本宮市議会 2022-06-10
06月10日-02号
◆5番(
菊田広嗣君) なぜまずこの質問をしたかと申しますと、
カリキュラムマネジメントは学校評価もPDCAでやっていかなくてはならないんですけれども、スケジュールの作成とか、
やり方そのものが学校経営の工夫として問われてくるというようなことも文科省のほうのホームページの書類に書いてありましたので、そのような工夫をされているのかなというところで、まずは質問をいたしました。
中央教育審議会で新しい
学習指導要領が審議された際に、
文部科学省は
カリキュラムマネジメントの確立について、三つのポイントを示しました。一つ目は、教科横断的な視点で学校の
教育目標達成に必要な
教育課程を組織的に配列すること、二つ目は、
子どもたちの実態や地域の現状に関する調査結果とデータに基づいて
教育課程を編成、実施した後に評価と改善を、先ほども申し上げましたが、
PDCAサイクルで確立をして行っていくこと、そして三つ目が、地域と連携して教育に必要な人材、資源を外部に求めることとなっております。 そこで、今申し上げた二つ目、
子どもたちの実態と地域の現状に関する調査結果とデータに基づいて
教育課程を編成するということになっておりますので、どのような調査をなされたのかをお聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) まず、
子どもたちの実態のほうについてでございますけれども、学習面などにつきましては、各教科のテストなどを行っておりますし、あと、
各種生活面の
アンケート調査などを行いまして情報を整理しております。あと、地域の現状などにつきましては、今、各
中学校区ごとに
学校運営協議会、
コミュニティスクールが発足しておりますので、それらの中で、今
子どもたちの現状がどのようになっているのかなどの話合いの場を設けまして、お互いの情報共有を進めているということで、小・中学校における課題などを出していくというような流れで進んでおります。 また、保護者に対しましては、
学校評価アンケートなどを行いまして、保護者からの要望、あとは質問事項、そういうものを受けておりまして、
子どもたちの実態、あと地域の現状に関して調査を進めているところでございます。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) ちょっとお聞きしたいんですけれども、地域の現状に関して、多分、今のご答弁だと、メインが
コミュニティスクールでの集まりで参加されている方から意見をもらっているみたいなお話なんですけれども、では、
コミュニティスクールでその地域の現状というものについて、例えばどのようなものとかのお話が出ているのか。すみません、これは通告にはなかった分なので、もし分かればお答えいただきたいなと思います。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) 地域の現状につきまして、まず安心・安全という面で、
子どもたちの通学路とか、そういう形と危険箇所、そういう点について各委員が集まりまして、話合いなどを進めているというふうなことがございます。あと、
子どもたちの挨拶とか、そういうものはどうなっているのか、あとは学習面でのこの地区でどういう活動ができるのか、そういうふうなことについて話合いなどを行っているところでございます。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) すみません、地域の現状に関しての調査の一環として、
コミュニティスクールを使っているというお話ですよね。地域の現状というのは、
カリキュラムを組むための
教育課程を組むための地域の現状の把握なので、先ほども言いましたけれども、三つ目の柱として、地域と連携して教育に必要な人材を集めるとか、そういったことが
カリキュラムマネジメントの三つの柱にあるので、そういった柱を、柱というか
教育課程をつくる上で、地域の現状の把握を
コミュニティスクールで議題として話し合われているのかどうかということを、もう一回お聞かせください。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) 大変、その点について失礼いたしました。 まず、各教科で行う際に、地域にはどのような方が人材としているのか。例えば文化活動、体験活動を行う際にこういう方がいるとか、
あとコンピューターに詳しい人はどういう人がいるとか、そういうことについて情報交換、情報共有などを行いまして、それらの人材を各学年の授業をしていく上でゲストティーチャーとして招いてみたりとかというふうな形で、情報共有・交換を進めているということでございます。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) 次の質問で、もうちょっと詳しく聞きたいと思いますので、調査の結果、地域の特性を生かしてどのように
教育課程を編成したのか。全てはお答えはなかなか難しいと思いますので、学校によって、やっぱり地域特性によっての
教育課程の組み方というのは違いますので、なので、本宮市のそれぞれの地域特性に合わせた特徴的な事項だけでいいので、どのような意見が出て、どのような地域特性に合わせた
教育課程を編成されたのかをお聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) 例えばある学校におきましては、2年生の生活科という教科がございますけれども、その中で野菜作りをしようという単元がございます。そこで自分たちのほうで、私は
ミニトマトを作ってみたいとか、キュウリを栽培してみたいとかというふうな形で、地域の方、そういう方に応援依頼をしまして、一緒に
栽農体験活動などを行うというふうなことをしております。それを今度収穫したらば、今度収穫祭を自分たちで開いてみようとして、地域の応援していただいた方をご招待しようなどというふうな形で年間活動に取り組んでいる、そういう例がございます。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) ちょっと話があれなんですけれども、例えば今のお話で言う野菜作りだと、地域特性を生かすというのは、そういうことではないと思うんですよ。地域特性を生かすというのは、例えば今の野菜作りで言ったら、白沢のほうの学校で言ったら、
とろろ作りを一生懸命今やられていると。じゃ、とろろの一生懸命やられている環境を生かして、じゃ、それを課外学習に取り入れるとか、多分そういうお話であって、全体的に近くに農業を一生懸命やっている人がいるから、農業体験というのをさせようではなくて、地域の特性、伝統とか文化とか、これは本当は今日ちょっと言うつもりはなかったんですけれども、前回の
学区自由化のときも、結局地域の特性というとか地域のつながりがあるので、なかなか難しいですとお答えいただいているんですけれども、ということは、その土地にしかないもので、その土地にしかない地域との連携教育というものをしていると私は理解していたんですけれども、今のご答弁だと、市内だったらどこにでも農家さんもありますので、どこの学校でも変わらないような内容なんですけれども、そのあたり、何かこの学校ごとに特徴をつけているというよりは、本宮市として市としての特性でやっているという解釈でよろしいんでしょうか、お聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) では、まず
子どもたちが体験しやすい活動、あと地域の人材を活用できる活動というふうなことを含めまして、特に小学校の段階に申しましては、そのような農作業の体験活動などが、やはりメインとして本宮市としては動いている部分がございます。あと、先ほど言いそびれましたが、地域の伝統文化を守るというふうなことにつきましては、祭礼でございますので、その若連の方を呼んで、太鼓の指導とかそういうことで、若連の方たちがどのような思いで祭礼に臨んでいるのか、そういうお話を聞いて太鼓の練習をする、それを今度
学習発表会に打ち出すなどということで、各小学校区というよりは、その中学校区とか、そういう中で体験活動、そういうふうな
カリキュラムを組んでいるという例が多くなっているのが現状でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) まさに小学校、中学校区で体験活動とか、その地域に根差している文化があるんであれば、それをちょっとお答えいただきたかったなと思ったんですけれども、取りあえず時間があれなんで、次に移ります。 また、
PDCAサイクルというものも必要な項目として挙げられていますけれども、実施して評価し改善するという流れを、小さな
PDCAサイクルから大きな
PDCAサイクルへというのが基本だと思うんですけれども、導入してから現在まで、どのような改善点が出てきたのか、例で、もしあれば、一つ、二つで結構ですので、お聞かせいただければと思います。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) では、改善ということでございますけれども、まず
子どもたちにしますと、単元を通して具体的な目標が分かりやすい。例えば先ほどお話ししました野菜作りにつきましては、僕たちは、私たちは、この6月から9月にかけてこういう野菜を作るんだとかというふうな具体的な目標をつかみやすいというふうなことで、学習活動の見通しが持てるようになってきている。そして、それが野菜として成長していった場合に、自己評価しやすいと、そういう面がございます。 また、一つは、地域の方との交流というものが、やはりどんどん進んでいる、いろいろな方から教えられて、ありがたい、うれしいというふうな、そういう例が出ているという現状でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君)
PDCAサイクルの例なので、出てきたのは例だとは思いますんで、次に移りたいと思うんですけれども、先ほどの三つ目のポイントにちょっと関連があるんですけれども、今ずっと地域との連携というお話をしてきたんですけれども、まさに三つ目のポイントは、地域と連携し教育に必要な人材、資源を外部に求めることというのがありますけれども、現在のコロナ禍の状況で難しい部分もあると思うんですけれども、今先ほどの野菜作りとかは言ったんですけれども、ほかに何か特筆して地域特性としてやられている、コロナ禍の状況でもうまくやられているようなものがあれば、どのようなものを実施しているのかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) 一つとしましては、
日本文化体験教室というのを行っているところがございます。それにつきましては、水墨画とか、あとは琴、あとは茶の湯、そういうことで、
子どもたちが実際に描いたり飲んだり、そのような活動をして行っていると、そういうふうな例がございます。 あとは5年生、6年生は裁縫、ミシンが出てきますので、そのミシンの扱い方などでボランティアの方、地域の方をお招きしてご指導いただいていると、そういうことがございます。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君)
カリキュラムマネジメントの目的の一つとして、目的にはっきりと文言で書かれておりますのが、
学習効果の最大化を図るためという文言があります。先ほどの三つのポイントは全て、ただ言われて行うというものではなくて、あくまでも
学習効果を最大化するための手法の一つとしてやらなければいけないというものだと思うんですけれども、その
学習効果の最大化というのは、非常に
文部科学省のにも出ているんですけれども難しい文言で、当市としては、
学習効果の最大化というものは、どのようになるのが最大化になるというふうにお考えかをお聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) 今、菊田議員からもお話がございましたけれども、この
学習効果の最大化というのは、大変定義がどこにも書かれているわけではございませんし、明確な基準というものもございません。また、私どもが学校訪問とか各校長先生と話をするときに、私のほうから
市教育委員会のほうから伝えているのは、やはり単元を通して
子どもたちが、自分たちの目標、狙い、課題、そういうものに対して自分で学ぶ。では、どうやって学ぶんだ、本から、またはインターネットから情報を取り寄せるとか、または新聞を活用するとか、そういうふうな形で学ぶ、そして考えていく。では、どうやって考えるんだ、一人だけでは駄目だよね。そうすると、グループの活動を行っていろいろな考えを受け止めていこう、そういうふうな姿を順次深めていくことによって、あっ、できた、分かった、これをまた次にやりたいなと、そういうふうな自尊感情、次へのステップ、そういうものが発揮できる、そういうものを私ども市としては、
学習効果の最大化という形で現在考えているところでございます。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) 今最大化の在り方というか、そういうことについてお伺いしたんですけれども、この中項目の質問、あくまで
カリキュラムマネジメントについての質問なので、最後に今後の
カリキュラムマネジメントについて、
カリキュラムマネジメントというのは、そもそも、書いてあるんですけれども、全ての教職員の参加によって
教育課程の編成、実施、診断、評価、改善を通して、学校の特色をつくり上げていく営みであるというふうに言われております。その中で、PDCAによって掘り起こした問題ではなくて、これから
カリキュラムマネジメントの運営をしていくに当たって、
カリキュラムマネジメントそのものの現在の課題については、どのようなものがありますでしょうか、また、どのように対応していく方針か、お聞かせください。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君)
カリキュラムマネジメント、やはり一つ私は
キーワードは、地域に開かれた学校というのが一つの
キーワードになってくるのかなというふうに考えております。そのためには、地域の人材または場所、そういうものがどういうふうになっているのか、やはりそれを整理しておくというふうなこと、そして
子どもたちが10時間前後、一つの単元を学習していくわけですので、最初の段階で
子どもたちの目標をどこに設置するのか、つまり
子どもたちにとって興味のある身近なもの、そういうふうなものを課題として目標として設定することが、一つの課題として考えております。 その中で、
子どもたちがグループで活動する場面は、どこに持っていくのか、または
子どもたちが考える場面、または先生が教える場面、そのような組立てというのを、10時間前後の一つの単元の流れで考えていく有効な方法はないか、そういうふうなものを取り上げていくということが大切だというふうに考えております。 そのために対応策としまして、やはりフィードバックしながら授業の様子、また
子どもたちの感想などを基にしましてフィードバックして、この面についてはこのような問いかけ、または人材があればよかったなというふうなことをフィードバックしながら進めていくということで、現在対応しているところでございます。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君)
カリキュラムマネジメントのことについてお聞きいたしましたけれども、
学習指導要領が改訂されてから、
プログラミング教育とか
外国語教育もございますし、学校の
運営そのものには
カリキュラムマネジメント、さらに授業のやる方針については
アクティブラーニングと、非常にやるべきことが多くなって大変かとは思いますけれども、目的意識をきちんと持った上で、せっかく示された新たな手法でございますので、最大限にその手法を活用して、ぜひやっていただければというふうに思います。 次に、中項目の2に移ります。 よく
学習指導要領の中で課題として取り上げられるのが、
アクティブラーニングについてです。新しい
学習指導要領では、主体的、対話的で深い学び、
アクティブラーニングの視点からの授業改善というものを非常に重要視しております。 しかしながら、
アクティブラーニングと一口に申し上げましても、様々な手法があります。
アクティブラーニングを効果的に行うには、これは生徒同士の議論とか、自分から考える力というものを発揮させるのが
アクティブラーニングですので、
ファシリテーター、つまり進行役とか、生徒たちを盛り上げるためのスキルというものが、非常に先生にも求められると思うんですけれども、そのための研修等は十分に行うことが、まずできているのかお聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) 今の件でございますけれども、この
ファシリテーターとして、やはり先生の位置づけ、立ち位置、これは大変重要でございます。そこで、校内研修はもちろんでございますけれども、
市教育委員会としても、各校の授業参観、学校訪問の助言などを行っております。また、
教育委員会主催におきまして、そのような研修会がありますので、あと、他校の公開授業、そういうものを行いまして、
ファシリテーター、進行役としてどのように自分のスキルを高めていくのかということで、研修を進めているところでございます。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) 研修されているということで、もう一つ、ちょっと重要なポイントがあるんですけれども、
アクティブラーニングには、それぞれジグソー法とかPBLとかフィールドワークとか、いろいろなやり方がございます。特にそこで、主に本宮市全体としての意向として、こういう形式を取り入れていきましょうとなっているのか、そうではなく、先ほどのお話を聞いていたら、多分校長会で持ち帰って、そこから学校ごとにやられているという話なので、学校ごとにどういう手法をするのか決めているのか、それとも各クラスの状況を見ながら、先生がそれぞれ
アクティブラーニングにこれでなっていますよというような授業を決めているのか、そのあたりをお聞きしたいなと思います。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) 今の件でございますけれども、ジグソー法とかPBLとかいろいろな方法がございます。その中で、主にやはりメインとしてやっていますのは、ジグソー法、グループ学習、体験学習、それらをメインにして進めているというのが、現状でございます。 ただ、その教科によりましては、少人数とか、または一人で行うとか、いろいろな方法がございますので、学級を中心としまして、あとは教科などによりまして、いろいろな方法を各学校で行うというふうな形で、本宮市として絶対これでやらなければならないというふうなことではございません。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) すみません、もう一度お聞きしますけれども、要するに今のお話だと、学校ごとにある程度大体のやり方の方向性を決めているのか、担任の先生が学年とかで相談して、やり方を決めているのかというところについて、もう一度お聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) これにつきましては、各学校ごとに進めておりますし、あとは先生方同士で、その回数によりまして進めていると、そういうことでうまく使い分けながらということで、
アクティブラーニングの授業を行っているということでございます。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) 今の質問をいたしました理由といたしましては、主体的、対話的な学びと申しましても、先ほど申し上げましたように、
ファシリテーター、学校の先生の場合は
ファシリテーターを務めるのは大体学校の先生だと思うんですけれども、先生によってその効果に、やり方とか生徒に合わせたやり方で、その効果に差が生じてしまうのではないかということを、ちょっと失礼ながら心配しているからでございます。 今後の課題として、そのような本当に
アクティブラーニングとか議論というのは、構成している児童のキャラクターといいますか、それによっても非常に効果というのは差が出てくるので、ただやはり学校としては、それをいかに先生が
ファシリテーターとして、うまい具合に持っていくかというのが非常に大事になってくると思うんですけれども、今後の課題として、そのようなことは想定されているのか、お聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) 教師によって効果の差ということでございますが、これは教師の専門性などによりまして、やはりこれは差が出てくるということはございます。また、1年目、2年目の新採用の先生とか、またはベテランの先生などによりましては、その指示とか、そういうことによって、いろいろ変わってまいりますので、やはりその点についての
ファシリテーターとしての能力の差というものは予想しなければなりませんし、ただ、それをただ放っておくわけにはいきません。そのためにはどうするのかというふうなことで、やはり先ほども申しましたけれども、授業の実際の場面での研修とか、またはベテラン教師と新任の先生が一緒になって授業を行うTT授業とか、そういうものを行いまして、スキルを高めていくということで、現在進めておるところでございます。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) 今のお答えを聞いていますと、ファシリテーションのやり方によって差が出てきてはいけないという意識は非常にあって、それをうまくいかに格差をなくすかというところについて、きちんと考えておられるということなので、その点に関しては非常に安心いたしました。 ただ、こちらの件に関しましては、生徒の評価に関しても、非常に不安が残る部分がございます。ディベート、議論とかディスカッションでは、どうしても外交的でおしゃべりな学生が目立ちがちになってしまいます。すると、遠慮がちな性格で対話が苦手な生徒は、どれだけ優秀であっても評価が低くなってしまうという怖さがあります。また逆に、ふだんきちんとしている生徒の印象がよくなって、ふだんはおしゃべりばかりの生徒なんですけれども、実はディスカッションでは周りにちょっと冗談を言いながら、見事にほかの生徒を議論に巻き込んでいるような場合でも、いつもどおりのおしゃべりな生徒だなという評価になってしまったり、正当な評価がされないような怖さもあると思うんですけれども、そのようなことは想定されているのか、また、そのようなことに対してどのような方策を取られているのかをお聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) 今の件につきましてですが、コミュニケーション能力の差というのは、本当にこれは各個人、いろいろな場面で出されてくるということでございます。私どもとしましては、大切なのは、この子はコミュニケーション能力がないとかあるとか、そういうことを決めつけては絶対いけないというふうなこと、あとは、子どもは伸びるものなんだということを前提に、私たちは、私たちもですが、学校としては取り組んでおります。 例えば1単元10時間がございます。最初なかなか発表ができない子ども、そういう子どもがおる場合に、まず2人組で話し合わせる、次、今度は4人組で話し合わせていく、グループ活動で自分の意見を言わせる、そして最後は意図的にその子に対して、全体の最後のときにまとめとして、何々さん、全体の前で述べさせるというふうな形で、少しずつコミュニケーション能力、その子の持っている力というものをうまく引き出しながらやっていくというようなことをつかみながら、指導を対応をしております。 また、先ほど話しました、とても活発で、コミュニケーション能力がありますけれども、やはりその子はそれが良さですので、そのことを大事にして、討論の場、先ほどのディベートとかそういう場面がございますので、そういう場面にそういう子を生かしながら話合いを進めていくとか、その子に応じた活躍の場、その賞賛の場、そういうものを設けながら、コミュニケーション能力、またはそういう評価というものを出してくと。私たちは、その伸びを大事にしたいというように考えておりますので、
子どもたちに合った指導、まずは子どもの実態を知ること、それを基本にして指導を進めているところでございます。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) 要するに、生徒の皆さんは、それぞれ正当な評価といいますか、きちんと評価をしてあげて、子どもというのは非常に伸びるものだと思っておりますので、そのあたりのことをいかに各担任の先生の中で共有していただいているかというのが大事だと思うんですけれども、今の教育長のお言葉どおりのことをしっかりと現場レベルの方に伝えていただいているんであれば、大丈夫かなというふうに思います。 ここで質問なんですけれども、先ほどから何回もお答えに近いようなご答弁はいただいているんですけれども、ちょっと質問の順序が逆なんですけれども、
アクティブラーニングを取り入れる目的について、こちら、児童たちにどのような効果をもたらして、どのように育ってほしいから取り入れているのかということの目的意識について、どのように考えているのか、改めて、次の質問に関連ありますので、まずここでお聞きしたいと思います。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) まず
アクティブラーニング、本当にこれからの時代、本当にどのような時代になってくるのか、本当にグローバルな様々な要素が絡んでくる時代というものが予想されます。そういう中で、
子どもたちが大人になって自分で目標を持って、それに対して乗り切れる力というものを少しでも蓄えていく、養っていくということが、私たちには大事なことかというように思います。 では、そのためにはどうするんだと、やはりそれはいろいろな相手、人がいます、その方と話合いができる、自分の意見が言える、また一緒に活動ができる、そういうふうなことで、主体的に対話的にそういう学びができるというふうなことを、私たちはこれからの
子どもたち、社会を背負っていく
子どもたちでございますので、そういう力を身につけさせてあげるということが大切だというふうに思います。 また、その話し合うこと、そういうふうなことを通しまして、一つのものの見方とか視点の当て方というのを、一方的ではなくて多面的に捉えることができる、このAというケースがあったならばB、Cというふうなことも考えられる、そういうふうな複眼的に物事を見られるようにして、自分が生活できる、または相手に対して対応できる、そういうふうなものを大切にして進めていきたいというように考えております。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) 先ほど冒頭に私申し上げましたように、まずはこの改訂の目的が、社会の変化に対応し、また自分たちを取り巻く様々な社会の課題に向き合って解決しようとする力を育むという目的がありまして、その中で、非常に
アクティブラーニングは重要だなと思っておりますけれども、さらに教育長からのお話だと、多面的な視野なども取り入れるということで、非常に子どもの教育に対しての思いがあるんだなというふうにお聞きしておりました。 次の質問でございますけれども、今まで中項目二つお聞きしましたけれども、関連で総括的な質問をさせていただきたいと思います。 最近の社会の動向で、様々な事業においての特徴の一つとして、これは本当に当たり前のことなんですけれども、目的をしっかりと明確にするというものがあります。例えば今までやっていたからとか、逆に前例がないからといったことは関係なく、目的は何であって、その目的を達成するためにはどうすべきかということをしっかりと考えるということが、改めて最近重要視されてきております。 前例踏襲や慣習にとらわれず、何を目指すのか、明確なビジョンがなければならない、これは市の事業にもKGIやKPIといった指標が取り入れられてきたことからも明らかだというふうに思います。 そこで、しっかりと目的を共有して、手段ありきではなくて、手段はあくまでも目的のための選択肢の一つであること。例えば先ほどの話でした
アクティブラーニングは、先ほども申し上げましたけれども、あくまでも社会の変化に対応して、自分たちを取り巻く様々な社会の課題に向き合って解決しようとする力を育むことが目的なので、要領の中に入ってはいるからやらなくては仕方ないんですけれども、それの目的が達成できれば、極論を言ったら
アクティブラーニングしなくてもいいと思っているんですよ。目的は違うので、あくまで
アクティブラーニングは手法なので。 という考え方でいくと、手段はあくまでも目的のための選択肢の一つであることをしっかりと皆さんで共有していただいて、やっていただきたいと思うんですけれども、全員でそういった今言ったような考え方の目的そのものの共有の機会というものはつくられていらっしゃるのかお聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) 今の件についてでございますけれども、やはり
子どもたち自身が、将来自分はこういう大人になりたいな、こういうふうなことをしてみたいな、こういうことに挑戦してみたいなということを、やはり担任、学校のほうですくい上げまして、それに持っていくにはどういうふうなことが考えられるのか、やはりそういうことを個別懇談とかそういう場を設けまして、話し合う場を、機会を、時間をもっております。また、それは保護者懇談なども活用しまして、そのことを保護者にも伝えると、そういうふうに様々な場面を設けて進めているところでございます。 また、一つの手段として
アクティブラーニングがございますけれども、ほかにどのような形で
子どもたちが本当に今楽しいな、自分はみんなに認められているから頑張ろうと、そういうふうな気持ちが持てるような、そういうふうな機会を持てるよう、学校の活動とかそういうのも精選しながら進めている。そのためにも学年会ということや、あとは授業研究会、そういうものを含めまして、職員で実施を進めております。 また、自分の学校だけではなくて、やはりほかの学校ではどのような実践をしているのかということ、やはり先生方自身が井の中の蛙にならないように、いろいろな面で視点を向けてできるようにというふうなことで、先進校などの視察、または教授や先生などを呼びまして進めているという状況でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) すみません、聞き方があれだったのかもしれないですけれども、前半が生徒に対しての意識づけなのか、教職員に対してなのか、ちょっと非常に分かりづらかったんですけれども、
子どもたちを育てる、どういう生徒に育ってほしいという目的をきちんと持って、そのための手法である、全てやらなくてはならないことは、そのための手法の一つであるという意識を、教職員の方皆さんで共有する機会を設けていただいていますかという質問なんで、もう一度簡潔にお願いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育長。
◎教育長(
松井義孝君) その件につきましては、やはり学校が一つとなりまして、先生方が一つになりまして、あと、各小・中学校が連携をとりまして、
子どもたちの可能性、そういうものを大事にして進めていくと、そして将来の自分に向けて自己実現が図れるよう協力体制を整えていくということで進めておるということでございます。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) では、新
学習指導要領の改訂に伴いまして懸念されることは、改訂された内容は、先ほども申し上げておりましたけれども、非常に多くて、今ほどお話ししている
カリキュラムマネジメントもそうですし、
アクティブラーニングもしなくてはいけない、教育内容も、
外国語教育とか
プログラミング教育とか非常に多くのものが入ってきているという中で、一番心配しているのが、何々をしなくてはいけないという意識ばかりが非常に先行してしまって、何のためにそれを行うのかというところを失念してしまうのが一番怖いなと思って、今の質問をいたしました。 なので、先ほどの例ですけれども、
アクティブラーニングなんかに関しましても、本市の場合は大丈夫だと思うんですけれども、
アクティブラーニングを取り入れなさいよというのが新しい
学習指導要領で入っているわけじゃないですか。なので、それをやらなくては、やらなくてはということばかりで、何のためにやるのかという目的意識を置いてきぼりにされたら非常に怖いなと思って、今の質問をしております。 なので、例えば場合によってはテーマを与えてバズセッションとか、ジグソー法とかを行うだけで目的を達成したかどうかじゃなくて、ちゃんと
カリキュラムとして、これをうちの授業は取り入れましたよで終わってしまうのが一番怖いなと、私は思っているんです。 そのあたりの目的をしっかりと見据えて、適した手法を選択するために、全員でのしっかりとした、教職員皆さんでのしっかりした目的意識の共有が大切になってくると思っていますし、何のためにこれをしているのかと聞かれたときに、極端に言えば、これをこうするためにこれが一番効果的な方法だから、これを取り入れてやっていますと、全員が聞かれたときに答えられないと駄目だと思っているので、今の質問をいたしました。 お答えもいただいたので、本当はもう一件質問があったんですけれども、これで中項目の1は質問は終わろうと思うんですけれども、最初に申し上げましたように、新
学習指導要領は、よりよい学校教育を通じてよりよい社会をつくるという目標を共有して、社会と連携、協働しながら未来のつくり手となるために必要な資質、能力を育む、先ほど教育長もおっしゃっておりましたけれども、社会に開かれた
教育課程の実現、そして各学校における
カリキュラムマネジメントの実現を目指して改訂されたものです。 地域の宝でもある
子どもたちの未来をよりよい方向に導くために、一つ一つの内容それぞれで何々を行わなければいけないではなくて、なぜそれを行うのか、何のために行うのかということをしっかりと。それを行った結果、どのような効果がなくてはならないのかということを、これは教育だけではなくて、全ての事業について言えることだと思うんですけれども、その上で目的を達成するための手段がこれであるということを、再度しっかりと共有しながら進めていただきたいなというふうに思います。 次に、大項目2、みずいろ保育所周辺の安全確保についての質問をいたします。 7月に、いよいよ浸水被害によって機能停止しておりました、停止ではないですね、一応五百川幼保総合施設のほうではやられていたので、代わりに、旧第一保育所が皆様のご尽力により、より安全な場所に移し、みずいろ保育所としてオープンいたします。 子育て環境の充実は、非常に喜ばしいことでございますが、同時に、市の施設ができる場合は、交通量の変化が伴う場合が多く、周辺の安全状況に留意しなくてはならないと思いますので、その観点から質問をいたします。 なお、中項目1、周辺の交通量予測と中項目2の安全確保策について、項目を別にいたしましたけれども、事業ごとに、それぞれの質問に対してそれぞれの対策というものをお聞きしたほうが分かりやすいと思いますので、中項目1、2にこだわらず、交互にお聞きする形になりますけれども、ご了承いただきたいと思います。 ほかの保育所を見ていても分かるんですけれども、児童の送迎時には交通量が増大し、一時的に道路が混雑することが予想されます。市では、交通量の増加具合と時間帯についてどのように考えていらっしゃるのか、お聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育部長。
◎教育部長(菅野安彦君) みずいろ保育所につきましては、今おっしゃられましたように、7月1日開所を予定しているところでございます。 ご質問の交通量についてですが、現在第一保育所で行っていますが、移転してみずいろ保育所の入所予定は、88名の児童でございます。それの実家庭につきましては67世帯の家庭が、実際に送迎をするような形になるかと思います。当然今その67台が出入りするという形になると思います。 登所時間でございますが、保育所の登所時間は、朝の7時から9時までの2時間というふうにお願いしております。現在の送迎のピーク時間なんですが、そのうちの8時から9時までが主に集中する時間というか、多い時間帯となっておりますので、現状としては、そのような見込みを立てております。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) ちょうど今お答えいただいた時間帯なんですけれども、67世帯分の車というふうなお話はいただいたんですけれども、ちょうど皆さん、まず一つは通勤時間帯で、結構車は焦っている車が多いような時間帯だったりするのと、あと、さらに通所されるお子さんの保護者の方も、送ってからそれから仕事に行くということで、非常に焦っているような時間帯で、私はちょっと怖いなと思っているんですけれども、そのあたりの保育所周辺の対策というものは、例えば五百川幼保総合施設とかですと、車の動線というものを保護者の方にお願いして決めたりしているんですよね、あくまでお願いなんですけれども。みずいろ保育所の近辺に関しましては、どのような対策を今お考えになられているのか、お聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育部長。
◎教育部長(菅野安彦君) まず、五百川幼保総合施設、そちらのほうの今、例をいただきましたが、あそこは細い道が周りに点在しておりまして、そういうことで保護者ルールとして、進入路と、それから出ていく道、それを区分けして、さらに構内のところを一方通行という形にして、混雑緩和を図っているところでございます。 今回このみずいろ保育所につきましては、23台の駐車場を使って送迎をお願いするという形になります。まず周辺につきましては、現在道路が五百川幼保総合施設みたいに一方通行というようなことはできませんので、今のところは駐車場に入っていただいて、通常どおり送り迎えをしていただく。ただ、駐車場の中で片側だけを使っていただいて、なるべく旋回ができるような、そういったルールを今考えているところでございます。 さらに、保護者の皆様には、事故が起きないよう時間に余裕を持っておいでいただけるようにお願いしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) 周囲の環境からして、五百川幼保総合施設とかあの辺とは違って、一方通行とかはできないというお話をいただいたんですけれども、特に保育所を出てから関根・名郷方面に抜ける道、関根橋を通る方面に行かれる方、今非常に道路が歪曲していまして、そこだけ一旦すごく細くなっているので、特に冬場なんかも非常に怖いなと思うんですけれども、今のお話ですと、駐車場内の動き方というのはもちろん通知いただきますし、さらに余裕を持ってくださいという通知はいただくんですけれども、出てからの、やはりその辺のこともちょっと留意しないといけないなと思うんですけれども、そのあたりについては、どのように考えておられるのかをお聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) みずいろ保育所から関根団地方面、約90メートルが市道舘ノ越・関根線の未改良の区間となっております。この区間につきましては、福島県によります百日川改修に伴う関根橋の架け替えというふうなことで予定されておりまして、令和5年度から整備が進められるというように承っております。 この区間につきまして、特に道路が狭いということで、冬期間に凍結とかという心配があろうかと思いますけれども、除雪並びに融雪剤の対応というふうなことで、交通量が増加いたしますけれども、安全に通行できるように対応してまいりたいと考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) 改修というお話もありましたし、それまでの期間の間というお話も今凍結防止とか、ほかにも安全に留意するようなお考えがあるということを聞いて、安心いたしました。 また、車の動線でございますけれども、近くに本宮小学校があるということも、しっかりと想定しなくてはならないと思っております。本宮小学校の校庭の横の道路が拡張舗装され、非常に通りやすくなってありがたいんですけれども、その分、スピードを出す車両も見受けられるようにもなりました。 そこでまず、登下校時の安全確保についてどのようにされているのか、お聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育部長。
◎教育部長(菅野安彦君)
子どもたちの登下校時の安全確保でございますが、現在も行っていることを継続して行いたいと思うんですが、まずは
子どもたちへの街頭指導ですね。
子どもたちの歩き方への指導、それから
子どもたちへの交通教室などを行いまして、指導を徹底してまいりたいというのが、まず一つでございます。 そのほか地域の本宮小学校の場合はふれあい安全隊という形でご協力いただいていますが、そういった方の見守りによる下校時の安全確保、それから毎日市のほうで行っておりますが、午後に
中学校区ごとに防犯パトロールというのもやっておりますので、そういったものを複合的に行いながら、交通事故防止、防犯に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) そこで、これは保護者の方から私のほうに相談があったので、私もすぐ確認しに行ったんですけれども、その小学校の校庭の北側、校庭を過ぎてすぐみずいろ保育所のほうに曲がるところに、結構なカーブがあるんですよね。そこのカーブのすぐ近くに児童が横断する横断歩道があるんですけれども、先ほど申し上げましたように、道路状況がよくなったことによって、スピードを出したりする車が増えていることもあって、またカーブを曲がったらすぐ横断歩道ということで、非常に危険に感じております。 そこで、手前の道路に減速のでこぼこか何か分からないですけれども、つけたりとか、注意を促す看板等を設置したほうがよいのではないかと思うんですけれども、最近道路が新しくなったばかりですので、そのような計画があるのか、お聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) 議員おただしのとおり、グラウンド北側のカーブの部分に横断歩道が設置されているという状況でございます。横断歩道の前後には、公安委員会によりますひし形のマークがございますけれども、更なる安全対策といたしまして、路面に減速の表示の立体シート、こういうものが非常に有効でございますので、こういうものの設置ということで、さらなる安全確保を図ってまいりたいと考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) 立体シートなど、ちょっとした工夫でも大分状況はよくなると思いますので、あくまでも小学校が近くにあって、カーブの先にすぐ横断歩道というその状況をぜひ留意して、いろいろと見ていただきたいなというふうに考えております。 また、これも校庭の北側のカーブの近くなんですけれども、児童が休み時間に校庭で遊んでいて、わざとガードレールを越えるようにボールを投げて、ガードレールをくぐって車道にボールを取りに行くというような行動を何回もされているのが見受けられたそうです。こちらに関しても、児童の指導ももちろん大事なんですけれども、子どもって、やはりいけないことはやりたくなるもので、また休み時間という時間帯もありますので、まず物理的にボールを外に出せないようにネットを設置するとか、あと、その北側の部分だけガードレールをくぐれるような感じで、縁石がちょうどなくなっているんですよね。その部分にも縁石を設置するとか、同じように下もくぐれないようにネットを設置するとか、そういったことをしたほうが安全対策としてよいのではないかなと思うんですけれども、お考えをお聞きいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育部長。
◎教育部長(菅野安彦君) ボールを投げる箇所を、私もちょっと現場を確認させていただきました。ちょうど北側の児童が上れるような感じで、上った跡も実際にありました。ボールを投げるのはちょっと確認はできなかったんですが、まずは
子どもたちには、ボール投げ、ガードレールに向かって投げるとか、それから車道に出るというようなことは危険な行為でございますので、事故防止の危険性もありますので、まずは十分な指導をしてまいりたいと思います。今後このようなことがないように、
子どもたちに十分指導を学校のほうからもしていきたいと思います。 ガードレールのネットの設置とか縁石の設置でございますが、現地を見ますと、
子どもたちが上がれる下のグラウンドのほうなんですが、ネットがちょうど空いているんですね。そこの対策をして、
子どもたちには物理的には上には行けないように、これから考えていきたいと思います。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君。
◆5番(
菊田広嗣君) 今、部長もおっしゃったとおりに、まずは
子どもたちの教育が一番大事ではあるんですけれども、どうしても子どもって、いけないと言われることをやりたくなったりするところもありますので、ぜひそのように物理的な対策をとっていただけると安心だと思いますので、よろしくお願いいたします。 新しい保育所が開所しまして、また本宮小学校の校庭の周りの道路が拡張整備されたことで、子育て環境や市民の利便性が向上し、非常に喜ばしいことではありますが、施設や道路環境が変わることで、今まで以上に安全に留意しなくてはならないことも増えてくると思います。 完成して終わりではなく、その完成した後、施設や道路が変化した結果、どのようなことに留意しなくてはならないのかまで盛り込んだ計画を、今後も練っていただきたいということを申し上げて、今回の一般質問を終了いたします。
○議長(
三瓶裕司君) 5番、
菊田広嗣君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。
△休憩 午前10時59分
△再開 午前11時09分
○議長(
三瓶裕司君) 休憩前に引き続き、会議を行います。
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△馬場亨守君
○議長(
三瓶裕司君) 次に、通告2番、議席4番、馬場亨守君の一般質問を許します。 4番、馬場亨守君。
◆4番(馬場亨守君) 議席番号4番、馬場亨守です。 通告に従って質問しますので、よろしくお願いします。 大項目、令和3年3月策定本宮市財政運営計画についてお聞きします。 計画でありますから、内外の社会状況、また経済状況、人災また天災、いろいろな障害がありますので、計画どおりいかないというのが一般であります。そうした中で、一番重要なことは市長交代、市長が替わる、そんなときに新しい市長が全面的な見直しをするわけですが、高松市長の行政に対する熱意を見ていますと、計画どおり実施されるのではないか、こんなふうに思いますので、計画についてお聞きいたします。 中項目の1番ですが、実質公債費比率判断基準値についてお伺いします。 令和3年度については6.6%、こんなことでなっておりますが、その後、令和4年度については、今年度は6.2%というふうに、幾らか下がっております。その後、令和5年度7.3%、令和6年度は8.4%、令和7年度は9.6%、令和8年度は同じく9.6%です。令和10年度は10.4%、令和11年度については10.8%で、計画の最後である令和12年度については11%になります。 そこで、令和3年度については6.6%ですから、その借入れが大体130億円くらいになるんじゃないか。ところが令和12年度については11%ですから、かなりの債務が増えるわけです。 そこで、令和11年度については、総額は幾らになりますか。また、県内59市町村あるわけですが、現在値でありますが、11%の公債費比率、県内で幾つくらいあるか、ちょっと教えてください。
○議長(
三瓶裕司君) 財務部長。
◎財務部長(松野義則君) お答えをいたします。 まず1点目でございます。令和3年度の発行済みの地方債を含めまして、令和12年度末の起債残高は、現時点の段階で約167億円となる見込みでございます。なお、今年度で財政運営計画のローリングを行う予定でございますが、計画事業費の変更や新規事業による借入れなど反映された場合につきましては、起債残高が変わってまいりますので、あくまでも現時点での見込みであることを申し添えいたします。 2点目でございます。県内市町村の状況でございますが、総務省が毎年度公開しております地方財政状況調査関係資料市町村別決算状況調べによりますと、令和2年度決算におきまして、県内では市では1団体、町で5団体、村で2団体、合計8団体が11%以上となっている状況でございます。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。
◆4番(馬場亨守君) 私は、借金しないで計画をつくれなんていう、そういうことは言っていないわけですが、郡山市も福島市も大体毎年5%台で予算を組んでいるわけです。ところが本宮市は、今言われたように毎年増えていく。こうした中で、今聞いていますと、59市町村の中では11%程度の借入れというのは8市町村くらいだと。あまり多くはないんじゃないか、このように思います。 私が心配しているのは、令和11年頃になりますと、ゼロ金利で今やっていますが、今後、公定歩合が上がれば、当然利息というものが市の負担となるわけです。だから、私は、債務の山をなるべくつくらないで、毎年同じような公債費比率でやっていただきたいな、このように思います。 令和12年度に債務があるわけですが、これが令和13年度にゼロになるなんていうことはあり得ないわけです。それから債務が10年程度は続くと思います。それが結局は今少子化ということで言われていますが、次世代にそのような債務を負担をかける、このようなことになりますので、極力、私は債務についてはよく考えて、今後は運営をやっていただきたいと思います。 それで、どうしてこんな債務が増えるのか、そんなことでこの財政計画を見てみますと、計画事業一覧、こんなことで出されております。一番上には大山・松沢線整備事業1億6,000万円程度ですね、これ。そのほか本宮駅周辺東西アクセス整備事業という、大体これは終わっているんじゃないかと思うんですが、これも6億円からかかっております。万世・中條線整備事業、これについては少ないですが、2,000万円程度はかかる。それで今、五百川駅前広場整備事業1億1,000万円、これから整備するわけですが、5番目は、赤木・狐森線整備事業4億円、6番目は、合併支援道路関連水路整備事業ということで1億1,000万円、舘ノ越・関根線整備事業、これからかかるわけですが、3億3,000万円、本宮停車場・中條線整備事業が400万円でかなり少ないんですが、そのほか9番目消防関係車両管理事業1億5,000万円近くかかるかな。消防屯所建設事業7,800万円、通常建設事業道水路等改良等ということで1億6,000万円、合計で10年間に37億円程度の整備をやりますと、こういうことで出されています。 国・県の補助が大体4分の1で25%くらいになります。しかし、市の負担はかなり大きなウエートを占めるわけで、そのほかに長寿命化事業とかあるわけですが、私は、やはり政策については優先順位で、何でかんでやらなくてはならないものはやって、なるべく延ばせるものは延ばして、そういうことで債務の山をつくらない、そういう考えが必要ではないか、このように私は思います。 それでは、中項目の維持管理補修についてお伺いします。 維持管理補修については、市道については、令和3年で13億円ほど先送りして道路を整備すると、13億円これからかかりますよと、こういうことで答弁されているわけです。ところが、この計画の中では、維持管理補修については、単年度で令和4年度には6,800万円、令和5年度では6,200万円、令和6年度は6,200万円、令和7年度は6,700万円、令和8年度は6,300万円、令和9年度は6,600万円、令和10年度で6,300万円、令和11年度で6,400万円、令和12年度で6,400万円で、合計5億8,000万円程度の予算を組んでいるわけです。しかし、令和3年度では13億円は整備にかかりますよと、こう言っているわけです。 どこからこの6,000万円程度の単年度で維持補修ができるようになったのか、どうも私はつじつまが合わない。一般的に考えれば、それ以上予算をやらないから、壊れたら今までどおりで先送りする、私はそんなふうにしか理解できないんですが、どのようにこの予算が計画されたのか、お聞きしたいと思います。
○議長(
三瓶裕司君) 財務部長。
◎財務部長(松野義則君) まず、財政運営計画の維持補修費の積算根拠というおただしでございますが、本計画を策定するに当たりまして、当時、直近3か年の維持補修費の平均が約1億円となっておりました。ここから長寿命化計画に基づく改修補修等、これにつきましては補助金や起債が該当となるということで、それにつきましては普通建設事業費のほうに振り分けられるであろうという想定で、年間約3,500万円程度を見込んで計画を立てました。その実績の1億円から3,000万円程度を差し引いて、6,000万円から7,000万円程度を計画として見込んだというものが根拠でございます。 なお、あくまでも計画ということでございまして、直近の状況を申し上げますが、道路の維持補修費の決算額でございますが、平成30年度で9,700万円、令和元年度で8,500万円、令和2年度で9,000万円、令和3年度で1億6,600万円、そして令和4年度の当初予算におきまして、道路維持補修関係の経費といたしまして9,135万円を計上させていただいたところでございます。 今申し上げましたとおり、計画を上回る実績と予算取りということになっております。さらに、道路等の状況も変わってきておりますので、昨年度9月補正予算におきまして、約9,000万円の補正増を行っておるところでございます。令和4年度におきましても、同規模の予算を確保しながら、道路の維持補修に当たってまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。
◆4番(馬場亨守君) 私は、今までの答弁では、道路だけが行政じゃない、その答弁で私は今まで、そんなにそれ以上言わなかったわけですが、道路というのは、一般の市民がご飯を食べるのと同じように毎日通るわけです。私は、そういう道路を13億円もこれから整備するとかかりますよと分かっているわけです。令和2年度から、私は3年前から議員になるときから言っているわけですから。だから、そういう現実を踏まえて、5年計画とか全ての事業に優先して取り組むというのが、やはり行政じゃないかと思うんですね、私は。 市長、どうですか。今後、この13億円の積み増しを継続して何年も整備をしないというわけではないですが、そういう取組の考えはありませんか。
○議長(
三瓶裕司君) 市長。
◎市長(高松義行君) 馬場議員の質問にお答えします。 職員の方が答えた、道路だけが行政ではないというのは、私も同感であります。ただ、今、馬場議員がおっしゃっているのは、少し違っていると思います。当初予算ベースに9月補正で、今、部長が話をしたように、しっかりと補正をしてやっている、じゃ、当初予算で1億数千万円年間の道路補修を取って、一遍に出して事業ができますか。ですから、そこは毎年毎年状況を見ながら、馬場議員のご指摘もいただきながら、そういう形で補正をし、そして我々が道路を補修できるわけではありませんから、年間平準して道路の工事を行っていくというようなことだというふうに思っています。 当初予算と計画だけで、これの議論はなせないというふうに思いますので、ぜひ個別の案件ですとか、これから来年度にかけてですとか、議員いろいろご指摘をいただけるようであれば、一度、財務部等にお出向きをいただきながら、少々誤解があると思いますので、そこをしっかりといていただければありがたいなと思います。私どももその思いについては、真摯に取り組まさせていただきたいというふうに考えておりますし、馬場議員の捉えている数字と実際の数字が少し違っているというふうなこと、それから市の借財についても、実際に市が借金をしている、お金を借りているところと、それから国の代替わりをしながら借金をしなくてはいけないところと、それをごちゃ混ぜにして言われても、なかなか議論にならない、そこをもう少し分析しながら、お互いに財政のこと、道路補修のこと等々の議論ができればというふうに思っております。 おっしゃることは理解できます。できることはやっていくというふうな方向性でさせていただいているつもりであります。
○議長(
三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。
◆4番(馬場亨守君) 市道でありますが、一般に農道と言われる道路があるわけですが、これは大型車両とかそういう道路が傷むような、そのような車両は通らないわけですが、この農道と言われる市道でありますが、40年ほど前に造られて舗装されたわけです。なかなか利用者がいないところは、本当に道路そっくり傷まないで道路があるわけですが、その道路が40年間、傷んだところはアスファルトを剥がして埋めたとか、10メートル補修しているわけですが、全体的には補修していないわけです。 ですから、私は、やはり40年間そういうような道路が整備されない、そういう道路があるということをよく理解してほしい、私はそのように思います。 また、大森・瀬樋内線ですが、私の自宅の目の前ですから、よく通るわけですが、3年間に100メートルから300メートルないし400メートルですかね、四度アスファルトを剥がして道路を整備しています。だから、私は前にも言ったように、路線ごとにやればお金もかからないし、無駄にならないんで、そのようなことをやったらどうですかと、こう話ししたわけですが、まだその大森・瀬樋内線は全面的には改修されていません。ですから、なるべく税金を大事に使って、やはり使うところには使ってほしいな、このように思います。 最後になりますが、財政調整基金についてお伺いします。 この計画では、当初予算では8,000万円ですかね、積み増ししているのは。最終的には財政調整基金は15億円ということで、厚く毎年積んでいるわけですが、私は令和12年度の最後の頃になりますと、令和3年度、令和4年度に比べると、半分程度しか積んでいない。私はやはり債務が大きくなればなるほど、やはりいざというときに財政調整基金に頼るわけですから、私はその辺の積み増しも大事ではないかと、こう思うわけですが、お考えをお聞きします。
○議長(
三瓶裕司君) 財務部長。
◎財務部長(松野義則君) 財政調整基金についてのおただしでございます。 財政調整基金に確保すべき金額につきましては、明確な基準はございません。ただ、一般的には、標準財政規模の10%から20%程度が適正と言われております。本宮市の令和元年度から令和3年度の標準財政規模の平均を見てみますと、約86億1,000万円となっております。ここから算出いたしますと、約8億6,000万円から17億2,000万円程度が適正な額の範囲となります。 本市では、運営計画上におきまして、判断基準値と判断基準額をそれぞれ15%以上、14億円以上としておりますので、十分適正な額が確保されていると考えております。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 市長。
◎市長(高松義行君) 馬場議員、財調を多く積めばいいという話ではないんです。今、国で近年どういう議論がなされているかご存じでしょうか。地方の市町村で財政調整基金が膨れ上がっているところがあると、だから交付税を減らせと、国の財政も大変だと。ですから、ここはしっかりとある程度の基準の中で、本宮市も今財務部長から話があった中で、15億円というのは、決して低いほうではありません。 そのかわり、市として財政の負担を抑えるために何をしておるかと申しますと、馬場議員ご存じのように、各事業に特定した基金を積んでいるということです。それを合わせると結構な額になりますから、一度計算をされてみてはいかがでしょうか。 いろいろな事情がありながら、持っているところは100億円ぐらい持っているところがあります、財政調整基金を。これは、いろいろな事情が、悲しい事情があって、つらい事情があって、そのぐらいの額になってしまったということです。 そういう中で、国も大変ですから、それだけ持っているなら財調をどんどん使ってやったらいいだろうと、適正価格に戻しなさいというふうな議論が強く出ているということ、これも一方にあるというふうなことをご理解いただきたいというふうに思います。
○議長(
三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君。
◆4番(馬場亨守君) 私は、やはり債務が膨らむので、今後、公定歩合も上がったり、いろいろなことで諸経費が、思わぬ出費が出るのではないか、そんなことで積み増しをお願いしたわけですが、市長から答弁されまして、そのほかの基金もあるということで、万全を期しているんだと、こういうことですから、今後とも、計画についてはほとんどこれが基礎となって運営されると思いますので、極力道路についても頭の片隅にでもいいですから、一般住民の方が本宮に住んでよかったと、そのように思うようなことで運営をしていただきたいと思います。 以上をもちまして、質問を終えます。
○議長(
三瓶裕司君) 4番、馬場亨守君の一般質問を終わることにいたします。
-----------------------------------
△磯松俊彦君
○議長(
三瓶裕司君) 次に、通告3番、議席1番、磯松俊彦君の一般質問を許します。 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 通告3番、みらい創和会の磯松俊彦です。 さきに通告しましたとおり、6月議会における一般質問を行います。 大項目1番、市勢の持続的な発展について。 中項目1番、農林業と特産物の開発は。 JA全農では、令和4肥料年度秋肥価格を公表しましたが、輸入尿素が前期比94%値上げになるなど、これまでにないほどの輸入原料の価格高騰や円安の影響などにより、肥料の値上げに反映されてきております。また、こうした情勢に国際情勢が影響していることは事実で、今後の見通しも不明瞭です。 こうした肥料の値上がりが、本市農業者の経営に与える影響についてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 議員おっしゃったとおり、JA全農が5月31日に肥料の6月から10月の販売価格を最大94%の大幅値上げが発表されました。農家にとっては大きな生産コストのアップとなり、生産した農作物の価格が上がらなければ、農家の経営に大きな影響があると懸念されております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) また、こうした情勢により、大豆や小麦などの価格高騰も懸念されておりますが、本市としてどのように受け止めて対応されるのかお伺いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 農産物の価格高騰になれば、販売価格のアップも期待できます。食料の自給率向上を図るためにも、引き続きキュウリやトマトなどの高収益作物の作付を推進してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) ぜひ高収益作物の推進に邁進していただきたいと思うところであります。また、滋賀県においては、北海道で開発された小麦品種であるゆめちからの栽培に成功し、地元業者との連携で県産パンを学校給食に導入しています。神奈川県のJA厚木では、遊休農地解消を兼ねて麦の作付にも取り組み、ビールやラーメンなどの商品化に取り組んでいるそうです。 近年の消費者の食の変化に合わせた事例かと思いますが、こうした事例について、本市の考え方をお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 各先進的なところにつきましては、そういう新しい作物でやっているところもあると思われますが、本市では小麦等の生産者が現在1名でありますので、なかなか生産量のアップ等もできない状況でありますが、調査研究を進めまして、そういう作物について関係機関と調査研究をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 現在、本宮市では、農機具の購入については、認定農業者を含む団体による申請でないと補助が受けられないようですが、本市においては、兼業農家の方々が農地を荒らさないということで、兼業しながら農業に取り組む方々がたくさんおられます。こうした方々の実態について、どのような調査の状況でしょうか、お伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 認定農業者の状況ということで、お答えさせていただきます。 地区ごとの認定農業者数になりますが、13地区ございまして、主な地区についての人数の多いところから申し上げます。 18名の地区が青田、和田、白沢地区の3地区となっております。12名いる地区については仁井田。あと10名の地区が岩根、糠沢の2地区というふうな、多いところでは以上のような状況になっております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 認定農業者に認定されている方、多いところと、それなりのところとあるということが分かりました。市内に多くいらっしゃる兼業農家の方々にも、こうした方々がいらっしゃるということを周知がされていけばなと思います。また、農地法により農地の売買が制限されている中で、兼業しながらでも努力されている方々にとって、農地保全のための経費となっている農機具についてのコスト、自己責任となっている現在の状況について、当局はどのように考えていらっしゃるかをお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 兼業農家のほうの機械の補助のお話かと思いますが、認定農業者で補助金を出しておりますが、認定農業者と一緒に団体を組みまして申請していただき、農機械等の購入等の費用に充てていただきたいというふうに考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) それでは、認定農業者のグループが、現在どのように編成されているのか、行政がこの方、認定農業者ですよといった形でサポートをしていらっしゃるのかというような広報状況についてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 現在利用している団体ですが、認定農業者個人で申請する場合、あと地区内の認定農業者を中心に補助金の交付を申請している場合がございます。今年については8件、今合計で出ている状況です。 兼業農家の皆様への周知ということになりますが、農業者の方から事業活用についての相談を受けまして、地域内の認定農業者を紹介しながら相談できるよう案内をしているところです。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 認定農業者の方が身近にいるのかどうか、よく分からないという方もいらっしゃるかもしれないので、もっと広報に積極的に取り組むお考えはないのかについて確認したいと思います。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) なかなか、農業者いらっしゃいますけれども、地区内の農業者、農業をやっている方ということについては、地域内でも、この人に頼めば大丈夫だとか、そういうふうな部分があろうかと思いますので、市のほうに相談をしていただいて、案内していくというふうな方法で進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 次は、森林の持続的な保持管理と、林業、森林利用についての行政の関わり方についてです。 本市において、森林であると思われる場所に植林がされておらず、伐採されたままのような箇所が散見されております。この実態についての当局の調査の状況をお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 森林の伐採の関係でございますが、こちらのほうは伐採届出等の提出が義務づけられておりますので、伐採箇所の把握はしております。伐採の完了後につきましては、伐採状況報告書等が提出されます。伐採届け提出時に植林をするとか、あとはしないとかというふうな届けの内容がございますので、状況報告書により私どものほうでは把握しまして、引き続き適正な森林環境の保全に努めていきたいというふうに考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 植林は、持続的な森林利用及び山林の保水能力、また災害対策の見地からも重要と考えます。引き続き、行政側からの指導監督に期待しております。 本宮市の特産物についてです。 本宮市では、代表的な特産物は本宮烏骨鶏と白沢とろろ芋ですが、それぞれ旧町村時代に事業の立上げ、商品研究、開発等を推進し、合併に至っております。新市合併以降、既に15年を超えてきているわけですが、農業をめぐる実情は著しく変化しております。市当局としては、新市としての特産物開発をどのように考えてきたのか、情勢の変化に対する対応はどうであったのか、お伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 特産物に係る質問でございますが、本宮烏骨鶏と白沢とろろ芋の特産品の販売推進に、合併後についても取り組んでまいりましたので、新たな特産物の開発については、現在のところ進んでいない状況でございます。 引き続き、この二つの特産物の振興に向け、JAや生産者、関係機関と連携して生産拡大に努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 新しい特産物開発に向けての情報収集、研究の取組の現状についてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 研究の状況はということになりますが、包括連携協定を結んでおります本宮高等学校になりますが、六次化商品として特産物である白沢とろろ芋の味付けパウダーを使いましたポテトスティックを開発しまして、現在しらさわ直売所で販売しております。これも一つの特産物と言えるものと思っております。 特産物となり得る農産物を、今後、生産者と関係機関と連携しながら模索していきたいと考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 本宮高校の生徒さんのお力を借りながら頑張っていらっしゃるというお話を伺いました。やはり新市発足15年経過し、本市を代表する一品として、どこにでも持っていける特産物を開発していくことが、本市のイメージアップへつながっていくものと思われます。 そこで、市民の皆さんが本市の特産物や農業振興の今後について、市民向けの情報展示などによって考える機会の提供について、執行部側はどのように考えていらっしゃるのか、お伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 情報展示のほうの部分でございますが、現在、市役所の観光物産棚や広報もとみやの特産品の紹介を行っております。今後につきましては、新たに市役所や本宮駅での電子掲示板などを利用した特産品などの情報を発信してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 時間はかかったけれども、新市合併の成果が出たなと言える新特産物が開発される日を期待したいと思います。 次に、中項目2番、エネルギー問題のあり方は。 私たちが住む日本は、諸般の情勢並びに国際情勢の変化もあり、今夏のエネルギー需給の逼迫が予想される状況になってきております。差し当たっては、市民の皆さんも省エネを意識することになると思いますが、この状況が速やかに解消される状況、見通しではありません。そこで、再生可能エネルギーの促進についてです。 東京都は、新築住宅における太陽光パネル設置に関する条例制定に向かっており、全国初の取組となる見通しですが、本市も昨年3月、2050ゼロカーボンシティを宣言しました。宣言達成へ向けて動き出した、本市における再生可能エネルギーの普及策の現状についてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 市民部長。
◎市民部長(馬場広元君) 本市の再生エネルギーの普及策の現状は、というふうなおただしでございます。 本市につきましては、これまで各家庭における再生エネルギーの導入を進めていただくために、平成22年度から太陽光発電システム設置支援事業に取り組んでまいりました。令和3年度までに延べ774件、出力数にして3,800キロワット分の設置支援を行ってきたところでございます。 今年度につきましては、こういった制度でございますが、拡充を図りまして、この太陽光発電支援に加えまして、家庭用蓄電池や電気自動車を蓄電池代わりに活用する装置、V2Hを補助対象に加えまして、災害等の停電時にも強い自立分散型エネルギーに対応できるものとしたところでございます。 現在、市内で発電される再生エネルギーにつきましては、民間企業を含めて太陽光発電一択という状況にあり、将来必要とされる需要量の15%の充足率と推計をしてございます。このため、将来に向けたエネルギー確保と環境保全対策の検討を、今後もしっかりと取り組んでいかなければならないというふうに考えてございます。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 現在の本市における取組は太陽光である、将来の需要の15%であるというお話でありますから、さらなる選択肢が必要と考えられます。 次に、小水力発電についてです。 我が国においては、一般的に1万キロワット以下の発電施設を小水力発電としています。例えば一般河川については、河川法に基づき、河川管理者の許可が必要など手続が必要でありますが、農業用水、上下水道、工業用水など、活用の場はいろいろあります。また、小出力ではありますが、安定した出力が得られ、ゼロカーボンシティへ向けての確実なステップになることと思われます。 こうした事業についての当局の考え方と課題についてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 市民部長。
◎市民部長(馬場広元君) 小水電力発電についてのおただしでございますが、この小水力発電につきましては、今、議員がおっしゃったとおり、河川や農業用水路などの水利を利用して発電できるものでございます。メリットといたしましては、一定以上の水流があれば導入が可能であると、デメリットといたしましては、法的な手続が複雑であったり、あとはまとまった発電量の確保が難しく、現状といたしましては、導入コストの大きさに対して得られる電力が小さく、地理的な高低差を生かしにくい環境では影響が顕著であるといった部分がございます。 小水力電力は、今後の技術向上や許認可の規制緩和によって、導入の効率性や容易性の向上に期待できる分野であると捉えておりますので、現時点においては具体的な導入計画はございませんけれども、みずいろのまちにふさわしい小水力電力の可能性が見いだせないか、技術開発などを含めた動向について注視をしてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 今後の技術コストの低減、手続に関する緩和に期待し、その可能性に向けて注視していらっしゃるということだというふうにお伺いしました。本宮市には阿武隈川という河川があるわけでありますから、どういったところに設置の可能性があるのかといった研究をする余地はあるのかと思いますが、そういったところについての見解をお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君)
市民部次長。
◎
市民部次長兼
生活環境課長(遠藤勝夫君) ただいま、小水力発電の実施におきまして、河川などの可能性についてのおただしをいただきました。 もちろん阿武隈川などについては大量の水源があるということで、発電のポテンシャルは間違いなくあると考えておりますが、これらの活用並びに水利につきましては、国や県などとの調整や協議が必要になってくるものでございますので、そちらも今後検討をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 大変失礼いたしました。それらについては、国や県などの情報を得ながら、今後の参考にしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 国や県の方々との調整、協議を踏まえた検討に向け、参考にしたいということで受け止めました。 次は、バイオ燃料についてです。 廃棄物系バイオマス、稲わらなどの未利用バイオマスなどがあります。本市における廃棄物系バイオマスについての取組の現状と、将来の方向性についてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 市民部長。
◎市民部長(馬場広元君) 廃棄物系バイオマスにつきましては、食品廃棄物や家畜の糞尿などの有機系廃棄物を原料に処理を加えることによりまして、肥料化や堆肥化といった再生利用やバイオディーゼルなどの燃料として利用するものであります。 本市で実施しております堆肥給付の米づくりパワーアップ事業、また今年度から事業化いたしました生ごみ処理機等購入費補助事業も、この廃棄物系バイオマスの再生利用の一つでございます。 本市では、バイオマス発電の導入事例は今のところございません。このバイオマス発電の導入に当たっての一番の課題といたしましては、設備投資が大きいということでございますが、2050年脱炭素社会が叫ばれるようになり、様々な再生可能エネルギーの生成や調達手段、省エネ機器や次世代自動車などの研究開発が加速しております。本市は全ての方策の可能性に目を向けるとともに、真に持続可能と言えるエネルギーインフラや経済活動が成り立つよう、市民の皆様、企業の皆様と協調しながら、ゼロカーボンの施策を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 次は、ソルガムという作物についてですが、長野市においては、ソルガム栽培と利用についての取組があると聞いております。また、ソルガムは東北南部においても栽培可能とされており、循環型社会に寄与するという注目の作物です。 本市におけるソルガムの遊休農地などでの栽培の可能性について、どのように捉えておられるのかお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 議員おっしゃるソルガムの栽培についてですが、こちらのほうは栽培について手間がかからないと、あとバイオマス燃料に利用が可能ということから、長野市で進んでいるということを聞いております。 遊休農地でのソルガムの栽培についてですが、このソルガムだけにこだわらず、遊休農地対策全般について、今後調査研究してまいりたいと考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) ゼロカーボンシティ達成に向けた様々な取組によって、市民が再生可能エネルギーの恩恵により暮らしよいと感じる本宮市へ向かっていくことに期待したいと思います。
○議長(
三瓶裕司君) 議長より申し上げます。 1番、磯松俊彦君の一般質問の途中ですが、昼食のため、ここまでで一旦中断することとし、再開後、1番、磯松俊彦君の一般質問を続行することといたします。 暫時休憩いたします。
△休憩 午後零時03分
△再開 午後零時59分
○議長(
三瓶裕司君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、日程に従いまして、一般質問を続行いたします。 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 中項目3番、長期的な産業振興は。 本宮市の産業振興についてです。 令和2年国勢調査による本宮市の産業分類別従業者数で見ますと、製造業分野に従事しておられる住民の方が最多数を占めております。そういう意味においては、本宮市の人口は製造業従事者が大きく支えている、ある意味工業の町とも言えるわけです。 そこで、本宮市の人口規模を支えている工場の立地を維持、そして促進するためのまちづくりは何かについてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 令和2年の国勢調査によりますと、就業者数の約25%、約3,650名が製造業に従事しております。 産業の構成については、製造業をはじめ多様な業種の企業誘致に取り組み、同時に求職と求人のマッチングを効果的に行っていくことが重要であると考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 市民の方が希望する仕事に就けるようなマッチングを期待していくわけですね。 工場立地を検討し、決定するのは民間の企業ですね。民間企業にとっては、交通、運送にかかるコスト、利便性も経営に関わってきますので、厳しくチェックするのが当然です。そうした中で、本宮市都市計画マスタープランにおいては、白沢地区に工業振興拠点を複数指定しておりますが、白沢地区への道路は坂道であり、幅員も不十分な市道も存在し、冬季は軒並みに凍結します。こうした環境において、企業が工場の立地を真剣に検討すると考えておりますでしょうか。お伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 企業の条件によっては、土地代が安価であったり、幹線道路が整備されており、アクセスがスムーズなどといったメリットがあれば、ニーズと条件が合えば検討していただけるものと考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 白沢地区へ向かう市道においては見通しも悪く、幅員も狭い市道において夏は草が生い茂っており、狭い幅員が余計狭くなっています。そういった場面において、市民の方が土手の草刈りを行っている場面もあります。このような状況で、安全で利便性十分な道路も本宮市ありますので、白沢地区に企業の方、どうぞ検討くださいと、そういう状況なのかというふうには、やはり思うわけなんですけれども、土地が安いなどのメリットを生かすためにも、こうした市道の現状をどうしていくのか、どうやって地元産業を盛り上げていくのかについてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) 道路の関係につきまして答弁させていただきたいと思います。 まず、本宮地区と白沢地区の間の道路でございますが、幹線道路につきましては、大山・松沢線、仁井田・白岩線等を整備しておりまして、そのほか、県道においてもアクセスは良好な状況となっております。さらに上ノ橋の先線、合併支援道路の整備を、今進めているところでございます。 議員からおただしありました、維持管理の関係でございますけれども、市道の安全管理につきまして職員、会計年度任用職員によりますパトロール、さらには住民の皆様からの情報をいただきまして修繕や草刈りなどを行っておりますが、なかなかマンパワーの不足というふうなことで、議員からお話しありましたとおり、地元の皆様に自主的に草刈り等を実施いただいている箇所もありまして、大変ありがたい状況というふうなことで考えているところでございます。 今後も維持管理につきましては、カーブや見通しの悪い交差点など、危険な場所につきまして、さらには道路の劣化状況において修繕を行って、維持管理に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 先ほど、市中心部から白沢地区への幹線としてドリームラインが挙がっておりましたが、ドリームラインというのは市中心部から直行するような市道ではないんですね。やはり白沢地区に行くためには市道高木・和田線を通っていかないといけない。この路線は以前にも指摘しましたとおり、幅員が狭い、カーブもある、危険であるといったこともありますので、道路も整備されていますという状況とは言えない。そういった中で、なお、修繕によって道路も整備されたと言えない状況であるということを認識していただきたいというふうに考えているところであります。 次は、本市の将来を担う中学生の指導についてです。 本宮市の将来を誰に担ってもらえるのかを考えれば、よそから移住される方にも期待したいところですが、その方々にもやはり故郷があります。移住される方に損得関係なく居住するということを期待することは、なかなかできないところです。やはり将来を担う本市中学生に、地元に住めばメリットもあるという将来像を市が示すべきではないでしょうか。 執行部では中学生の皆さんに、地元にはどういう仕事があります、将来どういう暮らしができそうですというイメージを生徒さんに持っていただくことができるような見通し、どのようにお持ちでしょうか。お伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育部長。
◎教育部長(菅野安彦君) 市内の小・中学校では、それぞれ地域を学び、郷土愛を育て育むという学習を行っております。 具体的な内容を申し上げますと、小学校3、4年生では、社会科の副読本「わたしたちのもとみや」という冊子があるんですが、これを使いまして、市の産業や暮らしを支える仕組みを学んでいるところでございます。また、小学生たちは実際に公共機関、市役所とか公民館とか図書館とかなどの事業所、それから、工場などを訪問しまして、直接そこで働いている人たちの話を聞いたりして、地元の見聞を広めているところでございます。 中学生におきましては、市内の事業所や工場の方々にご協力いただきまして、職場体験をしております。ただ、ここ2年ほどはコロナの影響で実際に体験ができていないところなんですが、その代わりに、職場の方々に学校にお出でいただいて話を聞くというような授業を行っているところでございます。 今後なんですが、こういった授業、様々な体験を通して郷土を知り、また他地域との交流から郷土の魅力に気づくことをもって、郷土愛を醸成していきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) ほかの地域と比べて、本宮はこういうよいところですという魅力に気づいていただくというのは、よい取組であろうかと思います。 そしてやはり、中学生、中学3年生が進路を決定する時期ですので、その時期にもやはりおさらいという意味で、本宮市の産業や暮らしについて一通り復習していただくことも大事なことであろうかと思うのですが、ご認識をお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育部長。
◎教育部長(菅野安彦君) 先ほどの答弁とも重なりますが、職場体験、こういったものがまず
子どもたちが選ぶ段階から始まりますので、様々なメニューの中から、私は、じゃ、市役所に行ってみたい、将来、例えば公務員になりたいとか、美容師になりたいとか、そういったところから始まって、そういった意味では、市内の協力の企業のメニューというか、知る機会となっておりますので、そういった機会を捉えて、
子どもたちには地元の内容を知っていただく機会としたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) やはり学校側でメニューを提示して、その中でいろいろ職業について学ぶ機会を得ているということで理解をしました。 また、市では、本宮高校の生徒さん向けに就職支援を実施されておりますが、これを地元居住の高校生、大学生向けに、地元企業への就職、地元にはこういう仕事があるということを知っていただく説明会を行うということが、持続的な本宮市産業の維持・発展につながる一つの施策ではないかと考えるわけであります。 こういった事業を市が実施した場合に、どのような効果が得られるのかについてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 説明会のほうの関係ですが、現在、ハローワーク二本松では、二本松市、大玉村と本宮市の企業が合同となりまして、高校生を対象とした地元企業説明会を実施しております。また、市では、本宮高校生を対象にした市内企業見学バスツアーを予定しておりまして、地元企業を選ぶ一つになっていると考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) ハローワークでこういった事業を実施しているということは存じております。また、青年会議所で事業を実施しているという話も聞いておるわけですが、本宮市でもやってみたらどうなのかという、ちょっとした取組でも考えられるのか、考えられないのかなと思いまして、再度確認します。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) ハローワークともやっておりますし、あと、本宮高校の生徒にはなりますが、市でも市内企業バスツアーというのをしておりますので、新たなというか、現状ではそのようなことについては考えておらないところです。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) それでは、本市産業の魅力を周辺地域の皆さんに広く発信する展示会、パネル設置など、こういったことを取り組んだ場合について、どのような効果があるかについてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 消費者への情報発信として、物産展や展示施設などについては効果的であるというふうに考えております。様々な情報チャンネルを活用しながら、観光物産をはじめ、本市の産業の魅力を発信していきたいと考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 一般住民の方、そして、企業の方向けに本市産業の魅力を発信することによる持続的な本市産業の発展に期待したいと考えております。 次に、大項目2番、民間交流と市勢発展について。 中項目1番、民間交流と行政へのサポートは、です。 令和2年に新型コロナウイルス感染症が流行し始めて、はや2年以上が経過しておりますが、現状においては感染対策をしっかり行って、安全な範囲と方法で住民交流を実施するという流れになっております。ただ、飛沫が発生しやすい屋内飲食施設における会食においては、引き続き十分な感染対策が必要であります。 そこで、飲食業者の方が安全に営業し、お客様が安心して利用する上でのこれからの会食についての当局の考え方をお伺いいたします。
○議長(
三瓶裕司君)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(佐藤一彦君) 会食についてのご質問でございます。 現在、本市の感染状況は落ち着いてきている状況でございますが、基本的な感染症対策の徹底継続は、これからも必要であるとふうに考えてございます。 会食に当たりましては、必要な場面でのマスクの着用であったり、部屋の換気、手指の消毒等の感染防止の基本対策を徹底しながら、感染リスクを下げながら会食をすることが重要であるというふうに考えてございます。 感染リスクを下げながら会食を楽しんでいただく、また会食で感染を広げないために実践していただきたいということで、例えば体調が悪い場合は参加をしない、短時間での会食、また大声やマスクなしで会話をしないなどのほか、仕切りや換気、消毒薬の設置など、感染防止の基本的な対策を徹底した、市内の新しい生活様式実施中のステッカーを発行した飲食店であったり、福島感染防止対策認定店をご利用いただくということも、感染防止となるというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) また、コロナ禍により、円安により、国際環境によって、市民の経済状況も悪化してくるのではないかというような環境においても、誰もが参加しやすい住民交流、これを促進していくという流れになっていますが、こうした中で、行政がこういうことを担保していくためには、人の交流が低コストであることも重要ではないかと思うわけであります。地域を盛り上げるためには、確かに飲食施設等の人が交流するための施設、お金がかかるということはありますが、それだけで広くやはり市民交流促進できるのかという面もあると思います。 また、本市の祭り、イベントにおいても、かつては、夏祭りの白沢会場は地元では人気がありました。白沢地区住民の方においては、現在行われている春祭りの時期は、仕事が忙しくてという話も聞かれます。 人の交流はこうあるべきというような机上での定義づけをしましても、生活している住民の方々にも事情もあります。住民が主人公となる住民交流の在り方を行政がサポートするということについての、当局のお考え方をお伺いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) お祭りの在り方ということでございますが、こちらについては、今まで、春祭り、ロードレース大会、夏祭り、秋祭りなど、市全体のイベントとして市民の皆様、関係団体の方々の声を反映しながら協議、決定されてきた経過がありまして、現在の形になっております。 今後も運営委員会や実行委員会の決定を尊重して、取組を支援していきたいと考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) やはり市で主催するイベントとしては、そういった協議、決定されたプロセスにのっとってやっていくということがある、これは事実であろうかと思います。 そのほか、全市的な人の交流に向けて政策的な改善を図っていくということについては、意見を交換し、人が交流するのにコストがかかるのが当然だという発想から脱する時期に来ているのかと思います。そして、現状を踏まえますと、現状において既に低コストな住民交流の場として、公民館において活動している各種団体があります。 低コストでかつ主体的な住民交流の場を行政が提供できているということになりますが、その社会的意義についてご認識をお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育部長。
◎教育部長(菅野安彦君) 公民館の役割ということでございますが、施設を広く市民の方に文化活動、それからスポーツ活動にご利用いただくことで、住民交流や健康増進につながるというふうに認識してございます。なお、公民館や地区公民館など、集会を行う社会教育施設におきましては、市民の方においては、現在無料でご利用いただいているところでございます。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 社会文化的な住民交流促進のために公的な施設で活動の場を提供できている、こうした住民が交流できるサークル、団体があることを広く住民の方に知っていただければ、より効果的なのかなと思うわけですが、情報公開の現状と今後の住民交流に関する企画の在り方についてお伺いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育部長。
◎教育部長(菅野安彦君) 社会教育の分野におきましては、やはり住民の交流、市民の方が集まって、様々な交流を行って自分を高めていただくというのが、社会教育の基本でございますので、それは社会体育でも同じでございます。 そういった活動をしているサークルや団体の方、こちらのご案内につきましては、まず中央公民館、白沢公民館におきまして、会員を募集していますよというような団体につきましては、一覧表にして利用者の方にご案内をしているとこでございます。今後、こういった団体の紹介につきましては、ホームページなんかもまだ立ち上げてございませんでしたので、今後、ホームページなどで市民の方にも周知をさせていただきたいなというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 様々な市民の皆さんが気軽に住民交流できる本宮市のこれからに期待したいと思います。 中項目2番、産業振興へ向けての今後は。 これは、産業振興と民間交流についてです。 行政機関として民間交流の実態、ニーズ、その意図するところについてどのように捉えておられるかについて、当局にお伺いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 民間企業との交流などを通して新しい情報を得ることや連携を図ることにより、新たな価値の創造や課題の解決などが期待できまして、ひいては企業の成長、事業継続につながるものと考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 次は、本市のいわゆる異業種交流の現状と、市として異業種交流を促進するためのイベント企画、他市町村や民間組織の取組との連携について、また、その予定についてお伺いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 異業種交流の現状ということでございますが、物流、製造、卸売などをはじめ、様々な業種の企業から構成されております、工業等団地立地企業連絡会や白沢商工振興協議会でのそれぞれで行っている研修会や、さらには合同による定期的な研修会や交流の実施に対して支援を行っておりまして、今年におきましても合同の研修会の開催を予定しているところです。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) それでは、他地域との交流に関するイベント情報や現地視察について情報提供することについて、どのようにお考えかをお伺いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 他地域との交流という部分ですが、この他地域との交流や異業種交流に関する情報などを提供することにつきましては、多様な企業活動を促進することにつながりまして、大変効果的であると考えております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 産業振興へ向けての発展的な考え方として、人的交流を促進する場として、祭りの場はまさにいろいろな方が集う会場において、祭りの楽しさになじんだ形で本宮市物産ブースを設けて物販展示などを通じ、本市の物産に興味を持っていただく契機づくりをするような取組についてどのようにお考えか、お伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) お祭りでの物販展示ということでございますが、現状でもそれぞれの地域の方が出しておるところですが、多くの方が集まるお祭りを活用してPR活動を行うことにつきましては効果的、効率的でありまして、本宮市の物産を知っていただくよい機会となっております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) それでは、他地域とのビジネス交流や現地視察に関して情報提供するなどの取組などによる、企業進出における本市インフラにおける課題、本市への企業進出に対する支援の取組に関する問題について、どのようにお考えかお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 産業部長。
◎産業部長(渡辺清文君) 企業進出に至った際のインフラ支援という部分でございますが、どのようなケースにありましても、企業進出の意向があった場合につきましては、市として、その企業の希望に応じまして、土地開発に関する支援や空き店舗等の利活用などを適切に判断しながら、企業立地の支援を行っております。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) やはり本市に企業が進出する際に、高速道路との接続ですとか、市中心部からの接続ですとか、そういった交通面での利便性を考えるということも大事なのかなと思っております。 次に、中項目3番、長期的市勢発展へ向けた方向性は。 次には、長期的市勢発展について、将来を担う青少年の方々が、各地区における若手市民のための交流機会の仕組み創出などについてです。 現状、行政としては、本宮地区において市民参加型の企画に行政が関わってきたことを存じております。本宮市のまちづくりは、最も取り組みやすい町なかからかなと思うわけですが、こういったことを市内の各地区でできないものか、地域活性化、これからの地域を担う青少年の皆さんが集う場、仕組みづくりを行政が提案するといったことについての、当局の考え方をお伺いしたいと思います。
○議長(
三瓶裕司君)
総務政策部長。
◎
総務政策部長(荒川貞伸君) 市の将来を担う青少年が地域について考えるということは、重要でございます。 今、議員からご紹介のありましたものは、市民が主役のまちづくりを推進するため開催しておりました、まちづくりもとみや塾のことかなと思います。このまちづくりもとみや塾でございますが、町なかのみを対象としたわけではございません。市内全域を対象といたしまして、全世帯にお知らせをさせていただいた結果、様々な地区から参加をいただいております。したがいまして、現状では、これを各地区にということは考えておらないところでございます。 これまで、令和元年度につきましては21名の方、令和2年度には28名の塾生の方々に参加していただきまして、年間10回ほどワークショップ、あるいはまち歩きなどの活動を行ってまいりました。これまでの一つの成果といたしまして、今年3月にこの塾生の方々15名によりまして、まちづくり市民団体もとみやプラットが設立されたところでございます。また、青少年という観点からは、本宮高校在学中にこのまちづくりもとみや塾に参加いただき、卒業した後も、このもとみやプラットに参加していただいている方もいらっしゃるところでございます。 今後におきまして、こういったもとみやプラットなどの市民団体を支援するとともに、本宮高校との連携を深めながら、市民の皆様、あるいは青少年の方々が地域について考えるということは推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 各地区からこういった催しに集まっていらっしゃるということなわけですけれども、やはり本宮市中心部に関する催しが多いというのは事実のようですね。 以前、各地区にあった青年団については、その青年の方が交流する場となっていたようですが、青年団はいつ廃止になったのかについてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育部長。
◎教育部長(菅野安彦君) 青年団につきましては、当時20代から30代の男女で構成される組織として、いろんな活動をしていただいておりました。本市の青年団におきましては、正式な開催の記録というのは残ってはいないんですが、約30年前頃、平成に入ってすぐの頃で活動を休止したというふうに認識しております。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 飲食店やカルチャースクール、スポーツクラブなどの社交の場というのも世の中にはあるわけですが、これらは全てお金がかかりますね。近年は所得の関係でレジャーや飲食に十分にお金をかけられない方もいらっしゃるのかと思うわけなんですが、青年期の市民のための交流の場について行政が関わることについての考え方についてお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 教育部長。
◎教育部長(菅野安彦君) 先ほど公共施設のご案内もいたしましたが、公民館とか地区公民館等は無料でお使いいただけますので、そういったところもお使いいただくのは一つの方法かと思いますし、あと生涯学習センターでは、青年期に限らず、青年期の方をはじめ、市民の皆さんに応えられるような様々な事業を展開しております。こういった場を活用して交流を深めていただければなというふうに思います。 具体例といたしましては、これは、ちょっと範囲が狭まるんですが、毎年開催しています成人式におきましては、その対象の方に実行委員会を組織していただきまして、その中で交流などをしていただいております。また、生涯学習講座もいろいろな趣味とか趣向の内容で行っておりますが、そういった同じ趣向を持った方同士の交流なども行っておりますし、社会体育の面におきましては、各施設、総合体育館とか運動場などをスポーツ団体の皆さんにご利用いただいて、スポーツを通じた交流を図っていただいているところでございます。 以上です。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 成人式に関しては、やはり一度集ってそれきりというリスクも当然あるわけなんですよね。こういった青年の方々が集まる集いにつなげるという支援については、やはり公民館でいろいろな団体の方が活動していらっしゃるといった場、こういったものの周知といったことで、市民の方が集うということにつなげるということが有効なのかなと、やはり考えております。 また、現在、行政区における地域づくりの活動例としては、環境整備ボランティアにスポーツ大会など、あるようなんですけれども、これまでの地域づくり団体の協力の下、行政側が現状を継続するだけで地域の活性化につながるのかなという話もあると思うわけなんですけれども、自分たちのことを人任せにしないという意味で、自分たちの地域を自分たちで考える住民自治のまちづくりについての当局のお考えをお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 市民部長。
◎市民部長(馬場広元君) 大字を単位といたします地域づくり振興会の活動につきましては、各行政区単位の枠組みを超えた地域ぐるみの住民交流や地域としての必要な活動、地域の皆様の考えの下で取り組んでおられるということでございます。地域づくり振興会による活動につきましては、地域コミュニティの大きな役割を果たしていただいており、また、自分が住んでおられる地域や施設などを大切にし、美しい景観や文化を守るご貢献をいただいており、市としても深く感謝するところであります。 今後も地域の皆さんが主体となって活動される地域づくりを尊重したいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 本宮市では、人口が比較的集中している地区とそうでない地区とあるわけなんですけれども、人口集中地区でない地区にも住民の方々の希望、独自なニーズというものはあると思うわけなんですけれども、それぞれの地域活性化を住民自身が担うような活動ができるようにすることも大切なのではないかと思います。 地域の在り方を住民自らが考え、執行部はその集約、調整を行うというような、これにより企画の段階、予算の段階から、税金の使い方において、案件によっては、例えば行政区の代表が関わるような住民自治のまちづくりにするための地域づくりの支援について、執行部としてどのようにお考えなのかお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君)
総務政策部長。
◎
総務政策部長(荒川貞伸君) 地域、市民の方々のそのニーズというふうな部分でございますが、ニーズを捉えるために市民の皆様方の声を聞くということは重要でございまして、市民の方々からのご意見を頂戴する方法といたしまして、ホームページでありますとか、市役所の提案箱、あるいは行政区長さんからの行政連絡ノートといったもの、様々な媒体がございます。また、市が策定する計画などの
アンケート調査につきましては、無作為による抽出を行って、ニーズを調査させていただいているところでございます。 また、市といたしましては、毎年本宮市地域創生有識者会議におきまして施策評価を実施し、
PDCAサイクルによりまして事業予算編成を行っているところでございます。今後におきましても、市民の皆様のニーズを的確に把握し、議会の皆様へ協議させていただきながら事業推進、予算編成を行ってまいりたいと考えております。 さらに、今おただしのありました、市内に地域づくり振興会、あるいは地域づくり協議会といった団体が、地域づくりや地域振興に寄与していただいているところでございます。今後ともこのような地域の団体と連携をさせていただきながら、まちづくり、あるいは地域づくりを展開してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 地域の方の集まりであります地域づくり振興会に、地域の重要な案件について意見を聞くというような発想についての所見をお伺いしたいと思います。
○議長(
三瓶裕司君)
総務政策部長。
◎
総務政策部長(荒川貞伸君) 先ほどの答弁でもお答えさせていただきましたが、市の意見といたしましては、市のホームページでありますとか、提案箱、あるいは行政区長さんからの行政連絡ノートといった様々な媒体がございますので、そういったものを通じましてご意見、ニーズを調査させていただきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君。
◆1番(磯松俊彦君) 住民参加による住民が納得するまちづくり、持続性のあるまちづくりに期待をいたしまして、6月の一般質問を終わります。
○議長(
三瓶裕司君) 1番、磯松俊彦君の一般質問を終わることにいたします。 準備のため、少々お待ちください。
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△遠藤初実君
○議長(
三瓶裕司君) 次に、通告4番、議席3番、遠藤初実君の一般質問を許します。 3番、遠藤初実君。
◆3番(遠藤初実君) 大項目1番の市営墓地公園についてなんですけれども、私の知人が先日亡くなりまして、それで葬儀があって、そこに行ったんですけれども、須賀川市の方なんですけれども、そのとき、家族の方にお聞きして、市営墓地公園に入っているということなので、また、別の知人からもなかなかいいところだと聞いてはいたんですけれども、今回はそういう事情で初めて行かせていただきました。 この本宮市のほうでは、市営墓地公園に対しての意見とか構想などは、市民のほうから今まであったのでしょうか。
○議長(
三瓶裕司君) 市民部長。
◎市民部長(馬場広元君) まず、市内の墓地の状況についてご説明をさせていただきますと、市内には13の宗教法人が管理されている墓地が26か所、あと地域の共同墓地が12か所で、合わせて38か所の墓地がございます。 また、市営墓地に関する問合わせの状況につきましては、年に2件から3件程度寄せられておりますが、主に他の地域から移住された方であり、将来を見据えた中での確認というふうな形でのお問合せでありました。これらの方につきましては、市内の墓地をご案内をしているというふうな状況であります。 一部の市民の方からお問合せはございますけれども、市として市営墓地公園の整備に関する構想はございません。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 3番、遠藤初実君。
◆3番(遠藤初実君) 以前、他の議員の方からもこの質問があったんですけれども、それに対して、市のほうでは何か検討なんかはあったんでしょうか。
○議長(
三瓶裕司君) 市民部長。
◎市民部長(馬場広元君) 以前、一般質問におきましても、公営墓地に関するご質問をお受けした経過はございましたが、当時も既存の墓地数に不足は生じておらず、そういった必要に迫られていなかったという状況もございまして、現在に至って状況に変化が見られなかったことから、検討は行っておりません。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 3番、遠藤初実君。
◆3番(遠藤初実君) 市営墓地公園の存在は、遠方からの仕事で移住した人々、あとは次男、三男など独立している人の定住を促進する条件の一つになると思います。これは、小項目2番の定住促進に有効というふうに考えているんですけれども、この前、見てきた須賀川市の市営墓地公園は、墓石が今までの墓の縦長ではなくて、横長タイプで小さくて、それで大きさも敷地も小さくて、ずっと同じ型が一律同一で差がないということで、若い世代の家族には非常にそういう意味で気楽だという、どこにも差がない、ただ掘る模様だけ自分の好きな模様とか字を入れられるということと、あとは縦長でなくて横長タイプのものなので、地震に対しても、地震の後の影響も少ないという、いろんな話を聞きました。 この市営墓地公園は本宮市の定住促進にも非常に有効だというふうに思うんですけれども、そういう意味において、市のほうのお考えを伺いたいと思います。
○議長(
三瓶裕司君)
総務政策部長。
◎
総務政策部長(荒川貞伸君) 市では、現在様々な定住対策ということを行わせていただいております。平成26年度以降、移住・定住の相談ですとか、問合せなどにつきまして、墓地に関する相談・要望等はございませんでした。したがいまして、現時点で移住・定住対策としての市営墓地というものは考えておらないところでございます。 定住対策、現在展開しております施策を検証しながら、変動しておりますニーズ、あるいは課題に対応できる取組を切れ目なく実行していくという観点からは、今後の需要、あるいは動向について注視してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 3番、遠藤初実君。
◆3番(遠藤初実君) それで、この小高い山を整地した市営墓地の公園という名前のごとくに、景観のよいふうにするという、公園タイプのものにするという、そういう方向もありますし、実際的に本当に木がそのまま生えていると、整備する人もいなくてイノシシが出てきたりとか、いろんなことがありますから、そういう点で、3番目の景観を考慮した、本当になだらかな同じ型の広々としたそういう墓地の、今まで自分が見てきた墓地公園とはちょっと違うタイプの、そういう移住者の受け皿として非常に気楽な感じで、山林の有効利用も一緒にできるということで、そういうふうな考えはどうかなと思いまして。 そのお寺の墓地の敷地がやはりある程度限界がどうしても出てきてしまって、たくさんの人が気楽に入るというふうには、いろんな事情が出てくると思うんですけれども、市営墓地公園の場合は、本人が法事をお願いするときは自由にお寺を選択することができるし、これからの世代には非常に向いていると思いますので、ぜひとも今後の共同墓地、市営墓地の在り方について調査や検討をお願いできないでしょうか。
○議長(
三瓶裕司君) 市民部長。
◎市民部長(馬場広元君) 現在、市では墓地が不足していると、また、お寺さんの敷地が限界に来ているというふうな認識はしてございません。 行政で整備いたします公営の墓地につきましては、特に土地そのものの取得が困難な都市部や新興住宅団地、集合団地の割合が多い地域などで必要とされる傾向にあると捉えております。公営という意味における手軽さや分かりやすさのイメージがある一方で、供養に携わるお寺さんとのつながりが薄れ、管理上の問題や無縁仏化が懸念されるところであります。墓地行政につきましては、地域で生活する人々がこれまで培ってきた文化を大切にし、先祖を敬いながら後世へつないでいく精神や環境を守っていく視点も重要であると考えております。 こういったことから、本市では、市営墓地の計画や整備に要する状況には至っていないというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 3番、遠藤初実君。
◆3番(遠藤初実君) そういう事情は大体どこの市でもあるんですけれども、そういう新しく入ってきたいろんな人が、みんな統一、一律で気を使う必要がなくて非常に気が楽で、そこに自由にそういう精神的な気安さという面から考えている、そういう人が多くなってきて、そういう面で本宮でもぜひ必要じゃないかなというふうに思いました。 それで、ちょうど区長会議が先日ありまして、その中の
アンケート調査の集計がありまして、そこにちょうど住民からの意見の中の1つがありましたので、それをちょっと読んで、それで終わりたいと思います。 「住民の高齢化による死後の墓地を思い悩んでいる人は多い。当町内会は他地域から移住してきた方が多くて、先祖代々の墓地を持つ人が少ない。本宮市としての共同墓地を設けることができれば一つの安心材料が提供できると思うので、ぜひ検討してほしい」という、こういうアンケートの意見があったそうで、こういうふうに思っている人は結構多いみたいで、須賀川市の共同墓地も、市外の人も希望者は入れるようになって、そういう面で自由なそういう雰囲気の中で、そういうふうな共同墓地が今後増えるんじゃないかなと思うので、須賀川市に合併する前の岩瀬ニュータウンという団地の、団地を建てながらその団地の横にそういう墓地を建てたというところから始まって、そこからだんだんと市のほうで管理しながらそれを拡充してきたというのがありますので、ぜひ、本宮市もそういう一つの新しい方向をぜひやっていただいたらいいんじゃないかなと思いまして、質問を終わりたいと思います。
○議長(
三瓶裕司君) 3番、遠藤初実君の一般質問を終わることにいたします。 暫時休憩いたします。 再開は2時といたします。
△休憩 午後1時53分
△再開 午後2時00分
○議長(
三瓶裕司君) 休憩前に引き続き会議を行います。 それでは、日程に従いまして一般質問を続行いたします。
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△斎藤雅彦君
○議長(
三瓶裕司君) 次に、通告5番、議席6番、斎藤雅彦君の一般質問を許します。 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 議席番号6番、新風会、斎藤雅彦です。 議長の許可をいただきましたので、大項目2点について質問させていただきます。 大項目1番、河道掘削や堤防かさ上げの効果についてでございます。 中項目1番、阿武隈川緊急治水対策プロジェクトで実施された、阿武隈川河道掘削の効果についてお伺いします。 国土交通省により堤防かさ上げ工事が行われ、令和2年6月に完了し、今年6月6日には、中條河畔広場及び本宮地区堤防整備事業完成記念式典が開催されました。令和元年東日本台風では、計画高水位を超過し、堤防のかさ上げが未完成であった上町地区から下町地区の阿武隈川の堤防が、約700メートルの区間で越水が発生しました。さらに安達太良川ではバックウォーター現象が発生し、阿武隈川との合流地点より500メートル上流の左岸側で堤防が決壊し、市内中心部では内水・外水の双方の浸水が発生しました。 これを受けて、阿武隈川の治水対策として、令和元年東日本台風と同規模の水位、最高水位が9.73メートルに耐えられるよう、約1.5メートルのかさ上げにより、計画堤防高10.79キロメートルが確保されました。また、国土交通省が令和元年東日本台風の被害を踏まえ、阿武隈川緊急治水対策プロジェクトを策定し、流域全体における総合的な防災・減災対策を行うことにより、浸水被害の軽減や逃げ遅れゼロを目指した治水対策をおおむね10年で実施することとしており、本宮市においては川底を掘ることで水を流れやすくして河川の水位を下げる工事を、令和2年7月から、弁天地区や高木地区側の河道掘削を行い、令和3年10月末に完了いたしました。 また、阿武隈川の治水対策として、県では、令和元年東日本台風により決壊した堤防の復旧工事を行い、令和元年11月に完了しました。 また、堤防のかさ上げでは、阿武隈川の計画堤防高までかさ上げを計画、JR橋から下流は計画堤防高で整備、上流はJR橋改築が完了するまでの当分の間、暫定の高さで堤防を整備しています。 そこで質問ですが、国や県、流域自治体、企業などが一体となった防災・減災対策として、阿武隈川水系流域治水プロジェクトで、東日本台風で被害が甚大だった須賀川市や郡山市、本宮市、福島市などについて、本年3月31日に進捗状況と効果について示したということですが、本宮市における状況と効果についてお伺いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) 阿武隈川流域治水プロジェクトでございますけれども、阿武隈川緊急治水プロジェクトに加えまして、支川から阿武隈川への流出を抑制する対策などを実施するものでございます。 まず、ハード事業といたしましては、氾濫をできるだけ防ぐ、減らすための対策といたしまして、先ほど議員からございました河道掘削、堤防の整備、さらには阿武隈川上流部での遊水地の整備、加えまして利水ダムの活用、水田での貯留というふうなことでございます。また、ソフト面といたしましては、被害の軽減、早期復旧・復興を図るための対策といたしまして、ハザードマップの見直し、マイタイムラインの作成、自主防災組織の見直しなどとなっております。 今回のプロジェクトでございますが、国土交通省からは、河道掘削といたしまして、令和2年度から3年度までに本宮地区、弁天地区並びに高木地区で9万立方メートルの河道掘削を実施したと、これによりまして、河川断面の拡大により、今後の洪水時の水位低下に貢献できるというふうなことでお示しをいただいたところでございます。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 今お伺いしましたが、私も国土交通省のホームページをちょっと見させていただいて、水系流域治水プロジェクトの効果ということについても見させていただきましたが、具体的な数値、そういうのはちょっと見受けられないということで、先ほど東日本台風の同規模の洪水に対して家屋の浸水被害の軽減が図れると、それだけしか私、ちょっと見つけられませんでした。先ほどお話のあった、本宮地区の河道掘削、これは100%完了して、白沢上流・下流の狭窄部、治水対策、これは進捗が10%、今後計画をされているという話でございます。 河道掘削については、計画する約220万立方メートルのうち、2年間で70万立方メートルで作業完了、令和3年度中には140万立方メートルまで完了するという予定でした。また、先ほどお話のありました被災箇所の復旧や河道掘削と並行し、須賀川市の浜尾遊水地、約230万立方メートルが令和4年度に完成、今後、矢吹町、玉川村、鏡石町の3町村で900万立方メートルの遊水地を整備する計画だということでございます。 ある新聞に、福島河川国道事務所の担当者のコメントが出ておりましたが、東日本台風と同規模の雨量に対応するには堤防の整備だけでは限界がある、ということを指摘している文面でございました。事業をさらに加速していきたいということでございました。 そこで、効果についての質問ですが、今回阿武隈川で行われている国などの緊急治水対策プロジェクトで実施された洪水時の水位を下げるため、あらかじめ川底などを掘って水が流れる面積を広くする河道掘削で、令和元年東日本台風と同規模の洪水に対して家屋の浸水被害の軽減が図られるということですが、水位にするとどのぐらい下がるのかというのが一番の聞きたいところでございます。また、本宮市では1,400棟を超える家屋が浸水しましたが、どのくらい軽減されるのかお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) 今回の緊急治水プロジェクトでございますが、堤防かさ上げと遊水地の整備を行うというふうなことでございまして、国土交通省の福島河川国道事務所からでございますけれども、今回の治水対策、河川全体での整備により効果が上がるということで、本宮地区で整備効果幾らということを示すのが難しいということではございますが、この遊水地を含めましたプロジェクト全体での整備が進めば、東日本台風時の水位より50センチから1メートル程度水位を低下することが見込まれるとの回答をいただいているところでございます。 また、本市でも東日本台風時に1,400戸というふうな多くの家屋が被災されたわけでございますけれども、阿武隈川からの越水というものにつきましては、同規模の台風によりましても、水位が低下することによりまして越水は避けられるというふうなことで聞いておるところでございます。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 確かにその時点からは堤防が整備されまして、安達太良川が今、改修行われて、見るからに頑丈な堤防に変わっているという状況ですが、スーパーコンピューターあたりでシミュレーションはされなかったんですかね。今現在堤防は1メートル50センチ、上がっていますけれども、東日本台風の時点での水位、そこから下がっているわけですから、今、堤防が改修されなくても、そこから先ほど50センチから1メートル下がるということで、大体、1,400棟のうち何百棟は浸水から免れるような、ちょっと話は行ったり来たりしてしまいますけれども、そういうシミュレーションができてもいいのかなと、ちょっと感想で思いました。もちろん越水しないというのは分かりますから、その時点でのどのぐらい下がるかということに関してということなんですね。 阿武隈川上流流域治水協議会は、戦後最大級の洪水などで対応した河川整備について、今後おおむね5年間で現行計画に伴う整備が99%完了するという見通しを明らかにしました。越水してしまった、だけれども、今回河道掘削を行った、遊水地を造ったということで、当然、今現在は越水しないということなんですけれども、そこの時点の水位からするとどのぐらい下がったというのが、先ほど50センチから1メートルという回答がございましたので、そういうことなんでしょう。 また、福島河川国道事務所は工事の効果を検証し、地域の理解を得ながら事業を推進したいということでございます。 そこで、(2)の質問ですが。
○議長(
三瓶裕司君) 市長。
◎市長(高松義行君) 先ほど、流域治水で考えていますから、ですから、まだ浜尾遊水地以外の遊水地は完成していないんですよね。ですから、全部終わった段階でそれだけ下がるというふうなことですよね。ですから、そこについてはまだ完成に至っていないという考え方をしていただきたいと。本宮市についてどうこうというより、先ほどから部長の説明にあるように、流域としてどうやって守っていくかという考え方が、今の主流の考え方です。 ですから、役所としては、今残っている安達太良川のJRとの正常な高さまでというか、計画高までしっかり造っていく、そのこと、それから、豪雨の際に、しっかりと地域に住んでいる方々の避難を呼びかける、このことを忘れてはいけないと。あくまでも国交省は遊水地の完成を見て、それだけ低下するというふうに見ているということでございます。 それから、大変申し訳ございません。冒頭に越水をしてしまって、7名の命と多くの方々の被災がございましたこと、改めましてお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。今後も治水対策、ソフト面でしっかりと市民の皆様方との危機感の共有をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 今、市長からもご答弁ありました。私も、それは5年後ぐらいまで遊水地の整備がかかるということで認識しております。ですが、今回の遊水地を造った、河道掘削した、それで、東日本台風時点の雨量を考えながら阿武隈川の水位がどのぐらい下がったというのは、私は計画の段階でシミュレーションしているんじゃないかなと思ったものですから、その辺をお伺いしました。堤防が整備されて上がらないということは、もう何よりなんですけれども、今回の河道掘削という、遊水地計画というのは、どの程度効果があるのかというのは、確かに東日本台風はもう再現できませんが、今後、それ以上の雨量も考えられるということを考えながら、(2)の質問に移りたいと思います。 (2)弁天公園の掘削は川の構造上必要だと考えますが、今回、もしくは過去に検討は行われたか、お伺いしたいと思います。 先ほどの部長の話にもございましたが、弁天の河道掘削は約9万立方メートル、実施されました。曲がりくねった川の流れに妨げとなっている弁天公園の掘削の検討は、過去に行われたか、お伺いします。また、過去に行われていた場合、検討結果で弁天公園掘削の効果はどのようなものかお伺いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) 現在の阿武隈川の改修につきましては、平成19年の国土交通省が策定いたしました河川整備計画に基づいて実施しております。この中では、弁天公園の掘削について、河川整備計画では検討はされていないというふうな状況でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 過去にも行われなかったんでしょうか。お伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) 河川の流れる水、こちらを確保するために、まず、河川区域内での断面確保ということで河道掘削、こちらが計画されまして実施をされております。河川区域外であります弁天公園の部分の掘削を行わなくても、この当初の計画の河川断面を河道掘削によって確保できることから、そのような計画の検討はされていないという状況でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 以前から、弁天公園の掘削というのが市民の間から聞こえてくるんですね。いろんな方からご意見を伺いますけれども、あれだけ横にくねった土地、川の流れですね、あそこを真っすぐにすれば、もっと川の流れがよくなるというのは、もう素人でも分かると思うんですね。これはいろんな方から聞いた話ですけれども、下流の市町村で水害が起こるから弁天掘削は行われないんだという話とか、弁天公園は岩山だから掘削が大変だとか、そういうお話がいろいろ聞こえてきました。 もう一度伺いますけれども、過去にも行われていない、行う、さっきシミュレーションという話がありましたけれども、そういう話はなかったんでしょうか。例えば、あそこを真っすぐにしたら二本松市とか福島市、伊達市、丸森町や岩沼市、そちらのほうに影響があるからやらないんではないかという話もちょっと聞こえてくるんですが、全くそういう話はなかったんですか。
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) 弁天公園の部分の下流であります和田地区、こちら、阿武隈川が狭窄部となっております。仮にこの弁天公園の部分を掘削したといたしましても、この狭窄部で水がたまるということで、本宮地区にこの河川の水が滞留するということになりますので、下流の市町村に配慮してこの事業を行わないということではないというふうなことで、国土交通省から確認を取っておるところでございます。 〔「過去にあったかどうか」と言う人あり〕
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) 過去にでございますが、平成16年に弁天の築堤事業を行った際でございますけれども、関係者の皆様から同じようなご質問をいただきまして、国土交通省からは、先ほど私が申し上げたような内容でご説明をしたところでございます。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 今、和田地区というお話がありましたが、今回治水プロジェクトで和田地区の狭窄部、そちらの治水対策も行われる予定というふうに伺っています。これは今、進捗が10%、3月末時点だと思うんですが、10%程度、狭窄部の治水対策も実際、今後行われるという予定を聞いております。 弁天公園の掘削をしたら本宮市が水害にならないんじゃないかという話は、都市伝説みたいに皆さんがお話ししているところです。度重なる水害に見舞われた市民の皆さんからは、本宮市は下流の市町村の遊水地ではないと、言い方が正しいかどうかはあれなんですが、そういうお話が聞こえてきています。実際、私も何とも、そこを真っすぐにしたら水害が起こらないんだというのは、もう言えないんですけれども、間違いなく水の流れはよくなるんではないかなと思っています。 それを踏まえて、(3)の弁天公園うらの土地盛土計画の内容についてお伺いします。 令和2年7月の議会全員協議会において、阿武隈川弁天地区大規模側帯事業の説明がありましたが、説明では、弁天公園うらの阿武隈川の、先ほどもお話しありましたけれども、9万立方メートルの河道掘削を行い、同じく弁天公園うらのあぶくま憩いの家の東側、東下に堤防、たしか、そのときの説明では、堤防強化として暫定堤防の内側に約5万平方メートルの大規模側帯を造る、高さは1.5メートルから2メートル弱上げるということでしたが、正確な計画の概要、期間、完成後の利用目的についてお伺いしたいと思います。
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) 弁天地区の側帯でございますが、令和2年7月に全員協議会のほうでご報告させていただいております。その後、国土交通省で測量等を実施いたしまして、面積といたしましては約4万2,000平方メートルということで、今検討しております。ただいま用地の取得協議を行っておりまして、9割程度の用地については取得を完了したというような状況でございます。 今後でございますが、河道掘削を行いまして、現在市内に仮置き中の河道掘削の土砂につきまして、今月より一部搬入を始めていきたいというふうなことで、国道交通省のほうから連絡をいただいております。また、この側帯の今後の利用につきましては、河川防災ステーション的な資材の備蓄、または、地元自治体によります公園等の占用という様々な選択肢があるということでございますので、今後国土交通省のほうと協議をいたしまして、どのような形で利用していくか、調整してまいりたいと考えているところでございます。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 今、完成後の防災ステーション、備蓄倉庫等々お話しありましたけれども、あの場所は大規模側帯、高さ1.5メートル程度では、恐らく水は上がります。恐らくですよ。私、今回、災害記録誌、これいただいたんですけれども、昭和61年の8.5水害、そのときの写真が一面に出ているんですけれども、あそこはもう水の中に入っているような状況でした。利用目的で防災ステーション、備蓄倉庫ということであれば、もっと土盛りをしないと、いつまでもちょっと難しいんではないかなというふうに、今お伺いしました。 今、地権者の説明会等々で買収が9割進んでいるということだったんですけれども、説明会の内容について、またどのような質問や意見が出ていたのか、あと1割の方が地権者で、まだ買収終わっていないということなんで、その方たちの意見とかが何か出ていたのか、ちょっとお伺いします。
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) ただいま議員から堤防の高さのお話がございましたが、既存の堤防につきましても1.5メートル上げまして、そこから側帯というふうな形でございますので、現計画で水の上がる心配はないというふうなことで、国土交通省のほうからは連絡をいただいているところでございます。 説明会の内容、また、関係者の皆様からのご意見でございますけれども、今後の利用についてどのような形で進めていくのかというふうなご意見、さらには未契約の方、何人かいらっしゃいますけれども、土地の価格に対する関係、さらには代替地の問題というふうなことで、まだ全ての契約に至っていないというような状況でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 大規模側帯の計画が進んで完成した場合は、水害対策に効果が期待される、私の個人的な意見かもしれませんが、弁天公園掘削はできにくくなってしまうのではないかと思いますが、その辺いかがですか。
○議長(
三瓶裕司君) 建設部長。
◎建設部長(永田達也君) 国土交通省では、弁天公園の掘削は行わないというふうなことで、今回こちらを側帯として整備するというふうなことでございます。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 私、何でこんなにしつこく弁天公園、掘削申し上げるかというと、弁天公園近くの行政区だと、9区東の百日川と阿武隈川の合流箇所、ちょうどカーブの始まりところの、最近、新しい市で販売した土地に住宅が建っていると思うんですけれども、かなり住宅がどんどん建っている状況なんです。ただ、私、あぶくま憩いの家に避難していて、雨がやんで下がってきたときに、そこの堤防のすぐ脇に、堤防があって、道路なんですけれども、そこの堤防の上から、私、手を出せば届くぐらい、届きはしないと思うんですが、大体50センチぐらいまでの水位が上がっていたということを、私だけじゃなくて、同じく避難していた方が確認しているため、その辺で、もうちょっと流れをよくしたら、その辺が救われるんではないかなと思って申し上げました。 弁天公園掘削の件は計画にはないということなので、この辺で質問を終わらせていただきます。 では、2番目の火災時の防災無線放送についてお伺いいたします。 (1)火災時の防災無線で火災現場の情報が放送されなくなった理由についてお伺いいたします。 県下一の消防団をたたえる福島民報社の民報金ばれんが、令和4年度、本宮市消防団に今月4日に送られました。令和元年の台風19号で阿武隈川が浸水し、安達太良川の堤防が決壊するなど、甚大な被害が発生した中で、河川付近地域に住む住民に避難を呼びかけ、安全確保に努め、内水氾濫や河川の水位が上昇した際は消防ポンプでの排水作業を行い、水害発生後は被災地復旧のため、被災施設周辺や道路の清掃、土砂の撤去作業に取り組まれ、延べ1,355人が出動されたそうです。 日頃の予防消防活動や水防技術の向上のために行われている夏祭りの舟こぎ競争で、市民の水害に対する防災意識の高揚を図るなど、地道な活動が評価されたことに対しまして、感謝とともに敬意を表したいと思います。 そこで最初の質問ですが、火災時に防災無線で以前の火災現場の情報が放送されなくなったと思いますが、現在の放送の状況や情報が放送されなくなったとすれば、その理由は何かお伺いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 市民部長。
◎市民部長(馬場広元君) まず、火災時において防災行政無線の放送を行わなくなった経過をご説明を申し上げます。 町村合併後の防災行政無線は、システムを改修するまで旧町村のそれぞれのシステムを活用しておりました。その間、旧本宮町のエリアにおいては、消防団員への個別受信機により、また、旧白沢村のエリアでは、屋外放送により火災発生情報を周知してございました。その後、システム改修を機に、防災行政無線により火災情報の放送を行わず、火災発生の際は、消防団員への個別メールにより通知し、対応を図ってきたというのが経過でございます。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 市長。
◎市長(高松義行君) 白沢地区は防災無線で合併までやっていました。本宮町はその前からやっていません。何でやらなかったか、やじ馬の人たちが多くて、消火活動に非常に邪魔になったということで、やめようというふうなこと、ですから、もう20年近く本宮町はやっていないということであります。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 今、部長と、あと市長のほうからデメリット、デメリットというか、やめた理由をお伺いしました。やっぱりやじ馬による消火活動の妨げ、あとは新システム等々によって消防団員に個別メールを送信していると。私も今の防災無線の前の防災無線ですかね、あの辺は消防団に入っていたので、消防団の個別メールというのは受信していた経過があって、あまり感じなかったんですね。ですが、最近、やっぱり昔の放送って、住所と名前の何とか宅まで言っていたと思うんですよ。それはそれなりにメリットもあったんではないかなと。 ここ近年、私の住まいのある消防団第2分団管内で、2件の火災が発生しました。広域消防車のサイレンが近いので外に出てみても、火災が山陰なんでどこで発生しているか分からずに、安達地方広域行政組合消防本部情報センターに電話して確認したんですが、なかなかつながらないと。ようやくつながってはみたんですが、そのときに、知人や高齢世帯や独り暮らしのいる親戚の近所であれば、すぐ駆けつけて確認するというケースがあると思うんですね。歩いていける距離だったらまだしも、車で出かけるケースがほとんどだと思います。この行動が消火活動の妨げになるのでは、情報提供されない場合のデメリットになってしまうのではないかなと思うんですね。 (2)の質問なんですが、以前のように火災現場の情報を放送してはということで、私が考える火災現場の情報を放送するメリットは、次の2点が考えられると思います。 まず、1点目は、火災現場の情報を放送して現場近隣住民に危機感を持ってもらって、それが避難準備行動につながるのではないか。2点目は、情報提供することにより、地元の分団OBの皆さんや自主防災組織の方々が、消火栓や水利の場所をほかの分団の方に知らせる、そういうふうな協力ができるのではないか。それが早期消火につながると考えますが、市のお考えをお伺いいたします。
○議長(
三瓶裕司君) 市民部長。
◎市民部長(馬場広元君) まず、火災が発生しているということを火災現場のお近くにおられる住民に知らせるということは、早期避難行動につながるというふうには思ってございますが、今現在、屋外放送で、個人情報の観点もありまして、地内を知らせることはできても、個人のお名前を知らせることが非常に難しい状況にございます。 その中で、やはり近隣にお住まいの方の避難の誘導につきましては、これはやはり初動の消防職員が一番早く分かるわけですから、その現場状況を把握して、消防団の連携の下、安全が確保できるというふうに、私どものほうでは考えております。 先ほど、市長からもありましたように、一斉に知らせてしまいますと、どこだどこだというふうになってしまいまして、一般の方、火災見物人という方が道路を塞いでしまったり、逆に車両の妨げで緊急車両が遅れたり、あとはまた、見に来て交通事故に遭ったりというふうな二次被害がございます。 なので、今の現在の仕組みということで、火災対応に当たってまいりたいというふうに考えてございますし、いち早く消火水利につながるという形をOBの方の話もございましたが、これにつきましては、本部のほうが消火栓とか消火水利のほうを指示しまして、どこどこの分団はどこどこにつけとか、そういう無線でやりとりをしてございます。 なお、地元分団、消火栓、水利、分かりますので、他の分団のほうにも指示をしてございます。さらには消防団においては南消防署と連携を図りながら、中継送水訓練などを行っておりますので、こういった訓練の中で水利の早期確保について確認のほうを行いながら、早期の消火に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 今、部長のほうから、消防団員の方々に本部のほうから指示があるということだったんですが、実際、前回の亡くなった方がいらした火災、あのときはやはり近くのOBの方が、消防団員が水利を探してうろうろしているという指摘がちょっとありました。なので、今回、前に情報をもっと詳しく示してもらえないかというご意見がありました。それで、今回お話をした次第でございます。 確かにやじ馬による消火活動の妨げ、これは本当に重大な事象だと思います。火災の放送の際にやじ馬は集まるなと、そういうふうな呼びかけをしていただきたいなと思います。逆効果ですかね。 今後、ますます市民の安全・安心を守っていくために、ご検討を重ねていただくようご期待をして、質問を終わりたいと思います。
○議長(
三瓶裕司君) 市長。
◎市長(高松義行君) 申し訳ありませんが、防災無線での放送は今までどおりしないということで、ご理解をいただきたいと思います。 また、消防団OBの皆様方のご協力という点については、これも防災無線をしないといった同じ時期からずっと議論を重ねてまいりました。なかなか保険にも入れません。消火活動の手伝いって、どこまですればいいのかというふうなこともあります。一線を引かなければならないというふうなこと、それで、一歩引いた中で防災・減災のアドバイスをいただくということ、これは大いに歓迎であります。しかしながら、その現場に入って作業をするということは、極力というか、絶対やめてほしいというふうに思っておりますので、その辺はご近所の方の声ですとか、さっきの堤防の話についても、地域の方、大切にしていきたい気持ちは私も一緒です。ただ、確固たるエビデンスと、今までやってきたことの中での積み上げというふうなこと、これも行政側はある程度経験を積んでの判断をしている、間違っていることは真摯に受け止めます。しかしながら、この防災無線につきましては、どうかご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君。
◆6番(斎藤雅彦君) 以上で質問を終わります。
○議長(
三瓶裕司君) 6番、斎藤雅彦君の一般質問を終わることにいたします。 以上をもちまして本日の一般質問を終わることにいたします。 お諮りいたします。 本日の一般質問はこれをもって終了とし、日程第6日、6月13日は通告6番の一般質問から行いたいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
三瓶裕司君) 異議ありませんので、日程第6日は通告6番の一般質問から行うことにいたします。
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△散会の宣告
○議長(
三瓶裕司君) 以上をもちまして本日の議事日程を終了いたします。 これをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。
△散会 午後2時43分...