俊一) 休憩前に引き続き再開します。---------------------------------------菊池忠二議員 ○議長(須藤俊一) 一般質問を行います。 順位8番、5番、菊池忠二議員、登壇願います。 菊池忠二議員。     〔5番 菊池忠二議員 登壇〕 ◆5番(菊池忠二) 議席番号5番、菊池忠二であります。 通告を3問ほどしてございますので、順次質問させていただきたいと思います。 まず、最初に、町が管理する都市公園の整備を問うということでございます。 町には18箇所の都市公園がありますが、遊具の数や内容をもっと充実してほしいという声が私のところにも寄せられております。 そこで、基本的な公園の管理の考え方は。 遊具は定期的に点検をされておられるのか。 遊具の更新時期の対応は。 遊具を充実するための計画などはあるのか。 最後に、新たな公園づくりの計画はあるのか。 以上、5点、よろしくお願いいたします。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位8番、5番、菊池忠二議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの町が管理する都市公園の整備を問うについてでありますが、まず、基本的な公園管理の考え方につきましては、町で管理をする都市公園は、都市公園法及び条例等の規定に基づき、定期点検などの管理を行っております。 次に、遊具の定期的点検につきましては、公園施設での事故防止のために年1回の保守点検を実施しております。 次に、遊具の更新時期の対応につきましては、施設の保守点検の結果、使用不可と判定がされた遊具については使用禁止として、遊具の修繕や撤去及び更新などについて検討を行うこととなっております。 次に、遊具の充実及び新たな公園の計画については、現在のところ整備のための計画はありません。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 都市公園5点については、簡単にご説明がございましたけれども、改めて我々町民がこの都市公園を利用するときに当たって、棚倉町としては都市公園の定義をどのような考えで運用されているということでございましょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えいたします。 町長説明にありましたとおり、都市計画区域内において設置する公園または緑地ということで、都市公園法の中で定義づけされております。さらに、条例あるいは地方公共団体が必要事項を克服することにより設置されるということです。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 都市公園とそのほかの公園の定義については、我々町民としてはあまりよく分からないんですけれども、これ以外の公園もあるという認識でよろしいんですね。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) 都市計画区域内にある公園を都市公園というふうに表記しております。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) そうすると、ソナ地の児童公園、それから背戸山、日向前の公園については、これは町が公園を造ったということなんでしょうか。それとも、開発時の要件として設置をしたということでしょうか。さらに、遊具についてはいかがでしょうか。
    ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) まず、ソナ地の児童公園、背戸山の公園につきましては、町としては街区公園ということで開発者から寄附を受けた状態となっております。さらに、日向前については、町の開発により設置したものであります。この際、開発要件の中に緑地、緑道の整備は必要ということになりますが、遊具については必須ではないということになっております。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) そうすると、ソナ地なんかにも背戸山にも若干、遊具がありますけれども、これは町が設置したという理解でよろしいですか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) そちらについては、開発者の設置ということになります。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) そうすると、町の予算で設置した都市公園というのは、どこで何箇所ぐらいあるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えいたします。 全部で町予算で設置した都市公園については、7箇所に遊具を設置しております。まず、亀ヶ城公園、新町児童公園、日向前ニュータウンのなかよし広場、日向前ニュータウンの緑地、城跡ポケットパーク、時の鐘ポケットパーク、城跡多目的広場となっております。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 遊具の更新時には、このままは使えないということになりますと、同じものを設置するのか、また要望等もございましょうから、設置費用が同じであれば、最新のものにするなんていう方があるんでしょうか。そして、またベンチなども大分傷んでいるところもあるかというふうに思いますけれども、このベンチの更新についてはいかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えいたします。 遊具の更新については、町長説明もありましたとおり年1回の保守点検をしております。その中で、使用禁止となったものについて更新するか、それとも撤去するかについては利用状況等を踏まえながら実施していきたいと思っております。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 利用状況というのは、どういった要件なんでしょうか。人の集まり具合とか傷み具合とかいろいろあると思いますけれども、それからどこに設置されているのかとかいうことがありますけれども、この基準となるものは何かあるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えいたします。 まず、傷み具合につきましては、先ほどから申し上げております年1回の保守点検で確認をいたします。人の状況については、当然公園になっておりますので、職員が巡回する中で使用状況等を確認していきたいと思っております。     〔「ベンチ」と発言する人あり〕 ◎整備課長(近藤徳夫) 失礼しました。ベンチについても、先ほど申し上げた遊具ということになりますが、公園内にある施設全ての話になりますので、保守点検については。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) ベンチというのは大体木で作られておるようですけれども、これ木だと大分傷み具合が大きかったりするので、鉄製のもの、またプラスチック製のもの、いろいろあると思いますけれども、これは木のベンチが傷んだ場合には木のベンチを更新するという考え方でよろしいでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) 失礼しました。その年代、あるいはその利用状況も踏まえながら、鉄製にするかプラスチック製にするか、更新時期にそれぞれ判断したいと思っております。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 城跡多目的広場などに新たな遊具の設置の考えはあるんでしょうか。また、都市公園法第5章、雑則の29条補助金のところで、国は都市公園の新設または改築に要する費用の一部を補助するというふうに書いてありますけれども、この補助金の割合というのはどのような割合なんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えいたします。 まず、城跡多目的広場などに新たな遊具を設置については、現在のところ計画はございません。 補助金につきましては、社会資本整備総合交付金がございます。ただし、下限事業費が3,000万円ということになりますので、交付補助率については2分の1ということになります。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 町民の公園利用は全体でしょうけれども、遊具についてはその一時期、お子さんを遊ばせる母親、親御さんであったり、または私みたいなおじいちゃん、おばあちゃんがお孫さんを遊ばせるという、一時期の僅か人生の長い間の何年かなんだと思いますけれども、意外と町民の皆さんもいろいろなところに行かれて、棚倉町は遊具がちょっと少ないんじゃないの、充実していないんじゃないのなんていう話をよく私も聞きますが、この多目的広場に新たな設置の考えがないのはなぜなんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えいたします。 多目的広場につきましても埋蔵文化財の関係ございますので、今後そちらと調整が必ず必要となります。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) これは生涯学習課にもかかってくるんでしょうけれども、歴まちづくりと関わりがあって、景観等勘案しつつそういう予定がないということなんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) 失礼しました。先ほどの埋蔵文化財というお話ですが、当然国指定の史跡ということになりますので、それとの調整が必ず必要ということと、今回歴まち計画の中に都市公園としての整理はされていないので、今後は歴まち計画の個別計画の中でそれぞれ検討になるかと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) これから城跡、棚倉城等の整備にも関わってくるということだというふうに私も理解しているんですけれども、何というんでしょう、城跡を国のそういう指定の史跡ということで整備するときに、過去のそういう貴重な史跡を保存するためのコストを結局、今現在生きている我々がそのコストを担うわけなんです。そうすると、城跡は立派に20年でしたか、これ。20年かけて史跡を計画立てて徐々に整えて、景観もよく、そして観光の目玉の一つとして育て上げるということなんだというふうに思いますけれども、現在生きている我々がそのコストを払うときにあまりにもそっちのほうに傾注して軸足が重過ぎて、今生きている我々が子育ての世代であるとか、一般町民が憩える場所までそういうことの整備が及んで、そしてまちづくりとしてはどうなんだろうなと。交流人口が増えるのか増えないのか結果分からないですけれども、そういうことがあっちも今現在住んでいる子育ての世代であったり、一般町民であったり、そういった人たちが遊具を使って楽しんだり、またベンチに座ってお弁当を食べたりとかいう、そういうその歴史とともに共存するまちづくり、そういうものでなければならないんではないかなというふうに私はちょっと思うんですけれども、もう一つ整備課長のお答えと私が今言っていることはちょっとずれがあるのかもしれませんけれども、大体計画の大きな枠組みとして、やはり現在の幾ら歴史があっても今生きている我々がやはり住みやすく、そして愛せる町でなければならないんだけれども、あまりにも史跡を重視して、史跡だから何もできませんよ、せっかく町の中心部で私が子供の頃は本当に城跡でスケートもし、釣りもし、ボートもこいで、そしてあそこを周遊して、そして桜を眺めて、そして楽しんだという歴史とそれから今生きている我々が共存して、そしてうまく楽しんで活用して、そして未来につなげるということを論法がないとなかなかこのコストばかりかかって、そして実際に住んでいる我々が不便を被ったり、あそこに周りに住んでいる人たちがちょっと楽しめなかったりということがあってはならないなというふうに思うんですけれども、この計画、全体としてどうなんでしょう。整備課長に伺ってよろしいのか、どなたに伺ってよろしいのか分かりませんけれども、そういった私の考えについてはいかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(鈴木英作) お答えします。 棚倉城跡保存活用計画の関連だと思いますので、ちょっとご説明させていただきますと、確かに議員おただしのとおり歴史と我々の生活は共存するのは非常に重要であるというような認識はしてございますが、何分にも国指定の史跡内でございますので、国の許可等が必要になってきますので、簡単にできるというような判断はできないというような状況であります。ただ、可能性が全くないという状況でもないということは申し添えたいと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) そうすると、城跡の中の公園とそれから多目的広場の公園の相関関係、それとそれからこれからまちづくりをする上で、あの公園のありようというのはどういうふうにお考えなんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えいたします。 ただいまのご質問ですけれども、今後のありようということを考えた場合、都市公園は当然町民の憩いの場ということでの整備をしている状況となっておりますので、それらの目的に向かっての整備を引き続き行うということになります。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) そうすると、城跡の中の公園はそのまま都市公園として存続するということでよろしいんですね。そして、多目的広場は多目的広場の都市公園として機能を維持していく。こういう考えでよろしいんですね。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) はい。ただいまのご質問のとおり、機能としての維持は図っていくということであります。都市公園としての機能としてです。すみません。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) トイレの近くの城跡の公園の遊具が若干小さくなったり数が少なくなったりするような感じがするんですけれども、数も規模もずっと同じでしたか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) それらについては、先ほど生涯学習課長から説明ありましたとおり、国指定の史跡ということになりますので、それらの協議が順次必要になってくるかと思います。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) それで、第6次振興計画の中に子育て環境の充実というふうにあるんです、だったんです。子育て環境の充実というふうにありますけれども、この子育て環境の充実の中には、都市公園の充実や整備について整合性またはその内容は含まれていないというふうに考えてよろしいですか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) まず、第6次振興計画の中での都市公園の位置づけに関してですが、国土・河川の保全と整備ということで、住民憩いの場ということでの記載となっております。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 平たく言うと振興計画の中に都市公園を充実させたり、また遊具を更新する、また、充実させるとかいう、そういう文言というかそういう計画はないということでよろしいですか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) それについては、先ほど申し上げましたとおり、点検を行った上で、更新をそれぞれ個別に検討してまいりたいと思っております。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 私が申し上げていますのは、この町民の声なき声に耳を傾けて、もう少し他町村に負けないような遊具の充実であるとかそういう整備、さらなる整備という考えはないのですかというふうに伺っているんですけれども。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) 現在のところ、その整備の計画はございません。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) これは何でないんですか、町長。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) その都度の施策等の状況の変化の中で、その年代年代で今後判断していきたいと思いますので、現在のところ整備の計画はないということであります。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 先ほども申し上げましたように、特に必要とされる世代になるんだと思うんですけれども、そういう子供たち、公園で遊ぶ、公園に行きたがる、これ参考ですけれども、私の身の回りは公園大好きな子供たちばっかりなんですよ。よそへ行くと、例えば小名浜行ったら小名浜に行ったといっても公園を探してそこで遊びたがるんですよ。我々の忘れてしまったそういった記憶を手繰り寄せますと、きっとやっぱりある一定の世代、幼児から低学年ぐらいになるまでのその間の子供たちの求めているものというのは皆、公園の充実が非常に大きなインパクトを占めているというふうに思うんです。そういう姿を見ると、本当に私の会社の子供たちにも聞いたり、私の知っているおじいさん、おばあさんに聞いても公園大好きだという子供さんたちばっかりなんですよ。そういう観点から見ると、これ他町村から比べると残念ながら鶴子山のあの巨大な遊具はこの間の3月14日でしたか、あの地震でもって使用禁止になっていますけれども、あれも何か何千万とかするような話を伺いました。 そういうことを考えますと、この第6次振興計画の中の子育て環境の充実という中に、これからそういったことを入れることは可能なのかどうなのか私は分かりませんけれども、ぜひまちづくりの一環として、歴史を大事にする棚倉町として子供たちが歴史に親しむためにも、距離の近いああいったところにそれぞれの遊具を整備していただいて、町民サービスを充実させるということがひいては未来の史跡を大事に次の時代に伝えることのエネルギーになるんではないかなというふうに思うんですけれども、町長いかがですか、これは。 ○議長(須藤俊一) 町長。 ◎町長(湯座一平) 第6次振興計画に掲げてある子育て環境の充実は、その言葉のとおり子育ての環境の充実全てを網羅しておりますので、1つのものを省いたりとか、1つのものしか入っていないということではないというふうにご理解をいただきたいと思います。 その上で、公園についても全体的な話なのか、城跡公園に特化したような質問なのかちょっと理解できない部分があるんですが、城跡公園についていえば、今まさにあそこの計画を立てているところでありますから、今ある公園のあの位置が、果たして今後適切なのか、それが適切でないとすればほかの場所に移設をするほうがいいのか、それとも全く違うことを考えるのかということを今、実施計画の中で考えているというような状況であるということでございます。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 大変合点がいきました。町長のお考えは懐が深いなというふうに改めて感じたところでございます。これも前回のたしか藤田議員、それからその前は近藤議員なんかもこういった質問されたというふうに思います。もしかするとこういう子育てをしている方々のそういう声は意外とサイレントで、声を上げないけれども実は棚倉町に強い強い行政に対しての要望として現存するんだということだけはよくご理解をいただいて、そういったご理解をしていただければこの質問をした意味があったのかなというふうに思います。 実は、この質問をする前にあるところに伺いましたら「忠二さん、今度都市公園の質問するんだってね。頑張ってやってくださいよ。遊具の充実、それから公園づくり、もっと一生懸命やるように言ってくださいよ」というような応援の言葉もいただいたところであります。ぜひまた、今の町長の言葉を伺って、ちょっとほっとしたというか、そういう壮大なことを考えて当然城跡公園なんかも移動しても適切な土地があるのかどうかよく分かりませんけれども、そういうことも視野に入れておるんだなというふうに納得したところでございます。 それで、さらに矢吹町なんかもそうですけれども、この頃空き家であったり空き地であったり、そういうところがぽつぽつと出始まって、歴まちづくりにとってもお祭りなんかもこれ、一体化しているわけですからそういった屋台の休み場所であるとか、公演をやるところであるとかということを考えますと、町なかに新たなポケットパークなんかは必要なんじゃないかななんていうふうにちょっと思っているんですけれども、この町なかの新たなポケットパークの整備についての計画またはそういう調査研究等はあるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えいたします。 新たなポケットパークの整備についての計画はございませんが、すみません。現在のところ計画はございません。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) ふだん歩いていても、シャッターが下りている商店が増えたり、後継者がいなくて店を閉めたり、また食堂さんがなくなってきたりということがあまりいい話を聞かない中で、本当にここで踏みとどまって町がそういう町なかにポケットパークを造り、またトイレなども造り、観光客も歩いて棚倉町を周遊できる。ところどころどこにいてもトイレもすぐ近くにある。また、休むところもある。城跡なんかも周辺の年配の方に「菊池さん、あれ何とかもっと城跡を周遊するときにところどころにベンチ作ってくださいよ」なんていうようなそういう要望も私はお聞きしたりもしますので、まちづくり、どういう町をつくるかというのはこれは町長のお考え方でしょうけれども、このポケットパークのこれからの町、新たなまちづくり、新旧交代があったりなんかして、新たなまちづくりをするときに恐らく町なかにポケットパークが何箇所かあれば、そこを起点にして新たな商業都市づくりなんかも計画できるということが新たな考えが生まれてくるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、ぜひこのポケットパークの整備に対しては、計画がないというふうにおっしゃいますけれども、これぜひ調査研究をしていただいて、他町村の事例なんかもぜひ参考にしていただいて、町を歩くときに車でとめるところがあるないということばかりではなくて、歩いていっても新町から下町からずっとどこを歩いても歩きやすい、休むところもある、トイレもすぐ近くにあるというようなまちづくりをぜひ調査研究をしていただきたいというふうに思っているところでございますけれども、これに対してはいかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) それが都市計画に検討、失礼しました。調査研究させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) それと、昨日も私、赤館公園を散策してまいりました。昨日、鈴木政夫議員が赤館の整備というようなことをおっしゃっていましたけれども、私もこの赤館公園のあの景観は、戦国時代に芦名と佐竹が取り合った意味が何となく分かるような気がするんですよ。あれだけ景観がよければ、遠く見渡せるわけですから、これは戦略上大変重要な場所だというふうに思います。その場所が本当にちょっと今、寂れてきまして、やはり先ほども申し上げましたけれども、史跡も大事にするんだけれども、今生きている我々が親しんで、そして活用して、そしてそのセットとして後世につなげないと、立派にしてさびついたんじゃ何もならないというふうに私は思っていますから、それさっきも生涯学習課長、可能性はゼロではないというようなことおっしゃっていましたから、ぜひそういったことを融合して、この赤館公園をぜひ都市公園として再整備するという提案を申し上げますけれども、これに対していかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 整備課長。 ◎整備課長(近藤徳夫) ただいまのご質問にお答えいたします。 赤館公園の都市公園としての再整備については、現在のところ計画はございませんが、歴まち計画の中でそれぞれ整備事業のほうの予定をしているということになります。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 私の小さい頃、小学校の卒業式、中学校の卒業式になりますと、あの山にみんなで登って、そして我がふるさとを眺めて、そしてここからまたみんながそれぞれたもとを分かっていくんだなと。だけれども、この町で生まれてこの町で育ったんだなというふうな感慨を思い出したところであります。ぜひこういったそれぞれの人間の成長に対して大きく寄与する、ああいう景観がよろしい赤館公園などをぜひうまく整備して、ちょっと木が新町組のほうで大分頑張って本当、木を切って、景観がよくなってまいりましたが、さらに旧棚倉町に向かっては大きな木がまだまだございますから景観をよくして、ぜひ都市公園になるかどうかはお任せしますけれども、整備をしていただいて、あとは棚倉町民があそこで集えるような、そういう施設にぜひしていただき、外から来ても「いや、いいところですね」と必ずあそこに行ったらなりますから、ぜひ棚倉赤館公園を整備していいただくことをお願い申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。 大学生への支援、高校生の交通費や奨学金の助成について問う。 新型コロナウイルスの感染の広がりによる経済の悪化などで、労働者の収入が下がり、他町村に通う高校生の交通費が保護者の大きな負担になっているということを伺っております。大学生の助成については、国などの補助金で一時的な助成があったものの、これから棚倉町に住んで棚倉町を担っていく可能性の大きい高校生にもぜひ一部助成の必要があるというふうに思っているところでございます。 そこで、大学生の補助金の申込みは今現在で何件あったのかお伺いします。 大学生に特化した理由を伺います。 高校生に交通費の助成の計画はあるのか。 さらに、経済的な理由で勉学の機会を妨げないような制度として奨学金がありますが、この制度をぜひ高校生にも範囲を広げてはどうか。 以上、4つの質問にお答えください。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの大学生への支援、高校生の交通費や奨学金の助成について問うについてでありますが、まず、補助金の申込件数につきましては、本町では新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業として、棚倉町学生応援特別定額給付金を創設したところであります。昨年10月1日から12月10日まで申請を受け付け、給付を終えたところでありますが、合計270件となりました。 次に、大学生に特化した理由につきましては、今回の給付金は大学生に限定をしたものではなく、親元を離れ棚倉町外に移住する学生を対象としており、大学生以外にも専門学校生や高校生、予備校生など幅広く対象としたところであります。 なお、高校生への交通費助成、奨学資金の高校生への拡充につきましては、教育長が答弁をいたします。 ○議長(須藤俊一) 教育長。     〔教育長 松本市郎 登壇〕 ◎教育長(松本市郎) ただいまの高校生への交通費助成につきましては、現在のところ町独自の助成は考えておりません。 次に、奨学資金の高校生への拡充につきましては、本町では能力があるにもかかわらず、経済的な理由により就学困難と認められる、県内の高等学校に在学し、品行が正しく、学術に優れ、身体が強健である学生に対して、奨学資金の貸付けを実施しているところであります。 また、高校生に対する奨学資金制度の概要は、月額1万5,000円以内で無利息の貸付けであり、卒業後6ケ月経過後から10年以内で償還することとなっております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 先ほどのコロナのワクチンと、それから補助金が1億2,300万円ですか、来るというふうなお話がございましたけれども、今後のコロナ禍の状況によっては、さらなる大学生への支援は考えているんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 総務課長。 ◎総務課長(小林弘) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 今回の棚倉町学生応援特別定額給付金を実施した背景といたしましては、国が全国的に緊急事態宣言を発令しているというような状況下におきまして、県を越えての移動が禁止されておりましたり、不要不急の外出が禁止されているというような状況の中で、学生の皆さんが親元に帰省することもできない。また、親御さんが学生のところに行くこともできない。それから、アルバイト等ができないというような状況の中での実施でありましたので、今後につきましては、社会状況の変化と感染状況を踏まえながら検討してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) この間も合格者の発表がありましたけれども、塙高校も非常に少なくて心配だなというふうに思っているところでございます。 そういった県立高校の再編などによって選択の幅が、これは少子化が一番の原因なので、誰の責任でもないというふうに思います。県もそういった経費削減、それから合理化という観点から再編はやむを得ないというふうに思いますけれども、そのことによって選択の幅が狭まって、やむを得ず白河方面であるとか矢吹方面、それから石川方面、郡山方面というふうに通学する自分の目指すところの道を考えると、どうもこの町内ではちょっとなかなか合致しないということがあったりなんかするものですから、どうしてもやむを得ずこのことで他市町村へ進学する、勉学するということがあるというふうに思っているんですけれども、このことで生じた負担を軽減するための支援というのはいろいろ考え方がございますけれども、高校も授業料無償化になったりなんかして、その無償化も910万円年間の収入なんかででもそういったその無償化の活用ができるということ広がったそうでありますけれども、そういうことを考えますと行政にも棚倉が直接ではございませんけれども、一定のその負担義務ということが生ずるのではないかなというふうに思うんですけれども、このことでこの負担の軽減というふうな考えが計画がないんでしょうか。あるんでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 今、議員おっしゃったとおり高校については県内ほとんど県立高校であります。市町村、それから県の役割分担としては、県立高校については県がいろいろな支援を検討すべきだと思っています。それから、町といたしましては教育長答弁にありましたように、奨学資金制度、貸与ではありますけれども、制度化して以前から運用しております。そういったものを有効に活用していただければと思っております。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 私も高校生の支援、国と申しましても結局窓口は県なので県の事業というふうになるんですけれども、これいろいろありますけれども、結局非課税世帯であったり、収入が少なめの方、対象のみでもって、ただ若干コロナ禍によって年度途中で各家庭の収入が下がった場合には対応するというふうなことでありますけれども、いずれにしてもどちらかというと所得があまり多くない家庭に対してのみこのいろいろな支援をするということだというふうに思いますけれども、実はこれ私の身近にもいるんですけれども、この低所得と言われる制限ぎりぎり上にいて、みんな頑張って一生懸命働いて、土地も買い、うちも買ってローンを払う。それから車は白河に行ったり塙に行ったり那須行ったり、それこそ郡山に通ったりして、何でかんで必要なのでしようがないから車も買うというところへ車のローンとそれからうちのローンでぎりぎりの方も何人か私、知っているんです。そうすると、ただ一つのくくりで一遍にばっと引いて290万円だとか、300万円かとやられると、その上の方々が実は非常に、実は経済的にはうちも買い、車も買って経済活性化に貢献しているにもかかわらずですよ、ちゃんと納税もしているにもかかわらず恩恵が何もない。コロナ禍によってさらに追い打ちをかけられて残業もなくなって、非常に大変な思いしているという方も何人か私は聞いております。 そういう方々のお子さんが、こうやって幾ら高校の授業料無償化になったとはいえ、この間も新聞に出ていましたけれども、ある観光会社に委託して、白河に行く生徒さんがコロナにかからないようにみんな着席して白河の学校に行ったりするためには、定員で1日3往復と言ったかな。そんなことでというような夕刊紙に出ていましたけれども、それでも年間20万円ですよ。年間20万円というと、これほど大変な負担だというふうに私は思うんですよ。 ですから、なかなか国のこういった助成も使えない。昨日ですか、誰かおっしゃっていましたけれども、棚倉町は誰一人取り残さないんだとは言うんですけれども、実はそのちょうどはざまにあった年収の方々、そういった環境の方々が非常に苦しい思いをされているというふうなことがございますから、ぜひこういう、人によっては生活支援なんかしたくないというような方々もいらっしゃいますから、絶対痩せ我慢をして、そして一生懸命毎日毎日を必死に生きておるという方々がいらっしゃる。そういったことを聞くときに、このコロナ禍で家庭の収入が減少している、さらには先ほども同僚議員と話していましたけれども、車が、内燃機関のそういうエンジンを持った車を30年以降は買えないんですよなんて言いますと、恐らく50万人ぐらいの失業者が出るという予想がされていますけれども……。 ○議長(須藤俊一) 菊池議員。
    ◆5番(菊池忠二) こういったことを考えましても……。 ○議長(須藤俊一) 質問は。 ◆5番(菊池忠二) 分かりました。 ○議長(須藤俊一) 簡潔に。 ◆5番(菊池忠二) そういうことで、こういった取り残された人のためにこの交通費などの助成をする。そうやってみると10%でもいい、20%でも助かるとおっしゃっていましたけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(須藤俊一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(渡辺守) 繰り返しになりますけれども、高校生については県のほうで考えていただければと思っております。ただ、町といたしましても高校生、それから高校生の通学に使えるような補助金等がありました場合には、何か方策は検討していきたいなと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) そういうことですから、なかなか線引きは難しいんですけれども、線引きするとその線を引いた、その麓の人たちが苦しむんだということをぜひお忘れなくお考えいただければというふうに思います。 以上で、2問目を終わりたいと思います。 最後に、成人式と消防団出初式のこれからの在り方を問う。 成人式はオンラインで開催され、大勢の成人が文化センターの成人式の看板の前で、記念写真を撮っている姿を拝見した。ちょっと寂しそうであったというふうな感想を添えておきます。また、町民の期待を担う消防団出初式が中止になり、今後の成人式と出初式の在り方を伺いたいと思います。 オンラインで開催した成人式と中止になった出初式の経緯は。 次年度の開催に向けての考えはあるのか。 以上、2点お願い申し上げます。 ○議長(須藤俊一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) ただいまの成人式と消防団出初式のこれからの在り方を問うについてでありますが、まず、成人式につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の可能性を排除できないことや、収束の見通しが立たない中での延期は、多方面に迷惑がかかることなどを理由に、急遽参加者を新成人の代表や恩師の代表に限定をして、オンライン開催という苦渋の判断をしたところであります。 次に、出初式につきましては、1月10日に予定をしておりましたが、年末まで規模を縮小し実施をする方向でいたものの、年明けから県内において感染者が増加するとともにクラスターが発生し、消防団員本人や家族が不安を感じていること。また、消防団員の勤務先からも人が集まる場所に行くことを禁止されているなどの意見もあり、消防団と協議をして、感染拡大防止のため中止を決定したところであります。また、次年度の開催につきましては、例年どおり開催をしたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 時間も押してまいりましたから、コロナ禍での次年度の在り方の指針を設定して公表したらというふうに思いました。 今、町長答弁にもございましたように、私も会社によってはそういった行動を強く制限をしたという会社なんかも聞いております。私のお得意様の会社もそうであります。そういうことですから、ただ成人式はこれ、ご案内のとおり大枚をはたいて振り袖を新調したりなんかしていれば、いろいろなところに行って見てほしい。きれいに写真を撮りたい。みんなとそういう時期を共に過ごしたいという強い気持ちがあるわけですから、これやはり、もちろん理解できます。今回の成人式と出初式に関しては、町長も非常に苦渋の決断であったろうなというふうに推測をしております。大変だったろうなと、決断自体、非常に重いものだったろうなというふうに思っております。 ただ、しかしこれ次年度もまた新型コロナウイルスの変異型なんてこの頃ニュースに出回りまして、これなかなか好転するかどうか分からないといった状況が続くということになりますと、ぜひ出初式にしても成人式にしてもガイドラインをつくって、何段階かのガイドラインをつくって、そして示してこういう場合にはこういう対応をします。こういう場合には中止しますというような、そういったガイドラインをぜひ示していただければ、実はそういったガイドラインを示して、みんなの条件を民主的に決めていくということがあると、いろいろな地方の、例えば総会だとか区会だとか非常に参考になるんですよ、これ。ぜひモデリングとして、こういうコロナ禍でのガイドライン、これ示すべきだというふうに思いますけれども、成人式についてと、それから出初式について、このガイドラインについてお伺いしたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(鈴木英作) お答えします。 まずは、成人式についてでございますが、コロナ禍の中、正しい開催方法が分からないまま手探りで今回オンライン開催という手法を取らせていただきました。ガイドラインをつくるにしても正しい手法がまだ決まっておりませんので、検討はしてまいりたいと思いますが、我々は毎年かもしれませんが、新成人たちは一生に一度であることは十分に尊重しながら正しい開催方法についてちょっと検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(須藤俊一) 住民課長。 ◎住民課長(原博行) お答えをしたいと思います。 出初式につきましては、先ほど町長答弁のとおり、開催に向け様々な検討をしてきました。結果的に中止になったわけですけれども、消防団としましては、昨年事業が実施できないということで、今年度についてはぜひやりたいと考えております。ただ、実際のその感染状況であったり、ワクチンの接種状況等々もありますので、そこに一概にそのマニュアルというのはちょっと困難かなと感じているところでございます。 以上でございます。 ○議長(須藤俊一) 菊池忠二議員。 ◆5番(菊池忠二) 成人式につきましては、運営委員などを募りまして、これ何人ですか、十何人集まったというふうに伺いましたけれども、これ運営委員を募って民主的に、これこの間、先ほど答弁でオンラインでやったということですけれども、あそこに出る方もどういうふうに決めたのかよく分かりませんけれども、恐らく町立の中学校卒業時の代表者みたいなことで決まっているんだと思いますけれども、これ社会人になりますと、本当にこの決め方自体もきちんと整理して、そして民主的に運営委員の中で決めていくとか、そういうことにしていったほうがいいのかなというふうに思いますので、ぜひこれも併せて検討していただきたいというふうに思います。なるべく事前にこういう場合にはこうだよ、こういう場合にはこうだよと大きな3本ぐらいでいいですから、これ事前にその対象者に対して発信をしていただくと、それぞれの都合が決まって、それこそ買おうと思ったのをレンタルにしようとか、いろいろあると思いますから、ぜひこの対象者が柔軟に対応できるように、早めの告知、早めの発信をぜひ心がけていただきたいというふうに思います。 さらには、消防団のふだんの活動の指針、それからガイドラインにもなりますから、これ有事のときにこういったコロナ禍の中でも有事の対応ということも、練習したり訓練しなきゃなりませんから、ぜひこういった分団、それから班が参考にできるようなガイドラインをぜひつくっていただいて、これなかなか分団長、班長、そういった方々だけで独断にこの有事のときの訓練をするなんていうふうにはいかないと思いますから、そういった分団が、班が自在に練習できるようなガイドラインはぜひ検討していただいて、せっかく有事のときに消防団が発動して、火消して、無事にうまくいったのに感染が起きた、クラスターが起きたなんてことにならないように。それを防ぐためには、それ完全に防げるかどうか分からないよ。しかしながら、そういった指針、ガイドラインがあれば、みんなそれぞれが動きやすい。また、個人が会社に行っても、実は消防団はこういうガイドラインをつくってきちんと感染予防して、徹底してそうして消防団、これからも町の裏方として、町の有事のときに率先して活動していくんですよということを堂々と言えると思いますので、ぜひこの辺はご検討いただいて、私の全ての質問を終わりたいと思います。 ○議長(須藤俊一) 順位8番、5番、菊池忠二議員の質問を終わります。 以上で一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(須藤俊一) 本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後2時00分...